携帯電子機器、及びストラップ
【課題】簡単な構造で携帯電子機器とストラップとを電気的に接続し、ストラップによって着信等を使用者に報知等することのできる携帯電子機器、及びストラップを提供する。
【解決手段】携帯電子機器において、筐体と、筐体の内部に配置された制御回路と、筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、ストラップ取り付け部には、第1電極2aと第2電極2bとが形成されており、第1電極2aと第2電極2bとの間には電極分離部9が形成されている。また、ストラップにおいて、第4電極8aと第5電極8bとが設けられている環状の紐部6を有し、第1電極2aと第4電極8a、及び第2電極2bと第5電極8bがそれぞれ接触する。
【解決手段】携帯電子機器において、筐体と、筐体の内部に配置された制御回路と、筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、ストラップ取り付け部には、第1電極2aと第2電極2bとが形成されており、第1電極2aと第2電極2bとの間には電極分離部9が形成されている。また、ストラップにおいて、第4電極8aと第5電極8bとが設けられている環状の紐部6を有し、第1電極2aと第4電極8a、及び第2電極2bと第5電極8bがそれぞれ接触する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電子機器、及び携帯電子機器に取り付けられるストラップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話等の携帯端末(携帯電子機器)において、着信等を感知した際に使用者に着信等を報知するため、携帯端末の本体に設けられている点灯部を点灯させ、イルミネーションとして機能させる技術が知られている。しかし、携帯端末の本体に点灯部が設けられていると、その分本体が大型となり、また、本体をポケット等に入れていると点灯部の点灯に気づかないことがある。
そのため、近年、着信等を感知した際に、携帯端末の本体以外に設けられた点灯部を点灯させることで使用者に着信等を報知する技術が提案されている。例えば特許文献1には、携帯電話に取り付けられたストラップに点灯部を設け、その点灯部を点灯させることで使用者に着信等を報知するストラップが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平08−97892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に開示されているストラップは、携帯電話本体にコネクタを介して電気的に接続されている。しかしながら、携帯電話本体とストラップとを専用のコネクタを介して接続しなければならないため、携帯電話本体とストラップとの接続部分が大型となり、またコストがかかり汎用性に欠ける等の問題があった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で携帯電子機器とストラップとを電気的に接続し、ストラップによって着信等を使用者に報知等することのできる携帯電子機器、及びストラップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る携帯電子機器は、
筐体と、
前記筐体の内部に配置された制御回路と、
前記筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、
前記ストラップ取り付け部には、前記制御回路から電流が供給される第1電極と第2電極とが形成されており、
前記第1電極と前記第2電極との間には、前記第1電極と前記第2電極とを分離する電極分離部が形成されている、
ことを特徴とする。
【0007】
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るストラップは、
第4電極と第5電極とが設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第5電極にそれぞれ電気的に接続されている点灯部と、を有し、
前記紐部が上記第1の観点に係る携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、及び前記第2電極と前記第5電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記点灯部に電流が供給される、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡単な構造で携帯電子機器とストラップとを電気的に接続し、ストラップによって着信等を使用者に報知等することのできる携帯電子機器、及びストラップを提供することができる。これにより、例えば、携帯電子機器に設けられた点灯部とストラップに設けられた点灯部とを連動させた点灯制御を行うことが可能となるため、より多彩なイルミネーション表現が可能な携帯電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電子機器を示す簡略全体図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るストラップを示す簡略全体図である。
【図3a】本発明の一実施形態1に係るストラップ取り付け部を示す拡大図である。
【図3b】図3aにおけるA−A断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るストラップ取り付け部にストラップを取り付けた状態を示す拡大図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る携帯電子機器とストラップとの電気的接続構造を示す概略図である。
【図6a】本発明の実施形態2に係るストラップ取り付け部を示す拡大図である。
【図6b】図6aにおけるB−B断面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るストラップ取り付け部にストラップを取り付けた状態を示す拡大図である。
【図8】本発明の実施形態3に係るストラップを示す簡略全体図である。
