説明

椅子のフレームと筒状部材の連結構造

【課題】樹脂製筒状部材に、その横断面外周輪郭形状とは異種形状の横断面外周輪郭形状を有するフレームを挿入する場合であっても、連結部分の外観が悪化するのを防止する。
【解決手段】樹脂製の筒状部材1に、筒状部材1の横断面外周輪郭1a形状とは異種形状の横断面外周輪郭2b形状を有する椅子のフレーム2を挿入する連結構造であって、筒状部材1の横断面内周輪郭1b形状を筒状部材1の横断面外周輪郭1a形状と同種形状且つ同心状にすると共に、筒状部材1の内周面1cに凸部4を設けて凸部4の先端でフレーム2を受けるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子のフレームと筒状部材の連結構造に関する。さらに詳しくは、本発明は、樹脂製筒状部材を円筒形以外のデザイン性の高い形状にするのに適した椅子のフレームと筒状部材の連結構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図8及び図9に示すように、椅子のフレームに樹脂製の背板を連結する構造として、背板101に一体成形した円筒部材102をフレーム103に差し込み、径方向から図示しないねじで止めて固定するものがある。フレーム103は円パイプによって形成されており、この形状に合わせて円筒部材102の孔102aも横断面形状が円形の孔になっている。即ち、円筒部材102の孔102a内にフレーム103を挿入して連結することから、フレーム103の横断面の外周輪郭103aの形状と円筒部材102の横断面の内周輪郭102bの形状とが一致するように形成されている。なお、この様な連結構造を採用している一般的な例として、例えば特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−5285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の連結構造では、図8に2点鎖線で示すように、円筒部材102の横断面の外周輪郭102cの形状を円形以外の形状、即ちフレーム103の横断面の外周輪郭103aの形状とは異種類の形状にした場合、円筒部材102(以下、円筒部材102の横断面の外周輪郭102cの形状を円形以外の形状にした場合を筒状部材102という)の横断面の輪郭形状が内周輪郭102bと外周輪郭102cとで異種類の形状になるため、筒状部材102の肉厚にばらつきが生じて部分的な厚肉部104が形成されることになる。そのため、筒状部材102を樹脂成型する際、ひけを生じさせる原因になる。筒状部材102は椅子の外観に現れる部材であり、椅子のデザインの構成要素となることから、筒状部材102にひけが生じると連結部分の外観を悪化させてしまう。
【0005】
本発明は、樹脂製の筒状部材に、その横断面外周輪郭形状とは異種形状の横断面外周輪郭形状を有する椅子のフレームを挿入する連結構造において、外観に優れた椅子のフレームと筒状部材の連結構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、樹脂製の筒状部材に、筒状部材の横断面外周輪郭形状とは異種形状の横断面外周輪郭形状を有する椅子のフレームを挿入する連結構造において、筒状部材の横断面内周輪郭形状を筒状部材の横断面外周輪郭形状と同種形状且つ同心状にすると共に、筒状部材の内周面に凸部を設けて凸部の先端でフレームを受けるものである。
【0007】
また、請求項2記載の椅子のフレームと筒状部材の連結構造は、筒状部材は樹脂製の板状部材に一体成形されると共に、厚さが均一な底壁を有しており、孔底のフレームに干渉しない位置に底壁を補強するリブを設けたものである。
【0008】
また、請求項3記載の椅子のフレームと筒状部材の連結構造は、筒状部材はフレームにねじ止めされるものであり、筒状部材にねじを通す孔は筒状部材のフレームを受ける部分に設けられている。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の椅子のフレームと筒状部材の連結構造によれば、樹脂製の筒状部材に、その横断面外周輪郭形状とは異種形状の横断面外周輪郭形状を有する椅子のフレームを挿入する構造としても、樹脂製筒状部材を肉厚のばらつきを抑えたものにすることができる。そのため、筒状部材の樹脂成型時にひけの発生を防止することができ、樹脂製筒状部材の表面をきれいに仕上げることができる。樹脂製筒状部材はフレームとの連結部分の外観を構成するので、筒状部材によって連結部分の外観が悪化するのを防止することができる。また、フレームを凸部によって受けるので、筒状部材の内周面によって直接受ける場合に比べて受け部分の高さ修正が容易であり、筒状部材又はフレームの寸法誤差等により筒状部材内にフレームを挿入し難い場合等であってもその対処が容易である。さらに、筒状部材の横断面の外周輪郭形状の設計の自由度を向上させることができるので、デザインの自由度に優れている。
