説明

射出成形機構

本発明は、射出圧縮に使用される射出成形機構に関する。この射出成形機構は、押出機23と、内側金型部分1と、外側金型部分2とを含む。3つの枢動可能なアーム15、18、21を有するリンク・システムの形態の第1の機構が、金型を部分的に閉じるように構成される。リンク・システムの諸部分で機能する、偏心輪の形態の第2の機構が、金型を閉じて、押し出された材料を圧縮するように構成される。第1及び第2の機構は、それぞれサーボモータ13、14によって駆動される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成形機構に関する。この射出成形機構は、ラミネート紙のスリーブの縁部における熱可塑性の上部の成形のために開発された。
【背景技術】
【0002】
本発明は、射出圧縮として知られている射出成形技術に使用するために開発されている。射出圧縮では、第1の段階で、部分的に閉じられた金型が部分的に満たされる。次いで、金型は、完全に閉じられ、金型内部の材料に圧縮力を与え、この圧縮により、材料が金型を完全に満たすことになる。金型を閉じ圧縮力を与える作動は、しばしば、油圧式シリンダ及びいくつかの種類のリンク機構によって実施される。1つの知られている装置では、リンク・システムに真直ぐな向きが与えられている限りにおいて、圧縮力を与える第2の段階が実施される。実際、従来使用されている機構は、正確に制御することが困難であり、場合によっては、適切な圧縮というよりは変形に対する潜在的リスクが示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の1つの目的は、第1の段階で部分的に閉じられた金型、第2の段階で閉じられた金型及び圧縮力を与える、簡易であるが信頼性の高い機構を得ることである。さらに、機構は、厳密に制御することが可能でなければならない。別の目的は、同じ結果をもたらす反復可能なプロセスを有することである。さらに別の目的は、1つの構成要素を製造するためのサイクル時間が、比較的短いものでなければならないということである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的は、押出機と、内側金型部分と、外側金型部分とを含む射出成形機構によって達成される。射出成形機構は、金型を部分的に閉じるための第1の機構と、金型を閉じて、押し出された材料を金型の内部で圧縮するための第2の機構とをさらに含む。金型部分の一方は、金型空洞を形成するために他方の金型部分に向って移動可能に構成されている。金型部分の少なくとも一方は、金型空洞内に開口して押出機に連結されたチャネル(通路)を有する。金型を部分的に閉じるための第1の機構は、サーボモータによって駆動されるひざ型機構(knee mechanism)を有する。金型を閉じて、押し出された材料をその金型の内部で圧縮するための第2の機構は、第2のサーボモータのシャフトの一部分である偏心輪(eccentric)を有する。
【0005】
サーボモータを使用することにより、正確な制御を有することが可能になる。というのも、サーボモータは、それ自体が正確に制御可能であるためである。サーボモータの相対的に大きな回転によって偏心輪の小さな移動がもたらされるため、正確な制御の可能性がさらに高められる。サーボモータはまた、各々特有のケースで必要とされる所望の移動を正確に与えるのを容易にする。必要とされる移動は、たとえば様々なセンサによって監視され得る。さらに、機構の固有の弾性が、使用された圧縮力の部分を吸収するのを助ける。
【0006】
本発明のさらなる目的及び利点は、現在好ましい実施例の以下の詳細な説明を読むと、当業者に明確になるであろう。
【0007】
本発明は、例を用い、添付の概略図を参照して以下でさらに説明される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明による機構で使用され、作動サイクルの1つの段階中のある位置を示す、金型の断面図である。
【図2】金型を閉じ始める段階における、本発明による射出成形機構の側面図である。
【図3】図2によるものであるが、金型を閉じ終える段階を示す図である。
【図4】図2によるものであるが、本発明の第2の機構で金型を圧縮する段階を示す図である。
