格子状に溝加工した木レンガと連結方法
【課題】本発明は、間伐材の無垢の木の柱材を切断し、切断面を化粧にした木レンガを仕上げ材とした格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供。
【解決手段】間伐材の無垢の木の柱材４を面取り加工し、60ｍｍ程度に切断した小口面に、格子状に溝加工した溝２を有する木レンガ１を４個並置し、格子状に溝加工した木レンガ１の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５をなし、該木レンガブロック５を並置しつつ、複数の格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着し、溝２と目地１５に砂１３を充填した木レンガブロック５舗装や溝２と目地１５に目地材１１を詰めた木レンガブロック５床を構成する。
【解決手段】間伐材の無垢の木の柱材４を面取り加工し、60ｍｍ程度に切断した小口面に、格子状に溝加工した溝２を有する木レンガ１を４個並置し、格子状に溝加工した木レンガ１の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５をなし、該木レンガブロック５を並置しつつ、複数の格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着し、溝２と目地１５に砂１３を充填した木レンガブロック５舗装や溝２と目地１５に目地材１１を詰めた木レンガブロック５床を構成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、一般歩道や玄関アプローチ、ベランダーやバルコニー、屋上等に使用されている木レンガ等に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
最近では、太陽の輻射熱防止と心地よい高級感のある床を構築することを目的として、ベランダーやバルコニー、屋上等の下地上に、複数枚の床材を敷き詰めるという工法も取られるようになってきている。その床材としては、合成樹脂を矩形状に成形した枠体(マット)の上面に、合成樹脂、ラバー、木レンガ等の表面材を一体的に成形したものが使用されている(例えば実開平５−８５９２９号公開)。
【０００３】
また、一般歩道や玄関アプローチ等は、コンクリート製カラーブロックが一般的に使われ普及しているが地球温暖化防止に対応できる素材ではない。
【０００４】
他方、間伐材を活用した天然木製床材の天然木タイルが開発されている。これらは無垢の木を多種多様な形状にタイル加工をして複数枚をブロック形成して補強細棒材また固定金具でブロック固定をして追随性付着ネットを貼った木製タイルブロックがあるが、これら、木製タイルブロックは、階段等の段差処理ができるものではない。また、木製タイルブロックが普及しないのは利用目的に合わせた役物がないこととコストが高くつくことにある。
【０００５】
しかしながら、間伐材などの天然の木製床材等を普及させることは、植樹林の保全と林業の活性化が図れると共に、地球温暖化を防止するためにも大切である。他方、本件発明者が間伐材を用いた関連特許を提出している特願2009−183940がある。
【０００６】
なお、本願発明に関連する公知技術として、木製タイルブロック（特許文献１参照）を挙げることができる。
【０００７】
【特許文献１】特許公開平８−１７７２１８
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
上述した従来技術に係る木製タイルブロックやコンクリート製カラーブロック等にはそれぞれ次の問題があった。
コンクリート製カラーブロック等は重くて作業性が悪い。
コンクリート製カラーブロック等は使用目的が制限される。
コンクリート製カラーブロック等は太陽熱を反射し地球温暖化を促進している。
木製タイルブロック等は複雑な工法や工程で製作されるためコスト高となる。
木製タイルブロック等は板面を表面にしているため磨耗に弱い。
木製タイルブロック等は耐用年数が短く腐食しやすい。
無垢の木の切断面を化粧面とした場合は滑りやすい欠点がある。
上記いずれの床材も寸法変更や階段等の段差に容易に対応できない。
【０００９】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑みて、軽量で現場で簡単に設置できるとともに間伐材の利用促進や地球温暖化防止ができる無垢の木の木レンガとして、格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、請求項１記載の、格子状に溝加工した木レンガと連結方法であって前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの溝に、角環部材を嵌着して複数の木レンガを連結させることを特徴とする格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【００１１】
請求項２記載の、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の木レンガの溝に、角環部材を嵌着して木レンガブロックを形成し、該木レンガブロックを複数並置し、角環部材を嵌着しつつ連結させることを特徴とする請求項１記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【００１２】
