説明

建設機械の冷却装置

【課題】冷却ファンの駆動に伴うエネルギロスを少なくできるとともに、エンジン馬力を使用することなく冷却ファンを駆動することができる建設機械の冷却装置の提供。
【解決手段】本発明は、油圧ショベルに備えられた熱交換器、例えばオイルクーラ16に送風する冷却ファン17を備えた冷却装置において、油圧アクチュエータ、例えばブームシリンダ5の戻り油路15aから分岐させた分岐油路15bを設け、この分岐油路15bに蓄圧装置19を接続し、この蓄圧装置19の下流に位置する分岐油路15bの部分に油圧モータ18を設けるとともに、戻り油路15aと分岐油路15bの分岐点31とタンク30との間に位置する戻り油路15aの部分に、例えばブームシリンダ5の非作動、作動に伴って戻り油路15aを開閉する開閉弁20を備えた構成にしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベルなどの建設機械に設けられ、熱交換器を冷却する冷却ファンを備えた建設機械の冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来技術として特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、建設機械等に備えられる冷却装置であり、作動油を冷却する冷却ファンの駆動に消費されるエンジン馬力を低減させるために、油圧アクチュエータからの戻り油路に油圧ポンプモータを設け、この油圧ポンプモータを駆動させることによって冷却ファンを駆動する構成にしてある。
【0003】
すなわち、この従来技術は、油圧アクチュエータの作動時には、油圧アクチュエータからの戻り油路に導かれる戻り油で油圧ポンプモータを駆動し、これによってこの油圧ポンプモータに機械的に連結された圧力変換器を形成する可変容量型油圧ポンプを駆動し、この可変容量型油圧ポンプの駆動によって第1油圧回転機械(油圧モータ)を駆動し、この第1油圧回転機械によって冷却ファンを駆動するようにしてある。また、油圧アクチュエータの非作動時には、エンジン等で駆動される油圧源からの圧油を第2油圧回転機械(油圧モータ)に供給し、第2油圧回転機械によって冷却ファンを駆動するようにしてある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3897185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来技術は、冷却ファンを駆動するために第1油圧回転機械と第2油圧回転機械、すなわち2つの油圧モータを要し、また、第1油圧回転機械である油圧モータへの圧油は油圧アクチュエータからの戻り油を圧力変換器を形成する可変容量型油圧ポンプを介して供給することから、構成が非常に複雑になり、これに伴ってエネルギロスが増加する。また、油圧アクチュエータの非作動時には、エンジン馬力によって駆動させた油圧源のエネルギを使用して冷却ファンを駆動するようにしている。これらのことから、従来技術における建設機械等にあっては、エンジン馬力の低減効率の向上を見込み難い問題がある。
【0006】
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、冷却ファンの駆動に伴うエネルギロスを少なくすることができるとともに、エンジン馬力を使用することなく冷却ファンを駆動することができる建設機械の冷却装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明は、エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって作動する油圧アクチュエータと、上記油圧ポンプから上記油圧アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁を切り換え操作する操作装置とを有するとともに、熱交換器を有する建設機械に備えられ、上記熱交換器に送風する冷却ファンを備えた建設機械の冷却装置において、上記油圧アクチュエータからの戻り油を導く戻り油路に設けた蓄圧装置と、この蓄圧装置の下流に設けられ、上記冷却ファンを駆動する油圧モータとを備え、この油圧モータは、上記油圧アクチュエータの作動時に上記戻り油によって作動し、上記油圧アクチュエータの非作動時に上記蓄圧装置に蓄圧された圧油による作動が可能なものから成ることを特徴としている。
【0008】
このように構成した本発明は、油圧アクチュエータの作動時には、油圧アクチュエータの戻り油路に導かれた戻り油が蓄圧装置に蓄圧されるとともに、戻り油によって油圧モータが作動し、この油圧モータによって冷却ファンが駆動して熱交換器に送風がなされ、この熱交換器を冷却することができる。すなわち、油圧モータから戻り油路を介して導かれる戻り油のエネルギだけで油圧モータを作動させて冷却ファンを駆動することができる。
【0009】
また、油圧アクチュエータの非作動時には、蓄圧装置に蓄えられた圧油が油圧モータに導かれて、この油圧モータを作動させ、冷却ファンを駆動することができる。
