説明

映像記録装置及び携帯通信端末における映像記録方法

【課題】映像を記録する際に複雑な操作を伴うことなく、記録された映像の中から特定の映像をより速く検索することのできる映像記録装置及び携帯通信端末における映像記録方法を提供する。
【解決手段】携帯通信端末に設けられる映像記録装置を、複数の電話番号を記録可能な電話帳領域と、複数の映像を記録可能な映像アルバム領域とを有するメモリ30と、前記電話帳領域に記録された電話番号の短縮番号を映像識別のための短縮番号として設定し、該短縮番号を用いて前記映像アルバム領域に記録される映像を複数のグループに分ける制御部20と、を含んで構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像記録装置及び携帯通信端末における映像記録方法に関し、特に、携帯通信端末等の映像記録機能を有する機器において、映像を記録(保存)する際に複雑な操作を伴うことなく、記録(保存)された映像の中から特定の映像をより速く検索することのできる映像記録装置及び携帯通信端末における映像記録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯通信端末に設けられているデジタルカメラや一般のデジタルカメラなどの映像記録機器は、静止画像(例えば、写真)または動画像を撮影し、その撮影した映像をメモリに記録する。
【0003】
撮影した映像をメモリに記録する方式として、自動記録方式と手動記録方式がある。
【0004】
自動記録方式で映像を記録する場合、機器自体によって定められた一定の規則にしたがって、記録すべき映像にファイル名が付与される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このように自動記録方式で映像を記録した場合、記録された映像が、どのような内容であるか、あるいは、だれを撮影したものであるかなどの映像に関する詳細内容を把握し難い。すなわち、追って特定の映像を検索しようとするときに、自動的に付与されたファイル名のみでは、映像の詳細内容を直ちに把握することができないので、記録されている各映像をプレビュー等して、どんな映像であるかを実際に確認した上で所望の映像であるか否かを判断しなければならないという問題があった。
【0006】
一方、手動記録方式で映像を記録した場合には、映像の撮影毎に機器から自動に付与されたファイル名をユーザが訂正しておくことによって、自動記録方式で映像を記録した場合に比べて、追って特定の映像を検索することが容易にはなる。
しかし、撮影毎にファイル名を訂正することは煩雑であるし、また、ファイル名を訂正するにあたって、特定の一貫した形式でファイル名を付けることは実際には困難である。このため、手動記録方式で映像を記録する場合であっても、特定映像の容易な検索という観点からは、依然として改良の余地がある。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、映像を記録する際に複雑な操作を伴うことなく、記録された映像の中から特定の映像をより速く検索することのできる映像記録装置及び携帯通信端末における映像記録方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る携帯通信端末における映像記録方法は、電話番号の自動呼出しのための短縮番号を設定するステップと、前記短縮番号を映像識別のための短縮番号として設定するステップと、前記短縮番号で識別される映像を記録するステップと、を含んで構成されることを特徴とする。
【0009】
ここで、前記短縮番号が入力され、さらに映像記録機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記映像を前記短縮番号にマッチさせて、すなわち、対応させて記録することが好ましい。
【0010】
また、前記短縮番号が入力され、さらに映像検索機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、記録された映像のうち前記入力された短縮番号で識別されている映像を、予め設定された配列で出力することが好ましい。
【0011】
また、前記短縮番号が入力されると、前記電話番号及び前記電話番号に対応して登録されている名称の少なくとも一方を表示することが好ましい。
【0012】
また、前記短縮番号が入力され、さらに映像撮影機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、映像を撮影するための映像撮影モードで動作し、該映像撮影モードにおいて撮影された映像を、前記入力された短縮番号に対応させて記録することが好ましい。
【0013】
さらに、本発明に係る携帯通信端末における映像記録方法は、複数の記録グループで構成されるメモリを備えた携帯通信端末における映像記録方法であって、電話番号の自動呼出しのための短縮番号を設定するステップと、前記短縮番号を前記記録グループの識別のための短縮番号に設定するステップと、前記短縮番号で識別される記録グループに映像を記録するステップと、を含んで構成されることを特徴とする。
【0014】
ここで、前記短縮番号が入力され、さらに映像記録機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記映像を前記入力された短縮番号の記録グループに記録することが好ましい。
【0015】
また、前記短縮番号が入力され、さらに映像検索機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われるとさらに認識されることにより、前記入力短縮番号の記録グループに記録されている映像を、予め設定された配列で出力することが好ましい。
【0016】
また、前記短縮番号が入力されると、前記電話番号及び前記電話番号に対応して登録されている名称の少なくとも一方を表示することが好ましい。
