説明

本人確認システム及び本人確認方法

【課題】遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることを課題とする。
【解決手段】本人確認システム1は、景品受取人7aが所持する会員カードに記録された会員IDを取得し、取得した景品受取人7aの会員IDを特殊景品に格納する景品管理装置30と、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人7aの会員IDを取り出すとともに、景品売渡人7bが所持する会員カードに記録された会員IDを取得し、景品売渡人7bの会員IDが景品受取人7aの会員IDと一致する場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であると判定し、景品受取人7aの会員IDと一致しない場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物ではないと判定し、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であると判定した場合には特殊景品の買取りを行う景品買取機50とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、景品買取場にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人が遊技店にて獲得遊技媒体と引き換えに所定の情報が読書き可能な特殊景品の払出しを受けた景品受取人と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認システム及び本人確認方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、パチンコ遊技やパチスロ遊技などの遊技を提供する遊技店において、遊技客が遊技を終了するためには、遊技で獲得した獲得玉/獲得メダルを計数し、該計数した獲得玉/獲得メダルを所望の景品に交換する景品交換サービスを受ける必要がある。
【0003】
この景品交換サービスの一連の流れを説明すると、遊技で獲得玉/獲得メダルを獲得した遊技客は、獲得玉/獲得メダルの計数依頼を遊技店の従業員に行い、この従業員の付添いのもとで計数機にて獲得玉/獲得メダルの計数を行い、その計数結果が関連付けられた計数用記録媒体、いわゆる「計数レシート」の発行を受ける。その後に、この遊技客は、景品カウンタに計数レシートを持ち込んで景品交換依頼を従業員に行い、計数レシートに関連付けられた獲得玉数/獲得メダル数の範囲内で獲得玉/獲得メダルと引き換えに所望の景品の払出しを受ける。
【0004】
このような「景品交換サービス」を提供する遊技店では、盗難計数レシートを景品交換する不正行為を防止するために、景品交換依頼を行う景品交換依頼者が獲得遊技媒体の計数依頼を行った計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行う必要がある。
【0005】
このことから、特許文献1では、計数レシートに一意に採番されたレシート番号に計数機および計数機周辺の撮像画像を対応付けて管理装置で記憶管理し、計数レシートを伴う景品交換依頼を景品カウンタにて受け付けた場合に、景品交換依頼時に景品カウンタにて撮像した撮像画像と、管理装置にて当該計数レシートのレシート番号に対応付けて管理された撮像画像とを照合し、これらの撮像画像内の人物が一致する場合には、当該計数レシートによる景品交換を許容する遊技場用の監視装置が開示されている。
【0006】
なお、景品カウンタにて交換可能な景品としては、日常品、食料品や装飾品などの一般景品の他に、遊技店とは独立した景品買取業者(景品買取場)での買取りを前提とした特殊景品が存在するが、この特殊景品の払出しを受けた場合には、当該特殊景品を景品買取場に持ち込んで特殊景品の買取り依頼を従業者に行い、特殊景品の種類並びに数量の計数後に相当価値分の貨幣の払出しを受ける遊技客が一般的である。
【0007】
【特許文献1】特開平8−224352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記した従来技術(特許文献1)は、景品交換依頼者が計数依頼者と同一人物であるか否かの本人確認を行うものに過ぎず、景品買取場にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人が遊技店にて獲得遊技媒体と引き換えに特殊景品の払出しを受けた景品受取人と同一人物であるか否かの本人確認を行うことには対応できないので、本来、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることができるとは限らないという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることができる本人確認システム及び本人確認方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係る本人確認システムは、景品買取場にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人が遊技店にて獲得遊技媒体と引き換えに所定の情報が読書き可能な特殊景品の払出しを受けた景品受取人と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認システムであって、前記特殊景品の払出し時に前記景品受取人を一意に特定可能な個人特定情報を取得する受取人情報取得手段と、前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の個人特定情報を前記特殊景品に格納する受取人情報格納手段と、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出す受取人情報取出手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明に係る本人確認システムは、請求項1の発明において、前記景品売渡人の個人特定情報を取得する売渡人情報取得手段と、前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の個人特定情報と、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の個人特定情報とを照合して前記本人確認を行う本人確認処理手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明に係る本人確認システムは、請求項2の発明において、前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す景品買取機が配設されるものであって、前記景品管理装置は、前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する前記受取人情報取得手段と、前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の会員識別子を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、前記景品買取機は、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子を取り出す前記受取人情報取出手段と、前記景品売渡人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する売渡人情報取得手段と、前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の会員識別子が、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物であると判定し、前記景品受取人の会員識別子と一致しない場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物ではないと判定する本人確認処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明に係る本人確認システムは、請求項2の発明において、請求項2の発明において、前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す景品買取機と、前記景品売渡人が所持する会員用記録媒体を取り扱う会員用記録媒体取扱い端末とが配設されるものであって、前記景品管理装置は、前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する前記受取人情報取得手段と、前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の会員識別子を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、前記景品買取機は、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子を取り出す前記受取人情報取出手段を備え、前記会員用記録媒体取扱い端末は、前記景品売渡人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する売渡人情報取得手段と、前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の会員識別子が、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物であると判定し、前記景品受取人の会員識別子と一致しない場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物ではないと判定する本人確認処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明に係る本人確認システムは、請求項3または4の発明において、前記遊技店には、前記会員用記録媒体に記録される会員識別子に、当該会員識別子を付与された会員のグループ会員の会員識別子を対応付けて記憶管理する会員管理装置が配設されるものであって、前記受取人情報取得手段は、前記景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子とともに、前記会員管理装置にて当該会員識別子に対応付けて記憶管理されたグループ会員の会員識別子を取得し、前記受取人情報格納手段は、前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