説明

情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、及び情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

【課題】ユーザからの簡易な接続に対して、所定の提供情報を配信する情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、及び情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【解決手段】自機を識別する一般電話番号(受付電話番号)が割り振られたSMS情報配信システム300において、所定の提供情報を提供情報データベース61に記憶しておき、上記受付電話番号に対する携帯電話100からの呼着信を受け付け、受け付けた呼着信に付与された携帯電話100の携帯電話番号を発信者電話番号データベース62に記憶し、提供情報を提供情報データベース61から読み出して、発信者電話番号データベース62に記憶された携帯電話番号を宛先とするショートメッセージメールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の提供情報を配信する情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、及び情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
サービスエリアの拡大や通話料金の値下げ、リアルタイムでの情報伝達力などの影響により携帯電話の普及率が上昇し、現時点におけるその普及率は約6割を超えている。そして、従来では、携帯電話の利用形態は単なる通話手段として位置付けられていたが、現在では、iモード等に代表されるモバイルインターネット技術により、情報収集手段や情報蓄積手段としての役割が非常に大きいものとなっている。例えば、あるユーザは、自己の所有する携帯電話を収容しているモバイルネットワーク内に配備されたウェブサイトに携帯電話から接続し、該ウェブサイトで提供されているウェブ情報を取得して閲覧することが可能となっている。また、モバイルネットワークを提供しているモバイルキャリアが運用上許容するならば、該モバイルネットワークを介してインターネット上で提供されているウェブ情報も取得可能となっている(非特許文献1参照)。
【0003】
このようなウェブサイトに対して携帯電話から接続する一般的な接続方法としては、オペレータに電話をかけて自分の携帯電話のメールアドレスを通知し、所望するウェブサイトのURLを該メールアドレスに後日送信してもらう方法や、URLを直接入力する方法や、QRコード(Quick Response Code)を読み取って接続する方法、また、空メールを送信して返信メールの本文内で表示されたURLをクリックして接続する方法や、公式サイトからの誘導に従って接続する方法などを挙げることができる(非特許文献2,3参照)。
【非特許文献1】“iモード”、[online]、[平成20年4月1日検索]、インターネット<URL: http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/>
【非特許文献2】“QRコードの使い方 携帯電話からも簡単アクセス”、[online]、[平成20年4月1日検索]、インターネット<URL: http://mobile.goo.ne.jp/barcode/howto.html>
【非特許文献3】“空メール・QRコードで広がる携帯販促”、[online]、[平成20年4月1日検索]、インターネット<URL: http://www.a-care.co.jp/pme/mail.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、オペレータを介在してURLを取得する場合には、自分のメールアドレスを通知する必要があるため、該メールアドレスを常に把握しておく必要があるという問題があった。
【0005】
また、URLの入力をする必要や、QRコード読取機能や電子メール機能を実行可能な各種アプリケーションを起動する必要があるため、ウェブ情報を取得する際に手間がかかるという問題があった。具体的に言えば、携帯性に配慮した結果、パソコンのキーボードと異なり携帯電話が備える入力インタフェース数は非常に少なく、1つの押下ボタンに複数の機能が重畳されているため、所望するウェブ情報を掲載しているウェブサイトのURLを入力するにはかなりの時間がかかる。また、現在では様々な機能を実行する複数のアプリケーションが携帯電話内に並存し、更に、例えばメール機能を利用したい場合であっても携帯電話の製造メーカにより該メール機能に辿り着く過程が異なるため、老若男女問わず万人がそれら各機能を利用して所望するウェブサイトに簡便に接続することが難しい。
【0006】