【0017】
また、前記短縮番号が入力され、さらに映像撮影機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、映像を撮影するための映像撮影モードで動作し、該映像動作モードにおいて撮影された映像を、前記入力された短縮番号の記録グループに記録することが好ましい。
【0018】
さらにまた、本発明に係る携帯通信端末における映像記録方法は、数字が入力されると、該入力された数字を映像識別のための短縮番号として登録するステップと、前記短縮番号で識別される記録領域に映像を記録するステップと、を含んで構成されることを特徴とする。
【0019】
ここで、前記携帯通信端末が映像撮影モード又は映像記録モードで動作しているときに前記数字が入力されると、該入力された数字を映像識別のための短縮番号として登録し、前記映像撮影モードにおいて撮影された映像又は前記映像記録モードにおいて記録しようとする映像を前記短縮番号で識別される記録領域に記録することが好ましい。
【0020】
また、前記数字が入力され、さらに映像記録機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記映像を前記入力した数字に対応する短縮番号の記録領域に記録することが好ましい。
【0021】
また、前記数字が入力され、さらに映像検索機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記入力された数字に対応する短縮番号の記録領域を検索することが好ましい。
【0022】
また、前記数字を前記短縮番号として登録するときに、ユーザが指定する名称を前記短縮番号に対応させることが好ましい。
【0023】
また、前記数字が入力され、さらに映像撮影機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、映像の撮影を開始し、撮影した映像を、前記入力された数字に対応する短縮番号の記録領域に記録することが好ましい。
【0024】
また、本発明に係る映像記録装置は、複数の映像を記録可能な映像アルバム領域を有するメモリと、入力された数字を映像識別にための短縮番号として設定し、該短縮番号を用いて、前記映像アルバム領域に記録される映像を複数のグループに分ける制御部と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0025】
また、本発明に係る映像記録装置は、携帯通信端末に設けられる映像記録装置であって、複数の電話番号を記録可能な電話帳領域と、複数の映像を記録可能な映像アルバム領域とを有するメモリと、前記電話帳領域に記録された電話番号の短縮番号を映像識別のための短縮番号として設定し、該短縮番号を用いて前記映像アルバム領域に記録される映像を複数のグループに分ける制御部と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0026】
ここで、前記制御部は、前記映像アルバム領域を前記短縮番号毎に複数の領域に分けると共に、各領域をほぼ同じサイズに設定することが好ましい。
【0027】
あるいは、前記制御部は、前記映像アルバム領域を前記短縮番号毎に複数の領域に分けると共に、各領域を異なるサイズに設定するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0028】
本発明によると、撮影した映像を記録する際に短縮番号を用いるようにしたので、映像を記録する際に複雑な操作を伴うことなく、記録された映像の中から特定の映像をより速くに検索することができる。また、撮影した画像を、短縮番号を用いてグループ化して記録できるので、映像を検索する際に、関連する映像を一括して表示させ、確認することも可能となる。したがって、撮影した映像の記録及びその検索容易に行うことができ、ひいては、映像管理を効率的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明に係る映像記録装置及び携帯通信端末における映像記録方法の好適な実施形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】
本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面を参照した以下の実施例の詳細な説明を通じて明らかになるだろう。
【0031】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る構成とその作用を説明する。但し、図面に示され、またこれによって説明される実施形態の構成及び作用は、本発明の一例として説明されるものであり、これによって本発明の技術的思想とその核心構成、及び作用が制限されるものではない。
【0032】
本発明は、デジタルカメラを備えた携帯通信端末に適用されることが最適であるが、一般のデジタルカメラに適用されることも好ましい。
【0033】
まず、本発明の実施形態についての詳細な説明に先立って、本発明において用いられる「短縮番号」について定義する。
【0034】
本発明における「短縮番号」は、大きく分けて以下の2つに定義される。なお、一旦、短縮番号を設定したとしても、その後に手動で変更することができることは言うまでもない。
【0035】
