説明

映像表示装置及び映像表示方法

【課題】利用者の視聴環境に合わせて最適な画質調整を実施することができる映像表示装置及び映像表示方法を提供する。
【解決手段】映像表示装置は、外部環境を計測して計測値を出力するセンサと、計測値と画質調整設定値とを関連づけた補正値を格納する記憶部と、操作部の操作内容に基づいて補正値の画質調整設定値を変更する画質調整部と、センサの計測する計測値と、補正値とに基づいて、入力される映像信号の画質調整を行う画質処理部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置及び映像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、時刻情報と、利用者の環境を指定する環境指定情報とを検出し、それらに基づいて表示映像の画質を補正する映像表示装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この映像表示装置は、時刻情報を取得する時刻情報取得部と、例えば、天候等である環境指定情報とを取得する情報取得部と、時刻情報及び環境指定情報と入力される映像信号の特徴量とを比較して映像信号の補正量を算出する制御部と、補正量に基づいて映像信号を画質補正する画質処理部と、補正された映像信号を表示する表示部とを有し、利用者の視聴環境に適した画質補正を実施することができる。
【特許文献1】特開2007−43533号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の映像表示装置によると、天候等の環境指定情報は、映像表示装置の設置場所、例えば、居住空間においては外光が当たりやすい場所かどうか等の設置条件により大きく変動するため、利用者の視聴環境に対応した詳細な画質補正には適していないという問題がある。また、時刻情報に基づいて朝昼夜を判定する場合、季節等により日没等の時間が変動したり、映像表示装置の設置される位置の緯度によって利用者の視聴環境を一意に決定できないため、詳細な画質補正には適していないという問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、利用者の視聴環境に合わせて最適な画質調整を実施することができる映像表示装置及び映像表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は上記目的を達成するため、外部環境を計測して計測値を出力するセンサと、前記計測値と画質調整設定値とを関連づけた補正値を格納する記憶部と、操作部の操作内容に基づいて前記補正値の前記画質調整設定値を変更する画質調整部と、前記センサの計測する前記計測値と、前記補正値とに基づいて、入力される映像信号の画質調整を行う画質処理部とを有することを特徴とする映像表示装置を提供する。
【0007】
上記した構成によれば、映像信号の画質調整を行うための補正値を利用者の操作に基づいて変更することができ、利用者によって変更された補正値と計測値に基づいて画質調整部が動作するため、利用者の視聴環境に合わせて最適な画質調整を実施することができる。
【0008】
(2)また、本発明は上記目的を達成するため、外部環境を計測して計測値を出力するセンサと、前記計測値と画質調整設定値とを関連づけた補正値を格納する記憶部と、操作部の操作内容に基づいて前記補正値の前記画質調整設定値を変更する画質調整部と、映像を表示する表示部と、前記センサの計測する前記計測値と、前記補正値とに基づいて、前記表示部の表示調整を行う画質処理部とを有することを特徴とする映像表示装置を提供する。
【0009】
上記した構成によれば、(1)の効果に加え、利用者の視聴環境に合わせて、映像信号を処理して画質調整を行うだけでなく、表示部の表示調整を実施することができる。
【0010】
(3)また、本発明は上記目的を達成するため、外部環境を計測して計測値を取得する計測ステップと、操作部の操作内容に基づいて、前記計測値と画質調整設定値とを関連づけた前記補正値の前記画質調整設定値を変更する画質変更ステップと、前記センサの計測する前記計測値と、前記補正値とに基づいて、入力される映像信号の画質調整を行う画質処理ステップとを有することを特徴とする映像表示方法を提供する。
【0011】
上記した方法によれば、(1)と同様の効果を有する映像表示方法を実施できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、利用者の視聴環境に合わせて最適な画質調整を実施することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の映像表示装置及び映像表示方法の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
(映像表示装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置を示す概略図である。
【0015】
映像表示装置1は、図示しないアンテナを介して外部よりデジタル放送波等を受信して映像を表示したり、図示しないHDD(Hard Disc Drive)レコーダーやDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤー等の映像再生装置から映像信号を受信して映像を表示するテレビ受像器等であって、前面に映像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)パネル等から構成される映像表示部14と、音声を出力するスピーカ部16と、複数の操作スイッチを有するリモコン1Aから送信される赤外線を用いた操作信号を受光する受光部21と、外部環境の照度を測定するフォトダイオード等から構成される光センサ22とを有する。また、映像表示装置1は、背面に図示しないアンテナ端子、外部入力端子及び複数のスイッチからなる操作部等を有し、本体内部には映像信号や音声信号を処理したり各部を制御するためのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びHDD等からなる電子部品を有する。