【図5】図2によるものであるが、本発明による射出圧縮機構の別の実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図に示される機構は、内側金型部分1及び外側金型部分2を有する金型を有する。外側金型部分2は、押し出されたプラスチック材料を受けるための1つ又は複数のチャネル3を有しており、内側金型部分1に関して移動可能に構成されている。図示される実施例では、内側金型部分1は、5つのマンドレルを有するマンドレル・ホイール4上に配置されたマンドレル形状を有する。他の実施例では、他の数のマンドレルをマンドレル・ホイール上に配置させることができる。マンドレルは、マンドレル・ホイール4上に径方向に外側に突出して配置される。マンドレル・ホイール4は、マンドレルが外側金型部分2に向かい合った正しい位置に1つずつ配置されるようにシャフト上で間欠的に回転するように設けられている。
【0010】
図2の実施例では、次の段階において、ラミネート紙のスリーブ5が、キャップ6と一緒にマンドレル上に配置され、このマンドレルは内側金型部分1を形成している。次いで、内側金型部分1が、外側金型部分2と同一直線上に配置される。内側及び外側金型部分1、2は、互いに接合し(図1を参照)、金型空洞7がそれらの間に形成される。外側金型部分2の(1つ又は複数の)チャネル3は、金型空洞7内に開口している。
【0011】
図2では、外側金型部分2が、複数のロッド10によって互いに保持された下側プレート8及び上側プレート9を有する移動可能な枠上に取り付けられている。プレート8、9は、射出成形機構の諸部分に余地を与えるために互いからある距離を離して配置される。外側金型部分2は、下側プレート8上に取り付けられる。下側及び上側プレート8、9並びにロッド10から形成された枠は、レール11上に移動可能に構成される。
【0012】
レール11の上部には、第1のサーボモータ13及び第2のサーボモータ14を保持する支持体12が固定される。第1の枢動可能なアーム15が、ディスク17の回転軸からある距離を離して配置されているためにディスク17上に偏心して配置された第1の枢軸16によってサーボモータに連結される。ディスク17は、第1のサーボモータ13によって回転される。第1の枢動可能なアーム15は、第2の枢軸19によって第2の枢動可能なアーム18に連結される。第2の枢動可能なアーム18は、第3の枢軸20によって外側金型部分2の枠の上側プレート9に連結される。
【0013】
第3の枢動可能なアーム21は、一方の端部において、第1及び第2の枢動可能なアーム15、18と同じ枢軸19に連結される。第3の枢動可能なアーム21の他方の端部は、第2のサーボモータ14で受けられる。
【0014】
第1のサーボモータ13の開始位置において、すなわち第1のサーボモータ13の回転前、第2の枢動可能なアーム18は、想像線22に関して傾斜している(図2を参照)。想像線22は、金型の中央を通り抜け、第2の枢動可能なアーム18と枠の上側プレート9の間の枢軸20を横切り、第2のサーボモータ14のシャフト及び偏心輪を横切り、且つマンドレル・ホイール4の中央を通り抜けている。第1のサーボモータ13が、金型が部分的に閉じられたその最終位置まで回転したとき(図3を参照)、第2の枢動可能なアーム18は、第1、第2、及び第3の枢動アーム15、18、21並びに第1、第2、及び第3の枢軸16、19、20の配置により、想像線22と同一線上になる位置まで移動されている。第3の枢動可能なアーム21は、第1のサーボモータ13がその最終位置に到達したとき、第2の枢動可能なアーム18及び想像線22と同一線上になるように配置される。
【0015】
第2のサーボモータ14には、第3の枢動可能なアーム21上で機能する偏心輪が装着される。偏心輪は、第2のサーボモータ14の回転軸上に形成され、第3の枢動可能なアーム21は、ローラ軸受けにジャーナル支承されて受けられる。第2のサーボモータ14は、第1のサーボモータ13がその最終位置に到達して初めて駆動されるので、第2のサーボモータ14の偏心輪は直線のリンク機構上で機能することになる。
【0016】
したがって、第1のサーボモータ13は、第1、第2、及び第3の枢動可能なアーム15、18、21の形態のひざ型機構と協働して金型を部分的に閉じる。第2のサーボモータ14は、偏心輪及び第2及び第3の枢動可能なアーム18、21と協働して金型を閉じ高いクランプ力でそれをロックし、プラスチック材料を金型の内部で圧縮する。
【0017】
