説明

導光体

【課題】光の入射角をより広く許容でき、確実に所望の位置へと導光できる導光体を提供する。
【解決手段】導光モジュールは、入射部11、導光部12、および出射部13からなる。入射部11は、筐体201の前方に向けて設置され、出射部13は、筐体201の背面に設置される。導光部12は、奥行き方向に延びる途中で、約90度曲げられ、高さ方向に延びる形状になっている。この曲げられる部分が円弧状導光路121となる。入射部11は、幅方向に広く、高さ方向に狭い(厚みが薄い)曲面状の入射面111と絞り部112とからなる。入射面111は、上面視して半円(中心角が約180度の扇形)形状であり、この半円の円周上から赤外線を入射する。入射部11は、入射面111の背部に絞り部112が設けられている。絞り部112は、入射面111から導光部12に向かって、入射部11の幅を徐々に狭くする形状になっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、入射した光、特に赤外線信号を、全反射しながら導光し、入射位置とは異なる位置から出射する導光体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一般家庭においても、臨場感のある音響を再生するために、テレビ又はプレーヤ等のAV(Audio Visual)機器にスピーカが接続されることが多くなっている。このようなスピーカとして、これまでに、テレビスタンド前方に設置して使用するバースピーカと呼ばれるものが提案されている(特許文献1を参照)。バースピーカはバー状の一つの筐体に複数のスピーカが配列されて構成されている。しかしながら、テレビの下部にはリモートコントローラ(以下、リモコンという)から出力される赤外線信号を受光する受光部が設けられていることが多く、バースピーカを設置した場合、受光部がバースピーカにより隠れてしまい、テレビがリモコンからの赤外線信号を受光できなくなるといった問題があった。
【0003】
そこで、例えば特許文献2のように、リモコンとテレビの間にリモコンの操作信号を中継する中継機器を介在させることが考えられる。特許文献2の中継装置は、ユーザがリモコンを操作して操作信号を送信すると、リモコンから受信した操作信号をテレビに送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−267956号公報
【特許文献2】特開平09−275591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、テレビの受光部は全てのテレビにおいて同じ位置に設けられているわけではない。したがって、特許文献2のような中継装置を設置するとしても、テレビの幅方向に対する設置位置の変更が容易ではなく、どの位置に設置するのかが課題となる。
【0006】
そこで、この発明は、どの様な位置にテレビの受光部が設けられていたとしても容易に所望の位置へと導光できる導光体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の導光体は、入射面を有する入射部と、前記入射部から入射した光を、幅方向および高さ方向に直交する奥行き方向に導き、設置面を備えた導光部と、前記導光部により導かれた光を前記設置面と高さ方向に異なる位置に設けた出射面から前記奥行き方向に出射する出射部と、を備えている。
【0008】
このように、設置面と高さ方向に異なる位置に出射面を有する導光体をバースピーカ等に設置することで、バースピーカで隠れたテレビの受光部に対し、リモコンの赤外線を到達させることができる。特に、導光体は、バースピーカ等に設置するだけで、幅方向の位置の変更が容易であるため、どのような位置にテレビの受光部が設けられていたとしても、容易に所望の位置へと導光することができる。
【0009】
また、本発明の導光体は、入射面の形状を、曲面、または複数の平面からなる形状とすることで、光の入射角をより広く許容することができる。また、出射面を高さ方向に延在させることで、高さ方向に広く光を出射することができる。したがって、ユーザがテレビ前方のどの位置でリモコンを操作したとしても、かつ、テレビの受光部がどの位置にある場合でも、当該テレビの受光部にリモコンの赤外線を適切に到達させることができる。
【0010】
また、前記入射部は、前記入射面から前記導光部に向かって、幅を徐々に狭くする絞り部を備え、前記導光部は、前記絞り部の幅によって決定された幅を有していることが好ましい。
