放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム及び携帯端末装置
【課題】受信放送の選択の利便性を高めること。
【解決手段】放送を受信する放送受信の装置、方法又はプログラムであって、入力部(4、41、43)は、受信放送の選局又は受信開始の入力を行う。選局情報登録部(入力番号登録部6)は、放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する。そして、放送受信部(放送受信機能部10)は、前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する。
【解決手段】放送を受信する放送受信の装置、方法又はプログラムであって、入力部(4、41、43)は、受信放送の選局又は受信開始の入力を行う。選局情報登録部(入力番号登録部6)は、放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する。そして、放送受信部(放送受信機能部10)は、前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地上ディジタル放送等の各種放送の選局や受信開始の技術に関し、例えば、ワンセグ放送(1 Seg : One Segment Broadcasting )の受信開始前に所望の選局が行える放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム及び携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、携帯端末装置に搭載されたワンセグ放送等の放送受信機能では、ワンセグ放送の受信機能を立ち上げると、前回受信に係る受信放送のチャンネルで放送受信が開始される。視聴したい受信放送への切替えは、そのチャンネルで放送受信の確立後に行うことができる。
【0003】
このようなディジタル放送の受信に関し、電源のオンから数秒から数十秒の立ち上げ時間を利用してチャンネルの選局及び音量調節を行うOSD表示をし、メインマイコンによって調整値を制御し、予約をすることが知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、放送事業者別にチャンネル選局情報と番組番号を記憶するメモリや、番組表情報を記憶するメモリを備え、電源オフ時、選局情報からチャンネル選局、番組表情報を順次記憶受信する。電源オン時には、メモリにある番組を中心とした番組表を表示し、番組選択を容易にすることが知られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−345336号公報
【特許文献2】特開平10−285482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようにワンセグ放送(1 Seg : One Segment Broadcasting )等の放送受信では、電源オンから放送受信の立ち上げまで相当な時間を要するので、受信終了時に選局されていた受信放送が受信できても、ユーザの希望する放送番組が受信できるとは限らない。また、受信放送の予約が可能であっても(特許文献1)、その予約のために表示画面を立ち上げ、受信放送の選局を行う操作が必要であり、手数を要する。
【0007】
このように放送受信機能は、相当な立ち上げ時間を要するのであり、受信放送の選択や切替えに立ち上げを待つことが必要であり、利用者にとって煩わしいことである。
【0008】
そこで、本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置は、受信放送の選択の利便性を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置は、放送の受信開始前に選局入力を受け付け、選局された放送の受信を開始させる構成である。
【0010】
そこで、本開示の放送受信装置は、放送を受信する放送受信装置であって、入力部と、選局情報登録部と、放送受信部とを備える。入力部は、受信放送の選局又は受信開始の入力を行う。選局情報登録部は、放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する。そして、放送受信部は、前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する。
【0011】
本開示の放送受信方法は、放送を受信する放送受信方法であって、選局情報の登録ステップと、放送の受信ステップとを含む。選局情報の登録ステップでは、放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する。そして、放送の受信ステップでは、放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する。
【0012】
本開示の放送受信プログラムは、放送を受信する放送受信プログラムであって、選局情報の登録機能と、放送の受信機能とを含む。選局情報の登録機能では、放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する。そして、放送の受信機能は、放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する。
【0013】
そして、本開示の携帯端末装置は、放送の受信機能を備える携帯端末装置であって、入力部と、選局情報登録部と、放送受信部とを備える。入力部は、受信放送の選局又は受信開始の入力を行う。選局情報登録部は、放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する。そして、放送受信部は、前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する。
【発明の効果】
【0014】
本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置によれば、次のような効果が得られる。
【0015】
(1) 放送受信に先行して受信放送を選択できるので、受信開始を所望の受信放送で行うことができる。
【0016】
(2) 受信放送の選択が受信開始を待つことなく行えるので、ユーザの待機時間ロスを解消でき、利便性を向上させることができる。
【0017】
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】第1の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。
【図2】第2の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。
【図3】メモリの構成例を示す図である。
【図4】携帯端末装置の外観構成を示す図である。
【図5】放送受信の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】放送受信のソフトウェア構成を示す図である。
【図7】待受画面を示す図である。
【図8】キー投入を示す図である。
【図9】チャンネル投入画面を示す図である。
【図10】ワンセグ起動画面を示す図である。
【図11】ワンセグ視聴画面を示す図である。
【図12】放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図13】第3の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。
【図14】携帯端末装置の外観構成を示す図である。
【図15】放送受信のソフトウェア構成を示す図である。
【図16】待受画面を示す図である。
【図17】タッチ操作を示す図である。
【図18】チャンネル投入画面を示す図である。
【図19】ワンセグ起動画面を示す図である。
【図20】ワンセグ視聴画面を示す図である。
【図21】放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図22】第4の実施の形態に係るタッチメニュー画面を示す図である。
【図23】放送受信のソフトウェア構成を示す図である。
【図24】第1のチャンネル投入画面を示す図である。
【図25】第2のチャンネル投入画面を示す図である。
【図26】ワンセグ起動画面を示す図である。
【図27】ワンセグ視聴画面を示す図である。
【図28】放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図29】第5の実施の形態に係る入力部及び入力処理部の構成例を示す図である。
【図30】比較例1の画面遷移を示す図である。
【図31】比較例1の放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図32】比較例2の画面遷移を示す図である。
【図33】比較例2の放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図34】比較例3の画面遷移を示す図である。
【図35】比較例3の放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図36】他の実施の形態に係るTV受信機を示す図である。
【図37】他の実施の形態に係るラジオ受信機を示す図である。
【図38】他の実施の形態に係る携帯情報端末機(PDA)を示す図である。
【図39】他の実施の形態に係るパーソナルコンピュータ(PC)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
〔第1の実施の形態〕
【0020】
この第1の実施の形態は、放送受信機能と、電話受信機能とを備える携帯端末装置である。この第1の実施の形態では、放送受信前の入力番号が選局情報か電話番号かの判断を行う。選局情報であれば放送開始指示により入力番号で指定された放送受信が開始される。また、電話番号であれば電話開始指示により、入力番号を電話番号として電話発信が行われる。放送受信に先立って選局が行えるので、所望の選局によって迅速な放送受信が行える。
【0021】
この第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は、放送受信機能を備えた携帯端末装置のシステム構成を示す図である。図1に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0022】
この携帯端末装置2は放送受信装置、放送受信方法及び放送受信プログラムの一例であって、放送受信機能としてワンセグ放送受信機能、電話機能等を備えている。この携帯端末装置2は、入力部4と、入力番号登録部6と、入力番号判断部8と、放送受信機能部10と、電話機能部12とを備え、入力部4は、番号キー(数字キー)14と、受信開始キー16と、電話開始キー18とを備える。
【0023】
入力番号登録部6は、入力番号を登録し、この入力番号が受信放送のチャンネル(CH)番号又は電話番号に用いられ、放送受信にあっては、前回の受信放送のCH番号を登録する。即ち、この入力番号登録部6は、選局情報であるCH番号を登録する選局情報登録部の一例である。
【0024】
入力番号判断部8は、入力番号が選局情報か電話番号かを判断し、選局情報であれば放送受信機能部10に放送受信開始の準備を指示し、電話番号であれば電話機能部12に電話開始の準備を指示する。
【0025】
放送受信機能部10は、放送受信部の一例であって、番号キー14による入力番号の後、受信開始キー16の入力に基づき、入力番号をCH番号とし、放送受信を開始する機能部である。この場合、入力番号登録部6にある最新の入力番号をCH番号とすればよく、即ち、受信開始キー16の入力に先立って、入力番号が登録されていれば、入力番号登録部6からその入力番号を受け、入力番号をCH番号に用いて放送受信が開始される。番号キー14が入力されることなく、先に受信開始キー16が押下されれば、入力番号登録部6にある前回受信時のCH番号を用いて放送受信が開始される。
【0026】
電話機能部12は、番号キー14の入力の後、電話開始キー18の入力に基づき、電話発信を行う機能部である。
【0027】
斯かる構成によれば、入力部4の番号キー14から番号入力を行うと、その番号が選局情報か電話番号かの判断を行い、選局情報であれば放送受信機能部10に放送受信開始の準備が指示され、電話番号であれば電話機能部12に電話開始の準備が指示される。
【0028】
この状態からユーザが受信開始キー16を押下すれば、指定されているCH番号の放送受信が行え、電話開始キー18を押下すれば、入力されている番号を電話番号として電話発信が行われる。
【0029】
放送開始では、放送受信に先立ってCH番号を入力し、そのCH番号で受信放送を指定して放送受信を行えるので、放送受信の後、CH番号を指定しなければならないという不都合はなく、放送受信の立ち上げを待つことなく、所望の放送を指定して迅速な放送受信を行うことができる。
【0030】
なお、CH番号を入力する前に、受信開始キー16を押下すれば、入力番号登録部6にある前回受信時のCH番号で選局された放送受信を行うことができる。
【0031】
〔第2の実施の形態〕
【0032】
この実施の形態は、第1の実施の形態に係る携帯端末装置を具体化した構成を備えている。
【0033】
この第2の実施の形態について、図2、図3及び図4を参照する。図2は、放送受信機能を備えた携帯端末装置を示す図、図3は、メモリ構成を示す図、図4は、携帯端末装置の外観構成を示す図である。図2、図3及び図4に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0034】
この携帯端末装置2は放送受信装置、放送受信方法及び放送受信プログラムの一例であって、放送受信機能としてワンセグ放送受信機能、電話機能等を備えている。この携帯端末装置2は、メモリ20と、プロセッサ22と、TV(テレビジョン)チューナ部24と、表示部26と、音声入出力部28と、入力部41と、既述の電話機能部12とを備える。
【0035】
メモリ20は、プログラムやデータを記憶する記憶手段であるとともに、入力番号登録部6(図1)であって、記録媒体で構成される。
【0036】
プロセッサ22は、TVチューナ部24、表示部26等の各種機能部の制御手段、既述の入力番号判断部8(図1)等を構成し、メモリ20にあるプログラムの実行により、入力部41からの番号入力が選局情報か電話番号かの判断等を実行し、選局情報であれば放送開始の準備や、電話番号であれば電話開始の準備等を実行する。
【0037】
TVチューナ部24は、放送受信部、既述の放送受信機能部10の一例であって、TV放送受信用のアンテナ30を備え、プロセッサ22の制御に基づき、放送受信開始前に入力部41の入力番号をCH番号とし、放送開始入力に基づき、CH番号の放送受信を行う。
【0038】
表示部26は、文字情報や画像情報を視認可能に表示する情報提示部の一例であって、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)表示器で構成される。
【0039】
音声入出力部28は、着信音の出力、電話音声の入出力、TV音声の出力等の音声の入出力を行う手段であって、スピーカ32L、32R、レシーバ34及びマイクロフォン36を備える。スピーカ32L、32Rから例えば、TVのステレオ音声、レシーバ34からTV音声又は電話音声が出力され、マイクロフォン36から電話音声が入力される。
【0040】
また、入力部41は、受信放送の選局、受信開始、メニュー操作等の入力を行う入力手段の一例であって、入力部4(図1)に対応し、既述の番号キー14、TVキー(受信開始キー16の一例)、電話開始キー18、カーソルキーや、決定キー、エンターキー等を備える。
【0041】
