説明

携帯端末及び携帯端末の発呼方法

【課題】電源オフの状態から識別情報の読み出しが完了するまでの間であっても速やかに緊急呼の発信を行うことができる携帯端末及び携帯端末の発呼方法を提供する。
【解決手段】携帯端末1では、電話番号判断部405により、MTF40がUIM201からの識別情報等の読み出しを完了させるまでの間に入力された電話番号が、緊急電話番号格納部406に予め格納された緊急電話番号のいずれか一の電話番号に一致するか否かが判断される。そして、緊急電話番号が入力されたと判断されたときには、識別情報の読み出しの完了前に、その電話番号が示す発信先に直ちに緊急呼の発信がなされる。したがって、携帯端末1では、電源をオン状態にした後、識別情報の読み出しが完了するまでの間であっても、緊急呼に限って速やかに発呼することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末及び携帯端末の発呼方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザ情報などの識別情報を記憶したICチップ(例えばUIM)を装填可能な携帯端末が知られている。このような携帯端末では、電源がオン状態となったときに、UIM等から識別情報を読み出すと共に、通信アプリケーションの設定やパスワードの確認等を行った後、ネットワーク側との通信接続を確立し、発呼が可能となる。また、例えば特許文献1に記載の携帯電話機では、電気的な検出によってユーザによるUIMの脱着の履歴を記憶している。そして、この携帯電話機では、電源オン時にUIMの脱着履歴が残っていた場合にのみ、UIMからユーザ情報を読み出すようにすることで、通信接続を確立するまでの時間の短縮化を図っている。
【特許文献1】特開2003−309640号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、携帯端末のユーザが急病人や火災といった緊急事態に遭遇した場合、ユーザが携帯端末を用いて警察や消防などの緊急連絡先に通報しようとすることが想定される。このような状況下においては、一刻も早く通報することが望ましいが、通報しようとしたときに携帯端末の電源がオフ状態となっていることもある。この場合、上述した従来の携帯電話機では、識別情報の読み出しが完了するまでは緊急呼の発信を行うことができないという問題があった。
【0004】
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、電源オフの状態から識別情報の読み出しが完了するまでの間であっても速やかに緊急呼の発信を行うことができる携帯端末及び携帯端末の発呼方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題の解決のため、本発明に係る携帯端末は、ユーザを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、電源がオン状態となったときに、識別情報記憶手段から識別情報を読み出して、ネットワークへの通信接続を確立させる通信制御手段とを備えた携帯端末であって、電話番号の入力を受け付ける電話番号入力手段と、緊急時における通信先を示す緊急電話番号を格納する緊急電話番号格納手段と、通信制御手段が識別情報の読み出しを完了させるまでの間に電話番号入力手段によって入力された電話番号が、緊急電話番号格納手段に格納された緊急電話番号に一致するか否かを判断する電話番号判断手段と、電話番号判断手段によって、緊急電話番号が入力されたと判断されたときに、識別情報の読み出しの完了前に、緊急電話番号が示す通信先に発呼する発呼手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
この携帯端末では、通信制御手段が識別情報の読み出しを完了させるまでの間に入力された電話番号が、予め格納された緊急電話番号に一致するか否かを判断する。そして、緊急電話番号に一致する電話番号が入力されたと判断されたときには、識別情報の読み出しの完了前に、緊急電話番号が示す通報先に直ちに発呼がなされる。したがって、この携帯端末では、電源をオン状態にした後、識別情報の読み出しが完了するまでの間であっても、緊急呼に限って速やかに発呼することができる。
【0007】
また、本発明に係る携帯端末の発呼方法は、ユーザを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、電話番号の入力を受け付ける電話番号入力手段と、緊急時における通信先を示す緊急電話番号を格納する緊急電話番号格納手段と、電源がオン状態となったときに、識別情報記憶手段から識別情報を読み出して、ネットワークへの通信接続を確立させる通信制御手段とを備えた携帯端末の発呼方法であって、電話番号判断手段が、通信制御手段が識別情報の読み出しを完了させるまでの間に電話番号入力手段によって入力された電話番号が、緊急電話番号格納手段に格納された緊急電話番号に一致するか否かを判断するステップと、発呼手段が、電話番号判断手段によって、緊急電話番号が入力されたと判断されたときに、識別情報の読み出しの完了前に、緊急電話番号が示す通信先に発呼するステップとを備えたことを特徴としている。
【0008】
