説明

撮像装置、及び撮像システム

【課題】撮像装置の水中環境用の設定および解除の設定操作が煩雑であるという課題があった。
【解決手段】撮像装置100と、撮像装置100に着脱自在に装着される防水ケース200とからなり、防水ケース200は、防水ケース操作部230による操作指示を送信する送信部210を備え、撮像装置100は、防水ケース操作部230のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を受信部110で受信した際に、画像処理部150における設定を水中撮影に適した水中撮影モードに設定し、操作部130のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を受け付けた際に、設定した水中撮影モードを解除する水中制御部120と、を備える

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中での使用を可能とする防水ケースとデジタルビデオカメラ等の撮像装置とからなる撮像システムに関するものであり、特に水中撮影時に適した設定を簡易に行う撮像システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置を水中で使用するために、防水ケースに撮像装置を収納し、防水ケース上の操作ボタンを用いて撮像装置に対する各種操作を実行可能な撮像システムが存在する。
【0003】
特許文献1では、デジタルカメラにおいて、装置本体に設けられ各種機能を指示操作するための複数のキーを有する操作部と、防水ケースから各キーに対応した制御信号を受信する通信部と、この受信された制御信号に基づいて所定の処理を実行する制御部とを備え、防水ケースにおいて、ケース本体の装置本体と対向する面に、デジタルカメラの各キーの相対的な位置関係と同じになるように配置された複数の操作ボタンを有する操作部と、これらの操作ボタンのいずれかが操作された際に、当該操作ボタンに対応したキーの制御信号を生成する制御部と、この生成された制御信号を防水ケースに送信する通信部とを備えた撮影システムが開示されている。
【0004】
これにより、防水ケースを装着した状態での操作性を確保でき、水中でも誤操作することなしにカメラの各種機能を簡単に実行することができる。
【特許文献1】特開2008−164837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザは、デジタルビデオカメラ等の撮像装置を水中で使用する場合、水中環境における光の減衰等により、通常の撮影環境とは異なるホワイトバランス調整等を行う必要がある。さらに、ユーザは、水中での撮影を終了し、通常の撮影環境で撮影を再開する際には、水中環境用に設定したホワイトバランス調整等を元に戻す必要がある。
【0006】
従来の撮像装置において、水中環境用の設定および解除は、ユーザが表示部を確認しながら、操作ボタンを操作して行っていたが、操作が煩雑であるという課題がある。また、防水ケースの装着をセンサ等を用いて検出し、水中環境用の設定を行う撮像装置が存在するが、装着の可否を判断するセンサ等が必要となるという課題があり、さらに水中環境用の設定を解除するタイミングを判断できないという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の撮像システムは、撮像装置と、前記撮像装置に着脱自在に装着される防水ケースとからなる撮像システムであって、前記防水ケースは、内部への浸水を防止するケース本体と、前記撮像装置に対する操作を受け付ける少なくとも1つの操作部材からなる防水ケース操作部と、前記防水ケース操作部による操作指示を送信する送信部と、を備え、前記撮像装置は、被写体像を撮像し画像信号を生成する撮像部と、前記撮像部による画像信号を画像処理する画像処理部と、操作を受け付ける少なくとも1つの操作部材からなる操作部と、操作指示を受け付ける受信部と、前記防水ケース操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を前記受信部で受信した際に、前記画像処理部における設定を水中撮影に適した水中撮影モードに設定し、前記操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を受け付けた際に、前記設定した水中撮影モードを解除する水中制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
上記の構成によって、本発明の撮像システムは、水中環境に適した水中撮影モードへの設定、及びその設定の解除の操作を行うことなく、水中又は通常の使用環境に適した設定を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