この場合、電話機能部12は、電話通信用のアンテナ38を備え、基地局を媒介として相手装置との接続のための呼制御、無線による電話通信、データ通信を行う。
【0042】
そして、メモリ20には、図3に示すように、プログラム記憶部40と、データ記憶部42と、RAM(Random-Access Memory)44とを備える。プログラム記憶部40には、OS(Operating System)46や、放送受信プログラム等の複数のアプリケーション48が格納され、データ記憶部42には、入力番号が登録されるとともに、前回受信時の放送を表すCH番号等の他、各種情報が格納される。そこで、データ記憶部42には、入力番号を記憶する番号記憶部422と、前回受信時のCH番号を記憶するCH番号記憶部424とを備える。また、RAM44は、プロセッサ22の制御により実行されるプログラムが展開され、ワークエリアを構成する。
【0043】
このような機能部を備える携帯端末装置2では、図4に示すように、第1の筐体部50と第2の筐体部52とがヒンジ部54で開閉可能に連結されている。筐体部50には入力部41と、スピーカ32L、32Rと、マイクロフォン36とが備えられ、筐体部52には、表示部26の表示画面56や、レシーバ34等が備えられている。
【0044】
入力部41にはメニューキー58、番号キー60、カーソルキー62、決定キー63、TVキー64、電話開始キー66、終了(END)キー68等、各種の機能が割り当てられた複数のキーが備えられる。メニューキー58は、起動する機能の一覧等を選択可能に表示部26に表示させるキーである。
【0045】
番号キー60は、CH番号や電話番号を入力するキーであって、入力を契機に番号投入画面を起動する機能や、入力番号をメモリ20のデータ記憶部42の番号記憶部422に書き込みを指令する機能が割り付けられている。
【0046】
カーソルキー62は、表示部26に表示された画面上の機能の選択等に用いられるキーである。決定キー63は、表示画面56に表示されるワンセグキー124(図9)を操作するための入力キーの他、入力メニューの開始や、選択機能の決定等に用いられる。TVキー64は、受信開始キーの一例であって、この押下によって放送受信開始が指示される。電話開始キー66は、通話開始キーの一例であって、この押下によって電話発信の開始が指示される。ENDキー68は各種機能の終了を指示するための手段であって、その押下によって例えば、放送受信の終了、電話接続の解除、機能を終了して待受画面への復帰等が指示される。
【0047】
次に、放送受信及び電話発信の処理手順について、図5を参照する。図5は、放送受信及び電話発信の処理手順を示すフローチャートである。図5に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0048】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、待受画面の表示状態からの入力番号を契機に、入力番号の桁数を判断し、放送受信準備又は電話発信準備を行い、TVキー64の押下により放送受信の開始、電話開始キー66の押下により電話発信を行う処理を含んでいる。
【0049】
そこで、この処理手順は、図5に示すように、表示部26に待受画面が表示されているか否かを判断し(ステップS11)、待受画面が表示されていなければ(ステップS11のNO)、ENDキー68の押下により(ステップS12)、待受画面に移行させることができる。
【0050】
この待受画面の表示状態から、番号キー60の何れかから入力番号が投入されると(ステップS13)、入力番号の番号投入画面が起動される(ステップS14)。この番号投入画面には、入力されている入力番号が表示され、この入力番号はメモリ20の番号記憶部422に書き込まれ(ステップS15)、登録される。この入力番号の入力終了か否かを判定する(ステップS16)。この入力終了は、番号投入を停止した状態で所定時間が経過すれば入力終了と判定してもよいし、入力部41のエンターキーの押下により、入力を完了させてもよい。
【0051】
そして、入力番号の桁数を判定し(ステップS17)、この実施の形態では、その入力番号の基準桁として2桁以下か否かを判定する。入力番号を2桁で判断するのは、ワンセグ放送のCH番号が通常1桁又は2桁程度であり、また、電話番号が2桁を超える桁数であることによる。従って、3桁以上の桁数を基準にしてもよい。
【0052】
入力番号が2桁以下でなければ(ステップS17のNO)、電話発信準備に移行し(ステップS18)、電話開始キー66の押下により電話発信が行われる。
【0053】
入力番号が2桁以下であれば(ステップS17のYES)、ワンセグ放送受信の起動準備に移行し(ステップS19)、TVキー64の押下(ステップS20)により、メモリ20の番号記憶部422から読出しが行われる(ステップS21)。読み出された入力番号はCH情報としてソフトウェアの上位層へ通知され(ステップS22)、ワンセグ放送の放送受信が開始され(ステップS23)、この処理を終了する。
【0054】
このように待受画面状態から入力される入力番号の桁数を判断し、放送受信準備又は電話発信準備を行い、TVキー64の押下により放送受信の開始、電話開始キー66の押下により電話発信を行うことができる。放送受信前に入力される番号に基づき、そのCH番号により放送受信を開始するので、放送の受信開始後までCH選択を待たなければならない不都合を回避でき、放送受信の利便性が高められる。
【0055】
また、入力番号の後、電話開始キー66の押下を契機として電話発信が行えるので、電話発信モードに切り替える手間を省くことができ、電話発信においても、利便性が高められる。
【0056】
次に、ワンセグ放送受信のソフトウェア構成について、図6を参照する。図6は、ワンセグ放送受信のソフトウェア構成を示す図である。図6に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図6において、図2と同一部分には同一符号を付してある。
【0057】
このワンセグ放送受信機能部70は、TVチューナ部24(図2)にワンセグ放送等の放送受信を実行するソフトウェアの一例であって、キードライバ72と、アプリケーションフレームワーク74と、メニューアプリ76と、待受アプリ78と、番号投入アプリ80と、ワンセグアプリ82と、ワンセグコントロール部84とを備える。
【0058】
この機能部70の地デジ視聴までの各種ルートとして、第1の実線86で示すルートは、メニュー画面からの起動ルートであって、例えば、入力部41のメニューキー58によるメニュー起動の処理ルートである。第1の破線88で示すルートは、短縮キーからの起動ルートであって、例えば、待受画面から、短縮登録に係るキー入力による処理ルートである。一点鎖線90で示すルートは、地デジ視聴中のチャンネル切替えのルートであって、例えば、地デジ視聴開始直後の入力キーによるチャンネル切替えのルートである。第2の実線92で示すルートは、地デジ閲覧に伴う各種機能のコントロールと設定を行うルートである。そして、第2の破線94で示すルートは、予めCH番号を指定してからの起動ルートであって、例えば、視聴したい放送のCH番号の投入を行い、番号投入画面に割り付けられているワンセグキーやTVキー64による起動ルートである。
【0059】
キードライバ72は、キー情報を管理する機能部の一例であって、入力部41(図2)のメニュー操作、短縮操作、CH操作のみ、又はCH操作及びTVキー操作の入力を受け、各入力情報を本ソフトウェアの上位層に通知する機能を有する。
【0060】
アプリケーションフレームワーク74は、入力判定手段であって、入力情報に応じて、本ソフトウェアの上位層であるメニューアプリ76にメニュー通知、待受アプリ78に短縮通知、ワンセグアプリ82にCH情報の通知、番号投入アプリ80にCH番号又はTV起動の通知をする。
【0061】
メニューアプリ76は、各種メニュー画面を制御する機能部としてのアプリケーションである。待受アプリ78は、待受時の画面を制御する機能部としてのアプリケーションである。
【0062】
番号投入アプリ80は、番号投入画面からワンセグ放送受信の起動を制御するアプリケーションであって、CH情報表示部96と、起動判断部98と、ワンセグ起動通知発行部100とを備える。
【0063】
CH情報表示部96は、アプリケーションフレームワーク74からCH番号を受け、CH情報を表示部26に表示させる機能部である。起動判断部98は、TVキー64の操作を受け、TV起動か否かの起動判断を行う機能部である。また、ワンセグ起動通知発行部100は、CH情報表示部96からのCH情報と、起動判断部98からのTV起動とを受け、ワンセグ起動通知を発行する機能部であって、TV起動の際、CH情報をワンセグアプリ82に通知する。
【0064】
ワンセグアプリ82は、メニューアプリ76からのアプリ起動、待受アプリ78からのアプリ起動、アプリケーションフレームワーク74からのCH情報通知、番号投入アプリ80からのCH情報通知の何れかを受ける。従って、ワンセグアプリ82は、これらの通知の何れかによりワンセグ放送を受信し、ワンセグ放送の受信画像を画面に描画する機能部としてのアプリケーションであって、ワンセグコントロール部84に対してCH設定を行う。なお、番号投入アプリ80を用いない場合、メニュー操作や短縮操作では、ワンセグ放送受信の起動時、前回指定されていたCH設定となる。
【0065】
ワンセグコントロール部84は、ワンセグアダプタ102と、ワンセグドライバ104と、ワンセグモジュール106とを備える。ワンセグアダプタ102は、ワンセグドライバ104との制御を行う機能部であって、映像や音声の出力制御を行う。ワンセグドライバ104は、ワンセグモジュール106を動作させるためのソフトウェアである。ワンセグモジュール106は、ワンセグデバイス即ち、ワンセグ放送受信用のデバイスである。この実施の形態では、TVチューナ部24(図2)に相当する。
【0066】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図7、図8、図9、図10及び図11を参照する。図7は、待受画面を示す図、図8は、キー投入を示す図、図9は、CH投入画面を示す図、図10は、ワンセグ起動画面を示す図、図11は、ワンセグ視聴画面を示す図である。図7、図8、図9、図10及び図11に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0067】
既述のENDキー68を押下すると、表示部26の表示画面56には、図7に示すように、待受画面108が表示される。この待受画面108は、放送受信や電話発信等の各種機能を開始させるための初期画面である。
【0068】
この待受画面108の表示状態において、図8に示すように、入力部41の番号キー60から番号を選択してキー投入即ち、キー押下により、入力番号が入力される。
【0069】
このキー押下の契機により、図9に示すように、表示部26の表示画面56には、CH投入画面110が表示される。このCH投入画面110には、ステータス領域112、タスクバー領域114、番号表示領域116、状態表示領域118、機能操作領域120が設定されている。この場合、番号「1」が選択されているので、番号表示領域116には、投入された入力番号の「1」が表示されている。状態表示領域118には、入力番号の入力を表すメッセージ122が表示されている。機能操作領域120には、ワンセグキー124が表示され、このワンセグキー124は、放送受信開始を指示するソフトウェアキーであって、TVキー64と同等の機能である。
【0070】
ワンセグキー124は、決定キー63の押下により、図10に示すように、ワンセグ起動画面126が表示される。このワンセグ起動画面126には、タスク領域128、メッセージ表示領域130が設定され、メッセージ表示領域130には、ワンセグ起動中を表すメッセージ表示、スプラッシュ画像等の起動メッセージ表示131が表示される。
【0071】
このワンセグ起動画面126の表示の後、図11に示すように、ワンセグ視聴画面132が表示される。このワンセグ視聴画面132には、タスク領域134、映像領域136、字幕領域138、データ放送領域140、TVステータス領域142、操作領域144が設定されている。操作領域144には、メニューキー146、選択キー148、カーソルキー149、番組表キー150、音量増加キー152、音量減少キー154が表示される。ソフトウェアキーである選択キー148はハードウェアキーである決定キー63に対応し、同様に、カーソルキー149はカーソルキー62に対応する。
【0072】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図12を参照する。図12は、ワンセグ放送受信の起動の処理手順を示すシーケンス図である。図12に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0073】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、待受画面表示段階(手順I)、待受画面表示からCH投入画面表示に至る段階(手順II)、CH投入画面表示からワンセグ起動画面表示に至る段階(手順III )、ワンセグ起動画面表示段階(手順IV)、ワンセグ起動画面表示からワンセグ視聴画面表示に至る段階(手順V)が含まれる。
【0074】
手順Iとして、待受画面(図7)の表示を行う(ステップS31)。手順IIとして、視聴したいCH番号をキー操作(番号キー60)により入力する(ステップS32)。この入力番号はキードライバ72で判定され、その判定結果がアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS33)。アプリケーションフレームワーク74はその番号入力を番号投入アプリ80に通知し(ステップS34)、番号投入アプリ80では、入力番号の入力を契機にCH投入画面(図9)の表示を行う(ステップS35)。この状態において、放送受信か電話発信かの準備が行われる。
【0075】
手順III として、画面上のワンセグキー124(図9)をキー操作によって押下し(ステップS36)、このキー操作がキードライバ72からアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS37)。このキー操作により、入力番号がCH情報としてアプリケーションフレームワーク74からワンセグアプリ82にCH情報通知が発せられ(ステップS38)、手順IVとして、ワンセグ起動画面(図10)の表示(ステップS39)が実行される。この結果、ワンセグアプリ82からワンセグコントロール部84にCH情報設定が行われ(ステップS40)、手順Vとして、ワンセグ視聴画面(図11)の表示(ステップS41)が実行される。
【0076】
このように、ワンセグ放送の受信開始前にCH番号をキー入力すれば、そのCH番号でワンセグ放送が指定され、ワンセグキー124の押下により、そのTV放送を受信することができる。この場合、ワンセグキー124に代え、TVキー64の押下によっても、同様に放送受信を開始することができる。
【0077】
ワンセグ機能を搭載している携帯端末装置2では、見たい番組、チャンネルを予め選択投入してから起動することができ、ワンセグ起動直後から所望の放送番組を視聴することができ、CH切替えに伴う無駄な映像切替えや時間ロス等の不都合を回避でき、快適な視聴が得られる等、利便性の高い携帯端末装置を構成できる。
【0078】
〔第3の実施の形態〕
【0079】
第3の実施の形態は、入力部にワンセグ放送の起動や、電話番号の入力にタッチパネルを用いている。
【0080】
