機器制御システム及び機器制御方法
【課題】異なるネットワークを中継することにより、制御機器(リモコン)と被制御機器(デバイス)との間の登録処理を遠距離で行う。
【解決手段】リモコンの制御部(CPU)103は、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。デバイス1との間で通信を行う通信部104は、制御部からの命令により得られる、検出したデバイスの情報や、機器制御を行うために用いるデバイスの情報を送受信する。機器登録情報部105は、ペアリングに必要となる情報を記憶しておく。デバイス1の通信部111は、リモコン、デバイス2との通信を行い、検出したデバイスの情報や、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。デバイス2の通信部121は、デバイス1との通信を行い、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。デバイス1のような中継機器を介することで、異なるネットワーク間での制御を可能にする。
【解決手段】リモコンの制御部(CPU)103は、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。デバイス1との間で通信を行う通信部104は、制御部からの命令により得られる、検出したデバイスの情報や、機器制御を行うために用いるデバイスの情報を送受信する。機器登録情報部105は、ペアリングに必要となる情報を記憶しておく。デバイス1の通信部111は、リモコン、デバイス2との通信を行い、検出したデバイスの情報や、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。デバイス2の通信部121は、デバイス1との通信を行い、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。デバイス1のような中継機器を介することで、異なるネットワーク間での制御を可能にする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なるネットワークを中継しリモコンにより被制御機器の制御を行う方法および機器に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭内の被制御機器、例えばテレビジョン受像機をリモートコントロールする際に、2.4GHz帯のISM(Industrial, Scientific and Medical use)バンドの無線通信を使用すれば、直進性の強い赤外線方式に比して遮蔽物の影響が少なくなり、また、到達距離が延びるという利点がある。さらに、ホームシアターのように、DVD(Digital Versatile Disc)再生装置、AVアンプ、プロジェクタ等の機器を部屋の別々の場所に設置した場合に、赤外線リモートコントローラで制御しようとすると、リモコンをそれぞれの方向へ向ける煩雑さがあり、まして部屋の外に設置された機器については直接制御することが困難である。
【0003】
これに対して、ブルートゥース(BlueTooth)やIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.15.4(あるいはZigbeeとも呼ばれる)のような無線規格を使用したリモートコントロールシステムの場合では、電波が指向性なく伝搬されるので、被制御機器の設置場所の制約が少なくなるという利点がある。
【0004】
上記のBlueToothやZigbeeの場合、赤外線と異なり無指向性であり、どの機器を操作しているのかを判断するために、事前にリモートコントローラと被制御機器とを1対1に対応付けすること(「ペアリング」と称される。)が必要とされる。ペアリングは、リモートコントローラと被制御機器との間で、双方のID(識別情報)を交換することを意味する。
【0005】
ペアリングを行う方法は様々なものが存在するが、本適用分野における先行技術としては、下記特許文献1が挙げられる。ペアリングを行う方法として、特許文献1ではデバイス同士を近づけることによりペアリングに必要となる識別情報をお互い交換する。得た、識別情報を用いてペアリングを行うため、デバイスを近づけることでリモコンを使うことができるという直観的な操作を得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007-221785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の特許文献1の技術では、デバイス同士を近づけることによりペアリングに必要となる識別情報を得るが、固定されているデバイスや重量があるため動かすことの困難なデバイス同士の場合、近づけることが難しいため適用することが容易ではないという問題がある。
【0008】
また、それぞれのデバイスをリモコンで操作するためには、それぞれのデバイスのネットワーク内で、リモコンとデバイスとのペアリングを行う必要があり、ペアリングのためにそれぞれのデバイスに近づけるという作業を毎回行わなければならないため、手間がかかるという問題がある。
【0009】
また、リモコンとデバイスによって構成されるネットワークがそれぞれ異なる場合、複数のネットワークにまたがる制御は困難であるため、単一のリモコンですべてのデバイスの制御をすることが難しい。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するために創案されたものであり、デバイス同士を近づけることなくペアリングに必要となる識別情報を得て、ペアリング処理を施す機能を提供することを目的とする。
【0011】
また、デバイスを介してペアリングを行うことで、異なるネットワークにまたがる制御をリモコンから実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、リモコンとペアリングされているデバイスを通して、ペアリングされていないデバイスに対する識別情報を得るシステムと、得た識別情報をもとにペアリングを行うシステムを用いる。
【0013】
リモコンとデバイスとのペアリングに必要となる情報を得るには、デバイスのネットワーク内にリモコンがなければならないが、ネットワーク内に存在する他のデバイスを介することで、識別情報を得ることができ、このような中継機器を介することで、異なるネットワーク間での制御を可能にする。通常異なるネットワークにて構成される機器間は距離が離れていることから上記手段を用いることで遠隔での操作実現が可能になる。上記システムには、ペアリングに必要となる識別情報を記憶するペアリング情報部を含む。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によれば、デバイス間のペアリングを行いたい場合でも、リモコンを用いて手続きをさせることができるため、動かすことのできないデバイス間のペアリングも容易に行うことが可能である。
【0015】
また、それぞれのデバイスをリモコンで操作するために、何度もそれぞれのデバイスにリモコンを近づけるという作業を行わなくても、遠距離からペアリングを行うことが可能である。
【0016】
また、これにより、中継となるデバイスを介して被制御対象機器が属するネットワーク内での機器制御を実現可能である。
【0017】
また、ペアリングを遠距離で行っておくことで、中継となるデバイスを撤去したとしても、被制御対象デバイスへの直接的な操作をリモコンで行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第一の実施の形態におけるリモコンとデバイス2間の機器登録システムを示すブロック図である。
【図2】各機器登録情報部に記憶される情報を示す表である。
【図3】検出時における命令の流れを示すシーケンス図である。
【図4】ペアリング時における命令の流れを示すシーケンス図である。
【図5】第一、第二の実施の形態におけるそれぞれの無線通信の範囲と検出の流れを示す図である。
【図6】第一、第二の実施の形態におけるそれぞれの無線通信の範囲とペアリングの流れを示す図である。
【図7】機器登録システムのリモコンにおける検出時の制御部のフローチャートである。
【図8】機器登録システムのリモコンにおけるペアリング時の制御部のフローチャートである。
【図9】機器登録システムのデバイス1における検出時の制御部のフローチャートである。
【図10】機器登録システムのデバイス1におけるペアリング時の制御部のフローチャートである。
【図11】機器登録システムのデバイス2における検出時の制御部のフローチャートである。
【図12】機器登録システムのデバイス2におけるペアリング時の制御部のフローチャートである。
