説明

操作対象識別システム、端末装置、デバイス、サーバ装置、及びプログラム

【課題】 ネットワーク上に同一機種のデバイスを複数接続しても、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別可能な技術を提供する。
【解決手段】 印刷システム1では、プリンタ3,4のうち、PC2の操作対象に指定されたプリンタが、PC2から送信された表示パラメータに従って、プリンタの画面における表示パターンを変更すると共に、同一の表示パラメータをPC2へ送信し、Webブラウザ画面6における状態表示フレーム62の背景部分の表示パターンを、プリンタの画面における表示パターンと同一の表示パターンに更新させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介して端末装置に接続された複数のデバイスのうち、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ネットワークに接続可能な画像形成装置(プリンタや複合機など)の中には、Webサーバ機能を備え、ネットワークを介して当該画像形成装置に接続された端末装置に、当該画像形成装置を操作するためのWebページを提供するものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
尚、このWebページには、通常、どの画像形成装置を操作対象としているのかを端末装置の操作者が容易に識別できるように、当該画像形成装置の外観図や機種名、IPアドレス、シリアル番号、設置場所などが表示される。
【特許文献1】特開平10−136142号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、オフィスなどでは、画像形成装置を複数台導入する場合、管理上の手間を簡略化するために、画像形成装置を全て同一の機種とすることがある。
そして、この場合、たとえ、上述の画像形成装置のように、操作対象となっている画像形成装置の外観図や機種名、IPアドレス、シリアル番号、設置場所などをWebページに表示しても、どの画像形成装置が操作対象となっているのかをWebページから一見して識別することは困難であった。
【0005】
このため、図24に示すように、実際には、画像形成装置Bが操作対象になっているにも関わらず、画像形成装置Aが操作対象になっていると端末装置の操作者が誤認識してしまうことがあった。尚、図24は、背景技術の問題点の一例を示す説明図である。
【0006】
そこで、本発明は、ネットワーク上に同一機種のデバイスを複数接続しても、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1記載の操作対象識別システムは、画像を表示する第1の画面を備え、ネットワークに接続可能な少なくとも1つの端末装置と、画像を表示する第2の画面を備え、ネットワークに接続可能な複数のデバイスとをネットワークを介して相互に接続して構成され、更に、該ネットワーク上に、予め設定された複数種類の表示パターンのうちの1つを選択し、選択した表示パターンを、端末装置における第1の画面と、デバイスのうち、該端末装置の操作対象に指定されたデバイスにおける第2の画面とに設定する同一パターン設定手段を備えることを特徴とする。
【0008】
つまり、この操作対象識別システムでは、同一パターン設定手段が、複数種類の表示パターンのうちの1つを選択し、端末装置における第1の画面と、該端末装置の操作対象に指定されたデバイスにおける第2の画面とに設定する。
【0009】
このため、この操作対象識別システムでは、たとえ、複数のデバイスが同一機種からなっていても、端末装置における第1の画面の表示パターンと同一の表示パターンが第2の画面に設定されているデバイスが端末装置の操作対象に指定されたデバイスであると一見して識別できる。
【0010】
従って、本発明によれば、ネットワーク上に同一機種のデバイスを複数接続しても、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。
尚、ネットワークは、ネットワークケーブルを用いた有線ネットワークからなっていても良いし、無線通信を用いた無線ネットワークからなっていても良い。
【0011】
又、表示パターンは、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できるのであればどのように設定されていても良く、例えば、請求項2記載のように、表示色を要素として含んでいると良い。
【0012】
このように表示パターンを設定すれば、表示色に基づいて、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。
又、表示パターンは、例えば、請求項3記載のように、表示形態を要素として含んでいると良い。
【0013】
このように表示パターンを設定すれば、表示形態に基づいて、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。尚、表示形態としては、例えば、画面のコントラストや、表示色の組み合わせ、模様などが該当する。
【0014】
又、表示パターンは、例えば、請求項4記載のように、点滅形態を要素として含んでいると良い。
このように表示パターンを設定すれば、点滅形態に基づいて、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。尚、点滅形態としては、例えば、点滅のパターンや間隔、継続時間などが該当する。
【0015】
ここで、第1の画面に、デバイスについての情報を表示するための表示画面が表示される場合には、同一パターン設定手段は、請求項5記載のように、表示画面における背景部分を表示パターンの設定対象とすると良い。
【0016】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、端末装置を介してデバイスを操作する際に、デバイスの操作に無関係な表示を参照することなく、デバイスについての情報を参照しながら、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。
【0017】
尚、表示画面が、デバイスを操作するための操作画面を含む場合には、同一パターン設定手段は、請求項6記載のように、操作画面における背景部分を表示パターンの設定対象とすると良い。
【0018】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、操作画面上でデバイスを操作しながら、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。
又、操作画面が、デバイスの状態を示す状態情報を表示するための第1の表示領域と、状態情報以外の情報を表示するための第2の表示領域とに分割されている場合には、同一パターン設定手段は、請求項7記載のように、第1の表示領域における背景部分を表示パターンの設定対象とすると良い。
【0019】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、操作画面上でデバイスの状態を確認しながら、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。尚、第1の表示領域及び第2の表示領域はそれぞれ、1つの領域からなっていても良いし、複数の領域からなっていても良い。
【0020】
又、第1の画面に、デバイスを操作するための操作画面と、該操作画面とリンクする画面であるリンク画面とが表示される場合には、同一パターン設定手段は、請求項8記載のように、操作画面の背景部分と、リンク画面の背景部分とを表示パターンの設定対象とすると良い。
【0021】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、操作画面やリンク画面を参照しながら、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを一見して識別できる。特に、リンク画面を表示したとき、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別するために操作画面を表示し直さなくて済む。
【0022】
又、デバイスにおける第2の画面には、何が表示されても良いが、例えば、請求項9記載のように、デバイスの状態を示す状態情報が表示されることが望ましい。
この場合、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別しながら、デバイスの状態を確認できる。
【0023】
ここで、同一パターン設定手段は、請求項10記載のように、端末装置の操作対象外のデバイスにおける第2の画面に設定された表示パターンを識別する識別手段を備え、該識別手段にて識別された表示パターンと少なくとも一部の要素が異なっていることを表示パターンの選択条件の1つとすることが望ましい。
【0024】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、端末装置の操作対象に指定されたデバイスにおける第2の画面の表示パターンが、端末装置の操作対象外のデバイスにおける第2の画面の表示パターンと同一となってしまうことがない。
【0025】
つまり、本発明によれば、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別する際に、端末装置の操作対象外のデバイスを操作対象に指定されたデバイスであると誤って識別してしまうことを防止できる。
【0026】
又、デバイスの状態に応じて、第1の画面及び第2の画面のうちの少なくとも一方に設定されるべき表示パターンである状態パターンが予め指定されている場合には、同一パターン設定手段は、請求項11記載のように、少なくとも一部の要素が状態パターンと異なっていることを表示パターンの選択条件の1つとすることが望ましい。
【0027】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、同一パターン設定手段が、状態パターンと同一の表示パターンを選択し、端末装置における第1の画面と、端末装置の操作対象に指定されたデバイスにおける第2の画面とに設定してしまうことを防止できる。
【0028】
つまり、デバイスの状態に応じて、第1の画面に設定されるべき状態パターンが予め指定されている場合には、上述のように同一パターン設定手段を設定することにより、第1の画面に設定された表示パターンがデバイスの状態に応じて設定されたものであるにも関わらず、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別するために設定されたものであると誤認識させてしまうことを防止できる。
【0029】
又、デバイスの状態に応じて、第2の画面に設定されるべき状態パターンが予め指定されている場合には、上述のように同一パターン設定手段を設定することにより、第2の画面に設定された表示パターンがデバイスの状態に応じて設定されたものであるにも関わらず、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別するために設定されたものであると誤認識させてしまうことを防止できる。更に、操作対象に指定されたデバイスを識別する際に、第2の画面に状態パターンが設定された操作対象外のデバイスを操作対象に指定されたデバイスであると誤って識別してしまうことも防止できる。
