説明

画像形成装置、及び画像形成システム

【課題】消費電力を低減した画像形成装置、及び画像形成システムを提供する。
【解決手段】ページ記述画像情報を画像情報に変換し、変換した画像情報を画像形成手段に出力する変換出力手段と、変換出力手段へ供給されている電力の供給を停止する停止手段と、変換出力手段への電力の供給を再開する再開手段と、上位装置から取得された画像情報を記録するために予め確保された記録領域が設けられた記録手段と、上位装置から画像情報、及びページ記述画像情報の少なくとも一方を取得すると共に、画像情報を取得した場合には、画像形成手段に記録手段に記録された画像情報を出力し、ページ記述画像情報を受信した場合には、再開手段により電力の供給を再開させると共に、変換出力手段にページ記述画像情報を出力する出力手段と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、及び画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、待機時にはインターフェース部のみ電力供給し、コントローラ部及びエンジン部への電力供給を遮断する方法が開示されている。また、特許文献2には、ビットマップデータをホストコンピュータから受信する場合は、ページ記述言語を解釈しビットマップデータを作成する回路への電力供給を遮断することで、動作が不要な回路の消費電力を削減する方法が挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−156512号公報
【特許文献2】特開2006−240095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、消費電力を低減した画像形成装置、及び画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像情報に基づき、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、ページ記述言語により記述されたページ記述画像情報を前記画像情報に変換し、該変換した画像情報を前記画像形成手段に出力する変換出力手段と、前記変換出力手段へ供給されている電力の供給を停止する停止手段と、前記停止手段により停止された前記変換出力手段への電力の供給を再開する再開手段と、上位装置から取得された画像情報を記録するために予め確保された記録領域が設けられた記録手段と、前記上位装置から画像形成要求として画像情報、及びページ記述画像情報の少なくとも一方を取得すると共に、前記画像情報を取得した場合には、前記画像形成手段に前記記録手段に記録された該画像情報を出力し、前記ページ記述画像情報を受信した場合には、前記再開手段により電力の供給を再開させると共に、前記変換出力手段に該ページ記述画像情報を出力する出力手段と、を有する。
【0006】
上記目的を達成するために、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置と、前記上位装置とを有し、前記上位装置は、前記記録領域に記録可能な記録可能情報量を予め保持しておき、前記画像形成装置に画像形成するためのページ記述画像情報を画像情報に変換した場合の該画像情報の情報量が、前記記録可能情報量以下の情報量となる場合には、前記ページ記述画像情報を画像情報に変換し、該変換された画像情報を前記画像形成要求として前記画像形成装置に送信する。
【0007】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記上位装置は、前記画像形成装置に画像形成するためのページ記述画像情報を画像情報に変換した場合の該画像情報の情報量が、前記記録領域に記録可能な記録可能情報量より大きい情報量となる場合には、前記ページ記述画像情報を前記記録可能情報量以下の情報量となるまで画像情報に変換し、該変換により得られた画像情報と、該画像情報に変換されなかったページ記述画像情報とを前記画像形成要求として前記画像形成装置に送信するものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1及び請求項2の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して消費電力を低減することができる。具体的には、変換出力手段が変換処理を行なうことから、その規模も大きく処理速度も高速なため、待機時の消費電力も高くなる。従って、待機時に変換手段への電力を停止することは、待機時の消費電力を低減することができる。
【0009】
請求項3の発明によれば、画像情報の情報量が記録可能情報量より多くなる場合にも対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態に係る画像形成装置及び画像形成システムの構成を示す図である。