【図13】機器登録システムにおける画面表示で、デバイスを登録する例を示す図である。
【図14】機器登録システムにおける画面表示で、デバイスの登録を行わない例を示す図である。
【図15】機器登録システムにおける画面表示で、同種のデバイスが存在する例を示す図である。
【図16】機器登録システムにおける画面表示で、デバイス検出の失敗例を示す図である。
【図17】第二の実施の形態におけるリモコンとデバイス2間の機器登録システムを示すブロック図である。
【図18】機器登録システムにおけるセンサ部の動作のフローチャートである。
【図19】機器登録システムを通信制御に用いたときのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以降、図面を用いて本発明の実施の形態による制御技術について詳細に説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態による機器登録システムについて説明する。
【0021】
図1は、本実施の形態によるリモコンとデバイス間の機器登録システムの一構成例を示すブロック図である。図1において、符号100はリモコンの機能ブロック図を示している。
【0022】
符号101は、リモコンから機器制御の指示を出すための操作部であり、典型的な例としてはキーボード、タッチパネル、ボタンなどが挙げられる。周囲のデバイスの検出を行う指示を出す操作、リモコンとデバイスのペアリングの指示を出す操作で構成される。
符号102は、検出またはペアリングしているデバイスの表示を行う表示部であり、リモコンの液晶画面などで構成される。リモコンの画面はタッチ操作を行うことができ、画面内に表示されたデバイスをタッチすることで選択することができる。また、ペアリングが成功した場合に青、失敗した場合に赤など、色によって成否の判別を行うことのできるLEDを含む。
【0023】
符号103はデバイスの機器制御を行う制御部(CPU)であり、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。符号104は、デバイス1との間で通信を行う通信部であり、制御部からの命令により得られる、検出したデバイスの情報や、機器制御を行うために用いるデバイスの情報を送受信する。
【0024】
符号105はペアリングに必要となる情報を記憶しておく機器登録情報部であり、記憶される情報の詳細は図2に記載している。
【0025】
符号110はデバイス1の機能ブロック図を示している。例えば、通信機能を有する携帯電話機又はPDA、小型PCなどである。汎用の装置ではなく、特別の装置であっても良い。
【0026】
符号111はリモコン、デバイス2との通信を行う通信部であり、検出したデバイスの情報や、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。
【0027】
符号112はペアリングの処理を行う制御部であり、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。
【0028】
符号113はペアリングに必要となる情報を記憶しておく機器登録情報部であり、記憶される情報の詳細は図2に記載している。
【0029】
符号120はデバイス2の機能ブロック図を示している。例えば、テレビジョン受信装置などである。
【0030】
符号121はデバイス1との通信を行う通信部であり、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。
【0031】
符号122はペアリングの処理を行う制御部であり、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。
【0032】
符号123はペアリングに必要となる情報を記憶しておく機器登録情報部であり、記憶される情報の詳細は図2に記載している。
【0033】
図2は、図1の符号105、113、123である機器登録情報部に記憶される情報を示す表である。列Aは各機器登録情報部に記憶される情報の種類を表している。列B、列Cは、リモコン100の機器登録情報部105に記憶される情報の一例であり、列Bはデバイス1とのペアリングに必要とされる情報、列Cはデバイス2とのペアリングに必要な情報である。
【0034】
列Dはデバイス(1)110の機器登録情報部113に記憶される情報の一例であり、リモコン100とのペアリングに必要とされる情報となっている。
【0035】
列Eは、デバイス(2)120の機器登録情報部123に記憶される情報の一例であり、リモコン101とのペアリングに必要とされる情報となっている。また、図2におけるネットワークアドレスはIPv4となっているが、IPv6にも対応する。
【0036】
図3は、デバイスを検出する際のシーケンス図の一例を示す図である。符号300は、リモコンとデバイス1の周囲に存在するデバイスを検出するための命令であり、符号301は、リモコンの周囲にデバイス1が存在することをリモコンに伝えるための命令である。符号302はデバイス1の周囲に存在するデバイスを検出するための命令であり、符号303はデバイス1の周囲にデバイス2が存在することを、デバイス1に伝えるための命令である。符号304はデバイス1の周囲に存在するデバイスを、リモコンに伝える命令である。
【0037】
図4は、ペアリングを行う際のシーケンス図の一例を示す図である。符号400は、リモコンとデバイス2とのペアリングを行うための情報を、デバイス1に伝える命令である。符号401は、符号400で得たリモコンのペアリング情報をデバイス1からデバイス2に伝えるための命令であり、符号402はデバイス2のペアリング情報をデバイス1に伝えるための命令である。符号403は、符号402で得たデバイス2のペアリング情報をデバイス1からリモコンに伝えるための命令である。
【0038】
図5は、リモコンとデバイス1、デバイス2の無線範囲の一例を示す図である。符号500は、デバイス1の無線通信可能な範囲を示している。符号501は、デバイス2の無線通信可能な範囲を示している。尚、検出の段階では、リモコンを501の範囲内で使ったとしても、デバイス2の操作を行うことはできない。符号301〜304は図3に対応するものである。
図6は、リモコンとデバイス1、デバイス2の無線範囲の一例を示す図である。符号600は、デバイス2の無線通信可能な範囲を示している。図4のペアリング手続きを終えた後は、リモコンを符号600の範囲内で使えば、デバイス2の操作を行うことができる。符号400から403は、図4に対応するものである。
【0039】
図7は、リモコンにおけるデバイス検出する際のリモコン制御部における処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まず、ステップS700において、リモコンとペアリングされているデバイス(デバイス1)をリモコン画面に表示させる。ステップS701では、検出開始ボタンが押されたかどうか(操作?)を判定する。検出開始ボタンが押されなければ(N)、ペアリングされているデバイスを表示させたままとする。検出開始ボタンが押された場合(Y)、ステップS702において、デバイス1に検出要求を出す。ステップS703では、デバイス1からの検出応答があるかどうかを判定する。検出応答がなければ(N)、ステップS702に戻り検出要求を出し直す。検出応答があれば(Y)、ステップS704において、検出したデバイスをリモコン画面に表示する。
【0040】
図8は、リモコンにおけるデバイスとのペアリングを行う際の制御部における処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まず、ステップS800において、リモコンとペアリングされているデバイス(デバイス1)と、図7により検出されたデバイス(デバイス2)をリモコン画面に表示する。ステップS801では、ペアリング開始ボタンが押されたかどうかを判定する(操作?)。ペアリング開始ボタンが押されなければ(N)、ペアリングされているデバイスと、検出されたデバイスを表示させたままとする。ペアリング開始ボタンが押された場合(Y)、ステップS802において、デバイス1にペアリング要求を出す。ステップS803では、デバイス1からのペアリング応答があるかどうかを判定する。ペアリング応答がなければ(N)、ステップS802に戻りペアリング要求を出し直す。ペアリング応答があれば(Y)、ペアリングしたデバイスをステップS804において、リモコン画面に表示し、処理を終了する(END)。
【0041】