子を前記特殊景品に格納し、前記受取人情報取出手段は、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子を取り出し、前記本人確認処理手段は、前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の会員識別子が、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子のうちいずれかの会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物であると判定し、いずれの会員識別子とも一致しない場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物ではないと判定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明に係る本人確認システムは、請求項1の発明において、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の個人特定情報を表示するように制御して前記本人確認を支援する本人確認支援手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項7の発明に係る本人確認システムは、請求項6の発明において、前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品に係る取扱い処理を行う特殊景品取扱い端末が配設されるものであって、前記景品管理装置は、前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人の顔画像を取得する前記受取人情報取得手段と、前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の顔画像を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、前記特殊景品取扱い端末は、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の顔画像を取り出す前記受取人情報取出手段と、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の顔画像を表示するように制御して前記本人確認を支援する本人確認支援手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項8の発明に係る本人確認システムは、請求項6の発明において、前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す景品買取機が配設されるものであって、前記景品管理装置は、前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人の顔画像を取得する前記受取人情報取得手段と、前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の顔画像を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、前記景品買取機は、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の顔画像を取り出す前記受取人情報取出手段と、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の顔画像を表示するように制御して前記本人確認を支援する本人確認支援手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項9の発明に係る本人確認方法は、景品買取場にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人が遊技店にて獲得遊技媒体と引き換えに所定の情報が読書き可能な特殊景品の払出しを受けた景品受取人と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認方法であって、前記特殊景品の払出し時に前記景品受取人を一意に特定可能な個人特定情報を取得する受取人情報取得工程と、前記受取人情報取得工程によって取得された景品受取人の個人特定情報を前記特殊景品に格納する受取人情報格納工程と、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出す受取人情報取出工程とを含んだことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、特殊景品の払出し時に景品受取人を一意に特定可能な個人特定情報を取得し、取得した景品受取人の個人特定情報を特殊景品に格納し、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出すこととしたので、景品受取人及び景品売渡人の間での個人特定情報の照合処理、或いは、景品受取人の個人特定情報の表示制御を行うことができ、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることが可能な本人確認システム及び本人確認方法が得られるという効果を奏する。
【0020】
また、本発明によれば、景品売渡人の個人特定情報を取得し、取得した景品売渡人の個人特定情報と、特殊景品から取り出した景品受取人の個人特定情報とを照合して本人確認を行うこととしたので、景品買取場にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人が遊技店にて払出しを受けた景品受取人であることを確認してから特殊景品の買取りを行うことができ、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
【0021】
また、本発明によれば、景品管理装置が、景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得し、取得した景品受取人の会員識別子を特殊景品に格納し、景品買取機が、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子を取り出すとともに、景品売渡人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得し、景品売渡人の会員識別子が、特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が景品受取人と同一人物であると判定し、景品受取人の会員識別子と一致しない場合には、当該景品売渡人が景品受取人と同一人物ではないと判定することとしたので、遊技店に配設される景品管理装置並びに景品買取場に配設される景品買取機のいずれにおいても、景品受取人及び景品売渡人の個人特定情報として両者が所持する会員用記録媒体の会員識別子を取得することで、遊技店において会員であることの重要性を高めることができ、遊技店の会員登録を促進することが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
【0022】
また、本発明によれば、景品管理装置が、景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得し、取得した景品受取人の会員識別子を特殊景品に格納し、景品買取機が、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子を取り出し、会員用記録媒体取扱い端末が、景品売渡人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得し、取得した景品売渡人の会員識別子が、特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物であると判定し、景品受取人の会員識別子と一致しない場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物ではないと判定することとしたので、遊技店において会員であることの重要性を高めることができ、遊技店の会員登録を促進することが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。さらに、会員用記録媒体を取扱う端末を景品買取機に接続する構成を採用することで、既存の景品買取機の構成を改変する必要がなくなる。
【0023】
また、本発明によれば、景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子とともに、会員管理装置にて当該会員識別子に対応付けて記憶管理されたグループ会員の会員識別子を取得し、取得した景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子を特殊景品に格納する一方で、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子を取り出し、景品売渡人の会員識別子が、特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子のうちいずれかの会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が景品受取人と同一人物であると判定し、いずれの会員識別子とも一致しない場合には、当該景品売渡人が景品受取人と同一人物ではないと判定することとしたので、景品買取機にて特殊景品の買取りを許容する景品売渡人を景品受取人のみならず景品受取人に密接に関連するグループ会員に拡張することができ、遊技客の利便性を向上させることが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
【0024】
また、本発明によれば、特殊景品から取り出された景品受取人の個人特定情報を表示するように制御して前記本人確認を支援することとしたので、景品売渡人が景品受取人本人であるか否かを景品買取場の業務員に確認させることができ、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
【0025】