また、ウェブ情報を提供する提供者にとっては、QRコードの作成や空メールの受信に対する送信システムなど複数のシステムを構築する必要があるため、ユーザを該提供者のウェブサイトに誘導するに際して費用がかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ユーザからの簡易な接続に対して、所定の提供情報を配信する情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、及び情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の本発明は、自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置において、所定の提供情報を記憶しておく提供情報記憶手段と、モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付ける受付手段と、受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信する配信手段と、を有することを要旨とする。
【0009】
本発明にあっては、自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置において、所定の提供情報を提供情報記憶手段に記憶しておき、上記識別番号に対する通信端末からの呼着信を受け付け、受け付けた呼着信に付与された通信端末の電話番号を電話番号記憶手段に記憶し、提供情報を提供情報記憶手段から読み出して、電話番号記憶手段に記憶された通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信するため、いずれの通信端末であっても共通的に操作される番号の入力に基づく呼着信に対して、所定の提供情報を配信することができる。より具体的に言えば、情報配信装置の電話番号に対する呼着信に対し、該呼着信時に付与されている発信元の携帯電話の電話番号を宛先とする電子メールで提供情報を配信するため、ユーザにとっては電話をかけるだけで該提供情報を取得することができる。
【0010】
請求項2に記載の本発明は、所定の音声情報を記憶しておく音声情報記憶手段と、前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答する応答手段と、を更に有することを要旨とする。
【0011】
本発明にあっては、所定の音声情報を音声情報記憶手段に記憶しておき、呼着信を受け付けた後に、音声情報を音声情報記憶手段から読み出して通信端末に応答するため、ユーザからの要求を情報配信装置で受け付けたことを該ユーザに確実に知らせることができる。
【0012】
請求項3に記載の本発明は、前記識別番号は複数であり、前記提供情報記憶手段に記憶されている前記提供情報は当該複数の識別番号に夫々対応付けられた複数の提供情報であって、前記配信手段は、受け付けた前記呼着信に係る前記識別番号に対応する前記提供情報を当該提供情報記憶手段から読み出して、前記電子メールを生成することを要旨とする。
【0013】
本発明にあっては、上記識別番号は複数であり、提供情報記憶手段に記憶されている提供情報は複数の識別番号に夫々対応付けられた複数の提供情報であって、上記配信手段は、受け付けた呼着信に係る識別番号に対応する提供情報を該提供情報記憶手段から読み出して電子メールを生成するため、呼着信に係る識別番号に応じて異なる提供情報を配信することができる。
【0014】
請求項4に記載の本発明は、前記識別番号は複数であり、前記音声情報記憶手段に記憶されている前記音声情報は当該複数の識別番号に夫々対応付けられた複数の音声情報であって、前記応答手段は、受け付けた前記呼着信に係る前記識別番号に対応する前記音声情報を当該音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答することを要旨とする。
【0015】
本発明にあっては、上記識別番号は複数であり、音声情報記憶手段に記憶されている音声情報は複数の識別番号に夫々対応付けられた複数の音声情報であって、上記応答手段は、受け付けた呼着信に係る識別番号に対応する音声情報を該音声情報記憶手段から読み出して通信端末に応答するため、異なる呼着信に対し適切な音声情報を用いて応答することができる。
【0016】
請求項5に記載の本発明は、自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置により、所定の提供情報を提供情報記憶手段に記憶しておくステップと、モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付けるステップと、受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を電話番号記憶手段に記憶するステップと、前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信するステップと、を有することを要旨とする。
【0017】
請求項6に記載の本発明は、所定の音声情報を音声情報記憶手段に記憶しておくステップと、前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答するステップと、を更に有することを要旨とする。
【0018】
請求項7に記載の本発明は、自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置に、所定の提供情報を提供情報記憶手段に記憶しておく処理と、モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付ける処理と、受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を電話番号記憶手段に記憶する処理と、前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信する処理と、を実行させることを要旨とする。
