説明

所在情報管理システム

【課題】工場等の施設内において被管理者が緊急コールを発信した場合には、直ちにその被管理者の位置を特定することができる所在情報管理システム提供する。
【解決手段】管理エリアで無線タグを携行する被管理者は、緊急状態に陥った時、無線タグのボタンスイッチを押下することにより緊急コールを発信することができる。そして、その緊急コール情報を受けたメイン端末の制御により、緊急情報発信者の位置情報が、端末の画面60にポップアップ表示ボックスとして表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工場,研究所,事務所ビル,病院等、様々な用途建物の施設内において、送信機を携行する被管理者を個別に認識すると共に、緊急コールを発信した被管理者の所在を表示部に表示するようにした所在情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、無線タグを携行する児童の所在を監視すると共に、無線タグから発信された緊急コールを受けて、警察署に緊急事態の発生を報知して児童の捜索を促したり、家族に児童の緊急事態の発生を報知したりする地域防犯システムが提案されている。特許文献1に開示されている「地域防犯システム、無線タグ付名札及び監視装置」は、児童や園児を監視する地域防犯システムにおいて、その設備の設置や維持にかかるコストを低減すると共に、相応の自由度を持ちつつ監視するものである。また、無線タグには圧力検出器が備わっており、児童が圧力検出器の周囲を触ったり押したりすることにより、無線タグから防犯システムの受付装置に緊急コールを送信することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−42009号公報([要約]、明細書[0026]〜[0028]を参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の地域防犯システムでは、児童が緊急コールを発信すれば、直ちに受付装置により警察署に緊急事態発生を報知することができる。しかしながら、緊急コールを発した児童の位置の判別は、受信部が設けられた防犯灯ごとのゾーンを単位としている。このため、緊急コール発信位置を突き止めるまでに時間を要する場合が多々ある。例えば、緊急コール発信位置が複数のゾーンの境界部であって、複数の受信部が緊急コールを受信した場合は、捜索エリアが複数のゾーンに跨るような広範囲となる。また、この特許文献1においては、緊急コール発生を示す表示は、掲示板の表示部に表示されるとしているが、その表示形態については開示されていない。
【0005】
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、施設内で被管理者が緊急コールを発信した場合には、直ちにその被管理者の位置を特定することができるとともに、所在情報管理システム提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明においては、送信機からの無線信号をアンテナを介して受信する受信手段と、同一の無線信号を複数のアンテナが捕捉した場合、最もハイレベルの信号を受信したアンテナを特定して、そのアンテナの位置を前記送信機の所在位置とする特定手段と、前記所在位置を画面の地図上に表示する表示手段と、前記受信手段が前記送信機から緊急コールを受けた場合に、緊急コールを発信した送信機の位置情報を前記画面上においてポップアップ表示させる報知手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
上記構成によれば、受信手段が緊急コールを受けると、特定手段が発信位置を特定し、報知手段が発信位置を表示手段上でポップアップ画面として表示する。このとき、緊急コールの発信位置の特定は、ひとつのアンテナに対応する狭い範囲内である。このため、管理者は、ポップアップ画面により緊急コール発信位置を容易に特定できるので、直ちに現場へ急行することができる。
【0008】
前記の構成において、前記報知手段は、緊急コールを発信した送信機の位置をポップアップ画面上で地図とともに表示させることが好ましい。
さらに、前記の構成において、前記ポップアップ画面には、前記緊急情報の発信位置を示す詳細確認の要否を問う確認ボタンが表示され、その確認ボタンをクリックした時に詳細確認の内容が表示されるようにすることが望ましい。
