説明

橋梁用鋼板の製造方法

【課題】表面疵のない美麗な橋梁用鋼板を製造する。
【解決手段】Si、及び、Nbを含有するスラブを加熱した後、熱間圧延を施して橋梁用鋼板を製造する製造方法において、加熱炉で前記スラブを加熱する際、下記式(1)で定義する過加熱度DOHを、1.1以下に制御することを特徴とする橋梁用鋼板の製造方法。
過加熱度DOH=∫t1t2f(t)dt/{(1170)・(t2−t1)}・・・(1)
f(t):スラブ表面の温度上昇曲線、t1:スラブ表面の温度が1170℃に達した時間、t2:スラブを加熱炉から抽出した時間

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、強度確保のためにSiやNbを含有する橋梁用鋼板の製造において、熱間圧延で、表面疵のない鋼板を製造する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
橋梁用鋼板は、強度確保のためにSiやNbを含有するが、SiやNbを含有した鋳片を熱間圧延して鋼板を製造する場合、加熱工程において、デスケーリングで除去することが困難なスケールが発生することがある。
【0003】
通常、デスケーリングは、粗圧延の前後で、鋼片又は鋼板の表面に高圧水等を吹き付けて行い、加熱工程で生成した酸化層(一次スケール)を除去するが、鋼板が含有するSiにより、一次スケールと地鉄の界面に、硬いファイアライト(Fe2SiO4)が生成し、一次スケールの剥離が困難になる場合がある。
【0004】
一次スケールが鋼板表面に残ったままで仕上圧延を行うと、一次スケールは、鋼板表層に押し込まれて表面疵として残ることになる。図1に、橋梁用鋼板の表面疵の態様を示す。表面疵は、橋梁用鋼板表面の美麗性を損なうので、表面疵の発生を抑制する方法が、これまで数多く提案されている(例えば、特許文献1及び2、参照)。
【0005】
特許文献1には、Siを0.25〜0.60%含むキルド鋼材を、加熱炉の均熱帯において、酸素濃度を2〜8%とし、1250℃超〜1320℃未満で10〜80分、均熱することが開示されている。特許文献2には、スケールの発生を抑制するため、Si含有量に応じて加熱炉温度を設定すること、及び、圧延後のデスケーリング条件を設定すること開示されている。
【0006】
一次スケールの発生は、Si含有量に応じて、加熱条件を設定することにより、ある程度、抑制することができるが、強度向上のためNbを含有する橋梁用鋼板の製造においては、Nbの固溶硬化を充分に得るため、鋳片の加熱工程では、鋳片の断面平均温度が、NbとCの溶解度積で定まる固溶温度以上になるように、鋳片を加熱する必要がある。
【0007】
しかし、Nb含有鋼を高温で加熱すると、前述したように、一次スケールの剥離を困難にする、硬いファイアライト(Fe2SiO4)が生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開昭53−140219号公報
【特許文献2】特開2003−126906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
橋梁用鋼板として使用するSi、Nbを含有する鋼板の製造においては、Nbの析出硬化を充分に得るため、スラブを、Nbが固溶する温度、例えば、1190℃以上に加熱する必要があるが、前述したように、Nb含有スラブを、高温に加熱すると、一次スケールと地鉄の界面に、一次スケールの剥離を困難にする、硬いファイアライト(Fe4SiO2)が生成する。
【0010】
その結果、デスケーリングで、一次スケールを完全に除去できず、鋼板の表面に残った一次スケールが、表面疵の原因となる。
【0011】
橋梁用鋼板は、外観及び美観が重視される構造材である。それ故、需要家がこの鋼板の表面性状に求める要求は厳しく、鋼板表面に、深さ50〜100μm程度の表面疵(残存する一次スケールが押し込まれて生成した疵)も許容されない。
【0012】
そこで、本発明は、(x)ファイアライト(Fe2SiO4)の生成を抑制する1170℃以下の低温加熱が好ましい、及び、(y)Nbを充分に固溶させる温度以上の、例えば、1190℃以上の高温加熱が必要という2律背反の要請を満足する加熱条件を見いだし、表面疵のない橋梁用鋼板を製造することを課題とし、該課題を解決する製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明者らは、上記課題を解決する手法について鋭意検討した。本発明者らは、デスケーリングで除去できる程度の一次スケールの生成を許容するにしても、(i)ファイアライト(Fe2SiO4)の生成を極力抑制し、かつ、(ii)Nbを充分に固溶させる加熱条件を探索した。
【0014】
