説明

情報処理装置およびキャプチャ画像の送信方法

【課題】近接無線通信方式によるデバイス間におけるキャプチャ画像ファイルの送信を簡単な操作で実行させること。
【解決手段】近接無線通信を行う近距離無線通信デバイス123と、入力デバイス340と、入力デバイス340からの入力に応じて表示装置の表示画面上に表示されている画像をキャプチャし、当該キャプチャされた画像に対応する画像ファイルを生成するキャプチャ画像生成モジュール331と、生成された画像ファイルをHDD121内に格納するキャプチャ画像格納モジュール333と、HDD121に格納されている画像ファイルのパスを示すパス情報を送信トレイ322に格納する送信トレイ登録モジュール321と、外部デバイスと通信デバイス123との接続が確立された場合に、送信トレイに格納されているパス情報によって示される画像ファイルを近接無線通信によって外部デバイスに送信する送信制御モジュール325とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、近接無線通信方式で通信を行う情報処理装置に好適なキャプチャ画像の送信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、NFC(Near Field Communication)のような無線通信が利用され始めている。この無線通信の普及により、ユーザは、IC(Integrated Circuit)カードや携帯電話機などをホスト装置のリーダ/ライタ部にかざすといった操作を行うだけで、認証処理、課金等のための通信を容易に行えるようになっている。
【0003】
また、最近では、より高速の通信が可能な新たな近接無線通信技術の開発が進められている。この新たな近接無線通信技術は、デバイス同士を近づけるだけで、認証、課金サービスのみならず、文書データ、画像データ、オーディオデータといったデータファイルをそれらデバイス間で送受信することを可能にする。
【0004】
特許文献1には、携帯電話はWebページを閲覧する機能をもち、ユーザが所望する画面データを保存し、メールに添付して送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−332160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
インターネットの利用が一般化している今日では、ブラウザ(閲覧ソフトウェア)を用いることにより、インターネット上で公開されている様々なWebページを閲覧して種々の情報を入手することができる。そのため、2台のデバイス間において、一方のデバイスにデータファイルとして保持された画像データのみならず、その表示画面を画像データとして他方のデバイスに容易に転送することができれば、例えば、目的地への地図が掲載されたWebページを表示させたPC(Personal Computer)に携帯電話機を近づけるだけで、その地図の画像データを携帯電話機に取り込むことができるようになる等、より利便性を高めることが実現される。
【0007】
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、近接無線通信方式によるデバイス間におけるキャプチャ画像ファイルの送信を簡単な操作で実行させることが可能な情報処理装置およびキャプチャ画像の送信処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一例に係わる情報処理装置は、近接無線通信を行う通信モジュールと、入力部と、前記入力部からの入力に応じて表示装置の表示画面上に表示されている画像をキャプチャし、キャプチャされた画像に対応する画像データを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された画像データに対応する画像ファイルを記憶装置内に格納する格納手段と、前記格納手段によって前記記憶装置に格納された画像ファイルのパスを示すパス情報を送信トレイに格納するパス情報格納手段と、外部デバイスと前記通信モジュールとの接続が確立された場合に、前記送信トレイに格納されているパス情報によって示される前記画像ファイルを前記近接無線通信によって前記外部デバイスに送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、近接無線通信方式によるデバイス間におけるキャプチャ画像の転送を簡単な操作で実行させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係わる情報処理装置の外観を示す斜視図。
【図2】携帯電話と情報処理装置との間で実行される近接無線通信の様子を示す図。
【図3】図1に示す情報処理装置のシステム構成を示すブロック図。
【図4】近接無線通信ガジェットアプリケーションプログラムによってLCDの表示画面上に表示されるガジェットを示す図。
【図5】オペレーティングシステム、認証アプリケーションプログラム、送信トレイアプリケーションプログラムの構成を示す図。
【図6】送信トレイ起動モジュールによってLCDの表示画面上に表示されるウィンドウを示す図。
【図7】画像ファイルの送信中に送信制御モジュールによってLCDに表示されるウィンドウを示す図。
【図8】外部デバイスと通信が行えない場合に、送信トレイアプリケーションプログラムによってLCDに表示されるウィンドウを示す図。
