説明

情報処理装置および情報処理方法並びに情報処理プログラム

受信中以外の放送局の公開する放送コンテンツの関連情報を容易に閲覧する。情報処理装置1の放送局情報記憶手段14には、放送局の受信エリアに関連付けて放送局情報が、ユーザ設定情報記憶手段13には、ユーザにより入力された放送端末装置2に対応する設定情報が記憶される。検出手段12は、設定情報に基づいて、放送端末装置2が受信可能な放送局を検出しこの放送局の名称および識別情報を含むリスト情報を生成し、送受信手段11によって放送端末装置2に送信する。放送端末装置2がリスト情報に基づいて放送局一覧を表示すれば、放送コンテンツの関連情報を閲覧する放送局を容易に選択できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は情報処理装置および情報処理方法並びに情報処理プログラムに関し、特に放送信号を受信する放送端末装置とネットワークを介して接続し、前記放送端末装置に所定の情報を提供する情報処理装置および情報処理方法並びに情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
従来、ラジオ放送局やテレビジョン放送局などから送信される放送信号を受信して復調することによって、ユーザに楽曲などの番組を聴取させるとともに、各放送局がインターネット上で公開する放送コンテンツの関連情報を閲覧させることが可能な放送端末装置がある。公開されている放送コンテンツの関連情報は、たとえば、聴取される番組内で放送された楽曲の名称や演奏者名、楽曲が記録されているCD(Compact Disc)の名称や番号などである。
ところで、各放送局の放送信号の周波数は、受信可能な地域が限定されるために、受信エリア(同一番組を同一チャンネルで受信できる地域)ごとに設定されている。このため、受信エリアが異なると、同一の番組を同じ周波数で受信することができない。そこで、放送信号を受信する放送端末装置には、使用されている受信エリアの受信チャンネルを自動的に設定するチューナプリセット(以下、プリセットとする)機能が設けられている。ユーザは、使用開始時、あるいは、受信エリアを移動した場合などにプリセット機能を起動し、当該受信エリアにおける受信チャンネルを設定する。
また、自動車などの移動体に搭載され、複数の受信エリアを移動しながら放送信号を受信するオーディオ再生装置では、GPS(Global Positioning System)から取得される位置情報に基づいて受信エリアを特定し、自動的にプリセットを行うものが提供されている(たとえば、特許文献1参照。)。
ユーザは、プリセット機能により設定されたチャンネルを選択することによって、所望の放送局によって提供される番組を聴取する。このとき、放送端末装置は、受信中の放送局を特定し、ネットワークを介して各種情報を提供する情報処理装置より特定された放送局の放送コンテンツの関連情報の配信元を示す情報を取得する。そして、配信元から当該放送局の提供する放送コンテンツの関連情報をインターネット経由で取得する。取得した関連情報を表示装置に表示すれば、ユーザは、番組を聴取しながら、受信中の放送局の放送コンテンツの関連情報を閲覧することができる。
【特許文献1】特開平8−5392号公報(段落番号〔0006〕〜〔0012〕、図1)。
しかし、従来の放送端末装置では、放送コンテンツの関連情報が閲覧できるのは受信中の放送局に限られるという問題点があった。
従来、放送端末装置が放送コンテンツの関連情報を取得するのは、受信中の番組の放送局からとされており、受信中の放送信号の周波数と対応する放送局の一覧を検索し、放送局を特定していた。このように、自動的に対象となる放送局が特定されるため、ユーザが放送局を選択する必要はなかったが、受信中の放送局以外の放送局の放送コンテンツの関 連情報、あるいは、放送を受信していないときに任意の放送局に関連する放送コンテンツの関連情報を閲覧する場合には、対象となる放送局を選択する必要が生じる。
仮に、ユーザに対象となる放送局を選択させることにより、受信中の放送局以外の放送局に関連する情報、あるいは、放送を受信していないときに放送局に関連する情報を閲覧可能にする場合、全地域の放送局のリストを表示しなければならず、選択のために膨大な数の放送局一覧が表示されることになる。ユーザは、これらのリストから所望の放送局を探し出さなければならず、非常に煩雑な作業が必要になる。また、リスト上の放送局名が多くなると、探す行為に時間がかかるという問題点もある。
このように、従来の放送端末装置では、放送局を特定するために煩雑な作業が必要になることなどから、受信中の放送局以外の放送コンテンツの関連情報は閲覧することができず、不便であった。
なお、放送端末装置内に放送局のリスト情報を持たせずに、ネットワークを介して接続し、各種情報を提供する情報処理装置から全国の放送局のリスト情報を取得するという方法もあるが、この場合であっても所望の放送局を探すために煩雑な作業が必要になるという問題は解決しない。また、装置間で転送されるデータ量が多くなるため、情報処理装置および放送端末装置双方に負荷がかかるという問題もある。
【発明の開示】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、放送を受信中か否かにかかわらず、放送端末装置に放送局の公開する放送コンテンツの関連情報を容易に表示させることが可能な情報処理装置および情報処理方法並びに情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、ユーザが所望する放送局がネットワーク上で公開する放送コンテンツの関連情報を放送端末装置で閲覧可能にする情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、放送信号の受信・再生機能と、放送局が公開する放送コンテンツの関連情報の閲覧機能を備えた放送端末装置とネットワークを介して接続しており、放送端末装置に対応してユーザが設定した設定情報が記憶されたユーザ設定情報記憶手段、放送局の放送信号の受信が可能な地域に関連付けて放送局の名称と識別情報を含む放送局情報を記憶する放送局情報記憶手段、設定情報に基づいて放送端末装置が受信可能な放送局を検出してリスト情報を生成する検出手段およびリスト情報を放送端末装置へ送信する送受信手段を具備する。
このような情報処理装置によれば、放送局情報記憶手段には、放送局の放送信号を受信可能な地域に関連付けて、放送局の名称と識別情報を含む放送局情報が予め記憶されている。また、ユーザ設定情報記憶手段には、ユーザにより入力された放送端末装置に対応する設定情報が記憶される。設定情報には、たとえば、ユーザの郵便番号や住所、電話番号などのユーザ個人情報や、放送端末装置が使用される地域を示す地域の関連情報などがある。検出手段は、設定情報に基づいて、放送端末装置が放送信号を受信可能な地域の放送局を検出し、検出された放送局に対応する放送局の名称および識別情報を放送局情報から抽出してリスト情報を生成する。必要に応じて、放送局情報に登録されている他の情報をリスト情報に付加することもできる。このリスト情報は、送受信手段によって放送端末装置に送信される。
これにより、任意の放送端末装置について、放送信号の受信が可能な放送局の放送局情報から構成されるリスト情報が生成される。生成されたリスト情報は、当該放送端末装置にネットワーク経由で送信される。放送端末装置が、このリスト情報に基づいてリストに含まれる放送局が公開する放送コンテンツの関連情報を取得すれば、放送信号を受信中かどうかに関わらず、放送信号を受信可能な放送局の放送コンテンツの関連情報の閲覧が可能になる。
また、上記課題を解決するために、放送信号の受信・再生機能と、放送局が公開する放送コンテンツの関連情報の閲覧機能を備えた放送端末装置に対して、放送端末装置が放送信号を受信可能な放送局の放送コンテンツの関連情報を閲覧可能にするための情報を付与する情報処理方法が提供される。
このような情報処理方法が実行されると、放送端末装置に対応してユーザが設定した設定情報に基づいて、放送局の放送信号を受信可能な地域に関連付けられた放送局の名称および識別情報を含む放送局情報を検索し、放送端末装置が受信可能な放送局の放送局情報を検出する。そして、検出された放送局に対応する放送局情報から、少なくとも放送局の名称および識別情報を抽出してリスト情報が生成される。生成されたリスト情報は、当該放送端末装置に送付される。
これにより、放送端末装置は、放送端末装置が受信可能な放送局について、放送局の名称と識別情報を含むリスト情報を取得することができる。このリスト情報を用いてリストに含まれる放送局が公開する放送コンテンツの関連情報を取得すれば、放送信号を受信中かどうかに関わらず、放送信号を受信可能な放送局が公開する放送コンテンツの関連情報の閲覧が可能になる。
本発明にかかる情報処理装置によれば、ユーザによって設定された放送端末装置に対応する設定情報に基づいて、放送端末装置が放送信号を受信可能な放送局が検出され、その放送局の名称と識別情報を含むリスト情報が生成され、放送端末装置に送信される。こうして放送端末装置には、受信が可能な受信エリア内の放送局に関するリスト情報が入力される。受信エリア内の放送局であれば数は限定されるので、放送端末装置で放送コンテンツの関連情報を閲覧する放送局を一覧表示しても、ユーザによる選択操作は容易に行うことができる。また、放送端末装置と情報処理装置との間で送受信されるデータ量も少なくなり、双方の負荷を軽くすることができる。
この結果、ユーザは、放送信号を受信中であるか否かに関わらず、簡単な操作で所望の放送局を特定し、その放送コンテンツの関連情報を閲覧することが可能となる。
また、本発明にかかる情報処理方法によれば、ユーザによって設定された放送端末装置に関する設定情報に基づいて放送局情報が検索され、この放送端末装置が放送信号を受信可能な放送局の情報が放送局情報から抽出され、リスト情報として生成される。放送端末装置では、このリスト情報を用いて放送信号の受信が可能な放送局を一覧表示し、放送コンテンツの関連情報を表示させたい放送局をユーザに選択させることができる。一覧表示される放送局の数は限定されるので、ユーザは、放送局を選択する操作を容易に行うことができる。
この結果、ユーザに対して、放送信号を受信中であるか否かに関わらず、簡単な操作で放送局を特定させ、この放送局の公開する放送コンテンツの関連情報を閲覧させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施の形態に適用される発明の概念図である。
図2は、第1の実施の形態におけるネットワークシステムを示すブロック図である。
図3は、第1の実施の形態の総合サービスサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、放送局情報データベースの一例を示す略線図である。
図5は、リスト情報一例を示す略線図である。
図6は、放送局選択画面の一例を示す略線図である。
図7は、地域選択画面の一例を示す略線図である。
図8は、本発明の実施の形態の情報処理方法の手順を示したフローチャートである。
図9は、第2の実施の形態における音楽関連サービス提供システムの全体構成を示す略線図である。
図10は、クライアント端末の機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。
図11は、ディレクトリ構成を示す略線図である。
図12は、ポータルサーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。
図13は、音楽データ配信サーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。
図14は、物販サーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。
図15は、ラジオ放送情報配信サーバの機能回路ブロックによるハードウェア構成を示すブロック図である。
図16は、クライアント端末及びポータルサーバ間のユーザ認証処理手順を示すシーケンスチャートである。
図17は、クライアント端末及び音楽データ配信サーバ間のユーザ認証処理手順を示すシーケンスチャートである。
図18は、音楽データ配信サービス提供処理手順を示すシーケンスチャートである。
図19は、物販サービス提供処理手順を示すシーケンスチャートである。
図20は、ラジオ放送情報(オンエアリスト情報)配信サービス提供処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。
図21は、ラジオ放送情報(ナウオンエア情報)配信サービス提供処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1……情報処理装置、2……放送端末装置、3……ネットワーク、4……放送局、10……総合サービスサーバ、11……送受信手段、11a……ネットワーク接続装置、12……検出手段、12a……データベース管理装置、13……ユーザ設定情報記憶手段、13a……ユーザ登録情報データベース(DB)、14……放送局情報記憶手段、14a……放送局情報データベース(DB)、15……記憶装置、20……端末装置、21……アンテナ、22……チューナ、23……キー操作部、24……ネットワーク接続装置、25……クリップ情報記憶装置、26……表示装置、30……ネットワーク、40……放送局、41……放送局サーバ、42……アンテナ、1000……音楽関連サービス提供システム、1002……クライアント端末、1003……ポータルサーバ、1006……ラジオ放送情報配信サーバ、1050……制御部、1052……通信制御部、1054……顧客データベース部、1056……認証処理部、1057……認証情報記憶部、1058……周波数情報記憶部、NT1000……ネットワーク
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(1)本発明の基本概念
まず、実施の形態に適用される発明の概念について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に適用される発明の概念図である。
本発明にかかる情報処理装置1は、ネットワーク3を介して放送端末装置2と、放送局4が管理する放送局サーバ41に接続されている。
放送端末装置2は、放送局4が送出する放送信号の受信・再生機能と、ネットワーク3を介して接続する放送局4の放送局サーバ41が配信する放送コンテンツの関連情報の閲覧機能を有する。また放送端末装置2は、ネットワーク3を介して接続する情報処理装置1から当該放送端末装置2において放送信号の受信が可能な放送局に関するリスト情報を取得し、放送コンテンツの関連情報を閲覧する放送局の選択に使用する。
放送局4は、所定の周波数の放送信号を用いて所定の放送コンテンツを送出するとともに、ネットワーク3に接続する放送局サーバ41を管理する。放送局サーバ41は、放送される放送コンテンツの関連情報の提供サービスを行う。
情報処理装置1は、ネットワーク3を介して情報データの送受信を行う送受信手段11、設定情報に応じた情報データを検出してそのリスト情報を生成する検出手段12、ユーザが設定したユーザ設定情報を記憶するユーザ設定情報記憶手段13および放送局に関する放送局情報を記憶する放送局情報記憶手段14を備え、放送端末装置2が受信可能な放送局を選び出し、その放送局に関する情報を提供するサービスを行う。
送受信手段11は、ネットワーク3を介して放送端末装置2との間で所定の情報データの送受信を制御する。すなわち送受信手段11は、ネットワーク3経由で放送端末装置2から受信した情報データを検出手段12へ出力し、検出手段12から入力した情報データをネットワーク3経由で放送端末装置2へ送信する通信インタフェース処理を行う。
ユーザ設定情報記憶手段13は、ユーザが放送端末装置2に対応して設定した設定情報をユーザに関連付けて記憶する記憶装置である。ユーザは、情報処理装置1による情報提供サービスを利用する場合、サービスの申し込みを情報処理装置1に対して行う。このときユーザは、サービスを利用する放送端末装置2に対応するユーザ登録情報(郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスなど)を設定する。ユーザ登録情報には、サービスを利用する放送端末装置2が使用される地域に関する情報が含まれるとする。またユーザは、ユーザ登録情報を設定する際、放送端末装置2を利用してもよいし、郵便などその他の方法を利用してもよい。情報処理装置1は、設定されたユーザ登録情報をユーザIDなどのユーザ識別情報に関連付けたデータベースとしてユーザ設定情報記憶手段13に記録する。
放送局情報記憶手段14は、放送局4が管理する放送局サーバ41に関する情報を放送局4の受信エリアに関連付けて記憶する記憶装置である。放送局情報には、放送局の名称と放送局の識別情報が含まれる。ここで放送局4の送出する放送信号は、これを受信できる受信エリアが限定されている。このため情報処理装置1は、放送局情報をその受信エリアに関連付けたデータベースとして放送局情報記憶手段14に記録する。
検出手段12は、送受信手段11よりユーザ識別情報が入力されると、ユーザ識別情報に応じたユーザ設定情報に基づいて放送端末装置2の使用される地域を特定し、その地域で受信が可能な放送局のリスト情報を生成し、送受信手段11を用いてリスト情報を放送端末装置2に送信する。
たとえば、あるユーザが放送端末装置2でログインすると、情報処理装置1には、そのユーザのユーザIDなどのユーザ識別情報が入力される。検出手段12は、ユーザ識別情報に基づいてユーザ設定情報記憶手段13を検索し、該当するユーザのユーザ設定情報を抽出する。そして検出手段12は、ユーザ設定情報に含まれる地域に関する情報、たとえば、郵便番号、住所、電話番号などを参照し、放送端末装置2が使用される地域を特定する。次に検出手段12は、特定された地域に基づいて放送局情報記憶手段14を検索し、放送端末装置2で受信可能な放送局を検出し、検出された放送局に対応する名称および識別情報を抽出してリスト情報を作成する。たとえば検出手段12は、特定された地域と放送局情報に関連付けられた放送局の受信エリアを照合し、一致する受信エリアに関連付けられた放送局情報から放送局の名称と識別情報を抽出してリスト情報を作成する。必要に応じて、リスト情報にはその他の放送局情報の項目が抽出され、設定される。このようにして情報処理装置1は作成したリスト情報を放送端末装置2に送信する。
なお、ユーザ登録時に設定した住所が変更になっていたり、設定された住所以外の地域において受信可能な放送局に関する情報を知りたい場合も考えられる。そこで、たとえば情報処理装置1は、ユーザ設定情報記憶手段13より検出された地域を一旦送受信手段11経由で放送端末装置2に送信し、当該端末装置2のユーザに地域確認を行わせるようにすることもできる。ユーザは、地域を確認し、異なった地域の情報を知りたければ、その地域に関する情報を設定する。ユーザが設定した情報は、端末装置2からネットワーク経由で情報処理装置1へ送られる。これに応じて情報処理装置1の検出手段12は、設定された地域に関する情報に基づいて、放送局情報記憶手段14を検索する。以降の処理は、上記の説明の場合と同様である。さらに情報処理装置1は、端末装置2のユーザに対して直接地域を問うことにより、ユーザ設定情報を検索せずに、放送局情報からその地域で受信可能な放送局を検出することもできる。
以上の構成の情報処理装置1の動作について説明する。
情報処理装置1は、予めユーザ設定情報記憶手段13にユーザが放送端末装置2に対応して設定した放送端末装置2が使用される地域に関する情報を含むユーザ登録情報を記録している。また情報処理装置1は、放送局情報記憶手段14に、放送局の名称と識別情報を含む放送局情報がその受信エリアに関連付けて記録されている。
たとえば、ユーザがサービスを利用するために、放送端末装置2にログインを行うと、情報処理装置1は、放送端末装置2から送信されたユーザ識別情報を受信して、送受信手段11経由で検出手段12に入力する。検出手段12は、ユーザ識別情報に基づいてユーザ設定情報記憶手段13のユーザ設定情報を検索し、該当するユーザのユーザ設定情報から地域に関する情報を抽出し、放送端末装置2の使用される地域を特定する。この後、情報処理装置1は、特定された地域で放送局情報の検索を行うかどうかをユーザに問い合わせる表示を放送端末装置2に行わせるうようにしてもよい。情報処理装置1は、特定された地域、あるいは、放送端末装置2より再設定された地域に関する情報に基づいて放送局情報記憶手段14の放送局情報を検索し、放送端末装置2で受信可能な放送局を検出するとともに、その放送局の名称と識別情報を含むリスト情報を作成する。作成されたリスト情報は、放送端末装置2に送信される。
