説明

携帯端末

【課題】画像を表示するメインパネルと、キー表示とキーセンスとが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、メインパネルの広告画像のポインティングがキーパネルのどのキーに割り当てられているかが明確にわかる携帯端末を提供する。
【解決手段】コンテンツCは、埋め込み広告付き動画C1、広告URLデータC3、広告キー時刻C4、広告キーIDデータC5、広告キー静止画IDデータC6、広告キー静止画C7などにより構成される。埋め込み広告付き動画C1は、主画像+広告画像であり、広告画像中には広告アイコンがある。広告キー静止画C7は、ポインティング広告キー用のアイコンであり、広告アイコンと同じ形状である。このコンテンツCを受信した携帯端末200は、埋め込み広告付き動画C1を復号してそのままメインパネル5に表示する。広告キー静止画C7を広告キーIDデータC5の位置に広告キー時刻C4に合わせて表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メインパネルとキーパネルとを有する携帯端末において、メインパネルに表示されたURLやアイコン等をキーパネルの操作キーでポインティングする携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
Webサイトの表示画像には、埋め込み広告付きの動画などがあり、その広告表示部分をポインティングすることで、広告のWebサイトへ接続される。携帯電話機のような小型の携帯端末では、ポインティングするためのマウスなどを備えていないので、操作キーでポインティングを行うが、広告表示に対してどの操作キーが割り当てられているかが使用者にとってわかりやすいものである必要がある。
【0003】
このように、表示部の特定部分を操作部の操作キーでポインティングする情報処理装置がある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の図23、段落[0054]では、制御部13は、表示部12の複数のウィンドウ表示(B、C、D、E)の位置をチェックして、操作部11の似た位置のハードキーであるテンキー(2、4、6、8)を割当て、そのキーの照明を点灯している。使用者がテンキー(2、4、6、8)のいずれかを押下すると、該当のウィンドウが開く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−217131号公報(段落0054、図23)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の情報処理装置では、使用者は、複数のウィンドウ表示(B、C、D、E)と複数の点灯したハードキーであるテンキー(2、4、6、8)を上下見比べながら、類似位置の1つのテンキーを判断する必要があり、1対1に明確に割り当てられたものではない。ウィンドウ表示(B、C、D、E)の位置は任意の位置であり、必ずしもテンキーの配置にぴったりとは一致しないので、使用者が該当のテンキーを判断しにくいという問題がある。
【0006】
本発明は、画像を表示するメインパネルと、キー表示とキーセンスとが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、メインパネルの特定部分のポインティングがキーパネルのどの操作キーに割り当てられているかが明確にわかる携帯端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の携帯端末は、主画像とリンク画像を表示するメインパネルと、キー表示部とキー入力部とが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、主画像、リンク画像、リンクサイトアドレス、リンクキー割当てデータ、およびリンクキー静止画像を含むコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記リンクキー割当てデータで指定されたリンクキーの座標位置に前記リンクキー静止画像を配置した誘導画像を作成する誘導画像作成手段と、前記主画像およびリンク画像を前記メインパネルに表示させるメインパネル画像制御手段と、前記誘導画像を前記キー表示部に表示させるキー画像制御手段と、前記キー入力部で前記リンクキーが押下されたとき、前記リンクサイトアドレスに接続するブラウザ制御手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、メインパネルのリンク画像と同じリンクキー画像をキーパネルに表示することができるので、ユーザに分かり易いポインティングの表示を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の各実施例に係る携帯端末200の主面の構成を説明する図。
【図2】本発明の実施例1に係る携帯端末200の主面の画面表示を説明する図。
【図3】本発明の実施例1に係るコンテンツCのデータ構成を説明する図。
【図4】本発明の実施例1に係る携帯端末200のブロック図。
【図5】本発明の実施例2に係る携帯端末200の主面の画面表示を説明する図。
【図6】本発明の実施例3に係る携帯端末200の主面の画面表示を説明する図。
【図7】本発明の実施例3に係るコンテンツCのデータ構成を説明する図。
【図8】本発明の実施例3に係る携帯端末200のブロック図。
【図9】本発明の実施例4に係る携帯端末200の主面の画面表示およびコンテンツCを説明する図。
【図10】本発明の実施例4に係る携帯端末200のブロック図。
【図11】本発明の実施例5に係る携帯端末200の主面の画面表示およびコンテンツCを説明する図。
【図12】本発明の実施例5に係る携帯端末200のブロック図。
【図13】本発明の実施例6に係る携帯端末200の主面の画面表示およびコンテンツCを説明する図。
