説明

携帯用表示装置

【課題】折り畳みかつ広げることが可能で、パネルハウジングの間に配設された弱い回路連結線が露出されることなく、カバーにより保護する携帯用表示装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイが装着された少なくとも二つ以上からなるパネルハウジングと、前記パネルハウジングに装着されてディスプレイの回路を連結する回路連結線とを備え、前記パネルハウジングは折り畳むことができ、前記二つのディスプレイが広がる場合には、ディスプレイ間の距離は4〜5mm以内であり、ディスプレイの間にパネルハウジング側壁または保護手段が存在する携帯用表示装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は少なくとも二つ以上の折り畳み式パネルハウジングを備える携帯用表示装置に関し、特に、パネルハウジングに装着されたディスプレイが広げて一つの画面を形成する時、パネルハウジングで回路連結線が露出しないようにカバーする携帯用表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、二つ以上のディスプレイを用いて一つの大画面を構成する方法は大型表示装置に適用して用いられている。最近、移動情報装置においても無線インターネットの機能が付加されることによって、大画面の必要性が増加された。しかし、携帯用表示装置で大画面は移動などの携帯的な特性を生かさないので、折り畳み式携帯用表示装置が提案された。
一般に携帯用表示装置には、LCD(Liquid Crystal Display)、TFT(Thin film Transistor)−LCD、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescent)、電子ペーパ(Electronic papaer)などの平板ディスプレイが用いられる。
【0003】
マルチディスプレイを採用した携帯用表示装置で携帯性を高めるために、隣接したパネルハウジングで回路を連結するために回路連結線が使用されたが、回路連結線はフレキシブルであるので、外部衝撃に弱い短所を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明は前記のような従来技術の問題点を解消するために創案するものである。
【0005】
本発明の目的は、ディスプレイが装着された少なくとも二つ以上からなるパネルハウジングと、回路を含み、前記パネルハウジングを広げるときに回路を連結する回路連結線が露出されないようにカバーして一つの画面を構成する携帯用表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を実現するために、本発明の携帯用表示装置は、ディスプレイが装着された少なくとも二つ以上からなるパネルハウジングと、前記パネルハウジングを連結する折り畳み式連結手段と、前記パネルハウジングに装着されてディスプレイの回路を連結する回路連結線および前記回路連結線が露出されないようにカバーするカバーを含む。
【0007】
前記回路連結線の通路になる回路連結口をパネルハウジングの隣接する側面に形成し、前記回路連結線をカバーするカバー手段をパネルハウジング側面に形成する。
【0008】
前記ディスプレイの繋ぎ目部の間に隙がある時、内側に露出される回路連結線をカバーする内側カバーを備えることが望ましい。また、前記ディスプレイの繋ぎ部の間に隙がある時、繋ぎ部の隙を遮ることが望ましい。
【0009】
本発明のまた他の実施形態として、前記連結手段はキャップ軸とそのキャップ軸に挿入される挿入軸を含んで、回路連結線の通路になる。
【0010】
前記連結手段の一つはパネルハウジングに形成された連結切開部に付着される。
【0011】
前記キャップ軸とパネルハウジングの連結切開部が合う部分にキャップ回路口が設けられる。
【0012】
前記挿入軸とパネルハウジングの連結切開部が合う部分に切開挿入口が設けられ、そして挿入軸とキャップ回路口が合う部分に挿入連結口が設けられ、切開挿入口が座標上で第3領域に存在すると、挿入連結口は第1領域から第2領域にかけて存在する。
【0013】
前記パネルハウジングが第1パネルハウジングと第2パネルハウジングを含む事ができ、キャップ軸の一部が第1パネルハウジングの表面の下に形成され、挿入軸が第2パネルハウジングに形成されて、パネルハウジングを畳むまたは広げる時、キャップ回路口と合う挿入軸の部分の全てにかけて挿入連結口が形成される。
【0014】
前記挿入軸とキャップ軸がパネルハウジングの回転連結手段に設けられ、第1パネルハウジングはキャップ軸を装着するための連結切開部を形成し、第2パネルハウジングは挿入軸を装着するための連結切開部を形成して、第1パネルハウジングには挿入軸を収容する連結切開部が形成され、第2パネルハウジングにはキャップ軸が収容する連結切開部が形成される。
