説明

検査装置

【課題】検出系からの検出画像信号を補正することにより、複数の検査装置(機体)間での検査感度の機体差を低減することにある。
【解決手段】被検査対象001に光束を照射する光源と、被検査対象から反射する反射散乱光を導く光学系100と、導かれた反射散乱光を電気の検出信号に換える複数の光電セルが配列されている光電イメージセンサ400と、前記光電イメージセンサを分割した複数の領域ごとに、それぞれに対応する信号補正部、A/D変換器および画像生成部から構成される検出信号伝送部と、前記検出信号伝送部が出力する部分的な画像を合成する画像を作成する画像合成部と、合成された画像を処理することで被検査対象表面の欠陥あるいは異物の検査を行なう検査装置において、検出信号伝送部は、光電セルからの検出信号を各チャンネル毎に定めた基準検出信号強度の基準目標値に近づけるように補正できる検出信号補正機能を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウエハ、液晶パネル、マスク等に形成された画像が存在する被検査対象の欠陥画像および付着する異物を検査する検査装置および検査方法に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば半導体製造工程では、半導体基板上に存在する異物あるいは製造工程で生じるパターン欠陥などにより、絶縁不良や短絡などの不良を生じ、歩留まりを低下させてしまう。さらに、半導体素子の微細化に伴い、より小さな異物あるいは欠陥が致命的となるため、より微細な欠陥検出が必要となる。
【0003】
たとえば、半導体製造ラインにおいては、半導体検査装置を用いて前記欠陥や異物を早期に発見し、不良原因の特定および製造プロセスへのフィードバックを行うことにより歩留まり向上を図っている。
【0004】
しかしながら、同型の検査装置であっても必ずしも同等の検査感度とはならず、同一の被検査物を検査した場合でも、検出される欠陥数あるいは欠陥種に差異が生じてしまう場合がある。
【0005】
このような検査装置(機体)の機体間の検査感度差(機差)を低減するため検査感度の調整を行い整合性を保つことが重要であるが、検査装置(機体)を構成する要素の特性ばらつきのため、検査装置(機体)の検査感度を一致させることは困難である。このため、これを低減するための補正方法が
必要とされている。
【0006】
従来、このような技術として、特開2005−201782号公報(特許文献1)に記載されているように、複数のセンサを組み合わせ、信号を補正することにより検出系に起因するノイズを低減するものが開示されている。
【0007】
また、特開2003−346698号公報(特許文献2)では、電子線装置において複数の検出器を用い、それぞれに対して個別にゲインおよびオフセットの補正を行うことで、電子線照射量の不均一性および時間による変動の影響を補正する方法が開示されている。
【0008】
特開2003−346698号公報(特許文献2)では、2次元センサを複数領域に分割し、各領域ごとに出力信号をディジタルレベル補正することで、視野内における信号強度の不均一性を補正する方法が開示されている。
【0009】
また、特開平4−362790号公報(特許文献3)では、スキャン型センサにおいて露光時間による光量変動を補正する方法が開示されている。
【0010】
あるいは、特開2006−250739号公報(特許文献4)に示すように、照明光学系に、反射面形状を変化させることで収差補正を行い、照明光補正を行う事例も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2005−201782号公報
【特許文献2】特開2003−346698号公報
【特許文献3】特開平4−362790号公報
【特許文献4】特開2006−250739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、従来技術では、各検査装置(機体)の個別の検出信号レベルの均一化により検査感度あるいは画像生成感度の調整を行うことはできても、それぞれの検査装置(機体)間における検査感度の整合性を保つことに対して配慮がなされていない。
【0013】
さらに、検査視野内において照明強度分布が一様ではなく平面的に分布を持つ光源を用いた場合、照明強度の異なる検査領域の検出信号を無理に増大することでノイズレベルまでも増大させてしまうこととなり、必ずしも検査感度の向上につながるとは言えないという課題があった。