【図14】本発明の実施例6に係る携帯端末200のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の各実施例の携帯端末200の主面の構成を説明する図である。表示される画像は、実施例毎に異なり、一例である。主面には、ユーザインターフェースであるメインパネル5とキーパネル10がある。メインパネル5は、LCDや有機EL等による表示専用の表示手段である。キーパネル10は、キー表示部101の上に透過性のキー入力部102が重畳した構造であり、任意配置のキー表示とキー入力ができるいわゆるソフトキーである。キー入力部102は、X−Y座標のマトリクス形状であり、座標信号により、どの位置が押下されたかがわかる。
【0011】
メインパネル5には、主画像と広告画像(広告サイト情報、アイコン、他)が表示される。携帯端末200は、このメインパネル5上の広告画像を直接ポインティングするためのマウスなどを有していない。したがって、キーパネル10には、数字キーなどの通常キーと共に、メインパネル5の広告画像をポインティングするための広告キー画像(アイコン、他)が表示される。広告画像の一部(アイコン)と広告キー画像(アイコン)とは形状や色が類似の画像であり、携帯端末200のユーザは、広告画像をポインティングするための広告キー画像を容易に認識できるものである。
【0012】
この広告画像や広告キー画像等を作成する実施形態が色々あり、各実施例について、以降説明する。実施例1〜3は、本発明の専用のコンテンツ内の広告キー画像等を携帯端末内で抽出して表示する例である。実施例4〜6は、従来ある既存のコンテンツを基に、携帯端末内で広告キー画像等を新たに作成する例である。
【実施例1】
【0013】
実施例1は、キーパネル10に表示する広告キー画像(静止画)を予め含む専用コンテンツを外部に用意し、この専用コンテンツを受信した携帯端末200内でその広告キー画像を抽出して広告キーとして表示するものである。
【0014】
図2は、本発明の実施例1に係る携帯端末200の主面の画面表示を説明する図であり、時間の経過と共に変化していく。この画像等を予め記憶する専用コンテンツと対応付けて、次に説明する。
【0015】
図3は、本発明の実施例1に係るコンテンツCのデータ構成を説明する図であり、図3の(A)はコンテンツ全体の構成図、(B)は、そのコンテンツの画像以外の部分のデータ構成図である。コンテンツCは、インターネットのサーバや外部メモリから携帯端末200に供給される。
【0016】
コンテンツCは、埋め込み広告付き動画C1、広告URLデータC3、広告キー時刻C4、広告キーIDデータC5、広告キー静止画IDデータC6、広告キー静止画C7などにより構成される。
【0017】
埋め込み広告付き動画C1は、主画像に広告画像(リンク画像)が埋め込まれた動画データであり、図2のメインパネル5にそのまま表示される画像データであり、主画像、広告画像共に時間と共に変化する。広告画像1、広告画像2などは、広告サイト名や広告サイトURL表示など、ユーザが広告サイトと認識できる表示であり、さらにアイコンも埋め込まれている。これらの広告画像は、表示されない時間帯もあれば、1乃至複数が同時に表示される時間帯もある。広告URLデータC3は、各広告画像の「http://−−」などの広告サイトアドレス情報(リンクサイトアドレス)である。
【0018】
広告キー時刻C4は、メインパネル5に埋め込み広告付き動画C1を再生開始後のどの時間帯で広告画像の表示が行われるかを示すデータであり、例えば、広告番号1については、再生開始を起点として「10秒後〜30秒後」の間、広告番号1の広告が表示されることを表す。この広告キー時刻C4の目的は、メインパネル5の広告画像の表示に同期して、キーパネル10に広告キー画像C7を表示させるためである。
【0019】
本発明の実施例1の特徴とするデータは、広告キーIDデータC5(リンクキー割当てデータ)、広告キー静止画IDデータC6、広告キー静止画C7(リンクキー静止画)である。広告キーIDデータC5は、広告をポインティングするためのキーパネルのキー(リンクキー)を指定するデータであり、広告番号1については、キーパネルの数字キー「1」を指定し、広告番号2については、キーパネルの数字キー「2」を指定するものである。どのキーを割り当てるかは、特に関連性はなく、例えば、キーパネルの数字キー「9」を割り当ててもよいし、キーパネルのファンクションキー(不図示)などを割り当ててもよい。
【0020】
広告キー静止画IDデータC6は、割り当てたキーパネルのキー表示部分に表示する広告キー静止画C7のIDデータであり、参考に図の欄外に該当の広告キー静止画C7のアイコン画像を示す。
【0021】
広告キー静止画C7は、複数種類の広告キー静止画を有し、それぞれが、埋め込み広告付き動画C1内の広告画像と類似または同等の画像が記録されている。広告が複数ある場合は、それぞれの広告画像に対して、区別可能な画像が割り当てられる。すなわち、図2の広告画像1内のアイコンと広告キー画像1とは同じ人形マークであり、広告画像2内のアイコンと広告キー画像2とは同じ星マークである。
【0022】
携帯端末200は、上記のコンテンツCを受信すると、埋め込み広告付き動画C1(=主画像+広告画像)を復号してそのままメインパネル5に表示する。キーパネル10には、広告キー静止画C7を、広告キーIDデータC5で指定されたキーの座標位置に広告キー時刻C4に合わせて表示することにより、図2のように順次表示される。したがって、携帯端末のユーザが簡単にポインティングのためのキーを認識することができる。
キーパネル10の数字キーなどの通常キー表示は、携帯端末が元々備える表示データである。
【0023】
次に、上記処理を行う携帯端末200の詳細な構成について説明する。
図4は、本発明の実施例1に係る携帯端末200のブロック図である。携帯端末200は、アンテナ1、通信部2、コンテンツ受信部3、メインパネル画像制御部4、メインパネル5、キー割当てテーブル読込部6、キー割当てテーブル格納部7、キー割当て制御部8(誘導画像作成手段)、キー画像制御部9、キーパネル10、押下キー検出部11、ブラウザ制御部12などから構成される。
【0024】
