説明

建設機械

【課題】ステップを運転室内に配置するものにあって、旋回半径を大きくすることなく、ステップの形状寸法を大きくすることができる建設機械の提供。
【解決手段】本発明は、運転室6に対する乗降を容易にさせるステップを備えたミニショベルにおいて、ステップの一部に、乗降口20を形成する開口面16よりも外側に突出する突出部12aを設け、ドア5の一部に、このドア5を閉めた状態にあってステップの突出部12aを覆う凸部5aを設けてある。運転室6の床11が、運転席4の前側に配置された平坦部11aと、この平坦部11aに連設されて乗降口20側に配置された段差部11bとを含み、運転室6内に、床11の段差部11bと同一平面を形成するフランジ部12を段差部11bに連設させて設け、ステップが、床11の段差部11bとフランジ部12から成り、フランジ部12に突出部12aを設けた構成にしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗降口を開閉可能なドアを有する運転室を備えたミニショベル等の建設機械に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来技術として、特許文献1に示された油圧ショベルがある。この油圧ショベルは、旋回体と、この旋回体に取り付けられる作業装置と、旋回体上に設けられ、乗降口を開閉可能なドアを有する運転室と、この運転室の乗降口に設けられ、運転室に対する乗降を容易にさせるステップとを備えている。
【0003】
運転室内には運転席が配置され、運転席の下方であって前方位置には床板が配置されている。この床板は、運転席の前側に配置される平坦部と、この平坦部に連設されて乗降口側に配置された段差部とから成っており、この段差部が上述したステップを構成している。運転室のドアを閉めた状態にあっては、ステップを構成する段差部はドアの内側に位置するようになっている。すなわち、ステップを構成する段差部は、運転室の内部に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−226307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した油圧ショベルがミニショベル等の小型の建設機械である場合には、運転室内の足回りを確保するために、上述した段差部の形状寸法を小さく設定せざるを得ない。これに伴って、段差部すなわちステップを介して行われる運転室に対する乗降を容易に行えないことも起こり得る。
【0006】
このようなことから、ミニショベル等の小型の建設機械であっても、運転室に対する乗降を容易にさせるために、運転室内に配置されるステップを構成する段差部の形状寸法をドア側に拡張させ、しかも閉じられたドアの全面に沿うように大きく形成することが考えられる。しかし、このようにすると運転室の外殻形状は、作業装置側に配置される運転室の柱、すなわち前側ピラーがそれまでよりも外側に張り出す形状となる。このような形状となると、ミニショベル等の小型の建設機械で本来要求される車幅以下の寸法である旋回体の旋回半径の外側に運転室が突出するようになる。すなわち、旋回体の旋回半径が本来要求されている旋回半径よりも大きくなって、作業環境による制約を受け、当該ミニショベル等の小型の建設機械の作業装置を介して実施される各種作業に支障を生じかねない。
【0007】
なお、ステップをドアの下端から外側に向かって張り出し、外部に露出させるように形成することによって、このステップの形状寸法を大きく設定することも考えられる。しかし、このようにステップを構成した場合には、当該建設機械が寒冷地に配置されて作業が行われるような場合、ドアから張り出し、外部に露出したステップ部分に雪が積もり、その積雪が凍結することが考えられる。このような積雪の凍結を生じると、ドアの開閉が困難となりやすい。
【0008】
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ステップを運転室内に配置するものにあって、旋回半径を大きくすることなく、ステップの形状寸法を大きくすることができる建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するために、本発明は、旋回体と、この旋回体に取り付けられる作業装置と、上記旋回体上に設けられ、乗降口を開閉可能なドアを有する運転室と、この運転室の上記乗降口に設けられ、運転室に対する乗降を容易にさせるステップとを備えた建設機械において、上記ステップの一部に、上記乗降口を形成する開口面よりも外側に突出する突出部を設け、上記ドアの一部に、このドアを閉めた状態にあって上記ステップの上記突出部を覆う凸部を設けたことを特徴としている。
【0010】
このように構成した本発明は、運転室の乗降口を形成する開口面よりも外側に突出する突出部をステップの一部のみに設けたことから、運転室の外殻形状を変更させることなくステップに突出部を設けることが可能となる。すなわち、旋回半径を大きくすることなく、ステップの形状寸法を大きくすることができる。また、ドアを閉めた際にドアの一部に設けた凸部によってステップに設けた突出部が覆われるので、突出部を含めたステップ全体を運転室内に位置させることができる。したがって、当該建設機械が積雪を生じる寒冷地に配置された場合でも、ステップにおいて積雪が凍結する事態を防ぐことができる。