【0011】
この場合、入射部が徐々に絞り込まれることにより、導光部に導く光量を高くすることができる。なお、幅を狭く絞り込むほど、真正面方向からの赤外線を集光し、光量を高くして導光部に導くことができるが、幅が狭すぎると真正面以外の方向からの赤外線が導光されず、光量が低くなる。そのため、絞り部の幅(入射面の幅)に応じて、真正面以外の方向からの赤外線も高い光量で導くことができるように、導光部の幅を決定することが望ましい。
【0012】
さらに、前記導光部は、前記奥行き方向から前記高さ方向に曲がる円弧状導光路を備え、前記円弧状導光路は、前記円弧の半径によって決定された厚みを有していることが好ましい。
【0013】
この場合、導光部が円弧状に曲がる導光路を有しているため、導光部内部における赤外線は、全反射を繰り返しながら高さ方向に向かって進むことになる。ただし、円弧の半径が大きいと、導光体の大きさが大きくなってしまうため、なるべく半径は小さい方が望ましい。また、厚みが厚いほど、特に高さ方向の赤外線を高い光量で導くことができる。しかし、半径が小さくなり、厚みが厚くなるほど、導光部内部における赤外線が境界面から出射されてしまう可能性が高くなる。そこで、高さ方向の赤外線を所望の角度から導くことができる程度に(例えば水平面に対し、60度程度の角度から到達した赤外線を導くことができる程度に)厚みを小さくすることで、導光部内部における赤外線を全反射させることが望ましい。
【0014】
また、前記出射部は、前記導光部から離れるにつれて、厚みが薄くなることが好ましい。
【0015】
出射部では、出射面に対向する面に設けられた反射パターンにより、光が反射されて出射面から出射することなる。したがって、導光部から遠くなるほど光量が低くなり、出射される光量が低くなってしまう。そこで、導光部から離れるにつれて出射部の厚みを薄くすることで、導光部から遠くなるほど反射する割合を多くし、均一な光量で出射するようにする。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、光の入射角をより広く許容でき、確実に所望の位置へと導光できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】導光モジュールの設置状態を示す図である。
【図2】導光モジュールの外観斜視図である。
【図3】導光モジュールの上面図、側面図、および正面図である。
【図4】入射部の寸法を説明するための模式図
【図5】導光路の寸法を説明するための模式的に示す図
【図6】反射パターンの変形例を示す図である。
【図7】入射部の変形例を示す図である。
【図8】導光モジュールを上下逆に設置する場合の設置状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は本実施形態に係る導光モジュールの設置状態を示す図である。図1(A)はバースピーカ200をテレビ100の前方に設置した状態の斜視図であり、図1(B)は側面図である。
【0019】
バースピーカ200は、テレビ100の前方に設置される。より具体的には、バースピーカ200は、テレビ100のテレビスタンド前方であって、テレビ100の表示画面101と高さ方向において被らないように設置される。
【0020】
テレビ100は、操作信号としての赤外線信号(以下、赤外線という)を受光する受光部102を備えている。受光部102が受光する赤外線は、テレビ100用のリモコン300から送信される。受光部102は、表示画面101の下方に設けられている。本実施形態では、受光部102が設けられたパネルに対向するようにバースピーカ200が設けられている。このため、受光部102は、バースピーカ200により遮られ、リモコン300からの赤外線を直接受光することができない。
【0021】
バースピーカ200は、一方向に長い直方体形状の筐体201を有している。バースピーカ200は、筐体201の長手方向がテレビ100の幅方向と一致し、かつ、筐体201の一面(以下、この面を背面という)がテレビ100側となるようにテレビ100の前方に設置されている。バースピーカ200は、複数のスピーカ202,203,204,205,206を備えている。スピーカ202〜206は、筐体201の背面に平行な面(以下、前面という)の長手方向に沿って設けられている。バースピーカ200は、図示しない配線によりテレビ100と接続され、テレビ100から音声信号を受信し、スピーカ202〜206により前方へ放音する。