(1−1.構成)
図1は本発明の実施の形態1におけるビデオカメラ100とマリンケース200とからなる撮像システムの全体構成を示すブロック図である。
【0010】
図1において、ビデオカメラ100は、リモコン等から送信される赤外線通信を受信する信号受信部110と、ビデオカメラ100の装置全体の制御を行う制御部120と、ユーザによる各種操作を受け付ける操作部130と、被写体像を撮像する撮像部140と、撮像部140で撮像した画像データを画像処理する画像処理部150と、音声を集音するマイクロホン160と、マイクロホン160で集音した音声データを音声処理する音声処理部170と、暗い環境での撮影時に発光する発光部180とを有する。
【0011】
信号受信部110は、赤外線を受光する受光部からなる。ビデオカメラ100は、遠隔操作を行うことができるようリモコンに対応しており、信号受信部110は、リモコンから送信された赤外線通信を受信する。なお、本実施の形態1では、ビデオカメラ100とマリンケース200との間で、赤外線通信を行う形態について説明するが、本発明はこれに限定されず、無線LAN、Wi−Fi等のどのような無線通信方式を用いた通信形態であってもよい。
【0012】
制御部120は、ビデオカメラ100全体を制御する制御手段である。制御部120は、半導体素子などで実現可能である。制御部120は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせることにより実現してもよい。制御部120は、マイクロコンピュータで実現できる。
【0013】
操作部130は、各種操作手段を総称した構成要素である。操作部130は、ユーザの指示を受け付け、その指示を制御部120に伝える。
【0014】
撮像部140は、対物レンズ、ズームレンズ、絞り、OIS(Optical Image Stabilizer)ユニット、フォーカスレンズ等を含む光学系と、CMOSイメージセンサー、若しくはCCDイメージセンサー等からなる撮像素子と、撮像素子で生成された画像データをデジタル信号に変換するADコンバータとを含む。
【0015】
画像処理部150は、撮像部140で生成された画像データに対して、ガンマ補正やホワイトバランス補正などの各種画像処理を行うとともに、記録媒体への記録を行うために画像データの圧縮・伸張処理を行う。
【0016】
マイクロホン160は、音声を集音し、音声データを生成する。ステレオ音声やマルチチャンネル音声の入力に対応するため、マイクロホン160は、複数のマイクロホンで構成しても良い。
【0017】
音声処理部170は、マイクロホン160で集音されたアナログの音声データをディジタル信号の音声データに変換し、ステレオ音声やマルチチャンネル音声の生成などの各種音声処理を行うとともに、記録媒体への記録を行うために音声データの圧縮・伸張処理を行う。音声処理部160は、DSPやマイコンなどで実現可能である。
【0018】
発光部180は、暗い環境での撮影時に光量を増やすため、制御部120からの指示に応じて発光する。発光部180は、ビデオカメラ100に内蔵してもよいし、外付けのビデオライトやビデオフラッシュであってもよい。
【0019】
なお、ビデオカメラ100は、半導体メモリカードやハードディスクドライブに撮像した画像データ及び音声データを記録するための記録制御部や、撮影画像等を表示する液晶表示部を備えるが、図1では省略している。
【0020】
図1において、マリンケース200は、ユーザによる各種操作を受け付ける操作部230と、マリンケース200全体の制御を行う制御部220と、操作部230を用いたユーザによる操作指示を赤外線通信を用いて送信する信号送信部210とを有する。
【0021】
信号送信部210は、赤外線を発光する発光部からなる。信号送信部210は、制御部220からの操作指示に対応する信号を、赤外線通信で送信する。
【0022】
制御部220は、操作部230によるユーザ操作に対応する操作指示を、信号送信部210を介して、ビデオカメラ100に送信する。制御部220は、半導体素子などで実現可能である。
【0023】
操作部230は、各種操作ボタンからなる。操作部230は、ユーザによりボタンが押下されたことを検出し、その指示を制御部220に伝える。
【0024】
図2はビデオカメラ100の外観を表す斜視図である。図2(b)に示すように、ビデオカメラ100は、自分撮り等を行う際に、リモコンを用いてビデオカメラ100を操作できるように、レンズ等を含む撮像部の下部分に、信号受信部110を有する。また、ビデオカメラ100は、ユーザによる各種操作を行うための操作部130として、電源のON/OFF等を行う電源スイッチ131をはじめとする各種操作ボタンを有する。