【0019】
請求項8に記載の本発明は、所定の音声情報を音声情報記憶手段に記憶しておく処理と、前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答する処理と、を更に実行させることを要旨とする。
【0020】
請求項9に記載の本発明は、自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置に、所定の提供情報を提供情報記憶手段に記憶しておく手順と、モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付ける手順と、受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を電話番号記憶手段に記憶する手順と、前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信する手順と、を実行させることを要旨とする。
【0021】
請求項10に記載の本発明は、所定の音声情報を音声情報記憶手段に記憶しておく手順と、前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答する手順と、を更に実行させることを要旨とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、ユーザからの簡易な接続に対して、所定の提供情報を配信する情報配信装置、情報配信方法、情報配信プログラム、及び情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。最初に、本実施の形態に係るSMS(Short Message Service:ショートメッセージサービス)情報配信システムの機能構成について説明し、次に、本SMS情報配信システムの処理フローについて説明する。
【0024】
図1は、本実施の形態に係るSMS情報配信システムの機能ブロックを示す機能ブロック図である。このSMS情報配信システム300は、特許請求の範囲に記載された情報配信装置に相当するものであって、音声用携帯電話網10A及び音声用電話網11を介して接続された携帯電話100からの呼着信に対して音声で応答する音声応答装置30と、データ用携帯電話網10Bに配備されているショートメッセージサービスを用いて所定の提供情報を携帯電話100に送信するSMS配信装置40と、携帯電話100からの呼着信に対して所定のサービス等を提供するアプリケーション制御装置50と、各種の情報をデータベース形式で記憶しておく記憶装置60とを備えた構成である。
【0025】
音声応答装置30は、音声用電話網11を運用しているキャリアによって、自機、換言すれば、SMS情報配信システム300を識別する一般電話番号(以降、「受付電話番号」と称する場合もある)が割り振られており、この受付電話番号に対する携帯電話100からの呼着信を受け付ける受付部(特許請求の範囲に記載された受付手段に相当)32と、携帯電話100からの呼着信に対して音声ガイダンスを用いて応答する音声ガイダンス出力部(特許請求の範囲に記載された応答手段に相当)31と、受け付けた呼着信に付与された携帯電話の携帯電話番号(以降、「発信者電話番号」と称する場合もある)を後述する発信者電話番号データベース62に記憶させる制御部33とを備えた構成である。なお、この音声応答装置30、換言すれば、SMS情報配信システム300に割り振られる番号とは、前述した一般電話番号に限られることはなく、SMS情報配信システム300を呼接続により識別可能な識別番号であればよい。また、1つの一般電話番号のみではなく、複数の一般電話番号を音声応答装置30に収容させるようにしてもよい。
【0026】
SMS配信装置40は、後述する発信者電話番号データベース62に記憶された発信者電話番号を読み出してSMS配信部41を起動する制御部42と、後述する提供情報データベース61に記憶されている提供情報を読み出して、制御部42により読み出された発信者電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信するSMS配信部(特許請求の範囲に記載された配信手段に相当)41とを備えた構成である。なお、SMS配信部41を常に起動させておくことも無論可能であり、その場合には、SMS配信部41が自身で提供情報を提供情報データベース61から読み出すことも可能である。また、以降、SMS配信部41で生成された電子メールを、ショートメッセージメールと称することとする。
【0027】
アプリケーション制御装置50は、音声応答装置30,SMS配信装置40,アプリケーション制御装置50,記憶装置60のメンテナンスを行うメンテナンス制御部51、音声応答装置30で受け付けた呼着信に対して抽選サービスを行う抽選制御部52と、受け付けた呼着信を集計する集計制御部53とを備えた構成である。
【0028】
なお、音声応答装置30とSMS配信装置40とアプリケーション制御装置50との夫々は、コンピュータで構成され、各機能部の処理はプログラムで実行されるようになっている。
【0029】