【図9a】本発明の実施形態3に係るストラップ取り付け部を示す拡大図である。
【図9b】図9aにおけるC−C断面図である。
【図10】本発明の実施形態3に係るストラップ取り付け部にストラップを取り付けた状態を示す拡大図である。
【図11】本発明の実施形態3に係る携帯電子機器とストラップとの電気的接続構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る携帯電子機器について、携帯電話100を例に、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
(実施形態1)
携帯電話100は、図1に示すように、折り畳み可能な矩形板状の筐体1から構成されている。また、筐体1の側面には凹部1aが形成されており、凹部1aには、両端が筐体1に接続されている円筒状のピン状のストラップ取り付け部2が設けられている。
【0012】
筐体1のストラップ取り付け部2に取り付けられるストラップ200は、図2に示すように、飾り部3、点灯部4、接続部5、紐部6から構成されている。また、飾り部3、点灯部4、接続部5、紐部6の内部には、図5に示すように、携帯電話100と点灯部4とを電気的に接続する導線7が配線されている。
【0013】
飾り部3は、十分な強度及び柔軟性を有する絶縁性の紐から構成されている。飾り部3の一端は点灯部4に接続されており、他端は接続部5に接続されている。
【0014】
点灯部4は、透光性の樹脂材料等から構成されており、球体状に形成されている。また、点灯部4の内部には、光源であるLED4aが配置されている。点灯部4は、飾り部3の一端に接続されており、飾り部3の内部を通る導線7がLED4aに接続されている。
【0015】
接続部5は、絶縁性の樹脂材料等から構成されており、円筒状に形成されている。接続部5の一端は飾り部3と接続されており、他端は紐部6に接続されている。
【0016】
紐部6は、ループ状の紐で構成されており、十分な強度及び柔軟性を有する絶縁性の材料から形成されている。また、紐部6の先端部6a近傍には、一対の電極(第4、第5電極)8a、8bが形成されている。電極8a、8bは、ストラップ取り付け部2に紐部6が取り付けられた時に、紐部6がストラップ取り付け部2に接触する範囲に形成されている。また、ループ状の紐部6の輪は、ストラップ200の飾り部3、点灯部4等を挿通させることができる大きさとなっている。
【0017】
ストラップ取り付け部2は、図3aの拡大図、及び図3bの断面図で示すように、筐体1の凹部1aにピン状に設けられており、両端に形成された一対の電極(第1、第2電極)2a、2bと、電極2a、2bの間に形成された電極分離部9から構成されている。
【0018】
電極2a、2bは、導電性の金属から構成されており、一例として円筒状に形成されている。電極2a、2bの一端はそれぞれ筐体1に接続されており、他端はそれぞれ電極分離部9に接続されている。
【0019】
電極分離部9は、絶縁体である樹脂材料等から構成されており、電極2a、2b間を分離している。電極分離部9は、電極2a、2bと同心の円筒状であり、電極分離部9の外径は、電極2a、2bの外径より大きく形成されている。
【0020】
上述のストラップ取り付け部2にストラップ200を取り付ける場合、まずストラップ200の紐部6の先端部6aを筐体1の凹部1aに挿通させる。そしてループ状の紐部6の輪の中に、ストラップ200の残りの部分である飾り部3等を挿通させ、図4に示すように、紐部6をストラップ取り付け部2の電極2a、2bの周囲に巻き付ける。このとき、ストラップ200の紐部6の先端部6aに形成されている一対の電極8a、8bは、図4中で網線で示すように、ストラップ取り付け部2の一対の電極2a、2bにそれぞれ接触した状態で保持される。
【0021】
また、ストラップ取り付け部2の電極2a、2bの間には電極分離部9が形成されているため、ループ状の紐部6は、輪の中に電極分離部9を挟んでストラップ取り付け部2に取り付けられる。電極分離部9の外径は電極2a、2bの外径より大きいため、紐部6は、ストラップ取り付け部2の軸線方向へ電極分離部9を跨いで移動することはできない。したがって、電極8a、8b同士が接触することがなく、電極8a、8bが短絡する虞がない。また、電極分離部9の外径が電極2a、2bの外径より大きいため、ストラップ取り付け部2の電極2a、2bに使用者が誤って接触することを防止することができる。
【0022】
次に、ストラップ200を携帯電話100に取り付けた時の電気的な接続構造について、図5を用いて詳述する。
【0023】
図5に示すように、携帯電話100の筐体1の内部には、制御回路10が設けられている。制御回路10は、導線11を介してストラップ取り付け部2の電極2a、2bとそれぞれ接続されており、電極2a、2bは、それぞれストラップ200の紐部6の電極8a、8bと直接接触している。紐部6の電極8a、8bには導線7が接続されており、導線7は、紐部6、接続部5、飾り部3の内部を通って、点灯部4のLED4aに接続されている。また、導線7には、電気的に短絡しないよう被膜が施されている。
【0024】
制御回路10が着信等を検知した場合、制御回路10から導線11へ電流が供給される。導線11に供給された電流は、ストラップ取り付け部2の電極2a、2bと、それらと接続されているストラップ200の紐部6の電極8a、8bとを経由し、導線7を介して点灯部4のLED4aへと供給され、LED4aが点灯する。
【0025】
(実施形態2)
次に実施形態2について、図6a、図6b、図7を用いて説明する。ストラップ取り付け部20以外の基本的な構成は実施形態1と同一である。したがって、図6a、図6b、図7において、図3a、図3b、図4の構成部分と対応する各部には同一の番号を付す。
【0026】
実施形態2では、図6aの拡大図、及び図6bの断面図で示すように、ストラップ取り付け部20の電極20a、20bと電極分離部9は、外径が同一の大きさになるよう形成されている。また、電極20a、20bには、それぞれ切り欠き21a、21bが形成されている。切り欠き21a、21bのストラップ取り付け部20の軸線方向の幅は、ストラップ200の紐部6の紐の直径と略同一の長さに形成されている。
