説明

無線タグおよび無線タグ・システム

【課題】上位の管理装置で物品の盗難を監視可能にする。
【解決手段】物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)は、物品(G)から離れたことを検知する離脱検知スイッチを有し、物品(G)から離れたことを検知すると離脱情報を含む電波を送信する。管理装置(40)は、離脱情報を含む電波を受信すると、管理者(M)に警報を報知する。
【効果】物品(G)から無線タグ(10)が離脱されたことを管理装置40で知ることが出来るので、管理装置40で物品(G)の盗難を監視することが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線タグおよび無線タグ・システムに関し、さらに詳しくは、上位の管理装置で物品の盗難を監視することが出来る無線タグおよび無線タグ・システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、物品に取り付けられる無線タグであって、物品から離れたことを検知する離脱検知手段と、離脱検知手段で離脱を検知すると自身が警報を発したり自身の識別情報を無効にする無線タグが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−101378号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の無線タグは、無線タグの盗用を防止するための機能を無線タグ自身が備えたものであった。
しかし、上位の管理装置で物品の盗難を監視することが出来ない問題点があった。
そこで、本発明の目的は、上位の管理装置で物品の盗難を監視することが出来る無線タグおよび無線タグ・システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の観点では、本発明は、物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)であって、物品(G)から離れたことを検知する離脱検知手段(17)と、前記離脱検知手段(17)で離脱を検知すると離脱情報を含む電波を送信する電波送信手段(13,14)とを具備したことを特徴とする無線タグ(10)を提供する。
上記第1の観点による無線タグでは、物品から離脱されたことを検知すると離脱情報を含む電波を送信するので、この電波を受信することにより上位の管理装置で物品の盗難を監視することが出来る。
【0005】
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点による無線タグ(10)と、物品監視エリア(A)に設置された物品監視エリア用アンテナ(20)と、前記物品監視エリア用アンテナ(20)で前記無線タグ(10)からの電波を受信する物品監視エリア用レシーバ手段(30)と、前記物品監視エリア用レシーバ手段(30)で受信した電波を基に物品(G)から無線タグ(10)が離脱したことを検知する無線タグ離脱管理手段(40)とを具備したことを特徴とする無線タグ・システム(100)を提供する。
上記第2の観点による無線タグ・システムでは、無線タグが物品から離脱されたことを検知すると離脱情報を含む電波を送信するので、この電波を受信することにより上位の無線タグ離脱管理手段で物品の盗難を監視することが出来る。
【0006】
第3の観点では、本発明は、前記第2の観点による無線タグ・システム(100)において、前記物品監視エリア(A)から物品(G)が出うる通路(P)に設置された通路用アンテナ(21)と、前記通路用アンテナ(21)で前記物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)からの電波を受信する通路用レシーバ手段(31)と、前記通路用レシーバ手段(31)で受信した電波を基に前記物品監視エリア(A)からの物品(G)の搬出を検知する物品搬出管理手段(40)とを具備し、前記無線タグ(10)の電波送信手段(13,14)は識別情報を含む電波を送信することを特徴とする無線タグ・システム(100)を提供する。
上記第3の観点による無線タグ・システムでは、物品に付された無線タグからの電波を物品監視エリアから物品が搬出される通路で受信することにより、上位の物品搬出管理手段で物品の正当な搬出および盗難による搬出を監視することが出来る。