第1に、本発明における「短縮番号」は、複数の電話番号とそのそれぞれに対応する名称(人名、商号、あだ名等)とをメモリに登録するときに、各電話番号に対して設定される短縮番号(第1の短縮番号)である。そして、本発明では、映像を記録または検索するための識別情報として、各電話番号に設定される短縮番号を用いるようにしている。例えば、フォーンブック(電話帳)の短縮番号が映像を記録または検索する際の識別情報として用いられる。携帯通信端末において、通常の状態で、ユーザがある電話番号の代わりに、設定された短縮番号を押したり、その短縮番号を通話キーと組み合わせて押したりすると、携帯通信端末が自動に短縮番号に対応する電話番号を呼び出す。本発明においては、かかる短縮番号を、映像撮影機能、映像記録機能または映像検索機能が割り当てられたファンクションキー(以下、これらを「カメラキー」という)と組み合わせて押すと、その短縮番号は、映像記録や映像検索のための識別情報役割をする「映像記録・検索用の短縮番号」として用いられる。但し、電話帳において、一つの名称(人名、商号、あだ名等)に対して、複数の短縮番号が設定されているような場合には、それらのうち、ユーザにより指定された一つが「映像記録・検索用の短縮番号」として用いられる。
【0036】
第2に、本発明では、映像撮影、映像記録または映像検索のためのタスクの実行中に、記録される映像を識別するための「専用の映像記録・検索用の短縮番号」を登録する。また、その登録された「専用の映像記録・検索用の短縮番号」に映像をマッチさせて、すなわち、対応させて記録する。ここで、かかる「専用の映像記録・検索用の短縮番号(第2の短縮番号)」は、映像撮影、映像記録または映像検索のためのタスクが実行中にのみ使用するものであり、前述した電話番号に対応して設定される短縮番号(第1の短縮番号)とは別の(独立的な)ものである。
【0037】
つまり、本発明における短縮番号は、主として上記の二種類があり、それぞれの場合において、映像記録時及び映像検索時に映像を識別するための識別情報として用いられるものである。なお、映像を複数の記録グループに分けて記録するメモリにおいては、上記短縮番号を記録グループの識別情報として用いるようにしてもよい。
【0038】
以下では、まず映像記録時や映像検索時に映像を識別するための識別情報として、電話番号に対応して設定される短縮番号(すなわち、第1の短縮番号)を用いる場合について説明し、専用の映像記録・検索用の短縮番号(第2の短縮番号)を用いる場合については、図5において別途に説明する。
【0039】
なお、本発明における「映像」は、静止画像(例えば、写真)はもちろん、動画像も含むものである。
【0040】
図1は、本発明の一実施形態に係る映像記録装置の構成を説明するための図であって、デジタルカメラが設けられた、いわゆるカメラ付き携帯通信端末の一部構成を示す図である。
【0041】
図1に示すように、本実施形態に係る映像記録装置は、カメラモジュール10と、制御部20と、メモリ30と、ユーザインターフェース40と、を含んで構成される。
【0042】
カメラモジュール10は、入力される映像を制御部20に提供する。
【0043】
制御部20は、以下に記す複数のタスクを行う。
(1)映像撮影タスク
ユーザインターフェース40を介して映像撮影が要請されると、制御部20は、カメラモジュール10を始動させる。また、カメラモジュール10から入力される映像を、ユーザインターフェース40に出力する。また、カメラモジュール10から入力される映像を仮保存(仮記録)する。このとき、映像は、ユーザインターフェース40から要請される形式(静止画像または動画像)で一時的に記録される。
【0044】
(2)映像記録タスク
前記映像撮影タスクにおいて仮記録された映像に対して、ユーザインターフェース40を介して記録の要請があれば、該仮保存された映像にファイル名を付ける。また、このファイル名が付けられた映像を、現在待機中の短縮番号に対応させてメモリ30に記録する。例えば、仮保存された映像に付けられるファイル名としては、前記短縮番号に対応する(関連付けられている)ユーザの名前が含まれる。この映像記録タスクは、前述した映像撮影タスクと連動することが最も好ましい。なお、映像記録タスクと映像撮影タスクとが連動する場合における映像撮影動作及び映像記録動作は、図3において詳述する。
【0045】
(3)映像検索タスク
ユーザインターフェース40を介して短縮番号が入力されると(例えば、短縮番号がキー入力されると)、該短縮番号を認識し、その認識した短縮番号を識別情報として用いる記録領域(保存領域)をメモリ30内で検索し、検索した記録領域の映像をユーザインターフェース40に出力する。かかる記録領域の映像は、予め設定された配列(フォーマット)でユーザインターフェース40に出力する。かかる配列としては、プレビュー配列、詳細ビュー配列、リストビュー配列等がある。ここで、短縮番号のみではなく短縮番号がカメラキーと組み合わせられて認識されるとき、すなわち、短縮番号が入力され、さらに映像検索機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われたときに、その短縮番号に対応(該当)する記録領域の映像をユーザインターフェース40に出力するようにすることが好ましい。かかる映像検索動作は、図4において詳述する。
【0046】
(4)映像出力タスク
このタスクは、上記各タスクと連動する。つまり、他のタスクとの連動によって、カメラモジュール10に入力される映像やメモリ30に記録されている映像をユーザインターフェース40に出力する。この場合において、映像出力のためのユーザインターフェース40はディスプレイ等の表示手段である。
【0047】
(5)電話番号の登録、変更、削除タスク
電話番号をユーザが指定する名称(人名、商号、あだ名等)と対応させて登録する。また、かかる登録の際、各電話番号に上記短縮番号をそれぞれ対応させて設定する。この結果、電話番号の登録が完了すると、短縮番号、名称及び電話番号は互いに関連付けられて(対応して)メモリ30に記録されることになる。また、ユーザの要請によって、登録(記録)された内容の一部(短縮番号、名称及び電話番号のうちの少なくとも一つの内容)を変更し、ユーザの要請によって、登録(記録)された内容を削除する。