このように、本発明の情報処理装置1によれば、ユーザ設定情報に基づいて、自動的に、放送端末装置2が受信可能な放送局が検出され、そのリスト情報が放送端末装置2に送信される。送信されるリスト情報は、放送端末装置2が受信可能な受信エリア内の放送局の情報に限定されため、送信されるデータ量はそれほど多くならない。
放送端末装置2は、放送コンテンツの関連情報の閲覧を行う放送局をユーザに選択させるため、受信したリスト情報の放送局の名称を用いて、放送局名の一覧を表示装置に表示する。このとき表示装置に表示される放送局のリストは、受信エリア内の放送局に限定されるため、それほど数は多くならず、このためユーザに選択操作を容易に行わせることができる。また、各放送局がネットワーク上で公開する放送コンテンツの関連情報は、番組で放送される楽曲名や演奏者名などの番組に関連する情報である。このため、ユーザにとって放送を聞くことのできない受信エリア外の放送局の情報はほとんど必要ない可能性が高い。すなわち放送端末装置2は、受信が可能な受信エリア内の放送局のリストを表示装置に表示すればよい。
さらに、放送局のリストから1つの放送局が選択されると、放送端末装置2は、その放送局に対応する識別情報をリスト情報から抽出し、識別情報に基づいて配信元の放送局サーバ41を特定する。そして放送端末装置2は、この放送局サーバ41から放送コンテンツの関連情報を取得し、表示装置に表示する。
このように放送端末装置2は、ユーザがログインを行うことで、受信可能な放送局に関するリスト情報を取得できる。放送端末装置2がこのリスト情報を用いて放送コンテンツの関連情報閲覧のための放送局選択画面を表示することにより、ユーザは、放送信号を受信中であるか否かに関わらず、簡単な操作で所望の放送局を特定し、その放送コンテンツの関連情報を閲覧することが可能となる。
(2)第1の実施の形態
以下、第1の実施の形態を、楽曲の放送を行うFM放送やテレビ(TV)放送の放送信号を受信する端末装置に対して各種サービス情報を提供する総合サービスサーバに適用した場合を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、楽曲または楽曲集合に関する関連情報を保存する処理を、クリップと呼ぶこととする。
図2は、第1の実施の形態に係るネットワークシステムを示す図である。放送端末装置としての端末装置20は、ネットワーク30を介して各種サーバに接続されている。ネットワーク30は、たとえば、インターネットである。サーバとしては、総合サービスサーバ10と放送局サーバ41のほか、CDタイトル情報提供サーバ45、音楽配信サーバ43、CDショップサーバ44などがある。
関連情報提供サーバとしての放送局サーバ41は、FM放送やテレビ放送等の放送局40が管理するサーバである。放送局40は、アンテナ42を介して無線による放送を行っており、放送局サーバ41は、放送される放送コンテンツの関連情報として、たとえば放送される楽曲の関連情報の提供サービスを行う。
なお、放送局サーバ41により提供される楽曲の関連情報の提供機能は、大別して次の2つに分かれる。第1の機能は、現在放送中の楽曲の関連情報を提供する機能(ナウオンエア)である。第2の機能は、端末装置20からの要求に応じて、既に放送した楽曲のリスト(オンエアリスト)を提供する機能である(オンエアリストには、各楽曲の関連情報も含まれる)。たとえば、放送局サーバ41は、指定された番組内で放送した楽曲の関連情報を提供したり、指定された時間帯内に放送した楽曲の関連情報を提供したりする。
CDタイトル情報提供サーバ45は、市販されているCDに収録されている楽曲の関連情報の配信サービスを行う。
音楽配信サーバ43は、楽曲のディジタルデータ(楽曲データ)を配信するサービスを行うサーバである。たとえば、音楽配信サーバ43は、楽曲の購入手続きを行ったユーザの端末装置20に対してのみ、楽曲データを提供する。また、音楽配信サーバ43は、配信する楽曲の関連情報を提供することができる。
CDショップサーバ44は、CDの通信販売のための注文受け付け等を行うサーバである。CDショップサーバ44は、試聴用の音声データ等の配信サービスや、販売しているCDに収録された楽曲の関連情報の提供サービスも行う。
情報処理装置としての総合サービスサーバ10は、ネットワーク30を介したサービスの提供窓口(ポータルサイト)として機能し、各種総合サービスの提供を仲介する。総合サービスサーバ10は、端末装置20で受信が可能な放送局に関するリスト情報を端末装置20に配信するほか、たとえば、放送局サーバ41が公開する放送されている楽曲の関連情報の配信元を示す情報(たとえばURL(Uniform Resource Locator))を、端末装置20に配信する。総合サービスサーバ10の詳細については後述する。
このように、複数のサーバがネットワーク30上の楽曲または楽曲集合に関する情報の提供サービスを行っている。すなわち、各サーバがネットワーク30上の楽曲または楽曲集合のソースとして機能している。
なお、音楽配信サーバ43とCDショップサーバ44は、楽曲購入可能サーバである。したがって、ユーザは、端末装置20を操作して楽曲購入可能サーバにアクセスすれば、ネットワーク30を介して実際に楽曲や楽曲の集合を購入できる。端末装置20のユーザは、音楽配信サーバ43に対して購入手続きを行うことで、音楽配信サーバ43から楽曲データをダウンロードできる。また、端末装置20のユーザは、CDショップサーバ44に対して購入手続きを行うことで、自宅にCDを宅配してもらうことができる。
端末装置20は、アンテナ21とチューナ22を有する放送信号受信部を備え、アンテナ21を介して放送される放送信号に含まれる放送コンテンツを受信することができる。チューナ22は、アンテナ21により受信された放送信号から、キー操作部23によって選局された受信チャンネルに対応する放送信号を選択して入力する。受信する放送信号の周波数は、プリセット情報により決定される。
また、端末装置20は、ネットワーク30を介して各種サーバとの間のデータ交換処理を制御するネットワーク接続装置24を備え、総合サービスサーバ10から受信可能なリスト情報を取得するとともに、ユーザが所望する放送局40の放送局サーバ41から楽曲の関連情報をクリップする処理を行う。ネットワーク接続装置24は、総合サービスサーバ10によって検出された、端末装置20において受信が可能な放送局の名称と識別情報を含むリスト情報を取得し、表示装置26は、このリスト情報に基づいて受信可能な放送局を表示する。
また端末装置20は、総合サービスサーバ10よりリスト情報に登録された放送局が放送した楽曲の関連情報を配信する配信先の情報を取得し、指示された配信先の放送局サーバ41より楽曲の関連情報をクリップする処理を行う。
さらに端末装置20は、クリップした関連情報を記憶するクリップ情報記憶装置25を備えており、放送局サーバ41よりクリップした放送された楽曲に関連する情報を、クリップ情報記憶装置25に記憶する。クリップ情報記憶装置25は、端末装置20の二次記憶装置である。たとえば端末装置20は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶領域の一部を、クリップ情報記憶装置25として機能させることができる。なお、端末装置20は、クリップを楽曲に対しても、楽曲集合に対しても行うことができる。これにより端末装置20は、ユーザの気になる楽曲が多数含まれたFM番組、CDアルバム等について、まるごとクリップすることにより、気になる楽曲集合の関連情報を1回のクリップ動作で記録することができる。また端末装置20は、楽曲の再生機能を有するオーディオ機器としての機能を兼ね備えている。
総合サービスサーバ10は、ネットワーク30を介して端末装置20との間のデータ交換処理を制御するネットワーク接続装置11a、ユーザ登録情報や放送局情報などの各種データベースを管理する。さらに総合サービスサーバ10は、必要な情報をデータベースより検出してリスト情報を生成するデータベース管理装置12a、ユーザが設定したユーザ登録情報をユーザIDに関連付けたユーザ登録情報データベース(図ではDB)13a、放送局の名称と識別情報(コールサイン)を含む放送局情報をこの放送局の受信が可能な受信エリアに関連付けた放送局情報データベース(図ではDB)14a、ユーザ登録情報データベース13aおよび放送局情報データベース14aを含む各種データベースを記憶する記憶装置15を具備する。
ネットワーク接続装置11aは、ネットワーク30を介して端末装置20などとの間のデータ交換のための送受信処理を制御する。
データベース管理装置12aは、記憶装置15に格納されたユーザ登録情報データベース13a、放送局情報データベース14aなどのデータベースの管理を行い、更新情報が入力された場合には、対応するデータベース情報を更新するなどの処理を実行する。
また総合サービスサーバ10は、端末装置20でサービスの利用が開始されると、端末装置20に対してユーザIDとパスワードなどのログイン情報をネットワーク接続装置11a経由で要求し、応答として得られたユーザIDやパスワードをユーザ登録情報データベース13aの情報と照合し、認証を行うなどの処理も行う。そして総合サービスサーバ10は、サービス利用を許可すると、端末装置20で受信可能な放送局のリスト情報を作成して端末装置20に送信する検出手段としての処理を行う。さらに総合サービスサーバ10は、記憶装置15に格納されるその他のデータベースに応じて、各種サービス情報の提供処理を行う。
ここで、総合サービスサーバ10のハードウェア構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態の総合サービスサーバのハードウェア構成例を示す図である。総合サービスサーバ10は、CPU(Central Processing Unit)10aによって装置全体が制御されている。CPU10aには、バス10gを介してRAM(Random Access Memory)10b、ハードディスクドライブ(HDD)10c、グラフィック処理装置10d、入力インタフェース10e、および通信インタフェース10fが接続されている。
RAM10bには、CPU10aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM10bには、CPU10aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD10cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD10cには、ユーザ登録情報データベース13aや放送局情報データベース14aなどの各種情報データが格納される。
グラフィック処理装置10dには、表示装置10hが接続されている。グラフィック処理装置10dは、CPU10aからの命令に従って、画像を表示装置10hの画面に表示させる。入力インタフェース10eには、キーボード10iとマウス10jとが接続されている。入力インタフェース10eは、キーボード10iやマウス10jから送られてくる信号を、バス10gを介してCPU10aに送信する。
通信インタフェース10fは、ネットワーク30に接続されている。通信インタフェース10fは、ネットワーク30を介して、他のサーバや端末装置20等との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の総合サービスサーバ10の処理機能を実現することができる。
次に、総合サービスサーバ10の動作について説明する。
総合サービスサーバ10は、端末装置20に対して各種サービス情報を提供する。まずユーザは、サービス情報の利用のため、サービスの利用申し込みを行い、このときユーザ登録として、ユーザおよびユーザがサービスを利用する端末装置20に関する情報の登録を行う。このユーザ登録では、たとえば、郵便番号、住所、電話番号など端末装置20を使用する地域に関する情報が登録される。ユーザは、サービスの利用申し込みを行う際、端末装置20を利用してネットワーク30を介しても良く、或いは郵送などの手段を利用しても良い。総合サービスサーバ10は、申し込みを行ったユーザに対して、ログインのためのユーザIDを付与し、パスワードなどを設定する。このとき総合サービスサーバ10は、設定された郵便番号、住所、電話番号およびパスワードなどのユーザ登録情報をユーザIDと関連付け、ユーザ登録情報データベース13aに格納する。
また、総合サービスサーバ10は、放送局40に関して、少なくとも放送局の名称と識別情報(コールサイン)を含む放送局情報を、放送局40の受信が可能な受信エリアと関連付け、放送局情報データベース14aに格納する。図4は、放送局情報データベースの一例である。図の例の放送局情報データベース14aには、同一周波数で同一番組を受信できる地域(受信エリア)を示す地域ブロック141に関連付けられて、ラジオ局の情報が登録されている。図の例では、放送局情報には、放送局を識別するコールサインと、放送局の名称を示す局のほか、放送局の送出する放送信号の周波数が登録されている。コールサインは、放送局の識別情報であり、放送局ごとに一意に割り当てられたコードである。総合サービスサーバ10は、このコールサインを用いることにより、放送局を特定することができる。局名は、放送局の名称を示す文字列情報で、表示装置17aに受信チャンネルの放送局名を表示する際に用いられる。例では、地域ブロック「首都圏」に属する放送局のコールサイン、局名、周波数が設定されている。また、放送局情報データベース14aには、放送局40が提供する、放送された楽曲の関連情報を配信する放送局サーバ41に関する情報が含まれていてもよい。
ユーザがサービスの利用を開始するためにログインを行うと、端末装置20は、ネットワーク30を経由してユーザID及びパスワードを総合サービスサーバ10に送信する。総合サービスサーバ10は、このユーザID及びパスワードを受信し、ネットワーク接続装置11aを介してデータベース管理装置12aに入力する。データベース管理装置12aは、ユーザIDに基づいてユーザ登録情報データベース13aから該当するユーザの登録情報を抽出し、パスワードの照合を行って、ユーザを認証する。
総合サービスサーバ10は、ユーザを認証した場合、サービスの利用を許可し、ユーザの登録情報に含まれる地域に関する情報(郵便番号、住所、電話番号など)に基づいて放送局情報データベース14aを検索し、その地域と受信エリアが重なる放送局を検出する。このとき総合サービスサーバ10は、たとえば、郵便番号を用いる場合であれば郵便番号と地域ブロックとを対応付ける一覧表を参照して、郵便番号に相当する地域ブロックを検出する。郵便番号、住所、電話番号などの地域に関する情報から地域ブロックを検出する方法については、種々の方法が知られている。ここでは、これらの方法を適宜用いることとし、詳細な検出方法については省略する。こうして総合サービスサーバ10は、ユーザ登録情報から地域ブロックを得ると、放送局情報データベース14aを検索して、地域ブロックに対応するラジオ局を検出する。たとえば総合サービスサーバ10は、地域ブロックとして「首都圏」を得ると、「首都圏」に属するラジオ局の放送局情報を抽出し、ラジオ局の局名とコールサインを含むリスト情報を生成する。
なお総合サービスサーバ10は、地域を特定可能な所定の地域コードを端末装置20から送信させるようにして、当該地域コードに基づいて地域ブロックを得るようにしても良い。
図5は、リスト情報一例である。図の例では、放送局情報データベース14aより、地域ブロック「首都圏」に対応するラジオ局に関するリスト情報142が生成されている。リスト情報142には、地域ブロック「首都圏」に対応するラジオ局の局名と、コールサインが設定されている。
このように、総合サービスサーバ10では、ユーザ登録情報に基づいて、端末装置20が受信可能な放送局に関するリスト情報142を生成し、ネットワーク30を経由して端末装置20へ送信する。
端末装置20は、ネットワーク接続装置24によってリスト情報142を取得すると、必要に応じて、クリップ情報記憶装置25に一時保存する。そして端末装置20は、リスト情報142に基づいて、ユーザに楽曲の関連情報を閲覧する放送局を選択させるため、放送局の選択画面を表示装置26に表示する。図6は、放送局選択画面の一例である。放送局選択画面260には、リスト情報142に設定された全放送局名がリスト形式で表示され、ユーザがそのうちの1つを選択できるようになっている。このとき端末装置20は、表示する放送局名を、リスト情報142に登録された端末装置20の受信エリア内の放送局に限定することによって、一度に表示する放送局の数を少なくすることができ、ユーザに容易に選択させることができる。
端末装置20は、キー操作部23が操作されて放送局名が選択されると、その放送局名に対応するコールサインをリスト情報142から読み出し、総合サービスサーバ10にコールサインを送信し、これに対する応答として、この放送局が楽曲の関連情報を配信する放送局サーバ41のURLを取得する。続いて端末装置20は、このURLの放送局サーバ41から楽曲の関連情報を取得し、表示装置26に表示する。このとき表示装置26には、放送局に関する情報項目のリスト、たとえば、オンエアリストの一覧表示がされる。また、放送局からそれ以外の放送コンテンツの関連情報が配信される場合、表示装置26には、その放送コンテンツ関連情報の項目の一覧が表示される。ユーザがキー操作部23を用いてその1つを選択すると、端末装置20は、選択された項目の詳細情報を取得し、表示装置26に表示する。
また端末装置20は、放送局が選択されたかどうかにかかわらず、リスト情報142に登録された放送局のコールサインを用いて、総合サービスサーバ10にコールサインを送信してそれぞれの放送局が楽曲の関連情報を配信する放送局サーバ41のURLを取得する。そして端末装置20は、各放送局の放送局サーバ41から楽曲の関連情報を受信し、クリップ情報記憶装置25に記憶しておくようにすることもできる。なお、クリップ情報記憶装置25にクリップされる楽曲の関連情報は、定期的(例えば30秒毎)に更新される。この場合、端末装置20は、現在ラジオ局の放送を受信中で、楽曲の関連情報に関する指定がなければ、放送を受信中のラジオ局のクリップ情報を表示し、楽曲の関連情報を表示する放送局が指定されれば、その放送局のクリップ情報を表示する。
以上の処理が実行されることにより、端末装置20は、受信中か否かに関わらず、所望の放送局が配信する楽曲の関連情報を取得することができるようになる。
さらに端末装置20は、放送された楽曲をユーザが気に入れば、表示装置26に表示された関連情報に基づいて、音楽配信サーバ43から楽曲を購入する処理を行うこともできる。
上記の説明では、総合サービスサーバ10が、ユーザ登録情報に基づいたリスト情報を作成し、端末装置20が当該リスト情報に登録された放送局の関連情報を表示装置26に表示するとしたが、端末装置20は、その他の地域の放送局の関連情報を表示装置26に表示するようにすることもできる。たとえば、ユーザが引越などによって住所を変更したが、ユーザ登録情報がまだ更新されていないような場合、現在端末装置20を使用する引越後の地域の放送局の情報が必要になる。
このような場合を考慮し、たとえば、図6に示したように、端末装置20は、受信エリア内の放送局のリスト一覧の最後に、「その他の地域」の項目を設け、これを選択できるようにする。ユーザがキー操作部23を用いてその他の地域を選択すると、端末装置20は、その他の地域の選択画面を表示する。図7は、地域選択画面の一例である。ユーザが地域一覧画面261に表示された地域ブロックリストの中から所望の地域を選ぶと、端末装置20は、その内容をネットワーク接続装置24を介して総合サービスサーバ10に送信する。総合サービスサーバ10は、端末装置20から地域に関するユーザの設定情報を取得すると、この地域に関する情報に基づいて放送局情報データベース14aを検索し、該当する放送局に関するリスト情報を生成する。このリスト情報が総合サービスサーバ10から端末装置20に返されると、端末装置20は、選択された地域で受信が可能な放送局の一覧を放送局選択画面に表示する。そして放送局が選択されると、端末装置20は、上記の説明の処理と同様に、ユーザに選択された放送局のURLを総合サービスサーバ10より取得し、この放送局が公開する楽曲の関連情報を放送局サーバ41から取得して表示装置26に表示する。
また、ユーザに放送局を選択させる際、端末装置20は、全国の放送局を一覧表示して、そこから受信したい放送局を選択させることもできる。
なお上記の説明では、端末装置20が、リスト情報のコールサインを用いて総合サービスサーバ10に対して当該コールサインに対応する放送局サーバ41のURLの要求を行うとしたが、当該サービスサーバ10から送信するリスト情報に予めURLを設定しておくようにすることもできる。
以上の処理が実行されることにより、端末装置20は、受信エリア外の放送局の配信する楽曲の関連情報をユーザに閲覧させることが可能となる。
次に、本実施の形態にかかる情報処理方法について説明する。図8は、第1の実施の形態の情報処理方法の手順を示したフローチャートである。図では、端末装置側の処理手順も合わせて示している。
