携帯端末装置、携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法および視聴制御プログラム、ならびに視聴制御システム
【課題】ユーザーが認知していない放送番組が放送されていることをユーザーに対して認知させることができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信装置(101)と、この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力装置(102)と、外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部(110)と、この特殊チャンネル情報取得手段によって取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知部(120)とを携帯端末装置(20)に設けた。
【解決手段】所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信装置(101)と、この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力装置(102)と、外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部(110)と、この特殊チャンネル情報取得手段によって取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知部(120)とを携帯端末装置(20)に設けた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置、携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法および視聴制御プログラム、ならびに視聴制御システムに関するものであり、特に放送番組を視聴できる携帯端末装置、放送番組の視聴方法および視聴制御プログラム、チャンネル情報送受信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタルテレビ放送が開始され、地上デジタルテレビ放送で採用されている信号様式の特徴から、地上デジタルテレビ放送の携帯端末装置向け放送サービス(通称「ワンセグ」)が運用されており、携帯端末装置においても地上デジタルテレビ放送による放送番組を受信することが可能となっている。また、携帯端末装置の特性上、外出先や移動中においても地上デジタルテレビ放送のテレビ番組を視聴できる利便性から、地上デジタルテレビ放送の視聴機能を備えたテレビ機能付き携帯端末装置の普及が進んでいる。
【0003】
従来のテレビ機能付き携帯端末装置では、外出先や移動先でテレビ放送を受信しテレビ番組を視聴する場合、視聴する場所に依存して視聴できるテレビ放送局のチャンネルが異なるため、所望のテレビ番組を受信するためには受信可能なテレビ放送局のチャンネルをテレビ機能を立ち上げて探さなければならないという問題があった。
【0004】
これに対して、テレビ機能付き携帯端末装置の従来技術としては、視聴していた放送番組の番組情報を管理して関連サイトへいつでもどこでもアクセスできる方法(特許文献1)、携帯電話の基地局IDから視聴エリアを特定して受信可能な放送局の情報を記憶し、他の携帯電話端末に対してこの情報を通知できるテレビ機能付きの携帯電話端末(特許文献2)、テレビ視聴機能を有する携帯電話端末が記憶している自装置におけるテレビの視聴条件を他のテレビ装置に対しても反映させて、他のテレビ装置の視聴条件の設定を不要にする方法(特許文献3)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特願2004−128826号公報
【特許文献2】特願2005−151093号公報
【特許文献3】特願2006−014122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、これらの技術は、そのときに受信して視聴しているもしくは過去に受信して視聴した放送番組、広く知られた放送局による放送番組のチャンネルに関する情報などの放送番組の受信チャンネルを特定するチャンネル情報を管理して、このチャンネル情報を利用して放送番組の視聴におけるチャンネル設定の簡略化や柔軟な視聴操作を実現する技術である。したがって、チャンネル情報が不明もしくは未取得の放送番組については、ユーザーがこのような放送番組が放送されていることに気付かないという問題がある。さらに、このような放送番組の存在をユーザーが認知したとしても、携帯端末装置において視聴するためには、所望の放送番組のチャンネルをユーザーが探して設定しなければなければならないという問題がある。
【0007】
例えば、外出先や移動先において、特定の地域でのみ受信可能な放送番組や新しく放送が開始された放送チャンネルにおける放送番組といった初めて受信する放送番組が放送されている場合、このような放送番組をユーザーが認知するためには、これらの放送番組の存在を知らせる媒体によってユーザーが認知する必要があり、このような媒体に接する機会がなければ、放送番組の存在に気付かないという問題がある。幸運にもユーザーがこのような放送番組の存在を認知した場合においても、携帯端末装置によってこれらの番組を視聴するためには、ユーザーが携帯端末装置の受信装置によって所望の放送番組のチャンネルを探さなければならない。
また、商店街やショッピングモールなどの受信エリアが限定されている小規模な放送による店舗情報やフロア情報などのローカル放送番組を携帯端末装置で視聴する場合、ユーザーがこのような放送番組の存在を認知する必要があり、認知したとしても予め携帯端末装置の放送番組の視聴装置に割り当てられているチャンネル設定では、これらの放送番組を受信することはできず、所望の放送番組のチャンネルを手動で探して設定するといった煩雑な操作が必要となる。
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決すべく、特定の地域でのみ受信可能な放送番組や、新しく放送が開始された放送チャンネルにおける放送番組といったユーザーが認知していない放送番組が放送されていることをユーザーに対して認知させることができる携帯端末装置を提供することを目的とする。また、本発明は、携帯端末装置において予め視聴可能にチャンネル設定がなされていない放送番組を簡便な操作で視聴することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明は、所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段と、この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段と、外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得手段と、この特殊チャンネル情報取得手段によって取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知手段とを携帯端末装置に設けたことをを特徴とする。
また、前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段によって出力可能とする特殊チャンネル視聴制御手段を携帯端末装置に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、外部から提供される特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報により特定される放送番組が携帯端末装置において視聴可能である旨をユーザーに対して通知することにより、ユーザーが認知していない放送番組が放送されていることを認識させることができる。また、特殊チャンネル情報に基づいて放送番組を自装置の出力手段に出力させることができるので、携帯端末装置のユーザーは、認知していなかった放送番組を視聴するために携帯端末装置の受信装置によって所望のチャンネルを探すことなく、容易に視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図3】第2の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図4】第2の実施の形態にかかる携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図5】第3の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図7】第3の実施の形態における通知画面の例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態における選択画面の例を示す図である。
【図9】第4の実施の形態にかかる放送番組視聴制御システムのブロック図である。
【図10】第4の実施の形態における特殊チャンネル情報発信装置の動作フローチャートである。
【図11】第4の実施の形態における携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図12】第5の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図13】第5の実施の形態における特殊チャンネル情報の例を示す図である。
【図14】第5の実施の形態における通知画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明における第1の実施の形態にかかる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯端末装置は、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する情報のうち、外部から提供される特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報における放送番組が自装置で視聴可能であることをユーザーに対して通知する携帯端末装置である。図1に示すように、携帯端末装置10は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、外部から提供される特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部110と、取得した特殊チャンネル情報から特定される放送番組が出力装置102において視聴可能であることをユーザーに対して通知する特殊チャンネル情報通知部120とから構成されている。ここで、特殊チャンネル情報は、外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する情報である。
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の上記携帯端末装置10に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
【0014】