制御部20は、以上のタスクを通じて登録(記録)された電話番号の短縮番号を、映像識別のための短縮番号として用いる。
【0048】
メモリ30は、図6に示すように、上記(5)の電話番号の登録/変更/削除タスクによって複数の電話番号が記録(登録)される電話帳領域と、上記(2)の映像記録タスクによって複数の映像が記録される映像アルバム領域とを有している。前述のとおり、電話帳領域に記録された電話番号には、それぞれ異なる短縮番号(ここでは、1,2,3,4、・・・)が設定される。各短縮番号は、それぞれ所定の電話番号及び名称(人名、商号、あだ名等)と関連付けられている(対応している)。また、各短縮番号は、映像アルバム領域に映像を記録し、あるいは、映像アルバム領域に記録された映像を検索するときの識別情報でもある。ここで、各映像に付けられるファイル名として、各短縮番号に対応する電話番号または名称(人名、商号、あだ名等)を用いるようにしてもよい。
【0049】
一方、図6に示すように、映像アルバム領域は、各短縮番号で識別される複数の記録グループで構成される。
【0050】
特に、メモリ30の実施上の便宜を図るためには、各記録グループが同一のサイズ設定されるのが好ましい。しかしながら、これに限定するものではなく、本発明においは、各記録グループを異なるサイズに設定することも可能である。
【0051】
なお、図6における予備領域(ハッチング部)は、各記録グループ(例えば、第1の記録グループ)において、実際に映像が記録された部分を除く領域、すなわち、追って映像が記録可能な部分を示す。
【0052】
次に、ユーザインターフェース40は、制御部20にユーザが要請した命令を伝達するための手段であるともに、ユーザの要請に対する応答を出力する手段である。
【0053】
より詳しくは、ユーザインターフェース40は、前記列挙したタスクの実施による映像撮影要請、映像記録要請、映像検索要請及び映像出力要請を、制御部20に伝達するためのキーを備える。また、ユーザインターフェース40は、前記要請に対する応答として、制御部20から伝達された映像を出力する表示手段(ディスプレイ等)を備える。
【0054】
ここで、前記キーには、短縮番号または映像に対するファイル名等を数字、文字もしくは記号またはこれらを適宜組み合わせて入力するための一般キーが含まれる。また、前記キーには、前記制御部20の複数のタスクの動作(すなわち、映像撮影、映像記録、映像検索及び映像出力)を要請するための機能が割り当てられたファンクションキーが含まれる。なお、前述したカメラキーは、かかるファンクションキーに属する。
【0055】
カメラキーは、それが押される時間に応じて、すなわち、ロング・ターム・プレッシング(長押し操作)とショート・ターム・プレッシング(短押し操作)とで動作する。長押し操作は、ユーザがカメラキーを相対的に長く押したものであり、短押し操作は、ユーザが相対的に短く(長押し操作よりも短く)カメラキーを押したものである。
【0056】
本実施形態においては、カメラキーが長押し操作で動作するか、あるいは短押し操作で動作するかによって、制御部20の実行する動作モードが異なる。
【0057】
より詳しくは、第一の例として、カメラキーが長押し操作された場合には、制御部20は映像の撮影及び記録のための「映像撮影モード」で動作し、短押し操作された場合には、制御部20は映像の検索のための「映像検索モード」で動作する。
【0058】
第二の例として、第一の例とは逆に、カメラキーが長押し操作された場合には、制御部20は「映像検索モード」で動作し、短押し操作された場合には、制御部20は「映像撮影モード」で動作する。以下では、前記第一の例を中心にして説明する。
【0059】
図2は、本発明の一実施形態に係る映像管理手続きを示す図であって、カメラ付き携帯通信端末において、映像を撮影し記録する手続きと、記録された映像を検索する手続きとを示すものである。
【0060】
図2において、メモリに複数の電話番号と各電話番号に対応する名称(人名、商号、あだ名等)とを登録するときに、各電話番号に短縮番号が設定される。この短縮番号は、登録された各電話番号の自動呼出しのためのものである。
【0061】
次に、携帯通信端末のユーザが数字入力のために一般キーを押す(押圧操作する)と、制御部20は、入力された数字を待機させる(S10)。また、制御部20は、その数字を表示手段に表示する。ここで、前記数字は短縮番号の一つである。
【0062】
前記入力された数字、すなわち、短縮番号の待機状態において、ユーザがカメラキーを押圧操作すると、制御部20は、そのカメラキーの押圧操作を認識する(S11)。
【0063】
このように、数字(短縮番号)の待機状態においてカメラキーの押圧操作が認識する(押圧操作が行われる)と、制御部20は、待機中の数字を短縮番号とみなし、その数字が短縮番号として存在するかを確認する(S12)。すなわち、制御部20は、現在待機中の数字がすでに短縮番号として設定された状態であるか否かを確認する。
【0064】
待機中の数字がすでに特定の電話番号に対して設定されている短縮番号であれば、制御部20は、認識されたカメラキーの押圧操作が長押し操作であるか否かによって、動作モードを決定する(S13〜15)。
【0065】
例えば、認識されたカメラキーの押圧操作が長押し操作であれば、制御部20は、映像の撮影及び記録のための映像撮影モードで動作する(S14)。これに対し、認識されたカメラキーの押圧操作が短押し操作であれば、制御部20は、映像検索のための映像検索モードで動作する(S15)。
【0066】
なお、前記各モードの詳細動作は、図3、図4において説明する。
【0067】
ここで、以下の図3、図4では、待機中の数字が短縮番号として設定された状態であるかを確認する過程(S12)が、カメラキーの押圧操作が認識される前に行われるものとして説明する。しかしながら、これに限るものではなく、待機中の数字が短縮番号として設定された状態であるかを確認する過程(S13)の実施時期は、実際の携帯通信端末によって異なる(すなわち、適宜設定すればよい)。