この第3の実施の形態について、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20及び図21を参照する。図13は、第3の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図、図14は、タッチパネル部を搭載した携帯端末装置を示す図、図15は、ソフトウェア構成を示す図、図16は、待受画面を示す図、図17は、キー投入を示す図、図18は、CH投入画面を示す図、図19は、ワンセグ起動画面を示す図、図20は、ワンセグ視聴画面を示す図である。図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19及び図20に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19及び図20において、図1〜図12と同一部分には同一符号を付してある。
【0081】
この実施の形態に係る携帯端末装置2の入力部43には、図13に示すように、表示部26上にタッチパネル部160を備えている。このタッチパネル部160は、第1の入力部41に対し、第2の入力部を構成する入力手段であって、図14に示すように、表示部26の表示画面56上に設置され、表示画面56のキー表示にユーザの指をタッチすることにより、キー投入を行える構成である。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0082】
また、このタッチパネル部160を備えたことにより、ソフトウェア構成は、図15に示すように、入力部43に対応するタッチパネルドライバ164を備える。このタッチパネルドライバ164は、キー情報を管理する機能部の一例であって、入力部43(図13)のメニュー操作、短縮操作、CH操作のみ、又はCH操作及びTVキー操作の入力を受け、各入力情報を本ソフトウェアの上位層に通知する機能を有する。このタッチパネルドライバ164は、既述のキードライバ72(図6)の機能を包含している。その他の構成は、第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0083】
そこで、入力部43においても、既述のENDキー68(図14)を押下すると、表示部26の表示画面56には、図16に示すように、待受画面108が表示される。この待受画面108は、タッチパネル部160を備えていても同様に放送受信や電話発信等の各種機能を開始させるための初期画面である。
【0084】
この待受画面108の表示状態において、図17に示すように、タッチパネル部160のタッチ操作で視聴したい放送に対するCH番号を指でなぞることにより、入力する。
【0085】
このタッチパネル部160からの入力番号は、文字認識機能により認識され、図18に示すように、表示部26の表示画面56には、CH投入画面110が表示される。このCH投入画面110には既述の各領域とともに入力番号の「1」が表示されている。状態表示領域118には、入力番号の入力を表すメッセージ122が表示されている。機能操作領域120には、ワンセグキー124が表示され、このワンセグキー124は、放送受信開始を指示するソフトウェアキーであって、TVキー64と同等の機能である。
【0086】
ワンセグキー124をタッチすることにより、図19に示すように、ワンセグ起動画面126が表示される。このワンセグ起動画面126には各領域とともにメッセージ表示、スプラッシュ画像等の起動メッセージ表示131が表示される。
【0087】
このワンセグ起動画面126の表示の後、図20に示すように、ワンセグ視聴画面132が表示される。このワンセグ視聴画面132には各領域の表示とともに、操作領域144には、メニューキー146、選択キー148、カーソルキー149、番組表キー150、音量増加キー152、音量減少キー154が表示される。
【0088】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図21を参照する。図21は、ワンセグ放送受信の起動の処理手順を示すシーケンス図である。図21に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0089】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、待受画面表示段階(手順I)、待受画面表示からCH投入画面表示に至る段階(手順II)、CH投入画面表示段階(手順III )、CH投入画面表示からワンセグ起動画面表示に至る段階(手順IV)、ワンセグ起動画面表示段階(手順V)、ワンセグ起動画面表示からワンセグ視聴画面表示に至る段階(手順VI)が含まれる。
【0090】
手順Iとして、待受画面(図16)の表示(ステップS51)をする。手順IIとして、視聴したいCH番号をなぞる操作によりCH番号を入力する(ステップS52)。この入力番号はタッチパネルドライバ164に入力され、文字認識を経て、その認識結果がアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS53)。アプリケーションフレームワーク74はその番号入力を番号投入アプリ80に通知し(ステップS54)、手順III として、番号投入アプリ80では、入力番号の入力を契機にCH投入画面表示を行う(ステップS55)。この状態において、放送受信か電話発信かの準備が行われる。
【0091】
手順IVとして、画面上のワンセグキー124(図18)をタッチし(ステップS56)、このタッチ操作がタッチパネルドライバ164からアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS57)。このタッチ操作により、入力番号がCH情報としてアプリケーションフレームワーク74からワンセグアプリ82にCH情報通知が発せられる(ステップS58)。手順Vとして、ワンセグ起動画面(図19)の表示(ステップS59)が実行され、ワンセグアプリ82からワンセグコントロール部84にCH情報設定が行われ(ステップS60)、手順VIとして、ワンセグ視聴画面(図20)の表示(ステップS61)が実行される。
【0092】
このように、ワンセグ放送の受信開始前にCH番号を入力すれば、そのCH番号でワンセグ放送が指定され、ワンセグキー124のタッチにより、そのTV放送を受信することができる。この場合、ワンセグキー124のタッチに代え、TVキー64の押下によっても、同様に放送受信を開始することができる。
【0093】
この実施の形態においても、見たい番組、チャンネルを予め選択投入してから起動することができ、ワンセグ起動直後から所望の放送番組を視聴することができ、CH切替えに伴う無駄な映像切替えや時間ロス等の不都合を回避でき、快適な視聴が得られる等、利便性の高い携帯端末装置を構成できる。
【0094】
〔第4の実施の形態〕
【0095】
第4の実施の形態は、入力部にタッチメニュー画面を用いている。
【0096】
この第4の実施の形態について、図22、図23、図24、図25、図26及び図27を参照する。図22は、第4の実施の形態に係るタッチメニュー画面を表示した携帯端末装置を示す図、図23は、ソフトウェア構成を示す図、図24は、第1のCH投入画面を示す図、図25は、第2のCH投入画面を示す図、図26は、ワンセグ起動画面を示す図、図27は、ワンセグ視聴画面を示す図である。図22、図23、図24、図25、図26及び図27に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図22ないし図27において、図13〜図21と同一部分には同一符号を付してある。
【0097】
この実施の形態に係る携帯端末装置2の入力部43には、第3の実施の形態と同様にタッチパネル部160(図13)を備えている。このタッチパネル部160は、第1の入力部41に対し、第2の入力部を構成する入力手段であって、図22に示すように、表示部26の表示画面56上に設置され、表示画面56のキー表示にユーザの指をタッチすることにより、キー投入を行える構成である。その他の構成は、第3の実施の形態(図14)と同様であるので、その説明を省略する。
【0098】
この場合、図22に示すように、表示部26の表示画面56にはタッチメニュー画面166が表示され、このタッチメニュー画面166には、複数の機能から任意の機能を選択するための選択入力部として複数のメニュー選択キーJ11、J12・・・J61、J62・・・J64が一例として6行4列に亘って表示されている。各メニュー選択キーJ11、J12・・・J61、J62・・・J64には、個別のタッチエリアが設定されているとともに、各メニューの機能を視覚的に判別可能な図形や記号等からなるアイコンが表示されている。
【0099】
このようなタッチパネル部160とともに、タッチメニュー画面166から所望の機能を選択する機能を備えるため、ソフトウェア構成は、図23に示すように、入力部43に対応するタッチドライバ170を備える。このタッチドライバ170は、キー情報を管理する機能部の一例であって、メニュー操作、短縮操作、CH操作のみ又はCH操作及びTVキー操作の入力を受け、各入力情報を本ソフトウェアの上位層に通知する機能を有する。このタッチドライバ170は、既述のキードライバ72(図6)の機能を包含している。その他の構成は、第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0100】
そこで、既述のENDキー68(図14)又は電源の投入により、表示部26には、タッチメニュー画面166(図22)が表示され、このタッチメニュー画面166は、第2の実施の形態又は第3の実施の形態の待受画面に相当し、このタッチパネル部160から放送受信や電話発信等の各種機能を開始させるための初期画面である。
【0101】
このタッチメニュー画面166の表示状態において、タッチパネル部160のワンセグ放送受信のアイコンを選択してタッチすれば、図24に示すように、表示画面56には第1のCH投入画面172が表示される。このCH投入画面172には、タスク領域174、タスクバー表示領域176、入力表示領域178、番号入力部(番号キー)180、機能操作領域182が表示され、番号入力部180のCH番号に相当する番号をタッチすることにより、CH番号が入力される。また、番号入力部180にワンセグ放送の受信を開始させるためのワンセグキー183が表示され、このワンセグキー183は、放送の受信開始キーの一例である。
【0102】
このCH投入画面172からタッチ操作により入力された情報は、タッチドライバ170のタッチ情報認識機能により入力番号が認識され、図25に示すように、表示画面56には、第2のCH投入画面184が表示される。このCH投入画面184には既述の各領域とともに番号表示領域186が表示され、この場合、入力番号の「1」が表示されている。このCH投入画面184に表示されている番号入力部180から新たな番号を入力することができる。即ち、CH投入画面172は、CH投入画面184への移行前の準備画面であり、CH投入画面184は入力番号が表示され、ワンセグ起動画面への準備段階画面である。この場合、CH投入画面184の番号入力部180にも、既述のワンセグキー183が表示され、このワンセグキー183のタッチにより、放送受信を開始させることができる。
【0103】
CH投入画面184で番号入力を完了すると、図26に示すように、既述のワンセグ起動画面126が表示される。このワンセグ起動画面126には各領域とともにメッセージ表示、スプラッシュ画像等の起動メッセージ表示131が表示される。
【0104】
このワンセグ起動画面126の表示の後、図27に示すように、既述のワンセグ視聴画面132が表示される。このワンセグ視聴画面132には各領域の表示とともに、操作領域144には、メニューキー146、選択キー148、カーソルキー149、番組表キー150、音量増加キー152、音量減少キー154が表示される。
【0105】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図28を参照する。図28は、ワンセグ放送受信の起動の処理手順を示すシーケンス図である。図28に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0106】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、タッチメニュー画面表示段階(手順I)、タッチメニュー画面表示から第1のCH投入画面表示に至る段階(手順II)、第1のCH投入画面表示から第2のCH投入画面表示に至る段階(手順III )、第2のCH投入画面表示からワンセグ起動画面表示に至る段階(手順IV)、ワンセグ起動画面表示段階(手順V)、ワンセグ起動画面表示からワンセグ視聴画面表示に至る段階(手順VI)が含まれる。
【0107】
手順Iとして、タッチメニュー画面166(図22)の表示を起動する(ステップS71)。手順IIとして、ワンセグ放送のアイコンをタッチすると、ワンセグ放送受信モードに移行し、このタッチ入力がタッチドライバ170に入力され(ステップS72)、タッチ情報認識を経て、その認識結果がアプリケーションフレームワーク74に通知され(ステップS73)、このアプリケーションフレームワーク74から番号投入アプリ80に通知され(ステップS74)、第1の表示としてCH投入画面172(図24)が表示される(ステップS75)。
【0108】
手順III として、CH投入画面172(図24)から視聴したいCH番号を番号入力部180の番号をタッチし、CH番号を入力すると、この入力番号はタッチドライバ170に入力される(ステップS76)。この入力番号は、タッチドライバ170のタッチ情報認識及びその判定を経て、その認識結果がアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS77)。アプリケーションフレームワーク74はその番号入力を番号投入アプリ80に通知し(ステップS78)、番号投入アプリ80では、入力番号の入力を契機に第2の表示としてCH投入画面184(図25)の表示を行う(ステップS79)。
【0109】
手順IVとして、画面上のワンセグキー183(図25)をタッチし(ステップS80)、このタッチ操作がタッチドライバ170からアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS81)。このタッチ操作により、TV起動情報とともにCH情報通知がワンセグアプリ82に発せられ(ステップS82)、手順Vとして、ワンセグ起動画面(図26)が表示される(ステップS83)。この結果、ワンセグアプリ82からワンセグコントロール部84にCH情報設定が行われ(ステップS84)、手順VIとして、ワンセグ視聴画面(図27)が表示される(ステップS85)。
【0110】
このように、ワンセグ放送の受信開始前にCH番号をタッチ操作により入力すれば、そのCH番号でワンセグ放送が指定され、ワンセグキー183のタッチにより、そのTV放送を受信することができる。この場合、ワンセグキー183のタッチに代え、TVキー64の押下によっても、同様に放送受信を開始することができる。
【0111】
この実施の形態においても、見たい番組、チャンネルを予め選択投入してから起動することができ、ワンセグ起動直後から所望の放送番組を視聴することができ、CH切替えに伴う無駄な映像切替えや時間ロス等の不都合を回避でき、快適な視聴が得られる等、利便性の高い携帯端末装置を構成できる。
【0112】
〔第5の実施の形態〕
【0113】
第5の実施の形態は、入力形態の選択を可能にしたものである。
【0114】
この第5の実施の形態について、図29を参照する。図29は、第5の実施の形態に係る入力部及び入力処理部を示す図である。図29に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図29において、図6と同一部分には同一符号を付してある。
【0115】
