説明

画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

【課題】表示データの取得先とする外部装置を適切に特定することのできる画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【解決手段】表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置であって、携帯型の記録媒体より前記外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られたアドレス情報に基づいて前記外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、前記取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に外部装置より表示データを取得する画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1及び2には、Webブラウザを備え、ネットワークを介して接続するコンピュータ(外部処理装置)より提供されるWebページを操作パネルに表示させる画像形成装置が記載されている。表示されたWebページに対する指示入力は、外部処理装置に実装されたアプリケーションに通知される。アプリケーションは、指示入力に応じた処理を実行する過程において、当該画像形成装置を遠隔的に制御する。
【0003】
このようなシステム構成によれば、アプリケーションロジックを画像形成装置外に実装することができるため、画像形成装置のリソースの消費量の低減を図ることができる。また、アプリケーションの更新作業を画像形成装置ごとに行う必要がないというメリットがある。
【特許文献1】特開2006−203869号公報
【特許文献2】特開2006−203870号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、以上のようなシステムを稼働させるためには、予め各画像形成装置に外部処理装置のアドレス情報(IPアドレス、URL等)を登録しておく必要がある。斯かる作業は、特に、複数の画像形成装置が配置されている環境においては、画像形成装置ごとに必要とされ非常に煩雑であった。また、ネットワーク構成が変化する場合も再登録が必要とされる場合もあった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、表示データの取得先とする外部装置を適切に特定することのできる画像形成装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで上記課題を解決するため、本発明は、表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置であって、携帯型の記録媒体より前記外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られたアドレス情報に基づいて前記外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、前記取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する。
【0007】
このような画像形成装置では、表示データの取得先とする外部装置を適切に特定することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、表示データの取得先とする外部装置を適切に特定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第一の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。同図において、一台以上の画像形成装置100及び一台以上のアプリケーションサーバ200は、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク300を介して接続されている。
【0010】
画像形成装置100は、例えば、プリンタ、コピー、スキャナ、又は、ファクス等の複数の機能を一台の筐体において実現する複合機である。但し、いずれか一つの機能を実現する機器であってもよい。同図において、画像形成装置100は、ネットワークI/F101、Webブラウザ102、Webサービスサーバ103、操作部105、HDD106、プロッタ107、スキャナ108、及びICカードリーダ109等を有する。
【0011】
ネットワークI/F101は、ネットワーク300に接続するためのハードウェアインタフェースである。Webブラウザ102は、HTML(HyperText Markup Language)データ等のWebページに基づいて操作部105に画面を表示させるプログラムであり、表示制御部121及びサーバ検索部122等を有する。表示制御部121は、Webブラウザ102がアプリケーションサーバ200のWebサーバ207より受信したHTMLデータ(Webページ)の表示制御を行う。サーバ検索部122は、HTMLデータの取得先とするアプリケーションサーバ200を判定する。
【0012】
Webサービスサーバ103は、画像形成装置100の機能(スキャン機能、コピー機能、印刷機能等)をWebサービスとしてネットワーク300上に公開するプログラムである。すなわち、画像形成装置100の機能はネットワーク300経由で遠隔制御することができる。
【0013】
