説明

画像形成装置、画像処理装置、画像形成装置の制御方法、および画像処理装置の制御方法

【課題】コード情報の読取りを適切にかつ簡易に行なうための画像処理装置を提供する。
【解決手段】バーコードなどのコード情報が印字される領域である第1画像領域“A”は、第2画像領域“B”に含まれる。第2画像領域“B”は、文字や写真、図形などを含む本来必要とされる画像データを印字するための領域であり、第2画像領域“B”の外は、通常は白紙となる部分(余白領域)である。第2画像領域外“C”には、Y色のドット201A〜201Hが印字される。Y色のドット201A〜201Hは、第1画像領域“A”の4隅を特定するために配置される黄色のドットである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は画像形成装置、画像処理装置、画像形成装置の制御方法、および画像処理装置の制御方法に関し、特に、コード情報を付加した画像データを扱う画像形成装置、画像処理装置、画像形成装置の制御方法、および画像処理装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置(MFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)には、スキャナで読取った画像を処理した後に、それをプリントなどするための画像処理装置が備えられている。
【0003】
画像処理装置において、QR(Quick Response)コードやバーコードなど(コード情報)を画像の中に埋め込む技術が知られる。スキャナでコード情報が読取られると、その情報に対応した制御が行なわれる。コード情報の周辺に、特定パターン(埋め込みパターン)を印字することで、コード情報の検出を容易にする技術が提案されている。画像処理装置は特定パターンを検出することで、コード情報の埋め込み位置を容易に検出することができる。
【0004】
下記特許文献1は、原稿中にあらかじめ印字されたマークを検出し、検出した複数のマークの相対位置と、特定パターンとの適合度を求めて、それをデジタル情報へ変換する画像処理装置を開示する。
【特許文献1】特開2001−36741号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の技術においては、コード情報の周辺において画像データと特定パターンとが混在するために、特定パターンを複雑にする必要がある上、特定パターンの検出アルゴリズムの高精度化が必要であるという問題があった。
【0006】
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、コード情報の読取りを適切にかつ簡易に行なうための画像形成装置、画像処理装置、画像形成装置の制御方法、および画像処理装置の制御方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像処理装置は、画像データにコード情報を付加する付加手段と、コード情報を付加した位置を示す情報を画像データに付加して、画像データとともに印字する印字手段とを備え、印字手段は、コード情報を第1の画像領域に印字し、第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、コード情報を付加した位置を示す情報は、第2の画像領域の外に印字される。
【0008】
好ましくはコード情報を付加した位置を示す情報は、第1の画像領域の位置を示すドットである。
【0009】
好ましくはドットは、黄色のドットである。
【0010】
好ましくは第2の画像領域は、文字、図形、写真その他の本来必要とされる情報を印字するための領域である。
【0011】
この発明の他の局面に従うと、コード情報が付加された画像データから、そのコード情報を検出する機能を備えた画像処理装置は、画像データにおいて、コード情報は第1の画像領域に付加されており、第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、コード情報を付加した位置を示す情報は、第2の画像領域の外に付加されており、コード情報が付加された画像データを入力する入力手段と、入力された画像データの第2の画像領域の外に付加された、コード情報を付加した位置を示す情報を検出する検出手段と、検出された情報に基づいて、コード情報の付加された位置を特定する特定手段と、特定された位置に基づいて、コード情報を読取る読取手段とを備える。
【0012】
好ましくはコード情報を付加した位置を示す情報は、第1の画像領域の位置を示すドットである。
【0013】
好ましくはドットは、黄色のドットである。
【0014】
好ましくは第2の画像領域は、文字、図形、写真その他の本来必要とされる情報を印字するための領域である。
【0015】
この発明のさらに他の局面に従うと画像形成装置の制御方法は、画像データにコード情報を付加する付加ステップと、コード情報を付加した位置を示す情報を画像データに付加して、画像データとともに印字する印字ステップとを備え、印字ステップは、コード情報を第1の画像領域に印字し、第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、コード情報を付加した位置を示す情報は、第2の画像領域の外に印字される。
【0016】
この発明のさらに他の局面に従うと、コード情報が付加された画像データから、そのコード情報を検出する機能を備えた画像処理装置の制御方法は、画像データにおいて、コード情報は第1の画像領域に付加されており、第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、コード情報を付加した位置を示す情報は、第2の画像領域の外に付加されており、コード情報が付加された画像データを入力する入力ステップと、入力された画像データの第2の画像領域の外に付加された、コード情報を付加した位置を示す情報を検出する検出ステップと、検出された情報に基づいて、コード情報の付加された位置を特定する特定ステップと、特定された位置に基づいて、コード情報を読取る読取ステップとを備える。
【0017】