【0007】
第4の観点では、本発明は、前記第2の観点による無線タグ・システム(100)において、前記物品監視エリア(A)に出入りする利用者(U)が所持する無線タグ(11)であって且つ識別情報を含む電波を送信する無線タグ(11)と、前記物品監視エリア(A)から利用者(U)が出うる通路(P)に設置された通路用アンテナ(21)と、前記通路用アンテナ(21)で前記物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)からの電波および前記利用者(U)が所持する無線タグ(11)からの電波を受信する通路用レシーバ手段(31)と、前記通路用レシーバ手段(31)で受信した電波を基に前記物品監視エリア(A)から搬出された物品(G)および搬出した利用者(U)を検知する物品搬出管理手段(40)とを具備し、前記無線タグ(10)の電波送信手段(13,14)は識別情報を含む電波を送信することを特徴とする無線タグ・システム(100)を提供する。
上記第4の観点による無線タグ・システムでは、物品に付された無線タグからの電波および利用者が所持する無線タグからの電波を物品監視エリアから利用者が出る通路で受信することにより、上位の物品搬出管理手段で物品の正当な搬出および盗難による搬出および搬出した利用者を監視することが出来る。
【0008】
第5の観点では、本発明は、前記第2の観点による無線タグ・システム(100)において、前記物品(G)を利用する利用者(U)が所持する無線タグ(11)であって且つ識別情報を含む電波を送信する無線タグ(11)と、前記利用者(U)に利用される前記物品(G)の所在を管理する所在管理エリア(B2〜B6)に設置された所在管理エリア用アンテナ(22〜26)と、前記所在管理エリア用アンテナ(22〜26)で前記物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)からの電波および前記利用者(U)が所持する無線タグ(11)からの電波を受信する所在管理エリア用レシーバ手段(32〜36)と、前記所在管理エリア用レシーバ手段(32〜36)で受信した電波を基に前記所在管理エリア(B2〜B6)に存在する物品(G)および該物品(G)の近傍に存在する利用者(U)を検知する物品利用者管理手段(40)とを具備し、前記無線タグ(10)の電波送信手段(13,14)は識別情報を含む電波を送信することを特徴とする無線タグ・システム(100)を提供する。
上記第5の観点による無線タグ・システムでは、物品に付された無線タグからの電波および利用者が所持する無線タグからの電波を所在監視エリアで受信することにより、上位の物品利用者管理手段で物品の所在および利用していると推定される利用者を対応付けて監視することが出来る。
【発明の効果】
【0009】
本発明の無線タグおよび無線タグ・システムによれば、上位の管理装置で物品の盗難を監視することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0011】
図1は、実施例1に係る無線タグ10を示す斜視図である。
この無線タグ10は、その底面が例えば両面テープによって例えばノートパソコンのような物品Gの表面に貼付されている。また、無線タグ10の上面には例えばLEDやブザーのような報知器15が設置されている。
【0012】
図2は、無線タグ10の底面を示す斜視図である。
無線タグ10が物品Gから剥がされると、無線タグ10の底面から離脱検知スイッチ17の可動ピンが突き出して、離脱検知スイッチ17はオンになる。無線タグ10の底面が物品Gの表面に貼付されていると、離脱検知スイッチ17の可動ピンが押し込まれて、離脱検知スイッチ17はオフになる。
【0013】
図3は、無線タグ10の構成ブロック図である。
無線タグ10は、無線タグ10毎の識別情報やプログラムなどを記憶するメモリ12と、全体を制御するマイコン13と、電波を送信するための送信部14と、報知動作を行うための報知器15と、無線タグ10の電源となる電池16と、離脱検知スイッチ17とを含んでいる。
【0014】
図4は、無線タグ10から電波が送信されるタイミングを示すタイミング図である。
離脱検知スイッチ17がオフの間は、白いバーで示すように間隔Ta(例えば2秒間隔)で識別情報を含む電波が繰り返し送信される。