携帯端末200のユーザインターフェース部分は、メインパネル5とキーパネル10である。メインパネル5は、LCDや有機EL等による表示専用の表示手段である。キーパネル10は、キー表示部101の上に透過性のキー入力部102が重畳した構造であり、任意配置のキー表示とキー入力ができるいわゆるソフトキーである。キー入力部102は、マトリクス形状であり、座標信号102aにより、どの位置が押下されたかがわかる。
【0025】
アンテナ1は、通信網の基地局(不図示)との間で、無線信号の送信受信を行う。通信部2は、変調復調処理等を行う。この例では、コンテンツC(図3)は、インターネット上のサーバに保管されており、コンテンツ受信部3は、アンテナ1、通信部2を経て、コンテンツC全体を受信し、コンテンツデータ3aとして出力する。そして、その内の埋め込み広告付き動画C1(=主画像+広告画像)をメインパネル画像制御部4へ送る。
【0026】
なお、コンテンツCは、外部メモリであるCDやHDD、フラッシュメモリ等に保管されていてもよく、携帯端末200は、外部メモリ接続部(不図示)経由でコンテンツCを受信してもよい。
【0027】
メインパネル画像制御部4は、動画再生部41で埋め込み広告付き動画C1(=主画像+広告画像)の復号および再生処理を行い、画像41aをメインパネル5に表示する。また、再生開始を起点とする再生時刻通知信号41bをキー割当て制御部8へ送る。メインパネル画像制御部4としては、埋め込み広告付き動画C1(=主画像+広告画像)をそのまま再生するだけであり、主画像であるか広告画像であるか、広告画像の座標位置、広告画像の広告時刻なども認識する必要はない。
【0028】
キー割当てテーブル読込部6は、コンテンツデータ3a(コンテンツC)の内、広告URLデータC3、広告キー時刻C4、広告キーIDデータC5、広告キー静止画IDデータC6、広告キー静止画C7を読み込んで、キー割当てテーブル格納部7に記憶する。これらのコンテンツは、埋め込み広告付き動画C1より先に受信してキー割当てテーブル格納部7に記憶して準備する。
【0029】
キー割当て制御部8(誘導画像作成手段)は、動画再生部41からの再生時刻通知信号41bに基づいてキー割当てテーブル格納部7の広告キー時刻C4のチェックを行う。
「10秒後〜30秒後」の間:
再生時刻通知信号41aが「10秒後〜30秒後」の間は、広告番号1がその時刻に該当することを認識する。そして、広告番号1の広告URLデータC3の値「http://−−」である広告URLデータ8aと、広告番号1の広告キーIDデータC5の値「数字キー1」の広告キー座標位置信号8bをペアで押下キー検出部11へ送出する。キー割当て制御部8は、通常キー画像記憶部91から複数の通常キー座標位置信号91bを読み取ることができるので、その内の「数字キー1」の座標を認識できる。
【0030】
さらに、キー割当て制御部8は、広告番号1の広告キー静止画IDデータC6の値「広告キー画像1のID」と、これに対応する広告キー静止画C7(この例では人形マークのアイコン)を読み取って、広告番号1の広告キー画像IDデータC5の値「数字キー1」の座標位置にシフトした広告キー画像8cを作成し、キー画像制御部9のキー画像合成部92へ送出する。
【0031】
なお、「数字キー1」の座標位置は、携帯端末200の機種毎に異なるが、機種毎に「数字キー1」の座標位置を認識できるので問題ない。また、コンテンツC内で「数字キー1」が割り当てられていても、携帯端末200内で、任意に割当てキーを変更してもよい。
【0032】
キー画像制御部9の通常キー画像記憶部91は、複数の数字キー等の通常キーの画像91aとそれぞれの通常キー座標91bを予め記憶しており、通常キー画像91aをキー画像合成部92へ送出し、通常キー座標91bを押下キー検出部11へ送出する。
【0033】
キー画像合成部92は、通常キー画像記憶部91からの通常キー画像91aに、広告キー画像8c(この例では広告キー静止画C7の内の人形マークのアイコン)を合成して、キーパネル10のキー表示部101に表示する。なお、この合成は、単純な合成であってもよいし、通常キー画像に広告キー画像を上書きする合成であってもよい。
【0034】
「20秒後〜40秒後」の間:
再生時刻通知信号41aが、「20秒後〜40秒後」の間は、広告番号2が該当し、同様の処理により、広告番号2の広告URLデータC3の値「http://−−」と、広告番号2の広告キー画像IDデータC5の値「数字キー2」の広告キー座標8bをペアで押下キー検出部11へ送出する。また、広告キー画像8c(この例では星マークのアイコン)が「数字キー2」の座標位置に合成されて、キーパネル10のキー表示部101に表示される。
【0035】
複数の広告が重なる20秒後〜30秒後の間は、広告番号1と広告番号2の表示が同時に行なわれる。キー割当て制御部8が出力する広告URLデータ8a、広告キー座標8b、広告キー画像8cは、ペアの信号であり、広告の数に応じてペアの数も増える。
【0036】
以上の処理により、図2に示したように、再生開始後、0秒後〜10秒後の間は、メインパネル5には主画像のみ、キーパネル10には通常キーのみの表示が行なわれる。10秒後〜20秒後の間は、メインパネル5には主画像と広告画像1、キーパネル10には通常キーと広告キー画像1が表示され、広告画像1と広告キー画像1の表示の同期が取れている。
【0037】
20秒後〜30秒後の間は、メインパネル5には主画像と広告画像1と広告画像2、キーパネル10には通常キーと広告キー画像1と広告キー画像2が表示され、広告画像1と広告キー画像1の表示の同期、および広告画像2と広告キー画像2の表示の同期が取れている。30秒後〜40秒後の間は、メインパネル5には主画像と広告画像2、キーパネル10には通常キーと広告キー画像2が表示され、広告画像2と広告キー画像2の表示の同期が取れている。
【0038】
ユーザは、メインパネル5の広告画像とキーパネル10の広告キー画像とが形状や色が同じなので、どのキーでポインティングすればよいかが直感的に簡単に理解できる。ユーザが、いずれかの広告キー画像のキーを押下すると、キーパネル10のキー入力部102から押下位置の座標信号102aが押下キー検出部11へ送出される。
【0039】
