映像音声記録装置
【課題】
タイマー記録設定時に映像及び音声の記録要否を設定することには配慮されていないため、「特定の時間帯は音声だけ記録」や「特定の時間帯は映像だけ記録」という設定ができず、必要としていない映像または音声を記録してしまうことになり、長時間記録が出来ないという問題があった。そこで、映像と音声の記録する時間帯を独立して設定できるようにすることで、不要な映像、音声の記録を極力減らすことが出来る映像音声記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
映像データ及びまたは音声データを記録媒体に記録する機能と、設定した時間帯に記録するタイマー記録機能とを有した映像音声記録装置において、前記タイマー記録機能による設定時、映像データと音声データの記録設定を別々に設定できることを特徴とする。
タイマー記録設定時に映像及び音声の記録要否を設定することには配慮されていないため、「特定の時間帯は音声だけ記録」や「特定の時間帯は映像だけ記録」という設定ができず、必要としていない映像または音声を記録してしまうことになり、長時間記録が出来ないという問題があった。そこで、映像と音声の記録する時間帯を独立して設定できるようにすることで、不要な映像、音声の記録を極力減らすことが出来る映像音声記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
映像データ及びまたは音声データを記録媒体に記録する機能と、設定した時間帯に記録するタイマー記録機能とを有した映像音声記録装置において、前記タイマー記録機能による設定時、映像データと音声データの記録設定を別々に設定できることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像音声記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、例えば、特開2001−86456号公報(特許文献1)がある。該公報には、課題として「タイマ録画の設定においては、1日のうちで録画を行なう時刻と行なわない時刻を2分して設定するもの、あるいは複数の設定と録画間隔が設定できるが、各曜日とも同一の設定となるものなどであり、詳細な設定を行なうことができず、また、同日に複数の録画スケジュールを設定し、さらに、曜日毎に異なった設定を行なうことが困難であった。」と記載され、解決手段として「本発明は、これらの問題を解決するために、タイマ録画のスケジュール設定方法において、一画面1週間分のスケジュール作成画面を2プログラム分表示し、さらにページを切り替えることで複数のプログラムの設定を容易に行なえるようにする。さらに、あらかじめ何種類かの録画方法を設定した録画プリセット(録画間隔・画質・画像解像度、録画モード等を指定する)を作成しておき、当該スケジュールにおいて、該プリセットを指定できるようにする。」と記載されている。
【0003】
また、他の背景技術として、例えば、特開平7−322202号公報(特許文献2)がある。該公報には、目的として「動画像蓄積装置において、ファイル装置の使用効率を上げる。」と記載され、構成として「無映像状態検出部4及び無音声状態検出部6により、無映像状態及び無音声状態を検出する。動画像を符号化する場合には無映像状態時には無映像データコード、無音声状態時には無音声データコードにより符号化を行ない、映像データと音声データの同期をとるために、同期信号付加部7により同期信号を符号化データに付加する。動画像を復号化する時には、符号化時に付加した同期信号をもとに、同期信号検出部10、映像デコーダ11、音声デコーダ12により動画像の復号をおこなう。」と記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−86456号公報
【特許文献2】特開平7−322202号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
主に監視システムに使用されているハードディスク(HDD)を利用した映像音声記録装置においては、限られた記録媒体の容量に対して、可能な限り長時間の映像データや音声データを記録することが求められている。そのため、記録するデータの高圧縮化、記録するデータの間欠記録、アラーム検出による記録、モーションディテクタ検出による記録、タイマー記録などを駆使し、必要最小限のデータだけを記録するように工夫して、長時間記録を実現している。
【0006】
ところで、監視システムの映像音声記録装置に記録するデータを必要最小限にしようとした場合、監視する時間帯や目的により記録するデータを変更する必要がある。例えば、従業員がいる時間が4:00〜22:00、営業時間が10:00〜20:00、消灯時間が22:00〜4:00の店舗内を監視する場合、営業時間においては、店舗内の喧騒により人物の声を詳細に捕らえることが出来ないため、音声の記録を不要としてもよい。消灯時間においては、照度不足により監視カメラが被写体を捕らえることが困難となるため、映像の記録を不要としてもよい。また、営業前後の従業員がいる時間帯4:00〜10:00及び20:00〜22:00においては、開店準備、閉店準備中のこの時間帯は店舗内に従業員しかいないため、犯行等が発生した場合には映像だけでなく会話内容も鮮明に記録しておくことが必要なため、映像と音声を記録する必要がある。以上から、必要最小限のデータだけを記録しようとした場合、営業時間(10:00〜20:00)は映像だけを記録、消灯時間(22:00〜4:00)は音声だけを記録、営業時間・消灯時間以外の時間(20:00〜22:00、4:00〜10:00)は映像と音声両方を記録、という設定にする必要がある。
【0007】
しかしながら、特許文献1記載の従来技術では、タイマー記録設定時に映像と音声の記録設定を別々に設定することには配慮されていないため、「特定の時間帯は音声だけ記録」や「特定の時間帯は映像だけ記録」という設定が出来ない。そのため、営業時間(10:00〜20:00)をタイマー記録設定すると、必要な映像だけでなく必要としていない音声も記録してしまうことになる。このように必要としていない映像または音声を記録してしまうことになり、長時間記録が出来ないという問題があった。
【0008】
また、上記特許文献2記載の従来技術では、タイマー記録設定時に映像と音声の記録設定を別々に設定することには配慮されておらず、さらに無映像または無音声状態時の無映像または無音声データコードによる符号化データには所定のデータ量があるため、その分記録できる時間が短くなってしまうという問題があった。
【0009】
つまり、時間帯毎に映像データと音声データの記録設定を独立して別々に設定できるようにすることで、不要な映像または音声の記録データを減らし長時間記録が出来るという点において使い勝手向上の余地がある。
【0010】
そこで、本発明は、映像音声記録装置の使い勝手向上を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、映像音声記録装置の使い勝手が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明による監視システムに使用される映像音声記録装置の実施例を、図1〜図20を用いて説明する。
【実施例1】
【0014】
本発明による映像音声記録装置の第1の実施形態を、図1〜図17を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の第1の実施形態による映像音声記録装置のブロック図である。映像、音声それぞれの記録時と再生時に分けて動作及び流れを説明する。
【0016】
映像記録時は、監視カメラからの入力映像信号をA/D変換手段1によってアナログ信号からデジタル信号の映像データへ変換し、映像圧縮伸張手段2にて圧縮処理を行なう。この際、圧縮処理途中の映像データは、一時記憶手段3に記憶される。圧縮された圧縮映像データは、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成した後、記録データとしてハードディスク等の記録媒体6に記録される。この際、映像圧縮伸張手段2と記録媒体6との通信途中の圧縮映像データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。
【0017】
映像再生時は、記録媒体6から読み出された圧縮映像データは記録媒体用通信手段4を介し、映像圧縮伸張手段2によって伸張処理される。この際、記録媒体6と映像圧縮伸張手段2との通信途中の圧縮映像データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。また、映像圧縮伸張手段2で伸張処理途中の映像データは、一時記憶手段3に記憶される。伸張された映像データは、OSD手段10により文字情報等が重畳された後、D/A変換手段7によってアナログ信号に変換され、出力映像信号として出力される。
【0018】
音声記録時は、マイクにて集音した入力音声信号をA/D変換手段1aによってアナログ信号からデジタル信号の音声データへ変換し、音声圧縮伸張手段2aにて圧縮処理を行なう。この際、圧縮処理途中の音声データは一時記憶手段3aに記憶される。圧縮された圧縮音声データは、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成した後、記録データとして記録媒体6に記録される。この際、音声圧縮伸張手段2aと記録媒体との通信途中の圧縮音声データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。
【0019】
音声再生時は、記録媒体6から読み出された圧縮音声データは記録媒体用通信手段4を介し、音声圧縮伸張手段2aによって伸張処理される。この際、記録媒体6と音声圧縮伸張手段2aとの通信途中の圧縮音声データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。また、音声圧縮伸張手段2aで伸張処理途中の音声データは、一時記憶手段3aに記憶される。伸張された音声データは、D/A変換手段7aによってアナログ信号に変換され、出力音声信号として出力される。
【0020】
映像及び音声記録時は、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮映像データ及び圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成するとともに映像データと音声データの同期を合わせ合成(多重化)した上で、記録データとして記録媒体6に記録される。この際、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aと記録媒体6との通信途中のデータは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。
【0021】
映像及び音声再生時は、記録媒体6から読み出された多重化されている圧縮映像データ及び圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、圧縮映像データと圧縮音声データとに分離し、システム制御手段8の命令により、それぞれのデータに記録されている時刻情報を元に同期合わせを行ない、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aによって伸張処理される。この際、記録媒体6と映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aとの通信途中のデータは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。また、映像圧縮伸張手段2で伸張処理途中の映像データは、一時記憶手段3に記憶される。音声圧縮伸張手段2aで伸張途中の音声データは、一時記憶手段3aに記憶される。伸張された映像データは、OSD手段10を介してD/A変換手段7によってアナログ信号に変換され、出力映像信号として出力される。伸張された音声データは、D/A変換手段7aによってアナログ信号に変換され、出力音声信号として出力される。また、入力手段9による操作履歴など動作中の履歴情報は、システム制御手段8によりFLASHメモリーなどの履歴記憶手段11に記憶される。
【0022】
ここで、本発明に係るタイマー予約設定時の動作について説明する。まず、入力手段9からの所定の操作により、OSD手段10にてメニュー画像を生成し、出力映像信号として出力し外部に接続した表示装置にメニュー画面を表示する。ユーザはメニュー画面を見ながら、タイマー予約設定をする。このタイマー予約設定時には、時間帯、映像の記録要否、音声の記録要否の設定を行なう。その後、監視状態となり、設定している時間帯になるとタイマー予約設定時に設定した映像及び音声の記録要否に従い記録動作を開始する。
【0023】
例えば、映像と音声の両方とも記録する設定の場合には、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮映像データ及び圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成するとともに映像データと音声データの同期を合わせ合成(多重化)した上で、記録データとして記録媒体6に記録される。
【0024】
