説明

格納式搬送ホイールを備えるコンテナ製造装置

コンテナ送風器ユニットが配置される第1のエンクロージャーと、これと隣接してコンテナを充填する充填ユニットが配置される無菌の第2のエンクロージャーとで構成され、共通開口を通してコンテナを搬送する搬送装置と、充填ユニットを浄化する際に第2のエンクロージャーを隔離し、開口を遮断する遮断手段とで構成されるコンテナ製造装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、格納式搬送用車輪を備えるコンテナ製造装置に関する。
本発明は、より詳細には、特に瓶を詰めるコンテナの製造装置であり、少なくとも1つのコンテナ送風器ユニットが配置される第1の空間内部を区分する保護又は第1のエンクロージャーと、共通部分を通じて第1のエンクロージャーと部分的に隣接し、及び、完成したコンテナを充填するための少なくとも1つの充填ユニットが配置される無菌の第2の空間内部を区分する制限又は第2のエンクロージャーと、送風ユニットから充填ユニットに対してコンテナの搬送を許可することを適合する第1又は第2のエンクロージャーの共通部分における少なくとも1つの開口と、共通開口を通じてコンテナの搬送を許可する遮断手段である開放位置と、充填ユニットを浄化するために、第2のエンクロージャーを隔離することにより、搬送を防止する遮断手段である閉口位置との間で、選択的な移動に適合する開口を遮蔽するための手段と、送風ユニットと充填ユニットとの間のコンテナの搬送に対して適合する開口に隣接した少なくとも1つの搬送用車輪を含む少なくとも1つの搬送デバイスとで構成される。
【背景技術】
【0002】
このような装置は、例えば、プラスチック材料,取り分けPET(ポリエチレンテレフタレート)のボトルを製作するために用いられる。
公知な方法において、オーブンの中でプレフォーム(perform)の熱処理は、送風器ユニットのボトルの中の予備形成物の変化に続き、コンテナ内に充填され及びキャッピングユニットに移送されたコンテナがその後、モールド内で吹き込み成型又は絞り込み吹き込み成型によって形成する。
【0003】
このように、充填ユニットの上流側と、熱処理オーブンと送風ユニットを含む好ましい製造ユニットを具備する。充填ユニットと製造ユニット又は、少なくとも送風ユニットは、通常、小型化され、全製造工程を実行し、完成品を得ることが遂行される。
【0004】
そのようなコンテナ製造装置において、目的は、リスクに対しておおよそ敏感である、コンテナの汚染のリスクを必要な全ての手段によって、減少させることである。
その結果として、特に消費を阻害する、即ち、コンテナーの内容物に影響しがちな細菌、胞子、バクテリア等のような病原体を除去する製造環境の微生物学的な品質のモニタリング及び制御の目的のみで種々の行動を遂行することが知られている。
【0005】
この目的を達成するために、これらの行動は、コンテナを浄化に独占的に向けることができない、その上、製造する又は装置自身を一般的に浄化するプレフォームに向けることができない。先行技術文献は、より詳細に対して引用されるべきである、以下が引用され、限定されない実施形態のみの目的でそのようなアクションが例証される。
【0006】
例えば、特許文献1においては、例えば、プレフォームの内壁上に凝結されて堆積された、滅菌すべき生成物の実質的な一定厚のフィルム又はミストを滅菌生成ガスのジェット噴出によってプレフォームを浄化する記述がある。また、特許文献2においても、赤外線と紫外線の混用によりオーブン内で熱処理の間にプレフォームの外部壁を浄化する記述がある。
【0007】
また、特許文献3には、オーブン内で前もって熱処理を実施すると共に、搬送手段によって吹き付け又は吸引の機械加工に搬送されことを含むコンテナ製造ユニットに配置される、エリア内の範囲を定める保護エンクロージャーを含む装置が記述されている。前記装置は、オーブン内の外部エリアにおいて、プレフォームの汚染のリスクを制限するために、加圧圧力を確立するために、エンクロージャーの中に濾過された空気を吹き込むためのシステムを備えている。勿論、これらの行動は、汚染のリスクの徹底的な減少を達成するために、同じ設置で同時に行なわれてもよい。製造工程において、コンテナを満たすオペレーションは、汚染のリスクの条件の中で最も感知できるものであることと通常認められる。しかし、フィルタユニットの中に導入されたコンテナは、汚染の主たるベクトルのたった1つである。
【0008】
すぐに、空気から装置の構成部位まで、コンテナの直接的に周囲にもたらされ、コンテナの内部に対して特に汚染しがちである。
このため、コンテナ及びコンテナ内に導入されることを意図とする製品に直接的に滅菌及び消毒処理が向けられる。充填ユニット自体もまた浄化される。大気環境から分離するように適合された閉塞エンクロージャーを含み、滅菌されたエリアを区分することを含めて、充填が実行される。
【0009】
そのような充填ユニットは、時々、アイソレータと称される。この用語は、通常、汚染の非リスクで成し遂げられるために、特権を与えた動作をエンクロージャーに指示することを定義する。
【0010】
充填ユニットの第2のエリアへ、水酸化ナトリウム(NaOH)あるいは過酸化水素(H2O2)のような殺菌する共加水分解のスプレーすることにより、特に化学的浄化(汚染除去)によって殺菌される。充填ユニットの第2のエリアの浄化は、装置のオペレーションの製造モードを先行及び/又は継続する、装置のオペレーションの浄化モードに相当する。
【0011】
浄化モードにおける充填ユニットを動作することができるために、装置の剰余及び特に隣設した送風ユニットから充填ユニットを分離することが必要である。
充填ユニットのコンポーネントは、前述した浄化溶液の化学的攻撃に耐えるために、316Lステンレススチールのような適切な材料で生産される。これは、これらのユニット間で配置された送風器ユニットと隣接する搬送装置の例ではない。
【0012】
このように浄化溶液は、送風器ユニット及び搬送装置のコンポーネント、特にモールドの目立つ腐食として、望ましくない科学的攻撃を引き起こしがちである。
このような装置において、各ユニットは、それぞれにエンクロージャーを備えている。それぞれに、少なくとも1つのコンテナ送風器ユニットである第1のエリアの範囲を規定する第1のエンクロージャー又は保護物を配置し、及び、少なくとも完成されたコンテナ充填ユニットの第2の無菌エリアの範囲を定める第2のエンクロージャー又は、制限物を配置する。
【0013】
第1のエンクロージャーに少なくとも所々隣接する第2のエンクロージャーは、エンクロージャー間でコンテナを搬送可能にすることを意図する開口が提供される共通インタフェース部分を通じて、送風ユニットから充填ユニットまで、装置は、製造モードで動作する。
【0014】
充填ユニットは、浄化モードにおける装置の動作中に隔離されることを可能にするために、装置はそれぞれのエンクロージャーの一部を通過する窓のような、送風器ユニットと充填ユニットの間の連絡開口を選択的に閉塞するための手段を含んでいる。
【0015】
連絡開口を閉塞するための手段は、装置が製造モード製造で動作している時に、共通開口を通って、コンテナの搬送を許可するオープン位置と、搬送を妨げるクローズ位置の間に選択的に移そうとすることを意図する。第2のエンクロージャーを分離し、特に、浄化モードの期間中においては、充填ユニットの処理の動作を実行する。