ユーザが総合サービスサーバ10にサービス申し込みを行うことにより、このユーザの端末装置20に関するサービス処理が開始される。
[ステップS1]総合サービスサーバ10のCPU10aは、ユーザからのサービス申し込みにより設定されたユーザ登録情報(郵便番号、住所、電話番号などの地域に関する情報を含む)をユーザ情報登録データベース13aに格納して管理する。このときCPU10aは、ユーザ登録情報を、ユーザIDなど、ユーザの識別情報に関連付けて管理する。
[ステップS2]CPU10aは、端末装置20を介したユーザからのログインを待つ。端末装置20からログイン情報が送信されると、CPU10aは、ステップS3へ処理を進める。
ここで、端末装置側20の手順について説明する。ユーザがサービスの申し込みを行うと、端末装置20から総合サービスサーバ10のサービスの利用が可能となる。このサービスを利用したいユーザの操作に基づき、端末装置20は処理を開始する。
[ステップS11]端末装置20は、総合サービスサーバのサービスを利用するため、ユーザの操作に基づいてログインを行い、ユーザIDのほか、パスワードなどのログイン情報を総合サービスサーバ10に送信し、応答を待つ。
以上の手順によって、ユーザIDを含むログイン情報が端末装置20から総合サービスサーバ10に渡される。続いて、総合サービスサーバ10の手順に戻って説明する。
[ステップS3]総合サービスサーバ10のCPU10aは、ユーザIDを含むログイン情報を取得したので、この端末装置20で受信が可能な放送局のリスト情報を作成する処理を行う。まずCPU10aは、ユーザIDに基づいて、ユーザ登録情報データベースから、端末装置の使用される地域(通常の場合、ユーザの住居)に関する情報を検出し、対応する地域ブロックを選択する。たとえばCPU10aは、地域に関する情報として、ユーザ登録情報の郵便番号、住所、電話番号などが抽出され、その地域に対応する地域ブロックを選択する。続いてCPU10aは、その地域ブロックを受信エリアとする放送局を放送局情報データベース14aより抽出し、その放送局の名称とコールサインを含むリスト情報を作成する。リスト情報には、ユーザ登録情報に基づいて、端末装置が受信可能なすべての放送局についての名称とコールサインとが設定されている。
[ステップS4]総合サービスサーバ10のCPU10aは、生成したリスト情報をネットワーク30を介して端末装置20に送信し、ステップS2に戻って次のログインを待つ。
続いて、端末装置20の手順について説明する。
[ステップS12]端末装置20は、総合サービスサーバ10の送信したリスト情報を受信し、所定の記憶装置に一時保存する。
[ステップS13]端末装置20は、リスト情報に基づいて、受信可能な放送局の一覧を表示し、放送コンテンツの関連情報を閲覧する放送局の選択をユーザに促す。
以上の情報処理方法手順が実行されることにより、端末装置20は、放送を受信中であるかどうか関わらず、受信可能な放送局の中からユーザの所望する放送局を容易に選択させ、この放送局が公開する放送コンテンツの関連情報をユーザに閲覧させることができるようになる。
以上の構成によれば、総合サービスサーバ10は、端末装置20のユーザから送信されたユーザID及びパスワードに基づき、予めユーザ登録情報データベース13aに登録されたユーザ情報を抽出し、当該ユーザ情報に応じた地域の放送局のリスト情報を生成して端末装置20に送信することにより、当該端末装置20のユーザに、その地域で受信可能な放送局の中から所望の放送局を容易に選択させることができ、当該放送局が公開する放送コンテンツの関連情報を容易に閲覧させることができる。
(3)第2の実施の形態
第2の実施の形態では、上述した受信可能な放送局の中から所望の放送局をユーザが選択することにより、その放送局のナウオンエアを提供するサービスが、複数のサービスサーバのうちのひとつのサーバにより実現されるようなサービスシステムについて詳細に説明する。本サービスシステムはシングルサインオン機能を有している。
(3−1)システム構成
図9において、1000は全体としてサービスシステムとしての音楽関連サービス提供システムを示し、この音楽関連サービス提供システム1000の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末1002と、当該クライアント端末1002を管理するサービスサーバとしてのポータルサーバ1003と、当該クライアント端末1002に対して音楽に関する各種サービスを提供する複数のサーバ1004乃至1008とを有している。
この実施の形態の場合、音楽データ配信サーバ1004は、ATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Coding 3)、AAC(Advanced Audio Coding)、WMA(Windows Media Audio)、RealAUDIO G2 Music Codec、MP3(MPEG Audio Layer−3)形式等でなる音楽データをクライアント端末1002に配信する音楽データ配信サービスを提供する。
また物販サーバ1005は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等をクライアント端末1002を介してユーザに販売する物販サービスを提供する。
さらにラジオ放送情報配信サーバ1006は、ラジオ局を介して放送されているラジオ放送のラジオ番組や音楽等についてのラジオ放送情報をクライアント端末1002に配信するラジオ放送情報配信サービスを提供する。
さらにインターネットラジオサーバ1007は、インターネットに相当するネットワークNT1000を介してラジオ放送データをストリーミング配信の形態でクライアント端末1002に向けて放送するインターネットラジオ放送サービスを提供する。
これに加えて課金サーバ1008は、ポータルサーバ1003等からの要求に応じてユーザに対し様々な料金を課すための課金処理を実行するようになされている。
なお、この第2の実施の形態におけるクライアント端末1002は第1の実施の形態における端末装置20に対応し、ポータルサーバ1003は総合サービスサーバ10に対応し、音楽データ配信サーバ1004は音楽配信サーバ43に対応し、ラジオ放送情報配信サーバ1006は放送局サーバ41に対応し、ネットワークNT1000はネットワーク30に対応している。
(3−2)クライアント端末1002の構成
(3−2−1)クライアント端末1002の機能回路ブロック構成
次に放送端末装置としてのクライアント端末1002の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。図10に示すようにクライアント端末1002は、その筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作ボタンでなる操作入力部1020がユーザによって操作されると、当該操作入力部1020でこれを認識し、当該操作に応じた操作入力信号を入力処理部1021に送出する。
入力処理部1021は、操作入力部1020から与えられる操作入力信号を特定の操作コマンドに変換しバス1022を介して制御部1023に送出する。
制御部1023は、バス1022を介して接続された各回路から与えられる操作コマンドや制御信号に基づいてこれら各回路の動作を制御する。
表示制御部1024は、バス1022を介して供給される映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ映像信号を表示部1025に送出する。
表示部1025は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、筐体表面に直接取り付けられている場合や外付けされている場合がある。
そして表示部1025は、制御部1023による処理結果や各種映像データが表示制御部1024を介してアナログ映像信号として供給されると、当該アナログ映像信号に基づく映像を表示する。
音声制御部1026は、バス1022を介して供給される音声データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、その結果得られるアナログ音声信号をスピーカ1027に送出する。スピーカ1027は、音声制御部1026から供給されるアナログ音声信号に基づく音声を出力する。
外部記録媒体記録再生部1028は、CDや、フラッシュメモリが外装ケースに内包されたメモリスティック(登録商標)等の外部記録媒体に記録されているコンテンツデータを読み出して再生し、又は当該外部記録媒体に対し記録対象のコンテンツデータを記録する記録再生部である。
外部記録媒体記録再生部1028は、外部記録媒体からコンテンツデータとして映像データを読み出したとき、当該読み出した映像データをバス1022を介して表示制御部1024に供給する。
これにより表示制御部1024は、外部記録媒体記録再生部1028により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された映像データをアナログ映像信号に変換して表示部1025に供給する。
また外部記録媒体記録再生部1028は、外部記録媒体からコンテンツデータとして音声データを読み出したとき、当該読み出した音声データをバス1022を介して音声制御部1026に供給する。
これにより音声制御部1026は、外部記録媒体記録再生部1028により外部記録媒体からコンテンツデータとして読み出された音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ1027に供給する。
さらに制御部1023は、外部記録媒体記録再生部1028により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータをバス1022を介してクライアント端末1002内部の記憶媒体1029に送出し、その記憶媒体1029に対して当該コンテンツデータを記憶する(以下、このようにコンテンツデータを記憶媒体1029に記憶することをリッピングと呼ぶ)ことができる。
そして制御部1023は、記憶媒体1029からコンテンツデータとしてイメージデータ又はビデオデータ等の映像データを読み出したときには、当該読み出した映像データをバス1022を介して表示制御部1024に供給する。
また制御部1023は、記憶媒体1029からコンテンツデータとしてオーディオデータ等の音声データを読み出したときには、当該読み出した音声データをバス1022を介して音声制御部1026に供給する。
これに加えて制御部1023は、記憶媒体1029から音楽データを読み出して外部記録媒体記録再生部1028に転送することにより当該外部記録媒体記録再生部1028により外部記録媒体に対しその音楽データを記録させることもできる。
放送信号受信部1030は、各ラジオ局から送信されるラジオ放送波を受信し、チューナ部1031に供給する。
チューナ部1031は、制御部1023の制御のもと、放送信号受信部1030を介して受信したラジオ放送波の中から例えば操作入力部1020を介して指定されたラジオ局に対応する放送周波数のラジオ放送信号を抽出して所定の受信処理を施し、この結果得られる音声データをバス1022を介して音声制御部1026に送出する。
音声制御部1026は、チューナ部1031から与えられた音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ1027に送出することにより、当該スピーカ1027からラジオ局で放送されているラジオ番組の番組音声を出力させ、かくしてユーザに対しラジオ番組の番組音声を聴取させることができる。
また制御部1023は、チューナ部1031で得られた音声データを記憶媒体1029に送出して記憶することにより、ラジオ番組の番組音声を録音することもできる。
さらに制御部1023は、通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してネットワークNT1000に接続し、当該ネットワークNT1000上のポータルサーバ1003やその他サーバ1004乃至1007にアクセスすることができ、これによりポータルサーバ1003やその他サーバ1004乃至1007との間で各種情報や各種データを送受信する。
エンコーダ/デコーダ部1034は、ネットワークNT1000からネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信した圧縮符号化されているコンテンツデータ、あるいは記憶媒体1029や外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されているコンテンツデータを復号し表示制御部1024や音声制御部1026に送出する。
またエンコーダ/デコーダ部1034は、外部記録媒体から読み出された圧縮符号化されてはいないコンテンツデータや、チューナ部1031から与えられる音声データ等を圧縮符号化し、当該圧縮符号化したコンテンツデータを記憶媒体1029に送出する。
これによりエンコーダ/デコーダ部1034で圧縮符号化されたコンテンツデータは、制御部1023の制御のもと記憶媒体1029に記憶される。
著作権管理部1035は、ネットワークNT1000からネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介してダウンロードされるコンテンツデータに対応する著作権管理情報や、外部記録媒体記録再生部1028により外部記録媒体から読み出されたコンテンツデータに対応する著作権管理情報を生成する。
著作権管理部1035で生成された著作権管理情報は、制御部1023の制御のもとにコンテンツデータと対応付けられて記憶媒体1029に登録される。
また著作権管理部1035は、記憶媒体1029と特定の外部記録媒体との間で著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックアウトするときや、当該特定の外部記録媒体と記憶媒体1029との間で当該著作権管理情報を対応付けたコンテンツデータをチェックインするときに、当該コンテンツデータに対応する著作権管理情報の内容を適切に更新することにより、そのコンテンツデータに対する著作権を保護する。
ページ情報生成部1036は、ネットワークNT1000からネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信したXML(eXtensible Markup Language)ファイル、あるいはHTML(Hyper Text Markup Language)ファイル等のページ情報を解釈して表示部1025に表示するための映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部1024に送出する。
認証処理部1037は、ネットワークインタフェース1033を介して接続されるネットワークNT1000上のポータルサーバ1003やその他サーバ1004乃至1007に対し認証情報を通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して送信する等の認証処理を実行する。
認証情報記憶部1038は、認証処理部1037がポータルサーバ1003やその他サーバ1004乃至1007に対しアクセスするときに必要となる認証情報を記憶する。
ラジオ放送表示制御部1039は、現在、ユーザによる聴取用に受信中のラジオ放送に関するラジオ放送情報を要求するための要求信号を通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して、当該受信中のラジオ放送を放送しているラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバ1006に送信する。
その結果、ラジオ放送表示制御部1039は、ネットワークNT1000上のラジオ放送情報配信サーバ1006から送信されたラジオ放送情報をネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信すると共に、当該受信したラジオ放送情報を表示制御部1024に送出することにより表示部1025に対し、現在受信中のラジオ番組の番組名や、当該受信中の楽曲のタイトル及びアーティスト名等からなるラジオ放送情報を表示させる。なお、このラジオ放送情報は、上述した第1の実施の形態における関連情報と対応するものである。
(3−2−2)ディレクトリ管理
クライアント端末1002の制御部1023は、記憶媒体1029に対して記憶するコンテンツデータを、図11に示すディレクトリ構成で管理する。まず「root」ディレクトリの下層に対しては、規定範囲内での任意の数の「folder」ディレクトリが作成される。この「folder」ディレクトリは、例えばコンテンツが属するジャンル、又は所有ユーザ等に対応して作成される。
この「folder」ディレクトリの下層には、規定範囲内での任意の数の「album」ディレクトリが作成され、当該「album」ディレクトリは例えば1つのアルバムタイトル毎に対応するようになされている。この「album」ディレクトリの下層においては、その「album」ディレクトリに属するとされる1以上の「track」ファイルが格納され、この「track」ファイルが1つの楽曲すなわちコンテンツとなるものである。
このようなコンテンツデータについてのディレクトリ管理は、記憶媒体1029に記憶されているデータベースファイルによって行われる。
(3−3)ポータルサーバ1003の機能回路ブロック構成
次に、図12を用いて情報処理装置及び認証サーバとしてのポータルサーバ1003の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ポータルサーバ1003内の制御部1050は、バス1051を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部1052は、制御部1050の制御のもと、ネットワークインタフェース1053を介してクライアント端末1002やその他サーバ1004乃至1008と各種情報を送受信する。
顧客データベース部1054には、音楽関連サービス提供システム1000の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID(Identification)情報とパスワード情報とが対応付けられて設定情報としての顧客情報として登録されている。
さらに顧客データベース部1054には、ユーザID情報及びパスワード情報と合わせて、ユーザの登録情報として、例えば郵便番号、住所、電話番号等の情報が登録されていいる。
ページ情報記憶部1055には、音楽関連サービス提供システム1000の運営業者が管理するページ情報等が記憶されている。
なおページ情報は、XML等の言語によって記述されており、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005、ラジオ放送情報配信サーバ1006及びインターネットラジオサーバ1007等にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)情報を含んでいる。
認証処理部1056は、クライアント端末1002から送信されたユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部1054に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
そして認証処理部1056は、ユーザ認証処理を終了すると、当該ユーザ認証処理の結果を示したポータル認証結果情報(後述する認証セッションID情報)を発行し、当該発行したポータル認証結果情報を認証情報記憶部1057に一時記憶する。
このとき制御部1050は、認証処理部1056によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部1055に記憶されている契約者用のページ情報をポータル認証結果情報と共に通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
なお制御部1050は、認証処理部1056によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部1055に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信するように構成しても良い。
また認証処理部1056は、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006からユーザに対する認証処理が実行された結果、当該ユーザのクライアント端末1002から取得して送信されるポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信すると、当該受信したポータル認証結果情報と、認証情報記憶部1057に一時記憶していた当該ユーザに対応するポータル認証結果情報とを比較する。