請求項３記載の、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの設置部分に、緩衝材を装着して緩衝材付木レンガを形成し、該緩衝材付木レンガを複数並置しつつ、複数の緩衝材付木レンガの溝に角環部材を嵌着して連結させることを特徴とする請求項１、２記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【００１３】
請求項４記載の、前記無垢の木の柱材を木レンガ厚に段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガの溝に、角環部材を嵌着して長尺木レンガブロックを形成し、該長尺木レンガブロックと木レンガブロックを複数並置し、長尺木レンガブロックと木レンガブロックの溝に、角環部材を嵌着しつつ連結させて、階段を連結形成させることを特徴とする請求項１〜３記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【発明の効果】
【００１４】
本発明の特筆すべき最大の効果は、今日、国内産木材の需要がなく植樹林が放置され森林破壊や林業山村が衰退している。この国内産木材の需要を促進するために、間伐材を使用した木レンガ、特に、径の小さい間伐材を使用した木レンガを開発し、需要を広めることで林業や山村を活性化させる効果がある。他方、無垢の木の木レンガは地球温暖化防止に多大に貢献する効果もある。
【００１５】
請求項１に係る発明によれば、無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの溝に、角環部材を嵌着して複数の木レンガを連結させることにより、木レンガの製作コストや施工費を大幅に削減できる効果がある。
【００１６】
請求項２に係る発明によれば、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の木レンガの溝に、角環部材を嵌着して木レンガブロックを形成し、該木レンガブロックを複数並置し、角環部材を嵌着しつつ連結させることにより、一般歩道、公園広場などの木レンガ舗装やバルコニー、テラスなどの木レンガ床など幅広く利用ができる効果と温暖化防止効果もある。
【００１７】
請求項３に係る発明によれば、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの設置部分に、緩衝材を装着して緩衝材付木レンガを形成し、該緩衝材付木レンガを複数並置しつつ、複数の緩衝材付木レンガの溝に角環部材を嵌着して連結させることにより、廊下や直上階の歩行音等の生活音が解消できる効果と軽量で安価なウッドデッキ感覚の無垢の木の緩衝材付木レンガブロック５床が構築できる効果もある。
【００１８】
請求項４に係る発明によれば、前記無垢の木の柱材を木レンガ厚に段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガの溝に、角環部材を嵌着して長尺木レンガブロックを形成し、該長尺木レンガブロックと木レンガブロックを複数並置し、長尺木レンガブロックと木レンガブロックの溝に、角環部材を嵌着しつつ連結させて、階段を連結形成させることにより、階段を伴う木レンガ舗装が容易にできる効果がある。
【００１９】
また、本発明は従来のコンクリート製レンガブロックや磁器タイル貼り舗装などの市場や住宅のバルコニーやテラスなど大きな市場での需要が見込める。特に、地球温暖化時代に地球環境に優しい無垢の木の木レンガは地球温暖化防止に欠かせない素材として大きな需要が見込める効果がある。
【００２０】
現在、日本の住宅も多世代が居住できる長期優良住宅(200年住宅)の普及の促進に関する法律が施行され、耐用年数の長い長期優良住宅が普及する時代が来た。この住宅の床を無垢の木の木レンガの床にすることで、最も磨耗性が高い無垢の木の木レンガ床となり、耐用年数の長い長期優良住宅にふさわしい床が構築できる。
【００２１】
間伐材は90mm角以下の柱材が取れる丸太は価格が安価だが需要が少ない。しかしながら、丸太は根元が大きく上になると小さくなるため、元木は一般の柱材や板材が取れる丸太でも、上木になると90mm角以下しか取れない小径木になり、小径木の間伐材を含めて大量の小径木が丸太市場に出荷される。その需要は少なく価格が極端に安価であり、需要拡大の商品開発は森林業界の大きな課題である。本発明は、これら小径木を大量消費できる開発であり森林業界に多大な貢献ができる。
【００２２】
さらに、無垢の木の木レンガを用いた木レンガ舗装が普及すれば、間伐材の需要拡大問題・植樹林の保全問題・疲弊する山村や林業の活性化・地球温暖化防止などに大きく社会貢献ができる効果がある。
【００２３】
以上、本発明は地球温暖化による異常気象が危惧されている現在、林業過疎地の活性化や地球温暖化防止に多大な貢献ができる。また、価格が安く需要が少ない小径木を使用することで低コストの無垢の木の木レンガが作れるとともに安価な無垢の木の木レンガ舗装や無垢の木の木レンガ床等が構築できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２４】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【００２５】
図１〜図１３は本発明の実施の形態に係り、図１は木レンガの斜視図、図２は木レンガブロックの斜視図、図３は緩衝材付木レンガの斜視図、図４は緩衝材付木レンガブロックの斜視図、図５は長尺木レンガの斜視図、図６は長尺木レンガブロックの斜視図、図７は木レンガブロック舗装の連結平面図、図８は木レンガブロック舗装の連結断面図、図９は木レンガブロックの連結平面図、図10は木レンガブロックの連結断面図、図11は緩衝材付木レンガブロックの連結平面図、図１２は緩衝材付木レンガブロックの連結断面図、図１３は木レンガブロックと長尺木レンガブロックで構成した階段断面図である。
【００２６】
