説明

画像処理装置及び画像処理プログラム

【課題】 画像データ等の管理を容易に行うことができる画像処理装置及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】 まず、入力装置12により、表示装置26に表示させる画像データを選択されると(ステップS10)、撮影されてから所定の期間以上経過した画像データ又はその再生画像に所定の画像処理が行われる(ステップS12)。ここで、ステップS12において再生画像に施される処理の内容は、例えば、セピア色やグレーのフィルタをかけたり、色あせさせたりすることにより画像が古びたように見せる加工や、画像の明度、彩度、色相、解像度、又はコントラストを変化させる(下げる)、圧縮、縮小、虫食いの痕やシミ、バツ印等をつける等の加工である。そして、表示装置26に再生画像が表示される(ステップS14)。これにより、画像データの新旧がわかりやすくなり、画像データの整理が容易になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理装置及び画像処理プログラムに係り、特にデジタル画像を保存する画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像データを記録する装置において、記録容量を節約するための技術が開発されている。例えば、特許文献1には、撮影した画像データを記憶する不揮発性の記憶手段と、画像データを外部記憶装置に無線通信によって伝送する無線通信手段とを備え、伝送が完了した画像データを記憶手段から消去する電子撮像カメラについて開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、計算機に格納された情報と対応づけられた重要度の情報を判定し、前記重要度の判定結果に基づいて計算機に格納された情報の情報量を削減するデジタル情報劣化方法等について開示されている。
【特許文献1】特開2002−330328号公報
【特許文献2】特開2003−85007号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等が普及しており、撮影した画像データを家庭等で手軽に管理することができる。また、最近のハードディスクやメモリカード等の記憶媒体の大容量化により、大量の画像データを保存することができる。しかしながら、大量の画像データを整理するのは難しく、必要な画像データが大量の画像データに埋もれてしまい、探し出すのが困難になるという問題がある。
【0005】
上記の特許文献1に開示された電子撮像カメラは、画像データを外部記憶装置に送信して消去することにより、カメラの空き容量を確保するためのものであり、本発明とは目的及び構成を異にする。また、上記特許文献2に開示されたデジタル情報劣化方法は、計算機に格納された情報の重要度等に応じて、情報の一部又は全部の消去や、画像データの縮小、格納場所の変更を行うものであり、本発明とは構成を異にする。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画像データ等の管理を容易に行うことができる画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1に係る画像処理装置は、画像データが記録された画像記録手段から前記画像データを取得する画像取得手段と、前記画像データの日時情報を読み取る日時情報読取手段と、前記画像データの再生画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段に表示させる画像データを選択する画像選択手段と、前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記再生画像に所定の処理を施す画像処理手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項1に係る画像処理装置によれば、画像データの新旧に応じて再生画像に所定の処理が施されるため、画像データの処理が容易になる。
【0009】
また、請求項2に係る画像処理装置は、画像データを記録する画像記録手段と、前記画像データの日時情報を読み取る日時情報読取手段と、前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データに所定の処理を施す画像処理手段と、前記所定の処理が施された画像データを前記画像記録手段に再記録させる画像再記録手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に示すように請求項1又は2に係る画像処理装置において、前記画像処理手段は、前記再生画像又は前記画像データにセピア色やグレーのフィルタをかける処理、色あせさせる処理、明度、彩度、色相、解像度、又はコントラストを変化させる処理、圧縮、縮小、虫食いの痕、シミ、又はバツ印をつける処理のうち少なくとも一つの処理を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る画像処理装置によれば、上記した効果に加え、再生画像又は画像データが経過時間に応じて、通常のプリントのように経時劣化して見える処理を施すことにより、デジタル画像でも時間の経過に伴う変化を楽しむことができる。
【0012】
請求項4に示すように請求項1から3に係る画像処理装置において、前記日時情報読取手段は前記画像選択手段により画像データが選択された際に、前記選択された画像データの日時情報を読み取り、前記画像処理手段は前記選択された画像データの日時情報に基づいて前記再生画像、又は前記画像データに処理を施すことを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に示すように請求項1から4に係る画像処理装置において、前記画像データに関連付けられた音声データを記録する音声データ記録手段と、前記画像データの再生画像の表示中に、前記画像データに関連付けられた音声データを出力する音声出力手段と、前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて音声データに所定の処理を施す音声処理手段とを更に備えることを特徴とする。