押下キー検出部11は、この座標信号102aと広告キー座標8bとを比較し、一致したら広告キーが押下されたと判断して、ペアの広告URL8aを広告URL11aとしてブラウザ制御部12へ送出する。
ブラウザ制御部12は、広告URL11aの広告サイトアドレスへの接続処理を通信部2を経由して行う。
【0040】
上記説明したように携帯端末200はコンテンツCを受信するが、コンテンツC内の各コンテンツの受信順序としては、コンテンツC3〜C7を最初に受信して、キー割当てテーブル格納部7に記憶して準備し、その後、コンテンツC1を受信して再生しつつ、キー割当てテーブル格納部7を参照して処理することが望ましい。携帯端末200は、比較的大きな容量のコンテンツC1を格納する必要がないからである。
【0041】
実施例1によれば、広告画像をポインティングするための広告キー画像が予め備わる専用コンテンツを用意するので、携帯端末200内で、その広告キー画像を抽出する簡単な構成で、ユーザに分かり易い広告キー表示を行なうことができる。
【実施例2】
【0042】
実施例2は、静止画の広告キー画像C7と、さらに、埋め込み広告付き動画C1の中に、メインパネル5の広告画像位置からキーパネル10の広告キーの方向へと矢印動画などが徐々に延伸していく動画像(広告誘導動画)が予め備わる専用コンテンツを用意するものである。実施例1とはコンテンツの違いだけであり、携帯端末200内の構成と処理は同じであり、実施例1の図4と同じブロック図の構成で実現することができる。
【0043】
図5は、本発明の実施例2に係る携帯端末200の主面の画面表示を説明する図であり、時間の経過と共に変化していく。時間の経過につれて、メインパネル5の広告画像位置からキーパネル10の広告キーの方向へと矢印の誘導動画が徐々に、例えば1秒単位で延伸していく。
【0044】
メインパネル5の表示再生開始後、0秒後〜15秒後の間は、メインパネル5には主画像のみ、キーパネル10には通常キーのみの表示が行なわれる。
15秒後〜30秒後の間は、メインパネル5には主画像、広告画像1(広告サイト名など)、誘導動画(検索矢印)が表示され、誘導動画(検索矢印)の矢印部分が徐々に、例えば1秒単位で、数字キー1の方向へと延伸していく。
【0045】
15秒後〜20秒後の間は、キーパネル10には通常キーのみの表示が行なわれる。
20秒後〜30秒後の間は、キーパネル10にはこの時点で「数字キー1」の座標位置に広告キー画像1(検索と矢印の一緒になった静止画アイコン)が表示される。
ユーザは、この広告画像から広告キーへと誘導する矢印動画等により、さらにわかり易く広告キーを認識することができる。
【0046】
この表示された画像等を予め記憶する専用コンテンツについて、次に説明する。このコンテンツCのデータ構成は、図3と同様である。ただし、埋め込み広告付き動画C1は、主画像に、広告画像1(広告サイト名など)と、さらに誘導動画(検索矢印)が埋め込まれた動画データであり、それがそのままメインパネル5に表示される。
【0047】
また、広告キー時刻C4は、メインパネル5に広告画像1が表示される時刻ではなく、キーパネル10に広告キー画像C7(検索と矢印の一緒になった静止画アイコン)が表示される時刻であり、「20秒後〜30秒後」である。広告キー画像C7(検索と矢印の一緒になった静止画アイコン)は、図2、図3で説明した人形アイコンや星アイコンと同じ扱いであり、静止画である。
【0048】
携帯端末200は、広告キー画像C7(検索と矢印の一緒になった静止画アイコン)を広告キー時刻C4の「20秒後〜30秒後」の時間帯に、キーパネル10に表示するように制御する。したがって、この実施例2関しては、図4のブロック図と同じ構成で実現することができる。
【0049】
なお、メインパネル5に表示される誘導動画(検索矢印)に対しては、携帯端末200内では編集することは行わないので、予めわかっている「数字キー1」の座標位置の方向に正しく延伸する必要があり、携帯端末200のある機種に対して純正の誘導動画であることが望ましい。
【0050】
実施例2によれば、実施例1の効果に加えて、矢印などの誘導動画により、さらにユーザにわかり易い広告キー表示を行なうことができる。
【実施例3】
【0051】
実施例3は、メインパネル5に表示する矢印動画などと共に、キーパネル10に表示する広告キー画像も動画として予め専用のコンテンツCに備えるものである。
【0052】
図6は、本発明の実施例3に係る携帯端末200の主面の画面表示を説明する図であり、時間の経過と共に変化していく。この画像等を予め記憶する専用コンテンツと対応付けて、次に説明する。
【0053】
図7は、本発明の実施例3に係るコンテンツCのデータ構成を説明する図であり、図7の(A)はコンテンツ全体の構成図、(B)は、そのコンテンツの画像以外の部分のデータ構成図である。コンテンツCは、インターネットのサーバや外部メモリから携帯端末200に供給される。
【0054】
コンテンツCは、埋め込み広告付き動画C1、広告URLデータC3、広告キー時刻C4、広告キーIDデータC5などにより構成される。
埋め込み広告付き動画C1は、主画像に広告画像と誘導画像が埋め込まれた動画データであり、図6のメインパネル5とキーパネル10を合わせた表示領域を対象とする画像データであり、主画像、広告画像、誘導画像共に時間と共に変化する。なお、この例では広告は広告1の1種類のみで示すが、複数個の同時表示であってもよい。また、主画像は、キーパネル10の領域まで入っているが、メインパネル5の領域のみでもよい。誘導画像がメインパネル5とキーパネル10を合わせた表示領域にあればよい。
【0055】
埋め込み広告付き動画C1中の広告画像1は、広告サイト名や広告サイトURL表示など、ユーザが広告サイトと認識できる表示である。メインパネル5側に表示される検索マークとキーパネル10側に表示される検索マークと、その両者を繋ぐ矢印マークは、一体となった誘導画像であり、図6に示すように、矢印の先端と先端に繋がる検索マークとが、時間の経過と共に、割当てられる検索キー(広告キー)である「数字キー2」に向かって延伸していく動画である。
【0056】