【図2】メインCPU及びサブCPUの構成を示す図である。
【図3】メインASIC及びサブASICの構成を示す図である。
【図4】ホストコンピュータの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】変換処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】変換処理(圧縮)の流れを示すフローチャートである。
【図7】画像形成装置の節電状態時の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、画像を記録媒体に形成することを、印刷すると表現することがある。
【0012】
まず、図1を用いて、本実施の形態に係る画像形成装置及び画像形成システムについて説明する。画像形成システムは、上位装置であるホストコンピュータ200と画像形成装置100を含んで構成される。ホストコンピュータ200と画像形成装置100は、例えばLAN(Local Area Network)等で接続され、互いに情報のやり取りが可能となっている。
【0013】
また、ホストコンピュータ200は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。そして、ホストコンピュータ200は、後述するサブメモリに記録可能な記憶可能情報量を予め保持している。
【0014】
一方、画像形成装置100は、メインコントローラ110、サブコントローラ120、印刷部130を含んで構成される。このうち、メインコントローラ110は、メインCPU111、メインメモリ112、及びメインASIC(Application Specific Integrated Circuit)113を含み、サブコントローラ120は、サブCPU121、サブメモリ122、及びサブASIC123を含む。
【0015】
印刷部130は、画像情報に基づき、記録媒体に画像を形成するものであり、本実施の形態における画像情報とは、ページ記述言語(以下、PDLと記す)で記述されたページ記述画像情報(以下、PDL情報)から変換されたラスタデータを示している。
【0016】
上記メインコントローラ110は、PDL情報を画像情報に変換し、該変換した画像情報を印刷部130に出力するものである。
【0017】
また、サブコントローラ120は、ホストコンピュータ200との情報をやり取りすることが可能である。また、メインコントローラ110へ供給されている電力の供給を停止でき、更に停止されたメインコントローラ110への電力の供給を再開することができる。なお、本実施の形態におけるサブコントローラ120は、メインコントローラ110に加え、印刷部130への電力の供給の停止、再開も可能である。
【0018】
更にサブコントローラ120は、ホストコンピュータ200から画像形成要求として前記枚数情報に応じた画像情報、及びPDL情報の少なくとも一方を取得すると共に、前記画像情報を取得した場合には、印刷部130にサブメモリ122に記録された画像情報を出力し、PDL情報を受信した場合には、電力の供給を再開させると共に、メインコントローラ110に該PDL情報を出力する。
【0019】
次に、図2を用いて、メインCPU111及びサブCPU121について説明する。同図(A)は、メインCPU111の構成、同図(B)はサブCPU121の構成を示している。
【0020】
メインコントローラ110は、PDL情報を解釈し描画処理を行うことでPDL情報を変換するため、メインCPU111には、浮動少数点演算装置および大容量の2次キャッシュが必要となるとともに処理速度も要求される。これに対し、サブコントローラ120は、描画処理を行わず、ホストコンピュータ200とのインターフェース制御が主な処理となるため、浮動小数点演算装置および大容量の2次キャッシュが不要となり、処理速度もメインCPU111程は要求されない。
【0021】
一般的に、回路規模が大きく処理速度が速い方が消費電力が高いため、メインCPU111とサブCPU121とでは、メインCPU111の方が消費電力が高い。また、スタンバイ状態における消費電力は、メモリのリーク電流に起因する割合が大きいため、メインCPU111は、スタンバイ状態でも多くの電力を消費することとなる。
【0022】
同様に、メインコントローラ110のメインメモリ112とサブコントローラ120のサブメモリ122、メインコントローラ110のメインASIC113とサブコントローラ120のサブASIC123を比較した場合でも、メインコントローラ110側の方が消費電力が高くなる。
【0023】
