説明

無菌包装食品の製造方法

【課題】無菌包装食品の生産効率を向上させることができる無菌包装食品の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係わる無菌包装食品の製造方法は、複数の容器部2が互いに連結された容器連結体1に食品を充填する工程と、容器連結体1を、容器部2の連結方向に沿って押し出すことにより、容器連結体1を容器部2の連結方向に移動する工程と、容器連結体1に対して予め設定された食品加工処理を施す工程と、容器連結体1をシール材により密封する工程と、密封された容器連結体1を容器部2ごとに分割して無菌包装食品1aとする工程と、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無菌包装食品の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、米飯類や麺類などの食品を耐熱性の容器に入れて無菌包装した、いわゆる無菌包装食品が開発されている。無菌包装食品は、常温で長期間保存しても風味が損なわれず、また、電子レンジで簡単に調理することができるため、多くの消費者に利用されている。無菌包装食品は、容器に原材料となる食品を充填する工程、加熱処理による殺菌や炊飯などを行う工程、シール材により容器を密閉する工程など、多くの工程を経て製造される。従来、このような無菌包装食品の製造方法に関して、以下のような提案がなされている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−142693号公報
【特許文献2】特開2004−283084号公報
【特許文献3】特許第4138861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の製造方法では、食品を充填した容器を一つ一つ個別に搬送している。また、容器の搬送には、搬送プレートと呼ばれる道具が用いられている、搬送プレートは、容器を並べて収容できるようにした搬送用のパレットである。
【0005】
一方、近年では、食品が充填された容器を一度にまとめて加熱処理することができる大型の製造装置が開発されている。このような製造装置では、ベルトコンベアなどで容器の搬送を自動化することにより生産効率を向上させることができる。
【0006】
容器を搬送プレートに収容した場合は、搬送プレートをどの方向に移動させても容器がバラバラになることはないが、無菌包装食品の製造過程では、搬送プレートを用いることなく、一つ一つの容器を並べた状態で搬送することがある。この場合、容器の並び方と容器を移動させる方向によっては、次のような問題を生じる。すなわち、容器が一列に並べられている場合は、容器をその並び方向(以下、列方向という)と直交する方向(以下、行方向という)に押し出しても、容器がバラバラになることはない。しかし、容器が複数列(例えば、2列)に並べられている場合は、容器を行方向に押し出すと、整列させた容器の位置がバラバラになってしまう。
【0007】
このように、搬送プレートを用いないで容器を搬送する場合は、容器の並び方と容器を移動させる方向によっては、人手により容器を並べ直すなどの作業が必要となる。したがって、大型の製造装置を設置して、ベルトコンベアなどで多くの容器を連続的に搬送するように生産ラインを構成しても、その生産ラインに搬送プレートを用いないで容器を搬送する工程が含まれる場合には、生産効率を向上させることが難しいという課題があった。
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明は、無菌包装食品の生産効率を向上させることができる無菌包装食品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明は、複数の容器が互いに連結された容器連結体に食品を充填する工程と、前記容器連結体を、前記容器の連結方向に沿って押し出すことにより、前記容器連結体を前記容器の連結方向に移動する工程と、前記容器連結体に対して予め設定された食品加工処理を施す工程と、前記容器連結体をシール材により密封する工程と、密封された前記容器連結体を前記容器ごとに分割して無菌包装食品とする工程と、を含むことを要旨とする無菌包装食品の製造方法である