【0009】
上記構成によれば、緊急情報発信位置の詳細確認の必要がある時、確認ボタンをクリックすることにより、詳細確認が容易に可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、施設内における被管理者が緊急コールを発信した時、その発信位置がポップアップ画面として表示されるため、その発信位置を迅速に認識できて、円滑な対処が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】無線タグの示す正面図。
【図2】無線タグの電気的構成を示すブロック図。
【図3】ネットワークの構成を示すブロック図。
【図4】サーバ,メイン端末及びサブ端末の各構成を示すブロック図。
【図5】アンテナファイルを示す説明図。
【図6】タグファイルを示す説明図。
【図7】行動履歴を示す説明図。
【図8】緊急コール履歴を示す説明図。
【図9】実施形態の動作を示すフローチャート。
【図10】実施形態の表示部に表示された管理エリアを示す配置図。
【図11】表示部に表示されたポップアップ画面を示す配置図。
【図12】詳細内容を表示したポップアップ画面を示す配置図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図12を用いて説明する。
先ず、図1及び図2に従って工場等の施設内の被管理者が所有する送信機としての無線タグ11について説明する。
【0013】
図1に示すように、無線タグ11のケース12の前面には、タグ所有者である被管理者の顔写真13、名前14及び個人識別コード15が付されるとともに、ランプ17及びボタンスイッチ16が設けられている。
【0014】
無線タグ11は、制御部21、記憶部22、送信部23及び受信部24よりなる電気的構成を備えている。制御部21は無線タグ11の動作を制御する。記憶部22には、制御部21の制御のもとに実行されるプログラムのデータが記憶されている。また、記憶部22には、タグ識別コード112等の一時データが記憶される。このタグ識別コード112は、無線タグ11を識別するために、無線タグ11ごとに異なるコードが付与されている。前記送信部23は、タグ識別コード112のデータ、ボタンスイッチ16のオン信号等を外部に対して送信する。受信部24は外部からの信号を受信する。
【0015】
そして、この無線タグ11は、受信部24が外部(後述するメイン端末33)からの起動信号を受けることによって起動し、受信部24が外部からの停止信号を受けることによって動作を停止する。無線タグ11の動作時には、一定時間間隔(例えば、1秒間隔)で、記憶部22に記憶されたタグ識別コード112のデータを発信する。また、ボタンスイッチ16がオンされた場合には、ランプ17が点滅すると共に、ブザー25が鳴動し、さらに、タグ識別コード112の発信とともに、緊急事態を示す緊急信号が発信される。このランプ17、ブザー25の動作及び緊急信号の発信は、外部からの停止信号の受信によって停止される。あるいは、タイマーにより一定時間後に停止させることもできる。
【0016】
次に、図3及び図4に基づいて、本実施形態の管理システムの構成を説明する。
施設内に巡らされたLAN(Local Area Network:以下、ネットワークという)31には、1台のサーバ32、受信手段及び報知手段としての1台のメイン端末33及び複数台のサブ端末34が接続されている。図4に示すように、これらのサーバ32、メイン端末33及びサブ端末34は、制御部35、36、記憶部37、38、液晶ディスプレイよりなる表示手段としての表示部39、40、キーボードよりなる操作部41、42及び通信部43、44のそれぞれが備えられたコンピュータよりなる。サーバ32とメイン端末33及びサブ端末34とは、通信部43、44間で情報の授受を行う。サーバ32は、管理システムを管理するための各種のデータが記憶されたデータベース45を備えている。メイン端末33及びサブ端末34においてサーバ32のデータベース45の内容を閲覧できる。また、メイン端末33はデータベース45の内容を書き換える機能を有するが、サブ端末34はその機能を有しない。そして、メイン端末33には、管理システムを稼働するためのアプリケーションが備えられている。従って、管理システムは、メイン端末33のアプリケーション機能により、データベース45内のデータを利用して稼働する。
【0017】