図9は、デバイス1におけるデバイス検出する際のデバイス1制御部における処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(START)、まず、ステップS900において、リモコンからの検出要求(ステップS702)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS702を受け取った場合(Y)、ステップS901において、検出応答をリモコンに返し、ステップS902において検出要求をデバイス2に対して送信する。S903では、デバイス2からの検出応答があるかどうかを判定する。検出応答がなければ(N)、ステップS902に戻り検出要求を出し直す。検出応答があれば(Y)、検出したデバイスをステップS904において、リモコン側に送信し、処理を終了する(END)。
【0042】
図10は、デバイス1におけるペアリングを行う際の制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。まずステップS1000において、リモコンからのペアリング要求(ステップS802)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS802を受け取った場合、ステップS1001においてデバイス2にペアリング要求を送信する。ステップS1002では、デバイス2からのペアリング応答があるかどうかを判定する。ペアリング応答がなければ(N)、ステップS1001に戻りペアリング要求を出し直す。ペアリング応答があれば(Y)、デバイス2のペアリング情報をリモコン側に送信し、処理を終了する(END)。
【0043】
図11は、デバイス2における検出を行う際のデバイス2制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まず、ステップS1100において、デバイス1からの検出要求(ステップS902)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS902を受け取った場合(Y)、ステップS1101においてデバイス1に検出応答を送信し、処理を終了する(END)。
【0044】
図12は、デバイス2におけるペアリングを行う際の制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。まずステップS1200において、デバイス1からのペアリング要求(ステップS1001)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS1001を受け取った場合(Y)、ステップS1201においてデバイス1にペアリング応答を送信し、処理を終了する(END)。
【0045】
図13は、本実施の形態において、テレビを通してリモコンとDVDのペアリングを行う際の画面表示例を示す図である。ここでは、デバイス1がテレビ、デバイス2がDVDという扱いとなる。符号1300は、リモコン本体を示すものであり、表示画面1301、検出用ボタン1302、ペアリング用ボタン1303を有して構成される。表示画面1301では、リモコンとすでにペアリングされているテレビが1304として表示されている。テレビ1304を、表示画面1301をタッチすることで選択し、検出用ボタン1302を押すことで、テレビの周囲に存在するデバイスの検出を行い(図7、9、11の検出処理)、1310の状態に移行する。
【0046】
1310は、周囲のデバイスの検出が完了した状態を表す図である。画面1311には、テレビの周囲にあるデバイスとして、1314のDVD、1315のCDが表示される。1314のDVDを、画面をタッチすることで選択し、ペアリング用ボタン1313を押すことで表示を行い(図8の表示(処理))、符号1320の状態に移行する。
【0047】
符号1320は、リモコンとデバイスとのペアリングを実行するか否かを選択する状態を表す。画面1321には、DVDを登録するか否かの選択肢が(YES、NOで)表示される。1324のYESをタッチすると、ペアリング処理を行い(図8、10、12のペア処理)、符号1330の状態に移行する。
【0048】
符号1330は、デバイスの登録完了の状態を表す。画面1331にはDVDの登録が完了したことを示す文章が表示される。画面1331をタッチすることで、1340の状態に移行する。
【0049】
符号1340はペアリング完了後の状態を表す図である。画面1341にはリモコンとペアリングされているテレビと符号1344のDVD、テレビの周囲に検出されたCDが表示される。符号1344のDVDは、リモコンにペアリングされているデバイスとして2つ目ということを示すためにNo2と表示されている。
【0050】
図14は、図13の登録をキャンセルする場合の処理の画面表示遷移の例を示す図である。符号1300〜1304と1310〜1315は図13と同様である。図13の1320の状態において、符号1424のNOをタッチすることで、登録をキャンセルすることができ符号1430の状態に移行する。
【0051】
符号1430は、デバイスの登録キャンセルを行った状態を表す。画面1431にはDVDの登録をキャンセルしたことを示す文章が表示される。画面1431をタッチすることで、符号1440の状態に移行する。
【0052】
符号1440は登録キャンセル後の状態を表す。画面1441にはリモコンとペアリングされているテレビとテレビの周囲に検出されたCDとDVDが表示される。
【0053】
図15は、同種類のデバイスが存在する場合のペアリング時の画面表示例を示す図である。
【0054】
符号1300〜1304は図13と同様である。図13の符号1510の状態において、テレビの周囲のデバイスとしてCDの代わりにDVDが2つ画面1511に表示されている。符号1314のDVDと符号1515のDVDの違いは、それぞれのDVDのIDによって区別される。符号1314のDVDを、画面をタッチすることで選択し、ペアリング用ボタン1313を押すことで1320の状態に移行する。符号1320〜1324と符号1330〜1333、1340〜1344の処理については図13と同様である。
【0055】
図16は、周囲のデバイスが検出できなかった場合の画面表示例を示す図である。
符号1300〜1304は図13と同様である。周囲にデバイスが存在しない場合、デバイス検出用ボタン1302を押すと、符号1610の状態に移行する。符号1610はデバイス検出失敗の状態を表す。表示画面1611にはデバイスが検出できなかったことを示す文章が表示される(「他のデバイスが見つかりません」1604)。画面1611をタッチすることで、1620の状態に移行する。符号1620は、リモコンにペアリングされているデバイスを表示する状態である。表示画面1621は、符号1301の表示画面と同様にリモコンとペアリングしているデバイス(テレビ)が表示される。
【0056】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態による機器登録システムについて説明する。
【0057】
図17は、本実施の形態によるリモコンとデバイス間のペアリングシステムの一構成例を示す機能ブロック図である。図17において、符号1700はリモコンの機能ブロック図を示している。
【0058】
符号101〜105については、図1と同様の機能を持つものとする。符号1706は、リモコン1700がデバイスのネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部であり、感知したことを制御部103に伝え、機器登録をさせる。
【0059】
符号1710はデバイス1の機能ブロック図を示している。符号111〜113については、図1と同様の機能を持つものとする。
【0060】
符号1714は、リモコン1700が被制御機器のネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部であり、感知したことを制御部112に伝える。
【0061】
符号1720はデバイス2の機能ブロック図を示している。符号121〜123については、図1と同様の機能を持つものとする。
【0062】
符号1724は、リモコン1700が被制御機器のネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部であり、感知したことを制御部122に伝える。
【0063】
図18は、センサ部を含む動作の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まずステップS1800において、リモコンがデバイスのネットワーク内に入ったと感知したかどうかを判定する。感知していなければ(N)、何も行わない。感知すれば(Y)、ステップS1801において各制御部(リモコン、デバイス1、デバイス2)のフローチャート図における処理を実行する。ステップS1801における各制御部の動作は、第一の実施例における動作と同じである。