本発明の図面について説明をすれば、図１は、面取り加工した無垢の木の柱材４を60ｍｍ程度に切断した小口面に、格子状に溝加工した溝２を有する木レンガ１の斜視図である。
【００２７】
図２は、図１に示した木レンガ１を４個並置し、複数の格子状に溝加工した木レンガ１の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガ１を連結構成した木レンガブロック５の斜視図である。
【００２８】
図３は、図１に示した木レンガ１に緩衝材６を貼って緩衝材付木レンガ７とした緩衝材付木レンガ７の斜視図である。
【００２９】
図４は、図３に示した緩衝材付木レンガ７を４個並置し、格子状に溝加工した緩衝材付木レンガ７の溝２に、角環部材３を嵌着して緩衝材付木レンガ７を連結構成した緩衝材付木レンガブロック８の斜視図である。
【００３０】
図５は、面取り加工した無垢の木の柱材４を、木レンガ１厚60ｍｍに段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した溝２を有する長尺木レンガ９の斜視図である。
【００３１】
図６は、図５に示した長尺木レンガ９を４個並置し、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガ９の溝２に、角環部材３を嵌着して長尺木レンガ９を連結構成した長尺木レンガブロック１０の斜視図である。
【００３２】
図７は、図２に示した木レンガブロック５を砂１３を敷き均した上に並置し、格子状に溝加工した複数の木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結舗装した木レンガブロック舗装の連結平面図である。
【００３３】
図８は、図７に示した木レンガブロック舗装の連結断面図である。
【００３４】
図９は、図２に示した木レンガブロック５を下地基盤１４に接着剤１２を用いて並置し、格子状に溝加工した複数の木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結構成した木レンガブロック５床の連結平面図である。
【００３５】
図１０は、図９に示した木レンガブロック５床の連結断面図である。
【００３６】
図１１は、図４に示した緩衝材付木レンガブロック８を下地基盤１４に接着剤１２を用いて並置し、格子状に溝加工した複数の緩衝材付木レンガブロック８の溝２に、角環部材３を嵌着して緩衝材付木レンガブロック８を連結構成した緩衝材付木レンガブロック８床の平面図である。
【００３７】
図１２は、図１１に示した緩衝材付木レンガブロック８床の連結断面図である。
【００３８】
図１３は、砂１３を敷き均した上に、図２に示した木レンガブロック５と図６に示した長尺木レンガブロック１０を並置しつつ、木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０の溝２に、角環部材３を嵌着して連結させた階段を伴う木レンガ舗装の断面図である。
【実施例】
【００３９】
実施例その１、現在、一般歩道・公園・広いエントランス広場などに、コンクリート製レンガブロックが多く使用されているが、そのコンクリート製レンガブロックは太陽熱を反射する素材で地球温暖化を加速させている。本発明は、図８に示したように、砂13を敷き均した上に木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結して、木レンガブロック５の溝２や目地15に砂13を詰めて木レンガブロック５舗装することにより、太陽熱を吸収する自然環境に優しい無垢の木の木レンガブロック５舗装となる。
【００４０】
実施例その２、現在、賃貸マンションや分譲マンションが多く造られているが、コストを下げるためにバルコニーはモルタル仕上げが多く、素足で出ることに躊躇しなければならないマンションが多く造られている。本発明は、図１０に示したように、モルタル仕上げを下地基盤１４として、接着剤１２を用いて木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結して、木レンガブロック５の溝２や目地15に目地材１１を詰めて木レンガブロック５床にすることにより、ウッドデッキ感覚の無垢の木の木レンガブロック５床となる。
【００４１】
実施例その３、現在、日本の住宅も多世代が居住できる長期優良住宅(200年住宅)の普及の促進に関する法律が施行され、耐用年数の長い長期優良住宅が普及する時代が来た。本発明は、図１０に示したように、根太組みの上に捨て張りした板を下地基盤１４として、接着剤１２を用いて木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結して、木レンガブロック５の溝２や目地15に目地材１１を詰めて木レンガブロック５床にすることにより、長期優良住宅(200年住宅)に対応できる室内の床として、強靭なウッドデッキ感覚の無垢の木の木レンガブロック５床となる。
【００４２】
実施例その４、賃貸マンションや分譲マンションなどの室内や廊下を歩く音が問題視されている。本発明は、図１２に示したように、モルタル仕上げ等を下地基盤１４として、接着剤１２を用いて図４に示した、緩衝材付木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した緩衝材付木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して緩衝材付木レンガブロック５を連結して、緩衝材付木レンガブロック５の溝２や目地15に目地材１１を詰めて緩衝材付木レンガブロック５床にすることにより、歩行音等の生活音が解消できるウッドデッキ感覚の無垢の木の緩衝材付木レンガブロック５床となる。