操作部105は、Webブラウザ102による表示制御に基づいて各種の画面を表示する表示部(例えば、液晶パネル)や、ユーザからの入力を受け付けるボタン等を備えたハードウェアであり、一般的にオペレーションパネル又は操作パネルとも呼ばれる。プロッタ107は、画像データの印刷を実行するハードウェアである。スキャナ108は、紙文書より画像データを読み取るハードウェアである。HDD106は、スキャナ108によって読み取られた画像データや、Webブラウザ102又はWebサービスサーバ103が実行する処理に必要な各種のデータを記憶する記憶装置である。ICカードリーダ109は、ICカード520に記録された情報を読み取るハードウェアである。なお、ICカード520は、各ユーザに一枚ずつ配布されている。但し、一枚のICカード520が複数のユーザによって共用されてもよい。
【0014】
なお、Webブラウザ102やWebサービスサーバ103等のプログラムは、例えば、SDカード510等の記録媒体より画像形成装置100の非図示のRAM上にロードされ、非図示のCPUに処理を実行させる。
【0015】
一方、アプリケーションサーバ200は、汎用的なコンピュータであり、アプリケーション201、ネットワークI/F202、Webサーバ207、及びWebサービスクライアント208等を有する。
【0016】
ネットワークI/F202は、ネットワーク300に接続するためのハードウェアインタフェースである。Webサーバ207は、画像形成装置100のWebブラウザ102からの要求(HTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエスト)に応じ、当該HTTPリクエストのURL(Uniform Resource Locator)に応じたアプリケーション201を呼び出す。Webサーバ207はまた、アプリケーション201による処理結果を含むHTMLデータをWebブラウザ102からの要求に対する応答(HTTPレスポンス)として返信する。Webサービスクライアント208は、アプリケーション201からの要求に応じ、画像形成装置100のWebサービスサーバ103にSOAP(Simple Object Access Protocol)リクエストを送信することにより、Webサービスサーバ103が提供する機能を遠隔的に制御する。
【0017】
アプリケーション201は、Webサーバ207より呼び出され、実装されたアプリケーションを実行後、その実行結果をHTMLデータとしてWebサーバ207に出力するいわゆるWebアプリケーションである。アプリケーション201は、アプリケーションロジックの実行過程において、Webサービスクライアント208を介して画像形成装置100を制御する。図中、アプリケーション201のブロックは一つしか記載されていないが、複数のアプリケーション201が存在しうる。各アプリケーション201は、画面構築部203及び機器制御部204等を有する。画面構築部203は、Webサーバ207に出力するHTMLデータを生成する。機器制御部204は、Webサービスクライアント208を介して画像形成装置100を制御する。
【0018】
アプリケーション201、Webサーバ207、及びWebサービスクライアント208等のプログラムは、例えば、CD−ROM530等の記録媒体よりアプリケーションサーバ200の非図示の記憶装置にインストールされる。インストールされた各プログラムは、実行時にはRAM上にロードされ、非図示のCPUに処理を実行させる。
【0019】
上記より、画像形成装置100の操作部105に表示される画面は、アプリケーション201の画面構築部203によって生成されたHTMLデータに基づいてWebブラウザ102の表示制御部121が表示させるものであることが分かる。当該画面を介してユーザが指示入力(例えば、スキャンの実行指示)を行うと、Webブラウザ102は、当該指示に応じたHTTPリクエストをアプリケーションサーバ200のWebサーバ207に送信する。Webサーバ207は、当該HTTPリクエストに含まれているURLに応じたアプリケーション201を呼び出す。アプリケーション201は、Webサーバ207からの呼び出しに応じ、ユーザによる指示に応じた処理を実行する。当該指示がスキャンの実行指示等、画像形成装置100を制御する必要がある場合、アプリケーション201の機器制御部204は、Webサ−ビスクライアント208を介して画像形成装置100のWebサービスサーバ103に対し機能の実行要求を示すSOAPリクエストを送信する。Webサービスサーバ103は、SOAPリクエストの受信に応じ、プロッタ107又はスキャナ108等を制御し、当該SOAPリクエストにおいて要求されている機能(例えば、スキャン)を実行する。
【0020】
Webサービスサーバ103は、機能の実行結果をSOAPレスポンスとしてアプリケーションサーバ200のWebサービスクライアント208に送信する。Webサービスクライアント208は、当該実行結果を機器制御部204に通知する。画面構築部203は、実行結果に基づいてHTMLデータを生成し、Webサーバ207に出力する。Webサーバ207は、当該HTMLデータをWebブラウザ102に送信する。Webブラウザ102の表示制御部121は、当該HTMLデータに基づいて、ユーザによる指示に応じた機能の実行結果を示す画面を表示させる。
【0021】
以上のように、ジョブを実行するためのアプリケーション201は、アプリケーション201に配置されることで、画像形成装置100におけるリソースの消費量を軽減することができると共に、アプリケーション201に関する保守作業の効率化を図ることができる。後者(保守作業の効率化)については、特に、アプリケーションサーバ200に対して複数の画像形成装置100が接続される場合に顕著な効果を得ることができる。すなわち、アプリケーション201のバグの修正やバージョンアップを図る際に、アプリケーションサーバ200上のアプリケーション201を更新することにより、複数台の画像形成装置100についてユーザから見た振る舞いを変更することができる。
【0022】
本実施の形態では、画像形成装置100とアプリケーションサーバ200との連携を実現するにあたり、連携対象とするアプリケーションサーバ200を選択するための処理について説明する。
