説明

撮像装置

【課題】撮像装置の各種状態等に関する情報を表示するための専用の部材を設けることなく、既存の部材を利用して撮像装置の各種状態等に関する情報を表示し、さらに、撮像装置の消費電力を抑制する。
【解決手段】被写体像を視認するためのファインダを有する、またはファインダが着脱可能な撮像装置は、光学系と、光学系を介して被写体像を撮像し、画像データを生成する生成部と、画像データが表す被写体像の合焦状態を検知する検知部と、画像データに基づいて被写体像を表示可能な表示部と、撮像の際に被写体像を確認するために、表示部およびファインダのいずれを使用するかの選択を受け付けるコントローラとを備えている。コントローラがファインダの使用の選択を受け付けたとき、表示部は、被写体像を非表示とし、かつ、検知部の検知結果に基づいて生成された被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話などの撮像装置に関する。特に、本発明は、外付けのファインダを着脱可能な撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、光学ファインダと、液晶モニタとを備えるデジタルカメラを開示する。このデジタルカメラにおいて、使用者は、被写体像の撮像を行う際に、光学ファインダと、液晶モニタとのいずれを用いて被写体像を視認するかを選択することができる。光学ファインダが選択された場合には、このデジタルカメラは、液晶モニタを非表示とする。これにより、消費電力を抑えることができる。
【特許文献1】特開2003−125239号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示されるデジタルカメラのように、液晶モニタを非表示にした場合には、被写体像を視認する機能以外の機能も利用できなくなる。たとえば、液晶モニタをデジタルカメラの各種状態等に関する情報を使用者に伝達する手段として用いることができない。そのため、特許文献1に開示されるデジタルカメラにおいては、デジタルカメラの各種状態等に関する情報の伝達手段として専用のLEDを設けている。
【0004】
本発明は、撮像装置の各種状態等に関する情報を表示するための専用の部材を設けることなく、既存の部材を利用して撮像装置の各種状態等に関する情報を表示し、さらに、撮像装置の消費電力を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による撮像装置は、被写体像を視認するためのファインダを有する、または前記ファインダが着脱可能な撮像装置であって、光学系と、前記光学系を介して被写体像を撮像し、画像データを生成する生成部と、前記画像データが表す前記被写体像の合焦状態を検知する検知部と、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示可能な表示部と、撮像の際に前記被写体像を確認するために、前記表示部および前記ファインダのいずれを使用するかの選択を受け付けるコントローラとを備え、前記コントローラが前記ファインダの使用の選択を受け付けたとき、前記表示部は、前記被写体像を非表示とし、かつ、前記検知部の検知結果に基づいて生成された前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示する。
【0006】
前記コントローラが前記表示部の使用の選択を受け付けたとき、前記表示部は、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示し、かつ、前記検知部の検知結果に基づいて生成された前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示してもよい。
【0007】
前記撮像装置は、前記被写体を照射するための光を発する発光部と、前記発光部の充電状態を検知する充電状態検知部とをさらに備え、前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付けたとき、前記表示部は、前記充電状態検知部の検知結果に基づいて、前記充電状態に関する情報をさらに表示してもよい。
【0008】
前記光学系が、前記被写体像のズームに用いられるズームレンズを有しているときにおいて、前記撮像装置は、前記被写体像をズームさせるためのズーム指示を受け付ける操作部と、前記ズーム指示に応答して前記ズームレンズを駆動させる駆動部をさらに備え、前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付け、かつ、前記操作部が前記ズーム指示を受け付けたとき、前記表示部は、前記画像データに基づいて前記被写体像を少なくとも一定期間表示してもよい。
【0009】
前記表示部は、前記操作部が前記ズーム指示を受け付けている間、および、前記ズーム指示の受け付け終了後の所定時間内は、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示してもよい。
【0010】
前記表示部は、前記ズームレンズの駆動前、および、駆動完了後に、前記画像データに基づいて前記被写体像をそれぞれ表示してもよい。
【0011】
前記表示部は、前記ズームレンズが広角端にある場合を除き、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示してもよい。
【0012】
前記撮像装置は、前記表示部および前記ファインダのいずれを使用するかを選択するための指示を使用者から受け付ける操作部をさらに備えていてもよい。
【0013】
前記操作部を介した前記使用者からの指示により、前記コントローラが前記表示部の使用の選択を受け付けたとき、前記表示部は前記画像データに基づいて前記被写体像を表示し、かつ、前記検知部の検知結果に基づいて生成された前記被写体像の合焦状態に関する情報を表示してもよい。
【0014】
