説明

携帯端末装置、端末情報サーバ、ネットワークシステムおよびメッセージ生成方法

【課題】 相手先の再生可能なマルチメディアデータの変更または追加に対応して、適したメッセージを生成可能な携帯端末装置を提供する。
【解決手段】 アドレス帳記憶部106と、端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータ形式を記憶する端末情報記憶部108と、通信端末からメッセージを受信する受信部122と、受信メッセージのヘッダ情報から送信元の端末種別を抽出する抽出部126と、抽出した端末種別を、通信端末のアドレス情報に対応付けてアドレス帳記憶部106に登録する機種登録部128と、メッセージを添付データとともに宛先に送信する送信部104と、アドレス帳から宛先の端末種別を取得するとともに、その端末種別の形式を端末情報記憶部108から取得し、添付データが再生可能な形式か否かを判断する判断部116と、再生可能な形式でない場合、ユーザに報知する報知部117と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末装置に関し、特に、マルチメディアデータをメッセージに添付して送信可能な携帯端末装置、端末情報サーバ、ネットワークシステム、およびメッセージ生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話などの携帯端末装置は、技術進歩により高機能化が進み、様々な形式の画像や音声などのマルチメディアデータを添付してメールを送受信することが可能となってきている。一方で、これらのデータの受信能力は、端末装置毎に異なるため、相手先端末が再生できない画像や音声などのマルチメディアデータを添付したメールを送信した場合、相手端末において添付された画像や音声が正常に再生されないという問題があった。これらの問題点を回避するための装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された携帯端末装置は、通信キャリアに対応したファイル情報を記憶するファイル情報記憶手段と、アドレス帳にメールアドレスに対応する通信キャリアを入力する入力手段と、通信キャリア名が入力されたとき、ファイル情報記憶手段から通信キャリアに対応したファイル情報を取得し、メールアドレスと対応付けてアドレス帳に記憶する制御手段と、を備えている。
【特許文献1】特開2004−297434号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年における携帯電話機などの技術進歩には目覚ましいものがあり、次々と新しい機種が市場に出回り、携帯電話機の機種変更が頻繁に行われている。機種の世代交代とともに、再生可能なマルチメディアデータの形式も次々と変化していく。しかしながら、上記文献記載の従来技術では、たとえば、機種変更などにより、以前より高度な形式のマルチメディアデータが再生可能となっていても、相手先にそのことを通知しなければ、古い形式のデータしか送信されないこととなり、携帯電話機の能力を十分に発揮できないこととなり、改善の余地を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によれば、通信端末のアドレス情報に端末種別を対応付けて記憶するアドレス帳と、
前記端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する端末情報テーブルと、
通信端末から発信されたメッセージを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記メッセージからヘッダ情報に含まれる送信元の前記通信端末の端末種別を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記端末種別を、前記通信端末の前記アドレス情報に対応付けて前記アドレス帳に登録する登録部と、
送信メッセージを送信する宛先を受け付ける宛先受付部と、
前記送信メッセージに添付するマルチメディアデータを受け付ける添付受付部と、
前記送信メッセージに前記マルチメディアデータを添付して前記宛先に送信する送信部と、
前記アドレス帳にアクセスし、前記宛先の前記アドレス情報に対応する前記端末種別を取得するとともに、前記端末情報テーブルにアクセスし、前記取得した前記端末種別に対応する前記マルチメディアデータの前記形式を取得し、前記送信メッセージに添付する前記マルチメディアデータが再生可能な形式か否かを判断する判断部と、
前記マルチメディアデータは前記再生可能な形式でないと判断されたとき、ユーザに報知する報知部と、
を含むことを特徴とする携帯端末装置が提供される。
【0005】
ここで、アドレス情報とは、少なくとも一つのメールアドレスおよび携帯電話番号などを含むことができる。なお、本明細書において、「メール」および「メッセージ」は同じ意味として用いることとする。
【0006】
この発明によれば、宛先の通信端末が再生不可能な形式でマルチメディアデータを添付するのを防ぐことができ、宛先の通信端末において添付ファイルの再生エラーを防止することができ、メール送信機能の信頼性が向上する。さらに、宛先の通信端末におけるマルチメディアデータの再生可能な形式を受信メールから自動的に取得してアドレス帳に登録および更新することができるので、送信時に宛先に適した形式でマルチメディアデータを添付可能となり、宛先の通信端末において添付ファイルの再生エラーを防止することができ、メール送信機能の信頼性が向上する。
