浸出製品用の単室を備えたフィルタバッグ
単室を備えた、浸出製品用のフィルタバッグに関するものであって、浸出製品を収容する室を形成しているフィルタ材料の区画(2)を備えているフィルタバッグにおいて、区画(2)が少なくとも、閉じられた第一の上端部(5)と第二の下端部(7)と二つの側面(8,9)とひも(13)とのうちの少なくとも一つを備えており、第一の上端部(5)は、区画(2)の第一の上端部の二つの縁の間の第一接続部(S1)により形成されていて、第二の下端部(7)は、フィルタバッグ(1)の底面(11)を形成するべく設計された第二接続部(S2)により閉じられており、そして第二の下端部(7)の中央延伸部分を形成するべくお互いに重ね合わされた第二端部の二つの縁(7a,7b)により形成されていて、第二端部の二つの縁(7a,7b)はお互いに対面して配置され、そして底面(11)から突出するタブ(12)を形成するように接続されており、二つの側面(8,9)は第一の上端部(5)及び第二の下端部(7)に接続していて、二つの側面(8,9)それぞれの一部分が室(3)の内側に向う折り目を形成するべくお互いに折り曲げられていて、ひも(13)は、その一方の端部において結び目(A1)により区画(2)に接続され、そしてその他方の端部において結び目(A2)によりタグ(14)に接続されており、ひも(13)は区画(2)を環状に囲んでいる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単室(single-lobe)を備えた、紅茶、コーヒー、カモミール茶等の浸出製品用のフィルタバッグに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の市場においては、前述した製品を水に浸出するためのフィルタバッグ(ティーバッグ)に関して多くの種類のフィルタバッグが提供されている。
【0003】
最近入手可能になった多くのフィルタバッグは、家庭及び公共の場において、フィルタバッグが消費者に広く使用され、人気があることの結果である。従って、フィルタバッグに係わる、浸出製品を水に浸出させる際の容易性、フィルタバッグの寿命、最終包装の容易性等に関する設計的改善への要求が増大している。
【0004】
現在使用されているフィルタバッグの主な構造は二つあって、一つは従来型の単室を備えたフィルタバッグ(通常ひもとタグとを備えている)であり、もう一つは最近の二つの突出部を備えた(ひもとタグとを備え、個々の外装を備えている場合も備えていない場合もある)であって、その特徴は液体への接触面積がより大きく、浸出製品からの香りを十分に抽出できることである。
【0005】
何年にもわたり、二つの構造は各々異なるタイプの濾紙、最近では生分解性材料で作られている。
【0006】
同じく、フィルタバッグを閉じる方法及びひもやタグを取り付ける方法は製造要求及び国によっては法的基準により多様化している。例えば、ひも、タグ及びフィルタバッグが金属製のステープルにより、又は接着剤により、又はヒートシール性の“アクセサリースタンプ”により、又はひもにステッチ(stitch)を形成することにより、又は接着性のタグを使用することにより閉じられかつ接続されている。
【0007】
これらのすべてが、フィルタバッグの品質、フィルタバッグの製造方法(フィルタバッグ製造機械)及びユーザの満足度を改善してきた。
【0008】
しかしながら、現在のフィルタバッグ、特に単室を備えたフィルタバッグ(本発明の対象でもある)は、フィルタバッグの形状に帰因する固有の欠点がある。というのは、フィルタバッグは正確な三次元の特性に欠ける単独の室を有している。それらのもたらす欠点は以下のとおりである。
・製品がフィルタバッグの中に押し込められていて、浸出の際に膨張する空間に欠けており、浸出の適正な品質及びより長時間の浸出が不十分なものとなっていて、
・平坦化のためにフィルタバッグの表面が不格好になっており、
・フィルタバッグは位置決めする際に移動してしまうので包装することが困難となっている。
【0009】
フィルタバッグの平坦化及び移動は中に入っている製品全体の品質を損ない低下させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は前述の欠点を克服した単室を備えたフィルタバッグを提供するものであって、フィルタバッグの構造は従来の単室を備えたフィルタバッグであり、そして浸出の全体品質を及びフィルタバッグの全体品質を向上すると同時に、フィルタバッグの製造コストを低減するという市場の要求に合った形状となっている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の課題は、特許請求の範囲に記載した特徴を有している単室を備えた、浸出製品用のフィルタバッグを提供することにより達成されている。
【0012】