【0014】
請求項5に係る画像処理装置によれば、動画や静止画データに関連付けられた音声についても画像と同様に経時劣化の効果を加えることができ、デジタル音声でも時間の経過に伴う変化を楽しむことができる。
【0015】
請求項6に示すように請求項5に係る画像処理装置において、前記音声処理手段は、音量及び音の高低のうち少なくとも一つの要素を変化させることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7に示すように請求項5又は6に係る画像処理装置において、前記音声処理手段は、前記画像選択手段により画像データが選択された際に、前記音声出力に所定の処理を施すことを特徴とする。
【0017】
請求項8に係る画像処理装置は、画像データを記録する画像記録手段と、前記画像データの日時情報を読み取る日時情報読取手段と、前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データを消去する画像消去手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
請求項8に係る画像処理装置によれば、古くなった画像を自動的に消去することができるので、画像データの整理が容易になると共に、記録メディアを有効に活用である。
【0019】
請求項9に示すように請求項8に係る画像処理装置において、前記画像消去手段は、前記画像処理装置の電源のON、OFF、又は新規に画像が保存されたときに、前記画像データを消去することを特徴とする。
【0020】
請求項9に係る画像処理装置によれば、装置の利用頻度に応じて画像データの整理ができ便利である。
【0021】
請求項10に示すように請求項1から9に係る画像処理装置において、文書データを記録する文書データ記録手段と、前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記文書データが保存された日時からの経過時間に応じて前記文書データに所定の処理を施すか、又は消去するデータ処理手段とを更に備えることを特徴とする。
【0022】
請求項10に係る画像処理装置によれば、一般のアプリケーションにより作成された文書データ等についても経時劣化の効果を加えることができ、データの整理が容易になると共に、デジタルデータでも時間の経過に伴う変化を楽しむことができる。
【0023】
また、請求項11に係る画像処理プログラムは、画像データが記録された画像記録手段から前記画像データを取得する機能と、前記画像データの日時情報を読み取る機能と、前記画像データの再生画像を表示する機能と、前記表示させる画像データを選択する機能と、前記読み取られた日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記再生画像に所定の処理を施す機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0024】
請求項12に係る画像処理プログラムは、画像データを記録する機能と、前記画像データの日時情報を読み取る機能と、前記読み取られた日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データに所定の処理を施す機能と、前記所定の処理が施された画像データを再記録する機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【0025】
請求項13に係る画像処理プログラムは、画像データを記録する機能と、前記画像データの日時情報を読み取る機能と、前記読み取られた日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データを消去する機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、画像データの新旧に応じて再生画像に、例えば、経時劣化の効果を加える処理等の所定の処理が施されるため、画像データの処理が容易になると共に、デジタルデータでも画像や音声の経時劣化を楽しむことができる。また、古いデータを自動的に消去することにより、記録メディアを有効に活用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、添付図面に従って本発明に係る画像処理装置及び画像処理プログラムの好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図である。
【0028】
図1に示す画像処理装置10はデジタルカメラであり、入力装置12と、CPU14と、ROM16と、RAM18と、時計20と、記録メディア22と、画像フィルタ24を介してCPU14と接続された表示装置26と、撮像装置28とを備えている。
【0029】
入力装置12は、操作者が操作指示の入力を行うための装置であり、各種の操作ボタンや電源スイッチ等を含んでいる。
【0030】
CPU14は、画像処理装置10を統括制御する制御部である。CPU14は、操作部12等からの入力に応じて画像処理装置10の各装置の動作を制御する。
【0031】
ROM(Read Only Memory)16は、CPU14が処理するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納される記憶領域を含む装置である。
【0032】
RAM(Random Access Memory)18は、撮像装置28により取得された画像データが格納される一時記憶領域やCPU14が各種の演算処理等を行う作業用領域等を含む装置である。