この発明のさらに他の局面に従うと画像形成装置の制御プログラムは、画像データにコード情報を付加する付加ステップと、コード情報を付加した位置を示す情報を画像データに付加して、画像データとともに印字する印字ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラムであって、印字ステップは、コード情報を第1の画像領域に印字し、第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、コード情報を付加した位置を示す情報は、第2の画像領域の外に印字される。
【0018】
この発明のさらに他の局面に従うと、コード情報が付加された画像データから、そのコード情報を検出する機能を備えた画像処理装置の制御プログラムは、画像データにおいて、コード情報は第1の画像領域に付加されており、第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、コード情報を付加した位置を示す情報は、第2の画像領域の外に付加されており、コード情報が付加された画像データを入力する入力ステップと、入力された画像データの第2の画像領域の外に付加された、コード情報を付加した位置を示す情報を検出する検出ステップと、検出された情報に基づいて、コード情報の付加された位置を特定する特定ステップと、特定された位置に基づいて、コード情報を読取る読取ステップとをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0019】
これらの発明に従うと、コード情報の読取りを適切にかつ簡易に行なうための画像形成装置、画像処理装置、画像形成装置の制御方法、および画像処理装置の制御方法を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態の1つにおける画像処理装置について説明する。画像処理装置は、画像形成装置内に備えられる。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。
【0022】
ここでは画像形成装置は、MFP1である。MFP1は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファックスなどの機能を有する複合機である。
【0023】
MFP1は、複数のキー11a、当該キーに対するユーザの操作による各種の指示や、文字・数字などのデータの入力を受付ける操作部11、ユーザに対する指示メニューや取得した画像に関する情報などの表示を行なうディスプレイ12、原稿を光学的に読取って画像データを得るスキャナ部13、画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷するプリンタ部14、用紙を搬送するADF17、画像形成を行なう用紙を収容する給紙トレイ18、および排紙トレイ19を備える。
【0024】
また、マシン内部には各エレメントに供給するDC電源電圧をAC電源から変換する電源部16、およびマシンを制御するための演算、記憶機能を搭載したコントローラ部23が備えられる。
【0025】
図2は、図1の画像形成装置が備える画像処理装置(コピー処理部)のブロック図である。
【0026】
図を参照して画像処理装置は、原稿を光学的に読取るスキャナ部13と、スキャンにより得られたデータを処理する画像処理部101と、外部装置(PC(パーソナルコンピュータ))などから画像データを入力する画像入力インタフェース103と、QR(Quick Response)コードやバーコードなど(以下、「コード情報」という。)を記憶するコード情報記憶部105と、読取られたコード情報に基づいてコピー禁止などの制御を行なうコントローラ部23と、YMCK(イエロー(黄色)、マゼンタ、シアン、ブラック)の各色を用いた印刷が可能であるプリンタ部14とを備えている。
【0027】
原稿は、スキャナ部13でスキャンされる。その画像データは、RGBデータとして取り込まれる。画像処理部101は、RGBデータに対して下地飛ばし処理や、色味調整を行なう。また画像処理部101は、スキャンにより得られた画像データに含まれるコード情報の位置を示す情報に基づいて、そのコード情報を読取ったり、プリントを行なう画像にコード情報(およびコード情報の位置を示す情報)を付加したりする処理を実行する。
【0028】
コントローラ部23は、読取られたコード情報に基づいて画像形成装置の動作を制御する。
【0029】
プリンタ部14は、スキャンにより得られた画像または入力された画像に対してコード情報(およびコード情報の位置を示す情報)が付加された画像を印刷出力する。
【0030】
図3は、プリンタ部14が出力する画像データの印字例(パターン印字例)を示す図である。
【0031】
用紙には、第1画像領域“A”と、第2画像領域“B”とが存在する。第1画像領域“A”は、第2画像領域“B”に含まれる(または少なくともその一部が第2画像領域“B”に接する)ように位置される。第2画像領域“B”の外が、第2画像領域外“C”(ハッチングを付さない白色の領域で示す)となる。
【0032】
第1画像領域“A”は、コード情報が印字される領域である。第2画像領域“B”は、文字や写真、図形などを含む本来必要とされる画像データを印字するための領域の最外郭を示す領域であり、第2画像領域“B”の外は、通常は白紙となる部分(余白領域)である。
【0033】
第2画像領域外“C”には、Y色のドット201A〜201Hが印字される。Y色のドット201A〜201Hは、第1画像領域“A”の4隅を特定するように、第2画像領域外“C”に配置される。すなわちドット201Aは、矩形である第1画像領域“A”の左上の隅を水平左側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。ドット201Bは、矩形である第1画像領域“A”の左下の隅を水平左側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。また、ドット201Cは、矩形である第1画像領域“A”の左下の隅を垂直下側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。ドット201Dは、矩形である第1画像領域“A”の右下の隅を垂直下側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。
【0034】