次に、特殊チャンネル情報取得部110と特殊チャンネル情報通知部120の動作を説明しながら、本実施の形態における携帯端末装置10の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。
【0015】
特殊チャンネル情報取得部110は、図示しない携帯端末装置のインターフェース部によるデータ通信手段によって外部から取得した特殊チャンネル情報を、図示しない記憶装置に記憶する(S101)。ここで、図示しない携帯端末装置のインターフェース部は、USBや有線LANなどの有線通信インターフェースもしくは赤外線通信や無線LANなどの無線通信インターフェースとすることができる。
【0016】
特殊チャンネル情報通知部120は、特殊チャンネル情報取得部110によって取得され図示しない記憶装置に記憶された特殊チャンネル情報から、受信可能な放送番組を特定し(S102)、この放送番組が出力装置102により視聴可能であることをユーザーに対して通知する(S103)。ここで、特殊チャンネル情報通知部120が特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることをユーザーに対して通知する手段に出力装置102を用いてもよい。例えば、出力装置102における図示しない音声出力装置を利用した音声による通知や、図示しない表示装置を利用して表示画面による通知や、図示しない振動モータを利用したバイブレーションによる通知や、図示しないLEDなどの発光装置を利用した点灯パターンによる通知や、これらの手段を併用した通知によるユーザーに対する通知手段としてもよい。
【0017】
このように、携帯端末装置10が特殊チャンネル情報を取得してこの特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることをユーザーに対して通知することによって、ユーザーはこの放送番組の存在を特別な媒体による告知に接することなく、携帯端末装置10が特殊チャンネル情報を取得した際に認知することができる。
【0018】
[第2の実施の形態]
図3は、本発明における第2の実施の形態にかかる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯通信端末装置は、特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報から特定される放送番組が自装置において視聴可能であることをユーザーに対して通知するとともに、この特殊チャンネル情報に基づいて放送番組を自装置に搭載される受信装置に受信させて出力装置で視聴可能とする。図3に示すように、携帯端末装置20は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部110と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知部120と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組を受信装置101に受信させて出力装置102に出力可能とする特殊チャンネル視聴制御部230とから構成されている。
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の携帯端末装置20に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置20の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部110、特殊チャンネル情報通知部120は、第1の実施の形態において説明した携帯端末装置10の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部110、特殊チャンネル情報通知部120と同一の構成および機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0019】
次に特殊チャンネル視聴制御部230の動作を中心に説明しながら、本実施の形態にかかる携帯端末装置20の動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0020】
特殊チャンネル視聴制御部230は、特殊チャンネル情報取得部110によって特殊チャンネル情報を取得され(S101)、その特殊チャンネル情報から受信可能な放送番組が特定されると(S102)、視聴可能な放送番組があることを通知する(S103)とともに、その放送番組を受信装置101に受信させて(S201)、出力装置102に出力し、この放送番組を視聴可能とする(S202)。
このように、携帯端末装置20が特殊チャンネル情報から特定される放送番組を自動的に受信装置101に受信させることにより、ユーザーはこの放送番組の受信チャンネルを手動で探す必要がなくなり、簡便な操作でこの放送番組を視聴することが可能となる。
【0021】
[第3の実施の形態]
図5は、本発明における第3の実施の形態にかかる携帯端末装置の概要を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯端末装置は、特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報から特定される複数の放送番組が自装置において視聴可能であることをユーザーに対して通知し、ユーザーによって選択された放送番組を視聴可能とすることができる。
図5に示すように、携帯端末装置30は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部110と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組を視聴するか否かを通知して選択し、且つ視聴可能な全ての放送番組の一覧を選択可能に通知する特殊チャンネル情報通知部320と、視聴する放送番組を選択して受信装置101に選択した放送番組を受信させ出力装置102にこの放送番組を出力して選択した放送番組を視聴可能とする特殊チャンネル視聴制御部330とから構成されている。
【0022】
特殊チャンネル視聴制御部330は、特殊チャンネル情報通知部320により選択可能に通知された特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組の中からユーザーが選択した放送番組を視聴番組として選択する特殊チャンネル視聴選択部331と、受信装置101の受信チャンネルを特殊チャンネル視聴選択部331により視聴番組として選択された放送番組のチャンネルに設定する特殊チャンネル受信設定部332と、特殊チャンネル受信設定部332により設定された受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に出力させて視聴可能とする特殊チャンネル視聴開始部333とから構成されている。
【0023】
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の携帯端末装置30に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置30の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル取得部110は、第1の実施の形態において説明した携帯端末装置10の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部110と同一の構成及び機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0024】
次に、特殊チャンネル情報通知部320と特殊チャンネル視聴制御部330の動作を説明しながら、本実施の形態にかかる携帯端末装置30の動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0025】
特殊チャンネル情報通知部320は、特殊チャンネル情報取得部110によって取得され図示しない記憶部に記憶された特殊チャンネル情報から放送番組を特定し(S301)、この放送番組を視聴するか否かをユーザーが選択できるように通知する(S302)。ここで、特殊チャンネル情報通知部320が放送番組の視聴可否をユーザーに選択させる通知画面の一例を図7に模式的に示す。図7に示すように、特殊チャンネル情報通知部320は、出力装置102の表示装置102−aを利用して、特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知し、且つこの放送番組を視聴するか否かを選択可能に表示してユーザーに対して通知する。このときに、1の表示内容で明示的にユーザーに対して特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知するアイコンのような表示としても良い。また、出力装置102の図示しない音声出力装置を利用して音声によってユーザーに対して通知を行ってもよい。
【0026】
放送番組の視聴可否を選択できる通知に対するユーザーによる応答操作は、図示しない携帯端末装置30の操作部をユーザーが操作することによってなされる(S302a)。特殊チャンネル情報通知部320は、このユーザーの応答操作による操作部から発せられる信号に基づいてユーザーが放送番組を視聴するのか否かの選択の判定を行う(S303)。
ユーザーが放送番組を視聴することを選択したと判定した場合(S303において「YES」)、特殊チャンネル情報通知部320は、特殊チャンネル情報より特定される視聴可能な放送番組の一覧を選択可能に通知する(S304)。また、ユーザーが放送番組を視聴しないことを選択したと判定した場合(S303において「NO」)、特殊チャンネル情報通知部320は放送番組の視聴処理を終了する(S305)。
【0027】
視聴可能な放送番組の一覧から視聴する放送番組を選択できる通知に対するユーザーによる応答操作は、図示しない携帯端末装置30の操作部をユーザーが操作することによってなされる(S304a)。ここで、特殊チャンネル情報通知部320が視聴可能な放送番組を選択可能な一覧からユーザーに選択させる通知画面の一例を図8に模式的に示す。図8に示すように、特殊チャンネル情報通知部320は、出力装置102の表示装置102−aを利用して、特殊チャンネル情報から特定される視聴可能な全ての放送番組を表示してユーザーに対して通知する。また、出力装置102の図示しない音声出力装置を利用して音声による通知を行ってもよい。
【0028】
特殊チャンネル視聴選択部331は、ユーザーが視聴可能な放送番組の一覧から視聴する放送番組を選択する応答操作によって操作部から発せられる信号に基づいて特定される放送番組を視聴番組として選択する(S306)。
特殊チャンネル受信設定部332は、特殊チャンネル視聴選択部331によって視聴番組として選択された放送番組について、特殊チャンネル情報から特定されるこの放送番組のチャンネルに受信装置101の受信チャンネルを設定する(S307)。