【0025】
図3はマリンケース200の外観を表す斜視図である。マリンケース200は、透明ポリカーボネット樹脂などの透明合成樹脂で形成される。ビデオカメラ100をマリンケース200の内部に収納することにより、ユーザは、ビデオカメラ100を用いた水中での撮影が可能となる。マリンケース200は、ユーザがビデオカメラ100に対する各種操作を行うための操作部230を有する。
【0026】
図4は、操作部230のボタン構成を示す図である。操作部230は、ビデオカメラ100の電源のON/OFFを行う電源ボタン233と、撮影の開始/停止を指示する撮影ボタン231と、ズーム操作を行うズームボタン232と、静止画を撮影するフォトショットボタン234と、その他の撮影補助ボタン235を有する。
【0027】
図5は、開いた状態のマリンケース200の外観を示す斜視図である。マリンケース200は、ビデオカメラ100を収納するために、マリンケース本体部201とマリンケース蓋部202とが分離可能に構成されている。図6は、マリンケース200にビデオカメラ100を収納する際の動作を示す斜視図である。ユーザは、マリンケース本体部201にビデオカメラ100を格納し、マリンケース蓋部202とマリンケース本体部201とを合わせてロック操作を行うことにより、マリンケース200の内部を気密状態とすることができる。図5に示すように、マリンケース本体部201は、その前方に、ビデオカメラ100を収納した際に、ビデオカメラ100の信号受信部110の対面に相当する位置に、信号送信部210が存在する。このようにマリンケース200の信号送信部210がビデオカメラ100の信号受信部110の対面に位置するため、マリンケース200の信号送信部210から送信される赤外線信号は、ビデオカメラ100の信号受信部110で確実に受信することができる。したがって、ユーザは、マリンケース200の操作部230を用いて操作したにも関わらず、その操作指示がビデオカメラ100に伝わらず、操作を行うことができない状況を回避することができる。
(1−2.本発明の構成との対応関係)
ビデオカメラ100は、本発明の撮像装置の一例である。マリンケース200は、本発明の防水ケースの一例である。マリンケース本体部201及びマリンケース蓋部202からなる構成は、本発明のケース本体の一例である。操作部230は、本発明の防水ケース操作部の一例である。信号送信部210は、本発明の送信部の一例である。撮像部140は、本発明の撮像部の一例である。画像処理部150は、本発明の画像処理部の一例である。操作部130は、本発明の操作部の一例である。信号受信部110は、本発明の受信部の一例である。制御部120は、本発明の水中制御部の一例である。マイクロホン160は、本発明の集音部の一例である。音声処理部170は、本発明の音声処理部の一例である。発光部180は、本発明の発光部の一例である。
(2.動作)
(2−1.水中撮影時の撮像装置の動作)
ビデオカメラ100を用いて水中撮影を行う際に、制御部120は、水中環境に適した各種制御(以下マリンモードという)を行う。マリンモードにおいて、ビデオカメラ100が行う制御について、以下に説明する。
【0028】
水中環境において、太陽光に含まれる光(7色)は、水深が深くなるにつれて波長の短い赤色から順に橙、黄、緑と減衰する。そのため、水中環境は青白い色環境となる。そこで、水中環境での光の減衰による色変化を考慮する為、水中環境専用に赤みを補正したホワイトバランス設定に変更する。
【0029】
また、水中では水面で発生する波の音や撮影者の発する音などが水中内で響き、撮影と同時に記録した音声に雑音として記録されてしまう。そこで、水中内での雑音記録を低減させる為に音声処理部の係数を自動変更する。また、マリンケース200内に響く音声の記録を低減させる為にカメラ内蔵マイクの設定を5.1chサラウンド設定から、2chサラウンド設定に自動変更する。
【0030】
また、マリンケースに内包されたビデオカメラから発光される光源がマリンケース内および水中内で反射することを防ぐ為に、ビデオカメラに搭載された発光源を点灯および発光させないように制御する。
(2−2.マリンモードの設定および解除の動作)
ビデオカメラ100をマリンモードに設定する際、およびその設定を解除する際の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0031】