【0023】
図2は、第一の実施の形態におけるアプリケーションサーバの選択処理を説明するためのシーケンス図である。
【0024】
画像形成装置100の操作者が、カードリーダ109にICカード520をかざすと(S101)、ICカードリーダ109は、ICカード520に記録されている情報を読み取る(S102)。ICカードリーダによって読み取られた情報は、画像形成装置100のRAMに記録される。
【0025】
図3は、第一の実施の形態においてICカードに記録されている情報を示す図である。同図に示されるように、ICカード520には、カードID及びユーザIDと、アプリケーション201ごとに、アプリ名、アドレス情報、ポート番号、及びアプリパス等とが記録されている。
【0026】
カードIDは、各ICカード520に一意な識別子である。ユーザIDは、各ユーザ(操作者)に一意な識別子である。アプリ名は、アプリケーション201の表示用の名前である。アドレス情報は、アプリケーション201が配置されているアプリケーションサーバ200をネットワーク上において識別するための情報であり、例えば、MAC(Media Access Control address)アドレス、ホスト名、又はIP(Internet Protocol)アドレス等である。ポート番号は、Webサーバ207に割り当てられたポート番号である。アプリパスは、アプリケーション201の実体が配置されているパス名である。
【0027】
なお、同図では、アプリケーションA及びアプリケーションBの二つのアプリケーション201に関する情報(以下、「アプリケーション情報」という。)が含まれている。この例に示されるように、一つのICカード520に複数のアプリケーション情報を記録することができる。
【0028】
ステップS102では、図3に示されるようなデータがICカード520から読み取られ画像形成装置100のRAMに記録される。
【0029】
続いて、Webブラウザ102のサーバ検索部122は、RAM102に記録された各アプリケーション情報に含まれているアドレス情報に基づいて、各アプリケーション201が配置されているアプリケーションサーバ200を検索する(S103)。なお、IPアドレスを用いて検索を行う場合であって、アドレス情報としてMACアドレスが登録されている場合、サーバ検索部122は、MACアドレスをIPアドレスに変換する。この変換にはRARP(Reverse Address Resolution Protocol)を用いればよい。
【0030】
続いて、サーバ検索部122は、対応するアプリケーションサーバ200が正常に検索されたアプリケーション情報に含まれているアプリ名を利用してアプリ選択画面を表示させるHTMLデータを生成する。表示制御部107は、当該HTMLデータに基づいてアプリ選択画面を操作部105に表示させる。(S104)。
【0031】
図4は、アプリ選択画面の表示例を示す図である。アプリ選択画面810は、利用対象とするアプリケーション201を選択させるための画面であり、アプリケーション情報ごと(アプリケーション201ごと)にアプリ選択ボタンが配置されている。各ボタンには、アプリケーション情報に含まれているアプリ名が表示されている。同図では、図3の例に従って、コピーアプリボタン811及びスキャンアプリボタン812が配置された例が示されている。
【0032】
アプリ選択画面810において、操作者によっていずれかのアプリ選択ボタンが押下されることにより利用対象とするアプリケーション201が選択されると(S105)、Webブラウザ102のサーバ検索部122は、選択されたアプリケーション201に対応するアプリケーション情報に基づいて、当該アプリケーション201に対するURLを生成する。表示制御部121は、当該URLに対してHTTPリクエスト(アプリケーション201へのアクセス要求)を送信する(S106)。例えば、コピーアプリが選択された場合、図3の例によれば、「http://xxx.xxx.xxx.xxx:80/myapp/scan.html」がURLとして生成される。
【0033】
アプリケーションサーバ200のWebサーバ207は、HTTPリクエストを受信すると、URLに対応したアプリケーション201を呼び出す。当該アプリケーション201の画面構築部203は、当該アプリケーション201の操作画面(初期画面)を表示させるHTMLデータを生成し、Webサーバ207に出力する。Webサーバ207は、当該HTMLデータをWebブラウザ102に返信する(S107)。
【0034】
HTMLデータの受信に応じ、Webブラウザ102の表示制御部121は、当該HTMLデータに基づいてアプリケーション201の操作画面を操作部105に表示させる(S108)。
【0035】
図5は、アプリケーションの操作画面の表示例を示す図である。同図の操作画面820は、コピーアプリの操作画面であり、コピー部数の入力が可能とされている。なお、操作画面の構成は、アプリケーション201に設定可能な情報に応じて適宜変更すればよい。
【0036】
操作画面820において設定情報(コピー部数)が入力され、操作部105のスタートキーが押下されると、図1を参照しつつ説明した処理(画像形成装置100とアプリケーションサーバ200との連携処理)が実行され、アプリケーション201の制御に基づいて画像形成装置100においてコピーが実行される。
【0037】
上述したように、第一の実施の形態によれば、画像形成装置100は、アプリケーションサーバ200及びアプリケーション201にアクセスするための情報(IPアドレスやURL等)をICカード520より取得することができる。したがって、予め、アプリケーションサーバ200等のアドレス情報等が設定されていなくともWebページの取得先とするアプリケーションサーバ200を特定することができる。その結果、ユーザによる操作負担を軽減することができる。
【0038】