記憶装置60には、所定の提供情報を記憶しておく提供情報データベース61と、音声応答装置30での呼着信に付与された携帯電話100の携帯電話番号を発信者電話番号として記憶する発信者電話番号データベース62と、所定の音声情報を記憶しておく音声情報データベース63と、携帯電話100からの呼接続の着信記録を記録する着信記録データベース64と、ショートメッセージメールの配信を記録するSMS配信記録データベース65と、集計された呼着信の数を記録する集計記録データベース66と、携帯電話100で入力された抽選番号を記録する抽選記録データベース67とが備えられている。
【0030】
提供情報データベース61は、特許請求の範囲に記載された提供情報記憶手段に相当するものであって、図2に示すように、複数の受付電話番号に夫々対応付けられた複数の提供情報が夫々記憶されている。その提供情報の一例としては、例えば、URL等、所定のウェブサイトへの接続を誘導する誘導情報や、所定の情報を通知するテキストデータ等を挙げることができる。これら提供情報を任意に設定できるので、例えば、インターネットの検索サイトに掲載されておらず、秘匿性の必要な個人情報を掲載したURLを配信することも可能となる。また、受付電話番号が1つのみである場合には、提供情報を受付電話番号に対応させて管理する必要がないので、提供情報のみを記憶しておくことも無論可能である。更に、同図に示すように、各提供情報をサービスチャネルとしての番号(No.1〜No.3)に対応付けることにより、SMS情報配信システム300で提供する提供情報を容易に管理することが可能となる。
【0031】
発信者電話番号データベース62は、特許請求の範囲に記載された電話番号記憶手段に相当するものであって、図3に示すように、音声用携帯電話網10A及びデータ用携帯電話網10Bを提供しているモバイルキャリアを識別するモバイルキャリア識別番号と、音声応答装置30が発信者電話番号に対して一意に割り振るユーザ番号と、発信者電話番号とが夫々対応付けて記憶される。現時点においては、ユーザがモバイルキャリアを変更した場合であっても元の携帯電話番号を継続して使用可能なナンバーポータビリティー制度が既に導入されており、携帯電話100の携帯電話番号体系に基づいてモバイルキャリアを識別することができないため、各モバイルキャリアに夫々対応する各モバイルキャリア識別番号を音声で説明し、ユーザが利用している携帯電話100のモバイルキャリアに対応するモバイルキャリア識別番号を入力してもらう方法や、受付番号で識別する方法や、あえて識別することなく未入力させる方法等を用いてモバイルキャリア識別番号を記憶させることができる。また、ナンバーポータビリティー制度が廃止された場合であって、携帯電話100の携帯電話番号体系に基づいてモバイルキャリアが識別可能な場合には、例えば、発信者電話番号が090−111*−****(「*」の部分数字は任意)の場合に、モバイルキャリア「A」を示す番号がモバイルキャリア識別番号に記憶され、090−222*−****の場合には、モバイルキャリア「B」を示す番号がモバイルキャリア識別番号に記憶されるようにすることも可能である。
【0032】
音声情報データベース63には、図4に示すように、携帯電話100からの呼接続を受け付けたことを音声で知らせる受付用音声情報や、発信者電話番号が呼着信に付与されておらず非通知であることを音声で知らせる非通知用音声情報や、抽選番号の入力を音声で促す抽選番号入力用音声情報や、抽選結果を音声で知らせる抽選結果用音声情報などが記憶されている。特に、受付用音声情報については、全ての呼着信に対して同じ内容の音声情報を用いることも可能であるが、図5に示すように、複数の受付電話番号に夫々対応付けられた複数の受付用音声情報を記憶しておくことが望ましい。これにより、ユーザがかけた受付電話番号が正しい受付電話番号であったかどうかをユーザに予め認知させることが可能となるので、万一誤った受付電話番号にかけた場合に、配信されたショートメッセージメールの本文内に表示されたユーザにとっては希望しないウェブサイトに接続することを防止し、不要なデータ使用量で課金されることを抑制することができる。
【0033】
着信記録データベース64には、図6に示すように、発信者電話番号データベース62に記憶されるユーザ番号と同じユーザ番号と、発信者電話番号データベース62に記憶される発信者電話番号と同じ発信者電話番号と、呼着信を受け付けた着信日時と、該呼着信による呼接続が切断された切断日時とが夫々対応付けて記憶される。
【0034】
SMS配信記録データベース65には、図7に示すように、発信者電話番号データベース62に記憶されるユーザ番号と同じユーザ番号と、ショートメッセージメールを配信した宛先の電話番号を示すSMS配信電話番号と、ショートメッセージメールの配信を開始した配信日時と、ショートメッセージメールの配信を行う際にモバイルキャリアのショートメッセージサービスと接続したセッションを切断した切断日時とが夫々対応付けて記憶される。
【0035】
集計記録データベース66には、図8に示すように、呼着信を受け付けた受付番号と、発信者電話番号データベース62に記憶されるユーザ番号と同じユーザ番号と、このユーザ番号でユーザからの呼着信を受け付けた数を積算した集計値とが夫々対応付けて記憶される。
【0036】
抽選記録データベース67には、図9に示すように、呼着信を受け付けた受付番号と、発信者電話番号データベース62に記憶されるユーザ番号と同じユーザ番号と、このユーザが入力した抽選番号である抽選値とが夫々対応付けて記憶される。