広告URLデータC3は、各広告画像の「http://−−」などの広告サイトアドレス情報である。広告キー時刻C4は、埋め込み広告付き動画C1中の誘導画像の先端が、広告キーIDデータC5で指定されたキー、この例では、「数字キー2」の座標位置に延伸して到着した時刻以降を表し、この時刻「20秒後〜30秒後」の間、当該キーのポインティングとしての機能が有効となるものである。
【0057】
携帯端末200は、上記のコンテンツCを受信すると、埋め込み広告付き動画C1(=主画像+広告画像+誘導画像)を復号した後、メインパネル5に表示するメインパネル画像と、キーパネル10に表示するキーパネル画像とに単純に分割して切り出す。そして、メインパネル画像をメインパネル5に表示する。切り出したキーパネル画像は、数字キー等の通常キー表示と合成して、キー表示部101に表示する。
そして、広告キー時刻C4「20秒後〜30秒後」の間、「数字キー2」の座標位置に表示された誘導画像の先端の検索マークが押下されると、ポインティングの処理が行われる。
【0058】
次に、上記処理を行う携帯端末200の詳細な構成について説明する。
図8は、本発明の実施例3に係る携帯端末200のブロック図である。実施例1の図4との相違点は、メインパネル画像制御部4に動画切出し部42を設けて、受信した埋め込み広告付き動画C1をメインパネル画像42aとキーパネル画像42bとに単純に分割して切り出す部分を設けた。この切り出したキーパネル画像42bをキー画像合成部92の一方の入力に導いて、キー表示部101に表示するようにしている。また、キー割当てテーブル格納部7の出力から、広告キー静止画7cがなくなっている。
【0059】
以下、相違点を主に説明する。
動画切出し部42は、動画再生部41で復号された画像の切り出しなので、簡単な構成で実現することができる。
【0060】
キー割当て制御部8(誘導画像作成手段)は、動画再生部41からの再生時刻通知信号41bに基づいて、キー割当てテーブル格納部7の広告キー時刻C4「20秒後〜30秒後」のチェックを行う。
「0秒後〜20秒後」の間:
キー割当て制御部8は、再生時刻通知信号41bが「0秒後〜20秒後」の間は、広告キー時刻7d(C4)「20秒後〜30秒後」に該当しないので何も行わない。メインパネル5には、誘導画像が既に延伸中であるが、まだどのキーにポインティングが割当てられているかは、ユーザにはわかりにくい状態である。
【0061】
「20秒後〜30秒後」の間:
キー割当て制御部8は、再生時刻通知信号41bが「20秒後〜30秒後」の間は、広告キー時刻7d(C4)「20秒後〜30秒後」の広告1が該当することを認識する。そして、広告番号1の広告URLデータC3の値「http://−−」である広告URLデータ8aと、広告番号1の広告キーIDデータC5の値「数字キー2」の広告キー座標位置信号8bをペアで押下キー検出部11へ送出する。
【0062】
以上の処理により、図6に示したように、メインパネル5からキーパネル10の「数字キー2」に向けて徐々に延伸する誘導画像が表示され、誘導画像の先端が「数字キー2」に到達した時点以降で、「数字キー2」がポインティングとしての機能が有効になる。
【0063】
実施例3によれば、メインパネル5とキーパネル10を含めた全体エリアに表示するための動画が予め備わる専用コンテンツを用意し、これを受信した携帯端末内で、メインパネル5とキーパネル10に分けて切り出す簡単な構成で、矢印などの誘導動画により、ユーザに分かり易い広告キー表示を行なうことができる。
【0064】
次の実施例4〜6は、広告キー画像や誘導画像を含まない既存コンテンツを利用する例であり、携帯端末内で新たに広告キー画像などを作成するものである。
【実施例4】
【0065】
実施例4は、既存コンテンツ中の広告画像そのものを携帯端末内で抽出コピー&貼り付けして広告キー画像とするものである。
【0066】
図9は、本発明の実施例4に係る携帯端末200の主面の画面表示およびコンテンツCを説明する図である。図9の(A)は主面の画面表示、(B)はコンテンツC全体、(C)はそのコンテンツCの画像以外の部分のデータ構成図である。コンテンツCは、インターネットのサーバや外部メモリから携帯端末200に供給される。
【0067】
コンテンツCは、埋め込み広告付き動画C1、広告画像座標位置C2、広告URLデータC3により構成される。埋め込み広告付き動画C1は、主画像に広告画像が埋め込まれた動画データであり、図9(A)のメインパネル5にそのまま表示される画像データであり、主画像、広告画像共に時間と共に変化し、広告画像は表示されない時間帯もある。広告画像は、広告サイト名や広告サイトURL表示など、ユーザが広告サイトと認識できる表示であり、文字でも絵でもよい。
【0068】
広告画像座標位置C2は、広告画像のメインパネル5画面内の座標位置データ(例えば、X1:Y1)であり、広告画像1の領域全体を表す面情報である。広告URLデータC3は、広告画像の「http://−−」などの広告サイトアドレス情報である。
【0069】
この埋め込み広告付き動画C1、広告画像座標位置C2、広告URLデータC3により構成されるコンテンツCは、従来利用されており、例えば、パーソナルコンピュータにおいて、表示画面に埋め込み広告付き動画が表示された状態で、広告画像を直接にマウスなどでクリックすると、その広告画像座標位置と認識されて、該当の広告URLに接続されることは良く知られている。
【0070】
この従来例では、広告画像がいつ表示されるかの時刻データは、コンテンツC内には不要であり、広告画像座標位置C2と広告URLデータC3と埋め込み広告付き動画C1とがリアルタイムで同期して伝送されていればよい。したがって、埋め込み広告付き動画C1中の広告画像を直接認識するのではなく、広告画像座標位置C2や広告URLデータC3を直接検出することにより、広告画像が表示されていることを認識することができ、パーソナルコンピュータにおいて広告画像をマウスなどでクリックする処理ができるものである。
【0071】
本発明の実施例4では、コンテンツC中の広告画像座標位置C2や広告URLデータC3を直接検出した時、埋め込み広告付き動画C1中の広告画像座標位置C2の画像、すなわち広告画像をコピーし、それを広告キー画像として、任意の1乃至複数のキーに割当てて、そのキーの座標位置に、前記コピー画像を貼り付けることを特徴とする。