同様に、ドット201Eは、矩形である第1画像領域“A”の右下の隅を水平右側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。また、ドット201Fは、矩形である第1画像領域“A”の右上の隅を水平右側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。ドット201Gは、矩形である第1画像領域“A”の右上の隅を垂直上側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。ドット201Hは、矩形である第1画像領域“A”の左上の隅を垂直上側に辿った第2画像領域外“C”の位置に印刷される。
【0035】
第1画像領域“A”にコード情報が印字され、その位置を見つけやすくするために、Y色のドット201A〜201H(基準dot)が印字される。Y色のドット201A〜201Hは、コード情報の印字位置情報として機能する。これにより、コード情報の埋め込み位置が容易に検出可能となる。
【0036】
また、コード情報を印字する第1画像領域“A”の外側に、第2画像領域“B”を印字し、第1画像領域“A”の位置情報を第2画像領域“B”の外に埋め込んでおくことで、第2画像領域“B”内に位置情報を設けるよりも、コード情報を検出しやすくすることができる。
【0037】
なお、第2画像領域“B”は、文字、図形、写真などの本来必要とされる情報が記載された領域であることが望ましい。
【0038】
図3の用紙を原稿としてスキャナ部13が読込んだとき、印字されたマークであるY色のドット201A〜201Hの位置から、所望の画像データの印字領域が特定される。また、Y色でドットを印刷するので人間の目には目立ちにくいという効果がある。さらに、Y色のドット201A〜201Hを、コード情報から離して第2画像領域の外に位置させることで、Y色のドット201A〜201Hが本来必要な情報に干渉することがなくなる。
【0039】
図4は、画像にコード情報を埋め込んだ後にプリントを行なう処理を示すフローチャートである。
【0040】
このフローチャートでの処理は、画像処理部101のコンピュータにより実行される処理であり、画像にコード情報を埋め込み、その埋め込み位置を特定するための位置情報dotをさらに埋め込むものである。
【0041】
ステップS101において、スキャナ部13などで読み取られた画像に対して、コード情報記憶部105の内容に基づいて生成された、QRコードやバーコードなどのパターンが合成される。ステップS102において、ステップS101のパターンを含めた画像である第2画像領域“B”の最外郭の検出を行なう。
【0042】
ステップS103において、コード情報位置を検出するためのドットを合成する処理が行なわれる。すなわち、ステップS101で合成されたコード情報の埋め込み位置情報と、ステップS102で検出された第2画像領域“B”を元に、コード情報印字位置情報であるY色ドットを合成し、プリント出力する。
【0043】
図5は、コード情報印字位置情報が付加された画像の読込みおよび解析処理を示すフローチャートである。
【0044】
このフローチャートでの処理も、画像処理部101のコンピュータにより実行される処理である。画像形成装置において、デジタル情報が解析されることでコード情報に基づく制御が行なわれる。
【0045】
ステップS201において、スキャナ部13を用いた画像の読込み処理が行なわれる。スキャナ部を用いずに画像入力インタフェース103から画像を入力してもよい。
【0046】
ステップS202において、原稿をライン単位で読取りながらY色ドットの有無を判定する。これにより、Y色ドットの横方向の位置が特定される。さらに、順次ライン単位に左右のY色ドットの有無を判定することで、Y色ドットの縦方向の位置が特定される。
【0047】
ステップS203において、Y色ドットに基づいて第1画像領域“A”が特定される。特定が完了した場合、ステップS204において、第1画像領域“A”内のコード情報の解析が行なわれる。
【0048】
ステップS203での第1画像領域“A”の特定の処理について説明する。先ず、図3に示すように画像中の最も上にある2つのドット201H,201Gと、最も下にある2つのドット201C,201Dと、最も左にある2つのドット201A,201Bと、最も右にある2つのドット201E,201Fとが検出される。
【0049】
最も上にあるドットのうちの左側のドット201Hと最も下にあるドットのうちの左側のドット201Cとを結ぶ直線、最も上にあるドットのうちの右側のドット201Gと最も下にあるドットのうちの右側のドット201Dとを結ぶ直線、最も左にあるドットのうちの上側のドット201Aと最も右にあるドットのうちの上側のドット201Fとを結ぶ直線、および、最も左にあるドットのうちの下側のドット201Bと最も右にあるドットのうちの下側のドット201Eとを結ぶ直線が想定される。
【0050】
これら4本の直線に囲まれるエリアが、第1画像領域“A”であるものとして特定される。
【0051】
[実施の形態における効果]
【0052】
以上の構成によると、コード情報を印字する第1の画像領域の外側に、第2の画像領域の情報が印字される。第1の画像領域の位置情報を、第2の画像領域外に印字することで、第1の画像領域内の埋め込みパターンと、第2の画像領域の画像データとを分離することなく埋め込みパターンの検出が可能となる。
【0053】
これにより、埋め込みパターンを単純化したとしても、容易にコード情報の埋め込み位置を特定することが可能となる。
【0054】
[その他]
【0055】
本発明はMFP、ファクシミリ装置、複写機などの画像形成装置に対して実施することができる。
【0056】
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
【0057】
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
【0058】
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置が備える画像処理装置(コピー処理部)のブロック図である。
【図3】プリンタ部14が出力する画像データの印字例(パターン印字例)を示す図である。
【図4】画像にコード情報を埋め込んだ後にプリントを行なう処理を示すフローチャートである。
【図5】コード情報印字位置情報が付加された画像の読込みおよび解析処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
