説明

密封チャック付ガゼット袋及びその製造方法

【課題】密封チャックの密封性能を維持しながら、横マチ部の位置調整を正確、且つ容易に調整することができる密封チャック付ガゼット袋及びその製造方法を提供する。
【解決手段】密封チャック3の下方に平行に配置される帯状シール片50が長手方向に沿って二つ折りされ、下端部が開口する位置決めシール5を形成する。該位置決めシール5の内部に挿入された横マチ部4の上端部の位置を該位置決めシール5によって位置決めする。該位置決めシール5が横マチ部4と共に後面フィルム2に溶着する。横マチ部4を構成する帯状フィルム30が長手方向に沿って折りたたまれると共に、長手側縁が溶着された筒状を成す横マチ用筒体40を形成する。該横マチ用筒体40を長手方向に沿って二分割して前記横マチ部4を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂製のガゼット袋に密封チャックを備えた密封チャック付ガゼット袋及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、開口部に密封チャックを設けたガゼット袋が種々提案されている。この種のガゼット袋は、側面に設けた横マチ部が広がるので収納容量が増大し、また、開口部に設けた密封チャックによって袋体を密封できるので様々な用途に使用されている。
【0003】
ところが、この種のガゼット袋は、開口部に設けた密封チャックの端部と横マチ部の上端部とが近接することになるので、これら横マチ部の上端部と密封チャックとの位置合わせや溶着処理を、いかに合理的に行えるかが製造上、重要な課題になっていた。そこで、特許文献1乃至3に記載のガゼット袋が提案されている。
【0004】
特許文献1のガゼット袋は、後面フィルムの開口位置まで横マチ用シートを延長形成し、この横マチ用シートの上に、敢えて密封チャックを直交するように重ねて溶着するものである。こうすることで、横マチ用シートの上端部の位置を密封チャックの下に合わせる調整作業が必要なくなり、製造工程が容易になるというものである。
【0005】
特許文献2のガゼット袋では、V字状に折り込まれた筒状ガゼット体(横マチ部)を予め設けておき、この筒状ガゼット体の上端部を斜めにカットし、このカット部をジッパー(密封チャック)がわに配置している。このような構造によると、ジッパーの溶着部分から逃れるように筒状ガゼット体を配置することが可能になる。
【0006】
特許文献3のガゼット袋は、密封チャックを備えたチャック付シールテープを形成し、該チャック付シールテープのチャック部分より下に位置するテープ部分で、横ガゼット(横マチ部)の上端部分を被覆接着している。こうすることで、密封チャックと横ガゼットとを同時に固定することができる。
【特許文献1】特許第2844442号公報
【特許文献2】特許第3416430号公報
【特許文献3】特許第3689478号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、横マチ部と密封チャックとをいかに位置合わせするかについて様々な工夫がなされているが、各特許文献には、それぞれ新たな課題を有するものであった。
【0008】
特許文献1では、横マチ部を構成するマチ用シートの上端部に、密封チャックを重ねて溶着するので、密封チャックの溶着部分に段差が生じることになる。したがって、この段差に隙間が生じ易くなり、密封チャックの密封性能に課題を残していた。また、密封チャックと横マチ部との重合部分の強度が他の部分よりも強くなるので、密封袋として柔軟性が欠ける不都合もある。
【0009】
特許文献2は、予め設けておいた筒状ガゼット体(横マチ部)のカット部分をジッパー(密封チャック)から逃れるように配置するので、この筒状ガゼット体の配置位置を調整する作業が必要になる。しかも、筒状ガゼット体の上端部を予め斜めにカットする工程が必要になるなど、製造工程を簡略化することにはなっていない。
【0010】