離脱検知スイッチ17がオンになると、斜線のバーで示すように間隔Tb(例えば0.5秒間隔)で識別情報および離脱情報を含む電波が所定回数送信され、その後は間隔Tc(例えば1秒間隔)で識別情報および離脱情報を含む電波が繰り返し送信される。
【0015】
図5は、無線タグ10の動作を示すフロー図である。
ステップS1では、マイコン13は、離脱検知スイッチ17のオン/オフをチェックし、オフならステップS2へ進み、オンならステップS6へ進む。
【0016】
ステップS2では、マイコン13は、識別情報を含む電波を送信し、ステップS3へ進む。
【0017】
ステップS3では、マイコン13は、前回の送信から間隔Taが経過していないならステップS4へ進み、経過したならステップS5へ進む。
【0018】
ステップS4では、マイコン13は、離脱検知スイッチ17のオン/オフをチェックし、オフならステップS3に戻り、オンならステップS6へ進む。
【0019】
ステップS5では、マイコン13は、識別情報を含む電波を送信し、ステップS3に戻る。
【0020】
ステップS6では、マイコン13は、回数カウンタn=0に初期化し、ステップS7へ進む。
【0021】
ステップS7では、マイコン13は、識別情報及び離脱情報を含む電波を送信する。また、報知器15で光や音による警報を報知する。
ステップS8では、マイコン13は、回数カウンタnを1だけインクリメントし、ステップS9へ進む。
【0022】
ステップS9では、マイコン13は、前回の送信から間隔Tbが経過していないならステップS10へ進み、経過したならステップS7に戻る。
ステップS10では、マイコン13は、回数カウンタnが所定回数N(例えば10回)に到達してないならステップS9に戻り、到達していたらステップS11へ進む。
【0023】
ステップS11では、マイコン13は、前回の送信から間隔Tcが経過するまで待ち、ステップS12へ進む。
【0024】
ステップS12では、マイコン13は、識別情報及び離脱情報を含む電波を送信し、ステップS11に戻る。
【0025】
図6は、実施例1に係る無線タグ・システム100を示す構成説明図である。
この無線タグ・システム100は、多数の物品Gにそれぞれ貼付される電池駆動の無線タグ10と(なお、図6では一つの物品Gしか図示していない)、物品監視エリアAに設置された物品監視エリア用アンテナ20と、物品監視エリア用アンテナ20で無線タグ10からの電波を受信する物品監視エリア用レシーバ30と、物品監視エリア用レシーバ30で受信した電波を基に物品Gから無線タグ10が離脱したことを検知する管理装置40とを具備している。
【0026】
また、無線タグ・システム100は、物品監視エリアAに出入りする利用者Uが所持する無線タグであって且つ識別情報を含む電波を送信する無線タグ11と、物品監視エリアAに対して物品Gおよび利用者Uが出入りしうる通路Pに設置された通路用アンテナ21と、通路用アンテナ21で無線タグ10からの電波および無線タグ11からの電波を受信する通路用レシーバ31とを具備し、管理装置40は、通路用レシーバ31で受信した電波を基に物品監視エリアAに対する物品Gおよび利用者Uの入出を検知する機能を有している。
【0027】
また、無線タグ・システム100は、利用者Uに利用される物品Gの所在を管理する所在管理エリアB2〜B6に設置された所在管理エリア用アンテナ22〜26と、所在管理エリア用アンテナ22〜26で無線タグ10からの電波および無線タグ11からの電波を受信する所在管理エリア用レシーバ32〜36とを具備し、管理装置40は、所在管理エリア用レシーバ32〜36で受信した電波を基に所在管理エリアB2〜B6に存在する物品Gおよび該物品Gの近傍に存在する利用者Uを検知する機能を有している。
【0028】
図7は、無線タグ11の構成ブロック図である。
無線タグ11は、無線タグ11毎の識別情報やプログラムなどを記憶するメモリ12と、全体を制御するマイコン13と、電波を送信するための送信部14と、無線タグ11の電源となる電池16とを含んでいる。
【0029】
図8は、無線タグ11の動作を示すフロー図である。
ステップS21では、マイコン13は、識別情報を含む電波を送信し、ステップS22へ進む。
【0030】
ステップS22では、マイコン13は、前回の送信から間隔Taが経過するまで待ち、経過したならステップS21に戻る。
【0031】
図9は、管理装置40の動作を示すフロー図である。