【0007】
上記携帯端末装置において、前記送信メッセージのヘッダ情報に自装置の端末種別を含むことができる。
【0008】
この構成によれば、端末種別を送信メッセージのヘッダ情報に含んで他の通信端末に通知することができるので、受信側の携帯端末装置において、受信メッセージのヘッダ情報から送信元の通信端末の端末種別を取得することが可能となる。
【0009】
上記携帯端末装置において、前記判断部が前記再生可能な形式でないと判断したとき、前記マルチメディアデータを前記再生可能な形式に変換する変換部を含むことができる。この構成によれば、再生可能な形式でない場合、再生可能な形式に自動的に変換することができるので、利便性がよい。
【0010】
本発明によれば、通信端末の端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する端末情報記憶部と、
携帯端末装置から端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式の問い合わせを受け付ける端末種別受付部と、
前記端末情報記憶部にアクセスし、前記端末種別受付部が受け付けた前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記形式を前記携帯端末装置に送信する送信部と、
を備えたことを特徴とする端末情報サーバが提供される。
【0011】
この発明によれば、携帯端末装置からの問い合わせに応じて、端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式を通知することができるので、端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータが変更または追加された場合にも効率よく携帯端末装置側の登録内容も追加することができ、利便性がよい。
【0012】
本発明によれば、携帯端末装置と、前記携帯端末装置にネットワークを介して接続された端末情報サーバと、を備えたネットワークシステムにおいて、
前記携帯端末装置は、
前記端末情報サーバに通信端末の端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式を前記ネットワークを介して問い合わせる問い合わせ部と、
前記通信端末の前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を前記端末情報サーバから前記ネットワークを介して受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を記憶する端末情報テーブルと、
を含み、
前記端末情報サーバは、
通信端末の前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を記憶する端末情報記憶部と、
前記携帯端末装置から前記端末種別を前記ネットワークを介して受信し、前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式の問い合わせを受け付ける端末種別受付部と、
前記端末情報記憶部にアクセスし、前記端末種別受付部が受け付けた前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記形式を前記携帯端末装置に前記ネットワークを介して送信する送信部と、
を含むことを特徴とするネットワークシステムが提供される。
【0013】
この発明によれば、端末情報サーバから携帯端末装置に未登録の端末種別が自動的に取得でき登録されるので、操作性がよく利便性が向上する。
【0014】
上記ネットワークシステムにおいて、前記携帯端末装置は、通信端末のアドレス情報に端末種別を対応付けて記憶するアドレス帳と、通信端末から発信されたメッセージを受信する受信部と、前記受信部が受信した前記メッセージからヘッダ情報に含まれる送信元の前記通信端末の端末種別を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記端末種別を、前記通信端末の前記アドレス情報に対応付けて前記アドレス帳に登録する登録部と、前記アドレス帳に前記通信端末の新しい端末種別が登録されたか否かを判定する判定部と、を含むことができ、前記携帯端末装置の前記問い合わせ部は、前記新しい端末種別が登録されたとき、前記新しい端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を前記端末情報サーバに前記ネットワークを介して問い合わせることができる。
【0015】
この構成によれば、携帯端末装置に再生可能なマルチメディアデータが変更または追加された新しい端末種別が登録されたときも、再生可能なマルチメディアデータの形式を端末情報サーバに問い合わせて取得し、端末情報テーブルを自動的に更新することができるので、利便性がよい。
【0016】
本発明によれば、携帯端末装置がマルチメディアデータを添付してネットワークを介して他の通信端末に送信するメッセージの生成方法であって、
前記携帯端末装置が端末情報サーバに前記通信端末の端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式をネットワークを介して問い合わせるステップと、
前記携帯端末装置が前記通信端末の前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を前記端末情報サーバから前記ネットワークを介して受信するステップと、