【0030】
又、同一パターン設定手段は、請求項12記載のように、表示パターンの選択指示を受ける選択指示取得手段を備え、該選択指示取得手段が受けた選択指示に従って、表示パターンを選択しても良い。
【0031】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、選択指示によって、表示パターンを選択することができる。つまり、例えば、端末装置の操作者が選択指示を選択指示取得手段に入力できるように操作対象識別システムを構成すれば、操作者が自ら表示パターンを選択することができる。即ち、操作者は、自身が選択した表示パターンでの表示となっているデバイスを見つけるだけで、操作対象のデバイスを容易に認識できる。
【0032】
尚、この場合、同一パターン設定手段は、請求項13記載のように、表示パターンを選択した際に、少なくとも、端末装置の操作対象外のデバイスにおける第2の画面に設定された表示パターンを識別し、識別した表示パターンと選択した表示パターンとが一致する場合に、選択した表示パターンに替えて、識別した表示パターンと少なくとも一部の要素が異なる表示パターンを選択することが望ましい。
【0033】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、たとえ、端末装置の操作対象外のデバイスにおける第2の画面に設定された表示パターンと同一の表示パターンを選択したとしても、これとは少なくとも一部の要素が異なる表示パターンを端末装置における第1の画面と、端末装置の操作対象に指定されたデバイスにおける第2の画面とに設定できる。
【0034】
つまり、請求項10記載の発明と同様の効果を得ることができる。
又、デバイスの状態に応じて、第1の画面及び第2の画面のうちの少なくとも一方に設定されるべき表示パターンである状態パターンが予め指定されている場合には、同一パターン設定手段は、請求項14記載のように、表示パターンを選択した際に、少なくとも、選択した表示パターンが状態パターンと一致するか否かを判定し、該状態パターンと一致する場合に、選択した表示パターンに替えて、状態パターンと少なくとも一部の要素が異なる表示パターンを選択することが望ましい。
【0035】
このように同一パターン設定手段を設定すれば、たとえ、状態パターンと同一の表示パターンを選択したとしても、これとは少なくとも一部の要素が異なる表示パターンを端末装置における第1の画面と、端末装置の操作対象に指定されたデバイスにおける第2の画面とに設定できる。
【0036】
つまり、請求項11記載の発明と同様の効果を得ることができる。
ところで、請求項15記載のように、デバイスは、該デバイスの状態を検出する状態検出手段と、通知すべき状態を該状態検出手段が検出した際に、第2の画面に同一パターン設定手段によって表示パターンが設定されていると、該表示パターンに替えて、通知すべき状態に応じて予め指定された指定パターンを第2の画面に設定するデバイス側指定パターン設定手段とを備えることが望ましい。ここで、「予め指定された」とは、例えばエラーなら赤色、警告なら黄色など、固定された色とデバイスの状態とが組み合わされている状態でも良い。
【0037】
このようにデバイスを構成すれば、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別するための表示パターンが第2の画面に設定されていても、通知すべき状態がデバイスで発生している場合には、第2の画面に指定パターンが設定されるため、予め指定された状態と組み合わされた色が表示され、通知すべき状態がデバイスで発生していることを一見して識別できる。
【0038】
尚、この場合、デバイスは、請求項16記載のように、デバイス側指定パターン設定手段の作動時に、状態検出手段にて、通知すべき状態が非検出となった場合に、デバイス側指定パターン設定手段の作動を解除する第1の作動解除手段を備えることが望ましい。
【0039】
このようにデバイスを構成すれば、通知すべき状態がデバイスで非発生となった際に、第2の画面に設定された指定パターンが解除されるため、通知すべき状態がデバイスで非発生となったことを一見して識別できる。又、このとき同一パターン設定手段によって設定された表示パターンに戻すことで、端末装置の操作者に、デバイスが端末装置の操作対象に指定されたデバイスであるか否かを再度識別させることができるようになる。
【0040】
又、通知すべき状態が複数種類からなる場合には、デバイス側指定パターン設定手段は、請求項17記載のように、通知すべき状態のうち、予め指定された指定状態を状態検出手段が検出していることを作動条件に含むことが望ましい。
【0041】
このようにデバイス側指定パターン設定手段を設定すれば、通知すべき状態のうち、指定状態が発生している場合にのみ、第2の画面に指定パターンを設定することができる。これにより、通知すべき状態のうち、特に、指定状態が発生していることを一見して識別できる。又、それ以外のときには、デバイスが端末装置の操作対象に指定されたデバイスであるか否かの識別を続行できる。
【0042】
尚、指定状態としてはどのような状態を指定しても良く、例えば、請求項18記載のように、予め指定された異常状態を指定状態に含んでいることが望ましい。
このように指定状態を指定すれば、予め指定された異常状態が発生している場合に、第2の画面に指定パターンを設定することができる。これにより、通知すべき状態のうち、特に、予め指定された異常状態が発生していることを一見して識別できる。
【0043】
又、例えば、請求項19記載のように、デバイスが外部操作されている状態を指定状態に含んでも良い。
このように指定状態を指定すれば、デバイスが外部操作されている状態が発生している場合に、第2の画面に指定パターンを設定することができる。これにより、デバイスが外部操作されている状態で、外部操作中に本来あるべき表示パターンとなるため、デバイスの使用者に、同一パターン設定手段によって設定された表示パターンによる表示に起因する操作のしづらさを感じさせる虞を防ぐことができる。特に、デバイス本体の外部に設けられたキーなどが操作されている状態では、第2の画面に表示される情報の視認性を妨げることのない、本来あるべき指定パターンが表示されることは都合が良い。
【0044】
但し、この場合、デバイスが外部操作されている時のみを指定状態に含んでも良いが、請求項20記載のように、外部操作が終了してから予め指定された指定時間が経過するまでを指定状態に含んでも良い。
【0045】
又、請求項21記載のように、デバイスは、該デバイスの状態を検出する状態検出手段を備え、ネットワーク上に、通知すべき状態を該状態検出手段が検出した際に、第1の画面に同一パターン設定手段によって表示パターンが設定されていると、該表示パターンに替えて、通知すべき状態に応じて予め指定された指定パターンを第1の画面に設定する端末側指定パターン設定手段を備えることが望ましい。ここで、「予め指定された」とは、例えばエラーなら赤色、警告なら黄色など、固定された色とデバイスの状態とが組み合わされている状態でも良い。
【0046】
この場合、端末装置の操作対象に指定されたデバイスを識別するための表示パターンが第1の画面に設定されていても、通知すべき状態がデバイスで発生している場合には、第1の画面に指定パターンが設定されるため、予め指定された状態と組み合わされた色が表示され、通知すべき状態がデバイスで発生していることを一見して識別できる。
【0047】
尚、この場合、ネットワーク上には、請求項22記載のように、端末側指定パターン設定手段の作動時に、状態検出手段にて、通知すべき状態が非検出となった場合に、端末側指定パターン設定手段の作動を解除する第2の作動解除手段を備えることが望ましい。
【0048】
このように端末装置を構成すれば、通知すべき状態がデバイスで非発生となった際に、第1の画面に設定された指定パターンが解除されるため、通知すべき状態がデバイスで非発生となったことを一見して識別できる。又、このとき同一パターン設定手段によって設定された表示パターンに戻すことで、端末装置の操作者に、デバイスが端末装置の操作対象に指定されたデバイスであるか否かを再度識別させることができるようになる。
【0049】
又、通知すべき状態が複数種類からなる場合には、端末側指定パターン設定手段は、請求項23記載のように、通知すべき状態のうち、予め指定された指定状態を状態検出手段が検出していることを作動条件に含むことが望ましい。
【0050】
このように端末側指定パターン設定手段を設定すれば、通知すべき状態のうち、指定状態が発生している場合にのみ、第1の画面に指定パターンを設定することができる。これにより、通知すべき状態のうち、特に、指定状態が発生していることを一見して識別できる。又、それ以外のときには、デバイスが端末装置の操作対象に指定されたデバイスであるか否かの識別を続行できる。
【0051】
尚、指定状態としてはどのような状態を指定しても良く、例えば、請求項24記載のように、予め指定された異常状態を指定状態に含んでいることが望ましい。
このように指定状態を指定すれば、予め指定された異常状態が発生している場合に、第1の画面に指定パターンを設定することができる。これにより、通知すべき状態のうち、特に、予め指定された異常状態が発生していることを一見して識別できる。
【0052】
又、例えば、請求項25記載のように、デバイスが外部操作されている状態を指定状態に含んでも良い。
このように指定状態を指定すれば、デバイスが外部操作されている状態が発生している場合に、第1の画面に指定パターンを設定することができる。これにより、通知すべき状態のうち、特に、デバイスが外部操作されている状態が発生していることを一見して識別できる。
【0053】
但し、この場合、デバイスが外部操作されている時のみを指定状態に含んでも良いが、請求項26記載のように、外部操作が終了してから予め指定された指定時間が経過するまでを指定状態に含んでも良い。
【0054】
ここで、同一パターン設定手段は、ネットワーク上であれば、どこに具備されていても良く、例えば、請求項27記載のように、端末装置に具備されていても良いし、請求項28記載のように、デバイスに具備されていても良い。
【0055】
又、請求項29記載のように、ネットワークにサーバ装置を接続し、同一パターン設定手段を該サーバ装置に具備しても良い。
ところで、請求項30記載の発明は、請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムにおける端末装置である。
【0056】
つまり、この端末装置によれば、請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムを構成することができる。
又、請求項31記載の発明は、請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムにおけるデバイスである。
【0057】
つまり、このデバイスによれば、請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムを構成することができる。