【図9】図4に示す送信トレイボタンが押し下げ操作された場合に、送信トレイアプリケーションプログラムによってLCDに表示されるウィンドウを示す図。
【図10】送信トレイアプリケーションプログラムによって実行される処理の手順を示すフローチャート。
【図11】接続が確立している外部デバイスとの通信を許可するデバイスとして登録するかをユーザに問い合わせるために、デバイス管理モジュールによって表示されるウィンドウを示す図。
【図12】通信制御ドライバおよび認証アプリケーションプログラムによって実行される処理の手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係わる情報処理装置の外観を示す斜視図である。図1に示すように、この情報処理装置は、例えば、バッテリ駆動可能なノートブック型の携帯型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
【0013】
コンピュータ10は、本体41と、ディスプレイユニット42とを備えている。ディスプレイユニット42は、本体41に対し、本体41の上面が露出される開放位置と本体41の上面がディスプレイユニット42によって覆われる閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。ディスプレイユニット42内には、上述のLCD15が設けられている。
【0014】
本体41は薄い箱状の筐体を有している。本体41の筐体の上面には、キーボード13、タッチパッド16、電源スイッチ14等が配置されている。
【0015】
本コンピュータ10は、近接無線通信デバイスを内蔵している。近接無線通信デバイスは、近接無線通信を実行する通信モジュールである。近接無線通信デバイスは、近接無線通信デバイスから所定の距離内に存在する、近接無線通信機能を有する別のデバイス(外部デバイス)との無線接続を確立し、そしてファイルのようなデータの伝送を開始する。近接無線通信デバイスと外部デバイスとの間の近接無線通信は、ピアツーピア形式で実行される。通信可能距離は例えば3cmである。近接無線通信デバイスと外部デバイスとの間の無線接続は、近接無線通信デバイスと外部デバイスとの間の距離が通信可能距離(例えば3cm)以内に接近した場合にのみ可能となる。近接無線通信デバイスと外部デバイスとが通信可能距離以内に接近した時、近接無線通信デバイスと外部デバイスとの間の無線接続が確立される。そして、ユーザによって明示的に指定されたデータファイル、または予め決められた同期対象データファイル等のデータの伝送が近接無線通信デバイスと外部デバイスとの間で実行される。
【0016】
近接無線通信においては、誘導電界が用いられる。近接無線通信方式としては、例えばTransfer JETを使用し得る。Transfer JETは、UWBを利用した近接無線通信方式であり、高速データ転送を実現することができる。
【0017】
本体41の上面、具体的には、本体41の上面上のパームレスト領域の一部は、通信面として機能する。すなわち、近接無線通信デバイスおよびアンテナ(カプラ)30は、本体41の上面に対向して本体41内に設けられている。アンテナ30は、本体41の上面(具体的には、本体41の上面上のパームレスト領域の一部)を介して、無線信号(誘導電界)を外部に出力するように配置されている。アンテナ30に対向する本体41の上面上の小領域、つまり本体41の上面上においてアンテナ30の上方に位置する小領域は、通信位置として使用される。近接無線通信デバイスは、本体41の上面上の通信位置から所定の無線通信可能距離(例えば3cm)内に存在する外部デバイスとの近接無線通信を本体41の上面を介して実行する。
【0018】
ユーザは、例えば、近接無線通信機能を有する外部デバイスを本体41の上面上の通信位置上にかざすという操作(タッチ操作とも云う)を行うことにより、外部デバイスとコンピュータ10との間のデータ転送を開始させることができる。
【0019】
図2は、携帯電話50とコンピュータ10との間で実行される近接無線通信の様子が示されている。携帯電話50の筐体内には、その筐体の背面に対向して近接無線通信用のアンテナ(カプラ)が設けられている。この場合、携帯電話50の筐体の背面をコンピュータ20の本体41の上面上の通信位置上にかざすことにより、携帯電話50とコンピュータ10との間のデータ転送を開始させることができる。
【0020】
次に、図3を参照して、本コンピュータのシステム構成について説明する。図3は、コンピュータのシステム構成を示すブロック図である。
【0021】
本コンピュータは、図2に示されているように、ディスプレイユニット12、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、グラフィクスコントローラ114、サウスブリッジ119、BIOS−ROM120、ハードディスクドライブ(HDD)121、光ディスクドライブ(ODD)122、近接無線通信デバイス123、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC124、および電源コントローラ125等を備えている。
【0022】
ハードディスクドライブ121には、オペレーティングシステム(OS)やBIOS更新プログラム等の各種プログラムを実行するためのコードが格納されている。
【0023】