特許文献3は、チャック付シールテープのチャック部分より下に位置するテープ部分で、横ガゼット(横マチ部)の上端部分を被覆接着するので、横ガゼットの上端部分の配置位置を極めて正確に調整する作業が必要になる。したがって、この調整作業に多くの手間を要する。
【0011】
そこで、本発明は上述の課題を解消すべく案出されたもので、密封チャックの密封性能を維持しながら、横マチ部の位置調整を正確、且つ容易に調整することができる密封チャック付ガゼット袋及びその製造方法の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の手段は、合成樹脂製袋体の前面フィルム1と後面フィルム2との開口部内側に密封チャック3が溶着されると共に、前面フィルム1と後面フィルム2との左右側縁に一対の横マチ部4が溶着された密封チャック付ガゼット袋において、帯状シール片50が長手方向に沿って二つ折りされた位置決めシール5を形成し、該位置決めシール5が密封チャック3の下方に平行に溶着され、該位置決めシール5の下方から位置決めシール5の間に挿入して位置決めされた横マチ部4の上端部が該位置決めシール5に溶着されると共に、これら位置決めシール5と横マチ部4とが後面フィルム2に溶着されていることにある。
【0013】
第2の手段において、前記横マチ部4は、内面に被接着性樹脂を有し、外面に接着性樹脂を有する横マチ用筒体40が長手方向に沿って二分割されたものであり、該横マチ用筒体40は、帯状フィルム30が長手方向に沿って折りたたまれると共に、長手側縁が溶着されたものである。
【0014】
第3の手段の前記位置決めシール5は、両面に接着樹脂を有する前記帯状シール片50にて屈曲形成されている。
【0015】
第4の手段は、合成樹脂製袋体の前面フィルム1と後面フィルム2との開口部内側に密封チャック3が溶着されると共に、前面フィルム1と後面フィルム2との左右側縁に一対の横マチ部4が溶着された密封チャック付ガゼット袋の製造方法において、帯状のシール部材にて形成された帯状シール片50を長手方向に沿って二つ折りして位置決めシール5を形成し、該位置決めシール5を後面フィルム2に設けられた密封チャック3の下方に平行に配置し、該位置決めシール5の内部に横マチ部4の上端部を挿入して横マチ部4を位置決めした後、後面フィルム2に横マチ部4と位置決めシール5とが一体になるように溶着し、その後、後面フィルム2と横マチ部4とに前面フィルム1を重ねて溶着する製造方法にある。
【0016】
第5の手段は、前記後面フィルム2を形成する帯状フィルム20の前面上部に前記密封チャック3を溶着した後、該密封チャック3の下方に位置決めシール5を平行に配置し、横マチ部4を形成する帯状フィルム30が長手方向に沿って折りたたまれると共に、長手側縁が溶着された横マチ用筒体40を形成し、該横マチ用筒体40を位置決めシール5内に挿入して位置決めされた横マチ部4の上端部を位置決めシール5に溶着し、帯状フィルム20上に横マチ用筒体40を介して、前記前面フィルム1を形成する帯状フィルム10を重合して溶着した後、これら二枚の帯状フィルム10、20を切断して前後面フィルム1、2を形成する際に、横マチ用筒体40を長手方向に沿って二分割して前記横マチ部4を形成する製造方法である。
【0017】
第6の手段において、前記位置決めシール5は、後面フィルム2の密封チャック3の下方に平行に接着した後、該位置決めシール5の内部に横マチ部4又は横マチ用筒体40の上端部を挿入して位置決めすることを課題解消のための手段とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明の請求項1の如く、密封チャック3の下方に平行に溶着された位置決めシール5の下方から位置決めシール5の間に挿入して位置決めされた横マチ部4の上端部が該位置決めシール5に溶着されているので、横マチ部の上端部の位置は、位置決めシール5によって正確、且つ容易に位置決めされている。しかも、密封チャック3に横マチ部4の上端部が重ならないので、高い密封性能を維持する。
【0019】
請求項2のように、横マチ部4は、内面に非接着性樹脂を有し、外面に接着性樹脂を有する横マチ用筒体40を長手方向に沿って二分割することで形成されているので、横マチ部4の溶着作業を容易にすることができる。