次に、第二の実施の形態について説明する。第二の実施の形態では第一の実施の形態と異なる点について説明する。したがって、特に言及しない点については第一の実施の形態と同様でよい。
【0039】
図6は、第二の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。図6中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0040】
第二の実施の形態では、更に、一台以上のレジストリサーバ400がネットワーク300に接続されている。レジストリサーバ400は、ユーザ情報管理部401、アプリケーション情報管理部402、及びネットワークI/F403等を有する。
【0041】
ユーザ情報管理部401は、レジストリサーバ400の記憶装置を用いて、画像形成装置100の各ユーザのユーザ情報を管理する。図7は、第二の実施の形態におけるユーザ情報の構成例を示す図である。
【0042】
同図において、ユーザ情報は、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、及び有効期限等を含む。ユーザIDは、ユーザを一意に識別する識別子である。ユーザ名は、ユーザの名前を示す文字列である。メールアドレスは、ユーザの電子メールアドレスである。有効期限は、ユーザ情報の有効期限である。図中では、一人のユーザのユーザ情報が例示されているが、ユーザごとにユーザ情報が管理されている。
【0043】
アプリケーション情報管理部402は、レジストリサーバ400の記憶装置を用いて、各アプリケーションサーバ200のアプリケーション情報を管理する。図8は、第二の実施の形態におけるアプリケーション情報の構成例を示す図である。
【0044】
第二の実施の形態のアプリケーション情報は、第一の実施の形態のアプリケーション情報の構成とほぼ同様である。但し、第二の実施の形態のアプリケーション情報は、アプリケーションID、オーナーID、及び利用機能識別子を更に含む。
【0045】
アプリケーションIDは、各アプリケーション201に一意なIDである。オーナーIDは、アプリケーション201のオーナーユーザのユーザIDである。ユーザ情報のユーザIDとアプリケーション情報のオーナーIDとによってユーザ情報とアプリケーション情報とが関連付けられる。すなわち、アプリケーション情報はユーザごとに管理される。利用機能識別子は、画像形成装置100の機能(コピー、スキャン、印刷、FAX等)のうちアプリケーションが利用する機能の識別子(例えば、copy、scan、print、fax)である。複数の機能を利用する場合は、「&」によって各識別子が接続される。
【0046】
上記のように、第二の実施の形態では、第一の実施の形態においてICカード520内に記録されていた情報がレジストリサーバ400に記録されている。
【0047】
以下、第二の実施の形態の処理手順について説明する。図9は、第二の実施の形態におけるアプリケーションサーバの選択処理を説明するためのシーケンス図である。
【0048】
画像形成装置100の操作者が、カードリーダ109にICカード520をかざすと(S201)、ICカードリーダ109は、ICカード520に記録されている情報を読み取る(S202)。ICカードリーダによって読み取られた情報は、画像形成装置100のRAMに記録される。
【0049】
図10は、第二の実施の形態においてICカードに記録されている情報を示す図である。同図に示されるように、ICカード520には、カードID及びユーザIDと、レジストリサーバ400ごとに名称及びURL等のレジストリサーバ情報とが記録されている。
【0050】
カードID及びユーザIDの意味は、第一の実施の形態と同じである。名称は、レジストリサーバ400の名前(レジストリサーバ名)である。URLは、レジストリサーバ400のURLである。
【0051】
続いて、Webブラウザ102のサーバ検索部122は、RAM102に記録された各レジストリサーバ情報に基づいてレジストリサーバ選択画面を表示させるHTMLデータを生成する。表示制御部107は、当該HTMLデータに基づいてレジストリサーバ選択画面を操作部105に表示させる。(S203)。
【0052】
図11は、レジストリサーバ選択画面の表示例を示す図である。レジストリサーバ選択画面830は、アプリケーション情報の取得先とするレジストリサーバ400を選択させるための画面であり、レジストリサーバ情報ごと(レジストリサーバごと)にレジストリサーバ選択ボタンが配置されている。各ボタンには、レジストリサーバ情報に含まれている名称が表示されている。同図は、図10の例に基づいた例が示されている。
【0053】
続いて、レジストリサーバ選択画面830において、操作者によっていずれかのレジストリサーバ選択ボタンが押下されることにより、アプリケーション情報の取得先とするレジストリサーバ400が選択される(S204)。続いて、サーバ検索部122は、ICカード520より読み取られたユーザIDと、当該画像形成装置100の機器能力情報とを指定して、アプリケーション情報の取得要求を選択されたレジストリサーバ400に送信する(S205)。選択されたレジストリサーバ400は、レジストリサーバ情報のURLによって識別される。ここで、機器能力情報とは、画像形成装置100が備える(実行可能な)機能を示す情報であり、図8において説明したアプリケーション情報の利用機能識別子と同じ識別子(例えば、copy、scan、print、fax)を用いて表現される。なお、機器能力情報は、例えば、HDD106に記録されている。
【0054】