映像のみ記録する設定の場合には、映像圧縮伸張手段2にて圧縮された圧縮映像データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成し記録データとして記録媒体6に記録する。一方、音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮音声データは、システム制御手段8からの制御により記録媒体用通信手段4へ送らないようにし、記録媒体6には記録しない。
【0025】
音声のみ記録する設定の場合には、音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成し記録データとして記録媒体6に記録する。一方、映像圧縮伸張手段2にて圧縮された圧縮映像データは、システム制御手段8からの制御により記録媒体用通信手段4へ送らないようにし、記録媒体6には記録しない。
【0026】
以上のように、映像または音声が記録不要な場合には、システム制御手段8からの制御により映像圧縮伸張手段2または音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4へ圧縮映像データまたは圧縮音声データを送らず、記録媒体6に記録しないように管理することが出来る。そのため、時間帯毎に映像データと音声データの記録要否を独立して設定できるようにすることで、不要な映像または音声の記録データを減らし、長時間記録が可能となる。
【0027】
ここで、本発明による記録データの構成を、図2を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施形態による記録データ構成の模式図である。図2(a)は映像及び音声を多重化して記録した場合で、不要なデータを無音、無画面として記録した場合を示す。図2(b)は映像及び音声を多重化して記録した場合で、不要なデータを記録しない場合を示す。図2(a)中、網掛けで示した音声1(無音)001と映像2(無画面)002が、不要なデータに相当する。図2(a)ではこれら不要なデータを無音または黒一色等の無画面のデータとして扱い、記録している事を示している。これを、図2(b)に示すように無音のデータ、無画面のデータとして扱わずに、データそのものを記録しないことで、記録媒体6への記録データのデータ量を減らすことができ、長時間記録が可能となる。例えば、記録媒体6が500GBのハードディスクとして標準設定時で映像を記録した場合、音声ありでは約40日記録可能であるが、音声なしでは約51日記録が可能である。
【0028】
次に、本発明に係るタイマー記録設定の処理の流れ及び表示例を、図3〜図10を用いて説明する。
【0029】
図3は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約一覧を表す図、図4は本発明の第1の実施形態による記録設定メニュー画面、図5は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約メニュー(映像)画面例、図6は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約メニュー(音声)画面例、図7は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例1)、図8は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例2)、図9は本発明の第1の実施形態による記録設定時のフローチャート(その1)、図10は本発明の第1の実施形態による記録設定時のフローチャート(その2)を示す。
【0030】
尚、本実施例では、通常記録、タイマー記録、アラーム記録の場合毎に映像及び音声の記録設定を行なうことができる。ここで、「通常記録」では、映像音声記録装置が監視モードに入っている間に記録する映像や音声の記録要否を設定し、「タイマー記録」では、記録の動作を実行する時間帯を映像と音声で別々に設定し、「アラーム記録」では、アラーム信号やモーション検知をトリガーにして、映像及びまたは音声記録の動作を実行するかどうかの設定をする。
【0031】
まず、具体的なタイマー予約例を説明する。図3に示すように、映像は従業員がいる時間4:00〜22:00は記録必要、それ以外の消灯時間22:00〜4:00は記録不要、音声は営業時間10:00〜20:00は記録不要、それ以外の20:00〜10:00は記録必要と設定する場合を示しており、処理の流れ及び表示例について以下説明する。
【0032】
図9のステップ101で入力手段9からの所定の操作により記録設定メニューを開く操作を実行すると、ステップ102で図4に示す記録設定メニュー画面が表示されるので、映像の記録設定を開始する。図4に示すように記録設定メニュー画面には「通常記録」「タイマー記録」「アラーム記録」時それぞれで映像、音声毎に設定できるようになっており、まずステップ103で通常記録時の映像の記録を設定し(例えば「記録しない」)、ステップ104に進む。ステップ104でタイマー記録時の映像の記録を「有効」に設定すると、ステップ105で図5に示すタイマー予約メニュー(映像)の画面を表示する。ステップ104でタイマー記録時の映像の記録を「無効」に設定すると、ステップ112へ進む。図5に示すようにタイマー予約メニュー(映像)画面には複数の設定ができるように1から8のプログラム番号が準備され、プログラム番号毎に曜日、開始時刻、終了時刻が設定できるようになっており、まずステップ106で一覧表示されているプログラム番号の中から任意のプログラム番号(例えば番号1)を選び、ステップ107で曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定する。ステップ108でタイマー記録を開始する開始時刻(例えば04:00)を設定し、さらにステップ109で終了時刻(例えば22:00)を設定する。ステップ109の後、別のプログラム番号を選択するとステップ110でタイマー予約を続けると判断し、ステップ107に戻り次のタイマー予約の設定を繰り返す。ステップ109の後、図5右下の「終了ボタン」402を選択すると、ステップ110でタイマー予約設定終了と判断しタイマー予約設定処理を終了して、ステップ111で図5のタイマー予約メニュー(映像)画面を閉じて図4の記録設定メニュー画面を表示する。ステップ112でアラーム記録時の映像の記録を設定し(例えば「有効」)、図10のステップ203へ進み続けて音声について設定する。
【0033】
ステップ203で通常記録の音声の記録を設定し(例えば「記録しない」)、ステップ204に進む。ステップ204でタイマー記録時の音声の記録を「有効」に設定すると、ステップ205で図6に示すタイマー予約メニュー(音声)の画面を表示する。ステップ204でタイマー記録時の音声の記録を「無効」に設定すると、ステップ213へ進む。図6に示すようにタイマー予約メニュー(音声)画面には図5と同様に複数の設定ができるように1から8のプログラム番号が準備され、プログラム番号毎に曜日、開始時刻、終了時刻が設定できるようになっており、まずステップ206で一覧表示されているプログラム番号の中から任意のプログラム番号(例えば番号1)を選び、ステップ207で曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定する。ステップ208でタイマー記録を開始する開始時刻(例えば20:00)を設定し、さらにステップ209で終了時刻(例えば10:00)を設定する。ステップ209の後、別のプログラム番号を選択するとステップ210でタイマー予約を続けると判断し、ステップ207に戻り次のタイマー予約の設定を繰り返す。ステップ209の後、図6右下の「終了ボタン」403を選択すると、ステップ210でタイマー予約設定終了と判断しタイマー予約設定処理を終了して、ステップ211で、図6のタイマー予約メニュー(音声)画面を閉じて図7のタイマー予約確認画面(例1)または図8のタイマー予約確認画面(例2)を表示する。ここで、図7、図8は、図3に従い正確に設定できた場合ことを確認するための確認画面であり、図7は映像と音声別々に記録要否時間帯を表示しており、図8は時間帯別に映像、音声の記録要否を表示している。この表示をすることによって、思ったとおりの設定が出来ているか確認をすることが出来るため、設定をミスする可能性を軽減することが期待できる。
【0034】
ステップ211でのタイマー予約確認画面で設定が間違いないことを確認できたら、図7または図8右下の「確認ボタン」404または405を選択し、タイマー予約設定を終了して、ステップ212で図7または図8のタイマー予約確認画面を閉じて図4の記録設定メニュー画面を表示する。その後、ステップ213でアラーム記録時の音声の記録を設定し(例えば「有効」)、「終了ボタン」401を選択すると、記録設定処理を終了する。
【0035】
次に、本発明の第1の実施形態による映像音声記録装置のタイマー記録時の動作処理を図11〜図15を使って説明する。図11は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その1)、図12は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その2)、図13は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その3)、図14は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その4)、図15は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その5)を示す。
【0036】
上記タイマー予約記録設定後、入力手段9でタイマー記録釦を押すと、図11のステップ301でタイマー記録待機中になる。ステップ302でタイマー記録設定時刻か否かの判断を行なう。ステップ302で設定時刻でない(NO)場合はステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。ステップ302で設定時刻(YES)の場合はステップ303に進む。ステップ303では、アラーム記録中か否かの判断を行なう。アラーム記録中(YES)の場合は図15のステップ901に進む(後で説明)。
【0037】
アラーム記録中でない(NO)の場合はステップ304に進む。ステップ304では、今のタイマー記録設定時刻での設定は映像記録のみなのか否かを判断する。映像記録のみの設定時刻(YES)の場合は、図13のステップ601に進む(後で説明)。映像記録のみではない(NO)場合は、ステップ305に進む。ステップ305では、今のタイマー記録設定時刻での設定は音声記録のみなのか否かを判断する。音声記録のみの設定時刻(YES)の場合は、図14のステップ701に進む(後で説明)。音声記録のみではない(NO)場合は、映像及び音声の記録が設定してある設定時刻だと判断し、ステップ306に進む。ステップ306では、通常記録中か否かを判断する。通常記録中でない(NO)場合は、ステップ308に進む。通常記録中(YES)の場合は、タイマー記録の方が通常記録より優先されるため、ステップ307で通常記録を中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、ステップ308に進む。
【0038】
ステップ308では、システム制御手段8からの制御により、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4への圧縮映像データ及び圧縮音声データの送出を開始し、ステップ309で映像及び音声データのタイマー記録を行なう。その後、図12のステップ501に進む。
【0039】
ステップ501では、タイマー記録の終了時刻か否かの判断を行なう。終了時刻でない(NO)の場合、図11のステップ309に戻ってタイマー記録を継続する。ステップ501でタイマー記録終了時刻(YES)の場合、ステップ502に進む。ステップ502では、終了時刻が映像記録の終了時刻か否かの判断をする。映像記録の終了時刻でない(NO)場合、音声記録の終了時刻と判断して、ステップ503にて音声圧縮伸張手段2aからの圧縮音声データの送出を停止し、図13のステップ607に進む(後で説明)。ステップ502で映像記録の終了時刻(YES)の場合、ステップ504に進む。ステップ504では、終了時刻が音声記録の終了時刻か否かの判断をする。音声記録の終了時刻でない(NO)場合、映像記録の終了時刻と判断して、ステップ505にて映像圧縮伸張手段2からの圧縮映像データの送出を停止し、図14のステップ707に進む(後で説明)。ステップ504で音声記録の終了時刻(YES)の場合、映像及び音声の終了時刻と判断し、ステップ506にて映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4への圧縮映像データ及び圧縮音声データの送出を停止し、ステップ507に進む。ステップ507では、ステップ307にて通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0040】
次に、図11のステップ304での判断が映像記録のみのタイマー記録設定時刻(YES)で、図13のステップ601に進んだ場合の動作について説明する。ステップ601では、通常記録中か否かの判断をする。通常記録中でない(NO)の場合、ステップ606に進む。ステップ601で通常記録中(YES)の場合、ステップ602に進む。ステップ602では、通常記録が音声のみか否かの判断をする。通常記録が音声のみ(YES)の場合、映像のタイマー記録に干渉することは無いので、音声の通常記録を継続したままステップ606に進む。通常記録が音声のみでない(NO)場合、ステップ604に進む。