これにより認証処理部1056は、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006から受信したポータル認証結果情報に対する認証処理として、正規のポータル認証結果情報であるか否かを確認する確認処理を実行し、その確認結果を示す確認結果情報を通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介して当該音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006に返信する。
周波数情報記憶部1058には、放送局情報として、地域を特定可能な郵便番号等の地域コードと、その地域コードの示す地域で受信可能なラジオ放送の放送周波数を示す周波数情報、当該ラジオ放送を放送するラジオ局の名称(以下、これをラジオ局名と呼ぶ)及び当該ラジオ局毎のユニークな識別情報である識別情報としてのコールサインとが対応付けられて記憶されている。
URL記憶部1059には、ラジオ放送用のラジオ局毎のコールサインと、当該コールサインに対応するラジオ局で提供する現在放送中のラジオ番組に関し当該ラジオ番組の番組名やそのラジオ番組内で現時点に流されている楽曲のタイトル等からなるラジオ放送情報(以下、これを特にナウオンエア情報と呼ぶ)を取得可能なURL情報とが対応付けられて記憶されている。
ところで上述した第1の実施の形態における総合サービスサーバ10(図3)は、基本的にCPU10aがHDD10cに記憶された各種プログラムに従って各種処理を行っている。
このためかかる総合サービスサーバ10では、図12について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成のポータルサーバ1003の機能に応じて、HDD10cに記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、CPU10aを当該ポータルサーバ1003の制御部1050、通信制御部1052及び認証処理部1056と同様に機能させることができると共に、HDD10cをそのポータルサーバ1003の顧客データベース部1054、ページ情報記憶部1055、認証情報記憶部1057、周波数情報記憶部1058及びURL記憶部1059と同様に用いることができる。
(3−4)音楽データ配信サーバ1004の機能回路ブロック構成
次に、図13を用いて音楽データ配信サーバ1004の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。音楽データ配信サーバ1004内の制御部1070は、バス1071を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部1072は、制御部1070の制御のもと、ネットワークインタフェース1073を介してクライアント端末1002やポータルサーバ1003等と各種情報や、コンテンツデータ等の各種データを送受信する。
顧客データベース部1074には、音楽データ配信サーバ1004の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部1075が、クライアント端末1002から送信される、ポータルサーバ1003によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部1074を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部1076には、音楽データ配信サーバ1004が管理する、ダウンロード可能な音楽データを紹介する音楽データ配信用のページ情報等が記憶されている。
因みに音楽データ配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末1002を利用するユーザに対してダウンロードを希望する音楽データを選択させることができる。
そして制御部1070は、クライアント端末1002から送信される、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部1076に記憶された音楽データ配信用のページ情報を通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
認証処理部1075は、クライアント端末1002から送信される、当該クライアント端末1002を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部1074に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部1075は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末1002から送信される、ポータルサーバ1003で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
そして認証処理部1075は、ポータルサーバ1003へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ1003からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1000の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部1075は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部1070は、認証処理部1075によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部1076に契約者用として記憶されている音楽データ配信用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
これに対して制御部1070は、認証処理部1075によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部1076に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ところで認証情報記憶部1077には、認証処理部1075により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部1075により、クライアント端末1002を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
音楽データ記憶部1078には、上述のATRAC3形式やMP3形式等で圧縮符号化された複数の音楽データが各々のコンテンツID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部1079は、クライアント端末1002に対し音楽データ配信用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末1002から送信される、ダウンロード希望の音楽データ検索用の検索キーが格納されそのダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号がネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信すると、当該受信したダウンロード要求信号からその検索キーを取り出す。
そして検索部1079は、かかる検索キーに基づいて、音楽データ記憶部1078内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
これにより制御部1070は、その検索されたダウンロード希望の音楽データを通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
また制御部1070は、このときクライアント端末1002への音楽データのダウンロードに伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介して課金サーバ1008に送信することにより、課金サーバ1008に対し当該ユーザに対する音楽データのダウンロードに応じた課金処理を実行させる。
(3−5)物販サーバ1005の機能回路ブロック構成
次に、図14を用いて物販サーバ1005の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。物販サーバ1005内の制御部1090は、バス1091を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部1092は、制御部1090の制御のもと、ネットワークインタフェース1093を介してクライアント端末1002やポータルサーバ1003等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部1094には、物販サーバ1005の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部1095が、クライアント端末1002から送信される、ポータルサーバ1003によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部1094を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部1096には、物販サーバ1005が管理する、販売対象のCDやDVD等のパッケージメディアを紹介するパッケージメディア販売用のページ情報等が記憶されている。
因みにパッケージメディア販売用のページ情報は、XML等の言語によって記述されており、クライアント端末1002を利用するユーザに対して購入を希望するCDやDVD等のパッケージメディアを選択させることができる。
そして制御部1090は、クライアント端末1002から送信される、パッケージメディア販売用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部1096に記憶されたパッケージメディア販売用のページ情報を通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してクライアント端末1002に送信する。
認証処理部1095は、クライアント端末1002から送信される、当該クライアント端末1002を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部1094に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部1095は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末1002から送信される、ポータルサーバ1003で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
そして認証処理部1095は、ポータルサーバ1003へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ1003からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1000の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部1095は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部1090は、認証処理部1095によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ページ情報記憶部1096に契約者用として記憶されているパッケージメディア販売用のページ情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してクライアント端末1002に送信する。
これに対して制御部1090は、認証処理部1095によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部1096に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ところで認証情報記憶部1097には、認証処理部1095により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部1095により、クライアント端末1002を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
パッケージメディア情報記憶部1098には、販売対象のCDやDVD等の複数のパッケージメディアに関する情報(以下、これをパッケージメディア情報と呼ぶ)が各々のパッケージメディアID情報等の検索キーと対応付けられて記憶されている。
検索部1099は、クライアント端末1002に対しパッケージメディア販売用のページ情報が送信された結果、当該クライアント端末1002から送信される、特定のCDやDVD等のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号がネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信すると、当該受信したメディア情報要求信号から当該特定のパッケージメディア検索用の検索キーを取り出す。
そして検索部1099は、かかる検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部1098内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
これにより制御部1090は、その検索されたパッケージメディア情報を通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してクライアント端末1002に送信し、かくしてユーザに対し特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を提示する。
その結果、制御部1090は、クライアント端末1002から送信される、上述の特定のパッケージメディアを購入要求する購入要求信号をネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信すると、当該クライアント端末1002を利用するユーザへの当該特定のパッケージメディアの引き渡し手続等の購入処理を実行する。
また制御部1090は、特定のパッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介して課金サーバ1008に送信することにより、課金サーバ1008に対し当該ユーザに対する特定のパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
さらに制御部1090は、課金サーバ1008によるユーザに対する課金処理が完了すると、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してクライアント端末1002に送信する。
(3−6)ラジオ放送情報配信サーバ1006の機能回路ブロック構成
次に、図15を用いて関連情報提供サーバとしてのラジオ放送情報配信サーバ1006の機能回路ブロックによるハードウェア構成を説明する。ラジオ放送情報配信サーバ1006内の制御部1110は、バス1111を介して接続される各回路の動作を制御する。
通信制御部1112は、制御部1110の制御のもと、ネットワークインタフェース1113を介してクライアント端末1002やポータルサーバ1003等と各種情報を送受信する。
顧客データベース部1114には、ラジオ放送情報配信サーバ1006の運営業者とすでに契約を完了しているユーザのユーザID情報とパスワード情報とが対応付けられて顧客情報として登録されている。ただし認証処理部1115が、クライアント端末1002から送信される、ポータルサーバ1003によって発行されたポータル認証結果情報に基づいてユーザを認証処理する機能を有する場合には、顧客データベース部1114を設けなくてもよい。
ページ情報記憶部1116には、ラジオ放送情報配信サーバ1006が管理し、当該ラジオ放送情報配信サーバ1006に対応するラジオ局によってすでに放送されたラジオ番組に関するラジオ放送情報(以下、これを特にオンエアリスト情報と呼ぶ)の取得に利用させるオンエアリスト情報配信用のページ情報等が記憶されている。
因みにオンエアリスト情報配信用のページ情報は、XML等の言語によって記述され、クライアント端末1002を利用するユーザに対し、ラジオ番組の放送日時情報や番組名等を、取得希望のオンエアリスト情報に対する検索キーとして入力させるための入力ボックス等が設けられている。
オンエアリスト情報記憶部1117には、ラジオ放送情報配信サーバ1006に対応するラジオ局ですでに放送されたラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻及び番組放送終了時刻等と、当該ラジオ番組内で流された楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等とをリスト化して生成されたオンエアリスト情報が記憶されている。
そして制御部1110は、クライアント端末1002から送信される、オンエアリスト情報配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号をネットワークインタフェース1113及び通信制御部1112を順次介して受信すると、当該受信したページ情報取得要求信号に応じて、ページ情報記憶部1116に記憶されたオンエアリスト情報配信用のページ情報を通信制御部1112及びネットワークインタフェース1113を順次介してクライアント端末1002に送信する。
その結果、検索部1118は、クライアント端末1002からオンエアリスト情報配信用のページ情報上で入力された取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが格納されオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号が送信されることにより、そのオンエアリスト情報要求信号をネットワークインタフェース1113及び通信制御部1112を順次介して受信すると、当該受信したオンエアリスト情報要求信号から検索キーを取り出す。
そして検索部1118は、かかる検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部1117内のオンエアリスト情報全体に対し当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
これにより制御部1110は、その検索された取得希望のオンエアリスト情報を通信制御部1112及びネットワークインタフェース1113を順次介してクライアント端末1002に送信する。
またナウオンエア情報記憶部1119には、ラジオ放送情報配信サーバ1006に対応するラジオ局で現在放送中のラジオ番組に対する番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、当該ラジオ番組内で現時点に流されている楽曲に対するタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等からなるナウオンエア情報が記憶されている。
そして認証処理部1115は、クライアント端末1002からナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号と共に送信される、当該クライアント端末1002を利用するユーザのユーザID情報及びパスワード情報をネットワークインタフェース1113及び通信制御部1112を順次介して受信すると、ユーザ認証処理として、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報が顧客データベース部1114に顧客情報として登録されているか否かを確認する。
また認証処理部1115は、ユーザID情報及びパスワード情報を用いるユーザ認証処理とは異なるユーザ認証手法として、クライアント端末1002から送信される、ポータルサーバ1003で発行されたポータル認証結果情報(後述する認証チケット)をネットワークインタフェース1113及び通信制御部1112を順次介して受信し、当該受信したポータル認証結果情報を通信制御部1112及びネットワークインタフェース1113を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