【0064】
図19は、第1、第2の実施の形態例における機器登録システムを通信に使った場合のシーケンス図である。
【0065】
リモコンからデバイス2に対して通信を行う場合に、デバイス1を中継して通信を行う。符号1900は、リモコンからデバイス1への通信命令である。符号1901は符号1900の命令を、デバイス1を中継してデバイス2に送信する。
【0066】
以上のように通信においても機器登録システムを用いることができ、また機器登録システムでは双方向の通信を用いるが、通信においては単方向通信でも可能である。
【0067】
以上説明したように、本実施の形態によれば、デバイス間のペアリングを行いたい場合でも、リモコンを用いて手続きをさせることができるため、動かすことのできないデバイス間のペアリングも容易に行うことが可能である。また、それぞれのデバイスをリモコンで操作するために、何度もそれぞれのデバイスにリモコンを近づけるという作業を行わなくても、遠距離からペアリングを行うことが可能である。また、これにより、中継となるデバイスを介して被制御対象機器が属するネットワーク内での機器制御を実現可能である。
【0068】
また、ペアリングを遠距離で行っておくことで、中継となるデバイスを撤去したとしても、被制御対象デバイスへの直接的な操作をリモコンで行うことが可能である。
【0069】
尚、上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
【0070】
また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0071】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0072】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明は、リモコン装置を用いた遠隔操作システムに利用可能である。
【符号の説明】
【0074】
100、1700:リモコン本体
101:リモコンの操作を行う操作部
102:リモコンに表示させる表示部
103、112、122:デバイスとの機器登録を行う制御部
104、111、121:デバイスと通信を行う通信部
105、113、123:機器登録情報を記憶する機器登録情報部
110、1710:デバイス1本体
120、1720:デバイス2本体
列A:機器登録情報部に記憶される情報の種類
列B:デバイス1とのペアリングに利用される情報
列C:デバイス2とのペアリングに利用される情報
列D:リモコンとのペアリングに利用される情報
列E:リモコンとのペアリングに利用される情報
行1:記憶される機器登録情報部の種類
行2:それぞれの機器のネットワークアドレス
行3:ペアリング相手のネットワークアドレス
行4:ペアリング相手のチャンネル
行5:ペアリング相手のIEEEアドレス
行6:ペアリング相手のPANID
300:リモコンからのDiscovery要求
301、304:デバイス1からのDiscovery応答
302:デバイス1からのDiscovery要求
303:デバイス2からのDiscovery応答
400:リモコンからのPairing要求
401:デバイス1からのPairing要求
402:デバイス2からのPairing応答
403:デバイス1からのPairing応答
500:デバイス1の無線範囲
501、600:デバイス2の無線範囲
1300、1310、1320、1330,1340、1430、1440、1510、1610、1620:リモコン本体
1301、1311、1321、1331、1341、1431、1441、1511、1611、1621:表示画面
1302、1312、1322、1332、1342:検出用ボタン
1303、1313、1323、1333、1343:ペアリング用ボタン
1304、1344:リモコンにペアリングされているデバイス
1314、1315、1515:検出したデバイス
1324、1424:選択肢
1706、1714、1724:リモコンがデバイスのネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部
1900、1901:機器制御用の通信命令
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なるネットワークを中継しリモコンにより被制御機器の制御を行う方法および機器に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭内の被制御機器、例えばテレビジョン受像機をリモートコントロールする際に、2.4GHz帯のISM(Industrial, Scientific and Medical use)バンドの無線通信を使用すれば、直進性の強い赤外線方式に比して遮蔽物の影響が少なくなり、また、到達距離が延びるという利点がある。さらに、ホームシアターのように、DVD(Digital Versatile Disc)再生装置、AVアンプ、プロジェクタ等の機器を部屋の別々の場所に設置した場合に、赤外線リモートコントローラで制御しようとすると、リモコンをそれぞれの方向へ向ける煩雑さがあり、まして部屋の外に設置された機器については直接制御することが困難である。
【0003】
これに対して、ブルートゥース(BlueTooth)やIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.15.4(あるいはZigbeeとも呼ばれる)のような無線規格を使用したリモートコントロールシステムの場合では、電波が指向性なく伝搬されるので、被制御機器の設置場所の制約が少なくなるという利点がある。
【0004】
上記のBlueToothやZigbeeの場合、赤外線と異なり無指向性であり、どの機器を操作しているのかを判断するために、事前にリモートコントローラと被制御機器とを1対1に対応付けすること(「ペアリング」と称される。)が必要とされる。ペアリングは、リモートコントローラと被制御機器との間で、双方のID(識別情報)を交換することを意味する。
【0005】
ペアリングを行う方法は様々なものが存在するが、本適用分野における先行技術としては、下記特許文献1が挙げられる。ペアリングを行う方法として、特許文献1ではデバイス同士を近づけることによりペアリングに必要となる識別情報をお互い交換する。得た、識別情報を用いてペアリングを行うため、デバイスを近づけることでリモコンを使うことができるという直観的な操作を得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007-221785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の特許文献1の技術では、デバイス同士を近づけることによりペアリングに必要となる識別情報を得るが、固定されているデバイスや重量があるため動かすことの困難なデバイス同士の場合、近づけることが難しいため適用することが容易ではないという問題がある。
【0008】
また、それぞれのデバイスをリモコンで操作するためには、それぞれのデバイスのネットワーク内で、リモコンとデバイスとのペアリングを行う必要があり、ペアリングのためにそれぞれのデバイスに近づけるという作業を毎回行わなければならないため、手間がかかるという問題がある。
【0009】
また、リモコンとデバイスによって構成されるネットワークがそれぞれ異なる場合、複数のネットワークにまたがる制御は困難であるため、単一のリモコンですべてのデバイスの制御をすることが難しい。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するために創案されたものであり、デバイス同士を近づけることなくペアリングに必要となる識別情報を得て、ペアリング処理を施す機能を提供することを目的とする。
【0011】
また、デバイスを介してペアリングを行うことで、異なるネットワークにまたがる制御をリモコンから実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、リモコンとペアリングされているデバイスを通して、ペアリングされていないデバイスに対する識別情報を得るシステムと、得た識別情報をもとにペアリングを行うシステムを用いる。
【0013】