【0041】
ステップ604では通常記録が映像のみか否かの判断をする。通常記録が映像のみ(YES)の場合、映像のタイマー記録に干渉するため、タイマー記録の方を優先してステップ603で通常記録を中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、ステップ606に進む。ステップ604で通常記録が映像のみでない(NO)場合、映像及び音声の通常記録中と判断し、ステップ605で映像のタイマー記録と干渉する映像の通常記録のみを中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、音声の通常記録は継続したままステップ606に進む。ステップ606では、システム制御手段8からの制御により、映像圧縮伸張手段2から記録媒体用通信手段4への圧縮映像データの送出を開始し、ステップ607で映像のタイマー記録を開始する。次に、ステップ608では、映像のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ609に進み、圧縮映像データの送出を停止後、図12のステップ507に進みステップ603またはステップ605で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0042】
ステップ608の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ610に進み、音声のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。音声のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ611に進み圧縮音声データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0043】
ステップ610で音声のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ612に進み、映像アラーム入力が有るか否かの判断をする。映像アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ613に進み映像のタイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。映像アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ607に戻り、映像のタイマー記録を継続する。
【0044】
次に、図11のステップ305での判断が音声記録のみのタイマー記録設定時刻(YES)で、図14のステップ701に進んだ場合の動作について説明する。ステップ701では、通常記録中か否かの判断をする。通常記録中でない(NO)の場合、ステップ706に進む。ステップ701で通常記録中(YES)の場合、ステップ702に進む。ステップ702では、通常記録が映像のみか否かの判断をする。通常記録が映像のみ(YES)の場合、音声のタイマー記録に干渉することは無いので、映像の通常記録を継続したままステップ706に進む。通常記録が音声のみでない(NO)場合、ステップ704に進む。
【0045】
ステップ704では通常記録が音声のみか否かの判断をする。通常記録が音声のみ(YES)の場合、音声のタイマー記録に干渉するため、タイマー記録の方を優先してステップ703で通常記録を中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、ステップ706に進む。ステップ704で通常記録が音声のみでない(NO)場合、映像及び音声の通常記録中と判断し、ステップ703で音声のタイマー記録と干渉する音声の通常記録のみを中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、映像の通常記録は継続したままステップ706に進む。ステップ706では、システム制御手段8からの制御により、音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4への圧縮音声データの送出を開始し、ステップ707で音声のタイマー記録を開始する。次に、ステップ708では、音声のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ709に進み、圧縮音声データの送出を停止後、図12のステップ507に進みステップ703またはステップ705で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0046】
ステップ708の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ710に進み、映像のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。映像のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ711に進み圧縮映像データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0047】
ステップ710で映像のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ712に進み、音声アラーム入力が有るか否かの判断をする。音声アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ713に進み映像のタイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。音声アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ707に戻り、音声のタイマー記録を継続する。
【0048】
次に、ステップ503にて音声圧縮伸張手段2aからの圧縮音声データの送出を停止し、図13のステップ607に進んだ場合の動作について説明する。ステップ607で映像のみタイマー記録を継続する。次に、ステップ608では、映像のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ609に進み、圧縮映像データの送出を停止後、図12のステップ507に進み、ステップ603またはステップ605で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0049】
ステップ608の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ610に進み、音声のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。音声のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ611に進み圧縮音声データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0050】
ステップ610で音声のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ612に進み、映像アラーム入力が有るか否かの判断をする。映像アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ613に進み映像のタイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。映像アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ607に戻り、映像のタイマー記録を継続する。
【0051】
次に、図12のステップ505にて映像圧縮伸張手段2からの圧縮映像データの送出を停止し、図14のステップ707に進んだ場合の動作について説明する。ステップ707で音声のみタイマー記録を継続する。次に、ステップ708では、音声のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ709に進み、圧縮音声データの送出を停止後、図12のステップ507に進みステップ703またはステップ705で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0052】
ステップ708の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ710に進み、映像のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。映像のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ711に進み圧縮映像データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0053】
ステップ710で映像のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ712に進み、音声アラーム入力が有るか否かの判断をする。音声アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ713に進み映像タイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。音声アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ707に戻り、音声のタイマー記録を継続する。
【0054】
次に、図11のステップ303での判断がアラーム記録中(YES)で、図15のステップ901に進んだ場合の動作について説明する。ステップ901では、映像のみのアラーム記録中か否かの判断をする。映像のみ(YES)の場合は、ステップ903に進む。ステップ903では、映像のタイマー記録設定時刻か否かを判断する。映像のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、映像のアラーム記録と干渉するため、映像のアラーム記録の方を優先し、図11のステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。
【0055】
ステップ903で映像のタイマー記録設定時刻でない(NO)場合、音声のタイマー記録設定時刻と判断する。この場合は、映像のアラーム記録とは干渉しないため、図14のステップ701に進む。ステップ901の判断が映像のみのアラーム記録ではない(NO)場合、ステップ902に進む。ステップ902では、音声のみのアラーム記録中か否かの判断をする。音声のみでない(NO)の場合は、映像及び音声のアラーム記録と判断し、図11のステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。ステップ902で音声のみ(YES)の場合は、ステップ904に進む。ステップ904では音声のタイマー記録設定時刻か否かを判断する。音声のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、音声のアラーム記録と干渉するため、音声のアラーム記録の方を優先し、図11のステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。音声のタイマー記録設定時刻でない(NO)場合、映像のタイマー記録設定時刻と判断する。この場合、音声のアラーム記録とは干渉しないため、図13のステップ601に進む。
【0056】
また、本発明のタイマー記録設定を使って記録した場合、映像のみが記録されている時間帯と、音声のみが記録されている時間帯、映像と音声の両方が記録されている時間帯の3通りのパターンが有り得る。そのため、本実施例では、再生時に現在再生中の画面がどのパターンで記録されているのかを確認できるように、再生画面上に情報表示を行っている。本発明の第1の実施形態による再生時の表示例を図16、図17を用いて説明する。図16は本発明の第1の実施形態による音声のみ記録時の再生画面例、図17は本発明の第1の実施形態による映像のみ記録時の再生画面例を示す。
【0057】
音声のみが記録されている場合には、再生時映像が画面に表示されないので故障等と区別できるように、図16に示すように、情報表示エリア1201に「映像:無し」、「音声:有り」を表示し、さらに映像表示エリア1202には、ブルーバック等の背景画像の中に「映像は記録されていません」の表示を入れている。
【0058】
映像のみが記録されている場合には、再生時音声が出力されないので故障等と区別できるように、図17に示すように、情報表示エリア1201に「映像:有り」、「音声:無し」を表示し、さらに映像表示エリア1202には、再生画を表示している。
【0059】
尚、本実施例ではタイマー予約設定時、映像または音声の記録要否の設定についてのみ説明したが、画質、音質や録画間隔、解像度等の録画モードを設定できるようにしても構わない。
【実施例2】
【0060】