【0015】
前記パネルハウジングが第1パネルハウジングと第2パネルハウジングを含む時、キャップ軸の一部が第1パネルハウジングの表面の下に形成され、挿入軸が第2パネルハウジングに形成されて、第1パネルハウジングにキャップ軸に結合される挿入軸を収容する連結切開部が形成される。
【0016】
本発明のまた他の実施形態によると、前記挿入軸の一部が第1パネルハウジングの表面の下部に形成され、キャップ軸が第2パネルハウジングに形成されて、第1パネルハウジングに挿入軸に結合されるキャップ軸を収容する連結切開部が形成される。
【0017】
前記連結手段の一つがパネルハウジングと一体形に形成されうる。
【0018】
本発明の望ましい実施例を以下具体的に説明する。
【発明の効果】
【0019】
本発明の携帯用表示装置は、折り畳みかつ広げることが可能で、パネルハウジングの間に配設された弱い回路連結線が露出されることなく、カバーにより保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の携帯用表示装置を広げた状態の第1実施形態の図である。
【図2】本発明の携帯用表示装置を広げた状態の第1実施形態の図である。
【図3】本発明の携帯用表示装置を広げた状態の第1実施形態の図である。
【図4】本発明の携帯用表示装置のパネルハウジングが広げられた状態の断面図である。
【図5】本発明の携帯用表示装置のパネルハウジングが広げられた状態の断面図である。
【図6】本発明の携帯用表示装置のパネルハウジングが広げられた状態の断面図である。
【図7】ディスプレイを装着する構造体を表した図である。
【図8】ディスプレイを装着する構造体を表した図である。
【図9】ディスプレイを装着する構造体を表した図である。
【図10】シャシーで囲まれたディスプレイを表した実施例の図である。
【図11】シャシーで囲まれたディスプレイを表した実施例の図である。
【図12】シャシーで囲まれたディスプレイを表した実施例の図である。
【図13】本発明の携帯用表示装置が折り畳まれた状態の斜視図である。
【図14】ディスプレイが装着されたパネルハウジングを表した図である。
【図15】回路連結線とシャシーが備わったパネルハウジングの分解図である。
【図16】回路連結線が示された折り畳み式表示装置を表した図である。
【図17】回路連結線の内側カバーを表した図である。
【図18】回路連結線の内側カバーを表した図である。
【図19】信号連結線を表した図である。
【図20】信号連結線を表した図である。
【図21】二つのパネルハウジングの回転連結手段を表した図である。
【図22】二つのパネルハウジングの回転連結手段を表した図である。
【図23】二つのパネルハウジングの回転連結手段を表した図である。
【図24】二つのパネルハウジングの回転連結手段を表した図である。
【図25】回転連結手段が回路連結線の通路になる実施形態の図である。
【図26】回転連結手段が回路連結線の通路になる実施形態の図である。
【図27】回転連結手段が回路連結線の通路になる実施形態の図である。
【図28】回転連結手段が回路連結線の通路になる実施形態の図である。
【図29】第2パネルハウジングに設けられた第1連結手段を表した図である。
【図30】第2パネルハウジングに設けられた第1連結手段を表した図である。
【図31】第2パネルハウジングに設けられた第1連結手段を表した図である。
【図32】第2パネルハウジングに設けられた第1連結手段を表した図である。
【図33】他の回転連結構造を有する表示装置を表した図である。
【図34】第1パネルハウジングと第2パネルハウジングに設けた第1連結手段と第2連結手段を表した図である。
【図35】第2パネルハウジングと第1連結手段を表した図である。
【図36】第2パネルハウジングと第1連結手段を表した図である。
【図37】第1パネルハウジングと第2連結手段を表した図である。
【図38】第1連結手段が設けられた第1パネルハウジングを表した図である。
【図39】パネルハウジングに設けられた連結手段の他の実施形態の図である。
【図40】パネルハウジングに設けられた連結手段の他の実施形態の図である。
【図41】パネルハウジングに設けられた連結手段の他の実施形態の図である。
【図42】連結手段のまた他の実施形態の図である。