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無菌包装食品の製造方法において、前記容器連結体は、前記容器が押し出し方向に連結されていることを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の無菌包装食品の製造方法において、前記容器連結体は、前記容器が押し出し方向に2つ連結され、且つ前記押し出し方向と直交する方向には連結されていないことを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の無菌包装食品の製造方法において、前記容器連結体は、前記容器が押し出し方向に2つ連結され、且つ前記押し出し方向と直交する方向に2つ連結されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、無菌包装食品の生産効率を向上させることができる無菌包装食品の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施形態における容器連結体及び容器連結体を収容する搬送プレートの概略構成図である。
【図2】実施形態における食品製造装置の概略構成図である。
【図3】(a)、(b)は容器連結体を容器送り機構により行方向に押し出した場合の動作を説明するための概略平面図である。
【図4】(a)、(b)は2列に配置した複数の容器を容器送り機構により行方向に押し出した場合の動作を説明するための概略平面図である。
【図5】シール材により密封された容器連結体を4つの無菌包装食品に分割したときの具体例を示す概略平面図である。
【図6】他の実施形態における容器連結体及び容器連結体を収容する搬送プレートの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明に係わる無菌包装食品の製造方法の実施形態について説明する。本実施形態では、無菌包装食品として、容器入り炊飯米(レトルトご飯)を例として説明する。
【0016】
図1は、本実施形態における容器連結体及び容器連結体を収容する搬送プレートの概略構成図である。容器連結体1は、プラスチックなどの耐熱性の容器で構成される。容器連結体1は、略箱枠形状の容器部2を複数備える。本実施形態の容器連結体1は、4つの容器部2を備える。容器連結体1は、隣接する容器部2同士が互いに連結している。本実施形態では、容器連結体1が搬送プレート3に収容されたときに、行方向に2つの容器部2が連結され、且つ列方向に2つの容器部2が連結されている。すなわち、容器連結体1は、4つの容器部2が2個(行方向)×2個(列方向)の形態で連結されている。
【0017】
容器部2には、ご飯の原材料となる浸漬米が充填される。容器連結体1は、後述するステップS13の工程で打ち抜き加工することにより、各容器部2がそれぞれ一つの無菌包装食品に分割される。
【0018】
搬送プレート3は、断面が略コ字形に形成された金属製のパレットである。搬送プレート3は、長手方向に沿って、容器連結体1を収容するための3つの開口部4を備える。開口部4は、一つの容器連結体1を収容したときに、4つの容器部2がすべて挿入可能な大きさを有する。図1において、左側の容器連結体1は搬送プレート3に収容する前の状態を示し、その他の容器連結体1は搬送プレート3に収容した状態をそれぞれ示す。3つの容器連結体1を搬送プレート3に収容すると、3つの容器連結体1は搬送プレート3の長手方向に沿って一列に配置される。なお、容器連結体1を収容するための開口部4の数は、収容する容器連結体1の数に応じて設定される。
【0019】
図2は、本実施形態における食品製造装置10の概略構成図である。この食品製造装置10は、本実施形態に係わる無菌包装食品の製造方法を実施するための装置である。以下、食品製造装置10により無菌包装食品が完成するまでの一連の工程について説明する。なお、図2に示す「S1」などの符号は、各工程におけるステップ番号を示す。
【0020】
まず、ステップS1の工程において、容器連結体1を供給する。ステップS1では、積層した状態でセットされた容器連結体1が1個ずつ取り出される。ステップS2の工程において、容器連結体1のそれぞれの容器部2に食品となる浸漬米を充填する。浸漬米は、水切りした浸漬米を貯蔵したホッパ11から、所定量が容器連結体1に供給される。