本発明の特徴は、特許請求の範囲に詳述され、本発明の長所は添付図を参照した以下の説明により明確なものとなっている。なお、本説明における実施形態は例示のものであって、本発明の範囲及び概念を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす正面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす側面図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす背面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす平面図である。
【図6】図6は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす斜視図である。
【図7】図7は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす正面図である。
【図8】図8は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす側面図である。
【図9】図9は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす背面図である。
【図10】図10は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす平面図である。
【図11】図11は、図2の一部分を拡大した詳細図である。
【図12】図12は、図4の一部分を拡大した詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜10において、単室のフィルタバッグは、紅茶、コーヒー、カモミール茶のような浸出製品に使用される。
【0015】
フィルタバッグ1は、浸出製品の入っている室(chamber)3を形成しているフィルタ材料の区画2を有している。
【0016】
フィルタ材料の区画2は、第一の上端部5、第二の下端部7、及び二つの側面8,9により画成されている四角形の形状であって、二つの側面8,9は上端部及び下端部7を接続している。
【0017】
図1〜10に図示されているように、第一の上端部5は閉じられていて、そして区画2の第一の端部の二つの縁の間の第一継手S1により形成されている。
【0018】
区画2の第一の上端部5と第二の下端部7とを接続している二つの側面8,9は、(この場合)室3の内側に向かう単独の折り目を形成するためにお互いに一部分が折り曲げられている。
【0019】
第二の下端部7は、底面11を形成するべく設計された第二継手S2により閉じられていて、二つの側面8,9を折り曲げることによりフィルタバッグ1の断面形状をほぼ三角形にしている。
【0020】
図2〜4及び7〜9において、第二の下端部7は第二の下端部7の中央延伸部分を形成する二つの第二の縁7a及び7bに作られた継手S2により形成されている。二つの縁7a及び7bはお互いに対面するべく折り曲げられた面であって、底面11から突出するタブ12を形成するようになっている。
【0021】
フィルタバッグ1を形成しているフィルタ材料の区画2(図11,12参照)は、ひも13を備えていて、そのひも13はその一方の端部で結び目A1により区画2に接続されていて、もう一方の端部で結び目A2によりタグ14に接続されており、ひも13は区画2を囲んで及び底面11から突出している(弾性的にひも13に適合するようになっている)タブ12を囲んで環状になっている。
【0022】
タグ14は、例えばそれを安定させるのに必要なシール(sealing)により取り外し可能にフィルタ材料の区画2に取り付けられている。
【0023】
しかしながら、すべての場合において、タグ14を区画2の所定位置に保つために、タグ14にはスリット14fが設けられていて、そのスリット14fはタグの最頂部に設けられており、フィルタ材料の区画2に結ばれたひも13の端部Pに係合していてひもを区画2に対して保持するようになっている。
【0024】
ひも13により支持されるにしても、区画2に取り付けられるにしても、タグ14は区画2の最上部(閉止シールS1が設置されている)に配置され、そしてタグの一部分が区画2から突出していて、タグの突出していない部分はフィルムの管状の区画2の前面に接触している。
【0025】
タグ14は、スリット14fの反対側に中央のへこみ14gを有していて、へこみ14gはタグ14をおおって通過するひも13を受容しひも13が所定位置からずれることを防いでいる。
【0026】
図6〜10に図示するフィルタバッグ1は、区画2の第一の上端部5の隅5a及び5bがお互いに対称に角度αで傾斜している。
【0027】
フィルタバッグ1の製造に関して、フィルタ材料の区画2は濾紙、又は(限定するものではないが、とうもろこしの澱粉のような)生分解性材料、又は(ポリエチレンのような)非生分解性のプラスチック材料からなる。
【0028】
フィルタ材料の区画2の接続部はヒートシールにより作られた第一のヒートシールS1及び第二のヒートシールS2からなる。
【0029】
代りに、接続部は適切な接着剤を用いて作られた第一のシールS1及び第二のシールS2からなる。