【図43】連結手段のまた他の実施形態の図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明は少なくとも二つ以上の平板ディスプレイを相互連結して一つの画面を実現できる折り畳み式携帯用表示装置を提供する。平板ディスプレイパネルとしてはLCD(Liquid Crystal Display)、TFT(Thin film Transistor)−LCD、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescent)、電子ペーパ(electronic papaer)などを用いることができる。
【0022】
少なくとも二つ以上の平板ディスプレイを相互隣接して一つの画面を形成するために、ディスプレイの少なくとも一つの側面は互いに接触したり、少なくとも4mm以内に近接され、これは、二つ以上のディスプレイが互いに連結されて一つの画面を見ることができる程度に各々のディスプレイが互いに近く配置されることを意味する。
【0023】
本発明によれば、二つ以上の平板ディスプレイを相互隣接に配置され、一つの画面が形成される。
【0024】
図1〜3は本発明の第1実施形態の携帯用表示装置を表す図であり、折り畳まれた状態および広げられた状態を示す。
【0025】
図1に示したように、携帯用表示装置は、二つのディスプレイ2、4と前記ディスプレイが装着された二つのパネルハウジング20、40を備えている。前記表示装置が広がる場合には、ディスプレイ2、4の一つの側面が互いに相接したり、4〜5mm以内に近接して一つの画面を形成する。
【0026】
二つのパネルハウジング20、40は連結手段6によって連結され、前記連結手段は第1連結手段62と第2連結手段61とからなり、第1連結手段62は第2連結手段61に挿入されて連結される。
【0027】
特に、本発明で、連結手段6はパネルハウジングに備わってディスプレイ2、4が互いに近く配置される。
【0028】
図2は本発明の携帯用表示装置が折り畳まれた状態を示す図である。
【0029】
パネルハウジング20、40の隣接した側面にはそれを保護するためのカバー手段10が備わる。
【0030】
また、パネルハウジングが折り畳まれた時には、前記カバー手段10はディスプレイ2、4の側面をカバーする。しかし、パネルハウジングが広げられる時には、前記カバー手段10はディスプレイ2、4の側面を保護せず、ディスプレイが一つの画面を形成する程度に互いに近く配置される。
【0031】
図3はカバー手段を除去した折り畳まれた状態の表示装置を表す図である。
【0032】
パネルハウジング20、40の隣接した側面には、パネルハウジングが折り畳まれた時にカバー手段10を受納する受納空間60が備わる。ディスプレイ2とディスプレイ4の間に繋ぎ目の隙8aが存在し、その間隙は狭いことが望ましい。
【0033】
図3で、ディスプレイ2、4の隣接した側面を点線で示すが、これはディスプレイ2、4の側面が露出される場合と露出されない場合を表すためである。即ち、図4の構造において、ディスプレイの側面が露出されるが、図6のように、パネルハウジングに連結繋ぎ目が存在すると、ディスプレイの側面は露出されない。そして、前記カバー手段10はディスプレイが相互引接されたり密着されることを妨害しないように、パネルハウジング20、40が折り畳まれ、かつ広げられることによって動く。このために、パネルハウジング20、40とカバー手段10をカバー手段のコーナにそなえる弾性装置10aで連結してカバー手段10がパネルハウジング20、40が折り畳まれ、かつ広げられることによって動くことができる。
【0034】
図4〜6はパネルハウジングが広げられた状態の断面図である。
【0035】
図4に示したように、パネルハウジング20、40の上端にディスプレイ2、4が設けられる。パネルハウジング20、40が広げられて、その側面はディスプレイ2、4と共に互いに密着された状態になる。
【0036】
パネルハウジング20、40が広げられる時、ディスプレイ2、4が互いに隣接されるようにするために、パネルハウジング20、40の隣接した側面の上端にディスプレイ2、4が設けられる。ディスプレイ2、4が相互隣接されるようにするためには、パネルハウジングの側面を切開して開口8bを形成し、その開口8bを通じてディスプレイ2、4が互いに接触する。
【0037】
即ち、パネルハウジング20、40が広げられる時、パネルハウジング20、40の切開された開口8bを通じてディスプレイ2、4が相互連結されて一つの画面が形成されるようにする。
【0038】
パネルハウジング20、40の内部には各種回路および装置25、45が設けられ、ディスプレイ2、4を支える下敷き部26、46がまた設けられる。図面で、カバー手段10は便宜上、図示省略した。図2および図3に示したように、パネルハウジング20、40が広げられると、カバー手段10はディスプレイ2、4の側面をカバーせず、ディスプレイ2、4の後側に位置する。
【0039】
回転中心Aの延長線はカバー24の表面と一致する。即ち、回転中心の高さは覆いの高さと同一である。
