説明

湛水法面緑化構造

【課題】簡単な構成で湛水法面を円滑且つ確実に緑化可能な湛水法面緑化構造を提供する。
【解決手段】湛水法面11における水位変動領域11Aに、水面12を浮遊する植物の種子を捕捉して、該種子を水位変動領域11Aに定着させる、紐状体と網状体と多孔質構造体のいずれか一種又は二種以上からなる種子定着手段13を施工した。紐状体として、少なくとも1本のロープが保水ロープからなる複数本のロープを撚り合せて用いた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダム湖や貯水池などにおける湛水法面緑化構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ダム湖や貯水池などにおける湛水法面は、水面よりも上側に常時位置する陸上領域と、水位の変動により、水面よりも上側になったり、水面よりも下側になったりする水位変動領域とに分かれており、湛水法面の緑化は両領域に対して行っている。陸上領域に対しては、一般的な傾斜地に対する緑化工法を採用できるが、水位変動領域では、波浪あるいは洗掘などの物理的障害によって、その表土は不安定であり裸地となっていることから、陸上領域と同様の緑化工法では安定的な緑化ができなかった。そこで、このような水位変動領域の裸地を緑化する方法が従来から種々提案されている。
【0003】
例えば、傾斜地表面をマットで覆い、その上を押さえ網で被覆し、その押さえ網をアンカーピンで斜面に固定する方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献6、特許文献7などを参照。)。しかし、この方法では裸地表面の崩壊を防ぐのみであって、法面を緑化するという考えはなかった。このため、ヤシガラ繊維と保水パルプとが含有され、残部がバーク堆肥である緑化基盤材料が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。また、網籠内に不織布の袋を収納し、その袋の内部に植生基盤材を充填したボックスを湛水法面に連続的に設置する方法、袋状マットにフロートを付設して一部が水面に浮かぶようにする水際を緑化する方法などが提案されている(例えば、特許文献4、特許文献5などを参照。)。また、アンカー挿入用の穴をあけた多数の竹筒を湛水法面に適宜間隔で固定した後、これらの竹筒間および竹筒の上に植生基盤材などの吹き付け材を被覆する湛水法面の緑化方法が提案されている(例えば、特許文献8を参照。)。さらには、ロックウール、ピートモス、セメント、ゼオライト、バーミュキュライトなどを含んだ生育基盤をブロアーにより吹き付ける湛水法面の緑化方法が提案されている(例えば、特許文献9、特許文献10などを参照。)。一方、間欠的に水没する法面、すなわち湛水法面の水位変動領域を緑化するのに適した樹種も提案されている(例えば、特許文献3を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭60−37333号公報
【特許文献2】特開昭61−227709号公報
【特許文献3】特開平5−263407号公報
【特許文献4】特開平6−322731号公報
【特許文献5】特開平7−268836号公報
【特許文献6】特開平8−120640号公報
【特許文献7】特開平8−333735号公報
【特許文献8】特許第2912938号公報
【特許文献9】特開平11−124836号公報
【特許文献10】特開平11−166234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1〜10記載の発明は、それぞれ欠点を有するものであり、湛水法面の裸地を緑化する適切な緑化構造や緑化方法が見出されていないのが現状である。
【0006】
本発明の目的は、簡単な構成で湛水法面を円滑且つ確実に緑化可能な湛水法面緑化構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る湛水法面緑化構造は、湛水法面における水位変動領域に、水面を浮遊する植物の種子を捕捉して、該種子を水位変動領域に定着させる、紐状体と網状体と多孔質構造体のいずれか一種又は二種以上からなる種子定着手段を固定設置したものである。
【0008】
この湛水法面緑化構造では、ダム湖や貯水池等における水面の低水位状態で、湛水法面の水位変動領域に種子定着手段を固定設置し、低水位状態から高水位状態への移行途中や、高水状態から低水位状態への移行途中において、水面を浮遊する植物の種子が種子定着手段に順次捕捉され、捕捉された種子が水面よりも上側へ移動したときに、該種子が発芽して、湛水法面が緑化されることになる。また、低水位状態から高水位状態への移行途中で、成育した植物の種子が水面に飛散し、次回の低水位状態への移行時に、水面上に飛散した種子が種子定着手段に捕捉され、広範囲にわたって湛水法面の水位変動領域が順次緑化されることになる。更に、湛水法面のうちの種子定着手段を設置していない領域においても、種子定着手段を設置した領域程ではないけれど、地肌部分に種子が付着するなどして、湛水法面全体の緑化が促進されることになる。このように、この湛水法面緑化構造では、ダム湖や貯水池等における水面が季節などによって上下に移動することを利用して、水面を浮遊する植物の種子を順次捕捉し、湛水法面の水位変動領域に植物の種子を分散定着させて、湛水法面を円滑且つ確実に緑化することが可能となる。しかも、種子定着手段として、紐状体と網状体と多孔質構造体のいずれか一種又は二種以上からなるものを用いているので、安価に実施できるとともに、種子定着手段に形成される細部の隙間で種子を効果的に捕捉することができる。