そして認証処理部1115は、ポータルサーバ1003へのポータル認証結果情報の送信に応じて、当該ポータルサーバ1003からそのポータル認証結果情報に対する認証処理(すなわち、上述の確認処理)が実行された結果返信される確認結果情報をネットワークインタフェース1113及び通信制御部1112を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報に基づいてユーザが音楽関連サービス提供システム1000の運営業者とすでに契約を完了している正規ユーザであるか否かを確認する。
このようにして認証処理部1115は、ユーザ認証処理が終了すると、そのユーザ認証処理の結果を示したサーバ認証結果情報(後述するサービスセッションID情報)を発行する。
このとき制御部1110は、認証処理部1115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されると、ナウオンエア情報記憶部1119に記憶されているナウオンエア情報をサーバ認証結果情報と共に通信制御部1112及びネットワークインタフェース1113を順次介してクライアント端末1002に送信する。
これに対して制御部1110は、認証処理部1115によるユーザ認証処理の結果、ユーザが正規ユーザであると認証されなかったときには、認証エラー情報を、ページ情報記憶部1116に記憶されている認証の失敗を示す認証失敗通知ページ情報と共に通信制御部1112及びネットワークインタフェース1113を順次介してクライアント端末1002に送信する。
このようにして制御部1110は、ユーザからナウオンエア情報の取得が要求されたとき、当該ユーザを正規ユーザであると認証したときには、ナウオンエア情報を配信するものの、ユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、そのユーザに対してナウオンエア情報の配信サービスのようなラジオ放送情報配信サーバ1006が提供するラジオ放送情報配信サービスを受けさせないようにしている。
ところで認証情報記憶部1120には、認証処理部1115により発行されたサーバ認証結果情報が一時記憶されると共に、当該認証処理部1115により、クライアント端末1002を利用するユーザをユーザ認証処理するときに必要とされる各種認証情報が記憶されている。
(3−7)各サーバの処理概要
次に図16乃至図21に示すシーケンスチャートを用いて、クライアント端末1002とポータルサーバ1003との間で実行される処理や、クライアント端末1002とその他の音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006との間で実行される処理の概要を説明する。
(3−7−1)クライアント端末1002及びポータルサーバ1003間のユーザ認証処理手順
まず図16を用いて、クライアント端末1002とポータルサーバ1003との間で実行されるユーザ認証処理手順について説明する。
音楽関連サービス提供システム1000の運営業者と契約しているユーザのクライアント端末1002において制御部1023は、例えばクライアント端末1002に対して電源を投入する操作が行われ、又はユーザにより操作入力部1020の特定の操作ボタンが押下されたことに応じてその操作入力部1020で認識された操作入力信号が入力処理部1021で操作コマンドに変換されて与えられると、認証要求処理を開始する。
クライアント端末1002で認証要求処理を開始すると、ステップSP1000において、制御部1023は、認証情報記憶部1038に対し予め一時記憶している認証セッションID情報等を格納した接続要求信号を生成し、当該生成した接続要求信号を通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
因みに認証セッションID情報は、クライアント端末1002とポータルサーバ1003とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用としてポータルサーバ1003によって発行される識別情報である。
なおかかる認証セッションID情報については、ユーザ認証処理等に利用するうえで、ポータルサーバ1003による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従ってポータルサーバ1003から認証セッションID情報を取得したクライアント端末1002は、その認証セッションID情報を有効期限以内にポータルサーバ1003に対して提示することができない場合、ポータルサーバ1003により、当該認証セッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これによりポータルサーバ1003は、過去に発行した認証セッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1000の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部1038に一時記憶されている認証セッションID情報は、クライアント端末1002とポータルサーバ1003とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのポータルサーバ1003によって発行されたものである。
クライアント端末1002から接続要求信号が送信されると、これに応じてステップSP1001においてポータルサーバ1003の制御部1050は、ネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介してその接続要求信号を受信し、当該受信した接続要求信号に格納されている認証セッションID情報等を認証処理部1056に送出する。
そして認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、クライアント端末1002から接続要求信号として受信した認証セッションID情報等に基づいてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部1050は、認証処理部1056により、クライアント端末1002から受信した認証セッションID情報等の有効期限が切れる等して、当該クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証することができなかったときには、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1002において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信すると、これに応じて認証情報記憶部1038に記憶しているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出し、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ステップSP1003において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、クライアント端末1002から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部1056に送出する。
これにより認証処理部1056は、制御部1050の制御のもとにユーザ認証処理として、そのクライアント端末1002から受信したユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部1054に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出する。
その結果、認証処理部1056は、クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部1050の制御のもとにポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末1002とポータルサーバ1003との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末1002に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部1057に一時記憶する。
そして制御部1050は、認証処理部1056によりそのクライアント端末1002に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1004において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部1037に送出する。
そして認証処理部1037は、制御部1023の制御のもとに、ポータルサーバ1003から受信したその認証セッションID情報等を認証情報記憶部1038に一時記憶する。
これにより制御部1023は、ポータルサーバ1003に対しページ情報を要求するためのページ情報取得要求信号を、ポータルサーバ1003から受信して認証情報記憶部1038に一時記憶されたその認証セッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ステップSP1005において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、クライアント端末1002から送信されたページ情報取得要求信号及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部1056に送出する。
これにより認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、クライアント端末1002から受信した認証セッションID情報等と、上述のステップSP1003においてクライアント端末1002に対し発行して認証情報記憶部1057に一時記憶していた認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果ステップSP1006において、認証処理部1056は、クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末1002からのページ情報の取得要求が正当な要求であると判断し、そのクライアント端末1002に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部1050は、ページ情報記憶部1055から、ユーザによって取得要求されたページ情報を読み出すと共に、当該読み出したページ情報を、認証処理部1056により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1007において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信されたページ情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信したページ情報をページ情報生成部1036に送出すると共に、その有効期限の延長された認証セッションID情報等を認証処理部1037に送出する。
ページ情報生成部1036は、制御部1023から与えられたページ情報に基づいて、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006へのリンクが埋め込まれたページの映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部1024に送出する。
これにより表示制御部1024は、ページ情報生成部1036から与えられた映像データに対してディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部1025に送出することにより当該表示部1025にそのアナログ映像信号に基づく映像としてポータルサーバ1003のページを表示させる。
また認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、ポータルサーバ1003から受信した、有効期限の延長された認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP1004において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
(3−7−2)クライアント端末1002及び各サーバ1004乃至1006間のユーザ認証処理手順
次に、図17において、クライアント端末1002と、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006との間で実行するユーザ認証処理について以下に説明する。
この場合、かかるユーザ認証処理としては、クライアント端末1002が図16について上述したようにポータルサーバ1003からページ情報を一旦取得し、引き続きそのページ情報に埋め込まれたリンクにより音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006にアクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを間接アクセス認証処理と呼ぶ)がある。
またかかるユーザ認証処理としては、クライアント端末1002がポータルサーバ1003のページ情報を取得せずに、予めブックマークとして登録しているURL情報等により音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006に直接アクセスして実行されるユーザ認証処理(以下、これを直接アクセス認証処理と呼ぶ)もある。
ただし間接アクセス認証処理については、クライアント端末1002と、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
また直接アクセス認証処理についても、クライアント端末1002と、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006とが何れの組合せであっても同様の手順で実行することができる。
そして間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理では、クライアント端末1002において音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006へのアクセスに使用するURL情報の取得の仕方のみが異なるだけで、当該URL情報の取得以降には、間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理の両方ともに同様の手順で実行することができる。
従って以下には、クライアント端末1002のアクセス先として、説明を簡略化するうえで音楽データ配信サーバ1004を代表として用い、さらに間接アクセス認証処理及び直接アクセス認証処理をまとめて1つのユーザ認証処理として説明する。
まず、ステップSP1010において、クライアント端末1002の制御部1023は、ページ情報にリンクとして埋め込まれたURL情報、又はすでにブックマークとして登録しているURL情報等に従って、音楽データ配信用のページ情報(他の物販サーバ1005やラジオ放送情報配信サーバ1006では、パッケージメディア販売用のページ情報やオンエアリスト情報配信用のページ情報等となる)を取得要求するページ情報取得要求信号と共に、認証情報記憶部1038から読み出したサービスセッションID情報等を通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して音楽データ配信サーバ1004に送信する。
因みにサービスセッションID情報は、クライアント端末1002と音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006とがユーザ認証処理等の各種処理の実行用に通信接続する毎に、個々の通信接続状態(すなわち、セッション)の識別用として、クライアント端末1002がアクセスした音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006によって発行される識別情報である。
なおかかるサービスセッションID情報については、上述した認証セッションID情報と同様に、ユーザ認証処理等に利用するうえで音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006による発行時点を基準とした所定の有効期限(例えば1分程度)が設定されている。
従って各サーバ1004乃至1006からサービスセッションID情報を取得したクライアント端末1002は、そのサービスセッションID情報を有効期限以内に発行元の音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006に対して提示することができない場合、これら発行元の音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006により、当該サービスセッションID情報で特定される通信接続状態が切断されたと判断される。
これにより音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006は、過去に発行したサービスセッションID情報が、音楽関連サービス提供システム1000の運営業者と契約してはいないユーザによりユーザ認証処理等に対し不当に利用されることを防止している。
また認証情報記憶部1038に一時記憶されているサービスセッションID情報は、クライアント端末1002と音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006とが以前にユーザ認証処理等の実行用に通信接続したとき、そのアクセス先の音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006によって発行されたものである。
ステップSP1011において、音楽データ配信サーバ1004の制御部1070は、クライアント端末1002から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1075に送出する。
認証処理部1075は、制御部1070の制御のもと、クライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部1077にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部1075は、例えばクライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報の有効期限がすでに切れていることにより、当該クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末1002からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部1070は、認証処理部1075によりクライアント端末1002を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報と、音楽データ配信サーバ1004を識別するショップコードとを通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1012において、クライアント端末1002の制御部1023は、音楽データ配信サーバ1004から送信された認証エラー情報及びショップコードをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した認証エラー情報により、音楽データ配信サーバ1004においてユーザが正規ユーザとして認証されなかったことを認識すると共に、その音楽データ配信サーバ1004から受信したショップコードを認証情報記憶部1038に一時記憶する。
そして制御部1023は、ポータルサーバ1003に対して、音楽データ配信サーバ1004にアクセスするための認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成し、当該生成した認証チケット発行要求信号を音楽データ配信サーバ1004のショップコード、及びすでにポータルサーバ1003から受信して認証情報記憶部1038に一時記憶している認証セッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ステップSP1013において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、クライアント端末1002から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、これらを認証処理部1056に送出する。