【0068】
図3は、本発明の一実施形態に係る映像撮影及び映像記録手続きを示す図である。
【0069】
図3において、ユーザが数字入力のための一般キーを押すと、制御部20は、入力された数字を待機させる(S20)。
【0070】
さらなる数字の入力(数字キーの押圧操作)がないまま所定時間が経過すると、制御部20は、その待機中の数字を短縮番号とみなし、その数字が短縮番号として存在するかを確認する(S21)。すなわち、制御部20は、現在待機中の数字が、すでに短縮番号として設定されているか否かを確認する。
【0071】
待機中の数字が短縮番号としてすでに存在していると、制御部20は、その短縮番号に対応する(関連付けられた)電話番号及びこの電話番号に対応する名称(人名、商号、あだ名等)のうちの少なくとも一つを表示手段に表示する。これにより、ユーザは、表示手段に表示された電話番号またはその電話番号に対応する名称を見て、自身が正確に短縮番号を選択したかを確認する。
【0072】
制御部20は、ユーザが、現在待機中の短縮番号に同意するか否か、すなわち、現在待機中の短縮番号でよいか否かを判断する(S22)。ユーザが同意すると(YES)、制御部20は、現在待機中の短縮番号をそのまま維持する。一方、ユーザが、現在待機中の短縮番号に同意しなければ(NO)、現在待機中の短縮番号を削除する。また、短縮番号の削除後、ユーザが他の数字を入力すると、その他の数字を他の短縮番号として待機させる(S23)。この場合も、さらなる数字の入力がないまま所定時間が経過すると、待機中の数字を短縮番号として認識し、その短縮番号に対応する(関連付けられた)電話番号及び該電話番号に対応する名称(人名、商号、あだ名等)の少なくとも一つを表示手段に表示する。
【0073】
次に、ユーザが同意した短縮番号の待機状態において、ユーザがカメラキーの押圧操作を行うと、制御部20は、そのカメラキーの押圧操作を認識する(S24)。
【0074】
短縮番号の待機状態において、カメラキーが認識されると、制御部20は、前記認識されたカメラキーの押圧操作が、長押し操作であるか否かを確認する(S25)。
【0075】
長押し操作であれば、制御部20は、映像の撮影及び記録のための映像撮影モードで動作する(S26〜32)。一方、短押し操作であれば、制御部20は、映像の検索のための映像検索モードで動作する。
【0076】
認識されたカメラキーの押圧操作が長押し操作であると、制御部20は、カメラモジュール10から入力される映像を表示手段に出力する(S26)。これにより、ユーザはカメラモジュール10から入力される映像を見ることができる。
【0077】
ここでユーザが、現在入力されている映像を撮影しようとして、カメラキーを押圧操作すると(S27)、制御部20は、カメラモジュール10から入力される映像にファイル名を自動付与する(S28)。ここで、ファイル名は、予め定められた一定の規則にしたがって付与される。
【0078】
例えば、「P050221_01」または「V050221_01」のように、「映像識別子/年月日_一連番号」の構造で、映像にファイル名を自動付与する。前記ファイル名において、Pは静止画像を示す影像識別子であり、Vは動画像を示す影像識別子である。また、最後の二桁の一連番号は、映像の個数を示す。
【0079】
その後、制御部20は、前記ファイル名が付けられた映像を、メモリ30の映像アルバム領域に記録する。但し、かかる映像アルバム領域への記録に先立って、制御部20は、現在設定されている記録方式が何かを(自動記録方式が設定されているか否か)確認する(S29)。
【0080】
自動記録方式が設定されていれば、制御部20は、前記自動付与されたファイル名のまま、前記映像を現在待機中の短縮番号で識別される記録領域(映像アルバム領域の一部)に記録する(S30)。
【0081】
一方、手動記録方式が設定されていれば、制御部20は、さらに、ユーザがファイル名の変更を要求するかを確認する(S31)。手動記録方式であるときには、ユーザがキーを用いて前記自動付与されたファイル名を変更すると、制御部20は、変更されたファイル名で、前記映像を現在待機中の短縮番号で識別される記録領域(映像アルバム領域の一部)に記録する(S32)。但し、手動記録方式であるときであっても、ユーザがファイル名をあらかじめ定められた時間内に変更しなければ、制御部20は、前記自動付与されたファイル名で、前記映像を現在待機中の短縮番号で識別される記録領域(映像アルバム領域の一部)に記録する(S30)。
【0082】
図4は、本発明の一実施形態に係る映像検索手続きを示す図である。
【0083】
図4において、ユーザが、数字入力のために一般キーを押す(押圧操作する)と、制御部20は、当該数字を待機させる(S40)。
【0084】
また、制御部20は、その待機中の数字を短縮番号とみなし、その数字が短縮番号として存在するかを確認する(S41)。すなわち、制御部20は、現在待機中の数字が短縮番号として設定された状態であるかを確認する。
【0085】
待機中の数字が短縮番号として存在すると、制御部20は、その短縮番号に対応する電話番号及び該電話番号に対応する名称(人名、商号、あだ名等)の少なくとも一つを表示手段に表示する。これにより、ユーザは、表示手段に表示された電話番号またはその電話番号に関する名称を見て、自身が正確に短縮番号を選択したかを確認する。
【0086】
次に、制御部20は、ユーザが現在待機中の短縮番号に同意するか否かを判断する(S42)。ユーザが同意すると(YES)、制御部20は、待機中の短縮番号をそのまま維持する。一方、ユーザが現在待機中の短縮番号に同意しなければ(NO)、現在待機中の短縮番号を削除する。また、短縮番号の削除後、ユーザが他の数字を入力すると、その数字を他の短縮番号として待機させる(S43)。