【0021】
ステップS3の工程において、容器連結体1を搬送プレート3に収容する。このステップS3では、浸漬米を充填した容器連結体1を順に搬送プレート3に収容する。ただし、ステップS2において、3つの容器連結体1に同時に浸漬米を充填するようにしてもよい。この場合は、ステップS3において、3つの容器連結体1が同時に搬送プレート3に収容される。
【0022】
ステップS4の工程において、搬送プレート3とともに容器連結体1を加熱殺菌装置12に搬入し、容器連結体1に充填した浸漬米を加熱殺菌する。このステップS4における加熱殺菌(一次殺菌)では、例えば、130〜145度の加熱蒸気を加圧状態で10秒〜90秒間供給する。
【0023】
ステップS5の工程において、搬送プレート3に収容した容器連結体1を加熱殺菌装置12から搬出する。そして、搬送プレート3から3つの容器連結体1を取り出し、容器連結体1をベルトコンベア13に載置する。このとき、3つの容器連結体1は、ベルトコンベア13の搬送方向に沿って一列に配置される。そして、ベルトコンベア13により、3つの容器連結体を所定位置まで搬送する。更に、所定位置において、3つの容器連結体1を行方向に押し出すことで次工程の装置内に搬入する。
【0024】
一方、容器連結体1を取り出した搬送プレート3は、不図示のクリーントンネルを経由して、再びステップS3の工程を行う場所まで返却される。本実施形態は、ステップS5の工程以降において、搬送プレート3を使用しない例を示す。ただし、搬送プレート3は、他の工程においても使用可能である。
【0025】
ステップS6の工程において、ベルトコンベア13に載置された3つの容器連結体1を、炊飯装置14の入口まで搬送する。そして、不図示の容器送り機構により、3つの容器連結体1を炊飯装置14に同時に搬入する。容器送り機構については後述する。
【0026】
ステップS7の工程において、炊飯装置14の給水部15により、容器連結体1に所定量の水を供給する。ステップS8の工程において、炊飯装置14の不図示の蒸気槽で容器連結体1に100度前後の加熱蒸気を20〜30分供給して、浸漬米を炊飯する。この炊飯の工程において、加熱蒸気を供給することが二次殺菌となる。ステップS9において、容器連結体1をシール装置16に搬送し、クリーンな環境下で容器連結体1に不図示のシール材を被せて熱溶着により密封する。
【0027】
ステップS10の工程において、容器連結体1をシール装置7から蒸気発生装置17に搬送し、70〜80度の加熱蒸気を10〜20分供給して、容器表面を殺菌(三次殺菌)する。この三次殺菌における加熱が、炊飯したご飯の蒸らし工程となる。
【0028】
なお、ステップS10の工程において、容器連結体1を再び炊飯装置14に戻し、不図示の蒸気槽において同じ温度の加熱蒸気を同じ時間供給するようにしてもよい。また、加熱蒸気の代わりに、不図示の温水供給装置において、70〜80度の温水又は温水シャワーを供給するようにしてもよい。
【0029】
ステップS11の工程において、容器連結体1を冷却装置18に搬送し、冷水又は冷水シャワーを10〜30分供給して、容器連結体1を冷却する。ステップS12の工程において、容器連結体1を乾燥装置19に搬送し、温度、湿度を制御した環境下で容器連結体1を乾燥させる。ステップS13の工程において、容器連結体1を打ち抜き装置20に搬送し、後述するように、容器連結体1を所定の形状に打ち抜く。これにより、容器連結体1は、4つの無菌包装食品に分割される。この後、分割された無菌包装食品は、外観検査工程、包装工程へ搬送される。なお、容器連結体1の打ち抜きは、外観検査工程の後でもよい。
【0030】
次に、容器連結体1を行方向に押し出して次工程の装置内に搬入する場合の動作について説明する。ここでは、容器連結体1を押し出す動作として、ステップS6の工程において、ベルトコンベア13により炊飯装置14の入口まで搬送された容器連結体1を、炊飯装置14内に搬送する場合の動作を例として説明する。ただし、容器連結体1を行方向に押し出して次工程の装置内に搬入する動作は、この例に限らず、他の工程間でも実施することができる。例えば、上述したステップS8〜ステップS13のいずれかの工程間で実施するようにしてもよい。
【0031】