【0016】
図2は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【0017】
映像表示装置1は、デジタル放送局2から送信される放送信号を受信するデジタル放送受信部10を備えており、デジタル放送受信部10は信号処理部11に接続されている。信号処理部11は、音声処理部15と映像処理部12とに接続されており、受信した放送信号を音声信号と映像信号に分離し、音声信号を音声処理部15に出力し、映像信号を映像処理部12に出力する。
【0018】
音声処理部15はスピーカ部16に接続され、映像処理部12は画質を調整する画質処理部13を介してCRTや液晶表示パネル等で構成される映像表示部14に接続されている。また、音声処理部15は、入力された音声信号の音質調整を行う。
【0019】
画質処理部13は、入力された映像信号を画質調整し、画質調整した映像信号を映像表示部14に出力する。また、画質処理部13は、映像表示部14の表示調整を行うバックライト処理部13A及び色温度処理部13Bを有する。映像表示部14は、インバータ等により制御されて輝度を可変とするバックライト14Aと、バックライト14Aに照射されて映像を表示するLCDパネル14Bとを有する。バックライト処理部13Aは、バックライト14Aの輝度値を変化させることで表示調整し、色温度処理部13Bは、LCDパネル14Bのγ設定値を変化させることで色温度の表示調整する。
【0020】
また、映像表示装置1は、図示しない外部入力端子に接続された映像再生装置3から送信される映像信号及び音声信号を受信する映像アナログ/デジタル変換器(A/D)17及び音声A/D18を有し、映像A/D17及び音声A/D18に入力された映像信号及び音声信号はアナログ信号からデジタル信号へと変換され、それらの出力はそれぞれ映像処理部12及び音声処理部15に接続される。
【0021】
また、映像表示装置1は、図2において点線で示された制御線を介して各部を制御する制御部19を有し、制御部19には操作スイッチ等から構成される操作部20と、リモコン1Aの赤外線の操作信号を受光する受光部21と、外部環境の照度を測定する光センサ22とが接続される。
【0022】
制御部19は、各部を制御するためのプログラム等を格納するROM19Aと、一時的に情報を格納して制御部19の動作を補助するRAM19Bと、自動画質調整部190及び利用者画質調整部191とを有する。
【0023】
RAM19Bは、外部環境の照度と後述する画質調整設定値とを関連づけた補正値192を格納する。
【0024】
自動画質調整部190は、映像処理部12が入力した映像信号を解析して出力する映像種別に基づいて画質調整設定値を決定するとともに、光センサ22において計測される外部環境の照度と補正値192に基づいて画質調整設定値を決定し、決定した画質調整設定値に基づいて画質処理部13を制御する。なお、自動画質調整部190は、映像情報のフィールド単位の時間間隔で動作し、ダイナミックに入力する映像情報の画質を調整する。また、自動画質調整部190は、画質調整設定値とともに音質調整設定値を決定し、決定した音質調整設定値に基づいて音声処理部15を制御してもよい。
【0025】
利用者画質調整部191は、操作部20又は受光部21において受信する操作信号に基づいて補正値192の画質調整設定値を変更することができる。変更の詳細については後述する。
【0026】
図3は、本発明の実施の形態に係る画質調整画面の表示例を示す概略図である。
【0027】
画質調整画面140は、操作部20又は受光部21において利用者画質調整部191を起動する内容の操作信号を受信した場合に映像表示部14に表示され、光センサ22が計測する照度としての光センサ検出値を横軸144に、バックライト14Aに設定されるバックライト輝度を縦軸145にしたグラフ上に、照度とバックライト輝度との相関を示す相関曲線141と、相関曲線上の相関値141a〜141hを選択する選択枠142と、選択枠142によって選択された相関値を変更した変更値143とを有する。相関値141a〜141h及び相関曲線141は、利用者画質調整部191がRAM19Bの補正値192を読み込むことで描画される。相関値141a〜141h及び相関曲線141の初期値は、図3に示す実線の相関曲線141及び相関曲線141上の相関値141a〜141hである。
【0028】
また、画質調整画面140は、横軸144に対応して、例えば、8段階で表示される照度144Aと、光センサ22が計測中の値を示す現在の照度144Bとを有する。例えば、照度「1」〜「4」が夜間の照度、照度「5」〜「6」が夜間と昼間との移行時の照度、照度「7」〜「8」が昼間の照度にそれぞれ相当するように設定されている。
【0029】
また、相関値141a〜141hが変更されると、例えば、相関値141bが変更値143に変更されると、変更値143と相関値141a及び相関値141cとを結ぶように相関曲線141が変更される(点線)。なお、相関値141a〜141hは、補正値192としてRAM19Bに格納されるものであり、画質調整画面140において相関値141a〜141hが変更値に変更された場合、利用者画質調整部191は、補正値192の内容を更新する。なお、変更値143は、図3において相関値141bを変更したものを示しているが、相関値141a〜141hのいずれかあるいはすべてを変更することも可能である。
【0030】
(動作)
以下に、本発明の実施の形態における電子機器の動作を各図を参照しつつ説明する。
【0031】