【0087】
ユーザが同意した短縮番号の待機状態において、ユーザがカメラキーの押圧操作を行うと、制御部20は、そのカメラキーの押圧操作を認識する(S44)。
【0088】
短縮番号の待機状態において、カメラキーの押圧操作を認識する(押圧操作が行われる)と、制御部20は、前記認識したカメラキーの押圧操作が短押し操作であるか否かを確認する(S45)。
【0089】
短押し操作であれば、制御部20は、映像の検索のための映像検索モードで動作する(S46〜48)。一方、長押し操作であれば、制御部20は、映像の撮影及び記録のための映像撮影モードで動作する。
【0090】
認識されたカメラキーの押圧操作が短押し操作であると、制御部20はメモリ30内で現在待機中の短縮番号を識別情報として用いる記録領域(映像アルバム領域の一部)を検索する。そして、検索された記録領域の映像を、予め設定された配列(フォーマット)で表示手段に出力する(S46)。
【0091】
ここで、映像の配列例としては、プレビュー配列、詳細ビュー配列、リストビュー配列等がある。
【0092】
なお、プレビュー配列は、メモリに記録された映像を表示手段の表示領域よりも小さな大きさに調整し、この小さな大きさに調整された複数の映像を一度に表示手段に出力する配列方式である。
【0093】
また、詳細ビュー配列は、メモリに記録された映像のファイル名、映像の大きさ、撮影日時、及びその他の属性情報を並べて、表示手段に表示する配列方式である。
【0094】
また、リストビュー配列は、メモリに記録された映像のファイル名のみを並べて、表示手段に出力する配列方式である。
【0095】
前述したように、所定の方式で配列された映像において、ユーザが映像を選択すると(S47)、制御部20は、その選択された映像を表示手段の表示領域に適した大きさにして出力する(S48)。
【0096】
図5は、本発明の他の実施の形態に係る映像の撮影及び記録手続きを示す図であって、前述した電話番号に設定される短縮番号とは別に(独立して)設定される映像記録用の短縮番号を用いる場合の例である。
【0097】
図5において、ユーザが、カメラキーを操作して映像の撮影及び記録を要請することにより、制御部20は、映像撮影及び映像記録のためのタスクを実行させ、映像撮影モードを開始する(S50)。
【0098】
映像撮影モードであるときに、ユーザが数字入力のための一般キーを押すと、制御部20は、入力された数字を待機させる(S51)
【0099】
次に、制御部20は、ユーザが、現在待機中の数字を短縮番号として登録するのか否かを確認する(S52)。
【0100】
ユーザが、現在待機中の数字を短縮番号として登録しようとすると、制御部20は、その待機中の数字が短縮番号として存在するかを確認する(S53)。すなわち、制御部20は、現在待機中の数字がすでに短縮番号として設定された状態であるかを確認する。
【0101】
待機中の数字がすでに短縮番号として存在すると、制御部20は、現在待機中の数字がすでに短縮番号として設定されていることを表示手段に出力する。このとき、制御部20は、その短縮番号に対応する(関連付けられた)電話番号及びこの電話番号に対応する名称(人名、商号、あだ名等)の少なくもと一つを表示手段に出力する。
【0102】
一方、現在待機中の数字が短縮番号として存在していなければ、制御部20は、現在待機中の数字が短縮番号として登録可能であることを表示手段に出力する。
【0103】
そして、ユーザが短縮番号の登録に同意すると、制御部20は、表示手段に出力された短縮番号を映像アルバム領域の一つの識別情報として登録する(S54)。ここで、制御部20は、ユーザが短縮番号を登録するときに、その短縮番号に対応する名称(人名、商号、あだ名等)を入力可能な環境を提供する。また、制御部20は、登録される短縮番号を識別情報として使用すべき記録グループの大きさを設定可能な環境を提供する。
【0104】
次に、ユーザがカメラキーを押圧操作すると、制御部20は、そのカメラキーの押圧操作を認識する(S55)。
【0105】
また、制御部20は、認識されたカメラキーの押圧操作が長押し操作であるか否かを確認する(S56)。
【0106】
長押し操作であれば、制御部20は、カメラモジュールから入力される映像を撮影する(S57)。このとき、ユーザは、撮影した映像を表示手段から見ることができる。
【0107】
制御部20は、撮影した映像に対してファイル名を付与した後、その付与されたファイル名で、撮影した映像を、登録された短縮番号が識別番号として設定された記録グループ内に記録する(S58)。
【0108】
ここで本実施形態のように、電話番号に設定される短縮番号とは別に(独立して)設定される映像記録・検索用の短縮番号を用いる場合は、例えば、図7に示すメモリ構造を用いる。
【0109】
図7に示すように、メモリ30は、前述した電話番号の登録/変更/削除タスクによって複数の電話番号が記録される電話帳領域と、前述した映像記録タスクによって複数の映像が記録される映像アルバム領域とを有する。前述したように、電話帳領域に記録された電話番号には、それぞれ異なる短縮番号が設定される。この短縮番号は、電話番号及び名称(人名、商号、あだ名等)と関連付けられる(対応する)。また、映像アルバム領域に記録された映像は、一つ以上の映像ごとにグループ化され、各記録グループには、それぞれ異なる映像記録・検索用の短縮番号が設定される。ここで、かかる映像記録・検索用の短縮番号は、映像アルバム領域において、所定の記録グループに記録されている映像を検索し、または所定の記録グループに映像を記録するために用いられる。
【0110】
また、図7に示すように、映像アルバム領域は、異なる短縮番号で識別される複数の記録グループで構成される。
【0111】
