説明

物品搬送ロボット及びクリーン搬送システム

【課題】 物品の搬送路を格別にクリーンな環境に保つことなく、かつ物品を塵埃等で汚染させることなく搬送する。
【解決手段】 一方のクリーンエリア10からパスボックス22を介して受け出した物品20をマニュピレータ18で把持して搬送路14を走行し、物品20をパスボックス28を介して他方のクリーンエリア12に搬送する物品搬送ロボット16及びクリーン搬送システムであって、前記マニュピレータ18の先端に物品20の周囲を清浄に保つクリーン化装置34が装備されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は物品搬送ロボット及びクリーン搬送システムに係り、特に物品をマニュピレータで把持し搬送する物品搬送ロボット及びこの物品搬送ロボットを用いたクリーン搬送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体などの精密品製造工場では、製造する精密品に塵埃が付着すると製品不良を起こす。このため、精密品の製造を浮遊塵埃がほとんどないクリーンエリア内で行う。また、細胞培養施設では、施設内に雑菌類が侵入するとクロスコンタミネーションが発生する。このため、細胞培養やその関連処理を雑菌類がほとんど浮遊しないクリーンエリア内で行う。特許文献1には、このようなクリーンエリア内で物品搬送ロボットを使用する場合の気流の乱れを防止し、ロボット周辺の清浄度を維持するための技術が開示されている。
【0003】
ところで、上記精密品製造工場や細胞培養施設では製造や培養の過程で、一方のクリーンエリアから受け出した物品を他方のクリーンエリアに搬送する必要性が頻繁に発生する。このような物品の搬送の一形態として、マニュピレータを備えた物品搬送ロボットを用い、マニュピレータによって物品を把持することによって、クリーンエリア間で物品を搬送することが行われている。
【0004】
図9は物品搬送ロボットを用いる従来の物品の搬送形態を例示した側面図である。一方のクリーンエリア1と他方のクリーンエリア2は物品の搬送路3によって結ばれている。搬送路3を物品搬送ロボット4が走行し、マニピュレータ5によって把持した物品6をクリーンエリア1,2間で搬送する。この際、搬送路3で物品6が露出して搬送される過程で、物品6に塵埃や雑菌類(以下、塵埃等という)が付着すると製品不良やクロスコンタミネーションを招く。このため、搬送路3をクリーンエリア1,2と同様にクリーンな環境に保つようにしている。
【特許文献1】特開平6−297381号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の形態では搬送路3をクリーンな環境に保つために、多大な設備コストを要し、運転コストも莫大になるという問題点がある。搬送路3が長い場合には搬送路3の距離に比例して設備コストと運転コストが上昇する。
【0006】
本発明の発明の目的は、上記従来技術の問題点を改善し、一方のクリーンエリアと他方のクリーンエリアとを結ぶ搬送路で物品を搬送する場合に、搬送路を格別にクリーンな環境に保つことなく、かつ物品を塵埃等で汚染させることなく搬送することができる物品搬送ロボット及びクリーン搬送システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る物品搬送ロボットは、一方のクリーンエリアから受け出した物品をマニュピレータで把持して走行し、前記物品を他方のクリーンエリアに搬送する物品搬送ロボットであって、前記マニュピレータの先端に前記物品の周囲を清浄に保つクリーン化装置が装備されたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る物品搬送ロボットは、前記クリーン化装置が前記マニュピレータで把持された前記物品の収容部を有する筒状のケーシングと、このケーシングの一端から取り込んだ空気を濾過して前記物品の収容部に清浄空気を吹き出す清浄空気吹き出し手段と、前記ケーシングの他端に設けられた前記清浄空気の排出口からなることを特徴とする。前記クリーン化装置が前記マニュピレータに対して摺動自在に装備されたことが望ましい。
【0009】
また、本発明係るクリーン搬送システムは、一方のクリーンエリアから受け出した物品を物品搬送ロボットのマニュピレータで把持し、前記物品を他方のクリーンエリアに搬送するようにしたクリーン搬送システムであって、前記マニュピレータの先端に前記物品の周囲を清浄に保つクリーン化装置を装備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、一方のクリーンエリアと他方のクリーンエリアとを結ぶ搬送路で物品を搬送する場合に、物品搬送ロボットの先端部に装備したクリーン化装置によって物品の周囲のみを局所的に清浄するようにした。このため、搬送路を格別にクリーンな環境に保つことなく、かつ物品を塵埃等で汚染させることなく搬送することができる。したがって、搬送路をクリーンな環境に保つために必要な莫大な設備コストと運転コストを省略することができ、大幅な費用節減を達成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は本発明の第1実施形態を示す側断面図である。一方のクリーンエリア10と他方のクリーンエリア12とは搬送路14で結ばれている。搬送路14にはマニュピレータ18を備えた物品搬送ロボット16が配置されている。物品搬送ロボット16は一方のクリーンエリア10から受け出した物品20をマニュピレータ18で把持して走行し、物品20を他方のクリーンエリア12に搬送する。また、これとは逆に物品搬送ロボット16は他方のクリーンエリア12から受け出した物品20をマニュピレータ18で把持して走行し、物品20を一方のクリーンエリア10に搬送することもある。