押出機23が、射出圧縮機構に配置される。管24が、プラスチック材料を押出機から外側金型部分2の(1つ又は複数の)チャネル3を介して外側と内側の金型部分2、1の間に形成された金型空洞7内に導くように敷設される。
【0018】
添付された図に示された実施例は、次の作動サイクルを有する。マンドレル・ホイール4は、各々が内側金型部分1を形成する、等間隔に離間された5つのマンドレルを有する。マンドレル・ホイール4は、各々の作動サイクル時、フル回転の5分の1の位置に回転され、又は位置合わせされる。したがって、各々のマンドレルは、連続的に5つの異なる位置を占めることになる。第1の位置では、スリーブ5が、マンドレル上に配置される。第2の位置では、キャップ6が、マンドレル上に配置される。第3の位置では、プラスチック製の上部が、スリーブ5とキャップ6の間に成形される。したがって、その位置を過ぎると、スリーブ、プラスチック製の上部、及びキャップ6は1つのユニットを形成する。マンドレルの第4の位置では、形成されたユニットが冷却される。第5及び最後の位置では、形成されたユニットが、マンドレルから取り外される。マンドレル上における諸部品の配置及び最終製品の取り外しは、通常、自動的に行われる。しかし、当業者は、それを少なくとも部分的に手動で実施することができることも認識している。この部分は本発明には何ら重要性を有さないので、本明細書ではこれ以上説明されない。
【0019】
作動サイクルの開始時、1つのマンドレル、すなわち内側金型部分1は、外側金型部分2と一直線上に配置されている。内側金型部分1は、スリーブ5及びキャップ6を保持している。次いで、第1のサーボモータ13は、外側金型部分2が内側金型部分1に向って下方に移動されるため、金型を閉じ、それによって金型空洞7が形成される。第1のサーボモータ13の回転が、第1の枢動可能なアーム15が連結された枢軸16を保持するディスク17を回転させる。第1の枢動可能なアーム15の移動により、第2及び第3の移動可能なアーム18、21もまた移動される。第1のサーボモータ13は、第2及び第3のアーム18、21を、前記アーム18、21が想像線22と一直線上になる直線を形成する位置に移動させる。その位置において、第1のサーボモータ13は停止され、第1のサーボモータ13の最終位置がもたらされる。(図3を参照)。
【0020】
作動サイクルの次の段階は、押出機23が管24及び外側金型部分2のチャネル3を介してプラスチック材料を金型空洞7内に射出することである。射出されたプラスチック材料は、金型空洞7を完全には満たさない。次いで、第2のサーボモータ14が回転し、それによって第2のサーボモータ14に連結された偏心輪は、第3の枢動可能なアーム21上で、外側金型部分2が内側金型部分1に向ってさらに移動され金型を閉じるように機能する(図4を参照)。第2のサーボモータ14は、フル回転の約3分の1から2分の1を回転することになる。第2のサーボモータ14のこの比較的長い回転は、偏心輪による1〜2mmだけの外側金型部分の移動になる。外側金型部分2のこのさらなる移動により、射出されたプラスチック材料は、金型空洞7を埋めるように圧縮される。サーボモータ13、14の両方が最終位置にある状態では、射出された材料が冷却される。したがって、冷却は、圧縮の下で行われ、通常は金型の内側から行われる。
【0021】
冷却後、外側金型部分2が少なくとも第1のサーボモータ13によって内側金型部分1から持ち上げられるため、金型が開かれる。通常、第1及び第2のサーボモータ13、14は、同時に回転する。両方のサーボモータ13、14がその開始位置に戻るとき、マンドレル・ホイール4は、フル回転の5分の1に位置合わせされる。この時、新しい作動サイクルが開始され得る。
【0022】
図5では、本発明の別の実施例が示され、この場合、射出成形機構は、基部25に固定されたレール11上に移動可能に取り付けられている。この基部25は、中央ハブに取り付けられたマンドレル・ホイール近傍に位置している。射出成形機構は、図5に示されるように上端部において、ひざ型機構18、21を介して支持体12に取り付けられている。レールは、100〜120cm程度の比較的長いものであり、わずかに可撓性を有するように形成される。通常の作動時、ひざ型機構からレールにかかる力は、約50〜100kNである。これらの負荷時、レールは、約0.05〜0.1パーセント屈曲するように設計されるべきであり、これは、100cmの長さのレールに対して0.5mm〜1mmとなる。これは、金型を約1mm圧縮するには、ひざ型機構は、レールの屈曲のために約1.5〜2.0mm延伸されねばならないことを意味する。前記屈曲によって金型の過剰充填が相殺されるため、レール11の屈曲により、射出成形機構の設定が一層容易になる。レール11は、外端部が支持体12に剛性に取り付けられ、内端部が基部25に剛性に取り付けられる。
