説明

成形型の交換を効果的にするよう成形ユニットの装置を制御する為のモジュールを備えている、容器の製造の為の機械

【課題】吹き込み成形型の交換に必要としている時間を減少させ、同時に、人間工学的観点から安全性の高い機械を提供する。
【解決手段】熱可塑性プラスチックで形成された容器の製造の為の機械において、その使用状態が、固定装置を制御する為に第1の作動装置76を使用することと、それによって成形型ユニットが装備される開/閉装置を制御する為に第2の作動装置78を使用すること、を選択できる制御モジュール70と、選択的に対応される少なくとも1つの成形型ユニットを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、成形型の交換を効果的にするよう成形ユニットの装置を制御する為のモジュールを備えている、容器の製造の為の機械に関係している。
【背景技術】
【0002】
このような容器製造機械、特に「回転」機械として知られている機械を除外しない、は従来から知られている。
【0003】
図1は、従来技術に従っている容器製造機械10を備えている設備5を描いており、ここにおいては機械10(「吹き込み成形ユニット」としても知られている)は、予備成形物14の熱条件設定の為の炉12を伴っている。
【0004】
設備5は、炉12の入口区域と連通している入口Eを介して設備中に導入される予備成形物14(又はパリソン(parison)の為の供給装置16を備えている。
【0005】
炉12は、供給装置16により予備成形物14がもたらされる炉の入口区域から第1の移送装置20が位置している近傍の炉12の出口区域まで延びているU字形状の通路の全部又は一部に沿い配置されている予備成形物14過熱手段18を備えている。
【0006】
第1の移送装置20は、熱的に条件設定された予備成形物14を、炉12の出口区域から、導入区域として知られている、予備成形物14が製造機械10中に導入される区域Z1まで移送することを意図されている。
【0007】
製造機械10は、環状に配置された一連の成形ユニット24が装備されていて吹き込み成形又は引っ張り吹き込み成形手段(図示されていない)と関連されている回転式コンベヤ22を備えている。
【0008】
成形ユニット24は概略的には、例えば一方を他方に対して回転できるよう設けられていて開位置と閉位置との間で移動できるよう設けられている2つの成形型保持体26と、対応している成形型保持体26に除去可能に夫々が固定されている少なくとも2つの成形型要素を備えている成形型と、を備えている。
【0009】
製造機械10は、異なった動作モードで動作することが出来る。
【0010】
製造モードとして知られている機械の第1の動作モードに従うと、機械10は容器を製造するよう設備5の炉12と関連して使用される。
【0011】
機械10のこの様な動作モードにおいては、回転式コンベヤ22は回転し、その結果として個々の成形ユニット24は上述した導入区域Z1から、容器14´排出区域として知られていて第2の移動装置28が位置されている区域Z2までの移送サイクルを移動する。
【0012】
第2の移動装置28は、予備成形物14から得られた容器14´を、機械10の排出茎Z2から設備5の出口Sまで移送することを意図されている。
【0013】
図1中に図示されている如く、予備成形物14導入区域と容器14´排出区域とは隣接していて機械10の前部位中に配置されており、その結果として移送サイクルは実際上機械の全周に亘り行なわれている。
【0014】
設備5は概略的には、少なくとも製造機械10及び炉12を取り囲むよう配置されている箱を形成している防護囲い30を備えている。
【0015】
図1中に図示されている機械10が製造モードにある時、ボトル,瓶(vial),その他のようなプラスチック容器は、熱条件設定炉12中で前もって加熱されている予備成形物14を成形ユニット24中で吹き込み成形することにより又は引っ張り吹き込み成形することにより製造される。
【0016】
しかしながら、製造モードが機械の主動作モードである間には、機械10はまた、まさに重要である、介在モードとして知られている、他の動作モードを行なえない。
【0017】
これは、成形型を形成していて、そしてそれ故に夫々が半型凹所を備えている上記少なくとも2つの成形型要素が、それらを除去することを許容可能にし、その結果として成形型を交換出来るようにしている、固定手段(図示されていない)により成形型保持体26に固定されているからである。
【0018】
この出願の会社の名前による文書 EP−B1−0.821.641は、特に、成形型ユニット及びそれが備える成形型の構造と成形型固定手段の両者に対して行なわれた種々の改良を記載しており、そして例示の為だけに引用されたこの文書に対して好意的に言及することが出来る。
【0019】
この様な成形型交換は特に、異なった形状及び/又は寸法の容器を製造する為、又は或いは、成形型要素が破損及び/又は磨耗した際にこれらの成形型を交換する為に要求される。
【0020】
その間には機械による容器の製造が停止される介在モードとして知られている動作モードは、機械10が使用される途中では多少なりともしばしば行なわれている。
【0021】
幾つかの例では、成形型交換は非常にしばしば行なわれ、このことは、成形型ユニットの成形型を交換するのに要する時間に対しより大きな注目が注がれざるを得ないことを意味する。
【0022】
この為の理由は、成形型交換を行なうのに要する時間は、例えば16と30の成形型ユニットの間の範囲であることが出来る、機械10が備えている成形型ユニット24の数と掛け合わされなければからである。
【0023】
成形型ユニットの成形型交換に要求される動作は多数であり、そして一人の操作者により、時には二人の操作者により手作業で行なわれ、このことは、使用者がしばしば介在時間があまりにも長いと考えることを意味している。
【0024】
現在、これらの動作の間に機械10が利用できない機械停止時間は、使用者によってその頻度が異なる成形型交換動作はそれらが長く複雑である故に結果として高価であることを意味し、付随する完全製造停止の故に大きな費用となる。
【0025】
拡大すると、成形型交換動作は操作者を疲れさせ、そして人間工学的利点が全く無い環境において行なわれている。
【発明の概要】
【0026】
この発明の特定の目的は上述した欠点に向けられ、そしてこの発明は、成形型ユニットの成形型の交換に必要としている時間を減少させることと同時に機械の一般的な介在モード条件を改良することを特に目的としていて、両者は安全性から及び人間工学的観点から来ている。
【0027】
この結果として、この発明は、少なくとも1つの成形型ユニットを備えていて、熱可塑性プラスチック製の容器、特にボトル、の製造の為の機械を提案し、前記少なくとも1つの成形型ユニットは:
− 開位置と閉位置との間で移動できるよう設けられた少なくとも2つの成形型保持体と、そして
− 夫々が対応している成形型保持体に固定手段により取り外し可能に固定されている少なくとも2つの成形型要素を備えている成形型と、
を備えていて、
前記成形型ユニットは:
− 前記開位置と閉位置との間で前記成形型保持体を移動させる為の制御部材を備えている成形型ユニット開/閉装置と;
・前記成形型ユニットの前記成形型保持体が前記固定手段により閉位置に維持されている固定位置と、
そして、
・前記成形型保持体が前記閉位置から前記開位置へと離れることが自由である非固定位置と、
の間で移動可能なように前記固定手段を制御する為の制御部材を備えている成形型ユニット固定装置と;
を備えている。
【0028】
この発明に従えば、前述した形式の容器の製造の為の機械は、前記機械が制御モジュールを備えていることを特徴としていて、この制御モジュールは少なくとも:
− 製造モードとして知られており、前記機械が容器を製造する、前記機械の動作の1つのモードに対応している待機状態、そして、
− 介在モードとして知られていて、少なくとも前記成形型ユニットの前記成形型を交換することが出来、そして、このモジュールにより行なわれた状態に従って前記成形型ユニット固定装置及び開/閉装置を制御することを選択できる、前記機械の動作のもう1つのモードに対応している使用の状態、