また、本発明によれば、景品管理装置が、景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人の顔画像を取得し、取得した景品受取人の顔画像を特殊景品に格納し、取扱い端末が、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の顔画像を取り出し、特殊景品から取り出した景品受取人の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援することとしたので、景品買取場の業務員に景品売渡人が景品受取人本人であるか否かをより確実に確認させることが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
【0026】
また、本発明によれば、景品管理装置が、景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人の顔画像を取得し、取得した景品受取人の顔画像を特殊景品に格納し、景品買取機が、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の顔画像を取り出し、特殊景品から取り出した景品受取人の顔画像を表示するように制御して本人確認を支援することとしたので、景品買取場の業務員に景品売渡人が景品受取人本人であるか否かをより確実に確認させることが可能な本人確認システムが得られるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下の添付図面を参照して、本発明に係る本人確認システム(本人確認方法)の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る本人確認システムを実施例1〜2として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を実施例3として説明する。
【実施例1】
【0028】
以下の実施例1では、本実施例1に係る本人確認システムの概要および特徴、システムを構成する各装置の構成および処理の流れを順に説明する。
【0029】
[概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1を用いて、本実施例1に係る本人確認システム1の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る本人確認システムの概要および特徴を説明するための概念図である。
【0030】
同図に示すように、この本人確認システム1は、景品買取場5にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人7bが遊技店3にて獲得遊技媒体と引き換えに特殊景品の払出しを受けた景品受取人7aと同一人物であるか否かの本人確認を行うものであり、獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置30と、買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す景品買取機50と有する。なお、この景品管理装置30には、特殊景品に内蔵されるICチップなどの記録媒体に情報を書き込む書込機能、並びに、その特殊景品を払出す払出し機能を有する景品払出機40が接続されている。
【0031】
ここで言う「景品受取人」とは、獲得遊技媒体と特殊景品の交換を行い、この交換で特殊景品を得た遊技客のことを指し、具体的には、遊技で獲得した獲得玉/獲得メダルの計数を後述する計数機20にて行い、その計数結果が関連付けられた計数用記録媒体、いわゆる「計数レシート」の発行を受け、その計数レシートを景品カウンタに持ち込んで景品交換依頼を従業員に行い、景品管理装置30にて計数レシートに関連付けられた獲得玉数/獲得メダル数の範囲内で獲得玉/獲得メダルと引き換えに特殊景品の払出しを受ける。
【0032】
また、「景品売渡人」とは、景品買取場5に配設された景品買取機50に特殊景品の買取り依頼を行う人物全般を指し、基本的には、遊技店3にて特殊景品の払出しを受けた遊技客、すなわち景品受取人7aと同一人物であることが好ましいが、この中には、景品受取人7aと共謀して正当な特殊景品に偽造景品や模造景品などの不正景品を混在させて買取り依頼を行ったり、その他、特殊景品に係る不正行為を行う不正者も含まれる。
【0033】
ここで、本実施例1に係る本人確認システム1は、特殊景品の払出し時に景品受取人を一意に特定可能な個人特定情報を取得し、取得した景品受取人の個人特定情報を特殊景品に格納し、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出すとともに、景品売渡人の個人特定情報を取得し、特殊景品から取り出した景品受取人の個人特定情報と、取得した景品売渡人の個人特定情報とを照合して本人確認を行う点に主たる特徴があり、かかる一連の処理によって、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることができるようにしている。
【0034】
すなわち、実施例1に係る景品管理装置30では、遊技店3とは独立した景品買取場5に設置される景品買取機50にて景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であるか否かの本人確認が行うことができるように、特殊景品に内蔵されるICチップなどの記録媒体に景品受取人7aが所持する会員用記録媒体、いわゆる「会員カード」に記録された会員識別子(以下、これを「会員ID」と言う)を記録させてから景品として払い出している。
【0035】
例えば、図1の例で言えば、景品管理装置30では、景品受取人7aから計数レシートを伴う景品交換要求を受け付けた場合に、その計数レシートに関連付けられた獲得玉/獲得メダルの数量を読み取るとともに、景品受取人7aが所持する会員カードから会員IDを読み取り、景品受取人7aから獲得玉/獲得メダルとの交換景品として特殊景品の選択を受け付けた場合には、当該景品受取人7aの会員カードから読み取った会員IDを特殊景品に内蔵されたICチップに書き込むように指示するとともに、会員ID書込み後の特殊景品を払い出すように景品払出機40に指示する。なお、ここで言う「関連付け」とは、獲得玉/獲得メダルを計数する度に一意に採番される計数識別子(計数ID)もしくは計数結果そのものを所定の記録媒体(例えば、紙媒体、磁気カード、ICカードなど)に記録させることを指すが、前者の場合には、景品管理装置30にて計数IDに対応付けて計数結果を記憶管理させる必要がある。
【0036】
一方、実施例1に係る景品買取機50は、景品売渡人7bによる特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、遊技店3に配設された景品管理装置30にて特殊景品に内蔵のICチップに書き込まれた景品受取人7aの会員IDを用いて本人確認を行う。
【0037】
例えば、上記の例を踏襲して説明すると、景品買取機50では、景品売渡人7bから特殊景品を伴う買取り依頼を受け付けた場合に、その特殊景品に記録された景品受取人7aの会員IDを読み取るとともに、当該景品売渡人7bが所持する会員カードから会員IDを読み取る。
【0038】
そして、景品買取機50は、景品売渡人7bの会員IDが、特殊景品から取り出された景品受取人7aの会員IDと一致する場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であると判定して、買取り依頼を受け付けた特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出し、また、景品受取人7aの会員IDと一致しない場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物ではないと判定して、不正な買取り依頼が行われた可能性がある旨を景品買取場5の業務員に報知する。なお、両者の会員IDが不一致である場合でも、当該景品売渡人7bが会員ID不一致での買取りを行った回数が所定回数に満たない場合に限り、特殊景品の買取りを許容してもよい。
【0039】
このように、特殊景品から取り出された景品受取人7aの個人特定情報と、景品売渡人7bの個人特定情報とを照合して本人確認を行うことで、景品買取場5にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人7bが遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aであることを確認してから特殊景品の買取りを行うことができる。
【0040】
したがって、実施例1に係る本人確認システム1によれば、景品買取場5にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人7bが遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aであることを確認してから特殊景品の買取りを行うことができ、上記した主たる特徴のように、遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aから買取るべき特殊景品をその本人から買取ることが可能になる。
【0041】
さらに、実施例1に係る本人確認システム1によれば、遊技店3に配設された景品管理装置30にて景品受取人7aから取得した個人特定情報を特殊景品に記録させ、景品買取り場5に配設された景品買取機50にて特殊景品に記録された景品受取人7aを用いて本人確認を行うので、遊技店3と景品買取場5の間で通信網を設けずとも景品受取人7aの個人特定情報を共有することができる。
【0042】
[本人確認システムの構成]
続いて、実施例1に係る本人確認システムを構成する各装置の構成を説明する。なお、ここでは、(1)景品管理装置30の構成を説明した後に、(2)景品買取機50の構成を説明する。
【0043】
(1)景品管理装置30の構成
前述したように、ここでは、図2を用いて、実施例1に係る景品管理装置30の構成を説明する。図2は、実施例1に係る景品管理装置30の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、景品管理装置30は、獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御するものであるが、すでに説明した景品払出機40の他、遊技客(後の景品受取人7a)が獲得した獲得玉/獲得メダルを計数する計数機20並びに一つの会員IDに当該会員IDを付与された会員のグループ会員の会員IDを対応付けて記憶管理する会員管理T/C10が接続されている。
【0044】
図2に示すように、この景品管理装置30は、遊技客用タッチパネル31と、従業員用タッチパネル32と、通信制御IF部33と、会員カード処理部34と、計数レシート処理部35と、獲得玉/獲得メダルDB36と、制御部37とを備える。