ステップR1では、物品管理エリアAに在るべき物品Gの識別情報リストおよび物品Gの持出しを許可された利用者Uの識別情報リストを読み込む。これらの識別情報リストは、図示せぬインタフェースを介して外部からメモリ12に書き込まれる。
【0032】
ステップR2では、物品管理エリアAで受信した電波に含まれる物品Gの識別情報を物品管理エリアAに在るべき物品Gの識別情報リストに照合し、過不足があるか否かチェックし、過不足がなければステップR3へ進み、過不足があれば図示せぬ警報処理へ進む。そして、警報処理では、リストに無い物品Gが在る又はリストに有る物品Gが無い旨の警報を管理者Mに報知する。
【0033】
ステップR3では、物品管理エリアAで受信した電波に離脱情報が含まれるかチェックし、含まれなければステップR4へ進み、含まれていれば図示せぬ警報処理へ進む。そして、警報処理では、物品Gから無線タグ10が離脱された旨の警報を管理者Mに報知する。
【0034】
ステップR4では、通路Pで受信した電波に物品Gの識別情報が含まれるかチェックし、含まれなければステップR1に戻り、含まれていればステップR5へ進む。
【0035】
ステップR5では、通路Pで受信した電波に含まれる物品Gの識別情報を物品管理エリアAに在るべき物品Gの識別情報リストに照合し、識別情報リストに有ればステップR6へ進み、無ければステップR9へ進む。
【0036】
ステップR6では、物品Gの持出しを許可された利用者Uの識別情報リストに有る利用者Uの識別情報が通路Pで受信した電波に含まれるかチェックし、含まれていればステップR7へ進み、含まれていなければ図示せぬ警報処理へ進む。そして、警報処理では、無許可で物品Gが搬出されている旨の警報を管理者Mに報知する。
【0037】
ステップR7では、通路Pで受信した電波に含まれる物品Gの識別情報と利用者Uの識別情報を対応付けて記録する。そして、ステップR8へ進む。
【0038】
ステップR8では、通路Pで受信した電波に含まれる物品Gの識別情報を物品管理エリアAに在るべき物品Gの識別情報リストから削除する。そして、ステップR10へ進む。
【0039】
ステップR9では、通路Pで受信した電波に含まれる物品Gの識別情報を物品管理エリアAに在るべき物品Gの識別情報リストに追加する。そして、ステップR10へ進む。
【0040】
ステップR10では、所在管理エリアB2で受信した電波に含まれる物品Gの識別情報と利用者Uの識別情報とを対応付けて記録する。これを所在管理エリアB3〜B6についても繰り返す。そして、ステップR1に戻る。
【0041】
実施例1の無線タグ10および無線タグ・システム100によれば次の効果が得られる。
(1)物品Gから無線タグ10が離脱されたことを検知すると、離脱情報を含む電波を送信するので、この電波を物品管理エリアAで受信することにより、管理装置40で物品の盗難を監視することが出来る。
(2)無線タグ10,11からの電波を通路Pで受信することにより、管理装置40で物品Gの正当な搬出および盗難による搬出および搬出した利用者Uを監視することが出来る。
(3)無線タグ10,11からの電波を所在監視エリアB2〜B6で受信することにより、管理装置40で物品Gの所在および利用していると推定される利用者Uを対応付けて監視することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明の無線タグおよび無線タグ・システムは、物品の盗難を防止するための管理に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】実施例1に係る物品用の無線タグを示す斜視図である。
【図2】実施例1に係る物品用の無線タグの底面を示す斜視図である。
【図3】実施例1に係る物品用の無線タグの構成を示すブロック図である。
【図4】実施例1に係る物品用の無線タグから送信される電波のタイミング図である。
【図5】実施例1に係る物品用の無線タグの動作を示すフロー図である。
【図6】実施例1に係る無線タグ・システムを示す構成説明図である。
【図7】実施例1に係る利用者用の無線タグの構成を示すブロック図である。
【図8】実施例1に係る利用者用の無線タグの動作を示すフロー図である。
【図9】実施例1に係る管理装置の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0044】