CPU111は、本コンピュータの動作を制御するために設けられたプロセッサであり、ハードディスクドライブ121から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステム201、近接無線通信ガジェットアプリケーションプログラム202、認証アプリケーションプログラム203、および送信トレイアプリケーションプログラム204を含む各種アプリケーションプログラムを実行する。
【0024】
また、CPU111は、BIOS(Basic Input/Output System)−ROM120に格納されたBIOSプログラムも実行する。BIOSプログラムはハードウェア制御のためのプログラムである。
【0025】
ノースブリッジ112はCPU111のローカルバスとサウスブリッジ119との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ112には、主メモリ113をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ112には、AGPバスなどを介してグラフィクスコントローラ114との通信を実行する機能も有している。
【0026】
グラフィクスコントローラ114は、本コンピュータのディスプレイモニタとして使用されるLCD15を制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ114はビデオメモリ114Aを有しており、OS/アプリケーションプログラムによってビデオメモリ114Aに書き込まれた表示データから、ディスプレイユニット12のLCD15に表示すべき表示イメージを形成する映像信号を生成する。
【0027】
サウスブリッジ119は、LPCバス上のデバイスを制御する。また、サウスブリッジ119は、HDD121を制御するためのATAコントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ119は、およびBIOS−ROM120をアクセス制御するための機能も有している。
【0028】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)124は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)124は、ユーザによる電源スイッチ14の操作に応じて本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフする機能を有している。
【0029】
近接無線通信デバイス123はPHY/MAC部123Aとアンテナ30とを備える。PHY/MAC部123Aは、CPU111により実行される通信制御ドライバの制御を受けて、動作する。PHY/MAC部123Aは、アンテナ30を介して、外部デバイスとの通信を行う。アンテナ30はカプラと称される電極であり、誘導電界を用いた無線信号により、外部デバイスに対するデータの送受信を行う。外部デバイスがアンテナ30から通信可能距離(例えば3cm)以内の範囲内に接近した場合、近接無線通信デバイス123および外部デバイスそれぞれのアンテナ(カプラ)間が誘導電界によって結合され、これによって近接無線通信デバイス123と外部デバイスとの間の無線通信が実行可能となる。なお、近接無線通信デバイス123およびアンテナ30は、一つのモジュールとして実現し得る。
【0030】
なお、近接無線通信デバイス123とサウスブリッジ119との間のデータの転送は、PCI(、Peripheral Component Interconnect)バスによって行われる。なお、PCIの代わりにPCI Expressを用いても良い。
【0031】
次に、近接無線通信ガジェットアプリケーションプログラム202について説明する。近接無線通信ガジェット202は、近接無線通信を利用するためのユーティリティである。近接無線通信ガジェット202がLCD15の表示画面上に表示するウィンドウを図4(A)および図4(B)に示す。図4(A)に示すガジェット220Aは近接無線通信がオンの状態を示し、図4(B)に示すガジェット220Bは近接無線通信がオンの状態を示している。
【0032】
表示領域221A,221Bは、近接無線通信の接続状態を示す。表示領域221Aには“タッチ待ち”と表示され、近接無線通信に対応する外部デバイスによってタッチされるのを待っている状態であることを示している。また、表示領域221Bには“近接無線通信オフ”と表示され、近接無線通信の機能がオフであることを示している。
【0033】
切替ボタン222A,222Bは近接無線通信のオン/オフを切り替えるためのボタンである。切替ボタン222A,222Bが操作される度にオンとオフとが切り替えられる。切替ボタン222A,222Bの表面に示されている図が近接無線通信のオン/オフ状態を示している。切替ボタン222A上に示されている図は近接無線通信がオン状態であることを示している。切替ボタン222B上に示されている図は近接無線通信がオフ状態であることを示している。
【0034】
送信トレイボタン223Aは、送信トレイアプリケーションプログラム204を起動するためのボタンである。なお、近接無線通信がオフ状態であるために、図4(B)に示される送信ボタン223Bはグレイアウト表示され、送信トレイアプリケーションプログラム204を起動することができない状態を示している。
【0035】
