説明

抗菌性フルオロキノロンのアナログ

抗菌活性を有する化合物が開示される。化合物は、以下の構造式(I):


(式中、A、B、C、D、E、G、R、R、R、R、R、RおよびRは、明細書に定義されている通りである)
を有し、その立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグを含む。当該化合物の製造および使用と関連した方法に加えて、当該化合物を含む医薬組成物も開示される。別の実施態様において、構造式(I)を有する化合物を治療に使用する方法が提供される。特に、本発明は、構造式(I)を有する化合物、またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグの有効な量を哺乳類に投与することを含む、哺乳類における細菌の感染症を治療する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の構造式(I):
【化1】


(式中、A、BおよびDは、以下の通りである:
Aは、−C(R8b−、−C(=O)−、−C(R8b)(OR8a)−、−C(R8b)(N(R8a)−、−C(=NOR8a)−、−S(=O)−もしくは−SO−であり;
Bは、−C(R8b−、−C(=O)−、−C(R8b)(OR8a)−、−C(R8b)(N(R8a)−、−C(=NOR8a)−、−O−、−S−、−S(=O)−、−SO−もしくは−N(R8a)−であり;
Dは、−C(R8b−、−C(=O)−、−O−、−S−、−S(=O)−、−SO−、−N(R8a)−、−C(R8b)(OR8a)−もしくは−C(R8b)(N(R8a)−であり;
または結合したA−Bは、−C(R8b)=C(R8b)−、−C(R8b)=N−もしくは
【化2】


であるか、
または結合したB−Dは、−C(R8b)=C(R8b)−、−N=C(R8b)−もしくは
【化3】


であり;
Eは、−C(R8c−または−C(O)−であり;
Gは、水素またはメチルであり;
は、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたアリール、任意選択的に置換されたアラルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロシクリル、任意選択的に置換されたヘテロシクリルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロアリールもしくは任意選択的に置換されたヘテロアリールアルキルであり;
は、水素、メチルもしくはアミノであり;
は、水素、フッ素もしくは塩素であり;
、R、R、Rは、独立して、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたアルコキシ、任意選択的に置換されたアルキルアミノもしくは−N(R8aであるか、またはRおよびRが一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aまたは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRおよびRは一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRとR、RとR、RとR、もしくはRとRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成し;
各R8aは、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキルまたは−C(=O)R8cであり;
各R8bは、独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−CハロアルキルまたはC−Cシクロアルキルアルキルであり;
各R8cは、独立して、水素またはC−Cアルキルである)を有する化合物またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
結合したA−B−Dは、−CHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−C(CHCHCH−、−CHCH=CH−、−CH=CHCH−、−CH(OR8a)CHCH−、−C(CH)(OR8a)CHCH−、−CH(N(R8a)CHCH−、−C(CH)(N(R8a)CHCH−、−C(=NOR8a)CHCH−、−C(=O)N(R8a)CH−、−CHCH(OR8a)CH−、−CHC(CH)(OR8a)CH−、−CHCH(N(R8a)CH−、−CHC(=NOR8a)CH−、−CHC(=O)CH−、−CHC(CHCH−、−CHOCH−、−CHSCH−、−CHS(=O)CH−、−CHSOCH−、−CHN(R8a)CH−、−CHCHCH(CH)−、−CHCHC(CH−、−CHC(=O)N(R8a)−、−CHN(R8a)C(=O)−、−CHSON(R8a)−、−CHN(R8a)SO−、−CHCHO−、−CHCHN(R8a)−、−CHCHS−、−CHCHS(=O)−または−CHCHSO−である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
結合したA−B−Dは、−C(R8bC(R8bC(R8b−、−C(R8bC(R8b)=C(R8b)−もしくは−C(R8b)=C(R8b)C(R8b−である請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
結合したA−B−Dは、−C(R8bC(R8bC(R8b−である請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
結合したA−B−Dは、−C(R8bC(R8b)=C(R8b)−である請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
結合したA−B−Dは、−C(R8b)=C(R8b)C(R8b−である請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
各R8bは、水素である請求項4−6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
Aは、−CH−である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
結合したB−Dは、−C(R8bO−、−OC(R8b−、−C(R8bS−、−SC(R8b−、−C(R8bN(R8a)−、−N(R8a)C(R8b−、−C(R8bC(R8b−、−C(R8b)=C(R8b)−もしくは−N=C(R8b)−である請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
8aおよびR8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Bは、−CH−である請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Aは、−C(R8b−であり、Dは、−C(R8b−または−O−である請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
Bは、−O−である請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
Aは、−C(R8b−であり、Dは、−C(R8b−である請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Bは、−S−である請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
Aは、−C(R8b−であり、Dは、−C(R8b−である請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
Dは、−CH−である請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
結合したA−Bは、−CHCH(R8b)−、−CH(R8b)CH−、−C(CHCH−、−CHC(CH−、
【化4】