【0037】
図1に戻り、携帯電話100には、音声用携帯電話網10A及びデータ用携帯電話網10Bを運用しているモバイルキャリアによって自機を識別する電話番号が割り振られており、少なくとも、電話をかけて相手と通話する通話機能と、ショートメッセージサービスを介して送信されたショートメッセージメールやウェブ情報等のデータを送信及び/又は受信するデータ通信機能と、受信したデータを表示する表示機能と、データを入力する入力機能が具備されているものとする。即ち、通話機能とモバイルインターネット機能とが並存されている一般的な通信端末であればよく、例えば、NTTドコモ(株)から販売されている905iシリーズや705iシリーズのいわゆる第3世代携帯電話を用いることができる。
【0038】
音声用携帯電話網10A及びデータ用携帯電話網10Bは、モバイルキャリアが運用しているモバイルキャリア通信網であって、本実施の形態においては、携帯電話100からの発信が呼接続である場合には音声用携帯電話網10Aが使用され、データ通信である場合にはデータ用携帯電話網10Bが使用されるものとする。また、音声用電話網11は、音声用携帯電話網10Aと呼接続に関する通信が可能であって、一般のキャリアが運用しているキャリア通信網である。例えば、NTT(株)が運用している一般固定電話網,ISDN網,IP網などを一例として挙げることができる。
【0039】
インターネット20は、所定のプロトコルに基づいて相互リンクされたネットワークの集合体であり、インターネット20に代えて、LAN(Local Area Network)、公衆回線網、ケーブルテレビ網等を利用することができる。
【0040】
続いて、本実施の形態に係るSMS情報配信システム300の処理フローについて説明する。図10は、SMS情報配信システムにおける提供情報の配信処理フローを示すフローチャートである。
【0041】
最初に、受付部31は、音声用携帯電話網10A及び音声用電話網11を介して送信された携帯電話100からの呼着信を受け付け(ステップS100)、受け付けた呼着信に携帯電話100の携帯電話番号が付与されているか否かを確認する(ステップS101)。
【0042】
携帯電話100の携帯電話番号が付与されている場合には、音声ガイダンス出力部32が、受付用音声情報を音声情報データベース63から読み出して、音声用携帯電話網10A及び音声用電話網11を介して携帯電話100に送信し、ユーザからの要求を受け付けたことを音声で通知する(ステップS102)。なお、このステップS102の後に、音声ガイダンス出力部32は、ユーザが利用している携帯電話100のモバイルキャリアに対応するモバイルキャリア識別番号を入力するように音声で促すことも可能である。また、図5を用いて説明したように、受付用音声情報が受付電話番号に対応している場合には、呼着信に係る受付電話番号に対応する音声情報が携帯電話100に送信されることになる。例えば、ユーザがかけた受付電話番号が「03−1111−5678」の場合には、「こちらは空電です。URLをメールします。」という音声が携帯電話100から出力されることになる。
【0043】
その後、制御部33は携帯電話100との呼接続を切断し、受け付けた呼着信に付与されている携帯電話100の携帯電話番号(発信者電話番号)と、この携帯電話番号を扱うモバイルキャリア識別番号とを発信者電話番号データベース62に記憶させると共に、この発信者電話番号と、呼着信を受け付けた着信日時と、呼接続を切断した切断日時とを着信記録データベース64に記憶させる(ステップS103)。
【0044】
続いて、制御部42は、発信者電話番号データベース62に記憶された発信者電話番号を読み出して、SMS配信部41を起動する(ステップS104)。
【0045】
その後、SMS配信部41は、受け付けた呼着信に係る受付電話番号に対応する提供情報を提供情報データベース61から読み出して、制御部42により読み出された発信者電話番号を宛先とするショートメッセージメールを生成し、データ用携帯電話網10Bに配備されているショートメッセージサービスを用いて携帯電話100に配信する(ステップS105)。例えば、ユーザがかけた受付電話番号が「03−1111−5678」である場合には、「http://karaden.co.jp」を本文に設定したショートメッセージメールが生成され、同ユーザの携帯電話100に配信されることになる。なお、モバイルキャリア識別番号が記憶されている場合には、そのモバイルキャリア識別番号に対応するモバイルキャリアのショートメッセージサービスを用いて上記ショートメッセージメールを配信する。
【0046】
SMS配信部41は、配信先の電話番号と、配信した配信日時と、ショートメッセージサービスとのセッションを切断した切断日時とをSMS配信記録データベースに記録する(ステップS106)。
【0047】
なお、ステップS102の処理において携帯電話100の携帯電話番号が付与されていない場合には、音声ガイダンス出力部32が、非通知用音声情報を音声情報データベース63から読み出して、音声用携帯電話網10A及び音声用電話網11を介して携帯電話100に送信し、携帯電話100の携帯電話番号を通知させて再度電話するように音声でユーザに通知する(ステップS107)。
【0048】