【0016】
製造モードにおける送風器ユニットと充填ユニットの間のコンテナを搬送するために、装置は、少なくとも1つの搬送ホイールを含む搬送機構を備えている。
【0017】
第1のエリアにおける一般な配置では、搬送ホイールは連絡開口に隣接し、及びコンテナを搬送するために開口を通じて伸びる少なくとも一部を有している。
搬送ホイールのこの部分は、シャッタ閉塞に関連される手段により開口を閉塞することを可能にするために予め取り外さなければならない。
【0018】
取り外し作業及び、誰かオペレーターの介入を要する搬送ホイールの据え変えの動作を実行するために、保護又は第1のエンクロージャーを入力しなければならず、前記動作を実行するためにアクセスしなければならない搬送ホイールの配置された搬送エリアと称される第1のエリアの部分に入るために、複数のドアーが提供される。
【0019】
その取り外し及び置き換えを実行するオペレーターは、その時、装置内に病原体の導入のための重大な潜在的なベクトルである。取り外し、及び/又は置き換え動作は、装置の保護される稼働エリアを汚染する無視できないリスクをもたらすという点で特に繊細な動作であり、異なる順番の汚染のリスクである。
【0020】
まず、搬送ホイールの少なくとも一部を取り外すため、装置の外側から第1のエンクロージャーに入り込み、そのオペレーターは、搬送エリアの中により的確になるために第1のエリア内にそのような病原体を当初は導入しがちである。
【0021】
その後、浄化モードにおける充填ユニットの第2のエリアを殺菌した後、オペレーターは、再び、搬送ホイールの少なくとも先に取り外された部分に、置き換えるために、第1のエンクロージャーの中に入れなければならず、このオペレーターが作業する間に、第1のエリアへ病原体を導入してしまうだろう。
【0022】
オペレーターによって、初回時及び同様に2回目に装置内へ導入された病原体は、製造ユニットの全ての部分及びそれによって製造されたコンテナに直接及び/又は後に汚染するであろう。
このように導入された病原体は、特に、エンクロージャーによって定められたエリアの内部で循環するので、第1の部分の搬送エリアから 空気伝達により運ばれて、滅菌された第2のエリアを非常に汚染しがちである。
【0023】
その結果、第1のエリアの中にオペレーターが入れた差し入れたことは 少なくとも送風器ユニットで一般的に言えば、常に損害を与えて、置き換え時の第2回目の時、及び/又は搬送ホイールの取り外し時の第1の回目の時に生じることは注目されるべきである。
【0024】
このようなに、オペレーターのエントリーしている時と同時に病原体の導入は、予防のために全ての動作を成し遂げるために影響しがちであり、及び汚染のリスクを減少させるために、徹底的にそれらの幾つかの例で事前に参照する。
しかしながら、そのような導入は、多数の汚染危険に衝突する充填ユニットの第2のエリアの無菌の環境に同様及びより重要なことには影響しがちである。
【0025】
充填ユニットを汚染する第1のリスクは、オペレーターの所為で病原菌が導入されたならば、搬送ホイールの取り外しの時に生じる。なぜなら、すぐに開口が封鎖できず、空気伝達された病原体は直ちに循環の大気によって運ばれる。そのような病原体が浄化処理によって続いて破壊される場合、そのような汚染が批判的に見えないことは、それでも明らかだろう。
【0026】
充填ユニットの汚染の第2のリスクが、置き換え動作の間、即ち、共通インタフェース開口は再開口している間、に生じる;オペレーターの所為で導入されたどの病原体は、その後、全く同じ方法で、充填ユニットの第2のエリアの無菌の環境、及び製造モードでそこに満たされ、その後、コンテナに影響しがちである。
【0027】
このように、汚染の最も重大なリスクは、特に、排他的ではなくとも、これらは、第2のエリアの浄化からの結果として生じるならば置き換え動作に繋がる。
排他的ではない病原体は、その後に、搬送ホイールの部分の取り外し及び/又は置き換えの間、第1のエリアの搬送エリア内にオペレーターと共に導入される。そして、このように置き換え動作の後、浄化された充填ユニットの無菌の第2のエリアに浸透する。
【0028】
第1のエリアの有効な汚染のリスクとは別に、そこには、そのとき、単に第1のエリアでそのようなエージェントの存在により、無菌の第2のエリアには汚染の潜在的リスクがある。
【0029】
これらの病原体は、製造モードにおける第1のエリアから第2のエリアへの移動では、開口を通じて気流で空中搬送によって、又はコンテナ自体に輸送されることによって、いずれか一方が無菌の第2のエリアを汚染しがちである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0030】
【特許文献1】WO−2006/136498号公報
【特許文献2】WO−2008/049876号公報
【特許文献3】FR−2.915.127号公報
【発明の概要】
【0031】
本発明の目的は、このように装置を改良し、特に、汚染の前述のリスクを減少する又は除去することである。
【0032】
この目的を達成するために、本発明が提案する前述した様式の装置であって、少なくとも相互間で移動するように設けられた搬送ホイールの少なくとも一部と、製造モードにおける装置の動作期間中にコンテナを搬送するために、開口を通じて延伸する前記ホイールの前記少なくとも一部である搬送位置又は第1の位置と、浄化モードにおける装置の動作のために関連づけられた閉塞手段により、開口の閉塞を許可するために動作する前記ホイールの前記少なくとも一部である退避位置又は第1の位置と、前記搬送位置と前記退避位置との間で、前記装置の外部から駆動される前記搬送ホイールの前記動作部分の前記移動体部分と、を具備する。
【0033】
前記位置間で前記搬送ホイールの前記可動部分の動作は、遠隔及び手動の駆動に有利であり、装置の第1のエンクロージャー及び/又は第2のエンクロージャーの外部からの自動的駆動に有利である。
【0034】
本発明は、従来必要であった、搬送ホイールの少なくとも一部分の取り外し及び置き換えの作業を省略することができるので、開口を通じて広がり、前記ホイールの前記部分を閉塞手段により、閉塞を防止する。前記開口を閉じることは、特に浄化中に第1のエンクロージャーから第2のエンクロージャーを分離するために要求される。
【0035】
第1のエリアの搬送において、オペレーターの存在を伴う前述した取り外し及び置き換えは、搬送ホイールの少なくとも一部分及び開口を閉塞する要点で装置の外部からの簡易及び速い動作により有利に取って代わる。
【0036】
このおかげで、オペレーターは、エンクロージャーによって定められた装置のボリューム内に病原体を導入するためのベクトルを常時構成しなくなる。それで、汚染の前述したリスクは除去される。
【0037】
前記位置間で搬送ホイールの移動部分の駆動が手動及び/又は自動的に遠隔に達成されてもよい、即ち、装置に入力するために物理的に必要とするオペレーターがいなくてもよい。前述したように、パスすることは、搬送ホイールの取り外し及び置き換えに以前必要であった作業に対して処理するためには、第1のエリアの搬送エリアに入れるために第1のエンクロージャーのドアを通り抜けていた。