【0011】
また、本発明は、上記発明において、上記運転室の床が、運転席の前側に配置された平坦部と、この平坦部に連設されて上記乗降口側に配置された段差部とを含み、上記運転室内に、上記床の上記段差部と同一平面を形成するフランジ部を上記段差部に連設させて設け、上記ステップが、上記床の段差部と上記フランジ部から成り、上記フランジ部に上記突出部を設けたことを特徴としている。
【0012】
このように構成した本発明は、突出部を有するフランジ部と、凸部を有するドアとの組み合わせに際して、突出部の形状の異なるものを、あるいは凸部の形状の異なるものを予め複数組考慮しておくことにより、運転室の基本構造の設計変更を生じさせずに、選定されたフランジ部とドアとの所望の組み合わせを有する運転室を容易に実現させることができる。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、上記運転室は、互いに上記乗降口を挟むように設けられ、上記作業装置側に配置される前側ピラーと、上記ドアが回動可能に取り付けられるドア取り付けピラーとを有し、上記前側ピラーに、上記ドアを閉めた状態にあって上記ドアの側端部を収容させる窪み部を設けたことを特徴としている。
【0014】
このように構成した本発明は、ドアを閉じた際に、前側ピラーの窪み部にドアの側端部が収容されるので、ドアの側端部が前側ピラーよりも外側に配置されることがなく、本来要求されている旋回半径の維持に貢献する。
【0015】
また、本発明は、上記発明において、当該建設機械がミニショベルから成り、上記フランジ部の上記突出部における上記前側ピラー側の端部に、上記前側ピラーに近づくに従って上記開口面に近づくように形成される屈曲部を設け、上記ドアを閉めた際に位置する上記ドアの上記凸部における上記前側ピラーに近い側の端部に、上記ドアを閉めた際に上記突出部の上記屈曲部に対向して配置される屈曲部を設け、上記ドアの上記凸部の上記屈曲部は、上記ドアを開いた際に上記旋回体の外装カバーとの干渉を防ぐ逃げ部を形成することを特徴としている。
【0016】
このように構成した本発明は、ドアの凸部の屈曲部が旋回体を形成する外装カバーとの干渉を防ぐ逃げ部を形成するので、ドアの開動作に伴うドアの損傷、及び外装カバーの損傷を抑制することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、ステップの一部に、乗降口を形成する開口面よりも外側に突出する突出部を設け、ドアの一部に、このドアを閉めた状態にあってステップの突起部を覆う凸部を設けたことから、運転室の外殻形状を変更させることなくステップに突出部を設けることができる。すなわち、旋回半径を大きくすることなく、ステップの形状寸法を大きくすることができる。これにより、旋回体を旋回させ作業装置を駆動させて支障なく所望の作業を実施させることができるとともに、運転室に対する乗降を従来よりも容易に行わせることができる。また、ドアを閉めた際にドアに設けた凸部によってフランジ部の突出部が覆われるので、当該建設機械が積雪を生じる寒冷地に配置された場合でも、ステップにおいて積雪が凍結する事態を防ぐことができる。したがって、凍結した積雪によってドアが開かなくなる事態を生じることがなく、ドアの円滑な開閉を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る建設機械の一実施形態を構成するミニショベルを示す側面図である。
【図2】図1に示すミニショベルに備えられる運転室を示す斜視図である。
【図3】図2に示す運転室のドアを閉めた状態を示す要部斜視図である。
【図4】図2に示す運転室のドアを閉めた状態の要部を断面して示した平面図である。
【図5】図2に示す運転室のドアを開けた状態を示す要部斜視図である。
【図6】図2に示す運転室のドアを開けた状態の要部を断面して示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0020】
図1は本発明に係る建設機械の一実施形態を構成するミニショベルを示す側面図、図2は図1に示すミニショベルに備えられる運転室を示す斜視図である。
【0021】
これらの図1,2に示すように、本実施形態に係る建設機械は、小型の建設機械の1つであるミニショベルから構成されている。このミニショベルは、左右一対の履帯1aを有する走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2に上下方向の回動可能に取り付けられる作業装置3とを備えている。作業装置3は、旋回体2に取り付けられるブーム3aと、このブーム3aの先端に取り付けられるアーム3bと、このアーム3bの先端に取り付けられるバケット3cとを含んでいる。
【0022】
旋回体2上には、運転席4が収容され乗降口を開閉可能なドア5を有する運転室6を配置してある。また、この旋回体2には、エンジン7、図示しないポンプ等が収容され外側が外装カバー8で覆われた機械室9と、重量バランスを確保するカウンタウエイト10とを配置してある。
【0023】