−C(R8b)=C(R8b)−、−CHC(=NOR8a)−、−C(=NOR8a)CH−、−CHO−、−CHS−、−CHS(=O)−、−CHSO−、−CHN(R8a)−、−N(R8a)CH−、−CH(OR8a)CH−、−CH(N(R8a)CH−、−CHCH(N(R8a)−、−C(=O)N(R8a)−、−CHC(=O)−、−CHCH(OR8b)−もしくは−C(R8b)=N−である請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
8aおよびR8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
Dは、−O−である請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
結合したA−Bは、−CHCH−、−CH=CH−、−CH(OR8a)CH−、
【化5】


、−CH(N(R8a)CH−、−C(CHCH−、−CHC(CH−、−CHCH(R8b)−または−CH(R8b)CH−である請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
8aおよびR8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
Dは、−N(R8a)−である請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
8aは、水素またはメチルである請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
結合したA−Bは、−CHCH(R8b)−、−CH(R8b)CH−、−C(CHCH−、−CHC(CH−、−CH(OR8a)CH−、−CH(N(R8a)CH−、−CHC(=O)−または−CHSO−である請求項26または27記載の化合物。
【請求項29】
8aおよびR8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
結合したB−Dは、−C(R8b)=C(R8b)−である請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
Aは、−C(R8b−である請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
8bは、水素、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルである請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
、R、RおよびRは、独立して、水素、アミノ、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたアルキルアミノもしくは−N(R8aである請求項1−32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
、R、RおよびRは、それぞれ水素である請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
、RおよびRは、それぞれ水素であり、Rは、アミノ、置換されたアルキル、置換されたシクロアルキル、アルキルアミノ、または−N(R8aであり、置換されたアルキルは−(C−Cアルキル)N(R8aであり、置換されたシクロアルキルは−(C−Cシクロアルキル)N(R8aである請求項33に記載の化合物。
【請求項36】
各R8aは、水素である請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
は、−NH、−CHNH、−CH(CH)NH、−C(CHNH、または1−アミノ−シクロプロパ−1−イルである請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
、RおよびRは、それぞれ水素であり、Rは、アミノ、置換されたアルキル、置換されたシクロアルキル、アルキルアミノ、または−N(R8aであり、置換されたアルキルは−(C−Cアルキル)N(R8aであり、置換されたシクロアルキルは、−(C−Cシクロアルキル)N(R8aである請求項33に記載の化合物。
【請求項39】
各R8aは、水素である請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
は、−NH、−CHNH、−CH(CH)NH、−C(CHNH、または1−アミノ−シクロプロパ−1−イルである請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
およびRが一緒になって、=N(OR8a)もしくは=Oである請求項1−32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
は、水素であり、Rは、アミノ、置換されたアルキル、置換されたシクロアルキル、アルキルアミノ、または−N(R8aであり、ここで、置換されたアルキルは、−(C−Cアルキル)N(R8aであり、置換されたシクロアルキルは、−(C−Cシクロアルキル)N(R8aである請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
およびRは一緒になって、=N(OR8a)もしくは=Oである請求項1−32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
は、水素であり、Rは、アミノ、置換されたアルキル、置換されたシクロアルキル、アルキルアミノ、または−N(R8aであり、ここで、置換されたアルキルは、−(C−Cアルキル)N(R8aであり、置換されたシクロアルキルは、−(C−Cシクロアルキル)N(R8aである請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
およびRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成し、化合物は、以下の構造式:
【化6】