画面キャプチャボタン224Aは、LCD15に表示されている画像がキャプチャされた画像ファイルを近接無線通信に対応する外部デバイスに送信するためのボタンである。図4(B)に示される画面キャプチャボタン224Aはグレイアウト表示され、キャプチャ画像を送信することができない状態を示している。
【0036】
次に、図5を参照して、オペレーティングシステム201、認証アプリケーションプログラム203、および送信トレイアプリケーションプログラム204の構成について説明する。
【0037】
送信トレイアプリケーションプログラム204は、送信トレイ登録モジュール321、送信トレイ322、フラグ管理モジュール323、フラグ324、送信制御モジュール325、キャプチャ画像生成モジュール331、メッセージ表示モジュール332、および送信トレイ起動モジュール333等を備えている。
【0038】
ユーザによる入力デバイス340に操作に応じて画面キャプチャボタン224Aが押し下げ操作されたことを示すデータが入力されると、近接無線通信ガジェットアプリケーションプログラム202は、オプション(-c)を指定して送信トレイアプリケーションプログラム204を起動する。
【0039】
そして、送信トレイアプリケーションプログラム204のキャプチャ画像生成モジュール331は、LCD15の表示画面上に表示されている画像をキャプチャし、キャプチャされた画像に対応する画像データを生成する。この画像データは、例えばメモリ113上に生成される。
【0040】
メッセージ表示モジュール322は、図6に示すウィンドウ401をLCD15の表示画面上に表示する。ユーザによる入力デバイス340の操作によってウィンドウ401内のOKボタン402が押し下げ操作されることによって、メッセージ表示モジュール322はキャプチャ画像格納モジュール333に処理を渡す。ユーザによる入力デバイス340の操作によってウィンドウ401内のチェックボックスにチェックマークが挿入されると、メッセージ表示モジュール322は、ウィンドウ401を表示せずに、キャプチャ画像格納モジュール333に処理を渡す。メッセージ表示モジュール322は、ウィンドウ401を表示するか否かを示す値をフラグ332Aに記録する。メッセージ表示モジュール322は、ウィンドウを表示する設定の場合、フラグ332Aの値をイネーブルにする。また、メッセージ表示モジュール322は、ウィンドウを表示しない設定の場合、フラグ332Aの値をディスイネーブルにする。
【0041】
キャプチャ画像格納モジュール333は、キャプチャ画像生成モジュール331によって生成された画像データを所定の画像フォーマット(例えばjpeg)を有する画像ファイルに変換し、変換された画像ファイル121AをHDD121に格納する。キャプチャ画像格納モジュール333は、画像ファイル121Aのファイル名を“yyyymmdd_hhmmss.jpg”とする。“yyyy”は画像ファイル121Aが生成された年(year)(西暦)を示し、“mm”は画像ファイル121Aが生成された日時の月(month)を示し、“dd”は画像ファイル121Aが生成された日時の日(day)を示し、“hh”は画像ファイル121Aが生成された日時の時(hour)を示し、“mm”は画像ファイル121Aが生成された日時の分(minute)を示し、“ss”は画像ファイル121Aが生成された日時の秒(second)を示す。キャプチャ画像格納モジュール333は、画像ファイル121Aを例えば“C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp”(テンポラリフォルダ)に格納する。キャプチャ画像格納モジュール333は、画像ファイル121Aのパスを送信トレイ322に登録する。
【0042】
送信トレイアプリケーションプログラム204の送信制御モジュール325は、認証アプリケーションプログラム203から外部デバイスと通信が行えることが通知されると、デバイス制御モジュール303の制御の下に近接無線通信デバイス123を用いて送信トレイ322に登録されているパスによって示される画像ファイル121Aを外部デバイスに送信する処理を実行する。送信中、送信制御モジュール325は、図7に示すウィンドウ411をLCD15の表示画面上に表示する。ウィンドウ411内にはプログレスバー412および“キャンセル”ボタン413が表示されている。プログレスバー412は、送信済みのデータの割合を黒く塗りつぶされた四角形状の図形の数によって示している。送信中の場合にユーザの入力デバイス330の操作によって“キャンセル”ボタン413が押し下げ操作されると、送信制御モジュール325は送信処理を中止する。
【0043】
なお、送信トレイアプリケーションプログラム204が起動してから一定時間の間に外部デバイスと通信が行えることが通知されないと、送信トレイアプリケーションプログラム204は図8に示すウィンドウ421をLCD15の表示画面上に表示する。OKボタン422が押し下げ操作されたことを示すデータが入力されると、外部デバイスと通信が行えることが通知されるのを一定時間待機する。キャンセルボタン423が押し下げ操作されたことを示すデータが入力されると、送信制御モジュール325は、送信トレイ322に登録されているパスを示す情報を全て削除すると共に、HDD121内の画像ファイル121Aを削除する。また、送信中に外部デバイスとの通信が一定時間途絶すると、ウィンドウ421を表示する。
【0044】