【0023】
レール11の屈曲のさらなる利点は、金型1、2内の射出されたプラスチック材料が冷却されたときに明らかになる。続いて、プラスチック材料は、収縮し、従来の成形機構の壁から分離する。しかし、レール11の屈曲により、冷却時、金型1、2が射出されたプラスチック材料に常に接触していることが確保される。これはまた、冷却の速度も上昇させる。というのは、金型は、プラスチックの細部全体に接触している場合、プラスチック材料からの熱をより効率的に伝えるためである。
【0024】
長く、比較的細いレール11は、射出成形機構に別の利点を与える。外側金型部分2は、レール11の長手方向の屈曲によってもたらされる長手方向に加えて、横方向にわずかに移動可能である。この横方向の移動は、レール11の撓みによって可能である。横方向の移動は、金型1、2内の力平衡に合わせられるため、外側金型2を自己整合させる。射出されたプラスチック材料が、金型のジャケット26上の2箇所以上の位置において、十分に開いている金型1、2に流入する圧縮成形時(図1を参照)、金型の圧縮が、力平衡を創出し、この力平衡は、最終のプラスチック部分の厚さが、様々な位置で射出された量が異なっているにもかかわらずある程度均一になることを保証しようとするものである。これは、金型部分1、2が、横方向にわずかに移動して、前記力平衡に合わせることができるように配置される場合に可能である。これは、外側金型部分2を可撓製のレール11上に吊設された機構に配置することによって可能になる。内側金型部分1は、マンドレル・ホイール4に連結され、ある程度固定されたものである。射出成形機構が射出圧縮成形の垂直抗力を受けるとき、射出成形機構、したがって外側金型の最大可能な横方向の移動は、(上記で説明されたレール11の長さの0.05〜0.1%に相当する)0.5〜1mm程度になるはずである。上記の屈曲は、外側金型部分2が、横方向に約0.5〜1mmの距離を移動することができるようにレール11上に吊設された射出成形機構に取り付けられる位置を示す。
【0025】
長手方向の屈曲及び横方向の屈曲は、特有の用途に適合されねばならない。上記のケースでは、屈曲は、第2の偏心輪機構によってもたらされる移動に比べて、約半分の距離であり、すなわち、偏心輪機構14によって長手方向にもたらされる移動が約1mmである場合、長手方向の屈曲は約0.5mmになる。射出圧縮機構の長手方向の移動及びレール11の同じ方向の屈曲の間の他の関係も可能である。同じことが、レール11の横方向の屈曲にもあてはまる。
【0026】
サーボモータ13、14、リンク・システム15、18、21、及び外側金型部分2を担持する部分の正確な形態及び設計は、意図する機能を実行する限り、変更することができることを当業者は認識している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押出機(23)と、内側金型部分(1)と、外側金型部分(2)と、前記金型を部分的に閉じるための第1の機構と、前記金型を閉じて、押し出された材料を前記金型の内部で圧縮するための第2の機構とを含み、一方の金型部分(2)が、前記金型部分(1、2)の間に金型空洞(7)を形成するために他方の金型部分(1)に向って移動可能に構成されており、一方の金型部分(2)が、前記金型空洞(7)内に開口して前記押出機(23)に連結された1つ又は複数のチャネル(3)を有する射出成形機構であって、前記金型を部分的に閉じるための前記第1の機構が、第1のサーボモータ(13)によって駆動されるひざ型機構を有し、前記金型を閉じて前記押し出された材料を前記金型の内部で圧縮するための前記第2の機構が、第2のサーボモータのシャフトの一部分である偏心輪を有することを特徴とする射出成形機構。
【請求項2】