又、請求項32記載の発明は、請求項29記載の操作対象識別システムにおけるサーバ装置である。
【0058】
つまり、このサーバ装置によれば、請求項29記載の操作対象識別システムを構成することができる。
又、請求項33記載の発明は、コンピュータを、請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムにおける各手段のうちの少なくとも1つとして機能させるためのプログラムである。
【0059】
つまり、このプログラムによれば、コンピュータを請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムにおける各手段のうちの少なくとも1つとして機能させることができる。
【0060】
尚、このプログラムは、例えば、フレキシブルディスク(FD)や光ディスク(MO)、DVD、CD−ROM、ハードディスク、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、これら記録媒体からコンピュータにロードされて用いられても良い。又、この他、コンピュータに組み込まれるROMやバックアップRAMに記録され、これらROMやバックアップRAMからコンピュータにロードされて用いられても良いし、ネットワークを介してコンピュータにロードされて用いられても良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0061】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1は、本第1実施形態における印刷システム1の構成図である。
【0062】
図1に示すように、印刷システム1は、パーソナルコンピュータ(PC)2と、互いに同一機種からなるプリンタ3,4とを備える。そして、印刷システム1では、ネットワークケーブル(図示せず)やルータ(図示せず)などで構成されたネットワーク5を介してこれら装置が相互に接続されている。但し、図1では、本第1実施形態の説明を簡略化するために、PC2、プリンタ3,4のみを図示しているが、実際上、印刷システム1は、PC2と同一機種もしくは他機種からなる他のPCや、プリンタ3,4と同一機種からなる他のプリンタなどをネットワーク5に多数接続して構成されている。
【0063】
尚、PC2は、本体21にディスプレイ22、キーボード23、マウス(図示せず)などを接続して構成されている。又、プリンタ3,4はそれぞれ、本体31,41の外部における視認可能な位置に、カラー表示可能な液晶ディスプレイ(LCD)からなり、当該プリンタ3,4の状態を示す状態情報を表示するための画面32,42を備える。
【0064】
ここで、図2は、PC2における本体21の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本体21は、当該PC2にて行うべき各種処理を実行するCPU211と、当該PC2の起動時にCPU211が行う起動処理のプログラム(BIOS)などを記憶したROM212と、CPU211が各種処理を行う際に記憶領域として用いるRAM213と、オペレーティングシステムや、Webブラウザプログラム、CPU211が行うべき各種処理のプログラムなどを記憶したハードディスクドライブ(HDD)214と、当該本体21に接続されたキーボード23やマウスなどからの入力信号をCPU211へ入力する入力I/F215と、当該本体21に接続されたディスプレイ22にCPU211からの指令に基づいた表示を行うビデオI/F216と、ネットワーク5に接続され、CPU211とネットワーク5に接続された他の装置とを相互に接続するネットワークI/F217とを備える。
【0065】
そして、本体21では、これら構成要素が信号バス218を介して相互に接続されている。
続いて、図3は、プリンタ3における本体31の内部構成を示すブロック図である。尚、プリンタ3,4は同一機種からなるため、ここではプリンタ3における本体31の内部構成を説明することで、プリンタ4における本体41の内部構成の説明も兼ねることとする。
【0066】
図3に示すように、本体31は、当該本体31の各部を統括制御するCPU311と、オペレーティングシステム(より具体的には、組み込み用OS)や、当該プリンタ3をWebサーバとして機能させるためのWebサーバプログラム、CPU311が行うべき各種処理のプログラムなどを記憶したROM312と、CPU311が各種処理を行う際に記憶領域として用いるRAM313と、CPU311が各種処理を行った際に生成したデータや、発生したエラーなどを記録するための不揮発性メモリ314と、ネットワーク5に接続され、CPU311とネットワーク5に接続された他の装置とを相互に接続するネットワークインターフェイス(I/F)315とを備える。
【0067】
又、本体31は、当該プリンタ3を外部操作するために当該本体31の外部に設けられた各種操作スイッチ、ボタンなど(図示せず)からの入力信号をCPU311へ入力する操作部316と、CPU311からの指令に基づいて、当該プリンタ3の状態情報などを画面32に表示する表示部317と、CPU311からの指令に基づいて、用紙に印刷を行う印刷エンジン318とを備える。
【0068】
そして、本体31では、これら構成要素が信号バス319を介して相互に接続されている。
以下、PC2及びプリンタ3,4にて実行される各種処理のうち、本発明に係る処理について詳述する。尚、プリンタ3,4のそれぞれにて実行される本発明に係る処理は、全く同様であるため、ここではプリンタ3にて実行される処理を説明することで、プリンタ4にて実行される処理の説明も兼ねることとする。
【0069】
まず、PC2のCPU211は、キーボード23やマウスを介して、Webブラウザプログラムを起動し、予め登録されているメニューか、プリンタリストでの選択により、プリンタ3,4のうち、操作対象に指定されたプリンタを選択すると、Webブラウザへ選択されたプリンタのIPアドレスあるいはノード名がURLとして入力され、予め設定された通信プロトコル(本第1実施形態では、HTTP:HyperText Transfer Protocol)に基づいて、選択したプリンタのIPアドレスあるいはノード名をDNSサーバに問い合わせ、取得したIPアドレスを送信先として、Webページの送信を要求する。そして、要求先のプリンタからプリンタ自身の情報を示すWebページ(ここでは、トップページ)を受信すると、このWebページをディスプレイ22に表示したWebブラウザ画面上に表示する。勿論、WebブラウザにIPアドレスあるいはノード名をURLとして直接入力することで、操作対象のプリンタを指定しても良い。
【0070】
ここで、図4は、プリンタ3,4からのWebページを表示したWebブラウザ画面6を示す説明図である。
図4に示すように、Webブラウザ画面6は、プリンタ3,4の状態表示フレームの領域を切り替えるリンクを表示する領域であるリンク表示フレーム61と、プリンタ3,4の状態情報を表示する領域である状態表示フレーム62とに分割されている。
【0071】
より具体的には、リンク表示フレーム61には、プリンタ3,4に設定された他のWebページへのリンクが表示される。
又、状態表示フレーム62には、プリンタ3,4の概観図や、プリンタ3,4の機種名、シリアル番号、設置場所などといった情報の他、予め設定された複数種類の表示色(例えば、赤色、青色、黄色、緑色、白色、ピンク色、オレンジ色など)のうちの1つをPC2の操作者が選択し、状態表示フレーム62における背景部分の表示色として設定するためのリストボックス621と、予め設定された複数種類の表示様式(例えば、タイル模様や、単色塗り潰しなどといった表示形態や表示色の点滅形態)のうちの1つをPC2の操作者が選択し、状態表示フレーム62における背景部分の表示様式として設定するためのリストボックス622とが表示される。
【0072】
そして、PC2のCPU211は、リストボックス621にて表示色が選択されたり、リストボックス622にて表示様式が選択されると、選択された表示色や表示様式を指定する表示パラメータと共に、Webページの更新要求をWebページの送信元のプリンタへ送信する。
【0073】
ここで、図5は、プリンタ3のCPU311が実行する情報取得処理の流れを示すフローチャートである。尚、CPU311は、予め指定された時間(本第1実施形態では、1分間)が経過する毎に本処理を実行する。
【0074】
図5に示すように、本処理では、まず、予め指定された指定情報の送信要求を所定の手順(本実施形態ではSNMPプロトコル)にてネットワーク5上にブロードキャストする(S10)。尚、ここでは、他のプリンタにおける画面(つまり、画面32,42に相当する画面)の背景部分に設定された表示色や表示様式、他のプリンタのステータス(つまり、エラー状態(例えば、用紙づまりなど)や警告状態(例えば、トナー残量の低下など)の発生の有無)、外部操作の有無などが指定情報に該当する。
【0075】
そして、ネットワーク5に接続された他のプリンタから指定情報を受信し(S15)、受信した指定情報をRAM313に記憶して(S20)、本処理を終了する。
次に、図6は、プリンタ3のCPU311が実行する情報送信処理の流れを示すフローチャートである。尚、CPU311は、他のプリンタから上述の送信要求を受信した際に、本処理を実行する。
【0076】
図6に示すように、本処理では、まず、プリンタ3の各部の状態を検出し(S100)、指定情報を収集する(S105)。そして、収集した指定情報を送信要求の送信元へ送信し(S110)、本処理を終了する。
【0077】
次に、図7は、プリンタ3のCPU311が実行する更新処理の流れを示すフローチャートである。尚、CPU311は、PC2から上述の更新要求を受信した際に、本処理を実行する。
【0078】
図7に示すように、本処理では、まず、PC2から受信し、RAM313の一時記憶領域に記憶した表示パラメータ(以下、「一時パラメータ」という。)にて表示色が指定されているか否かを判定する(S200)。尚、一時記憶領域とは、PC2から受信した表示パラメータを一時的に記憶するために、RAM313に確保された記憶領域である。
【0079】
ここで、一時パラメータにて表示色が指定されていない場合には(No:S200)、後述のS240へ直ちに移行する一方、表示色が指定されている場合には(Yes:S200)、指定された表示色がプリンタ3の画面32及びWebページの背景色としてエラー状態の発生を示すために予め指定されたエラー色(本第1実施形態では、赤色)と一致するか否かを判定し(S205)、エラー色と一致する場合には(Yes:S205)、後述のS215へ移行する。
【0080】
一方、指定された表示色がエラー色と不一致な場合には(No:S205)、指定された表示色がプリンタ3の画面32及びWebページの背景色として警告状態の発生を示すために予め指定された警告色(例えば、黄色)と一致するか否かを判定し(S210)、警告色と一致する場合には(Yes:S210)、エラー状態や警告状態の発生を示すために予め指定された表示様式(ここでは、単色塗り潰し)とは異なる表示様式(ここでは、点滅形態)を一時パラメータに設定し(S215)、後述のS235へ移行する。尚、画面32で用いるエラー色・警告色と、Webページで用いるエラー色・警告色とが異なる場合には、一時パラメータはどちらか一方と一致すれば、エラー色・警告色と一致するとみなして良い。