【0033】
記録メディア22は、撮像装置28から受信した画像データが格納される装置であり、例えば、xDピクチャカード、コンパクトフラッシュ(CF)カード(登録商標)等である。
【0034】
画像フィルタ24は、記録メディア22に格納された画像データを再生用の画像やサムネイル表示画像に変換したり、再生画像に所定の加工を施すための装置である。
【0035】
表示装置26は、画像を表示するための装置であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や有機EL等である。
【0036】
次に、画像処理装置10により画像データを処理する方法について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理方法を示すフローチャートである。
【0037】
まず、入力装置12により、表示装置26に表示させる画像データを選択されると(ステップS10)、次に画像処理工程(ステップS12)に進む。
【0038】
図3は、ステップS12の画像処理工程を示すフローチャートである。まず、CPU14によりステップS10において選択された画像データが撮影された日付が読み取られる(ステップS120)。次に、時計20の現在の日付に基づいて、CPU14によりステップS120において読み取られた画像データの撮影日からの経過時間が算出される(ステップS122)。
【0039】
そして、撮影日から所定の期間(例えば、1年間、1箇月間等)経過しているかどうかが判定され(ステップS124)、所定期間経過していない場合には画像処理工程を終了する。一方、所定期間経過している場合には、画像フィルタ24により、表示装置26に表示するための画像データ(再生画像)を作成する際に所定の加工が施される(ステップS126)。ここで、ステップS126において再生画像に施される加工の内容は、例えば、セピア色やグレーのフィルタをかけたり、色あせさせたりすることにより画像が古びたように見せる加工や、画像の明度、彩度、色相、解像度、又はコントラストを変化させる(下げる)、圧縮、縮小、虫食いの痕やシミ、バツ印等をつける等の加工である。
【0040】
図2のフローチャートの説明に戻ると、次いでステップS14に進み、表示装置26に再生画像が表示される。これにより、画像の再生時に画像データの新旧がわかりやすくなり、画像データの整理が容易になる。
【0041】
なお、本実施形態においては、ステップS126において、撮影日からの経過日数に応じて、再生画像に異なる加工を施してもよい。例えば、撮影日からの経過日数が長い再生画像ほど、セピア色のフィルタの色を濃くしたり、明度等の変化のパラメータを大きくしたり、虫食いの痕等を大きくする。これにより、画像データの新旧がよりわかりやすくなる。
【0042】
また、画像処理装置10はデジタルカメラとしたが、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯情報端末(PDA)等の計算機やストレージデバイス等にも本発明の画像処理装置を適用することができる。図4は、画像処理装置の別の例を示すブロック図である。
【0043】
図4に示す画像処理装置30は、入力装置32と、CPU34と、ROM36と、RAM38と、時計40と、記録装置42と、画像フィルタ44を介してCPU34と接続された表示装置46と、通信I/F48とを備えている。
【0044】
入力装置32は、例えば、マウス等のポインティングデバイスやキーボードである。記録装置42は、画像データ等を保存するための装置であり、例えば、ハードディスクや、CD−R等の記録メディアである。通信I/F48は、デジタルカメラ50と通信するための装置であり、画像処理装置30は通信I/F48を介してデジタルカメラ50に格納された画像データを読み込む。なお、CPU34等については、図1の例と同様であるため説明を省略する。
【0045】
なお、本実施形態においては、所定のアプリケーションにより作成されたデータ(文書データ等)にも上述のような加工を施すようにしてもよい。例えば、ワープロソフトで作成された文書データを表示する際に、文書データの作成からの経過時間に応じて上記のようなフィルタの適用や明度等の変化、虫食いの痕等つける等の加工を施す。これにより、文書データの新旧が一目瞭然となり管理が容易になる。
【0046】
また、上述の実施形態においては、再生画像に画像処理を施すこととしたが、画像データそのものやサムネイル画像に画像処理を施すようにしてもよい。図5は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図である。
【0047】
図5に示すように、本実施形態の画像処理装置52は、画像フィルタ54と、再記録処理装置56とを備えている。画像フィルタ54は、記録メディア22に格納された画像データを再生用の画像やサムネイル表示画像に変換したり、画像データに所定の加工を施すための装置である。再記録処理装置56は、画像フィルタで加工された画像データを記録メディア22に再保存するための装置である。なお、図5に示す入力装置12等の他の構成については、上述の実施形態(図1)と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
次に、画像処理装置52により画像データを処理する方法について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理方法を示すフローチャートである。
【0049】
まず、入力装置12の電源スイッチがOFFになると(ステップS20)、次に画像処理工程(ステップS22)に進む。
【0050】
図7は、ステップS22の画像処理工程を示すフローチャートである。まず、CPU14により記録メディア22に格納された各画像データが撮影された日付が読み取られる(ステップS220)。次に、時計20の現在の日付に基づいて、CPU14によりステップS220において読み取られた各画像データの撮影日からの経過時間が算出される(ステップS222)。