【0038】
搬送ホイールの前記部分の移動が手動駆動の場合には、オペレーターの存在が必要である。しかし、オペレーターは、特に、第1のエンクロージャーの第1のエリアにこれまで入ること無しで、準備における装置の駆動モードを考慮せずに、常に、装置の外部から操作を実行している。
【0039】
なるべくなら、オペレーターの少なくとも片腕の一部は、エンクロージャーの外部から遠隔的に働くように、エンクロージャーに対して、密封された様式で接続されたグローブ形マニュピレータ手段により第1のエンクロージャーに入り込む。
この結果、従来技術との比較において、オペレーターは、装置内へ病原体を導入するためのベクトルの構成要素となる立場ではなくなる。
【0040】
本発明の他の特徴に従えば、搬送ホイールは、少なくとも1つの上部フランジ要素を含むフランジ、及び前記ホイールの上部及び下部にそれぞれ固着された下部フランジ要素を含んでいる。前記フランジ要素は、固定部分を形成するホイールの下部に係る前記部分可動体を形成するホイールの上部の移動位置と退避位置との間を移動可能にするために改善された関節手段によって少なくとも接続されている。
【0041】
前記関節手段は、前記移動位置と前記退避位置との間でホイールの移動上部分の移動に対応する旋回移動体と共に、下部フランジ要素に関係して旋回する上部フランジ要素に対して回旋軸を定義するピボットからなる。
【0042】
搬送ホイールは、移動位置及び、退避位置でそれぞれ下部分の関連するホイールの上部分をそれぞれ移動不能にするために適応された係止手段を含んでいる;
前記ホイールを係止する前記係止手段は、前記移動位置に対応する特別な位置でピンが固定する前記搬送ホイールの上部分及び下部分のフランジの上部フランジ要素及び下部フランジ要素を通じて広がる第1のハウジング内に、又は、搬送ホイールの退避位置に対応する他の特別な位置でピンが固定する前記搬送ホイールの上部分と下部分のフランジの上部フランジ要素及び下部フランジ要素を通じて拡がる第2のハウジング内に、選択的に導入されるように適用された少なくとも1つのピンからなる。
【0043】
前記装置は、前記第2のハウジングの中に係止ピンの差し入れを容易にするために、前記退避位置で前記搬送ホイールの移動する前記上部分の位置を決定し、上部フランジ要素の一部と関連づけて適用する橋台手段を含む。前記搬送ホイールは、装置が浄化モードの時に、回転で前記搬送ホイールを駆動するための手段に関する回転に反して、前記搬送ホイールの固定された前記下部分を固定するために、選択的に適応された係止手段を含んでいる;係止手段は、ホイールの下部分に固定された下部フランジ部材につけた補足的な窪み内に嵌合する少なくとも1本のフィンガーから成る;その保護又は、第1のエンクロージャーは、装置の第1のエンクロージャーに外部からの搬送位置及び退避位置の間に、手動的に搬送ホイールを少なくとも移動するために、第1のエンクロージャー内の開口部に閉塞した方法で接続される少なくとも1つのグローブのようなマニュピレータを含んでいる。
【0044】
遠隔マニュピレータ手段は、第1のエンクロージャー内の開口部、特に、搬送ホイールに隣接した第1のエンクロージャーの1つのドアに対して閉塞する方法で接続される袖口により延びる少なくとも1つのグローブを含んでいる。手動操作は、第1のエンクロージャーの外部からオペレーターが実行することができる方式で、搬送位置と退避位置との間で搬送ホイールの少なくとも一部分が移動するために必要である。それで、オペレーターは、搬送ホイール及びコンテナ送風器ユニットが配置される第1のエリア内で長時間にわたる入力をしない。
【0045】
その装置は、装置の第1のエンクロージャーの外部から搬送位置と退避位置の間で自動的に搬送ホイールを少なくとも移動させるために少なくとも1つのアクチュエータを含んでいる。
他の特徴及び本発明の効果は、追加された図面に関して与えられて、次に続く記述を読むことで明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態のコンテナ生産装置を示し、送風器ユニットのエンクロージャーと、コンテナを移動するために開口が設けられた充填ユニットと間の共通の接続部分をより特に示す概観図である。
【図2】図2は、図1に示す装置の平面、及び隣接する開口(搬送位置の搬送装置の搬送ホイールを示す概観図である。
【図3】図3は、閉塞手段によって閉塞されない製造モードの開口の開口位置を含むエンクロージャー間の共通部を、図2をより詳細に示す平面図である。
【図4】図4は、製造モードで退避する搬送ホイールによって開口を通じて通過するコンテナを受け取る充填ユニットにおいて、第2のエンクロージャー無しで充填ユニット側から見た装置を示す3/4の後部透視図である。
【図5】図5は、隣接する開口、開口位置の閉塞手段及び、ドアの1つに接続された密閉されたマニュピレータ手段によって適合された第1のエンクロージャーの外部から手動で退避するために適応された搬送ホイールを送風器ユニット側からの装置を示す3/4の後部透視図である。
【図6】図6は、隣接する開口、開口位置における閉塞手段、省略された第1のエンクロージャーのドア及び、開口位置の時の開口を通じて通過するホイールの上部分の退避を許可する互いに関連のある回旋をするために設けられた2つの部材より構成されるフランジにより提供される搬送ホイールを送風器ユニット側からの装置を示す3/4の正面の透視図である。
【図7】図7は、第1の搬送位置にある搬送ホイール、中間上部分と固定下部分のそれぞれに接続された上部及び下部要素、搬送ホイールのフランジを詳細に示す透視図である。
【図8】図8は、省略された第1のエンクロージャーのドアと、閉塞位置における閉塞手段により閉塞された開口及び、第2又は退避位置の搬送ホイールを装置の正面から見た透視図である。
【図9】図9は、下部フランジ部材に関連する位置で上部フランジ部材を係止する第2のハウジング内の位置における係止手段を形成するピン及び退避位置の搬送ホイールのフランジを詳細に示す透視図である。
【図10】図10は、図3に示すように、閉塞位置の手段から関連する閉じることにより閉じた前記開口を示して、開口を含む送風器ユニットのエンクロージャーと充填ユニットの間の共通部を詳細に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
以下の詳細な説明においては、同様又は同一の構成要素は、同じ参照符号を付している。以下の詳細な説明においては、記述は制限されるものではなく、一例として表現され使用されている。これらは、「上流に」及び「下流に」、「上部で」、「より低い」、「内部」及び「外部」、「正面」及び、記述中に図中に示された三面体(L、V、T)に比べて定義されるような「後部」及び経度の方向付け(オリエンテーション)、垂直の方向付け(オリエンテーション)及び横の方向付け(オリエンテーション)とする。
【0048】
図1は、排他的でない方向付けを示し、図6の中で部分的に示されたボトルように、コンテナ12の製造のための本発明の一実施形態に係る装置10を示している。
装置10は、少なくとも1つを保護又は、配置されたコンテナ12に吹き付けるための少なくとも1つの送風器ユニット16の内側の第1のエリアZ1の範囲を定める第1のエンクロージャー14を含んでいる。
