説明

熱源を埋め込んで温めたコンクリ−ト上で雪を融かす融雪装置

【課題】 降雪地帯の除排雪は自治体にとって財源、排雪後の雪の置き場の確保等様々な問題を抱えている。除雪機の貸し出し、融雪溝の建設、排雪後の雪の置き場を提供した人への固定資産税の軽減等、色々な試みが為されている。駐車場等に使用するために融雪装置を作る人には工事代金の一部を無利息で貸し付けをしている自治体もある。しかしランニングコストが高い等なかなか建設にふみきる人は少ない。本発明はランニングコストを下げるために考えられたものである。従来の融雪装置は土の上に砂利を敷きその上に熱源を封じ込めたコンクリ−トが乗る構造になっていて、熱源で温められたコンクリ−トが上に降り積もった雪を溶かす。しかし同時に伝導熱が下部にも伝わり下部の砂利、地中迄にも届き大きなエネルギ−の損失となる。
【解決手段】 伝導熱が下部に伝わらないように「コンクリ−ト2」と「砂利4」との間に適度な「空間6」を設ける。このことにより逃げる熱は減り、なおかつ地熱を取り込むこが出来、大幅な省エネルギ−となる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
熱源によって温められたコンクリ−トと地面との間に適度な空間を設けることにより無駄な熱が地中に逃げにくくしたものである。これによりコンクリ−トの熱が直接地中に伝導しにくくなるのでエネルギ−のロスが少なくてすみ大幅なランニングコストの削減になる。
【技術分野】
【0002】
この発明は降雪地帯の道路、駐車場等に降り積もった雪を融かすための融雪装置に関するものである。
【背景技術】
【0003】
従来の融雪装置は地面に砂利を敷き、その上に温水を通すパイプか、あるいは電熱線を熱源とした物等にコンクリ−トを打設し、熱源をコンクリ−トに封じ込めて製作する。これ等熱源を作動させてコンクリ−ト上の雪を溶かすのであるが同時に下部の砂利、土迄も熱するのでその分のエネルギ−が非常に無駄になる。この技術はこの様な方法の融雪装置が開発されて以来殆ど改革されていない。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は熱源で温められたコンクリ−トの熱が地中に逃げるのを極力防ぎ熱効率を高めようとするものであり、なおかつ地熱をも取り込む。
【課題を解決するための手段】
【0005】
熱源で温められたコンクリ−トと地面との間に適度な空間を設け、コンクリ−トの熱が伝導し地中に逃げるのを減らすことによりエネルギ−の無駄を減らす。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1、は従来の技術である。この図1で説明する。「熱源1」で温められた「コンクリ−ト2」は上部に積もった「雪3」を溶かす、と同時に下部の「砂利4」あるいは「土5」にも熱を伝導させエネルギ−が非常に無駄になる。
【0007】
本発明を図2で説明する。「熱源1」で温められた「コンクリ−ト2」は上部に積もった「雪3」を溶かすのは従来の技術と同じであるが下部の「砂利4」との間に「空間6」を設けることにより地中への熱伝導を少なくする。
【発明の効果】
【0008】
以上説明した「砂利4」「土5」への熱伝導を減らすことにより大幅な省エネルギ−となりなおかつクリ−ンな地球を保つためにも非常に有意義な発明である。
【図面の簡単な説明】

【図1】従来の技術の一部の断面図である。
【図2】本発明の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 熱源(温水循環パイプ、電熱線等)
2 コンクリ−ト
3 雪
4 砂利
5 土
6 空間

【特許請求の範囲】
地面と、熱源を封じ込めたコンクリ−トとの間に適度な空間を設ける。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−97448(P2006−97448A)
【公開日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−313104(P2004−313104)
【出願日】平成16年9月29日(2004.9.29)
【出願人】(591158841)
【Fターム(参考)】