(式中、nおよびmは、独立して、0、1または2であり、但し、nおよびmは両方とも0ではない)を有する請求項1−32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
およびRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成し、化合物は、以下の構造式:
【化7】


(式中、nおよびmは、独立して、0、1または2であり、但し、nおよびmは両方とも0ではない)を有する請求項1−32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
は、任意選択的に置換されたアルキルである請求項1−46のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
は、C−Cアルキルである請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
は、任意選択的に置換されたシクロアルキルである請求項1−46のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
は、シクロプロピルである請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
は、水素である請求項1−50のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項52】
は、フッ素請求項1−51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
は、水素である請求項1−51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項54】
Eは、−CH−である請求項1−53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
Eは、−C(=O)−である請求項1−53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
Eは、−CH(CH)−または−C(CH−である請求項1−53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項57】
Gは、水素である請求項1−56のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項58】
化合物は、以下の構造式:
【化8】


を有する請求項1−57のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項59】
化合物は、以下の:
【表1−1】


【表1−2】


【表1−3】


【表1−4】


のうちの1つである請求項1に記載の化合物。
【請求項60】
請求項1−59のいずれか1項に記載の化合物、またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグと、薬剤として許容される担体、希釈剤または賦形剤とを含む医薬組成物。
【請求項61】
請求項1−59のいずれか1項に記載の化合物または請求項60記載の組成物の有効な量を哺乳類に投与することを含む、治療を必要とする哺乳類における細菌の感染症を治療する方法。
【請求項62】
細菌の感染症がフルオロキノロン抗生物質耐性菌によって引き起こされるものである請求項61に記載の方法。
【請求項63】
フルオロキノロン抗生物質耐性菌が、フルオロキノロン耐性である、アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、大腸菌(Escherichia coli)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、モルガン菌(Morganella morganii)、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、エンテロバクター・エロゲネス(Enterobacter aerogenes)、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)、プロビデンシア・スチュアルティイ(Providencia stuartii)または霊菌(Serratia marcescens)の細菌である請求項62に記載の方法。
【請求項64】
フルオロキノロン抗生物質耐性菌は、フルオロキノロン耐性である、アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、大腸菌(Escherichia coli)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)または肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)の細菌である請求項63に記載の方法。
【請求項65】
細菌の感染症が、フェシウム菌(Enterococcus faecium)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)、スタフィロコッカス・ヘモリチカス(Staphylococcus haemolyticus)、スタフィロコッカス・ホミニス(Staphylococcus hominis)、腐性ブドウ球菌(Staphylococcus saprophyticus)、ストレプトコッカス・アガラクチア(Streptococcus agalactiae)、連鎖球菌(C/F群)(Streptococcus(Group C/F))、連鎖球菌(G群)(Streptococcus(Group G))、緑色連鎖球菌群(Viridans Group streptococci)、アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)、アシネトバクター・カルコアセティカス(Acinetobacter calcoaceticus)、アシネトバクター・ルヴォフィイ(Acinetobacter lwoffii)、エロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)、百日咳菌(Bordetella pertussis)、セパシア菌(Burkholderia cepacia)、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、シトロバクター・デヴェルズス(Citrobacter diversus)、シトロバクター・フロインデイ(Citrobacter freundii)、エンテロバクター・エロゲネス(Enterobacter aerogenes)、エンテロバクター・アグロメランス(Enterobacter agglomerans)、エンテロバクター・サカザキ(Enterobacter sakazaki)、エドワージエラ・タルダ(Edwardsiella tarda)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、パラインフルエンザ菌(Haemophilus parainfluenzae)、クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)、モルガン菌(Morganella morganii)、淋菌(Neisseria gonorrhoea)、パスツレラ・マルトシダ(Pasteurella multocida)、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、プロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris)、プロビデンシア・レットゲリ(Providencia rettgeri)、プロビデンシア・スチュアルティイ(Providencia stuartii)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)、腸炎菌(Salmonella enteritidis)、チフス菌(Salmonella typhi)、セラチア・リクファシエンス(Serratia liquefaciens)、霊菌(Serratia marcescens)、シゲラ・ボイディ(Shigella boydii)、志賀赤痢菌(Shigella dysenteriae)、シゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)、ソンネ菌(Shigella sonnei)、ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)、コレラ菌(Vibrio cholerae)、腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)、ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)、エンテロコリチカ菌(Yersinia enterocolitica)、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)およびウェルシュ菌(Clostridium perfringens)によって引き起こされるものである請求項61に記載の方法。
