説明

放電灯点灯装置並びに照明器具

【課題】調光を深くした場合に,放電灯の電流検出精度を上げた放電灯点灯装置,並びにその放電灯点灯装置を用いた照明器具を提供する。
【解決手段】放電灯点灯装置は,交流電源の交流電力を直流電圧に変換する直流電源回路1と,直流電源回路1の出力を交流電圧に変換するインバーター回路と,インバーター回路から電力供給を受け,放電灯21に出力する負荷回路と,放電灯21の明るさを調整する調光器27と,放電灯21の電流を検出する電流検出部23と,電流検出部23の検出信号を入力する増幅部24と,増幅部24の出力をA/D変換するAD変換部25と,AD変換部25から出力されるディジタル信号と調光器27から出力される調光信号に基づいてインバーターを駆動する制御部26と,を備え,制御部26は,調光器27から出力される調光信号に応じて,放電灯21の電流検出範囲を変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は,放電灯点灯装置並びにこの放電灯点灯装置を備えた照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の放電灯点灯装置は,抵抗器に発生する電圧で放電灯の電流を検出し,その検出値を差動増幅器で増幅し,その出力をAD変換器でディジタル信号に変換して放電灯の電力制御を実施するようにしたものは既知である(例えば,特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−305547号公報(第3頁〜第5頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
調光機種の場合において,調光を深くするに従い放電灯の電流が小さくなった場合でも,放電灯の電流を検出する抵抗器の抵抗値や,増幅器の増幅率は一定のため,電流の検出範囲も一定となり,調光の深さに関係なく検出精度は同じである。このため,調光を深くするに従い放電灯の電力値は小さくなることから,放電灯の電力誤差率(電流の検出精度/放電灯の電力値)が大きくなる,また調光を深くするに従い抵抗器に発生する電圧値は小さくなることから,ノイズの影響が大きくなるなどの課題があった。
【0005】
この発明は,上記のような課題を解決するためになされたもので,調光を深くした場合においても,安定した定電力制御を実現した放電灯点灯装置,並びにその放電灯点灯装置を用いた照明器具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る放電灯点灯装置は,交流電源の交流電力を直流電圧に変換する直流電源回路と,前記直流電源回路の出力を交流電圧に変換するインバーター回路と,前記インバーター回路から電力供給を受け,前記放電灯に出力する負荷回路と,前記放電灯の明るさを調整する調光器と,前記放電灯の電流を検出する電流検出部と,前記電流検出部の検出信号を入力する増幅部と,前記増幅部の出力と前記調光器から出力される調光信号の大小に基づいて前記放電灯の電力制御をおこなう制御部と,を備え,前記制御部は,前記調光器から出力される調光信号に応じて,前記放電灯の電流検出範囲を変化させるものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明に係わる放電灯点灯装置は,交流電源の交流電力を直流電圧に変換する直流電源回路と,前記直流電源回路の出力を交流電圧に変換するインバーター回路と,前記インバーター回路から電力供給を受け,放電灯に出力する負荷回路と,前記放電灯の明るさを調整して調光信号を出力する調光器と,前記放電灯の電流を検出する電流検出部と,前記電流検出部の検出信号を入力する増幅部と,前記増幅部の出力と前記調光器から出力される調光信号に基づいて前記放電灯の電力制御をおこなう制御部と,を備え,前記制御部は,前記調光器から出力される調光信号の大小に応じて,前記放電灯の電流検出範囲を変化させるので、調光を深くした場合においても,放電灯に供給する電力の安定した定電力制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1における電流検出部の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の増幅部の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態4を示す図で,照明器具の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は,本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。
図1において,直流電源回路1は例えば,交流電源2からの交流電力を直流電力に整流する整流回路3と,この整流回路3の両出力端子間に接続されたコンデンサ4と,前記整流回路3の両出力端子間に接続される昇圧チョッパ回路5と,前記昇圧チョッパ回路5の両出力端子間に接続される降圧チョッパ回路10で構成されている。
【0010】
前記昇圧チョッパ回路5は,前記整流回路3の出力端子にインダクタ6を介してスイッチング素子7を並列に接続するとともに,順極性のダイオード8を介して電解コンデンサ9を並列に接続している。さらに,前記降圧チョッパ回路10は,前記昇圧チョッパ回路5の出力端子にスイッチング素子11を介して順極性にダイオード13を並列に接続するとともに,インダクタ12を介してコンデンサ14を並列に接続している。
【0011】