図3(a)、(b)は、容器連結体1を容器送り機構により行方向に押し出した場合の動作を説明するための概略平面図である。図3(a)は、容器連結体1の押し出し前の状態を示し、図3(b)は容器連結体1の押し出し後の状態を示している。容器送り機構5は、図3(a)に示すように、容器押し出し部21と、この容器押し出し部21を図中の矢印A方向(及び反対方向)に移動させるアーム部22と、アーム部22を移動させる際の動力源となる不図示のアクチュエータと、このアクチュエータの駆動方向及び動作タイミングを制御する制御部と、を備える。容器送り機構5は、容器押し出し部21を図中の矢印A方向に移動させることにより、ベルトコンベア13に載置された容器連結体1を行方向に押し出すように構成されている。
【0032】
図3(a)において、3つの容器連結体1がベルトコンベア13の搬送方向(列方向)に沿って並んでいる。これら容器連結体1は、炊飯装置14の入口まで搬送されている。この状態で容器送り機構5を動作させると、アーム部22が矢印A方向に押し出される。すると、図3(b)に示すように、3つの容器連結体1は、容器押し出し部21により行方向に押されて、炊飯装置14内に搬送される。
【0033】
すなわち、本実施形態の容器連結体1では、容器部2が押し出し方向となる行方向に互いに連結されているため、容器押し出し部21により行方向に押し出されたときもバラバラになることがなく、ベルトコンベア13に載置されたときの配置を保ったまま搬送される。
【0034】
ここで、比較のために、一つ一つの容器を2列に並べて、同じ容器送り機構5で押し出した場合について説明する。図4(a)、(b)は、2列に配置した複数の容器を容器送り機構により行方向に押し出した場合の動作を説明するための概略平面図である。図4(a)は、容器の押し出し前の状態を示し、図4(b)は容器の押し出し後の状態を示している。
【0035】
図4(a)において、12個の容器6がベルトコンベア13の搬送方向(列方向)に沿って2列に並んでいる。これら容器6は、2列に整列した状態で炊飯装置14の入口まで搬送されている。この状態で容器送り機構5を動作させると、アーム部22が矢印A方向に押し出される。すると、図4(b)に示すように、それぞれの容器6は、容器押し出し部21により行方向に押されたときに自由に動いてしまう。
【0036】
すなわち、図4の例では、容器6が押し出し方向となる行方向に互いに連結されていないため、容器押し出し部21により行方向に押し出されたときには、それぞれの容器6が自由に動いてしまう。このため、ベルトコンベア13に載置されたときの配置を保つことができず、炊飯装置14内に搬送されたときには、2列に整列させた容器6の配置がバラバラになってしまう。このように、一つ一つの容器6を2列に並べた場合は、搬送の際に容器6の配置がバラバラになってしまうが、本実施形態の容器連結体1を用いた場合は、上記のような不具合を生じることがない。
【0037】
次に、ステップS13の工程における容器連結体1の打ち抜き加工について説明する。図5は、シール材により密封された容器連結体1を4つの無菌包装食品に分割したときの具体例を示す概略平面図である。図5に示す容器連結体1の破線の部分は、プレスにより打ち抜かれる部分である。ステップS13の工程において、容器連結体1が打ち抜き装置20により打ち抜かれると、一つの容器連結体1は、4つの無菌包装食品1aと、抜き枠1bとに分けられる。このように、ステップS13の工程で容器連結体1の打ち抜きを行うことにより、一つの容器連結体1から4つの無菌包装食品1aを分割して取り出すことができる。
【0038】
次に、容器連結体1の他の構成例について説明する。図6は、他の実施形態における容器連結体及び容器連結体を収容する搬送プレートの概略構成図である。本実施形態の容器連結体1Aは、容器連結体1が搬送プレート3に収容されたときに、行方向に2つの容器部2Aが連結され、列方向には連結されていない。すなわち、本実施形態の容器連結体1Aは、2つの容器部2Aが2個(行方向)×1個(列方向)の形態で連結されている。
【0039】