前記サーバ32及びメイン端末33は施設内の管理室に設置され、サブ端末34は同施設内の適当箇所に分散設置されている。そして、サーバ32及びメイン端末33は、1基のアンテナ52の位置を無線タグ11の所在位置として特定するための特定手段が構成されている。
【0018】
ネットワーク31には受信手段としての複数の受信機50が接続され、各受信機50は1基または2基のアンテナ52を備えている。このアンテナ52は、施設内の出入り口や各部屋の出入り口、通路等の天井部に設置されている。各アンテナ52のアンテナ回路(図示しない)には、検出器51が設けられ、その検出器51は、検出回路(図示しない)と、検出のためのプログラムが記憶された記憶部とを備えている。そして、検出器51は、アンテナ回路の端子間電圧あるいはアンテナ回路の電界強度を検出して、アンテナ52が受信した電波の強度に応じたレベルの信号を前記メイン端末33に対して出力する。従って、この検出器51により、アンテナ52が受信した無線信号の強度が検出される。
【0019】
各アンテナ52には図5に示す識別用のアンテナコード102が割り当てられている。
ネットワーク31及び所要の受信機50にはコントローラ53が接続され、そのコントローラ53には、スピーカ54の音声制御装置57、スライドドア駆動装置56、ドア駆動装置56等の機器が接続されている。
【0020】
そして、アンテナ52を介して受信機50が無線タグ11からのタグ識別コード112の信号を受信すると、メイン端末33がそのタグ識別コード112に基づいてコントローラ53の動作を制御し、そのコントローラ53によって各種の機器の動作が制御される。例えば、出入り口に設置されたアンテナ52を介して受信機50がタグ識別コード112を受信した場合は、コントローラ53によりスライドドア駆動装置56やドア駆動装置56が制御されて、スライドドアやドアが開閉動作されるとともに、スピーカ54からアナウンスが報知される。アナウンスのための音声データは前記データベース45に記憶されている。
【0021】
また、アンテナ52を介して受信機50が無線タグ11からの緊急コール信号を受信した場合は、その緊急コール信号に対応した内容を示す緊急情報が受信機50からメイン端末33に転送される。そして、メイン端末33の制御により、メイン端末33及びサブ端末34のディスプレイよりなる表示部39,40に緊急情報を表示するとともに、付属のスピーカ(図示しない)から緊急情報を示すアナウンスあるいは警報が報知される。これと同時に、メイン端末33により緊急コール信号発信位置の周囲のコントローラ53が選択されて、その選択されたコントローラ53の動作により、緊急情報のアナウンスあるいは警報がスピーカ54から報知される。
【0022】
前記データベース45には、図5に示すアンテナファイル101,図6に示すタグファイル111、図7に示す行動履歴ファイル121及び緊急コール履歴ファイル131が設定されている。前記アンテナファイル101には、各アンテナ52のコード102と、そのアンテナ52の設置位置103とが記憶されている。前記タグファイル111には、各無線タグ11に割り当てられたタグ識別コード112と、タグ所有者の個人名14とが記憶されている。行動履歴ファイル121は、タグ識別コード112と対応する名前14から抽出された被管理者の名前14ごとに設けられ、その行動履歴ファイル121には、所在地変更履歴が記憶される。この所在地変更履歴は、アンテナ設置位置103と、その設置位置のアンテナ52によってタグ識別コード112が検出された日時の記録122とが記憶される。従って、この記録122は、被管理者の行動履歴を示す。なお、アンテナ設置位置103として特定される1つのアンテナ52は、後述するように無線信号の強度の判別によって認識される。
【0023】
次に、緊急情報がメイン端末33及びサブ端末34の表示部39,40に表示される態様を図9のフローチャートを中心に説明する。このフローチャートは、メイン端末33の記憶部38に記憶されたプログラムが同メイン端末33の制御部36の制御のもとに進行するものである。
【0024】
図10に示すように、通常状態においては、画面60には、通常、1F〜4Fのフロア図61〜64が表示される。このフロア図61〜64の図形データはデータベース45に記憶されたものである。ここで、フロア図61〜64に示される施錠表示65は、進入制限がある部屋等の施錠状態を示し、アンテナ表示66は受信機50に備えられているアンテナ52の設置位置を示している。