【0040】
図5はディスプレイの上端に保護手段が設けられた実施形態の図である。図示したように、カバー24とパネルハウジング20、40の側面に段差24a、20cを形成する。前記カバー24に保護手段14が装着されるので、ディスプレイ2、4の側面と画面表示部であるディスプレイの前面が保護手段14により保護される。前記保護手段14の側面を前面よりも薄く形成して画面非表示領域である繋ぎ目部8を最小化することができる。前記保護手段14の側面はできるだけ薄くしながら堅固にすべきであるので、金属膜とか樹脂フィルムに金属若しくは無機物膜をコーティングした材料を使用することができる。
【0041】
前記保護手段14の下部にマイクロプリズムまたはマイクロレンズのような光学手段27を設けることができる。保護手段14と光学手段27は一体にすることができる。前記保護手段は2mm以下であったり、1mm以下または0.5mm以下に薄く形成する。
【0042】
図6はパネルハウジング20、40の側面に連結繋ぎ部が設けられた実施形態の図面である。パネルハウジング20、40が広げられると、ディスプレイ2、4の間に連結繋ぎ部20a、40aが位置される。前記連結繋ぎ部20a、40aはパネルハウジングの側面の開口8bを塞ぐようになる。従って、ディスプレイは開口8b若しくは連結繋ぎ部20a、40aを通じて相互引接されるようになる。
【0043】
前記連結繋ぎ部20a、40aはパネルハウジング20、40の他の部分より薄く形成するか、若しくは、厚さを1mm以下、または0.5mm以下にすることができる。
【0044】
図4に示したように、パネルハウジング20、40の側面に開口8bが形成されて、ディスプレイの側面が接触されるようになる。そして、図5および図6に示したように、保護手段14と連結繋ぎ部20a、40aがパネルハウジングに形成された場合には、ディスプレイは4〜5mmの範囲内に互いに近く配置され、3mm以下であるのが望ましい。
【0045】
即ち、本発明によると、ディスプレイ2、4は一つの画面を見ることができるように互いに配置される。
【0046】
図7〜9はディスプレイを装着する構造体を表す図である。
【0047】
通常、ディスプレイ2、4はディスプレイパネル2aのみならず、駆動回路基板40、バックライト30などが装着された構造体160を含むことを意味する。本発明は、ディスプレイの繋ぎ部8に相応する構造体160の側面も切断されて、ディスプレイ2、4間の画面非表示領域を最小化することを目的とするものである。このために、構造体160にも連結繋ぎ部160e、160fを備える。
【0048】
構造体160の内には掛かり部161と掛かり孔161aが備わって、前記掛かり部と掛かり孔を通じて構造体160をパネルハウジング20、40とかシャシー16に装着する。この実施形態で、構造体160の連結繋ぎ部はパネルハウジングの繋ぎ部8に装着されて画面非表示領域が最小化されうる。
【0049】
図8は構造体の側面を完全に切開して開放された形態の連結繋ぎ部160e、160fを表した図である。
【0050】
図9は構造体の他の部分より連結繋ぎ部160e、160fを薄く形成した他の構造体を示し、その厚さが0.5〜0.3mmの範囲内に形成された。図9では、薄く形成された連結繋ぎ部160e、160fを点線で表した。
【0051】
構造体の支持板にはバックライトとディスプレイパネル2a、4aが装着される。
【0052】
図10〜12はシャシーで囲まれたディスプレイを示す。
アルミニウムで作られるシャシー16はディスプレイパネル2aと通常のフィルムタイプの構造である駆動回路基板2b、2cを囲む。
ディスプレイ2、4はディスプレイパネル2aのみならず、駆動回路基板40、バックライト30が装着されたシャシー16を意味する。
【0053】
駆動回路基板20b、20cはディスプレイパネル2aの外部電極部2kに折り畳まれた状態にシャシー16若しくは構造体160に装着される。ディスプレイパネル2aの上板2jと下板2jの各々に連結された外部電極部2kに駆動回路基板2b、2cが折られるとディスプレイの大きさが小さくなる。
【0054】
図11はシャシーがディスプレイパネル2aと回路及びバックライト30を囲むことを示す断面図である。シャシー16の繋ぎ目部8ではディスプレイパネル2aの上部を囲むことなく画面非表示領域が最小化される。
【0055】
本発明で、繋ぎ目部8は、ディスプレイが広げたときに、ディスプレイ2、4が隣接に位置する部分を意味する。
【0056】
また、シャシー16の連結繋ぎ部16aはディスプレイの側面を囲み、画面非表示領域を少なくするために、他の部分より薄く形成することもできる。
【0057】