デジタル放送局2から送信されたデジタル放送波は、図示しないアンテナを介してデジタル放送受信部10に入力される。
【0032】
デジタル放送受信部10では、地上波デジタル放送の変調方式に対応した復調器(図示せず)によって受信信号を復調し、例えば、MPEG2の規格に基づいたデータ列(トランスポートストリーム)を抽出し信号処理部11へ出力する。
【0033】
信号処理部11へ入力されたデータ列(トランスポートストリーム)は、例えばMPEG2デコーダ(図示せず)によって音声信号(デジタル)と映像信号(デジタル)とに分離され、音声信号は音声処理部15へ、また映像信号は映像処理部12へ出力される。
【0034】
映像処理部12では、入力された映像信号(デジタル)の映像種別を検出するとともに、検出結果としての映像種別信号を自動画質調整部190へ出力する。
【0035】
自動画質調整部190は、映像種別信号に基づいて画質調整設定値を決定するとともに、光センサ22において計測された外部環境の照度と補正値192とに基づいて画質調整設定値を決定する。また、利用者画質調整部191は、操作部20又はリモコン1Aの操作内容に基づいて図3に示す画質調整画面140において相関値141a〜141hの値を変更して変更値にすることで補正値192を変更する。
【0036】
次に、画質処理部13は、画質調整設定値に基づいて映像信号を画質調整した後、必要に応じてアナログ信号等に変換してCRTやLCD等で構成される映像表示部14へ出力する。また、画質調整設定値が映像表示部14を制御する内容を有する場合、画質処理部13は、画質調整設定値に基づいて映像表示部14を制御する。画質処理部13のバックライト処理部13Aは、画質調整設定値に含まれるバックライト設定値に基づいてバックライト14Aの輝度値を制御し、色温度処理部13Bは、画質調整設定値に含まれるLCDパネル設定値に基づいてLCDパネル14Bのγ設定値を制御することで映像表示部14の表示する色温度を制御する。
【0037】
音声処理部15では、入力された音声信号(デジタル)をアナログ音声信号に変換する処理等を行って、スピーカ部16へ出力する。
【0038】
図4は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置の動作例を示すフローチャートである。
【0039】
まず、利用者画質調整部191は、操作部20又は受光部21から利用者画質調整部191を起動する内容の操作信号を入力すると(S1;Yes)、RAM19Bから補正値192を読み込んで図3に示す画質調整画面140に相関曲線141を描画する(S2)。
【0040】
操作部20又は受光部21から、相関値141a〜141hのバックライト輝度を変更する内容の操作信号を入力すると(S3;Yes)、利用者画質調整部191は、変更された相関値(変更値)と隣り合う相関値とを結んで新たな相関曲線141を再描画する(S4)。
【0041】
画質調整画面140において、ステップS3及びS4が繰り返され(S5;No)、その後、画質調整の操作を終了する内容の操作信号を受信すると(S5;Yes)、利用者画質調整部191は、再描画された相関曲線141の各相関値141a〜141hを補正値としてRAM19Bに保存する(S6)。
【0042】
図5は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置の動作例を示すフローチャートである。
【0043】
自動画質調整部190は、映像表示装置1の電源投入時から常に動作しており、以下に説明するステップS11〜S13を所定の間隔で繰り返す。
【0044】
まず、自動画質調整部190は、光センサ22から検出値を取得する(S11)。次に、RAM19Bに格納されている補正値192を取得し(S12)、検出値と補正値192とに基づいて画質調整設定値を決定し、画質処理部13に出力する(S13)。
【0045】
(実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、光センサ22の検出値に対してバックライト輝度値を関連づけた相関値141a〜141hをそれぞれ独立に補正して新たな補正値192として保存することができるため、映像表示装置1の設置環境及び利用者の視聴環境に合わせて最適な画質調整を実施することができる。例えば、映像表示装置1が窓を背にして設置されている状況で、昼間に日光が窓から差すと、光センサ22は映像表示装置1の正面に設けられているため利用者が感じる照度を検出しない(例えば、利用者は照度114Aの「8」の照度を感じるが、光センサ22は、「6」の照度しか感じない)が、利用者画質調整部191によって相関値141aのバックライト輝度を上げて設定することで、利用者が感じる照度と光センサ22が検出する照度とのずれに対応することができ、利用者にとって映像表示部14の輝度が最適化される。さらに、日光が窓から差さなくなり、光センサ22と利用者が感じる照度が一致するような状況(例えば、共に照度144Aの「5」の照度を感じる場合)においては、相関値141aの変更が影響しない。
【0046】
また、日光が入らない夜間において、光センサ22が検出する照度は、照明器具にのみ依存するため、異なる部屋であっても、同一の照明器具を用いる場合は同一の照度を検出するが、部屋の壁や床等の色によって利用者が感じる照度には差がある。例えば、利用者は、白い壁と床の部屋より、茶色い壁と床の部屋の方が暗く感じる。茶色い壁と床の部屋において、光センサ22が照度144Aの「3」の照度を検出しており、利用者が相関値141fのバックライト輝度では眩しいと感じている場合、相関値141fのバックライト輝度を下げることで、利用者が感じる照度と光センサ22が検出する照度とのずれに対応することができ、利用者にとって映像表示部14の輝度が最適化される。
【0047】