【0049】
送風器ユニット16は、特に、赤外線ランプによって、それらを熱することにより、オーブン(図示せず)内で先に熱処理されたプレフォーム(図示せず)を吹き出し又は吸い込み(drawing-blowing)により、コンテナ12を製造するために利用される。
【0050】
既知の方法においては、アプリケーションに応じて、そのような送風器ユニット16は、プレフォーム(予備的形成品)を熱処理するための加熱炉及び、吹き出し又は吸い込みにより、コンテナ12に変換の処理をするために、回転トレー(図示せず)の周囲でモールド(図示せず)の1つに熱処理されたそれぞれのプレフォームを装入することができる出口に配置された移動手段(示されない)を上流側に含んでいる。
【0051】
この装置10は、共通部22を介して、第1のエンクロージャー14に隣接する少なくとも一部分である第2のエンクロージャー18又は、制限を含み、送風器ユニット16によって生産されたコンテナ12を満たすための少なくとも1つの充填ユニット20が配置された無菌の第2のエリアZ2(図2を参照)側に範囲が限定される。
【0052】
エンクロージャー14及び18の各々は、例えば天井を形成する壁、及び床によって、上蓋及び底蓋で閉じられた全面的な平行六面体を形成するために共に組み立てられた1セットの垂直壁からそれぞれ成る。
【0053】
エンクロージャー14及び18の垂直壁の少なくとも1つは、装置10の内部へのアクセスを可能にするために、特に好ましくは、オペレーターによって、エンクロージャーが装入されることを可能にするドアを含んでいる。
例えば、第1のエンクロージャー14は、その正面の垂直壁の部分に形成される少なくとも2つのアクセスドア15を含んでいる。それは、特に図1及び3に示されている。
【0054】
図3乃至図5の中で、より特に示されるように、装置10は、第1と第2のエンクロージャー14及び18の前記共通部22で少なくとも1つの開口部24を含んでいる。
開口部24は、送風器ユニット16から充填ユニット20まで、コンテナ12の搬送を許可するように意図される。
【0055】
装置10は、少なくとも1つの開口位置と閉塞位置の間で選択的に移動されるために適応された前記開口部24を閉塞するための閉塞手段26を有利に含んでいる。
【0056】
開口位置は、装置10がオペレーションの製造モード中である時に、共通開口部24を通って、コンテナ12の搬送を許可する閉塞手段26の位置である。その閉塞位置は、第2のエンクロージャー18の分離によって、その搬送が防止された閉塞手段26の位置である。
【0057】
その閉塞位置は、特に、装置10が異なるオペレーションの浄化モードである場合に、少なくとも第2のエンクロージャー18で実行されることを充填ユニット20の浄化のためにオペレーションが許可することを意図する。
【0058】
装置10は、好ましくは、共通の開口部24を閉塞するために、閉塞手段26の移動を、製造モードに対応する開口位置と、浄化モードに対応する閉塞位置の間に滑るように駆動させることを意図する少なくとも1つのアクチュエータを含んでいる。
【0059】
閉塞手段26は、コンテナ12を吹き出す送風器ユニット16を収容する第1のエンクロージャー14から、充填ユニット20を含む第2のエンクロージャー18の分離を適合させるために、開口部24の密封閉鎖を閉塞位置で有利に達成する。
【0060】
開口部24を有利に閉塞するための手段は、上方滑り路と下方滑り路の2つの滑り路27の手段による開口位置と閉塞位置との間の滑りのために搭載されるフラップ26で構成される。
【0061】
図5中に示されるように、閉塞手段26例えば、フラップ26の滑り路27は共通部22に固定され、全体的に矩形形状を有する開口部24の上方及び下方のそれぞれに配置される。
【0062】
浄化は、好ましくは、第2のエンクロージャー18の内部で、水酸化ナトリウム(NaOH)又は過酸化水素(H2O2)等の浄化する共加水分解をスプレーすることにより化学的に実行される。装置10は、送風器ユニット16と充填ユニット20の間で、コンテナ12を搬送するために搬送装置28を含んでいる。
【0063】
搬送装置28は、製造モードにおいて、コンテナ12が開口部24を通過搬送することを意図する、共通部22内の開口部24に隣接する少なくとも1つの搬送ホイール30を含んでいる。
搬送装置28は、好ましくは、図2に示すように、搬送ホイール30に加えて、ホイール30のそれぞれ上流側に下流側に配置された2つの他の搬送ホイール32及び34を含んでいる。
【0064】
搬送装置28のホイール30、32及び34は、コンテナー12が一方から他方に搬送されるエリアを決定するために隣接したホイールの一部に接する円弧部分をそれぞれに有するために、互いに関係するように配置されている。
【0065】
第1の搬送ホイール32は、搬送ホイール30の入り口と、関連する吹き出し又は吸い込み手段によって製造されたコンテナの抜き取りを許可するために開かれたモールドである、送風器ユニット16の回転トレーの出口エリアとの間に配置される。
【0066】
第1の搬送ホイール32は、モールドから製造されたコンテナ12を抜き取り、下流方向にこれらを搬送することを意図とし、例えば、搬送アーム36を用いて、クランプのような保持手段38の遊離端に提供される。
【0067】
第2の搬送ホイール34は、搬送ホイール30の出口と、充填ユニット20の他の回転トレーとの間の下流側に配置され、コンテナ12を充填するためのステーションは、回転トレーを取り巻く周囲に規則正しく分布される。
【0068】
以上説明したように、本発明の目的は、特に、オペレーターの介在と関連する汚染のリスクを除くことを解決できるそのような装置10を提案することである。
【0069】
これをするために、本発明は、第1のエンクロージャー14の第1のエリアZ1の搬送域では、関連する汚染のリスクを除くための推論として、装置にオペレーター側の全ての物理的な存在を除くために、装置を改造することを提案する。
【0070】
従って、搬送ホイール30の少なくとも一部は、少なくとも間を移動するために有効に搭載される。
ホイール30の少なくとも一部であるトランスファ又は、第1の位置は、製造モードで装置10が稼働された際に、コンテナ12を搬送するために、共通開口部24を通じて伸びている。
【0071】
搬送ホイール30の少なくとも一部分の退避位置又は第2の位置は、浄化モードにおける装置のオペレーションを目的として、関連する閉塞手段により共通開口部24が閉塞されることを許可するために移動される。好ましくは、開口部24を通過するように広がる部分と関わる搬送ホイール30の部分だけは移動されるように搭載される。
【0072】
あるいは、搬送ホイール30の全体は、移動されるように搭載される。例えば、前記搬送機構と退避位置との間を移動することを可能となるようにキャリッジ上に搭載される。
【0073】
このような搬送ホイール30の変形例としては、有利にそれ自身が回転する駆動手段を有している、又は、ドライブ手段が容易に外せる。
本発明の重要な特徴によれば、前記搬送位置及び前記退避位置の間の搬送ホイール30の移動部分の移動は、搬送ホイール30が配置された側の第1のエンクロージャー14の外部から、この例においてより正確には、装置10の外側から駆動される。