【００４３】
実施例その５、従来、段差を処理する階段はコンクリートなどで下地を造って、多くの役物で仕上げるか、階段框で仕上げられている。本発明は、図１３に示したように、地盤を階段状に地ならしした地盤に、砂13を敷き均し、その上に図２に示した木レンガブロック５と図６に示した長尺木レンガブロック１０を図１３に示したように並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５や長尺木レンガブロック１０の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０を連結して、木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０の溝２や目地15に砂13を詰めて木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０を用いた階段舗装が構築できる。このことにより太陽熱を吸収する自然環境に優しい、階段を伴う無垢の木の木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０舗装となる。
【００４４】
実施例その６、従来の住宅のテラスは束石を用いた束立て工法が多く採用され高価格なものが多いい。本発明は、図１３をテラスに応用して、図１３に示した長尺木レンガブロック１０をテラスの框として木レンガブロックブロック１０を並置し、格子状に溝加工した長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５を連結して、長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５の溝２や目地15に砂13を詰めて長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５を用いたテラスが容易に構築できる。このことにより多種多様な広さと形状のテラスが安価且つ容易に構成できる。
【００４５】
前記前文の特記として、各木レンガや木レンガブロックは間伐材が安価で購入できる、95ｍｍ角の無垢の木の柱材４とし、面取り加工については特に必要ではないが、小径木で丸み部分を面取り加工でカバーしてある。他方、角環部材３については60ｍｍ角で記入してある。しかしながら作業性や経済性等により限定するものではない。さらに、角環部材３の材質は軽金属が望ましいが樹脂を利用することは可能である。
【００４６】
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、各木レンガブロックの形状や寸法を限定して説明してきたが、形状や寸法を限定するものではない、さらに、角環部材の材質は樹脂製や金属製など使用目的に応じて変更するなど適宜選択されるものである。
【産業上の利用可能性】
【００４７】
地球温暖化が問題視されているなかで、一般歩道や広場などはアスファルト舗装やコンクリート製カラーブロック舗装で仕上げられているが、いずれも太陽熱を反射する素材で地球温暖化を促進している。これら一般歩道や広場などの舗装を、無垢の木の木レンガブロック舗装にすることで地球温暖化防止ができる。さらに、一般構築物の床材としての市場も大きい。これらの産業は巨大な市場である。
【図面の簡単な説明】
【００４８】
【図１】木レンガの斜視図
【図２】木レンガブロックの斜視図
【図３】緩衝材付木レンガの斜視図
【図４】緩衝材付木レンガブロックの斜視図
【図５】長尺木レンガの斜視図
【図６】長尺木レンガブロックの斜視図
【図７】木レンガブロック舗装の連結平面図
【図８】木レンガブロック舗装の連結断面図
【図９】木レンガブロックの連結平面図
【図１０】木レンガブロックの連結断面図
【図１１】緩衝材付木レンガブロックの連結平面図
【図１２】緩衝材付木レンガブロックの連結断面図
【図１３】木レンガブロックと長尺木レンガブロックで構成した階段断面図
【符号の説明】
【００４９】
１ 木レンガ
２ 溝
３ 角環部材
４ 無垢の木の柱材
５ 木レンガブロック
６ 緩衝材
７ 緩衝材付木レンガ
８ 緩衝材付木レンガブロック
９ 長尺木レンガ
１０長尺木レンガブロック
１１目地材
１２接着剤
１３砂
１４下地基盤
１５目地
【技術分野】
【０００１】
本発明は、一般歩道や玄関アプローチ、ベランダーやバルコニー、屋上等に使用されている木レンガ等に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
最近では、太陽の輻射熱防止と心地よい高級感のある床を構築することを目的として、ベランダーやバルコニー、屋上等の下地上に、複数枚の床材を敷き詰めるという工法も取られるようになってきている。その床材としては、合成樹脂を矩形状に成形した枠体(マット)の上面に、合成樹脂、ラバー、木レンガ等の表面材を一体的に成形したものが使用されている(例えば実開平５−８５９２９号公開)。
【０００３】
また、一般歩道や玄関アプローチ等は、コンクリート製カラーブロックが一般的に使われ普及しているが地球温暖化防止に対応できる素材ではない。
【０００４】
他方、間伐材を活用した天然木製床材の天然木タイルが開発されている。これらは無垢の木を多種多様な形状にタイル加工をして複数枚をブロック形成して補強細棒材また固定金具でブロック固定をして追随性付着ネットを貼った木製タイルブロックがあるが、これら、木製タイルブロックは、階段等の段差処理ができるものではない。また、木製タイルブロックが普及しないのは利用目的に合わせた役物がないこととコストが高くつくことにある。
【０００５】