これにより認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、そのクライアント端末1002から受信した認証セッションID情報等と、認証情報記憶部1057に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部1056は、例えばクライアント端末1002から受信した認証セッションID情報の有効期限がすでに切れており、当該クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであるとは認証することができないと、クライアント端末1002からの認証チケットの発行要求が正当な要求ではないと判断する。
そして制御部1050は、認証処理部1056によりクライアント端末1002を利用するユーザが正規ユーザであると認証されないと、認証エラーを示す認証エラー情報を通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
これに対して認証処理部1056は、例えばクライアント端末1002から受信した認証セッションID情報の有効期限が未だ切れてはいないことで、クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末1002からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部1050は、認証処理部1056により、クライアント端末1002を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、後述するステップSP1018に移る。
ステップSP1014において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信された認証エラー情報をネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信すると、認証情報記憶部1038に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等を読み出すと共に、当該読み出したユーザID情報及びパスワード情報等を通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ステップSP1015において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、クライアント端末1002から送信されたユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、当該受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部1056に送出する。
これにより認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、クライアント端末1002から受信したユーザID情報及びパスワード情報等が、顧客データベース部1054に登録されている顧客情報に含まれているか否かを検出するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部1056は、クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、制御部1050の制御のもとポータル認証結果情報として、現時点のクライアント端末1002とポータルサーバ1003との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行すると共に、当該クライアント端末1002に対して発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部1057に一時記憶する。
そして制御部1050は、認証処理部1056によりそのクライアント端末1002に対して発行された認証セッションID情報等を通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1016において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信された認証セッションID情報等をネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部1037により認証情報記憶部1038に一時記憶する。
そして制御部1023は、再びポータルサーバ1003に対して、認証チケットを発行要求する認証チケット発行要求信号を生成すると共に、当該生成した認証チケット発行要求信号を、認証情報記憶部1038にすでに一時記憶しているショップコード、及びこのとき一時記憶した認証セッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ここで本実施の形態では、クライアント端末1002において認証情報記憶部1038にショップコードを一時記憶しておいたが、これに限らず、当該クライアント端末1002とポータルサーバ1003との間でステップSP1012乃至ステップSP1016の処理を実行する際にショップコードを順次送受信することにより、クライアント端末1002において認証情報記憶部1038にショップコードを一時記憶しなくてもステップSP1016においてポータルサーバ1003に対しショップコードを送信することが可能である。
ステップSP1017において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、クライアント端末1002から送信された認証チケット発行要求信号、ショップコード及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、これらを認証処理部1056に送出する。
これにより認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、そのクライアント端末1002から受信した認証セッションID情報等と、認証情報記憶部1057にすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部1056は、例えばクライアント端末1002から受信した認証セッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末1002からの認証チケットの発行要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部1050は、認証処理部1056により、クライアント端末1002を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1018に移る。
ステップSP1018において、認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、上述のステップSP1017においてクライアント端末1002から受信したショップコード及び認証チケット発行要求信号に基づいて、ポータル認証結果情報として、当該ショップコードの示す音楽データ配信サーバ1004へのアクセスを可能にする認証チケット等を発行する。
そして認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、その発行した認証チケット等を認証情報記憶部1057に一時記憶すると共に、クライアント端末1002に対して発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長する。
これにより制御部1050は、認証チケット等を、認証処理部1056により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1019において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信された認証チケット等と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報を認証処理部1037に送出する。
そして制御部1023は、そのポータルサーバ1003から受信した認証チケット等を認証要求信号と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して音楽データ配信サーバ1004に送信する。
また認証処理部1037は、このとき制御部1023の制御のもとに認証情報記憶部1038において、ポータルサーバ1003から受信した有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP1016において一時記憶していた認証セッションID情報等を有効期限の延長された認証セッションID情報等に更新する。
ステップSP1020において、音楽データ配信サーバ1004の制御部1070は、クライアント端末1002から送信された認証要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信する。
そして制御部1070は、そのクライアント端末1002から受信した認証チケット等を当該認証チケット等の確認を要求する認証チケット確認要求信号と共に通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ステップSP1021において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、音楽データ配信サーバ1004から送信された認証チケット確認要求信号及び認証チケット等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、当該受信した認証チケット確認要求信号及び認証チケット等を認証処理部1056に送出する。
そして認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと認証チケット確認要求信号に応じて、その音楽データ配信サーバ1004から受信した認証チケット等と、認証情報記憶部1057にすでに一時記憶している認証チケット等とを比較するようにして、当該音楽データ配信サーバ1004から受信した認証チケットに対する確認処理を実行する。
その結果、制御部1050は、認証処理部1056により、音楽データ配信サーバ1004から受信した認証チケット等が正規の認証チケット等であると確認されると、当該認証チケット等を正規の認証チケット等であると確認したことを示す確認結果情報を通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介して音楽データ配信サーバ1004に送信する。
ステップSP1022において、音楽データ配信サーバ1004の制御部1070は、ポータルサーバ1003から送信された確認結果情報をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信し、当該受信した確認結果情報を認証処理部1075に送出する。
これにより認証処理部1075は、制御部1070の制御のもとにその確認結果情報に応じ、サーバ認証結果情報として、現時点のクライアント端末1002と音楽データ配信サーバ1004との通信接続状態に対するサービスセッションID情報等を発行すると共に、当該発行したサービスセッションID情報等を認証情報記憶部1077に一時記憶する。
また制御部1070は、認証処理部1075によりそのクライアント端末1002に対して発行されたサービスセッションID情報等を通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1023において、クライアント端末1002の制御部1023は、音楽データ配信サーバ1004から送信されたサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1037により認証情報記憶部1038に一時記憶させる。
これにより制御部1023は、音楽データ配信用のページ情報を要求するページ情報取得要求信号を、音楽データ配信サーバ1004から受信して認証情報記憶部1038に一時記憶させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して音楽データ配信サーバ1004に送信する。
ステップSP1024において、音楽データ配信サーバ1004の制御部1070は、クライアント端末1002から送信されたページ情報取得要求信号及びサービスセッションID情報等をネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1075に送出する。
これにより認証処理部1075は、制御部1070の制御のもと、クライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等と、上述のステップSP1022においてすでにクライアント端末1002に対し発行して認証情報記憶部1077に一時記憶していたサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部1075は、例えばクライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等の有効期限が未だ切れてはいないために、そのクライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末1002からの音楽データ配信用のページ情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部1070は、認証処理部1075により、クライアント端末1002を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1025に移る。
ステップSP1025において、制御部1070は、ページ情報記憶部1076から、ユーザにより取得要求された音楽データ配信用のページ情報を読み出すと共に、認証処理部1075により、クライアント端末1002に対して発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部1070は、そのページ情報記憶部1076から読み出した音楽データ配信用のページ情報を、認証処理部1075により有効期限を延長させたサービスセッションID情報等と共に通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1026において、クライアント端末1002の制御部1023は、音楽データ配信サーバ1004から送信された音楽データ配信用のページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した音楽データ配信用のページ情報をページ情報生成部1036に送出すると共に、その音楽データ配信サーバ1004から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1037に送出する。
これにより認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、音楽データ配信サーバ1004から受信した有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、上述のステップSP1023において一時記憶していたサービスセッションID情報等を有効期限の延長されたサービスセッションID情報等に更新する。
またページ情報生成部1036は、音楽データ配信用のページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部1024に送出する。
これにより表示制御部1024は、ページ情報生成部1036から与えられた映像データに対しディジタルアナログ変換処理を施し、得られたアナログ映像信号を表示部1025に送出することにより当該表示部1025にそのアナログ映像信号に基づく映像として音楽データ配信用のページを表示する。
(3−7−3)音楽関連サービス提供処理
続いて図18乃至図21において、図17について上述したクライアント端末1002と、音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006との間で実行されたユーザ認証処理手順の終了後に、当該ユーザ認証処理手順においてクライアント端末1002が音楽データ配信サーバ1004、物販サーバ1005及びラジオ放送情報配信サーバ1006から取得した音楽データ配信用のページ情報、パッケージメディア販売用のページ情報及びオンエアリスト情報配信用のページ情報等を利用して音楽データ配信サービス、物販サービス及びラジオ放送情報配信サービスの提供を受ける際の音楽関連サービス提供処理について説明する。
(3−7−3−1)音楽データ配信サービス提供処理手順
まず図18を用いてクライアント端末1002が、音楽データ配信サーバ1004から音楽データ配信サービスの提供を受ける際の音楽データ配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP1030において、クライアント端末1002の制御部1023は、表示部1025に映像として表示された音楽データ配信用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部1021から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、ダウンロード希望の音楽データをダウンロード要求するダウンロード要求信号を生成する。
そして制御部1023は、そのダウンロード要求信号を、すでに音楽データ配信サーバ1004で発行され認証情報記憶部1038に一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して音楽データ配信サーバ1004に送信する。
ステップSP1031において、音楽データ配信サーバ1004の制御部1070は、クライアント端末1002から送信されたダウンロード要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1073及び通信制御部1072を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1075に送出する。
これにより認証処理部1075は、制御部1070の制御のもと、クライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部1077にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部1070は、認証処理部1075により、クライアント端末1002を利用して音楽データのダウンロードを要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1032に移る。
ステップSP1032において、検索部1079は、ダウンロード要求信号に格納されている検索キーに基づいて、音楽データ記憶部1078内の複数の音楽データの中から当該検索キーの示す検索条件に該当するダウンロード希望の音楽データを検索する。
そして制御部1070は、検索部1079により音楽データが検索されると、認証処理部1075により、クライアント端末1002に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP1033に移る。
ステップSP1033において制御部1070は、音楽データ記憶部1078から、検索部1079によって検索されたダウンロード希望の音楽データを読み出すと共に、当該読み出したダウンロード希望の音楽データを、認証処理部1075により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部1072及びネットワークインタフェース1073を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1034において、クライアント端末1002の制御部1023は、音楽データ配信サーバ1004から送信されたダウンロード希望の音楽データと、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した音楽データを記憶媒体1029に記憶すると共に、その音楽データ配信サーバ1004から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1037に送出する。
認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、音楽データ配信サーバ1004から受信した有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部1038にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