【0051】
そして、各画像データの撮影日から所定の期間(例えば、1年間、1箇月間等)経過しているかどうかが判定され(ステップS224)、所定期間経過していない画像データについては画像処理は行われない。一方、所定期間経過している画像データについては、画像フィルタ54により所定の加工が施される(ステップS226)。ここで、ステップS226において再生画像に施される加工の内容は、上述の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0052】
図6のフローチャートの説明に戻ると、次いでステップS24に進み、上述のステップS226において処理が施された画像が記録メディア22に上書き保存される。そして、画像処理装置52の電源がOFFになる(ステップS26)。これにより、記録メディア22に格納されている画像データの新旧がわかりやすくなり、画像データの整理が容易になる。
【0053】
なお、上述のステップS24において、画像データは処理された後、元データに上書き保存されるようにしたが、元データとは別に保存してもよい(例えば、処理された画像データを記録メディア22に保存して、元データを別のフォルダやリムーバブルメディア等に保存する等)。
【0054】
次に、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置について説明する。図8は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図である。図8に示す画像処理装置58において、入力装置12等については、上述の実施形態(図1)と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】
次に、画像処理装置58により画像データを処理する方法について説明する。図9は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理方法を示すフローチャートである。
【0056】
まず、入力装置12の電源スイッチがOFFになると(ステップS30)、次に画像処理工程(ステップS32)に進む。
【0057】
図10は、ステップS32の画像処理工程を示すフローチャートである。まず、CPU14により記録メディア22に格納された各画像データが撮影された日付が読み取られる(ステップS320)。次に、時計20の現在の日付に基づいて、CPU14によりステップS320において読み取られた各画像データの撮影日からの経過時間が算出される(ステップS322)。
【0058】
そして、各画像データの撮影日から所定の期間(例えば、1年間、1箇月間等)経過しているかどうかが判定され(ステップS324)、所定期間経過していない画像データについては記録メディア22にそのまま保存される。一方、所定期間経過している画像データは消去される(ステップS326)。
【0059】
図9のフローチャートの説明に戻ると、次いでステップS34に進み、画像処理装置58の電源がOFFになる。これにより、記録メディア22に格納されている古い画像データが自動的に消去されるため、画像データの整理が容易になる。
【0060】
なお、上述のステップS34において、画像データが記録メディア22から消去される際に、別のリムーバブルメディア等に保存されるようにしてもよい。また、操作者が消去したくない画像データについては、所定期間が経過しても保存されるようにタグ情報やフラグ等を設定できるようにしてもよいし、画像データの長期保存用のお気に入りフォルダ等に移動させてもよい。
【0061】
また、上記第2、第3の実施形態においては、電源OFF時に画像処理を行うこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電源ON時に行ってもよいし、撮影が行われて新規に画像データが保存されるごと等の適当なタイミングで行われるようにしてもよい。また、画像処理装置(52、58)に画像処理を行わせるための専用の入力スイッチ等を設けてもよい。
【0062】
また、上記第2、第3の実施形態において、画像処理装置(52、58)はデジタルカメラとしたが、第1の実施形態と同様、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯情報端末(PDA)等の計算機やストレージデバイス等にも本実施形態の画像処理装置を適用することができる。なお、この場合、所定のアプリケーションにより作成されたデータ(文書データ等)にも上述のような処理を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る画像処理方法を示すフローチャート
【図3】ステップS12の画像処理工程を示すフローチャート
【図4】画像処理装置の別の例を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図
【図6】本発明の第2の実施形態に係る画像処理方法を示すフローチャート
【図7】ステップS22の画像処理工程を示すフローチャート
【図8】本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図
【図9】本発明の第3の実施形態に係る画像処理方法を示すフローチャート
【図10】ステップS32の画像処理工程を示すフローチャート
【符号の説明】
【0064】
10…画像処理装置、12…入力装置、14…CPU、16…ROM、18…RAM、20…時計、22…記録メディア、24…画像フィルタ、26…表示装置、28…撮像装置、30…画像処理装置、32…入力装置、34…CPU、36…ROM、38…RAM、40…時計、42…記録装置、44…画像フィルタ、46…表示装置、48…通信I/F、50…デジタルカメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データが記録された画像記録手段から前記画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像データの日時情報を読み取る日時情報読取手段と、