【0022】
バースピーカ200には、導光モジュール1が設置されている。導光モジュール1は、図1(A)に示すように、幅方向において、テレビ100の受光部102と一致する位置で、バースピーカ200の筐体201の上面および背面に沿って設置されている。導光モジュール1は、リモコン300が操作され、図1(B)の点線矢印で示すように、バースピーカ200前方から照射された赤外線が入射されると、内部で全反射を繰り返し、筐体201の奥行き方向(図1(B)の実線矢印)へ出射するよう構成されている。
【0023】
導光モジュール1から出射された赤外線は、テレビ100の受光部102により受光される。このように、テレビ100は、バースピーカ200により受光部102が遮られていても、導光モジュール1を介して、赤外線を受光することができる。
【0024】
図2は、導光モジュール1の外観斜視図であり、図3(A)は、導光モジュール1の上面図、図3(B)は側面図、図4(C)は正面図である。
【0025】
導光モジュール1は、厚みの薄い板状の透明部材(例えばアクリル)であり、入射部11、導光部12、および出射部13からなる。導光モジュール1は、一方の先端が入射部11となり、他方の先端が出射部13となる。導光モジュール1は、導光部12の下面が筐体201の上面に接するように、バースピーカ200に乗せられる。入射部11は、筐体201の前方に向けて設置され、出射部13は、筐体201の背面に設置される。
【0026】
導光部12は、奥行き方向に延びる途中で、約90度、円弧状に曲げられ、高さ方向に延びる形状になっている。この円弧状に曲げられる部分が円弧状導光路121となる。したがって、導光モジュール1は、筐体201の上面および背面に沿って、設置される。
【0027】
入射部11は、幅方向に広く、高さ方向に狭い(厚みが薄い)曲面状の入射面111、および絞り部112からなる。入射面111は、上面視して半円(中心角が約180度の扇形)形状であり、この半円の法線方向から到来する赤外線を入射する。入射部11は、入射面111の背部に絞り部112が設けられている。絞り部112は、上面視して台形状であり、入射面111から導光部12に向かって、入射部11の幅を徐々に狭くする形状になっている。この例では、入射部11の幅が絞り部112によって直線状に狭くなっている。入射面111から入射された赤外線は、この絞り部112内部の境界面(空気との接面)で反射しながら導光部12に導かれる。
【0028】
図4(A)の上面図、および図4(B)の表を参照して、入射部11の寸法の決定手法を説明する。この例では、入射面111は、上面視して半円形状であるから、当該半円の半径をrとすれば、入射面111の幅は2rとなる。導光部12の幅をLとすれば、絞り部112によって、入射部11の幅が2rからLまで絞り込まれることになる。
【0029】
ここで、例えばL=2rとして、絞り部112による絞り込みがないときの導光部12に導かれる光量を基準(光量1)として、幅Lを小さくし(または半径rを大きくし)、絞り部112を設ける(絞り込みを強くする)と、正面以外の方向から入射される赤外線も絞り部112の側面に反射して導光部12に導かれることになるため、導光部12に導かれる光量が高くなる。図4(B)の表に示すように、例えばL=2r×0.9とすれば、正面方向X1でリモコン300を操作した場合に導光部12に導かれる光量は、約2倍となり、20度の方向X2でリモコン300を操作した場合に導光部12に導かれる光量は、約1.2倍となる。
【0030】
ただし、正面方向X1でリモコン300を操作する場合は、Lを小さく(または半径rを大きく)して絞り込みを強くすればするほど、光量が高くなるが、正面以外の方向でリモコン300を操作する場合は、Lを小さくし過ぎる(または半径rを大きくし過ぎる)と、入射面111から入射された赤外線は、絞り部112の側面に垂直に向かうことになり、側面から出射される赤外線の量が増えるため、導光部12に導かれる光量が逆に低くなってしまう。この例では、図4(B)の表に示すように、L=2r×0.1とした場合に20度の方向X2でリモコン300を操作した場合に導光部12に導かれる光量は、ほぼ0となることを確認している。
【0031】