【0030】
さらに、接続部は超音波シールにより作られた第一の超音波シールS1及び第二の超音波シールS2からなる。
【0031】
前述したようにして作られたフィルタバッグは、接続している側面と下端部とにおける特別な形状により、前述した本発明の課題を解決していて、その特別な形状は、フィルタ材料の区画を一定の体積を備えた室を提供するように閉じていて、使用前に製品を簡単かつ安定的に収容するだけではなく、浸出させる際に、チャンバの中で製品が移動し広がることを可能にし、従って優れた製品の浸出を保証し、浸出させる時間を低減している。
【0032】
このことが、フィルタバッグの製造コストを低減し、かつ製品の品質を高めている。
【0033】
前述した本発明は、産業上利用できるものであり、本発明の範囲を逸脱することなく修正され種々の分野に応用されてもよい。さらに本発明は技術的に同等なものと取りかえられてもよい。
【技術分野】
【0001】
本発明は、単室(single-lobe)を備えた、紅茶、コーヒー、カモミール茶等の浸出製品用のフィルタバッグに関する。
【背景技術】
【0002】
現在の市場においては、前述した製品を水に浸出するためのフィルタバッグ(ティーバッグ)に関して多くの種類のフィルタバッグが提供されている。
【0003】
最近入手可能になった多くのフィルタバッグは、家庭及び公共の場において、フィルタバッグが消費者に広く使用され、人気があることの結果である。従って、フィルタバッグに係わる、浸出製品を水に浸出させる際の容易性、フィルタバッグの寿命、最終包装の容易性等に関する設計的改善への要求が増大している。
【0004】
現在使用されているフィルタバッグの主な構造は二つあって、一つは従来型の単室を備えたフィルタバッグ(通常ひもとタグとを備えている)であり、もう一つは最近の二つの突出部を備えた(ひもとタグとを備え、個々の外装を備えている場合も備えていない場合もある)であって、その特徴は液体への接触面積がより大きく、浸出製品からの香りを十分に抽出できることである。
【0005】
何年にもわたり、二つの構造は各々異なるタイプの濾紙、最近では生分解性材料で作られている。
【0006】
同じく、フィルタバッグを閉じる方法及びひもやタグを取り付ける方法は製造要求及び国によっては法的基準により多様化している。例えば、ひも、タグ及びフィルタバッグが金属製のステープルにより、又は接着剤により、又はヒートシール性の“アクセサリースタンプ”により、又はひもにステッチ(stitch)を形成することにより、又は接着性のタグを使用することにより閉じられかつ接続されている。
【0007】
これらのすべてが、フィルタバッグの品質、フィルタバッグの製造方法(フィルタバッグ製造機械)及びユーザの満足度を改善してきた。
【0008】
しかしながら、現在のフィルタバッグ、特に単室を備えたフィルタバッグ(本発明の対象でもある)は、フィルタバッグの形状に帰因する固有の欠点がある。というのは、フィルタバッグは正確な三次元の特性に欠ける単独の室を有している。それらのもたらす欠点は以下のとおりである。
・製品がフィルタバッグの中に押し込められていて、浸出の際に膨張する空間に欠けており、浸出の適正な品質及びより長時間の浸出が不十分なものとなっていて、
・平坦化のためにフィルタバッグの表面が不格好になっており、
・フィルタバッグは位置決めする際に移動してしまうので包装することが困難となっている。
【0009】
フィルタバッグの平坦化及び移動は中に入っている製品全体の品質を損ない低下させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は前述の欠点を克服した単室を備えたフィルタバッグを提供するものであって、フィルタバッグの構造は従来の単室を備えたフィルタバッグであり、そして浸出の全体品質を及びフィルタバッグの全体品質を向上すると同時に、フィルタバッグの製造コストを低減するという市場の要求に合った形状となっている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の課題は、特許請求の範囲に記載した特徴を有している単室を備えた、浸出製品用のフィルタバッグを提供することにより達成されている。
【0012】
本発明の特徴は、特許請求の範囲に詳述され、本発明の長所は添付図を参照した以下の説明により明確なものとなっている。なお、本説明における実施形態は例示のものであって、本発明の範囲及び概念を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす正面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす側面図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす背面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす平面図である。