前記撮像装置は、前記被写体を照射するための光を発する発光部と、前記発光部の充電状態を検知する充電状態検知部とをさらに備え、前記操作部を介した前記使用者からの指示により、前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付けたとき、前記充電状態検知部の検知結果にもとづいて、前記表示部は、前記充電状態に関する情報をさらに表示してもよい。
【0015】
前記光学系が、前記被写体像のズームに用いられるズームレンズを有しているときにおいて、前記操作部は、前記被写体像をズームさせるためのズーム指示をさらに受け付け、前記撮像装置は、前記ズーム指示に応答して前記ズームレンズを駆動させる駆動部をさらに備え、前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付け、かつ、前記操作部が前記ズーム指示を受け付けたとき、前記表示部は、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示してもよい。
【0016】
前記撮像装置は、前記ファインダが着脱可能であるときにおいて、取り付けられた前記ファインダを保持する保持部と、前記ファインダの保持の有無を検知するファインダ検知部とをさらに備え、前記ファインダ検知部によって前記ファインダの保持が検知されることにより、前記コントローラは前記ファインダの使用の選択を受け付けてもよい。
【0017】
前記ファインダは、前記使用者が前記ファインダを通して前記被写体を確認しているか否かを検知するセンサーを備えており、前記センサーによって、前記使用者が前記ファインダを通して前記被写体を確認していることが検知されることにより、前記コントローラは前記ファインダの使用の選択を受け付けてもよい。
【0018】
前記被写体への合焦が検知された時を基点として、前記表示部は、前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示してもよい。
【0019】
前記被写体への合焦処理の開始を基点として、前記表示部は、前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示してもよい。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、撮像装置に設けられた表示部に被写体像が表示されない設定であっても、当該表示部に、撮像装置の各種状態等に関する情報を表示する。これにより、各種状態の情報を伝達するために、LEDなどの専用の部材を設けることなく、撮像装置の各種状態等に関する情報を表示することができる。また、本発明によれば、撮像装置の消費電力を比較的抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、添付の図面を参照して、本発明による撮像装置の実施形態を説明する。
【0022】
〔1.実施形態1〕
本実施形態においては、撮像装置として、デジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラと記述する。)を説明する。
【0023】
〔1−1.全体構成〕
まず図1を参照しながら、本実施形態にかかるデジタルカメラの全体構成を説明する。
【0024】
図1は、本実施形態にかかるデジタルカメラ200の斜視図である。
【0025】
デジタルカメラ200は、上面にホットシュー119を有している。ホットシュー119は、光学ファインダ120や、外付けのフラッシュなどのアクセサリを保持することが可能である。使用者は、光学ファインダ120などのアクセサリをホットシュー119に対してスライドさせて嵌め込むことにより、光学ファインダ120などのアクセサリをデジタルカメラ200に対して保持させることができる。ホットシュー119は、樹脂や金属などで構成される。また、光学ファインダ120は、1枚または複数枚のレンズを含む光学式のビューファインダである。光学ファインダ120は、目で覗くことにより、撮像する画像の構図を決めたり、焦点を合わせたりするための覗き窓として使用される。デジタルカメラ200において、使用者は、撮影の際に光学ファインダ120で被写体像を視認するか、デジタルカメラ200に設けられた液晶モニタで被写体像を視認するか、を選択することができる。
【0026】
〔1−2.電気的構成〕
実施形態1にかかるデジタルカメラ200の電気的構成について、図2を用いて説明する。
【0027】
図2は、本実施形態にかかるデジタルカメラ200の電気的構成を示すブロック図である。デジタルカメラ200は、光学系100により形成された被写体像をCCDイメージセンサー106で撮像する。CCDイメージセンサー106で生成された画像データは、画像処理部108で各種処理が施され、メモリーカード112に格納される。また、メモリーカード112に格納された画像データは、液晶モニタ114で表示可能である。以下、デジタルカメラ200の構成を詳細に説明する。
【0028】
対物レンズ101は、最も被写体側に配置されたレンズである。ズームレンズ102は、光学系100の光軸に沿って移動することにより、被写体像を拡大又は縮小可能である。フォーカスレンズ103は、光学系100の光軸に沿って移動することにより、被写体像のピントを調整する。
【0029】
本実施形態において、光学系100は、対物レンズ101と、フォーカスレンズ103と、ズームレンズ102とを備える構成とした。しかし、必ずしもこのような構成とする必要はない。光学系100は、被写体像の合焦のために駆動可能なフォーカスレンズを含む光学系であればよい。また、光学系100は、被写体像のズーミングに用いられるズームレンズをさらに含む光学系であってもよいし、または、ズームレンズを有さない構成であってもよい。さらにOIS(Optical Image Stabilizer)レンズを有する構成であってもよい。
【0030】