なお、送信トレイアプリケーションプログラム204が起動時刻を基準にして、一定時間の間に外部デバイスと通信が行えることが通知されないとウィンドウ421を表示すると述べた。しかし、基準とする時刻は起動時間に限らない。例えば送信トレイにパスを示す情報が登録された事項を基準としても良い。そのほか、送信トレイに格納されているパスを示す情報に時刻(例えば、画像ファイル生成時刻)を基準の時間としても良い。画面キャプチャボタン224Aが操作された後の時刻であれば任意の時刻を基準の時間として選択することができる。
【0045】
パスを引数として起動され、送信終了後、送信制御モジュール325は、送信トレイ322に登録されているパスを示す情報を削除すると共に、HDD121内の画像ファイル121Aを削除する。
【0046】
なお、送信トレイアプリケーションプログラム204は、キャプチャされた画像ファイルを送信することに特化したアプリケーションプログラムではない。図4に示すガジェット220A内の送信トレイボタン223Aが押し下げ操作された場合、近接無線通信ガジェットアプリケーションプログラム202は、オプション(-c)を指定せずに送信トレイアプリケーションプログラム204を起動する。送信トレイアプリケーションプログラム204が起動すると、ユーザによって選択された画像ファイルを外部デバイスに送信することが可能になる。
【0047】
オプション(-c)が指定されずに起動した場合、送信トレイアプリケーションプログラム204は図9に示すウィンドウ431をLCD15の表示画面上に表示する。ウィンドウ431内の追加ボタン432を押し下げ操作されることによって表示されるファイルダイアログを用いて、或いはファイルを示すアイコンをウィンドウ431内にドラッグ&ドロップすることによって、ユーザが外部デバイスに送信するファイルを選択することができる。
【0048】
なお、ユーザによる入力デバイス330の操作によって、“送信後にリストをクリアする。”の左横に設けられているチェックボックス433の内容か変更された場合、変更内容に応じてフラグ管理モジュール323は、フラグ324の値を書き換える。例えば、チェックボックス433内にチェックマークが入る操作であれば、フラグ324の値をイネーブルにする。また、チェックボックス433内にチェックマークが入らない操作であれば、フラグ324の値をディスイネーブルにする。
【0049】
パスを引数とせずに起動され、送信トレイ322に登録されているパスを示す情報に基づいてデータ全て送信された場合、フラグ324の値がイネーブルあれば、送信トレイ322に登録されているパスを示す情報が全て削除される。また、送信トレイ322に登録されているパスを示す情報に基づいてデータ全て送信された場合、フラグ324の値がディスイネーブルあれば、送信トレイ322に登録されているパスを示す情報はそのままの状態にされる。
【0050】
送信トレイアプリケーションプログラム204によって実行される処理の手順を図10のフローチャートを参照して説明する。
【0051】
先ず、ユーザによる入力デバイス340に操作に応じて画面キャプチャボタン224Aが押し下げ操作されたことを示すデータが入力されると、キャプチャ画像生成モジュール331は、LCD15の表示画面上に表示されている画像をキャプチャし、キャプチャされた画像に対応する画像データを生成する(ステップS11)。
【0052】
メッセージ表示モジュール332は、フラグ332Aの値を参照して、図6に示すウィンドウ401を表示する設定になっているかを判別する(ステップS12)。フラグ332Aの値がイネーブルであり、表示する設定になっていると判別した場合(ステップS12のYes)、メッセージ表示モジュール332は、図6に示すウィンドウ401をLCD15の表示画面上に表示するための処理を実行する(ステップS13)。そして、ユーザによる入力デバイス340に操作に応じてOKボタン402が押し下げ操作されたことを示すデータが入力されたか否かを判別する(ステップS14)。
【0053】
OKボタン402が押し下げ操作されたと判断した場合(ステップS14のYes)、またはフラグ332Aの値がディスイネーブルであってウィンドウ401を表示する設定ではないと判断した場合(ステップS12のNo)、送信トレイ起動モジュール333はキャプチャ画像格納モジュール333に処理を渡す。
【0054】
キャプチャ画像格納モジュール333は、画像データを所定の画像フォーマットを有する画像ファイルに変換し、変換された画像ファイル121AをHDD121に格納する(ステップS15)。キャプチャ画像格納モジュール333は、画像ファイル121Aのパスを送信トレイ322に記録する。
【0055】
送信制御モジュール325は、送信トレイ322に画像ファイル121Aのパスを示す情報が記録されると、定期的に外部デバイスとの近接無線通信を行えるかを判別する(ステップS17)。近接無線通信できないと判断された場合(ステップS17のNo)、送信制御モジュール325は、送信トレイアプリケーションプログラム204が起動されてから一定時間(例えば30秒)経過したかを判別する(ステップS22)。一定時間経過していないと判断された場合(ステップS22のNo)、ステップS17の処理に戻る。一定時間経過したと判断された場合(ステップS22のYes)、送信制御モジュール325は、画面のキャプチャ画像を送信する処理を継続するかをユーザに問い合わせるための、図8に示すウィンドウ421を表示する(ステップS23)。