また、携帯電話100の携帯電話番号が付与されている場合に、集計制御部53は、ユーザからの要求を受け付ける毎に、この受付した数を積算した集計値をユーザ番号に対応付けて集計記録データベース66に記憶させることも可能である。なお、この処理は、ステップS101以降であればいずれの処理段階であってもよい。
【0049】
続いて、図10に示す提供情報の配信処理において、ステップS102とステップS103との間(同図に示す「A」)に追加可能な抽選サービスの抽選処理について説明する。図11は、SMS情報配信システムにおける抽選サービスの抽選処理フローを示すフローチャートである。
【0050】
最初に、音声ガイダンス出力部32は、抽選番号入力用音声情報を音声情報データベース63から読み出して、音声用携帯電話網10A及び音声用電話網11を介して携帯電話100に送信し、抽選サービスの開始を通知すると共に、この抽選サービスを受ける際に必要となる抽選番号の入力を音声で促す(ステップS200)。
【0051】
抽選制御部52は、抽選番号が入力されたか否かを確認し(ステップS201)、入力された場合には、入力された抽選番号を抽選値として抽選記録データベース67に記録する。一方、所定の時間を経過しても入力されない場合にはステップS200に戻り、抽選番号の入力を再度通知する。
【0052】
その後、抽選制御部52は、抽選記録データベース67に記録された抽選値を読み出して、この抽選値が予め当選番号記憶部(図示せず)に保持しておいた当選番号に一致しているか否かを確認する(ステップS202)。
【0053】
一致している場合、即ち、当選した場合には、抽選処理フローを終了し、図10に示すステップS103の処理に戻る(ステップS203)。一方、不一致の場合、即ち、非当選の場合には、抽選制御部52が、抽選結果用音声情報を音声情報データベース63から読み出して、音声用携帯電話網10Aを介して携帯電話100に送信し、当選に外れたことを通知して、携帯電話100との呼接続を切断する(ステップS204)。
【0054】
なお、ステップS200の処理を行う前に、発信者電話番号データベース62に記憶されたモバイルキャリア識別番号を利用して、モバイルキャリアごとに異なる当選番号を用いることも無論可能である。
【0055】
提供情報に記憶されているウェブサイト内で提供されるサービスにおいて、例えば先着100名様に優遇的な措置を与えた場合、このような早いもの勝ちは電話回線の飽和やネットワーク負荷の増大、更に運用コスト等の増大を招く可能性が高いが、上記抽選処理フローにより当選番号を用いることで公平な抽選サービスをウェブサイト内でサービスを行う前にユーザに提供することが可能となる。
【0056】
最後に、SMS情報配信システム300の管理処理について説明する。図12は、SMS情報配信システムにおける各装置の管理処理フローを示すフローチャートである。
【0057】
最初に、メンテナンス制御部51は、インターネット20を介して送信されたパソコン200からのログイン要求を受け付ける(ステップS300)。なお、ユーザIDと、そのユーザIDに対応するパスワードとがログイン時に必要なデータとして以降説明を続ける。
【0058】
続いて、メンテナンス制御部51は、ログイン時に入力されたユーザID及びパスワードが、予め保持されているユーザID及びパスワードに一致するかを確認する(ステップS301)。
【0059】
ユーザID及びパスワードが共に一致する場合には、メンテナンス制御部51が、パソコンからのメンテナンスを受け付けたメンテナンス用の受付番号を適宜割り当て、音声応答装置30,SMS配信装置40,アプリケーション制御装置50,記憶装置60をメンテナンス可能なメンテナンス画面を表示する(ステップS302)。なお、この受付番号は、ログインしたユーザ側で入力させるようにしてもよい。
【0060】
その後、ユーザからの様々なメンテナンスの指示に基づいて、メンテナンス制御部51が、音声応答装置30,SMS配信装置40,アプリケーション制御装置50,記憶装置60を構成する各機能部等をメンテナンスする(ステップS303)。具体的には、各装置を構成する各機能部を処理するプログラムをアップデート等を挙げることができる。
【0061】
なお、ステップS301において、ユーザID及びパスワードが共に一致しない場合には、ログインエラーメッセージをパソコン200に送信する(ステップS304)。
【0062】
本実施の形態によれば、自機を識別する一般電話番号(受付電話番号)が割り振られたSMS情報配信システム300において、所定の提供情報を提供情報データベース61に記憶しておき、上記受付電話番号に対する携帯電話100からの呼着信を受け付け、受け付けた呼着信に付与された携帯電話100の携帯電話番号を発信者電話番号データベース62に記憶し、提供情報を提供情報データベース61から読み出して、発信者電話番号データベース62に記憶された携帯電話100の携帯電話番号を宛先とするショートメッセージメールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信するので、いずれの携帯電話100であっても共通的に操作される番号の入力に基づく呼着信に対して、所定の提供情報を配信することができる。より具体的に言えば、一番簡易な操作である携帯電話からの電話をかける行為に対して自動的にショートメッセージサービスを用いて提供情報を配信するので、ウェブサイトへの誘導やテキストデータ等の情報配信を簡易に行え、広告媒体に左右されないSMS情報配信システムを提供することができる。即ち、一般的に10桁前後のコードであって、語呂合わせや区切りを入れることで容易に認知可能な電話番号のみで提供情報を配信可能とするので、携帯電話100上での複雑な操作に起因する煩わしさからユーザを解放することが可能となる。また、携帯電話100の発信者電話番号を提供情報の宛先とするので、ユーザが自分のメールアドレスを通知したり入力したりする必要性を排除することが可能となる。更に、SMS情報配信システム300から配信される提供情報は電子メールなので、携帯電話100側で随時保存可能であって即時応答する必要がなく、情報提供者及び情報受信者の双方への利便性を高めることができる。