【請求項66】
化合物は、
(i)アシネトバクター・アニトラタス(Acinetobacter anitratus)、アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)、アシネトバクター・カルコアセティカス(Acinetobacter calcoaceticus)、アシネトバクター・ルヴォフィイ(Acinetobacter lwoffii)、エロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)、百日咳菌(Bordetella pertussis)、セパシア菌(Burkholderia cepacia)、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、シトロバクター・デヴェルズス(Citrobacter diversus)、シトロバクター・フロインデイ(Citrobacter freundii)、エンテロバクター・エロゲネス(Enterobacter aerogenes)、エンテロバクター・アグロメランス(Enterobacter agglomerans)、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)、エンテロバクター・サカザキ(Enterobacter sakazaki)、大腸菌(Escherichia coli)、エドワージエラ・タルダ(Edwardsiella tarda)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、パラインフルエンザ菌(Haemophilus parainfluenzae)、クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)、モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)、モルガン菌(Morganella morganii)、淋菌(Neisseria gonorrhoea)、パスツレラ・マルトシダ(Pasteurella multocida)、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、プロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris)、プロビデンシア・レットゲリ(Providencia rettgeri)、プロビデンシア・スチュアルティイ(Providencia stuartii)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、蛍光菌(Pseudomonas fluorescens)、腸炎菌(Salmonella enteritidis)、チフス菌(Salmonella typhi)、セラチア・リクファシエンス(Serratia liquefaciens)、霊菌(Serratia marcescens)、シゲラ・ボイディ(Shigella boydii)、志賀赤痢菌(Shigella dysenteriae)、シゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)、ソンネ菌(Shigella sonnei)、ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)、コレラ菌(Vibrio cholerae)、腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)、ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)およびエンテロコリチカ菌(Yersinia enterocolitica)からなる群より選択される一または複数のグラム陰性細菌;並びに
(ii)フェカリス菌(Enterococcus faecalis)、フェシウム菌(Enterococcus faecium)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)、スタフィロコッカス・ヘモリチカス(Staphylococcus haemolyticus)、スタフィロコッカス・ホミニス(Staphylococcus hominis)、腐性ブドウ球菌(Staphylococcus saprophyticus)、ストレプトコッカス・アガラクチア(Streptococcus agalactiae)、連鎖球菌(C/F群)(Streptococcus(Group C/F)、連鎖球菌(G群)(Streptococcus(Group G))、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)、化膿性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)、緑色連鎖球菌群(Viridans group streptococci)、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)およびウェルシュ菌(Clostridium perfringens)からなる群より選択される一または複数のグラム陽性細菌のそれぞれについてMIC≦2μg/mLを有する請求項61に記載の方法。
【請求項67】
化合物は、
(i)アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)、アシネトバクター・カルコアセティカス(Acinetobacter calcoaceticus)、セパシア菌(Burkholderia cepacia)、シトロバクター・フロインデイ(Citrobacter freundii)、エンテロバクター・エロゲネス(Enterobacter aerogenes)、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)、大腸菌(Escherichia coli)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、クレブシエラ・オキシトカ(Klebsiella oxytoca)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、モルガン菌(Morganella morganii)、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、プロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris)、プロビデンシア・スチュアルティイ(Providencia stuartii)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、腸炎菌(Salmonella enteritidis)、セラチア・リクファシエンス(Serratia liquefaciens)、霊菌(Serratia marcescens)、志賀赤痢菌(Shigella dysenteriae)、シゲラ・フレックスネリ(Shigella flexneri)およびエンテロコリチカ菌(Yersinia enterocolitica)からなる群より選択される一または複数のグラム陰性細菌;並びに
(ii)黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)および肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)からなる群より選択される一または複数のグラム陽性細菌のそれぞれについてMIC≦2μg/mLを有する請求項66に記載の方法。
【請求項68】
細菌の感染症が、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)またはマイコバクテリウム・アビウム(Mycobacterium avium)によって引き起こされるものである請求項61に記載の方法。
【請求項69】
以下の構造式(INT−I):
【化9】