【0010】
また、請求項2記載の椅子のフレームと筒状部材の連結構造によれば、樹脂製筒状部材の成型時に底壁部分にひけが生じるのを防止することができ、樹脂製筒状部材が底を有する場合であってもその外観をきれいに仕上げることができる。
【0011】
さらに、請求項3記載の椅子のフレームと筒状部材の連結構造では、ねじを通す孔を、筒状部材のフレームを受ける部分に設けているので、筒状部材とフレームとが接触する部分をねじによって締め付けることになる。そのため、筒状部材とフレームとが離れている部分をねじで締め付ける場合に比べて、よりしっかりと締め付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の椅子のフレームと筒状部材の連結構造の実施形態の一例を示す横断面図である。
【図2】同連結構造の異なる位置での横断面図である。
【図3】同連結構造の縦断面図である。
【図4】同連結構造を適用した椅子を示す側面図である。
【図5】同連結構造を適用した椅子を示す斜視図である。
【図6】同連結構造を適用した椅子の背板を示す正面図である。
【図7】本発明の椅子のフレームと筒状部材の連結構造の他の実施形態を示す横断面図である。
【図8】従来の椅子のフレームと筒状部材の連結構造を示す横断面図である。
【図9】従来の椅子のフレームと筒状部材の連結構造を適用した椅子の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の構成を図面に示す形態に基づいて詳細に説明する。なお、ここでは上下に積み重ねることができるスタッキングチェア(パイプチェア)を例にするが、これに限られるものではない。
【0014】
図1〜図6に、本発明の椅子のフレームと筒状部材の連結構造の実施形態の一例を示す。なお、図1は図3のI−I線に沿う断面図、図2は図3のII−II線に沿う断面図である。椅子のフレームと筒状部材の連結構造(以下、単に連結構造という)は、樹脂製の筒状部材1に、筒状部材1の横断面外周輪郭形状とは異種形状の横断面外周輪郭形状を有する椅子のフレーム2を挿入するものであって、筒状部材1の横断面内周輪郭形状を筒状部材1の横断面外周輪郭形状と同種形状且つ同心状にすると共に、筒状部材1の内周面に凸部を設けて凸部の先端でフレーム2を受けるものである。
【0015】
ここで、異種形状とは、例えば円形と四角形、円形と三角形、四角形と三角形等のように形状の種類(円形、三角形、四角形、五角形、…)が異なることを意味する。また、同種形状とは、例えば円形と円形、四角形と四角形、三角形と三角形等のように形状の種類が同じことを意味する。なお、形状の種類は正確な形状の円形、三角形、四角形、五角形、…等のみを意味するものではなく、これらに近い形状も含む趣旨であり、大まかにこれらの形状である場合も含む趣旨である。さらに、同心状とは、異なる大きさの同種形状が、例えば同心円のように中心を共有するように配置されることを意味し、中心が完全に一致している場合の他、ほぼ一致している場合も含まれる。
【0016】
筒状部材1は樹脂成型品である。本実施形態では筒状部材1は樹脂製の板状部材3に一体成形されている。本実施形態では、樹脂製の板状部材3として、椅子の背板(以下、背板3という)に一体成形されている。即ち、背板3の成型時に筒状部材1も一緒に成型される。ただし、板状部材3は必ずしも背板である必要はなく、例えばヘッドレスト、肘掛け、座板等でも良く、その他のものでも良い。また、板状部材3に一体成形された筒状部材1でなくても良く、例えば棒状部材に一体成形された筒状部材1等でも良く、さらには筒状部材1単独のものでも良い。
【0017】
筒状部材1は背板3の下端両側を下方に延出させるようにして左右一対設けられている。左右の筒状部材1は左右対称の同一構造であるので、ここでは片方の筒状部材1について説明し、もう片方の筒状部材1についての説明は省略する。
【0018】
本実施形態では、筒状部材1の横断面の外周輪郭1aの形状は五角形(ほぼ五角形)であり、内周輪郭1bの形状も五角形(ほぼ五角形)である。外周輪郭1aと内周輪郭1bは同心状に配置されている。外周輪郭1aと内周輪郭1bを同心状に配置することで、肉厚のばらつきを抑えることができる。ただし、外周輪郭1aの形状及び内周輪郭1bの形状は五角形に限られるものではなく、四角形、三角形、楕円形等でも良い。
【0019】