サーバ検索部122からの要求に応じ、レジストリサーバ400のアプリケーション情報管理部402は、指定されたユーザIDに一致するオーナーIDを有し、かつ、指定された機器能力情報に包含される利用機能識別子を有するアプリケーション情報をレジストリサーバ400の記憶装置より検索する(S206)。なお、機器能力情報に包含される利用機能識別子を有するアプリケーション情報とは、機器能力情報によって利用機能識別子が満足されるアプリケーション情報をいう。したがって、ステップS205において検索されるアプリケーション情報は、操作対象とされている画像形成装置100が備えていな機能を利用することのない(すなわち、正常に動作する)アプリケーション201のアプリケーション情報である。
【0055】
続いて、アプリケーション情報管理部402は、検索された全てのアプリケーション情報をサーバ検索部122に返信する(S207)。続いて、サーバ検索部122は、返信されたアプリケーション情報に含まれているアプリ名を利用してアプリ選択画面810を表示させるHTMLデータを生成する。表示制御部107は、当該HTMLデータに基づいてアプリ選択画面810を操作部105に表示させる。(S208)。なお、ここで表示されるアプリ選択画面810の構成は、図4において示した通りであるが、配置されるアプリ選択ボタンは、検索されたアプリケーション情報によって異なりうる。
【0056】
続いて、ステップS209〜S212では、図2のステップS105〜S108と同様に、アプリ選択画面810において選択されたアプリケーション201のアプリ画面が表示される。
【0057】
上述したように、第二の実施の形態によれば、画像形成装置100は、アプリケーションサーバ200及びアプリケーション201にアクセスするために必要な情報をレジストリサーバ400より取得することができる。また、レジストリサーバ400と通信するために必要な情報をICカード520より取得することができる。したがって、予め、アプリケーションサーバ200等のアドレス情報等が設定されていなくともWebページの取得先とするアプリケーションサーバ200を特定することができる。その結果、ユーザによる操作負担を軽減することができる。
【0058】
なお、図9では、機器能力情報と利用機能識別子とに基づくアプリケーション情報の絞り込み(フィルタリング)をレジストリサーバ400側で行う例について説明した。但し、当該フィルタリングは、画像形成装置100側で行われてもよい。この場合、ステップS206では、操作者のユーザIDと一致するオーナーIDを有するアプリケーション情報が返信されればよい。その後、サーバ検索部122が、返信されたアプリケーション情報に対してフィルタリングを行えばよい。
【0059】
また、当該フィルタリングは、第一の実施の形態において行われてもよい。この場合、利用機能識別子をアプリケーション情報の一部としてICカード520に記録しておき、アプリ選択画面810を表示させる前にサーバ検索部122がフィルタリングを行えばよい。
【0060】
また、第一及び第二の実施の形態において、ICカード520は、非接触型又は接触型の別を問わない。また、ICカード520の代わりに磁気カード、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の各種の携帯型の記録媒体を利用してもよい。
【0061】
次に、第三の実施の形態について説明する。第三の実施の形態では第一の実施の形態と異なる点について説明する。したがって、特に言及しない点については第一の実施の形態と同様でよい。
【0062】
図12は、第三の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。図12中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0063】
同図において、画像形成装置100は、無線LANクライアン110を有している。無線LANクライアン110は、無線LAN通信においてクライアント側として機能するハードウェア及び当該ハードウェアの制御プログラムによって構成される通信手段である。なお、第三の実施の形態では、画像形成装置100は、ネットワークI/F101及びICカードリーダ109を備えていなくてもよい。
【0064】
一方、アプリケーションサーバ200は、無線LANホスト209を備えている。無線LANホスト209は、無線LAN通信においてホスト側(アクセスポイント側)として機能するハードウェア及び該ハードウェアの制御プログラムによって構成される通信手段である。なお、第三の実施の形態は、携帯可能なコンピュータ(ノートPC等)によってアプリケーションサーバ200を構成する場合に好適である。
【0065】
以下、第三の実施の形態の処理手順について説明する。図13は、第三の実施の形態におけるアプリケーションサーバの選択処理を説明するためのシーケンス図である。
【0066】
画像形成装置100の無線LANクライアント110は、通信可能な範囲に存在する各無線LANホスト(アプリケーションサーバ200の無線LANホスト209に限られない)から定期的に送信されるSSID(Service Set Identifier)を常時受信している。画像形成装置100のサーバ検索部122は、受信されたSSIDが所定の形式に従っているか否かに基づいて、当該SSID(無線通信識別情報)の送信元がアプリケーションサーバ200であるか否かを判定することによりアプリケーションサーバ200の存在を検知する(S301)。
【0067】
本実施の形態では、アプリケーションサーバ200のSSIDは以下の形式に従っていることとする。
「rrr_application_server_*」
ここで、「*」は、任意の文字列であり、本実施の形態ではアプリケーションサーバ名とする。したがって、サーバ検索部122は、「rrr_application_server_*」を検索条件として、受信されるSSIDがアプリケーションサーバ200からのものであるか否かを判定する。例えば「rrr_application_server_001_AAA」といったSSIDが受信されたとき、サーバ検索部122は、当該SSIDの送信元をアプリケーションサーバ200であると判定する。なお、SSIDは、一般的にビーコンによって送信される。