【0045】
このうち、遊技客用タッチパネル31は、液晶パネルやディスプレイなど表示デバイスで構成された遊技客用の表示入力手段である。例えば、計数レシートに関連付けられた獲得玉数/獲得メダル数を表示したり、獲得玉/獲得メダルと交換する景品の選択操作を受け付けたりする。
【0046】
従業員用タッチパネル32は、液晶パネルやディスプレイなど表示デバイスで構成された従業員用の表示入力手段である。例えば、計数レシートに関連付けられた獲得玉数/獲得メダル数を表示する。なお、従業員用タッチパネル32では、遊技客用タッチパネル31で行われる各種操作に対して従業員による介入操作を行うことができるように構成しても良い。
【0047】
通信制御IF部33は、当該景品管理装置30と他の装置(例えば、会員管理T/C10、計数機20および景品払出機40などの装置)の間で各種通信の制御を行う処理部である。
【0048】
会員カード処理部34は、会員カードに記録された情報を読み取るカードリーダであり、具体的には、会員カードの会員IDを読み取り、該読み取った会員IDを制御部37に出力するものである。
【0049】
計数レシート処理部35は、計数レシートに関連付けられた計数情報を読み取ることを主機能とする処理部であり、具体的には、遊技店の従業員による計数レシートの読取操作を受け付けた場合に、計数レシートにバーコード印字された計数IDを読み取る。
【0050】
獲得玉/獲得メダルDB36は、計数レシートに関連付けられた獲得玉/獲得メダルの数量を記憶する記憶(格納)手段である。具体的には、計数レシートにバーコード印字された計数IDに、獲得玉/獲得メダルの数量、計数日時、レシート番号などの情報を記憶している。
【0051】
制御部37は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、景品交換処理部37a、受取人情報取得部37b及び受取人情報格納部37cを有する。
【0052】
このうち、景品交換処理部37aは、計数レシートに関連付けられた獲得玉数/獲得メダル数を上限として、獲得玉/獲得メダルを所望の景品に交換する景品交換処理を行う処理部である。具体的には、従業員による計数レシートの読取操作を受け付けたならば、計数レシート処理部35を通じて計数レシートから計数IDを読み取り、該読み取った計数IDに対応する計数情報を獲得玉/獲得メダルDB36から取得し、遊技客用タッチパネル31及び従業員用タッチパネル32を介して景品の選択を受け付ける。
【0053】
このとき、景品交換処理部37aは、交換景品として特殊景品が選択された場合には、後述する受取人情報取得部37b及び受取人情報格納部37cによって景品として払出す特殊景品に当該景品受取人7aの会員IDが格納された後に、その特殊景品の払出しを景品払出機40に指示し、また、交換景品として一般景品が選択された場合には、選択された景品を遊技客に譲り渡すように従業員用タッチパネル32にて報知する。
【0054】
受取人情報取得部37bは、特殊景品の払出し時に景品受取人7aを一意に特定可能な個人特定情報を取得する処理部である。具体的には、交換景品として特殊景品が選択された場合に、会員カードの挿入を促す報知を遊技客用タッチパネル31にて行い、これに応答して景品受取人7aによって会員カードが挿入されたならば、当該会員カードに記録された会員IDを読み取るとともに、会員管理T/C10にて景品受取人7aの会員IDに対応付けて記憶管理されたグループ会員IDを取得する。なお、所定の時間、たとえば「10秒」が経過しても会員カードが挿入されなかった場合には、特殊景品の交換には会員カードを要する旨を遊技客用タッチパネル31にて報知する。
【0055】
受取人情報格納部37cは、受取人情報取得部37bによって取得された景品受取人7aの個人特定情報を特殊景品に格納する処理部である。具体的には、受取人情報取得部37bによって景品受取人7aの会員カードから読み取った会員ID及びそのグループ会員IDを景品として払出す特殊景品に書き込みように景品払出機40に指示する。なお、本実施例1では、景品として払出す全ての特殊景品に景品受取人7aの会員IDを書き込むこととするが、本発明はこれに限定されるものではなく、景品受取人7aの会員IDを少なくとも1つの特殊景品に書き込むようにすればよい。
【0056】
このように、本実施例1では、交換景品として特殊景品の払出しを受ける場合には景品受取人7aに会員カードを挿入させることを必須とすることで、景品受取人7aの個人特定情報として当該景品受取人7aの会員IDを特殊景品に格納することができるようにしている。
【0057】
(2)景品買取機の構成
次に、図3を用いて、実施例1に係る景品買取機50の構成を説明する。図3は、実施例1に係る景品買取機50の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この景品買取機50は、買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出すものであり、景品買取機50の各内部回路に対して電力を供給する電源部51と、外部タッチパネル52aと、内部タッチパネル52bと、レシート処理部53と、景品搬送制御部54aと、景品読取部54bと、景品収納部54cと、紙幣処理部55aと、硬貨処理部55bと、会員カード処理部56と、買取集計DB57と、制御部58とを備える。
【0058】
このうち、外部タッチパネル52aは、液晶パネルやディスプレイなどの表示デバイスで構成された遊技客用の表示入力手段である。例えば、買取り依頼を受け付けた特殊景品の景品種別ごとの個数やその買取り金額などを表示したり、買取り取引の決定ボタンの押下操作により特殊景品の買取りの実行要求を受け付けたりする。
【0059】
内部タッチパネル52bは、液晶パネルやディスプレイなどの表示デバイスで構成された景品買取業者用の表示入力手段である。例えば、買取り集計DB57に記憶された買取集計データを表示したり、画面表示した締め上げボタンの押下操作により買取集計データの印字要求を受け付けたりする。
【0060】
レシート処理部53は、各種情報を所定の媒体に印字出力する処理部である。例えば、内部タッチパネル52bを通じて買取集計データの印字要求を受け付けた場合に、買取り集計DB57に記憶された買取集計データをレシート用紙に印字して「締め上げ票」を作成する。
【0061】
景品搬送制御部54aは、景品受入口に投入された特殊景品の搬送制御を行う処理部である。具体的には、景品受入口に投入された特殊景品(買取り依頼を受け付けた特殊景品)が買取られた場合には、該特殊景品を景品収納部54cに搬送し、また、買取り取引の中止要求を受け付けた場合または買取り依頼の棄却を決定した場合には、景品受入口に投入された特殊景品を景品返却口に搬送する。
【0062】
景品読取部54bは、特殊景品に内蔵された記録媒体に記録された情報を読み取る処理部である。具体的には、景品受入口に特殊景品が投入されたならば、該投入された特殊景品から景品受取人7aの会員ID及びそのグループ会員IDを読み取るとともに、その特殊景品を景品種別ごとに計数して景品種別ごとの特殊景品数を集計する。なお、この時、景品読取部54bは、特殊景品に内蔵された磁気ストライプから、ビスカスなどの偽造防止用認識情報も読み取っている。
【0063】
景品収納部54cは、特殊景品を収納する処理部である。具体的には、買取り依頼を受け付けた特殊景品が買取られた場合に、その特殊景品を景品種別(例えば、「大」、「小」)ごとに収納する。なお、景品買取場5の営業終了後には、景品収納部54cに収納された特殊景品は、景品搬送制御部54aにより図示しない運搬用景品収納部(景品カセット)に搬送される。
【0064】
紙幣処理部55aは、紙幣の収納及び出金等を司る処理部である。具体的には、景品買取り処理部58aによる紙幣払出指示に応答して、景品買取金として予め収納された紙幣を紙幣出金口から出金する。なお、景品買取場5の営業終了後には、紙幣処理部55aに収納された収納紙幣は、運搬用紙幣収納部(紙幣カセット)に搬送される。
【0065】
硬貨処理部55bは、硬貨の収納及び出金等を司る処理部である。具体的には、景品買取り処理部58aによる硬貨払出指示に応答して、景品買取金として予め収納された硬貨を硬貨出金口から出金する。なお、景品買取場5の営業終了後には、硬貨処理部55bに収納された収納硬貨は、運搬用硬貨収納部(硬貨カセット)に搬送される。
【0066】
会員カード処理部56は、会員カードに記録された情報を読み取るカードリーダであり、具体的には、会員カードの会員IDを読み取り、該読み取った会員IDを制御部58に出力するものである。
【0067】
買取り集計DB57は、特殊景品の買取り取引に係る集計データを記憶する記憶(格納)手段である。例えば、景品収納部54cに収納された買取景品の景品種別ごとの在高、紙幣処理部55aに収納された紙幣の金種別の在高や硬貨処理部55bに収納された金種別の在高を記憶している。
【0068】
制御部58は、景品買取機50の全体制御を司る制御部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、景品買取り処理部58aと、売渡人情報取得部58bと、本人確認処理部58cとを備える。
【0069】
このうち、景品買取り処理部58aは、買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに、該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す「景品交換処理」を行う処理部である。具体的には、景品売渡人7bから払出景品の買取り依頼を受け付け、さらに、景品受入口に特殊景品が投入された場合に、景品計数・読取指示を景品読取部54bに行う。なお、本実施例1では、景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であるか否かの本人確認を行うために、景品買取場5にて特殊景品の買取りを受ける場合には景品売渡人7bに会員カードを挿入させることを必須としている。
【0070】
そして、景品買取り処理部58aは、景品読取部54bによって特殊景品に内蔵の磁気ストライプから読み取られたビスカスなどの偽造防止用認識情報が正当なものであるか否かの真偽判定を行い、その結果、偽造景品や模造景品などの不正景品がないと判定し、かつ後述する本人確認処理部58cにより景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であると判定された場合に、買取り依頼を受け付けた特殊景品に相当する価値分の紙幣および/または硬貨を払い出すように紙幣処理部55aおよび/または硬貨処理部55bに指示するとともに、買取り後の特殊景品を景品収納部54cに収納するように景品搬送制御部54aに指示する。