【0010】
すなわち本発明は、圧力変換器等を要することなく、戻り油路に導かれた戻り油のエネルギを油圧モータに与えて、この油圧モータを駆動することができる。したがって、圧力変換器等における無駄なエネルギロスの発生を抑え、冷却ファンの駆動に伴うエネルギロスを少なくすることができる。また、油圧アクチュエータの作動時、非作動時に拘わらず、エンジン馬力を使用することなく冷却ファンを駆動させ、熱交換器を冷却することができる。
【0011】
また本発明は、上記発明において、上記戻り油路から分岐させた分岐油路を設け、この分岐油路に上記蓄圧装置を接続し、この蓄圧装置の下流に位置する上記分岐油路の部分に上記油圧モータを設け、上記戻り油路と上記分岐油路との分岐点とタンクとの間に位置する戻り油路の部分に、上記油圧アクチュエータの非作動、作動に伴って上記戻り油路を開閉する開閉手段を備えたことを特徴としている。
【0012】
このように構成した本発明は、油圧アクチュータの作動時には、開閉手段によって戻り油路が閉じられるとともに、戻り油路から分岐油路に戻り油が導かれ、この分岐油路に導かれた戻り油が蓄圧装置に蓄えられるとともに、戻り油によって油圧モータが作動する。また、油圧アクチュエータの非作動時には、開閉手段によって戻り油路が開かれて戻り油路がタンクに連通するとともに、蓄圧装置に蓄えられた圧油が分岐油路を介して油圧モータに導かれ、この油圧モータを作動させることができる。
【0013】
また本発明は、上記発明において、上記開閉手段は、上記操作装置の操作時に上記戻り油路を閉じる閉位置と、上記操作装置の中立時に上記戻り油路を開く開位置とを有する開閉弁から成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、油圧アクチュエータを作動させる操作装置の操作に関連させて開閉弁を切り換えることができる。
【0014】
また本発明は、上記発明において、上記熱交換器は、上記開閉弁と上記タンクとの間に位置する戻り油路の部分に設けたオイルクーラから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、油圧モータの作動により冷却ファンを駆動させ、この冷却ファンによって生起させた風をオイルクーラに与えて作動油を冷却することができる。
【0015】
また本発明は、上記発明において、上記油圧モータの下流に位置する上記分岐油路の端部を、上記開閉弁と上記オイルクーラとの間に位置する戻り油路の部分に接続したことを特徴としている。このように構成した本発明は、油圧モータにおいて温度上昇した作動油をオイルクーラに導くことができ、作動油の冷却機能を高めることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、圧力変換器等を要することなく、戻り油路に導かれた戻り油のエネルギを油圧モータに与えて、この油圧モータを駆動することができる。したがって、圧力変換器等における無駄なエネルギロスの発生を抑え、冷却ファンの駆動に伴うエネルギロスを少なくすることができる。また、油圧アクチュエータの作動時、非作動時に拘わらず、エンジン馬力を使用することなく冷却ファンを駆動させ、熱交換器を冷却することができる。すなわち、本発明は、冷却ファンの駆動に伴うエネルギロスを少なくすることができるとともに、エンジン馬力を使用することなく冷却ファンを駆動することができ、当該建設機械におけるエンジン馬力の低減効率を従来に比べて向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る冷却装置が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルの側面図である。
【図2】本発明に係る冷却装置の第1実施形態の要部構成を示す油圧回路図である。
【図3】本発明の第2実施形態の要部構成を示す油圧回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る建設機械の冷却装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明に係る冷却装置が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルの側面図である。
【0020】
この図1に示す油圧ショベルは、走行体1と、この走行体1上に配置され、旋回駆動装置3によって旋回する旋回体2とを備えている。また、この油圧ショベルは、旋回体2に上下方向の回動可能に取り付けられるブーム4と、このブーム4を駆動するブームシリンダ5と、ブーム4の先端に上下方向の回動可能に取り付けられるアーム6と、このアーム6を駆動するアームシリンダ7と、アーム6の先端に上下方向の回動可能に取り付けられるバケット8と、このバケット8を駆動するバケットシリンダ9とを備えている。
【0021】