【0012】
クリーンエリア10と搬送路14との接続部にはパスボックス22が設けられている。パスボックス22の一側は扉24を介してクリーンエリア10に通じており、パスボックス22の他側は扉26を介して搬送路14に通じている。物品搬送ロボット16によるクリーンエリア10との物品20の受け出しは、このパスボックス22を経由して行われる。クリーンエリア12と搬送路14との接続部にもパスボックス28が設けられている。パスボックス28の一側は扉30を介してクリーンエリア12に通じており、パスボックス22の他側は扉32を介して搬送路14に通じている。物品搬送ロボット16によるクリーンエリア12との物品20の受け出しは、このパスボックス28を経由して行われる。
【0013】
物品搬送ロボット16のマニュピレータ18の先端にはクリーン化装置34が装備されている。このクリーン化装置34はマニュピレータ18に把持した物品20の周囲を清浄に保つために装備される。図2はクリーン化装置34の側断面図であり、図3は図2のA−A矢視図、図4は図2のB−B矢視図である。
【0014】
クリーン化装置34は角筒状のケーシング36の上部にファン38と高性能フィルタ40とからなる清浄空気吹き出し手段を備え、ファン38上方の開口が空気取込口42とされる。また、高性能フィルタ40の下方が物品20の収容部とされる。また、ケーシング36の下端は開放され、清浄空気の排出口44とされる。ケーシング36の一側面36Aには縦長の開口46が形成されている。この開口46を介して物品搬送ロボット16のマニュピレータ18の先端部50がケーシング36内に挿入されている。すなわち、先端部50は水平部材50A、垂直部材50B、チャック50Cとからなり、水平部材50Aに形成した摺動溝52が前記開口46と係合しており、先端部50はクリーン化装置34に対して上下方向に摺動可能とされている。そして、ケーシング36内に挿入された先端部50のチャック50Cが物品20を把持する。
【0015】
ファン38の駆動によって搬送路14内の空気が空気取込口42からケーシング36内に取り込まれる。この取込空気が高性能フィルタ40を通過する際に空気を濾過し、空気中に含まれる塵埃等がほぼ完全に除去される。このため、高性能フィルタ40を通過した空気はきわめて清浄である。この清浄空気をケーシング36の下端の排出口44に向けて下向流で流すことにより、物品20の周囲が清浄に保たれる。したがって、物品搬送ロボット16によって物品20を搬送する過程でファン38を継続して駆動すれば物品20は常に清浄な環境に置かれることになり、物品20が塵埃等により汚染されることがない。なお、排出口44は先端部50やこの先端部50に把持された物品20の出入口としても利用される。
【0016】
図5は物品搬送ロボットが一方のクリーンエリアから物品を受け出す際の動作説明図である。図5(1)は一方のクリーンエリア10から扉24を介して供給された物品20がパスボックス22内の定位置に待機した状態を示している。この時点ではパスボックス22の扉24、26は共に閉められている。この状態で物品搬送ロボット16が物品20を受け出すためにパスボックス22に接近し、図示のようにマニュピレータ18に装備されたクリーン化装置34がパスボックス22の天上面の定位置にソフトランディングされる。次いで、パスボックス22の扉26が開けられ、マニュピレータ18の先端部50が図5(2)に示したようにクリーン化装置34に対して摺動下降し、物品20を把持する。次いで、マニュピレータ18の先端部50が物品20を把持しつつ、図5(3)に示したようにクリーン化装置34に対して摺動上昇する。次いで、図1に示したように先端部50がクリーン化装置34を装備した状態で物品搬送ロボット16がパスボックス22から離れる。同時にパスボックス22の扉26を速やかに閉じる。なお、図5(1)から図1に示した状態までのすべての段階でファン38を継続して駆動し、クリーン化装置34のケーシング36内の物品収容部に清浄空気を送り続ける。このため、受け出しの過程で物品20が塵埃等により汚染されることはない。
【0017】