を行なうことが出来、
前記モジュールは少なくとも:
− 前記成形型ユニット固定装置を選択的に動作させることを意図されているとともに、
・ 前記モジュールが待機状態にある時に占められている休止位置と、そして、
・ 前記モジュールが使用の状態にある時に占められていて、そこでは、前記モジュールと前記機械との間の相対的な移動を生じさせている手段の動作の下でこの第1の装置が前記固定装置制御部材と協働することが出来る、作業位置と、
の間で移動できるよう設けられている、第1の装置と;
− 前記成形型ユニット開/閉装置制御部材を選択的に動作させることを意図されているとともに、
・ 前記モジュールが待機状態にある時に占められている休止位置と、そして、
・ 前記モジュールが運転状態にある時に占められていて、そこでは、前記モジュールと前記機械との間の相対的な移動を生じさせている手段の動作の下でこの第2の装置が前記開/閉装置制御部材と協働することが出来る、作業位置と、
の間で移動できるよう設けられている、第2の装置と;
そして、前記モジュールの前記第1及び第2の装置を支持している台座と、
を備えている。
【0029】
好ましいのは、この発明に従っている制御モジュールは、前記ユニットの前記成形型を交換する為に前記成形型ユニットを固定解除し開放する為の操作者の部位における如何なる手動介在も不要にすることが出来ることである。
【0030】
従って、成形型ユニットの成形型を交換する方法のこれらの第1段階は、より短い期間である。
【0031】
好ましいのは、前記第2の装置のカムが、前記成形型ユニットの前記成形型保持体を、成形型要素への及びそれらの固定手段への接近を容易にし、従ってそれに続く取り外し及び取り付け動作を人間工学的に改良するよう広く開くことを可能にしていることである。
【0032】
この発明の他の特徴に従えば:
− 相対的な動きの前記手段は、夫々の制御部材をその作業位置を占めている対応している装置と協働させることが出来る移送に沿い前記固定されているモジュールに関して、成形型交換位置として知られている設定位置に到達するまで、移動させることが出来る成形型ユニットから成り;
− 前記モジュールの前記第1の装置は、前記休止位置と前記作業位置との間の少なくとも1つのカムの移動を選択的に制御する少なくとも1つの作動装置を備え、前記カムは、前記固定手段を前記固定位置と前記非固定位置との間で移動させるよう前記固定装置制御部材と協働していて;
− − 前記モジュールの前記第1の装置の前記カムは、それが前記休止位置と前記作業位置との間で回転移動又は直線移動(move translationally)出来るよう設けられていて;
− 前記固定装置制御カムは、前記固定手段を前記非固定位置へと移動させる少なくとも1つの非固定領域を有するカム輪郭を備えていて;
− 前記固定装置は、前記固定手段を前記固定位置へと自動的に戻すことが出来る弾性戻し手段を備えていて;
− 前記成形型ユニットは、前記固定装置と対応している阻止機構を備えていて、前記機構は、非作動位置と作動阻止位置との間で選択的に移動されることが出来る阻止手段を備えていて、前記阻止手段は前記非固定位置において前記固定手段を動かなくし;
− 前記阻止機構は、前記阻止手段を前記作動位置へと弾性的に戻らせる為の弾性戻し部材を備えていて、そして、前記阻止手段は、前記弾性戻し部材の動作に対抗して、制御要素により前記作動位置から前記非作動位置へと移動され、前記制御要素は前記成形型保持体の1つに連結されていて、前記成形型ユニットの前記成形型保持体の閉鎖により自動的に非阻止を生じさせるよう前記阻止手段と協働することが出来;
− 前記モジュールの前記第2の装置は、前記休止位置と前記作業位置との間の少なくとも1つのカムの移動を選択的に制御する少なくとも1つの作動装置を備えていて、前記カムは、前記成形型保持体を前記開位置と前記閉位置との間で移動させるよう前記ユニット開/閉装置制御部材と協働し;
− − 前記第2の装置の前記カムは、それが前記休止位置と前記作業位置との間で直線移動(move translationally)又は回転移動出来るよう設けられていて;
− − 前記開閉装置制御カムは、前記ユニット成形型保持体の開放を制御する1つの領域と前記ユニット成形型保持体の閉鎖を制御する1つの領域とを少なくとも有しているカム輪郭を備えていて;
− 前記第1の装置及び前記第2の装置の前記作動装置は、前記待機状態と前記使用状態との間の前記モジュールの状態の変更を制御する為の手段を構成していて;
− 回転式の前記機械は、一定の角度に分配されている一連の成形型ユニットが環状に設けられている回転式コンベヤを備えていて、前記ユニットの夫々は予備成形物導入区域から容器排出区域までの円形状の全体の通路を移動し、これらの区域は前記機械の前部位に夫々位置されていて、そして前記モジュールは前記前部位と直径方向の反対にある前記機械の後部位に配置されている。
【0033】
この発明のさらなる特徴及び利点は、以下の詳細な記載を読むことにより明らかになり、その理解のために図面の参照がなされる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は、従来技術に従っている、容器の製造の為の機械の一実施形態を備えている設備を概略的に描いている平面図である。
【図2】図2は、図1に従っている機械の作業場所の1つに適用されることが出来る成形型ユニットを描いている斜視図であり、前記ユニットは閉位置の3/4前視野において図示されている。
【図3】図3は、図1に従っている機械の作業場所の1つに適用されることが出来る成形型ユニットを描いている斜視図であり、前記ユニットは開位置において図示されている。
【図4】図4は、この発明に従っている制御モジュールの好適な実施形態を描いている斜視図であり、前記モジュールを休止位置にもたらしている第1の作動装置及び第2の作動装置を図示している。
【図5】図5は、この発明に従っている制御モジュールの好適な実施形態を描いている斜視図であり、前記モジュールを作業位置にもたらしている第1の作動装置及び第2の作動装置を図示している。
【図6】図6は、前記第1の成形型ユニット非固定装置作動装置の第1のカムの詳細を描いている正面図である。
【図7】図7は、成形型ユニット固定装置の一実施形態を描いている断面図であり、前記作動位置にある前記固定装置と対応している阻止機構を図示している。
【図8】図8は、成形型ユニット固定装置の一実施形態を描いている断面図であり、前記非作動位置にある前記固定装置と対応している阻止機構を図示している。
【図9】図9は、前記第2の成形型ユニット非固定装置作動装置の第2のカムの詳細を描いている平面図である。
【図10】図10は、前記機械を制御する方法の種々の段階を提供している線の図であり、それによって前記回転式コンベヤは、前記成形型ユニットを移送し回転させる、相対移動の手段を構成している。
【発明を実施するための形態】
【0035】
記載の残りにおいては、採用された長手向き(orientation),垂直向き,及び横向きは、図中に描かれている三面体(trihedron)(L, V, T)を参照する。
【0036】
従来、長手方向及び横方向は成形型保持体に関して固定して決定されていてその結果として、占められた開及び閉位置は前記向き(orientation)には何も強い影響を与えない。
【0037】
また、用語「前」及び「後」は長手向きを参照して非限定的に使用され、そして「上方」及び「下方」は垂直向きを参照して非限定的に使用される。また、「左方」又は「右方」及び「内方」又は「外方」は横向きを参照して非限定的に使用される。
【0038】
図2及び図3は、図1中に描かれている型式の容器製造機械10の回転式コンベヤ22上に設けられることが出来る成形型ユニット24の一実施形態を描いており、容器製造機械10は前記機械10の動作モードに関連して前文部において記載されている。
【0039】
このような成形型ユニット24は従って、前記機械10の回転式コンベヤ22の周りに一定の角度で分配されている一連の「n」成形型ユニット24を備えている前記機械10の吹き込み成形又は引っ張り吹き込み成形場所の1つを構成している。