【0074】
ホイール30の一部分の退避は、その結果として、第1のエンクロージャー14を入れるためにドア15が開かなければならない操作を無しで得られ、及び、搬送ホイール30に作用する搬送域ZTを物理的に入力し、前述した汚染のリスクは完全に除去される。搬送ホイール30は、装置10の外側からの操作により、手動で開口部24を解放するために、その退避位置の方へ移動される。
【0075】
完全な自動動作ではなく、オペレーターによる介在は、今もなお、移動するように搭載される搬送ホイール30の少なくとも一部分の退避の操作を少なくとも実行するために必要である。そして充填ユニット20が浄化された時には、製造モードにおける装置10を動作する目的で、逆操作でその初期操作位置に戻す。
【0076】
搬送ホイール30は、好ましくは、ホイールの上部分30Aと下部分30Bをそれぞれに固定された、上部フランジ要素42と下部フランジ要素44を備えるフランジ40を含んでいる。
【0077】
図7において特に示すように、フランジ要素42及び44は、有利に少なくとも関節手段46によって相互に連結する。関節手段46は、特に、搬送位置で開口部24を通過して広がる搬送ホイール30のただ一つの部分であるホイールの上部分30Aの移動を許可するために適用されている。
【0078】
従って、フランジ40のおかげで、前記上部分30Aは、ここで固定部分を構成するホイールの下部分30Bに関する部分的移動体を形成する。
従って、搬送ホイール30の上部分30Aは、搬送位置と退避位置の間の移動するために搭載される少なくとも1つのホイール部分を構成する。
【0079】
関節手段46は、好ましくは、前記搬送機構と退避位置との間のホイールの移動する上部分30Aの行程に対して関わる、旋回仕掛けと共に、下部フランジ要素44に関連して回旋する上部フランジ要素42に関して、回旋軸Aを規定する枢軸48で構成される。
【0080】
回旋軸Aは、ホイール30の主な回転軸であり、垂直で同軸に伸びる枢軸48によって形成される。搬送位置では、上部分30A及び下部分30Bの軸は一致し、ホイール30の回転の主軸を全体的に決定する。それは、もはや上部分30Aが固定された下部分30Bに関連してオフセットされた退避位置の場合ではない。
【0081】
搬送ホイール30は、搬送位置又は退避位置のホイールの下部分30Bに関する上部分30Aを不動化するために適応された固定手段50を有利に含んでいる。
ホイール30の固定手段50は、好ましくは、フランジ40の上部及び下部要素42,44を通じて垂直に延びる2分割第1のハウジング54へ選択的に差し込まれる少なくとも1つのピン52により構成される。
【0082】
ピン52が第1のハウジング54へ垂直に差し込まれた時に、搬送ホイール30の前記搬送位置に関わる特別の位置の中で、搬送ホイール30の上部分30A及び下部分30Bを固定する。
ピン52から成るホイール30の固定手段50は、好ましくは、ホイール30の退避位置に関わる特別な位置で、ホイール30の上部分30A及び下部分30Bを固定するピン52であり、第2のハウジング56の中に少なくとも選択的に差し込まれるように適用される。2分割第2のハウジング56は、フランジ40の上部要素42と下部要素44を通じて垂直に延びる。
【0083】
このようなフランジ40は、第1のハウジング54と第2のハウジング56とにより形成され、例えば、フランジ40の上部要素42及び下部要素44を貫通する穴開けにより形成される。
【0084】
ピン52によって有利に形成された固定手段50は、第1のハウジング54又は、第2のハウジング56に導入されるために適応された下部係止端を有し、上部端は操作部材58に接続されている。
係止ピン52の操作部材58は、例えば、ハウジング54又は56のうちの1つで、係止位置にある場合に、垂直に方向付けられたピン52の主軸に対して、直交する回転軸Bに関節で繋がれたハンドル60を含んでいる。
【0085】
操作部材58を形成するハンドル60は、ピン52と関節接続されるために、ピン52の上端の対向する両側にそれぞれに延びて下部エッジ64を有する2個のフランジ62を含んでいる。
各フランジ62の下部エッジ64は、フランジ40の上部要素42の水平上面66の面部分と協調するように意図される外形を有している。
【0086】
各フランジ62のエッジ64と上部フランジ要素42の面66との協調形状は有利に円滑を成し、搬送ホイール30が移動する間、ハウジング54又は56からピン52が引き抜かれて、レバーの効果の支援で達成される。
【0087】
従って、装置10の外部から介在するオペレーターのために、ハンドル60は、さらに第1及び第2のハウジング54,56の間の係止ピン52に巧みな処理を促す。
装置10は、好ましくは、ホイール30が前記退避位置を使用している時には、移動上部分30Aの位置が決定され、上部フランジ要素42の部分が協調する橋台手段68を含んでいる。この橋台手段68は、それらの位置を正確に調節するために、ねじとナットのシステムによって、有利に調整可能であることを意味する。
【0088】
橋台手段68は、また図9に示すように、退避位置で搬送ホイール30を係止するように関わり、第2のハウジング56に形成される穴開けされた孔の2つの部品の垂直の位置合わせを正確に保証し、第2のハウジング56の中の係止ピン53の差し込みを容易にする。
【0089】
搬送ホイール30は、好ましくは、装置が製造モード中である時に、搬送ホイール30の回転を駆動するための回転駆動手段72に関連して、回転に逆らって、ホイール30の下部分44を固定するために選択的に適合される係止手段70を含んでいる。
【0090】
搬送ホイール30のドライブ手段72は、例えば、同期駆動を保証するように、少なくとも充填ユニット20のホイールの回転を駆動するための手段から構成され、又、この端部には、少なくとも1つのモータとベルトのような運動の転送手段を含んでいる。
【0091】
ドライブ手段72は、好ましくは、装置10の下部分に配置され、搬送ホイール30は、下部分30Bの大部分を形成する回転駆動シャフトを備え、ドライブ手段72は、充填ユニット20の駆動輪74にベルト(示されない)によって接続されている(図4を参照)。
【0092】
回転を妨げる係止手段70は、例えば、ホイールの下部分30Bに固定された下部フランジ要素44内の補足的なノッチ78で受け取られる、少なくとも1本のフィンガー76から構成される。
係止手段70は、少なくとも逆回転を係止するためにノッチ78に入り込んだフィンガー76の動作位置と、ノッチ78から退避されるフィンガー76の受け取り位置との間で移動するように搭載される。
【0093】
フィンガー76は、好ましくは、前進又は後進の直線的な移動で前記動作位置及び受け取り位置の間で移動するように搭載される。
フィンガー76の滑りは、前記位置間のフィンガー76を動作するために、ハンドル80に加えられた力を伝達するように適応された接続手段82によって、フィンガー76に接続されたハンドル80を介して有利に駆動される。
【0094】
本実施形態において、ハンドル80は、係止手段70の受け取り位置に関連する下部位置(フィンガー7)と、それらの動作位置に関連する高位置との間を回転で移動するように設けられている。