【0056】
OKボタン422およびキャンセルボタン423の一方が押し下げ操作されると、送信制御モジュール325は処理を継続するか否かを判別する(ステップS24)。送信処理を継続しないと判断された場合(ステップS24のNo)、キャプチャ画像の送信処理を中止する。処理の中止時、送信制御モジュール325は送信トレイに格納されているパスを示す情報を削除すると共に、HDD121に格納されている画像ファイル121Aを削除する。また、フラグ管理モジュール323は、フラグ324の値を書き換える前の値に戻す。送信処理を継続すると判断された場合(ステップS24のYes)、ステップS17に戻る。
【0057】
ステップS17において、近接無線通信できると判断された場合(ステップS17のYes)、送信制御モジュール325は、ドライバ201Aの制御の下の近接無線通信デバイス123を用いた近接無線通信によって送信トレイ322に記録されているパスを示す情報によって示される画像ファイル121Aを外部デバイスに送信する(ステップS18)。画像ファイル121Aの送信が終了したら(ステップS19)、送信トレイ322に格納されているパスを示す情報を削除し(ステップS20)、HDD121に格納されている画像ファイル121Aを削除する(ステップS21)。
【0058】
次に、近接無線通信の制御に係わる通信制御ドライバ201Aおよび認証アプリケーションプログラム203について説明する。先ず、通信制御ドライバ201Aについて説明する。
【0059】
通信制御ドライバ201Aは、オペレーティングシステム201内で動作する。通信制御ドライバ201Aは、近接無線通信デバイス123を制御するためのドライバである。通信制御ドライバ201Aは、接続制御モジュール301、接続通知モジュール302、デバイス制御モジュール303等を備えている。
【0060】
接続制御モジュール301は、近接無線通信デバイス123と外部デバイスとの間の接続を制御する。近接無線通信デバイス123と外部デバイスが通信可能になった場合、最初に接続要求信号およびこの接続要求信号に対する応答信号が近接無線通信デバイス123と外部デバイスとの間で送受信される。すなわち、近接無線通信では、2つのデバイスの一方は接続要求信号を送信する。他方のデバイスは接続要求信号を検出する処理を所定時間間隔毎に実行する。他方のデバイスが一方のデバイスからの接続要求信号を検出することにより、2つのデバイス間の無線接続を確立することができる。無線接続の確立時には、ベンダ名、デバイス名、ID等の識別情報がデバイス間で交換される。
【0061】
接続通知モジュール302は、デバイス間の無線接続が確立した場合に、認証アプリケーションプログラム203に無線接続が確立したことを通知する。認証アプリケーションプログラム203は、同時に外部デバイスのベンダ名、デバイス名、ID等の外部デバイス識別情報を認証アプリケーションプログラム203に通知する。
【0062】
デバイス制御モジュール303は、近接無線通信デバイス123を制御して、ファイルやフォルダを外部デバイスに送信する処理を実行する。
【0063】
認証アプリケーションプログラム203は、認証モジュール311、デバイス管理モジュール312、通信許可デバイスデータ313等を備えている。通信許可デバイスデータ313には、コンピュータと近接無線通信を行うことが許可されたデバイスを示す情報が登録されている。デバイスを示す情報は、ベンダ名、デバイス名、IDである。
【0064】
認証モジュール311は、接続が確立した外部デバイスが、無線通信を行うことが許可されたデバイスであるか否かを判別する。認証モジュール311は、通信制御ドライバ201Aの接続通知モジュール302から通知されたベンダ名、デバイス名、およびIDが通信許可デバイスデータ313に格納されているかを判別することによって、接続が確立した外部デバイスが無線通信を行うことが許可されたデバイスであるか否かを判別する。
【0065】
接続が確立した外部デバイスが無線通信を行うことが許可されたデバイスでは無い場合、認証モジュール311は、デバイス管理モジュール312に通信許可デバイスデータ313に登録されていないデバイスとの接続が確立したことをデバイス管理モジュール312に通知する。デバイス管理モジュール312は、図12に示すウィンドウ441をLCD15の表示画面上に表示し、接続が確立している外部デバイスとの通信を許可するデバイスとして登録するかをユーザに問い合わせる。ユーザによって“はい”ボタン442が選択された場合、デバイス管理モジュール312は接続が確立している外部デバイスのベンダID、デバイス名、IDを通信許可デバイスデータ313に登録する。そして、認証モジュール311に接続が確立している外部デバイスが通信許可デバイスデータ313に登録されたことを通知する。
【0066】
また、“いいえ”ボタン443が選択された場合、デバイス管理モジュール312は、処理を終了する。この場合、接続が確立している外部デバイスを示す情報(例えば、ベンダID、デバイス名、ID)を接続不許可リストに登録しても良い。このようにすると、接続不許可リストに登録されている外部デバイスとの接続が再度確立した場合、ユーザに登録するかを問い合わせないようにすることができる。
【0067】