【0009】
ここで、前記種子がミズアカネの種子であることが好ましい。ミズアカネの種子は、幅狭な隙間に浸入しようとする特性を有するので、種子定着手段として紐状体を用いた場合には、撚り合わせ部分の隙間や紐状体と湛水法面間の隙間に、水面を浮遊する種子が入り込んで捕捉され、また網状体の場合には、網状体の網目の角部や網状体と湛水法面間の隙間に種子が入り込んで捕捉され、さらに多孔質構造体の場合には、該構造体の孔に種子が入り込んで捕捉され、水面が捕捉した種子よりも下がったときに、該種子が発芽して湛水法面が緑化されることになる。
【0010】
前記種子定着手段として、複数本のロープを撚り合せてなる紐状体を用いることが好ましい実施の形態である。また、前記紐状体を構成する少なくとも1本のロープとして保水ロープを用いると、保水ロープに保持した水分により種子の成育を促進することができる。
【0011】
前記紐状体を波形状に湛水法面の水位変動領域に施工することも好ましい実施の形態である。このように構成すると、紐状体の使用量を少なくしつつ、湛水法面全体を面的に綺麗に緑化することができる。
【0012】
前記種子定着手段として、上下方向に連通する多数の空間を有し、前記水位変動領域に敷設されるハニカム状の型枠と、前記型枠の空間内に装填した天然石又は人工石からなる石材とを有する多孔質構造体を用いたり、前記種子定着手段として、網籠内に天然石又は人工石からなる石材を内装してなる多孔質構造体を用いたりすることもできる。この場合には、隣接する石材間の隙間に植物の種子が入り込んで捕捉され、湛水法面の水位変動領域が緑化される。また、石材により波浪による湛水法面の浸食を抑制できるので好ましい。
【0013】
前記石材に植物の種子を客土で被覆してなる種子ボール又は植物のポット苗を植設することもできる。この場合には、種子ボールやポッド苗で生育した植物の種子が水面に飛散することで、前述と同様に、次年度には水面に飛散した種子が水面の上下移動を利用して種子定着手段により捕捉され、湛水法面が順次緑化されることになる。
【0014】
前記種子定着手段と、水面を浮遊する植物の種子を予め植え付けた植生マットとを併設することも好ましい実施の形態である。この場合には、植生マットにて植物が成育し、その植物の種子が水面に飛散することで、前述と同様に、水面に飛散した種子が水面の上下移動を利用して種子定着手段により捕捉され、湛水法面が順次緑化されることになる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る湛水法面緑化構造によれば、ダム湖や貯水池等における水面が季節などによって上下に移動することを利用して、水面を浮遊する植物の種子を順次捕捉し、湛水法面の水位変動領域に植物の種子を分散定着させて、湛水法面を円滑且つ確実に緑化することが可能となる。しかも、種子定着手段として、紐状体と網状体と多孔質構造体のいずれか一種又は二種以上からなるものを用いているので、安価に実施できるとともに、種子定着手段に形成される細部の隙間で種子を効果的に捕捉することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】紐状体からなる種子定着手段からなる湛水法面緑化構造の説明図
【図2】紐状体からなる種子定着手段の施工方法の説明図
【図3】同種子定着手段の紐状体を固定するためのアンカー材の正面図
【図4】紐状体からなる他の構成の種子定着手段の説明図
【図5】網状体からなる種子定着手段を用いた他の湛水法面緑化構造の説明図
【図6】網状体からなる種子定着手段の説明図
【図7】網籠を用いた多孔質構造体からなる種子定着手段の説明図
【図8】型枠を用いた多孔質構造体からなる種子定着手段の(a)は石材投入前の型枠の斜視図、石材投入後の型枠の斜視図
【図9】図8(b)のIX-IX線断面図
【図10】植生マットを併用した他の湛水法面緑化構造の説明図
【図11】植生マットを併用した他の湛水法面緑化構造の説明図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、湛水法面緑化構造10は、ダム湖や貯水池における湛水法面11の水位変動領域11Aに、水面12を浮遊する植物の種子を捕捉して、該種子を水位変動領域11Aに定着させる、紐状体21と網状体24と多孔質構造体27、33のいずれか一種又は二種以上からなる種子定着手段13を施工したものである。
【0018】