【0025】
そして、図9のステップS(以下、単にSとする)1において、無線タグ11を携行する被管理者が、緊急状態に陥ったとして、自身の無線タグ11のボタンスイッチ16を押下した時、その緊急信号,すなわち同一の無線信号は、通常複数のアンテナ52によって捕捉される。そして、S2において、メイン端末33は検出器51からの信号に基づいて最も強いレベルの緊急信号を受信したアンテナ52を特定する。この特定により無線タグ11に最も近いアンテナ52が特定される。これに基づいてメイン端末33は、S3において緊急コール事態表示情報を作成する。この緊急コール事態表示情報は、タグファイル111から受信した無線タグ11の所有者がタグファイル111の検索によって特定されるとともに、アンテナ52の所在位置がアンテナファイル101の検索によって特定される。そして、S3において管理者に知らせる情報が生成され、図11に示すように、S4において緊急コール発信者とその所在地とを記したポップアップ画面としてのポップアップ表示ボックス67がアニメーション処理を利用してポップアップ表示される。ポップアップ表示ボックス67の表示と同時に、S5において管理室や発信者の所在地においてスピーカ54から警報が報知される。
【0026】
ここで、ポップアップ表示ボックスの下部には、緊急信号発信位置の詳細表示の要否を問う確認ボタン68と、ポップアップ表示ボックス67の表示を閉じるための閉じるボタン69が表示されている。
【0027】
そして、緊急コール信号発信位置の詳細表示を必要として確認ボタン68がクリックされた場合には、S6を経てS7において、図12に示すように、画面全体に緊急コール発信位置を含む詳細確認の地図70が表示される。そして、この地図上において、緊急コール信号発信位置を特定するための図形表示71が点滅表示される。例えば、図形表示71として赤色円が点滅するようにすれば、ポップアップ表示ボックス67において、緊急コール信号発信位置をより明確に知らせることができる。
【0028】
そして、緊急事態に対処した後、図7に示す行動履歴ファイル121に行動履歴が保存されるとともに、S8において閉鎖ボタン69がクリックされることにより、S9において緊急コール履歴ファイル131が保存されて、緊急コール対応が終了する。なお、前記行動履歴ファイル121には、通常の行動履歴が常時書き込まれる。
【0029】
なお、緊急コールが発信されない通常状態においては、無線タグ11から発信されるタグ識別コード112の受信強度が常に検出され、その無線タグ11に対して最短位置にあるアンテナ52が特定される。そして、そのアンテナ52の位置が無線タグ11を携行する被管理者の所在位置としてフロア図61〜64上に表示される。そして、各階に存在する被管理者の人数が人数表示欄73に表示される。
【0030】
従って、上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、施設内における被管理者が無線タグ11のボタンスイッチ16を押下することにより緊急コール信号が発信されるようにした。そして、緊急コール信号を受けた受信機50が発信する緊急情報を受けたメイン端末33が、緊急コール信号を発信した被管理者の位置情報を、メイン端末33及びサブ端末34の画面60にポップアップ表示ボックスとして表示するようにした。このため、安全管理者等は、画面60の通常画面に出現したポップアップ表示ボックス67を容易に視認することができると同時に緊急コール信号発信位置を特定でき、直ちに現場へ急行することができる。また、メイン端末33の制御により、緊急コール信号発信位置の最寄のスピーカ54から緊急情報がアナウンスされて、緊急信号発信者の緊急状態に気付かなかった周囲の人も事情を直ちに知ることができる。
【0031】
(2)上記実施形態では、緊急コール信号の強弱レベルから緊急コール発信に最も近いところに位置する1基のアンテナ52を特定して、緊急コール発信者の位置を特定するようにしている。従って、特許文献1に記載の従来構成とは異なり、隣接する複数のゾーンを捜索するような必要はなく、緊急コール発信者を迅速に発見できる。
【0032】
(3)上記実施形態では、無線タグ11のボタンスイッチ16の押下により、無線タグ11のブザー25が鳴り、ランプ17が点滅して緊急信号を報知するようにした。このため、緊急信号発信者が物陰に隠れた状態であっても、無線タグ11から発信されるブザー25の音及びランプ17の点滅光により発信者を容易に発見することができる。