【0020】
請求項3のごとく、両面に接着樹脂を有する帯状シール片50にて位置決めシール5が屈曲形成されているので、位置決めシール5と横マチ部4とを後面フィルム2に一体に溶着する作業を簡単に行うことができる。
【0021】
請求項4のごとく、位置決めシール5を後面フィルム2に設けられた密封チャック3の下方に平行に配置し、該位置決めシール5の内部に横マチ部4の上端部を挿入して横マチ部4を位置決めした後、後面フィルム2に横マチ部4と位置決めシール5とが一体になるように溶着する製造方法により、横マチ部4の上端部の位置を正確、且つ極めて容易に調整することができる。しかも、密封チャック3に横マチ部4の上端部が重ならないので、高い密封性能を維持する。また、後面フィルム2に対する位置決めシール5の接着タイミングは、任意に変更できるものであり、例えば、位置決めシール5に横マチ部4を挿入した後、後面フィルム2に接着することも可能になる。
【0022】
請求項5では、帯状フィルム20上に横マチ用筒体40を介して、前記前面フィルム1を形成する帯状フィルム10を重合して溶着した後、これら二枚の帯状フィルム10、20を切断して前後面フィルム1、2を形成する際に、横マチ用筒体40を長手方向に沿って二分割して前記横マチ部4を形成することで、本発明ガゼット袋を合理的に製造することができる。
【0023】
請求項6のごとく、後面フィルム2に位置決めシール5を接着するタイミングは、先に、後面フィルム2の密封チャック3の下方に位置決めシール5を平行に接着した後、該位置決めシール5の内部に横マチ部4又は横マチ用筒体40の上端部を挿入することも可能になる。
【0024】
このように本発明によると、密封チャックの密封性能を維持しながら、横マチ部の位置調整を正確に、且つ極めて容易に調整することができるなどといった産業上有益な種々の効果を奏するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明の最良の形態は、密封チャック3の下方に平行に配置される帯状シール片50が長手方向に沿って二つ折りされ、下端部が開口する位置決めシール5を形成する。該位置決めシール5の内部に挿入された横マチ部4の上端部の位置が該位置決めシール5によって位置決めされ、該位置決めシール5が横マチ部4と共に後面フィルム2に溶着する。横マチ部4を構成する帯状フィルム30が長手方向に沿って折りたたまれると共に、長手側縁が溶着された筒状を成し、内面に被接着性樹脂を有し、外面に接着性樹脂を有する横マチ用筒体40を形成する。該横マチ用筒体40を長手方向に沿って二分割して前記横マチ部4を形成する。両面に接着樹脂を有する前記帯状シール片50にて位置決めシール5を屈曲形成することで、当初の目的を達成するものである。
【実施例】
【0026】
本発明ガゼット袋は、合成樹脂製袋体の前面フィルム1と後面フィルム2との開口部内側に密封チャック3が溶着されたガゼット袋である(図1参照)。すなわち、これら前面フィルム1と後面フィルム2との左右側縁に一対の横マチ部4が溶着されてガゼット袋状を成す。また、本発明ガゼット袋の底部6は、底マチ部6Aが形成されるものでも(図1参照)、底部6がシール6Bされるものでもよい(図2参照)。
【0027】
本発明において、他のガゼット袋と相違する構成は位置決めシール5である(図3参照)。この位置決めシール5は、両面に接着樹脂を有する帯状シール片50が長手方向に沿って二つ折りされて下端部が開口する断面逆V字形状に形成されたものである。そして、密封チャック3の下方に平行に溶着され、この位置決めシール5の下方から内部に挿入された横マチ部4の上端部の位置が、該位置決めシール5によって位置決めされる。更に、この位置決めシール5は、横マチ部4と共に後面フィルム2に一体に溶着されている(図4参照)。
【0028】