接続が確立した外部デバイスが無線通信を行うことが許可されたデバイスの場合、認証モジュール311は、外部デバイスと通信が行えることを送信トレイアプリケーションプログラム204に通知する。送信トレイアプリケーションプログラム204は、外部デバイスと通信が行えることが通知された後に、画像ファイル121Aの送信を開始する。
【0068】
次に、外部デバイスがタッチされてから送信トレイアプリケーションプログラム204に外部デバイスと通信が行えることを通知するまで、通信制御ドライバ201Aおよび認証アプリケーションプログラム203によって実行される処理の手順を図13のフローチャートを参照して説明する。
【0069】
アンテナ30上の本体が近接無線通信を行うことが可能な外部デバイスによってタッチされると、近接無線通信デバイス123は、通信制御ドライバ201Aに外部デバイスが存在することを通知する。通信制御ドライバ201Aの接続制御モジュール301は、近接無線通信デバイス123を制御することによって外部デバイスとの近接無線通信を確立する(ステップS31)。近接無線通信の確立処理中に接続制御モジュール301は、外部デバイスに登録されているベンダ名、デバイス名、およびID等の外部デバイスを特定するための外部デバイス識別情報を取得する。
【0070】
外部デバイスとの近接無線通信を確立すると、接続通知モジュール302から認証アプリケーションプログラム203に外部デバイスとの近接無線通信が確立したこと、および外部デバイス識別情報を通知する(ステップS32)。
【0071】
認証アプリケーションプログラム203の認証モジュール311は、外部デバイス識別情報と通信許可デバイスデータ313とを比較することによって、接続が確立した外部デバイスとの近接無線通信が許可されているか否かを判別する(ステップS33)。
【0072】
許可されていないと判断した場合(ステップS33のNo)、デバイス管理モジュール312は、外部デバイスとの近接無線通信を許可するかをユーザに問い合わせるためのウィンドウを表示する(ステップS35)。ユーザが近接無線通信を許可することを選択したかを判別する(ステップS36)。ユーザが近接無線通信を許可することを選択した場合(ステップS36のYes)、デバイス管理モジュール312は、外部デバイスの外部デバイス識別情報を示す情報を通信許可デバイスデータ313に登録する(ステップS37)。デバイス管理モジュール312は、外部デバイスの外部デバイス識別情報を示す情報が通信許可デバイスデータ313に登録されたことを認証モジュール311に通知する。この通知によって、認証モジュール311は、外部デバイスと近接無線通信を行うことが許可されていると判別する。ユーザが近接無線通信を許可することを選択しなかった場合、認証アプリケーションプログラム203は処理を終了する(ステップS36のNo)。
【0073】
認証モジュール311によって近接無線通信を行うことが許可されていると判別された場合(ステップS33のYes)、認証モジュール311は外部デバイスとの近接無線通信が可能になったことを送信トレイアプリケーションプログラム204に通知する(ステップS34)。
【0074】
以上説明したように、画面キャプチャボタン224Aの押し下げ動作、外部デバイスのタッチ操作という簡単な操作でキャプチャ画像を外部デバイスに転送することができる。
【0075】
なお、ガジェットにクリップボード送信ボタンを設け、クリップボード送信ボタンが押し下げ操作されたら、クリップボードの内容に応じて適切なフォーマット形式を有するファイルに変換し、変換されたファイルを画像ファイルの送信と同様に外部デバイスに送信しても良い。
【0076】
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0077】
10…パーソナルコンピュータ,15…LCD(表示装置),50…携帯電話(外部デバイス),111…CPU,121…ハードディスクドライブ,121A…画像ファイル,123…近接無線通信デバイス,201…オペレーティングシステム,201A…通信制御ドライバ,202…近接無線通信ガジェットアプリケーションプログラム,203…認証アプリケーションプログラム,204…送信トレイアプリケーションプログラム,301…接続制御モジュール,302…接続通知モジュール,303…デバイス制御モジュール,311…認証モジュール,312…デバイス管理モジュール,313…通信許可デバイスデータ,321…送信トレイ登録モジュール,322…送信トレイ,323…フラグ管理モジュール,324…フラグ,325…送信制御モジュール,330…入力デバイス,331…キャプチャ画像生成モジュール,332…メッセージ表示モジュール,333…キャプチャ画像格納モジュール。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
近接無線通信を行う通信モジュールと、
入力部と、
前記入力部からの入力に応じて表示装置の表示画面上に表示されている画像をキャプチャし、キャプチャされた画像に対応する画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された画像データに対応する画像ファイルを記憶装置内に格納する格納手段と、
前記格納手段によって前記記憶装置に格納された画像ファイルのパスを示すパス情報を送信トレイに格納するパス情報格納手段と、