前記携帯端末装置が、前記受信するステップで受信した前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を端末情報テーブルに記憶するステップと、
前記端末情報サーバが通信端末の前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を端末情報記憶部に記憶するステップと、
前記端末情報サーバが前記携帯端末装置から前記端末種別を前記ネットワークを介して受信し、前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式の問い合わせを受け付けるステップと、
前記端末情報サーバが前記端末情報記憶部にアクセスし、前記受け付けるステップで受け付けた前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を取得するステップと、
前記端末情報サーバが前記取得するステップで取得した前記形式を前記携帯端末装置に前記ネットワークを介して送信するステップと、
を含むことを特徴とするメッセージ生成方法が提供される。
【0017】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、相手先の再生可能なマルチメディアデータの変更または追加に対応して、適したメッセージを生成可能な携帯端末装置が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0020】
本発明の携帯端末装置(図2の携帯電話機10)は、通信端末のアドレス情報に端末種別を対応付けて記憶するアドレス帳(アドレス帳記憶部106)と、端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する端末情報テーブル(端末情報記憶部108)と、通信端末から発信されたメッセージを受信する受信部(受信部122)と、受信部が受信したメッセージからヘッダ情報に含まれる送信元の通信端末の端末種別を抽出する抽出部(抽出部126)と、抽出部が抽出した端末種別を、通信端末のアドレス情報に対応付けてアドレス帳に登録する登録部(機種登録部128)と、送信メッセージを送信する宛先を受け付ける宛先受付部(宛先受付部110)と、送信メッセージに添付するマルチメディアデータを受け付ける添付受付部(添付指定受付部114)と、送信メッセージにマルチメディアデータを添付して宛先に送信する送信部(送信部104および通信制御部120)と、前記アドレス帳にアクセスし、前記宛先の前記アドレス情報に対応する前記端末種別を取得するとともに、前記端末情報テーブルにアクセスし、前記取得した前記端末種別に対応する前記マルチメディアデータの前記形式を取得し、前記送信メッセージに添付する前記マルチメディアデータが再生可能な形式か否かを判断する判断部(判断部116)と、マルチメディアデータは再生可能な形式でないと判断されたとき、ユーザに報知する報知部(報知部117)と、を含む。
【0021】
本実施形態の携帯端末装置はたとえば、インターネットやLANなどのネットワークに接続可能な携帯型の移動体通信装置であり、携帯電話機やPDAなどを含む。
【0022】
図1は、本発明の携帯電話機10の構成を示すブロック図である。携帯電話機10は、CPU12と、メモリ部14と、操作部16と、表示部18と、無線部20と、アンテナ22と、を備えている。なお、各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。
【0023】
CPU12は、携帯電話機10の各要素とともに装置全体を制御する。メモリ部14は、CPU12が実行するプログラムや設定情報を記憶する記憶領域やCPU12が動作する際、使用する作業領域を含む。さらに、本実施形態の携帯電話機10が使用するアドレス帳や各種テーブルなどを記憶する領域と、携帯電話機10が送受信するメールやマルチメディアデータなどを格納する領域を含む。操作部16は、携帯電話機10の操作面(不図示)に設けられた複数の操作ボタンである。表示部18は、携帯電話機10の操作面や上蓋(不図示)の表面に設けられた液晶パネル表示器やLED表示器などである。無線部20は、アンテナ22を介してインターネットなどのネットワークに接続し、サーバと通信を行う。スピーカ部24は、音声を出力する。
【0024】
図2は、図1の携帯電話機10の機能ブロック図である。携帯電話機10は、エディタ部102と、送信部104と、アドレス帳記憶部106(図中、「アドレス帳」と示す)と、端末情報記憶部108(図中、「端末情報」と示す)と、宛先受付部110と、マルチメディアデータ記憶部112(図中、「マルチメディアデータ」と示す)と、添付指定受付部114と、判断部116と、送信メール格納部118(図中、「送信メール」と示す)と、通信制御部120と、受信部122と、受信メール格納部124(図中、「受信メール」と示す)と、抽出部126と、機種登録部128と、問合せ部132と、端末情報登録部134と、を含む。
【0025】