ズームモータ104は、光学系に含まれるレンズの一部、たとえばズームレンズ102、を光学系100の光軸に沿って駆動させる。ズームモータ104は、カム機構やボールネジなどの機構を介してズームレンズ102を駆動するようにしてもよい。ズームモータ104は、パルスモータやDCモータ、リニアモータ、サーボモータなどで実現してもよい。
【0031】
フォーカスモータ105もまた、光学系に含まれるレンズの一部、たとえばフォーカスレンズ103、を光学系100の光軸に沿って駆動する。フォーカスモータ105は、カム機構やボールネジなどの機構を介してフォーカスレンズ103を駆動するようにしてもよい。フォーカスモータ105は、パルスモータやDCモータ、リニアモータ、サーボモータなどで実現してもよい。または、フォーカスモータ105を設けず、ズームモータ104のみにより、ズームレンズ102及びフォーカスレンズ103を駆動してもよい。この場合には、ズームモータ104は、本実施形態に示す光学系に含まれるレンズの全部を駆動させることとなる。
【0032】
CCDイメージセンサー106は、光学系100によって結像された(形成された)被写体像を撮像し、画像データを生成する。タイミングジェネレータ121は、CCDイメージセンサー106を駆動するためのタイミング信号を生成する。CCDイメージセンサー106は、タイミングジェネレータ121で生成されるタイミング信号に従って、露光、転送、電子シャッタなどの各種の動作を行う。ADコンバータ107は、CCDイメージセンサー106で生成された画像データをデジタル信号に変換する。
【0033】
画像処理部108は、ADコンバータ107で変換された画像データに対して処理を施し、メモリーカード112に格納するための画像データを生成し、液晶モニタ114に表示するための画像データを生成する。画像処理部108は、たとえば、DSPやマイコンなどで実現可能である。
【0034】
より具体的に説明すると、画像処理部108は、画像データの圧縮などを行うことにより、メモリーカード112に格納するための画像データを生成する。また、画像処理部108は、ADコンバータ107で変換された画像データに対して電子的な縮小処理などを行うことにより、液晶モニタ114に連続的に表示させる画像データ(いわゆるスルー画像)を生成する。また、画像処理部108は、メモリーカード112に格納されている画像データに対して電子的な縮小処理などを行う。処理後の画像データは、液晶モニタ114に再生表示される。
【0035】
コントローラ110は、デジタルカメラ200全体を制御する構成要素であり、たとえば半導体素子を用いて、または、マイクロコンピュータを用いて実現可能である。制御例を挙げると、コントローラ110は、CCDイメージセンサー106によって生成された画像データが表す画像(以下「被写体の画像」とも表記する。)の合焦状態を検知する。また、コントローラ110は、フラッシュ122の充電状態を検知する。なお、合焦状態の検知方法として、コントラスト検出方式や位相差検出方式が知られている。また、フラッシュ122の充電状態の検知方法も広く知られている。これらはいずれも当業者には明らかな技術であるので説明を省略する。
【0036】
コントローラ110は、使用者による選択に応じて、液晶モニタ114および光学ファインダ120のいずれを使用するかを選択する。より具体的には、コントローラ110は、使用者による選択に応じて、液晶モニタ114にCCDイメージセンサー106で生成された画像データを表示するか否かを制御する。この処理は後に詳述する。
【0037】
なお、コントローラ110は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。
【0038】
バッファメモリ109は、画像処理部108及びコントローラ110のワークメモリとして機能する。バッファメモリ109は、例えばDRAM、強誘電体メモリなどで実現できる。
【0039】
カードスロット111は、メモリーカード112を着脱可能である。カードスロット111は、機械的及び電気的にメモリーカード112と接続可能である。メモリーカード112は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを内部に含み、データを格納可能である。
【0040】
液晶モニタ114は、被写体の画像、および、検知された合焦状態に関する情報を少なくとも表示可能である。「生成された画像データ」とは、CCDイメージセンサー106で生成した画像データが表す画像のみならず、メモリーカード112から読み出した画像データなどである。また、液晶モニタ114は、デジタルカメラ200の各種設定情報や、デジタルカメラ200の状態を示す情報などを表示可能である。例えば、液晶モニタ114は、被写体の画像の合焦状態などを表示可能である。また、例えば、液晶モニタ114は、フラッシュ122の充電状態に関する情報を表示可能である。
【0041】
操作部材113は、ボタン、スイッチ、レバー、ダイヤルなどの各種操作手段の総称である。さらに、後述する液晶モニタ114がタッチパネルである場合には、そのタッチパネルもまた操作部材113の一部である。操作部材113は、使用者の指示を受け付け、その指示をコントローラ110に伝える。
【0042】
フラッシュ122は、充電された電圧を放電することにより、被写体を照射する光を発する。たとえば、フラッシュ122は、充電された電圧を放電することにより、フラッシュ122内部に封入されているキセノンガスを発光させる。
【0043】
〔1−3.背面構成〕
次に、図3を参照しながら、実施形態1にかかるデジタルカメラの背面構成を説明する。図3は、デジタルカメラ200の背面図である。図3に示すように、デジタルカメラ200は、上面にシャッタ釦117、ズームレバー123、モードダイヤル118、ホットシュー119を有する。
【0044】