【0063】
本実施の形態によれば、所定の音声情報を音声情報データベース63に記憶しておき、呼着信を受け付けた後に、音声情報を音声情報データベース63から読み出して通信端末に応答するので、ユーザからの要求をSMS情報配信システム300で受け付けたことを該ユーザに確実に知らせることができる。
【0064】
本実施の形態によれば、上記電話番号は複数であり、提供情報データベース61に記憶されている提供情報は複数の電話番号に夫々対応付けられた複数の提供情報であって、上記配信手段は、受け付けた呼着信に係る電話番号に対応する提供情報を該提供情報データベース61から読み出してショートメッセージメールを生成するので、呼着信に係る電話番号に応じて異なる提供情報を配信することができる。
【0065】
本実施の形態によれば、上記電話番号は複数であり、音声情報データベース63に記憶されている音声情報は複数の電話番号に夫々対応付けられた複数の音声情報であって、上記応答手段は、受け付けた呼着信に係る電話番号に対応する音声情報を該音声情報データベース63から読み出して通信端末に応答するので、異なる呼着信に対し適切な音声情報を用いて応答することができる。
【0066】
なお、本実施の形態で説明したSMS情報配信システム300の各処理をプログラムとして例えばCD(Compact Disk)やFD(Floppy(登録商標) Disk)等の記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータに組み込んだり、若しくは記録媒体に記録されたプログラムを、任意の通信回線を介してコンピュータにダウンロードしたり、又は記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータを動作させることにより、上述した各処理をSMS情報配信システム300として機能させることができるのは勿論である。また、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることが可能となることも付言しておく。
【0067】
最後に、本実施の形態では、SMS情報配信システム300が、音声用電話網11を運用しているキャリア網内に配置された場合について説明したが、音声用携帯電話網10A及びデータ用携帯電話網10Bを運用しているモバイルキャリア網内に配置され、一般電話番号に代えて携帯電話番号を受付電話番号とした場合であってもよく、その場合に得られる効果は上記同様である。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本実施の形態に係るSMS情報配信システムの機能ブロックを示す機能ブロック図である。
【図2】提供情報データベースの一構造を示す図である。
【図3】発信者電話番号データベースの一構造を示す図である。
【図4】音声情報データベースの一構造を示す図である。
【図5】受付用音声情報の一構造を示す図である。
【図6】着信記録データベースの一構造を示す図である。
【図7】SMS配信記録データベースの一構造を示す図である。
【図8】集計記録データベースの一構造を示す図である。
【図9】抽選記録データベースの一構造を示す図である。
【図10】SMS情報配信システムにおける提供情報の配信処理フローを示すフローチャートである。
【図11】SMS情報配信システムにおける抽選サービスの抽選処理フローを示すフローチャートである。
【図12】SMS情報配信システムにおける各装置の管理処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0069】
10A…音声用携帯電話網
10B…データ用携帯電話網
11…音声用電話網
20…インターネット
30…音声応答装置
31…受付部
32…音声ガイダンス出力部
33…制御部
40…SMS配信装置
41…SMS配信部
42…制御部
50…アプリケーション制御装置
51…メンテナンス制御部
52…抽選制御部
53…集計制御部
60…記憶装置
61…提供情報データベース
62…発信者電話番号データベース
63…音声情報データベース
64…着信記録データベース
65…SMS配信記録データベース
66…集計記録データベース
67…抽選記録データベース
100…携帯電話
200…パソコン
300…SMS情報配信システム
S100〜S107,S200〜S204,S300〜S304…ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置において、
所定の提供情報を記憶しておく提供情報記憶手段と、
モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付ける受付手段と、
受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、
前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信する配信手段と、
を有することを特徴とする情報配信装置。
【請求項2】
所定の音声情報を記憶しておく音声情報記憶手段と、
前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答する応答手段と、
を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。
【請求項3】
前記識別番号は複数であり、前記提供情報記憶手段に記憶されている前記提供情報は当該複数の識別番号に夫々対応付けられた複数の提供情報であって、
前記配信手段は、
受け付けた前記呼着信に係る前記識別番号に対応する前記提供情報を当該提供情報記憶手段から読み出して、前記電子メールを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信装置。
【請求項4】
前記識別番号は複数であり、前記音声情報記憶手段に記憶されている前記音声情報は当該複数の識別番号に夫々対応付けられた複数の音声情報であって、
前記応答手段は、
受け付けた前記呼着信に係る前記識別番号に対応する前記音声情報を当該音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報配信装置。
【請求項5】
自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置により、
所定の提供情報を提供情報記憶手段に記憶しておくステップと、
モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付けるステップと、
受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を電話番号記憶手段に記憶するステップと、
前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信するステップと、
を有することを特徴とする情報配信方法。
【請求項6】
所定の音声情報を音声情報記憶手段に記憶しておくステップと、
前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答するステップと、
を更に有することを特徴とする請求項5に記載の情報配信方法。
【請求項7】
自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置に、
所定の提供情報を提供情報記憶手段に記憶しておく処理と、
モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付ける処理と、
受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を電話番号記憶手段に記憶する処理と、
前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信する処理と、
を実行させることを特徴とする情報配信プログラム。
【請求項8】
所定の音声情報を音声情報記憶手段に記憶しておく処理と、
前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答する処理と、
を更に実行させることを特徴とする請求項7に記載の情報配信プログラム。
【請求項9】
自機を識別する識別番号が割り振られた情報配信装置に、
所定の提供情報を提供情報記憶手段に記憶しておく手順と、
モバイルキャリアが提供する電話番号が割り振られた通信端末からの前記識別番号に対する呼着信を受け付ける手順と、
受け付けた前記呼着信に付与された前記通信端末の電話番号を電話番号記憶手段に記憶する手順と、
前記提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出して、前記電話番号記憶手段に記憶された前記通信端末の電話番号を宛先とする電子メールを生成し、ショートメッセージサービスを用いて配信する手順と、
を実行させることを特徴とする情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
所定の音声情報を音声情報記憶手段に記憶しておく手順と、
前記呼着信を受け付けた後に、前記音声情報を前記音声情報記憶手段から読み出して、前記通信端末に応答する手順と、
を更に実行させることを特徴とする請求項9に記載の情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−253960(P2009−253960A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−103483(P2008−103483)
【出願日】平成20年4月11日(2008.4.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.iモード
2.QRコード
【出願人】(501392165)株式会社エヌ・ティ・ティ メディアクロス (1)
【Fターム(参考)】