説明

多孔性炭素繊維の製造方法

【課題】環境親和的、かつ低コストの天然高分子である澱粉を利用して多孔性炭素繊維を製造する方法を提供する。
【解決手段】多孔性炭素繊維の製造方法は、澱粉を加工してゲル化された澱粉溶液を製造する段階と、前記澱粉溶液に有機酸を添加して有機酸添加の澱粉溶液を製造する段階と、炭素ナノチューブを溶媒にて溶解させた後、繊維成形性高分子を添加して炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、前記澱粉溶液と、前記炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液をさらに混合して、炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、前記炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を電気紡糸法又は湿式紡糸法によって澱粉複合繊維を製造する段階、及び前記澱粉複合繊維を酸化熱処理した後、炭化処理と、真空熱処理する段階によって多孔性炭素繊維を製造する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、環境親和的でかつ低コストの天然高分子である澱粉を利用して澱粉複合繊維を製造し、この澱粉複合繊維を酸化熱処理した後、炭化処理、真空熱処理によって多孔性炭素繊維を作製する方法に関する。本発明による多孔性炭素繊維は、電解質浸透の容易な細孔(pore)構造であるメソ細孔(Mesopore)を多量に含有するので、蓄電容量の大きい電極を製造することに適合である。
【背景技術】
【0002】
超高容量のスーパーキャパシターの電極材料に関する研究は、1980年代初から日本で活性炭素を利用する超高容量のキャパシターを常用化するまでに至っている。しかし、現段階においては、実質的に技術的限界に到り、金属酸化物の電極は、米国と日本を中心に研究開発が進行されているとともに、超高容量キャパシターの電極材料に使用する炭素ナノチューブの複合材料に関する研究も現在のところ、米国、日本など先進国を中心に活発に進行されている。前記の研究においては、炭素ナノチューブ自体を電極材料として使用するか、または、炭素ナノチューブの複合材料を製造することに集中されている。前記の炭素ナノチューブの複合材料は、炭素ナノチューブを従来の超高容量キャパシターの電極材料として広く使用されている活性炭素と混合して製造する方法、または、炭素ナノチューブにRuOまたはIrOのような金属酸化物、またはポリアニリンのような伝導性高分子を蒸着させて製造することもできる。
【0003】
なお、低コストの活性炭素を利用する電気二重層スーパーキャパシター用電極材料の作製に対する研究が活発に進行されている。しかし、今なお活性炭素を利用する炭素ナノチューブ複合材料による電極の単位重量当りの容量は、既存の金属酸化物(700F/g)と導電性ポリマー(500F/g)の値に比べてかなり低いレベルである。したがって、活性炭素を利用する炭素ナノチューブ複合材料による電極の単位重量当りの容量を画期的に増大させることがこれからの解決すべき核心的な課題となっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術において解釈すべき前記の課題を鑑みて、電解質の浸透が容易なメソ細孔を多量に含有する多孔性炭素繊維の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するために、(a)澱粉を加工してゲル化された澱粉溶液を製造する段階と、(b)前記ゲル化された澱粉溶液に有機酸を添加して有機酸添加の澱粉溶液を製造する段階と、(c)炭素ナノチューブを溶媒にて溶解させた後、繊維成形性高分子を添加して、炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、(d)前記(b)段階の澱粉溶液と、前記(c)段階の炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液とをさらに混合して、炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、(e)前記炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を電気紡糸法または湿式紡糸法によって澱粉複合繊維を製造する段階、及び(f)前記澱粉複合繊維を酸化熱処理した後、炭化処理と、真空熱処理によって多孔性炭素繊維を製造する段階とを含む多孔性炭素繊維を製造する方法を提供する。
【0006】
また、本発明は、前記の多孔性炭素繊維を電気化学用電極の製造に使用する方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の方法によって製造された多孔性炭素繊維は、比表面積が大きく、且つ蓄電容量が大きい優秀な電気化学的性質を有する。また、本発明の多孔性炭素繊維は、平均直径が5〜10nmであるメソ細孔を多量含有することによって、電解質の浸透が容易になるため、大容量スーパーキャパシターの電極材料として好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の多孔性炭素繊維の基本概念図である。