(式中、結合したA−B−Dは、−C(R8bC≡C−および−C(R8bC(R8b)=C(R8b)−から選択され;
は、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたアリール、任意選択的に置換されたアラルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロシクリル、任意選択的に置換されたヘテロシクリルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロアリールまたは任意選択的に置換されたヘテロアリールアルキルであり;
は、水素、メチルもしくはアミノであり;
は、水素、フッ素または塩素であり;
、R、R、Rは、独立して、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたアルコキシ、任意選択的に置換されたアルキルアミノもしくは−N(R8aであるか、またはRおよびRが一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、それらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRおよびRは一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aはもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRとR、RとR、RとR、もしくはRとRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成し;
各R8aは、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキルまたは−C(=O)R8cであり;
各R8bは、独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−CハロアルキルまたはC−Cシクロアルキルアルキルであり;
各R8cは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
10は、水素、任意選択的に置換されたC−Cアルキル、任意選択的に置換されたアリールまたは任意選択的に置換されたアラルキルであり;
12は、水素または保護基であり;
Xは、ハロゲンまたはトリフレートであり;
Eは、−C(R8c−または−C(=O)−であり;並びに
Gは、水素またはメチルである)を有する化合物またはその立体異性体もしくはその塩。
【請求項70】
前記化合物は、以下の構造式(INT−IA1):
【化10】


またはその立体異性体もしくは塩を有する請求項69に記載の化合物。
【請求項71】
前記化合物は、以下の構造式(INT−IA2):
【化11】


またはその立体異性体もしくは塩を有する請求項69に記載の化合物。
【請求項72】
Xは、フルオロである請求項69〜71のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項73】
12は、水素またはtert−ブトキシカルボニル(Boc)、アリロキシカルボニル(Alloc)、カルボキシベンジル(Cbz)、フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)、トリクロロエトキシカルボニル(Troc)、トリチル(Trt)、ベンジル、メトキシベンジル、ジメトキシベンジル、クロロベンジル、ジクロロベンジル、トリフルオロ酢酸アミド(TFA)およびフェナシルアミドからなる群より選択される保護基である請求項69〜72のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項74】
Xは、フルオロであり、R12は、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、カルボキシベンジル(Cbz)またはトリフルオロ酢酸アミド(TFA)である請求項69〜73のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項75】
10は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、アリル、フェニル、ベンジル、メトキシベンジル、ジメトキシベンジル、クロロベンジルおよびジクロロベンジルからなる群より選択される請求項69〜74のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項76】
10は、メチル、エチル、tert−ブチルおよびベンジルからなる群より選択される請求項75に記載の化合物。
【請求項77】
、R、RおよびRが、請求項33〜46のいずれか1項に記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項69〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項78】
は、請求項47〜50のいずれか1項に記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項69〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項79】
は、請求項51記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項69〜78のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項80】
は、請求項52または53記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項69〜79のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項81】
Eは、請求項54〜56のいずれか1項に記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項69〜80のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項82】
Gは、請求項57記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項69〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項83】
化合物は、以下の構造式(INT−IB1):
【化12】