また、図3は、本発明の実施の形態に係る端末情報サーバの機能ブロック図である。本発明の実施の形態に係るネットワークシステムは、図2の携帯端末装置および図3の端末情報サーバを含むことができる。図3に示される本実施形態のサーバは、通信端末の端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する端末情報記憶部(端末情報記憶部210)、携帯端末装置(携帯電話機10)から端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式の問い合わせを受け付ける端末種別受付部(種別受付部204およびインタフェース部202)と、端末情報記憶部にアクセスし、端末種別受付部が受け付けた端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式を取得する取得部(取得部206)と、取得部が取得した形式を携帯端末装置に送信する送信部(端末情報送信部220およびインタフェース部202)と、を備える。
【0026】
具体的には、端末情報サーバ200は、インタフェース部202(図中、「I/F」と示す)と、種別受付部204と、取得部206と、端末情報記憶部210(図中、「端末情報」と示す)と、を含む。
【0027】
なお、ネットワークシステムの携帯電話機10および端末情報サーバ200の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
【0028】
まず、携帯電話機10の構成について、以下に説明する。図2に示すように、エディタ部102は、携帯電話機10から送信するメールのメッセージを編集する。たとえば、メッセージに添付する添付ファイルの指定も行うことができる。編集されたメッセージは送信メール格納部118に格納される。送信部104は、エディタ部102で作成され、送信メール格納部118に格納されたメッセージを宛先に通信制御部120を介して発信する。なお、本実施形態において、送信部104は、送信メッセージのヘッダ情報に、自装置の端末種別を含めて送信する。
【0029】
アドレス帳記憶部106は、通信端末のアドレス情報に端末種別を対応付けて記憶する。図4(a)にアドレス帳記憶部106の一例を示す。アドレス帳記憶部106は、名前41と、電話番号43と、メールアドレス45と、機種47と、を含む。なお、電話番号43およびメールアドレス45は複数ずつ含むこともでき、その場合、宛先毎に機種47を対応付けて記憶することもできる。本実施形態においては、メールアドレス45に対応する機種47を記憶する構成としたが、これに限定されない。たとえば、同じメーカの携帯電話機10の場合、電話番号43からメール発信が可能とすることもできるので、その場合は、電話番号43に対応する機種47を記憶することもできる。機種47は、具体的には携帯電話機10の携帯電話会社名、サービス名(たとえば、iモード(登録商標)やFOMA(登録商標):Freedom Of Mobile multimedia Accessなど)、製品の会社名、機種名、型式などを含むことができる。
【0030】
図2に戻り、端末情報記憶部108は、端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する。図4(b)に端末情報記憶部108の一例を示す。端末情報記憶部108は、端末種別51と、ファイル種別53と、サイズ55と、を含む。ここで、端末種別51は、図4(a)の機種47に対応している。また、端末種別51は、機種47の少なくとも一部を含んでもよい。すなわち、会社名やサービス名などが全て同じ再生能力を有している場合は、会社名やサービス名のみで端末種別を区別することができる。ファイル種別53とは、各端末種別51に対応する通信端末が受信可能なファイル種別であり、本実施形態においては、静止画像ファイル種別が記憶されているが、これに限定されず、動画像やオーディオファイルなどを含むこともできる。
【0031】
なお、静止画像ファイルの場合、JPEG(ファイン)、JPEG(ノーマル)、PNG、GIF、WBMPなどである。動画像ファイルの場合、MPEG4、Nancyなどである。また、オーディオファイルの場合、MPEG2、MPEG4のAAC(Advanced Audio Coding)形式、MP3(MPEG Audio Layer-3)、AMR(Advanced Multi Rate CODEC)などである。サイズ55は、各端末種別51に対応する通信端末が受信可能なファイルサイズの最大値である。たとえば、6KB、15KB、300KBなどである。
【0032】
宛先受付部110は、送信メッセージを送信する宛先を受け付ける。なお、ユーザは、操作部16を操作して宛先を指定することができ、操作部16を介して指定された宛先が受け付けられる。マルチメディアデータ記憶部112は、送信部104に添付可能なマルチメディアデータを記憶する。添付指定受付部114は、メールに添付するマルチメディアデータの指定を受け付ける。ここで、ユーザは、操作部16を操作して添付ファイルを指定することができる。操作部16を介して指定されたマルチメディアデータを受け付ける。判断部116は、アドレス帳記憶部106にアクセスし、宛先のアドレス情報に対応する端末種別を取得するとともに、端末情報記憶部108にアクセスし、取得した端末種別に対応するマルチメディアデータの形式を取得し、送信メッセージに添付するマルチメディアデータが再生可能な形式か否かを判断する。
【0033】
送信メール格納部118は、エディタ部102によって作成されたメールのメッセージが送信部104によって送信されるまでの間格納される。通信制御部120は、無線部20を介してネットワークに接続し通信を行う。受信部122は、通信制御部120を介してメッセージを受信する。受信メール格納部124は、受信部122が受信したメッセージを格納する。抽出部126は、受信部122が受信し、受信メール格納部124に格納されたメッセージからヘッダ情報に含まれる送信元の通信端末の端末種別を抽出する。機種登録部128は、抽出部126が抽出した端末種別を、通信端末のアドレス情報に対応付けてアドレス帳記憶部106に格納する。