【0081】
一方、指定された表示色が警告色と不一致な場合には(No:S210)、上述の情報取得処理にてRAM313に記憶した指定情報を参照し、他のプリンタで使用している表示色と一致しているか否かを判定する(S220)。
【0082】
ここで、指定された表示色が他のプリンタで使用している表示色と一致している場合には(Yes:S220)、指定された表示色が他のプリンタで使用している表示色と一致している旨を示すダイアログをPC2に表示させる(S225)。
【0083】
そして、このダイアログに対して、表示色の指定のキャンセルが選択された場合には(キャンセル:S225)、本処理を直ちに終了する。
又、このダイアログに対して、表示色の再選択が選択された場合には(再選択:S225)、表示色を再選択するためのGUI(Graphical User Interface)をPC2に表示させて(S230)、再度、PC2の操作者に表示色を指定させ、上述のS205へ再度移行する。
【0084】
又、このダイアログに対して、表示色の確定が選択された場合、即ち、あえて他のプリンタと同一の表示色が確定された場合には(OK:S225)、後述のS235へ移行する。
【0085】
一方、S220にて、指定された表示色が他のプリンタで使用している表示色と不一致な場合には(No:S220)、その表示色を一時パラメータにて指定された表示色に確定する(S235)。
【0086】
そして、一時パラメータにて表示様式が指定されているか否かを判定し(S240)、表示様式が指定されていない場合には(No:S240)、後述のS265へ直ちに移行する。
【0087】
一方、一時パラメータにて表示様式が指定されている場合には(Yes:S240)、上述の情報取得処理にてRAM313に記憶した指定情報を参照し、他のプリンタで使用している表示色と表示様式との組み合わせと一致しているか否かを判定する(S245)。
【0088】
ここで、指定された表示色と表示様式との組み合わせが他のプリンタで使用している表示色と表示様式との組み合わせと一致している場合には(Yes:S245)、指定された表示様式が他のプリンタで使用している表示様式と一致している旨を示すダイアログをPC2に表示させる(S250)。
【0089】
そして、このダイアログに対して、表示様式の指定のキャンセルが選択された場合には(キャンセル:S250)、本処理を直ちに終了する。
又、このダイアログに対して、表示様式の再選択が選択された場合には(再選択:S250)、表示様式を再選択するためのGUIをPC2に表示させて(S255)、再度、PC2の操作者に表示様式を指定させ、上述のS245へ再度移行する。
【0090】
又、このダイアログに対して、表示様式の確定が選択された場合、即ち、あえて他のプリンタと同一の表示色と表示様式とが確定された場合には(OK:S250)、後述のS260へ移行する。
【0091】
一方、S245にて、指定された表示色と表示様式との組み合わせが他のプリンタで使用している表示色と表示様式との組み合わせと不一致な場合には(No:S245)、その表示様式を一時パラメータにて指定された表示様式に確定する(S260)。
【0092】
そして、この一時パラメータと、不揮発性メモリ314のパラメータ設定領域に記憶した表示パラメータとを比較することにより、表示パラメータに変更があるか否か、即ち、表示パラメータと一時パラメータとが異なるか否かを判定する(S265)。尚、パラメータ設定領域とは、画面32における背景部分に設定すべき表示色や表示様式を指定する表示パラメータを記憶するために、不揮発性メモリ314に確保された記憶領域であり、表示部317がパラメータ設定領域に記憶した表示パラメータに沿って画面32を制御することで、画面32は表示パラメータに沿った表示色や表示様式となる。
【0093】
尚、プリンタ3では、当該プリンタ3を再起動したときも画面32の表示が再起動直前の表示と同じになるように、不揮発性メモリ314にパラメータ設定領域を確保しているが、不揮発性メモリ314に記憶された表示パラメータを一時的にRAM313にコピーし、これを処理に使用しても良いし、再起動直前の表示と同じにする必要がなければ、そもそも不揮発性メモリ314を使用しなくても良い。
【0094】
ここで、表示パラメータに変更がない場合には(No:S265)、本処理を直ちに終了する一方、変更がある場合には(Yes:S265)、一時パラメータをパラメータ設定領域に記憶して、パラメータ設定領域における表示パラメータを更新すると共に(S270)、更新した表示パラメータを反映したHTMLフォーマットの画面ファイルをPC2へ送信して(S275)、上述のWebページの表示色や表示様式(より具体的には、状態表示フレーム62における背景部分の表示色や表示様式)を更新した画面をPC2に表示させ、本処理を終了する。
【0095】
尚、図9は、本処理にて用いられる、不揮発性メモリ314あるいはRAM313に記憶された各プリンタの表示パラメータ、操作色、警告色、エラー色を記憶したテーブルの一例である。
【0096】
図9に示すように、テーブルでは、各プリンタがシリアル番号で区別され、各プリンタ毎に表示パラメータ、操作色、警告色、エラー色が記憶されている。但し、図9では、「ABC1234」がプリンタ3のシリアル番号であり、「ABC1238」がプリンタ4のシリアル番号であり、「ABC1111」が図示しない他のプリンタのシリアル番号である。尚、各プリンタの区別はシリアル番号の代わりにIPアドレス・MACアドレスなどを使用しても良いが、変更されることのないシリアル番号やMACアドレスなどを用いると同じ番号やアドレスが複数のプリンタで重複することがないので都合が良い。尚、このテーブルは、CPU311が把握している限り、プリンタ毎に分けて記憶されていたり、表示色・表示様式で分けて記憶されているなど様々な方法で用意されていて良い。
【0097】
続いて、図10は、プリンタ3のCPU311が実行するリンク表示処理の流れを示すフローチャートである。尚、CPU311は、PC2にて、Webページ上のリンクが選択操作され、PC2からリンク先のWebページを指定するURLをHTTPプロトコルにて受信した際に、本処理を実行する。
【0098】
図10に示すように、本処理では、まず、受信したURLが示すWebページを再現するためのHTMLファイルを不揮発性メモリ314から取得、又は動的に作成する(S500)。次に、HTMLファイルにパラメータ設定領域における表示パラメータを反映し、表示パラメータを反映させたHTMLファイルをPC2へHTTPプロトコルにて送信し(S510)、本処理を終了する。
【0099】
これにより、PC2では、例えば、図11に示すように、リンク先のWebページにおける背景部分もプリンタ3の画面32における背景部分と同じ表示色や表示様式に設定できる。尚、図11は、図4の画面で“Print Setting”をクリックするなどして選んだリンク先のWebページの一例を示す説明図である。
【0100】
続いて、図8は、プリンタ3のCPU311が実行する画面設定処理の流れを示すフローチャートである。尚、CPU311は、一定時間が経過する毎に本処理を実行する。
図8に示すように、本処理では、まず、各種操作スイッチの操作(つまり、外部操作)中か操作が終了してから一定時間(本第1実施形態では10秒間)が経過しているか否かを判定し(S300)、操作中または操作が終了してから一定時間が経過していない場合には(No:S300)、RAM313のパラメータ設定領域に記憶した表示パラメータの表示色を操作色であるオレンジ色に変更(図12(a)参照)し(S305)、後述のS330へ移行する。
【0101】
一方、操作中でなく、且つ操作が終了してから一定時間が経過している場合には(Yes:S300)、当該プリンタ3の各部の状態を検出して、エラー状態を検出しているか否かを判定し(S310)、エラー状態を検出している場合には(Yes:S310)、パラメータ設定領域に記憶した表示パラメータの表示色を赤色に変更(図12(c)参照)し(S315)、後述のS330へ移行する。
【0102】
一方、エラー状態が非検出の場合には(No:S310)、警告状態を検出しているか否かを判定し(S320)、警告状態を検出している場合には(Yes:S320)、パラメータ設定領域に記憶した表示パラメータの表示色を黄色に変更(図12(b)参照)すると共に(S325)、パラメータ設定領域に記憶した表示パラメータの表示様式を単色の塗り潰しに変更し(S330)、後述のS340へ移行する。
【0103】
一方、警告状態が非検出の場合には(No:S320)、画面32に設定されている表示色及び表示様式、即ち、パラメータ設定領域に記憶した表示パラメータと一時記憶領域に記憶された一時パラメータとを比較して、表示パラメータが変更されているか否か、即ち、表示パラメータと一時パラメータとが異なるか否かを判定し(S335)、変更されていない場合には(No:S335)、本処理を終了する。
【0104】
一方、表示パラメータが変更されている場合には(Yes:S335)、一時記憶領域に記憶した一時パラメータに従って、パラメータ設定領域に記憶された表示パラメータを変更し(S340)、更新した表示パラメータを反映したHTMLフォーマットの画面ファイルをPC2へ送信して(S345)、上述のWebページの表示色や表示様式(より具体的には、状態表示フレーム62における背景部分の表示色や表示様式)を更新した画面をPC2に表示させ、本処理を終了する。尚、図12(d),(e),(f)はそれぞれ、本処理によってPC2に表示される画面を示している。
【0105】
続いて、図13は、PC2のCPU211が実行するPC側画面設定処理の流れを示すフローチャートである。尚、CPU211は、プリンタ3からHTMLフォーマットの画面ファイルを受信した際に、本処理を実行する。
【0106】
図13に示すように、本処理では、まず、プリンタ3からHTMLフォーマットの画面ファイルを受信する(S600)。そして、HTMLフォーマットの画面ファイルに従ってWebページ画面を表示し(S610)、本処理を終了する。これにより、PC2では、背景部分がプリンタ3の画面32における背景部分と同じ表示色、表示様式からなるWebページを表示できる。
【0107】
つまり、以上の説明を要約すれば、本第1実施形態の印刷システム1では、例えば、図14に示すように、プリンタ3がPC2の操作対象に指定された場合、PC2のCPU211が、Webページの更新要求と、選択された表示色や表示様式を指定する表示パラメータとをプリンタ3へ送信する(1)。そして、プリンタ3のCPU311が、プリンタ3に設定された表示パラメータをPC2から受信した表示パラメータに変更し、この表示パラメータに従って、表示部317に画面32の背景部分の表示パターンを変更させると共に(2)、これと同一の表示パラメータを反映したHTMLフォーマットの画面ファイルをPC2へ送信する(3)。そして、PC2のCPU211が、受信したHTMLフォーマットの画面ファイルに従って、Webブラウザ画面6を更新し、状態表示フレーム62における背景部分の表示パターンを変更する。尚、図14は、本第1実施形態におけるPC2、プリンタ3の動作を概略的に示す説明図である。