【0040】
ここで上述した、またしばしば吹き込みパイプの形態で引用されそして製造されている、吹き込み成形又は引っ張り吹き込み成形手段に関する更なる詳細の為に、例えば文献FR−2.764.544に対し参照を行なって良い。
【0041】
成形型ユニット24は、他方に対し一方を開位置(図3)と閉位置(図2)との間で移動させることが出来、前記機械10の骨組みに固定されることを意図されているブラケット32により支持されている2つの成形型保持体26を備えている。
【0042】
より詳細には、成形型保持体26は回転の軸Oの周りに回転できるよう設けられた2つの軸受構造の形態に構成されていて、回転の軸Oはここにおいて、参照の(L, V, T)三面体(trihedal)枠に従って垂直に走っている。
【0043】
代わりとして、成形型保持体26のただ1つは、他の成形型保持体26が固定されている間に移動できるよう設けられていて、移動する成形型保持体26は前記開又は閉位置の間を移動するよう作られている。
【0044】
個々の成形型保持体26は、長手方向における後に配置されている枢動手段を備えている。
【0045】
好ましくは、成形型保持体26枢動手段は、回転の軸Oから離れて個々の成形型保持体26に適合されている外部張り出し34を備えている。
【0046】
個々の成形型保持体26の前記張り出し34上に枢動自在に設けられているのは、リンク棒、夫々は左方の成形型保持体26の為の少なくとも1つのリンク棒36及び右方の成形型保持体26の為の少なくとも1つのリンク棒36である、の端の1つである。
【0047】
リンク棒36,38の夫々の他端は、成形型ユニット24の後に長手方向に配置されている共通の枢動ピン40上に自由に枢動するよう連結されている。
【0048】
共通の枢動ピン40がある方向、この例では長手方向、に略直線状に移動した時、それは回転の軸Oにそれをより接近させ、成形型保持体26は互いにより近づくよう移動され、従って成形型ユニット24を閉じさせ、これに対し、もし共通の枢動ピン40が回転の軸Oから離れるよう移動されると、成形型保持体26はさらに離れるよう移動され、従って開かれる。
【0049】
成形型保持体26は従って、少なくとも閉位置(図2)と開位置(図3)との間の個々の回転の軸Oの周りの枢動により互いに離れるよう移動することが出来る。
【0050】
成形型保持体26の動きの故に、この型式の成形型ユニット24は又「本状開き」成形型としても知られている。
【0051】
共通の枢動ピン40のこの動きを制御する為に、カム及びローラ駆動手段の使用が行なわれる。好ましくは、カム及びローラ駆動手段は、移動を増幅させる為にカムとローラとの間に介在されたレバー手段を備える。
【0052】
例示的な実施形態に従えば、共通の枢動ピン40はレバーとして動作する制御腕42の端に固定されていて、その自由な他端は、カムの如き案内手段と協働することが出来る、少なくとも1つのローラ44で形成された、従動手段を支持している。
【0053】
前記枢動手段及び前記対応している駆動手段は、成形型保持体26を前記開位置と前記閉位置との間で移動させることが出来る腕42及びローラ44により形成された制御部材48を備えている、成形型ユニット24を開/閉する為の装置46を構成している。
【0054】
例示的な実施形態の為に、例えば文献FR−A1−2.843.714を参照でき、これは特に同様な成形型ユニットの開/閉を制御する為のこの型式の制御手段に関係している。
【0055】
成形型ユニット24は、成形型保持体26固定手段54制御部材52を備えているユニット固定装置50を備えている。
【0056】
固定装置50は、前部位、即ち回転の軸O及び成形型ユニット24開/閉装置46の反対を意味する、中に長手方向に配置されていて、そして、2つの成形型保持体26を前記閉位置に固定することを意図されている。
【0057】
例えば固定装置50は、雄及び雌型の2つの半固定具を備えていて、2つの半固定具は成形型保持体26に対応されていて閉鎖を固定することにより成形型ユニット24を閉位置に維持するよう互いに協働することが出来る。
【0058】
従って、固定装置50の特定の機能は、製造モードにおいては、吹き込み成形又は引っ張り吹き込み成形を採用している変形操作の間における如何なる意図しない開放を阻止することである。指示のために、それは、最終の吹き込み成形圧力は高くとも40バールでよいことを思い出させる。
【0059】
固定装置50は、図7及び図8の断面において詳細により特定して描かれている。
【0060】
半固定具は夫々、少なくとも1つの突出した枝を備えており、好ましくはここでは左方の成形型保持体26の半固定具の為の単純な枝54及び右方の成形型保持体26の半固定具の為の2重の枝56である。
【0061】
半固定具の個々の枝54,56は互いに向かい横方向に向けられているとともに垂直に互いに離れていて、その結果として、図8中に図示されている如き閉位置においては、複数の枝は組み合わされるようになる。
【0062】
従って、枝54はその垂直上方及び下方に横たわっている2つの枝56間に格納されている。
【0063】
好ましくは、雌型半固定具の枝54は、垂直軸に沿い延出して枝54を貫通している開口58を有しており、そして、雄型半固定具の個々の枝56は、垂直方向における摺動により固定指60を支持することが出来る。
【0064】
固定装置50は、それらが固定位置と非固定位置との間を移動できるように設けられている固定手段を形成している固定指60に対し、移動可能に、ここでは摺動可能に、連結されている駆動手段62を備えている。
【0065】
好ましくは、個々の固定指60は、それ自身が駆動手段62と移動可能に保持されている連結腕64に固定されている。
【0066】
固定位置(下降された位置)と非固定位置(上昇された位置)との間の駆動手段62の摺動は、軸の如き駆動手段62に固定されたローラにより好ましくは形成されている制御部材52により制御されている。
【0067】
従って、成形型ユニット24固定装置50は、
・成形型ユニット24の成形型保持体26が前記固定手段58,60により閉位置に維持されている固定位置と、そして、
・成形型保持体26が前記閉位置から前記開位置へと離れることが自由な非固定位置と、
の間で移動できるよう固定手段58,60を制御する部材52を備えている。
【0068】
ローラから成る制御部材52は、前記固定位置と非固定位置との間で固定装置50を制御する為に補足的なカム手段と協働することを意図されている。
【0069】
好ましくは、固定装置50は、固定手段58,60を前記固定位置に自動的に戻すことが出来る弾性戻し手段66を備えている。
【0070】
好ましくは、前記手段66は、その中央を通って駆動手段62を形成している軸が延出している弾性戻しばねにより形成されていて、その両端の一方はカップ67に対して着座し、その他端は、駆動手段62に固定され制御部材52を支持している支持体68に対抗している。
【0071】
この様な固定装置50の構成及び動作に関する更なる詳細の為に、例えば、同様な全体の設計の固定具を記載している文献FR−2.646.802に対する参照をして良い。
【0072】
この発明に従えば、容器の製造の為の機械10は制御モジュールを備えている。
【0073】
この発明に従っている制御モジュール70は:
− 製造モードとして知られていて、前記機械が容器を製造する、機械10の動作の1つのモードに対応している待機状態、そして、
− 介在モードとして知られていて、少なくとも成形型ユニット24の前記成形型を交換することが出来る、前記機械10の動作のもう1つのモードに対応している使用の状態、
を少なくとも行なうことが出来る。
【0074】
詳細には、前記開位置にある成形型ユニット24を図示している図3中に既に描かれているように、成形型ユニット24は、夫々に半凹所74(半成形型存在において、そして成形型保持体26にそれが固定されている位置において、見ることが出来る)が設けられている少なくとも2つの成形型要素を備えている成形型72を備えている。
【0075】
しかしながら、製造される容器が複雑な形状の底、特に花弁状(petaloid)底、を有している時、成形型開放問題を生じ易いというのは公知の事実である。