【0034】
問合せ部132は、機種登録部128によってアドレス帳記憶部106に、端末情報記憶部108に未登録の新しい端末種別が登録されたとき、新しい端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式を通信制御部120を介してネットワーク1上の通信制御部120に問い合わせるとともに、端末情報サーバ200から通信制御部120を介して端末情報を受信する。端末情報登録部134は、問合せ部132が端末情報サーバ200から受信した端末情報を端末情報記憶部108に登録する。
【0035】
次に、端末情報サーバ200の構成について以下に説明する。図3において、インタフェース部202は、ネットワーク1に接続し、携帯電話機10と通信を行う。種別受付部204は、携帯電話機10から端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式の問い合わせをインタフェース部202を介して受け付ける。
【0036】
端末情報記憶部210は、通信端末の端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する。図5に端末情報記憶部210の構造の一例を示す。端末情報記憶部210は、端末種別212と、ファイル種別214と、サイズ216と、を含む。端末情報記憶部210において、端末種別212には、各社の複数の機種の端末を登録することができる。これにより、携帯電話機10が他の会社の機種の端末情報についても取得することが可能となる。ファイル種別214は、各端末種別212に対応する通信端末が受信可能なファイル種別である。サイズ216は、各端末種別212に対応する通信端末が受信可能なファイルサイズの最大値である。
【0037】
図3に戻り、取得部206は、端末情報記憶部210にアクセスし、種別受付部204が受け付けた端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式を取得する。端末情報送信部220は、取得部206が取得した形式を携帯電話機10にインタフェース部202を介して送信する。
【0038】
このように構成された本実施形態のネットワークシステムの携帯電話機10におけるメール送信時の動作について、以下に説明する。図6は、本実施形態の携帯電話機10におけるメール送信時の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1、図2、図4および図6を用いて説明する。
【0039】
まず、ユーザが操作部16を操作して、メールの作成を行う(ステップS11)。具体的には、たとえば、操作部16を操作してユーザが入力したメールのメッセージの編集をエディタ部102が行い、送信メール格納部118に格納する。なお、図2において、操作部16からエディタ部102への制御およびデータラインは省略してある。そして、宛先受付部110が宛先を受け付け(ステップS13)、添付指定受付部114が添付ファイルを受け付ける(ステップS15)。
【0040】
判断部116が、図4(a)のアドレス帳記憶部106にアクセスし、宛先受付部110が受け付けた宛先のアドレス情報に対応する端末種別を取得するとともに、図4(b)の端末情報記憶部108にアクセスし、取得した端末種別に対応するマルチメディアデータの形式を取得し、エディタ部102が作成した送信メールに添付されたマルチメディアデータの形式が再生可能か否かを判断する(ステップS17)。
【0041】
再生可能な形式でない場合(ステップS17のNO)、報知部117がユーザに再生不可能な形式である旨を報知するメッセージを出力する(ステップS19)。たとえば、表示部18の液晶表示上に、「この添付ファイルは宛先の端末で再生不可能です。他の形式を選択してください。」などのメッセージを表示したり、LED表示器を所定の点灯色や点灯点滅パターンで表示したりする。あるいは、図1のスピーカ部24を介して、警告音や音声ガイダンスを出力することができる。あるいは、図示されない振動部によって携帯電話機10を所定の振動パターンで振動させることもできる。
【0042】
一方、再生可能な形式の場合(ステップS17のYES)、メールを送信してよいか否かをメッセージなどを表示部18に表示してユーザに確認し(ステップS21)、操作部16を介して送信指示受付部(不図示)が受け付けた送信指示に呼応して(ステップS21のYES)、送信部104は、送信メール格納部118に格納された送信メールを宛先に送信する(ステップS23)送信指示を受け付けなかった場合(ステップS21のNO)、ステップS11に戻る。
【0043】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置によれば、宛先の通信端末が再生不可能な形式でマルチメディアデータを添付するのを防ぐことができ、宛先の通信端末において添付ファイルの再生エラーを防止することができ、メール送信機能の信頼性が向上する。
【0044】
次に、本実施形態のネットワークシステムの携帯電話機10におけるメール受信時の動作について、以下に説明する。図7は、本実施形態の携帯電話機10におけるメール受信時の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1、図2、図4および図7を用いて説明する。
【0045】