本実施形態においても、メモリ30の実施上の便宜を図るためには、各記録グループは同一のサイズに設定されるのが好ましい。しかしながら、これに限定するものではなく、本発明においては、各記録グループを異なるサイズに設定することも可能である。
【0112】
図7における予備領域(ハッチング)は、各記録グループにおいて、実際の映像が記録されている部分を除く領域であり、追って映像が記録可能な部分である。
【0113】
一例を挙げて説明すると、ユーザが「一太郎」と命名した記録グループに、短縮番号「1」が設定されているとする。
【0114】
この状態において、例えば「一太郎」に関連する静止画像(例えば、写真)や動画像を、「一太郎」と命名した記録グループに記録しようとすると、ユーザは、「1」キーを押し、さらに「カメラキー」を長押し操作する。すると、携帯通信端末(制御部)は、映像の撮影及び記録のための映像撮影モードで動作する。
【0115】
かかる映像撮影モードにおいて、ユーザが、さらに映像撮影と、撮影した映像の記録を要求すると、携帯通信端末(制御部)は、撮影した映像を短縮番号「1」の記録グループに記録させる。
【0116】
一方、ユーザが「1」のキーを押してから、さらに「カメラキー」を短押し操作すると、携帯通信端末(制御部)は、映像検索のための映像検索モードで動作する。これにより、携帯通信端末(制御部)は、短縮番号「1」の記録グループ、すなわち、「一太郎」と命名した記録グループに記録されている映像を、定められた配列(フォーマット)により、表示手段に出力する。
【0117】
以上ではカメラモジュールで撮影された映像について説明したが、本発明は、このように自らが撮影した映像のみならず、外部のネットワークからダウンロードした映像にも適用できることは明らかである。すなわち、ダウンロードした映像を短縮番号で識別される記録領域に記録することは、前述した本発明の説明から容易に実現できるものである。
【0118】
さらに、携帯通信端末において作製した映像を、短縮番号で識別される記録領域に記録することも、前述した本発明の説明から容易に具現される。
【0119】
以上の内容を通じて、当業者であれば、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内において、様々な変更及び修正が可能であることが理解されるだろう。
【0120】
したがって、本発明の技術的範囲は、明細書の詳細な説明に記載の内容に限定されず、特許請求の範囲により定められるものである。
【図面の簡単な説明】
【0121】
【図1】本発明に係る映像の記録及び検索のための装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る映像管理手続きを示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る映像の撮影及び記録手続きを示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る映像の検索手続きを示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る映像の撮影及び記録手続きを示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るメモリ構造を示す図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係るメモリ構造を示す図である。
【符号の説明】
【0122】
10…カメラモジュール
20…制御部
30…メモリ
40…ユーザインターフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯通信端末における映像記録方法であって、
電話番号の自動呼出しのための短縮番号を設定するステップと、
前記短縮番号を、映像識別のための短縮番号として設定するステップと、
前記短縮番号で識別される映像を記録するステップと、
を含んで構成されることを特徴とする携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項2】
前記短縮番号が入力され、さらに映像記録機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記映像を前記入力された短縮番号に対応させて記録することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項3】
前記短縮番号が入力され、さらに映像検索機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、記録された映像のうち前記入力された短縮番号で識別されている映像を予め設定された配列で出力することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項4】
前記短縮番号が入力されると、前記電話番号及び前記電話番号に対応して登録されている名称の少なくとも一方を表示することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項5】
前記短縮番号が入力され、さらに映像撮影機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、映像を撮影するための映像撮影モードで動作し、
該映像撮影モードにおいて撮影された映像を、前記入力された短縮番号に対応させて記録することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項6】
複数の記録グループで構成されるメモリを備えた携帯通信端末における映像記録方法であって、
電話番号の自動呼出しのための短縮番号を設定するステップと、
前記短縮番号を、前記複数の記録グループのいずれか一つの記録グループを識別するための短縮番号として設定するステップと、