シャッタ釦117は、押下操作を受け付ける。押下操作には、半押し操作と、全押し操作とがある。コントローラ110は、シャッタ釦117が半押し操作されるのに応じて、AF制御を開始する。また、デジタルカメラ200は、シャッタ釦117が全押し操作されるのに応じて、被写体像の撮像を行う。
【0045】
ズームレバー123は、シャッタ釦117の周りに回転可能に配置されている。コントローラ110は、ズームレバー123の回転操作に応じて、光学ズーム制御や、電子ズーム制御を開始する。要するに、ズームレバー123は、ズームレンズを駆動させることにより被写体像のズーミングを行わせる旨の使用者による指示を受け付ける。なお「ズーム」とは、被写体像の拡大(ズームイン)および縮小(ズームアウト)の両方を含む概念である。
【0046】
モードダイヤル118は、回転操作を受け付ける。モードダイヤル118は、目盛りが設けられており、各目盛りにはデジタルカメラ200の動作モードが割り当てられている。デジタルカメラ200の動作モードとは、例えば再生モードや録画モードなどである。コントローラ110は、モードダイヤル118の回転操作に応じて、モードダイヤル118が指定する動作モードでデジタルカメラ200を制御する。
【0047】
使用者は、光学ファインダ120をスライドしてホットシュー119に嵌め込むことにより、ホットシュー119に対して光学ファインダ120を保持させることができる。要するに、ホットシュー119は、被写体像を視認するためのファインダを保持可能である。また、使用者は、ホットシュー119に対して保持させている光学ファインダ120を、嵌め込むときと反対方向にスライドさせることにより、光学ファインダ120をホットシュー119から取り外すことができる。なお、本実施形態においては、ホットシューに光学ファインダを保持させることとした。しかし、必ずしもこのような構成とする必要はない。ファインダを保持可能である保持部材であれば、必ずしもホットシューである必要はない。
【0048】
デジタルカメラ200は、背面に十字キー115、液晶モニタ114を有する。
【0049】
液晶モニタ114は、モードダイヤル118により選択された動作モードに応じて、メモリーカード112に格納された画像データや、メニュー画面などを表示する。
【0050】
十字キー115は、4方向及び中央部の5パターンの押下操作を受け付ける。コントローラ110は、十字キー115の押下操作に応じて、再生画像データの切り替えなどの液晶モニタ114の表示の操作を行う。
【0051】
〔1−4.撮影に伴うモニタ表示に関するフロー〕
続いて、図4および図5を参照しながら、本実施形態にかかるデジタルカメラ200を用いた撮影に伴うモニタ表示に関するフローを説明する。
【0052】
図4は、デジタルカメラ200を用いた撮影時のモニタ表示処理の手順を示すフローチャートである。また図5(a)〜(d)は、モニタに表示される画面の模式図である。
【0053】
ステップS300において、デジタルカメラ200は視認方法の設定を受け付ける。たとえば、使用者が、十字キー115を操作すると、液晶モニタ114にメニュー画面が表示される。図5(d)は、メニュー画面407の表示例を示す。使用者は、メニュー画面407が表示されているときに十字キー115を操作することにより、デジタルカメラ200の各種設定を入力することが可能である。使用者は、メニュー画面において、撮影の際の被写体像の視認方法として、光学ファインダ120を使用するか、液晶モニタ114を使用するかを選択することができる。
【0054】
被写体像の視認方法が使用者によって選択されると、ステップS301において、コントローラ110は、外付けの光学ファインダ120と、液晶モニタ114とのどちらが選択されたかを判断する。光学ファインダ120が選択されなかったときは、処理はステップS302に進み、光学ファインダ120が選択されると処理はステップS303に進む。
【0055】
液晶モニタ114が選択されたと判断すると、ステップS302において、コントローラ110は、生成された画像データを液晶モニタ114に表示する。より具体的に説明すると、コントローラ110は、CCDイメージセンサー106で生成された画像データを順次液晶モニタ114に表示する。例えば、図5(b)は、液晶モニタ114に表示されたモニタ表示画面403を表示する。モニタ表示画面403には、いわゆるスルー画像が表示される。
【0056】
また同じステップS302では、シャッタ釦117が半押し操作を受け付けた場合において、被写体像のフォーカスが合った場合には、合焦時を基点として、一定期間、液晶モニタ114には、撮像された被写体像の合焦状態に関する情報が表示される。図5(b)には、焦点状態アイコン404が表示されている。焦点状態アイコン404は、被写体像のフォーカスが合っていることを意味するアイコンである。
【0057】
なお、本実施形態において、焦点状態アイコン404は、被写体像にフォーカスが合ったことが検出された時点を基点として少なくとも一定期間(たとえば2秒間)表示される。しかし、必ずしもこのような構成を取る必要はない。例えば、コントローラ110は、シャッタ釦117が使用者による半押し操作を受け付けている間に液晶モニタ114に焦点状態アイコン404を表示させる。そして、被写体像のフォーカスが合っていない場合には赤色の焦点状態アイコン404を液晶モニタ114に表示させ、被写体像のフォーカスが合った場合には緑色の焦点状態アイコン404を液晶モニタ114に表示させる等のようにしてもよい。なお、半押し操作の開始は、被写体への合焦処理の開始を意味する。液晶モニタ114は、被写体への合焦処理の開始を基点として合焦するまでの期間中は、被写体に合焦していないことを示す焦点状態アイコンを表示する。そして、合焦後は、合焦した時点を基点として少なくとも一定期間(たとえば2秒間)、被写体に合焦したことを示す焦点状態アイコンを表示する。
【0058】
なお、被写体像が液晶モニタ114に表示されていないときであっても、液晶モニタ114は、撮像装置の各種状態等に関する情報を常に表示していてもよい。