まず、無線部20および通信制御部120を介して受信部122がメールを受信する(ステップS31)。受信したメールは受信メール格納部124に格納される。つづいて、抽出部126が受信メール格納部124に格納された受信メールのヘッダ情報に含まれる送信元の通信端末の端末種別を抽出する(ステップS33)。
【0046】
つづいて、機種登録部128が、アドレス帳記憶部106にアクセスし、受信メールの送信元アドレス情報が登録済みか否か、さらに、登録済みの場合、アドレス情報に対応する端末種別と抽出部126が抽出した端末種別とを比較してアドレス帳記憶部106の更新が必要か否かを判定する(ステップS35)。アドレス帳の更新が必要な場合(ステップS35のYES)、受信メールの送信元アドレス情報に対応付けてステップS33で抽出された端末種別をアドレス帳記憶部106に登録する(ステップS37)。一方、アドレス帳の更新が不要な場合(ステップS35のNO)、処理を終了する。
【0047】
つづいて、ステップS37で、アドレス帳記憶部106に通信端末の新しい端末種別が登録されたか否かを機種登録部128が判定する(ステップS39)。ここで、「新しい端末種別」とは、端末情報記憶部108に登録されていない端末種別のことである。機種登録部128は、端末情報記憶部108にアクセスし、ステップS37で登録された端末種別が端末情報記憶部108に既に登録されているか否かを判定する。新しい端末種別が登録されたとき(ステップS39のYES)、問合せ部132は、新しい端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式をネットワーク1上の端末情報サーバ200に通信制御部120および無線部20を介して問い合わせる(ステップS41)。ステップS41の端末情報取得処理については、図8を用いて以下に説明する。なお、新しい端末種別が登録されていない場合(ステップS39のNO)、処理を終了する。
【0048】
図8は、本実施形態のネットワークシステムの端末情報取得処理の手順を示すフローチャートである。以下、図2、図3、図5および図8を用いて説明する。
【0049】
まず、通信制御部120が無線部20を介してネットワーク1にHTTP接続する(ステップS51)。つづいて、問合せ部132が端末情報サーバ200にアクセスし、機種登録部128から通知された新しい端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式の問い合わせを行う(ステップS53)。
【0050】
つづいて、図3の端末情報サーバ200において、インタフェース部202を介して種別受付部204が端末種別を受け付け、取得部206が図5の端末情報記憶部210にアクセスし、ステップS39で新しい端末種別と判定された端末種別が再生可能なマルチメディアデータの形式を検索する(ステップS55)。取得部206が新しい端末種別に対応する形式を含む端末情報を取得し(ステップS57)、端末情報送信部220がインタフェース部202を介して端末情報を携帯電話機10に送信する。
【0051】
図2の携帯電話機10において、問合せ部132が無線部20および通信制御部120を介して端末情報を受信し、端末情報登録部134が端末情報記憶部108にアクセスし、ステップS39で新しい端末種別と判定された端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式を登録する(ステップS59)。
【0052】
以上説明したように、本実施形態のネットワークシステムによれば、宛先の通信端末におけるマルチメディアデータの再生可能な形式を受信メールから自動的に取得してアドレス帳に登録および更新することができるので、送信時に宛先に適した形式でマルチメディアデータを添付可能となり、宛先の通信端末において添付ファイルの再生エラーを防止することができ、メール送信機能の信頼性が向上する。さらに、携帯端末装置に、再生可能なマルチメディアデータが変更または追加になるかもしれない新しい端末種別が登録されたときも、再生可能なマルチメディアデータの形式を端末情報サーバに問い合わせて取得し、端末情報テーブルを自動的に更新することができるので、相手先の通信端末において、再生可能なマルチメディアデータが変更または追加された場合にも対応でき、利便性がよい。
【0053】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0054】
たとえば、上記実施形態においては、判断部116が再生可能な形式でないと判断したとき、ユーザに報知する構成としたが、これに限定されない。他の実施形態において、携帯電話機10は、判断部116が再生可能な形式でないと判断したとき、マルチメディアデータを再生可能な形式に変換する変換部を含むことができる。
【0055】
具体的には、判断部116の判断に呼応して、フォーマット変換メニューを起動して、添付可能なフォーマット形式への変換をユーザに促すメッセージを表示部18に表示する。そして、ユーザが指定した形式を受け付け、受け付けた形式にフォーマット変換し、メッセージに添付して送信する。
【0056】
あるいは、判断部116の判断に呼応して、ファイルの圧縮比の変更メニューを起動して、添付可能なサイズへの変換をユーザに促すメッセージを表示部18に表示する。あるいは、自動的に添付可能なサイズを指定する。指定された圧縮比でファイルを圧縮し、ファイルサイズを縮小する。縮小されたファイルを添付して送信する。
【0057】