【0076】
これは分離成形型底が好ましくは提供される理由である。従って、成形型72は3つの分離要素、夫々は2つの成形型及び底片(見ることが出来ない)である、を備えていて、底片は、2つの成形型要素が備えている半凹所74を補足する容器の底の為の凹所を備えている。
【0077】
代わりとして、成形型72はこの様な底片を有さず、従って従来は半成形型として知られている2つの成形型要素としてのみ製造されることが出来る。
【0078】
さらに、成形型72が2つ又は底片を伴った3つの要素として製造されるかどうかとは無関係に、2つの成形型要素の設計もまた、特に、凹所の支持部位に加えて、成形型要素もまた冷却の如き他の機能を取り込むように、異なって良い。
【0079】
好ましくは、成形型72の成形型要素は、前述した文献EP−B1−0.821.641中に記載されているものと設計が同じである。
【0080】
その文献においては、2つの成形型要素の夫々は2つの個別の部品として製造されており、その文献において使用されている用語に従えば:空洞の部位を備えている殻、及び、成形型保持体上に設けられることを意図されていて、その中に前記殻が格納され固定手段を使用して固定されているハウジングを有している殻保持体、である。
【0081】
好ましくは、制御モジュール70は、制御モジュール70によって占められている状態に従い成形型ユニット24固定装置50及び開/閉装置46を選択的に制御することが出来る。
【0082】
成形型ユニット24固定装置50及び開/閉装置46を制御する為のこの様なモジュール70の1つの実施形態が図4乃至図6中により詳細に描かれていて、これから記載される。
【0083】
好ましくは、モジュール70は、成形型ユニット24固定装置50を選択的に作動させることを意図されている第1の装置76を備えている。
【0084】
好ましくは、モジュール70は、成形型ユニット24開/閉装置46制御部材52を選択的に作動させることを意図されている第2の装置78を備えている。
【0085】
好ましくは、モジュール70は、第1の装置76及び第2の装置78を夫々支持する台座80を備えている。
【0086】
モジュール70の第1の装置76は、
・モジュール70が待機状態にある時にそれが占める休止位置(図4)と、
・モジュール70が使用状態にある時にそれが占める作業位置(図4)と、
の間でそれが移動できるよう設けられている。
【0087】
図5中に図示されている作業位置において、第1の装置76は、モジュール70と機械10との間の相対移動の手段の作用の下で、固定装置50制御部材52と協働することが出来る。
【0088】
好ましくは、モジュール70の第1の装置76は、前記休止位置と作業位置との間の少なくとも1つのカム84の移動を選択的に制御する少なくとも1つの作動装置82を備えている。
【0089】
作業位置においては、カム84は固定手段58,60を前記固定位置と非固定位置との間で移動させるよう固定装置50制御部材52と協働することを意図されている。
【0090】
好ましくは、第1の装置76の作動装置82は台座80に固定されている、液圧又は空気圧シリンダの如き作動シリンダである。
【0091】
作動装置82は、カム84に端が連結されている作動棒86を備えていて、その棒は引っ込み位置と展開位置との間で横方向の全体に亘り摺動する。
【0092】
好ましくは、カム84は、それが前記休息位置と作業位置との間で回ることが出来るよう設けられている。
【0093】
代わりとして、カム84は前記休息位置と作業位置との間の直線移動(translational movement)をもたらすことが出来るよう設けられている。
【0094】
カム84は、ここでは長手方向に向いている枢動ピンAの周りに回転するよう設けられている枢動部位を備えている。
【0095】
カム84は、作動装置82の作動棒86が連結されているもう1つの作動部位を備えている。
【0096】
従って、図4と図5を比較することにより、(図5において矢印により指摘されている如き)その休止位置からその作業位置へのピンAの周りのカム84の枢動は、作動装置82を操作し前記引っ込み位置と前記展開位置との間の作動棒86の摺動がカム84の前記枢動を生じさせることにより達成される。
【0097】
開放装置50制御カム84は、制御部材52を形成するローラと協働することを意図されているカム輪郭88を備えている。
【0098】
好ましくは、前記相対移動手段は、成形型交換位置として知られている設定位置に到達するまで、その作業位置を占めている対応している第1の装置76と制御部材52を協働させることが出来る移動を前記固定されているモジュール70に関し行なうことが出来る成形型ユニット24から成る。
【0099】
より詳細には、成形型ユニット24が、図1中に描かれているものと同様の、回転式の機械10に適合されている時、前記固定されているモジュール70に関する前記相対移動は、矢印Fの方向に回転式コンベヤ22を回転させることにより得られる。
【0100】
この様な動きのお蔭で、ローラにより形成されている固定装置50の制御部材52はカム輪郭88の複数の領域に沿い連続して移動する。
【0101】
図6中に描かれている如く、カム84のカム輪郭88は、少なくとも2つの領域、好ましくはこの例では第1の領域T1,第2の領域T2,そして第3の領域T3、を連続して備えている。
【0102】
制御部材52が真っ直ぐな第1の領域T1を移動する時、その固定位置を占めている固定装置50はその位置に維持され、その結果として第1の領域T1は固定手段58,60駆動手段62上に何の影響も及ぼさない。
【0103】
第1の領域T1は好ましくは、制御部材52がそれが第2の領域T2に沿った移動を開始する以前に位置されることを許容し、しかし、代わりとして、カム84はこの様な第1の領域T1を何等有さない。
【0104】
制御部材52の移動の方向に上る坂を伴った傾斜した道を形成している第2の領域T2に沿い制御部材52が移動した時、制御部材52は従って垂直上方に移動され、これは同時に駆動手段62の上方摺動を生じさせ、その摺動はそれとともにいっせいに移動し固定位置から非固定位置への移動を行う固定手段58、60の同一の移動に伴なわれる。
【0105】
好ましくは、第2の領域T2は、固定手段50に固定位置から非固定位置への移動を生じさせるよう制御部材52に働くことが出来る非固定領域に対応している。
【0106】
制御部材52がカム輪郭88に沿い続けている時、それは次に真っ直ぐな第3の領域T3に沿い移動し、第3の領域T3の間には、カム84により制御部材52に適用されている非固定力は維持され、その結果として固定装置50は弾性戻し手段66により制御部材52に適用されている対抗力にもかかわらず非固定位置に留まる。
【0107】
固定装置50を非固定位置に維持する為に、一つの解決法は、少なくとも成形型交換位置として知られている設定位置に到達するまで、第3の領域T3を真っ直ぐな線に延長することである。
【0108】
しかしながら、固定装置50はまた、異なった、好ましくはここの以下に記載されている解決法を使用することにより非固定位置に維持されても良い。
【0109】
詳細には、カム84のカム輪郭88はここでは第4の領域T4を備えていることに注目する。
【0110】
第4の領域T4は、前記機械の回転式コンベヤ22が停止しておらず成形型交換位置に到達している間に、その通路に連続している制御部材52の為の下降を構成している傾斜した道を形成している。
【0111】
従って、制御部材52がこの様な領域T4に沿い移動しようとする時、即ち垂直方向において後退して下降し、それは第2の領域T2から第3の領域T3への移行において通り抜けるものと実質的に同じ水準の変化をもたらすことに注目されたい。
【0112】
結果として、弾性戻し手段66は、固定手段58,60に連結されている駆動手段62を自動的に下方に摺動させ、そして固定装置50を前記固定位置に戻す。
【0113】
これが、何故、成形型ユニット24が好ましくは、固定装置50に対応している阻止機構90を備えているかである。
【0114】
この様な阻止機構90は、図7及び図8中により詳細に示されている。