一方、横マチ部4は、横マチ用筒体40を長手方向に沿って二分割して形成することができる(図6参照)。この横マチ用筒体40は、内面に被接着性樹脂を有し、外面に接着性樹脂を有する筒体である。この横マチ用筒体40は、帯状フィルム30が長手方向に沿って折りたたまれると共に、長手側縁が溶着された筒状を成す(図5参照)。そして、後面フィルム2と二分割された横マチ部4とに前面フィルム1を重ねて溶着することで本発明ガゼット袋が構成される(図4参照)。
【0029】
本発明ガゼット袋の製造方法は、次の5つの工程を有するものである。第1の工程は、位置決めシール5を形成する工程である。この工程では、帯状のシール部材にて形成された帯状シール片50を長手方向に沿って二つ折りして断面逆V字形状を成した位置決めシール5を形成する(図3参照)。
【0030】
第2の工程は、後面フィルム2に予め溶着している密封チャック3の下方に位置決めシール5を平行に配置し、この位置決めシール5の内部に横マチ部4の上端部を挿入して横マチ部4を位置決めする工程である(図4参照)。
【0031】
密封チャック3は、後面フィルム2を形成する前の帯状フィルム20の前面上部に予め連続状態で溶着しておくことができる(図6参照)。また、横マチ部4の位置決めの際に、後面フィルム2に位置決めシール5を溶着してから横マチ部4を挿入する手段と、位置決めシール5に横マチ部4を挿入した状態で後面フィルム2に溶着する手段とのいずれを選択しても良い。
【0032】
更に、第2の工程において、横マチ部4に替えて横マチ用筒体40を位置決めシール5に挿入して位置決めすることができる(図6参照)。この場合、横マチ用筒体40の製造工程が第3の工程になる。
【0033】
すなわち第3の工程では、帯状フィルム30が長手方向に沿って折りたたむと共に、長手側縁を溶着することで横マチ用筒体40を形成する(図5参照)。この横マチ用筒体40は、前記帯状フィルム20を後述する帯状フィルム10と共に切断して前後面フィルム1、2を形成する際に、同時に横マチ用筒体40を長手方向に沿って二分割することで、横マチ部4を形成するものである。
【0034】
第4の工程は、後面フィルム2に横マチ部4又は横マチ用筒体40と位置決めシール5とを一体に溶着する工程である。このとき、帯状フィルム20に位置決めシール5を予め溶着している場合は、横マチ部4又は横マチ用筒体40の上端部を固定された位置決めシール5の内部に挿入した状態で位置決めシール5を折り重ね、これらを溶着することで、位置決めシール5と横マチ部4等とを一体化する。また、位置決めシール5の溶着を後工程にする場合は、位置決めシール5の内部に横マチ部4又は横マチ用筒体40を重ねた状態で、一度に溶着するものである。
【0035】
第5の工程は、後面フィルム2と横マチ部4とに前面フィルム1を溶着する工程である。この工程で、後面フィルム2の替わりに後面フィルム2用の帯状フィルム20を使用する場合は、帯状フィルム20に前面フィルム1用の帯状フィルム10重ね、これら二枚の帯状フィルム10、20を切断して前後面フィルム1、2を形成する(図6の破線部分)。この場合、帯状フィルム10、20の切断時に、横マチ用筒体40も長手方向に沿って二分割され、前後面フィルム1、2と同時に横マチ部4も形成される(図6参照)。最後に、底部6を形状に合わせて溶着して密封チャック付ガゼット袋が形成される。
【0036】
本発明ガゼット袋の材質として、例えば、ポリプロピレンフィルムにナイロンフィルムがラミネートされたフィルム材や、OPPフィルムシート、CCPフィルム、PEフィルム、A-PETフィルム、PETフィルムシート、OPSフィルムなど、任意の合成樹脂剤を使用することが可能である。
【0037】
尚、図示例の各構成は、本発明の一実施例に過ぎず、たとえば位置決めシール5の材質や形状、あるいは横マチ部4の材質や形状など、本発明の要旨を変更しない範囲において自由に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明ガゼット袋の一実施例を示す用斜視図である。
【図2】本発明ガゼット袋の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の横マチ部と位置決めシールとを示す分解斜視図である。