リモコンとデバイスとのペアリングに必要となる情報を得るには、デバイスのネットワーク内にリモコンがなければならないが、ネットワーク内に存在する他のデバイスを介することで、識別情報を得ることができ、このような中継機器を介することで、異なるネットワーク間での制御を可能にする。通常異なるネットワークにて構成される機器間は距離が離れていることから上記手段を用いることで遠隔での操作実現が可能になる。上記システムには、ペアリングに必要となる識別情報を記憶するペアリング情報部を含む。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によれば、デバイス間のペアリングを行いたい場合でも、リモコンを用いて手続きをさせることができるため、動かすことのできないデバイス間のペアリングも容易に行うことが可能である。
【0015】
また、それぞれのデバイスをリモコンで操作するために、何度もそれぞれのデバイスにリモコンを近づけるという作業を行わなくても、遠距離からペアリングを行うことが可能である。
【0016】
また、これにより、中継となるデバイスを介して被制御対象機器が属するネットワーク内での機器制御を実現可能である。
【0017】
また、ペアリングを遠距離で行っておくことで、中継となるデバイスを撤去したとしても、被制御対象デバイスへの直接的な操作をリモコンで行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第一の実施の形態におけるリモコンとデバイス2間の機器登録システムを示すブロック図である。
【図2】各機器登録情報部に記憶される情報を示す表である。
【図3】検出時における命令の流れを示すシーケンス図である。
【図4】ペアリング時における命令の流れを示すシーケンス図である。
【図5】第一、第二の実施の形態におけるそれぞれの無線通信の範囲と検出の流れを示す図である。
【図6】第一、第二の実施の形態におけるそれぞれの無線通信の範囲とペアリングの流れを示す図である。
【図7】機器登録システムのリモコンにおける検出時の制御部のフローチャートである。
【図8】機器登録システムのリモコンにおけるペアリング時の制御部のフローチャートである。
【図9】機器登録システムのデバイス1における検出時の制御部のフローチャートである。
【図10】機器登録システムのデバイス1におけるペアリング時の制御部のフローチャートである。
【図11】機器登録システムのデバイス2における検出時の制御部のフローチャートである。
【図12】機器登録システムのデバイス2におけるペアリング時の制御部のフローチャートである。
【図13】機器登録システムにおける画面表示で、デバイスを登録する例を示す図である。
【図14】機器登録システムにおける画面表示で、デバイスの登録を行わない例を示す図である。
【図15】機器登録システムにおける画面表示で、同種のデバイスが存在する例を示す図である。
【図16】機器登録システムにおける画面表示で、デバイス検出の失敗例を示す図である。
【図17】第二の実施の形態におけるリモコンとデバイス2間の機器登録システムを示すブロック図である。
【図18】機器登録システムにおけるセンサ部の動作のフローチャートである。
【図19】機器登録システムを通信制御に用いたときのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以降、図面を用いて本発明の実施の形態による制御技術について詳細に説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態による機器登録システムについて説明する。
【0021】
図1は、本実施の形態によるリモコンとデバイス間の機器登録システムの一構成例を示すブロック図である。図1において、符号100はリモコンの機能ブロック図を示している。
【0022】
符号101は、リモコンから機器制御の指示を出すための操作部であり、典型的な例としてはキーボード、タッチパネル、ボタンなどが挙げられる。周囲のデバイスの検出を行う指示を出す操作、リモコンとデバイスのペアリングの指示を出す操作で構成される。
符号102は、検出またはペアリングしているデバイスの表示を行う表示部であり、リモコンの液晶画面などで構成される。リモコンの画面はタッチ操作を行うことができ、画面内に表示されたデバイスをタッチすることで選択することができる。また、ペアリングが成功した場合に青、失敗した場合に赤など、色によって成否の判別を行うことのできるLEDを含む。
【0023】
符号103はデバイスの機器制御を行う制御部(CPU)であり、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。符号104は、デバイス1との間で通信を行う通信部であり、制御部からの命令により得られる、検出したデバイスの情報や、機器制御を行うために用いるデバイスの情報を送受信する。
【0024】
符号105はペアリングに必要となる情報を記憶しておく機器登録情報部であり、記憶される情報の詳細は図2に記載している。
【0025】
符号110はデバイス1の機能ブロック図を示している。例えば、通信機能を有する携帯電話機又はPDA、小型PCなどである。汎用の装置ではなく、特別の装置であっても良い。
【0026】
符号111はリモコン、デバイス2との通信を行う通信部であり、検出したデバイスの情報や、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。
【0027】
符号112はペアリングの処理を行う制御部であり、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。
【0028】
符号113はペアリングに必要となる情報を記憶しておく機器登録情報部であり、記憶される情報の詳細は図2に記載している。
【0029】
符号120はデバイス2の機能ブロック図を示している。例えば、テレビジョン受信装置などである。
【0030】
符号121はデバイス1との通信を行う通信部であり、ペアリングを行うデバイスの情報を送受信する。
【0031】
符号122はペアリングの処理を行う制御部であり、周囲のデバイスの検出、リモコンとデバイスとのペアリングを行う。
【0032】
符号123はペアリングに必要となる情報を記憶しておく機器登録情報部であり、記憶される情報の詳細は図2に記載している。
【0033】
図2は、図1の符号105、113、123である機器登録情報部に記憶される情報を示す表である。列Aは各機器登録情報部に記憶される情報の種類を表している。列B、列Cは、リモコン100の機器登録情報部105に記憶される情報の一例であり、列Bはデバイス1とのペアリングに必要とされる情報、列Cはデバイス2とのペアリングに必要な情報である。
【0034】
列Dはデバイス(1)110の機器登録情報部113に記憶される情報の一例であり、リモコン100とのペアリングに必要とされる情報となっている。
【0035】
列Eは、デバイス(2)120の機器登録情報部123に記憶される情報の一例であり、リモコン101とのペアリングに必要とされる情報となっている。また、図2におけるネットワークアドレスはIPv4となっているが、IPv6にも対応する。
【0036】
図3は、デバイスを検出する際のシーケンス図の一例を示す図である。符号300は、リモコンとデバイス1の周囲に存在するデバイスを検出するための命令であり、符号301は、リモコンの周囲にデバイス1が存在することをリモコンに伝えるための命令である。符号302はデバイス1の周囲に存在するデバイスを検出するための命令であり、符号303はデバイス1の周囲にデバイス2が存在することを、デバイス1に伝えるための命令である。符号304はデバイス1の周囲に存在するデバイスを、リモコンに伝える命令である。
【0037】
図4は、ペアリングを行う際のシーケンス図の一例を示す図である。符号400は、リモコンとデバイス2とのペアリングを行うための情報を、デバイス1に伝える命令である。符号401は、符号400で得たリモコンのペアリング情報をデバイス1からデバイス2に伝えるための命令であり、符号402はデバイス2のペアリング情報をデバイス1に伝えるための命令である。符号403は、符号402で得たデバイス2のペアリング情報をデバイス1からリモコンに伝えるための命令である。
【0038】
図5は、リモコンとデバイス1、デバイス2の無線範囲の一例を示す図である。符号500は、デバイス1の無線通信可能な範囲を示している。符号501は、デバイス2の無線通信可能な範囲を示している。尚、検出の段階では、リモコンを501の範囲内で使ったとしても、デバイス2の操作を行うことはできない。符号301〜304は図3に対応するものである。
図6は、リモコンとデバイス1、デバイス2の無線範囲の一例を示す図である。符号600は、デバイス2の無線通信可能な範囲を示している。図4のペアリング手続きを終えた後は、リモコンを符号600の範囲内で使えば、デバイス2の操作を行うことができる。符号400から403は、図4に対応するものである。