しかしながら、間伐材などの天然の木製床材等を普及させることは、植樹林の保全と林業の活性化が図れると共に、地球温暖化を防止するためにも大切である。他方、本件発明者が間伐材を用いた関連特許を提出している特願2009−183940がある。
【０００６】
なお、本願発明に関連する公知技術として、木製タイルブロック（特許文献１参照）を挙げることができる。
【０００７】
【特許文献１】特許公開平８−１７７２１８
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
上述した従来技術に係る木製タイルブロックやコンクリート製カラーブロック等にはそれぞれ次の問題があった。
コンクリート製カラーブロック等は重くて作業性が悪い。
コンクリート製カラーブロック等は使用目的が制限される。
コンクリート製カラーブロック等は太陽熱を反射し地球温暖化を促進している。
木製タイルブロック等は複雑な工法や工程で製作されるためコスト高となる。
木製タイルブロック等は板面を表面にしているため磨耗に弱い。
木製タイルブロック等は耐用年数が短く腐食しやすい。
無垢の木の切断面を化粧面とした場合は滑りやすい欠点がある。
上記いずれの床材も寸法変更や階段等の段差に容易に対応できない。
【０００９】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑みて、軽量で現場で簡単に設置できるとともに間伐材の利用促進や地球温暖化防止ができる無垢の木の木レンガとして、格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、請求項１記載の、格子状に溝加工した木レンガと連結方法であって前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの溝に、角環部材を嵌着して複数の木レンガを連結させることを特徴とする格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【００１１】
請求項２記載の、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の木レンガの溝に、角環部材を嵌着して木レンガブロックを形成し、該木レンガブロックを複数並置し、角環部材を嵌着しつつ連結させることを特徴とする請求項１記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【００１２】
請求項３記載の、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの設置部分に、緩衝材を装着して緩衝材付木レンガを形成し、該緩衝材付木レンガを複数並置しつつ、複数の緩衝材付木レンガの溝に角環部材を嵌着して連結させることを特徴とする請求項１、２記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【００１３】
請求項４記載の、前記無垢の木の柱材を木レンガ厚に段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガの溝に、角環部材を嵌着して長尺木レンガブロックを形成し、該長尺木レンガブロックと木レンガブロックを複数並置し、長尺木レンガブロックと木レンガブロックの溝に、角環部材を嵌着しつつ連結させて、階段を連結形成させることを特徴とする請求項１〜３記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法を提供する。
【発明の効果】
【００１４】
本発明の特筆すべき最大の効果は、今日、国内産木材の需要がなく植樹林が放置され森林破壊や林業山村が衰退している。この国内産木材の需要を促進するために、間伐材を使用した木レンガ、特に、径の小さい間伐材を使用した木レンガを開発し、需要を広めることで林業や山村を活性化させる効果がある。他方、無垢の木の木レンガは地球温暖化防止に多大に貢献する効果もある。
【００１５】
請求項１に係る発明によれば、無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの溝に、角環部材を嵌着して複数の木レンガを連結させることにより、木レンガの製作コストや施工費を大幅に削減できる効果がある。
【００１６】
請求項２に係る発明によれば、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の木レンガの溝に、角環部材を嵌着して木レンガブロックを形成し、該木レンガブロックを複数並置し、角環部材を嵌着しつつ連結させることにより、一般歩道、公園広場などの木レンガ舗装やバルコニー、テラスなどの木レンガ床など幅広く利用ができる効果と温暖化防止効果もある。
【００１７】
請求項３に係る発明によれば、前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの設置部分に、緩衝材を装着して緩衝材付木レンガを形成し、該緩衝材付木レンガを複数並置しつつ、複数の緩衝材付木レンガの溝に角環部材を嵌着して連結させることにより、廊下や直上階の歩行音等の生活音が解消できる効果と軽量で安価なウッドデッキ感覚の無垢の木の緩衝材付木レンガブロック５床が構築できる効果もある。
【００１８】
請求項４に係る発明によれば、前記無垢の木の柱材を木レンガ厚に段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガの溝に、角環部材を嵌着して長尺木レンガブロックを形成し、該長尺木レンガブロックと木レンガブロックを複数並置し、長尺木レンガブロックと木レンガブロックの溝に、角環部材を嵌着しつつ連結させて、階段を連結形成させることにより、階段を伴う木レンガ舗装が容易にできる効果がある。