【0108】
このため、本第1実施形態の印刷システム1では、図15に示すように、プリンタ3,4が同一機種であっても、Webブラウザ画面6の状態表示フレーム62における背景部分の表示パターンと同一の表示パターンがプリンタ3の画面32における背景部分に設定されるため、PC2の操作者は、プリンタ3が操作対象に指定されたプリンタであると一見して識別できる。尚、図15は、本第1実施形態における印刷システム1の効果を示す説明図である。
【0109】
つまり、本第1実施形態の印刷システム1によれば、ネットワーク5上に同一機種のプリンタを複数接続しても、PC2の操作対象に指定されたプリンタを一見して識別できる。
【0110】
又、本第1実施形態の印刷システム1では、Webブラウザ画面6のうち、プリンタの状態情報を表示する状態表示フレーム62における背景部分を表示パターンの設定対象としているため、プリンタの操作に無関係な表示を参照することなく、プリンタを操作したり、Webブラウザ画面6上でプリンタの状態を確認しながら、PC2の操作対象に指定されたプリンタを一見して識別できる。
【0111】
又、本第1実施形態の印刷システム1では、プリンタ3,4にて、プリンタ3,4の状態情報を表示する分、視認性の良い画面32,42における背景部分を表示パターンの設定対象としているため、PC2の操作対象に指定されたプリンタを識別しながら、プリンタの状態を視認性良く確認できる。
【0112】
又、本第1実施形態の印刷システム1では、状態表示フレーム62にリストボックス621,622が設けられているため、PC2の操作者が自ら表示パターンを選択することができる。
【0113】
又、本第1実施形態の印刷システム1では、PC2の操作対象外のプリンタで使用されている表示パターンと同一の表示パターンが選択されても、これとは異なる表示パターンをPC2の操作対象に指定されたプリンタの画面と、Webブラウザ画面6の状態表示フレーム62とに設定するため、PC2の操作対象に指定されたプリンタを識別する際に、PC2の操作対象外のプリンタを操作対象に指定されたプリンタであると誤って識別してしまうことを防止できる。
【0114】
又、本第1実施形態の印刷システム1では、エラー状態や警告状態と一致する表示色が選択されても、エラー状態や警告状態の表示様式とは異なる表示様式を表示パターンに設定するため、エラー状態や警告状態の発生を示すために設定された表示パターンを、PC2の操作対象に指定されたプリンタを識別するために設定されたものであると誤認識させてしまうことを防止できる。更に、エラー状態や警告状態と一致する表示色が選択された状態で、操作対象に指定されたプリンタを識別する際に、操作対象外のプリンタにてエラー状態や警告状態が発生しても、このプリンタをPC2の操作対象に指定されたプリンタであると誤って識別してしまうことも防止できる。
【0115】
又、本第1実施形態の印刷システム1では、プリンタ3,4にてエラー状態や警告状態、外部操作されている状態が発生している場合に、これに応じた表示パターンを画面32,42に設定するため、プリンタ3,4にて、特に、エラー状態や警告状態、外部操作されている状態が発生していることを一見して識別できる。
【0116】
又、本第1実施形態の印刷システム1では、プリンタ3,4にてエラー状態や警告状態、外部操作されている状態が非発生となった場合に、これに応じて画面32,42に設定した表示パターンを解除するため、エラー状態や警告状態、外部操作されている状態が非発生となったことを一見して識別できる。
【0117】
尚、本第1実施形態では、ディスプレイ22が本発明における第1の画面に相当し、PC2が本発明における端末装置に相当し、画面32,42が本発明における第2の画面に相当し、プリンタ3,4が本発明におけるデバイスに相当し、ネットワーク5が本発明におけるネットワークに相当する。
【0118】
又、本第1実施形態では、更新処理のS200〜S275が本発明における同一パターン設定手段が実行する処理に相当し、更新処理のS220,S245が本発明における識別手段が実行する処理に相当し、更新処理のS200,S240が本発明における選択指示取得手段の処理に相当する。
【0119】
又、本第1実施形態では、画面設定処理におけるS300,S310,S320が本発明における状態検出手段が実行する処理に相当し、画面設定処理におけるS300,S305,S310,S315,S320,S325,S330,S340が本発明におけるデバイス側指定パターン設定手段が実行する処理に相当し、画面設定処理におけるS300,S310,S320,S335が本発明における第1の作動解除手段が実行する処理に相当する。
【0120】
又、本第1実施形態では、画面設定処理におけるS300,S305,S310,S315,S320,S325,S330,S340及びPC側画面設定処理が本発明における端末側指定パターン設定手段が実行する処理に相当し、画面設定処理におけるS300,S310,S320,S335及びPC側画面設定処理が本発明における第2の作動解除手段が実行する処理に相当する。
【0121】
又、本第1実施形態では、Webブラウザ画面6が本発明における表示画面と操作画面とに相当し、状態表示フレーム62が本発明における第1の表示領域に相当し、リンク表示フレーム61が本発明における第2の表示領域に相当する。
【0122】
又、本第1実施形態では、赤色(エラー色)、黄色(警告色)、オレンジ色の表示色と、単色塗り潰しの表示様式とが本発明における状態パターンに相当し、エラー状態、警告状態、プリンタ3,4が外部操作されている状態が本発明における指定状態に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
【0123】
尚、本第2実施形態の印刷システム1は、PC2、プリンタ3,4の設定が第1実施形態の印刷システム1と異なる。
従って、ここでは、第1実施形態の印刷システム1と共通する部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0124】
まず、本第2実施形態のPC2では、Webブラウザプログラムに代えて、SNMP(Simple Network Management Protocol)によってプリンタ3,4を操作するためのアプリケーションプログラムが設定されていると共に、本第2実施形態のプリンタ3,4では、Webサーバプログラムに代えて、SNMPによってアプリケーションプログラムからの操作を受けるためのエージェントプログラムが設定されている。
【0125】
そして、PC2にて、上述の情報取得処理と、上述の更新処理とを実行し、プリンタ3,4にて、上述の情報送信処理と、上述の画面設定処理とを実行する。
尚、PC2のCPU211は、上述のアプリケーションプログラムを起動すると、前もって取得し、記憶していた情報あるいは改めて情報取得処理にて取得した情報を基にプリンタ3,4の機種名、シリアル番号、IPアドレスが表示された選択画面(図18参照)をディスプレイ22に表示する。
【0126】
そして、キーボード23やマウスを介して、この選択画面上にて、プリンタ3,4のうちのいずれか一方がPC2の操作対象に指定されると、前もって取得し、記憶していた情報あるいは改めて情報取得処理にて取得した情報を基に上述の状態表示フレーム62と同様の操作画面(図18参照)をディスプレイ22に表示する。
【0127】
そして、この操作画面上にて、表示色が選択されたり、表示様式が選択されると、上述の更新処理を実行する。
尚、本第2実施形態における情報取得処理は、第1実施形態における情報取得処理と以下の点で異なる。
【0128】
まず、プリンタ3のCPU311ではなく、PC2のCPU211が実行する。
又、第1実施形態で指定した指定情報の他に、プリンタにおける外部操作中を示す操作色、エラー状態を示すエラー色、警告状態を示す警告色を指定情報として送信要求する。
【0129】
又、CPU211は、アプリケーションプログラムの起動と同時に本処理を実行し、以降、定期的に、又は適宜プリンタの情報が必要になったときにも本処理を実行する。
尚、本第2実施形態における情報送信処理は、第1実施形態における情報送信処理と同様の処理であり、プリンタ3,4は、PC2から指定情報として指定された情報をPC2へ返信する。
【0130】
尚、本第2実施形態における更新処理は、第1実施形態における更新処理と以下の点で異なる。
まず、プリンタ3のCPU311ではなく、PC2のCPU211が実行する。
【0131】
又、CPU211は、キーボード23やマウスを介して操作画面上にて表示色が指定された際に、本処理を実行する。
又、S200においては、キーボード23やマウスを介して操作画面上にて表示色が指定されているか否かを判定する。但し、本第2実施形態において、一時パラメータとは、操作画面上にて指定された表示パラメータのことであり、一時記憶領域とは、表示パラメータを一時的に記憶するためにRAM213に確保された記憶領域である。
【0132】
又、S205においては、指定された表示色が、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタにおけるエラー状態を示すエラー色と一致するか否かを判定する。
又、S210においては、指定された表示色が、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタにおける警告状態を示す警告色と一致するか否かを判定する。
【0133】
但し、アプリケーションプログラムにて用いるエラー状態を示す色・警告状態を示す色とプリンタにおけるエラー色・警告色とが異なる場合には、指定された表示色がどちらか一方と一致すれば、エラー色・警告色と一致するとみなして良い。
【0134】
又、S220においては、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタ以外のプリンタで使用している表示色と一致しているか否かを判定する。
又、S245においては、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタ以外のプリンタで使用している表示様式と一致しているか否かを判定する。
【0135】
又、S265においては、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタで使用している表示色や表示様式と一時パラメータとを比較することにより、表示パラメータに変更があるか否かを判定する。
【0136】
又、S270においては、操作画面上の背景部分の表示を一時パラメータで示される表示色・表示様式に変更する。
又、S275においては、PC2の操作対象に指定されたプリンタにSNMPプロトコルに基づいた手順で、変更された表示パラメータを送信する。そして、PC2の操作対象に指定されたプリンタのCPU(ここでは、プリンタ3のCPU311)は、図16に示すように、PC2からSNMPプロトコルに基づいた手順で表示パラメータを受信し(S800)、画面32の表示を、受信した表示パラメータに応じた表示色や表示様式に設定する(S810)。尚、図16は、本第2実施形態におけるプリンタ3のCPU311が実行するプリンタ側画面設定処理の流れを示すフローチャートである。
【0137】