【0014】
本発明の目的は、検査装置(機体)ごとの光学特性のばらつきによる光電イメージセンサからの出力信号の検査装置(機体)差を低減し、検査感度の整合性を保つための検査装置およびその方法を提供することにある。
【0015】
本発明の目的は、検出系からの検出信号を補正することにより、光源をもつ照明系、反射散乱光を導く光学系、光電イメージセンサをもつ検出系など構成要素の特性ばらつきによる、複数の検査装置(機体)間での検査感度の機体差を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、被検査対象に光束を照射する光源と、被検査対象から反射する反射散乱光を導く光学系と、導かれた反射散乱光を電気の検出信号に換える複数の光電セルが配列されている光電イメージセンサと、前記光電イメージセンサを分割した複数の領域ごとに、それぞれに対応する信号補正部、A/D変換器および画像生成部から構成されるチャンネルをもつ検出信号伝送部と、前記検出信号伝送部が出力する部分的な画像を合成して被検査対象表面の画像を作成する画像合成部と、前記合成された画像を処理することで被検査対象表面の欠陥あるいは異物の検査を行なう検査装置において、検出信号伝送部は、光電セルからの検出信号を各チャンネル毎に定めた基準検出信号強度の基準目標値に近づけるように補正できる検出信号補正機能を有することを特徴とする。
【0017】
また、光電イメージセンサの検出系は一次元または二次元に配置された受光素子(光電セル)を備え、光電セル毎に検出信号を伝送する各チャネル(検出信号伝送部)が備わっている。
【0018】
この複数のチャネルを有する検出信号伝送部は、チャネルごとに個別に検出信号の補正が可能となるよう構成した。
【0019】
また、検出信号の補正目標となる補正目標値(補正係数)を複数の機体間で共有するための外部入力手段を備えて構成した。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、各光電セル毎からの検出信号を各チャンネル毎に定めた基準検出信号強度の基準目標値に近づけるように補正できるので、複数の検査装置ごとの構成要素の特性ばらつきに起因する検査感度差を低減し、複数の検査装置(機体)間において同等な検査感度を実現できる。また、光源や素子の経時変化による検出信号変化を容易に補正し、安定した検査を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は本発明の実施例に係わるもので、検査装置の概略的な構成を示す図で ある。
【図2】図2は本発明の実施例に係わるもので、照明光学系100の平面図である。
【図3】図3は本発明の実施例に係わるもので、検出系400から画像処理系500 までの概略図である。
【図4】図4は本発明の実施例に係わるもので、補正係数算出方法のフローチャート である。
【図5】図5は本発明の実施例に係わるもので、目標値の管理方法である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【実施例1】
【0023】
図1に沿って本発明の実施例に係る欠陥を調べる検査装置の概要について説明する。
【0024】
欠陥を調べる検査装置は、被検査対象001を搭載するためのステージ300と、レーザ光源101、ビーム整形部102、光路分岐および切り替え光学系により分岐される複数の照射部120、121、122から構成される照明光学系100を有する。
【0025】
この照明光学系100により、被検査対象に光源(レーザ光源101)の光束が照射される。
【0026】
また欠陥を調べる検査装置は、対物レンズ201と、ズームレンズ群202と、結像レンズ203より構成される集光光学系200を有する。
【0027】
この集光光学系200により、前記被検査対象から反射する反射散乱光が後述する検出系に導かれる。
【0028】
さらに欠陥を調べる検査装置は、1次元的または2次元的に受光素子が配置され、複数の領域に分割された受光面401を有する検出系400と、検出系からの検出信号を領域ごとに伝送するためのチャネル群501と、検出系400からの検出信号を処理し欠陥判定を行う画像処理系500を有する。
【0029】
上記チャネル群501は検出信号伝送部になるもので、後述するところの検出信号の強度を補正する補正機能を有する。
【0030】