凸部4は、例えばリブである。本実施形態では6本のリブが設けられている。ただし、リブの数は6本に限るものではなく、その他の数でも良い。また、フレーム2を受けることができれば、凸部4の幅は太くても細くても良く、太さの異なるものを混合させても良いし統一しても良い。凸部4は筒状部材1の長手方向に沿って、孔の入口付近から孔底付近まで形成されている。ただし、フレーム2を受けることができれば、必ずしも孔の入口付近から孔底付近までに亘り連続して形成する必要はない。各凸部4の先端は同一円周上に配置され、フレーム2を筒状部材1の内周面1cから浮かせた状態で受けることができる。
【0020】
筒状部材1の後側の下端近傍位置には、図示しないねじを通す孔1dが設けられている。孔1dは筒状部材1のフレーム2を受ける部分、即ち凸部4に設けられている。本実施形態では、高さが最も低く、幅の広い凸部4に孔1dを設けている。孔1dを、筒状部材1のフレーム2を受ける部分に設けることで、筒状部材1とフレーム2とが接触する部分をねじによって締め付けることができ、筒状部材1とフレーム2とが離れている部分をねじで締め付ける場合に比べて、よりしっかりと締め付けることができる。
【0021】
また、本実施形態の筒状部材1は厚さが均一な底壁1eを有しており、孔底のフレーム2に干渉しない位置に底壁1eを補強するリブ5が設けられている。底壁1eは背板3に対して斜めに設けられている。ここで、「厚さが均一」とは、厚さが厳密に均一である必要はなく、樹脂成型時にひけが生じない程度に厚さが均一であれば足りる。
【0022】
フレーム2は、例えば椅子の背フレームであり、例えば横断面が円形の金属パイプによって形成されている。フレーム2の先端は上方に向けて伸びている。フレーム2の筒状部材1の孔1dに対応する位置にはねじ孔2aが設けられている。ねじ孔2aには雌ねじが形成されている。フレーム2は左右の筒状部材1に対応して左右に設けられている。
【0023】
図4及び図5に、本発明の連結構造を適用した椅子を示す。この椅子は、後脚部25に対して前脚部23側の間隔が座受け部22寄りとなるほど狭くかつ接地部24付近では同間隔となるような開きを有することにより上下に積み重ね可能とした脚フレーム21と、座板26及び背板3とから構成されている。
【0024】
本実施形態では、フレーム2を脚フレーム21と一体に形成している。脚フレーム21は、フレーム2と同じ金属製のパイプを連続的に折り曲げて形成した左右一対の脚体21R,21Lを脚継ぎ部材例えば前脚部23の間の脚継ぎパイプ29並びに座受け部22の間の図示しない前後の脚継ぎ板で連結することによって一体化され1つの脚フレーム21に組み立てられている。各脚体21R,21Lは、それぞれ1本のパイプを連続的に折り曲げて座受け部22、前脚部23、接地部24、後脚部25及び座受け部22よりも上方へ突出し背板3を支持する上述のフレーム(背フレーム)2を形成することにより側方から見て矩形の環状に形成されている。そして、各脚体21R,21Lの形体は、座受け部22と後脚部25とを直接溶接付けで連結することによって、矩形環状に保持されている。
【0025】
フレーム2に背板3を組み付ける場合には、左右の筒状部材1に左右のフレーム2をそれぞれ挿入する。フレーム2は凸部4によって内周面1cから浮いた状態で支持される。筒状部材1に対してフレーム2を所定位置まで挿入すると、筒状部材1の孔1dとフレーム2のねじ孔2aが対向するので、図示しないねじを孔1dからねじ孔2aに挿入し、ねじ止めする。これにより、背板3が左右のフレーム2に組み付けられる。
【0026】
この連結構造では、フレーム2を凸部4によって受けるので、筒状部材1の内周面1cによって直接受ける場合に比べて受け部分の高さ修正が容易である。そのため、筒状部材1又はフレーム2の寸法誤差等により筒状部材1内にフレーム2を挿入し難い場合等であってもその対処が容易である。
【0027】
また、筒状部材1の横断面の外周輪郭1aの形状と内周輪郭1bの形状とを同種形状且つ同心状にしているので、筒状部材1に、その横断面外周輪郭1aの形状とは異種形状の横断面外周輪郭2b形状を有するフレーム2を挿入する連結構造であるにも拘わらず、筒状部材1を肉厚のばらつきが生じ難いものにすることができる。そのため、筒状部材1の樹脂成型時にひけが発生するのを防止することができ、筒状部材1の表面をきれいに仕上げることができる。樹脂製筒状部材1はフレーム2との連結部分の外観を構成するので、筒状部材1によって連結部分の外観が悪化するのを防止することができる。
【0028】