シャシー16は掛かり部によってパネルハウジング20、40に固定されることができる。 この時、シャシー16の連結繋ぎ部がパネルハウジング20、40の繋ぎ目部8に装着されて画面非表示領域が最小化されうる。
【0058】
図12は開放された形態の連結繋ぎ部を有するシャシーを表した図である。
【0059】
この実施形態で、非常に近く近接して隣接されるディスプレイの側面に相応する繋ぎ目部8を切開して開放形態にする。従って、図12の連結繋ぎ部16aは開放された形態を有してディスプレイパネルの側面が露出される。
【0060】
図13は折畳み式携帯用表示装置が折り畳まれた状態の図である。
表示装置が折り畳まれた状態では、パネルハウジング20、40の側面20a、40aにディスプレイ2、4の側面が露出される。
【0061】
そして、パネルハウジング20、40の間を回路的に連結する回路連結線83が露出される。回路連結線83は、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)からなって、パネルハウジング20、40の側面に設けられた回路連結口81、82が回路連結線83の通路になる。
【0062】
回路連結線のためのほかの形態の回路連結口81、82がディスプレイ2、4の外側に形成されうる。
【0063】
図14はパネルハウジングとディスプレイの組み立てを表した図である。
【0064】
図面に示したように、ディスプレイの側面20aに回路連結口81が形成されて、回路連結口81を通じて回路連結線83が外部に連結される。コネクター83aによって、パネルハウジング20とパネルハウジング40を回路的に連結したり、分離することができる。
【0065】
パネルハウジングの角部分を切開して連結切開部6aを形成して前記連結切開部6aにパネルハウジングを回転できるようにする連結手段6が付着される。
【0066】
図15は回路連結線が備わったシャシーがパネルハウジングに装着される分解図である。
【0067】
シャシー16の内部にはディスプレイ4が装着され、回路連結線83とコネクター83aを通じて外部の回路と連結される。シャシー16に装着されたディスプレイ4をパネルハウジング40に装着し、回路連結線83は回路連結口82を通じてパネルハウジングの外部に露出する。
【0068】
従って、パネルハウジング20の本体部から出力される駆動信号がパネルハウジング20、40のディスプレイ2、4を駆動することができる。
【0069】
シャシー16がパネルハウジング40に装着されると、覆い40を覆ってディスプレイ4の上部の縁を保護する。
【0070】
図13に示したように、携帯用表示装置を畳むと、側面20a、40aに回路連結線83が露出される。従って、図2および図3に示したように、カバー手段10によって露出された回路連結線83を遮る。従って、回路連結線83はパネルハウジング20、40の側面とカバー手段10の間を通じて連結される。
【0071】
このために、回路連結線83はカバー手段10の内側に備えて、カバー手段10はカバー溝60によって収納される。従って、フレキシブルであって衝撃に弱い回路連結線83をカバー手段10が保護する。
【0072】
図16は携帯用表示装置の回路連結線を表した部分図である。
【0073】
図16は図13で点線で表した位置に回路連結口81a、82aが備わった場合を表した。携帯用表示装置を折り畳むと、ディスプレイ2、4の繋ぎ目部8′の間に繋ぎ目部の隙8″が生じて、前記繋ぎ目部の隙8″を通じて回路連結線83が見える。
従って、表示装置を折り畳む場合、内側から見える回路連結線83をカバーする手段を備える必要がある。
【0074】
図17および図18は回路連結線の内側カバーを表した図である。
【0075】
図17は内側カバーが備わったパネルハウジングを表した図であり、内側カバー84はパネルハウジングの側面20aのディスプレイの装着部20bの下端で回路連結線を覆う。図16に示したように、露出された回路連結線83は内側カバー84によってカバーされる。
【0076】
図18はパネルハウジングで内側カバーを分離した形態を表した図である。内側カバー84はカバー掛け84a、84bによって、回路連結口81aに固定される。回路連結口81aの上端に溝81cが形成されて内側カバー84がスライディング移動ができるようにする。カバー掛け84a、84bが溝81cに掛かって内側カバー84が外れないようにされている。
【0077】
即ち、第1カバー掛け84aはパネルハウジング20の溝81cに掛かって、第2カバー掛け84bはパネルハウジング40の溝81c(図示しない)に掛かる。内側カバーの本体84cは回路連結口の上端をスライディングされ移動できるようにする。
【0078】
また、内側カバーは不透明なゴムやプラスチック材などで作られることが好ましい。
【0079】