次いで、物品搬送ロボット16は物品20をマニュピレータ18で把持しつつ、搬送路14を走行し、他方のクリーンエリア12に物品を送り出す。図6は物品搬送ロボットが物品を他方のクリーンエリアに送り出す際の動作説明図である。図6(1)ではパスボックス28の扉30、32は共に閉められている。この状態で物品搬送ロボット16が物品20を送り出すためにパスボックス28に接近し、図示のようにマニュピレータ18に装備されたクリーン化装置34がパスボックス28の天上面の定位置にソフトランディングされる。次いで、パスボックス28の扉32が開けられ、マニュピレータ18の先端部50が図6(2)に示したようにクリーン化装置34に対して摺動下降し、物品20をパスボックス28の定位置に置く。次いで、図6(3)に示したようマニュピレータ18の先端部50をクリーン化装置34に対して摺動上昇させ、先端部50が上り切るとパスボックス28の扉32を速やかに閉じる。次いで、先端部50にクリーン化装置34が装備された状態で物品搬送ロボット16がパスボックス28から離れる。一方、パスボックス28内に置かれた物品20は適当なタイミングで扉30から他方のクリーンエリア12内に運び込まれる。以上の一連の動作によって、物品20の搬送、送り出しが終了する。なお、図1から図6(3)に示した状態までのすべての段階でもファン38を継続して駆動し、クリーン化装置34のケーシング36内に清浄空気を送り続ける。このため、物品20は搬送、送り出しの過程においても塵埃等により汚染されることはない。
【0018】
上述のとおり、本実施形態によれば、一方のクリーンエリア10と他方のクリーンエリア12とを結ぶ搬送路14で物品を搬送する場合に、物品搬送ロボット16の先端部50に装備したクリーン化装置34によって物品20の周囲のみを局所的に清浄するようにした。このため、搬送路14を格別にクリーンな環境に保つことなく、かつ物品20を塵埃等で汚染させることなく搬送することができる。したがって、搬送路14を格別にクリーンな環境に保つために必要な莫大な設備コストと運転コストを省略することができ、大幅な費用節減を達成することができる。
【0019】
図7は本発明の第2実施形態を示す動作説明図である。図7において図1及び図5と同一の符号を付した要素は前記第1実施形態で説明したものと同様の要素であり、説明を省略する。ただし、この第2実施形態ではクリーン化装置34Aはマニュピレータ18の先端部50に対して摺動自在とはされておらず、両者は固定されている。また、パスボックス22には物品20を昇降させる昇降台54が装備されている。
【0020】
図7は物品搬送ロボット16が一方のクリーンエリア10から物品を受け出す場合を示しており、図7(1)は一方のクリーンエリア10から扉24を介して供給された物品20がパスボックス22内の昇降台54上に待機した状態を示している。この時点ではパスボックス22の扉24、26は共に閉められている。この状態で物品搬送ロボット16が物品20を受け出すためにパスボックス22に接近し、図示のようにマニュピレータ18に装備されたクリーン化装置34Aがパスボックス22の天上面の定位置にソフトランディングされる。次いで、パスボックス22の扉26が開けられ、図7(2)に示したように昇降台54が上昇し、物品20を先端部50の位置まで押し上げる。そして、先端部50が物品20を引き継いで把持する。次いで、図7(3)に示したように昇降台54が下降して元の位置に戻る。同時にパスボックス22の扉26を速やかに閉じる。その後、物品搬送ロボットによって物品20が他方のクリーンエリアに搬送される。他方のクリーンエリア側にも上記と同様の昇降台を備えたパスボックスが配備されており、上記の物品20の受け出しとはほぼ逆の手順で物品搬送ロボットから他方のクリーンエリアへ物品20を送り出す。
【0021】
この第2実施形態でも、物品20の受け出し、搬送、送り出しの全過程でクリーン化装置34Aでは備え付けのファンを継続的に駆動して物品20の周囲を清浄に保つ。このため、クリーン化装置34Aによる物品20周囲の局所的な清浄化だけで、物品20を塵埃等で汚染させることなく安全に搬送することができる。
【0022】
図8は本発明の第3実施形態を示す部分側面図である。図8において仕切り壁60の左側はクリーンエリア62であり、右側は搬送路64である。搬送路64側にはマニュピレータ66の先端部68にクリーン化装置70を装備した物品搬送ロボットが配備されている。クリーン化装置70は角筒状又は円筒状のケーシング72の右部にファン74と高性能フィルタ76とを備え、ファン74の右側の開口が空気取込口78とされる。また、ケーシング72の左端は開放され、清浄空気の空気排出口を兼用した物品20の出入口80とされる。ケーシング72の上面72Aからマニュピレータ66の先端部68がケーシング72内に挿入されている。すなわち、先端部68は垂直部材68A、水平部材68B、チャック68Cとからなる。垂直部材68Aにケーシング72の上面72Aを固定することによって、クリーン化装置70がマニュピレータ18の先端部68に固定される。そして、ケーシング72内に挿入された先端部50のチャック50Cが物品20を把持する。
【0023】