【0095】
接続手段82のおかげで、ノッチ78の中にフィンガー76の差し込みによる固定化するために、ノッチ78の内部又は外部に、フィンガー76の移動の原因となることによって、高位置及び低位置との間でハンドル80が移動させられ、低位置から高位置にハンドルが持ち挙げられて、逆に、高位置から低位置にハンドルが引き下ろされて開放される。
【0096】
係止手段70は、浄化モードでの操作時に充填ユニット20のホイールの低速度で回転駆動する位置で残存する駆動手段72により生じた余剰トルクは取り消すことができる。
【0097】
装置10を有利に保護するための第1のエンクロージャー14は、マニュピレータ部材に対するオペレーターの直接的な接触無しで、オペレーターより遠隔操作を可能にするために適用するマニュピレータ手段84を含んでいる。第1のエンクロージャー14の外部で働くオペレーターは、マニュピレータ手段84によって分離されている。
【0098】
マニュピレータ手段84は、好ましくは、図5に詳細に示すように、カフ90によって拡張された、少なくとも1つのグローブ88からが成る。
第1のエンクロージャー14のドア15のうちの1つは、グローブ88の反対側のカフ90の端部が密封された方法で設けられた開口部86を有利に含んでいる。
【0099】
マニュピレータ手段84は、保護第1のエンクロージャー14の外側のオペレーターが搬送位置と退避位置の間の搬送ホイール30を移動させるのに必要な操作を実行することを可能にするために、搬送ホイール30の近くのエンクロージャー14の前壁部分に有利に統合される。
【0100】
オペレーターは、コンテナ12のための送風器ユニット16と搬送ホイール30が配置された第1のエリアZ1に決して入り込むことが無い、特に、開口部24が直接的に隣接する搬送ホイール30が配置される前記第1のエリアZ1の搬送エリアZTの外側から有利に遠隔動作する。
【0101】
好ましくは、その腕の少なくとも1つの一部分のみは、マニュピレータ手段84を形成するグローブ88−90を介して及び、病原体の導入に対する媒介物(vector)を決して構成すること無しに遠隔的にオペレーターが介在することを用いて、第1のエンクロージャー14に入り込む。
【0102】
オペレーターの少なくとも1つの腕は、エンクロージャー14に「入る」が、前述した事実では、少なくとも1つのマニュピレータグローブ88は、密封される様式で第1のエンクロージャー14のドア15に接続され、オペレーターを隔離するグローブ88を差し入れるために、オペレーターと直接で物理的な接触無しをもたらす操作の効果を有している。
【0103】
オペレーターの任意の接触がないので、例えば、構成要素の操作と共に彼らの皮膚、又は単に第1のエリアZ1の内部の大気と共にオペレーターの身体及び、全く隔離させられたオペレーターは、より特には、充填ユニット20の無菌の第2のエリアZ2の内部へ病原体を直接あるいは間接的に導入する装置10の内部の中に病原体を導入するためのベクトルをもはや、構成しない。
【0104】
固定手段50及び係止手段70は、汚染のリスク無しで遠隔マニュピレータ手段を形成するグローブ88−90により、第1のエンクロージャー14を介してオペレーターによる容易で巧みな手動である。
【0105】
本発明のおかげで、以前に必要だった搬送ホイール30による搬送の期間中に、コンテナ12を保持するための手段92を取り外す操作は削除される。この手段92は、コンテナ12の部分を既知な方法で協働することを意図とするノッチを各々周辺に備える、3枚の重ね配置されたプレートの図中に示される例で構成される。
【0106】
そのような保持手段92は、好ましくは、製造モードにおける開口部24を通過して拡がる場合、動作位置及び退避位置の2つの位置間で移動するように搭載される第1のガイド手段94と関連づけられている。
【0107】
ホイール30からホイール34まで搬送されている間中、コンテナの第1のガイド手段94の格納は、好ましくは、ピストン・シリンダアクチュエータのような少なくとも1つのアクチュエータによって自動的に駆動される。
【0108】
装置10は、さらに、第1の搬送ホイール32と第2の搬送ホイール30との間に配置された第2のガイド手段94を含んでいる。この第2のガイド手段94もまた、動作位置と退避位置の間で移動するように搭載されている。
第2のガイド手段94は、好ましくは、搬送ホイール30の格納を妨げないように、少なくとも1つのアクチュエータによって自動的に格納される。
【0109】
従って、フラップ26により開口部24を閉塞するオペレーターにより実行される動作は、旋回に対して、搬送ホイール30の移動上部分30Aが主体となるように有利に単純化される。その時、固定手段50を交換するか又は係止手段70を駆動させる。
【0110】
オペレーターによる汚染のリスクの排除に加えて、本発明は、充填ユニット20を分離するために密閉することを意図として、開口部24を速やかに閉塞に移る搬送ホイール30を装備する装置10を実現にする。従って、浄化モードに移行する前を短い介在時間とすることができる。
【0111】
格納がオペレーターによって、手動で駆動される前述した実施形態においては、製造モードにおける操作に続き、浄化モードへ移行するために実行する次の種々な連続の操作が記述される。製造モードで装置10の操作に戻るために、戻り操作(reverse operations)に従う。
【0112】
図1乃至図7に示されるように、装置10は、満たされて有利にキャップされたコンテナ12が搬送装置28から充填ユニット20にホイール30,32及び34により連続的に搬送され、送風器ユニット16が同数のコンテナ12の中への吹き出し又は吸い込みに行い、熱処理されたプリフォームを変形させる製造モードの操作を行うことができる。
【0113】
製造モードでは、搬送ホイール30は、開口部24の横に合わせた鉛直面で、開口部24を通じて水平方向に拡がるホイールの上部分30A上のコンテナ12を得るために保持手段62で搬送位置を占める。
【0114】
フラップによって形成された閉塞手段26は、それらの開口位置を占めると共に、コンテナ12は搬送ホイール30の保持手段92によって搬送されてもよい。
【0115】
充填ユニット20を浄化モードに対して、操作のモードに切り換えなければならない時に、装置10は停止して、コンテナ12の製造を中止する。その時、オペレーターは、浄化モードにおける操作に先だって、各種操作を実行するために立ち入る。
【0116】
オペレーターは、搬送ホイール30の部分30Aを少なくとも収容し、フラップ26による開口部24を閉じなければならない。これらの操作又は操縦の全ては、オペレーターが前記エンクロージャー14の中に入らなければならないことは無しで、第1のエンクロージャー14の外部から実行される。
【0117】
オペレーターは、まず、ホイールがそれ自体で自由に回転することができるように、搬送ホイール30から回転駆動機構72を解放する。解放は、例えば、空気クラッチで自動的に制御する制御台により外側から行なわれる。
その時、オペレーターは、係止手段70により回転に逆らって下部フランジ要素を係止する。
【0118】