入力部4は、ボタンキーから構成される既述の入力部41(図4)、タッチパネルで構成される既述のタッチパネル部160(図14又は図22)又は指紋センサ190の何れか又はこれらの2以上を以て構成してもよい。入力部41はキー押下によってキーイベントを生じ、タッチパネル部160はタッチによって座標イベントを生じ、また、指紋センサ190は指紋入力によりキー・座標イベントを生じる。
【0116】
このような入力形態に対し、入力処理部192はこれらの入力認識や判定を行う手段であって、ワンセグ放送受信機能部70(図6、図15又は図23)に設置される。この入力処理部192には、キードライバ72と、タッチパネルドライバ164と、指紋センサドライバ194と、入力デバイススイッチングフレームワーク196とを備える。
【0117】
キードライバ72は、入力部41のボタンキーによるキーイベントの認識や判定等、ボタンキーの情報を管理し、ソフトウェアの上位層に通知する機能部である。タッチパネルドライバ164は、タッチパネル部160のイベント情報(座標イベント)を管理し、ソフトウェアの上位層に通知する機能部である。指紋センサドライバ194は、指紋センサ190から出力されるイベント情報(キー・座標イベント)を管理し、ソフトウェアの上位層に通知する機能部である。
【0118】
このような種々の入力デバイスに対応し、入力デバイススイッチングフレームワーク196は、何れの入力デバイスからの入力情報かを判別し、ソフトウェアの上位層に対する通知をコントロールする手段である。そして、アプリケーションフレームワーク74は操作情報をソフトウェアの上位層である各アプリ76、78、80、82に通知する役割を担当する機能部である。
【0119】
斯かる構成を備えれば、入力デバイスに種々のものを使用することができ、何れの入力デバイスを用いてもCH番号の選択の後、放送受信開始の指示に基づき、放送受信の開始に先立って入力された所望のCH番号に対応する放送受信を開始することができる。
【0120】
〔比較例1〕
【0121】
次に、上記実施の形態に対する比較例1について、図30及び図31を参照する。図30は、起動手順を示す図、図31は、ワンセグ放送視聴までの処理シーケンスを示す図である。図31において、図4、図6に対応する部分には同一符号を付してある。
【0122】
この比較例1は、放送受信の開始を先行させている。この比較例1の処理手順(図30)では、手順1として、待受画面202(図30のA)を表示し(ステップS91)、キー操作(図30のB)によりワンセグ放送の受信を起動するため処理(ステップS92、S93、S94)を経てメニュー画面206(図30のC)を表示する(ステップS95)。手順3として、メニュー画面206の画面上のワンセグ視聴をキー操作にて選択し(ステップS96)、その選択操作に対応する処理(ステップS97、S98)を経て、手順4として、ワンセグ起動画面208を表示する(ステップS99)。前回終了時のCH情報を取得及び設定をし(ステップS100)、手順5として、ワンセグ視聴画面210を表示する(ステップS101)。
【0123】
このように比較例1では、起動時の放送受信CHが前回受信終了時点の視聴CHに依存するため、受信開始時に所望チャンネルでない放送受信となり、受信放送を切り替えるには、放送受信後であるため、所望チャンネルの迅速な受信ができないという不都合がある。このため、ワンセグ起動時に見たい番組のCHを視聴できないため、CH切替えによる時間のロスが発生する。上記実施の形態では、このような不都合はない。
【0124】
〔比較例2〕
【0125】
次に、上記実施の形態に対する比較例2について、図32及び図33を参照する。図32は、起動手順を示す図、図33は、ワンセグ放送視聴までの処理シーケンスを示す図である。図32及び図33において、図30、図31に対応する部分には同一符号を付してある。
【0126】
この比較例2は、放送受信の起動開始に用いるTVキー(短縮割付け)による起動である。この比較例2の処理手順(図33)では、手順1として、待受画面202(図32のA)を表示し(ステップS111)、手順2としてキー操作(TVキー、図32のB)によりワンセグ放送の受信を起動するため処理(ステップS112、S113、S114、S115)を経て、手順3としてワンセグ起動画面208を表示し(ステップS116)、前回終了時のCH情報を取得及び設定をし(ステップS117)、手順4としてワンセグ視聴画面210を表示する(ステップS118)。
【0127】
このように比較例2においても、起動時の放送受信CHが前回受信終了時点の視聴CHに依存するため、受信開始時に所望チャンネルでない放送受信となり、受信放送を切り替えるには、放送受信後であるため、所望チャンネルの迅速な受信ができないという不都合がある。このため、同様に、ワンセグ起動時に見たい番組のCHを視聴できないため、CH切替えによる時間のロスが発生する。上記実施の形態では、このような不都合はない。
【0128】
〔比較例3〕
【0129】
次に、上記実施の形態に対する比較例3について、図34及び図35を参照する。図34は、放送切替え手順を示す図、図35は、放送切替えの処理シーケンスを示す図である。図34及び図35において、図30、図31に対応する部分には同一符号を付してある。
【0130】
この比較例3は、手順1として、ワンセグ放送視聴中にはワンセグ視聴画面210(図34のA)を表示し(ステップS121)、放送切替えには手順2として、ワンセグ視聴画面210からキー操作(図34のB)(左右キーにてCHの変更)、CH情報通知等の処理を経て(ステップS122、S123、S124、S125)、手順3としてワンセグ視聴画面214を表示する(ステップS126)。
【0131】
このように比較例3においても、受信放送を切り替えるには、放送受信後であるため、所望チャンネルの迅速な受信ができないという不都合があり、ワンセグ起動時に見たい番組のCHを視聴できないため、CH切替えによる時間のロスが発生するが、上記実施の形態では、このような不都合はない。
【0132】
〔他の実施の形態〕
【0133】
(1) 上記実施の形態では、放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム及び携帯端末装置の一例として、携帯端末装置2(図1〜図29)を例示したが、本発明の放送受信装置、放送受信方法又は放送受信プログラムは、TV受信機302(図36)、ラジオ受信機304(図37)、放送受信機能を備える携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)306(図38)又は放送受信機能を備えるパーソナルコンピュータ(PC)308(図39)等の電子機器に適用してもよく、本発明は携帯端末装置2に限定されるものではない。
【0134】
TV受信機302では、図36に示すように、筐体310に放送受信開始キー312とともに選局キー313を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー313によって選局した後、放送受信開始キー312を押下すれば、選局キー313で選局された放送の受信を開始することができる。
【0135】
ラジオ受信機304では、図37に示すように、筐体314に放送受信開始キー316とともに選局キー318を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー318によって選局した後、放送受信開始キー316を押下すれば、選局キー318で選局された放送の受信を開始することができる。
【0136】
放送受信機能を備えるPDA306では、図38に示すように、筐体320に放送受信開始キー321とともに選局キー322を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー322によって選局した後、放送受信開始キー321を操作すれば、選局キー322で選局された放送の受信を開始することができる。
【0137】
放送受信機能を備えるPC308では、図39に示すように、筐体324に放送受信開始キー326とともに選局キー328を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー328によって選局した後、放送受信開始キー326を操作すれば、選局キー328で選局された放送の受信を開始することができる。
【0138】
(2) 上記実施の形態では、入力番号を2桁を基準にし、2桁を超えた場合に電話発信準備に移行しているが、電話発信のための短縮番号を1桁又は2桁程度に設定した場合には、その入力を契機に電話発信準備に移行させ、受信開始キーが押下されれば、その時点で放送受信開始に移行する構成としてもよい。
【0139】
次に、以上述べた実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
【0140】
(付記1) 放送を受信する放送受信装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする放送受信装置。
【0141】
(付記2) 前記入力部に選局キーと、受信開始キーとを備え、前記選局キーによる選局情報の入力の後、前記受信開始キーの操作により、選局された放送受信を開始することを特徴とする付記1記載の放送受信装置。
【0142】
(付記3) 待受画面又は選局情報入力画面を表示する表示部を備え、前記待受画面が表示されている際に、前記入力部の選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替え、該選局情報入力画面に前記選局情報が表示されることを特徴とする付記1記載の放送受信装置。
【0143】
(付記4) 前記入力部から入力された前記選局情報を表示する表示部を備え、選局情報が入力された際に、前記表示部に放送受信を開始させる入力を促すメッセージ表示を行うことを特徴とする付記1記載の放送受信装置。
【0144】
(付記5) 放送を受信する放送受信方法であって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録するステップと、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信するステップと、
を含むことを特徴とする放送受信方法。
【0145】
(付記6) 選局情報の入力の後、受信の開始入力により、選局された放送受信を開始するステップを含むことを特徴とする付記5記載の放送受信方法。
【0146】
(付記7) 待受画面を表示するステップと、
選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替えるステップと、
を含むことを特徴とする付記5記載の放送受信方法。
【0147】
(付記8) 選局情報の入力を契機に、放送受信の開始入力を促すメッセージ表示を行うステップを含むことを特徴とする付記5記載の放送受信方法。
【0148】
(付記9) 放送を受信する放送受信プログラムであって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する機能と、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する機能と、
を含み、これらの機能をコンピュータに実行させることを特徴とする放送受信プログラム。
【0149】
(付記10) 選局情報の入力の後、受信の開始入力により、選局された放送受信を開始する機能を含むことを特徴とする付記9記載の放送受信プログラム。
【0150】
(付記11) 待受画面を表示する機能と、
選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替える機能と、
を含むことを特徴とする付記9記載の放送受信プログラム。
【0151】
(付記12) 選局情報の入力を契機に、放送受信の開始入力を促すメッセージ表示を行う機能を含むことを特徴とする付記9記載の放送受信プログラム。
【0152】
(付記13) 放送の受信機能を備える携帯端末装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部による受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【0153】
(付記14) 前記入力部に選局キーと、受信開始キーとを備え、前記選局キーによる選局情報の入力の後、前記受信開始キーの操作により、選局された放送受信を開始することを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0154】
(付記15) 前記入力部に入力される番号の桁数により、選局か電話番号かを判断する判断手段と、
前記判断手段が電話番号であると判断している場合に電話発信キーの投入により、電話発信を行う電話機能部と、
を備え、前記放送受信部は、前記判断手段が選局であると判断している場合に受信開始キーの投入により、放送受信を行うことを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0155】
(付記16) 待受画面又は選局情報入力画面を表示する表示部を備え、前記待受画面が表示されている際に、前記入力部の選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替え、該選局情報入力画面に前記選局情報が表示されることを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0156】
(付記17) 前記入力部から入力された前記選局情報を表示する表示部を備え、選局情報が入力された際に、前記表示部に放送受信を開始させる入力を促すメッセージ表示を行うことを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0157】
以上説明したように、放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0158】
本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置では、放送受信の開始前に受信すべき放送を選択でき、又は番号入力の後、受信開始キー又は電話キーの押下に基づき、放送受信又は電話発信を行えるので、放送受信機能や、放送受信及び電話機能を備える各種電子機器の操作性等の利便性を高めることができ、有用である。
【符号の説明】
【0159】
2 携帯端末装置
4 入力部
6 入力番号登録部
8 入力番号判断部
10 放送受信機能部
12 電話機能部
14 番号キー
16 受信開始キー
18 電話開始キー
20 メモリ
22 プロセッサ
24 TVチューナ部
26 表示部
422 番号記憶部
424 CH番号記憶部
【技術分野】
【0001】
本発明は、地上ディジタル放送等の各種放送の選局や受信開始の技術に関し、例えば、ワンセグ放送(1 Seg : One Segment Broadcasting )の受信開始前に所望の選局が行える放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム及び携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、携帯端末装置に搭載されたワンセグ放送等の放送受信機能では、ワンセグ放送の受信機能を立ち上げると、前回受信に係る受信放送のチャンネルで放送受信が開始される。視聴したい受信放送への切替えは、そのチャンネルで放送受信の確立後に行うことができる。
【0003】