前記画像データの再生画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に表示させる画像データを選択する画像選択手段と、
前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記再生画像に所定の処理を施す画像処理手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
画像データを記録する画像記録手段と、
前記画像データの日時情報を読み取る日時情報読取手段と、
前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データに所定の処理を施す画像処理手段と、
前記所定の処理が施された画像データを前記画像記録手段に再記録させる画像再記録手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
前記画像処理手段は、前記再生画像又は前記画像データにセピア色やグレーのフィルタをかける処理、色あせさせる処理、明度、彩度、色相、解像度、又はコントラストを変化させる処理、圧縮、縮小、虫食いの痕、シミ、又はバツ印をつける処理のうち少なくとも一つの処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記日時情報読取手段は前記画像選択手段により画像データが選択された際に、前記選択された画像データの日時情報を読み取り、前記画像処理手段は前記選択された画像データの日時情報に基づいて前記再生画像、又は前記画像データに処理を施すことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像データに関連付けられた音声データを記録する音声データ記録手段と、
前記画像データの再生画像の表示中に、前記画像データに関連付けられた音声データを出力する音声出力手段と、
前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて音声データに所定の処理を施す音声処理手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記音声処理手段は、音量及び音の高低のうち少なくとも一つの要素を変化させることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記音声処理手段は、前記画像選択手段により画像データが選択された際に、前記音声出力に所定の処理を施すことを特徴とする請求項5又は6記載の画像処理装置。
【請求項8】
画像データを記録する画像記録手段と、
前記画像データの日時情報を読み取る日時情報読取手段と、
前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データを消去する画像消去手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項9】
前記画像消去手段は、前記画像処理装置の電源のON、OFF、又は新規に画像が保存されたときに、前記画像データを消去することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
【請求項10】
文書データを記録する文書データ記録手段と、
前記日時情報読取手段により取得された日時情報に基づき、前記文書データが保存された日時からの経過時間に応じて前記文書データに所定の処理を施すか、又は消去するデータ処理手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の画像処理装置。
【請求項11】
画像データが記録された画像記録手段から前記画像データを取得する機能と、
前記画像データの日時情報を読み取る機能と、
前記画像データの再生画像を表示する機能と、
前記表示させる画像データを選択する機能と、
前記読み取られた日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記再生画像に所定の処理を施す機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
【請求項12】
画像データを記録する機能と、
前記画像データの日時情報を読み取る機能と、
前記読み取られた日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データに所定の処理を施す機能と、
前記所定の処理が施された画像データを再記録する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
【請求項13】
画像データを記録する機能と、
前記画像データの日時情報を読み取る機能と、
前記読み取られた日時情報に基づき、前記画像データが撮影された日時からの経過時間に応じて前記画像データを消去する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とする画像処理プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2006−25007(P2006−25007A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−199324(P2004−199324)
【出願日】平成16年7月6日(2004.7.6)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】