【0027】
実施形態2のストラップ取り付け部20にストラップ200を取り付けた場合、ストラップ200の紐部6(電極8a、8b)は、図7に示すように、電極20a、20bの切り欠き21a、21bに係止される。図7中で網線で示すように、電極8a、8bが切り欠き21a、21bに落とし込まれて固定されることにより、ストラップ取り付け部20の軸線方向への紐部6の移動を制限することができ、電極8a、8b同士が接触し短絡することを防ぐことができる。
【0028】
携帯電話100の制御回路10が着信等を検知した場合には、実施形態1と同様に、制御回路10から導線11へ電流が供給される。導線11へ供給された電流は、ストラップ取り付け部20の電極20a、20bと、それらと接続されているストラップ200の紐部6の電極8a、8bとを経由し、導線7へと供給されてLED4aが点灯する。
【0029】
(実施形態3)
次に実施形態3について、図8乃至図11を用いて説明する。実施形態3では、ストラップ300の紐部60とストラップ取り付け部220以外の基本的な構成は実施形態1と同一である。したがって、図8乃至図11において、図2乃至図5の構成部分と対応する各部には同一の番号を付す。
【0030】
実施形態3では、図8に示すように、ストラップ300の紐部60の先端部60a近傍に3つの電極(第4、第5、第6電極)8a、8b、80が形成されている。電極80は、ストラップ取り付け部30に紐部60が取り付けられた時に、紐部60が電極分離部90の外周面に接触する範囲に形成されている。また、飾り部30は、2本の紐30a、30bから構成されており、紐30a、30bの一端には、それぞれ点灯部40a、40bが接続されている。さらに、点灯部40a、40bの内部には、光源であるLED400a、400bが配置されている。
【0031】
また、図9a、図9bに示すように、ストラップ取り付け部220の電極分離部90の外周面には、一例として全周に渡って電極(第3電極)90aが形成されている。電極90aは電極分離部90の外周面の略中央に形成されており、電極90aの幅は電極分離部90の幅よりも短い。
【0032】
実施形態3のストラップ取り付け部220にストラップ300を取り付けた場合、図10に示すように、ストラップ取り付け部220の電極2a、2b、90aは、それぞれストラップ300の紐部60の電極8a、8b、80に接触した状態で保持される。図10中で網線で示すように、電極2a、2b、90aは電極分離部90によってそれぞれ分離されており、また、電極分離部90によって、ストラップ取り付け部220の軸線方向への紐部60の移動を制限することができるため、電極8a、8b、80同士が接触し短絡することを防ぐことができる。
【0033】
次に、ストラップ300を携帯電話100に取り付けた時の電気的な接続構造について、図11を用いて詳述する。
【0034】
図11に示すように、携帯電話100の筐体1の内部の制御回路10は、導線110を介してストラップ取り付け部220の電極2a、2b、90aとそれぞれ接続されている。また、電極2a、2b、90aは、ストラップ300の紐部60の電極8a、8b、80とそれぞれ直接接触している。紐部60の電極8a、8b、80には導線70が接続されており、導線70は、紐部60、接続部5、飾り部30a、30bの内部を通って、点灯部40a、40bのLED400a、400bにそれぞれ接続されている。
なお実施形態3では、制御回路10において、電極2aと電極90a、電極2bと電極90aとが、それぞれ対をなしている。また、ストラップ300において、電極8aと電極80、電極8bと電極80とが、それぞれ対をなしている。
【0035】
制御回路10が着信等を検知した場合、制御回路10から導線110へ電流が供給される。導線110に供給された電流は、ストラップ取り付け部220の電極2a、2b、90aと、それらと接続されているストラップ300の紐部60の電極8a、8b、80とを経由し、導線70を介して点灯部40a、40bのLED400a、400bへと供給され、LED400a、400bが点灯する。
【0036】
上記実施形態3では、制御回路10から導線110に供給される電流を制御することによって、点灯部40a、40bのそれぞれのLED400a、400bに供給される電流を変化させることができる。また、2つのLED400a、400b同士を異なる配色にすることもできる。したがって、LED400a、400bを様々な点灯パターンで点灯させることができ、電話の着信やメールの受信等の報知したい情報に応じて、点灯パターンを変化させて使用者に報知することができる。
【0037】
上記の実施形態1乃至3では、ストラップ取り付け部2、20、220は円筒状であったが、ストラップ200、300の紐部6、60を巻き付けることのできる形状であれば、矩形状等であってもよい。
【0038】
また、上記の実施形態1乃至3では、ストラップ200、300の紐部6、60に電極8a、8b、80を形成していたが、紐部6、60の内部に配線されている導線7、70を一部露出させることで、電極8a、8b、80としていてもよい。
【0039】
また、上記の実施形態1乃至3では、ストラップ200、300は、紐部6、60、接続部5、飾り部3、30a、30b、点灯部4、40a、40bから構成されていたが、紐部6、60と点灯部4、40a、40bとを有していれば、その他の構成は必須ではない。また、装飾等のその他の構成が含まれていてもよい。
【0040】
また、上記のストラップ200、300の点灯部4、40a、40bとは別に、携帯電話100の筐体1に点灯部が設けられていてもよい。ストラップ200、300の点灯部4、40a、40bと筐体1の点灯部を両方点灯させることで、確実に着信等を使用者に報知することができる。
【0041】
また、上記のストラップ200、300と携帯電話100との電気的な接続構造において、制御回路10から供給される電流は、導線11、電極2a、電極8a、導線7を介して、点灯部4のLED4aへと供給されていた。しかし、導線7等の途中にダイオードブリッジ等の整流回路を配置し、整流回路を介して制御回路10から供給される電流が点灯部4のLED4aへと供給されるようにしてもよい。