メインコントローラ110は、PDL情報を解釈し描画処理を行うため、メインメモリ112には、PDL情報、PDLを解釈し中間言語で記述されたデータ、中間言語を解釈し描画処理された印刷データ等が格納される。そのため、メインメモリ112の容量は大きくなり、上述するようにアクセス回数も多いため、高速に動作する必要がある。
【0024】
これに対し、サブコントローラ120のサブメモリ122は、ホストコンピュータ200からのデータを一時的に保持することが主なので、メインメモリ112と比較して容量も少なく、高速に動作する必要がない。
【0025】
一般的に、DDR(Double-Data-Rate)などのメモリは、大容量で高速になるほど動作時および待機時の消費電力が高くなるので、メインメモリ112の方が消費電力が高くなることになる。
【0026】
次に、図3を用いて、メインASIC113、及びサブASIC123の機能について説明する。
【0027】
メインASIC113は、メインCPU111とのインターフェース制御を行うCPUインターフェース、メインメモリ112の制御を行うメモリ制御部、サブコントローラ120とのインターフェース制御を行うサブコントローラインターフェース、HDD(Hard Disk Drive)やオプションの制御を行う汎用バス制御部、印刷処理を制御する印刷処理制御部、及び描画処理を補助する描画処理補助部で構成される。このうち、描画処理補助部には、データの圧縮を行う圧縮器や色空間変換器などの処理が含まれる。
【0028】
サブASIC123は、サブCPU121とのインターフェース制御を行うCPUインターフェース、サブメモリ122の制御を行うメモリ制御部、メインコントローラ110とのインターフェース制御を行うメインコントローラインターフェース、ホストコンピュータ200とのインターフェース制御をインターフェース制御部、印刷処理を制御する印刷処理制御部で構成される。
【0029】
上述したメインASIC113の描画処理補助部に含まれる圧縮処理や色空間変換処理には多くのメモリが必要であり、また、上述したように、メインコントローラ110は処理速度が要求されるため、メインASIC113のCPUインターフェースおよびメモリ制御部は高速で動作することになる。
【0030】
従って、メインASIC113とサブASIC123とでは、メインASIC113の方が、動作時、スタンバイ状態時ともに消費電力が高いことになる。
【0031】
以上説明した構成で実行される処理について、フローチャートを用いて説明する。図4に示されるフローチャートは、ホストコンピュータ200のCPUにより実行される処理の流れを示している。
【0032】
まず、ステップ101で、保持しているサブメモリ122が記録可能な記録可能情報量Mを取得し、次のステップ102で、後述する変換処理を行なう。この変換処理により、画像形成装置100に印刷を要求する際に送信する要求情報量(画像情報とPDL情報の情報量)が記録可能情報量Mを超えるか否か分かるので、ステップ103で、要求情報量が記録可能情報量Mより大きいか否か判定する。
【0033】
ステップ103で肯定判定した場合には、ステップ104でPDL情報から画像情報への変換処理が必要であることを画像形成装置100に通知し、ステップ105で、上記変換処理にて得られた記録可能情報量M以下の画像情報と、該画像情報に変換されなかった残りのPDL情報を印刷要求として出力して処理を終了する。
【0034】
一方、ステップ103で否定判定した場合には、ステップ106で変換処理が不要であることを画像形成装置100に通知し、ステップ107で、上記変換処理にて得られた記録可能情報量M以下の画像情報を印刷要求として出力して処理を終了する。
【0035】
次に上記ステップ102の変換処理の流れを、図5のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ201で、ドライバの設定から、各用紙サイズにおける情報量を算出する。このドライバとは、ホストコンピュータ200に組み込まれた画像形成装置100用のソフトウェアである。このドライバには、画像形成装置100内の用紙サイズ、解像度、データ形式等の画像形成装置100に対する設定が予め指定される。例えば、画像形成装置100への設定がモノクロ、2値、解像度600dpiであった場合は、用紙サイズがA4であれば1ページ当りのデータサイズは約4MB、A3であれば約8MBとなる。カラー、多値(8bit)、解像度600dpiであった場合は、用紙サイズがA4であれば1ページ当りのデータサイズは約128MB、A3であれば約256MBとなる。
【0036】
フローチャートに戻り、ステップ202で、ページ数を示すカウンタkを1で初期化し、記録可能情報量Mと比較するための総和Sを0で初期化する。そして、ステップ203でkページ目の用紙サイズを抽出し、その用紙サイズを画像情報に変換した場合の情報量Skを算出する。そして、ステップ204で総和SにSkを加える。