その結果、加熱炉において、SiやNbを含有するスラブを加熱する際、1170℃を超える時間が長くても、1次スケールの残存量が少なかったり、逆に、1170℃を超える時間が短かくても、1次スケールの残存量が多かったりする現象があることを見いだした。そして、下記式(1)で定義する過加熱度DOHを導入し、DOHを1.1以下に制御すると、上記(i)及び(ii)を達成できることが判明した。
【0015】
過加熱度DOH=∫t1t2f(t)dt/{(1170)・(t2−t1)}・・・(1)
f(t):スラブ表面の温度上昇曲線
t1:スラブ表面の温度が1170℃に達した時間
t2:スラブを加熱炉から抽出した時間
【0016】
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は以下の通りである。
【0017】
(1)質量%で、Si:0.05〜0.40%、及び、Nb:0.004〜0.05%を含有するスラブを加熱した後、熱間圧延を施して橋梁用鋼板を製造する製造方法において、加熱炉で前記スラブを加熱する際、下記式(1)で定義する過加熱度DOHを、1.1以下に制御することを特徴とする橋梁用鋼板の製造方法。
過加熱度DOH=∫t1t2f(t)dt/{(1170)・(t2−t1)}・・・(1)
f(t):スラブ表面の温度上昇曲線
t1:スラブ表面の温度が1170℃に達した時間
t2:スラブを加熱炉から抽出した時間
【0018】
(2)前記橋梁用鋼板が、さらに、質量%で、C:0.01〜0.25%、Mn:0.60〜2.00%、P:0.023%以下、S:0.010%以下、Al:0.010〜0.055%、N:0.0050%以下を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなることを特徴とする前記(1)に記載の橋梁用鋼板の製造方法。
【0019】
(3)前記橋梁用鋼板が、さらに、質量%で、Cu:0.30〜0.35%、Ni:0.05〜0.11%、Cr:0.45〜0.54%、Mo:0.04%以下、V:0.02〜0.04%、Ti:0.010%以下、B:0.0005%以下の1種又は2種以上を含有することを特徴とする前記(2)に記載の橋梁用鋼板の製造方法。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、橋梁等の構造材として使用し得る、表面疵のない美麗な鋼板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】Si、Nbを含有する橋梁用鋼板の表面疵を示す図である。
【図2】式(1)の技術的意味を示す図である。
【図3】過加熱度DOHと、微小スケールに起因する疵の発生率(=発生枚数/全製造枚数)の相関を示す図である。
【図4】本発明のNb含有鋼板の表面性状を示す図である。
【図5】過加熱度DOHと、微小スケールに起因する疵による格落発生率(=疵あり鋼板の重量/鋼板の総生産重量)の相関を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明は、質量%で、Si:0.05〜0.40%、及び、Nb:0.004〜0.05%を含有する橋梁用鋼板用のスラブを熱間圧延するのに先立って加熱炉で加熱する際、加熱炉において、下記式(1)で定義する過加熱度DOHを、1.1以下に制御することを特徴とする。
【0023】
過加熱度DOH=∫t1t2f(t)dt/{(1170)・(t2−t1)}・・・(1)
f(t):スラブ表面の温度上昇曲線
t1:スラブ表面の温度が1170℃に達した時間
t2:スラブを加熱炉から抽出した時間
【0024】
以下、本発明について説明する。
【0025】
本発明で製造する橋梁用鋼板は、好ましくは、さらに、質量%で、C:0.01〜0.25%、Mn:0.60〜2.00%、P:0.023%以下、S:0.010%以下、Al:0.010〜0.055%、N:0.0050%以下を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼板である。
【0026】
さらに、上記鋼板は、質量%で、Cu:0.30〜0.35%、Ni:0.05〜0.11%、Cr:0.45〜0.54%、Mo:0.04%以下、V:0.02〜0.04%、Ti:0.010%以下、B:0.0005%以下の1種又は2種以上を含有する。
【0027】
以下、それぞれの成分の好ましい範囲の理由を説明する。以下、%は、質量%を意味する。
【0028】
Cは、強度を確保するため、好ましくは、0.01%以上添加するが、0.25%を超えると、延性や靭性が低下するので、上限は0.25%が好ましい。0.02〜0.15%が、より好ましい。
【0029】
Siは、強度を確保するため、好ましくは、0.05%以上添加するが、0.40%を超えると、ファイアライトの生成量が増えて、デスケーリング性が悪化するので、上限は、0.40%が好ましい。0.10〜0.20%が、より好ましい。
【0030】
Mnは、強度を高め、かつ、靭性を確保するため、好ましくは0.60%以上添加するが、2.00%を超えると、延性や靭性が低下するので、上限は2.00%が好ましい。1.10〜1.60%が、より好ましい。