湛水法面11は、水面12よりも上側に常時位置する陸上領域11Bと、季節によって水位が変動して、例えば水使用量が増える夏季には水没し、水使用量が減少する冬季には水面12によりも上側に露出する水位変動領域11Aとで構成されている。水位変動領域11Aでは、波浪あるいは洗掘などの物理的障害によって、その表土は不安定であり裸地となっており、常に崩壊の恐れに曝されており、本発明を適用するのに好適である。
【0019】
種子定着手段13で捕捉可能な種子としては、水よりも比重が軽く、水面12で浮遊可能な種子であれば、ヨシ、ガマ、ヒメガマ、マコモ、ヒシ、ガガブタ、アサザ、クロモ、エビモ、オオカナダモ、コカナダモ、ウキクサ類、ホテイアオイ、クレソン、ミント、セリ、オオフサモ、クウシンサイ、ミズアカネ、バミューダグラスなどの水生植物の種子を捕捉できるが、特にミズアカネの種子は、幅狭な細部の隙間に浸入しようとする特性を有することから好適に捕捉できる。
【0020】
図1〜図3に示すように、種子定着手段13として、複数本のロープ20を撚り合せてなる紐状体21と、紐状体21を湛水法面11の水位変動領域に固定するアンカー材22とを有する種子定着手段13Aを採用できる。紐状体21としては、複数本のロープ20を撚り合せたものをそのまま用いることもできるが、複数本のロープ20を撚り合せた後、長さ方向に設定間隔あけて結束紐23で結束したものを用いることもできる。
【0021】
撚り合わせるロープ20としては、ジュート、ザイザル、マニラ麻、ケナフ、綿などの天然繊維からなるものを好適に採用できるが、合成繊維からなるものを用いることも可能である。また、撚り合わせる複数本のロープ20のうちの少なくとも1本のロープとして保水ロープ20Aを用いることもできる。
【0022】
保水ロープ20Aとしては、吸水性高分子からなる保水材をネット部材で被覆した周知の構成のものを採用できる。保水材としては、ポリアクリルアミドとビス(BIS)とを架橋させたもの、澱粉とアクリル酸ソーダグラフトとの重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸ソーダ架橋体、ポリビニルアルコールとアクリル酸塩とのグラフト共重合体、ビニルあるいはデキストラン等を採用できる。
【0023】
紐状体21は、直線状に水位変動領域11Aに配置させることもできるが、三角波状やサイン波状に配置させると、紐状体21の使用量を少なくしつつ、水位変動領域11Aを面的に綺麗に緑化することができるので好ましい。水位変動領域11Aに対する紐状体21の設置は、図2、図3に示すように、端部にフック部22aを有するアンカー材22を用いて、このアンカー材22のフック部22aに紐状体21の途中部を引っ掛けて、アンカー材22を水位変動領域11Aに固定し、設置することになる。例えば、三角波状に紐状体21を設置する場合には、図2に示すように、紐状体21の折曲部21aをアンカー材22で水位変動領域11Aに固定して、水位変動領域11Aに設置できる。三角波状やサイン波状の紐状体21の波形の振幅は例えば30cm〜100cmに設定でき、波長は50cm〜100cmに設定できる。このように波形状に配置する場合には、下側へ突出する紐状体21の波の上側に水面12上を浮遊する種子等が溜まり易くなるので好ましい。
【0024】
また、紐状体21は、水位変動領域11Aに上下に間隔をあけて複数本配置させることが広範囲を緑化する上で好ましい。紐状体21の上下方向の間隔は50cm〜100cmに設定できる。上下に配置される紐状体21の波形の左右方向に対する位相は同じに設定してもよいし、異なる位相に設定してもよいが、全体的に統一感のあるレイアウトで配置することが好ましい。
【0025】
ただし、種子定着手段13に代えて、図4に示すように、コイル状に配置した紐状体21をアンカー材22で水位変動領域11Aに設置した種子定着手段13Bを採用することもできる。また、図5、図6に示すように、紐状体21を網状に配置してなる網状体24を用い、アンカー材22で水位変動領域11Aに固定した種子定着手段13Cを採用することもできる。
【0026】
また、種子定着手段13に代えて、図7に示すように、扁平な網籠25内に天然石又は人工石からなる石材26を内装して構成した多孔質構造体27からなる種子定着手段13Dを用いることもできる。網籠25の大きさは任意に設定できるが、高さは5cm〜20cmで、目開き1cm程度のものが好適である。また、図8(a)、図8(b)、図9に示すように、上下方向に連通する多数の空間30を有するハニカム状の型枠31と、天然石又は人工石からなる石材32とを有し、水位変動領域11Aに敷設した型枠31の空間30内に石材32を装填した多孔質構造体33からなる種子定着手段13Eを採用することもできる。型枠31としては、例えば株式会社日本ランテック製のテラセル(登録商標)を採用できるが、それ以外の構成のものを採用することも可能である。多孔質構造体27、33は、例えば平面視長方形状に構成して、長辺が水平方向となるように水位変動領域11Aに対して千鳥状に配置したり、左右方向に直線状に配置したりすることになる。この種子定着手段13D、13Eによれば、水面12上を浮遊する種子等が、石材32間の隙間に入り込んで、石材32に捕捉されることになる。なお、網籠25や型枠30に充填される石材26、32に、生育させたい植物の種子を客土で被覆してなる種子ボールや、生育させたい植物のポット苗を植設することもできる。また、種子定着手段として、多孔質状の保水性ブロックなどからなる多孔質構造体を用いることも可能である。