尚、本第2実施形態におけるリンク表示処理は、第1実施形態におけるリンク表示処理と以下の点で異なる。
まず、プリンタ3のCPU311ではなく、PC2のCPU211が実行する。
【0138】
又、S500においては、PC2のHDD214に記憶されたリンク先操作画面を取得する。
又、S510においては、リンク先操作画面上の背景部分の表示を一時パラメータで示される表示色・表示様式に変更する。
【0139】
尚、本第2実施形態における画面設定処理は、第1実施形態における画面設定処理と以下の点で異なる。
つまり、プリンタ3のCPU311は、S345にて、SNMPプロトコルに基づいた手順で、更新した表示パラメータをPC2へ送信する。
【0140】
尚、本第2実施形態において、PC側画面設定処理は存在せず、画面設定処理におけるS300,S305,S310,S315,S320,S325,S330,S340が本第2実施形態における端末側指定パターン設定手段が実行する処理に相当し、画面設定処理におけるS300,S310,S320,S335が本第2実施形態における第2の作動解除手段が実行する処理に相当する。
【0141】
つまり、本第2実施形態の印刷システム1では、例えば、図17に示すように、プリンタ3がPC2の操作対象に指定された場合に、操作画面上で背景部分の表示パターンの変更操作がなされると(1)、PC2のCPU211が、操作画面における背景部分の表示パターンを変更すると共に(2)、この表示パターンの設定指示をプリンタ3へ送信する(3)。そして、プリンタ3のCPU311が、設定指示に従って、表示部317に画面32の背景部分の表示パターンを変更させる(4)。尚、図17は、本第2実施形態におけるPC2の動作とプリンタ3の動作とを概略的に示す説明図である。
【0142】
このため、本第2実施形態の印刷システム1では、図18に示すように、プリンタ3,4が同一機種であっても、操作画面における背景部分の表示パターンと同一の表示パターンがプリンタ3の画面32における背景部分に設定されるため、PC2の操作者は、プリンタ3が操作対象に指定されたプリンタであると一見して識別できる。尚、図18は、本第2実施形態における印刷システム1の効果を示す説明図である。
【0143】
つまり、本第2実施形態の印刷システム1によれば、第1実施形態の印刷システム1と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
続いて、第3実施形態について説明する。
【0144】
尚、本第3実施形態の印刷システム1は、図19に示すように、第1実施形態の印刷システム1において、サーバ装置7を新たにネットワーク5に接続して構成されている。尚、図19は、本第3実施形態における印刷システム1の構成図である。
【0145】
そして、本第3実施形態の印刷システム1では、PC2、プリンタ3,4の設定が第1実施形態の印刷システム1と異なる。
従って、ここでは、第1実施形態の印刷システム1と共通する部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
【0146】
まず、本第3実施形態のプリンタ3,4では、Webサーバプログラムに代えて、SNMPによってアプリケーションプログラムからの操作を受けるためのエージェントプログラムが設定されている。
【0147】
そして、本第3実施形態の印刷システム1では、サーバ装置7にて、上述の情報取得処理と、上述の更新処理とを実行し、プリンタ3,4にて、上述の情報送信処理と、上述の画面設定処理とを実行する。
【0148】
尚、PC2のCPU211は、キーボード23やマウスを介して、サーバ装置7のIPアドレスやノード名などを指定したURLを受けると、Webブラウザプログラムを起動すると共に、サーバ装置7に対し、HTTPに基づいて、入力を受けたIPアドレスあるいはノード名をDNSサーバに問い合わせ、取得したIPアドレスを送信先として、Webページの送信を要求する。これにより、サーバ装置7は、前もって取得し、記憶しておいた情報あるいは改めて情報取得処理にて取得した情報を基にプリンタ3,4の機種名、シリアル番号、IPアドレスを表示する選択画面のHTMLファイルを作成し、HTTPプロトコルにてPC2へ送信する。そして、PC2は、HTMLファイルをサーバ装置7から受信すると、このHTMLファイルを基にしたWebページをディスプレイ22に表示したWebブラウザ画面上に表示する(図22参照)。
【0149】
ここで、キーボード23やマウスを介して、この選択画面上にて、プリンタ3,4のうちのいずれか一方がPC2の操作対象に指定されると、サーバ装置7に対して、指定されたプリンタを操作するための操作画面のWebページの送信を要求する。これにより、サーバ装置7は、前もって取得し、記憶しておいた情報あるいは改めて情報取得処理にて取得した情報を基に、指定されたプリンタを操作するための操作画面のHTMLファイルを作成し、HTTPプロトコルにてPC2へ送信する。
【0150】
そして、PC2は、このHTMLファイルを受信すると、このHTMLファイルを基にしたWebページをディスプレイ22に表示したWebブラウザ画面上に表示する。尚、本第3実施形態では、Webブラウザ画面は、第1実施形態のWebブラウザ画面と全く同様である(図22参照)。
【0151】
そして、Webブラウザ画面上で表示色が選択されたり、表示様式が選択されると、選択された表示色や表示様式を指定する表示パラメータと共に、Webページの更新要求をサーバ装置7へ送信する。
【0152】
ここで、図20は、サーバ装置7の内部構成を示すブロック図である。
図20に示すように、サーバ装置7は、当該サーバ装置7にて行うべき各種処理を実行するCPU71と、当該サーバ装置7の起動時にCPU71が行う起動処理のプログラム(BIOS)などを記憶したROM72と、CPU71が各種処理を行う際に記憶領域として用いるRAM73と、オペレーティングシステムや、当該サーバ装置7をWebサーバとして機能させるためのWebサーバプログラム、SNMPによってプリンタ3,4を操作するためのアプリケーションプログラム、CPU71が行うべき各種処理のプログラムなどを記憶したハードディスクドライブ(HDD)74と、当該サーバ装置7に接続されたキーボード(図示せず)やマウス(図示せず)などからの入力信号をCPU71へ入力する入力I/F75と、当該サーバ装置7に接続されたディスプレイ(図示せず)にCPU71からの指令に基づいた表示を行うビデオI/F76と、ネットワーク5に接続され、CPU71とネットワーク5に接続された他の装置とを相互に接続するネットワークI/F77とを備える。
【0153】
そして、サーバ装置7では、これら構成要素が信号バス78を介して相互に接続されている。
尚、サーバ装置7のCPU71は、サーバ装置7の起動と同時もしくはそれ以降にアプリケーションプログラムを起動しているものとする。
【0154】
尚、本第3実施形態における情報取得処理は、第1実施形態における情報取得処理と以下の点で異なる。
まず、プリンタ3のCPU311ではなく、サーバ装置7のCPU71が実行する。
【0155】
又、第1実施形態で指定した指定情報の他に、プリンタにおける外部操作中を示す操作色、エラー状態を示すエラー色、警告状態を示す警告色を指定情報として送信要求する。
又、CPU211は、アプリケーションプログラムの起動と同時に本処理を実行し、以降、定期的に、又は適宜プリンタの情報が必要になったときにも本処理を実行する。
【0156】
尚、本第3実施形態における情報送信処理は、第1実施形態における情報送信処理と同様の処理であり、プリンタ3,4はサーバ装置7から指定情報として指定された情報をサーバ装置7へ返信する。
【0157】
尚、本第3実施形態における更新処理は、第1実施形態における更新処理と以下の点で異なる。
まず、プリンタ3のCPU311ではなく、サーバ装置7のCPU71が実行する。
【0158】
又、一時記憶領域とは、表示パラメータを一時的に記憶するためにRAM73に確保された記憶領域である。
又、CPU71は、PC2から上述の更新要求を受信した際に本処理を実行する。
【0159】
又、S205においては、指定された表示色が、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタにおけるエラー状態を示すエラー色と一致するか否かを判定する。
又、S210においては、指定された表示色が、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタにおける警告状態を示す警告色と一致するか否かを判定する。
【0160】
但し、Webページにて用いるエラー状態を示す色・警告状態を示す色とプリンタにおけるエラー色・警告色とが異なる場合には、指定された表示色がどちらか一方と一致すれば、エラー色・警告色と一致するとみなして良い。
【0161】
又、S220においては、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタ以外のプリンタで使用している表示色と一致しているか否かを判定する。
又、S245においては、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタ以外のプリンタで使用している表示様式と一致しているか否かを判定する。
【0162】
又、S265においては、予め取得していた、PC2の操作対象に指定されたプリンタで使用している表示色や表示様式と一時パラメータとを比較することにより、表示パラメータに変更があるか否かを判定する。
【0163】
又、S270においては、表示パラメータを反映したHTMLフォーマットの画面ファイルをPC2へ送信する。
又、S275においては、PC2の操作対象に指定されたプリンタにSNMPプロトコルに基づいた手順で、変更された表示パラメータを送信する。そして、PC2の操作対象に指定されたプリンタのCPUは、第2実施形態のプリンタ側画面設定処理と同様の処理を実行し、画面の表示色や表示様式を設定する。但し、本第3実施形態のプリンタ側画面設定処理では、S800において、サーバ装置7からSNMPプロトコルに基づいた手順で表示パラメータを受信する。
【0164】
尚、本第3実施形態におけるリンク表示処理は、第1実施形態におけるリンク表示処理と以下の点で異なる。
まず、プリンタ3のCPU311ではなく、サーバ装置7のCPU71が実行する。
【0165】
又、S500においては、サーバ装置7のHDD74に記憶されたリンク先HTMLファイルを取得、あるいは、動的にHTMLファイルを作成する。
尚、本第3実施形態における画面設定処理は、第1実施形態における画面設定処理と以下の点で異なる。
【0166】
つまり、プリンタ3のCPU311は、S345にて、SNMPプロトコルに基づいた手順で、更新した表示パラメータをサーバ装置7へ送信する。
尚、本第3実施形態におけるPC側画面設定処理は、第1実施形態におけるPC側画面設定処理と同様の処理であり、PC2は、サーバ装置7から受信したHTMLフォーマットの画面ファイルに従ってWebページ画面を表示する。
【0167】