図2は、検査対象に向けて3方向から照明光を照射するための照明光学系100の平面図である。
【0031】
レーザ光源101から出射したレーザをハーフミラー等の分岐光学要素110で2つの光路に分岐し、一方はミラー111、112で反射させてミラー113で下方に向けてビーム整形部102に入射させることによって11の方向からの照明光を得ることができ、他方はハーフミラー等の分岐光学要素114へと進行する。
【0032】
該分岐光学要素114で分岐された一方は、ミラー115で反射させてミラー117で下方に向けてビーム整形部102に入射させることによって10の方向からの照明ビームを得ることができ、他方はミラー116で下方に向けてビーム整形部102に入射させることによって12の方向からの照明光を得ることができる。
【0033】
ところで、11の方向からのみ照明する場合には、分岐光学要素110からミラー要素118に切り替えることによって実現することができる。
【0034】
また、10および12の方向からのみ照明する場合には、光路からの分岐光学要素110を退出させるかまたは素通りの光学要素に切り替えることによって実現することができる。
【0035】
また、10および12方向からの照明のうち、たとえば12方向からのみ照明する場合には、分岐光学要素114からミラー要素119に切り替えることによって実現することができる。
【0036】
図3は、検出系400から処理系500への検出信号の流れを示す概略図である。
【0037】
受光面401は一次元または2次元に配置された受光素子から構成され、領域4011から4018に分割されている。
【0038】
受光面401における各領域4011から4018の検出信号の強度の分布412は、照明系100や集光光学系200などの構成要素ばらつきのため、複数の装置において同等な形状とはならない。
【0039】
この検出信号の強度412を、それぞれのチャンネルに個別に備えられた信号補正5021から5028によって、領域ごとに補正することによって補正後の検出信号の強度の分布512を任意の形状に得ることができる。
【0040】
ここでは補正部5021から5028は単純な比例ゲインとして構成した。
【0041】
補正係数格納部505には、光学条件ごとに異なる補正係数を格納しており、この補正係数を、光学条件に応じて補正部5021乃至5028へ設定する。これにより、照明方向や倍率などを変えた場合の光学特性の変化も考慮した補正が可能となる。
【0042】
補正された検出信号は、A/D変換器5031乃至5038によってディジタル化され、画像生成部5061乃至5068によって画像化され、前記画像は画像合成部507によって結合され、画像処理部504へ伝送される。
【0043】
画像処理部504は、スキャン方向に並ぶ画像を比較処理して被検査対象の画像欠陥や付着塵埃の検査を行う。
【0044】
上記補正部の補正は、図3に示す補正係数によって齎される。この補正係数に関し、更に説明する。
【0045】
光電イメージセンサの検出信号は、図3の示すような出力強度の分布412になっている。この出力強度の分布412が、補正後の強度の分布512(8個の光電セルの配列方向に対し、中央が最大で、両端が最小値になる二次曲線状の分布)のように補正される。
【0046】
目標値格納部550には、基準検出信号強度の基準目標値が外部入力手段530により取り込まれる。
【0047】
基準検出信号強度の基準目標値は、8個の光電セルの配列(チャンネルCH1〜8)と、光学条件(A、B、C、D)に対応して、A列ではQA(1)〜QA(8)の基準目標値が割付けられる。その他の条件BからDでも同様に基準目標値が割付けられる。
【0048】
基準検出信号強度の基準目標値は、8個の光電セルの配列方向に対し、中央が最大で、両端が最小値になる二次曲線状の分布になっている。
【0049】
補正係数算出部520は補正係数の算出をする。算出した補正係数は、補正係数格納部505に格納される。補正補正係数格納部505は、8個の光電セルの配列(チャンネルCH1〜8)と光学条件(A、B、C、D)対応して、A列ではCA(1)〜CA(8)が割付けられる。その他の条件BからDでも同様に補正係数が割付けられる。
【0050】
図4は、本発明の実施例による補正方法を示すフロー図である。検査装置の機体ごとの検査感度の整合性を保つための補正方法を示すフロー図である。それぞれの光学条件ごとに図4に示すフローにしたがって補正係数を決定する。
【0051】