特殊チャンネル視聴開始部333は、携帯端末装置30の放送番組の視聴機能を起動して、特殊チャンネル受信設定部332によって設定した受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に対して出力させて(S308)、放送番組視聴処理を終了する(S309)。
【0029】
このように、携帯端末装置30が特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることをユーザーに対して選択可能に通知し、ユーザーが選択した放送番組を受信装置101で受信し出力装置102に出力することにより、ユーザーは視聴可能な放送番組の存在を認知でき、さらにこの放送番組を視聴するか否かを選択できることによって、所望の放送番組のみを簡便な操作で視聴することが可能となる。また、視聴可能な放送番組が複数ある場合についても、所望の放送番組を選択することができ、受信チャンネルを探す必要なく簡便な操作で視聴することが可能となる。
【0030】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図9は、本実施の形態にかかる携帯端末装置と特殊チャンネル情報発信装置とからなる放送番組視聴制御システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる放送番組視聴制御システムは、特殊チャンネル情報発信装置から発信される特殊チャンネル情報を携帯端末装置ににおける所定の条件に基づいて自動的に受信させ、ユーザーに対して特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能なことを通知させ、この放送番組を視聴可能にするものであり、図9に示すように、特殊チャンネル情報発信装置11と、携帯端末装置40とから構成されている。
【0031】
携帯端末装置40は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報発信装置11から発信される特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部410と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知して選択し、かつ視聴可能な全ての放送番組の一覧を選択可能に通知する特殊チャンネル情報通知部320と、視聴する放送番組を選択して受信器101に選択した放送番組を受信させ出力装置102にこの放送番組を出力させる特殊チャンネル視聴制御部330とから構成されている。
特殊チャンネル情報取得部410は、特殊チャンネル情報発信装置11との通信を行い予め設定した所定の条件、例えば、ユーザーによって予め特殊チャンネル情報の受信を可能とするか否かを携帯端末装置40の図示しない記憶部に設定された受信条件に基づいて特殊チャンネル情報を受信する特殊チャンネル情報受信部411を備えている。
【0032】
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の特殊チャンネル情報発信装置11および携帯端末装置40に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置40の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報通知部320、特殊チャンネル視聴制御部330は、第3の実施の形態において説明した携帯端末装置30の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報通知部320、特殊チャンネル視聴制御部330と同一の構成及び機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0033】
次に、特殊チャンネル情報発信装置11の動作を図10に示すフローチャートを参照して説明する。
特殊チャンネル情報発信装置11は、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する情報であるチャンネル情報の受信要求信号を、この放送番組が視聴可能な地域内に向けて発信する(S411)。
特殊チャンネル情報発信装置11は特殊チャンネル情報の受信要求信号を発信した後、携帯端末装置40からの特殊チャンネル情報の送信要求信号の受信待機状態となる(S412)。携帯端末装置40からの送信要求信号を受信した場合(S412において「YES」)、特殊チャンネル情報発信装置11は携帯端末装置40に対して特殊チャンネル情報を送信する(S413)。送信要求信号を受信しない場合(S412において「NO」)は引き続き送信要求信号の待機状態となる。
ここで、特定の地域における視聴可能な放送番組の例として、ショッピングモールや商店街などにおけるフロア情報や店舗情報といったローカル情報番組の放送が考えられる。特殊チャンネル情報発信装置11は、ショッピングモールの各フロア入口や商店街の入り口などに設置されることによって、ショッピングモールや商店街の来場者が携帯している携帯端末装置40に対して特殊チャンネル情報を発信するようにしても良い。
【0034】
次に、特殊チャンネル情報取得部410の動作を中心に説明して、携帯端末装置40の動作について図11のフローチャートを参照して説明する。
特殊チャンネル情報取得部410の特殊チャンネル情報受信部411は、特殊チャンネル情報発信装置11から送信される特殊チャンネル情報の受信要求信号を受信すると(S421)、所定の条件として予め設定された特殊チャンネル情報の受信設定(S422a)に基づいて特殊チャンネル情報を受信するか否かを判定する(S422)。
ここでこの受信設定は、例えば、時間帯、携帯端末装置の現在位置、ユーザーの明示的な携帯端末装置40に対する操作などによって特殊チャンネル情報を受信するか否かを設定する受信設定とすることができる。
S422aにおける受信設定が特殊チャンネル情報を受信する場合(S422において「YES」)、特殊チャンネル情報受信部411は特殊チャンネル情報発信装置11に対して特殊チャンネル情報の送信要求を送信し(S423)、特殊チャンネル情報を受信する(S425)。S422aにおける受信設定が特殊チャンネル情報を受信しない場合(S422において「NO」)、特殊チャンネル情報受信部411は特殊チャンネル情報の受信処理を終了する(S424)。
【0035】
特殊チャンネル情報取得部410は、特殊チャンネル情報受信部411によって受信した特殊チャンネル情報を図示しない記憶部に記憶することにより特殊チャンネル情報を取得する(S426)。
携帯端末装置40は、特殊チャンネル情報取得部410によって取得した特殊チャンネル情報から放送番組と特定し、この放送番組が視聴可能であることをユーザーに通知し、ユーザーによって選択された放送番組を受信装置101に受信させて出力装置102に出力してこの放送番組を視聴可能とする(S427)。
【0036】
ここで、携帯端末装置40が能動的に特殊チャンネル情報を取得する手段として、特殊チャンネル情報発信装置11と特殊チャンネル情報取得部410とが通信する通信手段にBluetooth(登録商法)による無線通信を使用することとしてもよい。Bluetoothによるデータの送受信によって特殊チャンネル情報発信装置11と特殊チャンネル情報取得部410とが特殊チャンネル情報の送受信を実現することにより、携帯端末装置40においてユーザーによる特別な操作を必要としないで特殊チャンネル情報を所定の条件に基づいて自動的に取得することができる。
このように、携帯端末装置が特殊チャンネル情報を所定の条件に基づいて自動的に取得可能となることによって、携帯端末装置は特殊チャンネル情報を取得したら直ちにユーザーに対して放送番組が視聴可能であることを通知することができる。したがって、本実施の形態における携帯端末装置のユーザーは特殊チャンネル情報から特定される放送番組をいつでもどこでも簡単に視聴可能となる。
【0037】
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図12は、本実施の形態にかかる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯端末装置は、特殊チャンネル情報を能動的に受信して、ユーザーに対して特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能なことを通知し、この放送番組を視聴可能とするものであって、特に特殊チャンネル情報が、放送番組の放送波周波数情報とこの放送番組の内容を表す情報を含む番組内容情報とが放送番組ごとに関連付けられているデータであり、この特殊チャンネル情報に基づいた放送番組の視聴可能通知を実施し、この放送番組を視聴可能とするものである。
図12に示すように、本実施の形態にかかる携帯端末装置50は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部410と、特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組が自装置において視聴可能であることとこれらの放送番組の内容を示す番組内容情報とを併せて表した一覧から視聴する放送番組を選択できる選択一覧を出力装置102に出力して通知する特殊チャンネル情報通知部520と、視聴する放送番組を選択して受信器101に選択した放送番組を受信させ出力装置102にこの放送番組を出力させる特殊チャンネル視聴制御部530とから構成されている。
【0038】
特殊チャンネル視聴制御部530は、特殊チャンネル情報通知部520により選択可能に通知された特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組の中からユーザーが選択した放送番組を視聴番組として選択する特殊チャンネル視聴選択部531と、受信装置101の受信チャンネルを特殊チャンネル視聴選択部531により視聴番組として選択された放送番組のチャンネルに合致させる特殊チャンネル受信設定部532と、特殊チャンネル受信設定部332により設定された受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に出力させて視聴可能とする特殊チャンネル視聴開始部533とから構成されている。
【0039】
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の携帯端末装置50に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置50の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部410、特殊チャンネル情報受信部411は、第4の実施の形態において説明した携帯端末装置40の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部410、特殊チャンネル情報受信部411と同一の構成及び機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0040】