【0037】
次のステップ205で総和Sが記録可能情報量Mより大きいか否か判定する。ステップ205で肯定判定した場合には、ステップ206でk−1ページまでの画像情報を作成し、更にステップ207でkページから最後のページであるnページまでのPDL情報を作成して処理を終了する。これにより、記録可能情報量M以下の画像情報と残りのページのPDL情報が作成される。
【0038】
一方、上記ステップ205で否定判定した場合には、ステップ208でkがnと等しいか否か、すなわち最後のページまで総和Sを算出したか否か判定する。ステップ208で否定判定した場合には、ステップ209で、kを1だけ増分し、ステップ203の処理に戻る。ステップ208で肯定判定した場合には、ステップ210でnページまでの画像情報を作成し、処理を終了する。これにより記録可能情報量M以下の画像情報が作成される。
【0039】
上述したフローチャートにおける処理を具体的に説明すると、例えばサブメモリ122の容量が256MB、モノクロ、2値、解像度600dpiで、全てのページがA4の場合、ドキュメントの総ページ数が64ページ以下の場合は、全ページがサブメモリ122に記録できるので全ページが描画処理済みの画像情報となり、総ページ数が65ページ以上の場合は、64ページ目までは画像情報としてサブメモリ122に記録でき、65ページ目以降は記録できないこととなり、64ページ目までが描画処理済みの画像情報、65ページ目以降がPDL情報となる。
【0040】
上述した変換処理では、画像情報の圧縮は考慮していない処理であるが、次の図6に示される変換処理を示すフローチャートは、圧縮を考慮した処理をなっている。一般的に、描画処理済みの画像情報はデータサイズが大きいため、圧縮処理を行ってから画像形成装置100に出力される。圧縮処理を行う場合、文書に応じて圧縮後のデータサイズが異なるため、ドライバの設定と用紙サイズのみではデータサイズを算出することができない。
【0041】
そこでまず、ステップ301で、ページ数を示すカウンタkを1で初期化し、総和Sを0で初期化する。次のステップ302で、kページ目を変換し、更に圧縮した画像情報の情報量Skをドライバの設定に基づき算出する。そして、ステップ303で総和SにSkを加える。
【0042】
次のステップ304で、総和Sが記録可能情報量Mより大きいか否か判定する。ステップ304で肯定判定した場合には、ステップ305でkページから最後のページであるnページまでのPDL情報を作成して処理を終了する。これにより、ステップ302で作成された記録可能情報量M以下の画像情報と残りのページのPDL情報が作成される。
【0043】
一方、上記ステップ304で否定判定した場合には、ステップ306でkがnと等しいか否か、すなわち最後のページまで算出したか否か判定する。ステップ306で否定判定した場合には、ステップ307で、kを1だけ増分し、ステップ302の処理に戻る。ステップ306で肯定判定した場合には処理を終了する。これにより記録可能情報量M以下の画像情報が作成される。
【0044】
以上がホストコンピュータ200で行なわれる処理である。次に、図7を用いて、画像形成装置100で行なわれる処理の流れを説明する。
【0045】
まず、ステップ401でサブコントローラ120が印刷要求を受信すると、ステップ402で印刷部130に電源供給を再開する。そして、ステップ403で、印刷要求が変換処理が必要であることを示すか否か判定する。
【0046】
ステップ403で否定判定した場合には、サブコントローラ120は、ステップ404でサブメモリ122に記録された画像情報を印刷部130に出力し、ステップ405で印刷部130は印刷を行ない処理を終了する。
【0047】
一方、ステップ403で肯定判定した場合には、サブコントローラ120は、ステップ406でメインコントローラ110に電源供給を再開するページを決定する。具体的に説明すると、まずサブコントローラ120には、メインコントローラ110が電力供給再開から変換処理および印刷処理が可能になるまでの復帰に要する時間が予め記憶されている。そして、画像情報のページ数とメインコントローラ110の復帰に要する時間から、メインコントローラ110に電力供給を再開するために適した時間が分かるが、この処理では、この時間に基づいて何ページ目の印刷開始時に電力を供給するかを決定するものとなっている。
【0048】
次のステップ407で、サブコントローラ120は、印刷する画像情報のページが決定された再開ページか否か判定する。ステップ407で否定判定した場合には、ステップ414でサブコントローラ120は画像情報を印刷部130に出力し、ステップ415で印刷部130は印刷を行ない、再びステップ407の処理に戻る。
【0049】