【0068】
サーバ検索部122は、アプリケーションサーバ200が送信元であると判定されたSSIDに含まれているアプリケーションサーバ名を利用してアプリケーションサーバ選択画面を表示させるHTMLデータを生成する。表示制御部121は、当該HTMLデータに基づいて、アプリケーションサーバ選択画面を表示させる(S302)。
【0069】
図14は、第三の実施の形態におけるアプリケーションサーバ選択画面の表示例を示す図である。アプリケーションサーバ選択画面840は、利用するアプリケーションサーバ200を選択させるための画面であり、検索されたアプリケーションサーバ200にアプリケーションサーバ選択ボタンが配置されている。各ボタンには、SSIDに含まれているアプリケーションサーバ名が表示されている。
【0070】
続いて、アプリケーションサーバ選択画面840において、操作者によっていずれかのアプリケーションサーバ選択ボタンが押下されると(S303)、サーバ検索部122は、無線LANクライアント110を介して、選択されたアプリケーションサーバ200の無線LANホスト209のネットワークに参加する(無線LANホスト209との無線LAN通信を確立する)(S304)。この際、ネットワークパスワードが必要であれば表示制御部121は、パスワード入力画面を操作部105に表示させ、操作者にネットワークパスワードを入力させる。
【0071】
続いて、表示制御部107は、接続されたアプリケーションサーバ200に対し、HTTPリクエストを送信する(S305)。この際のURLにおいて、ポート番号とパスは、それぞれ「80」、「/myapp/top」のように所定のものとすればよい。なお、IPアドレス又はホスト名は、無線LAN通信の確立時に取得しておく、
続いて、ステップS306及びS307では、図2のステップS107及びS108と同様の処理が実行され、URLに対応する画面(例えば、図5に示される操作画面820)が操作部105に表示される。
【0072】
上述したように、第三の実施の形態によれば、画像形成装置100は、SSIDに基づいてアプリケーションサーバ200を識別し、無線通信によってアプリケーションサーバ200よりHTMLデータを取得することができる。したがって、ユーザによる操作負担を軽減することができる。
【0073】
また、第三の実施の形態によれば、アプリケーションサーバ200の配置位置を柔軟に変更することができる。例えば、ユーザのノートPCをアプリケーションサーバ200とした場合、当該ノートPCを携帯することで、画像形成装置100と同様の機能を有する画像形成装置が配置された各システム環境において、アプリケーションサーバ200(ノートPC)に実装されたアプリケーション201を利用して、画像形成装置100を動作させることができる。
【0074】
なお、上記実施の形態では、表示データの例としてHTMLデータを採用した例について説明したが、本発明の適用にあたり、表示データは、ネットワークを介して流通可能なものであればよく、そのデータ形式は特定のものに限定されない。
【0075】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】第一の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。
【図2】第一の実施の形態におけるアプリケーションサーバの選択処理を説明するためのシーケンス図である。
【図3】第一の実施の形態においてICカードに記録されている情報を示す図である。
【図4】アプリ選択画面の表示例を示す図である。
【図5】アプリケーションの操作画面の表示例を示す図である。
【図6】第二の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。
【図7】第二の実施の形態におけるユーザ情報の構成例を示す図である。
【図8】第二の実施の形態におけるアプリケーション情報の構成例を示す図である。
【図9】第二の実施の形態におけるアプリケーションサーバの選択処理を説明するためのシーケンス図である。
【図10】第二の実施の形態においてICカードに記録されている情報を示す図である。
【図11】レジストリサーバ選択画面の表示例を示す図である。
【図12】第三の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。
【図13】第三の実施の形態におけるアプリケーションサーバの選択処理を説明するためのシーケンス図である。
【図14】第三の実施の形態におけるアプリケーションサーバ選択画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0077】
100 画像形成装置
101 ネットワークI/F
102 Webブラウザ
103 Webサービスサーバ
105 操作部
106 HDD
107 プロッタ
108 スキャナ
109 ICカードリーダ
110 無線LANクライアン
121 表示制御部
122 サーバ検索部
200 アプリケーションサーバ
201 アプリケーション
202 ネットワークI/F
203 画面構築部
204 機器制御部
207 Webサーバ
208 Webサービスクライアント
209 無線LANホスト
300 ネットワーク
400 レジストリサーバ
401 ユーザ情報管理部
402 アプリケーション情報管理部
403 ネットワークI/F
510 SDカード
520 ICカード
530 CD−ROM
601 コントローラ
602 オペレーションパネル
603 ファクシミリコントロールユニット
604 撮像部
605 印刷部
611 CPU
612 ASIC
621 NB
622 SB
631 MEM−P
632 MEM−C
633 HDD
634 メモリカードスロット
235 メモリカード
641 NIC
642 USBデバイス
643 IEEE1394デバイス