本発明による映像音声記録装置の第2の実施形態を、図18〜図20を用いて説明する。実施例1との違いは、実施例1の場合は、通常記録を「記録しない」に設定しておき、映像及びまたは音声を記録する時間帯をタイマー予約で設定して、必要なデータのみ記録するという方法であるのに対し、実施例2の場合は、時間帯毎に映像と音声の記録する/しないを設定してその時間帯に必要なデータのみ記録する方法である。尚、実施例2の場合、通常記録は常に「記録する」状態で固定としている。ここでは、実施例1と異なるタイマー予約メニューの設定の方法を中心に説明する。尚、ここでは実施例1の図3に示した記録設定と同じにする場合で説明する。
【0061】
本発明の第2の実施形態によるタイマー予約設定時の処理の流れ及び表示例を図18、図19を用いて説明する。図18は本発明の第2の実施形態によるタイマー予約メニュー(映像・音声)画面例、図19は本発明の第2の実施形態による記録設定時のフローチャートを示す。
【0062】
入力手段9からの所定の操作によりタイマー予約メニュー(映像・音声)を開くための操作を実行すると、ステップ1301で図18のタイマー予約メニュー(映像・音声)画面が表示される。ここで、図18に示すタイマー予約メニュー(映像・音声)画面には複数の設定ができるように1から8のプログラム番号が準備され、プログラム番号毎に曜日、開始時刻、終了時刻、映像記録の要否、音声記録の要否が設定できるようになっている。
【0063】
ステップ1302で一覧表示されているプログラム番号の中から任意のプログラム番号(例えば番号1)を選び、ステップ1303で曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定する。ステップ1304でタイマー記録を開始する開始時刻(例えば22:00)を、さらにステップ1305で終了時刻(例えば04:00)をそれぞれ設定しステップ1306へ進む。ステップ1306で映像記録の要否を設定するために、映像を記録する場合は「記録する」に、映像を記録しない場合は「記録しない」に設定し、ステップ1307へ進む。ステップ1307で音声記録の要否を設定するために、音声を記録する場合は「記録する」に、音声を記録しない場合は「記録しない」に設定する。ここでは、映像は「記録しない」、音声は「記録する」に設定する。ステップ1307の後、複数のタイマー予約を設定する場合(例えば曜日毎に記録する時間帯を変更したい場合)は、別のプログラム番号を選択するとステップ1308でタイマー予約を続けると判断し、ステップ1303に戻り次のタイマー予約の設定を繰り返す。ここでは、図18のようにプログラム1〜2まで設定する必要があるので、ステップ1307の後プログラム番号2を選択するとステップ1308でタイマー予約を続けると判断し、ステップ1303に戻り曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定し、ステップ1304で開始時刻10:00、ステップ1305で終了時刻20:00、ステップ1306で映像を「記録する」、ステップ1307で音声を「記録しない」と設定した後、図18右下の「終了ボタン」1801を選択するとステップ1308でタイマー予約終了と判断し、ステップ1309で図18のタイマー予約メニュー(映像・音声)画面を閉じて図7または図8のタイマー予約確認画面を表示する。設定が間違いないことが確認できたら「確認ボタン」404または405を選択し、タイマー予約設定終了となる。
【0064】
次に、本発明の第2の実施形態による映像音声記録装置のタイマー記録時の動作処理を図20を使って説明する。図20は本発明の第2の実施形態によるタイマー記録時フローチャートを示す。
【0065】
上記タイマー記録設定後、入力手段9でタイマー記録釦を押すと、図20のステップ1401でタイマー記録待機中になる。ステップ1402でタイマー設定時刻か否かの判断を行なう。ステップ1402でタイマー設定時刻でない(NO)場合はステップ1401に戻ってタイマー記録待機中となる。ステップ1402でタイマー設定時刻(YES)の場合はステップ1403に進む。
【0066】
ステップ1403では、映像を記録するか否かの判断をする。映像を記録しない(NO)の場合、ステップ1404でシステム制御手段8からの命令により映像圧縮伸張手段2から記録媒体用通信手段6へのデータの送出を禁止した後、ステップ1406に進む。ステップ1403で映像を記録する(YES)の場合、ステップ1405でシステム制御手段8からの命令により映像圧縮伸張手段2から記録媒体用通信手段6へのデータを送出し、ステップ1406へ進む。
【0067】
ステップ1406では、音声を記録するか否かの判断をする。音声を記録しない(NO)の場合、ステップ1407でシステム制御手段8からの命令により音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段6へのデータの送出を禁止した後、ステップ1409に進む。ステップ1406で音声を記録する(YES)の場合、ステップ1408でシステム制御手段8からの命令により音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段6へのデータを送出し、ステップ1409に進む。ステップ1409でタイマー記録の動作に入る。このとき、ステップ1406及びステップ1408の判断がどちらもNOの場合、タイマー動作中は映像及び音声を記録しないことになる。
【0068】
その後、ステップ1410でタイマー終了時刻か否かの判断をする。タイマー終了時刻でない(NO)の場合、ステップ1409に戻りタイマー動作を継続する。ステップ1410でタイマー終了時刻(YES)の場合、ステップ1411で通常記録の設定に従いデータ送出の停止或いはデータ送出禁止の解除を行ない、ステップ1401に戻り、タイマー記録待機中となり、通常記録に復帰する。
【0069】
尚、本実施例ではタイマー予約設定時、映像または音声の記録要否の設定についてのみ説明したが、画質、音質や録画間隔、解像度等の録画モードを設定できるようにしても構わない。
【0070】
尚、本実施例1及び2では不要な映像または音声データは記録しない内容にしたが、不要な映像または音声の入力信号をカットし無映像信号または無音声信号にするようにしても構わない。無画面信号または無音信号とすることで、圧縮処理後のデータ量を少なくできるので、長時間記録が可能となる。
【0071】
以上の実施例のように本発明は、時間帯毎に映像データと音声データの記録設定を独立して別々に設定できるようにすることで、不要な映像または音声の記録データを減らすことで長時間記録を可能とすることができる。
【0072】
以上の説明から明らかなように、本発明の一観点は、映像データ及びまたは音声データを記録媒体に記録する機能と、設定した時間帯に記録するタイマー記録機能とを有した映像音声記録装置において、前記タイマー記録機能による設定時、映像データと音声データの記録設定を別々に設定できることを特徴とする。これにより、時間帯毎に映像データと音声データの記録設定を独立して別々に設定することで、不要な映像または音声の記録データを減らすことが出来、より長時間の記録が可能となる。
【0073】
さらに、映像データと音声データを記録する時間帯を別々に設定できることを特徴とする。これにより、映像データを記録する時間帯と、音声データを記録する時間帯を別々に設定できるので、記録が不要な時間帯の映像または音声の記録データを記録することがなくなり、記録データを減らすことが出来、より長時間の記録が可能となる。
【0074】
さらに、映像データ及びまたは音声データの記録要否を別々に設定できることを特徴とする。これにより、時間帯毎に映像データと音声データの記録する/しないを別々に設定できるので、時間帯毎に不要なデータを記録することがなくなり、記録データを減らすことが出来、より長時間の記録が可能となる。
【0075】
さらに、記録をしないことに設定された映像データ及びまたは音声データは記録しないことを特徴とする。これにより、必要のない映像または音声のデータが記録されなくなるため、無画面の映像、無音のデータを記録する場合と比較して、より長時間の記録が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の第1の実施形態による映像音声記録装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態による記録データ構成の模式図
【図3】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約一覧を表す図
【図4】本発明の第1の実施形態による記録設定メニュー画面
【図5】本発明の第1の実施形態によるのタイマー予約メニュー(映像)画面例
【図6】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約メニュー(音声)画面例
【図7】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例1)
【図8】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例2)
【図9】本発明の第1の実施形態による記録設定時フローチャート(その1)
【図10】本発明の第1の実施形態による記録設定時フローチャート(その2)
【図11】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その1)
【図12】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その2)
【図13】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その3)
【図14】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その4)
【図15】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その5)
【図16】本発明の第1の実施形態による音声のみ記録時の再生画面例
【図17】本発明の第1の実施形態による映像のみ記録時の再生画面例
【図18】本発明の第2の実施形態によるタイマー予約メニュー画面例
【図19】本発明の第2の実施形態によるタイマー予約時フローチャート
【図20】本発明の第2の実施形態によるタイマー記録時フローチャート
【符号の説明】
【0077】
001…音声1(無音)、002…映像2(無画面)、1…A/D変換手段、
1a…A/D変換手段、2…映像圧縮伸張手段、2a…音声圧縮伸張手段、
3…一時記憶手段、3a…一時記憶手段、4…記録媒体用通信手段、5…一時記憶手段、
6…記憶媒体、7…D/A変換手段、7a…D/A変換手段、8…システム制御手段、
9…入力手段、10…OSD手段、11…履歴記憶手段、
401、402、403、1801…終了ボタン、404、405…確認ボタン、
1201…情報表示エリア、1202…映像表示エリア
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像音声記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、例えば、特開2001−86456号公報(特許文献1)がある。該公報には、課題として「タイマ録画の設定においては、1日のうちで録画を行なう時刻と行なわない時刻を2分して設定するもの、あるいは複数の設定と録画間隔が設定できるが、各曜日とも同一の設定となるものなどであり、詳細な設定を行なうことができず、また、同日に複数の録画スケジュールを設定し、さらに、曜日毎に異なった設定を行なうことが困難であった。」と記載され、解決手段として「本発明は、これらの問題を解決するために、タイマ録画のスケジュール設定方法において、一画面1週間分のスケジュール作成画面を2プログラム分表示し、さらにページを切り替えることで複数のプログラムの設定を容易に行なえるようにする。さらに、あらかじめ何種類かの録画方法を設定した録画プリセット(録画間隔・画質・画像解像度、録画モード等を指定する)を作成しておき、当該スケジュールにおいて、該プリセットを指定できるようにする。」と記載されている。
【0003】
また、他の背景技術として、例えば、特開平7−322202号公報(特許文献2)がある。該公報には、目的として「動画像蓄積装置において、ファイル装置の使用効率を上げる。」と記載され、構成として「無映像状態検出部4及び無音声状態検出部6により、無映像状態及び無音声状態を検出する。動画像を符号化する場合には無映像状態時には無映像データコード、無音声状態時には無音声データコードにより符号化を行ない、映像データと音声データの同期をとるために、同期信号付加部7により同期信号を符号化データに付加する。動画像を復号化する時には、符号化時に付加した同期信号をもとに、同期信号検出部10、映像デコーダ11、音声デコーダ12により動画像の復号をおこなう。」と記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−86456号公報
【特許文献2】特開平7−322202号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
主に監視システムに使用されているハードディスク(HDD)を利用した映像音声記録装置においては、限られた記録媒体の容量に対して、可能な限り長時間の映像データや音声データを記録することが求められている。そのため、記録するデータの高圧縮化、記録するデータの間欠記録、アラーム検出による記録、モーションディテクタ検出による記録、タイマー記録などを駆使し、必要最小限のデータだけを記録するように工夫して、長時間記録を実現している。