【0115】
好ましくは、前記機構90は、非作動位置(図7)と作動阻止位置(図8)との間で選択的に、摺動の如く、移動できる阻止手段92を備えている。
【0116】
作動阻止位置は、前記阻止手段92が固定手段58,60を非固定位置において動かないようにする位置に対応している。
【0117】
好ましくは、阻止手段92は、この例では切り込み96により形成されている駆動手段62の補足的な雌部位に突き刺さることが出来る張り出し94で形成された雄阻止部位を備えている。
【0118】
阻止手段92の張り出し94及び駆動手段62の切り込み96の協働する形状のお蔭で、駆動手段62は動かないようにされていて、そして、従って、非固定力が制御部材52に適用されているか否かとは関係なく、もはや固定位置中に滑り込むことが出来ない。
【0119】
前記機構90による阻止がない時、固定位置へのこの様な戻りは弾性戻し手段66により自動的にもたらされる。
【0120】
阻止手段92はここでは横方向、即ち固定手段58,60駆動手段62が延出している垂直方向に対し直角である、に直線状(translationally)に前記非作動位置と前記作動阻止位置との間を移動できるよう設けられている。
【0121】
好ましくは、阻止機構90は、阻止手段92を作動阻止位置へと戻す弾性戻し部材98を備えている。
【0122】
好ましくは、阻止手段92は、前記弾性戻し部材98の動作に対抗して、作動位置から非作動位置へと制御要素により移動される。
【0123】
好ましくは、制御要素は、成形型ユニット24成形型保持体26が閉じることにより前記機構90が阻止されないように自動的にするよう、阻止手段92と一体的な指100と協働することが出来る枝54の1つにより形成されている。
【0124】
指100は張り出し94により形成された雌部位を越えて突出し、そして、枝54を格納している枝56により範囲が定められているハウジングが閉位置に収納されることを意図されている限り、前記枝54の端は次に、阻止手段92に作動阻止位置から非作動位置へと弾性戻し部材98の動作に対抗して横方向に摺動させるよう、前記指100の端と協働する。
【0125】
この結果、成形型保持体26が開き始めるやいなや、枝54が枝56の間から係合解除し指100上にこれ以上作用しない時、阻止手段92は作動阻止位置へと自動的に戻され、そこにおいて切り込み96中に挿入されていた張り出し94は固定手段58,60を非固定位置において動かなくしている。
【0126】
歓迎されている如く、成形型ユニット24を保持している機械10とモジュール70の第1の装置76との間の移動,第1の装置78を使用して成形型ユニット24を開く指令,そしてカム輪郭88は好ましくは同調されている。
【0127】
好ましくは、前記機械及び第2の装置78に関係するカム84の相対的な位置は注意深く選択されていて、そしてカム輪郭88は、制御部材52が第3の領域T3を離れ第4の領域T4を開始した時に、固定手段58,60が前記機構90により非固定位置に阻止されるようになるよう、形決めされている。
【0128】
特別な注意がまた操作者の安全性に向けられているので、阻止手段92は、例えば、弾性戻し部材98が破断した場合又は操作者が意図せずに指100を動作させた場合に、係合解除することが出来る。
【0129】
後者の場合には、操作者が誤って指100に十分な力を適用したならば、張り出し94は切り込み96から係合解除されることが出来、駆動手段62及びそこに固定されている固定手段58,60は次に弾性戻し手段66により直ちに固定位置に戻される。
【0130】
しながら、固定装置50のこれらの手段のこの様な突然の摺動は成形型ユニット24上に入り込んでいる操作者にある種の危険を与え、そして重大な危害を生じさせる。
【0131】
好ましくは、第1の装置76は、それが固定具により、例えばねじ込みにより、取り付けられているカム84とともに1つとして移動するブラケット102を備えている。
【0132】
ブラケット102は平坦な当接面104を有している水平部位を備えており、平坦な当接面104は第4の領域T4から従動しその結果として、意図しない非阻止の事態においては、固定装置50制御部材52の支持体68が、固定位置に決して到達することなくその移動を直ちに停止させるよう、前記面104に対し当接する。
【0133】
もちろん、好適な実施形態にのみ与えられている記載は、非限定的な例のためにも単に与えられる。
【0134】
従って、第1の装置76のカム輪郭88及びカム84は、成形型ユニット24が備えている固定装置50の型式次第である。
【0135】
故に、前述されているように、固定装置50は、それが何等の弾性戻し手段66を有することが出来ない場合にのみ、何等の阻止機構90を有さないことが出来る。
【0136】
さらに、阻止機構の存在又は不存在は、前記固定装置固定手段を戻す為の弾性戻し手段66の存在又は不存在とは独立している。
【0137】
描かれていない別の形態に従えば、固定装置50は何等の弾性戻し手段66を有しておらず、そして第1の装置76は、固定手段58,60に固定位置と非固定位置との間を移動させるようにするよう制御部材52を、例えばカム84を使用して、動作させることが出来る。
【0138】
この様な別の形態においては、第1の装置76は従って、前記固定位置及び非固定位置の一方又は他方へと向かい固定装置50固定手段58,60を選択的に移動させることが出来る。
【0139】
この様な別の形態においては、第1の装置76は何等の阻止機構を有していなくて良いか、或いは前記固定手段を動かないようにして前記固定位置及び非固定位置の一方及び/又は他方においてそのようにする阻止機構を有して良い。
【0140】
描かれていないもう1つの別の形態に従えば、第1の装置76は阻止機構を備えているか又は有しておらず、そして固定手段58,60を(固定位置に向かうよりも)非固定位置に向かい自動的に戻すよう弾性戻し手段が組み込まれている。
【0141】
一旦、固定手段58,60が前記非固定位置にあると、その時にはそれは、交換されるべき成形型への接近を得るように成形型ユニット24を開放し続けることが出来る。
【0142】
これを行なう為に、モジュール70は、成形型ユニット24開閉装置46を選択的に動作させることを意図されている第2の装置78を備えている。
【0143】
好ましくは、第2の装置78は、それが:
・モジュール70が待機状態にある時に占められている休止位置と、そして
・モジュール70が運転状態にある時に占められている作業位置と、
の間で移動できるよう設けられている。
【0144】
図5中に図示されている作業位置においては、第2の装置78が、モジュール70と前記機械10との間の相対移動の手段の動作の下で、開/閉装置46制御部材48と協働することが出来る。
【0145】
モジュール70の第2の装置78は、少なくとも1つのカム108を前記休止位置と作業位置との間で選択的に移動させる少なくとも1つの作動装置106を備えている。
【0146】
好ましくは、カム108は、成形型保持体26を前記開位置と閉位置との間で移動させる為に、成形型ユニット24開閉装置46と協働する。
【0147】
好ましくは、カム108は、それが前記休止位置と作業位置との間を直線状に(translationally)移動できるよう設けられている。
【0148】
代わりとして、カム108は、それが前記休止位置と作業位置との間を回転移動できるよう設けられている。
【0149】
第2の装置78は、1つ又は2つの摺動路の如き摺動手段110を備えている台座18により運ばれていて、その結果として、作動装置106は上昇位置と下降位置との間の前記カム108の移動、個々では垂直摺動、を生じさせる。
【0150】
好ましくは、開閉装置46制御カム108は、夫々が成形型ユニット24成形型保持体26を開閉させる少なくとも領域TO及び領域TFを有しているカム輪郭112を有している。
【0151】
カム108は、第1の要素114の輪郭112Aにより及び第2の要素116の輪郭112Bに規定されているカム道112を備えている。
【0152】