一方、搬送プレート3Aは、長手方向に沿って、容器連結体1Aを収容するための6つの開口部4Aを備える。開口部4Aは、一つの容器連結体1Aを収容したときに、2つの容器部2Aがすべて挿入可能な大きさを有する。図6において、左側の2つの容器連結体1Aは搬送プレート3Aに収容する前の状態を示し、その他の容器連結体1Aは搬送プレート3Aに収容した状態をそれぞれ示す。6つの容器連結体1Aを搬送プレート3Aに収容すると、6つの容器連結体1Aは搬送プレート3Aの長手方向に沿って一列に配置される。本実施形態の容器連結体1A及び搬送プレート3Aについても、図1の実施形態と同様に、合計で12の無菌包装食品を搬送することができる。なお、容器連結体1Aを収容するための開口部4Aの数は、収容する容器連結体1Aの数に応じて設定される。
【0040】
なお、容器連結体における容器部の組み合わせは、上記実施形態の例に限定されない。例えば、6つの容器部が2個(行方向)×3個(列方向)の形態で連結されていてもよいし、12の容器部が3個(行方向)×4個(列方向)の形態で連結されていてもよい。容器連結体における容器部の組み合わせは、ベルトコンベア13や加熱殺菌装置12などの設備装置の大きさに応じて適宜に選択することができる。
【0041】
以上説明した、本実施形態に係わる無菌包装食品の製造方法よれば、以下のような効果を奏する
(1)容器連結体1の容器部2が互いに連結されているため、容器押し出し部21により押し出されたときもバラバラになることがなく、ベルトコンベア13に載置されたときの配置を保ったまま次工程の装置内に搬送することができる。これによれば、一列に並べられた容器連結体1を行方向に押し出すように移動させた場合でも、人手により容器連結体1を並べ直すなどの作業が不要となる。したがって、大型の製造装置を設置して、ベルトコンベア13で多くの容器を連続的に搬送するように構成した生産ラインにおいて、無菌包装食品の生産効率を向上させることができる。
(2)容器連結体1の容器部2が互いに連結されているため、ベルトコンベア13による搬送中に振動が発生しても、容器が個別に配置されている場合に比べて振動による位置ずれを生じにくい。また、位置ずれが生じても、一つの容器連結体1を並べ直すことで、複数の容器の位置を同時に修正することができる。このように、搬送中の容器連結体1に生じる位置ずれの影響を最小限に抑えることができる。
【符号の説明】
【0042】
1,1A:容器連結体、2,2A:容器部、3,3A:搬送プレート、4,4A:開口部、5:容器送り機構、11:ホッパ、13:ベルトコンベア、14:炊飯装置、15:給水部、16:シール装置、17:蒸気発生装置、18:冷却装置、19:乾燥装置、20:打ち抜き装置、21:押し出し部、22:アーム部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器が互いに連結された容器連結体に食品を充填する工程と、
前記容器連結体を、前記容器の連結方向に沿って押し出すことにより、前記容器連結体を前記容器の連結方向に移動する工程と、
前記容器連結体に対して予め設定された食品加工処理を施す工程と、
前記容器連結体をシール材により密封する工程と、
密封された前記容器連結体を前記容器ごとに分割して無菌包装食品とする工程と、
を含むことを特徴とする無菌包装食品の製造方法。
【請求項2】
前記容器連結体は、隣接する前記容器同士が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の無菌包装食品の製造方法。
【請求項3】
前記容器連結体は、前記容器が押し出し方向に2つ連結され、且つ前記押し出し方向と直交する方向には連結されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の無菌包装食品の製造方法。
【請求項4】
前記容器連結体は、前記容器が押し出し方向に2つ連結され、且つ前記押し出し方向と直交する方向に2つ連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の無菌包装食品の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−103808(P2011−103808A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−262143(P2009−262143)
【出願日】平成21年11月17日(2009.11.17)
【出願人】(509279859)エムワイフーズ株式会社 (3)
【Fターム(参考)】