【0006】
ところで、監視システムの映像音声記録装置に記録するデータを必要最小限にしようとした場合、監視する時間帯や目的により記録するデータを変更する必要がある。例えば、従業員がいる時間が4:00〜22:00、営業時間が10:00〜20:00、消灯時間が22:00〜4:00の店舗内を監視する場合、営業時間においては、店舗内の喧騒により人物の声を詳細に捕らえることが出来ないため、音声の記録を不要としてもよい。消灯時間においては、照度不足により監視カメラが被写体を捕らえることが困難となるため、映像の記録を不要としてもよい。また、営業前後の従業員がいる時間帯4:00〜10:00及び20:00〜22:00においては、開店準備、閉店準備中のこの時間帯は店舗内に従業員しかいないため、犯行等が発生した場合には映像だけでなく会話内容も鮮明に記録しておくことが必要なため、映像と音声を記録する必要がある。以上から、必要最小限のデータだけを記録しようとした場合、営業時間(10:00〜20:00)は映像だけを記録、消灯時間(22:00〜4:00)は音声だけを記録、営業時間・消灯時間以外の時間(20:00〜22:00、4:00〜10:00)は映像と音声両方を記録、という設定にする必要がある。
【0007】
しかしながら、特許文献1記載の従来技術では、タイマー記録設定時に映像と音声の記録設定を別々に設定することには配慮されていないため、「特定の時間帯は音声だけ記録」や「特定の時間帯は映像だけ記録」という設定が出来ない。そのため、営業時間(10:00〜20:00)をタイマー記録設定すると、必要な映像だけでなく必要としていない音声も記録してしまうことになる。このように必要としていない映像または音声を記録してしまうことになり、長時間記録が出来ないという問題があった。
【0008】
また、上記特許文献2記載の従来技術では、タイマー記録設定時に映像と音声の記録設定を別々に設定することには配慮されておらず、さらに無映像または無音声状態時の無映像または無音声データコードによる符号化データには所定のデータ量があるため、その分記録できる時間が短くなってしまうという問題があった。
【0009】
つまり、時間帯毎に映像データと音声データの記録設定を独立して別々に設定できるようにすることで、不要な映像または音声の記録データを減らし長時間記録が出来るという点において使い勝手向上の余地がある。
【0010】
そこで、本発明は、映像音声記録装置の使い勝手向上を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、映像音声記録装置の使い勝手が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明による監視システムに使用される映像音声記録装置の実施例を、図1〜図20を用いて説明する。
【実施例1】
【0014】
本発明による映像音声記録装置の第1の実施形態を、図1〜図17を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の第1の実施形態による映像音声記録装置のブロック図である。映像、音声それぞれの記録時と再生時に分けて動作及び流れを説明する。
【0016】
映像記録時は、監視カメラからの入力映像信号をA/D変換手段1によってアナログ信号からデジタル信号の映像データへ変換し、映像圧縮伸張手段2にて圧縮処理を行なう。この際、圧縮処理途中の映像データは、一時記憶手段3に記憶される。圧縮された圧縮映像データは、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成した後、記録データとしてハードディスク等の記録媒体6に記録される。この際、映像圧縮伸張手段2と記録媒体6との通信途中の圧縮映像データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。
【0017】
映像再生時は、記録媒体6から読み出された圧縮映像データは記録媒体用通信手段4を介し、映像圧縮伸張手段2によって伸張処理される。この際、記録媒体6と映像圧縮伸張手段2との通信途中の圧縮映像データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。また、映像圧縮伸張手段2で伸張処理途中の映像データは、一時記憶手段3に記憶される。伸張された映像データは、OSD手段10により文字情報等が重畳された後、D/A変換手段7によってアナログ信号に変換され、出力映像信号として出力される。
【0018】
音声記録時は、マイクにて集音した入力音声信号をA/D変換手段1aによってアナログ信号からデジタル信号の音声データへ変換し、音声圧縮伸張手段2aにて圧縮処理を行なう。この際、圧縮処理途中の音声データは一時記憶手段3aに記憶される。圧縮された圧縮音声データは、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成した後、記録データとして記録媒体6に記録される。この際、音声圧縮伸張手段2aと記録媒体との通信途中の圧縮音声データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。
【0019】
音声再生時は、記録媒体6から読み出された圧縮音声データは記録媒体用通信手段4を介し、音声圧縮伸張手段2aによって伸張処理される。この際、記録媒体6と音声圧縮伸張手段2aとの通信途中の圧縮音声データは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。また、音声圧縮伸張手段2aで伸張処理途中の音声データは、一時記憶手段3aに記憶される。伸張された音声データは、D/A変換手段7aによってアナログ信号に変換され、出力音声信号として出力される。
【0020】
映像及び音声記録時は、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮映像データ及び圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成するとともに映像データと音声データの同期を合わせ合成(多重化)した上で、記録データとして記録媒体6に記録される。この際、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aと記録媒体6との通信途中のデータは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。
【0021】
映像及び音声再生時は、記録媒体6から読み出された多重化されている圧縮映像データ及び圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、圧縮映像データと圧縮音声データとに分離し、システム制御手段8の命令により、それぞれのデータに記録されている時刻情報を元に同期合わせを行ない、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aによって伸張処理される。この際、記録媒体6と映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aとの通信途中のデータは、記録媒体用通信手段4によって、一時記憶手段5に記憶される。また、映像圧縮伸張手段2で伸張処理途中の映像データは、一時記憶手段3に記憶される。音声圧縮伸張手段2aで伸張途中の音声データは、一時記憶手段3aに記憶される。伸張された映像データは、OSD手段10を介してD/A変換手段7によってアナログ信号に変換され、出力映像信号として出力される。伸張された音声データは、D/A変換手段7aによってアナログ信号に変換され、出力音声信号として出力される。また、入力手段9による操作履歴など動作中の履歴情報は、システム制御手段8によりFLASHメモリーなどの履歴記憶手段11に記憶される。
【0022】
ここで、本発明に係るタイマー予約設定時の動作について説明する。まず、入力手段9からの所定の操作により、OSD手段10にてメニュー画像を生成し、出力映像信号として出力し外部に接続した表示装置にメニュー画面を表示する。ユーザはメニュー画面を見ながら、タイマー予約設定をする。このタイマー予約設定時には、時間帯、映像の記録要否、音声の記録要否の設定を行なう。その後、監視状態となり、設定している時間帯になるとタイマー予約設定時に設定した映像及び音声の記録要否に従い記録動作を開始する。
【0023】
例えば、映像と音声の両方とも記録する設定の場合には、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮映像データ及び圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成するとともに映像データと音声データの同期を合わせ合成(多重化)した上で、記録データとして記録媒体6に記録される。
【0024】
映像のみ記録する設定の場合には、映像圧縮伸張手段2にて圧縮された圧縮映像データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成し記録データとして記録媒体6に記録する。一方、音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮音声データは、システム制御手段8からの制御により記録媒体用通信手段4へ送らないようにし、記録媒体6には記録しない。
【0025】
音声のみ記録する設定の場合には、音声圧縮伸張手段2aにて圧縮された圧縮音声データを、記録媒体用通信手段4にて、システム制御手段8の命令により時刻情報等の管理情報を合成し記録データとして記録媒体6に記録する。一方、映像圧縮伸張手段2にて圧縮された圧縮映像データは、システム制御手段8からの制御により記録媒体用通信手段4へ送らないようにし、記録媒体6には記録しない。
【0026】
以上のように、映像または音声が記録不要な場合には、システム制御手段8からの制御により映像圧縮伸張手段2または音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4へ圧縮映像データまたは圧縮音声データを送らず、記録媒体6に記録しないように管理することが出来る。そのため、時間帯毎に映像データと音声データの記録要否を独立して設定できるようにすることで、不要な映像または音声の記録データを減らし、長時間記録が可能となる。
【0027】
ここで、本発明による記録データの構成を、図2を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施形態による記録データ構成の模式図である。図2(a)は映像及び音声を多重化して記録した場合で、不要なデータを無音、無画面として記録した場合を示す。図2(b)は映像及び音声を多重化して記録した場合で、不要なデータを記録しない場合を示す。図2(a)中、網掛けで示した音声1(無音)001と映像2(無画面)002が、不要なデータに相当する。図2(a)ではこれら不要なデータを無音または黒一色等の無画面のデータとして扱い、記録している事を示している。これを、図2(b)に示すように無音のデータ、無画面のデータとして扱わずに、データそのものを記録しないことで、記録媒体6への記録データのデータ量を減らすことができ、長時間記録が可能となる。例えば、記録媒体6が500GBのハードディスクとして標準設定時で映像を記録した場合、音声ありでは約40日記録可能であるが、音声なしでは約51日記録が可能である。
【0028】
次に、本発明に係るタイマー記録設定の処理の流れ及び表示例を、図3〜図10を用いて説明する。
【0029】
図3は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約一覧を表す図、図4は本発明の第1の実施形態による記録設定メニュー画面、図5は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約メニュー(映像)画面例、図6は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約メニュー(音声)画面例、図7は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例1)、図8は本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例2)、図9は本発明の第1の実施形態による記録設定時のフローチャート(その1)、図10は本発明の第1の実施形態による記録設定時のフローチャート(その2)を示す。
【0030】
尚、本実施例では、通常記録、タイマー記録、アラーム記録の場合毎に映像及び音声の記録設定を行なうことができる。ここで、「通常記録」では、映像音声記録装置が監視モードに入っている間に記録する映像や音声の記録要否を設定し、「タイマー記録」では、記録の動作を実行する時間帯を映像と音声で別々に設定し、「アラーム記録」では、アラーム信号やモーション検知をトリガーにして、映像及びまたは音声記録の動作を実行するかどうかの設定をする。
【0031】
まず、具体的なタイマー予約例を説明する。図3に示すように、映像は従業員がいる時間4:00〜22:00は記録必要、それ以外の消灯時間22:00〜4:00は記録不要、音声は営業時間10:00〜20:00は記録不要、それ以外の20:00〜10:00は記録必要と設定する場合を示しており、処理の流れ及び表示例について以下説明する。