次に、図13および図14を参照して特殊チャンネル情報通知部520と特殊チャンネル視聴制御部530の動作を中心に説明しながら、本実施の形態にかかる携帯端末装置50の動作を説明する。
【0041】
特殊チャンネル情報通知部520は、特殊チャンネル情報取得部410によって取得した特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組について、自装置において視聴可能であることとこれらの放送番組の内容を示す番組内容情報とを併せて表した一覧からユーザーが視聴する放送番組を選択できる選択一覧を出力装置102に出力する。
ここで、図13は本実施の形態における特殊チャンネル情報の一例を示す概念図である。図13に示すように、特殊チャンネル情報は、受信チャンネルの周波数情報とこの放送番組の内容を表す情報を含む番組内容情報とが放送番組ごとに関連付けて記述されているデータであり、特殊チャンネル情報通知部520はこの特殊チャンネル情報のデータに基づいて放送番組の選択一覧を出力装置102に出力する。
ここで、図14は特殊チャンネル情報通知部520が出力装置102に出力する放送番組の選択一覧の一例を示す模式図である。図14に示すように、特殊チャンネル情報通知部520は、出力装置102の表示装置102−aを利用して、特殊チャンネル情報に基づいて放送番組のチャンネル情報をチャンネルごとに表示して、ユーザーが放送番組を視聴するか否かを選択でき、且つ視聴する番組を選択できるようにする。
【0042】
特殊チャンネル視聴選択部531は、特殊チャンネル情報通知520によって出力装置102に出力した放送番組の選択一覧から、ユーザーによって選択された視聴する放送番組を視聴番組として選択し、特殊チャンネル受信設定部332は、受信装置101の受信チャンネルを特殊チャンネル視聴選択部531によって視聴番組として選択された放送番組のチャンネルに合致させ、特殊チャンネル視聴開始部533は、携帯端末装置50の放送番組の視聴機能を起動して特殊チャンネル受信設定部532によって設定した受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に対して出力する。
【0043】
このように、放送番組の内容情報を含む番組内容情報と併せて視聴可能な放送番組の通知を行うことによって、放送番組における情報をわかりやすく通知することが可能となり、ユーザーが所望の放送番組を簡便に選択することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
ショッピングモールや商店街などにおけるフロア情報や店舗情報、もしくはアミューズメントパークやテーマパークなどにおけるアトラクションやショップの案内情報、もしくは病院や役所などにおける窓口案内や待ち時間の情報など、大勢の人が集まる場所において都度更新される情報や利用者に対して有益な情報を地上デジタル放送の放送番組によって発信し携帯端末装置で受信するローカル情報放送システムといったことに利用できる。
【符号の説明】
【0045】
10,20,30,40,50…携帯端末装置、101…受信装置、102…出力装置、110,410…特殊チャンネル情報取得部、411…特殊チャンネル情報受信部、120,320,520…特殊チャンネル情報通知部、230,330,530…特殊チャンネル視聴制御部、331,531…特殊チャンネル選択部、332,532…特殊チャンネル受信設定部、333,533…特殊チャンネル視聴開始部、102−a…表示装置。
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置、携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法および視聴制御プログラム、ならびに視聴制御システムに関するものであり、特に放送番組を視聴できる携帯端末装置、放送番組の視聴方法および視聴制御プログラム、チャンネル情報送受信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタルテレビ放送が開始され、地上デジタルテレビ放送で採用されている信号様式の特徴から、地上デジタルテレビ放送の携帯端末装置向け放送サービス(通称「ワンセグ」)が運用されており、携帯端末装置においても地上デジタルテレビ放送による放送番組を受信することが可能となっている。また、携帯端末装置の特性上、外出先や移動中においても地上デジタルテレビ放送のテレビ番組を視聴できる利便性から、地上デジタルテレビ放送の視聴機能を備えたテレビ機能付き携帯端末装置の普及が進んでいる。
【0003】
従来のテレビ機能付き携帯端末装置では、外出先や移動先でテレビ放送を受信しテレビ番組を視聴する場合、視聴する場所に依存して視聴できるテレビ放送局のチャンネルが異なるため、所望のテレビ番組を受信するためには受信可能なテレビ放送局のチャンネルをテレビ機能を立ち上げて探さなければならないという問題があった。
【0004】
これに対して、テレビ機能付き携帯端末装置の従来技術としては、視聴していた放送番組の番組情報を管理して関連サイトへいつでもどこでもアクセスできる方法(特許文献1)、携帯電話の基地局IDから視聴エリアを特定して受信可能な放送局の情報を記憶し、他の携帯電話端末に対してこの情報を通知できるテレビ機能付きの携帯電話端末(特許文献2)、テレビ視聴機能を有する携帯電話端末が記憶している自装置におけるテレビの視聴条件を他のテレビ装置に対しても反映させて、他のテレビ装置の視聴条件の設定を不要にする方法(特許文献3)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特願2004−128826号公報
【特許文献2】特願2005−151093号公報
【特許文献3】特願2006−014122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、これらの技術は、そのときに受信して視聴しているもしくは過去に受信して視聴した放送番組、広く知られた放送局による放送番組のチャンネルに関する情報などの放送番組の受信チャンネルを特定するチャンネル情報を管理して、このチャンネル情報を利用して放送番組の視聴におけるチャンネル設定の簡略化や柔軟な視聴操作を実現する技術である。したがって、チャンネル情報が不明もしくは未取得の放送番組については、ユーザーがこのような放送番組が放送されていることに気付かないという問題がある。さらに、このような放送番組の存在をユーザーが認知したとしても、携帯端末装置において視聴するためには、所望の放送番組のチャンネルをユーザーが探して設定しなければなければならないという問題がある。
【0007】
例えば、外出先や移動先において、特定の地域でのみ受信可能な放送番組や新しく放送が開始された放送チャンネルにおける放送番組といった初めて受信する放送番組が放送されている場合、このような放送番組をユーザーが認知するためには、これらの放送番組の存在を知らせる媒体によってユーザーが認知する必要があり、このような媒体に接する機会がなければ、放送番組の存在に気付かないという問題がある。幸運にもユーザーがこのような放送番組の存在を認知した場合においても、携帯端末装置によってこれらの番組を視聴するためには、ユーザーが携帯端末装置の受信装置によって所望の放送番組のチャンネルを探さなければならない。
また、商店街やショッピングモールなどの受信エリアが限定されている小規模な放送による店舗情報やフロア情報などのローカル放送番組を携帯端末装置で視聴する場合、ユーザーがこのような放送番組の存在を認知する必要があり、認知したとしても予め携帯端末装置の放送番組の視聴装置に割り当てられているチャンネル設定では、これらの放送番組を受信することはできず、所望の放送番組のチャンネルを手動で探して設定するといった煩雑な操作が必要となる。
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決すべく、特定の地域でのみ受信可能な放送番組や、新しく放送が開始された放送チャンネルにおける放送番組といったユーザーが認知していない放送番組が放送されていることをユーザーに対して認知させることができる携帯端末装置を提供することを目的とする。また、本発明は、携帯端末装置において予め視聴可能にチャンネル設定がなされていない放送番組を簡便な操作で視聴することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明は、所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段と、この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段と、外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得手段と、この特殊チャンネル情報取得手段によって取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知手段とを携帯端末装置に設けたことをを特徴とする。
また、前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段によって出力可能とする特殊チャンネル視聴制御手段を携帯端末装置に設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、外部から提供される特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報により特定される放送番組が携帯端末装置において視聴可能である旨をユーザーに対して通知することにより、ユーザーが認知していない放送番組が放送されていることを認識させることができる。また、特殊チャンネル情報に基づいて放送番組を自装置の出力手段に出力させることができるので、携帯端末装置のユーザーは、認知していなかった放送番組を視聴するために携帯端末装置の受信装置によって所望のチャンネルを探すことなく、容易に視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図3】第2の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図4】第2の実施の形態にかかる携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図5】第3の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図7】第3の実施の形態における通知画面の例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態における選択画面の例を示す図である。
【図9】第4の実施の形態にかかる放送番組視聴制御システムのブロック図である。
【図10】第4の実施の形態における特殊チャンネル情報発信装置の動作フローチャートである。
【図11】第4の実施の形態における携帯端末装置の動作フローチャートである。
【図12】第5の実施の形態にかかる携帯端末装置のブロック図である。
【図13】第5の実施の形態における特殊チャンネル情報の例を示す図である。