ブーム4、アーム6、バケット8、及びブームシリンダ5、アームシリンダ7、バケットシリンダ9によって、土砂の掘削作業等に伴う作業装置が構成されている。また、ブームシリンダ5、アームシリンダ7、バケットシリンダ9、旋回駆動装置3に含まれる後述の旋回モータ3a、走行体1を走行させる図示しない走行モータ等によって、この油圧ショベルに備えられる油圧アクチュエータが構成されている。
【0022】
図2は本発明に係る冷却装置の第1実施形態の要部構成を示す油圧回路図である。
【0023】
本発明に係る冷却装置の第1実施形態が備えられる油圧ショベルは、上述した構成の他に、図2に示すように、エンジン10と、このエンジン10によって駆動する油圧ポンプ11と、この油圧ポンプ11から吐出される圧油によって作動する上述したブームシリンダ5、旋回モータ3a等の油圧アクチュエータとを備えている。また、この油圧ショベルは、油圧ポンプ11からブームシリンダ5に供給される圧油の流れを制御するブーム用方向制御弁13a、油圧ポンプ11から旋回モータ3aに供給される圧油の流れを制御する旋回用方向制御弁13bと、ブーム用方向制御弁13aを切り換え操作するブーム用操作装置12aと、旋回用方向制御弁13bを切り換え操作する旋回用操作装置12bとを備えている。さらに、この油圧ショベルは、戻り回路15に含まれ、ブームシリンダ5、旋回モータ3aから排出される油をタンク30に戻す戻り油路15aに、熱交換器、例えばオイルクーラ16を配置してある。
【0024】
このような油圧ショベルに備えられる第1実施形態に係る冷却装置は、オイルクーラ16を冷却する風を生起させる冷却ファン17と、蓄圧装置19と、この蓄圧装置19の下流に設けられ、冷却ファン17を駆動する油圧モータ18とを備えている。この油圧モータ18は、ブームシリンダ5、旋回モータ3a等の油圧アクチュエータの作動時には、油圧アクチュエータからの戻り油によって作動し、ブームシリンダ5、旋回モータ3a等の油圧アクチュエータの非作動時には、蓄圧装置19に蓄圧された圧油による作動が可能なものから成っている。
【0025】
すなわち同図2に示すように、この第1実施形態は、戻り油路15aから分岐させた分岐油路15bを設け、この分岐油路15bに蓄圧装置19を接続してある。また、この第1実施形態は、蓄圧装置19の下流に位置する分岐油路15bの部分に油圧モータ18を設けてある。また、この第1実施形態は、蓄圧装置19の上流に位置する分岐油路15bの部分に設けられ、戻り油路15aに導かれた油の蓄圧装置19方向への流れを許容し、逆方向への油の流れを阻止する逆止弁21と、分岐油路15bの圧力を所定圧に保つリリーフ弁22とを備えている。
【0026】
さらに、この第1実施形態は、戻り油路15aと分岐油路15bの分岐点31と、オイルクーラ16との間に位置する戻り油路15aの部分に、ブームシリンダ5、旋回モータ3a等の油圧アクチュエータの非作動、作動に伴って戻り油路15aを開閉する開閉手段を備えている。この開閉手段は、例えばブーム用操作装置12a、旋回用操作装置12b等の操作装置の操作に伴って発生するパイロット圧によって戻り油路15aを閉じる閉位置20aと、ブーム用操作装置12a、旋回用操作装置12b等の操作装置の中立時に、戻り油路15aを開く開位置20bとを有する油圧パイロット式の開閉弁20から成っている。
【0027】
なお、この第1実施形態は、油圧モータ18の下流の分岐油路15bの端部15b1を、オイルクーラ16とタンク30との間に位置する戻り油路15aの部分に接続させてある。
【0028】
このように構成した第1実施形態は、油圧アクチュエータ、例えばブーム用操作装置を操作してブーム下げ単独操作を実施する際のブームシリンダ5の収縮時に、そのボトム室5aから排出した油がブーム用方向制御弁13aを介して戻り油路15aに導かれる。また、ブーム用操作装置12aの操作に応じて開閉弁20が閉位置20aに切り換えられ、これにより開閉弁20の上流に位置する戻り油路15aの部分が閉じられる。これらにより、上述したように、戻り油路15aに排出された油が分岐点31を介して分岐油路15bに導かれ、逆止弁21を介して蓄圧装置19に蓄えられる。また、分岐油路15bに導かれた油が油圧モータ18に供給される。これによって油圧モータ18が作動し、この油圧モータ18によって冷却ファン17が駆動する。この冷却ファン17によって生起させた風がオイルクーラ16に与えられ、作動油を冷却することができる。
【0029】
また、油圧アクチュエータ、例えば旋回用操作装置12b等とともに、ブーム用操作装置12aを中立位置に保ってブーム4を停止保持させたブームシリンダ5の非作動時には、開閉弁20の切換圧力の低下に伴ってこの開閉弁20が開位置20bとなり、戻り油路15aに排出させた油が開閉弁20、オイルクーラ16を介してタンク30に戻される。このとき、蓄圧装置19に蓄えられた圧油が分岐油路15bを介して油圧モータ18に導かれ、この油圧モータ18を作動させて冷却ファン17を駆動することができる。
【0030】