【図2】(a)は本発明の澱粉複合繊維の走査電子顕微鏡の写真図であり、(b)は(a)を拡大した電子顕微鏡の写真図である。
【図3】10nmサイズのメソ細孔を有する多孔性炭素繊維の走査電子顕微鏡の写真図である。
【図4】10nmサイズのメソ細孔を有する多孔性炭素繊維の印加電圧による放電電流密度を示したグラフである。
【図5】(a)は白金ナノ粒子がコーティングされた多孔性炭素繊維の走査電子顕微鏡の写真図であり、(b)は白金ナノ粒子がコーティングされた多孔性炭素繊維のEDAX分析結果図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の多孔性炭素繊維の製造方法を詳細に説明する。
まず、前記の多孔性炭素繊維の製造工程は、(a)澱粉を加工してゲル化された澱粉溶液を製造する段階と、(b)前記ゲル化された澱粉溶液に有機酸を添加して有機酸添加の澱粉溶液を製造する段階と、(c)炭素ナノチューブを溶媒にて溶解させた後、繊維成形性高分子を添加して炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、(d)前記(b)段階の澱粉溶液と、前記(c)段階の炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液とをさらに混合して、炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、(e)前記炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を電気紡糸法(エレクトロスピニング法)または湿式紡糸法によって澱粉複合繊維を製造する段階、及び(f)前記澱粉複合繊維を酸化熱処理した後、炭化処理と、真空熱処理によって多孔性炭素繊維を製造する段階とを含む。前記の方法によって製造された本発明の多孔性炭素繊維の基本概念図を図1に模式的に示す。
【0010】
前記(a)段階における澱粉の加工は、澱粉を100〜150℃で加熱した後、常温で冷却させる。このときの前記澱粉は、結晶質と非結晶質の構造がナノサイズで交代に積層されている。したがって、メソ細孔を多量含有する多孔性炭素繊維を製造するためには、澱粉をゲル化させる段階が必須である。
【0011】
前記(b)段階において添加する有機酸は、例えば、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸及びp−アミノベンゼンスルホン酸で構成された群から選択することができる。前記の有機酸は、1種または2種以上の有機酸を混合して使用することができる。
【0012】
前記(c)段階における溶媒は、例えば、水、エタノール、メタノール、ジクロロメタノール、イソプロパノール、アセトン、ヘキサフルオロ−イソプロパノール(HFIP)、イソプロパノール及びアセトンで構成された群から選択することができる。前記の溶媒は、1種または2種以上の溶媒を混合して使用することができる。
【0013】
また、前記(c)段階における繊維成形性高分子は、例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリカーボネート、ポリ乳酸、ポリビニルカルバゾール、ポリメタクリレート、セルロースアセテート、コラーゲン、ポリカプロラクトン及びポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)で構成された群から選択することができる。 前記繊維成形性高分子は、1種または2種以上の繊維成形性高分子を混合して使用することができる。
【0014】
また、前記繊維成形性高分子は、前記澱粉に対して、澱粉:繊維成形性高分子=5:5〜8:2の質量比で添加することが好ましい。
次いで、前記(f)段階における酸化熱処理は、150〜300℃の温度条件下で実施することができ、また、前記炭化処理は、真空または不活性ガス雰囲気下、500〜1,400℃で実施することができる。また、前記(f)段階の真空熱処理は、1,400〜2,200℃の温度条件下で実施することができる。ここで、前記(b)段階において有機酸を添加する段階を経た澱粉複合繊維は、前記酸化熱処理及び真空熱処理耐熱性を有するとともに、炭化処理によって炭化の速度が促進される。
【0015】
このようにして作製された前記多孔性炭素繊維は、平均直径が5〜10nmのメソ細孔を多量に含有することになる。
【0016】
また、本発明は、前記の多孔性炭素繊維を含むフェルトを提供することができる。
【0017】
また、前記の多孔性炭素繊維を含む超高容量のスーパーキャパシター用電極を提供する。
【0018】
また、前記の多孔性炭素繊維を含む燃料電池用電極を提供する。
【実施例】
【0019】
以下、本発明の内容を好適な実施例を通じてより具体的に説明する。ただ、これらの実施例は本発明をより詳細に説明するためのことであって、本発明の権利範囲がこれらによって限定されない。
【0020】
実施例1.澱粉複合繊維の作製