一方、ステップ407で肯定判定した場合には、サブコントローラ120は、ステップ408でメインコントローラ110に電源供給を再開する。メインコントローラ110が復帰するまでの時間、サブコントローラ120は、ステップ409で画像情報を印刷部130に出力し、印刷部130はステップ410で印刷を行なう。
【0050】
これによりメインコントローラ110が復帰すると、サブコントローラ120は、ステップ411でPDL情報をメインコントローラ110に出力し、ステップ412でメインコントローラ110はPDL情報を画像情報に変換して印刷部130に出力し、印刷部130はステップ413で印刷を行なうことで処理を終了する。
【0051】
なお、以上説明した各フローチャートの処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で処理順序を入れ替えたり、新たなステップを追加したり、不要なステップを削除したりすることができることは言うまでもない。
【0052】
また、最近では、電力の供給が遮断されても設定およびデータを保持する不揮発性のCPUやRAMが開発され実用化されつつある。このような不揮発性デバイスをメインコントローラ110に採用すれば、メインコントローラ110への電力供給を遮断しても復帰に要する時間は短くなる。しかし、現状では、メインコントローラ110の性能要求に耐えうる高速で高機能なCPU、メインメモリ112のような大容量のRAMの実用化までは至っておらず、また、実用化されても高価なものになってしまう。
【0053】
一方、上記サブコントローラ120のサブCPU121およびサブメモリ122は、高速、高機能、大容量を必要としないため、このような不揮発性デバイスの採用は容易となる。従って、不揮発性デバイスをサブコントローラ120に採用し、待機時にサブCPU121およびサブメモリ122への電力供給を遮断することで、さらなる消費電力の低減効果が期待できる。
【符号の説明】
【0054】
100 画像形成装置
110 メインコントローラ
111 メインCPU
112 メインメモリ
113 メインASIC
120 サブコントローラ
121 サブCPU
122 サブメモリ
123 サブASIC
130 印刷部
200 ホストコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像情報に基づき、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
ページ記述言語により記述されたページ記述画像情報を前記画像情報に変換し、該変換した画像情報を前記画像形成手段に出力する変換出力手段と、
前記変換出力手段へ供給されている電力の供給を停止する停止手段と、
前記停止手段により停止された前記変換出力手段への電力の供給を再開する再開手段と、
上位装置から取得された画像情報を記録するために予め確保された記録領域が設けられた記録手段と、
前記上位装置から画像形成要求として画像情報、及びページ記述画像情報の少なくとも一方を取得すると共に、前記画像情報を取得した場合には、前記画像形成手段に前記記録手段に記録された該画像情報を出力し、前記ページ記述画像情報を受信した場合には、前記再開手段により電力の供給を再開させると共に、前記変換出力手段に該ページ記述画像情報を出力する出力手段と、
を有する画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置と、
前記上位装置とを有し、
前記上位装置は、前記記録領域に記録可能な記録可能情報量を予め保持しておき、前記画像形成装置に画像形成するためのページ記述画像情報を画像情報に変換した場合の該画像情報の情報量が、前記記録可能情報量以下の情報量となる場合には、前記ページ記述画像情報を画像情報に変換し、該変換された画像情報を前記画像形成要求として前記画像形成装置に送信する画像形成システム。
【請求項3】
前記上位装置は、前記画像形成装置に画像形成するためのページ記述画像情報を画像情報に変換した場合の該画像情報の情報量が、前記記録領域に記録可能な記録可能情報量より大きい情報量となる場合には、前記ページ記述画像情報を前記記録可能情報量以下の情報量となるまで画像情報に変換し、該変換により得られた画像情報と、該画像情報に変換されなかったページ記述画像情報とを前記画像形成要求として前記画像形成装置に送信する請求項2に記載の画像形成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−184418(P2010−184418A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−29828(P2009−29828)
【出願日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】