このようなディジタル放送の受信に関し、電源のオンから数秒から数十秒の立ち上げ時間を利用してチャンネルの選局及び音量調節を行うOSD表示をし、メインマイコンによって調整値を制御し、予約をすることが知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、放送事業者別にチャンネル選局情報と番組番号を記憶するメモリや、番組表情報を記憶するメモリを備え、電源オフ時、選局情報からチャンネル選局、番組表情報を順次記憶受信する。電源オン時には、メモリにある番組を中心とした番組表を表示し、番組選択を容易にすることが知られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−345336号公報
【特許文献2】特開平10−285482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようにワンセグ放送(1 Seg : One Segment Broadcasting )等の放送受信では、電源オンから放送受信の立ち上げまで相当な時間を要するので、受信終了時に選局されていた受信放送が受信できても、ユーザの希望する放送番組が受信できるとは限らない。また、受信放送の予約が可能であっても(特許文献1)、その予約のために表示画面を立ち上げ、受信放送の選局を行う操作が必要であり、手数を要する。
【0007】
このように放送受信機能は、相当な立ち上げ時間を要するのであり、受信放送の選択や切替えに立ち上げを待つことが必要であり、利用者にとって煩わしいことである。
【0008】
そこで、本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置は、受信放送の選択の利便性を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置は、放送の受信開始前に選局入力を受け付け、選局された放送の受信を開始させる構成である。
【0010】
そこで、本開示の放送受信装置は、放送を受信する放送受信装置であって、入力部と、選局情報登録部と、放送受信部とを備える。入力部は、受信放送の選局又は受信開始の入力を行う。選局情報登録部は、放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する。そして、放送受信部は、前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する。
【0011】
本開示の放送受信方法は、放送を受信する放送受信方法であって、選局情報の登録ステップと、放送の受信ステップとを含む。選局情報の登録ステップでは、放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する。そして、放送の受信ステップでは、放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する。
【0012】
本開示の放送受信プログラムは、放送を受信する放送受信プログラムであって、選局情報の登録機能と、放送の受信機能とを含む。選局情報の登録機能では、放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する。そして、放送の受信機能は、放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する。
【0013】
そして、本開示の携帯端末装置は、放送の受信機能を備える携帯端末装置であって、入力部と、選局情報登録部と、放送受信部とを備える。入力部は、受信放送の選局又は受信開始の入力を行う。選局情報登録部は、放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する。そして、放送受信部は、前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する。
【発明の効果】
【0014】
本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置によれば、次のような効果が得られる。
【0015】
(1) 放送受信に先行して受信放送を選択できるので、受信開始を所望の受信放送で行うことができる。
【0016】
(2) 受信放送の選択が受信開始を待つことなく行えるので、ユーザの待機時間ロスを解消でき、利便性を向上させることができる。
【0017】
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】第1の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。
【図2】第2の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。
【図3】メモリの構成例を示す図である。
【図4】携帯端末装置の外観構成を示す図である。
【図5】放送受信の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】放送受信のソフトウェア構成を示す図である。
【図7】待受画面を示す図である。
【図8】キー投入を示す図である。
【図9】チャンネル投入画面を示す図である。
【図10】ワンセグ起動画面を示す図である。
【図11】ワンセグ視聴画面を示す図である。
【図12】放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図13】第3の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。
【図14】携帯端末装置の外観構成を示す図である。
【図15】放送受信のソフトウェア構成を示す図である。
【図16】待受画面を示す図である。
【図17】タッチ操作を示す図である。
【図18】チャンネル投入画面を示す図である。
【図19】ワンセグ起動画面を示す図である。
【図20】ワンセグ視聴画面を示す図である。
【図21】放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図22】第4の実施の形態に係るタッチメニュー画面を示す図である。
【図23】放送受信のソフトウェア構成を示す図である。
【図24】第1のチャンネル投入画面を示す図である。
【図25】第2のチャンネル投入画面を示す図である。
【図26】ワンセグ起動画面を示す図である。
【図27】ワンセグ視聴画面を示す図である。
【図28】放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図29】第5の実施の形態に係る入力部及び入力処理部の構成例を示す図である。
【図30】比較例1の画面遷移を示す図である。
【図31】比較例1の放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図32】比較例2の画面遷移を示す図である。
【図33】比較例2の放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図34】比較例3の画面遷移を示す図である。
【図35】比較例3の放送受信の処理シーケンスを示す図である。
【図36】他の実施の形態に係るTV受信機を示す図である。
【図37】他の実施の形態に係るラジオ受信機を示す図である。
【図38】他の実施の形態に係る携帯情報端末機(PDA)を示す図である。
【図39】他の実施の形態に係るパーソナルコンピュータ(PC)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
〔第1の実施の形態〕
【0020】
この第1の実施の形態は、放送受信機能と、電話受信機能とを備える携帯端末装置である。この第1の実施の形態では、放送受信前の入力番号が選局情報か電話番号かの判断を行う。選局情報であれば放送開始指示により入力番号で指定された放送受信が開始される。また、電話番号であれば電話開始指示により、入力番号を電話番号として電話発信が行われる。放送受信に先立って選局が行えるので、所望の選局によって迅速な放送受信が行える。
【0021】
この第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は、放送受信機能を備えた携帯端末装置のシステム構成を示す図である。図1に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0022】
この携帯端末装置2は放送受信装置、放送受信方法及び放送受信プログラムの一例であって、放送受信機能としてワンセグ放送受信機能、電話機能等を備えている。この携帯端末装置2は、入力部4と、入力番号登録部6と、入力番号判断部8と、放送受信機能部10と、電話機能部12とを備え、入力部4は、番号キー(数字キー)14と、受信開始キー16と、電話開始キー18とを備える。
【0023】
入力番号登録部6は、入力番号を登録し、この入力番号が受信放送のチャンネル(CH)番号又は電話番号に用いられ、放送受信にあっては、前回の受信放送のCH番号を登録する。即ち、この入力番号登録部6は、選局情報であるCH番号を登録する選局情報登録部の一例である。
【0024】
入力番号判断部8は、入力番号が選局情報か電話番号かを判断し、選局情報であれば放送受信機能部10に放送受信開始の準備を指示し、電話番号であれば電話機能部12に電話開始の準備を指示する。
【0025】
放送受信機能部10は、放送受信部の一例であって、番号キー14による入力番号の後、受信開始キー16の入力に基づき、入力番号をCH番号とし、放送受信を開始する機能部である。この場合、入力番号登録部6にある最新の入力番号をCH番号とすればよく、即ち、受信開始キー16の入力に先立って、入力番号が登録されていれば、入力番号登録部6からその入力番号を受け、入力番号をCH番号に用いて放送受信が開始される。番号キー14が入力されることなく、先に受信開始キー16が押下されれば、入力番号登録部6にある前回受信時のCH番号を用いて放送受信が開始される。
【0026】
電話機能部12は、番号キー14の入力の後、電話開始キー18の入力に基づき、電話発信を行う機能部である。
【0027】
斯かる構成によれば、入力部4の番号キー14から番号入力を行うと、その番号が選局情報か電話番号かの判断を行い、選局情報であれば放送受信機能部10に放送受信開始の準備が指示され、電話番号であれば電話機能部12に電話開始の準備が指示される。
【0028】
この状態からユーザが受信開始キー16を押下すれば、指定されているCH番号の放送受信が行え、電話開始キー18を押下すれば、入力されている番号を電話番号として電話発信が行われる。
【0029】
放送開始では、放送受信に先立ってCH番号を入力し、そのCH番号で受信放送を指定して放送受信を行えるので、放送受信の後、CH番号を指定しなければならないという不都合はなく、放送受信の立ち上げを待つことなく、所望の放送を指定して迅速な放送受信を行うことができる。
【0030】
なお、CH番号を入力する前に、受信開始キー16を押下すれば、入力番号登録部6にある前回受信時のCH番号で選局された放送受信を行うことができる。
【0031】
〔第2の実施の形態〕
【0032】
この実施の形態は、第1の実施の形態に係る携帯端末装置を具体化した構成を備えている。
【0033】
この第2の実施の形態について、図2、図3及び図4を参照する。図2は、放送受信機能を備えた携帯端末装置を示す図、図3は、メモリ構成を示す図、図4は、携帯端末装置の外観構成を示す図である。図2、図3及び図4に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0034】
この携帯端末装置2は放送受信装置、放送受信方法及び放送受信プログラムの一例であって、放送受信機能としてワンセグ放送受信機能、電話機能等を備えている。この携帯端末装置2は、メモリ20と、プロセッサ22と、TV(テレビジョン)チューナ部24と、表示部26と、音声入出力部28と、入力部41と、既述の電話機能部12とを備える。
【0035】
メモリ20は、プログラムやデータを記憶する記憶手段であるとともに、入力番号登録部6(図1)であって、記録媒体で構成される。
【0036】
プロセッサ22は、TVチューナ部24、表示部26等の各種機能部の制御手段、既述の入力番号判断部8(図1)等を構成し、メモリ20にあるプログラムの実行により、入力部41からの番号入力が選局情報か電話番号かの判断等を実行し、選局情報であれば放送開始の準備や、電話番号であれば電話開始の準備等を実行する。
【0037】
TVチューナ部24は、放送受信部、既述の放送受信機能部10の一例であって、TV放送受信用のアンテナ30を備え、プロセッサ22の制御に基づき、放送受信開始前に入力部41の入力番号をCH番号とし、放送開始入力に基づき、CH番号の放送受信を行う。
【0038】
表示部26は、文字情報や画像情報を視認可能に表示する情報提示部の一例であって、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)表示器で構成される。
【0039】
音声入出力部28は、着信音の出力、電話音声の入出力、TV音声の出力等の音声の入出力を行う手段であって、スピーカ32L、32R、レシーバ34及びマイクロフォン36を備える。スピーカ32L、32Rから例えば、TVのステレオ音声、レシーバ34からTV音声又は電話音声が出力され、マイクロフォン36から電話音声が入力される。
【0040】
また、入力部41は、受信放送の選局、受信開始、メニュー操作等の入力を行う入力手段の一例であって、入力部4(図1)に対応し、既述の番号キー14、TVキー(受信開始キー16の一例)、電話開始キー18、カーソルキーや、決定キー、エンターキー等を備える。
【0041】
この場合、電話機能部12は、電話通信用のアンテナ38を備え、基地局を媒介として相手装置との接続のための呼制御、無線による電話通信、データ通信を行う。
【0042】
そして、メモリ20には、図3に示すように、プログラム記憶部40と、データ記憶部42と、RAM(Random-Access Memory)44とを備える。プログラム記憶部40には、OS(Operating System)46や、放送受信プログラム等の複数のアプリケーション48が格納され、データ記憶部42には、入力番号が登録されるとともに、前回受信時の放送を表すCH番号等の他、各種情報が格納される。そこで、データ記憶部42には、入力番号を記憶する番号記憶部422と、前回受信時のCH番号を記憶するCH番号記憶部424とを備える。また、RAM44は、プロセッサ22の制御により実行されるプログラムが展開され、ワークエリアを構成する。
【0043】
このような機能部を備える携帯端末装置2では、図4に示すように、第1の筐体部50と第2の筐体部52とがヒンジ部54で開閉可能に連結されている。筐体部50には入力部41と、スピーカ32L、32Rと、マイクロフォン36とが備えられ、筐体部52には、表示部26の表示画面56や、レシーバ34等が備えられている。
【0044】
入力部41にはメニューキー58、番号キー60、カーソルキー62、決定キー63、TVキー64、電話開始キー66、終了(END)キー68等、各種の機能が割り当てられた複数のキーが備えられる。メニューキー58は、起動する機能の一覧等を選択可能に表示部26に表示させるキーである。
【0045】
番号キー60は、CH番号や電話番号を入力するキーであって、入力を契機に番号投入画面を起動する機能や、入力番号をメモリ20のデータ記憶部42の番号記憶部422に書き込みを指令する機能が割り付けられている。
【0046】
カーソルキー62は、表示部26に表示された画面上の機能の選択等に用いられるキーである。決定キー63は、表示画面56に表示されるワンセグキー124(図9)を操作するための入力キーの他、入力メニューの開始や、選択機能の決定等に用いられる。TVキー64は、受信開始キーの一例であって、この押下によって放送受信開始が指示される。電話開始キー66は、通話開始キーの一例であって、この押下によって電話発信の開始が指示される。ENDキー68は各種機能の終了を指示するための手段であって、その押下によって例えば、放送受信の終了、電話接続の解除、機能を終了して待受画面への復帰等が指示される。