このようにしてクライアント端末1002は、音楽データ配信サーバ1004の提供している音楽データ配信サービスを利用して、ユーザにより取得の希望された音楽データをダウンロードすることができる。
(3−7−3−2)物販サービス提供処理手順
次に図19を用いてクライアント端末1002が、物販サーバ1005から物販サービスの提供を受ける際の物販サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP1040において、クライアント端末1002の制御部1023は、表示部1025に映像として表示されたパッケージメディア販売用のページの一部を選択する制御コマンドが入力処理部1021から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じた特定のパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求するメディア情報要求信号を生成する。
そして制御部1023は、そのメディア情報要求信号を、すでに物販サーバ1005で発行され認証情報記憶部1038に一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して物販サーバ1005に送信する。
ステップSP1041において、物販サーバ1005の制御部1090は、クライアント端末1002から送信されたメディア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1095に送出する。
認証処理部1095は、制御部1090の制御のもと、クライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部1097にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部1090は、認証処理部1095により、クライアント端末1002を利用してパッケージメディアに関するパッケージメディア情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1042に移る。
ステップSP1042において、検索部1099は、メディア情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、パッケージメディア情報記憶部1098内の複数のパッケージメディア情報の中から当該検索キーの示す検索条件に該当する特定のパッケージメディアのパッケージメディア情報を検索する。
そして制御部1090は、検索部1099によりパッケージメディア情報が検索されると、認証処理部1095により、クライアント端末1002に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP1043に移る。
そしてステップSP1043において制御部1090は、パッケージメディア情報記憶部1098から、検索部1099によって検索されたパッケージメディア情報を読み出すと共に、当該読み出したパッケージメディア情報を、認証処理部1095により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1044において、クライアント端末1002の制御部1023は、物販サーバ1005から送信されたパッケージメディア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信したパッケージメディア情報をページ情報生成部1036に送出すると共に、その物販サーバ1005から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1037に送出する。
認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、物販サーバ1005から受信した有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部1038にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部1036は、制御部1023から与えられたパッケージメディア情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部1024によりアナログ映像信号に変換して表示部1025に送出する。
このようにして制御部1023は、表示部1025に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてパッケージメディア情報を表示させると、次のステップSP1045に移る。
ステップSP1045において、制御部1023は、表示部1025に映像として表示させたパッケージメディア情報に対応するパッケージメディアを購入要求する制御コマンドが入力処理部1021から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じてそのパッケージメディアを購入要求する購入要求信号を生成する。
そして制御部1023は、その購入要求信号を、すでに物販サーバ1005から受信して認証情報記憶部1038に一時記憶されているサービスセッションID情報等(すなわち、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等)と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介して物販サーバ1005に送信する。
ステップSP1046において、物販サーバ1005の制御部1090は、クライアント端末1002から送信された購入要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1093及び通信制御部1092を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1095に送出する。
認証処理部1095は、制御部1090の制御のもと、クライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部1097にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部1090は、認証処理部1095により、クライアント端末1002を利用してパッケージメディアの購入を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1047に移る。
ステップSP1047において、制御部1090は、クライアント端末1002を利用するユーザに対し、購入要求されたパッケージメディアを引き渡すための手続等の購入処理を実行すると共に、当該パッケージメディアの購入に伴うユーザに対する課金処理用の課金情報を通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介して課金サーバ1008に送信することにより、その課金サーバ1008に対し当該ユーザに対するパッケージメディアの購入に応じた課金処理を実行させる。
また制御部1090は、認証処理部1095により、クライアント端末1002に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させる。
ステップSP1048において、制御部1090は、課金処理終了後、パッケージメディアの購入処理が完了したことを示す購入完了ページ情報を、認証処理部1095により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部1092及びネットワークインタフェース1093を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1049において、クライアント端末1002の制御部1023は、物販サーバ1005から送信された購入完了ページ情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した購入完了ページ情報をページ情報生成部1036に送出すると共に、その物販サーバ1005から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1037に送出する。
認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、物販サーバ1005から受信した有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部1038にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部1036は、制御部1023から与えられた購入完了ページ情報に基づく映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部1024によりアナログ映像信号に変換して表示部1025に送出する。
これにより制御部1023は、表示部1025にそのアナログ映像信号に基づく映像として購入完了ページを表示させる。
このようにしてクライアント端末1002は、物販サーバ1005の提供している物販サービスを利用して、ユーザに対して所望のパッケージメディアを購入させることができる。
(3−7−3−3)オンエアリスト情報配信サービス提供処理手順
次に図20を用いてクライアント端末1002が、ラジオ放送情報配信サーバ1006からラジオ放送情報配信サービスとして特にオンエアリスト情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ステップSP1060において、クライアント端末1002の制御部1023は、表示部1025に映像として表示させたオンエアリスト情報配信用のページ上で入力ボックスに対し取得希望のオンエアリスト情報検索用の検索キーが入力され、当該入力された検索キーを示す文字列に対応する制御コマンドが入力処理部1021から入力されると、当該入力された制御コマンドに応じて、取得希望のオンエアリスト情報をダウンロード要求するオンエアリスト情報要求信号を生成する。
そして制御部1023は、そのオンエアリスト情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバ1006で発行され認証情報記憶部1038に一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してラジオ放送情報配信サーバ1006に送信する。
ステップSP1061において、ラジオ放送情報配信サーバ1006の制御部1110は、クライアント端末1002から送信されたオンエアリスト情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1113及び通信制御部1112を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1115に送出する。
認証処理部1115は、制御部1110の制御のもと、クライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部1120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部1110は、認証処理部1115により、クライアント端末1002を利用してオンエアリスト情報を要求したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1062に移る。
ステップSP1062において、検索部1118は、オンエアリスト情報要求信号に格納されている検索キーに基づいて、オンエアリスト情報記憶部1117内のオンエアリスト情報全体に対し、当該検索キーの示す検索条件に該当する所定範囲部分を取得希望のオンエアリスト情報として検索する。
そして制御部1110は、検索部1118によりオンエアリスト情報が検索されると、認証処理部1115により、クライアント端末1002に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP1063に移る。
そしてステップSP1063において制御部1110は、オンエアリスト情報記憶部1117から、検索部1118によって検索されたオンエアリスト情報を読み出すと共に、当該読み出したオンエアリスト情報を、認証処理部1115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部1112及びネットワークインタフェース1113を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1064において、クライアント端末1002の制御部1023は、ラジオ放送情報配信サーバ1006から送信されたオンエアリスト情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信したオンエアリスト情報をページ情報生成部1036に送出すると共に、そのラジオ放送情報配信サーバ1006から受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1037に送出する。
認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、ラジオ放送情報配信サーバ1006から受信した有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部1038に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またページ情報生成部1036は、制御部1023から与えられたオンエアリスト情報に基づいて映像データを生成し、当該生成した映像データを表示制御部1024によりアナログ映像信号に変換して表示部1025に送出することにより当該表示部1025に対しそのアナログ映像信号に基づく映像としてオンエアリスト情報を表示させる。
このようにしてクライアント端末1002は、ラジオ放送情報配信サーバ1006の提供しているラジオ放送情報配信サービスを利用して、ユーザに対して所望のオンエアリスト情報を取得させることができる。
(3−7−3−4)ナウオンエア情報配信サービス提供処理手順
次に図21を用いてクライアント端末1002が、ラジオ放送情報配信サーバ1006からラジオ放送情報配信サービスとして特にナウオンエア情報配信サービスの提供を受ける際のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順について説明する。
ただしナウオンエア情報を提供するラジオ放送情報配信サーバ1006は、ラジオ局(コールサイン)毎に設けられている。
そしてクライアント端末1002には、初期状態において、各ラジオ局に対応するラジオ放送情報配信サーバ1006のURL情報が記憶されていない場合がある。
そのため以下のラジオ放送情報配信サービス提供処理手順については、各ラジオ放送情報配信サーバ1006のURL情報をラジオ局のコールサイン毎にポータルサーバ1003が管理している場合を例に挙げて説明する。
またかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、クライアント端末1002が、ラジオ局毎の放送周波数を自動プリセットするためにポータルサーバ1003に対して当該放送周波数を示す周波数情報を要求するときに、認証情報記憶部1038に対し認証セッションID情報等を一時記憶してはいない場合を想定している。このため、まずクライアント端末1002は、ポータルサーバ1003に対しユーザID情報及びパスワード情報等を送信することになる。
ステップSP1070において、クライアント端末1002の制御部1023は、入力処理部1021から各ラジオ局の放送周波数を自動プリセットするように要求する操作コマンドが入力されると、これに応じて各ラジオ局の受信可能な放送周波数の周波数情報を取得要求する周波数情報要求信号を、ユーザにより入力された地域コードと、認証情報記憶部1038に記憶されているユーザID情報及びパスワード情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ステップSP1071において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、クライアント端末1002から送信された周波数情報要求信号、ユーザID情報及びパスワード情報等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、そのクライアント端末1002から受信したユーザID情報及びパスワード情報等を認証処理部1056に送出する。
認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、クライアント端末1002から受信したユーザID情報及びパスワード情報等と、顧客データベース部1054に登録している顧客情報とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部1056は、クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証し、当該クライアント端末1002からの周波数情報の取得要求が正当な要求であると判断すると、制御部1050の制御のもと、現時点のクライアント端末1002とポータルサーバ1003との通信接続状態に対する認証セッションID情報等を発行し、当該発行した認証セッションID情報等を認証情報記憶部1057に一時記憶する。
そして制御部1050は、このように認証処理部1056によりユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1072に移る。
ステップSP1072において、制御部1050は、クライアント端末1002から受信したユーザIDに基づいて、顧客データベース部1054に登録されたユーザの登録情報から地域に関する情報(郵便番号、住所、電話番号等)を抽出して当該ユーザに対応する地域コードを選択する。そして制御部1050は、周波数情報記憶部1058内の複数の周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストの中から当該地域コードに対応する周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを検索してリスト化し読み出す。
なお制御部1050は、顧客データベース部1054に登録されたユーザの登録情報を基に地域コードを選択する以外にも、クライアント端末1002から地域コードを送信させるようにし、受信した地域コードに基づいて周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを検索してリスト化し読み出すようにしても良い。
これにより制御部1050は、周波数情報記憶部1058からリスト化して読み出した周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを、上述のステップSP1071において認証処理部1056によりクライアント端末1002に対して発行された認証セッションID情報等と共に通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1073において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストと、認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該ポータルサーバ1003から受信した認証セッションID情報等を認証処理部1037に送出すると共に、周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示制御部1024に送出する。
これにより認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと、ポータルサーバ1003から受信した認証セッションID情報等を認証情報記憶部1038に一時記憶する。
また表示制御部1024は、制御部1023から与えられた周波数情報、ラジオ局名及びコールサインのリストを表示部1025に送出することにより当該表示部1025に対しそのリストを表示させる。
さらに制御部1023は、このとき入力処理部1021から入力される選択コマンドに基づき、選択された周波数情報、ラジオ局名及びコールサインを記憶媒体1029にプリセットとして記憶して、次のステップSP1074に移る。
ステップSP1074において、制御部1023は、入力処理部1021から入力されるチューニング制御コマンドに応じて、チューナ部1031を、ラジオ放送波の中からチューニング制御コマンドに対応する放送周波数で放送されているラジオ放送のラジオ放送信号を抽出するように制御する。