この携帯端末の発呼方法では、通信制御手段が識別情報の読み出しを完了させるまでの間に入力された電話番号が、予め格納された緊急電話番号に一致するか否かを判断する。そして、緊急電話番号に一致する電話番号が入力されたと判断されたときには、識別情報の読み出しの完了前に、緊急電話番号が示す通報先に直ちに発呼がなされる。したがって、この携帯端末では、電源をオン状態にした後、識別情報の読み出しが完了するまでの間であっても、緊急呼に限って速やかに発呼することができる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明に係る携帯端末及び携帯端末の発呼方法によれば、電源オフの状態から識別情報の読み出しが完了するまでの間であっても速やかに緊急呼の発信を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る携帯端末及び携帯端末の発呼方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る携帯端末の一実施形態を示す構成図である。図1に示すように、携帯端末1は、物理的には、CPU、メモリ、通信インタフェイス、ハードディスクといった格納部、ディスプレイといった表示部等を備えた携帯電話機であり、基地局及び交換機(図示しない)を含むネットワークNと接続可能に構成されている。この携帯端末1は、機能的な構成要素として、TMF(Terminal Management Function)10、UIMF(User Identified Module Function)20、TAF(Terminal Adaptation Function)30、及びMTF(Mobile Terminal Function:通信制御手段)40の各モジュールと、操作入力部(電話番号入力手段)50とを備えている。
【0012】
TMF10は、携帯端末1の各モジュールを制御する部分である。TMF10は、通信接続開始要求部101を有している。通信接続開始要求部101は、携帯端末1の電源がオン状態となったときに、各ファンクションの接続状況を通知する旨の通信接続開始要求情報をMTF40に出力する。
【0013】
UIMF20は、携帯端末1に着脱自在に収容されるUIM(User Identified Module:識別情報記憶手段)201を制御する部分である。UIMF20は、UIM201に記憶されている情報の読み出し、及びUIM201への情報の書き込みを制御する。UIM201内には、例えば携帯端末1のユーザ情報(識別情報)の他、ネットワークNとの通信に用いる複数の通信アプリケーション等が格納されている。
【0014】
このUIMF20は、MTF40から通信アプリケーションの確認を要求する通信アプリケーション確認要求情報を受け取ると、格納している通信アプリケーションを示す格納通知をMTF40に出力する。また、UIMF20は、MTF40からアプリケーション選択画面情報を受け取ると、この情報に基づいて携帯端末1のディスプレイにアプリケーション選択画面を表示させる。そして、UIMF20は、アプリケーション選択画面を参照したユーザによって選択された通信アプリケーションを示す選択通知をMTF40に出力する。
【0015】
さらに、UIMF20は、MTF40から通信アプリケーションの選択結果を示すアプリケーション選択情報を受け取ると、携帯端末1のディスプレイに、例えばPIN(Personal Identification Number)といったパスワードの入力を受け付けるパスワード入力画面を表示させる。その後、UIMF20は、パスワード入力画面を介して入力されたパスワードをMTF40に出力する。
【0016】
TAF30は、ネットワークNへの通信に用いる通信アプリケーションを制御する部分である。TAF30は、情報受信部301を有している。情報受信部301は、通信アプリケーションに関する情報を共有するために、UIMF20と同様に、MTF40から出力されるアプリケーション選択画面情報、及びアプリケーション選択情報の各情報を受け取るようになっている。
【0017】
操作入力部50は、携帯端末1に設けられた操作ボタンである。ユーザは、この操作入力部50を用いて、電話番号やパスワードの入力、及び通信アプリケーションの選択といった各種の操作を行うことができる。
【0018】
MTF40は、ネットワークNとの無線通信を制御する部分であり、通信接続の確立、ユーザ認証、及び暗号化といった各処理を行う部分である。MTF40は、通信接続開始要求受信部401と、識別情報読込部402と、アプリケーション選択部403と、パスワード受付部404と、電話番号判断部(電話番号判断手段)405と、緊急電話番号格納部(緊急電話番号格納手段)406と、発呼部(発呼手段)407と、を有している。
【0019】
通信接続開始要求受信部401は、TMF10から通信接続開始要求情報を受け取る部分である。通信接続開始要求受信部401は、通信接続開始要求情報に含まれる接続情報を参照し、TMF10、UIMF20、及びTAF30がMTF40に正しく接続されていることを確認する。通信接続開始要求受信部401は、受け取った通信接続開始要求情報を識別情報読込部402に出力する。
【0020】