【図6】図6は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす斜視図である。
【図7】図7は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす正面図である。
【図8】図8は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす側面図である。
【図9】図9は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす背面図である。
【図10】図10は、本発明の別の実施形態による浸出製品用の単室のフィルタバッグを示めす平面図である。
【図11】図11は、図2の一部分を拡大した詳細図である。
【図12】図12は、図4の一部分を拡大した詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1〜10において、単室のフィルタバッグは、紅茶、コーヒー、カモミール茶のような浸出製品に使用される。
【0015】
フィルタバッグ1は、浸出製品の入っている室(chamber)3を形成しているフィルタ材料の区画2を有している。
【0016】
フィルタ材料の区画2は、第一の上端部5、第二の下端部7、及び二つの側面8,9により画成されている四角形の形状であって、二つの側面8,9は上端部及び下端部7を接続している。
【0017】
図1〜10に図示されているように、第一の上端部5は閉じられていて、そして区画2の第一の端部の二つの縁の間の第一継手S1により形成されている。
【0018】
区画2の第一の上端部5と第二の下端部7とを接続している二つの側面8,9は、(この場合)室3の内側に向かう単独の折り目を形成するためにお互いに一部分が折り曲げられている。
【0019】
第二の下端部7は、底面11を形成するべく設計された第二継手S2により閉じられていて、二つの側面8,9を折り曲げることによりフィルタバッグ1の断面形状をほぼ三角形にしている。
【0020】
図2〜4及び7〜9において、第二の下端部7は第二の下端部7の中央延伸部分を形成する二つの第二の縁7a及び7bに作られた継手S2により形成されている。二つの縁7a及び7bはお互いに対面するべく折り曲げられた面であって、底面11から突出するタブ12を形成するようになっている。
【0021】
フィルタバッグ1を形成しているフィルタ材料の区画2(図11,12参照)は、ひも13を備えていて、そのひも13はその一方の端部で結び目A1により区画2に接続されていて、もう一方の端部で結び目A2によりタグ14に接続されており、ひも13は区画2を囲んで及び底面11から突出している(弾性的にひも13に適合するようになっている)タブ12を囲んで環状になっている。
【0022】
タグ14は、例えばそれを安定させるのに必要なシール(sealing)により取り外し可能にフィルタ材料の区画2に取り付けられている。
【0023】
しかしながら、すべての場合において、タグ14を区画2の所定位置に保つために、タグ14にはスリット14fが設けられていて、そのスリット14fはタグの最頂部に設けられており、フィルタ材料の区画2に結ばれたひも13の端部Pに係合していてひもを区画2に対して保持するようになっている。
【0024】
ひも13により支持されるにしても、区画2に取り付けられるにしても、タグ14は区画2の最上部(閉止シールS1が設置されている)に配置され、そしてタグの一部分が区画2から突出していて、タグの突出していない部分はフィルムの管状の区画2の前面に接触している。
【0025】
タグ14は、スリット14fの反対側に中央のへこみ14gを有していて、へこみ14gはタグ14をおおって通過するひも13を受容しひも13が所定位置からずれることを防いでいる。
【0026】
図6〜10に図示するフィルタバッグ1は、区画2の第一の上端部5の隅5a及び5bがお互いに対称に角度αで傾斜している。
【0027】
フィルタバッグ1の製造に関して、フィルタ材料の区画2は濾紙、又は(限定するものではないが、とうもろこしの澱粉のような)生分解性材料、又は(ポリエチレンのような)非生分解性のプラスチック材料からなる。
【0028】
フィルタ材料の区画2の接続部はヒートシールにより作られた第一のヒートシールS1及び第二のヒートシールS2からなる。
【0029】
代りに、接続部は適切な接着剤を用いて作られた第一のシールS1及び第二のシールS2からなる。
【0030】
さらに、接続部は超音波シールにより作られた第一の超音波シールS1及び第二の超音波シールS2からなる。
【0031】
前述したようにして作られたフィルタバッグは、接続している側面と下端部とにおける特別な形状により、前述した本発明の課題を解決していて、その特別な形状は、フィルタ材料の区画を一定の体積を備えた室を提供するように閉じていて、使用前に製品を簡単かつ安定的に収容するだけではなく、浸出させる際に、チャンバの中で製品が移動し広がることを可能にし、従って優れた製品の浸出を保証し、浸出させる時間を低減している。
【0032】