【図4】本発明ガゼット袋の一部を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の横マチ用筒体の製造方法を示す概略図である。
【図6】本発明の製造方法の一実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
【0039】
1 前面フィルム
2 後面フィルム
3 密封チャック
4 横マチ部
5 位置決めシール
6 底部
10 帯状フィルム
20 帯状フィルム
30 帯状フィルム
40 横マチ用筒体
50 帯状シール片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂製袋体の前面フィルムと後面フィルムとの開口部内側に密封チャックが溶着されると共に、前面フィルムと後面フィルムとの左右側縁に一対の横マチ部が溶着された密封チャック付ガゼット袋において、帯状シール片が長手方向に沿って二つ折りされた位置決めシールを形成し、該位置決めシールが密封チャックの下方に平行に溶着され、該位置決めシールの下方から位置決めシールの間に挿入して位置決めされた横マチ部の上端部が該位置決めシールに溶着されると共に、これら位置決めシールと横マチ部とが後面フィルムに溶着されていることを特徴とする密封チャック付ガゼット袋。
【請求項2】
前記横マチ部は、内面に被接着性樹脂を有し、外面に接着性樹脂を有する横マチ用筒体が長手方向に沿って二分割されたものであり、該横マチ用筒体は、帯状フィルムが長手方向に沿って折りたたまれると共に、長手側縁が溶着されたものである請求項1記載の密封チャック付ガゼット袋。
【請求項3】
前記位置決めシールは、両面に接着樹脂を有する前記帯状シール片にて屈曲形成された請求項1記載の密封チャック付ガゼット袋。
【請求項4】
合成樹脂製袋体の前面フィルムと後面フィルムとの開口部内側に密封チャックが溶着されると共に、前面フィルムと後面フィルムとの左右側縁に一対の横マチ部が溶着された密封チャック付ガゼット袋の製造方法において、帯状のシール部材にて形成された帯状シール片を長手方向に沿って二つ折りして位置決めシールを形成し、該位置決めシールを後面フィルムに設けられた密封チャックの下方に平行に配置し、該位置決めシールの内部に横マチ部の上端部を挿入して横マチ部を位置決めした後、後面フィルムに横マチ部と位置決めシールとが一体になるように溶着し、その後、後面フィルムと横マチ部とに前面フィルムを重ねて溶着することを特徴とする密封チャック付ガゼット袋の製造方法。
【請求項5】
前記後面フィルムを形成する帯状フィルムの前面上部に前記密封チャックを溶着した後、該密封チャックの下方に位置決めシールを平行に配置し、横マチ部を形成する帯状フィルムが長手方向に沿って折りたたまれると共に、長手側縁が溶着された横マチ用筒体を形成し、該横マチ用筒体を位置決めシール内に挿入して位置決めされた横マチ部の上端部を位置決めシールに溶着し、帯状フィルム上に横マチ用筒体を介して、前記前面フィルムを形成する帯状フィルムを重合して溶着した後、これら二枚の帯状フィルム、を切断して前後面フィルムを形成する際に、横マチ用筒体を長手方向に沿って二分割して前記横マチ部を形成する請求項4記載の密封チャック付ガゼット袋の製造方法。
【請求項6】
前記位置決めシールは、後面フィルムの密封チャックの下方に平行に接着した後、該位置決めシールの内部に横マチ部又は横マチ用筒体の上端部を挿入して位置決めする請求項4又は5記載の密封チャック付ガゼット袋の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−137864(P2010−137864A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−313055(P2008−313055)
【出願日】平成20年12月9日(2008.12.9)
【特許番号】特許第4370604号(P4370604)
【特許公報発行日】平成21年11月25日(2009.11.25)
【出願人】(000139115)株式会社リングストン (10)
【Fターム(参考)】