【図14】第5の実施の形態における通知画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明における第1の実施の形態にかかる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯端末装置は、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する情報のうち、外部から提供される特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報における放送番組が自装置で視聴可能であることをユーザーに対して通知する携帯端末装置である。図1に示すように、携帯端末装置10は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、外部から提供される特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部110と、取得した特殊チャンネル情報から特定される放送番組が出力装置102において視聴可能であることをユーザーに対して通知する特殊チャンネル情報通知部120とから構成されている。ここで、特殊チャンネル情報は、外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する情報である。
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の上記携帯端末装置10に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
【0014】
次に、特殊チャンネル情報取得部110と特殊チャンネル情報通知部120の動作を説明しながら、本実施の形態における携帯端末装置10の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。
【0015】
特殊チャンネル情報取得部110は、図示しない携帯端末装置のインターフェース部によるデータ通信手段によって外部から取得した特殊チャンネル情報を、図示しない記憶装置に記憶する(S101)。ここで、図示しない携帯端末装置のインターフェース部は、USBや有線LANなどの有線通信インターフェースもしくは赤外線通信や無線LANなどの無線通信インターフェースとすることができる。
【0016】
特殊チャンネル情報通知部120は、特殊チャンネル情報取得部110によって取得され図示しない記憶装置に記憶された特殊チャンネル情報から、受信可能な放送番組を特定し(S102)、この放送番組が出力装置102により視聴可能であることをユーザーに対して通知する(S103)。ここで、特殊チャンネル情報通知部120が特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることをユーザーに対して通知する手段に出力装置102を用いてもよい。例えば、出力装置102における図示しない音声出力装置を利用した音声による通知や、図示しない表示装置を利用して表示画面による通知や、図示しない振動モータを利用したバイブレーションによる通知や、図示しないLEDなどの発光装置を利用した点灯パターンによる通知や、これらの手段を併用した通知によるユーザーに対する通知手段としてもよい。
【0017】
このように、携帯端末装置10が特殊チャンネル情報を取得してこの特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることをユーザーに対して通知することによって、ユーザーはこの放送番組の存在を特別な媒体による告知に接することなく、携帯端末装置10が特殊チャンネル情報を取得した際に認知することができる。
【0018】
[第2の実施の形態]
図3は、本発明における第2の実施の形態にかかる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯通信端末装置は、特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報から特定される放送番組が自装置において視聴可能であることをユーザーに対して通知するとともに、この特殊チャンネル情報に基づいて放送番組を自装置に搭載される受信装置に受信させて出力装置で視聴可能とする。図3に示すように、携帯端末装置20は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部110と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知部120と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組を受信装置101に受信させて出力装置102に出力可能とする特殊チャンネル視聴制御部230とから構成されている。
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の携帯端末装置20に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置20の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部110、特殊チャンネル情報通知部120は、第1の実施の形態において説明した携帯端末装置10の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部110、特殊チャンネル情報通知部120と同一の構成および機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0019】
次に特殊チャンネル視聴制御部230の動作を中心に説明しながら、本実施の形態にかかる携帯端末装置20の動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0020】
特殊チャンネル視聴制御部230は、特殊チャンネル情報取得部110によって特殊チャンネル情報を取得され(S101)、その特殊チャンネル情報から受信可能な放送番組が特定されると(S102)、視聴可能な放送番組があることを通知する(S103)とともに、その放送番組を受信装置101に受信させて(S201)、出力装置102に出力し、この放送番組を視聴可能とする(S202)。
このように、携帯端末装置20が特殊チャンネル情報から特定される放送番組を自動的に受信装置101に受信させることにより、ユーザーはこの放送番組の受信チャンネルを手動で探す必要がなくなり、簡便な操作でこの放送番組を視聴することが可能となる。
【0021】
[第3の実施の形態]
図5は、本発明における第3の実施の形態にかかる携帯端末装置の概要を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯端末装置は、特殊チャンネル情報を取得して、この特殊チャンネル情報から特定される複数の放送番組が自装置において視聴可能であることをユーザーに対して通知し、ユーザーによって選択された放送番組を視聴可能とすることができる。
図5に示すように、携帯端末装置30は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部110と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組を視聴するか否かを通知して選択し、且つ視聴可能な全ての放送番組の一覧を選択可能に通知する特殊チャンネル情報通知部320と、視聴する放送番組を選択して受信装置101に選択した放送番組を受信させ出力装置102にこの放送番組を出力して選択した放送番組を視聴可能とする特殊チャンネル視聴制御部330とから構成されている。
【0022】
特殊チャンネル視聴制御部330は、特殊チャンネル情報通知部320により選択可能に通知された特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組の中からユーザーが選択した放送番組を視聴番組として選択する特殊チャンネル視聴選択部331と、受信装置101の受信チャンネルを特殊チャンネル視聴選択部331により視聴番組として選択された放送番組のチャンネルに設定する特殊チャンネル受信設定部332と、特殊チャンネル受信設定部332により設定された受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に出力させて視聴可能とする特殊チャンネル視聴開始部333とから構成されている。
【0023】
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の携帯端末装置30に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置30の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル取得部110は、第1の実施の形態において説明した携帯端末装置10の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部110と同一の構成及び機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0024】
次に、特殊チャンネル情報通知部320と特殊チャンネル視聴制御部330の動作を説明しながら、本実施の形態にかかる携帯端末装置30の動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0025】
特殊チャンネル情報通知部320は、特殊チャンネル情報取得部110によって取得され図示しない記憶部に記憶された特殊チャンネル情報から放送番組を特定し(S301)、この放送番組を視聴するか否かをユーザーが選択できるように通知する(S302)。ここで、特殊チャンネル情報通知部320が放送番組の視聴可否をユーザーに選択させる通知画面の一例を図7に模式的に示す。図7に示すように、特殊チャンネル情報通知部320は、出力装置102の表示装置102−aを利用して、特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知し、且つこの放送番組を視聴するか否かを選択可能に表示してユーザーに対して通知する。このときに、1の表示内容で明示的にユーザーに対して特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知するアイコンのような表示としても良い。また、出力装置102の図示しない音声出力装置を利用して音声によってユーザーに対して通知を行ってもよい。
【0026】
放送番組の視聴可否を選択できる通知に対するユーザーによる応答操作は、図示しない携帯端末装置30の操作部をユーザーが操作することによってなされる(S302a)。特殊チャンネル情報通知部320は、このユーザーの応答操作による操作部から発せられる信号に基づいてユーザーが放送番組を視聴するのか否かの選択の判定を行う(S303)。