【0072】
次に、上記処理を行う携帯端末200の詳細な構成について説明する。
図10は、本発明の実施例4に係る携帯端末200のブロック図である。実施例1の図4と同じ機能には同じ番号を付し、他の相違点を主に説明する。相違点は、メインパネル画像制御部14、広告検出部16、広告キー割当て部17、誘導画像作成部18などである。
【0073】
メインパネル画像制御部14は、動画再生部141を有して、その再生出力である画像141aをメインパネル5へ供給するところは同じであるが、誘導画像作成部18へも供給して、広告画像のコピー&ペースト用に使用する。
【0074】
広告検出部16は、コンテンツ受信部3出力のコンテンツデータ3a中の広告画像座標位置C2や広告URLデータC3の有無を常時リアルタイムでチェックし、検出した情報を検出16aとして広告キー割当て部17へ送出する。検出16aは、広告画像座標位置C2や広告URLデータC3が有りの状態では、常にオンとなり、それらが無しの状態では、常にオフとなるリアルタイムの情報である。
【0075】
広告キー割当て部17は、検出16aがオン状態のときには、広告画像座標17c(広告画像座標位置C2)を広告画像抽出部181へ送出する。また、広告キー割当て部17は、検出した広告画像に対して、複数の数字キーなどの中から任意のキーをポインティングキーとして割当てる。1個の広告画像座標位置C2のエリアが広い場合には、例えば、図9の(A)のように、広告画像1に対して、「数字キー1」と「数字キー2」をまとめて割当てる。そして、キーパネル10上の「数字キー1」と「数字キー2」をまとめた領域を広告キー座標17bとし、検出した広告URL17a(広告URLデータC3)とペアで押下キー検出部11へ送出する。
【0076】
広告画像抽出部181は、画像141aと広告画像座標17c(広告画像座標位置C2)入力により、画像141a中の広告画像座標17c(広告画像座標位置C2)の位置の画像を抽出し、これが広告画像に該当する。これを広告画像181aとして、広告キー画像作成部182へ送出する。画像141aと広告画像座標17cとは、多少のタイムラグがあるが、ユーザ操作用の時間に比べれば問題ない。
【0077】
広告キー画像作成部182は、広告画像181aを広告キー座標17bの位置にシフトした広告キー画像182aを作成して、キー画像合成部92へ送出する。
【0078】
以上の処理により、図9の(A)に示すように、広告画像1がメインパネル5に表示されている間、それと同じ広告キー画像1がキーパネル10に割当てられて表示される。使用者が広告キー画像1を押下すると、押下キー検出部11がそれを検出して広告URL11a(広告URLデータC3)をブラウザ制御部12へ送出し、所定の広告URLに接続される。
【0079】
実施例4によれば、既存のコンテンツC(=埋め込み広告付き動画C1+広告画像座標位置C2+広告URLデータC3)を利用することができ、任意のキーに広告画像と同じ広告キー画像を配したポインティングキーとして表示するので、ユーザに分かり易い広告キー表示を行なうことができる。
【実施例5】
【0080】
実施例5は、携帯端末内にアイコンを備えておき、そのアイコンをメインパネルの広告画像座標位置とキーパネルの割当てた広告キー座標位置に合わせて、同じアイコン画像として表示するものである。
【0081】
図11は、本発明の実施例5に係る携帯端末200の主面の画面表示およびコンテンツCを説明する図である。図11の(A)は主面の画面表示、(B)はコンテンツC全体、(C)はそのコンテンツCの画像以外の部分のデータ構成図である。コンテンツCは、図9と同じであり、説明を省略する。
【0082】
メインパネル5の広告画像1部分に表示されている広告アイコン1と、キーパネル10の「数字キー1」部分に表示されている広告キーアイコン1は、予め、携帯端末内に備わる同じアイコンである。
【0083】
次に、上記処理を行う携帯端末200の詳細な構成について説明する。
図12は、本発明の実施例5に係る携帯端末200のブロック図である。実施例4の図10との相違点を主に説明する。相違点は、メインパネル画像制御部14、誘導画像作成部18などである。
【0084】
メインパネル画像制御部14は、動画再生部141とメインパネル画像合成部142を有する。メインパネル画像合成部142は、動画再生部141の再生出力と、後述の広告画像作成部184の広告アイコン184aとを合成して、メインパネル5に表示する。
【0085】
誘導画像作成部18は、アイコン記憶部183と広告画像作成部184と広告キー画像作成部185を有する。アイコン記憶部183は、図11の(A)の広告アイコン1(=広告キーアイコン1)の基になるアイコンを予め記憶している。
【0086】
広告画像作成部184は、アイコン記憶部183の基のアイコンを、広告キー割当て部17の広告画像座標17c(広告画像座標位置C2)に合わせてシフトして、広告アイコン184aを作成して、メインパネル画像合成部142へ送出する。
【0087】
広告キー画像作成部185は、アイコン記憶部183の基の同じアイコンを、広告キー割当て部17の広告キー座標17bに合わせてシフトして、広告キーアイコン185aを作成して、キー画像合成部92へ送出する。
【0088】
以上の処理により、図11の(A)に示すように、広告画像1がメインパネル5に表示されている間、広告画像1部分に広告アイコン1が表示され、「数字キー1」部分に同じ広告キーアイコン1が表示される。
【0089】
実施例5によれば、既存のコンテンツC(=埋め込み広告付き動画C1+広告画像座標位置C2+広告URLデータC3)を利用することができ、メインパネル5の広告画像部分とキーパネル10の割当てたキー部分とに同じアイコン表示を行うので、ユーザに分かり易い広告キー表示を行なうことができる。
【実施例6】
【0090】
実施例6は、携帯端末内において、メインパネルの広告画像座標位置からキーパネルの割当てた広告キー座標位置へと延伸する誘導アニメ動画を作成するものである。