あるいは、判断部116の判断に呼応して、ファイルの切り取りメニューを起動して、添付可能なファイルサイズにするための切り取りをユーザに促すメッセージを表示部18に表示する。たとえば、添付可能なファイルサイズに該当する枠を添付画像ファイル上に重ねて表示し、ユーザが枠を操作部16を操作して移動させて切り取り位置を指定することができる。ユーザが指定した切り取り位置を受け付け、受け付けた位置で画像ファイルの切り取りを行い、メッセージに添付して送信する。
【0058】
この構成によれば、再生可能な形式でない場合、再生可能な形式に自動的に変換することができるので、利便性がよい。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の携帯電話機の機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る端末情報サーバの機能ブロック図である。
【図4】図2の携帯電話機のアドレス帳記憶部および端末情報記憶部の構造の一例を示す図である。
【図5】図3の端末情報サーバの端末情報記憶部の構造の一例を示す図である。
【図6】図2の携帯電話機におけるメール送信時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】図2の携帯電話機におけるメール受信時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】図7の端末情報取得処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
1 ネットワーク
10 携帯電話機
12 CPU
14 メモリ部
16 操作部
18 表示部
20 無線部
22 アンテナ
24 スピーカ部
41 名前
43 電話番号
45 メールアドレス
47 機種
51 端末種別
53 ファイル種別
55 サイズ
102 エディタ部
104 送信部
106 アドレス帳記憶部
108 端末情報記憶部
110 宛先受付部
112 マルチメディアデータ記憶部
114 添付指定受付部
116 判断部
117 報知部
118 送信メール格納部
120 通信制御部
122 受信部
124 受信メール格納部
126 抽出部
128 機種登録部
132 問合せ部
134 端末情報登録部
200 端末情報サーバ
202 インタフェース部
204 種別受付部
206 取得部
210 端末情報記憶部
212 端末種別
214 ファイル種別
216 サイズ
220 端末情報送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信端末のアドレス情報に端末種別を対応付けて記憶するアドレス帳と、
前記端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する端末情報テーブルと、
通信端末から発信されたメッセージを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記メッセージからヘッダ情報に含まれる送信元の前記通信端末の端末種別を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記端末種別を、前記通信端末の前記アドレス情報に対応付けて前記アドレス帳に登録する登録部と、
送信メッセージを送信する宛先を受け付ける宛先受付部と、
前記送信メッセージに添付するマルチメディアデータを受け付ける添付受付部と、
前記送信メッセージに前記マルチメディアデータを添付して前記宛先に送信する送信部と、
前記アドレス帳にアクセスし、前記宛先の前記アドレス情報に対応する前記端末種別を取得するとともに、前記端末情報テーブルにアクセスし、前記取得した前記端末種別に対応する前記マルチメディアデータの前記形式を取得し、前記送信メッセージに添付する前記マルチメディアデータが再生可能な形式か否かを判断する判断部と、
前記マルチメディアデータは前記再生可能な形式でないと判断されたとき、ユーザに報知する報知部と、
を含むことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末装置において、
前記送信メッセージのヘッダ情報に自装置の端末種別を含むことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の携帯端末装置において、
前記判断部が前記再生可能な形式でないと判断したとき、前記マルチメディアデータを前記再生可能な形式に変換する変換部を含むことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項4】
通信端末の端末種別毎に再生可能なマルチメディアデータの形式を記憶する端末情報記憶部と、
携帯端末装置から端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式の問い合わせを受け付ける端末種別受付部と、
前記端末情報記憶部にアクセスし、前記端末種別受付部が受け付けた前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記形式を前記携帯端末装置に送信する送信部と、
を備えたことを特徴とする端末情報サーバ。
【請求項5】
携帯端末装置と、前記携帯端末装置にネットワークを介して接続された端末情報サーバと、を備えたネットワークシステムにおいて、
前記携帯端末装置は、
前記端末情報サーバに通信端末の端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式を前記ネットワークを介して問い合わせる問い合わせ部と、