またはその立体異性体もしくは塩を有する請求項69、70または72〜82のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項84】
化合物は、以下の構造式(INT−IB2):
【化13】


またはその立体異性体もしくは塩を有する請求項69または71〜82のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項85】
以下の構造式(I):
【化14】


(式中、結合したA−B−Dは、−C(R8bC(R8b)=C(R8b)−であり、
は、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたアリール、任意選択的に置換されたアラルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロシクリル、任意選択的に置換されたヘテロシクリルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロアリールもしくは任意選択的に置換されたヘテロアリールアルキルであり;
は、水素、メチルもしくはアミノであり;
は、水素、フッ素もしくは塩素であり;
、R、R、Rは、独立して、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたアルコキシ、任意選択的に置換されたアルキルアミノもしくは−N(R8aであるか、またはRおよびRが一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRおよびRは一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRとR、RとR、RとR、もしくはRとRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成するか;
各R8aは、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキルもしくは−C(=O)R8cであり;
各R8bは、独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−CハロアルキルもしくはC−Cシクロアルキルアルキルであり;
各R8cは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
Eは、−C(R8c−もしくは−C(=O)−であり;
Gは、水素またはメチルである)
を有する化合物またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグを製造する方法であって、
(i)以下の構造式(INT−I):
【化15】


(式中、R10は、任意選択的に置換されたC−Cアルキル、任意選択的に置換されたアリールまたは任意選択的に置換されたアラルキルであり;
12は、水素または保護基であり;
Xは、ハロゲンまたはトリフレートである)を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩を用意することと;
(ii)ピロリドンの窒素をキノロン部分と共に、A−B−Dを含む7員の複素環部分を形成するような反応条件の下で環化することと;
(iii)−OR10エステル部分を任意選択的に加水分解して、構造式(I)の化合物を形成することとを含む、前記化合物またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグを製造する方法。
【請求項86】
構造式(INT−I)の化合物は、以下の構造式(INT−IA2):
【化16】


を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩である請求項85記載の方法。
【請求項87】
構造式(INT−IA2)の化合物は、請求項71−82および84のいずれか1項によって定義されているものである請求項85−85のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
構造式(INT−IA2)の化合物は、以下の構造式(INT−IA1):
【化17】


を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩を還元することによって製造される請求項85−87のいずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
式INT−IA1の化合物は、請求項70および72−83のいずれか1項によって定義されているものである請求項88記載の方法。
【請求項90】
請求項85−89のいずれか1項に記載の方法によって製造される化合物。
【請求項91】
以下の構造式(I):
【化18】


(式中、結合したA−B−Dは、飽和部分−C(R8bC(R8bC(R8b−であり、
は、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたアリール、任意選択的に置換されたアラルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロシクリル、任意選択的に置換されたヘテロシクリルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロアリールもしくは任意選択的に置換されたヘテロアリールアルキルであり;
は、水素、メチルもしくはアミノであり;
は、水素、フッ素もしくは塩素であり;
、R、R、Rは、独立して、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたアルコキシ、任意選択的に置換されたアルキルアミノもしくは−N(R8aであるか、またはRおよびRが一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRおよびRは一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRとR、RとR、RとR、もしくはRとRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成し;
各R8aは、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキルもしくは−C(=O)R8cであり;
各R8bは、独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−CハロアルキルもしくはC−Cシクロアルキルアルキルであり;
各R8cは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
Eは、−C(R8c−もしくは−C(=O)−であり;
Gは、水素またはメチルである)
を有する化合物またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグを製造する方法であって、
(i)以下の構造式(INT−II):
【化19】