【0032】
図9のステップ101で入力手段9からの所定の操作により記録設定メニューを開く操作を実行すると、ステップ102で図4に示す記録設定メニュー画面が表示されるので、映像の記録設定を開始する。図4に示すように記録設定メニュー画面には「通常記録」「タイマー記録」「アラーム記録」時それぞれで映像、音声毎に設定できるようになっており、まずステップ103で通常記録時の映像の記録を設定し(例えば「記録しない」)、ステップ104に進む。ステップ104でタイマー記録時の映像の記録を「有効」に設定すると、ステップ105で図5に示すタイマー予約メニュー(映像)の画面を表示する。ステップ104でタイマー記録時の映像の記録を「無効」に設定すると、ステップ112へ進む。図5に示すようにタイマー予約メニュー(映像)画面には複数の設定ができるように1から8のプログラム番号が準備され、プログラム番号毎に曜日、開始時刻、終了時刻が設定できるようになっており、まずステップ106で一覧表示されているプログラム番号の中から任意のプログラム番号(例えば番号1)を選び、ステップ107で曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定する。ステップ108でタイマー記録を開始する開始時刻(例えば04:00)を設定し、さらにステップ109で終了時刻(例えば22:00)を設定する。ステップ109の後、別のプログラム番号を選択するとステップ110でタイマー予約を続けると判断し、ステップ107に戻り次のタイマー予約の設定を繰り返す。ステップ109の後、図5右下の「終了ボタン」402を選択すると、ステップ110でタイマー予約設定終了と判断しタイマー予約設定処理を終了して、ステップ111で図5のタイマー予約メニュー(映像)画面を閉じて図4の記録設定メニュー画面を表示する。ステップ112でアラーム記録時の映像の記録を設定し(例えば「有効」)、図10のステップ203へ進み続けて音声について設定する。
【0033】
ステップ203で通常記録の音声の記録を設定し(例えば「記録しない」)、ステップ204に進む。ステップ204でタイマー記録時の音声の記録を「有効」に設定すると、ステップ205で図6に示すタイマー予約メニュー(音声)の画面を表示する。ステップ204でタイマー記録時の音声の記録を「無効」に設定すると、ステップ213へ進む。図6に示すようにタイマー予約メニュー(音声)画面には図5と同様に複数の設定ができるように1から8のプログラム番号が準備され、プログラム番号毎に曜日、開始時刻、終了時刻が設定できるようになっており、まずステップ206で一覧表示されているプログラム番号の中から任意のプログラム番号(例えば番号1)を選び、ステップ207で曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定する。ステップ208でタイマー記録を開始する開始時刻(例えば20:00)を設定し、さらにステップ209で終了時刻(例えば10:00)を設定する。ステップ209の後、別のプログラム番号を選択するとステップ210でタイマー予約を続けると判断し、ステップ207に戻り次のタイマー予約の設定を繰り返す。ステップ209の後、図6右下の「終了ボタン」403を選択すると、ステップ210でタイマー予約設定終了と判断しタイマー予約設定処理を終了して、ステップ211で、図6のタイマー予約メニュー(音声)画面を閉じて図7のタイマー予約確認画面(例1)または図8のタイマー予約確認画面(例2)を表示する。ここで、図7、図8は、図3に従い正確に設定できた場合ことを確認するための確認画面であり、図7は映像と音声別々に記録要否時間帯を表示しており、図8は時間帯別に映像、音声の記録要否を表示している。この表示をすることによって、思ったとおりの設定が出来ているか確認をすることが出来るため、設定をミスする可能性を軽減することが期待できる。
【0034】
ステップ211でのタイマー予約確認画面で設定が間違いないことを確認できたら、図7または図8右下の「確認ボタン」404または405を選択し、タイマー予約設定を終了して、ステップ212で図7または図8のタイマー予約確認画面を閉じて図4の記録設定メニュー画面を表示する。その後、ステップ213でアラーム記録時の音声の記録を設定し(例えば「有効」)、「終了ボタン」401を選択すると、記録設定処理を終了する。
【0035】
次に、本発明の第1の実施形態による映像音声記録装置のタイマー記録時の動作処理を図11〜図15を使って説明する。図11は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その1)、図12は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その2)、図13は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その3)、図14は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その4)、図15は本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その5)を示す。
【0036】
上記タイマー予約記録設定後、入力手段9でタイマー記録釦を押すと、図11のステップ301でタイマー記録待機中になる。ステップ302でタイマー記録設定時刻か否かの判断を行なう。ステップ302で設定時刻でない(NO)場合はステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。ステップ302で設定時刻(YES)の場合はステップ303に進む。ステップ303では、アラーム記録中か否かの判断を行なう。アラーム記録中(YES)の場合は図15のステップ901に進む(後で説明)。
【0037】
アラーム記録中でない(NO)の場合はステップ304に進む。ステップ304では、今のタイマー記録設定時刻での設定は映像記録のみなのか否かを判断する。映像記録のみの設定時刻(YES)の場合は、図13のステップ601に進む(後で説明)。映像記録のみではない(NO)場合は、ステップ305に進む。ステップ305では、今のタイマー記録設定時刻での設定は音声記録のみなのか否かを判断する。音声記録のみの設定時刻(YES)の場合は、図14のステップ701に進む(後で説明)。音声記録のみではない(NO)場合は、映像及び音声の記録が設定してある設定時刻だと判断し、ステップ306に進む。ステップ306では、通常記録中か否かを判断する。通常記録中でない(NO)場合は、ステップ308に進む。通常記録中(YES)の場合は、タイマー記録の方が通常記録より優先されるため、ステップ307で通常記録を中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、ステップ308に進む。
【0038】
ステップ308では、システム制御手段8からの制御により、映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4への圧縮映像データ及び圧縮音声データの送出を開始し、ステップ309で映像及び音声データのタイマー記録を行なう。その後、図12のステップ501に進む。
【0039】
ステップ501では、タイマー記録の終了時刻か否かの判断を行なう。終了時刻でない(NO)の場合、図11のステップ309に戻ってタイマー記録を継続する。ステップ501でタイマー記録終了時刻(YES)の場合、ステップ502に進む。ステップ502では、終了時刻が映像記録の終了時刻か否かの判断をする。映像記録の終了時刻でない(NO)場合、音声記録の終了時刻と判断して、ステップ503にて音声圧縮伸張手段2aからの圧縮音声データの送出を停止し、図13のステップ607に進む(後で説明)。ステップ502で映像記録の終了時刻(YES)の場合、ステップ504に進む。ステップ504では、終了時刻が音声記録の終了時刻か否かの判断をする。音声記録の終了時刻でない(NO)場合、映像記録の終了時刻と判断して、ステップ505にて映像圧縮伸張手段2からの圧縮映像データの送出を停止し、図14のステップ707に進む(後で説明)。ステップ504で音声記録の終了時刻(YES)の場合、映像及び音声の終了時刻と判断し、ステップ506にて映像圧縮伸張手段2及び音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4への圧縮映像データ及び圧縮音声データの送出を停止し、ステップ507に進む。ステップ507では、ステップ307にて通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0040】
次に、図11のステップ304での判断が映像記録のみのタイマー記録設定時刻(YES)で、図13のステップ601に進んだ場合の動作について説明する。ステップ601では、通常記録中か否かの判断をする。通常記録中でない(NO)の場合、ステップ606に進む。ステップ601で通常記録中(YES)の場合、ステップ602に進む。ステップ602では、通常記録が音声のみか否かの判断をする。通常記録が音声のみ(YES)の場合、映像のタイマー記録に干渉することは無いので、音声の通常記録を継続したままステップ606に進む。通常記録が音声のみでない(NO)場合、ステップ604に進む。
【0041】
ステップ604では通常記録が映像のみか否かの判断をする。通常記録が映像のみ(YES)の場合、映像のタイマー記録に干渉するため、タイマー記録の方を優先してステップ603で通常記録を中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、ステップ606に進む。ステップ604で通常記録が映像のみでない(NO)場合、映像及び音声の通常記録中と判断し、ステップ605で映像のタイマー記録と干渉する映像の通常記録のみを中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、音声の通常記録は継続したままステップ606に進む。ステップ606では、システム制御手段8からの制御により、映像圧縮伸張手段2から記録媒体用通信手段4への圧縮映像データの送出を開始し、ステップ607で映像のタイマー記録を開始する。次に、ステップ608では、映像のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ609に進み、圧縮映像データの送出を停止後、図12のステップ507に進みステップ603またはステップ605で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0042】
ステップ608の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ610に進み、音声のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。音声のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ611に進み圧縮音声データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0043】
ステップ610で音声のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ612に進み、映像アラーム入力が有るか否かの判断をする。映像アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ613に進み映像のタイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。映像アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ607に戻り、映像のタイマー記録を継続する。
【0044】
次に、図11のステップ305での判断が音声記録のみのタイマー記録設定時刻(YES)で、図14のステップ701に進んだ場合の動作について説明する。ステップ701では、通常記録中か否かの判断をする。通常記録中でない(NO)の場合、ステップ706に進む。ステップ701で通常記録中(YES)の場合、ステップ702に進む。ステップ702では、通常記録が映像のみか否かの判断をする。通常記録が映像のみ(YES)の場合、音声のタイマー記録に干渉することは無いので、映像の通常記録を継続したままステップ706に進む。通常記録が音声のみでない(NO)場合、ステップ704に進む。
【0045】
ステップ704では通常記録が音声のみか否かの判断をする。通常記録が音声のみ(YES)の場合、音声のタイマー記録に干渉するため、タイマー記録の方を優先してステップ703で通常記録を中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、ステップ706に進む。ステップ704で通常記録が音声のみでない(NO)場合、映像及び音声の通常記録中と判断し、ステップ703で音声のタイマー記録と干渉する音声の通常記録のみを中断し、中断の履歴を履歴記憶手段11に書き込んだ後、映像の通常記録は継続したままステップ706に進む。ステップ706では、システム制御手段8からの制御により、音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段4への圧縮音声データの送出を開始し、ステップ707で音声のタイマー記録を開始する。次に、ステップ708では、音声のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ709に進み、圧縮音声データの送出を停止後、図12のステップ507に進みステップ703またはステップ705で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0046】
