説明

振動発生装置及び電子機器

【課題】幅広い振動状態を再現すること。
【解決手段】所定の回転軸Cを中心に回転可能に設けられた回転子SFと、前記回転子SFを回転駆動する駆動部ACTと、前記回転子SFと一体的に回転するように、かつ、前記回転子SFと一体化された状態での重心位置が前記回転軸C上から外れるように、前記回転子SFに設けられた偏心部UBと、前記偏心部UBの回転軌道上の空間を囲う保護部COVとを備え、前記偏心部UBは、前記回転子SFから離れる方向に向けて中心角が180°未満で広がるように形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動発生装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話や携帯情報端末などの電子機器として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1に示すような電子機器においては、ユーザに振動を検知させる構成が用いられる場合がある。このような振動を発生させる振動発生装置として、例えば振動モーターが知られている。振動モーターとしては、例えば円筒型の回転子の先端に錘をつけ、モーターをその回転により振動を発生させている構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−86089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の振動モーターでは、高周波数の振動を発生させることは可能であっても、低周波数の振動を発生させることが困難であった。このため、幅広い振動状態を再現することが困難であった。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明は、幅広い振動状態を再現することが可能な振動発生装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一の態様に従えば、所定の回転軸を中心に回転可能に設けられた回転子と、前記回転子を回転駆動する駆動部と、前記回転子と一体的に回転するように、かつ、前記回転子と一体化された状態での重心位置が前記回転軸上から外れるように、前記回転子に設けられた偏心部と、前記偏心部の回転軌道上の空間を囲う保護部とを備え、前記偏心部は、前記回転子から離れる方向に向けて中心角が180°未満で広がるように形成されている振動発生装置が提供される。
【0007】
本発明の第二の態様に従えば、本発明の第一の態様に従う振動発生装置が搭載されている電子機器が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の態様によれば、幅広い振動状態を再現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態に係る振動発生装置の構成を示す断面図。
【図2】本実施形態に係る振動発生装置の構成を示す斜視図。
【図3】本実施形態に係る電子機器の構成を示す斜視図。
【図4】本発明に係る振動発生装置の他の構成を示す断面図。
【図5】本発明に係る振動発生装置の駆動部に対する比較例を示す図。
【図6】本発明に係る振動発生装置の駆動部の他の構成を示す図。
【図7】本発明に係る振動発生装置の駆動部の動作例を示す図。
【図8】本発明に係る振動発生装置の駆動部の動作例を示す図。
【図9】本発明の実施の形態に係る振動発生装置の他の構成を示す図。
【図10】本発明の実施の形態に係る振動発生装置の他の構成を示す図。
【図11】本発明に係る振動発生装置の駆動部の他の構成を示す図。
【図12】本発明の実施の形態に係る振動発生装置の他の構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
[振動発生装置]
図1は、本実施形態に係る振動発生装置VBの構成を示す断面図である。図2は、振動発生装置VBの構成を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、振動発生装置VBは、回転子SF、駆動部ACT、偏心部UB及び保護部COVを有している。また、振動発生装置VBは、駆動部ACTの動作を制御する不図示の制御装置を有している。
【0011】
回転子SFは、対象物OBJに回転可能に取り付けられている。回転子SFは、例えば円柱状に形成されている。回転子SFは、中心軸Cを回転軸として周方向に回転可能に設けられている。回転子SFは、対象物OBJに設けられる不図示の支持部によって回転可能に支持されている。この場合、回転子SFは、支持部を介して対象物に振動を伝達させる構成となる。
【0012】
駆動部ACTは、回転子SFを回転させるアクチュエータである。駆動部ACTとしては、例えばモーターなどが用いられている。駆動部ACTは、回転子SFの回転方向及び回転角度、回転速度などを調整可能である。駆動部ACTは、回転子SFの回転モードを切り替え可能である。回転モードとして、例えば回転子SFを一方向に回転させる第一モードや、所定の回動角度の範囲で往復方向に回動させる第二モードなどが挙げられる。駆動部ACTは、回転子SFを例えば1秒で1回転となる速度で回転させることができる。
【0013】