【0047】
次に、放送受信及び電話発信の処理手順について、図5を参照する。図5は、放送受信及び電話発信の処理手順を示すフローチャートである。図5に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0048】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、待受画面の表示状態からの入力番号を契機に、入力番号の桁数を判断し、放送受信準備又は電話発信準備を行い、TVキー64の押下により放送受信の開始、電話開始キー66の押下により電話発信を行う処理を含んでいる。
【0049】
そこで、この処理手順は、図5に示すように、表示部26に待受画面が表示されているか否かを判断し(ステップS11)、待受画面が表示されていなければ(ステップS11のNO)、ENDキー68の押下により(ステップS12)、待受画面に移行させることができる。
【0050】
この待受画面の表示状態から、番号キー60の何れかから入力番号が投入されると(ステップS13)、入力番号の番号投入画面が起動される(ステップS14)。この番号投入画面には、入力されている入力番号が表示され、この入力番号はメモリ20の番号記憶部422に書き込まれ(ステップS15)、登録される。この入力番号の入力終了か否かを判定する(ステップS16)。この入力終了は、番号投入を停止した状態で所定時間が経過すれば入力終了と判定してもよいし、入力部41のエンターキーの押下により、入力を完了させてもよい。
【0051】
そして、入力番号の桁数を判定し(ステップS17)、この実施の形態では、その入力番号の基準桁として2桁以下か否かを判定する。入力番号を2桁で判断するのは、ワンセグ放送のCH番号が通常1桁又は2桁程度であり、また、電話番号が2桁を超える桁数であることによる。従って、3桁以上の桁数を基準にしてもよい。
【0052】
入力番号が2桁以下でなければ(ステップS17のNO)、電話発信準備に移行し(ステップS18)、電話開始キー66の押下により電話発信が行われる。
【0053】
入力番号が2桁以下であれば(ステップS17のYES)、ワンセグ放送受信の起動準備に移行し(ステップS19)、TVキー64の押下(ステップS20)により、メモリ20の番号記憶部422から読出しが行われる(ステップS21)。読み出された入力番号はCH情報としてソフトウェアの上位層へ通知され(ステップS22)、ワンセグ放送の放送受信が開始され(ステップS23)、この処理を終了する。
【0054】
このように待受画面状態から入力される入力番号の桁数を判断し、放送受信準備又は電話発信準備を行い、TVキー64の押下により放送受信の開始、電話開始キー66の押下により電話発信を行うことができる。放送受信前に入力される番号に基づき、そのCH番号により放送受信を開始するので、放送の受信開始後までCH選択を待たなければならない不都合を回避でき、放送受信の利便性が高められる。
【0055】
また、入力番号の後、電話開始キー66の押下を契機として電話発信が行えるので、電話発信モードに切り替える手間を省くことができ、電話発信においても、利便性が高められる。
【0056】
次に、ワンセグ放送受信のソフトウェア構成について、図6を参照する。図6は、ワンセグ放送受信のソフトウェア構成を示す図である。図6に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図6において、図2と同一部分には同一符号を付してある。
【0057】
このワンセグ放送受信機能部70は、TVチューナ部24(図2)にワンセグ放送等の放送受信を実行するソフトウェアの一例であって、キードライバ72と、アプリケーションフレームワーク74と、メニューアプリ76と、待受アプリ78と、番号投入アプリ80と、ワンセグアプリ82と、ワンセグコントロール部84とを備える。
【0058】
この機能部70の地デジ視聴までの各種ルートとして、第1の実線86で示すルートは、メニュー画面からの起動ルートであって、例えば、入力部41のメニューキー58によるメニュー起動の処理ルートである。第1の破線88で示すルートは、短縮キーからの起動ルートであって、例えば、待受画面から、短縮登録に係るキー入力による処理ルートである。一点鎖線90で示すルートは、地デジ視聴中のチャンネル切替えのルートであって、例えば、地デジ視聴開始直後の入力キーによるチャンネル切替えのルートである。第2の実線92で示すルートは、地デジ閲覧に伴う各種機能のコントロールと設定を行うルートである。そして、第2の破線94で示すルートは、予めCH番号を指定してからの起動ルートであって、例えば、視聴したい放送のCH番号の投入を行い、番号投入画面に割り付けられているワンセグキーやTVキー64による起動ルートである。
【0059】
キードライバ72は、キー情報を管理する機能部の一例であって、入力部41(図2)のメニュー操作、短縮操作、CH操作のみ、又はCH操作及びTVキー操作の入力を受け、各入力情報を本ソフトウェアの上位層に通知する機能を有する。
【0060】
アプリケーションフレームワーク74は、入力判定手段であって、入力情報に応じて、本ソフトウェアの上位層であるメニューアプリ76にメニュー通知、待受アプリ78に短縮通知、ワンセグアプリ82にCH情報の通知、番号投入アプリ80にCH番号又はTV起動の通知をする。
【0061】
メニューアプリ76は、各種メニュー画面を制御する機能部としてのアプリケーションである。待受アプリ78は、待受時の画面を制御する機能部としてのアプリケーションである。
【0062】
番号投入アプリ80は、番号投入画面からワンセグ放送受信の起動を制御するアプリケーションであって、CH情報表示部96と、起動判断部98と、ワンセグ起動通知発行部100とを備える。
【0063】
CH情報表示部96は、アプリケーションフレームワーク74からCH番号を受け、CH情報を表示部26に表示させる機能部である。起動判断部98は、TVキー64の操作を受け、TV起動か否かの起動判断を行う機能部である。また、ワンセグ起動通知発行部100は、CH情報表示部96からのCH情報と、起動判断部98からのTV起動とを受け、ワンセグ起動通知を発行する機能部であって、TV起動の際、CH情報をワンセグアプリ82に通知する。
【0064】
ワンセグアプリ82は、メニューアプリ76からのアプリ起動、待受アプリ78からのアプリ起動、アプリケーションフレームワーク74からのCH情報通知、番号投入アプリ80からのCH情報通知の何れかを受ける。従って、ワンセグアプリ82は、これらの通知の何れかによりワンセグ放送を受信し、ワンセグ放送の受信画像を画面に描画する機能部としてのアプリケーションであって、ワンセグコントロール部84に対してCH設定を行う。なお、番号投入アプリ80を用いない場合、メニュー操作や短縮操作では、ワンセグ放送受信の起動時、前回指定されていたCH設定となる。
【0065】
ワンセグコントロール部84は、ワンセグアダプタ102と、ワンセグドライバ104と、ワンセグモジュール106とを備える。ワンセグアダプタ102は、ワンセグドライバ104との制御を行う機能部であって、映像や音声の出力制御を行う。ワンセグドライバ104は、ワンセグモジュール106を動作させるためのソフトウェアである。ワンセグモジュール106は、ワンセグデバイス即ち、ワンセグ放送受信用のデバイスである。この実施の形態では、TVチューナ部24(図2)に相当する。
【0066】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図7、図8、図9、図10及び図11を参照する。図7は、待受画面を示す図、図8は、キー投入を示す図、図9は、CH投入画面を示す図、図10は、ワンセグ起動画面を示す図、図11は、ワンセグ視聴画面を示す図である。図7、図8、図9、図10及び図11に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0067】
既述のENDキー68を押下すると、表示部26の表示画面56には、図7に示すように、待受画面108が表示される。この待受画面108は、放送受信や電話発信等の各種機能を開始させるための初期画面である。
【0068】
この待受画面108の表示状態において、図8に示すように、入力部41の番号キー60から番号を選択してキー投入即ち、キー押下により、入力番号が入力される。
【0069】
このキー押下の契機により、図9に示すように、表示部26の表示画面56には、CH投入画面110が表示される。このCH投入画面110には、ステータス領域112、タスクバー領域114、番号表示領域116、状態表示領域118、機能操作領域120が設定されている。この場合、番号「1」が選択されているので、番号表示領域116には、投入された入力番号の「1」が表示されている。状態表示領域118には、入力番号の入力を表すメッセージ122が表示されている。機能操作領域120には、ワンセグキー124が表示され、このワンセグキー124は、放送受信開始を指示するソフトウェアキーであって、TVキー64と同等の機能である。
【0070】
ワンセグキー124は、決定キー63の押下により、図10に示すように、ワンセグ起動画面126が表示される。このワンセグ起動画面126には、タスク領域128、メッセージ表示領域130が設定され、メッセージ表示領域130には、ワンセグ起動中を表すメッセージ表示、スプラッシュ画像等の起動メッセージ表示131が表示される。
【0071】
このワンセグ起動画面126の表示の後、図11に示すように、ワンセグ視聴画面132が表示される。このワンセグ視聴画面132には、タスク領域134、映像領域136、字幕領域138、データ放送領域140、TVステータス領域142、操作領域144が設定されている。操作領域144には、メニューキー146、選択キー148、カーソルキー149、番組表キー150、音量増加キー152、音量減少キー154が表示される。ソフトウェアキーである選択キー148はハードウェアキーである決定キー63に対応し、同様に、カーソルキー149はカーソルキー62に対応する。
【0072】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図12を参照する。図12は、ワンセグ放送受信の起動の処理手順を示すシーケンス図である。図12に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0073】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、待受画面表示段階(手順I)、待受画面表示からCH投入画面表示に至る段階(手順II)、CH投入画面表示からワンセグ起動画面表示に至る段階(手順III )、ワンセグ起動画面表示段階(手順IV)、ワンセグ起動画面表示からワンセグ視聴画面表示に至る段階(手順V)が含まれる。
【0074】
手順Iとして、待受画面(図7)の表示を行う(ステップS31)。手順IIとして、視聴したいCH番号をキー操作(番号キー60)により入力する(ステップS32)。この入力番号はキードライバ72で判定され、その判定結果がアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS33)。アプリケーションフレームワーク74はその番号入力を番号投入アプリ80に通知し(ステップS34)、番号投入アプリ80では、入力番号の入力を契機にCH投入画面(図9)の表示を行う(ステップS35)。この状態において、放送受信か電話発信かの準備が行われる。
【0075】
手順III として、画面上のワンセグキー124(図9)をキー操作によって押下し(ステップS36)、このキー操作がキードライバ72からアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS37)。このキー操作により、入力番号がCH情報としてアプリケーションフレームワーク74からワンセグアプリ82にCH情報通知が発せられ(ステップS38)、手順IVとして、ワンセグ起動画面(図10)の表示(ステップS39)が実行される。この結果、ワンセグアプリ82からワンセグコントロール部84にCH情報設定が行われ(ステップS40)、手順Vとして、ワンセグ視聴画面(図11)の表示(ステップS41)が実行される。
【0076】
このように、ワンセグ放送の受信開始前にCH番号をキー入力すれば、そのCH番号でワンセグ放送が指定され、ワンセグキー124の押下により、そのTV放送を受信することができる。この場合、ワンセグキー124に代え、TVキー64の押下によっても、同様に放送受信を開始することができる。
【0077】
ワンセグ機能を搭載している携帯端末装置2では、見たい番組、チャンネルを予め選択投入してから起動することができ、ワンセグ起動直後から所望の放送番組を視聴することができ、CH切替えに伴う無駄な映像切替えや時間ロス等の不都合を回避でき、快適な視聴が得られる等、利便性の高い携帯端末装置を構成できる。
【0078】
〔第3の実施の形態〕
【0079】
第3の実施の形態は、入力部にワンセグ放送の起動や、電話番号の入力にタッチパネルを用いている。
【0080】
この第3の実施の形態について、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20及び図21を参照する。図13は、第3の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図、図14は、タッチパネル部を搭載した携帯端末装置を示す図、図15は、ソフトウェア構成を示す図、図16は、待受画面を示す図、図17は、キー投入を示す図、図18は、CH投入画面を示す図、図19は、ワンセグ起動画面を示す図、図20は、ワンセグ視聴画面を示す図である。図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19及び図20に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19及び図20において、図1〜図12と同一部分には同一符号を付してある。
【0081】
この実施の形態に係る携帯端末装置2の入力部43には、図13に示すように、表示部26上にタッチパネル部160を備えている。このタッチパネル部160は、第1の入力部41に対し、第2の入力部を構成する入力手段であって、図14に示すように、表示部26の表示画面56上に設置され、表示画面56のキー表示にユーザの指をタッチすることにより、キー投入を行える構成である。その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0082】
また、このタッチパネル部160を備えたことにより、ソフトウェア構成は、図15に示すように、入力部43に対応するタッチパネルドライバ164を備える。このタッチパネルドライバ164は、キー情報を管理する機能部の一例であって、入力部43(図13)のメニュー操作、短縮操作、CH操作のみ、又はCH操作及びTVキー操作の入力を受け、各入力情報を本ソフトウェアの上位層に通知する機能を有する。このタッチパネルドライバ164は、既述のキードライバ72(図6)の機能を包含している。その他の構成は、第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0083】
そこで、入力部43においても、既述のENDキー68(図14)を押下すると、表示部26の表示画面56には、図16に示すように、待受画面108が表示される。この待受画面108は、タッチパネル部160を備えていても同様に放送受信や電話発信等の各種機能を開始させるための初期画面である。
【0084】