【0031】
Pは、靭性確保のため、0.023%以下とし、Sは、同じく靭性確保のため、0.010%以下とする。Alは、起因ワレ防止のため、0.010〜0.055%とし、Nは、0.0050%以下とする。
【0032】
Nbは、析出硬化作用で強度を高めるため、好ましくは、0.004%以上添加するが、0.05%を超えると、強度向上効果が飽和するので、上限は0.05%が好ましい。0.004〜0.025%が、より好ましい。
【0033】
上記元素の他、橋梁用鋼板の機械特性及び表面性状を損なわない範囲で、材質の調整や、スケール以外の品質の調整を目的としてCu、Ni、Cr、Mo、V、Ti、B等の元素を、1種又は2種以上含有してもよい。なお、これらの元素の添加は、本発明におけるスケールの生成や改善には、実質的に無関係である。
【0034】
Cuは、耐候性能を確保するため、好ましくは、0.30%以上添加するが、0.35%を超えると、鋼板表面に微小割れが発生しやすくなるので、上限は0.35%が好ましい。
【0035】
Niは、耐候性能を確保するため、好ましくは、0.05%以上添加するが、0.11%を超えると、スケールの剥離性が低下するので、上限は0.11%が好ましい。
【0036】
Crは、耐候性能を確保するため、好ましくは、0.45%以上添加するが、0.54%を超えると、強度が仕様範囲を超過するので、上限は0.54%が好ましい。
【0037】
Moは、強度を確保するため添加するが、0.04%を超えると、強度が仕様範囲を超過するので、上限は0.04%が好ましい。
【0038】
Vは、強度を確保するため、好ましくは、0.02%以上添加するが、0.04%を超えると、強度が仕様範囲を超過するので、上限は、0.04%が好ましい。
【0039】
Tiは、強度を確保するため添加するが、0.010%を超えると、強度が仕様範囲を超過するので、上記は、0.010%が好ましい。
【0040】
Bは、強度を確保するため添加するが、0.0005%を超えると、強度が仕様範囲を超過するので、上限は、0.0005%が好ましい。
【0041】
本発明者らは、上記成分組成の橋梁用鋼板において、上記(i)及び(ii)を達成するため、前記式(1)で定義する過加熱度DOHを導入した。
【0042】
本発明では、加熱炉におけるスラブ表面の温度上昇曲線に基づいて、上記(i)及び(ii)を達成する。図2に、前記式(1)の技術的意味を示す。
【0043】
加熱炉における加熱で、スラブの表面温度が1170℃以上に達していれば、スラブの表層において、一次スケールの生成と、Nbの固溶がともに進行する。そこで、本発明では、前記式(1)で、加熱炉におけるスラブの過加熱度DOHを規定することにより、ファイアライト(Fe2SiO4)の生成を抑制する。この点が、本発明の基礎をなす技術思想である。
【0044】
即ち、一次スケールと地鉄の界面において、ファイアライトの生成が極力抑制されていれば、次のデスケーリング工程で、表面疵の原因となる一次スケールを容易に除去することができ、その結果、仕上圧延で、疵のない美麗な表面を有する橋梁用鋼板を製造することができる。
【0045】
スラブの表面温度は、加熱炉内にある熱電対で、雰囲気温度を測定し、伝熱計算で算出することができるので、スラブ表面の温度上昇曲線f(t)を求めることができる。なお、伝熱計算は、スラブサイズ、物性値(比重量、熱伝導率)、上記測定温度、スラブ装入時の表面温度、加熱抽出目標温度の情報を踏まえ、二次元差分式にて行なう。
【0046】
過加熱度DOHは小さいほうが好ましいが、本発明者らは、所要のf(t)のもとで、過加熱度DOHの許容できる限度を見いだすため、質量%で、C:0.15〜0.18%、Si:0.30〜0.40%、Mn:1.20〜1.50%、P:0.023%以下、S:0.010%以下、Al:0.010〜0.055%、N:0.0050%以下、Nb:0.015〜0.025%を含有するスラブ(厚さ250mm)の1231本につき、過加熱度DOHを変えて、疵の発生率(=発生枚数/全製造枚数)を調査した。
【0047】
表面の疵の有無は、デプスゲージにて疵深さを測定し、疵深さ30μm以下を合格と判定した。
【0048】
その結果を、図3に示す。図3から、過加熱度DOHが1.1以下であれば、多くの橋梁メーカーが格落発生率の許容限度としている1%以下に、疵の発生率(%)を抑制できることが解る。それ故、過加熱度DOHの上限は1.1とする。好ましくは、1.05以下である。
【0049】
f(t)が定まれば、過加熱度DOHが1.1以下になるように、加熱炉における加熱温度及び/又は時間の管理を行うことができる。例えば、スラブを加熱する加熱速度を制御するか、又は、スラブの表面温度が1170℃超になっても、過加熱度DOHが1.1を超えないように、加熱炉内の雰囲気温度を管理する。
【実施例】
【0050】