偏心部UBは、回転子SFの外周に取り付けられている。偏心部UBは、回転子SFと一体的に回転可能に設けられている。偏心部UBは、回転子SFと一体化された状態における重心位置が回転子SFの中心軸Cからずれた位置に移動するように設けられている。偏心部UBは、回転子SFから離れる方向に広がる形状(図1及び図2では例えば扇形)に形成されている。このため、回転子SFと偏心部UBとで形成される剛体の重心位置が中心軸Cに対してより大きくずれるように形成されている。なお、偏心部UBが回転子SFから離れる方向に中心角が180°未満で広がる形状であることが好ましい。
【0014】
保護部COVは、偏心部UBの回転軌道上の空間ORを囲うように設けられている。保護部COVは、例えばトレイ状に形成されており、偏心部UBの回転軌道上の空間ORに沿って円形に形成されている。保護部COVは、不図示の接着剤や固定部材などを介して対象物OBJに取り付けられている。
【0015】
上記のように構成された振動発生装置VBは、駆動部ACTによって回転子SFを回転させることにより、回転子SFと偏心部UBとが一体的に回転する。回転子SFと偏心部UBとが一体化された剛体は、重心位置が中心軸Cから外れた位置に設けられているため、当該回転は偏心回転となる。このため、回転子SFを支持する支持部を介して、偏心回転による振動が対象物OBJに伝達されることになる。
【0016】
駆動部ACTは、回転子SFの回転モードとして上記の第一モードと第二モードとを切り替えることにより、振動の伝達方向を調整することができる。また、駆動部ACTは、回転子SFの回転速度を速くすることにより、高周波の振動を発生させることができる。また、駆動部ACTは、回転子SFの回転速度を遅くすることにより、低周波の振動を発生させることができる。このように、振動の伝達方向を調整したり、振動の周波数を調整したりすることにより、幅広い振動を再現することができる。
【0017】
以上のように、本実施形態によれば、回転軸Cを中心に回転可能に設けられた回転子SFと、当該回転子SFを回転駆動する駆動部ACTと、回転子SFと一体的に回転するように、かつ、回転子SFと一体化された状態での重心位置が回転軸Cから外れるように回転子SFに設けられた偏心部UBとを備えることとしたので、幅広い範囲の周波数の振動を発生させることができる。
【0018】
[電子機器]
次に、上記実施形態の振動発生装置VBを搭載した電子機器である携帯情報端末EQPについて説明する。
図3は、本実施形態に係る携帯情報端末EQPの構成を示す斜視図である。
図3に示すように、携帯情報端末EQPは、筐体FL、表示部DP、操作部SD及び制御装置CONTを有している。
【0019】
筐体FLは、例えば矩形の板状に形成されており、表示部DP及び操作部SDを保持する。
表示部DPは、筐体FLのうち板面に設けられている。筐体FLのうち当該表示部DPが設けられる面を、以下表示面Feと表記する。表示部DPは、例えば液晶装置や有機EL装置などを有する表示パネルPNを有している。表示パネルPNが設けられる表示領域には、例えばタッチパネルTPが設けられている。
【0020】
操作部SDは、筐体FLのうち表示面Feを囲む4辺に相当する4つの側面Fa〜Fdに設けられている。操作部SDは、側面Faに設けられた側部検出部SD1、側面Fbに設けられた側部検出部SD2、側面Fcに設けられた側部検出部SD3及び側面Fdに設けられた側部検出部SD4を有している。操作部SDは、側部検出部SD1〜SD4において外部からの(例えばユーザの)接触の有無及び接触位置を検出する。
【0021】
振動発生装置VBは、例えば筐体FLの中央部のうち表示面Feの裏面側に配置されている。振動発生装置VBの駆動部の動作は、例えば制御装置CONTによって制御されるようになっている。この構成により、幅広い振動を実現可能な携帯情報端末EQPを得ることができる。
【0022】
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、偏心部UBが、回転子SFから離れる方向に広がる扇形に形成された構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば図4に示すように、T字状に形成された構成であっても構わない。
【0023】
図4に示す構成においては、偏心部UBは、重量位置調整部101及び連結部102を有している。連結部102は、回転方向の寸法が重量位置調整部101よりも小さくなっている。この構成によれば、回転子SFと偏心部UBとが一体化された剛体の重心位置は、回転子SFの中心軸Cから大きく外れることとなる。このため、振動を効率的に発生させることができる構成となる。
【0024】
また、上記実施形態においては、対象物OBJ(あるいは筐体FL)に対して振動を発生させる手段として、振動発生装置VBを用いる構成を説明したが、これに限られることは無く、従来用いられた振動モーターを併用する構成であっても構わない。この構成により、例えば高周波の振動については振動モーターを用いて発生させ、低周波の振動については振動発生装置VBを用いて発生させる、というように機能を分担させることができる。これにより、振動発生装置VBの負担を軽減することができる。
【0025】
また、上記実施形態においては、偏心部UBの回転軌道上の空間ORを囲う保護部COVが設けられた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば保護部COVが設けられない構成であっても構わない。また、保護部COVの形状については、円形に限られることは無く、楕円形や三角形や四角形、他の多角形、他の形状であっても勿論構わない。