このように構成した第1実施形態は、戻り油のエネルギを圧力変換器等を要することなく戻り油路15a、分岐油路15bを介して油圧モータ18に与えて、この油圧モータ18を駆動することができるので、簡単な構成とすることができ、圧力変換器等における無駄なエネルギロスの発生を抑えることができる。また、この第1実施形態は、油圧アクチュエータ、例えばブームシリンダ5の作動時、非作動時に拘わらず、エンジン馬力を使用することなく冷却ファン17を駆動させ、オイルクーラ16を冷却させることができる。これにより、当該油圧ショベルにおけるエンジン馬力の低減効率を向上させることができる。
【0031】
図3は本発明の第2実施形態の要部構成を示す油圧回路図である。
【0032】
この図3に示す第2実施形態に係る冷却装置は、油圧モータ18が設けられる分岐油路15bの油圧モータ18より下流に位置する端部15b1を、開閉弁20とオイルクーラ16との間に位置する戻り油路15aの部分に接続した構成にしてある。その他の構成は、例えば第1実施形態と同等である。
【0033】
このように構成した第2実施形態に係る冷却装置によれば、第1実施形態と同等の作用効果が得られる他、油圧モータ18において温度上昇した作動油をオイルクーラ16に導くことができ、作動油の冷却機能を高めることができる。
【0034】
なお、上記各実施形態では、冷却ファン17によって生起される風によって冷却される熱交換器として、オイルクーラ16を設けてあるが、冷却ファン17によってラジエータやインタクーラを冷却するように構成してもよい。
【0035】
また、上記各実施形態では、戻り油路15aを開閉する開閉手段として、油圧パイロット式の開閉弁20を設けてあるが、このような油圧パイロット式の開閉弁20に代えて、コントローラから出力される信号に応じて戻り油路15aを開閉する電磁弁を設けた構成にしてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 走行体
2 旋回体
3 旋回駆動装置
3a 旋回モータ
4 ブーム
5 ブームシリンダ
5a ボトム室
6 アーム
7 アームシリンダ
8 バケット
9 バケットシリンダ
10 エンジン
11 油圧ポンプ
12a ブーム用操作装置
12b 旋回用操作装置
13a ブーム用方向制御弁
13b 旋回用方向制御弁
15 戻り回路
15a 戻り油路
15b 分岐油路
15b1 端部
16 オイルクーラ(熱交換器)
17 冷却ファン
18 油圧モータ
19 蓄圧装置
20 開閉弁(開閉手段)
20a 閉位置
20b 開位置
21 逆止弁
22 リリーフ弁
30 タンク
31 分岐点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油によって作動する油圧アクチュエータと、上記油圧ポンプから上記油圧アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、この方向制御弁を切り換え操作する操作装置とを有するとともに、熱交換器を有する建設機械に備えられ、
上記熱交換器に送風する冷却ファンを備えた建設機械の冷却装置において、
上記油圧アクチュエータからの戻り油を導く戻り油路に設けた蓄圧装置と、
この蓄圧装置の下流に設けられ、上記冷却ファンを駆動する油圧モータとを備え、
上記油圧モータは、上記油圧アクチュエータの作動時に上記戻り油によって作動し、上記油圧アクチュエータの非作動時に上記蓄圧装置に蓄圧された圧油による作動が可能なものから成ることを特徴とする建設機械の冷却装置。
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械の冷却装置において、
上記戻り油路から分岐させた分岐油路を設け、
この分岐油路に上記蓄圧装置を接続し、
この蓄圧装置の下流に位置する上記分岐油路の部分に上記油圧モータを設け、
上記戻り油路と上記分岐油路との分岐点とタンクとの間に位置する戻り油路の部分に、上記油圧アクチュエータの非作動、作動に伴って上記戻り油路を開閉する開閉手段を備えたことを特徴とする建設機械の冷却装置。
【請求項3】
請求項2に記載の建設機械の冷却装置において、
上記開閉手段は、上記操作装置の操作時に上記戻り油路を閉じる閉位置と、上記操作装置の中立時に上記戻り油路を開く開位置とを有する開閉弁から成ることを特徴とする建設機械の冷却装置。
【請求項4】
請求項3に記載の建設機械の冷却装置において、
上記熱交換器は、上記開閉弁と上記タンクとの間に位置する戻り油路の部分に設けたオイルクーラから成ることを特徴とする建設機械の冷却装置。
【請求項5】
請求項4に記載の建設機械の冷却装置において、
上記油圧モータの下流に位置する上記分岐油路の端部を、上記開閉弁と上記オイルクーラとの間に位置する戻り油路の部分に接続したことを特徴とする建設機械の冷却装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−225460(P2012−225460A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−95251(P2011−95251)
【出願日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】