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例での条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
【0051】
(実施例1)
質量%で、C:0.15〜0.18%、Si:0.30〜0.40%、Mn:1.40〜1.50%、P:0.023%以下、S:0.010%以下、Al:0.010〜0.055%、N:0.0050%以下、Nb:0.025〜0.045%を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなるスラブ(厚さ250mm)と、さらに、質量%で、Cu:0.30〜0.35%、Ni:0.05〜0.11%、Cr:0.45〜0.54%、Mo:0.04%以下、V:0.02〜0.04%、Ti:0.010%以下、B:0.0005%以下の1種又は2種以上を含有するスラブを、合計で100本、熱間圧延する際、加熱炉で、過加熱度をDOH1.1以下で変えて加熱し、鋼板表面の疵の有無を調査した。
【0052】
一方,同様なスラブ100本を,過加熱度DOH1.1を超える条件で加熱し、同様に、前述の判定方法にて、鋼板表面の疵の有無を調査した。デスケーリングと熱間圧延は、いずれも、通常の条件で行った。
【0053】
図4に、過加熱度DOH1.03で製造した橋梁用鋼板の表面性状を示す。図4に示すように、鋼板の表面に疵は見当たらない。過加熱度DOH1.1を超える条件で製造した鋼板には,表面疵が発生した。
【0054】
図5に、上記調査結果を示す。ファイアライトが生成する温度1170℃を基とした式(1)のDOHの範囲を示す図(図2、参照)において,その閾値を超えた過加熱度DOHと微小スケールに起因する疵による格落発生率(=疵あり鋼板の重量/鋼板の総生産重量)の相関を示す。
【0055】
図5から,過加熱度DOHが1.1以下となるよう過加熱度DOHを制御すれば、疵による格落発生率を1%以下に抑制できることが解る。
【0056】
(実施例2)
実施例1で用いたスラブと同種のスラブを、過加熱度DOH1.03で加熱し、実施例1と同様に、熱間圧延を施し、表面疵の有無を調査した。その結果、残存一次スケールに起因する表面疵による製品鋼板の格落発生率は、従来の約2.3%から0.1%以下に減少した。なお、「格落発生率=疵あり鋼板の重量/鋼板の総生産重量」である。
【産業上の利用可能性】
【0057】
前述したように、本発明によれば、橋梁等の構造材として使用し得る、表面疵のない美麗な橋梁用鋼板を製造することができる。よって、本発明は、鋼構造材製造産業及び鋼構造物建造産業において利用可能性が高いものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
質量%で、
Nb:0.004〜0.05%、及び、
Si:0.05〜0.40%
を含有するスラブを加熱した後、熱間圧延を施して橋梁用鋼板を製造する製造方法において、加熱炉で前記スラブを加熱する際、下記式(1)で定義する過加熱度DOHを、1.1以下に制御することを特徴とする橋梁用鋼板の製造方法。
過加熱度DOH=∫t1t2f(t)dt/{(1170)・(t2−t1)}・・・(1)
f(t):スラブ表面の温度上昇曲線
t1:スラブ表面の温度が1170℃に達した時間
t2:スラブを加熱炉から抽出した時間
【請求項2】
前記橋梁用鋼板が、さらに、質量%で、
C:0.01〜0.25%、
Mn:0.60〜2.00%、
P:0.023%以下、
S:0.010%以下、
Al:0.010〜0.055%、
N:0.0050%以下を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなることを特徴とする請求項1に記載の橋梁用鋼板の製造方法。
【請求項3】
前記橋梁用鋼板が、さらに、質量%で、
Cu:0.30〜0.35%、
Ni:0.05〜0.11%、
Cr:0.45〜0.54%、
Mo:0.04%以下、
V:0.02〜0.04%、
Ti:0.010%以下、
B:0.0005%以下
の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項2に記載の橋梁用鋼板の製造方法。

【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図1】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−153928(P2012−153928A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−12959(P2011−12959)
【出願日】平成23年1月25日(2011.1.25)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【Fターム(参考)】