10 無線タグ
12 メモリ
13 マイコン
14 送信部
15 報知部
16 電池
17 離脱検知スイッチ
20〜26 アンテナ
30〜36 レシーバ
40 管理装置
100 無線タグ・システム
A 物品管理エリア
B2〜B6 所在管理エリア
M 管理者
P 通路
U 利用者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)であって、物品(G)から離れたことを検知する離脱検知手段(17)と、前記離脱検知手段(17)で離脱を検知すると離脱情報を含む電波を送信する電波送信手段(13,14)とを具備したことを特徴とする無線タグ(10)。
【請求項2】
請求項1に記載の無線タグ(10)と、物品監視エリア(A)に設置された物品監視エリア用アンテナ(20)と、前記物品監視エリア用アンテナ(20)で前記無線タグ(10)からの電波を受信する物品監視エリア用レシーバ手段(30)と、前記物品監視エリア用レシーバ手段(30)で受信した電波を基に物品(G)から無線タグ(10)が離脱したことを検知する無線タグ離脱管理手段(40)とを具備したことを特徴とする無線タグ・システム(100)。
【請求項3】
請求項2に記載の無線タグ・システム(100)において、前記物品監視エリア(A)から物品(G)が出うる通路(P)に設置された通路用アンテナ(21)と、前記通路用アンテナ(21)で前記物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)からの電波を受信する通路用レシーバ手段(31)と、前記通路用レシーバ手段(31)で受信した電波を基に前記物品監視エリア(A)からの物品(G)の搬出を検知する物品搬出管理手段(40)とを具備し、前記無線タグ(10)の電波送信手段(13,14)は識別情報を含む電波を送信することを特徴とする無線タグ・システム(100)。
【請求項4】
請求項2に記載の無線タグ・システム(100)において、前記物品監視エリア(A)に出入りする利用者(U)が所持する無線タグ(11)であって且つ識別情報を含む電波を送信する無線タグ(11)と、前記物品監視エリア(A)から利用者(U)が出うる通路(P)に設置された通路用アンテナ(21)と、前記通路用アンテナ(21)で前記物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)からの電波および前記利用者(U)が所持する無線タグ(11)からの電波を受信する通路用レシーバ手段(31)と、前記通路用レシーバ手段(31)で受信した電波を基に前記物品監視エリア(A)から搬出された物品(G)および搬出した利用者(U)を検知する物品搬出管理手段(40)とを具備し、前記無線タグ(10)の電波送信手段(13,14)は識別情報を含む電波を送信することを特徴とする無線タグ・システム(100)。
【請求項5】
請求項2に記載の無線タグ・システム(100)において、前記物品(G)を利用する利用者(U)が所持する無線タグ(11)であって且つ識別情報を含む電波を送信する無線タグ(11)と、前記利用者(U)に利用される前記物品(G)の所在を管理する所在管理エリア(B2〜B6)に設置された所在管理エリア用アンテナ(22〜26)と、前記所在管理エリア用アンテナ(22〜26)で前記物品(G)に取り付けられる無線タグ(10)からの電波および前記利用者(U)が所持する無線タグ(11)からの電波を受信する所在管理エリア用レシーバ手段(32〜36)と、前記所在管理エリア用レシーバ手段(32〜36)で受信した電波を基に前記所在管理エリア(B2〜B6)に存在する物品(G)および該物品(G)の近傍に存在する利用者(U)を検知する物品利用者管理手段(40)とを具備し、前記無線タグ(10)の電波送信手段(13,14)は識別情報を含む電波を送信することを特徴とする無線タグ・システム(100)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2009−301482(P2009−301482A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−157932(P2008−157932)
【出願日】平成20年6月17日(2008.6.17)
【出願人】(000003414)東京特殊電線株式会社 (173)
【Fターム(参考)】