また、補正値192は、照度にのみ依存し、時刻情報を必要としないので、季節や緯度等の影響を受けることがない。また、画質処理部13は、映像信号を画質処理するのみならず、映像表示部14のバックライト14A及びLCDパネル14Bの表示調整を行うため、より幅広い画質補正が可能となる。
【0048】
なお、本実施の形態において、色温度処理部13BがLCDパネル14Bを制御するものとしたが、色温度の調整のみならず、LCDパネル14Bのコントラスト等、他の項目を調整してもよい。また、画質調整に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、外部環境の騒音を検出するマイクロホンを設けて、騒音に基づく音声信号の補正値を変更する等の構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施の形態に係る映像表示装置を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る映像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画質調整画面の表示例を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る映像表示装置の動作例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る映像表示装置の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0050】
1…映像表示装置、1A…リモコン、2…デジタル放送局、3…映像再生装置、10…デジタル放送受信部、11…信号処理部、12…映像処理部、13…画質処理部、13A…バックライト処理部、13B…色温度処理部、14…映像表示部、14A…バックライト、14B…パネル、15…音声処理部、16…スピーカ部、17…映像A/D、18…音声A/D、19…制御部、19A…ROM、19B…RAM、20…操作部、21…受光部、22…光センサ、140…画質調整画面、141…相関曲線、141a〜141h…相関値、142…選択枠、143…変更値、144…横軸、144A…照度、144B…現在の照度、145…縦軸、190…自動画質調整部、191…利用者画質調整部、192…補正値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部環境を計測して計測値を出力するセンサと、
前記計測値と画質調整設定値とを関連づけた補正値を格納する記憶部と、
操作部の操作内容に基づいて前記補正値の前記画質調整設定値を変更する画質調整部と、
前記センサの計測する前記計測値と、前記補正値とに基づいて、入力される映像信号の画質調整を行う画質処理部とを有することを特徴とする映像表示装置。
【請求項2】
前記記憶部は、前記補正値を複数格納し、
前記画質調整部は、複数の前記補正値の前記画質調整設定値をそれぞれ独立して変更することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項3】
前記センサは、前記外部環境として照度を計測することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項4】
前記画質処理部が出力する映像信号を表示する表示部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項5】
外部環境を計測して計測値を出力するセンサと、
前記計測値と画質調整設定値とを関連づけた補正値を格納する記憶部と、
操作部の操作内容に基づいて前記補正値の前記画質調整設定値を変更する画質調整部と、
映像を表示する表示部と、
前記センサの計測する前記計測値と、前記補正値とに基づいて、前記表示部の表示調整を行う画質処理部とを有することを特徴とする映像表示装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記補正値を複数格納し、
前記画質調整部は、複数の前記補正値の前記画質調整設定値をそれぞれ独立して変更することを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
【請求項7】
前記センサは、前記外部環境として照度を計測することを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
【請求項8】
前記記憶部は、前記補正値の前記画質調整設定値としてバックライト輝度を格納し、
前記画質処理部は、前記表示調整として前記表示部のバックライト輝度を調整することを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
【請求項9】
前記記憶部は、前記補正値の前記画質調整設定値としてLCDパネル設定値を格納し、
前記画質処理部は、前記表示調整として前記表示部のLCDパネル設定を調整することを特徴とする請求項5に記載の映像表示装置。
【請求項10】
外部環境を計測して計測値を取得する計測ステップと、
操作部の操作内容に基づいて、前記計測値と画質調整設定値とを関連づけた補正値の前記画質調整設定値を変更する画質変更ステップと、
前記センサの計測する前記計測値と、前記補正値とに基づいて、入力される映像信号の画質調整を行う画質処理ステップとを有することを特徴とする映像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−204986(P2009−204986A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−48354(P2008−48354)
【出願日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】