【0059】
また、同じステップS302において、フラッシュ122を用いた撮像が行われようとしたとき、フラッシュ122の充電が不十分である場合には、液晶モニタ114は、充電状態を示す情報を表示する。図5(c)は、フラッシュ122の充電状態を示す充電状態アイコン405が表示された画面402を示す。充電状態アイコン405は、フラッシュの充電が不十分であるため、現在はフラッシュを用いた撮像が行えないことを示すアイコンである。
【0060】
なお、本実施形態において、充電状態アイコン405は、フラッシュの充電が不十分である場合にのみ表示される。しかし、必ずしもこのような構成をとる必要はない。例えば、コントローラ110は、フラッシュの充電が十分である場合には、白色の充電状態アイコン405を液晶モニタ114に表示させ、フラッシュの充電が不十分である場合には、赤色の充電状態アイコン405を液晶モニタ114に表示させる等のような構成であってもよい。
【0061】
一方、光学ファインダ120が選択されたと判断されて処理がステップ303に進むと、コントローラ110は、CCDイメージセンサー106で生成された画像データを液晶モニタ114に表示させない。すなわち、その液晶モニタ114では、生成された画像データは非表示である。
【0062】
このように、本実施形態にかかるデジタルカメラにおいて、使用者が光学ファインダ120を用いて被写体像を視認する場合には、液晶モニタ114は、CCDイメージセンサー106で生成された画像データを表示しない。従って、デジタルカメラ200は、消費電力を比較的抑制することができる。
【0063】
またステップS303では、シャッタ釦117が半押し操作を受け付けた場合において、被写体像のフォーカスが合った場合には、液晶モニタ114には、撮像された被写体像の合焦状態に関する情報が表示される。図5(a)は、焦点状態アイコン404が表示された画面401を示す。このときも、液晶モニタ114上では画像データは非表示である。
【0064】
なお、本実施形態において、焦点状態アイコン404は、被写体像のフォーカスが合った際に表示される。しかし、必ずしもこのような構成を取る必要はない。例えば、コントローラ110は、シャッタ釦117が使用者による半押し操作を受け付けている間に液晶モニタ114に焦点状態アイコン404を表示させ、被写体像のフォーカスが合っていない場合には焦点状態アイコン404を赤色で表示させ、フォーカスが合った場合には焦点状態アイコン404を緑色で表示させる等のようにしてもよい。
【0065】
このように、本実施形態にかかるデジタルカメラ200では、使用者が光学ファインダ120を用いて被写体像を視認する場合には、液晶モニタ114は、撮像中の画像データが表す画像は表示せず、その画像に関する合焦情報のみを表示する。被写体の画像を生成するためのデータ処理が不要になること、および、被写体の画像を表示するための表示制御処理が不要になることにより、消費電力の抑制が実現される。従って、デジタルカメラ200は、消費電力を比較的抑制しながらも、合焦情報を表示するための専用の部材を用いることなく、使用者に対して合焦情報を表示することができる。
【0066】
またステップS303において、フラッシュ122を用いた撮像を行った後、フラッシュ122の充電が不十分である場合には、液晶モニタ114は、モニタ表示402における充電状態アイコン405のようなアイコンを表示する。要するに、液晶モニタ114は、さらに、フラッシュ122の充電状態に関する情報を表示可能である。
【0067】
なお、本実施形態において、充電状態アイコン405は、フラッシュの充電が不十分である場合にのみ表示される。しかし、必ずしもこのような構成をとる必要はない。例えば、コントローラ110は、フラッシュの充電が十分である場合には、白色の充電状態アイコン405を液晶モニタ114に表示させ、フラッシュの充電が不十分である場合には、赤色の充電状態アイコン405を液晶モニタ114に表示させる等のような構成であってもよい。
【0068】
このように、本実施形態にかかるデジタルカメラにおいて、使用者が光学ファインダ120を用いて被写体像を視認する場合には、液晶モニタ114は、フラッシュ122の充電情報を表示する。従って、デジタルカメラ200は、フラッシュ122の充電情報を表示するための専用の部材を用いることなく、使用者に対して充電情報を表示することができる。
【0069】
ステップS304において、コントローラ110は、ズームレバー123が回転操作されているか否かを判断する。なお、このとき液晶モニタ114上には被写体の画像が表示されていない。
【0070】
回転操作がされていないと判断すると(ステップS304でNo)、コントローラ110は、液晶モニタ114に対して被写体の画像を非表示とする状態を継続させる。
【0071】
一方、回転操作がされていると判断すると(ステップS304でYes)、コントローラ110は、液晶モニタ114に対して被写体の画像を表示させる。要するに、液晶モニタ114は、使用者によるズーム指示を受け付けている間においては、被写体の画像を表示する。
【0072】
このような構成にする理由は以下の通りである。光学ファインダ120は、デジタルカメラ200が撮像した画像を表示するわけではない。使用者は、光学ファインダ120を覗くことにより、光学ファインダ120に入ってきた光を直接視認することができるだけである。従って、使用者が光学ファインダ120を介して視認することができる画像の画角は常に同一である。よって、使用者は、ズーム操作をした際、光学ファインダ120を覗くことによっては、ズームされた画像の画角を確認することができない。
【0073】
そこで、本実施形態にかかるデジタルカメラは、光学ファインダ120を用いて被写体像を視認する設定とした場合において、ズーム操作がされた場合には、液晶モニタ114に被写体の画像を表示することとした。これにより、デジタルカメラ200は、使用者がファインダを使用する際にズーム操作を行う場合であっても、撮像中の画像が表示されるので、使用者は現在の画角を確認することができる。