まず、条件Aに関して補正をおこなう場合を説明する。ステップS1(テストウェハ検査手順1)において、基準となる検査対象(この場合はテストウェハ)001を検査し、その検出画像信号のチャネルごとの出力強度を取得する。
【0052】
この際、使用するのは、ベアウェハにPSL(poly styrene latex)標準粒子を一部または全面に塗布したものを用いる。または、全面が一様な反射率を有するウェハであってもよい。
【0053】
このとき、領域ごとにテストウェハ001からの散乱光を受光し、出力した画素ごとの出力の和を領域における検出信号の強度とする。または、検査によって取得した画像の、各領域の捜査範囲内における輝度の総和などを検出信号の強度としてもよい。
【0054】
これによって得られた検出信号の強度をPA1[i](i:センサ領域番号)とする。
【0055】
この際、補正部502において、検出信号の補正は行わず、検出系400による検出信号の信号そのものを画像処理部504へ伝送する。
【0056】
ステップS1(テストウェハ検査手順1)において、設定した光学条件に対応する、各チャネルごとの目標となる検出信号の強度QA[i]を補正係数格納部505より取得し、ステップS1(テストウェハ検査手順1)において取得した検出信号の強度PA1[i]が、目標とする検出信号の強度QA[i]と一致するような補正関数を、補正係数算出部520において算出する。
【0057】
ここでは、補正関数として単純な比例を用いる。すなわち、CA[i]を係数として、CA[i]=PA1[i]/QA[i]とする。これにより算出したCA[i]を補正係数格納部505へ格納する。
【0058】
ステップS3(テストウェハ検査手順2)において、補正部5021乃至5028の補正部に、対応する光学条件(ここでは光学条件A)の補正係数CA[i]を、補正係数格納部505より呼び出して設定する。
【0059】
この状態でテストウェハ001の検査を行い、検出信号の強度の取得を行う。補正された検出信号の強度PA2[i]と、目標値QA[i]を比較し、各チャネルの検出画像信号の強度の差異が許容範囲内であれば、補正終了とする。
【0060】
許容値以上の差異が存在した場合、ステップS4(光学系再調整手順、)へ進み、その光学条件におけるパラメータ見直しなどの、光学系再調整を行う。その後、再びS1へ戻り、一連の流れに従う。
【0061】
なお、S2は、T1は、目標一致判断分岐である。
【0062】
図5は、検査装置の検査感度の補正を行う際の補正目標値のいくつかの例を示す図である。
【0063】
各チャンネルの検出信号の強度の目標となる出力側の検出信号の強度QA[i]は、照明光学系や検出光学系などによる照明強度分布を考慮し、任意の関数としてもよい。
【0064】
たとえば、光源としてレーザを用いる場合、その強度分布および照明光学系のレンズの収差の影響を総合的に考え、中央に極大値をもつ二次関数QA[i]=a(i−c)2+b(a、b、cは実数)や、正規分布などとしてもよい。
【0065】
あるいは、複数のなかからマスタ−を選定し、(光学条件Aにおいて補正をおこなう場合は)その実際の出力側の検出信号のMA[i]を目標となる検出信号の強度B[i]となるとしてもよい。あるいは、この出力側の検出信号MA[i]を任意の関数で近似したNA[i]を用いてもよい。
【0066】
図5は目標となる検出信号の強度値QA[i]を、複数の機体間で共有する手段を図示したものである。たとえば、目標となる検出信号の強度QA[i]は、図5(a)に示すように、個別の検査装置601に備えられた外部入力手段530によって個別に取得してもよい。
【0067】
あるいは、図5(b)に示すように、複数の検査装置を上位管理装置611に接続し、目標となる検出信号の強度B[i]を該上位管理装置611に格納し、該補正係数算出時に個別の検査装置に転送してもよい。
【0068】
あるいは、上位管理装置611内部に補正係数算出部530および補正目標値格納部505を有し、補正係数算出時に、個別の検査装置601の出力側の検出信号のPA1[i]およびPA2[i]を転送し、該補正係数算出を該上位管理装置611内部にて行い、算出された該補正係数を該個別の検査装置601へ転送し、該補正係数格納部505に格納してもよい。
【0069】
該上位管理装置は、に示すように同一工場内に配置してもよいし、あるいはインターネットなどのネットワークを通して接続される、遠隔地にて配置されたものであってもよい。該上位管理装置は複数台存在してもよいし、唯一であってもよい。