好ましくは、要素114及び116は、長手方向断面において、底120及び夫々が前フランジ及び後フランジである2つのフランジ122及び124により形成されたU字形状の輪郭を有している装着板118上でそれらが移動できるよう、設けられている。
【0153】
個々の要素114,116は従って、回転の軸を形成している軸126の回りを、そしてこの例ではばね128の如き弾性部材の動作に対抗して、それが枢動出来るよう設けられている。
【0154】
好ましくは、第1の要素114は、その横方向両端の一方に配置されている軸126の回りを、他端に配置されているとともに装着板118の垂直フランジ124と要素114の一縁との間に介在されているばね128の動作に対抗して、それが枢動出来るよう設けられている。
【0155】
第2の要素116は、装着板118の垂直フランジ122と要素116の一縁との間に位置されている2つのばね128の動作に対抗して、それが枢動出来るよう設けられている。
【0156】
前記要素114,116の夫々の移動は、例えば装着板118の底に固定されているくい130との間の協働により実現される、停止手段により制限されることが好ましく、個々の要素114,116が備えている補足細長溝132に沿い移動できる。
【0157】
カム108のこの様な設計のお蔭で、カム道112に沿った移動の時に制御部材48が詰まりを生じさせる危険性が特に限定されている。
【0158】
カム道112は、図9中に指摘されている矢印の方向に開閉装置46制御部材48により移動される。
【0159】
好ましくは、その入口は、制御部材48の下方のローラが、成形型ユニット24成形型保持体26を開かせる指令に対応している領域TOに続く第1の領域を有しているカム道112に入るのを容易とするよう面取りされている。
【0160】
さらに、カム道12は、閉鎖の指令に対応している領域TFを備えていて、それは前記機械10の回転式コンベヤ22が、使用された成形型ユニット24(の内容物)を排出させるともに次の成形型ユニット24を成形型の交換もまた行なわれることが出来るよう位置させるよう回転された時に、成形型ユニット24の成形型の開放及び交換後に生じる。
【0161】
成形型交換位置として知られている設定位置は、それが領域TOとTFとの間の境界にある時にカム道112において制御部材48により占められている中間位置に対応している。
【0162】
好ましくは、カム道112は、前記設定位置に到達した時に、成形型保持体が開かれその結果としてそれらが成形型への接近を容易とするよう最大角度に開かれるよう、設計されている。
【0163】
好ましくは、第1の装置76及び第2の装置78の作動装置82及び106は、待機状態とし使用状態との間のモジュール70の状態の変化を行なわせる為の制御手段を構成している。
【0164】
好ましくは、モジュール70は、前述した導入及び排出区域を備えている前記前部位とは直径方向の反対にある、前記機械10の後部位中に配置されており、前記後部位は例えば図1中において斜線が引かれていてモジュール70が設けられることが出来る取り付け領域ZOを備えている。
【0165】
好ましくは、この発明に従っているモジュール70を備えている前記介在区域Z3に接近する為の扉が前記囲い30に設けられている。
【0166】
図1中に図示されている如き回転式の機械10の場合には、回転式コンベヤ22は、制御ユニットにより制御されたモータ化されている駆動手段(描かれていない)により回転される。
【0167】
前記機械が、前記機械よる容器の製造の為に使用される、製造モードとして知られている動作のモードにある時、前記機械の出力は従って前記機械が回転する速度により決定される。
【0168】
従来技術に従っている機械においては、回転式コンベヤの回転は、前記モータ化されている駆動手段を停止させ次に回転式コンベヤが所定の時間間隔の後にやがては自然に停止する、ことによるか、又は、前記モータ化されている駆動手段を停止させるとともに回転式コンベヤに対応している制動手段を動作させてその結果として前記機械を急速に呈させることが出来るようにするかのいずれかにより、停止される。
【0169】
従来技術において成形型交換を行なうには、今までは、成形型ユニット24は、一連の所望の成形型ユニットが前記介在区域に概略位置されるまで連続したパルスにより回転式コンベヤを回転させている操作者により、所望の介在区域へともたらされていた。
【0170】
もう1つの特徴に従えば、この発明はまた、介在モードとして知られている動作のモードにおいて前記機械の回転を制御する為の方法を提案していて、それは、制御モジュール70の待機状態に対応させて成形型の交換を行なう為に意図されている。
【0171】
図10は、前記制御方法が実行された時の横座標軸(X)上の時間の関数として縦座標軸(Y)上の速度(rate)の変化を図示している図である。
【0172】
好適には、前記制御方法はこれ以降、前記機械10が最初は容器製造の為の製造モードとして知られている動作のモードにあると仮定して記載されている。
【0173】
この状態から開始されると、前記機械10は次に所定の名目(nominal)速度Cn、例えば1時間当たり40000容器の製造速度、で回転される。
【0174】
名目速度Cnは図10中に描かれている如く零から時間tまで延びている線の第1部分「I」に対応している。
【0175】
好ましくは、前記機械は、モータ化されている駆動手段に対応していて制御ユニットにより駆動されている変化器(variator)を備えている。変化器(variator)は特に、速度の変化をつかさどることを意図されていて、そのお蔭で前記変化は時間とともに直線状となるよう好適に行なわれる。
【0176】
制御方法は、連続した複数の工程を備えていて、その第1の工程(a)は、それが減速した速度Crとして知られている速度に到達するまでの名目(nominal)速度Cnからの前記機械10の回転式コンベヤの減速を指示することから成る。
【0177】
このようにする為に、前記制御ユニットは回転式コンベヤ駆動手段及び変化器(variator)を、回転式コンベヤ駆動手段が、tからtまでの時間の期間に亘り、前記線の第2の部分「II」中に図示されている直線状の傾斜に沿って直線状に減速するよう、制御する。
【0178】
従って、第1の工程(a)においては、前記機械は、前記駆動手段及び前記対応している変化器(variator)のみを使用して減速され、前記直線状の減速傾斜は前記機械の前記制御ユニット中にプログラムされている。
【0179】
前記減速された速度Crは、例えば時間当たり約10000容器の速度である。
【0180】
容器製造機械10においては、種々の周方向に分配されている成形型ユニット24が好ましくは全てが、連続している前記ユニットの全数に従って、例えば数字:1,2,3等により特定されている。
【0181】
この様な特定は、好ましくは、前記機械の、前記製造モードとして知られている、動作のモードの間における追跡性(traceability)の設定を可能にしている。
【0182】
この追跡性(traceability)の結果として特に、製造欠格の如き問題が容器に影響を生じさせた時にどの成形型ユニット24が関係しているのかを決定することが出来る。
【0183】
従って、前記機械10が備えている一連の成形型ユニット24の夫々は、それが備えている成形型もまた特定されている。
【0184】
前記制御方法の第2の工程(b)は、前記一連の第1の成形型ユニット24を前記減速された速度Crで前記介在区域にもたらすことを含む。
【0185】
第2の工程(b)は、時間tとtとの間にある、図10中の前記線の第3の部分「III」に対応している。
【0186】
好ましくは、前記減速された速度Crは前記第2の工程(b)の期間が最高に活用される、特に前記第1の成形型ユニット24が前記回転式コンベヤの殆ど全回転を行なわせなければならないのであれば、のを非常に十分にするよう選択されている。
【0187】
前記第1の成形型ユニット24が、この発明に従っている前記モジュール70が設置されている前記介在区域に接近した時、第3の工程(c)が次に実行される。
【0188】
前記制御方法の前記第3の工程(c)は、前記減速された速度Crとして知られている速度から所定の閾速度(threshold rate)まで下降される前記機械10の前記回転式コンベヤの減速を再び指令することから成る。