(式中、結合したA−B−Dは、不飽和部分−C(R8bC(R8b)=C(R8b)−であり;
10は、任意選択的に置換されたC−Cアルキル、任意選択的に置換されたアリールまたは任意選択的に置換されたアラルキルである)を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩を用意することと;
(ii)不飽和A−B−D部分を還元して、飽和A−B−D部分を形成することと;
(iii)−OR10エステル部分を任意選択的に加水分解して、構造式(I)の化合物を形成することとを含む、前記化合物またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグを製造する方法。
【請求項92】
構造式(INT−II)の化合物は、
(i)以下の構造式(INT−I):
【化20】


(式中、結合したA−B−Dは、不飽和部分−C(R8bC(R8b)=C(R8b)−であり;
12は、水素または保護基であり;
Xは、ハロゲンまたはトリフレートである)を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩を用意することと;
(ii)ピロリドンの窒素をキノロン部分と共に、不飽和A−B−D部分を含む7員の複素環部分を形成するような反応条件の下で環化することとを含む方法によって製造される請求項91記載の方法。
【請求項93】
構造式(INT−I)の化合物は、以下の構造式(INT−IA2):
【化21】


を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩である請求項91記載の方法。
【請求項94】
式INT−IA2の化合物は、請求項71−82および84のいずれか1項によって定義されているものである請求項93記載の方法。
【請求項95】
構造式(INT−IA2)の化合物は、以下の構造式(INT−IA1):
【化22】


を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩を還元することによって製造される請求項93記載の方法。
【請求項96】
式INT−IA1の化合物は、請求項70および72−83のいずれか1項によって定義されているものである請求項95記載の方法。
【請求項97】
請求項91−96のいずれか1項に記載の方法によって製造される化合物。
【請求項98】
以下の構造式(INT−III):
【化23】


(式中、AおよびDは、独立して、−C(R8b−であり;
は、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたアリール、任意選択的に置換されたアラルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロシクリル、任意選択的に置換されたヘテロシクリルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロアリールもしくは任意選択的に置換されたヘテロアリールアルキルであり;
は、水素、メチルもしくはアミノであり;
は、水素、フッ素もしくは塩素であり;
、R、R、Rは、独立して、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたアルコキシ、任意選択的に置換されたアルキルアミノもしくは−N(R8aであるか、またはRおよびRが一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRおよびRは一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRとR とR とR、もしくはRとRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成し;
各R8aは、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキルもしくは−C(=O)R8cであり;
各R8bは、独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−CハロアルキルもしくはC−Cシクロアルキルアルキルであり;
各R8cは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
10は、水素、任意選択的に置換されたC−Cアルキル、任意選択的に置換されたアリールまたは任意選択的に置換されたアラルキルであり;
各R14は、独立して、−OR14aまたはハロゲンであり、ここで、各R14aは、独立して、水素、トリフルオロメタンスルホネート、メシレート、トシレート、tert−ブチル、アリル、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、tert−ブチルジメチルシリル(TBS)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、tert−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、アセチル、ベンジル、メトキシベンジル、ジメトキシベンジル、クロロベンジルまたはジクロロベンジルであり;
Eは、−C(R8c−または−C(=O)−であり;並びに
Gは、水素またはメチルである)
を有する化合物またはその立体異性体もしくは塩。
【請求項99】
化合物は、以下の構造式(INT−IIIA):
【化24】


またはその立体異性体もしくは塩を有する請求項98に記載の化合物。
【請求項100】
10は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、アリル、フェニル、ベンジル、メトキシベンジル、ジメトキシベンジル、クロロベンジルおよびジクロロベンジルからなる群より選択される請求項98〜99のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項101】
14は、−OR14aであり、R14aは、水素である請求項98〜100のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項102】
、R、RおよびRは、請求項33〜46のいずれか1項に記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項98〜101のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項103】
は、請求項47〜50のいずれか1項に記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項98〜102のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項104】
は、請求項51記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項98〜103のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項105】
は、請求項52または53記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項98〜104のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項106】
Eは、請求項54〜56のいずれか1項に記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項98〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項107】
Gは、請求項57記載の構造式(I)の化合物について示されるように定義されているものである請求項98〜106のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項108】
化合物は、以下の構造式(INT−IIIB):
【化25】