【0091】
図13は、本発明の実施例6に係る携帯端末200の主面の画面表示およびコンテンツCを説明する図である。図13の(A)は主面の画面表示、(B)はコンテンツC全体、(C)はそのコンテンツCの画像以外の部分のデータ構成図である。コンテンツCは、図9と同じであり、説明を省略する。
【0092】
メインパネル5の検索マーク、キーパネル10の検索マーク、および両者を繋ぐ矢印部分は、一体の誘導アニメであり、実施例3の図6と同様に、矢印の先端が時間の経過と共に、割当てた「数字キー2」へと延伸していく動画である。実施例3では、予めコンテンツC内にその誘導アニメを備えていたが、実施例6では、この誘導アニメを携帯端末200内で独自に作成する。
【0093】
次に、上記処理を行う携帯端末200の詳細な構成について説明する。
図14は、本発明の実施例6に係る携帯端末200のブロック図である。実施例5の図12との相違点を主に説明する。相違点は、誘導画像作成部18などである。
【0094】
誘導画像作成部18は、誘導アニメ作成部186を有する。誘導アニメ作成部186は、メインパネル5とキーパネル10を合わせた表示領域を対象として、誘導アニメ動画を作成する。誘導アニメの始点は、広告キー割当て部17からの広告画像座標17c(広告画像座標位置C2)の位置であり、そこに検索マーク(メインパネル5用)を配する。そして、その検索マーク(メインパネル5用)から、矢印および検索マーク(キーパネル10用)が広告キー座標17bを最終目標位置として延伸していく誘導アニメ動画を作成する。
【0095】
その誘導アニメ動画をメインパネル5とキーパネル10用に分割切り分けて、メインパネル5用に広告アニメ186a、キーパネル10用に広告キーアニメ186bを供給する。そして、広告キー座標17bに到達したら、ポインティングキーが有効になったことを示す誘導完了186cを押下キー検出部11へ送出する。
【0096】
押下キー検出部11は、検索マーク(キーパネル10用)部分、すなわち、広告キー座標17b(この例では、数字キー2)部分が押下され、かつ、誘導完了186cがアクティブであれば、広告キーが押下されたとして、広告URL11a(広告URLデータC3)をブラウザ制御部12へ送出し、所定の広告URLに接続される。
【0097】
実施例6によれば、既存のコンテンツC(=埋め込み広告付き動画C1+広告画像座標位置C2+広告URLデータC3)を利用することができ、メインパネル5の広告画像1部分からキーパネル10の割当てたキー部分へと徐々に延伸する誘導アニメ動画表示を行うので、ユーザに分かり易い広告キー表示を行なうことができる。
【0098】
なお、各実施例において、広告の数は、複数が同時進行する場合にも適用できる。また、各実施例において、広告の場合について説明したが、Webサイトにリンクするものであれば、何でもよい。また、各実施例において、数字キーなどの通常キーの座標位置に広告キーを割り当てたが、キーパネル10に空きスペースがあれば、その空きスペースに広告キーを割り当ててもよい。そうすれば、通常キーと広告キーとが独立して使用できる。
【0099】
また、実施例4〜6において、コンテンツCは、さらに、広告キー時刻C4を含んでもよい。そして、動画再生部141から広告検出部16へ再生時刻通知を送り、広告検出部16が再生時刻通知と広告キー時刻C4とを比較して、広告表示の開始・終了を検出して、広告キー表示等を制御するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0100】
1 アンテナ
2 通信部
3 コンテンツ受信部
4 メインパネル画像制御部
41 動画再生部
42 動画切出し部
5 メインパネル
6 キー割当てテーブル読込部
7 キー割当てテーブル格納部
8 キー割当て制御部(誘導画像作成手段)
9 キー画像制御部
91 通常キー画像記憶部
92 キー画像合成部
10 キーパネル
101 キー表示部
102 キー入力部
11 押下キー検出部
12 ブラウザ制御部
14 メインパネル画像制御部
141 動画再生部
142 メインパネル画像合成部
16 広告検出部
17 広告キー割当て部
18 誘導画像作成部
181 広告画像抽出部
182 広告キー画像作成部
183 アイコン記憶部
184 広告画像作成部
185 広告キー画像作成部
186 誘導アニメ作成部
200 携帯端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主画像とリンク画像を表示するメインパネルと、キー表示部とキー入力部とが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、
主画像、リンク画像、リンクサイトアドレス、リンクキー割当てデータ、およびリンクキー静止画像を含むコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記リンクキー割当てデータで指定されたリンクキーの座標位置に前記リンクキー静止画像を配置した誘導画像を作成する誘導画像作成手段と、
前記主画像およびリンク画像を前記メインパネルに表示させるメインパネル画像制御手段と、
前記誘導画像を前記キー表示部に表示させるキー画像制御手段と、
前記キー入力部で前記リンクキーが押下されたとき、前記リンクサイトアドレスに接続するブラウザ制御手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
主画像とリンク画像を表示するメインパネルと、キー表示部とキー入力部とが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、
主画像、リンク画像、リンクサイトアドレス、リンクキー割当てデータ、リンクキー静止画像、および前記リンク画像の座標位置から前記リンクキーの座標位置方向へ延伸するリンク誘導動画を含むコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記リンクキー割当てデータで指定されたリンクキーの座標位置に前記リンクキー静止画像を配置した誘導画像を作成する誘導画像作成手段と、