そして,前記降圧チョッパ回路10の両出力端子間に,第1のスイッチング素子15,第2のスイッチング素子16の直列回路と,第3のスイッチング素子17,第4のスイッチング素子18の直列回路が並列に接続されたフルブリッジ型のインバーター回路と,電流検出部23が直列に接続されている。
【0012】
また,第1のスイッチング素子15と第2のスイッチング素子16の接続点,ならびに第3のスイッチング素子17と第4のスイッチング素子18の接続点の間にはコンデンサ19が接続され,前記コンデンサ19と並列に昇圧トランス20の2次巻線側と高圧放電灯21が直列に接続された負荷回路と,前記昇圧トランス20の1次巻線側に始動回路22を備えている。
【0013】
この高圧放電灯21には,例えばHIDランプ(高圧水銀ランプ),高圧ナトリウムランプ,メタルハライドランプ等が用いられる。尚,高圧放電灯21は,特許請求の範囲等に記載される「放電灯」に相当する。
【0014】
高圧放電灯21の電流は,前記電流検出部23に発生する電圧により検出し,その検出値を増幅部24で増幅し,その出力をAD変換部25でディジタル信号に変換して制御部26に入力している。
【0015】
高圧放電灯21の電圧は,前記降圧チョッパ回路10の両出力端子間に接続された電圧検出部28に発生する電圧により検出し,その検出値をAD変換部25でディジタル信号に変換して制御部26に入力している。
【0016】
制御部26は,前記フルブリッジ型インバーター回路の各スイッチング素子15,16,17,18の制御,ならびに高圧放電灯21の電流検出部23によって検出された電流および電圧検出部28によって検出された電圧,および調光器27から入力される調光信号に応じて,前記降圧チョッパ回路10のスイッチング素子11を高周波でオン・オフ制御させることによる高圧放電灯21の電力制御を行うことが可能である。
【0017】
このような放電灯点灯装置において,調光を深くするに従い高圧放電灯21の電流が小さくなった場合でも,高圧放電灯21の電流を検出する電流検出部23の抵抗値や,増幅部24の増幅率は一定のため,電流の検出範囲も一定となり,調光の深さに関係なく検出精度は同じである。
【0018】
このため,調光を深くするに従い高圧放電灯21の電力値は小さくなることから,高圧放電灯21の電力誤差率(電流の検出精度/放電灯の電力値)が大きくなる,また調光を深くするに従い電流検出部23に発生する電圧値は小さくなることから,ノイズの影響が大きくなるという不都合がある。
【0019】
こうした調光を深くした際の,電流検出に起因する不都合を回避するための手法について,次に説明する。
【0020】
図2は図1における電流検出部23の構成を示す回路図である。
図2において,電流検出部23は第1の抵抗23aと並列に第2の抵抗23bとスイッチング素子23cの直列回路が接続され,スイッチング素子23cの制御は制御部26で行う。また,第1の抵抗23aとスイッチング素子23cの接続点はグランドに接続され,第1の抵抗23aと第2の抵抗23bの接続点は,前記フルブリッジ型インバーター回路の第2のスイッチング素子16と第4のスイッチング素子18の接続点ならびに増幅部24に接続される。
【0021】
このような電流検出部23の構成において,全光の際はスイッチング素子23cをオンにすることで,第1の抵抗23aと第2の抵抗23bに発生する電圧が検出され,一定の深さに調光した際はスイッチング素子23cをオフにすることで,第1の抵抗23aに発生する電圧が検出される。
【0022】
以上のように,本実施の形態においては,例えば第1の抵抗23aと第2の抵抗23bの抵抗値を同じとした場合,調光を深くした際の電流が全光時の半分以下になった際にスイッチング素子23cをオフにすることで,放電灯21の電流の検出範囲が全光時の半分となり,制御部26での検出精度が向上するため,調光を深くするに従い高圧放電灯21の電力値が小さくなった場合でも,高圧放電灯21の電力誤差率(電流の検出精度/放電灯の電力値)を小さくすることができる。
なお、「上記のスイッチング素子23cをオフにすることで,放電灯21の電流の検出範囲が全光時の半分となり,制御部26での検出精度が向上する」ことについて、具体例を用いて説明する。制御部26で受けられる最大電圧を5Vとし、第1の抵抗23aと第2の抵抗23bの抵抗値が共に10Ωであるとすると、全光の際は、スイッチング素子23cをオンにするため電流検出部23の抵抗値は5オームとなる。従って、制御部26が検出できる電流の範囲は0〜1Aとなる。一方、調光の際は、スイッチング素子23cをオフにするため電流検出部23の抵抗値は10オームとなる。従って、制御部26が検出できる電流の範囲は0〜0.5Aとなる。即ち、放電灯21の電流の検出範囲が全光時の半分となる。これにより、制御部26としては、5Vに対する1Aよりも5Vに対する0.5Aの方が分解能が高くなる。即ち、制御部26での検出精度が向上する。
【0023】
また,調光を深くした際にスイッチング素子23cをオフにすることで,電流検出部23に発生する電圧が大きくなるため,調光を深くするに従い高圧放電灯21の電流値が小さくなった場合でも,ノイズによる影響を小さくすることができる。
【0024】
したがって,調光を深くした場合でも高圧放電灯21の電力誤差率や,ノイズによる影響が小さくなるため,高圧放電灯21に供給する電力の安定した定電力制御を行うことができる。
【0025】
なお,上記の例では,第1の抵抗23aと並列に,抵抗とスイッチング素子の直列回路を1つ設けた場合について説明したが,複数設けても良い。
【0026】
実施の形態2.