前記通信端末の前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を前記端末情報サーバから前記ネットワークを介して受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を記憶する端末情報テーブルと、
を含み、
前記端末情報サーバは、
通信端末の前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を記憶する端末情報記憶部と、
前記携帯端末装置から前記端末種別を前記ネットワークを介して受信し、前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式の問い合わせを受け付ける端末種別受付部と、
前記端末情報記憶部にアクセスし、前記端末種別受付部が受け付けた前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記形式を前記携帯端末装置に前記ネットワークを介して送信する送信部と、
を含むことを特徴とするネットワークシステム。
【請求項6】
請求項5に記載のネットワークシステムにおいて、
前記携帯端末装置は、
通信端末のアドレス情報に端末種別を対応付けて記憶するアドレス帳と、
通信端末から発信されたメッセージを受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記メッセージからヘッダ情報に含まれる送信元の前記通信端末の端末種別を抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記端末種別を、前記通信端末の前記アドレス情報に対応付けて前記アドレス帳に登録する登録部と、
前記アドレス帳に前記通信端末の新しい端末種別が登録されたか否かを判定する判定部と、
を含み、
前記携帯端末装置の前記問い合わせ部は、前記新しい端末種別が登録されたとき、前記新しい端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を前記端末情報サーバに前記ネットワークを介して問い合わせることを特徴とするネットワークシステム。
【請求項7】
携帯端末装置がマルチメディアデータを添付してネットワークを介して他の通信端末に送信するメッセージの生成方法であって、
前記携帯端末装置が端末情報サーバに前記通信端末の端末種別に対応する再生可能なマルチメディアデータの形式をネットワークを介して問い合わせるステップと、
前記携帯端末装置が前記通信端末の前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を前記端末情報サーバから前記ネットワークを介して受信するステップと、
前記携帯端末装置が、前記受信するステップで受信した前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を端末情報テーブルに記憶するステップと、
前記端末情報サーバが通信端末の前記端末種別毎に前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を端末情報記憶部に記憶するステップと、
前記端末情報サーバが前記携帯端末装置から前記端末種別を前記ネットワークを介して受信し、前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式の問い合わせを受け付けるステップと、
前記端末情報サーバが前記端末情報記憶部にアクセスし、前記受け付けるステップで受け付けた前記端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を取得するステップと、
前記端末情報サーバが前記取得するステップで取得した前記形式を前記携帯端末装置に前記ネットワークを介して送信するステップと、
を含むことを特徴とするメッセージ生成方法。
【請求項8】
請求項7に記載のメッセージ生成方法において、
前記携帯端末装置が、通信端末のアドレス情報に端末種別を対応付けてアドレス帳に記憶するステップと、
前記携帯端末装置が、通信端末から発信されたメッセージを受信するステップと、
前記携帯端末装置が、前記受信するステップで受信した前記メッセージからヘッダ情報に含まれる送信元の前記通信端末の端末種別を抽出するステップと、
前記携帯端末装置が、前記抽出するステップで抽出した前記端末種別を、前記通信端末の前記アドレス情報に対応付けて前記アドレス帳に登録するステップと、
前記携帯端末装置が、前記アドレス帳に前記通信端末の新しい端末種別が登録されたか否かを判定するステップと、
を含み、
前記携帯端末装置の前記問い合わせするステップは、前記新しい端末種別が登録されたとき、前記新しい端末種別に対応する前記再生可能なマルチメディアデータの前記形式を前記端末情報サーバに前記ネットワークを介して問い合わせるステップを含むことを特徴とするメッセージ生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−279641(P2006−279641A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−96811(P2005−96811)
【出願日】平成17年3月30日(2005.3.30)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】