ユーザーが放送番組を視聴することを選択したと判定した場合(S303において「YES」)、特殊チャンネル情報通知部320は、特殊チャンネル情報より特定される視聴可能な放送番組の一覧を選択可能に通知する(S304)。また、ユーザーが放送番組を視聴しないことを選択したと判定した場合(S303において「NO」)、特殊チャンネル情報通知部320は放送番組の視聴処理を終了する(S305)。
【0027】
視聴可能な放送番組の一覧から視聴する放送番組を選択できる通知に対するユーザーによる応答操作は、図示しない携帯端末装置30の操作部をユーザーが操作することによってなされる(S304a)。ここで、特殊チャンネル情報通知部320が視聴可能な放送番組を選択可能な一覧からユーザーに選択させる通知画面の一例を図8に模式的に示す。図8に示すように、特殊チャンネル情報通知部320は、出力装置102の表示装置102−aを利用して、特殊チャンネル情報から特定される視聴可能な全ての放送番組を表示してユーザーに対して通知する。また、出力装置102の図示しない音声出力装置を利用して音声による通知を行ってもよい。
【0028】
特殊チャンネル視聴選択部331は、ユーザーが視聴可能な放送番組の一覧から視聴する放送番組を選択する応答操作によって操作部から発せられる信号に基づいて特定される放送番組を視聴番組として選択する(S306)。
特殊チャンネル受信設定部332は、特殊チャンネル視聴選択部331によって視聴番組として選択された放送番組について、特殊チャンネル情報から特定されるこの放送番組のチャンネルに受信装置101の受信チャンネルを設定する(S307)。
特殊チャンネル視聴開始部333は、携帯端末装置30の放送番組の視聴機能を起動して、特殊チャンネル受信設定部332によって設定した受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に対して出力させて(S308)、放送番組視聴処理を終了する(S309)。
【0029】
このように、携帯端末装置30が特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることをユーザーに対して選択可能に通知し、ユーザーが選択した放送番組を受信装置101で受信し出力装置102に出力することにより、ユーザーは視聴可能な放送番組の存在を認知でき、さらにこの放送番組を視聴するか否かを選択できることによって、所望の放送番組のみを簡便な操作で視聴することが可能となる。また、視聴可能な放送番組が複数ある場合についても、所望の放送番組を選択することができ、受信チャンネルを探す必要なく簡便な操作で視聴することが可能となる。
【0030】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図9は、本実施の形態にかかる携帯端末装置と特殊チャンネル情報発信装置とからなる放送番組視聴制御システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる放送番組視聴制御システムは、特殊チャンネル情報発信装置から発信される特殊チャンネル情報を携帯端末装置ににおける所定の条件に基づいて自動的に受信させ、ユーザーに対して特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能なことを通知させ、この放送番組を視聴可能にするものであり、図9に示すように、特殊チャンネル情報発信装置11と、携帯端末装置40とから構成されている。
【0031】
携帯端末装置40は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報発信装置11から発信される特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部410と、特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能であることを通知して選択し、かつ視聴可能な全ての放送番組の一覧を選択可能に通知する特殊チャンネル情報通知部320と、視聴する放送番組を選択して受信器101に選択した放送番組を受信させ出力装置102にこの放送番組を出力させる特殊チャンネル視聴制御部330とから構成されている。
特殊チャンネル情報取得部410は、特殊チャンネル情報発信装置11との通信を行い予め設定した所定の条件、例えば、ユーザーによって予め特殊チャンネル情報の受信を可能とするか否かを携帯端末装置40の図示しない記憶部に設定された受信条件に基づいて特殊チャンネル情報を受信する特殊チャンネル情報受信部411を備えている。
【0032】
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の特殊チャンネル情報発信装置11および携帯端末装置40に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置40の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報通知部320、特殊チャンネル視聴制御部330は、第3の実施の形態において説明した携帯端末装置30の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報通知部320、特殊チャンネル視聴制御部330と同一の構成及び機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0033】
次に、特殊チャンネル情報発信装置11の動作を図10に示すフローチャートを参照して説明する。
特殊チャンネル情報発信装置11は、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する情報であるチャンネル情報の受信要求信号を、この放送番組が視聴可能な地域内に向けて発信する(S411)。
特殊チャンネル情報発信装置11は特殊チャンネル情報の受信要求信号を発信した後、携帯端末装置40からの特殊チャンネル情報の送信要求信号の受信待機状態となる(S412)。携帯端末装置40からの送信要求信号を受信した場合(S412において「YES」)、特殊チャンネル情報発信装置11は携帯端末装置40に対して特殊チャンネル情報を送信する(S413)。送信要求信号を受信しない場合(S412において「NO」)は引き続き送信要求信号の待機状態となる。
ここで、特定の地域における視聴可能な放送番組の例として、ショッピングモールや商店街などにおけるフロア情報や店舗情報といったローカル情報番組の放送が考えられる。特殊チャンネル情報発信装置11は、ショッピングモールの各フロア入口や商店街の入り口などに設置されることによって、ショッピングモールや商店街の来場者が携帯している携帯端末装置40に対して特殊チャンネル情報を発信するようにしても良い。
【0034】
次に、特殊チャンネル情報取得部410の動作を中心に説明して、携帯端末装置40の動作について図11のフローチャートを参照して説明する。
特殊チャンネル情報取得部410の特殊チャンネル情報受信部411は、特殊チャンネル情報発信装置11から送信される特殊チャンネル情報の受信要求信号を受信すると(S421)、所定の条件として予め設定された特殊チャンネル情報の受信設定(S422a)に基づいて特殊チャンネル情報を受信するか否かを判定する(S422)。
ここでこの受信設定は、例えば、時間帯、携帯端末装置の現在位置、ユーザーの明示的な携帯端末装置40に対する操作などによって特殊チャンネル情報を受信するか否かを設定する受信設定とすることができる。
S422aにおける受信設定が特殊チャンネル情報を受信する場合(S422において「YES」)、特殊チャンネル情報受信部411は特殊チャンネル情報発信装置11に対して特殊チャンネル情報の送信要求を送信し(S423)、特殊チャンネル情報を受信する(S425)。S422aにおける受信設定が特殊チャンネル情報を受信しない場合(S422において「NO」)、特殊チャンネル情報受信部411は特殊チャンネル情報の受信処理を終了する(S424)。
【0035】
特殊チャンネル情報取得部410は、特殊チャンネル情報受信部411によって受信した特殊チャンネル情報を図示しない記憶部に記憶することにより特殊チャンネル情報を取得する(S426)。
携帯端末装置40は、特殊チャンネル情報取得部410によって取得した特殊チャンネル情報から放送番組と特定し、この放送番組が視聴可能であることをユーザーに通知し、ユーザーによって選択された放送番組を受信装置101に受信させて出力装置102に出力してこの放送番組を視聴可能とする(S427)。
【0036】
ここで、携帯端末装置40が能動的に特殊チャンネル情報を取得する手段として、特殊チャンネル情報発信装置11と特殊チャンネル情報取得部410とが通信する通信手段にBluetooth(登録商法)による無線通信を使用することとしてもよい。Bluetoothによるデータの送受信によって特殊チャンネル情報発信装置11と特殊チャンネル情報取得部410とが特殊チャンネル情報の送受信を実現することにより、携帯端末装置40においてユーザーによる特別な操作を必要としないで特殊チャンネル情報を所定の条件に基づいて自動的に取得することができる。
このように、携帯端末装置が特殊チャンネル情報を所定の条件に基づいて自動的に取得可能となることによって、携帯端末装置は特殊チャンネル情報を取得したら直ちにユーザーに対して放送番組が視聴可能であることを通知することができる。したがって、本実施の形態における携帯端末装置のユーザーは特殊チャンネル情報から特定される放送番組をいつでもどこでも簡単に視聴可能となる。
【0037】
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図12は、本実施の形態にかかる携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる携帯端末装置は、特殊チャンネル情報を能動的に受信して、ユーザーに対して特殊チャンネル情報から特定される放送番組が視聴可能なことを通知し、この放送番組を視聴可能とするものであって、特に特殊チャンネル情報が、放送番組の放送波周波数情報とこの放送番組の内容を表す情報を含む番組内容情報とが放送番組ごとに関連付けられているデータであり、この特殊チャンネル情報に基づいた放送番組の視聴可能通知を実施し、この放送番組を視聴可能とするものである。
図12に示すように、本実施の形態にかかる携帯端末装置50は、放送番組を受信する受信装置101と、放送番組を視聴できる出力装置102と、特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得部410と、特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組が自装置において視聴可能であることとこれらの放送番組の内容を示す番組内容情報とを併せて表した一覧から視聴する放送番組を選択できる選択一覧を出力装置102に出力して通知する特殊チャンネル情報通知部520と、視聴する放送番組を選択して受信器101に選択した放送番組を受信させ出力装置102にこの放送番組を出力させる特殊チャンネル視聴制御部530とから構成されている。
【0038】