一方、内側カバー本体84bの幅をディスプレイ2、4の幅より広くすることもできる。この場合に、表示装置を畳む場合、繋ぎ目部8′の間の繋ぎ目部の隙8″を内側カバー84が全部遮るようになる。
【0080】
図19および図20は信号連結線を表した図である。
【0081】
信号連結線83′が環形であると、表示装置の内で信号連結線が占める面積が縮む。
【0082】
図20はFPC形態の信号連結線を表した図であり、フレキシブルであって曲がりうる。
【0083】
図21〜24はパネルハウジングの回転連結構造を表す。
【0084】
本発明によると、連結手段6は回転軸を有してパネルハウジング20、40は広げられたり、折り畳まれる構造を有する。
【0085】
図21は連結手段6を表す底面図であり、図22は連結手段6の中心を表す部分断面図である。
【0086】
図23に示したように、パネルハウジング20、40が広げられると、面L、Mが互いに相接し、また、パネルハウジング20、40を折り畳むと、パネルハウジングの側面の面I、Jが互いに相接する。
【0087】
図24は連結手段の中心を示す。連結手段6の回転軸の中心は相接する面I、Jの延長線と、相接する面L、Mの延長線が互いに合う点になる。
【0088】
パネルハウジングは180度まで広げられうる。
【0089】
しかし、回転軸の中心が前記二つの延長線が合う点と正確に一致しなくても、図22および図24に示した点線で表示された部分(図ではqで表記される)以内に配置でき、qで表した部分の直径は連結手段直径の1/3程度の大きさである。
【0090】
また、回転軸としての連結手段6はパネルハウジング20、40の両縁に存在して、パネルハウジングが広げられる時、ディスプレイ2、4が互いに近く配置することを妨げないようにする。
【0091】
図25および28は連結手段が信号連結線の通路になる他の実施形態を示す。連結手段6はキャップ軸61とキャップ軸に挿入される挿入軸62が備わる。連結手段61と62は環形であり、そして、これらが軸に組み立てれば内部空間は回路連結線83の通路になる。
【0092】
図25はキャップ軸を表した図であり、パネルハウジング20に形成された連結切開部6aにキャップ軸61が設けられる。
【0093】
図26はA方向から見た側面図であって、図27はB方向から見た側面図である。
【0094】
図28はキャップ軸を分離した形態の斜視図である。
【0095】
連結切開部6aの底には孔形態の切開部回路口6bが備わって、これに相応してキャップ軸61にも孔形態のキャップ回路口61aが備わる。キャップ軸連結手段は内部が明けられており、他端は挿入軸62が挿入されるように開放されている。キャップ連結手段を連結切開部に付着すると、キャップ回路口61aと切開部の回路口6bが向き合うように付着する。従って、パネルハウジング20からの回路連結線83、83′は切開部の回路口6bとキャップ軸のキャップ回路口61aを通じてパネルハウジング40と連結される。
【0096】
また、キャップ軸連結手段61とパネルハウジング20の連結切開部を一体形に製作することができ、キャップ軸と連結切開部の境界部分に孔を形成することもできる。
【0097】
図29〜32はパネルハウジングと挿入軸連結手段を表した図である。
【0098】
図29はパネルハウジング40の連結切開部6aに挿入軸が備わった状態を示す。連結手段62に回路連結線83、83′の通路になる挿入連結口62aを形成する。パネルハウジング40の連結切開部6aにも挿入軸62と合う底部に孔が形成されている。また、挿入軸連結手段62はパネルハウジング40の連結切開部に一体形に組み立てられる。図30は図29の矢印Aの方向から見た正面図であり、図31は図29の矢印Bの方向から見た側面図である。
【0099】
図32は挿入軸連結手段の詳細な構造を表した図である。
図32で、パネルハウジング40で挿入軸連結手段62を分離してその詳細な構造を示した。挿入軸連結手段62と挿入側面板62eを切り欠いて示した。
【0100】
挿入軸連結手段62と連結切開部6aが合うところに切開挿入口62dが備わって、切開挿入口62dの反対側に挿入連結口62aが備わる。また、パネルハウジング40の連結切開部6aにも孔が形成される。
【0101】
挿入軸連結手段62がネルハウジング40の連結切開部に一体に組み立てると、挿入軸と連結切開部が合う部分に孔を形成することもできる。
【0102】
連結切開部6aと挿入軸連結手段62の位置を図32右側に示された座標を基準に説明した。挿入軸連結手段62の切開挿入口62dが第3領域にあれば、挿入連結口62aは第1領域から第2領域にかけて存在すべきである。即ち、挿入連結口62aは切開挿入口62dの反対側と直角側に対称される位置に存在する。
【0103】