【0042】
上記の実施形態1乃至3では、携帯電話に設けられるストラップ取り付け部を例に説明したが、携帯電話に限定されるものではない。ストラップ取り付け部が設けられる携帯電子機器であれば、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、ゲーム機等であっても良い。また、報知する情報も、電話の着信やメールの受信に限らず、充電中であることを知らせるもの等であっても良い。
【0043】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0044】
(付記1)
筐体と、
前記筐体の内部に配置された制御回路と、
前記筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、
前記ストラップ取り付け部には、前記制御回路から電流が供給される第1電極と第2電極とが形成されており、
前記第1電極と前記第2電極との間には、前記第1電極と前記第2電極とを分離する電極分離部が形成されている、
ことを特徴とする携帯電子機器。
【0045】
(付記2)
前記電極分離部の外径は、前記第1電極及び前記第2電極の外径より大きい、
ことを特徴とする付記1に記載の携帯電子機器。
【0046】
(付記3)
前記ストラップ取り付け部には、切り欠きが形成されている、
ことを特徴とする付記1または2に記載の携帯電子機器。
【0047】
(付記4)
前記電極分離部の外周には、第3電極が形成されている、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
【0048】
(付記5)
第4電極と第5電極とが設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第5電極にそれぞれ電気的に接続されている点灯部と、を有し、
前記紐部が付記1乃至3のいずれか1つに記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、及び前記第2電極と前記第5電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記点灯部に電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【0049】
(付記6)
第4電極、第5電極、第6電極が設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第1点灯部と、
前記第5電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第2点灯部と、を有し、
前記紐部が付記4に記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、前記第2電極と前記第5電極、前記第3電極と前記第6電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記第1点灯部と前記第2点灯部にそれぞれ電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【符号の説明】
【0050】
1 筐体
1a 凹部
2、20、220 ストラップ取り付け部
2a、2b、20a、20b 電極(第1、第2電極)
3、30a、30b 飾り部
4、40a、40b 点灯部
4a、400a、400b LED
5 接続部
6、60 紐部
6a、60a 先端部
7、70 導線
8a、8b、80 電極(第4、第5、第6電極)
9、90 電極分離部
10 制御回路
11、110 導線
21a、21b 切り欠き
90a 電極(第3電極)
100 携帯電話
200、300 ストラップ
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電子機器、及び携帯電子機器に取り付けられるストラップに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話等の携帯端末(携帯電子機器)において、着信等を感知した際に使用者に着信等を報知するため、携帯端末の本体に設けられている点灯部を点灯させ、イルミネーションとして機能させる技術が知られている。しかし、携帯端末の本体に点灯部が設けられていると、その分本体が大型となり、また、本体をポケット等に入れていると点灯部の点灯に気づかないことがある。
そのため、近年、着信等を感知した際に、携帯端末の本体以外に設けられた点灯部を点灯させることで使用者に着信等を報知する技術が提案されている。例えば特許文献1には、携帯電話に取り付けられたストラップに点灯部を設け、その点灯部を点灯させることで使用者に着信等を報知するストラップが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平08−97892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に開示されているストラップは、携帯電話本体にコネクタを介して電気的に接続されている。しかしながら、携帯電話本体とストラップとを専用のコネクタを介して接続しなければならないため、携帯電話本体とストラップとの接続部分が大型となり、またコストがかかり汎用性に欠ける等の問題があった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で携帯電子機器とストラップとを電気的に接続し、ストラップによって着信等を使用者に報知等することのできる携帯電子機器、及びストラップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る携帯電子機器は、
筐体と、
前記筐体の内部に配置された制御回路と、
前記筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、
前記ストラップ取り付け部には、前記制御回路から電流が供給される第1電極と第2電極とが形成されており、