まず、水30mlに澱粉2gを溶解させた後、100〜150℃の温度範囲で煮た。前記のようにして煮上げた澱粉を常温で冷却させた後、インキュベーターで低温保管(5℃)することによってゲル化した澱粉溶液を得た。その後、ゲル化された澱粉溶液に有機酸であるp−トルエンスルホン酸を0.2mmol添加して、有機酸が添加された澱粉溶液を作製した。
【0021】
次いで、水20mlに炭素ナノチューブ0.02gと分散剤としてのNaDDBS0.02gを添加した後、超音波処理によって均質に混合させた。ここで、前記の澱粉は難繊維成形性であるため、電気紡糸段階を経て澱粉複合繊維を作製するためには、NaDDBSのような分散剤を添加しなければならない。その後、繊維成形性高分子としてPVA(Polyvinyl alchol)2gを前記混合物に添加して、炭素ナノチューブ・PVA含有溶液を作製した。
【0022】
次いで、前記ゲル化された澱粉溶液に、前記炭素ナノチューブ・PVA含有溶液を混合して、炭素ナノチューブ・澱粉・PVA含有溶液を作製した。前記の炭素ナノチューブ・澱粉・PVA含有溶液の粘度は300〜1,500cPを示した。
次いで、前記炭素ナノチューブ・澱粉・PVA含有溶液を注射器内に収容して、高電圧(10〜30kV)を加えた後、紡糸ノズルを通じて紡糸させることによって澱粉複合繊維を作製した。前記紡糸ノズルと紡糸口との距離は15〜20cmであった。
【0023】
図2は、前記のようにして作製された澱粉複合繊維の走査電子顕微鏡(SEM)の写真図である。(a)は、前記の澱粉複合繊維の走査電子顕微鏡の写真であり、(b)は(a)を拡大した走査電子顕微鏡の写真である。
【0024】
実施例2.多孔性炭素繊維の作製
前記実施例1において作製された澱粉複合繊維を150〜300℃の温度範囲で酸化熱処理して安定化させた。その後、真空または不活性ガスの条件下500〜1,400℃の温度範囲で炭化させて、多孔性炭素繊維を作製した。
【0025】
次いで、1,400〜2,200℃の温度範囲で真空熱処理して、最終的に平均10nmの気孔サイズを有する多孔性炭素繊維を作製した。前記の温度範囲で作製された多孔性炭素繊維の比表面積は、320m/gで480m/gの範囲を示した。
【0026】
図3は、10nmのメソ細孔を多量に含有する多孔性炭素繊維の走査電子顕微鏡の写真図である。
【0027】
実施例3
前記実施例2において作製された多孔性炭素繊維を横、縦、それぞれ1cmずつ切断して電気二重層スーパーキャパシター比蓄電(specific capacitance)容量を測定した。前記多孔性炭素繊維自体を電極として使用し、1mol硫酸水溶液を電解質として使用した。充放電電圧は、0.0〜0.5V範囲であり、C=I(△V)/(△t)によって比蓄電容量を計算した結果、比蓄電容量は170F/gであった。
【0028】
図4は、前記の多孔性炭素繊維の印加電圧による放電電流密度を示したグラフ図である。前記グラフの形態は理想的な長方形形状(角胴形:rectangular shape)と殆ど類似であった。
【0029】
実施例4.白金ナノ粒子がコーティングされた多孔性炭素繊維の作製
実施例2において作製された多孔性炭素繊維フェルトを横、縦、それぞれ1cmずつ切断した後、白金ナノ粒子をスパッタリング(sputtering)した。その結果、白金ナノ粒子がコーティングされた多孔性炭素繊維を得た。
【0030】
図5の(a)は、前記の白金ナノ粒子がコーティングされた多孔性炭素繊維を示した走査電子顕微鏡写真である。また、実施例4において作製された多孔性炭素繊維をEDAX分析(エネルギー分散型X線解析による元素分析)した結果を、図5の(b)に示した。前記(b)のEDAX分析結果から、炭素繊維の表面に白金ナノ粒子がコーティングされていることを確認することができる。
【0031】
前記の各実施例においては、電気紡糸法によって実験したが、電気紡糸法の代りに湿式紡糸法も使用することができる。
【0032】
上述のように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当技術分野の当業者であれば、請求範囲記載の本発明の思想及び領域の範囲内で本発明を多様に修正または変更させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、難繊維成形性である澱粉を利用して多孔性炭素繊維を製造する。従来の繊維成形性であるPAN系高分子またはPitch系高分子を利用して炭素繊維を製造することと比較するとき、本発明の多孔性炭素繊維は高比表面積であり、高蓄電容量の優秀な電気化学的性質を有する。
【0034】
さらに、本発明は、環境親和的でかつ低コストの難繊維成形性天然高分子である澱粉を電気紡糸法または湿式紡糸法を使用して炭素繊維を製造する方法を提供する。また、炭化工程を制御することによって、平均直径が10nmサイズのメソ細孔を多量に含有する多孔性炭素繊維を製造することができる。その結果、本発明の多孔性炭素繊維は、電解質の浸透が難しい構造のマイクロ細孔(直径が1nm以下)を多量含有する従来の活性炭素繊維の有する限界を克服することができる。
【0035】
本発明による多孔性炭素繊維は、高い比表面積、高い電気伝導率の特性を有する素材が要求される超高容量のスーパーキャパシター用電極のみならず、燃料電池用電極にも応用されることができるため、産業上利用可能性が大きい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)澱粉を加工してゲル化された澱粉溶液を製造する段階と、