【0027】
この湛水法面緑化構造10では、季節によってダム湖や貯水池の水位が変動し、水面12に浮遊する植物の種子が、水面12の下降に伴なって、種子定着手段13で順次捕捉されて水位変動領域11Aに定着し、発芽して成育し、湛水法面11が緑化されることになる。そして、水面12の上昇に伴なって、水位変動領域11Aで成育した植物の種が、ダム湖や貯水池の上面に飛散し、次回水位が低下したときに、前記と同様に種子定着手段13に捕捉されて、水位変動領域11Aに定着し、再び植物が成育するというサイクルを繰り返して、湛水法面11の水位変動領域11A全体が順次緑化されることになる。
【0028】
なお、前記種子定着手段13はそれ単体で用いることもできるが、図10、図11に示す湛水法面緑化構造10A、10Bのように、種子定着手段13を植生マット40と併用することもできる。植生マット40としては、水位変動領域11Aに固定設置して、水位が高くなったときには水面12下に水没するように構成したものを採用することもできるし、袋状マットにフロートを付設して一部が水面12に浮かぶように構成したものを採用することができる。水没するように構成すると、植生マット40で成育した植物の種子が確実に水面12に飛散するので、水位変動領域11Aに対して種子を拡散する上で好ましい。植生マット40としては、種子、肥料、土壌改良材などを不織布シートに内装してマット状となしたものを好適に利用でき、例えば多機能フィルター株式会社製のMF−45などを好適に採用できる。また、このように種子定着手段13を植生マット40と併用した場合には、植生マット40で成育した植物の種子がダム湖や貯水池に飛散するので、初年度から十分な緑化が可能となる。
【符号の説明】
【0029】
10 湛水法面緑化構造 11 湛水法面
11A 水位変動領域 11B 陸上領域
12 水面 13 種子定着手段
13A 種子定着手段 13B 種子定着手段
13C 種子定着手段 13D 種子定着手段
13E 種子定着手段
20 ロープ 20A 保水ロープ
21 紐状体 21a 折曲部
22 アンカー材 22a フック部
23 結束紐 24 網状体
25 網籠 26 石材
27 多孔質構造体
30 空間 31 型枠
32 石材 33 多孔質構造体
10A 湛水法面緑化構造 10B 湛水法面緑化構造
40 植生マット


【特許請求の範囲】
【請求項1】
湛水法面における水位変動領域に、水面を浮遊する植物の種子を捕捉して、該種子を水位変動領域に定着させる、紐状体と網状体と多孔質構造体のいずれか一種又は二種以上からなる種子定着手段を固定設置したことを特徴とする湛水法面緑化構造。
【請求項2】
前記種子がミズアカネの種子である請求項1記載の湛水法面緑化構造。
【請求項3】
前記種子定着手段として、複数本のロープを撚り合せてなる紐状体を用いた請求項1又は2記載の湛水法面緑化構造。
【請求項4】
前記紐状体を構成する少なくとも1本のロープとして保水ロープを用いた請求項3記載の湛水法面緑化構造。
【請求項5】
前記紐状体を波形状に湛水法面の水位変動領域に施工した請求項3又は4記載の湛水法面緑化構造。
【請求項6】
前記種子定着手段として、上下方向に連通する多数の空間を有し、前記水位変動領域に敷設されるハニカム状の型枠と、前記型枠の空間内に装填した天然石又は人工石からなる石材とを有する多孔質構造体を用いた請求項1〜5のいずれか1項記載の湛水法面緑化構造。
【請求項7】
前記種子定着手段として、網籠内に天然石又は人工石からなる石材を内装してなる多孔質構造体を用いた請求項1〜5のいずれか1項記載の湛水法面緑化構造。
【請求項8】
前記石材に植物の種子を客土で被覆してなる種子ボール又は植物のポット苗を植設した請求項6又は7記載の湛水法面緑化構造。
【請求項9】
前記種子定着手段と、水面を浮遊する植物の種子を予め植え付けた植生マットとを併設した請求項1〜8のいずれか1項記載の湛水法面緑化構造。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−69186(P2011−69186A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−101168(P2010−101168)
【出願日】平成22年4月26日(2010.4.26)
【出願人】(304003929)モリタ工業株式会社 (1)
【出願人】(596116891)株式会社マキノグリーン (3)
【出願人】(501491619)株式会社ケイエフ (8)
【Fターム(参考)】