【００１９】
また、本発明は従来のコンクリート製レンガブロックや磁器タイル貼り舗装などの市場や住宅のバルコニーやテラスなど大きな市場での需要が見込める。特に、地球温暖化時代に地球環境に優しい無垢の木の木レンガは地球温暖化防止に欠かせない素材として大きな需要が見込める効果がある。
【００２０】
現在、日本の住宅も多世代が居住できる長期優良住宅(200年住宅)の普及の促進に関する法律が施行され、耐用年数の長い長期優良住宅が普及する時代が来た。この住宅の床を無垢の木の木レンガの床にすることで、最も磨耗性が高い無垢の木の木レンガ床となり、耐用年数の長い長期優良住宅にふさわしい床が構築できる。
【００２１】
間伐材は90mm角以下の柱材が取れる丸太は価格が安価だが需要が少ない。しかしながら、丸太は根元が大きく上になると小さくなるため、元木は一般の柱材や板材が取れる丸太でも、上木になると90mm角以下しか取れない小径木になり、小径木の間伐材を含めて大量の小径木が丸太市場に出荷される。その需要は少なく価格が極端に安価であり、需要拡大の商品開発は森林業界の大きな課題である。本発明は、これら小径木を大量消費できる開発であり森林業界に多大な貢献ができる。
【００２２】
さらに、無垢の木の木レンガを用いた木レンガ舗装が普及すれば、間伐材の需要拡大問題・植樹林の保全問題・疲弊する山村や林業の活性化・地球温暖化防止などに大きく社会貢献ができる効果がある。
【００２３】
以上、本発明は地球温暖化による異常気象が危惧されている現在、林業過疎地の活性化や地球温暖化防止に多大な貢献ができる。また、価格が安く需要が少ない小径木を使用することで低コストの無垢の木の木レンガが作れるとともに安価な無垢の木の木レンガ舗装や無垢の木の木レンガ床等が構築できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２４】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【００２５】
図１〜図１３は本発明の実施の形態に係り、図１は木レンガの斜視図、図２は木レンガブロックの斜視図、図３は緩衝材付木レンガの斜視図、図４は緩衝材付木レンガブロックの斜視図、図５は長尺木レンガの斜視図、図６は長尺木レンガブロックの斜視図、図７は木レンガブロック舗装の連結平面図、図８は木レンガブロック舗装の連結断面図、図９は木レンガブロックの連結平面図、図10は木レンガブロックの連結断面図、図11は緩衝材付木レンガブロックの連結平面図、図１２は緩衝材付木レンガブロックの連結断面図、図１３は木レンガブロックと長尺木レンガブロックで構成した階段断面図である。
【００２６】
本発明の図面について説明をすれば、図１は、面取り加工した無垢の木の柱材４を60ｍｍ程度に切断した小口面に、格子状に溝加工した溝２を有する木レンガ１の斜視図である。
【００２７】
図２は、図１に示した木レンガ１を４個並置し、複数の格子状に溝加工した木レンガ１の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガ１を連結構成した木レンガブロック５の斜視図である。
【００２８】
図３は、図１に示した木レンガ１に緩衝材６を貼って緩衝材付木レンガ７とした緩衝材付木レンガ７の斜視図である。
【００２９】
図４は、図３に示した緩衝材付木レンガ７を４個並置し、格子状に溝加工した緩衝材付木レンガ７の溝２に、角環部材３を嵌着して緩衝材付木レンガ７を連結構成した緩衝材付木レンガブロック８の斜視図である。
【００３０】
図５は、面取り加工した無垢の木の柱材４を、木レンガ１厚60ｍｍに段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した溝２を有する長尺木レンガ９の斜視図である。
【００３１】
図６は、図５に示した長尺木レンガ９を４個並置し、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガ９の溝２に、角環部材３を嵌着して長尺木レンガ９を連結構成した長尺木レンガブロック１０の斜視図である。
【００３２】
図７は、図２に示した木レンガブロック５を砂１３を敷き均した上に並置し、格子状に溝加工した複数の木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結舗装した木レンガブロック舗装の連結平面図である。
【００３３】
図８は、図７に示した木レンガブロック舗装の連結断面図である。
【００３４】
図９は、図２に示した木レンガブロック５を下地基盤１４に接着剤１２を用いて並置し、格子状に溝加工した複数の木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結構成した木レンガブロック５床の連結平面図である。
【００３５】
図１０は、図９に示した木レンガブロック５床の連結断面図である。
【００３６】
図１１は、図４に示した緩衝材付木レンガブロック８を下地基盤１４に接着剤１２を用いて並置し、格子状に溝加工した複数の緩衝材付木レンガブロック８の溝２に、角環部材３を嵌着して緩衝材付木レンガブロック８を連結構成した緩衝材付木レンガブロック８床の平面図である。
【００３７】
図１２は、図１１に示した緩衝材付木レンガブロック８床の連結断面図である。
【００３８】
図１３は、砂１３を敷き均した上に、図２に示した木レンガブロック５と図６に示した長尺木レンガブロック１０を並置しつつ、木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０の溝２に、角環部材３を嵌着して連結させた階段を伴う木レンガ舗装の断面図である。
【実施例】
【００３９】