このことが、フィルタバッグの製造コストを低減し、かつ製品の品質を高めている。
【0033】
前述した本発明は、産業上利用できるものであり、本発明の範囲を逸脱することなく修正され種々の分野に応用されてもよい。さらに本発明は技術的に同等なものと取りかえられてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浸出製品用の単室を備えた、フィルタバッグであって、前記浸出製品を収容する室を形成しているフィルタ材料の区画(2)を備えているフィルタバッグにおいて、前記区画(2)が少なくとも、閉じられた第一の上端部(5)と第二の下端部(7)と二つの側面(8,9)とひも(13)とを備えており、
前記第一の閉じられた上端部(5)は、前記区画(2)の第一の端部の二つの縁の間の第一接続部(S1)により形成されていて、
前記第二の下端部(7)は、前記フィルタバッグ(1)の底面(11)を形成するべく設計された第二接続部(S2)により閉じられており、そして前記第二の下端部(7)の中央延伸部分を形成するべくお互いに重ね合わされた第二端部の二つの縁(7a,7b)により形成されていて、前記第二端部の二つの縁(7a,7b)はお互いに対面して配置され、そして前記底面(11)から突出するタブ(12)を形成するように接続されており、
前記二つの側面(8,9)は前記第一の上端部(5)及び前記第二の下端部(7)を接続していて、前記二つの側面(8,9)それぞれの一部分が前記室(3)の内側に向う折り目を形成するべくお互いに折り曲げられていて、
前記ひも(13)は、その一方の端部において結び目(A1)により前記区画(2)に接続され、そしてその他方の端部において結び目(A2)によりタグ(14)に接続されており、前記ひも(13)は前記区画(2)を環状に囲んでいる、
フィルタバッグ。
【請求項2】
前記フィルタ材料の区画(2)が濾紙で作られていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項3】
前記フィルタ材料の区画(2)が生分解性材料で作られていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項4】
前記フィルタ材料の区画(2)がプラスチック材料で作られていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項5】
前記フィルタ材料の区画(2)における前記接続部が、第一ヒートシール(S1)及び第二ヒートシール(S2)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項6】
前記フィルタ材料の区画(2)における前記接続部が、第一接着シール(S1)及び第二接着シール(S2)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項7】
前記フィルタ材料の区画(2)における前記接続部が、第一超音波シール(S1)及び第二超音波シール(S2)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項8】
前記フィルタ材料の区画の前記第一の上端部(5)の隅(5a,5b)が対称的に角度(α)で傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項9】
前記タグ(14)が取り外し可能に前記フィルタ材料の区画(2)に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項10】
前記タグ(14)がその最上部にスリット(14f)を有していて、前記スリット(14)は前記フィルタ材料の区画(2)に結ばれた前記ひも(13)の端部分(P)に係合し、前記区画(2)の前面に接触して前記タグを前記区画(2)に対して保持するようになっていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項11】
前記タグ(14)は、前記タグの上部が前記フィルタ材料の区画(2)の前記上端部(5)から突出するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項12】
前記タグ(14)は、前記スリット(14f)の反対側に中央のへこみ(14g)を有していて、前記へこみ(14g)は前記タグをおおって通過する前記ひも(13)を受容し、前記ひも(13)が所定位置からずれることを防いでいることを特徴とする、請求項10に記載のフィルタバッグ。
【請求項1】
浸出製品用の単室を備えた、フィルタバッグであって、前記浸出製品を収容する室を形成しているフィルタ材料の区画(2)を備えているフィルタバッグにおいて、前記区画(2)が少なくとも、閉じられた第一の上端部(5)と第二の下端部(7)と二つの側面(8,9)とひも(13)とを備えており、
前記第一の閉じられた上端部(5)は、前記区画(2)の第一の端部の二つの縁の間の第一接続部(S1)により形成されていて、