1 4サイクルカラー画像形成装置
11 操作部
11a パネルキー
12 ディスプレイ
13 スキャナ部
14 プリンタ部
16 電源部
23 コントローラ部
101 画像処理部
103 画像入力インタフェース
105 コード情報記憶部
201A〜201H Y色のドット
“A” 第1画像領域
“B” 第2画像領域
“C” 第2画像領域外の領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データにコード情報を付加する付加手段と、
前記コード情報を付加した位置を示す情報を前記画像データに付加して、前記画像データとともに印字する印字手段とを備え、
前記印字手段は、前記コード情報を第1の画像領域に印字し、前記第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第2の画像領域の外に印字される、画像形成装置。
【請求項2】
前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第1の画像領域の位置を示すドットである、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ドットは、黄色のドットである、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2の画像領域は、文字、図形、写真その他の本来必要とされる情報を印字するための領域である、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
コード情報が付加された画像データから、そのコード情報を検出する機能を備えた画像処理装置であって、
前記画像データにおいて、前記コード情報は第1の画像領域に付加されており、前記第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第2の画像領域の外に付加されており、
前記コード情報が付加された画像データを入力する入力手段と、
前記入力された画像データの前記第2の画像領域の外に付加された、前記コード情報を付加した位置を示す情報を検出する検出手段と、
前記検出された情報に基づいて、前記コード情報の付加された位置を特定する特定手段と、
前記特定された位置に基づいて、前記コード情報を読取る読取手段とを備えた、画像処理装置。
【請求項6】
前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第1の画像領域の位置を示すドットである、請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記ドットは、黄色のドットである、請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第2の画像領域は、文字、図形、写真その他の本来必要とされる情報を印字するための領域である、請求項5から7のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項9】
画像データにコード情報を付加する付加ステップと、
前記コード情報を付加した位置を示す情報を前記画像データに付加して、前記画像データとともに印字する印字ステップとを備え、
前記印字ステップは、前記コード情報を第1の画像領域に印字し、前記第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第2の画像領域の外に印字される、画像形成装置の制御方法。
【請求項10】
コード情報が付加された画像データから、そのコード情報を検出する機能を備えた画像処理装置の制御方法であって、
前記画像データにおいて、前記コード情報は第1の画像領域に付加されており、前記第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第2の画像領域の外に付加されており、
前記コード情報が付加された画像データを入力する入力ステップと、
前記入力された画像データの前記第2の画像領域の外に付加された、前記コード情報を付加した位置を示す情報を検出する検出ステップと、
前記検出された情報に基づいて、前記コード情報の付加された位置を特定する特定ステップと、
前記特定された位置に基づいて、前記コード情報を読取る読取ステップとを備えた、画像処理装置の制御方法。
【請求項11】
画像データにコード情報を付加する付加ステップと、
前記コード情報を付加した位置を示す情報を前記画像データに付加して、前記画像データとともに印字する印字ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラムであって、
前記印字ステップは、前記コード情報を第1の画像領域に印字し、前記第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第2の画像領域の外に印字される、画像形成装置の制御プログラム。
【請求項12】
コード情報が付加された画像データから、そのコード情報を検出する機能を備えた画像処理装置の制御プログラムであって、
前記画像データにおいて、前記コード情報は第1の画像領域に付加されており、前記第1の画像領域の外部には第2の画像領域が設けられ、前記コード情報を付加した位置を示す情報は、前記第2の画像領域の外に付加されており、
前記コード情報が付加された画像データを入力する入力ステップと、
前記入力された画像データの前記第2の画像領域の外に付加された、前記コード情報を付加した位置を示す情報を検出する検出ステップと、
前記検出された情報に基づいて、前記コード情報の付加された位置を特定する特定ステップと、
前記特定された位置に基づいて、前記コード情報を読取る読取ステップとをコンピュータに実行させる、画像処理装置の制御プログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−50884(P2010−50884A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−215234(P2008−215234)
【出願日】平成20年8月25日(2008.8.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】