図3は図2に示す運転室のドアを閉めた状態を示す要部斜視図、図4は図2に示す運転室のドアを閉めた状態の要部を断面して示した平面図、図5は図2に示す運転室のドアを開けた状態を示す要部斜視図、図6は図2に示す運転室のドアを開けた状態の要部を断面して示した平面図である。
【0024】
本実施形態に係るミニショベルは、運転室6に対する昇降を容易にさせるステップの一部に、運転室6の乗降口20を形成する開口面16よりも外側に突出する突出部12aを設けた構成にしてある。
【0025】
すなわち、図3〜6に示すように、運転室6の床11が、上述した運転席4の前側に配置された平坦部11aと、この平坦部11aに連設されてこの平坦部11aよりも低い位置に設けられ、乗降口側に配置された段差部11bとを含み、運転室6内に、床11の段差部11bと同一平面を形成するフランジ部12を段差部11bに連設させて設け、上述したステップが、床11の段差部11bとフランジ部12から成り、フランジ部12に図4に示す乗降口20を形成する開口面15よりも外側に突出する突出部12aを設けてある。
【0026】
フランジ部12は一対のボルト14によって、運転室6を形成するフレームに着脱可能に固定してある。このフランジ部12に設けた突出部12aの主要部の端面は、例えば水平面内において直線形状に形成してある。
【0027】
運転室6は、図4,6に示すように、互いに乗降口を挟むように設けられ、作業装置3側に配置される柱、すなわち前側ピラー15と、ドア5がヒンジ18を介して回動可能に取り付けられる柱、すなわちドア取り付けピラー13とを有している。図4に示すように、フランジ部12の突出部12aにおける前側ピラー15側の端部には、前側ピラー15に近づくに従って乗降口20を形成する開口面16に近づくように形成される屈曲部12a1を設けてある。
【0028】
図3,4に示すように、ドア5の下端部分の一部には、このドア5を閉めた状態にあってステップを構成するフランジ部12に設けた突出部12aを覆う凸部5aを設けてある。この凸部5aの主要部は、フランジ部12の突出部12aの主要部の端面の直線形状に応じて、平坦面状に形成してある。この凸部5aは、例えばドア5の製作時にプレス加工によって一体に設けてある。
【0029】
図4に示すように、前側ピラー15に、ドア5を閉めた状態にあってドア5の側端部5bを収容させる窪み部15aを設けてある。
【0030】
また、図4に示すように、ドア5を閉めた際に位置するドア5の凸部5aにおける前側ピラー15に近い側の端部に、ドア5を閉めた際に上述の突出部12aの屈曲部12a1に対向して配置される屈曲部5a1を設けてある。この屈曲部5a1は、図6に示すように、ドア5を開いた際に旋回体2の外装カバー8との干渉を防ぐ逃げ部を形成している。
【0031】
なお、運転室6の基本的な外殻形状は変更されることがなく、これに伴って図4,6に示す旋回半径17は、従前のミニショベルにおけるのと同等の旋回半径、すなわち走行体1の一対の履帯1aによって規定される車幅以下の寸法を維持するように設定してある。また、図6に示すように、ドア5を開いたときの側端部5bの位置は、例えば略旋回半径17上に位置するように設定してある。
【0032】
このように構成した本実施形態にあって、オペレータが作業を行うために運転席4に着座する際には、図5,6に示すように、ドア5を開き、床11の段差部11bと、突出部12aを有するフランジ部12とから成るステップに足をかけて、床11の平坦部11aに上り、運転席4に着座すればよい。このように運転席4に着座したオペレータが、運転室6内に配置される操作レバーを操作することにより、例えば図1に示す作業装置3が駆動し、土砂の掘削作業等の所望の作業を実施することができる。なお、ドア5が一杯に開かれたときには、図6に示すように、ドア5が旋回体2の外装カバー8に対向するように配置される。作業中にあっては、必要に応じてドア5が閉じられる。
【0033】
また、作業を終了した際にはオペレータは、運転席4から離れ、床11の平坦部11aから段差部11bとフランジ部12とから成るステップに降り、さらに当該ミニショベルの接地面に降りた後、例えば図3,4に示すようにドア5を閉じればよい。これにより、図4に示すように、フランジ部12の突出部12aがドア5の凸部5aによって覆われるとともに、ドア5の側端部5bが前側ピラー15の窪み部15aに収容される。
【0034】
なお、上記実施形態では、フランジ部12の突出部12aの主要部における端面を水平面内において直線形状に形成し、ドア5の凸部5aの主要部を平坦面状に形成してあるが、フランジ部12の突出部12aの主要部における端面を、例えば水平面内において曲線形状にするとか、凹凸部を有する形状に形成してもよく、また、ドア5の凸部5aを水平面内において曲面を有するように、あるいは鉛直面内において曲面を有するように形成してもよい。これらの突出部12a及び凸部5aは、種々の形状に形成し得る。
【0035】
このように構成した本実施形態によれば、図4に示すように運転室6の乗降口20を形成する開口面15よりも外側に突出する突出部12aを、ステップを構成するフランジ部12の一部のみに設けたことから、運転室6の外殻形状を変更させることなくステップに突出部12aを設けることが可能になる。すなわち、旋回半径17を大きくすることなく、ステップの形状寸法を大きくすることができる。これにより、旋回体2を旋回させ作業装置3を駆動させて、支障なく所望の作業を実施させることができるとともに、運転室6に対する乗降を容易に行わせることができる。