上記実施の形態1では,調光を深くした場合に電流検出部23の抵抗値を変動したものであるが,本実施の形態2では,増幅部24の増幅率を変動した実施の形態を示す。
【0027】
図3は,本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の増幅部24の構成を示す図である。図3において,増幅部24は非反転増幅回路とし,オペアンプ24aの反転入力端子と出力端子間に第1の抵抗24bが接続され,オペアンプ24aの反転入力端子とグランド間に接続された第2の抵抗24cと並列に,第3の抵抗24dとスイッチング素子24eの直列回路が接続され,スイッチング素子24eの制御は制御部26で行う。また,オペアンプ24aの出力端子はAD変換部25に接続され,オペアンプ24aの非反転入力端子は第4の抵抗24fを介して前記フルブリッジ型インバーター回路の第2のスイッチング素子16と第4のスイッチング素子18の接続点ならびに電流検出部23に接続される。なお,図示しないが,その他の構成は図1と同様であるため,説明を省略する。
【0028】
このような増幅部24の構成において,全光の際はスイッチング素子24eをオフにすることで,第1の抵抗24bと第2の抵抗24cの抵抗値により増幅部24の増幅率を設定し,一定の深さに調光した際はスイッチング素子24eをオンにすることで,第1の抵抗24bの抵抗値,および第2の抵抗24cと第3の抵抗24dの抵抗値により増幅部24の増幅率を設定する。
【0029】
以上のように,本実施の形態2においては,例えば第1の抵抗24bと第2の抵抗24cの抵抗値をほぼ同じとし,第3の抵抗24dの抵抗値を第2の抵抗24cの抵抗値の半分とした場合,調光を深くした際の電流が全光時の半分以下になった際にスイッチング素子24eをオンにすることで,放電灯の電流の増幅率が全光時の2倍となり,制御部26での検出精度が向上するため,調光を深くするに従い高圧放電灯21の電力値が小さくなった場合でも,高圧放電灯21の電力誤差率(電流の検出精度/放電灯の電力値)を小さくすることができる。
【0030】
したがって,調光を深くした場合でも高圧放電灯21の電力誤差率が小さくなるため,高圧放電灯21に供給する電力の安定した定電力制御を行うことができる。
【0031】
なお,上記の例では,第2の抵抗24cと並列に,抵抗とスイッチング素子の直列回路を1つ設けた場合について説明したが,複数設けても良い。
また,第2の抵抗24cと並列に,抵抗とスイッチング素子の直列回路を複数用いても良い。
【0032】
実施の形態3.