【0070】
該補正目標値QA[i]は、ただ一種類であっても、あるいは異なる製造現場同士で異なる目標値を設定し、同一場内あるいは一定の範囲内のみで統一されるものであってもよい。
【0071】
あるいは、該補正目標値QA[i]は、図5(c)に示すように、複数の機体のなかからマスター機621を設定し、前記基準となる検査対象を検査した際の検出信号の強度としてもよい。
【0072】
該マスター機621は、図5(d)に示すように、インターネットなどのネットワークを通して接続してもよい。
【符号の説明】
【0073】
001…検査対象、100…照明光学系、101…レーザ光源、102…ビーム整形部、120乃至122…照射部、10乃至12…照射方向、110…分岐光学要素、111乃至113…ミラー、114…分岐光学要素、115乃至119…ミラー、200…集光光学系、201…対物レンズ、202…ズームレンズ群、203…結像レンズ、300…ステージ、400…検出系、401…受光面、500…画像処理系、501…チャネル群、5011乃至5018…チャネル、502…補正系、5021乃至5028…補正部、5031乃至5038…A/D変換部、504…画像処理部、505…補正係数格納部、5061乃至5068…画像生成部、512…補正後の検出信号の強度分布、520…補正係数算出部、530…外部入力部、S1…テストウェハ検査手順1、S2…補正係数算出手順、S3…テストウェハ検査手順2、S4…光学系再調整手順、T1…目標一致判断分岐、601…個別の検査装置、611…上位管理装置、621…マスター機、631…ネットワーク(インターネットなど)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の方向から被検査対象に向け斜めに照射される光束の光源と、
前記光束の照射により前記被検査対象から反射する反射散乱光を導く光学系と、
導かれた前記反射散乱光を電気の検出信号に換える複数の光電セルが配列されている光電イメージセンサと、
前記光電イメージセンサを分割した複数の領域ごとに、それぞれに対応する信号補正部、A/D変換器および画像生成部から構成されるチャンネルをもつ検出信号伝送部と、
前記検出信号伝送部が出力する部分的な画像を合成して被検査対象表面の画像を作成する画像合成部と、前記合成された画像を処理することで被検査対象表面の欠陥あるいは異物の検査を行なう検査装置において、
前記検出信号伝送部は、前記複数の方向(照明方向)毎に設定された補正係数を使用して、前記光電セルからの検出信号を各チャンネル毎に定めた基準検出信号強度の基準目標値に近づけるように補正できる検出信号補正機能を有することを特徴とする検査装置。
【請求項2】
請求項1記載の検査装置において、
前記基準検出信号強度の基準目標値を外部より入手する外部入力手段を備えることを特徴とする検査装置。
【請求項3】
請求項2記載の検査装置において、
前記光電イメージセンサは、座標上で一次元的または二次元的に前記光電セルが配列さ
れていることを特徴とする検査装置。
【請求項4】
請求項2記載の検査装置において、
基準検査対象検査より得る検出信号の強度と前記基準検出信号強度とを比べての前記基準目標値に近づける補正するための補正係数を算出する補正係数算出部と、
前記補正係数を格納する補正係数格納部と、を備え、
上記補正係数格納部の補正係数が前記検出信号補正機能に提供されることを特徴とする
検査装置。
【請求項5】
請求項4記載の検査装置において、
前記補正係数算出部は前記各チャンネル毎に前記補正係数を算出し、
前記各チャンネル毎の補正係数が補正係数格納部を格納されることを特徴とする検査装
置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−198239(P2012−198239A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−135387(P2012−135387)
【出願日】平成24年6月15日(2012.6.15)
【分割の表示】特願2007−145783(P2007−145783)の分割
【原出願日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(501387839)株式会社日立ハイテクノロジーズ (4,325)
【Fターム(参考)】