そこで、幅Lおよび半径rは、真正面以外の方向でリモコンを操作した場合にも高い光量を導光部12に導くことができるように、導光部の幅を決定することが望ましい。図4(B)の表に示すように、この例では、L=2r×0.4とした場合に、20度の方向X2でリモコン300を操作した場合に導光部12に導かれる光量が最大となることを確認している。ただし、本実施形態の導光モジュール1は、20度よりも広い角度でリモコン300を操作した場合にも、出射部13から赤外線を出射可能な程度の光量が得られる。例えば、±60度の範囲でリモコン300が操作された場合であっても、リモコン300からの赤外線を、筐体201の背面方向へ出射するよう構成されている。すなわち、図1(A)に示すように、導光モジュール1の真正面に位置するリモコン300からの赤外線の入射角度を0度とした場合、水平方向に左右それぞれ60度に移動されたリモコン301またはリモコン302からの赤外線も筐体201の背面方向へ出射可能な構成となっている。これにより、ユーザは、導光モジュール1を中心として広範囲にわたる位置からのリモコン操作が可能となる。
【0032】
次に、図5の側面図を参照して、円弧状導光路121の寸法の決定手法を説明する。この例では、導光部12の厚みをt、円弧状導光路121の半径をRとする。
【0033】
ここで、円弧状導光路121において、導光部12の内部を進む赤外線が境界面で全反射するためには、半径Rを大きくして、赤外線が導光部12との境界面に対し、できるだけ水平に近い角度で向かうことが望ましい。しかし、円弧の半径Rが大きいと、導光モジュール1全体の大きさが大きくなってしまう。特に、導光モジュール1の高さ方向の長さは、バースピーカ200の筐体201の高さよりも短くする必要があるため、半径Rが大きいと、出射部13の高さ方向の長さが短くなってしまう。そのため、なるべく半径Rは小さい方が望ましい。
【0034】
また、厚みtが厚いほど、入射部11の厚みも厚くなるため、リモコン300を水平面から高さ方向に移動させた場合(図1(B)のリモコン303)であっても、当該リモコン303からの赤外線を高い光量で導くことができる。
【0035】
しかし、半径Rが小さくなり、かつ厚みtが厚くなるほど、導光部内部における赤外線が境界面に垂直に近い角度で向かうことになるため、円弧状導光路121から赤外線が出射され、出射部13まで導光できない可能性が高くなる。
【0036】
そこで、円弧状導光路121は、水平方向Y1からある程度の角度(例えば高さ方向に60度の方向Y2)でリモコンが操作された場合であっても、赤外線を全反射させることが可能である程度に厚みtを小さく、半径Rを小さくする必要がある。本実施形態の導光モジュール1では、厚みtを約4mmとし、この厚みtの約4倍の半径Rである場合に、高さ方向に60度で操作されたリモコンからの赤外線を出射部13に導くことが可能であることを確認している。
【0037】
次に、出射部13について説明する。出射部13は、赤外線を出射する面に対向する面に反射パターン131が設けられている。反射パターン131は、赤外線を乱反射させる特性を有するものであり、例えば当該対向する面の表面に微小な凹凸を設ける表面処理を行ったり、印刷したりする。導光部12から出射部13に導かれた赤外線は、反射パターン131に当たると、反射パターン131に対向する面へ向かって反射し、出射部13の背面(筐体201の奥行き方向)に放射状に拡がって出射される。赤外線は、放射状に拡がって出射されるため、出射部13がテレビ100の受光部102と対向せず、幅方向に若干ずれた位置に設置された場合でも、受光部102に受光させることができる。
【0038】
また、出射部13は、高さ方向に長い形状であるため、高さ方向に広範囲にわたって赤外線を出射することができる。したがって、テレビ100の受光部102が高さ方向のどの位置に存在したしても、当該受光部102に赤外線を受光させることができる。
【0039】
さらに、本実施形態の出射部13は、導光部12から離れるにつれて、厚みが薄くなる形状になっている。出射部13に導かれる赤外線は、反射パターン131により、一部が出射されながら、出射部13の内部を進むことになる。したがって、光量は、導光部から遠くなるほど低くなり、出射される光量が低くなってしまう。そこで、上記のように、出射部13をテーパ状に絞り込み、導光部12から離れるにつれて出射部の厚みを薄くすることで、導光部12から遠くなるほど反射パターン131で反射する光の割合を多くし、均一な光量で出射するようにする。
【0040】
ただし、テーパ状に絞り込むことは、本発明において必須の要素ではなく、一様な厚みとしてもよい。
【0041】