前記第二の下端部(7)は、前記フィルタバッグ(1)の底面(11)を形成するべく設計された第二接続部(S2)により閉じられており、そして前記第二の下端部(7)の中央延伸部分を形成するべくお互いに重ね合わされた第二端部の二つの縁(7a,7b)により形成されていて、前記第二端部の二つの縁(7a,7b)はお互いに対面して配置され、そして前記底面(11)から突出するタブ(12)を形成するように接続されており、
前記二つの側面(8,9)は前記第一の上端部(5)及び前記第二の下端部(7)を接続していて、前記二つの側面(8,9)それぞれの一部分が前記室(3)の内側に向う折り目を形成するべくお互いに折り曲げられていて、
前記ひも(13)は、その一方の端部において結び目(A1)により前記区画(2)に接続され、そしてその他方の端部において結び目(A2)によりタグ(14)に接続されており、前記ひも(13)は前記区画(2)を環状に囲んでいる、
フィルタバッグ。
【請求項2】
前記フィルタ材料の区画(2)が濾紙で作られていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項3】
前記フィルタ材料の区画(2)が生分解性材料で作られていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項4】
前記フィルタ材料の区画(2)がプラスチック材料で作られていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項5】
前記フィルタ材料の区画(2)における前記接続部が、第一ヒートシール(S1)及び第二ヒートシール(S2)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項6】
前記フィルタ材料の区画(2)における前記接続部が、第一接着シール(S1)及び第二接着シール(S2)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項7】
前記フィルタ材料の区画(2)における前記接続部が、第一超音波シール(S1)及び第二超音波シール(S2)を備えていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項8】
前記フィルタ材料の区画の前記第一の上端部(5)の隅(5a,5b)が対称的に角度(α)で傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項9】
前記タグ(14)が取り外し可能に前記フィルタ材料の区画(2)に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項10】
前記タグ(14)がその最上部にスリット(14f)を有していて、前記スリット(14)は前記フィルタ材料の区画(2)に結ばれた前記ひも(13)の端部分(P)に係合し、前記区画(2)の前面に接触して前記タグを前記区画(2)に対して保持するようになっていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項11】
前記タグ(14)は、前記タグの上部が前記フィルタ材料の区画(2)の前記上端部(5)から突出するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のフィルタバッグ。
【請求項12】
前記タグ(14)は、前記スリット(14f)の反対側に中央のへこみ(14g)を有していて、前記へこみ(14g)は前記タグをおおって通過する前記ひも(13)を受容し、前記ひも(13)が所定位置からずれることを防いでいることを特徴とする、請求項10に記載のフィルタバッグ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2010−531277(P2010−531277A)
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−511740(P2010−511740)
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【国際出願番号】PCT/IB2008/001546
【国際公開番号】WO2008/152498
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(509029564)イエンメア フラボウル ソチエタ レスポンサビリタ リミテ (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【国際出願番号】PCT/IB2008/001546
【国際公開番号】WO2008/152498
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(509029564)イエンメア フラボウル ソチエタ レスポンサビリタ リミテ (4)
【Fターム(参考)】
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