識別情報読込部402は、UIMF20を介してUIM201から識別情報等の読み込みを行う部分である。また、識別情報読込部402は、通信接続開始要求受信部401から通信接続開始要求情報を受け取ると、UIMF20に通信アプリケーション確認要求情報を出力し、これに応じてUIMF20から出力される格納通知を受け取る。そして、識別情報読込部402は、受け取った格納通知をアプリケーション選択部403に出力する。
【0021】
アプリケーション選択部403は、ネットワークNへの通信に用いる通信アプリケーションを選択する部分である。アプリケーション選択部403は、識別情報読込部402から格納通知を受け取ると、TAF30、TMF10、UIMF20の各モジュールに向けてアプリケーション選択画面情報を出力する。そして、アプリケーション選択部403は、アプリケーション選択画面情報の出力に応じてUIMF20から出力される選択通知を受け取ると共に、UIMF20に選択通知を受け取ったことを示す確認通知を出力する。この後、アプリケーション選択部403は、TAF30、TMF10、UIMF20の各モジュール、及びパスワード受付部404に向けてアプリケーション選択情報を出力する。
【0022】
パスワード受付部404は、ユーザからのパスワード入力を受け付ける部分である。パスワード受付部404は、アプリケーション選択部403からアプリケーション選択情報を受け取ると、パスワードを待ち受ける待受状態となる。そして、パスワード受付部404が、待受状態においてUIMF20からパスワードを受け取ることにより、MTF40におけるUIM201の読み込みが完了する。
【0023】
電話番号判断部405は、MTF40がUIM201から識別情報等の読み出しを完了させるまでの間に操作入力部50によって入力された電話番号が、緊急電話番号格納部406に格納された緊急電話番号のいずれか一の電話番号に一致するか否かを判断する部分である。
【0024】
ここで、緊急電話番号格納部406に格納されている情報の一例を図2に示す。図2の例では、緊急電話番号として、警察「110」、消防「119」、海上保安庁「118」、といった通報先が格納されている。そして、電話番号判断部405は、入力された電話番号が緊急電話番号のいずれか一の電話番号に一致している場合には、その旨を示す判断結果情報を発呼部407に出力する。電話番号判断部405は、入力された電話番号が緊急電話番号のいずれにも一致しない場合には、特段の処理を行わない。
【0025】
発呼部407は、ユーザによる電話番号の入力及び発信の操作により、ネットワークNにつながる他の携帯端末や固定電話機等に発呼する部分である。この発呼部407は、通常では、まずネットワークNの検出を行い、UIM201から読み出した識別情報等をネットワークN側に送信するアタッチ処理を行った後、発呼処理を行う。一方、発呼部407は、MTF40におけるUIM201の読み込みが完了する前に、電話番号判断部405から判断結果情報を受け取ったときには、識別情報の読み出しの完了前に、その電話番号が示す発信先に発呼する。この場合、発呼部407は、ネットワークNの検出の後のアタッチ処理を省略し、識別情報等をネットワークN側に送信をすることなく発呼処理を行う。
【0026】
次に、上述した構成を有する携帯端末1の電源オン時の動作について、図3〜図5に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
【0027】
図3に示すように、ユーザの操作によって携帯端末1の電源がオン状態になると、まずTMF10からMTF40に通信接続開始要求情報が出力される(ステップS01)。次に、MTF40によるUIM201の識別情報等の読み出しが開始される(ステップS02)。さらに、MTF40からUIMF20に通信アプリケーション確認要求情報が出力され(ステップS03)、これに応じてUIMF20からMTF40に格納通知がなされる(ステップS04)。
【0028】
格納通知を受け取ると、MTF40から各モジュールにアプリケーション選択画面情報が出力される(ステップS05)。ユーザが操作入力部50を介して通信アプリケーションを選択すると、UIMF20からMTF40に選択通知がなされ(ステップS06)、MTF40からUIMF20に確認通知がなされる(ステップS07)。そして、MTF40から各モジュールにアプリケーション選択情報が出力される(ステップS08)。この後、UIMF20からMTF40にパスワードの出力がなされると(ステップS09)、MTF40におけるUIM201の読み込みが完了する(ステップS10)。
【0029】
UIM201の読み込みが完了し、携帯端末1が完全に起動した後に電話番号の入力及び発信の操作がなされた場合(ステップ101の場合)、図4に示すように、まずMTF40によってネットワークNの検出がなされる(ステップS11)。そして、UIM201から読み出した識別情報等をネットワークN側に送信するアタッチ処理が行われた後(ステップS12)、入力された電話番号が示す発信先に呼の送信がなされる(ステップS13)。
【0030】
ところで、携帯端末1のユーザが急病人や火災といった緊急事態に遭遇した場合、ユーザが携帯端末1から警察や消防などの緊急連絡先に通報しようとすることが想定される。このような状況下においては、一刻も早く通報することが望ましいが、通報しようとしたときに携帯端末1の電源がオフ状態となっていることもあり、この場合、携帯端末1において、電源オフの状態から識別情報の読み出しが完了するまで発呼できないとなると、通報に遅れが生じることが懸念される。