644 セントロニクスデバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置であって、
携帯型の記録媒体より前記外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られたアドレス情報に基づいて前記外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する画像形成装置。
【請求項2】
前記読取手段によって読み取られたアドレス情報を選択肢とする選択画面を表示させる選択画面表示手段を有し、
前記表示データ取得手段は、前記選択画面を介して選択されたアドレス情報に基づいて前記外部装置より表示データを取得する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記読取手段は、前記アドレス情報に対応する外部装置が前記画面に対する入力に基づいて当該画像形成装置より送信される処理要求に応じて利用する画像形成装置の機能の識別情報を前記携帯型の記録媒体より読み取り、
前記選択画面表示手段は、当該画像形成装置が実行可能な機能に包含される機能を示す前記機能識別情報に対応するアドレス情報を選択肢とする選択画面を表示させる請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを第一の外部装置より取得する画像形成装置であって、
携帯型の記録媒体より前記第一の外部装置とは異なる第二の外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られたアドレス情報に基づいて前記第二の外部装置より前記第一の外部装置に関するアドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、
前記アドレス情報取得手段によって取得されたアドレス情報に基づいて前記第一の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記表示データ取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する画像形成装置。
【請求項5】
前記読取手段によって読み取られたアドレス情報を選択肢とする第一の選択画面を表示させる第一の選択画面表示手段を有し、
前記アドレス情報取得手段は、前記第一の選択画面を介して選択されたアドレス情報に基づいて前記第二の外部装置より前記第一の外部装置に関するアドレス情報を取得する請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記アドレス情報取得手段によって取得されたアドレス情報を選択肢とする第二の選択画面を表示させる第二の選択画面表示手段を有し、
前記表示データ取得手段は、前記第二の選択画面を介して選択されたアドレス情報に基づいて前記第一の外部装置より表示データを取得する請求項4又は5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記アドレス情報取得手段は、更に、前記アドレス情報に対応する前記第一の外部装置が前記画面に対する入力に基づいて当該画像形成装置より送信される処理要求に応じて利用する画像形成装置の機能の識別情報を前記第二の外部装置より取得し、
前記第二の選択画面表示手段は、当該画像形成装置が実行可能な機能に包含される機能を示す前記機能識別情報に対応するアドレス情報を選択肢とする選択画面を表示させる請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置であって、
無線通信のホスト側より送信される無線通信識別情報の受信に応じ、前記無線通信識別情報が所定の形式であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって所定の形式であると判定された前記無線通信識別情報の送信元の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記表示データ取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する画像形成装置。
【請求項9】
前記判定手段によって所定の形式であると判定された前記無線通信識別情報を選択肢とする選択画面を表示させる選択画面表示手段を有し、
前記表示データ取得手段は、前記選択画面を介して選択された前記無線通信識別情報の送信元の外部装置より表示データを取得する請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置と、前記外部装置とを有する情報処理システムであって、
前記画像形成装置は、
携帯型の記録媒体より前記外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られたアドレス情報に基づいて前記外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する情報処理システム。
【請求項11】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを第一の外部装置より取得する画像形成装置と、前記第一の外部装置と、第二の外部装置とを有する情報処理システムであって、
前記画像形成装置は、
携帯型の記録媒体より前記第二の外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られたアドレス情報に基づいて前記第二の外部装置より前記第一の外部装置に関するアドレス情報を取得するアドレス情報取得手段と、
前記アドレス情報取得手段によって取得されたアドレス情報に基づいて前記第一の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記表示データ取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する情報処理システム。