外部デバイスと前記通信モジュールとの接続が確立された場合に、前記送信トレイに格納されているパス情報によって示される前記画像ファイルを前記近接無線通信によって前記外部デバイスに送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記送信手段によって前記画像ファイルが送信された後、前記送信トレイに格納されているパス情報を削除し、前記記憶装置内に格納されている前記画像ファイルを削除する削除手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記外部デバイスと前記通信モジュールとの接続が確立した後に、前記近接無線通信を許可するデバイスを示す情報が格納されている通信許可デバイスデータに前記外部デバイスを示す情報が格納されているかを判別する判別手段と、
前記判別手段によって前記通信許可デバイスデータに前記外部デバイスとの前記近接無線通信を示す情報が格納されていると判別された場合に、前記送信手段に前記外部デバイスとの前記近接無線通信が可能になったことを通知する通知手段と、
を更に具備し、
前記送信手段は、前記通知手段から前記近接無線通信が可能になったことが通知された場合に、前記送信トレイに格納されているパス情報によって示される前記画像ファイルを前記近接無線通信によって前記外部デバイスに送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通信許可デバイスデータに前記外部デバイスを示す情報が格納されていないと判別された場合に、前記外部デバイスとの前記近接無線通信を許可するかを問い合わせるための問合わせ手段と、
前記問合わせ手段からの問い合わせに対して、前記入力部からの入力によって前記外部デバイスとの前記近接無線通信を許可することが示された場合、前記外部デバイスを示す情報を通信許可デバイスデータに格納する通信許可デバイス情報格納手段とを更に具備し、
前記判別手段は、前記通信許可デバイス情報格納手段によって前記外部デバイスを示す情報が前記通信許可デバイスデータに格納された後に、前記外部デバイスとの前記近接無線通信が許可されていると判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記入力部からの入力に応じて前記記憶装置内に格納されているファイル内からファイルを選択することが可能なウィンドウを表示する表示手段を更に具備し、
前記パス情報格納手段は、前記ウィンドウが表示された状態で前記入力部からの入力に応じて選択されたファイルのパスを示すパス情報を送信トレイに格納することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
近接無線通信を行う通信モジュールを用いたデータ送信方法であって、
入力部からの入力に応じて表示装置の表示画面上に表示されている画像をキャプチャし、前記キャプチャされた画像に対応する画像データを生成し、
前記生成された画像データに対応する画像ファイルを記憶装置内に格納し、
前記記憶装置に格納された画像ファイルのパスを示すパス情報を送信トレイに格納し、
外部デバイスと前記通信モジュールとの接続が確立した場合に、前記送信トレイに格納されているパス情報によって示される前記画像ファイルを前記近接無線通信によって前記外部デバイスに送信する
ことを特徴とするデータ送信方法。
【請求項7】
前記画像ファイルが送信された後、前記送信トレイに格納されているパス情報を削除し、前記記憶装置内に格納されている前記画像ファイルを削除する
ことを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。
【請求項8】
前記外部デバイスと前記通信モジュールとの接続が確立された後に、前記近接無線通信を許可するデバイスを示す情報が格納されている通信許可デバイスデータに前記外部デバイスを示す情報が格納されているか否かを判別する、
を更に具備し、
前記通信許可デバイスデータに前記外部デバイスを示す情報が格納されていると判別された場合に、前記画像ファイルの送信が行われる
ことを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。
【請求項9】
前記外部デバイスとの前記近接無線通信が許可されていないと判別された場合に、前記外部デバイスとの前記近接無線通信を許可するかを問い合わせ、
前記問い合わせに対して、前記入力部からの入力によって前記近接無線通信を許可することが示された場合、前記外部デバイスを示す情報を通信許可デバイスデータに格納する、
を更に具備し、
前記通信許可デバイスデータに前記外部デバイスを示す情報が格納されていると判別された場合に、前記画像ファイルの送信が行われる
ことを特徴とする請求項8に記載のデータ送信方法。
【請求項10】
前記入力部からの入力に応じて前記記憶装置内に格納されているファイル内からファイルを選択することが可能なウィンドウを表示し、
前記ウィンドウが表示された状態で前記入力部からの入力に応じて選択されたファイルのパスを示すパス情報を送信トレイに格納することを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−76535(P2011−76535A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−229733(P2009−229733)
【出願日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】