【0189】
工程(a)中と同様に、この減速は、好ましくは前記機械10のモータ化されている駆動手段と変化器(variator)上にのみ作用することにより得られる。
【0190】
第3の工程(c)は、時間tとtとの間にある、図10中の前記線の第4の部分「IV」に対応している。
【0191】
好ましくは、前記第2の減速の為に前記機械の前記制御ユニット中にプログラムされている直線状の減速傾斜は、前記第1の成形型ユニット24の位置上の帰還制御(feedback control)とともに行なわれる。
【0192】
第3の工程(c)が行なわれている時、矢印Fの方向に前記回転式コンベヤの回りに回転する前記第1の成形型ユニット24は、常に前記介在区域の先頭にあり、位置の帰還制御(feedback control)のお蔭で、個々の瞬間tにおける前記回転式コンベヤ上のその相対位置が知られる。
【0193】
従って、前記第1の成形型ユニット24が前記区域に接近している時、前記制御方法に従っている第4の工程(d)が行なわれる。
【0194】
第4の工程(d)は、前記制御モジュール70の前方に位置している所定の最終位置中に前記第1のユニットを停止させるよう前記機械10の前記制動手段を動作させることを含む。
【0195】
第4の工程(d)は、時間tとtとの間にある前記線の第5の部分「V」に対応していて、そして、その間には前記制動手段が、前記閾速度(threshold rate)から、前記第1の成形型ユニットが所定の最終位置にある時の休止(standstill)への前記機械の到達に対応している零速度へと速度を減少させる。
【0196】
好ましくは、位置における前記帰還制御のお蔭で、前記第1の成形型ユニットが休止(standstill)に到達した前記最終位置を精密に決定することが出来る。
【0197】
これに関して、回転式機械10の為に、2つの連続した成形型ユニット24間の距離は一般的にピッチ(pitch)として知られていて、そのピッチ(pitch)Pは、前記回転式コンベヤの周囲の360°に亘り均等な角度に分配されている一連の成形型ユニットの個数によっている。
【0198】
好ましくは、前記最終位置は、前記制御モジュール70から前記機械10のピッチ(pitch)の略半分離れているように決定される。
【0199】
第5の工程(e)は、今まで占められていた待機状態から前記使用状態へと行くように前記モジュール70を動作させることから成る。
【0200】
制御モジュール70の前記使用状態は前記機械10の、介在モードとして知られている、動作のモードに対応されていて、少なくとも前記第1の成形型ユニットの成形型の交換の為に意図されている。
【0201】
モジュール70の前記使用状態は、固定装置50を動作させる第1の作動装置76と前記成形型ユニット開/閉装置を動作させる第2の作動装置78が、モジュール70の前記待機状態に対応しているそれらの休止位置からその使用状態に対応しているそれらの作業位置へと移動した結果として、得られる。
【0202】
より詳細には、図1乃至図9を参照してこの上で述べた好適な実施形態に従えば、モジュール70の第1の装置76の作動装置82は、軸Aの周りで、カム84を図4中に図示されている前記休止位置から図5中に図示されている前記作業位置へと枢動させるように動作される。
【0203】
前記作業位置においては、カム輪郭88を示しているカム84は次に、前記相対移動手段の動作の下で固定装置50制御部材52と協働することが出来る。
【0204】
同様に、モジュール70の第2の装置78の作動装置106は、図4中に図示されている前記休止位置から図5中に図示されているその作業位置へとカム108を垂直上方に摺動させるよう動作される。
【0205】
前記作業位置においては、カム108は次に、前記相対移動手段の動作の下で成形型ユニット開/閉装置46制御部材48と協働することが出来る。
【0206】
第5の工程(e)に続いて、制御モジュール70の第1及び第2の装置76,78の夫々が前記作業位置に到達した時、第6の工程(f)が次に行なわれる。
【0207】
第6の工程(f)は、前記第1の成形型ユニット24を前記所定の最終位置から、制御モジュール70を超えて位置されている、前記成形型交換位置として知られている、所定の位置へと移動させるよう矢印Fの方向に前記機械10の前記回転式コンベヤを回転させるよう前記モータ化されている駆動手段を制御することから成る。
【0208】
好適には、前記相対移動手段は実際は、前記制御部材48及び52の夫々を、その作業位置を占めている前記対応している装置76,78の作動装置84,108と協働させるよう特定の距離を越えて前記固定されているモジュール70に関して移動させることが出来る前記成形型ユニット24から成る。
【0209】
前記第1の成形型ユニット24は従って、前記制御モジュール70に到達する、ここでは好ましくは前記ピッチ(pitch)の半分に対応している、移動の第1の部位にわたり、そして次に、前記モジュール70から、それが、前記成形型交換ユニットとして知られている、所定の位置に到達するまでの移動の第2の部位を続けるとともに行なう。
【0210】
好ましくは、前記第1の成形型ユニット24の前記移動の前記第2の部位は前記ピッチ(pitch)Pと等しく、即ち、前記機械10の2つの連続している成形型ユニット24の間に等しく、その結果として、前記第1の成形型ユニット24が前記成形型交換位置に到達した時に、前記ピッチ(pitch)Pと等しい空間でそれに続く第2の成形型ユニットが前記制御モジュール70の前記装置76及び78と一致する。
【0211】
前記第1の成形型ユニット24が前記所定の成形型交換位置に到達した時、例えば前記制動手段を作動させることにより、前記回転式コンベヤの回転が停止されて前記成形型交換位置において前記第1の成形型ユニット24を動かなくする。
【0212】
前記制御方法の第7の工程(g)は従って、前記成形型交換位置における前記第1の成形型ユニット24の停止から成る。
【0213】
前記第1の成形型ユニット24の前記成形型の取り出し及び新たな成形型の取り付けの操作が次に行なわれる。
【0214】
前記第1の成形型ユニット24における前記成形型交換が一旦完了すると、前記第6の工程(e)と同様であり覆われている距離のみが異なっている第8の工程(h)が次に行なわれる。
【0215】
前記制御方法の第8の工程(h)は、前記ピッチ(pitch)Pと等しい所定の距離に亘るよう前記回転式コンベヤを回転させること、及び、前記距離が行われた後に前記回転式コンベヤを移動不可能にすること、とから成る。
【0216】
好ましくは、前記機械10の前記ピッチ(pitch)Pと等しい前記所定の距離を伴って、前記第1の成形型ユニット24は前記成形型交換位置を越えて1つのピッチ(pitch)Pだけ離され、そして、1つのピッチ(pitch)P離れた前記第2の成形型ユニットは前記所定の成形型交換位置に位置されるようになり、その部位の為の前記第3の成形型ユニットは前記制御モジュール70に対面するよう位置されるようになる。
【0217】
前記第2の成形型ユニット24は従って次に、前記成形型交換位置中において移動しないようにされ、そこにおいては、成形型保持体26が交換されるべき前記成形型に対する接近を許容する前記開位置にある。
【0218】
前記機械10の個々の成形型ユニット24の前記成形型は従って引き続き交換される。
【0219】
代わりとして、例えば、全ての前記第2の成形型ユニットのみがその成形型を交換されることを必要とする時、前記覆われた距離は前記ピッチ(pitch)Pの長さから異なる。
【0220】
描かれていない実施の形態の代わりの形態に従えば、前記相対移動手段は、固定されている所定の位置を占めている前記成形型ユニット24に関してそれが移動できるよう設けられている前記モジュール70から成る。
【0221】
前記モジュール70は次に駆動手段により、
− 前記第1及び第2の駆動装置76,78の前記休止位置に対応している引っ込み位置から、
− 前記第1及び第2の駆動装置76,78の前記作業位置に対応している前方位置へと、