特殊チャンネル視聴制御部530は、特殊チャンネル情報通知部520により選択可能に通知された特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組の中からユーザーが選択した放送番組を視聴番組として選択する特殊チャンネル視聴選択部531と、受信装置101の受信チャンネルを特殊チャンネル視聴選択部531により視聴番組として選択された放送番組のチャンネルに合致させる特殊チャンネル受信設定部532と、特殊チャンネル受信設定部332により設定された受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に出力させて視聴可能とする特殊チャンネル視聴開始部533とから構成されている。
【0039】
なお、これらの構成要素は、CPU(中央演算装置)やメモリ、インターフェースを備えたコンピュータに、コンピュータプログラムをインストールすることにより、上記の携帯端末装置50に搭載されたコンピュータ(図示せず)のハードウェア資源とソフトウェアとが協働して実現されるものである。
また、本実施の形態における携帯端末装置50の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部410、特殊チャンネル情報受信部411は、第4の実施の形態において説明した携帯端末装置40の受信装置101、出力装置102、特殊チャンネル情報取得部410、特殊チャンネル情報受信部411と同一の構成及び機能を有するため、ここでは同一の符号を用い、その説明は省略する。
【0040】
次に、図13および図14を参照して特殊チャンネル情報通知部520と特殊チャンネル視聴制御部530の動作を中心に説明しながら、本実施の形態にかかる携帯端末装置50の動作を説明する。
【0041】
特殊チャンネル情報通知部520は、特殊チャンネル情報取得部410によって取得した特殊チャンネル情報から特定される全ての放送番組について、自装置において視聴可能であることとこれらの放送番組の内容を示す番組内容情報とを併せて表した一覧からユーザーが視聴する放送番組を選択できる選択一覧を出力装置102に出力する。
ここで、図13は本実施の形態における特殊チャンネル情報の一例を示す概念図である。図13に示すように、特殊チャンネル情報は、受信チャンネルの周波数情報とこの放送番組の内容を表す情報を含む番組内容情報とが放送番組ごとに関連付けて記述されているデータであり、特殊チャンネル情報通知部520はこの特殊チャンネル情報のデータに基づいて放送番組の選択一覧を出力装置102に出力する。
ここで、図14は特殊チャンネル情報通知部520が出力装置102に出力する放送番組の選択一覧の一例を示す模式図である。図14に示すように、特殊チャンネル情報通知部520は、出力装置102の表示装置102−aを利用して、特殊チャンネル情報に基づいて放送番組のチャンネル情報をチャンネルごとに表示して、ユーザーが放送番組を視聴するか否かを選択でき、且つ視聴する番組を選択できるようにする。
【0042】
特殊チャンネル視聴選択部531は、特殊チャンネル情報通知520によって出力装置102に出力した放送番組の選択一覧から、ユーザーによって選択された視聴する放送番組を視聴番組として選択し、特殊チャンネル受信設定部332は、受信装置101の受信チャンネルを特殊チャンネル視聴選択部531によって視聴番組として選択された放送番組のチャンネルに合致させ、特殊チャンネル視聴開始部533は、携帯端末装置50の放送番組の視聴機能を起動して特殊チャンネル受信設定部532によって設定した受信チャンネルにおいて受信装置101が受信した放送番組を出力装置102に対して出力する。
【0043】
このように、放送番組の内容情報を含む番組内容情報と併せて視聴可能な放送番組の通知を行うことによって、放送番組における情報をわかりやすく通知することが可能となり、ユーザーが所望の放送番組を簡便に選択することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
ショッピングモールや商店街などにおけるフロア情報や店舗情報、もしくはアミューズメントパークやテーマパークなどにおけるアトラクションやショップの案内情報、もしくは病院や役所などにおける窓口案内や待ち時間の情報など、大勢の人が集まる場所において都度更新される情報や利用者に対して有益な情報を地上デジタル放送の放送番組によって発信し携帯端末装置で受信するローカル情報放送システムといったことに利用できる。
【符号の説明】
【0045】
10,20,30,40,50…携帯端末装置、101…受信装置、102…出力装置、110,410…特殊チャンネル情報取得部、411…特殊チャンネル情報受信部、120,320,520…特殊チャンネル情報通知部、230,330,530…特殊チャンネル視聴制御部、331,531…特殊チャンネル選択部、332,532…特殊チャンネル受信設定部、333,533…特殊チャンネル視聴開始部、102−a…表示装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段と、
この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段と、
外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得手段と、
この特殊チャンネル情報取得手段によって取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知手段と
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報通知手段は、前記特殊チャンネル情報により特定される前記放送番組を視聴するか否かを選択可能に通知することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項3】
請求項2に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報通知手段は、前記特殊チャンネル情報により特定される全ての前記放送番組を選択可能に通知することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段によって出力可能とする特殊チャンネル視聴制御手段を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項5】
請求項4に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル視聴制御手段は、
前記特殊チャンネル情報通知手段により選択可能に通知されたいずれかの前記放送番組を選択させる特殊チャンネル選択手段と、
前記受信手段のチャンネルの設定を前記特殊チャンネル選択手段により選択された前記放送番組のチャンネルに設定する特殊チャンネル受信設定手段と、
この特殊チャンネル受信設定手段により設定されたチャンネルにおいて放送される前記放送番組を前記受信手段によって受信して前記出力手段に出力することを特徴とする特殊チャンネル視聴開始手段と
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報取得手段は、前記特殊チャンネル情報を所定の条件に基づいて自動的に取得することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報は、放送番組の放送波周波数情報と、その放送番組の内容を表す番組内容情報とを含むことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項8】
請求項7に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報通知手段は、前記特殊チャンネル情報取得手段により取得された前記特殊チャンネル情報により特定される全ての放送番組をその放送番組の内容を示す番組内容情報とともに前記出力手段に一覧表示することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項9】
請求項8に記載の携帯端末装置において、
一覧表示させた前記放送番組の中からいずれかの放送番組を選択する特殊チャンネル選択手段をさらに備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項10】
所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段とこの受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段とを備えた携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法であって、
外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得手順と、
取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知手順と、
前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段に出力可能とする特殊チャンネル視聴制御手順と
を有することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法。
【請求項11】
請求項10に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法において、
前記特殊チャンネル情報通知手順は、前記特殊チャンネル情報により特定される前記放送番組を視聴するか否かを選択可能に通知すること特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法。
【請求項12】
請求項10に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法において、
前記特殊チャンネル視聴制御手順は、
前記特殊チャンネル情報通知手順により選択可能に通知されたいずれかの前記放送番組を選択させる特殊チャンネル視聴選択手順と、
前記受信手段のチャンネルの設定を前記特殊チャンネル視聴選択手順において選択された前記放送番組のチャンネルに設定することを特徴とする特殊チャンネル受信設定手順と、
この特殊チャンネル受信設定手順により設定されたチャンネルにおいて放送される前記放送番組を前記受信手段によってが受信して前記出力手段に出力させることを特徴とする特殊チャンネル視聴開始手順と
を有することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法。
【請求項13】
所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段と、この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段とを備えた携帯端末装置に搭載されたコンピュータに、
外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得ステップと、