【0036】
また、ドア5を閉めた際に、ドア5に設けた凸部5aによってフランジ部12の突出部12aが覆われるので、突出部12aを含めたステップ全体を運転室6内に位置させることができる。したがって、当該ミニショベルが積雪を生じる寒冷地に配置された場合でも、突出部12aを含めたステップにおいて積雪が凍結する事態を防ぐことができる。したがって、凍結した積雪によってドア5が開かなくなる事態を生じることがなく、ドア5の円滑な開閉を実現させることができる。
【0037】
また、突出部12aを有するフランジ部12と、凸部5aを有するドア5との組み合わせに際して、突出部12aの形状の異なるものを、あるいは凸部5aの形状の異なるものを、予め複数組考慮することにより、運転室6の基本構造の設計変更を生じさせずに、選定されたフランジ部12とドア5の組み合わせを有する運転室6を容易に実現させることができる。
【0038】
また、図4に示すようにドア5を閉じた際に、前側ピラー15の窪み部15aにドア5の側端部5aが収容されるので、ドア5の側端部5bが前側ピラー15よりも外側に位置することがなく、本来要求されている旋回半径17の維持に貢献する。
【0039】
また、図6に示すように、ドア5の凸部5aの屈曲部5a1が旋回体2を形成する外装カバー8との干渉を防ぐ逃げ部を形成しているので、ドア5の開動作に伴うドア5の損傷、及び外装カバー8の損傷を抑制でき、信頼性の高いミニショベルを実現できる。
【0040】
なお、上記実施形態は、ミニショベルから成っているが、本発明に係る建設機械は、ミニショベルよりも大きな油圧ショベルであってもよく、また、開閉可能なドアを有する運転室を旋回体上に設けたものであれば、油圧ショベルとは異なる建設機械であってもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 走行体
2 旋回体
3 作業装置
4 運転席
5 ドア
5a 凸部
5a1 屈曲部
5b 側端部
6 運転室
8 外装カバー
11 床
11a 平坦部
11b 段差部
12 フランジ部
12a 突出部
12a1 屈曲部
13 ドア取り付けピラー
14 ボルト
15 前側ピラー
15a 窪み部
16 開口面
17 旋回半径
20 乗降口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
旋回体と、この旋回体に取り付けられる作業装置と、上記旋回体上に設けられ、乗降口を開閉可能なドアを有する運転室と、この運転室の上記乗降口に設けられ、運転室に対する乗降を容易にさせるステップとを備えた建設機械において、
上記ステップの一部に、上記乗降口を形成する開口面よりも外側に突出する突出部を設け、
上記ドアの一部に、このドアを閉めた状態にあって上記ステップの上記突出部を覆う凸部を設けたことを特徴とする建設機械。
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械において、
上記運転室の床が、運転席の前側に配置された平坦部と、この平坦部に連設されて上記乗降口側に配置された段差部とを含み、
上記運転室内に、上記床の上記段差部と同一平面を形成するフランジ部を上記段差部に連設させて設け、
上記ステップが、上記床の段差部と上記フランジ部から成り、
上記フランジ部に上記突出部を設けたことを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項2に記載の建設機械において、
上記運転室は、互いに上記乗降口を挟むように設けられ、上記作業装置側に配置される前側ピラーと、上記ドアが回動可能に取り付けられるドア取り付けピラーとを有し、
上記前側ピラーに、上記ドアを閉めた状態にあって上記ドアの側端部を収容させる窪み部を設けたことを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項3に記載の建設機械において、
当該建設機械がミニショベルから成り、
上記フランジ部の上記突出部における上記前側ピラー側の端部に、上記前側ピラーに近づくに従って上記開口面に近づくように形成される屈曲部を設け、
上記ドアを閉めた際に位置する上記ドアの上記凸部における上記前側ピラーに近い側の端部に、上記ドアを閉めた際に上記突出部の上記屈曲部に対向して配置される屈曲部を設け、上記ドアの上記凸部の上記屈曲部は、上記ドアを開いた際に上記旋回体の外装カバーとの干渉を防ぐ逃げ部を形成することを特徴とする建設機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−246889(P2011−246889A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−118565(P2010−118565)
【出願日】平成22年5月24日(2010.5.24)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】