上記実施の形態2では,増幅部24を非反転増幅回路で構成したものであるが,本実施の形態3では,増幅部24をマイコン等で構成した実施の形態を示す。
【0033】
図4は,本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置の構成を示す図である。図4において,制御装置29は,増幅部24とAD変換部25,さらに制御部26とを備え,その他の構成は図1と同様であるため,説明を省略する。
【0034】
なお,制御装置29は,マイコン(マイクロコンピュータ),DSP(Digital Signal Processor)等の演算装置で構成され,増幅部24の増幅率は任意に設定可能とする。
【0035】
図5は本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置の制御装置29の動作を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態3における制御装置29の動作について図5の各ステップに基づいて説明する。
【0036】
(ステップS01)
制御装置29が有する記憶装置には、予め、調光度に応じた増幅率が格納される。
【0037】
(ステップS02)
増幅部24の増幅率を、全光時の値(初期値)に設定する。
【0038】
(ステップS03)
制御装置29は、高圧放電灯21が点灯しているか否かを判別する。この判別は、高圧放電灯21の電圧値、又は高圧放電灯21の電流値により、高圧放電灯21の点灯状態を判別する。
点灯が検出されない場合、ステップS02〜S03を繰り返す。
【0039】
(ステップS04)
制御装置29は、調光器27から出力された調光信号により,調光度を算出する。
【0040】
(ステップS05)
制御装置29は、算出された調光度に応じた増幅率を,制御装置29が備える記憶装置から読み出し,増幅部24の増幅率に設定してステップS03に移行する
【0041】
以上のように,本実施の形態3においては,例えば調光を深くした際の電流が全光時の半分以下になった際に,増幅部24の増幅率を2倍に設定することで,制御部26での検出精度が向上するため,調光を深くするに従い高圧放電灯21の電力値が小さくなった場合でも,高圧放電灯21の電力誤差率(電流の検出精度/放電灯の電力値)を小さくすることができる。
【0042】
したがって,調光を深くした場合でも高圧放電灯21の電力誤差率が小さくなるため,高圧放電灯21に供給する電力の安定した定電力制御を行うことができる。
【0043】
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4を示す図で,照明器具300の構成を示す図である。図6に示すように,本実施の形態の照明器具300は,上記実施の形態1〜3の何れかの放電灯点灯装置100と,この放電灯点灯装置100の負荷回路に取り付けられる高圧放電灯21と,リフレクター200とを備えている。
【0044】
このような構成により,本実施の形態における照明器具300は,放電灯点灯装置100により高圧放電灯21を調光させる際,上記実施の形態1〜3の何れかの動作を行う。
【0045】
以上のように本実施の形態においては,照明器具300は,上記実施の形態1〜3の何れかの放電灯点灯装置100を備える。これにより,調光を深くした場合においても,安定した定電力制御を実現した照明器具300を得ることができる。
【符号の説明】
【0046】
1 直流電源回路,2 交流電源,3 整流回路,4 コンデンサ,5 昇圧チョッパ回路,6 インダクタ,7 スイッチング素子,8 ダイオード,9 電解コンデンサ,10 降圧チョッパ回路,11 スイッチング素子,12 インダクタ,13 ダイオード,14 コンデンサ,15 第1のスイッチング素子,16 第2のスイッチング素子,17 第3のスイッチング素子,18 第4のスイッチング素子,19 コンデンサ,20 昇圧トランス,21 高圧放電灯,22 始動回路,23 電流検出部,24 増幅部,25 AD変換部,26 制御部,27 調光器,28 電圧検出部,29 制御装置,100 放電灯点灯装置,200 リフレクター,300 照明器具。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電源の交流電力を直流電圧に変換する直流電源回路と,
前記直流電源回路の出力を交流電圧に変換するインバーター回路と,
前記インバーター回路から電力供給を受け,放電灯に出力する負荷回路と,
前記放電灯の明るさを調整して調光信号を出力する調光器と,
前記放電灯の電流を検出する電流検出部と,
前記電流検出部の検出信号を入力する増幅部と,
前記増幅部の出力と前記調光器から出力される調光信号に基づいて前記放電灯の電力制御をおこなう制御部と,を備え,
前記制御部は,前記調光器から出力される調光信号の大小に応じて,前記放電灯の電流検出範囲を変化させることを特徴とする放電灯点灯装置。
【請求項2】
前記電流検出部は,抵抗を備え,
前記制御部は,前記調光器から出力される調光信号の大小に応じて前記抵抗の値を変化させることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
【請求項3】
前記電流検出部は,第1の抵抗とスイッチング素子の直列回路を第2の抵抗と並列に接続して構成され,
前記制御部は,調光度が所定の深さよりも深い場合に,前記スイッチング素子を非導通させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放電灯点灯装置。
【請求項4】
前記制御部は,前記調光器から出力される調光信号の大小に応じて前記増幅部の増幅率を変化させることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
【請求項5】
前記制御部は,調光度を深くするに従い,前記増幅部の増幅率も大きくすることを特徴とする請求項4に記載の放電灯点灯装置。
【請求項6】
前記増幅部は,非反転増幅回路とし,
前記増幅部の反転入力端子とグランド間に抵抗を接続し,
前記制御部は,前記調光器から出力される調光信号の大小に応じて前記抵抗を変化させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の放電灯点灯装置。
【請求項7】
前記増幅部は,非反転増幅回路とし,
前記増幅部の反転入力端子とグランド間に第1の抵抗を接続し,この第1の抵抗と並列に,第2抵抗とスイッチング素子の直列回路を接続し,
前記制御部は,調光度が所定の深さよりも深い場合に,前記スイッチング素子を導通させることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の放電灯点灯装置を備えたことを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−70927(P2011−70927A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−221056(P2009−221056)
【出願日】平成21年9月25日(2009.9.25)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】