前記短縮番号で識別される記録グループに映像を記録するステップと、
を含んで構成されることを特徴とする携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項7】
前記短縮番号が入力され、さらに映像記録機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記映像を前記入力された短縮番号の記録グループに記録することを特徴とする請求項6に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項8】
前記短縮番号が入力され、さらに映像検索機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記入力された短縮番号の記録グループに記録されている映像を予め設定された配列で出力するステップをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項6に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項9】
前記短縮番号が入力されると、前記電話番号及び前記電話番号に対応して登録されている名称の少なくとも一方を表示することを特徴とする請求項6に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項10】
前記短縮番号が入力され、さらに映像撮影機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、映像を撮影するための映像撮影モードで動作し、
該映像撮影モードにおいて撮影された映像を、前記入力された短縮番号の記録グループに記録することを特徴とする請求項6に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項11】
数字が入力されると、該入力された数字を映像識別のための短縮番号として登録するステップと、
前記短縮番号で識別される記録領域に映像を記録するステップと、
を含んで構成されることを特徴とする携帯通信端末機における映像記録方法。
【請求項12】
前記携帯通信端末が映像撮影モード又は映像記録モードで動作しているときに前記数字が入力されると、該入力された数字を映像識別のための短縮番号として登録し、
前記映像撮影モードにおいて撮影された映像又は前記映像記録モードにおいて記録しようとする映像を前記短縮番号で識別される記録領域に記録することを特徴とする請求項11に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項13】
前記数字が入力され、さらに映像記録機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記映像を前記入力された数字に対応する短縮番号の記録領域に記録することを特徴とする請求項11に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項14】
前記数字が入力され、さらに映像検索機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、前記入力された数字に対応する短縮番号の記録領域を検索することを特徴とする請求項11に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項15】
前記数字を前記短縮番号として登録するときに、ユーザが指定する名称を前記短縮番号に対応させることを特徴とする請求項11に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項16】
前記数字が入力され、さらに映像撮影機能が割り当てられたファンクションキーの押圧操作が行われると、映像の撮影を開始し、
撮影した映像を、前記入力された数字に対応する短縮番号の記録領域に記録することを特徴とする請求項11に記載の携帯通信端末における映像記録方法。
【請求項17】
複数の映像を記録可能な映像アルバム領域を有するメモリと、
入力された数字を映像識別のための短縮番号として設定し、該短縮番号を用いて前記映像アルバム領域に記録される映像を複数のグループに分ける制御部と、
を含んで構成されることを特徴とする映像記録装置。
【請求項18】
携帯通信端末に設けられる映像記録装置であって、
複数の電話番号を記録可能な電話帳領域と、複数の映像を記録可能な映像アルバム領域とを有するメモリと、
前記電話帳領域に記録された電話番号の短縮番号を映像識別のための短縮番号として設定し、該短縮番号を用いて前記映像アルバム領域に記録される映像を複数のグループに分ける制御部と、
を含んで構成されることを特徴とする映像記録装置。
【請求項19】
前記制御部は、前記映像アルバム領域を前記短縮番号毎に複数の領域に分けると共に、各領域をほぼ同じサイズに設定することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の映像記録装置。
【請求項20】
前記制御部は、前記映像アルバム領域を前記短縮番号毎に複数の領域に分けると共に、各領域を異なるサイズに設定することを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の映像記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−311568(P2006−311568A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−124413(P2006−124413)
【出願日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】