即ち、フレーム2を筒状部材1の凸部4によって受けるので、筒状部材1の横断面の内周輪郭1b形状をフレーム2の横断面の外周輪郭2b形状に合わせる必要がなく、したがって、筒状部材1の樹脂成型時にひけが生じないように、外周輪郭1a形状に合わせて内周輪郭1b形状を決めることができる。そのため、筒状部材1に肉厚のばらつきが生じるのを抑えることができ、筒状部材1の樹脂成型時にひけが発生するのを防止することができ、筒状部材1の表面をきれいに仕上げることができる。樹脂製筒状部材1はフレーム2との連結部分の外観を構成するので、筒状部材1によって連結部分の外観が悪化するのを防止することができる。
【0029】
また、筒状部材1の底壁1eも厚さが均一になっているので、筒状部材1の底部(本実施形態では上端部分)についても樹脂成型時にひけが発生するのを防止することができる。この点からも筒状部材1の表面をきれいに仕上げることができ、連結部分の外観が悪化するのをより一層防止することができる。
【0030】
また、筒状部材1の孔底のフレーム2に干渉しない位置に底壁1eを補強するリブ5が設けられているので、底壁1eを薄くすることができ、板状部材3との接続部分が部分的に厚肉になるのを防止することができる。特に、底壁1eと板状部材3とが鋭角で交わるように接続する場合には接続部分が厚肉になりやすいが、底壁1eを薄くすることでこの部分が部分的に厚肉になるのを防止することができる。この点からも筒状部材1の底部に樹脂成型時にひけが発生するのを防止することができる。
【0031】
さらに、従来はひけの発生を防止するために筒状部材の横断面の外周輪郭形状を円形にするようにしていたが、本発明では筒状部材1の横断面の外周輪郭1aの形状を円形以外の形状にすることが可能であり、外周輪郭1aの形状の設計の自由度を向上させることができるので、椅子のデザインの自由度を向上させることができる。
【0032】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0033】
例えば、上述の説明では、凸部4としてリブを形成していたが、必ずしもリブに限るものではなく、例えば円柱形状の突起等を筒状部材1の長手方向に複数並べたものでも良く、その他、フレーム2を受けることができるものであれば特に限られない。
【0034】
また、上述の説明では、凸部4によってフレーム2を筒状部材1の内周面1cから浮かせた状態で受けていたが、必ずしもフレーム2の全周に亘って内周面1cから浮かせる必要はなく、例えば図7に示すように、フレーム2の一部を内周面1cで受けるようにしても良い。この場合、筒状部材1のフレーム2を受ける部分は凸部4と内周面1cであるので、ねじを通す孔1dを凸部4に設けても良いし、内周面1cに設けても良い。
【0035】
また、上述の説明では、複数の凸部4を設けていたが、必ずしも複数設ける必要はなく、1つでも良い。
【0036】
さらに、上述の説明では、筒状部材1をフレーム2に対してねじ止めする構成であったが、必ずしもねじ止めする構成に限られるものではない。
【符号の説明】
【0037】
1 筒状部材
1a 横断面の外周輪郭
1b 横断面の内周輪郭
1c 内周面
1e 底壁
2 フレーム
2b 横断面の外周輪郭
3 背板(板状部材)
4 凸部
5 底壁を補強するリブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂製の筒状部材に、前記筒状部材の横断面外周輪郭形状とは異種形状の横断面外周輪郭形状を有する椅子のフレームを挿入する連結構造において、前記筒状部材の横断面内周輪郭形状を前記筒状部材の横断面外周輪郭形状と同種形状且つ同心状にすると共に、前記筒状部材の内周面に凸部を設けて前記凸部の先端で前記フレームを受けることを特徴とする椅子のフレームと筒状部材の連結構造。
【請求項2】
前記筒状部材は樹脂製の板状部材に一体成形されると共に、厚さが均一な底壁を有しており、孔底の前記フレームに干渉しない位置に前記底壁を補強するリブが設けられていることを特徴とする請求項1記載の椅子のフレームと筒状部材の連結構造。
【請求項3】
前記筒状部材は前記フレームにねじ止めされるものであり、前記筒状部材にねじを通す孔は前記筒状部材の前記フレームを受ける部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の椅子のフレームと筒状部材の連結構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−90756(P2012−90756A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−240418(P2010−240418)
【出願日】平成22年10月27日(2010.10.27)
【出願人】(000108627)タカノ株式会社 (250)
【Fターム(参考)】