【0039】
図7は、リモコンにおけるデバイス検出する際のリモコン制御部における処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まず、ステップS700において、リモコンとペアリングされているデバイス(デバイス1)をリモコン画面に表示させる。ステップS701では、検出開始ボタンが押されたかどうか(操作?)を判定する。検出開始ボタンが押されなければ(N)、ペアリングされているデバイスを表示させたままとする。検出開始ボタンが押された場合(Y)、ステップS702において、デバイス1に検出要求を出す。ステップS703では、デバイス1からの検出応答があるかどうかを判定する。検出応答がなければ(N)、ステップS702に戻り検出要求を出し直す。検出応答があれば(Y)、ステップS704において、検出したデバイスをリモコン画面に表示する。
【0040】
図8は、リモコンにおけるデバイスとのペアリングを行う際の制御部における処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まず、ステップS800において、リモコンとペアリングされているデバイス(デバイス1)と、図7により検出されたデバイス(デバイス2)をリモコン画面に表示する。ステップS801では、ペアリング開始ボタンが押されたかどうかを判定する(操作?)。ペアリング開始ボタンが押されなければ(N)、ペアリングされているデバイスと、検出されたデバイスを表示させたままとする。ペアリング開始ボタンが押された場合(Y)、ステップS802において、デバイス1にペアリング要求を出す。ステップS803では、デバイス1からのペアリング応答があるかどうかを判定する。ペアリング応答がなければ(N)、ステップS802に戻りペアリング要求を出し直す。ペアリング応答があれば(Y)、ペアリングしたデバイスをステップS804において、リモコン画面に表示し、処理を終了する(END)。
【0041】
図9は、デバイス1におけるデバイス検出する際のデバイス1制御部における処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(START)、まず、ステップS900において、リモコンからの検出要求(ステップS702)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS702を受け取った場合(Y)、ステップS901において、検出応答をリモコンに返し、ステップS902において検出要求をデバイス2に対して送信する。S903では、デバイス2からの検出応答があるかどうかを判定する。検出応答がなければ(N)、ステップS902に戻り検出要求を出し直す。検出応答があれば(Y)、検出したデバイスをステップS904において、リモコン側に送信し、処理を終了する(END)。
【0042】
図10は、デバイス1におけるペアリングを行う際の制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。まずステップS1000において、リモコンからのペアリング要求(ステップS802)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS802を受け取った場合、ステップS1001においてデバイス2にペアリング要求を送信する。ステップS1002では、デバイス2からのペアリング応答があるかどうかを判定する。ペアリング応答がなければ(N)、ステップS1001に戻りペアリング要求を出し直す。ペアリング応答があれば(Y)、デバイス2のペアリング情報をリモコン側に送信し、処理を終了する(END)。
【0043】
図11は、デバイス2における検出を行う際のデバイス2制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まず、ステップS1100において、デバイス1からの検出要求(ステップS902)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS902を受け取った場合(Y)、ステップS1101においてデバイス1に検出応答を送信し、処理を終了する(END)。
【0044】
図12は、デバイス2におけるペアリングを行う際の制御部の処理の流れを示すフローチャート図である。まずステップS1200において、デバイス1からのペアリング要求(ステップS1001)を受け取ったかどうかを判定する。ステップS1001を受け取った場合(Y)、ステップS1201においてデバイス1にペアリング応答を送信し、処理を終了する(END)。
【0045】
図13は、本実施の形態において、テレビを通してリモコンとDVDのペアリングを行う際の画面表示例を示す図である。ここでは、デバイス1がテレビ、デバイス2がDVDという扱いとなる。符号1300は、リモコン本体を示すものであり、表示画面1301、検出用ボタン1302、ペアリング用ボタン1303を有して構成される。表示画面1301では、リモコンとすでにペアリングされているテレビが1304として表示されている。テレビ1304を、表示画面1301をタッチすることで選択し、検出用ボタン1302を押すことで、テレビの周囲に存在するデバイスの検出を行い(図7、9、11の検出処理)、1310の状態に移行する。
【0046】
1310は、周囲のデバイスの検出が完了した状態を表す図である。画面1311には、テレビの周囲にあるデバイスとして、1314のDVD、1315のCDが表示される。1314のDVDを、画面をタッチすることで選択し、ペアリング用ボタン1313を押すことで表示を行い(図8の表示(処理))、符号1320の状態に移行する。
【0047】
符号1320は、リモコンとデバイスとのペアリングを実行するか否かを選択する状態を表す。画面1321には、DVDを登録するか否かの選択肢が(YES、NOで)表示される。1324のYESをタッチすると、ペアリング処理を行い(図8、10、12のペア処理)、符号1330の状態に移行する。
【0048】
符号1330は、デバイスの登録完了の状態を表す。画面1331にはDVDの登録が完了したことを示す文章が表示される。画面1331をタッチすることで、1340の状態に移行する。
【0049】
符号1340はペアリング完了後の状態を表す図である。画面1341にはリモコンとペアリングされているテレビと符号1344のDVD、テレビの周囲に検出されたCDが表示される。符号1344のDVDは、リモコンにペアリングされているデバイスとして2つ目ということを示すためにNo2と表示されている。
【0050】
図14は、図13の登録をキャンセルする場合の処理の画面表示遷移の例を示す図である。符号1300〜1304と1310〜1315は図13と同様である。図13の1320の状態において、符号1424のNOをタッチすることで、登録をキャンセルすることができ符号1430の状態に移行する。
【0051】
符号1430は、デバイスの登録キャンセルを行った状態を表す。画面1431にはDVDの登録をキャンセルしたことを示す文章が表示される。画面1431をタッチすることで、符号1440の状態に移行する。
【0052】
符号1440は登録キャンセル後の状態を表す。画面1441にはリモコンとペアリングされているテレビとテレビの周囲に検出されたCDとDVDが表示される。
【0053】
図15は、同種類のデバイスが存在する場合のペアリング時の画面表示例を示す図である。
【0054】
符号1300〜1304は図13と同様である。図13の符号1510の状態において、テレビの周囲のデバイスとしてCDの代わりにDVDが2つ画面1511に表示されている。符号1314のDVDと符号1515のDVDの違いは、それぞれのDVDのIDによって区別される。符号1314のDVDを、画面をタッチすることで選択し、ペアリング用ボタン1313を押すことで1320の状態に移行する。符号1320〜1324と符号1330〜1333、1340〜1344の処理については図13と同様である。
【0055】
図16は、周囲のデバイスが検出できなかった場合の画面表示例を示す図である。
符号1300〜1304は図13と同様である。周囲にデバイスが存在しない場合、デバイス検出用ボタン1302を押すと、符号1610の状態に移行する。符号1610はデバイス検出失敗の状態を表す。表示画面1611にはデバイスが検出できなかったことを示す文章が表示される(「他のデバイスが見つかりません」1604)。画面1611をタッチすることで、1620の状態に移行する。符号1620は、リモコンにペアリングされているデバイスを表示する状態である。表示画面1621は、符号1301の表示画面と同様にリモコンとペアリングしているデバイス(テレビ)が表示される。