ステップ708の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ710に進み、映像のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。映像のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ711に進み圧縮映像データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0047】
ステップ710で映像のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ712に進み、音声アラーム入力が有るか否かの判断をする。音声アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ713に進み映像のタイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。音声アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ707に戻り、音声のタイマー記録を継続する。
【0048】
次に、ステップ503にて音声圧縮伸張手段2aからの圧縮音声データの送出を停止し、図13のステップ607に進んだ場合の動作について説明する。ステップ607で映像のみタイマー記録を継続する。次に、ステップ608では、映像のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ609に進み、圧縮映像データの送出を停止後、図12のステップ507に進み、ステップ603またはステップ605で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0049】
ステップ608の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ610に進み、音声のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。音声のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ611に進み圧縮音声データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0050】
ステップ610で音声のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ612に進み、映像アラーム入力が有るか否かの判断をする。映像アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ613に進み映像のタイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。映像アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ607に戻り、映像のタイマー記録を継続する。
【0051】
次に、図12のステップ505にて映像圧縮伸張手段2からの圧縮映像データの送出を停止し、図14のステップ707に進んだ場合の動作について説明する。ステップ707で音声のみタイマー記録を継続する。次に、ステップ708では、音声のタイマー記録が終了時刻か否かの判断をする。終了時刻(YES)の場合、ステップ709に進み、圧縮音声データの送出を停止後、図12のステップ507に進みステップ703またはステップ705で通常記録を中断したか否かを、履歴記憶手段11の情報を読み出して判断する。通常記録を中断していない(NO)場合、ステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。通常記録を中断した(YES)場合、ステップ508にて通常記録の再開をした後、ステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。
【0052】
ステップ708の判断が終了時刻でない(NO)場合、ステップ710に進み、映像のタイマー記録設定時刻か否かの判断をする。映像のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、ステップ711に進み圧縮映像データを送出後、図11のステップ309に進み映像及び音声のタイマー記録状態となる。
【0053】
ステップ710で映像のタイマー記録設定時刻でない(NO)の場合、ステップ712に進み、音声アラーム入力が有るか否かの判断をする。音声アラーム入力が有る(YES)場合、アラーム記録の方がタイマー記録より優先となるため、ステップ713に進み映像タイマー記録を中断後、図11のステップ301に戻りタイマー記録待機中となる。音声アラーム入力が無い(NO)場合、ステップ707に戻り、音声のタイマー記録を継続する。
【0054】
次に、図11のステップ303での判断がアラーム記録中(YES)で、図15のステップ901に進んだ場合の動作について説明する。ステップ901では、映像のみのアラーム記録中か否かの判断をする。映像のみ(YES)の場合は、ステップ903に進む。ステップ903では、映像のタイマー記録設定時刻か否かを判断する。映像のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、映像のアラーム記録と干渉するため、映像のアラーム記録の方を優先し、図11のステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。
【0055】
ステップ903で映像のタイマー記録設定時刻でない(NO)場合、音声のタイマー記録設定時刻と判断する。この場合は、映像のアラーム記録とは干渉しないため、図14のステップ701に進む。ステップ901の判断が映像のみのアラーム記録ではない(NO)場合、ステップ902に進む。ステップ902では、音声のみのアラーム記録中か否かの判断をする。音声のみでない(NO)の場合は、映像及び音声のアラーム記録と判断し、図11のステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。ステップ902で音声のみ(YES)の場合は、ステップ904に進む。ステップ904では音声のタイマー記録設定時刻か否かを判断する。音声のタイマー記録設定時刻(YES)の場合、音声のアラーム記録と干渉するため、音声のアラーム記録の方を優先し、図11のステップ301に戻ってタイマー記録待機中となる。音声のタイマー記録設定時刻でない(NO)場合、映像のタイマー記録設定時刻と判断する。この場合、音声のアラーム記録とは干渉しないため、図13のステップ601に進む。
【0056】
また、本発明のタイマー記録設定を使って記録した場合、映像のみが記録されている時間帯と、音声のみが記録されている時間帯、映像と音声の両方が記録されている時間帯の3通りのパターンが有り得る。そのため、本実施例では、再生時に現在再生中の画面がどのパターンで記録されているのかを確認できるように、再生画面上に情報表示を行っている。本発明の第1の実施形態による再生時の表示例を図16、図17を用いて説明する。図16は本発明の第1の実施形態による音声のみ記録時の再生画面例、図17は本発明の第1の実施形態による映像のみ記録時の再生画面例を示す。
【0057】
音声のみが記録されている場合には、再生時映像が画面に表示されないので故障等と区別できるように、図16に示すように、情報表示エリア1201に「映像:無し」、「音声:有り」を表示し、さらに映像表示エリア1202には、ブルーバック等の背景画像の中に「映像は記録されていません」の表示を入れている。
【0058】
映像のみが記録されている場合には、再生時音声が出力されないので故障等と区別できるように、図17に示すように、情報表示エリア1201に「映像:有り」、「音声:無し」を表示し、さらに映像表示エリア1202には、再生画を表示している。
【0059】
尚、本実施例ではタイマー予約設定時、映像または音声の記録要否の設定についてのみ説明したが、画質、音質や録画間隔、解像度等の録画モードを設定できるようにしても構わない。
【実施例2】
【0060】
本発明による映像音声記録装置の第2の実施形態を、図18〜図20を用いて説明する。実施例1との違いは、実施例1の場合は、通常記録を「記録しない」に設定しておき、映像及びまたは音声を記録する時間帯をタイマー予約で設定して、必要なデータのみ記録するという方法であるのに対し、実施例2の場合は、時間帯毎に映像と音声の記録する/しないを設定してその時間帯に必要なデータのみ記録する方法である。尚、実施例2の場合、通常記録は常に「記録する」状態で固定としている。ここでは、実施例1と異なるタイマー予約メニューの設定の方法を中心に説明する。尚、ここでは実施例1の図3に示した記録設定と同じにする場合で説明する。
【0061】
本発明の第2の実施形態によるタイマー予約設定時の処理の流れ及び表示例を図18、図19を用いて説明する。図18は本発明の第2の実施形態によるタイマー予約メニュー(映像・音声)画面例、図19は本発明の第2の実施形態による記録設定時のフローチャートを示す。
【0062】
入力手段9からの所定の操作によりタイマー予約メニュー(映像・音声)を開くための操作を実行すると、ステップ1301で図18のタイマー予約メニュー(映像・音声)画面が表示される。ここで、図18に示すタイマー予約メニュー(映像・音声)画面には複数の設定ができるように1から8のプログラム番号が準備され、プログラム番号毎に曜日、開始時刻、終了時刻、映像記録の要否、音声記録の要否が設定できるようになっている。
【0063】
ステップ1302で一覧表示されているプログラム番号の中から任意のプログラム番号(例えば番号1)を選び、ステップ1303で曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定する。ステップ1304でタイマー記録を開始する開始時刻(例えば22:00)を、さらにステップ1305で終了時刻(例えば04:00)をそれぞれ設定しステップ1306へ進む。ステップ1306で映像記録の要否を設定するために、映像を記録する場合は「記録する」に、映像を記録しない場合は「記録しない」に設定し、ステップ1307へ進む。ステップ1307で音声記録の要否を設定するために、音声を記録する場合は「記録する」に、音声を記録しない場合は「記録しない」に設定する。ここでは、映像は「記録しない」、音声は「記録する」に設定する。ステップ1307の後、複数のタイマー予約を設定する場合(例えば曜日毎に記録する時間帯を変更したい場合)は、別のプログラム番号を選択するとステップ1308でタイマー予約を続けると判断し、ステップ1303に戻り次のタイマー予約の設定を繰り返す。ここでは、図18のようにプログラム1〜2まで設定する必要があるので、ステップ1307の後プログラム番号2を選択するとステップ1308でタイマー予約を続けると判断し、ステップ1303に戻り曜日(例えば全ての曜日[月火水木金土日])を設定し、ステップ1304で開始時刻10:00、ステップ1305で終了時刻20:00、ステップ1306で映像を「記録する」、ステップ1307で音声を「記録しない」と設定した後、図18右下の「終了ボタン」1801を選択するとステップ1308でタイマー予約終了と判断し、ステップ1309で図18のタイマー予約メニュー(映像・音声)画面を閉じて図7または図8のタイマー予約確認画面を表示する。設定が間違いないことが確認できたら「確認ボタン」404または405を選択し、タイマー予約設定終了となる。
【0064】
次に、本発明の第2の実施形態による映像音声記録装置のタイマー記録時の動作処理を図20を使って説明する。図20は本発明の第2の実施形態によるタイマー記録時フローチャートを示す。
【0065】
上記タイマー記録設定後、入力手段9でタイマー記録釦を押すと、図20のステップ1401でタイマー記録待機中になる。ステップ1402でタイマー設定時刻か否かの判断を行なう。ステップ1402でタイマー設定時刻でない(NO)場合はステップ1401に戻ってタイマー記録待機中となる。ステップ1402でタイマー設定時刻(YES)の場合はステップ1403に進む。
【0066】
ステップ1403では、映像を記録するか否かの判断をする。映像を記録しない(NO)の場合、ステップ1404でシステム制御手段8からの命令により映像圧縮伸張手段2から記録媒体用通信手段6へのデータの送出を禁止した後、ステップ1406に進む。ステップ1403で映像を記録する(YES)の場合、ステップ1405でシステム制御手段8からの命令により映像圧縮伸張手段2から記録媒体用通信手段6へのデータを送出し、ステップ1406へ進む。
【0067】