【0074】
ステップS306において、コントローラ110は、ズームレバー123の回転操作が終了したか否かを判断する。このときは、液晶モニタ114に被写体の画像が表示されている。
【0075】
コントローラ110は、ズームレバー123の回転操作が終了していないと判断すると(ステップS306でNo)、処理はステップS305に戻る。ステップS305において、液晶モニタ114は、被写体の画像を継続して表示する。
【0076】
ズームレバー123の回転操作が終了したと判断されると(ステップS306でYes)、処理はステップS303に戻り、回転操作が終了した後一定期間(例えば1秒〜3秒)経過後、液晶モニタ114は、被写体の画像を再度非表示とする。
【0077】
なお、本実施形態にかかるデジタルカメラにおいて、撮影の際の被写体像の視認方法として光学式ファインダ120が選択された場合であっても、使用者によるズーム指示を受け付けている間においては、液晶モニタ114は被写体の画像を表示するとした。しかし、必ずしもこのような構成とする必要はない。
【0078】
たとえば、撮影の際の被写体像の視認方法として光学式ファインダ120が選択された場合において、液晶モニタ114は、ズームレンズが広角端若しくは画像が光学式ファインダ120の画角と同様の画角となる位置にある場合を除き、生成された画像データが表す画像を表示してもよい。このような構成により、撮像画像がズームされており、画角を確認する必要がある場合には、液晶モニタ114は、常にズームされた画像を表示できる。その結果、使用者が意図しない画像を撮像するような事態を比較的減少させることができる。
【0079】
上述したズーム動作では、ズーム倍率が連続的に変化することを想定しているが、ズーム倍率は段階的に変化してもよい。たとえば、1段階ごとに、焦点距離が25mm、50mm、75mmと変化してもよい。このとき液晶モニタ114は、ズーム動作前の画像と、ズーム動作後の画像のみを表示し、その間のズームレンズ駆動中の画像は表示しなくてもよい。
【0080】
また、本実施形態にかかるデジタルカメラにおいて、撮影の際の被写体像の視認方法として光学式ファインダ120が選択された際に、使用者によるズーム指示(ズーム操作)が終了した後所定時間後に液晶モニタ114は、被写体の画像を非表示とすることとした。しかし、必ずしもこのような構成とする必要はない。使用者によるズーム指示が終了した後、次に使用者がシャッタ釦117を半押し操作するまで、液晶モニタ114は、被写体の画像を表示することとし、使用者がシャッタ釦117を半押し操作した時点で、非表示とすることとしてもよい。半押し操作を始めた時点で、使用者は、光学式ファインダ120を覗きこんでいると考えられるからである。
【0081】
また、液晶モニタ114が非表示の場合であっても、使用者が十字キー115を操作した場合には、液晶モニタ114は、メニュー画面を表示する。これにより、光学式ファインダ120を用いて被写体像を視認するように選択されている場合でも、使用者は、デジタルカメラの各種設定をメニュー画面から変更することができる。
【0082】
〔2.実施形態2〕
以下、本発明による撮像装置の第2の実施形態を説明する。
【0083】
本実施形態においても、デジタルカメラを例に挙げて説明する。本実施形態にかかるデジタルカメラに関して特に説明をしない構成要素および動作については、実施形態1のデジタルカメラと同様であるとし、その説明は省略する。
【0084】
本実施形態にかかるデジタルカメラが、実施形態1にかかるデジタルカメラと異なる点は、コントローラ110が、光学ファインダ120の着脱状態を認識できる点にある。以下、本実施形態のデジタルカメラの構成および動作を説明する。
【0085】
〔2−1.電気的構成〕
本実施形態にかかるデジタルカメラの電気的構成について、図6を用いて説明する。
【0086】
図6は、本実施形態にかかるデジタルカメラ300の電気的構成を示すブロック図である。本実施形態にかかるデジタルカメラは、実施形態1にかかるデジタルカメラと異なり、ホットシュー119がコントローラ110に対して電気的に接続されている。また、光学ファインダ120は、ホットシュー119に対して電気的に接続することが可能である。このような構成により、コントローラ110は、ホットシュー119に対する光学ファインダ120の着脱を認識することができる。
【0087】
本実施形態においては、コントローラ110は、光学ファインダ120が取り付けられたことを電気的に検出する。検出は、通電の有無やインピーダンスの変化に基づいて直接コントローラ110が行えばよい。または、通電の有無やインピーダンスの変化を検出した回路(図示せず)からの検出信号に基づいて行われてもよい。本実施形態においては、そのような電気的な状態の変化が、光学式ファインダ120の選択信号として機能する。
【0088】
〔2−2.撮影に伴うモニタ表示に関するフロー〕
続いて、図7を参照しながら、本実施形態にかかるデジタルカメラ300を用いた撮影に伴うモニタ表示に関するフローを説明する。
【0089】
図7は、デジタルカメラ300を用いた撮影時のモニタ表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0090】
ステップS700において、使用者が撮影モードを選択すると、デジタルカメラ200による被写体像の撮像が開始される。撮影モードが選択されると、ステップS701に進み、コントローラ110は、光学ファインダ120が装着されているか否かを判断する。
【0091】
光学ファインダ120が装着されていないと判断すると(ステップS701でNo)、処理はステップS702に進む。ステップS702において、コントローラ110は、液晶モニタ114に対して、実施形態1において液晶モニタ114を用いて撮影をする旨の選択を受け付けた場合の処理(ステップS302)と同様の制御を行う。