前記第1電極と前記第2電極との間には、前記第1電極と前記第2電極とを分離する電極分離部が形成されている、
ことを特徴とする。
【0007】
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るストラップは、
第4電極と第5電極とが設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第5電極にそれぞれ電気的に接続されている点灯部と、を有し、
前記紐部が上記第1の観点に係る携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、及び前記第2電極と前記第5電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記点灯部に電流が供給される、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡単な構造で携帯電子機器とストラップとを電気的に接続し、ストラップによって着信等を使用者に報知等することのできる携帯電子機器、及びストラップを提供することができる。これにより、例えば、携帯電子機器に設けられた点灯部とストラップに設けられた点灯部とを連動させた点灯制御を行うことが可能となるため、より多彩なイルミネーション表現が可能な携帯電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電子機器を示す簡略全体図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るストラップを示す簡略全体図である。
【図3a】本発明の一実施形態1に係るストラップ取り付け部を示す拡大図である。
【図3b】図3aにおけるA−A断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るストラップ取り付け部にストラップを取り付けた状態を示す拡大図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る携帯電子機器とストラップとの電気的接続構造を示す概略図である。
【図6a】本発明の実施形態2に係るストラップ取り付け部を示す拡大図である。
【図6b】図6aにおけるB−B断面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るストラップ取り付け部にストラップを取り付けた状態を示す拡大図である。
【図8】本発明の実施形態3に係るストラップを示す簡略全体図である。
【図9a】本発明の実施形態3に係るストラップ取り付け部を示す拡大図である。
【図9b】図9aにおけるC−C断面図である。
【図10】本発明の実施形態3に係るストラップ取り付け部にストラップを取り付けた状態を示す拡大図である。
【図11】本発明の実施形態3に係る携帯電子機器とストラップとの電気的接続構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る携帯電子機器について、携帯電話100を例に、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
(実施形態1)
携帯電話100は、図1に示すように、折り畳み可能な矩形板状の筐体1から構成されている。また、筐体1の側面には凹部1aが形成されており、凹部1aには、両端が筐体1に接続されている円筒状のピン状のストラップ取り付け部2が設けられている。
【0012】
筐体1のストラップ取り付け部2に取り付けられるストラップ200は、図2に示すように、飾り部3、点灯部4、接続部5、紐部6から構成されている。また、飾り部3、点灯部4、接続部5、紐部6の内部には、図5に示すように、携帯電話100と点灯部4とを電気的に接続する導線7が配線されている。
【0013】
飾り部3は、十分な強度及び柔軟性を有する絶縁性の紐から構成されている。飾り部3の一端は点灯部4に接続されており、他端は接続部5に接続されている。
【0014】
点灯部4は、透光性の樹脂材料等から構成されており、球体状に形成されている。また、点灯部4の内部には、光源であるLED4aが配置されている。点灯部4は、飾り部3の一端に接続されており、飾り部3の内部を通る導線7がLED4aに接続されている。
【0015】
接続部5は、絶縁性の樹脂材料等から構成されており、円筒状に形成されている。接続部5の一端は飾り部3と接続されており、他端は紐部6に接続されている。
【0016】
紐部6は、ループ状の紐で構成されており、十分な強度及び柔軟性を有する絶縁性の材料から形成されている。また、紐部6の先端部6a近傍には、一対の電極(第4、第5電極)8a、8bが形成されている。電極8a、8bは、ストラップ取り付け部2に紐部6が取り付けられた時に、紐部6がストラップ取り付け部2に接触する範囲に形成されている。また、ループ状の紐部6の輪は、ストラップ200の飾り部3、点灯部4等を挿通させることができる大きさとなっている。
【0017】
ストラップ取り付け部2は、図3aの拡大図、及び図3bの断面図で示すように、筐体1の凹部1aにピン状に設けられており、両端に形成された一対の電極(第1、第2電極)2a、2bと、電極2a、2bの間に形成された電極分離部9から構成されている。
【0018】
電極2a、2bは、導電性の金属から構成されており、一例として円筒状に形成されている。電極2a、2bの一端はそれぞれ筐体1に接続されており、他端はそれぞれ電極分離部9に接続されている。
【0019】
電極分離部9は、絶縁体である樹脂材料等から構成されており、電極2a、2b間を分離している。電極分離部9は、電極2a、2bと同心の円筒状であり、電極分離部9の外径は、電極2a、2bの外径より大きく形成されている。
【0020】
上述のストラップ取り付け部2にストラップ200を取り付ける場合、まずストラップ200の紐部6の先端部6aを筐体1の凹部1aに挿通させる。そしてループ状の紐部6の輪の中に、ストラップ200の残りの部分である飾り部3等を挿通させ、図4に示すように、紐部6をストラップ取り付け部2の電極2a、2bの周囲に巻き付ける。このとき、ストラップ200の紐部6の先端部6aに形成されている一対の電極8a、8bは、図4中で網線で示すように、ストラップ取り付け部2の一対の電極2a、2bにそれぞれ接触した状態で保持される。