つまり、本第3実施形態の印刷システム1では、例えば、図21に示すように、プリンタ3がPC2の操作対象に指定された場合、PC2のCPU211が、Webページの更新要求と、選択された表示色や表示様式を指定する表示パラメータとをサーバ装置7へ送信する(1)。そして、サーバ装置7のCPU71が、この表示パラメータが示す表示パターンの設定指示をプリンタ3へ送信する(2)。これにより、プリンタ3のCPU311が、設定指示に従って、表示部317に画面32の背景部分の表示パターンを変更させる(3)。
【0168】
又、サーバ装置7のCPU71は、サーバ装置7に設定された表示パラメータをPC2から受信した表示パラメータに変更し、これと同一の表示パラメータを反映したHTMLフォーマットの画面ファイルをPC2へ送信する(4)。そして、PC2のCPU211が、受信したHTMLフォーマットの画面ファイルに従って、Webブラウザ画面の状態表示フレームにおける背景部分の表示パターンを更新する。尚、図21は、本第3実施形態におけるPC2、プリンタ3、サーバ装置7の動作を概略的に示す説明図である。
【0169】
このため、本第3実施形態の印刷システム1では、図22に示すように、プリンタ3,4が同一機種であっても、Webブラウザ画面の状態表示フレームにおける背景部分の表示パターンと同一の表示パターンがプリンタ3の画面32における背景部分に設定されるため、PC2の操作者は、プリンタ3が操作対象に指定されたプリンタであると一見して識別できる。尚、図22は、本第3実施形態における印刷システム1の効果を示す説明図である。
【0170】
つまり、本第3実施形態の印刷システム1によれば、第1実施形態の印刷システム1と同様の効果を得ることができる。
尚、本第3実施形態では、サーバ装置7が本発明におけるサーバ装置に相当する。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
【0171】
例えば、上記実施形態ではいずれも、プリンタ3,4の画面としてLCDを用いていたが、電界放出ディスプレイ(FED:Field Emission Display)や表面電界ディスプレイ(SED:Surface-conduction Electron-emitter Display)、EL(electroluminescence)ディスプレイなどのようなカラー表示可能な他の形態のディスプレイをプリンタの画面として用いても勿論良い。又、画面32,42に代えて、発光色の異なる複数の光源(例えば、LED)を備え、Webブラウザ画面の状態表示フレームにおける背景部分や操作画面における背景部分の表示色と一致する発光色の光源を点灯させても良い。
【0172】
又、上記実施形態ではいずれも、本発明をプリンタに適用したが、ネットワークに接続可能な複合機や、ネットワークに接続可能なスキャナ、ネットワークに接続可能なAVデバイス、ルーターなど、ネットワークに接続可能なデバイスであれば、何に適用しても勿論良い。
【0173】
又、上記実施形態ではWebブラウザプログラムと総称したが、Webブラウザ単体がWebブラウザプログラムとして動作しても良いし、WebブラウザにCGIプログラムなどを連動させ、Webブラウザプログラムとして動作しても良い。尚、CGIプログラムなどを連動させると、一般的に使い慣れたWebブラウザを違うWebブラウザにすることなく、本発明に適したWebブラウザとすることができる。
【0174】
又、上記実施形態では、表示色及び表示様式が共に、他のプリンタの表示色及び表示様式と一致するか否かを判定しているが、表示色あるいは表示様式だけが他のプリンタの表示色あるいは表示様式と一致するか否かを判定しても良いし、表示色が不一致であると判定した時点で表示様式が一致するか否かを判定しなくても良いし、その逆でも良い。更に点滅様式が他のプリンタと一致するか否かを判定しても良い。尚、表示様式や点滅様式を用いて操作対象のプリンタと他のプリンタとを識別できるようにすることで、色の識別が困難な使用者にも使い勝手の良い装置システムとできる。
【0175】
尚、表示色だけで操作対象のプリンタと他のプリンタとを識別する場合は、人間の識別能力の限界からせいぜい数台〜十数台の識別にしか実質使用できないのに対し、多数の表示要素を組み合わせて区別することで、より多くの台数の識別が可能となる。
【0176】
又、上記第1実施形態では、画面設定処理での表示パラメータの変更をプリンタ3,4から表示パラメータの変更を反映したHTMLファイルをPC2へ送信することでPC2の表示にも反映させていたが、この処理に代えて、ステータスの変更をPC2へSNMPプロトコルにて通知し、PC2にてステータスを判定し、PC2での表示に反映させても良い。
【0177】
又、上記第2実施形態では、画面設定処理での表示パラメータの変更をプリンタ3,4から表示パラメータの変更をSNMPプロトコルにてPC2に通知することでPC2の表示にも反映させていたが、この処理に代えて、ステータスの変更をPC2へSNMPプロトコルにて通知し、PC2にてステータスを判定し、PC2での表示に反映させても良い。
【0178】
又、上記第3実施形態では、画面設定処理での表示パラメータの変更をサーバ装置7から表示パラメータの変更を反映したHTMLファイルをPC2へ送信することでPC2の表示にも反映させていたが、この処理に代えて、ステータスの変更をPC2へSNMPプロトコルやHTTPプロトコル、その他の手順にて通知し、PC2にてステータスを判定して、PC2での表示に反映させても良い。
【0179】
この場合、PC2のCPU211は、図23に示すPC側画面設定処理を実行する。尚、CPU211は、プリンタ3,4やサーバ装置7からプリンタ3,4のステータスを受信した際に、本処理を実行する。
【0180】
図23に示すように、本処理では、まず、プリンタ3,4やサーバ装置7からプリンタ3,4のステータス(操作中、警告状態、エラー状態)を受信する(S700)。そして、受信したステータスが今までのステータスと異なるか否かを判定し(S710)、同じである場合には(No:S710)、本処理を直ちに終了する一方、異なる場合には(Yes:S710)、PC2に表示しているWebページあるいはアプリケーションプログラムの操作画面における背景部分をステータスに応じた表示色や表示様式に変更し(S720)、本処理を終了する。
【0181】
又、画面設定処理での表示パラメータの変更やステータスの変更をプリンタ3,4やサーバ装置7が自発的にPC2に通知せず、PC2が定期的にプリンタ3,4やサーバ装置7に表示パラメータやステータスの変更を問い合わせ、プリンタ3,4やサーバ装置7が問い合わせに返答するようにしても良い。
【0182】
尚、プリンタ3,4やサーバ装置7から自発的に表示パラメータの変更やステータスの変更をPC2に通知した場合、プリンタ3,4における表示の変更を即座にPC2における表示の変更に反映できる利点がある。
【0183】
一方、PC2から定期的に問い合わせるようにした場合、従来からある定期的なプリンタのステータス確認のパケット通信以上の負荷がPC2,プリンタ3,4、ネットワーク5,サーバ装置7の各々にかからない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0184】
【図1】第1実施形態における印刷システム1の構成図である。
【図2】PC2における本体21の内部構成を示すブロック図である。
【図3】プリンタ3における本体31の内部構成を示すブロック図である。
【図4】プリンタ3,4からのWebページを表示したWebブラウザ画面6を示す説明図である。
【図5】プリンタ3のCPU311が実行する情報取得処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】プリンタ3のCPU311が実行する情報送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】プリンタ3のCPU311が実行する更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】プリンタ3のCPU311が実行する画面設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】更新処理にて用いられる、不揮発性メモリ314あるいはRAM313に記憶された各プリンタの表示パラメータ、操作色、警告色、エラー色を記憶したテーブルの一例である。
【図10】プリンタ3のCPU311が実行するリンク表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】図4の画面で“Print Setting”をクリックするなどして選んだリンク先のWebページの一例を示す説明図である。
【図12】プリンタ3,4及びPC2に表示される画面を示す説明図である。
【図13】PC2のCPU211が実行するPC側画面設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】第1実施形態におけるPC2、プリンタ3の動作を概略的に示す説明図である。
【図15】第1実施形態における印刷システム1の効果を示す説明図である。
【図16】第2実施形態におけるプリンタ3のCPU311が実行するプリンタ側画面設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】第2実施形態におけるPC2、プリンタ3の動作を概略的に示す説明図である。
【図18】第2実施形態における印刷システム1の効果を示す説明図である。
【図19】第3実施形態における印刷システム1の構成図である。
【図20】サーバ装置7の内部構成を示すブロック図である。
【図21】第3実施形態におけるPC2、プリンタ3、サーバ装置7の動作を概略的に示す説明図である。
【図22】第3実施形態における印刷システム1の効果を示す説明図である。
【図23】変形例のPC側画面設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】背景技術の問題点の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0185】
1…印刷システム、2…PC、3,4…プリンタ、5…ネットワーク、6…Webブラウザ画面、7…サーバ装置、21,31,41…本体、22…ディスプレイ、23…キーボード、32,42…画面、61…リンク表示フレーム、62…状態表示フレーム、71,211,311…CPU、72,212,312…ROM、73,213,313…RAM、74,214…HDD、75,215…入力I/F、76,216…ビデオI/F、77,217,315…ネットワークI/F、78,218,319…信号バス、316…操作部、317…表示部、318…印刷エンジン、621,622…リストボックス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する第1の画面を備え、ネットワークに接続可能な少なくとも1つの端末装置と、
画像を表示する第2の画面を備え、ネットワークに接続可能な複数のデバイスと
をネットワークを介して相互に接続して構成され、
更に、該ネットワーク上に、
予め設定された複数種類の表示パターンのうちの1つを選択し、選択した表示パターンを、前記端末装置における前記第1の画面と、前記デバイスのうち、該端末装置の操作対象に指定された前記デバイスにおける前記第2の画面とに設定する同一パターン設定手段
を備えることを特徴とする操作対象識別システム。