【0092】
一方、光学ファインダ120が装着されていると判断すると(ステップS701でYes)、処理はステップS703に進む。ステップS703において、コントローラ110は、液晶モニタ114に対して、実施形態1において光学ファインダ120を用いて撮影をする旨の選択を受け付けた場合の処理(ステップS303)と同様の制御を行う。
【0093】
本実施形態にかかるデジタルカメラにおける以後の制御は、実施形態1にかかるデジタルカメラと同様である。
【0094】
このように、本実施形態にかかるデジタルカメラは、光学ファインダ120の着脱を自動的に判断し、液晶モニタ114に表示させる画像を自動的に選択する。これにより、使用者は、デジタルカメラに光学ファインダを装着した際に、わざわざ光学ファインダを使用する旨の設定を行う必要がなくなる。
【0095】
なお、光学ファインダ120にセンサー(図示せず)を設け、使用者がファインダを通して被写体を確認しているか否かを検出してもよい。センサーによって使用者が現在被写体を確認中であると検知されると、コントローラ110は、ファインダが選択されたとして、液晶モニタ114の表示を自動的に切り替えてもよい。光学ファインダ120に設けられるセンサーは、たとえば、照度センサーである。
【0096】
以上、本発明の実施形態1および2を説明した。本発明は、これらの実施形態に限定されない。他には、以下のような実施形態が考えられる。
【0097】
本発明を適用したデジタルカメラの光学系及び駆動系は、図2に示すものに限定されない。例えば、図2ではレンズ101〜103からなる3群構成の光学系を例示しているが、他の群構成のレンズ構成としてもよい。また、図2ではズームレンズ102を光学系の構成要素としているが、ズームレンズを設けず、単焦点の光学系としてもよい。また、それぞれのレンズは、1つのレンズで構成してもよく、複数のレンズから構成されるレンズ群として構成してもよい。また、ズームモータ104とフォーカスモータ105とを1つのモータで共有化してもよい。
【0098】
実施形態1及び2では、撮像素子として、CCDイメージセンサー106を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、CMOSイメージセンサーで構成してもよく、NMOSイメージセンサーで構成してもよい。
【0099】
画像処理部108とコントローラ110とは、1つの半導体チップで構成してもよく、別々の半導体チップで構成してもよい。
【0100】
実施形態1および2では、液晶モニタ114を例示したが、本発明は液晶モニタに限定されない。例えば、有機ELディスプレイで構成してもよく、無機ELディスプレイで構成してもよい。
【0101】
上述の実施形態の説明では、光学ファインダ120の利用時には、液晶モニタ114には、合焦状態に関する情報や、フラッシュ122の充電情報が表示されるとした。しかしながら、これらは、デジタルカメラの状態に関する情報の一例である。デジタルカメラの状態に関する情報であれば、合焦状態に関する情報、フラッシュ122の充電情報の他にも、バッテリ残量、撮影可能枚数、焦点距離の少なくとも1つの情報を表示させてもよい。この情報は、デジタルカメラの状態に関する情報、特に撮影時にユーザが必要とする情報であることが好ましい。表示される情報を、ユーザがメニュー画面を通して選択できるようにしてもよい。
【0102】
なお、上述した実施形態では、光学ファインダ120はデジタルカメラに対して着脱可能であるとして説明したが、デジタルカメラから取り外しできないように固定されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0103】
本発明によれば、撮像装置の消費電力を比較的抑えることができる。また、専用の部材を設けることなく、使用者に対して撮像装置の各種状態等に関する情報を表示することができる。従って、本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話などの撮像装置に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】実施形態1にかかるデジタルカメラ200の斜視図である。
【図2】実施形態1にかかるデジタルカメラ200の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】デジタルカメラ200の背面図である。
【図4】デジタルカメラ200を用いた撮影時のモニタ表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】(a)〜(d)は、モニタに表示される画面の模式図である。
【図6】本実施形態2にかかるデジタルカメラ300の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】デジタルカメラ300を用いた撮影時のモニタ表示処理の手順を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体像を視認するためのファインダを有する、または前記ファインダが着脱可能な撮像装置であって、
光学系と、
前記光学系を介して被写体像を撮像し、画像データを生成する生成部と、
前記画像データが表す前記被写体像の合焦状態を検知する検知部と、
前記画像データに基づいて前記被写体像を表示可能な表示部と、
撮像の際に前記被写体像を確認するために、前記表示部および前記ファインダのいずれを使用するかの選択を受け付けるコントローラと
を備え、
前記コントローラが前記ファインダの使用の選択を受け付けたとき、前記表示部は、前記被写体像を非表示とし、かつ、前記検知部の検知結果に基づいて生成された前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示する、撮像装置。