【請求項12】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置と、前記外部装置とを有する情報処理システムであって、
前記画像形成装置は、
無線通信のホスト側より送信される無線通信識別情報の受信に応じ、前記無線通信識別情報が所定の形式であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって所定の形式であると判定された前記無線通信識別情報の送信元の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手段と、
前記表示データ取得手段によって取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手段とを有する情報処理システム。
【請求項13】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置が実行する情報処理方法であって、
携帯型の記録媒体より前記外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手順と、
前記読取手順において読み取られたアドレス情報に基づいて前記外部装置より表示データを取得する表示データ取得手順と、
前記取得手順において取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手順とを有する情報処理方法。
【請求項14】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを第一の外部装置より取得する画像形成装置が実行する情報処理方法であって、
携帯型の記録媒体より前記第一の外部装置とは異なる第二の外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手順と、
前記読取手順において読み取られたアドレス情報に基づいて前記第二の外部装置より前記第一の外部装置に関するアドレス情報を取得するアドレス情報取得手順と、
前記アドレス情報取得手順において取得されたアドレス情報に基づいて前記第一の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手順と、
前記表示データ取得手順において取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手順とを有する情報処理方法。
【請求項15】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置が実行する情報処理方法であって、
無線通信のホスト側より送信される無線通信識別情報の受信に応じ、前記無線通信識別情報が所定の形式であるか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順において所定の形式であると判定された前記無線通信識別情報の送信元の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手順と、
前記表示データ取得手順において取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手順とを有する情報処理方法。
【請求項16】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置に、
携帯型の記録媒体より前記外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手順と、
前記読取手順において読み取られたアドレス情報に基づいて前記外部装置より表示データを取得する表示データ取得手順と、
前記取得手順において取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項17】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを第一の外部装置より取得する画像形成装置に、
携帯型の記録媒体より前記第一の外部装置とは異なる第二の外部装置に関するアドレス情報を読み取る読取手順と、
前記読取手順において読み取られたアドレス情報に基づいて前記第二の外部装置より前記第一の外部装置に関するアドレス情報を取得するアドレス情報取得手順と、
前記アドレス情報取得手順において取得されたアドレス情報に基づいて前記第一の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手順と、
前記表示データ取得手順において取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項18】
表示部を備え、該表示部に画面を表示させる表示データを外部装置より取得する画像形成装置に、
無線通信のホスト側より送信される無線通信識別情報の受信に応じ、前記無線通信識別情報が所定の形式であるか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順において所定の形式であると判定された前記無線通信識別情報の送信元の外部装置より表示データを取得する表示データ取得手順と、
前記表示データ取得手順において取得された表示データに基づいて前記表示部に画面を表示させる表示制御手順とを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−114686(P2010−114686A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−285836(P2008−285836)
【出願日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】