この待受画面108の表示状態において、図17に示すように、タッチパネル部160のタッチ操作で視聴したい放送に対するCH番号を指でなぞることにより、入力する。
【0085】
このタッチパネル部160からの入力番号は、文字認識機能により認識され、図18に示すように、表示部26の表示画面56には、CH投入画面110が表示される。このCH投入画面110には既述の各領域とともに入力番号の「1」が表示されている。状態表示領域118には、入力番号の入力を表すメッセージ122が表示されている。機能操作領域120には、ワンセグキー124が表示され、このワンセグキー124は、放送受信開始を指示するソフトウェアキーであって、TVキー64と同等の機能である。
【0086】
ワンセグキー124をタッチすることにより、図19に示すように、ワンセグ起動画面126が表示される。このワンセグ起動画面126には各領域とともにメッセージ表示、スプラッシュ画像等の起動メッセージ表示131が表示される。
【0087】
このワンセグ起動画面126の表示の後、図20に示すように、ワンセグ視聴画面132が表示される。このワンセグ視聴画面132には各領域の表示とともに、操作領域144には、メニューキー146、選択キー148、カーソルキー149、番組表キー150、音量増加キー152、音量減少キー154が表示される。
【0088】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図21を参照する。図21は、ワンセグ放送受信の起動の処理手順を示すシーケンス図である。図21に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0089】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、待受画面表示段階(手順I)、待受画面表示からCH投入画面表示に至る段階(手順II)、CH投入画面表示段階(手順III )、CH投入画面表示からワンセグ起動画面表示に至る段階(手順IV)、ワンセグ起動画面表示段階(手順V)、ワンセグ起動画面表示からワンセグ視聴画面表示に至る段階(手順VI)が含まれる。
【0090】
手順Iとして、待受画面(図16)の表示(ステップS51)をする。手順IIとして、視聴したいCH番号をなぞる操作によりCH番号を入力する(ステップS52)。この入力番号はタッチパネルドライバ164に入力され、文字認識を経て、その認識結果がアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS53)。アプリケーションフレームワーク74はその番号入力を番号投入アプリ80に通知し(ステップS54)、手順III として、番号投入アプリ80では、入力番号の入力を契機にCH投入画面表示を行う(ステップS55)。この状態において、放送受信か電話発信かの準備が行われる。
【0091】
手順IVとして、画面上のワンセグキー124(図18)をタッチし(ステップS56)、このタッチ操作がタッチパネルドライバ164からアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS57)。このタッチ操作により、入力番号がCH情報としてアプリケーションフレームワーク74からワンセグアプリ82にCH情報通知が発せられる(ステップS58)。手順Vとして、ワンセグ起動画面(図19)の表示(ステップS59)が実行され、ワンセグアプリ82からワンセグコントロール部84にCH情報設定が行われ(ステップS60)、手順VIとして、ワンセグ視聴画面(図20)の表示(ステップS61)が実行される。
【0092】
このように、ワンセグ放送の受信開始前にCH番号を入力すれば、そのCH番号でワンセグ放送が指定され、ワンセグキー124のタッチにより、そのTV放送を受信することができる。この場合、ワンセグキー124のタッチに代え、TVキー64の押下によっても、同様に放送受信を開始することができる。
【0093】
この実施の形態においても、見たい番組、チャンネルを予め選択投入してから起動することができ、ワンセグ起動直後から所望の放送番組を視聴することができ、CH切替えに伴う無駄な映像切替えや時間ロス等の不都合を回避でき、快適な視聴が得られる等、利便性の高い携帯端末装置を構成できる。
【0094】
〔第4の実施の形態〕
【0095】
第4の実施の形態は、入力部にタッチメニュー画面を用いている。
【0096】
この第4の実施の形態について、図22、図23、図24、図25、図26及び図27を参照する。図22は、第4の実施の形態に係るタッチメニュー画面を表示した携帯端末装置を示す図、図23は、ソフトウェア構成を示す図、図24は、第1のCH投入画面を示す図、図25は、第2のCH投入画面を示す図、図26は、ワンセグ起動画面を示す図、図27は、ワンセグ視聴画面を示す図である。図22、図23、図24、図25、図26及び図27に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図22ないし図27において、図13〜図21と同一部分には同一符号を付してある。
【0097】
この実施の形態に係る携帯端末装置2の入力部43には、第3の実施の形態と同様にタッチパネル部160(図13)を備えている。このタッチパネル部160は、第1の入力部41に対し、第2の入力部を構成する入力手段であって、図22に示すように、表示部26の表示画面56上に設置され、表示画面56のキー表示にユーザの指をタッチすることにより、キー投入を行える構成である。その他の構成は、第3の実施の形態(図14)と同様であるので、その説明を省略する。
【0098】
この場合、図22に示すように、表示部26の表示画面56にはタッチメニュー画面166が表示され、このタッチメニュー画面166には、複数の機能から任意の機能を選択するための選択入力部として複数のメニュー選択キーJ11、J12・・・J61、J62・・・J64が一例として6行4列に亘って表示されている。各メニュー選択キーJ11、J12・・・J61、J62・・・J64には、個別のタッチエリアが設定されているとともに、各メニューの機能を視覚的に判別可能な図形や記号等からなるアイコンが表示されている。
【0099】
このようなタッチパネル部160とともに、タッチメニュー画面166から所望の機能を選択する機能を備えるため、ソフトウェア構成は、図23に示すように、入力部43に対応するタッチドライバ170を備える。このタッチドライバ170は、キー情報を管理する機能部の一例であって、メニュー操作、短縮操作、CH操作のみ又はCH操作及びTVキー操作の入力を受け、各入力情報を本ソフトウェアの上位層に通知する機能を有する。このタッチドライバ170は、既述のキードライバ72(図6)の機能を包含している。その他の構成は、第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0100】
そこで、既述のENDキー68(図14)又は電源の投入により、表示部26には、タッチメニュー画面166(図22)が表示され、このタッチメニュー画面166は、第2の実施の形態又は第3の実施の形態の待受画面に相当し、このタッチパネル部160から放送受信や電話発信等の各種機能を開始させるための初期画面である。
【0101】
このタッチメニュー画面166の表示状態において、タッチパネル部160のワンセグ放送受信のアイコンを選択してタッチすれば、図24に示すように、表示画面56には第1のCH投入画面172が表示される。このCH投入画面172には、タスク領域174、タスクバー表示領域176、入力表示領域178、番号入力部(番号キー)180、機能操作領域182が表示され、番号入力部180のCH番号に相当する番号をタッチすることにより、CH番号が入力される。また、番号入力部180にワンセグ放送の受信を開始させるためのワンセグキー183が表示され、このワンセグキー183は、放送の受信開始キーの一例である。
【0102】
このCH投入画面172からタッチ操作により入力された情報は、タッチドライバ170のタッチ情報認識機能により入力番号が認識され、図25に示すように、表示画面56には、第2のCH投入画面184が表示される。このCH投入画面184には既述の各領域とともに番号表示領域186が表示され、この場合、入力番号の「1」が表示されている。このCH投入画面184に表示されている番号入力部180から新たな番号を入力することができる。即ち、CH投入画面172は、CH投入画面184への移行前の準備画面であり、CH投入画面184は入力番号が表示され、ワンセグ起動画面への準備段階画面である。この場合、CH投入画面184の番号入力部180にも、既述のワンセグキー183が表示され、このワンセグキー183のタッチにより、放送受信を開始させることができる。
【0103】
CH投入画面184で番号入力を完了すると、図26に示すように、既述のワンセグ起動画面126が表示される。このワンセグ起動画面126には各領域とともにメッセージ表示、スプラッシュ画像等の起動メッセージ表示131が表示される。
【0104】
このワンセグ起動画面126の表示の後、図27に示すように、既述のワンセグ視聴画面132が表示される。このワンセグ視聴画面132には各領域の表示とともに、操作領域144には、メニューキー146、選択キー148、カーソルキー149、番組表キー150、音量増加キー152、音量減少キー154が表示される。
【0105】
次に、ワンセグ放送受信の起動について、図28を参照する。図28は、ワンセグ放送受信の起動の処理手順を示すシーケンス図である。図28に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
【0106】
この処理手順は、放送受信方法又は放送受信プログラムの一例であって、タッチメニュー画面表示段階(手順I)、タッチメニュー画面表示から第1のCH投入画面表示に至る段階(手順II)、第1のCH投入画面表示から第2のCH投入画面表示に至る段階(手順III )、第2のCH投入画面表示からワンセグ起動画面表示に至る段階(手順IV)、ワンセグ起動画面表示段階(手順V)、ワンセグ起動画面表示からワンセグ視聴画面表示に至る段階(手順VI)が含まれる。
【0107】
手順Iとして、タッチメニュー画面166(図22)の表示を起動する(ステップS71)。手順IIとして、ワンセグ放送のアイコンをタッチすると、ワンセグ放送受信モードに移行し、このタッチ入力がタッチドライバ170に入力され(ステップS72)、タッチ情報認識を経て、その認識結果がアプリケーションフレームワーク74に通知され(ステップS73)、このアプリケーションフレームワーク74から番号投入アプリ80に通知され(ステップS74)、第1の表示としてCH投入画面172(図24)が表示される(ステップS75)。
【0108】
手順III として、CH投入画面172(図24)から視聴したいCH番号を番号入力部180の番号をタッチし、CH番号を入力すると、この入力番号はタッチドライバ170に入力される(ステップS76)。この入力番号は、タッチドライバ170のタッチ情報認識及びその判定を経て、その認識結果がアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS77)。アプリケーションフレームワーク74はその番号入力を番号投入アプリ80に通知し(ステップS78)、番号投入アプリ80では、入力番号の入力を契機に第2の表示としてCH投入画面184(図25)の表示を行う(ステップS79)。
【0109】
手順IVとして、画面上のワンセグキー183(図25)をタッチし(ステップS80)、このタッチ操作がタッチドライバ170からアプリケーションフレームワーク74に通知される(ステップS81)。このタッチ操作により、TV起動情報とともにCH情報通知がワンセグアプリ82に発せられ(ステップS82)、手順Vとして、ワンセグ起動画面(図26)が表示される(ステップS83)。この結果、ワンセグアプリ82からワンセグコントロール部84にCH情報設定が行われ(ステップS84)、手順VIとして、ワンセグ視聴画面(図27)が表示される(ステップS85)。
【0110】
このように、ワンセグ放送の受信開始前にCH番号をタッチ操作により入力すれば、そのCH番号でワンセグ放送が指定され、ワンセグキー183のタッチにより、そのTV放送を受信することができる。この場合、ワンセグキー183のタッチに代え、TVキー64の押下によっても、同様に放送受信を開始することができる。
【0111】
この実施の形態においても、見たい番組、チャンネルを予め選択投入してから起動することができ、ワンセグ起動直後から所望の放送番組を視聴することができ、CH切替えに伴う無駄な映像切替えや時間ロス等の不都合を回避でき、快適な視聴が得られる等、利便性の高い携帯端末装置を構成できる。
【0112】
〔第5の実施の形態〕
【0113】
第5の実施の形態は、入力形態の選択を可能にしたものである。
【0114】
この第5の実施の形態について、図29を参照する。図29は、第5の実施の形態に係る入力部及び入力処理部を示す図である。図29に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図29において、図6と同一部分には同一符号を付してある。
【0115】
入力部4は、ボタンキーから構成される既述の入力部41(図4)、タッチパネルで構成される既述のタッチパネル部160(図14又は図22)又は指紋センサ190の何れか又はこれらの2以上を以て構成してもよい。入力部41はキー押下によってキーイベントを生じ、タッチパネル部160はタッチによって座標イベントを生じ、また、指紋センサ190は指紋入力によりキー・座標イベントを生じる。
【0116】
このような入力形態に対し、入力処理部192はこれらの入力認識や判定を行う手段であって、ワンセグ放送受信機能部70(図6、図15又は図23)に設置される。この入力処理部192には、キードライバ72と、タッチパネルドライバ164と、指紋センサドライバ194と、入力デバイススイッチングフレームワーク196とを備える。
【0117】
キードライバ72は、入力部41のボタンキーによるキーイベントの認識や判定等、ボタンキーの情報を管理し、ソフトウェアの上位層に通知する機能部である。タッチパネルドライバ164は、タッチパネル部160のイベント情報(座標イベント)を管理し、ソフトウェアの上位層に通知する機能部である。指紋センサドライバ194は、指紋センサ190から出力されるイベント情報(キー・座標イベント)を管理し、ソフトウェアの上位層に通知する機能部である。
【0118】
このような種々の入力デバイスに対応し、入力デバイススイッチングフレームワーク196は、何れの入力デバイスからの入力情報かを判別し、ソフトウェアの上位層に対する通知をコントロールする手段である。そして、アプリケーションフレームワーク74は操作情報をソフトウェアの上位層である各アプリ76、78、80、82に通知する役割を担当する機能部である。
【0119】
斯かる構成を備えれば、入力デバイスに種々のものを使用することができ、何れの入力デバイスを用いてもCH番号の選択の後、放送受信開始の指示に基づき、放送受信の開始に先立って入力された所望のCH番号に対応する放送受信を開始することができる。
【0120】
〔比較例1〕
【0121】
次に、上記実施の形態に対する比較例1について、図30及び図31を参照する。図30は、起動手順を示す図、図31は、ワンセグ放送視聴までの処理シーケンスを示す図である。図31において、図4、図6に対応する部分には同一符号を付してある。
【0122】
