新規化合物
本発明は式I:
【化1】
(式中、R1、R2、R3、およびnは明細書に定義される値のいずれかを有する)
の化合物、およびその製薬上許容される塩を提供し、これは排尿障害、疼痛、早漏、ADHDおよび線維筋肉痛を含む状態の治療における薬剤として有用である。また、1つまたはそれ以上の式Iの化合物を含む医薬組成物も提供する。
【化1】
(式中、R1、R2、R3、およびnは明細書に定義される値のいずれかを有する)
の化合物、およびその製薬上許容される塩を提供し、これは排尿障害、疼痛、早漏、ADHDおよび線維筋肉痛を含む状態の治療における薬剤として有用である。また、1つまたはそれ以上の式Iの化合物を含む医薬組成物も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
モノアミントランスポーター機能の調節が関係する哺乳動物における障害の治療のための医薬の製造における式(I)の化合物の使用であって、ここで上記障害は排尿障害、疼痛、早漏、ADHDおよび線維筋肉痛から選択され、そして式(I)の化合物は
【化1】
ならびにその製薬上および/または獣医学的に許容される誘導体である、上記使用。
ここで、
R1はHまたはC1-6アルキルであり;
R2はアリール、het、(CH2)zアリールまたはR4であり、ここでアリール、hetおよびR4基の各々はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換され;
各R3はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキルSO2、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択され;
nは0〜4の整数であり、ここでnが2である場合、2個のR3基はそれらが結合するフェニル環と一緒になって、5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基を含むベンゾ縮合二環式環、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基を表してもよく;
R4は5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基であり;
R10およびR11は同一または異なり、そして独立してHまたはC1-4アルキルであり;
yは1または2であり;
zは1〜3の整数であり;
アリールはフェニル、ナフチル、アントラシルまたはフェナントリルであり;そして
hetは5−もしくは6−員の炭素環式基または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む第2の4−、5−もしくは6−員の複素環に場合により縮合された、少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子を含む芳香族または非芳香族4−、5−または6−員の複素環であり;
但し、上記化合物は2−[(2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンでない。
【請求項2】
R1がHである、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項3】
R2がフェニルまたは少なくとも1つのN、OまたはSへテロ原子を含む芳香族5−または6−員の複素環であり、その各々はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換される、請求項1または2記載の化合物の使用。
【請求項4】
R2がフェニル、ピリジニルまたはチアゾールであり、ここでフェニル、ピリジニルおよびチアゾール基の各々はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換される、
請求項3記載の化合物の使用。
【請求項5】
R2についての任意の置換基がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項6】
各R3がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから独立して選択されるか、またはnが2である場合、2個のR3基はそれらが結合するフェニル環と一緒になって、5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基を含むベンゾ縮合二環式環、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基を表してもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項7】
各R3がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから独立して選択される、請求項6記載の化合物の使用。
【請求項8】
各R3がC1-3アルキル、C1-3アルコキシ、OH、F、Cl、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-3アルコキシ−C1-3アルキルから独立して選択される、請求項7記載の化合物の使用。
【請求項9】
nが1、2または3である、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項10】
nが2または3である、請求項9記載の化合物の使用。
【請求項11】
治療的に有効な量の、請求項1〜10のいずれかに記載の式Iの化合物を投与することを含む、排尿障害、疼痛、早漏、ADHDまたは線維筋肉痛の治療方法。
【請求項12】
式Ia:
【化2】
の化合物、ならびにその製薬上および/または獣医学的に許容される誘導体。
式中、
R1、R2、R4、R10、R11、y、z、アリールおよびhetは、請求項1〜10のいずれかに定義されるとおりであり;
R5はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキルまたはC1-4アルキル−S−であり;
R6、R7、およびR8は各々独立して、H、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキルまたはC1-4アルキル−S−から選択されるか;
またはR6、R7、もしくはR8のうちの2つは、それらが結合するフェニル環と一緒になって、5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基を含むベンゾ縮合二環式環、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基を表してもよく、
但し、R6、R7、またはR8の少なくとも1つはHでない。
【請求項13】
R5がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNまたはC1-4アルコキシ−C1-6アルキルである、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
R6、R7、およびR8が各々独立して、H、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから選択される、請求項12または13記載の化合物。
【請求項15】
R1がHである、請求項12〜14のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
R1がHであり;
R2がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2およびCNから選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換されたフェニルであり;
R5がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OCF3またはOCHF2であり;そして
R6、R7、およびR8が各々独立して、Hおよびハロから選択される、
請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
化合物が以下から選択される、請求項12記載の化合物:
2−[(4−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
5−クロロ−2−[モルホリン−2−イル(フェニル)メトキシ]ベンゾニトリル;
3−メトキシ−4−[モルホリン−2−イル(フェニル)メトキシ]ベンゾニトリル;
8−[モルホリン−2−イル(フェニル)メトキシ]キノリン;