【0026】
また、上記実施形態においては、駆動部ACTが回転子SFを往復回転させる第一モードと、回転子SFを一方向に回転させる第二モードとを切り替え可能である構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば駆動部ACTが往復回転のみを行わせる構成であっても構わないし、一方向への回転のみを行わせる構成であっても構わない。
【0027】
また、駆動部ACTの構成として、いわゆるブラシレスモーターと呼ばれるモーターを採用しても構わない。
ブラシレスモーターとは、一般に知られるブラシモーターのブラシ及び整流子の働きを半導体及びその制御回路で置き換えた構成を有するモーターである。以下、ブラシレスモーターの構成を、ブラシモーターの構成と比較しつつ説明する。
【0028】
図5は、ブラシモーター200の構成を示す図である。
図5に示すように、ブラシモーター200は、コイル201、整流子202a及び202b、ブラシ203a及び203b、磁界発生部204及び電源205を有している。ここでは、磁界発生部204によってコイル201に対して図中左向きの磁界が発生している場合を例に挙げて説明する。
【0029】
電源205によって右側のブラシ203aから整流子202a、コイル201、整流子202b及びブラシ203bへ向けた方向に直流電流を流すと、フレミングの法則により、コイル201が時計回りに回転を始める。このままコイル201が回転すると、整流子202aに接するブラシがブラシ203aからブラシ203bへ切り替わる。同様に、整流子202bに接するブラシがブラシ203bからブラシ203aに切り替わる。
【0030】
このため、コイル201を流れる電流の方向が切り替わり、結果としてコイル201は同じ方向に回転を続ける。このような構成を採用するブラシモーター200においては、ブラシ203a及び203bと整流子202a及び202bとの間の物理的接触が繰り返されるため、磨耗が発生し、性能が低下しやすい。
【0031】
このように、ブラシモーター200では、ブラシ203a及び203bと整流子202a及び202bとを用いてコイル201に流す直流電流の切り替えを行うものである。これに対して、ブラシレスモーターは、コイルに流す直流電流の切り替えを、トランジスタのオン・オフを切り替えることによって電子的に行うモーターである。
【0032】
図6は、ブラシレスモーターの構成例を示す図である。
図6に示すように、ブラシレスモーター300は、回転子301と、磁極部302と、鉄心303と、コイル304と、電極305と、回路部306とを有している。回転子301は、平面視で円形に形成されており、磁極部302と一体的に設けられている。磁極部302は、回転子301の中心を通る直線上の両端にそれぞれN極及びS極を有している。磁極部302のN極及びS極は、鉄心303を挟んで配置されている。
【0033】
鉄心303は、回転子301の中心から120°ずつ空けて径方向に延在する3つの分岐部303U、303V及び303Wを有している。コイル304は、鉄心303の3つの分岐部303U、303V及び303Wのそれぞれに巻かれたコイル部304U、304V及びコイル部304Wを有している。電極305は、コイル部304Uに接続された電極305Uと、コイル部304Vに接続された電極305Vと、コイル部304Wに接続された電極305Wとを有している。
【0034】
回路部306は、電極305U、305V及び305Wに接続されている。回路部306には、コイル304に直流電流を供給する直流電源(不図示)と、コイル部304U、304V及び304Wのそれぞれと直流電源との接続のオン・オフを切り替えるトランジスタ(不図示)とが設けられている。
【0035】
図6に示す構成において、回路部306(直流電源の正極)から電極305W、コイル部304W、コイル部304U、電極305Uを経て回路部306(直流電源の負極)へ至る回路に直流電流を流す場合、図7に示すように、鉄心303の分岐部303U及び303WにS極が発生し、分岐部303VにN極が発生する。
【0036】
このため、鉄心部303には、分岐部303Uと分岐部303Wとの間の位置にS極が形成され、分岐部303VにN極が形成された状態となる。したがって、磁極部302のN極は鉄心部303に形成されたS極の位置に移動すると共に、磁極部302のS極は鉄心部303の分岐部303Vの位置に移動する。この移動により、回転子301が図中反時計回りに回転する。
【0037】
次に、図7に示す状態において、回路部306(直流電源の正極)から電極305W、コイル部304W、コイル部304V、電極305Vを経て回路部306(直流電源の負極)へ至る回路に直流電流を流す場合、図7に示すように、鉄心303の分岐部303V及び303WにS極が発生し、分岐部303UにN極が発生する。
【0038】
このため、鉄心部303には、分岐部303Vと分岐部303Wとの間の位置にS極が形成され、分岐部303UにN極が形成された状態となる。したがって、磁極部302のN極は鉄心部303に形成されたS極の位置に移動すると共に、磁極部302のS極は鉄心部303の分岐部303Uの位置に移動する。この移動により、回転子301が更に図中反時計回りに回転する。
【0039】
以下、同様に、回路部306(直流電源の正極)から電極305V、コイル部304V、コイル部304U、電極305Uを経て回路部306(直流電源の負極)へ至る回路に直流電流を流すと、鉄心303の分岐部303V及び303UにS極が発生し、分岐部303WにN極が発生する。