この比較例1は、放送受信の開始を先行させている。この比較例1の処理手順(図30)では、手順1として、待受画面202(図30のA)を表示し(ステップS91)、キー操作(図30のB)によりワンセグ放送の受信を起動するため処理(ステップS92、S93、S94)を経てメニュー画面206(図30のC)を表示する(ステップS95)。手順3として、メニュー画面206の画面上のワンセグ視聴をキー操作にて選択し(ステップS96)、その選択操作に対応する処理(ステップS97、S98)を経て、手順4として、ワンセグ起動画面208を表示する(ステップS99)。前回終了時のCH情報を取得及び設定をし(ステップS100)、手順5として、ワンセグ視聴画面210を表示する(ステップS101)。
【0123】
このように比較例1では、起動時の放送受信CHが前回受信終了時点の視聴CHに依存するため、受信開始時に所望チャンネルでない放送受信となり、受信放送を切り替えるには、放送受信後であるため、所望チャンネルの迅速な受信ができないという不都合がある。このため、ワンセグ起動時に見たい番組のCHを視聴できないため、CH切替えによる時間のロスが発生する。上記実施の形態では、このような不都合はない。
【0124】
〔比較例2〕
【0125】
次に、上記実施の形態に対する比較例2について、図32及び図33を参照する。図32は、起動手順を示す図、図33は、ワンセグ放送視聴までの処理シーケンスを示す図である。図32及び図33において、図30、図31に対応する部分には同一符号を付してある。
【0126】
この比較例2は、放送受信の起動開始に用いるTVキー(短縮割付け)による起動である。この比較例2の処理手順(図33)では、手順1として、待受画面202(図32のA)を表示し(ステップS111)、手順2としてキー操作(TVキー、図32のB)によりワンセグ放送の受信を起動するため処理(ステップS112、S113、S114、S115)を経て、手順3としてワンセグ起動画面208を表示し(ステップS116)、前回終了時のCH情報を取得及び設定をし(ステップS117)、手順4としてワンセグ視聴画面210を表示する(ステップS118)。
【0127】
このように比較例2においても、起動時の放送受信CHが前回受信終了時点の視聴CHに依存するため、受信開始時に所望チャンネルでない放送受信となり、受信放送を切り替えるには、放送受信後であるため、所望チャンネルの迅速な受信ができないという不都合がある。このため、同様に、ワンセグ起動時に見たい番組のCHを視聴できないため、CH切替えによる時間のロスが発生する。上記実施の形態では、このような不都合はない。
【0128】
〔比較例3〕
【0129】
次に、上記実施の形態に対する比較例3について、図34及び図35を参照する。図34は、放送切替え手順を示す図、図35は、放送切替えの処理シーケンスを示す図である。図34及び図35において、図30、図31に対応する部分には同一符号を付してある。
【0130】
この比較例3は、手順1として、ワンセグ放送視聴中にはワンセグ視聴画面210(図34のA)を表示し(ステップS121)、放送切替えには手順2として、ワンセグ視聴画面210からキー操作(図34のB)(左右キーにてCHの変更)、CH情報通知等の処理を経て(ステップS122、S123、S124、S125)、手順3としてワンセグ視聴画面214を表示する(ステップS126)。
【0131】
このように比較例3においても、受信放送を切り替えるには、放送受信後であるため、所望チャンネルの迅速な受信ができないという不都合があり、ワンセグ起動時に見たい番組のCHを視聴できないため、CH切替えによる時間のロスが発生するが、上記実施の形態では、このような不都合はない。
【0132】
〔他の実施の形態〕
【0133】
(1) 上記実施の形態では、放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム及び携帯端末装置の一例として、携帯端末装置2(図1〜図29)を例示したが、本発明の放送受信装置、放送受信方法又は放送受信プログラムは、TV受信機302(図36)、ラジオ受信機304(図37)、放送受信機能を備える携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)306(図38)又は放送受信機能を備えるパーソナルコンピュータ(PC)308(図39)等の電子機器に適用してもよく、本発明は携帯端末装置2に限定されるものではない。
【0134】
TV受信機302では、図36に示すように、筐体310に放送受信開始キー312とともに選局キー313を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー313によって選局した後、放送受信開始キー312を押下すれば、選局キー313で選局された放送の受信を開始することができる。
【0135】
ラジオ受信機304では、図37に示すように、筐体314に放送受信開始キー316とともに選局キー318を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー318によって選局した後、放送受信開始キー316を押下すれば、選局キー318で選局された放送の受信を開始することができる。
【0136】
放送受信機能を備えるPDA306では、図38に示すように、筐体320に放送受信開始キー321とともに選局キー322を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー322によって選局した後、放送受信開始キー321を操作すれば、選局キー322で選局された放送の受信を開始することができる。
【0137】
放送受信機能を備えるPC308では、図39に示すように、筐体324に放送受信開始キー326とともに選局キー328を備え、放送受信開始前に上記実施の形態と同様に選局キー328によって選局した後、放送受信開始キー326を操作すれば、選局キー328で選局された放送の受信を開始することができる。
【0138】
(2) 上記実施の形態では、入力番号を2桁を基準にし、2桁を超えた場合に電話発信準備に移行しているが、電話発信のための短縮番号を1桁又は2桁程度に設定した場合には、その入力を契機に電話発信準備に移行させ、受信開始キーが押下されれば、その時点で放送受信開始に移行する構成としてもよい。
【0139】
次に、以上述べた実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
【0140】
(付記1) 放送を受信する放送受信装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする放送受信装置。
【0141】
(付記2) 前記入力部に選局キーと、受信開始キーとを備え、前記選局キーによる選局情報の入力の後、前記受信開始キーの操作により、選局された放送受信を開始することを特徴とする付記1記載の放送受信装置。
【0142】
(付記3) 待受画面又は選局情報入力画面を表示する表示部を備え、前記待受画面が表示されている際に、前記入力部の選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替え、該選局情報入力画面に前記選局情報が表示されることを特徴とする付記1記載の放送受信装置。
【0143】
(付記4) 前記入力部から入力された前記選局情報を表示する表示部を備え、選局情報が入力された際に、前記表示部に放送受信を開始させる入力を促すメッセージ表示を行うことを特徴とする付記1記載の放送受信装置。
【0144】
(付記5) 放送を受信する放送受信方法であって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録するステップと、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信するステップと、
を含むことを特徴とする放送受信方法。
【0145】
(付記6) 選局情報の入力の後、受信の開始入力により、選局された放送受信を開始するステップを含むことを特徴とする付記5記載の放送受信方法。
【0146】
(付記7) 待受画面を表示するステップと、
選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替えるステップと、
を含むことを特徴とする付記5記載の放送受信方法。
【0147】
(付記8) 選局情報の入力を契機に、放送受信の開始入力を促すメッセージ表示を行うステップを含むことを特徴とする付記5記載の放送受信方法。
【0148】
(付記9) 放送を受信する放送受信プログラムであって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する機能と、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する機能と、
を含み、これらの機能をコンピュータに実行させることを特徴とする放送受信プログラム。
【0149】
(付記10) 選局情報の入力の後、受信の開始入力により、選局された放送受信を開始する機能を含むことを特徴とする付記9記載の放送受信プログラム。
【0150】
(付記11) 待受画面を表示する機能と、
選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替える機能と、
を含むことを特徴とする付記9記載の放送受信プログラム。
【0151】
(付記12) 選局情報の入力を契機に、放送受信の開始入力を促すメッセージ表示を行う機能を含むことを特徴とする付記9記載の放送受信プログラム。
【0152】
(付記13) 放送の受信機能を備える携帯端末装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部による受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【0153】
(付記14) 前記入力部に選局キーと、受信開始キーとを備え、前記選局キーによる選局情報の入力の後、前記受信開始キーの操作により、選局された放送受信を開始することを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0154】
(付記15) 前記入力部に入力される番号の桁数により、選局か電話番号かを判断する判断手段と、
前記判断手段が電話番号であると判断している場合に電話発信キーの投入により、電話発信を行う電話機能部と、
を備え、前記放送受信部は、前記判断手段が選局であると判断している場合に受信開始キーの投入により、放送受信を行うことを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0155】
(付記16) 待受画面又は選局情報入力画面を表示する表示部を備え、前記待受画面が表示されている際に、前記入力部の選局情報の入力を契機とし、前記待受画面から選局情報入力画面に切り替え、該選局情報入力画面に前記選局情報が表示されることを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0156】
(付記17) 前記入力部から入力された前記選局情報を表示する表示部を備え、選局情報が入力された際に、前記表示部に放送受信を開始させる入力を促すメッセージ表示を行うことを特徴とする付記13記載の携帯端末装置。
【0157】
以上説明したように、放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0158】
本開示の放送受信装置、放送受信方法、放送受信プログラム又は携帯端末装置では、放送受信の開始前に受信すべき放送を選択でき、又は番号入力の後、受信開始キー又は電話キーの押下に基づき、放送受信又は電話発信を行えるので、放送受信機能や、放送受信及び電話機能を備える各種電子機器の操作性等の利便性を高めることができ、有用である。
【符号の説明】
【0159】
2 携帯端末装置
4 入力部
6 入力番号登録部
8 入力番号判断部
10 放送受信機能部
12 電話機能部
14 番号キー
16 受信開始キー
18 電話開始キー
20 メモリ
22 プロセッサ
24 TVチューナ部
26 表示部
422 番号記憶部
424 CH番号記憶部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送を受信する放送受信装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする放送受信装置。
【請求項2】
前記入力部に選局キーと、受信開始キーとを備え、前記選局キーによる選局情報の入力の後、前記受信開始キーの操作により、選局された放送受信を開始することを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
【請求項3】
放送を受信する放送受信方法であって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録するステップと、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信するステップと、
を含むことを特徴とする放送受信方法。
【請求項4】
放送を受信する放送受信プログラムであって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する機能と、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する機能と、
を含み、これらの機能をコンピュータに実行させることを特徴とする放送受信プログラム。
【請求項5】
放送の受信機能を備える携帯端末装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部による受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項1】
放送を受信する放送受信装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部から入力される受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする放送受信装置。
【請求項2】
前記入力部に選局キーと、受信開始キーとを備え、前記選局キーによる選局情報の入力の後、前記受信開始キーの操作により、選局された放送受信を開始することを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
【請求項3】
放送を受信する放送受信方法であって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録するステップと、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信するステップと、
を含むことを特徴とする放送受信方法。
【請求項4】
放送を受信する放送受信プログラムであって、
放送受信の開始に先立って選局情報入力を受け付け、該選局情報を登録する機能と、
放送受信開始により、登録されている選局情報により選局された放送を受信する機能と、
を含み、これらの機能をコンピュータに実行させることを特徴とする放送受信プログラム。
【請求項5】
放送の受信機能を備える携帯端末装置であって、
受信放送の選局又は受信開始の入力を行う入力部と、
放送の受信開始に先立って前記入力部から入力される選局情報を登録する選局情報登録部と、
前記入力部による受信開始により、前記選局情報登録部にある前記選局情報により選局された放送を受信する放送受信部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【公開番号】特開2010−239269(P2010−239269A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−83013(P2009−83013)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]