取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知ステップと、
前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段に出力可能とする特殊チャンネル視聴制御ステップと
を実行させることを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラム。
【請求項14】
請求項12に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラムにおいて、
前記特殊チャンネル情報通知ステップは、前記特殊チャンネル情報により特定される前記放送番組を視聴するか否かを選択可能に通知することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラム。
【請求項15】
請求項13に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラムにおいて、前記特殊チャンネル視聴制御ステップは、
前記特殊チャンネル情報通知手順により選択可能に通知されたいずれかの前記放送番組を選択させる特殊チャンネル視聴選択ステップと、
前記受信手段のチャンネルの設定を前記特殊チャンネル視聴選択手順において選択された前記放送番組のチャンネルに設定することを特徴とする特殊チャンネル受信設定ステップと、
この特殊チャンネル受信設定手順により設定されたチャンネルにおいて放送される前記放送番組を前記受信手段によってが受信して前記出力手段に出力させることを特徴とする特殊チャンネル視聴開始ステップと
を有することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラム。
【請求項16】
請求項1乃至9のいずれかに記載の携帯端末装置と、
特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を発信する特殊チャンネル情報発信装置とからなり、
前記特殊チャンネル情報取得手段は、前記特殊チャンネル情報発信装置から発信される特殊チャンネル情報を取得することを特徴とする視聴制御システム。
【請求項1】
所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段と、
この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段と、
外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得手段と、
この特殊チャンネル情報取得手段によって取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知手段と
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報通知手段は、前記特殊チャンネル情報により特定される前記放送番組を視聴するか否かを選択可能に通知することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項3】
請求項2に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報通知手段は、前記特殊チャンネル情報により特定される全ての前記放送番組を選択可能に通知することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段によって出力可能とする特殊チャンネル視聴制御手段を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項5】
請求項4に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル視聴制御手段は、
前記特殊チャンネル情報通知手段により選択可能に通知されたいずれかの前記放送番組を選択させる特殊チャンネル選択手段と、
前記受信手段のチャンネルの設定を前記特殊チャンネル選択手段により選択された前記放送番組のチャンネルに設定する特殊チャンネル受信設定手段と、
この特殊チャンネル受信設定手段により設定されたチャンネルにおいて放送される前記放送番組を前記受信手段によって受信して前記出力手段に出力することを特徴とする特殊チャンネル視聴開始手段と
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報取得手段は、前記特殊チャンネル情報を所定の条件に基づいて自動的に取得することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報は、放送番組の放送波周波数情報と、その放送番組の内容を表す番組内容情報とを含むことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項8】
請求項7に記載の携帯端末装置において、
前記特殊チャンネル情報通知手段は、前記特殊チャンネル情報取得手段により取得された前記特殊チャンネル情報により特定される全ての放送番組をその放送番組の内容を示す番組内容情報とともに前記出力手段に一覧表示することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項9】
請求項8に記載の携帯端末装置において、
一覧表示させた前記放送番組の中からいずれかの放送番組を選択する特殊チャンネル選択手段をさらに備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項10】
所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段とこの受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段とを備えた携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法であって、
外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得手順と、
取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知手順と、
前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段に出力可能とする特殊チャンネル視聴制御手順と
を有することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法。
【請求項11】
請求項10に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法において、
前記特殊チャンネル情報通知手順は、前記特殊チャンネル情報により特定される前記放送番組を視聴するか否かを選択可能に通知すること特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法。
【請求項12】
請求項10に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法において、
前記特殊チャンネル視聴制御手順は、
前記特殊チャンネル情報通知手順により選択可能に通知されたいずれかの前記放送番組を選択させる特殊チャンネル視聴選択手順と、
前記受信手段のチャンネルの設定を前記特殊チャンネル視聴選択手順において選択された前記放送番組のチャンネルに設定することを特徴とする特殊チャンネル受信設定手順と、
この特殊チャンネル受信設定手順により設定されたチャンネルにおいて放送される前記放送番組を前記受信手段によってが受信して前記出力手段に出力させることを特徴とする特殊チャンネル視聴開始手順と
を有することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御方法。
【請求項13】
所定のチャンネルにおいて放送される放送番組を受信する受信手段と、この受信手段によって受信される放送番組を視聴可能に出力する出力手段とを備えた携帯端末装置に搭載されたコンピュータに、
外部から提供され、特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関特殊チャンネル情報を取得する特殊チャンネル情報取得ステップと、
取得した前記特殊チャンネル情報から特定される前記放送番組が前記出力手段により視聴可能であることを通知する特殊チャンネル情報通知ステップと、
前記特殊チャンネル情報に基づき前記放送番組を前記受信手段に受信させて前記出力手段に出力可能とする特殊チャンネル視聴制御ステップと
を実行させることを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラム。
【請求項14】
請求項12に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラムにおいて、
前記特殊チャンネル情報通知ステップは、前記特殊チャンネル情報により特定される前記放送番組を視聴するか否かを選択可能に通知することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラム。
【請求項15】
請求項13に記載の携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラムにおいて、前記特殊チャンネル視聴制御ステップは、
前記特殊チャンネル情報通知手順により選択可能に通知されたいずれかの前記放送番組を選択させる特殊チャンネル視聴選択ステップと、
前記受信手段のチャンネルの設定を前記特殊チャンネル視聴選択手順において選択された前記放送番組のチャンネルに設定することを特徴とする特殊チャンネル受信設定ステップと、
この特殊チャンネル受信設定手順により設定されたチャンネルにおいて放送される前記放送番組を前記受信手段によってが受信して前記出力手段に出力させることを特徴とする特殊チャンネル視聴開始ステップと
を有することを特徴とする携帯端末装置における放送番組の視聴制御プログラム。
【請求項16】
請求項1乃至9のいずれかに記載の携帯端末装置と、
特定の地域において視聴可能な放送番組のチャンネルに関する特殊チャンネル情報を発信する特殊チャンネル情報発信装置とからなり、
前記特殊チャンネル情報取得手段は、前記特殊チャンネル情報発信装置から発信される特殊チャンネル情報を取得することを特徴とする視聴制御システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−178023(P2010−178023A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−17945(P2009−17945)
【出願日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
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