【0021】
また、ストラップ取り付け部2の電極2a、2bの間には電極分離部9が形成されているため、ループ状の紐部6は、輪の中に電極分離部9を挟んでストラップ取り付け部2に取り付けられる。電極分離部9の外径は電極2a、2bの外径より大きいため、紐部6は、ストラップ取り付け部2の軸線方向へ電極分離部9を跨いで移動することはできない。したがって、電極8a、8b同士が接触することがなく、電極8a、8bが短絡する虞がない。また、電極分離部9の外径が電極2a、2bの外径より大きいため、ストラップ取り付け部2の電極2a、2bに使用者が誤って接触することを防止することができる。
【0022】
次に、ストラップ200を携帯電話100に取り付けた時の電気的な接続構造について、図5を用いて詳述する。
【0023】
図5に示すように、携帯電話100の筐体1の内部には、制御回路10が設けられている。制御回路10は、導線11を介してストラップ取り付け部2の電極2a、2bとそれぞれ接続されており、電極2a、2bは、それぞれストラップ200の紐部6の電極8a、8bと直接接触している。紐部6の電極8a、8bには導線7が接続されており、導線7は、紐部6、接続部5、飾り部3の内部を通って、点灯部4のLED4aに接続されている。また、導線7には、電気的に短絡しないよう被膜が施されている。
【0024】
制御回路10が着信等を検知した場合、制御回路10から導線11へ電流が供給される。導線11に供給された電流は、ストラップ取り付け部2の電極2a、2bと、それらと接続されているストラップ200の紐部6の電極8a、8bとを経由し、導線7を介して点灯部4のLED4aへと供給され、LED4aが点灯する。
【0025】
(実施形態2)
次に実施形態2について、図6a、図6b、図7を用いて説明する。ストラップ取り付け部20以外の基本的な構成は実施形態1と同一である。したがって、図6a、図6b、図7において、図3a、図3b、図4の構成部分と対応する各部には同一の番号を付す。
【0026】
実施形態2では、図6aの拡大図、及び図6bの断面図で示すように、ストラップ取り付け部20の電極20a、20bと電極分離部9は、外径が同一の大きさになるよう形成されている。また、電極20a、20bには、それぞれ切り欠き21a、21bが形成されている。切り欠き21a、21bのストラップ取り付け部20の軸線方向の幅は、ストラップ200の紐部6の紐の直径と略同一の長さに形成されている。
【0027】
実施形態2のストラップ取り付け部20にストラップ200を取り付けた場合、ストラップ200の紐部6(電極8a、8b)は、図7に示すように、電極20a、20bの切り欠き21a、21bに係止される。図7中で網線で示すように、電極8a、8bが切り欠き21a、21bに落とし込まれて固定されることにより、ストラップ取り付け部20の軸線方向への紐部6の移動を制限することができ、電極8a、8b同士が接触し短絡することを防ぐことができる。
【0028】
携帯電話100の制御回路10が着信等を検知した場合には、実施形態1と同様に、制御回路10から導線11へ電流が供給される。導線11へ供給された電流は、ストラップ取り付け部20の電極20a、20bと、それらと接続されているストラップ200の紐部6の電極8a、8bとを経由し、導線7へと供給されてLED4aが点灯する。
【0029】
(実施形態3)
次に実施形態3について、図8乃至図11を用いて説明する。実施形態3では、ストラップ300の紐部60とストラップ取り付け部220以外の基本的な構成は実施形態1と同一である。したがって、図8乃至図11において、図2乃至図5の構成部分と対応する各部には同一の番号を付す。
【0030】
実施形態3では、図8に示すように、ストラップ300の紐部60の先端部60a近傍に3つの電極(第4、第5、第6電極)8a、8b、80が形成されている。電極80は、ストラップ取り付け部30に紐部60が取り付けられた時に、紐部60が電極分離部90の外周面に接触する範囲に形成されている。また、飾り部30は、2本の紐30a、30bから構成されており、紐30a、30bの一端には、それぞれ点灯部40a、40bが接続されている。さらに、点灯部40a、40bの内部には、光源であるLED400a、400bが配置されている。
【0031】
また、図9a、図9bに示すように、ストラップ取り付け部220の電極分離部90の外周面には、一例として全周に渡って電極(第3電極)90aが形成されている。電極90aは電極分離部90の外周面の略中央に形成されており、電極90aの幅は電極分離部90の幅よりも短い。
【0032】
実施形態3のストラップ取り付け部220にストラップ300を取り付けた場合、図10に示すように、ストラップ取り付け部220の電極2a、2b、90aは、それぞれストラップ300の紐部60の電極8a、8b、80に接触した状態で保持される。図10中で網線で示すように、電極2a、2b、90aは電極分離部90によってそれぞれ分離されており、また、電極分離部90によって、ストラップ取り付け部220の軸線方向への紐部60の移動を制限することができるため、電極8a、8b、80同士が接触し短絡することを防ぐことができる。
【0033】
次に、ストラップ300を携帯電話100に取り付けた時の電気的な接続構造について、図11を用いて詳述する。
【0034】
図11に示すように、携帯電話100の筐体1の内部の制御回路10は、導線110を介してストラップ取り付け部220の電極2a、2b、90aとそれぞれ接続されている。また、電極2a、2b、90aは、ストラップ300の紐部60の電極8a、8b、80とそれぞれ直接接触している。紐部60の電極8a、8b、80には導線70が接続されており、導線70は、紐部60、接続部5、飾り部30a、30bの内部を通って、点灯部40a、40bのLED400a、400bにそれぞれ接続されている。
なお実施形態3では、制御回路10において、電極2aと電極90a、電極2bと電極90aとが、それぞれ対をなしている。また、ストラップ300において、電極8aと電極80、電極8bと電極80とが、それぞれ対をなしている。