このように挿入連結口62aの位置が定まるのは、連結手段61が回転するためである。即ち、パネルハウジング20、40が折られる時と広げられる時の、キャップ回路口61aと相接する連結手段61での位置が変わるからである。
【0104】
前記キャップ軸連結手段61に挿入軸連結手段62が挿入されて、パネルハウジング20とパネルハウジング40が図1のように回転できるように結合される。即ち、パネルハウジング20にはキャップ軸連結手段61が備わるための連結切開部6aを形成し、パネルハウジング40には挿入軸連結手段62が備わるための連結切開部6aが形成される。
【0105】
図13および図14に示したように、パネルハウジングの本体部(図示しない)からの回路連結線83、83′がパネルハウジング20に形成された連結切開部6aの切開部回路口6bとキャップ軸連結手段61のキャップ回路口61aを通過し、挿入軸62の挿入連結口62aを経て切開挿入口62dも経て最終的にパネルハウジング40の連結切開部6aを通過する。従って、ディスプレイ4も連結される。
【0106】
しかし、パネルハウジング20の連結切開部に挿入軸連結手段62が設けられ、パネルハウジング40の連結切開部にキャップ軸連結手段61が設けられうる。回路連結線83、83′が上記のように反対に連結されうる。
【0107】
パネルハウジング20の本体部とディスプレイ2とは直接的に回路線が連結される。
【0108】
回路連結線83、83′をキャップ軸連結手段61と挿入軸連結手段62を通じて連結するので、回路連結線を保護することのみならず、回路連結線のための面積を減じることができる。
【0109】
図33はキャップ軸連結手段と挿入軸連結手段のまた他の実施形態を表す図である。
【0110】
パネルハウジング20が本体部を形成し、パネルハウジング40はパネルハウジング20に付属された形態に形成されている。パネルハウジング20には入力装置として入力ボタン110とメニュー選択ボタン70が設けられる。
【0111】
キャップ軸連結手段61′と挿入軸連結手段62′の構造と回路連結線83、83′の配列は上記と同一である。
【0112】
図34はキャップ軸連結手段と挿入軸連結手段を詳細に示す。
【0113】
即ち、キャップ軸連結手段61′の内部に挿入軸連結手段62′が挿入される。
【0114】
図35および図36は第2パネルハウジングと挿入軸連結手段を示す。
【0115】
図35はパネルハウジングと挿入軸連結手段が結合された形態であって、図36は分離された形態である。図面で示したように、連結切開部6a′と挿入軸連結手段62′が合う部分に挿入切開口6c′と切開挿入口62d′が設けられる。
【0116】
挿入連結口62a′は切開挿入口62d′の反対側にある。切開挿入口62d′が第4領域に位置すると、挿入連結口62a′は第1、2、3領域にかけて存在する。
【0117】
即ち、キャップ軸連結手段61′の半分若しくは一部がパネルハウジング20の表面20cの下側に形成され、挿入軸連結手段62′はパネルハウジング40に形成される。パネルハウジングが折り畳まれるとき、キャップ回路口61a′と合う挿入軸連結手段62′の部分と、パネルハウジングが広げられる時、キャップ回路口61′と合う挿入軸62′のすべての部分に掛けて挿入連結口62a′が形成される。
【0118】
図37は第1パネルハウジングとキャップ軸連結手段を表した。
【0119】
キャップ軸連結手段61′の一部若しくは折半がパネルハウジング20の表面20cの下側に形成され、キャップ軸連結手段61′と第1パネルハウジングが合う部分にキャップ回路口61a′が形成される。
【0120】
そして、キャップ軸連結手段61′と挿入軸連結手段62′が結合される時、挿入軸連結手段62′が位置するための連結切開部6a′が第2パネルハウジング20に形成される。
【0121】
図33〜37に示された回路連結線83、83′の挿入軸連結手段62′とキャップ軸連結手段61′を連結する方法は、図12および図13に示された挿入軸連結手段62とキャップ連結手段61に回路連結線83、83を連結する方法と同一である。
【0122】
図38は第1パネルハウジングに挿入軸連結手段が備わった実施形態を示した。
【0123】
挿入軸連結手段62′の折半若しくは一部が第1パネルハウジング20の表面20cの下側に形成され、キャップ軸連結手段61′は第2パネルハウジング40の連結切開部6a′に形成される。前記挿入軸連結手段62′とキャップ軸連結手段61′が結合される時、第1パネルハウジング20にキャップ軸連結手段61′が位置することができる連結切開部6aが形成される。
【0124】
図39〜41は固定軸と回転軸を有する本発明の他の実施形態を示した。
【0125】
図39および図40は二つの回転バー71、72によって折り畳まれるように連結されたパネルハウジング20、40を示した。