【0071】
売渡人情報取得部58bは、景品売渡人7bを一意に特定可能な個人特定情報を取得する処理部である。具体的には、会員カードの挿入を伴う特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、会員カード処理部56を通じてその会員カードから景品売渡人7bの会員IDを取得する。
【0072】
本人確認処理部58cは、景品読取部54bによって特殊景品から読み取られた景品受取人7aの会員ID及びそのグループ会員IDと、売渡人情報取得部58bによって取得された景品売渡人7bの会員IDとを照合して本人確認を行う処理部である。
【0073】
具体的には、売渡人情報取得部58bによって取得された景品売渡人7bの会員IDが、景品読取部54bによって特殊景品から読み取られた景品受取人7aの会員ID及びそのグループ会員IDのうちいずれかの会員IDと一致する場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であると判定し、いずれの会員IDとも一致しない場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物ではないと判定する。
【0074】
このように、遊技店3に配設される景品管理装置30並びに景品買取場5に配設される景品買取機50のいずれにおいても、景品受取人7a及び景品売渡人7bの個人特定情報として両者が所持する会員カードの会員IDを取得することで、遊技店3において会員であることの重要性を高め、もって遊技店の会員登録を促進することができるようにしている。
【0075】
さらに、景品買取機50にて特殊景品の買取りを許容する景品売渡人7bを景品受取人7aのみならず景品受取人7aに密接に関連するグループ会員に拡張することで、遊技客の利便性を向上させることができるようにしている。
【0076】
[処理の流れ]
次に、本実施例1に係る本人確認システム1の各種処理の手順を説明する。なお、ここでは、遊技店3の景品管理装置30にて行われる(1)景品交換処理を説明した後に、景品買取場5の景品買取機50にて行われる(2)景品買取り処理を説明する。
【0077】
(1)景品交換処理
前述したように、ここでは、図4を用いて、実施例1に係る景品交換処理を説明する。図4は、実施例1に係る景品交換処理の手順を示すフローチャートである。この景品交換処理は、遊技店3が営業中であり、景品管理装置30の電源がON状態である場合に回帰的に行われる処理である。
【0078】
同図に示すように、景品交換処理部37aは、従業員による計数レシートの読取操作を受け付けたならば(ステップS401肯定)、計数レシート処理部35を通じて計数レシートから計数IDを読み取り、該読み取った計数IDに対応する計数情報を獲得玉/獲得メダルDB36から取得し(ステップS402)、遊技客用タッチパネル31及び従業員用タッチパネル32を介して景品の選択を受け付ける(ステップS403)。
【0079】
このとき、交換景品として特殊景品以外の一般景品が選択された場合(ステップS404否定)には、景品交換処理部37aは、選択された景品を遊技客に譲り渡すように従業員用タッチパネル32にて報知する(ステップS405)。
【0080】
一方、交換景品として特殊景品が選択された場合(ステップS404肯定)には、受取人情報取得部37bは、会員カードの挿入を促す報知を遊技客用タッチパネル31にて行い(ステップS406)、これに応答して景品受取人7aによって会員カードが挿入されたならば(ステップS407肯定)、当該会員カードに記録された会員IDを読み取るとともに(ステップS409)、会員管理T/C10にて景品受取人7aの会員IDに対応付けて記憶管理されたグループ会員IDを取得する(ステップS410)。
【0081】
続いて、受取人情報格納部37cは、受取人情報取得部37bによって景品受取人7aの会員カードから読み取った会員ID及びそのグループ会員IDを景品として払出す特殊景品に書き込みように景品払出機40に指示し(ステップS411)、会員IDの書込み終了後、景品交換処理部37aは、特殊景品の払出しを景品払出機40に指示する(ステップS412)。
【0082】
また、所定の時間、たとえば「10秒」が経過しても会員カードが挿入されなかった場合(ステップS407否定)には、受取人情報取得部37bは、特殊景品の交換には会員カードを要する旨を遊技客用タッチパネル31にて報知し(ステップS408)、景品の選択を受け付けるステップS403に戻り、以後の処理を同様に行う。
【0083】
最後に、景品管理装置30は、遊技客(景品受取人7a)による景品選択が終了するまで(ステップS413肯定)、上記したステップS403〜ステップS412の処理を繰り返し行う。
【0084】
(2)景品買取り処理
次に、図5を用いて、実施例1に係る景品買取り処理を説明する。図5は、実施例1に係る景品買取り処理の手順を示すフローチャートである。この景品買取り処理は、景品買取場5が営業中であり、かつ景品買取機50の電源がON状態である場合に回帰的に行われる処理である。
【0085】
同図に示すように、会員カードの挿入を伴う特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合(ステップS501肯定)に、売渡人情報取得部58bは、会員カード処理部56を通じてその会員カードから景品売渡人7bの会員IDを取得し(ステップS502)、その後、景品買取り処理部58aは、景品売渡人7bが買取り依頼を行う特殊景品の投入を促す報知を外部タッチパネル52aにて行う(ステップS503)。
【0086】
このとき、所定期間、例えば「15秒」の間に特殊景品が景品受入口に投入されなかった場合(ステップS504否定)には、景品買取り処理部58aは、会員カード処理部56に会員カードを返却させる(ステップS505)。
【0087】
また、特殊景品が景品受入口に投入された場合(ステップS504肯定)には、景品読取部54bは、投入された特殊景品から景品受取人7aの会員ID及びそのグループ会員IDを読み取るとともに、その特殊景品を景品種別ごとに計数して景品種別ごとの特殊景品数を集計する(ステップS506)。なお、この時、景品読取部54bは、特殊景品に内蔵された磁気ストライプから、ビスカスなどの偽造防止用認識情報も読み取っている。
【0088】
その後、景品買取り処理部58aは、景品読取部54bによって特殊景品に内蔵の磁気ストライプから読み取られたビスカスなどの偽造防止用認識情報が正当なものであるか否かの真偽判定を行い(ステップS507)、その結果、偽造景品や模造景品などの不正景品が存在すると判定した場合(ステップS507否定)には、不正な買取り依頼が行われている可能性がある旨を景品買取場5の業務員が視認可能な端末装置にて報知させる(ステップS508)。
【0089】
一方、景品買取り処理部58aによって偽造景品や模造景品などの不正景品が存在しないと判定された場合(ステップS507肯定)に、本人確認処理部58cは、売渡人情報取得部58bによって取得された景品売渡人7bの会員IDが景品読取部54bによって特殊景品から読み取られた景品受取人7aの会員ID及びそのグループ会員IDと一致するか否かを判定する(ステップS509)。
【0090】
ここで、景品売渡人7bの会員IDが景品受取人7aの会員ID及びそのグループ会員IDのいずれとも一致しない場合(ステップS509否定)には、本人確認処理部58cは、不正な買取り依頼が行われている可能性がある旨を景品買取場5の業務員が視認可能な端末装置にて報知させる(ステップS508)。
【0091】
また、景品売渡人7bの会員IDが景品受取人7aの会員ID及びそのグループ会員IDのうちいずれかの会員IDと一致する場合(ステップS509肯定)には、景品買取り処理部58aは、景品読取部54bにて計数した景品種別ことの特殊景品数及びそれに相当する金額を外部タッチパネル52aにて確認表示させる(ステップS510)。
【0092】
その後、外部タッチパネル52aを通じて特殊景品の買取りの実行要求を受け付けた場合(ステップS511肯定)に、景品買取り処理部58aは、買取り依頼を受け付けた特殊景品に相当する価値分の紙幣および/または硬貨を払い出すように紙幣処理部55aおよび/または硬貨処理部55bに指示するとともに(ステップS512)、買取り後の特殊景品を景品収納部54cに収納するように景品搬送制御部54aに指示し(ステップS513)、処理を終了する。
【0093】
また、外部タッチパネル52aを通じて特殊景品の買取りの実行要求を受け付けなかった場合(ステップS511否定)に、景品買取り処理部58aは、投入中の特殊景品を返却するように景品搬送制御部54aに指示し(ステップS514)、処理を終了する。
【0094】
上述してきたように、本実施例1に係る本人確認システム1によれば、景品受取人7aが所持する会員カードに記録された会員IDを取得し、取得した景品受取人7aの会員IDを特殊景品に格納する一方で、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人7aの会員IDを取り出すとともに、景品売渡人7bが所持する会員カードに記録された会員IDを取得し、景品売渡人7bの会員IDが、特殊景品から取り出した景品受取人7aの会員IDと一致する場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であると判定し、景品受取人7aの会員IDと一致しない場合には、当該景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物ではないと判定するように構成したので、景品買取場5にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人7bが遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aであることを確認してから特殊景品の買取りを行うことができ、遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aから買取るべき特殊景品をその本人から買取ることが可能である。
【0095】
また、本実施例1に係る本人確認システム1によれば、遊技店3に配設される景品管理装置30並びに景品買取場5に配設される景品買取機50のいずれにおいても、景品受取人7a及び景品売渡人7bの個人特定情報として両者が所持する会員カードの会員IDを取得することで、遊技店3において会員であることの重要性を高め、もって遊技店の会員登録を促進することが可能である。