移動されることが出来る。
【0222】
この様な成り行きで、前記第1及び第2の駆動装置76,78は、前記成形型交換位置として知られている所定の位置に到達するまで、前記固定装置50及び前記開/閉装置48を制御する前記制御部材48及び52と協働することが出来る。
【0223】
好ましくは、前記引っ込み位置と前記前方位置との間で前記モジュール70を駆動する手段が従って前記待機状態と前記使用状態との間での前記モジュール70の状態の変更を制御する手段を構成している。
【0224】
好ましくは、前記モジュール70は前記引っ込み位置と前記前方位置との間の移動を行わせることが出来るモータ化されているキャリッジの形状で製造されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開位置と閉位置との間で移動できるよう設けられた少なくとも2つの成形型保持体(26)と、そして、夫々が対応している成形型保持体(26)に固定手段により取り外し可能に固定されている少なくとも2つの成形型要素(72)を備えている成形型と、を備えている少なくとも1つの成形型ユニット(24)を備えていて、熱可塑性プラスチック製の容器、特にボトル、の製造の為の機械(10)であり、
前記成形型ユニット(24)は:
− 前記開位置と閉位置との間で前記成形型保持体(26)を移動させる為の制御部材(48)を備えている成形型ユニット(24)開/閉装置(26)と;
・前記成形型ユニット(24)の前記成形型保持体(26)が固定手段(58,60)により閉位置に維持されている固定位置と、
そして、
・前記成形型保持体(26)が前記閉位置から前記開位置へと離れることが自由である非固定位置と、
の間で移動することを可能にしている前記固定手段(58,60)を制御する為の制御部材(52)を備えている成形型ユニット(24)固定装置(50)と;
備えており、
前記機械(10)は、
− 製造モードとして知られており、前記機械が容器を製造する、前記機械(10)の動作の1つのモードに対応している待機状態、そして、
− 介在モードとして知られていて、少なくとも前記成形型ユニット(24)の前記成形型を交換することが出来、そして、このモジュール(70)により行なわれた状態に従って前記成形型ユニット(24)固定装置(50)及び開/閉装置(46)を選択的に制御できる、前記機械(10)の動作のもう1つのモードに対応している使用の状態、
を少なくとも行なうことが出来る制御モジュール(70)を備えていることを特徴としていて、
前記モジュール(70)は少なくとも:
− 前記成形型ユニット(24)固定装置(50)を選択的に動作させることを意図されているとともに、
・前記モジュール(70)が待機状態にある時に占められている休止位置と、そして、
・前記モジュール(70)が使用の状態にある時に占められていて、そこでは、前記モジュール(70)と前記機械(10)との間の相対的な移動を生じさせている手段の動作の下でこの第1の装置(76)が前記固定装置(50)制御部材(52)と協働することが出来る、作業位置と、
の間で移動できるよう設けられている、第1の装置(76)と;
− 前記成形型ユニット(24)開/閉装置(46)制御部材(48)を選択的に動作させることを意図されているとともに、
・前記モジュール(70)が待機状態にある時に占められている休止位置と、そして、
・前記モジュール(70)が運転状態にある時に占められていて、そこでは、前記モジュール(70)と前記機械(10)との間の相対的な移動を生じさせている手段の動作の下でこの第2の装置が前記開/閉装置(46)制御部材(48)と協働することが出来る、作業位置と、
の間で移動できるよう設けられている、第2の装置(78)と、
− そして、前記モジュール(70)の前記第1及び第2の装置(76,78)を支持している台座(80)と、
を備えている、
熱可塑性プラスチック製の容器、特にボトル、の製造の為の機械(10)。
【請求項2】
相対的な動きの前記手段が、夫々の制御部材(48、52)をその作業位置を占めている前記対応している装置(76,78)と協働させることが出来る移送に沿い前記固定されているモジュール(70)に関して、成形型交換位置として知られている設定位置に到達するまで、移動させることが出来る成形型ユニット(24)から成る、ことを特徴としている、請求項1に従っている機械。
【請求項3】
前記モジュール(70)の前記第1の装置(76)が、前記休止位置と前記作業位置との間の少なくとも1つのカム(84)の移動を選択的に制御する少なくとも1つの作動装置(82)を備え、前記カム(84)は、前記固定手段(58,60)を前記固定位置と前記非固定位置との間で移動させるよう前記固定装置(50)制御部材(52)と協働している、ことを特徴としている、請求項2に従っている機械。
【請求項4】
前記固定装置(50)制御カム(84)が、前記固定手段(58,60)を前記非固定位置へと移動させる少なくとも1つの非固定領域(T2)を有するカム輪郭(88)を備えている、ことを特徴としている、請求項3に従っている機械。
【請求項5】
前記固定装置(50)が、前記固定手段(58,60)を前記固定位置へと自動的に戻すことが出来る弾性戻し手段(66)を備えている、ことを特徴としている、請求項3に従っている機械。
【請求項6】
前記成形型ユニット(24)が、前記固定装置(50)と対応している阻止機構(90)を備えていて、前記機構(90)は、非作動位置と作動阻止位置との間で選択的に移動されることが出来る阻止手段(92)を備えていて、前記阻止手段(92)は前記非固定位置において前記固定手段(58,60)を動かなくしている、ことを特徴としている、請求項4及び5のいずれか1項に従っている機械。
【請求項7】
前記阻止機構(90)が、前記阻止手段(92)を前記作動位置へと弾性的に戻らせる為の弾性戻し部材(98)を備えており、そして、前記阻止手段(92)が、前記弾性戻し部材(98)の動作に対抗して、制御要素(54)により前記作動位置から前記非作動位置へと移動され、前記制御要素は前記成形型保持体(26)の1つに連結されていて、前記成形型ユニット(24)の前記成形型保持体(26)の閉鎖により自動的に非阻止を生じさせるよう前記阻止手段(92)と協働することが出来る、ことを特徴としている、請求項6に従っている機械。
【請求項8】
前記モジュール(70)の前記第2の装置(78)が、前記休止位置と前記作業位置との間の少なくとも1つのカム(108)の移動を選択的に制御する少なくとも1つの作動装置(106)を備えていて、前記カム(108)は、前記成形型保持体(26)を前記開位置と前記閉位置との間で移動させるよう前記ユニット開/閉装置(46)制御部材(48)と協働する、ことを特徴としている、請求項1乃至7のいずれか1項に従っている機械。
【請求項9】
前記第1の装置(76)及び前記第2の装置(78)の前記作動装置(82,106)が、前記待機状態と前記使用状態との間の前記モジュール(70)の状態の変更を制御する為の手段を構成している、ことを特徴としている、請求項3と組み合わされた請求項8に従っている機械。
【請求項10】
回転式の前記機械(10)は、一定の角度に分配されている一連の成形型ユニット(24)が環状に設けられている回転式コンベヤ(22)を備えていて、前記ユニットの夫々は予備成形物(14)導入区域(Z1)から容器(14´)排出区域(Z2)までの円形状の全体の通路を移動し、これらの区域は前記機械(10)の前部位に夫々位置されていて、そして前記モジュール(70)が前記前部位と直径方向の反対にある前記機械(10)の後部位(Z3)に配置されている、ことを特徴としている、請求項1乃至9のいずれか1項に従っている機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−104989(P2011−104989A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−199514(P2010−199514)
【出願日】平成22年9月7日(2010.9.7)
【出願人】(506208528)スィデル・パルティスィパスィヨン (44)
【Fターム(参考)】