2−[(3−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−{フェニル[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]メチル}モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
3−クロロ−4−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}ベンゾニトリル;
2−[[2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,5−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−3,5−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(4−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−{フェニル[2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]メチル}モルホリン;
2−[[2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジフルオロフェノキシ)(4−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(メトキシメチル)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[フェニル(2,3,4−トリフルオロフェノキシ)メチル]モルホリン;
2−[(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−メトキシ−4−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−4−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[フェニル(2,3,5−トリフルオロフェノキシ)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(2−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
5−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}イソキノリン;
2−[(4−クロロ−3−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
6−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}キノリン;
2−[(2,3−ジフルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
7−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}キノリン;
7−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}イソキノリン;
2−[(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(4−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−3−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジフルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(2−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,5−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(5−フルオロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(5−クロロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−3−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;および
2−[[2−(ジフルオロメトキシ)−4−フルオロフェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン。
【請求項18】
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンである、請求項17記載の化合物。
【請求項19】
医薬としての使用のための、請求項12〜18のいずれかに記載の式Iaの化合物。
【請求項20】
モノアミントランスポーター機能の調節が関係する障害の治療のための医薬の製造における、請求項12〜18のいずれかに記載の式Iaの化合物の使用。
【請求項21】
モノアミントランスポーター機能がセロトニンまたはノルアドレナリンの再取り込みを含む、請求項20記載の化合物の使用。
【請求項22】
モノアミントランスポーター機能がセロトニンおよびノルアドレナリンの再取り込みを含む、請求項21記載の化合物の使用。
【請求項23】
障害が尿失禁である、請求項22記載の化合物の使用。
【請求項24】
障害が純粋型腹圧性尿失禁または腹圧性尿失禁である、請求項23記載の化合物の使用。
【請求項25】
(i)式VIII:
【化3】
(式中、PGは適当な保護基である)
の化合物を、適当な条件下で式(R3)nPhOHのフェノール化合物と反応させ、引き続き必要に応じて、脱保護する工程;または
(ii)式XVII:
【化4】
の化合物を環化し、式XVIII:
【化5】
の化合物を得て、引き続きモルホリノン基からカルボニル酸素(=O)を除去する工程、のいずれかを含む、請求項1〜10のいずれかに記載の式Iの化合物の製造方法。
【請求項26】
(i)式VIII:
【化6】
(式中、PGは適当な保護基である)
の化合物を、式
【化7】
のフェノール化合物と、適当な条件下で反応させ、引き続き必要に応じて、脱保護する工程;または
(ii)式XVIIa:
【化8】
の化合物を環化し、式XVIIIa:
【化9】
の化合物を得て、引き続きモルホリノン基からカルボニル酸素(=O)を除去する工程
のいずれかを含む、請求項12〜18のいずれかに記載の式Iaの化合物の製造方法。
【請求項27】
式Ib:
【化10】
の化合物またはその製薬上許容される塩。
式中、
「*」により特定される炭素の両方はS配置であり;
R1はHまたはC1-6アルキルであり;
R2はフェニルまたはピリジニル(これはC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、またはCNから独立して選択される1〜3個の置換基で場合により置換される)であり;
nは1〜5の整数であり;そして
R3はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、またはCNから独立して選択され;
但し、上記化合物は2−[(2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンでない。
【請求項28】
nが1〜3の整数であり、ここでR2がフルオロ、クロロ、メチル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の置換基で場合により置換されるフェニルであり;R3がメトキシ、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、CF3、n−プロピル、またはCNから独立して選択され;そしてR1がHである、請求項27記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
【請求項29】
nが2または3であり、R2がフルオロ、クロロ、メチル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の置換基で場合により置換されるフェニルであり、R3がメトキシ、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、CF3、n−プロピル、またはCNから独立して選択され、そしてR1がHである、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