【0096】
さらに、本実施例1に係る本人確認システム1によれば、景品買取機50にて特殊景品の買取りを許容する景品売渡人7bを景品受取人7aのみならず景品受取人7aに密接に関連するグループ会員に拡張することで、遊技客の利便性を向上させることが可能である。
【実施例2】
【0097】
次に、実施例2に係る本人確認システムを説明する。以下の実施例2では、実施例2に係る本人確認システムの概要および特徴、システムを構成する各装置の構成および処理の流れを順に説明する。
【0098】
[概要および特徴(実施例2)]
まず最初に、図6を用いて、実施例2に係る本人確認システムの概要および特徴を説明する。図6は、実施例2に係る本人確認システム9の概要および特徴を説明するための概念図である。
【0099】
同図に示すように、実施例2に係る本人確認システム9は、実施例1と同様に、景品買取場5にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人7bが遊技店3にて獲得遊技媒体と引き換えに特殊景品の払出しを受けた景品受取人7aと同一人物であるか否かの本人確認を行うものであるが、システム構成の主な相違点としては、実施例1に係る本人確認システム1が特殊景品の買取りを自動的に行う景品買取機50が配設される無人の景品買取場であるに対し、本実施例2に係る本人確認システム9では業務員が特殊景品の買取りを行う有人の景品買取場である点が主として相違する。
【0100】
このため、本実施例2に係る本人確認システム9には、景品買取機50に代えて、景品売渡人7bから買取り依頼を受け付けた特殊景品に係る取扱い処理を行う特殊景品取扱い端末90が景品買取場5に配設されている。
【0101】
ここで、本実施例2に係る本人確認システム9は、特殊景品の払出し時に景品受取人7aを一意に特定可能な個人特定情報を取得し、取得した景品受取人7aの個人特定情報を特殊景品に格納し、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出し、特殊景品から取り出した景品受取人7aの個人特定情報を表示するように制御して本人確認を支援する点に主たる特徴があり、かかる一連の処理によって、実施例1と同様、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることができるようにしている。
【0102】
すなわち、実施例2に係る景品管理装置70では、遊技店3とは独立した景品買取場5に設置される特殊景品取扱い端末90にて景品売渡人7bが景品受取人7aと同一人物であるか否かの本人確認が行うことができるように、景品売渡人7bの個人特定情報として景品受取人7aの顔画像を特殊景品に内蔵されるICチップなどの記録媒体に記録させてから景品として払い出している。
【0103】
例えば、図6の例で言えば、景品管理装置70では、景品受取人7aから計数レシートを伴う景品交換要求を受け付けた場合に、その計数レシートに関連付けられた獲得玉/獲得メダルの数量を読み取るとともに、景品受取人7aの顔画像を後述するカメラ71に撮像させ、景品受取人7aから獲得玉/獲得メダルとの交換景品として特殊景品の選択を受け付けた場合には、当該景品受取人7aの顔画像を特殊景品に内蔵されたICチップに書き込むように指示するとともに、顔画像書込み後の特殊景品を払い出すように景品払出機40に指示する。
【0104】
一方、実施例2に係る特殊景品取扱い端末90は、景品売渡人7bによる特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、遊技店3に配設された景品管理装置70にて特殊景品に内蔵のICチップに書き込まれた景品受取人7aの顔画像を取り出し、当該景品受取人7aの顔画像を所定の表示部にて表示させる。
【0105】
このように、景品売渡人7bから特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、特殊景品から景品受取人7aの顔画像を取り出し、該取り出した景品受取人7aの顔画像を表示するように制御して本人確認を支援することで、景品売渡人7bが景品受取人7a本人であるか否かを景品買取場5の業務員に容易に確認させることができ、景品買取場5にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人7bが遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aであることを確認してから特殊景品の買取りを行うことができる。
【0106】
したがって、実施例2に係る本人確認システム9によれば、実施例1と同様に、景品買取場5にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人7bが遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aであることを確認してから特殊景品の買取りを行うことができ、上記した主たる特徴のように、遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aから買取るべき特殊景品をその本人から買取ることが可能になる。
【0107】
[本人確認システムの構成]
続いて、実施例2に係る本人確認システムを構成する各装置の構成を説明する。なお、ここでは、実施例1と重複する説明を省略し、実施例1に係る本人確認システムの構成または機能と差異が存在する点を説明する。
【0108】
ここで、本実施例2に係る本人確認システム9では、実施例1に比較して、景品受取人7aの個人特定情報として、景品買取場5の業務員が景品売渡人7bと比較可能な顔画像を用いる点が相違する。
【0109】
そのため、以下では、本実施例2で景品売渡人7bの顔画像を取り扱うことによって実施例1と差異が生じる構成および機能を景品管理装置70、特殊景品取扱い端末90の順で説明する。
【0110】
前述したように、ここでは、図7を用いて、本実施例2に係る景品管理装置70と実施例1に係る景品管理装置30の相違点を説明する。図7は、実施例2に係る景品管理装置70の構成を示す機能ブロック図である。この図7および図2に示すように、本実施例2に係る景品管理装置70は、実施例1と比較して、景品受取人7aの顔画像を取得するために画像撮像装置であるカメラ71が付設されている点が主として相違する。
【0111】
この点を反映した各機能部の動作を説明すると、受取人情報取得部72bは、遊技客用タッチパネル31又は従業員用タッチパネル32にて交換景品として特殊景品が選択された場合に、実施例1のように、景品受取人7aが所持する会員カードに記録された会員IDを取得するのではなく、景品受取人7aの顔部分を撮像可能な位置に付設されたカメラ71に対して、景品受取人7aの顔部分を撮像するように指示して景品受取人7aの顔画像を取得する。なお、この時、遊技客用タッチパネル31にて景品受取人7aの顔部分がカメラ71に正対するように報知するようにしてもよいし、さらに、従業員用タッチパネル32にてカメラ71の撮像方向及び撮像タイミングを操作させるようにしてもよい。
【0112】
受取人情報格納部72cは、景品受取人7aの会員IDを特殊景品に書き込む実施例1における受取人情報格納部32cとは相違し、受取人情報取得部72bによって取得された景品受取人7aの顔画像を特殊景品に書き込むように景品払出機40に指示する。
【0113】
次に、図8を用いて、本実施例2に係る特殊景品取扱い端末90と実施例1に係る景品買取機50の相違点を説明する。図8は、実施例2に係る特殊景品取扱い端末90の構成を示す機能ブロック図である。この図8及び図3に示すように、本実施例2に係る特殊景品取扱い端末90は、有人の景品買取場であることに起因して紙幣及び貨幣の払出し機能が不要である点が相違する。
【0114】
この点を反映した各機能部の動作を説明すると、景品読取部94は、景品買取場5の業務員による特殊景品の読取操作がなされると、特殊景品から景品受取人7aの顔画像を読み取るとともに、その特殊景品を景品種別ごとに計数して景品種別ごとの特殊景品数を集計する。なお、実施例1と同様に、景品読取部94は、特殊景品に内蔵された磁気ストライプから、ビスカスなどの偽造防止用認識情報も読み取っている。
【0115】
そして、制御部95は、景品読取部94によって特殊景品に内蔵の磁気ストライプから読み取られたビスカスなどの偽造防止用認識情報が正当なものであるか否かの真偽判定を行い、その結果、偽造景品や模造景品などの不正景品がないと判定された場合には、本人確認支援部95aは、景品読取部94によって読み取られた景品受取人7aの顔画像を表示部92にて表示させる。なお、この時、景品受取人7aの顔画像に加え、景品読取部94にて集計した景品種別ことの特殊景品数及びそれに相当する金額をさらに表示させるようにしてもよい。
【0116】
[処理の流れ]
次に、本実施例2に係る本人確認システム9の各種処理の手順を説明する。なお、ここでは、遊技店3の景品管理装置70にて行われる(1)景品交換処理を説明した後に、景品買取場5の特殊景品取扱い端末90にて行われる(2)本人確認支援処理を説明する。
【0117】
(1)景品交換処理
前述したように、ここでは、図9を用いて、実施例2に係る景品交換処理を説明する。図9は、実施例2に係る景品交換処理の手順を示すフローチャートである。この景品交換処理は、遊技店3が営業中であり、景品管理装置70の電源がON状態である場合に回帰的に行われる処理である。
【0118】
同図に示すように、景品交換処理部72aは、従業員による計数レシートの読取操作を受け付けたならば(ステップS901肯定)、計数レシート処理部35を通じて計数レシートから計数IDを読み取り、該読み取った計数IDに対応する計数情報を獲得玉/獲得メダルDB36から取得し(ステップS902)、遊技客用タッチパネル31及び従業員用タッチパネル32を介して景品の選択を受け付ける(ステップS903)。
【0119】
このとき、交換景品として特殊景品以外の一般景品が選択された場合(ステップS904否定)には、景品交換処理部72aは、選択された景品を遊技客に譲り渡すように従業員用タッチパネル32にて報知する(ステップS905)。
【0120】
一方、交換景品として特殊景品が選択された場合(ステップS904肯定)には、受取人情報取得部72bは、景品受取人7aの顔部分を撮像可能な位置に付設されたカメラ71に対して、景品受取人7aの顔部分を撮像するように指示して景品受取人7aの顔画像を取得し(ステップS906)、受取人情報格納部72cは、その景品受取人7aの顔画像を特殊景品に書き込むように景品払出機40に指示し(ステップS907)、顔画像の書込み終了後、景品交換処理部72aは、特殊景品の払出しを景品払出機40に指示する(ステップS908)。