ユーザが、ビデオカメラ100を電源オフの状態でマリンケース200に収納した場合、マリンケース200の電源ボタン233を用いて、ビデオカメラ100の電源をオンする必要がある。マリンケース200の電源ボタン233が押下された場合、マリンケース200の制御部220は、それを検知し、信号送信部210を用いて、電源ボタン233押下に対応する操作指示を送信する。信号受信部110は、この操作指示を受信し、制御部120に通知する。制御部120は、マリンケース200の電源ボタン233が押下されたことを検知する(S701でYes)と、ビデオカメラ100の電源を起動するとともに、マリンモードの設定を行う(S702)。
【0032】
ビデオカメラ100が電源オンの状態でマリンケース200に収納された場合、ユーザは、改めてマリンケース200の電源ボタン233を押下する必要はなく(S701でNo)、ビデオカメラ100を用いた撮影等の各種操作を開始する。ユーザは、撮影ボタン231を押下して動画撮影を開始したり、フォトショットボタン234を押下して静止画の撮影を行ったり、ズームボタン232を押下してズーム操作を行う。マリンケース200の撮影ボタン231、ズームボタン232又はフォトショットボタン234が押下された場合、制御部220はそれを検知し、信号送信部210を用いて、ユーザ操作に対応する操作指示を送信する。ビデオカメラ100の制御部120は、信号受信部110を介して、これらのユーザ操作を検知すると(S706でYes)、マリンモードの設定を行い(S702)、その後、受信した操作指示に対応する動作を行う。
【0033】
このように、ビデオカメラ100は、マリンケース200の操作部230で操作が行われたことを検知し、マリンモードに設定することによって、ユーザがマリンモードへの設定操作を行うことなく、水中環境に適した撮影を行うことができる。
【0034】
ビデオカメラ100が電源オンの状態でマリンケース200に収納され、マリンケース200の電源ボタン233が押下された場合、制御部220はそれを検知し、信号送信部210を用いて、電源ボタン233押下に対応する操作指示を送信する。ビデオカメラ100の制御部120は、信号受信部110を介して、電源ボタン操作を検知すると(S707でYes)、ビデオカメラ100の電源をオフする(S708)。
【0035】
次にビデオカメラ100がマリンモードに設定された後に、その設定を解除する動作について、説明する。
【0036】
ビデオカメラ100がマリンモードに設定された状態(S702)で、マリンケース200の電源ボタン233が押下された場合、制御部220はそれを検知し、信号送信部210を用いて、電源ボタン233押下に対応する操作指示を送信する。ビデオカメラ100の制御部120は、信号受信部110を介して、電源ボタン操作を検知すると(S703でYes)、マリンモードの設定時に変更した設定を、変更前の設定に戻した後(S709)、ビデオカメラ100の電源をオフする(S710)。
【0037】
ビデオカメラ100がマリンモードに設定された状態(S702)で、制御部120は、ビデオカメラ100のいずれかの操作部130が操作されたことを検知すると(S704でYes)、マリンモードの設定時に変更した設定を、変更前の設定に戻した後(S705)、処理を継続する。ビデオカメラ100の操作部120が操作されたことにより、ビデオカメラ100は、マリンケース200から取り出され、通常の環境での使用が開始されたと判断できるためである。
【0038】
このように、ビデオカメラ100は、マリンケース200の操作部230による電源オフの操作、またはビデオカメラ100本体の操作部130で操作が行われたことを検知し、マリンモードの設定を解除することによって、ユーザがマリンモードの設定の解除操作を行うことなく、通常環境に適した撮影を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の撮像システムは、水中環境に適した水中撮影モードへの設定、及びその設定の解除の操作を行うことなく、水中又は通常の使用環境に適した設定を行うことができ、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラに適用することができ、有用である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施の形態における撮像システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態における撮像装置の全体の外観を示す斜視図
【図3】本発明の一実施の形態における防水ケースの全体の外観を示す斜視図
【図4】本発明の一実施の形態における防水ケースの操作部の構成を示す図
【図5】本発明の一実施の形態における開いた状態の防水ケースの全体の外観を示す斜視図