【0031】
これに対し、携帯端末1では、電話番号判断部405により、電源がオン状態となってからMTF40によるUIM201の読み出しが完了するまでの間、例えば、ユーザが通信アプリケーションを選択している間(ステップ102の場合)や、パスワードを入力している間(ステップ103の場合)に入力された電話番号が、緊急電話番号に一致するか否かの判断が行われる。
【0032】
MTF40は、入力された電話番号が緊急電話番号に一致するときには、図5に示すように、UIM201からの識別情報等の読み出しの完了を待つことなく、ネットワークNの検出を行う(ステップS20)。そして、ネットワークNの検出に続くアタッチ処理を省略し、識別情報等をネットワークN側に送信をすることなく、緊急電話番号が示す発信先に直ちに呼(緊急呼)を送信する(ステップS21)。
【0033】
以上説明したように、携帯端末1では、電話番号判断部405により、MTF40がUIM201からの識別情報等の読み出しを完了させるまでの間に入力された電話番号が、緊急電話番号格納部406に予め格納された緊急電話番号のいずれか一の電話番号に一致するか否かが判断される。そして、緊急電話番号が入力されたと判断されたときには、識別情報の読み出しの完了前に、緊急電話番号が示す発信先に直ちに緊急呼の発信がなされる。したがって、この携帯端末1では、電源をオン状態にした後、識別情報の読み出しが完了するまでの間であっても、緊急呼に限って速やかに発呼することができる。
【0034】
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば、緊急電話番号が入力された場合に、発呼部407が緊急発信であることを示す識別子(特定の文字列等)を発信することで、ネットワークN側に緊急呼か否かの認識をさせて、発信先の切り替えを行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明に係る携帯端末の一実施形態を示す構成図である。
【図2】緊急電話番号格納部に格納される情報の一例を示す図である。
【図3】図1に示した携帯端末の電源オン時の動作を示すシーケンス図である。
【図4】識別情報の読み込みが完了した後の呼の発信動作を示すシーケンス図である。
【図5】識別情報の読み込みが完了する前の呼の発信動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
【0036】
1…携帯端末、40…MTF(通信制御手段)、50…操作入力部(電話番号入力手段)、201…UIM(識別情報記憶手段)、405…電話番号判断部(電話番号判断手段)、406…緊急電話番号格納部(緊急電話番号格納手段)、407…発呼部(発呼手段)、N…ネットワーク。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
電源がオン状態となったときに、前記識別情報記憶手段から前記識別情報を読み出して、ネットワークへの通信接続を確立させる通信制御手段とを備えた携帯端末であって、
電話番号の入力を受け付ける電話番号入力手段と、
緊急時における通信先を示す緊急電話番号を格納する緊急電話番号格納手段と、
前記通信制御手段が前記識別情報の読み出しを完了させるまでの間に前記電話番号入力手段によって入力された電話番号が、前記緊急電話番号格納手段に格納された前記緊急電話番号に一致するか否かを判断する電話番号判断手段と、
前記電話番号判断手段によって、前記緊急電話番号が入力されたと判断されたときに、前記識別情報の読み出しの完了前に、前記緊急電話番号が示す通信先に発呼する発呼手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
ユーザを識別するための識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
電話番号の入力を受け付ける電話番号入力手段と、
緊急時における通信先を示す緊急電話番号を格納する緊急電話番号格納手段と、
電源がオン状態となったときに、前記識別情報記憶手段から前記識別情報を読み出して、ネットワークへの通信接続を確立させる通信制御手段とを備えた携帯端末の発呼方法であって、
電話番号判断手段が、前記通信制御手段が前記識別情報の読み出しを完了させるまでの間に前記電話番号入力手段によって入力された電話番号が、前記緊急電話番号格納手段に格納された前記緊急電話番号に一致するか否かを判断するステップと、
発呼手段が、前記電話番号判断手段によって、前記緊急電話番号が入力されたと判断されたときに、前記識別情報の読み出しの完了前に、前記緊急電話番号が示す通信先に発呼するステップとを備えたことを特徴とする携帯端末の発呼方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−167001(P2008−167001A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−352497(P2006−352497)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】