【0121】
最後に、景品管理装置70は、遊技客(景品受取人7a)による景品選択が終了するまで(ステップS909肯定)、上記したステップS903〜ステップS908の処理を繰り返し行う。
【0122】
(2)本人確認支援処理
次に、図10を用いて、実施例2に係る本人確認支援処理を説明する。図10は、実施例2に係る本人確認支援処理の手順を示すフローチャートである。この本人確認支援処理は、景品買取場5が営業中であり、かつ特殊景品取扱い端末90の電源がON状態である場合に回帰的に行われる処理である。
【0123】
同図に示すように、景品買取場5の業務員による特殊景品の読取操作がなされると(ステップS1001肯定)、制御部95は、景品読取部94を通じて、特殊景品から景品受取人7aの顔画像を取得するとともに、その特殊景品を景品種別ごとに計数して景品種別ごとの特殊景品数を集計する(ステップS1002)。
【0124】
ここで、制御部95は、景品読取部94によって特殊景品に内蔵の磁気ストライプから読み取られたビスカスなどの偽造防止用認識情報が正当なものであるか否かの真偽判定を行い(ステップS1003)、その結果、偽造景品や模造景品などの不正景品が存在すると判定した場合(ステップS1003否定)には、不正な買取り依頼が行われている可能性がある旨の報知を表示部92にて行うとともに(ステップS1004)、景品読取部94によって読み取られた景品受取人7aの顔画像を表示部92にて表示させ(ステップS1005)、処理を終了する
【0125】
一方、偽造景品や模造景品などの不正景品がないと判定された場合(ステップS1003肯定)には、本人確認支援部95aは、景品読取部94によって読み取られた景品受取人7aの顔画像を表示部92にて表示させ(ステップS1005)、処理を終了する。
【0126】
このようにして、景品買取場5にて景品受取人7aの顔画像を表示するように制御して本人確認を支援することで、景品売渡人7bが景品受取人7a本人であるか否かを景品買取場5の業務員に容易に確認させることができるようにしている。
【0127】
上述してきたように、本実施例2に係る本人確認システム9によれば、景品受取人7aの顔画像を取得し、取得した景品受取人7aの顔画像を特殊景品に格納する一方で、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人7aの顔画像を取り出し、特殊景品から取り出した景品受取人7aの顔画像を表示するように制御して本人確認を支援するように構成したので、景品売渡人7bが景品受取人7a本人であるか否かを景品買取場5の業務員に容易に確認させることができ、遊技店3にて払出しを受けた景品受取人7aから買取るべき特殊景品をその本人から買取ることが可能である。
【0128】
さらに、本実施例2に係る本人確認システム9によれば、景品買取場5の業務員に景品売渡人7bと目視確認させる景品受取人7aの個人特定情報として、景品受取人7aの顔画像を用いるように構成したので、景品買取場5の業務員に景品売渡人が景品受取人本人であるか否かをより確実に確認させることが可能である。
【実施例3】
【0129】
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
【0130】
(1)総括
上記した実施例1及び2のように、少なくとも、特殊景品の払出し時に景品受取人7aを一意に特定可能な個人特定情報を取得し、取得した景品受取人7aの個人特定情報を特殊景品に格納し、特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出すように本人確認システムを構成することで、景品受取人7a及び景品売渡人7bの間での個人特定情報の照合処理、或いは、景品受取人7aの個人特定情報の表示制御を行うことができ、景品買取機50による照合材料を与えたり、景品買取場の業務員に本人確認用の情報を提供することが可能になる。
【0131】
(2)個人特定情報
また、上記した実施例1では、景品受取人a及び景品売渡人7bの個人特定情報として景品受取人7a又は景品売渡人7bが所持する会員カードに記録された会員IDを用いる実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、顔画像、指紋画像及び特定部の静脈画像などの生体情報やその他のもの(例えば、携帯電話番号、メールアドレス、キャッシュカードIDなど)を個人特定情報として用いた場合でも本発明を同様に適用することができる。
【0132】
さらに、上記した実施例1及び2では、景品受取人7aの個人特定情報を特殊景品に格納する実施例を説明したが、遊技店3の景品管理装置30及び70にて特殊景品が払い出される際に添付されるレシートなどに個人特定情報を格納するようにしてもよい。
【0133】
なお、上記した実施例1では、景品受取人7a及び景品売渡人7bが所持する会員カードに対する読取処理を行うことで、景品受取人7a及び景品売渡人7bの会員IDを取得する実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、景品受取人7a及び景品売渡人7bの両者に入力操作を行わせて会員IDを取得するようにしてもよい。
【0134】
(3)本発明の応用例
例えば、本発明では、景品受取人7aと景品売渡人7bの個人特定情報の照合結果や視認比較結果が同一人物でないと判定/判断された場合に、実施例1であれば景品受取人7a及び景品売渡人7bの会員ID、実施例2であれば景品受取人7aの顔画像をブラックリストとしてデータベースなどで記憶管理するようにしてもよい。
【0135】
(4)その他
例えば、上記した実施例1及び実施例2では、遊技店3の景品管理装置30又は70に計数レシートが持ち込まれた場合の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技店3の景品管理装置30又は70に会員カードが持ち込まれ、会員カードに関連付けられた貯玉/貯メダルと引き換えに特殊景品の払出しが行われる場合にも本発明を同様に適用することができる。
【0136】
また、上記した実施例1及び実施例2では、景品管理装置30又は70と景品払出機40が別体である実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、景品管理装置30又は70と景品払出機40が一体型に構成された場合でも本発明を同様に適用することができる。
【0137】
また、上記した実施例1では、景品売渡人7bが所持する会員カードの読取り及びその会員識別子の照合機能を景品買取機50にて行うこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、会員カードの読取り機能及びその会員識別子の照合機能など本発明に関係する機能を有する装置を景品買取り機能のみを備えた既存の景品買取機に接続した場合にも本発明を同様に適用することができる。なお、この場合には、景品買取場の既存の設備を改変する必要がないという効果を新たに得ることができる。
【0138】
さらに、上記した実施例2では、特殊景品の読取り機能及び景品受取人7aの顔画像の表示制御機能を特殊景品取扱い端末90にて行うこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、景品買取り機能を備えた既存の景品買取機にこれらの機能を付加するようにしてもよい。例えば、景品買取場5の業務員の操作により、それらの機能が付加された景品買取機に対して特殊景品の投入及び買取り操作を行い、これらの操作によって得られた貨幣を景品受取人7aの顔画像を参照して視認による本人確認を行った後に始めて景品売渡人7bに譲り渡すようにしてもよい。
【0139】
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0140】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、全部(例えば、景品買取機50で言えば、売渡人情報取得部58b及び本人確認処理部58c)またはその一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【産業上の利用可能性】
【0141】
以上のように、本発明に係る本人確認システム及び本人確認方法は、遊技店にて払出しを受けた景品受取人から買取るべき特殊景品をその本人から買取ることができる本人確認システム及び本人確認方法に適している。
【図面の簡単な説明】
【0142】
【図1】実施例1に係る本人確認システム1の概要および特徴を説明するための概念図である。
【図2】実施例1に係る景品管理装置30の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】実施例1に係る景品買取機50の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】実施例1に係る景品交換処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】実施例1に係る景品買取り処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】実施例2に係る本人確認システム9の概要および特徴を説明するための概念図である。
【図7】実施例2に係る景品管理装置70の構成を示す機能ブロック図である。
【図8】実施例2に係る特殊景品取扱い端末90の構成を示す機能ブロック図である。
【図9】実施例2に係る景品交換処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】実施例2に係る本人確認支援処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0143】
1,9 本人確認システム
3 遊技店
5 景品買取場
7a 景品受取人
7b 景品売渡人
10 会員管理T/C
20 計数機
30,70 景品管理装置
31 遊技客用タッチパネル
32 従業員用タッチパネル
33 通信制御IF部
34 会員カード処理部
35 計数レシート処理部
36 獲得玉/獲得メダルDB
37,72 制御部
37a,72a 景品交換処理部
37b,72b 受取人情報取得部
37c,72c 受取人情報格納部
40 景品払出機
50 景品買取機
51 電源部
52a 外部タッチパネル
52b 内部タッチパネル
53 レシート処理部
54a 景品搬送制御部
54b 景品読取部
54c 景品収納部
55a 紙幣処理部
55b 硬貨処理部