実施例その１、現在、一般歩道・公園・広いエントランス広場などに、コンクリート製レンガブロックが多く使用されているが、そのコンクリート製レンガブロックは太陽熱を反射する素材で地球温暖化を加速させている。本発明は、図８に示したように、砂13を敷き均した上に木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結して、木レンガブロック５の溝２や目地15に砂13を詰めて木レンガブロック５舗装することにより、太陽熱を吸収する自然環境に優しい無垢の木の木レンガブロック５舗装となる。
【００４０】
実施例その２、現在、賃貸マンションや分譲マンションが多く造られているが、コストを下げるためにバルコニーはモルタル仕上げが多く、素足で出ることに躊躇しなければならないマンションが多く造られている。本発明は、図１０に示したように、モルタル仕上げを下地基盤１４として、接着剤１２を用いて木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結して、木レンガブロック５の溝２や目地15に目地材１１を詰めて木レンガブロック５床にすることにより、ウッドデッキ感覚の無垢の木の木レンガブロック５床となる。
【００４１】
実施例その３、現在、日本の住宅も多世代が居住できる長期優良住宅(200年住宅)の普及の促進に関する法律が施行され、耐用年数の長い長期優良住宅が普及する時代が来た。本発明は、図１０に示したように、根太組みの上に捨て張りした板を下地基盤１４として、接着剤１２を用いて木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５を連結して、木レンガブロック５の溝２や目地15に目地材１１を詰めて木レンガブロック５床にすることにより、長期優良住宅(200年住宅)に対応できる室内の床として、強靭なウッドデッキ感覚の無垢の木の木レンガブロック５床となる。
【００４２】
実施例その４、賃貸マンションや分譲マンションなどの室内や廊下を歩く音が問題視されている。本発明は、図１２に示したように、モルタル仕上げ等を下地基盤１４として、接着剤１２を用いて図４に示した、緩衝材付木レンガブロック５を並置し、格子状に溝加工した緩衝材付木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して緩衝材付木レンガブロック５を連結して、緩衝材付木レンガブロック５の溝２や目地15に目地材１１を詰めて緩衝材付木レンガブロック５床にすることにより、歩行音等の生活音が解消できるウッドデッキ感覚の無垢の木の緩衝材付木レンガブロック５床となる。
【００４３】
実施例その５、従来、段差を処理する階段はコンクリートなどで下地を造って、多くの役物で仕上げるか、階段框で仕上げられている。本発明は、図１３に示したように、地盤を階段状に地ならしした地盤に、砂13を敷き均し、その上に図２に示した木レンガブロック５と図６に示した長尺木レンガブロック１０を図１３に示したように並置し、格子状に溝加工した木レンガブロック５や長尺木レンガブロック１０の溝２に、角環部材３を嵌着して木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０を連結して、木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０の溝２や目地15に砂13を詰めて木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０を用いた階段舗装が構築できる。このことにより太陽熱を吸収する自然環境に優しい、階段を伴う無垢の木の木レンガブロック５と長尺木レンガブロック１０舗装となる。
【００４４】
実施例その６、従来の住宅のテラスは束石を用いた束立て工法が多く採用され高価格なものが多いい。本発明は、図１３をテラスに応用して、図１３に示した長尺木レンガブロック１０をテラスの框として木レンガブロックブロック１０を並置し、格子状に溝加工した長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５の溝２に、角環部材３を嵌着して長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５を連結して、長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５の溝２や目地15に砂13を詰めて長尺木レンガブロック１０と木レンガブロック５を用いたテラスが容易に構築できる。このことにより多種多様な広さと形状のテラスが安価且つ容易に構成できる。
【００４５】
前記前文の特記として、各木レンガや木レンガブロックは間伐材が安価で購入できる、95ｍｍ角の無垢の木の柱材４とし、面取り加工については特に必要ではないが、小径木で丸み部分を面取り加工でカバーしてある。他方、角環部材３については60ｍｍ角で記入してある。しかしながら作業性や経済性等により限定するものではない。さらに、角環部材３の材質は軽金属が望ましいが樹脂を利用することは可能である。
【００４６】
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、各木レンガブロックの形状や寸法を限定して説明してきたが、形状や寸法を限定するものではない、さらに、角環部材の材質は樹脂製や金属製など使用目的に応じて変更するなど適宜選択されるものである。
【産業上の利用可能性】
【００４７】
地球温暖化が問題視されているなかで、一般歩道や広場などはアスファルト舗装やコンクリート製カラーブロック舗装で仕上げられているが、いずれも太陽熱を反射する素材で地球温暖化を促進している。これら一般歩道や広場などの舗装を、無垢の木の木レンガブロック舗装にすることで地球温暖化防止ができる。さらに、一般構築物の床材としての市場も大きい。これらの産業は巨大な市場である。