また、反射パターンは、上述の様な凹凸の表面処理に限らず、光を反射させる塗料を所定のパターンで塗布(印刷)する態様であってもよい。
【0042】
また、反射パターンは、図6(A)に示すようなグラデーションや、同図(B)に示すような線状のパターンや、同図(C)に示すようなドットパターン等、種々のパターンを用いることが可能である。
【0043】
また、反射パターンは、導光部12から離れるにしたがって、密度が高くなるようにすることが好ましい。この場合、テーパ状に絞り込むとともに反射パターンの密度を高くしてもよいし、テーパ状の絞り込みに代えて反射パターンの密度を高くしてもよいし、反射パターンの密度は一様にしてテーパ状に絞り込むだけでもよい。
【0044】
また、反射パターンは、アクリル内部に光を乱反射させるような不純物を導光部12から離れるにつれて密度が高くなるように含ませることでも作成可能である。
【0045】
また、入射面111の形状は、上述のような円弧状(中心角が約180度の扇形)の形状に限るものではない。例えば、図7(A)に示すような3つの平面を有する入射面や、図7(B)に示すような5つの平面を有する入射面など、多角形状の入射面とする態様も可能である。
【0046】
また、上述の入射面111および絞り部112は、高さ方向に狭い(厚みが薄い)板状の形状になっているが、入射面11は、高さ方向に厚みがある曲面(半球)形状や、複数の平面からなる多面体形状であってもよい。この場合、絞り部112は、入射面111側から導光部12にかけて幅方向だけでなく、高さ方向の厚みも徐々に薄くする形状となる。
【0047】
なお、本実施形態では、バースピーカ200の筐体201の上部に導光モジュール1を載置する構成を示したが、図8に示すように、バースピーカ200に脚部があり、バースピーカ200の下部に空間が存在する場合、導光モジュール1を上下逆に設置することも可能である。
【符号の説明】
【0048】
1…導光モジュール
11…入射部
12…導光部
13…出射部
100…テレビ
101…表示画面
102…受光部
111…入射面
121…円弧状導光路
131…反射パターン
200…バースピーカ
201…筐体
202…スピーカ
202,203,204,205,206…スピーカ
300,301,302,303…リモコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入射面を有する入射部と、
前記入射部から入射した光を、幅方向および高さ方向に直交する奥行き方向に導き、設置面を備えた導光部と、
前記導光部により導かれた光を前記設置面と高さ方向に異なる位置に設けた出射面から前記奥行き方向に出射する出射部と、
を備えたことを特徴とする導光体。
【請求項2】
前記出射面は、高さ方向に延在することを特徴とする請求項1に記載の導光体。
【請求項3】
前記入射面は、曲面、または複数の平面からなる形状である請求項1または請求項2に記載の導光体。
【請求項4】
前記入射部は、前記入射面から前記導光部に向かって、幅を徐々に狭くする絞り部を備え、
前記導光部は、前記絞り部の幅によって決定された幅を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の導光体。
【請求項5】
前記導光部は、前記奥行き方向から前記高さ方向に曲がる円弧状導光路を備え、
前記円弧状導光路は、前記円弧の半径によって決定された厚みを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の導光体。
【請求項6】
前記出射部は、前記導光部から離れるにつれて、厚みが薄くなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の導光体。
【請求項7】
前記出射部は、前記出射面に対向する面に反射パターンが設けられることにより、前記出射面から前記奥行き方向に光を出射する請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の導光体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−3465(P2013−3465A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−136545(P2011−136545)
【出願日】平成23年6月20日(2011.6.20)
【出願人】(000004075)ヤマハ株式会社 (5,930)
【Fターム(参考)】