【請求項2】
前記表示パターンは、表示色を要素として含む
ことを特徴とする請求項1記載の操作対象識別システム。
【請求項3】
前記表示パターンは、表示形態を要素として含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の操作対象識別システム。
【請求項4】
前記表示パターンは、点滅形態を要素として含む
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項5】
前記第1の画面には、
前記デバイスについての情報を表示するための表示画面が表示され、
前記同一パターン設定手段は、
前記表示画面における背景部分を表示パターンの設定対象とする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項6】
前記表示画面は、前記デバイスを操作するための操作画面を含み、
前記同一パターン設定手段は、
前記操作画面における背景部分を表示パターンの設定対象とする
ことを特徴とする請求項5記載の操作対象識別システム。
【請求項7】
前記操作画面は、
前記デバイスの状態を示す状態情報を表示するための第1の表示領域と、
前記状態情報以外の情報を表示するための第2の表示領域と
に分割され、
前記同一パターン設定手段は、
前記第1の表示領域における背景部分を表示パターンの設定対象とする
ことを特徴とする請求項6記載の操作対象識別システム。
【請求項8】
前記第1の画面には、
前記デバイスを操作するための操作画面と、該操作画面とリンクする画面であるリンク画面とが表示され、
前記同一パターン設定手段は、
前記操作画面の背景部分と、前記リンク画面の背景部分とを表示パターンの設定対象とする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項9】
前記第2の画面には、前記デバイスの状態を示す状態情報が表示される
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項10】
前記同一パターン設定手段は、
前記端末装置の操作対象外の前記デバイスにおける前記第2の画面に設定された表示パターンを識別する識別手段
を備え、
該識別手段にて識別された表示パターンと少なくとも一部の要素が異なっていることを表示パターンの選択条件の1つとする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項11】
前記デバイスの状態に応じて、前記第1の画面及び前記第2の画面のうちの少なくとも一方に設定されるべき表示パターンである状態パターンが予め指定され、
前記同一パターン設定手段は、
少なくとも一部の要素が前記状態パターンと異なっていることを表示パターンの選択条件の1つとする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項10いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項12】
前記同一パターン設定手段は、
表示パターンの選択指示を受ける選択指示取得手段
を備え、
該選択指示取得手段が受けた前記選択指示に従って、表示パターンを選択する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項9いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項13】
前記同一パターン設定手段は、
表示パターンを選択した際に、少なくとも、前記端末装置の操作対象外の前記デバイスにおける前記第2の画面に設定された表示パターンを識別し、識別した表示パターンと選択した表示パターンとが一致する場合に、選択した表示パターンに替えて、識別した表示パターンと少なくとも一部の要素が異なる表示パターンを選択する
ことを特徴とする請求項12記載の操作対象識別システム。
【請求項14】
前記デバイスの状態に応じて、前記第1の画面及び前記第2の画面のうちの少なくとも一方に設定されるべき表示パターンである状態パターンが予め指定され、
前記同一パターン設定手段は、
表示パターンを選択した際に、少なくとも、選択した表示パターンが前記状態パターンと一致するか否かを判定し、該状態パターンと一致する場合に、選択した表示パターンに替えて、前記状態パターンと少なくとも一部の要素が異なる表示パターンを選択する
ことを特徴とする請求項12又は請求項13記載の操作対象識別システム。
【請求項15】
前記デバイスは、
該デバイスの状態を検出する状態検出手段と、
通知すべき状態を該状態検出手段が検出した際に、前記第2の画面に前記同一パターン設定手段によって表示パターンが設定されていると、該表示パターンに替えて、通知すべき状態に応じて予め指定された指定パターンを前記第2の画面に設定するデバイス側指定パターン設定手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項14いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項16】
前記デバイスは、
前記デバイス側指定パターン設定手段の作動時に、前記状態検出手段にて、通知すべき状態が非検出となった場合に、前記デバイス側指定パターン設定手段の作動を解除する第1の作動解除手段
を備えることを特徴とする請求項15記載の操作対象識別システム。
【請求項17】
通知すべき状態は複数種類からなり、
前記デバイス側指定パターン設定手段は、
通知すべき状態のうち、予め指定された指定状態を前記状態検出手段が検出していることを作動条件に含む
ことを特徴とする請求項15又は請求項16記載の操作対象識別システム。
【請求項18】
予め指定された異常状態を前記指定状態に含む
ことを特徴とする請求項17記載の操作対象識別システム。
【請求項19】
前記デバイスが外部操作されている状態を前記指定状態に含む
ことを特徴とする請求項17又は請求項18記載の操作対象識別システム。
【請求項20】
外部操作が終了してから予め指定された指定時間が経過するまでを前記指定状態に含む
ことを特徴とする請求項19記載の操作対象識別システム。
【請求項21】
前記デバイスは、
該デバイスの状態を検出する状態検出手段
を備え、
前記ネットワーク上に、
通知すべき状態を該状態検出手段が検出した際に、前記第1の画面に前記同一パターン設定手段によって表示パターンが設定されていると、該表示パターンに替えて、通知すべき状態に応じて予め指定された指定パターンを前記第1の画面に設定する端末側指定パターン設定手段
を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項14いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項22】
前記ネットワーク上に、
前記端末側指定パターン設定手段の作動時に、前記状態検出手段にて、通知すべき状態が非検出となった場合に、前記端末側指定パターン設定手段の作動を解除する第2の作動解除手段
を備えることを特徴とする請求項21記載の操作対象識別システム。
【請求項23】
通知すべき状態は複数種類からなり、
前記端末側指定パターン設定手段は、
通知すべき状態のうち、予め指定された指定状態を前記状態検出手段が検出していることを作動条件に含む
ことを特徴とする請求項21又は請求項22記載の操作対象識別システム。
【請求項24】
予め指定された異常状態を前記指定状態に含む
ことを特徴とする請求項23記載の操作対象識別システム。
【請求項25】
前記デバイスが外部操作されている状態を前記指定状態に含む
ことを特徴とする請求項23又は請求項24記載の操作対象識別システム。
【請求項26】
外部操作が終了してから予め指定された指定時間が経過するまでを前記指定状態に含む
ことを特徴とする請求項25記載の操作対象識別システム。
【請求項27】
前記同一パターン設定手段を前記端末装置に備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項26いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項28】
前記同一パターン設定手段を前記デバイスに備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項26いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項29】
前記ネットワークにサーバ装置を接続し、
前記同一パターン設定手段を該サーバ装置に備える
ことを特徴とする請求項1乃至請求項26いずれか記載の操作対象識別システム。
【請求項30】
請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムにおける端末装置。
【請求項31】
請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムにおけるデバイス。
【請求項32】
請求項29記載の操作対象識別システムにおけるサーバ装置。
【請求項33】
コンピュータを、請求項1乃至請求項29いずれか記載の操作対象識別システムにおける各手段のうちの少なくとも1つとして機能させるためのプログラム。

【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図13】
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【図14】
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【図20】
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【図21】
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【図23】
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【図1】
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【図4】
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【図11】
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【図12】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図22】
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【図24】
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【公開番号】特開2006−260272(P2006−260272A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−77868(P2005−77868)
【出願日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】