化合物が以下からなる群から選択される、請求項27記載の化合物またはその製薬上許容される塩:
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(2,3−ジフルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(3−クロロ−2−フルオロフェノキシ)フェニルメチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(3−フルオロフェニル)−o−トリルオキシ−メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−(3−メトキシフェニル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(3−フルオロフェニル)(2−メトキシ−4−メチルフェノキシ)−メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;および
(2S)−2−[(1S)−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン。
【請求項31】
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン、またはその製薬上許容される塩。
【請求項32】
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン。
【請求項33】
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレート。
【請求項34】
結晶(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレート。
【請求項35】
CuKα放射線を使用して測定される2−θ値±0.1が16.6、18.9および22.4を含むX線粉末回析スペクトルを有する結晶(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレート。
【請求項36】
治療的有効量の請求項27記載の化合物、またはその製薬上許容される塩、および製薬上許容される担体を含有する組成物。
【請求項37】
化合物が(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン、またはその製薬上許容される塩である、請求項36記載の組成物。
【請求項38】
化合物が(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレートである、請求項37記載の組成物。
【請求項39】
ADHD、純粋型腹圧性尿失禁、腹圧性尿失禁、うつ病、全般性不安障害、線維筋肉痛、および疼痛からなる群より選択される障害の治療のための医薬の製造における、請求項27〜33のいずれか1項に定義される式Ibの化合物の使用。
【請求項40】
化合物が(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン、またはその製薬上許容される塩である、請求項39記載の組成物。
【請求項41】
障害が線維筋肉痛である、請求項40記載の化合物の使用。
【請求項42】
線維筋肉痛の治療のための医薬の製造における(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレートの使用。
【請求項1】
モノアミントランスポーター機能の調節が関係する哺乳動物における障害の治療のための医薬の製造における式(I)の化合物の使用であって、ここで上記障害は排尿障害、疼痛、早漏、ADHDおよび線維筋肉痛から選択され、そして式(I)の化合物は
【化1】
ならびにその製薬上および/または獣医学的に許容される誘導体である、上記使用。
ここで、
R1はHまたはC1-6アルキルであり;
R2はアリール、het、(CH2)zアリールまたはR4であり、ここでアリール、hetおよびR4基の各々はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換され;
各R3はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキルSO2、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択され;
nは0〜4の整数であり、ここでnが2である場合、2個のR3基はそれらが結合するフェニル環と一緒になって、5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基を含むベンゾ縮合二環式環、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基を表してもよく;
R4は5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基であり;
R10およびR11は同一または異なり、そして独立してHまたはC1-4アルキルであり;
yは1または2であり;
zは1〜3の整数であり;
アリールはフェニル、ナフチル、アントラシルまたはフェナントリルであり;そして
hetは5−もしくは6−員の炭素環式基または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む第2の4−、5−もしくは6−員の複素環に場合により縮合された、少なくとも1個のN、OまたはSヘテロ原子を含む芳香族または非芳香族4−、5−または6−員の複素環であり;
但し、上記化合物は2−[(2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンでない。
【請求項2】
R1がHである、請求項1記載の化合物の使用。
【請求項3】
R2がフェニルまたは少なくとも1つのN、OまたはSへテロ原子を含む芳香族5−または6−員の複素環であり、その各々はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換される、請求項1または2記載の化合物の使用。
【請求項4】
R2がフェニル、ピリジニルまたはチアゾールであり、ここでフェニル、ピリジニルおよびチアゾール基の各々はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、CONH2、CON(H)C1-6アルキル、CON(C1-6アルキル)2、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキル、C1-4アルキル−S−、C1-4アルキルNR10R11およびNR10R11から独立して選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換される、
請求項3記載の化合物の使用。
【請求項5】
R2についての任意の置換基がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項6】
各R3がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから独立して選択されるか、またはnが2である場合、2個のR3基はそれらが結合するフェニル環と一緒になって、5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基を含むベンゾ縮合二環式環、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基を表してもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項7】
各R3がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから独立して選択される、請求項6記載の化合物の使用。
【請求項8】
各R3がC1-3アルキル、C1-3アルコキシ、OH、F、Cl、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-3アルコキシ−C1-3アルキルから独立して選択される、請求項7記載の化合物の使用。
【請求項9】
nが1、2または3である、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項10】
nが2または3である、請求項9記載の化合物の使用。
【請求項11】
治療的に有効な量の、請求項1〜10のいずれかに記載の式Iの化合物を投与することを含む、排尿障害、疼痛、早漏、ADHDまたは線維筋肉痛の治療方法。
【請求項12】
式Ia:
【化2】