これによりチューナ部1031は、放送信号受信部30により受信したラジオ放送波の中から、その放送周波数で放送されているラジオ放送信号を抽出して復号等の所定の受信処理を施し、この結果得られた音声データを音声制御部1026に送出する。
従って音声制御部1026は、チューナ部1031から与えられる音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ1027に送出することにより当該スピーカ1027から、選択されたラジオ番組の音声を出力させることができる。
ステップSP1075において、ラジオ放送表示制御部1039は、制御部1023の制御のもと、記憶媒体1029から、上述のチューニング制御コマンドに対応する放送周波数を示す周波数情報に対応して記憶されているコールサインを読み出すと共に、当該読み出したコールサインを、認証情報記憶部1038に対しすでに一時記憶されている認証セッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してポータルサーバ1003に送信する。
ステップSP1076において、ポータルサーバ1003の制御部1050は、クライアント端末1002から送信されたコールサイン及び認証セッションID情報等をネットワークインタフェース1053及び通信制御部1052を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部1056に送出する。
認証処理部1056は、制御部1050の制御のもと、クライアント端末1002から受信した認証セッションID情報等と、認証情報記憶部1057に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、制御部1050は、認証処理部1056により、クライアント端末1002から受信した認証セッションID情報等が有効期限内のものであり、当該クライアント端末1002を利用してコールサインを送信したユーザが正規ユーザであると認証されると、次のステップSP1077に移る。
ステップSP1077において、制御部1050は、クライアント端末1002から受信したコールサインに基づいて、URL記憶部1059内の複数のURL情報の中から当該コールサインに対応付けられたURL情報を検索する。
また制御部1050は、認証処理部1056により、クライアント端末1002に対し発行していた認証セッションID情報等の有効期限を延長させる。
そして制御部1050は、URL記憶部1059から、その検索したURL情報を読み出すと共に、当該読み出したURL情報を、認証処理部1056により有効期限の延長された認証セッションID情報等と共に通信制御部1052及びネットワークインタフェース1053を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1078において、クライアント端末1002の制御部1023は、ポータルサーバ1003から送信されたURL情報と、有効期限の延長された認証セッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部1037に送出すると共に、URL情報をラジオ放送表示制御部1039に送出する。
認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、ポータルサーバ1003から受信した有効期限の延長されている認証セッションID情報等をその有効期限が延長される前の認証セッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部1038に対しすでに一時記憶している認証セッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部1039は、制御部1023の制御のもとに、当該制御部1023から与えられたURL情報を、記憶媒体1029に記憶しているコールサインに対応付けて記憶媒体1029等に一時記憶する。
そしてラジオ放送表示制御部1039は、制御部1023の制御のもとに、記憶媒体1029等に一時記憶したURL情報に従って、ナウオンエア情報を取得要求するナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバ1006から受信され認証情報記憶部1038に一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してラジオ放送情報配信サーバ1006に送信する。
ここでかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP1078においてクライアント端末1002からナウオンエア情報要求信号及びサービスセッションID情報等をラジオ放送情報配信サーバ1006に送信する処理が、図17について上述したステップSP1010の処理に対応している。
従ってこのラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、ステップSP1078の処理に引き続き、クライアント端末1002及びラジオ放送情報配信サーバ1006並びにポータルサーバ1003において、図17について上述したステップSP1011乃至ステップSP1013及びステップSP1018乃至ステップSP1022と同様のユーザ認証処理を順次実行した後、続くステップSP1079に移る。
ステップSP1079において、クライアント端末1002のラジオ放送表示制御部1039は、制御部1023の制御のもとに再び、記憶媒体1029等に一時記憶していたURL情報に従ってナウオンエア情報要求信号を、すでにラジオ放送情報配信サーバ1006から受信して認証情報記憶部1038に一時記憶されているサービスセッションID情報等と共に通信制御部1032及びネットワークインタフェース1033を順次介してラジオ放送情報配信サーバ1006に送信する。
ステップSP1080において、ラジオ放送情報配信サーバ1006の制御部1110は、クライアント端末1002から送信されたナウオンエア情報要求信号と、サービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1113及び通信制御部1112を順次介して受信し、当該受信した認証セッションID情報等を認証処理部1115に送出する。
これにより認証処理部1115は、制御部1110の制御のもと、クライアント端末1002から受信したサービスセッションID情報等と、認証情報記憶部1120に対しすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等とを比較するようにしてユーザ認証処理を実行する。
その結果、認証処理部1115は、クライアント端末1002を利用するユーザを正規ユーザであると認証すると、当該クライアント端末1002からのナウオンエア情報の取得要求が正当な要求であると判断する。
そして制御部1110は、認証処理部1115により、クライアント端末1002を利用するユーザが正規ユーザであると認証されると、当該認証処理部1115により、そのクライアント端末1002に対し発行していたサービスセッションID情報等の有効期限を延長させて、次のステップSP1081に移る。
ステップSP1081において、制御部1110は、ナウオンエア情報記憶部1119からナウオンエア情報を読み出し、当該読み出したナウオンエア情報を、認証処理部1115により有効期限の延長されたサービスセッションID情報等と共に通信制御部1112及びネットワークインタフェース1113を順次介してクライアント端末1002に送信する。
ステップSP1082において、クライアント端末1002の制御部1023は、ラジオ放送情報配信サーバ1006から送信されたナウオンエア情報と、有効期限の延長されたサービスセッションID情報等とをネットワークインタフェース1033及び通信制御部1032を順次介して受信し、当該受信したサービスセッションID情報等を認証処理部1037に送出すると共に、ナウオンエア情報をラジオ放送表示制御部1039に送出する。
これにより認証処理部1037は、制御部1023の制御のもと認証情報記憶部1038において、ラジオ放送情報配信サーバ1006から受信した有効期限の延長されているサービスセッションID情報等をその有効期限が延長される前のサービスセッションID情報等に上書きするようにして一時記憶することにより、当該認証情報記憶部1038にすでに一時記憶しているサービスセッションID情報等の内容を更新する。
またラジオ放送表示制御部1039は、制御部1023から与えられたナウオンエア情報を表示制御部1024を介して表示部1025に送出することにより、当該表示部1025に対し、現在受信中のラジオ放送のラジオ番組に関するナウオンエア情報を表示させる。
そしてかかるラジオ放送情報配信サービス提供処理手順では、この後、クライアント端末1002がステップSP1079におけるナウオンエア情報の取得要求を定期的に(例えば30秒間隔で)繰り返し実行すると共に、ラジオ放送情報配信サーバ1006がクライアント端末1002からその取得要求を受けてステップSP1080及びステップSP1081の処理を順次実行する。
これによりクライアント端末1002では、現在受信中のラジオ番組の番組名、番組放送開始時刻、番組放送終了時刻、そのラジオ番組内で現在流れている楽曲のタイトル、アーティスト名、楽曲放送開始時刻等をナウオンエア情報として時々刻々と更新しながらクライアント端末1002の表示部1025に表示することができる。
またこの第2の実施の形態においては、クライアント端末1002がステップSP1074においてチューニングしている放送局以外であっても、ステップSP1073において当該クライアント端末1002がプリセットとして記憶した各ラジオ局について、クライアント端末1002、ポータルサーバ1003及びラジオ放送情報配信サーバ1006によりステップSP1075乃至ステップSP1082の処理を順次行うことによって、当該クライアント端末1002が各ラジオ局のナウオンエア情報を順次取得し、表示部1025に表示する。
以上の構成によれば、この第2の実施の形態による音楽関連サービス提供システム1000においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(4)他の実施の形態
なお上述した第1及び第2の実施の形態においては、総合サービスサーバ10及びポータルサーバ1003に対して、ネットワークNT1000を介して郵便番号、住所、氏名、電話番号等のユーザ登録情報をオンラインで登録する以外にも、郵送等の種々の手段を用いて当該ユーザ登録情報をオフラインで登録するようにしても良い。
また、上述した第1及び第2の実施の形態において説明した各処理に関しては、当該各処理内容を記述した情報処理プログラムによって提供されるようにしても良い。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態における処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておいてもよい。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(Rewritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto−Optical disk)などがある。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、端末装置20及びクライアント端末1002が受信可能な放送としてラジオ局から放送されるラジオ放送を適用したが、これに限らず、端末装置20及びクライアント端末1002がインターネットラジオ放送や衛星ラジオ放送を受信して、その関連情報及びラジオ放送情報を取得するようにしたり、或いはテレビジョン用の放送局から放送されるテレビジョン放送を受信し、そのテレビジョン放送のテレビジョン番組に関する各種放送情報等をネットワーク上のサーバから取得するようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、ハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールを端末装置20及びクライアント端末1002に実装した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらを携帯電話機やパーソナルコンピュータ等、端末装置20及びクライアント端末1002以外の種々の端末に実装するようにしてもよく、これらハードウェア回路ブロック、機能回路ブロック及びプログラムモジュールを実装した端末であれば、上述した端末装置20及びクライアント端末1002と同様の処理を実現することができる。
さらに上述の第2の実施の形態においては、ユーザ設定情報記憶手段としての顧客データベース部1054と、放送局情報記憶手段としての周波数情報記憶部1058と、検出手段としての制御部1050と、送受信手段としての通信制御部1052とによって情報処理装置としてのポータルサーバ1003を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成によるユーザ設定情報記憶手段と、放送局情報記憶手段と、検出手段と、送受信手段とによって情報処理装置を構成するようにしても良い。
産業上の利用の可能性
本発明は、音楽関連サービスを提供するネットワークシステム以外に、例えば映像コンテンツを提供するサービス等の種々のネットワークシステムでも利用できる。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【図17】

【図18】

【図19】

【図20】

【図21】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送信号を受信する放送端末装置とネットワークを介して接続し、上記放送端末装置に所定の情報を提供する情報処理装置において、
ユーザにより入力された上記放送端末装置に対応する設定情報を記憶するユーザ設定情報記憶手段と、
放送局が出力する上記放送信号の受信が可能な地域に関連付けて、上記放送局の名称および識別情報を含む放送局情報を記憶する放送局情報記憶手段と、
上記設定情報に基づいて上記放送局情報を検索し、上記放送端末装置で受信が可能な上記放送局を検出し、検出された上記放送局に対応する上記放送局の名称および上記識別情報を有するリスト情報を生成する検出手段と、
上記放送端末装置との間における所定の情報データの送受信を制御し、上記リスト情報を上記放送端末装置に送信する送受信手段と
を具えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
上記設定情報は、上記放送端末装置のユーザが、上記情報処理装置による上記所定の情報の提供サービスを開始する際のユーザ登録において設定されるユーザ登録情報である
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報処理装置。
【請求項3】
上記検出手段は、上記設定情報に含まれる上記放送端末装置が使用される地域に関する情報を用いて上記放送端末装置が使用される地域を特定し、特定された地域と上記放送局情報に関連付けられた上記放送局の上記放送信号の受信が可能な地域を照合し、一致する上記放送局を検出する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報処理装置。
【請求項4】
上記検出手段は、必要に応じて、上記送受信手段を用いて上記放送端末装置に対して上記地域に関する情報の要求を送信し、応答として上記地域に関する情報を取得する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
放送信号を受信する放送端末装置とネットワークを介して接続し、上記放送端末装置に所定の情報を提供する情報処理方法において、
ユーザにより入力された上記放送端末装置に対応する設定情報と、放送局が出力する上記放送信号の受信が可能な地域に関連付けられた上記放送局の名称および識別情報を含む放送局情報と、を所定の記憶手段に記録し、
上記設定情報に基づいて上記放送局情報を検索して上記放送端末装置で受信が可能な上記放送局を検出し、
検出された上記放送局に対応する上記放送局情報から、少なくとも上記放送局の名称および上記識別情報を抽出してリスト情報を生成し、
上記リスト情報を上記放送端末装置に送信する
手順を行うことを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
上記放送端末装置は、上記リスト情報の一部の上記識別情報に対応する関連情報提供サーバと、認証機能を有する認証サーバと通信可能に構成され、
上記関連情報提供サーバが、上記放送端末装置から送信される要求情報と、上記関連情報提供サーバとのセッションIDであるサービスセッションIDを受信し、
上記関連情報提供サーバが、上記サービスセッションIDにより認証処理を行い、認証エラーのとき、認証エラーを示す情報と当該関連情報提供サーバを識別するサービス識別情報を上記放送端末装置に送信し、
上記認証サーバが、上記放送端末装置から、上記関連情報提供サーバへアクセスするための認証チケットの発行を要求する認証チケット発行要求情報を、当該認証サーバとのセッションIDである認証セッションIDと共に受信し、
上記認証サーバが、上記認証セッションIDを認証処理し、認証を許可するとき、認証チケットを発行すると共に上記放送端末装置に送信し、
上記関連情報提供サーバは、上記放送端末装置から送信された認証チケットを受信すると共に上記認証サーバに送信し、
上記認証サーバは上記認証チケットが正当であると認証したとき認証許可を示す情報を上記関連情報提供サーバに送信し、
上記関連情報提供サーバは、上記認証許可を示す情報を受信すると、上記放送端末装置とのセッションIDであるサービスセッションIDを発行し、上記放送端末装置に送信し、
上記関連情報提供サーバは、上記放送端末装置から、上記関連情報を要求する要求情報を、上記受信されたサービスセッションIDと共に受信し、
上記関連情報提供サーバは、上記サービスセッションIDにより認証処理を行い、認証を許可するとき、上記要求情報に応じた関連情報を上記放送端末装置に対して送信する
ことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の情報処理方法。
【請求項7】
上記認証サーバが、上記認証セッションIDを認証処理し、認証エラーのとき、認証エラーを示す情報を上記放送端末装置に送信し、
上記認証サーバは、上記放送端末装置から送信される上記ユーザIDとパスワードに基づき認証処理し、認証を許可するとき、認証サーバとのセッションIDである認証セッションIDを発行すると共に上記放送端末装置に送信した後に、
上記認証サーバは、上記放送端末装置から、上記認証チケット発行要求情報を、上記認証セッションIDと共に受信する
ことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の情報処理方法。
【請求項8】
放送信号を受信する放送端末装置とネットワークを介して接続し、上記放送端末装置に所定の情報を提供する処理を行う情報処理プログラムにおいて、
コンピュータに、
ユーザにより入力された上記放送端末装置に対応する設定情報と、放送局が出力する上記放送信号の受信が可能な地域に関連付けられた上記放送局の名称および識別情報を含む放送局情報と、を所定の記憶手段に記録し、
上記設定情報に基づいて上記放送局情報を検索して上記放送端末装置で受信が可能な上記放送局を検出し、
検出された上記放送局に対応する上記放送局情報から、少なくとも上記放送局の名称および上記識別情報を抽出してリスト情報を生成し、
上記リスト情報を上記放送端末装置に送信する
手順を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

【国際公開番号】WO2005/006612
【国際公開日】平成17年1月20日(2005.1.20)
【発行日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−511476(P2005−511476)
【国際出願番号】PCT/JP2004/007027
【国際出願日】平成16年5月18日(2004.5.18)
【公序良俗違反の表示】
特許法第184条の9第2項第5号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
WINDOWS
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】