【図面の簡単な説明】
【００４８】
【図１】木レンガの斜視図
【図２】木レンガブロックの斜視図
【図３】緩衝材付木レンガの斜視図
【図４】緩衝材付木レンガブロックの斜視図
【図５】長尺木レンガの斜視図
【図６】長尺木レンガブロックの斜視図
【図７】木レンガブロック舗装の連結平面図
【図８】木レンガブロック舗装の連結断面図
【図９】木レンガブロックの連結平面図
【図１０】木レンガブロックの連結断面図
【図１１】緩衝材付木レンガブロックの連結平面図
【図１２】緩衝材付木レンガブロックの連結断面図
【図１３】木レンガブロックと長尺木レンガブロックで構成した階段断面図
【符号の説明】
【００４９】
１ 木レンガ
２ 溝
３ 角環部材
４ 無垢の木の柱材
５ 木レンガブロック
６ 緩衝材
７ 緩衝材付木レンガ
８ 緩衝材付木レンガブロック
９ 長尺木レンガ
１０長尺木レンガブロック
１１目地材
１２接着剤
１３砂
１４下地基盤
１５目地
【特許請求の範囲】
【請求項１】
格子状に溝加工した木レンガと連結方法であって
前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの溝に、角環部材を嵌着して複数の木レンガを連結させることを特徴とする格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【請求項２】
前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の木レンガの溝に、角環部材を嵌着して木レンガブロックを形成し、該木レンガブロックを複数並置し、角環部材を嵌着しつつ連結させることを特徴とする請求項１記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【請求項３】
前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの設置部分に、緩衝材を装着して緩衝材付木レンガを形成し、該緩衝材付木レンガを複数並置しつつ、複数の緩衝材付木レンガの溝に角環部材を嵌着して連結させることを特徴とする請求項１、２記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【請求項４】
前記無垢の木の柱材を木レンガ厚に段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガの溝に、角環部材を嵌着して長尺木レンガブロックを形成し、該長尺木レンガブロックと木レンガブロックを複数並置し、長尺木レンガブロックと木レンガブロックの溝に、角環部材を嵌着しつつ連結させて、階段を連結形成させることを特徴とする請求項１〜３記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【請求項１】
格子状に溝加工した木レンガと連結方法であって
前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの溝に、角環部材を嵌着して複数の木レンガを連結させることを特徴とする格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【請求項２】
前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の木レンガの溝に、角環部材を嵌着して木レンガブロックを形成し、該木レンガブロックを複数並置し、角環部材を嵌着しつつ連結させることを特徴とする請求項１記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【請求項３】
前記無垢の木の柱材を切断した切断面に、格子状に溝加工した木レンガの設置部分に、緩衝材を装着して緩衝材付木レンガを形成し、該緩衝材付木レンガを複数並置しつつ、複数の緩衝材付木レンガの溝に角環部材を嵌着して連結させることを特徴とする請求項１、２記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【請求項４】
前記無垢の木の柱材を木レンガ厚に段差の寸法を加えた長さに切断した切断面に、格子状に溝加工した複数の長尺木レンガの溝に、角環部材を嵌着して長尺木レンガブロックを形成し、該長尺木レンガブロックと木レンガブロックを複数並置し、長尺木レンガブロックと木レンガブロックの溝に、角環部材を嵌着しつつ連結させて、階段を連結形成させることを特徴とする請求項１〜３記載の格子状に溝加工した木レンガと連結方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【公開番号】特開２０１１−９４４３９（Ｐ２０１１−９４４３９Ａ）
【公開日】平成２３年５月１２日（２０１１．５．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−２５１７２３（Ｐ２００９−２５１７２３）
【出願日】平成２１年１１月２日（２００９．１１．２）
【出願人】（５０２１４５８３０）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年５月１２日（２０１１．５．１２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年１１月２日（２００９．１１．２）
【出願人】（５０２１４５８３０）
【Ｆターム（参考）】
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