ファン74の駆動によって搬送路64内の空気が空気取込口68からケーシング72内に取り込まれる。この取込空気が高性能フィルタ76を通過する際に空気中に含まれる塵埃等がほぼ完全に除去される。このため、高性能フィルタ75を通過した空気はきわめて清浄である。この清浄空気をケーシング72左端の出入口80に向けて流すことにより、物品20の周囲が清浄に保たれる。ケーシング72の下面には脚82が取り付けられている。仕切り壁60にはクリーンエリア62と搬送路64とを連通させる開口部84が設けられている。開口部84のクリーンエリア62側には扉86が、搬送路64側の開口部84の周囲には弾性リング88が取り付けられている。また、搬送路64側の開口部84の下方には支持台90が張り出して設けられる。
【0024】
上記の構成において、クリーンエリア62と物品搬送ロボットとの間で物品20を出し入れする場合には、物品搬送ロボットを開口部84に接近させ、マニュピレータ66を駆動することによって、クリーン化装置70を支持台90上に着地させる。次に、クリーン化装置70を開口部84側に押し込む。すると、クリーン化装置70の左端部が弾性リング88と当接し、クリーン化装置70と開口部84との間に気密性が確保される。次いで、クリーンエリア62側の扉86を開き、マニュピレータ66の先端部68とクリーンエリア62との間で物品20を出し入れする。この操作の過程ではファン74を継続して駆動し、ケーシング72内を局所的に清浄に保つ。
【0025】
この第3実施形態ではクリーン化装置70自体がパスボックスの機能を兼用しており、第1,第2実施形態で示したような格別のパスボックスを設置する必要がない。このため、設備の簡略化、コスト低減に寄与する。なお、マニュピレータ66の駆動を完全自動化すれば、支持台90を省略することも可能であり、より一層、設備の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の第1実施形態を示す側断面図である。
【図2】クリーン化装置34の側断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図2のB−B矢視図である。
【図5】一方のクリーンエリアから物品を受け出す際の動作説明図である。
【図6】物品を他方のクリーンエリアに送り出す際の動作説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す動作説明図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す部分側面図である。
【図9】従来の物品搬送ロボットを用いる物品の搬送形態を例示した側面図である。
【符号の説明】
【0027】
10………一方のクリーンエリア、12………他方のクリーンエリア、14………搬送路、16………物品搬送ロボット、18………マニュピレータ、20………物品、22………パスボックス、24,26………扉、28………パスボックス、30,32………扉、34………クリーン化装置、36………ケーシング、36A………側面、38………ファン、40………高性能フィルタ、42………空気取り込み口、44………排出口、46………開口、50………先端部、50A………水平部材、50B………垂直部材、50C………チャック、52………溝、54………昇降台、60………仕切り壁、62………クリーンエリア、64………搬送路、66………マニピュレータ、68………先端部、70………クリーン化装置、72………ケーシング、84………開口部、86………扉、88………弾性リング、90………支持台。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方のクリーンエリアから受け出した物品をマニュピレータで把持して走行し、前記物品を他方のクリーンエリアに搬送する物品搬送ロボットであって、前記マニュピレータの先端に前記物品の周囲を清浄に保つクリーン化装置が装備されたことを特徴とする物品搬送ロボット。
【請求項2】
前記クリーン化装置が前記マニュピレータで把持された前記物品の収容部を有する筒状のケーシングと、このケーシングの一端から取り込んだ空気を濾過して前記物品の収容部に清浄空気を吹き出す清浄空気吹き出し手段と、前記ケーシングの他端に設けられた前記清浄空気の排出口からなることを特徴とする請求項1に記載の物品搬送ロボット。
【請求項3】
前記クリーン化装置が前記マニュピレータに対して摺動自在に装備されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の物品搬送ロボット。
【請求項4】
一方のクリーンエリアから受け出した物品を物品搬送ロボットのマニュピレータで把持し、前記物品を他方のクリーンエリアに搬送するようにしたクリーン搬送システムであって、前記マニュピレータの先端に前記物品の周囲を清浄に保つクリーン化装置を装備したことを特徴とするクリーン搬送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−88272(P2006−88272A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−277123(P2004−277123)
【出願日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【出願人】(000005452)日立プラント建設株式会社 (1,767)
【Fターム(参考)】