またはその立体異性体もしくは塩を有する請求項98〜108のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項109】
以下の構造式(I):
【化26】


(式中、結合したA−B−Dは、エーテル含有部分−C(R8bOC(R8b−であり;
は、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたアリール、任意選択的に置換されたアラルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロシクリル、任意選択的に置換されたヘテロシクリルアルキル、任意選択的に置換されたヘテロアリールもしくは任意選択的に置換されたヘテロアリールアルキルであり;
は、水素、メチルもしくはアミノであり;
は、水素、フッ素もしくは塩素であり;
、R、R、Rは、独立して、水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシル、任意選択的に置換されたアルキル、任意選択的に置換されたシクロアルキル、任意選択的に置換されたアルコキシ、任意選択的に置換されたアルキルアミノもしくは−N(R8aであるか、またはRおよびRが一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRおよびRは一緒になって、=CHR8b、=NOR8a、=NNR8aもしくは=Oであるか、またはそれらが連結されている原子と共に、3〜6個の環の原子を有する任意選択的に置換された複素環を形成するか、またはRとR、RとR、RとR、もしくはRとRは、それらが連結されている原子と共に結合して、3〜6個の環の原子を有する複素環を形成するか;
各R8aは、独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキルアルキルもしくは−C(=O)R8cであり;
各R8bは、独立して、水素、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−CハロアルキルもしくはC−Cシクロアルキルアルキルであり;
各R8cは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
Eは、−C(R8c−もしくは−C(=O)−であり;
Gは、水素もしくはメチルである)
を有する化合物またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグを製造する方法であって、
(i)以下の構造式(INT−III):
【化27】


(式中、AおよびDは、独立して、−C(R8b−であり;
10は、任意選択的に置換されたC−Cアルキル、任意選択的に置換されたアリールまたは任意選択的に置換されたアラルキルであり;
各R14は、独立して、−OR14aまたはハロゲンであり、ここで、各R14aは、独立して、水素、トリフルオロメタンスルホネート、メシレート、トシレート、tert−ブチル、アリル、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、tert−ブチルジメチルシリル(TBS)、トリイソプロピルシリル(TIPS)、tert−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、アセチル、ベンジル、メトキシベンジル、ジメトキシベンジル、クロロベンジルまたはジクロロベンジルである)を有する化合物、またはその立体異性体もしくは塩を用意することと;
(ii)エーテル含有部分−C(R8bOC(R8b−を含む7員の複素環の部分を形成するような反応条件の下で、ピロリドン部分由来の−R14ペンダントをキノロン部分由来の−R14ペンダントと縮合することと;
(iii)−OR10エステル部分を任意選択的に加水分解して、構造式(I)の化合物を形成することを含む、前記化合物またはその立体異性体、薬剤として許容される塩もしくはプロドラッグを製造する方法。
【請求項110】
構造式(INT−III)の化合物は、以下の構造式(INT−IIIA):
【化28】


またはその立体異性体もしくは塩を有する請求項109記載の方法。
【請求項111】
式INT−IIIAの化合物は、請求項99−108のいずれか1項によって定義されているものである請求項109−110のいずれか1項に記載の方法。
【請求項112】
請求項109−111のいずれか1項に記載の方法によって製造される化合物。

【公表番号】特表2011−511811(P2011−511811A)
【公表日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−546144(P2010−546144)
【出願日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際出願番号】PCT/US2009/033946
【国際公開番号】WO2009/137130
【国際公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(509281793)アカオジェン インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】