の化合物、ならびにその製薬上および/または獣医学的に許容される誘導体。
式中、
R1、R2、R4、R10、R11、y、z、アリールおよびhetは、請求項1〜10のいずれかに定義されるとおりであり;
R5はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキルまたはC1-4アルキル−S−であり;
R6、R7、およびR8は各々独立して、H、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、O(CH2)yCF3、CN、ヒドロキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-6アルキル、C1-4アルコキシ−C1-4アルコキシ、SCF3、C1-6アルキル−SO2−、C1-4アルキル−S−C1-4アルキルまたはC1-4アルキル−S−から選択されるか;
またはR6、R7、もしくはR8のうちの2つは、それらが結合するフェニル環と一緒になって、5−もしくは6−員の炭素環式基に縮合されたフェニル基を含むベンゾ縮合二環式環、または少なくとも1個のN、OもしくはSヘテロ原子を含む5−もしくは6−員の複素環式基に縮合されたフェニル基を表してもよく、
但し、R6、R7、またはR8の少なくとも1つはHでない。
【請求項13】
R5がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNまたはC1-4アルコキシ−C1-6アルキルである、請求項12記載の化合物。
【請求項14】
R6、R7、およびR8が各々独立して、H、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、CNおよびC1-4アルコキシ−C1-6アルキルから選択される、請求項12または13記載の化合物。
【請求項15】
R1がHである、請求項12〜14のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
R1がHであり;
R2がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2およびCNから選択される少なくとも1個の置換基で場合により置換されたフェニルであり;
R5がC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OCF3またはOCHF2であり;そして
R6、R7、およびR8が各々独立して、Hおよびハロから選択される、
請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
化合物が以下から選択される、請求項12記載の化合物:
2−[(4−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
5−クロロ−2−[モルホリン−2−イル(フェニル)メトキシ]ベンゾニトリル;
3−メトキシ−4−[モルホリン−2−イル(フェニル)メトキシ]ベンゾニトリル;
8−[モルホリン−2−イル(フェニル)メトキシ]キノリン;
2−[(3−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−{フェニル[3−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]メチル}モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−フルオロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
3−クロロ−4−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}ベンゾニトリル;
2−[[2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,5−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−3,5−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(4−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジクロロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−{フェニル[2−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]メチル}モルホリン;
2−[[2−(ジフルオロメトキシ)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−エトキシフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
2−[(2,3−ジフルオロフェノキシ)(4−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[[4−クロロ−2−(メトキシメチル)フェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン;
2−[フェニル(2,3,4−トリフルオロフェノキシ)メチル]モルホリン;
2−[(5−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−メトキシ−4−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−4−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[フェニル(2,3,5−トリフルオロフェノキシ)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(2−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
5−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}イソキノリン;
2−[(4−クロロ−3−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
6−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}キノリン;
2−[(2,3−ジフルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
7−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}キノリン;
7−{[モルホリン−2−イル(フェニル)メチル]オキシ}イソキノリン;
2−[(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(4−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−3−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジクロロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,4−ジフルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(2−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2,5−ジフルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−クロロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−5−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(5−フルオロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(5−クロロ−2−メチルフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(2−クロロ−3−フルオロフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
2−[(3−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;および
2−[[2−(ジフルオロメトキシ)−4−フルオロフェノキシ](フェニル)メチル]モルホリン。