【0040】
このため、鉄心部303には、分岐部303Vと分岐部303Uとの間の位置にS極が形成され、分岐部303WにN極が形成された状態となる。したがって、磁極部302のN極は鉄心部303に形成されたS極の位置に移動すると共に、磁極部302のS極は鉄心部303の分岐部303Wの位置に移動する。この移動により、回転子301が更に図中反時計回りに回転する。
【0041】
このように、コイル部304U、304V及び304Wのいずれに電流を流すかを切り替えて鉄心303に発生させるN極及びS極の位置を段階的にずらしていくことにより、磁極部302及び回転子301を反時計回り回転させることができる。なお、鉄心303に発生させるN極及びS極の位置を上記説明とは逆方向にずらしていくことで、回転子301を時計回り(上記説明とは逆回り)に回転させることも可能である。
【0042】
図9及び図10は、上記のように構成されたブラシレスモーター300を駆動部(ACT)として用いた振動発生装置VBの構成を示す図である。図9及び図10に示すように、ここでは、ブラシレスモーター300のコイル304は、固定子310に固定されており、回転子301には偏心部UBが固定されている。このため、回転子301が回転することで、偏心部UBも回転するようになっている。
【0043】
また、上記説明においては、駆動部ACTとして外転型のブラシレスモーター300を用いた構成を例に挙げて説明したが、図11に示す内転型のブラシレスモーター400を駆動部ACTとして用いる構成であっても構わない。
【0044】
図11に示すように、ブラシレスモーター400は、回転子401と、磁極部402と、鉄心403と、コイル404と、電極405と、回路部406とを有している。回転子401は、円柱状に形成されており、磁極部402と一体的に設けられている。磁極部402は、回転子401の周囲を囲んで配置されており、回転子401の中心を通る直線上の両端にそれぞれN極及びS極を有している。
【0045】
鉄心403は、回転子401の中心から120°ずつ空けて径方向に延在する3つの突出部403U、403V及び403Wを有している。コイル404は、鉄心403の3つの突出部403U、403V及び403Wのそれぞれに巻かれたコイル部404U、404V及びコイル部404Wを有している。電極405は、コイル部404Uに接続された電極405Uと、コイル部404Vに接続された電極405Vと、コイル部404Wに接続された電極405Wとを有している。
【0046】
回路部406は、電極405U、405V及び405Wに接続されている。回路部406には、コイル404に直流電流を供給する直流電源(不図示)と、コイル部404U、404V及び404Wのそれぞれと直流電源との接続のオン・オフを切り替えるトランジスタ(不図示)とが設けられている。
【0047】
図12は、上記のように構成されたブラシレスモーター400を駆動部(ACT)として用いた振動発生装置VBの構成を示す図である。図12に示すように、ブラシレスモーター400の回転子401は、回転子SFに連結されている。このため、回転子401が回転することで、回転子SFが回転するようになっている。なお、偏心部UBは、重量位置調整部101及び連結部102を有している。回転子SFの回転は、連結部102を介して回転力が重量位置調整部101に伝達されることになる。
【符号の説明】
【0048】
VB…振動発生装置 SF…回転子 ACT…駆動部 UB…偏心部 C…中心軸 OR…空間 COV…保護部 OBJ…対象物 C…回転軸 EQP…携帯情報端末 FL…筐体 DP…表示部 SD…操作部 CONT…制御装置 300、400…ブラシレスモーター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の回転軸を中心に回転可能に設けられた回転子と、
前記回転子を回転駆動する駆動部と、
前記回転子と一体的に回転するように、かつ、前記回転子と一体化された状態での重心位置が前記回転軸上から外れるように、前記回転子に設けられた偏心部と、
前記偏心部の回転軌道上の空間を囲う保護部と
を備え、
前記偏心部は、前記回転子から離れる方向に向けて中心角が180°未満で広がるように形成されている振動発生装置。
【請求項2】
前記偏心部は、T字状に形成されている
請求項1に記載の振動発生装置。
【請求項3】
前記駆動部は、前記回転子を往復回転させる第一モードと、前記回転子を一方向に回転させる第二モードとを切り替え可能である
請求項1又は請求項2に記載の振動発生装置。
【請求項4】
前記駆動部として、ブラシレスモーターが用いられる
請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の振動発生装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の振動発生装置が搭載されている電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−147511(P2012−147511A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−1503(P2011−1503)
【出願日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】