【0056】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態による機器登録システムについて説明する。
【0057】
図17は、本実施の形態によるリモコンとデバイス間のペアリングシステムの一構成例を示す機能ブロック図である。図17において、符号1700はリモコンの機能ブロック図を示している。
【0058】
符号101〜105については、図1と同様の機能を持つものとする。符号1706は、リモコン1700がデバイスのネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部であり、感知したことを制御部103に伝え、機器登録をさせる。
【0059】
符号1710はデバイス1の機能ブロック図を示している。符号111〜113については、図1と同様の機能を持つものとする。
【0060】
符号1714は、リモコン1700が被制御機器のネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部であり、感知したことを制御部112に伝える。
【0061】
符号1720はデバイス2の機能ブロック図を示している。符号121〜123については、図1と同様の機能を持つものとする。
【0062】
符号1724は、リモコン1700が被制御機器のネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部であり、感知したことを制御部122に伝える。
【0063】
図18は、センサ部を含む動作の流れを示すフローチャート図である。処理を開始し(STRAT)、まずステップS1800において、リモコンがデバイスのネットワーク内に入ったと感知したかどうかを判定する。感知していなければ(N)、何も行わない。感知すれば(Y)、ステップS1801において各制御部(リモコン、デバイス1、デバイス2)のフローチャート図における処理を実行する。ステップS1801における各制御部の動作は、第一の実施例における動作と同じである。
【0064】
図19は、第1、第2の実施の形態例における機器登録システムを通信に使った場合のシーケンス図である。
【0065】
リモコンからデバイス2に対して通信を行う場合に、デバイス1を中継して通信を行う。符号1900は、リモコンからデバイス1への通信命令である。符号1901は符号1900の命令を、デバイス1を中継してデバイス2に送信する。
【0066】
以上のように通信においても機器登録システムを用いることができ、また機器登録システムでは双方向の通信を用いるが、通信においては単方向通信でも可能である。
【0067】
以上説明したように、本実施の形態によれば、デバイス間のペアリングを行いたい場合でも、リモコンを用いて手続きをさせることができるため、動かすことのできないデバイス間のペアリングも容易に行うことが可能である。また、それぞれのデバイスをリモコンで操作するために、何度もそれぞれのデバイスにリモコンを近づけるという作業を行わなくても、遠距離からペアリングを行うことが可能である。また、これにより、中継となるデバイスを介して被制御対象機器が属するネットワーク内での機器制御を実現可能である。
【0068】
また、ペアリングを遠距離で行っておくことで、中継となるデバイスを撤去したとしても、被制御対象デバイスへの直接的な操作をリモコンで行うことが可能である。
【0069】
尚、上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
【0070】
また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0071】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0072】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明は、リモコン装置を用いた遠隔操作システムに利用可能である。
【符号の説明】
【0074】
100、1700:リモコン本体
101:リモコンの操作を行う操作部
102:リモコンに表示させる表示部
103、112、122:デバイスとの機器登録を行う制御部
104、111、121:デバイスと通信を行う通信部
105、113、123:機器登録情報を記憶する機器登録情報部
110、1710:デバイス1本体
120、1720:デバイス2本体
列A:機器登録情報部に記憶される情報の種類
列B:デバイス1とのペアリングに利用される情報
列C:デバイス2とのペアリングに利用される情報
列D:リモコンとのペアリングに利用される情報
列E:リモコンとのペアリングに利用される情報
行1:記憶される機器登録情報部の種類
行2:それぞれの機器のネットワークアドレス
行3:ペアリング相手のネットワークアドレス
行4:ペアリング相手のチャンネル
行5:ペアリング相手のIEEEアドレス
行6:ペアリング相手のPANID
300:リモコンからのDiscovery要求
301、304:デバイス1からのDiscovery応答
302:デバイス1からのDiscovery要求
303:デバイス2からのDiscovery応答
400:リモコンからのPairing要求
401:デバイス1からのPairing要求
402:デバイス2からのPairing応答
403:デバイス1からのPairing応答
500:デバイス1の無線範囲
501、600:デバイス2の無線範囲
1300、1310、1320、1330,1340、1430、1440、1510、1610、1620:リモコン本体
1301、1311、1321、1331、1341、1431、1441、1511、1611、1621:表示画面
1302、1312、1322、1332、1342:検出用ボタン
1303、1313、1323、1333、1343:ペアリング用ボタン
1304、1344:リモコンにペアリングされているデバイス
1314、1315、1515:検出したデバイス
1324、1424:選択肢
1706、1714、1724:リモコンがデバイスのネットワーク内に入ったことを感知するセンサ部
1900、1901:機器制御用の通信命令
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御機器と、第1の通信ネットワークを有する第1の被制御機器と、前記第1の通信ネットワークとは異なる第2の通信ネットワークを有する被制御機器2と、を有するネットワークシステムであって、
前記制御機器は、通信の指示を出す操作部と、被制御機器との通信の制御を行う第1の制御部と、被制御機器との通信を行う第1の通信部と、通信に必要な情報を記憶する第1の機器登録情報部、とを有しており、
前記第1の被制御機器は、前記制御機器、前記第2の被制御機器との通信を行う第2の通信部と、前記第2の被制御機器との通信の制御を行う第2の制御部と、通信に必要な情報を記憶する第2の機器登録情報部と、を有しており、
前記第2の被制御機器は、前記第1の被制御機器との通信を行う第3の通信部、前記第1の被制御機器との通信の制御を行う第3の制御部と、通信に必要な情報を記憶する第3の機器登録情報部と、を有しており、
前記制御機器と前記第2の被制御機器の通信を、前記第1の被制御機器のネットワークを中継して行うことを特徴とする機器制御システム。
【請求項2】
前記制御機器が前記被制御機器のネットワーク内に入ったことを感知するセンサを有しており、前記被制御機器のネットワーク内に入った際に、制御部を通して前記被制御機器の機器登録を行い、登録した被制御機器名のリストを表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
【請求項3】
前記表示部は、検出された前記被制御機器や機器登録させる前記被制御機器をタッチパネル操作により選択を行うユーザインターフェイスを有することを特徴とする請求項2に記載の機器制御システム。
【請求項4】
前記第1の制御部において、前記被制御機器の検出と制御機器、前記被制御機器間の機器登録の制御を行うことで、前記制御機器、前記被制御機器間の機器登録の処理を行う請求項1記載の機器制御システム。
【請求項5】
前記第1から第3までの通信部は、前記制御機器と前記被制御機器間、または、前記被制御機器間の通信を無線にて行う請求項1から4までのいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項6】
前記操作部は、前記被制御機器に対して周囲の被制御機器を検出させる要求を出す検出用ボタンと選択した被制御機器に対してペアリング要求を出すペアリング用ボタンを有することを特徴とする請求項1に記載の機器制御システム。