【0126】
図41はパネルハウジングと回転バー71、72を表した図である。回転バー71、72の一端は固定突起71b、72bが形成されて、パネルハウジング20、40に形成された固定溝71c、72cに固定されるように付着される。回転バー71、72の他端は回転できるように結合される回転部71a、72aが形成される。回転部71aは孔からなって、回転部72aは突起からなって回転軸の役割をする。
【0127】
回転部71a、72aの回転軸の中心は図21〜24に示した回転中心とその位置が同一になる。図面で回転中心Kは回転軸の1/3以内に位置する。
【0128】
図42および図43は回転軸のまた他の実施形態を示した。
【0129】
図42は回転軸を示した。
【0130】
二つのキャップ軸連結手段61−1、61−2の内部に中心軸62−1が備わる。
【0131】
また、二つの連結手段61−1、61−2は各々パネルハウジング20、40に形成された連結切開部6aに付着されて、連結手段は中心軸62−1を中心に回転する。中心軸62−1はパネルハウジングの連結切開部に付着される。
【0132】
図43は二つの連結手段61−1、61−2と中心軸を分離した図である。連結手段61−1、61−2には回路口61−1a、61−2aが備わって回路連結線の通路になる。前記回路口61−1a、61−2aは中心軸62−1の挿入連結口62aと連結される。
【0133】
各々の回路口61−1a、61−2aは連結手段61−1、61−2の周りの1/4に掛けて回路連結線83の通路になるように形成される。二つの中心回路口62−1a、62−1bは中心軸62−1の周りの1/2に掛けて回路連結線83の通路になるように形成される。回路口61−1a、61−2aと中心回路口62−1a、62−1bは互いに対称に配置される。
【0134】
中心軸62−1と二つのキャップ軸連結手段61−1、61−2はパネルハウジングの連結切開部6aに結合されて、連結切開部の回路口6bとキャップ軸連結手段の回路口61−1a、61−2aは互いに連結される。
【0135】
また、中心軸の横方が連結切開部6aの底部またはパネルハウジング20、40の外部と付着されて中心軸62−1が回転中心になるようにする。
【0136】
本発明は前記実施形態に限定ではなく、本発明の技術的思想の範囲中で当分野の通常の知識を有する者によって様々な変形ができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイが装着された少なくとも二つ以上からなるパネルハウジングと、
前記パネルハウジングに装着されてディスプレイの回路を連結する回路連結線とを備え、
前記パネルハウジングは折り畳むことができ、
前記二つのディスプレイが広がる場合には、ディスプレイ間の距離は4〜5mm以内であり、ディスプレイの間にパネルハウジング側壁または保護手段が存在することを特徴とする携帯用表示装置。
【請求項2】
前記連結手段はキャップ軸とそのキャップ軸に挿入される挿入軸を含み、回路連結線の通路として機能することを特徴とする請求項1記載の携帯用表示装置。
【請求項3】
前記回路連結線がパネルハウジング側壁の外部に露出される場合に、前記回路連結線はパネルハウジングの外部と、パネルハウジングが折られる時にディスプレイ側面をカバーするカバーとの間を通ることを特徴とする請求項1記載の携帯用表示装置。
【請求項4】
前記ディスプレイが装着されたパネルハウジングは、一方のパネルハウジングの厚さがもっと薄いことを特徴とする請求項1記載の携帯用表示装置。
【請求項5】
前記パネルハウジングの折り畳み式連結手段として軸が備えられる場合に、前記軸はディスプレイの両端でありながら、また、軸の側面を回路連結線が通る、開口が存在することを特徴とする請求項1記載の携帯用表示装置。
【請求項6】
前記連結手段の一つがパネルハウジングと一体形に形成されることを特徴とする請求項2記載の携帯用表示装置。
【請求項7】
前記パネルハウジングの折り畳み式連結手段として、主軸と、主軸周辺に二つの補助軸が連結されていることを特徴とする請求項1記載の携帯用表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【公開番号】特開2011−150356(P2011−150356A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−36218(P2011−36218)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【分割の表示】特願2007−522423(P2007−522423)の分割
【原出願日】平成17年7月20日(2005.7.20)
【出願人】(502048128)
【Fターム(参考)】