請求項1に記載の機構において、前記ひざ型機構が、3つの枢動可能なアーム(15、18、21)から形成され、前記第1の枢動可能なアーム(15)が、一方の端部において、前記第1のサーボモータ(13)によって回転されるディスク(17)に第1の枢軸(16)によって連結され、他方の端部において、前記第2の枢動可能なアーム(18)の一方の端部に第2の枢軸(19)によって連結され、前記第2の枢動可能なアーム(18)が、その他方の端部において、前記外側金型部分(2)を担持する枠に第3の枢軸(20)によって連結されており、前記第3の枢動可能なアーム(21)が、一方の端部において、前記第2の枢軸(19)に連結され、また前記第1と第2の枢動可能なアーム(15、18)も連結させており、他方の端部において、前記第2のサーボモータ(14)のシャフトに連結されている、射出成形機構。
【請求項3】
請求項2に記載の装置において、前記外側金型部分(2)を担持する前記枠が、前記外側金型部分(2)を前記内側金型部分(1)に向って及びそれから離れて移動させることができるように線形方向に移動可能に構成され、前記枠が、前記ひざ型機構によって前記枠に伝えられる前記第1のサーボモータ(13)の回転によって移動される、射出成形機構。
【請求項4】
請求項3に記載の機構において、前記枠が、前記第3の枢軸(20)によって前記第2の枢動可能なアーム(18)が取り付けられた1つの上側プレート(9)と、外側金型部分(2)を担持する1つの下側プレート(8)と、前記上側及び下側プレート(9、8)を連結する複数のロッド(10)とを有し、さらに、レール(11)上に移動可能に受けられる、射出成形機構。
【請求項5】
請求項3に記載の機構において、前記第1のサーボモータ(13)の開始位置において、前記第2の枢動アーム(18)が、想像線(22)に関して傾斜し、マンドレル・ホイール(4)の中央及び前記金型の中央を通り抜け、前記第3の枢軸(20)及び前記第2のサーボモータ(14)の前記シャフトを横切る、射出成形機構。
【請求項6】
請求項5に記載の機構において、前記第2及び第3の枢動可能なアーム(18、20)が、前記金型が部分的に閉じられる前記第1のサーボモータ(13)の最終位置に、互いに及び前記想像線(22)と一直線上にあるように配置される、射出成形機構。
【請求項7】
請求項5に記載の機構において、前記偏心輪が、前記想像線(22)に沿って前記第3の枢動可能なアーム(21)上で機能する、射出成形機構。
【請求項8】
請求項5に記載の機構において、内側金型部分(1)が、前記マンドレル・ホイール(4)上に径方向に外側に突出する複数のマンドレルを有する前記マンドレル・ホイール(4)に受けられたマンドレルの形状を有し、前記マンドレル・ホイール(4)が、作動サイクル中、前記マンドレルを異なる位置に配置するように回転する、射出成形機構。
【請求項9】
請求項8に記載の機構において、前記マンドレル・ホイール(4)が、各々が内側金型部分(1)を形成する、5つのマンドレルを有する、射出成形機構。
【請求項10】
請求項8に記載の機構において、前記押し出されたプラスチック材料が、前記プラスチック材料が射出される前に1つのマンドレル上の適切な位置に配置されたラミネート紙のスリーブ(5)とキャップ(6)の間に上部を形成し、食品用のパッケージを形成するのに使用される、射出成形機構。
【請求項11】
請求項1に記載の機構において、圧縮射出成形の垂直の圧縮力を受けたとき、長手方向に0.05〜0.1パーセント屈曲するように設計されているレール(11)上に吊設されている、射出成形機構。
【請求項12】
請求項1に記載の機構において、横方向に0.5〜1パーセント屈曲するように設計されているレール(11)上において、前記レール(11)の長手方向に垂直である前記外側金型部分(2)の前記位置に吊設され、その結果、前記外側金型部分(2)が、圧縮射出成形の垂直の圧縮力を受けたとき、実質的に固定である前記内側金型部分(1)に関して横方向に移動可能である、射出成形機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−542469(P2009−542469A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518047(P2009−518047)
【出願日】平成19年7月2日(2007.7.2)
【国際出願番号】PCT/SE2007/000638
【国際公開番号】WO2008/004939
【国際公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(591007424)テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム (190)
【Fターム(参考)】