【図6】本発明の一実施の形態における撮像装置の防水ケースへの格納時の外観を示す斜視図
【図7】本発明の一実施の形態における撮像装置のマリンモードへの設定・解除時の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
【0041】
100 ビデオカメラ
110 信号受信部
120 制御部
130 操作部
131 電源スイッチ
140 撮像部
150 画像処理部
160 マイクロホン
170 音声処理部
180 発光部
200 マリンケース
201 マリンケース本体部
202 マリンケース蓋部
210 信号送信部
220 制御部
230 操作部
231 撮影ボタン
232 ズームボタン
233 電源ボタン
234 フォトショットボタン
235 その他の撮影補助ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置と、前記撮像装置に着脱自在に装着される防水ケースとからなる撮像システムであって、
前記防水ケースは、
内部への浸水を防止するケース本体と、
前記撮像装置に対する操作を受け付ける少なくとも1つの操作部材からなる防水ケース操作部と、
前記防水ケース操作部による操作指示を送信する送信部と、
を備え、
前記撮像装置は、
被写体像を撮像し画像信号を生成する撮像部と、
前記撮像部による画像信号を画像処理する画像処理部と、
操作を受け付ける少なくとも1つの操作部材からなる操作部と、
操作指示を受け付ける受信部と、
前記防水ケース操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を前記受信部で受信した際に、前記画像処理部における設定を水中撮影に適した水中撮影モードに設定し、前記操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を受け付けた際に、前記設定した水中撮影モードを解除する水中制御部と、
を備える撮像システム。
【請求項2】
前記撮像装置は、
周囲の音を集音し音声信号を生成する集音部と、
前記集音部による音声信号を音声処理する音声処理部と、
をさらに備え、
前記水中制御部は、
前記防水ケース操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を前記受信部で受信した際に、前記音声処理部における雑音制御を水中撮影に適した水中撮影モードに設定し、前記操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を受け付けた際に、前記設定した水中撮影モードを解除する
請求項1に記載の撮像システム。
【請求項3】
前記撮像装置は、
撮像時に発光する発光部、をさらに備え
前記水中制御部は、
前記防水ケース操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を前記受信部で受信した際に、前記発光部の発光を禁止する水中撮影モードに設定し、前記操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を受け付けた際に、前記設定した水中撮影モードを解除する
請求項1又は2に記載の撮像システム。
【請求項4】
前記水中制御部は、
前記防水ケース操作部の電源操作部材が操作されたことによる電源オフの操作指示を前記受信部で受信した際に、前記設定した水中撮影モードを解除する
請求項1から3の何れかに記載の撮像システム。
【請求項5】
被写体像を撮像し画像信号を生成する撮像部と、
前記撮像部による画像信号を画像処理する画像処理部と、
操作を受け付ける少なくとも1つの操作部材からなる操作部と、
外部から送信される操作指示を受け付ける受信部と、
防水ケース上の操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を前記受信部で受信した際に、前記画像処理部における設定を水中撮影に適した水中撮影モードに設定し、前記操作部のいずれかの操作部材が操作されたことによる操作指示を受け付けた際に、前記設定した水中撮影モードを解除する水中制御部と、
を備える撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−217221(P2010−217221A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−60506(P2009−60506)
【出願日】平成21年3月13日(2009.3.13)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】