(b)前記ゲル化された澱粉溶液に有機酸を添加して有機酸添加の澱粉溶液を製造する段階と、
(c)炭素ナノチューブを溶媒にて溶解させた後、繊維成形性高分子を添加して炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、
(d)前記(b)段階の有機酸添加の澱粉溶液と、前記(c)段階の炭素ナノチューブ・繊維成形性高分子含有溶液をさらに混合して、炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を製造する段階と、
(e)前記炭素ナノチューブ・澱粉・繊維成形性高分子含有溶液を電気紡糸法または湿式紡糸法によって澱粉複合繊維を製造する段階、及び
(f)前記澱粉複合繊維を酸化熱処理した後、炭化処理と、真空熱処理によって多孔性炭素繊維を製造する段階とを含むことを特徴とする多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項2】
前記(a)段階における澱粉の加工は、澱粉を100〜150℃で加熱した後、常温で冷却させることを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項3】
前記(b)段階における有機酸は、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸及びp−アミノベンゼンスルホン酸で構成された群から選択される少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項4】
前記(c)段階における溶媒は、水、エタノール、メタノール、ジクロロメタノール、イソプロパノール、アセトン、ヘキサフルオロ−イソプロパノール(HFIP)、イソプロパノール及びアセトンで構成された群から選択される少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項5】
前記(c)段階における繊維成形性高分子は、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリカーボネート、ポリ乳酸、ポリビニルカルバゾール、ポリメタクリレート、セルロースアセテート、コラーゲン、ポリカプロラクトン及びポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)で構成された群から選択される少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項6】
前記繊維成形性高分子は、前記澱粉に対して、澱粉:繊維成形性高分子=5:5〜8:2の質量比で添加することを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項7】
前記(f)段階における酸化熱処理は、150〜300℃で実施されることを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項8】
前記(f)段階における炭化処理は、真空または不活性ガス雰囲気下、500〜1,400℃で実施することを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項9】
前記(f)段階における真空熱処理は、1,400〜2,200℃で実施することを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項10】
前記多孔性炭素繊維は、平均直径が5〜10nmであるメソ細孔を多量に含有することを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭素繊維の製造方法。
【請求項11】
請求項1〜請求項10の中から選択されたいずれか1項の方法によって製造した多孔性炭素繊維。
【請求項12】
請求項11の多孔性炭素繊維を含むフェルト。
【請求項13】
請求項11の多孔性炭素繊維を含むことを特徴とする超高容量のスーパーキャパシター用電極。
【請求項14】
請求項11の多孔性炭素繊維を含むことを特徴とする燃料電池用電極。

【図1】
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【図4】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−255127(P2010−255127A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−104024(P2009−104024)
【出願日】平成21年4月22日(2009.4.22)
【出願人】(592127149)韓国科学技術院 (129)
【氏名又は名称原語表記】KOREA ADVANCED INSTITUTE OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
【住所又は居所原語表記】373−1,Gusung−dong,Yuseong−ku,Daejeon 305−701 KR
【Fターム(参考)】