【請求項2】
前記コントローラが前記表示部の使用の選択を受け付けたとき、前記表示部は、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示し、かつ、前記検知部の検知結果に基づいて生成された前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記被写体を照射するための光を発する発光部と、
前記発光部の充電状態を検知する充電状態検知部と
をさらに備え、
前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付けたとき、前記表示部は、前記充電状態検知部の検知結果に基づいて、前記充電状態に関する情報をさらに表示する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記光学系が、前記被写体像のズームに用いられるズームレンズを有しているときにおいて、
前記被写体像をズームさせるためのズーム指示を受け付ける操作部と、
前記ズーム指示に応答して前記ズームレンズを駆動させる駆動部をさらに備え、
前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付け、かつ、前記操作部が前記ズーム指示を受け付けたとき、前記表示部は、前記画像データに基づいて前記被写体像を少なくとも一定期間表示する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記表示部は、前記操作部が前記ズーム指示を受け付けている間、および、前記ズーム指示の受け付け終了後の所定時間内は、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示する、請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記表示部は、前記ズームレンズの駆動前、および、駆動完了後に、前記画像データに基づいて前記被写体像をそれぞれ表示する、請求項4に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記表示部は、前記ズームレンズが広角端にある場合を除き、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示する、請求項4に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記表示部および前記ファインダのいずれを使用するかを選択するための指示を使用者から受け付ける操作部をさらに備えた、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記操作部を介した前記使用者からの指示により、前記コントローラが前記表示部の使用の選択を受け付けたとき、前記表示部は前記画像データに基づいて前記被写体像を表示し、かつ、前記検知部の検知結果に基づいて生成された前記被写体像の合焦状態に関する情報を表示する、請求項8に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記被写体を照射するための光を発する発光部と、
前記発光部の充電状態を検知する充電状態検知部と
をさらに備え、
前記操作部を介した前記使用者からの指示により、前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付けたとき、前記充電状態検知部の検知結果にもとづいて、前記表示部は、前記充電状態に関する情報をさらに表示する、請求項8に記載の撮像装置。
【請求項11】
前記光学系が、前記被写体像のズームに用いられるズームレンズを有しているときにおいて、前記操作部は、前記被写体像をズームさせるためのズーム指示をさらに受け付け、
前記撮像装置は、前記ズーム指示に応答して前記ズームレンズを駆動させる駆動部をさらに備え、
前記コントローラが前記ファインダの選択を受け付け、かつ、前記操作部が前記ズーム指示を受け付けたとき、前記表示部は、前記画像データに基づいて前記被写体像を表示する、請求項8に記載の撮像装置。
【請求項12】
前記ファインダが着脱可能であるときにおいて、
取り付けられた前記ファインダを保持する保持部と、
前記ファインダの保持の有無を検知するファインダ検知部と
をさらに備え、
前記ファインダ検知部によって前記ファインダの保持が検知されることにより、前記コントローラは前記ファインダの使用の選択を受け付ける、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項13】
前記ファインダは、前記使用者が前記ファインダを通して前記被写体を確認しているか否かを検知するセンサーを備えており、
前記センサーによって、前記使用者が前記ファインダを通して前記被写体を確認していることが検知されることにより、前記コントローラは前記ファインダの使用の選択を受け付ける、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項14】
前記被写体への合焦が検知された時を基点として、前記表示部は、前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項15】
前記被写体への合焦処理の開始を基点として、前記表示部は、前記被写体像の合焦状態に関する情報を少なくとも一定期間表示する、請求項1に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−260954(P2009−260954A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−71728(P2009−71728)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】