【請求項7】
前記第1の通信部は、前記被制御機器の検出、ペアリングの際には、前記制御機器と前記被制御機器間、または前記被制御機器間の通信を双方向に行う請求項1から5までのいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項8】
前記第1の通信部は、前記制御機器から前記被制御機器の制御の際には、前記制御機器から前記第1の被制御機器、前記第1の被制御機器から前記第2の被制御機器への単方向通信が可能となる請求項1から5までのいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項9】
前記第1の制御部は、周囲の前記被制御機器の検出を行い、検出した被制御機器の識別情報を得る請求項1に記載の機器制御システム。
【請求項10】
前記機器登録情報部は、前記第1の制御部で得た識別情報を記憶する請求項9に記載の機器制御システム。
【請求項11】
前記検出用ボタンは、前記制御機器及び前記制御機器とペアリングされている前記被制御機器の周辺に存在する被制御機器の検出を行う命令を、前記第1の制御部、前記第1の通信部を通して出し、検出後の結果を前記表示部に表示させる請求項6記載の機器制御システム。
【請求項12】
前記ペアリング用ボタンは、前記制御機器と機器登録していない前記被制御機器の機器登録を行うために、前記制御機器と機器登録されている前記被制御機器に対してペアリング要求を前記第1の制御部、前記第1の通信部を通して出すものであり、機器登録後の結果を前記表示部に表示させる請求項6に記載の機器制御システム。
【請求項13】
制御機器と、第1の通信ネットワークを有する第1の被制御機器と、前記第1の通信ネットワークとは異なる第2の通信ネットワークを有する被制御機器2と、を有するネットワークシステムにおける第1の被制御機器であって、
前記制御機器、前記第2の被制御機器との通信を行う通信部と、前記第2の被制御機器との通信の制御を行う制御部と、通信に必要な情報を記憶する機器登録情報部と、を有しており、前記制御機器と前記第2の被制御機器の通信を、前記第1の被制御機器のネットワークを中継して行うことを特徴とする第1の被制御機器。
【請求項14】
請求項1に記載のネットワークシステムにおける機器制御方法であって、
前記制御機器と前記第2の被制御機器の通信を、前記第1の被制御機器のネットワークを中継して行うことを特徴とする機器制御方法。
【請求項15】
請求項14に記載の機器制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
【請求項1】
制御機器と、第1の通信ネットワークを有する第1の被制御機器と、前記第1の通信ネットワークとは異なる第2の通信ネットワークを有する被制御機器2と、を有するネットワークシステムであって、
前記制御機器は、通信の指示を出す操作部と、被制御機器との通信の制御を行う第1の制御部と、被制御機器との通信を行う第1の通信部と、通信に必要な情報を記憶する第1の機器登録情報部、とを有しており、
前記第1の被制御機器は、前記制御機器、前記第2の被制御機器との通信を行う第2の通信部と、前記第2の被制御機器との通信の制御を行う第2の制御部と、通信に必要な情報を記憶する第2の機器登録情報部と、を有しており、
前記第2の被制御機器は、前記第1の被制御機器との通信を行う第3の通信部、前記第1の被制御機器との通信の制御を行う第3の制御部と、通信に必要な情報を記憶する第3の機器登録情報部と、を有しており、
前記制御機器と前記第2の被制御機器の通信を、前記第1の被制御機器のネットワークを中継して行うことを特徴とする機器制御システム。
【請求項2】
前記制御機器が前記被制御機器のネットワーク内に入ったことを感知するセンサを有しており、前記被制御機器のネットワーク内に入った際に、制御部を通して前記被制御機器の機器登録を行い、登録した被制御機器名のリストを表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の機器制御システム。
【請求項3】
前記表示部は、検出された前記被制御機器や機器登録させる前記被制御機器をタッチパネル操作により選択を行うユーザインターフェイスを有することを特徴とする請求項2に記載の機器制御システム。
【請求項4】
前記第1の制御部において、前記被制御機器の検出と制御機器、前記被制御機器間の機器登録の制御を行うことで、前記制御機器、前記被制御機器間の機器登録の処理を行う請求項1記載の機器制御システム。
【請求項5】
前記第1から第3までの通信部は、前記制御機器と前記被制御機器間、または、前記被制御機器間の通信を無線にて行う請求項1から4までのいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項6】
前記操作部は、前記被制御機器に対して周囲の被制御機器を検出させる要求を出す検出用ボタンと選択した被制御機器に対してペアリング要求を出すペアリング用ボタンを有することを特徴とする請求項1に記載の機器制御システム。
【請求項7】
前記第1の通信部は、前記被制御機器の検出、ペアリングの際には、前記制御機器と前記被制御機器間、または前記被制御機器間の通信を双方向に行う請求項1から5までのいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項8】
前記第1の通信部は、前記制御機器から前記被制御機器の制御の際には、前記制御機器から前記第1の被制御機器、前記第1の被制御機器から前記第2の被制御機器への単方向通信が可能となる請求項1から5までのいずれか1項に記載の機器制御システム。
【請求項9】
前記第1の制御部は、周囲の前記被制御機器の検出を行い、検出した被制御機器の識別情報を得る請求項1に記載の機器制御システム。
【請求項10】
前記機器登録情報部は、前記第1の制御部で得た識別情報を記憶する請求項9に記載の機器制御システム。
【請求項11】
前記検出用ボタンは、前記制御機器及び前記制御機器とペアリングされている前記被制御機器の周辺に存在する被制御機器の検出を行う命令を、前記第1の制御部、前記第1の通信部を通して出し、検出後の結果を前記表示部に表示させる請求項6記載の機器制御システム。
【請求項12】
前記ペアリング用ボタンは、前記制御機器と機器登録していない前記被制御機器の機器登録を行うために、前記制御機器と機器登録されている前記被制御機器に対してペアリング要求を前記第1の制御部、前記第1の通信部を通して出すものであり、機器登録後の結果を前記表示部に表示させる請求項6に記載の機器制御システム。
【請求項13】
制御機器と、第1の通信ネットワークを有する第1の被制御機器と、前記第1の通信ネットワークとは異なる第2の通信ネットワークを有する被制御機器2と、を有するネットワークシステムにおける第1の被制御機器であって、
前記制御機器、前記第2の被制御機器との通信を行う通信部と、前記第2の被制御機器との通信の制御を行う制御部と、通信に必要な情報を記憶する機器登録情報部と、を有しており、前記制御機器と前記第2の被制御機器の通信を、前記第1の被制御機器のネットワークを中継して行うことを特徴とする第1の被制御機器。
【請求項14】
請求項1に記載のネットワークシステムにおける機器制御方法であって、
前記制御機器と前記第2の被制御機器の通信を、前記第1の被制御機器のネットワークを中継して行うことを特徴とする機器制御方法。
【請求項15】
請求項14に記載の機器制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
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【図18】
【図19】
【公開番号】特開2011−188281(P2011−188281A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−51883(P2010−51883)
【出願日】平成22年3月9日(2010.3.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.ZIGBEE
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月9日(2010.3.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.ZIGBEE
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
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