この係止を行うために、オペレーターは、開口部86に対して密封する方法で接続されたカフ90に延びる少なくとも1つのグローブ88により、ここで形成された遠隔マニピュレータ手段84の中に導入するために、第1のエンクロージャー14のドア15内の開口部86を通じて少なくとも1本の腕を通す。
【0119】
その後、オペレーターは、装置10の外側で、開口部86を合体させたドア15の正面に、より正確に立ち、手動的に係止手段70のハンドル80を動作させる。その受け取り位置から動作位置にフィンガー76を略同時動作で移動させるため、高い位置に前記ハンドル80が引き起こされる。フィンガ76は、フランジ40の下部フランジ要素44のノッチ78の中に導入する。
【0120】
その後、オペレーターは、固定手段50のハンドル60を把持し、フランジ40の上部フランジ要素42及び下部フランジ要素44を通して垂直に伸びる第1のハウジング54からピン52を引き抜くために旋回する。
【0121】
そのピン52は、好ましくは、フランジ40の上部フランジ要素42の第2のハウジング56の上部分の中へ直接、差し込まれる。
あるいは、チェーンのようなアタッチメント手段は、これらを操る間、失われない又は落とさないようにするために、及びオペレーターが常に、グローブ88を用いてこれらを把持するために、ホイール30又はフランジ40の一部分に固定手段50を取り付ける。
【0122】
その後、フランジの上部フランジ要素42及び下部フランジ要素44は、もはや共にロックされず、関節手段46を形成するピボット48によってのみ接続される。
オペレーターは、垂直のピボット軸Aに関して回旋移動を達成させるために、ホイールの移動上部分30Aを移動させることができ、従って、図8及び9に示すように、図6及び図7で示す搬送位置から退避位置へ移動する。
【0123】
オペレーターは、特別に、彼らが抵抗力を感じた時に、搬送ホイール30の上部分30Aが前記退避位置に到着したことを通知し、迫台手段68と接触するフランジ40の上部フランジ要素42は、この目的のために供給される。
【0124】
前記退避位置を占める搬送ホイール30の移動体上部分30Aで、図9に示されるように、オペレーターは、第2ハウジング56の中へ固定手段50のピン52を差し込むことにより、ホイール30のフランジ40をロックすることができる。
【0125】
迫台手段68は、それぞれの装置10と搬送ホイール30の正確な調節を許可するために有利に調整でき、退避位置の正確な位置を保証し、且つ上部フランジ要素42及び下部フランジ要素44の2つの空けられた穴の完全な垂直位置合わせを確実にする。
【0126】
図9において、ピン52は第2のハウジング56中のその係止位置にある。これらは、第1のハウジング54を形成する上部フランジ要素42及び下部フランジ要素44の中でオフセットされた2つの角部材として見える。
【0127】
オペレーターは、もまた、ホールディング手段92に関連したコンテナ12のための第1,第2ガイド手段94を退避させる。この退避は、オペレーターによって装置10の外からコントロールされるアクチュエータによって有利に自動的に得られる。
【0128】
搬送ホイール30の上部分30A及びガイド手段94は、それぞれの退避位置にあって、開口部24は、充填ユニット20を浄化するためにフラップ26による密封方法で閉じ込めることができる。
【0129】
これらの操作を完成するために、オペレーターコマンド、例えば、開口部24を閉塞する位置に対して開口位置からの作動により正面に向かって、有利に横断移動するコンソールからのフラップ26の自動閉塞である。装置10は、開口部24の閉鎖を高めるために封印手段96を開口部24の周囲に含み、密封した閉塞を保証する。
【0130】
フラップ26の閉塞位置は、封印手段96は、壁22の開口部24の端とフラップ26の周囲との間に配置される。封印手段96は、有利に、開口部24の気密閉塞を保証するために、及び膨張するために適応された1つ以上のシール部材から成る。
【0131】
浄化モードにおけるオペレーションに従って、オペレーターは正しく記述されるように、予め占拠された初期位置にある全部材の位置を変えるために製造モードにおける装置10のオペレーションに対応して逆順の中で同じ操作及びコマンドを実行する。
【0132】
図示されない実施形態において、装置10は、搬送位置と退避位置の間を移動するように、搭載された搬送ホイール30の部分を形成する上部分30Aを自動的に移動させるために適応された、少なくとも1つの遠隔コントロールされるアクチュエータを含んでいる。
【0133】
勿論、以前に記述された実施形態と比較して、オペレーターによって手動で達成された全ての巧みな操作は、特に、適切なアクチュエータによって自動化することができる。固定手段50は、例えば、上部フランジ要素42及び下部フランジ要素44の旋回駆動するアクチュエータの中に有利に統合される。そのアクチュエータは、搬送ホイール30の移動する上部分30Aの格納を達成するために選択的に操作される。
【0134】
1つ又は複数のアクチュエータのそのような選択的操作は、いずれか一方の完全な自動化又は、装置10の外部で配置された制御卓のようはマン/マシンインターフェースを介するオペレーターによりコントロールされる。
同様に、回転係止手段70の操縦ハンドル80は、例えば、ノッチ78に関するフィンガ76の移動を選択的に駆動するために適応されたアクチュエータと取り替えられる。
【0135】
従って、本発明は、がオペレーターによって手動で達成されるオペレーションの表現及び、記述された実施形態に制限されることはない。
本発明は、搬送ホイール30の必要な改造に移ることにより、既存の装置10の状態で使用される、詳細には、装置10の外部から退避できる上部分30Aを使ってフランジ40を導入することにために有利に適応される。
【0136】
本発明は、送風器ユニット16を含む第1のエンクロージャー14と、充填ユニットを含む第2のエンクロージャー18の間で少なくとも移動するように搭載されているコンテナ搬送ホイール30を含むコンテナ12の製造のために、装置10に用いられるように、より特別に敏感で工業用に適用されると考えられる。
【0137】
コンテナ12を搬送するために、エンクロージャー14及び18に共通する開口部24を通して延びるホイールの搬送位置、及び、第2のエンクロージャー18を浄化するために関連づけられた閉塞手段26によって開口部24の閉塞が許可されるようにホイールが移動する退避位置であり、且つ第1のエンクロージャー14の外側から手動的又は自動的に駆動される前記位置及び/又は装置10の第2のエンクロージャー18との間で前記搬送ホイール30が移動する退避位置である。
【符号の説明】
【0138】
10…装置、12…コンテナ、14…第1のエンクロージャー、15…アクセスドア、16…送風器ユニット、18…第2のエンクロージャー、20…充填ユニット、22…共通部、24…開口部、26…閉塞手段(フラップ)、28…搬送装置、30,32,34…搬送ホイール、30A…上部分、30B…下部分、36…搬送アーム、38…保持手段、40…フランジ、42…上部フランジ要素、44…下部フランジ要素、50…固定手段、52…ピン、56…第2のハウジング、68…橋台手段、70…係止手段、72…回転駆動手段、76…フィンガー、78…ノッチ、80…ハンドル、84…マニュピレータ手段、86…開口部、88,89,90…グローブ(カフ)、92…保持手段、94…第1ガイド手段/第2ガイド手段、96…封印手段、Z1…第1のエリア、Z2…第2のエリア。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともコンテナ(12)、特にボトルの製造のための装置(10)であって、少なくとも以下を含む:
少なくとも1つのコンテナ送風器ユニット(16)が配置される内側の第1のエリア(Z1)の範囲を定める保護又は第1のエンクロージャー(14)と、
共通部(22)を介して第1のエンクロージャー(14)に少なくとも隣接する部分である制限又は第2のエンクロージャー(18)、及び、完成されたコンテナ(12)を充填するための少なくとも1つの充填ユニット(20)が配置された内側に範囲を制限する滅菌した第2のエリア(Z2)と、
前記コンテナ送風器ユニット(16)から前記充填ユニット(20)までコンテナ(12)の搬送を許可するために適合した前記第1及び第2のエンクロージャー(14,18)の前記共通部分(22)の中の少なくとも1つの開口部(24)と、
前記共通の開口部(24)を通してコンテナ(12)の前記搬送を許可する開放位置と、前記充填ユニットを浄化するために第2のエンクロージャーを分離することにより、搬送を防止する閉塞位置との間を選択的に移動するために適合する前記開口部(24)を閉塞するための閉塞手段(26)と、
前記コンテナ送風器ユニット(16)と前記充填ユニット(20)との間でコンテナ(12)を搬送するために適用する前記開口部(24)に隣接する少なくとも1つの搬送ホイール(30)を含む少なくとも1つの搬送装置(28)と、少なくともこれらの間を移動可能に搭載された搬送ホイール(30)の少なくとも一部分(30A)であることを特徴とし、
製造モードにおいて装置(10)が稼働する間、コンテナ(12)を搬送するために、前記開口部(24)を通じて延びる前記搬送ホイールの前記少なくとも一部分(30A)である搬送又は第1の位置と、
浄化モードにおいて、前記装置の稼働のために関連する前記閉塞手段(26)により前記開口部(24)の閉塞を許可するために移動する前記ホイールの前記少なくとも一部分(30A)における退避又は第2の位置と、
前記装置の外側から駆動される前記搬送位置と前記退避位置の間の前記搬送ホイールの移動する前記一部分(30A)の機械装置と、
を具備することを特徴とするコンテナ製造装置。
【請求項2】
前記搬送ホイール(30)は、該搬送ホイール(30)における上部分(30A)及び下部分(30B)にそれぞれ固着された少なくとも1つの上部フランジ要素(42)及び下部フランジ要素(44)を含むフランジ40を備え、
前記フランジ要素(42,44)は、固定箇所を形成する前記搬送ホイール(30)の前記下部分(30B)に関連して移動する前記部分を形成する前記ホイール(30)の上部分(30A)の前記退避位置と前記搬送位置との間で移動を許可するために適合させる関節手段(46)により少なくとも接続することを特徴とする請求項1に記載のコンテナ製造装置。
【請求項3】
前記関節手段は、前記移動位置と前記退避位置との間でホイールの移動上部分の移動に対応する旋回移動体と共に、下部フランジ要素に関係して旋回する上部フランジ要素に対して回旋軸を定義するピボットからなることを特徴とする請求項2に記載のコンテナ製造装置。
【請求項4】
搬送ホイール(30)は、前記移動位置及び前記退避位置でそれぞれの下部分(30B)に関連するホイールの上部分(30A)を移動不能にするために適応された係止手段(50)を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の装置。
【請求項5】
前記搬送ホイールを係止する前記係止手段(50)は、
前記移動位置に対応する特別な位置でピン(52)が固定する前記搬送ホイールの上部分(30A)及び下部分(30B)のフランジ(40)の上部フランジ要素(42)及び下部フランジ要素(44)を通じて広がる第1のハウジング(54)内に、
又は、搬送ホイール(30)の退避位置に対応する他の特別な位置でピン(52)が固定する前記搬送ホイールの上部分(30A)と下部分(30B)のフランジ(40)の上部フランジ要素(42)及び下部フランジ要素(44)を通じて拡がる第2のハウジング(56)内に、選択的に導入されるように適用された少なくとも1つのピン(52)で構成されることを特徴とする請求項4に記載のコンテナ製造装置。
【請求項6】
前記装置(10)は、前記第2のハウジング(56)の中に係止ピン(52)の導入を特に促進するために、前記退避位置で前記搬送ホイール(30)の移動する前記上部分(30A)の位置を決定するために、上部フランジ要素(42)の一部と関連づけて適用する橋台手段(68)を具備することを特徴とする請求項5に記載のコンテナ製造装置。
【請求項7】
前記搬送ホイール(30)は、装置(10)が浄化モードの時に、回転で前記搬送ホイール(30)を駆動するための手段(72)に関する回転に反して、前記搬送ホイール(30)の固定された前記下部分(30B)を固定するために、選択的に適応された係止手段(70)を具備することを特徴とする請求項2に記載のコンテナ製造装置。
【請求項8】
前記係止手段(70)は、前記ホイールの前記下部分(30B)に固着された下部フランジ要素(44)につけた補足的な窪み(78)内に嵌合する少なくとも1本のフィンガ−(76)で構成されることを特徴とする請求項7に記載のコンテナ製造装置。
【請求項9】
前記保護又は第1のエンクロージャー(14)は、装置(10)の第1のエンクロージャー(14)に外部から前記搬送位置及び前記退避位置の間に、手動的に前記搬送ホイール(30)を少なくとも移動するために、前記第1のエンクロージャー(14)内の開口部(86)に閉塞する方法で接続される少なくとも1つのグローブ(88)によるマニュピレータ手段(84)を具備することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のコンテナ製造装置。
【請求項10】
前記装置(10)は、該装置(10)の前記第1のエンクロージャー(14)の外部から前記搬送位置と前記退避位置の間で自動的に前記搬送ホイール(30)を少なくとも移動させるために少なくとも1つのアクチュエータを具備することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のコンテナ製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2012−515122(P2012−515122A)
【公表日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−545714(P2011−545714)
【出願日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際出願番号】PCT/EP2010/050105
【国際公開番号】WO2010/081759
【国際公開日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【出願人】(506208528)スィデル・パルティスィパスィヨン (44)
【Fターム(参考)】