【0035】
制御回路10が着信等を検知した場合、制御回路10から導線110へ電流が供給される。導線110に供給された電流は、ストラップ取り付け部220の電極2a、2b、90aと、それらと接続されているストラップ300の紐部60の電極8a、8b、80とを経由し、導線70を介して点灯部40a、40bのLED400a、400bへと供給され、LED400a、400bが点灯する。
【0036】
上記実施形態3では、制御回路10から導線110に供給される電流を制御することによって、点灯部40a、40bのそれぞれのLED400a、400bに供給される電流を変化させることができる。また、2つのLED400a、400b同士を異なる配色にすることもできる。したがって、LED400a、400bを様々な点灯パターンで点灯させることができ、電話の着信やメールの受信等の報知したい情報に応じて、点灯パターンを変化させて使用者に報知することができる。
【0037】
上記の実施形態1乃至3では、ストラップ取り付け部2、20、220は円筒状であったが、ストラップ200、300の紐部6、60を巻き付けることのできる形状であれば、矩形状等であってもよい。
【0038】
また、上記の実施形態1乃至3では、ストラップ200、300の紐部6、60に電極8a、8b、80を形成していたが、紐部6、60の内部に配線されている導線7、70を一部露出させることで、電極8a、8b、80としていてもよい。
【0039】
また、上記の実施形態1乃至3では、ストラップ200、300は、紐部6、60、接続部5、飾り部3、30a、30b、点灯部4、40a、40bから構成されていたが、紐部6、60と点灯部4、40a、40bとを有していれば、その他の構成は必須ではない。また、装飾等のその他の構成が含まれていてもよい。
【0040】
また、上記のストラップ200、300の点灯部4、40a、40bとは別に、携帯電話100の筐体1に点灯部が設けられていてもよい。ストラップ200、300の点灯部4、40a、40bと筐体1の点灯部を両方点灯させることで、確実に着信等を使用者に報知することができる。
【0041】
また、上記のストラップ200、300と携帯電話100との電気的な接続構造において、制御回路10から供給される電流は、導線11、電極2a、電極8a、導線7を介して、点灯部4のLED4aへと供給されていた。しかし、導線7等の途中にダイオードブリッジ等の整流回路を配置し、整流回路を介して制御回路10から供給される電流が点灯部4のLED4aへと供給されるようにしてもよい。
【0042】
上記の実施形態1乃至3では、携帯電話に設けられるストラップ取り付け部を例に説明したが、携帯電話に限定されるものではない。ストラップ取り付け部が設けられる携帯電子機器であれば、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、ゲーム機等であっても良い。また、報知する情報も、電話の着信やメールの受信に限らず、充電中であることを知らせるもの等であっても良い。
【0043】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0044】
(付記1)
筐体と、
前記筐体の内部に配置された制御回路と、
前記筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、
前記ストラップ取り付け部には、前記制御回路から電流が供給される第1電極と第2電極とが形成されており、
前記第1電極と前記第2電極との間には、前記第1電極と前記第2電極とを分離する電極分離部が形成されている、
ことを特徴とする携帯電子機器。
【0045】
(付記2)
前記電極分離部の外径は、前記第1電極及び前記第2電極の外径より大きい、
ことを特徴とする付記1に記載の携帯電子機器。
【0046】
(付記3)
前記ストラップ取り付け部には、切り欠きが形成されている、
ことを特徴とする付記1または2に記載の携帯電子機器。
【0047】
(付記4)
前記電極分離部の外周には、第3電極が形成されている、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1つに記載の携帯電子機器。
【0048】
(付記5)
第4電極と第5電極とが設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第5電極にそれぞれ電気的に接続されている点灯部と、を有し、
前記紐部が付記1乃至3のいずれか1つに記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、及び前記第2電極と前記第5電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記点灯部に電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【0049】
(付記6)
第4電極、第5電極、第6電極が設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第1点灯部と、
前記第5電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第2点灯部と、を有し、
前記紐部が付記4に記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、前記第2電極と前記第5電極、前記第3電極と前記第6電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記第1点灯部と前記第2点灯部にそれぞれ電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【符号の説明】
【0050】
1 筐体
1a 凹部
2、20、220 ストラップ取り付け部
2a、2b、20a、20b 電極(第1、第2電極)
3、30a、30b 飾り部
4、40a、40b 点灯部
4a、400a、400b LED
5 接続部
6、60 紐部
6a、60a 先端部
7、70 導線
8a、8b、80 電極(第4、第5、第6電極)