【請求項18】
2−[(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンである、請求項17記載の化合物。
【請求項19】
医薬としての使用のための、請求項12〜18のいずれかに記載の式Iaの化合物。
【請求項20】
モノアミントランスポーター機能の調節が関係する障害の治療のための医薬の製造における、請求項12〜18のいずれかに記載の式Iaの化合物の使用。
【請求項21】
モノアミントランスポーター機能がセロトニンまたはノルアドレナリンの再取り込みを含む、請求項20記載の化合物の使用。
【請求項22】
モノアミントランスポーター機能がセロトニンおよびノルアドレナリンの再取り込みを含む、請求項21記載の化合物の使用。
【請求項23】
障害が尿失禁である、請求項22記載の化合物の使用。
【請求項24】
障害が純粋型腹圧性尿失禁または腹圧性尿失禁である、請求項23記載の化合物の使用。
【請求項25】
(i)式VIII:
【化3】
(式中、PGは適当な保護基である)
の化合物を、適当な条件下で式(R3)nPhOHのフェノール化合物と反応させ、引き続き必要に応じて、脱保護する工程;または
(ii)式XVII:
【化4】
の化合物を環化し、式XVIII:
【化5】
の化合物を得て、引き続きモルホリノン基からカルボニル酸素(=O)を除去する工程、のいずれかを含む、請求項1〜10のいずれかに記載の式Iの化合物の製造方法。
【請求項26】
(i)式VIII:
【化6】
(式中、PGは適当な保護基である)
の化合物を、式
【化7】
のフェノール化合物と、適当な条件下で反応させ、引き続き必要に応じて、脱保護する工程;または
(ii)式XVIIa:
【化8】
の化合物を環化し、式XVIIIa:
【化9】
の化合物を得て、引き続きモルホリノン基からカルボニル酸素(=O)を除去する工程
のいずれかを含む、請求項12〜18のいずれかに記載の式Iaの化合物の製造方法。
【請求項27】
式Ib:
【化10】
の化合物またはその製薬上許容される塩。
式中、
「*」により特定される炭素の両方はS配置であり;
R1はHまたはC1-6アルキルであり;
R2はフェニルまたはピリジニル(これはC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、またはCNから独立して選択される1〜3個の置換基で場合により置換される)であり;
nは1〜5の整数であり;そして
R3はC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、OH、ハロ、CF3、OCF3、OCHF2、またはCNから独立して選択され;
但し、上記化合物は2−[(2−エトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンでない。
【請求項28】
nが1〜3の整数であり、ここでR2がフルオロ、クロロ、メチル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の置換基で場合により置換されるフェニルであり;R3がメトキシ、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、CF3、n−プロピル、またはCNから独立して選択され;そしてR1がHである、請求項27記載の化合物、またはその製薬上許容される塩。
【請求項29】
nが2または3であり、R2がフルオロ、クロロ、メチル、またはメトキシから独立して選択される1〜3個の置換基で場合により置換されるフェニルであり、R3がメトキシ、クロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、CF3、n−プロピル、またはCNから独立して選択され、そしてR1がHである、請求項28記載の化合物。
【請求項30】
化合物が以下からなる群から選択される、請求項27記載の化合物またはその製薬上許容される塩:
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(2,3−ジフルオロフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(3−クロロ−2−フルオロフェノキシ)フェニルメチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(3−フルオロフェニル)−o−トリルオキシ−メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−(3−メトキシフェニル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(3−フルオロフェニル)(2−メトキシ−4−メチルフェノキシ)−メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(ピリジン−2−イル)メチル]モルホリン;
(2S)−2−[(1S)−(2−クロロ−4−フルオロフェノキシ)−(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン;および
(2S)−2−[(1S)−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)(3−フルオロフェニル)メチル]モルホリン。
【請求項31】
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン、またはその製薬上許容される塩。
【請求項32】
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン。
【請求項33】
(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレート。
【請求項34】
結晶(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレート。
【請求項35】
CuKα放射線を使用して測定される2−θ値±0.1が16.6、18.9および22.4を含むX線粉末回析スペクトルを有する結晶(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレート。
【請求項36】
治療的有効量の請求項27記載の化合物、またはその製薬上許容される塩、および製薬上許容される担体を含有する組成物。
【請求項37】
化合物が(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン、またはその製薬上許容される塩である、請求項36記載の組成物。
【請求項38】
化合物が(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレートである、請求項37記載の組成物。
【請求項39】
ADHD、純粋型腹圧性尿失禁、腹圧性尿失禁、うつ病、全般性不安障害、線維筋肉痛、および疼痛からなる群より選択される障害の治療のための医薬の製造における、請求項27〜33のいずれか1項に定義される式Ibの化合物の使用。
【請求項40】
化合物が(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリン、またはその製薬上許容される塩である、請求項39記載の組成物。
【請求項41】
障害が線維筋肉痛である、請求項40記載の化合物の使用。
【請求項42】
線維筋肉痛の治療のための医薬の製造における(2S)−2−[(1S)−(4−クロロ−2−メトキシフェノキシ)(フェニル)メチル]モルホリンベシレートの使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公表番号】特表2007−535529(P2007−535529A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−510152(P2007−510152)
【出願日】平成17年4月20日(2005.4.20)
【国際出願番号】PCT/IB2005/001154
【国際公開番号】WO2005/105100
【国際公開日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月20日(2005.4.20)
【国際出願番号】PCT/IB2005/001154
【国際公開番号】WO2005/105100
【国際公開日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】
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