【0033】
(4)上記実施形態では、ポップアップ表示ボックスの確認ボタン68を押下することにより、詳細確認の地図70を、緊急コール信号発信位置を示す図形表示71と共に表示するようにした。このため、緊急コール信号発信者の位置及びその周辺を詳細にしかも容易に確認することができて、緊急コール信号発信者を迅速に発見できる。
【0034】
(5)上記実施形態では、メイン端末33及びサブ端末34の表示部39,40には、常時、施設の各階内に存在する被管理者の位置が表示されるとともに、人数表示欄73において各階の被管理者の人数を表示されるようにした。このため、例えば、被管理者全員に関係する緊急事態が発生した場合等、全員が管理エリア外へ退避したか否かの確認を速やかに行うことができる。
【0035】
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 無線タグ11がタグ識別コード112の代わりに、個人識別コード15を送信するように構成し、その個人識別コード15をもとに所在地確認等の処理が進行するように構成すること。
【0036】
・ ポップアップ表示ボックス67中に緊急コール発信者の顔写真が表示されるようにすること。
・ 前記実施形態では、サブ端末34において、常時、施設の被管理者の位置と人数とが表示されるようにしたが、サブ端末34においては、無線タグ11の緊急信号発信時のみに図11及び図12に示す画面60を表示するように構成すること。
【0037】
・ 無線タグ11が外部からの信号とは関わりなく常時稼働するように構成すること。
(他の技術的思想)
前記実施形態から把握されるが、請求項に記載されていない技術的思想は以下の通りである。
【0038】
(A) 表示部には、施設内の被管理者が常時表示されることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の所在情報管理システム。
このように構成すれば、例えば、施設内の被管理者全員に関係する緊急事態が発生した場合、その管理を迅速かつ正確に行うことができる。
【0039】
(B) 前記特定手段は、最も強いレベルの無線信号の受信したアンテナを特定することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の所在情報管理システム。
このように構成すれば、緊急コール信号発信者に対して最も近いところに位置するアンテナを適切に特定できる。
【符号の説明】
【0040】
11…無線タグ、33…メイン端末、52…アンテナ、60…画面、67…ポップアップ表示ボックス、68…確認ボタン、69…ボタン、70…地図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信機からの無線信号をアンテナを介して受信する受信手段と、
同一の無線信号を複数のアンテナが捕捉した場合、最もハイレベルの信号を受信したアンテナを特定して、そのアンテナの位置を前記送信機の所在位置とする特定手段と、
前記所在位置を画面の地図上に表示する表示手段と、
前記受信手段が前記送信機から緊急コールを受けた場合に、緊急コールを発信した送信機の位置情報を前記画面上においてポップアップ表示させる報知手段と
を備えたことを特徴とする所在情報管理システム。
【請求項2】
前記報知手段は、緊急コールを発信した送信機の位置をポップアップ画面上で地図とともに表示させることを特徴とする請求項1に記載の所在情報管理システム。
【請求項3】
ポップアップ画面には、前記緊急情報の発信位置を示す詳細確認の要否を問う確認ボタンが表示され、その確認ボタンをクリックした時に詳細確認の内容が表示されることを特徴とする請求項2に記載の所在情報管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−22654(P2011−22654A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−164806(P2009−164806)
【出願日】平成21年7月13日(2009.7.13)
【出願人】(000000549)株式会社大林組 (1,758)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(591020445)立山科学工業株式会社 (71)
【Fターム(参考)】