9、90 電極分離部
10 制御回路
11、110 導線
21a、21b 切り欠き
90a 電極(第3電極)
100 携帯電話
200、300 ストラップ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に配置された制御回路と、
前記筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、
前記ストラップ取り付け部には、前記制御回路から電流が供給される第1電極と第2電極とが形成されており、
前記第1電極と前記第2電極との間には、前記第1電極と前記第2電極とを分離する電極分離部が形成されている、
ことを特徴とする携帯電子機器。
【請求項2】
前記電極分離部の外径は、前記第1電極及び前記第2電極の外径より大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記ストラップ取り付け部には、切り欠きが形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
前記電極分離部の外周には、第3電極が形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
【請求項5】
第4電極と第5電極とが設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第5電極にそれぞれ電気的に接続されている点灯部と、を有し、
前記紐部が請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、及び前記第2電極と前記第5電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記点灯部に電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【請求項6】
第4電極、第5電極、第6電極が設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第1点灯部と、
前記第5電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第2点灯部と、を有し、
前記紐部が請求項4に記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、前記第2電極と前記第5電極、前記第3電極と前記第6電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記第1点灯部と前記第2点灯部にそれぞれ電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に配置された制御回路と、
前記筐体に両端が接続されたピン状のストラップ取り付け部と、を備え、
前記ストラップ取り付け部には、前記制御回路から電流が供給される第1電極と第2電極とが形成されており、
前記第1電極と前記第2電極との間には、前記第1電極と前記第2電極とを分離する電極分離部が形成されている、
ことを特徴とする携帯電子機器。
【請求項2】
前記電極分離部の外径は、前記第1電極及び前記第2電極の外径より大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記ストラップ取り付け部には、切り欠きが形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
前記電極分離部の外周には、第3電極が形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
【請求項5】
第4電極と第5電極とが設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第5電極にそれぞれ電気的に接続されている点灯部と、を有し、
前記紐部が請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、及び前記第2電極と前記第5電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記点灯部に電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【請求項6】
第4電極、第5電極、第6電極が設けられている環状の紐部と、
前記第4電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第1点灯部と、
前記第5電極と前記第6電極にそれぞれ電気的に接続されている第2点灯部と、を有し、
前記紐部が請求項4に記載の携帯電子機器のストラップ取り付け部に取り付けられた際に、前記第1電極と前記第4電極、前記第2電極と前記第5電極、前記第3電極と前記第6電極がそれぞれ接触し、前記制御回路から前記第1点灯部と前記第2点灯部にそれぞれ電流が供給される、
ことを特徴とするストラップ。
【図1】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図4】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図7】
【図8】
【図9a】
【図9b】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図4】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図7】
【図8】
【図9a】
【図9b】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−227690(P2012−227690A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92947(P2011−92947)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】
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