56 会員カード処理部
57 買取り集計DB
58 制御部
58a 景品買取り処理部
58b 売渡人情報取得部
58c 本人確認処理部
90 特殊景品取扱い端末
91 入力部
92 表示部
93 記憶部
94 景品読取部
95 制御部
95a 本人確認支援部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
景品買取場にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人が遊技店にて獲得遊技媒体と引き換えに所定の情報が読書き可能な特殊景品の払出しを受けた景品受取人と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認システムであって、
前記特殊景品の払出し時に前記景品受取人を一意に特定可能な個人特定情報を取得する受取人情報取得手段と、
前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の個人特定情報を前記特殊景品に格納する受取人情報格納手段と、
前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出す受取人情報取出手段と
を備えたことを特徴とする本人確認システム。
【請求項2】
前記景品売渡人の個人特定情報を取得する売渡人情報取得手段と、
前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の個人特定情報と、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の個人特定情報とを照合して前記本人確認を行う本人確認処理手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の本人確認システム。
【請求項3】
前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、
前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す景品買取機が配設されるものであって、
前記景品管理装置は、
前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する前記受取人情報取得手段と、
前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の会員識別子を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、
前記景品買取機は、
前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子を取り出す前記受取人情報取出手段と、
前記景品売渡人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する売渡人情報取得手段と、
前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の会員識別子が、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物であると判定し、前記景品受取人の会員識別子と一致しない場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物ではないと判定する本人確認処理手段とを備えた
ことを特徴とする請求項2に記載の本人確認システム。
【請求項4】
前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、
前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す景品買取機と、前記景品売渡人が所持する会員用記録媒体を取り扱う会員用記録媒体取扱い端末とが配設されるものであって、
前記景品管理装置は、
前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する前記受取人情報取得手段と、
前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の会員識別子を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、
前記景品買取機は、
前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子を取り出す前記受取人情報取出手段を備え、
前記会員用記録媒体取扱い端末は、
前記景品売渡人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子を取得する売渡人情報取得手段と、
前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の会員識別子が、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物であると判定し、前記景品受取人の会員識別子と一致しない場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物ではないと判定する本人確認処理手段とを備えた
ことを特徴とする請求項2に記載の本人確認システム。
【請求項5】
前記遊技店には、前記会員用記録媒体に記録される会員識別子に、当該会員識別子を付与された会員のグループ会員の会員識別子を対応付けて記憶管理する会員管理装置が配設されるものであって、
前記受取人情報取得手段は、前記景品受取人が所持する会員用記録媒体に記録された会員識別子とともに、前記会員管理装置にて当該会員識別子に対応付けて記憶管理されたグループ会員の会員識別子を取得し、
前記受取人情報格納手段は、前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子を前記特殊景品に格納し、
前記受取人情報取出手段は、前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子を取り出し、
前記本人確認処理手段は、前記売渡人情報取得手段によって取得された景品売渡人の会員識別子が、前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の会員識別子および該グループ会員の会員識別子のうちいずれかの会員識別子と一致する場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物であると判定し、いずれの会員識別子とも一致しない場合には、当該景品売渡人が前記景品受取人と同一人物ではないと判定することを特徴とする請求項3または4に記載の本人確認システム。
【請求項6】
前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の個人特定情報を表示するように制御して前記本人確認を支援する本人確認支援手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の本人確認システム。
【請求項7】
前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、
前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品に係る取扱い処理を行う特殊景品取扱い端末が配設されるものであって、
前記景品管理装置は、
前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人の顔画像を取得する前記受取人情報取得手段と、
前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の顔画像を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、
前記特殊景品取扱い端末は、
前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の顔画像を取り出す前記受取人情報取出手段と、
前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の顔画像を表示するように制御して前記本人確認を支援する本人確認支援手段とを備えた
ことを特徴とする請求項6に記載の本人確認システム。
【請求項8】
前記遊技店には、前記獲得遊技媒体と引き換えに当該獲得遊技媒体の数量に相当する価値分の特殊景品を払出すように制御する景品管理装置が配設され、
前記景品買取場には、前記買取り依頼を受け付けた特殊景品と引き換えに当該特殊景品に相当する価値分の貨幣を払出す景品買取機が配設されるものであって、
前記景品管理装置は、
前記景品受取人の個人特定情報として、当該景品受取人の顔画像を取得する前記受取人情報取得手段と、
前記受取人情報取得手段によって取得された景品受取人の顔画像を前記特殊景品に格納する前記受取人情報格納手段とを備え、
前記景品買取機は、
前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の顔画像を取り出す前記受取人情報取出手段と、
前記受取人情報取出手段によって特殊景品から取り出された景品受取人の顔画像を表示するように制御して前記本人確認を支援する本人確認支援手段とを備えた
ことを特徴とする請求項6に記載の本人確認システム。
【請求項9】
景品買取場にて特殊景品の買取り依頼を行う景品売渡人が遊技店にて獲得遊技媒体と引き換えに所定の情報が読書き可能な特殊景品の払出しを受けた景品受取人と同一人物であるか否かの本人確認を行う本人確認方法であって、
前記特殊景品の払出し時に前記景品受取人を一意に特定可能な個人特定情報を取得する受取人情報取得工程と、
前記受取人情報取得工程によって取得された景品受取人の個人特定情報を前記特殊景品に格納する受取人情報格納工程と、
前記特殊景品の買取り依頼を受け付けた場合に、当該特殊景品から景品受取人の個人特定情報を取り出す受取人情報取出工程と
を含んだことを特徴とする本人確認方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−365(P2008−365A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−173136(P2006−173136)
【出願日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(000001432)グローリー株式会社 (1,344)
【Fターム(参考)】