前記主画像、リンク画像、およびリンク誘導動画を前記メインパネルに表示させるメインパネル画像制御手段と、
前記誘導画像を前記キー表示部に表示させるキー画像制御手段と、
前記キー入力部で前記リンクキーが押下されたとき、前記リンクサイトアドレスに接続するブラウザ制御手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
【請求項3】
主画像とリンク画像を表示するメインパネルと、キー表示部とキー入力部とが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、
主画像、リンク画像、リンクサイトアドレス、リンクキー割当てデータ、および前記リンク画像座標位置から前記リンクキーの座標位置へ延伸するリンク誘導動画を含むコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記リンク誘導動画を前記メインパネル表示領域分のメインパネルリンク誘導動画と、
キーパネル領域分のキーパネルリンク誘導動画とに分けて切り出す誘導画像切り出し手段と、
前記主画像、リンク画像、およびメインパネルリンク誘導動画を前記メインパネルに表示させるメインパネル画像制御手段と、
前記キーパネルリンク誘導動画を前記キー表示部に表示させるキー画像制御手段と、
前記キー入力部で前記リンクキーが押下されたとき、前記リンクサイトアドレスに接続するブラウザ制御手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
【請求項4】
主画像とリンク画像を表示するメインパネルと、キー表示部とキー入力部とが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、
主画像、リンク画像、リンク画像座標位置、およびリンクサイトアドレスを含むコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記受信したコンテンツから前記リンク画像座標位置およびリンクサイトアドレスを検出するリンク検出手段と、
前記リンク画像のポインティング用に前記キーパネルのいずれかのキーをリンクキーとして割り当てるリンクキー割当て手段と、
前記受信した主画像およびリンク画像中から前記リンク画像座標位置の画像をコピーし、これを前記リンクキーのキーパネル上の座標位置に貼り付けた誘導画像を作成する誘導画像作成手段と、
前記受信した主画像およびリンク画像を前記メインパネルに表示させるメインパネル画像制御手段と、
前記誘導画像を前記キー表示部に表示させるキー画像制御手段と、
前記キー入力部で前記リンクキーが押下されたとき、前記リンクサイトアドレスに接続するブラウザ制御手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
【請求項5】
主画像とリンク画像を表示するメインパネルと、キー表示部とキー入力部とが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、
主画像、リンク画像、リンク画像座標位置、およびリンクサイトアドレスを含むコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記受信したコンテンツから前記リンク画像座標位置およびリンクサイトアドレスを検出するリンク検出手段と、
前記リンク画像のポインティング用に前記キーパネルのいずれかのキーをリンクキーとして割り当てるリンクキー割当て手段と、
予め記憶するアイコン画像を前記リンク画像のメインパネル上の座標位置に合わせてシフトしてメインパネル上の誘導画像として作成し、同じアイコン画像を前記リンクキーのキーパネル上の座標位置に合わせてシフトしてキーパネル上の誘導画像として作成する誘導画像作成手段と、
前記受信した主画像およびリンク画像に前記メインパネル上の誘導画像を合成して前記メインパネルに表示させるメインパネル画像制御手段と、
前記キーパネル上の誘導画像を前記キー画像表示部に表示させるキー画像制御手段と、
前記キー入力部で前記リンクキーが押下されたとき、前記リンクサイトアドレスに接続するブラウザ制御手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
【請求項6】
主画像とリンク画像を表示するメインパネルと、キー表示部とキー入力部とが重畳したキーパネルとを有する携帯端末であって、
主画像、リンク画像、リンク画像座標位置、およびリンクサイトアドレスを含むコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記受信したコンテンツから前記リンク画像座標位置およびリンクサイトアドレスを検出するリンク検出手段と、
前記リンク画像のポインティング用に前記キーパネルのいずれかのキーをリンクキーとして割り当てるリンクキー割当て手段と、
前記リンク画像座標位置と前記リンクキーのキーパネル上の座標位置との間を結び付けるアニメーション動画像を作成し、このアニメーション動画像のメインパネル上に位置する部分をメインパネル上の誘導画像として作成し、前記アニメーション動画像のキーパネル上に位置する部分をキーパネル上の誘導画像として作成する誘導画像作成手段と、
前記受信した主画像およびリンク画像に前記メインパネル上の誘導画像を合成して前記メインパネルに表示させるメインパネル画像制御手段と、
前記キーパネル上の誘導画像を前記キー画像表示部に表示させるキー画像制御手段と、
前記キー入力部で前記リンクキーが押下されたとき、前記リンクサイトアドレスに接続するブラウザ制御手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−186350(P2010−186350A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−30475(P2009−30475)
【出願日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】