ステップ1406では、音声を記録するか否かの判断をする。音声を記録しない(NO)の場合、ステップ1407でシステム制御手段8からの命令により音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段6へのデータの送出を禁止した後、ステップ1409に進む。ステップ1406で音声を記録する(YES)の場合、ステップ1408でシステム制御手段8からの命令により音声圧縮伸張手段2aから記録媒体用通信手段6へのデータを送出し、ステップ1409に進む。ステップ1409でタイマー記録の動作に入る。このとき、ステップ1406及びステップ1408の判断がどちらもNOの場合、タイマー動作中は映像及び音声を記録しないことになる。
【0068】
その後、ステップ1410でタイマー終了時刻か否かの判断をする。タイマー終了時刻でない(NO)の場合、ステップ1409に戻りタイマー動作を継続する。ステップ1410でタイマー終了時刻(YES)の場合、ステップ1411で通常記録の設定に従いデータ送出の停止或いはデータ送出禁止の解除を行ない、ステップ1401に戻り、タイマー記録待機中となり、通常記録に復帰する。
【0069】
尚、本実施例ではタイマー予約設定時、映像または音声の記録要否の設定についてのみ説明したが、画質、音質や録画間隔、解像度等の録画モードを設定できるようにしても構わない。
【0070】
尚、本実施例1及び2では不要な映像または音声データは記録しない内容にしたが、不要な映像または音声の入力信号をカットし無映像信号または無音声信号にするようにしても構わない。無画面信号または無音信号とすることで、圧縮処理後のデータ量を少なくできるので、長時間記録が可能となる。
【0071】
以上の実施例のように本発明は、時間帯毎に映像データと音声データの記録設定を独立して別々に設定できるようにすることで、不要な映像または音声の記録データを減らすことで長時間記録を可能とすることができる。
【0072】
以上の説明から明らかなように、本発明の一観点は、映像データ及びまたは音声データを記録媒体に記録する機能と、設定した時間帯に記録するタイマー記録機能とを有した映像音声記録装置において、前記タイマー記録機能による設定時、映像データと音声データの記録設定を別々に設定できることを特徴とする。これにより、時間帯毎に映像データと音声データの記録設定を独立して別々に設定することで、不要な映像または音声の記録データを減らすことが出来、より長時間の記録が可能となる。
【0073】
さらに、映像データと音声データを記録する時間帯を別々に設定できることを特徴とする。これにより、映像データを記録する時間帯と、音声データを記録する時間帯を別々に設定できるので、記録が不要な時間帯の映像または音声の記録データを記録することがなくなり、記録データを減らすことが出来、より長時間の記録が可能となる。
【0074】
さらに、映像データ及びまたは音声データの記録要否を別々に設定できることを特徴とする。これにより、時間帯毎に映像データと音声データの記録する/しないを別々に設定できるので、時間帯毎に不要なデータを記録することがなくなり、記録データを減らすことが出来、より長時間の記録が可能となる。
【0075】
さらに、記録をしないことに設定された映像データ及びまたは音声データは記録しないことを特徴とする。これにより、必要のない映像または音声のデータが記録されなくなるため、無画面の映像、無音のデータを記録する場合と比較して、より長時間の記録が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の第1の実施形態による映像音声記録装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態による記録データ構成の模式図
【図3】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約一覧を表す図
【図4】本発明の第1の実施形態による記録設定メニュー画面
【図5】本発明の第1の実施形態によるのタイマー予約メニュー(映像)画面例
【図6】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約メニュー(音声)画面例
【図7】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例1)
【図8】本発明の第1の実施形態によるタイマー予約確認画面(例2)
【図9】本発明の第1の実施形態による記録設定時フローチャート(その1)
【図10】本発明の第1の実施形態による記録設定時フローチャート(その2)
【図11】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その1)
【図12】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その2)
【図13】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その3)
【図14】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その4)
【図15】本発明の第1の実施形態によるタイマー記録時フローチャート(その5)
【図16】本発明の第1の実施形態による音声のみ記録時の再生画面例
【図17】本発明の第1の実施形態による映像のみ記録時の再生画面例
【図18】本発明の第2の実施形態によるタイマー予約メニュー画面例
【図19】本発明の第2の実施形態によるタイマー予約時フローチャート
【図20】本発明の第2の実施形態によるタイマー記録時フローチャート
【符号の説明】
【0077】
001…音声1(無音)、002…映像2(無画面)、1…A/D変換手段、
1a…A/D変換手段、2…映像圧縮伸張手段、2a…音声圧縮伸張手段、
3…一時記憶手段、3a…一時記憶手段、4…記録媒体用通信手段、5…一時記憶手段、
6…記憶媒体、7…D/A変換手段、7a…D/A変換手段、8…システム制御手段、
9…入力手段、10…OSD手段、11…履歴記憶手段、
401、402、403、1801…終了ボタン、404、405…確認ボタン、
1201…情報表示エリア、1202…映像表示エリア
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像データおよび音声データを記録媒体に記録する記録手段と、
該映像データまたは音声データの記録媒体に記録をする時間帯を、映像データと音声データとについて別々に設定するタイマー手段と、
を備えることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項2】
請求項1において、
表示手段を備え、
該タイマー手段は、映像についての記録が設定されている時間帯と、音声についての記録が設定されている時間帯とを別々に該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項3】
請求項1において、
表示手段を備え、
該タイマー手段は、記録が設定されている時間帯について、映像についての記録の設定の有無と、音声についての記録の設定の有無とを別々に該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項4】
請求項1において、
表示手段と、
該記録媒体に記録されている映像データおよび音声データを再生する再生手段と、
を備え、
該再生手段は、該記録媒体に記録されている映像データであって、対応する音声データがない映像データを再生する場合、音声データがない旨の表示を該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項5】
請求項1において、
表示手段と、
該記録媒体に記録されている映像データおよび音声データを再生する再生手段と、
を備え、
該再生手段は、該記録媒体に記録されている音声データであって、対応する映像データがない音声データを再生する場合、映像データがない旨の表示を該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項6】
映像データ及び音声データを記録媒体に記録する機能と、設定した時間帯に記録するタイマー記録機能とを有した映像音声記録装置において、
前記タイマー記録機能による設定時、映像データと音声データの記録設定を別々に設定できることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項7】
請求項6記載の映像音声記録装置において、映像データと音声データを記録する時間帯を別々に設定できることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項8】
請求項6記載の映像音声記録装置において、映像データ及びまたは音声データの記録要否を別々に設定できることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項9】
請求項6ないし8のいずれかに記載の映像音声記録装置において、記録をしないことに設定された映像データ及びまたは音声データは前記記録媒体に記録しないことを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項10】
映像データおよび音声データを記録媒体に記録する記録手段と、
記録をする時間帯を設定する際、映像データおよび音声データの両方を記録媒体に記録するか、映像データを記録媒体に記録し、音声データを記録しないか、映像データを記録せず、音声データを記録媒体に記録するか、を設定するタイマー手段と、
を備えることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項1】
映像データおよび音声データを記録媒体に記録する記録手段と、
該映像データまたは音声データの記録媒体に記録をする時間帯を、映像データと音声データとについて別々に設定するタイマー手段と、
を備えることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項2】
請求項1において、
表示手段を備え、
該タイマー手段は、映像についての記録が設定されている時間帯と、音声についての記録が設定されている時間帯とを別々に該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項3】
請求項1において、
表示手段を備え、
該タイマー手段は、記録が設定されている時間帯について、映像についての記録の設定の有無と、音声についての記録の設定の有無とを別々に該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項4】
請求項1において、
表示手段と、
該記録媒体に記録されている映像データおよび音声データを再生する再生手段と、
を備え、
該再生手段は、該記録媒体に記録されている映像データであって、対応する音声データがない映像データを再生する場合、音声データがない旨の表示を該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項5】
請求項1において、
表示手段と、
該記録媒体に記録されている映像データおよび音声データを再生する再生手段と、
を備え、
該再生手段は、該記録媒体に記録されている音声データであって、対応する映像データがない音声データを再生する場合、映像データがない旨の表示を該表示手段に表示すること、
を特徴とする映像音声記録装置。
【請求項6】
映像データ及び音声データを記録媒体に記録する機能と、設定した時間帯に記録するタイマー記録機能とを有した映像音声記録装置において、
前記タイマー記録機能による設定時、映像データと音声データの記録設定を別々に設定できることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項7】
請求項6記載の映像音声記録装置において、映像データと音声データを記録する時間帯を別々に設定できることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項8】
請求項6記載の映像音声記録装置において、映像データ及びまたは音声データの記録要否を別々に設定できることを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項9】
請求項6ないし8のいずれかに記載の映像音声記録装置において、記録をしないことに設定された映像データ及びまたは音声データは前記記録媒体に記録しないことを特徴とする映像音声記録装置。
【請求項10】
映像データおよび音声データを記録媒体に記録する記録手段と、
記録をする時間帯を設定する際、映像データおよび音声データの両方を記録媒体に記録するか、映像データを記録媒体に記録し、音声データを記録しないか、映像データを記録せず、音声データを記録媒体に記録するか、を設定するタイマー手段と、
を備えることを特徴とする映像音声記録装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2007−166042(P2007−166042A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−357113(P2005−357113)
【出願日】平成17年12月12日(2005.12.12)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月12日(2005.12.12)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
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