説明

画像形成装置および画像形成装置の制御プログラム

【課題】3次元画像と2次元画像とが適切に組み合わされて表示部に表示される画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、操作画面を構成する要素を3次元表示する操作画面を含む複数の操作画面を切り換えて表示可能な表示部と、ページ画像の画像データを記憶する記憶部と、表示部にページ画像を表示する旨の指示を受け付ける受付部と、受付部により指示が受け付けられ数の操作画面のうちページ画像を表示するための操作画面を表示部に表示する場合、記憶部に記憶される画像データに基づくページ画像を2次元表示用の画像として操作画面上に生成する表示制御部と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3次元画像を表示可能な表示部を有する画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶テレビをはじめ、携帯電話機やゲーム機のように、3次元立体画像を表示可能な表示部を有する機器が増加している。
【0003】
これに関連する技術として、3次元画像表示と2次元画像表示とを組み合わせる種々の技術が提案されている。たとえば、下記の特許文献1には、3次元表示可能な表示部に表示情報を表示させる際、表示情報の内容に基づいて当該表示情報の3次元表示での適性を判別し、3次元表示に適していると判別する場合、表示情報を3次元表示する技術が提案されている。また、下記の特許文献2には、表示画面上に3次元画像と2次元画像とを混合して同時に表示する技術が提案されている。
【0004】
しかしながら、3次元画像表示と2次元画像表示とを組み合わせる技術を、複写機やMFP(Multi−Function Peripheral)等の画像形成装置の操作パネル部に応用する場合、特許文献1,2に開示されるいずれの技術も、3次元画像表示と2次元画像表示とをどのように切り分けて操作パネル部に適用すべきか提案するものではない。つまり、画像形成装置ならではの3次元画像と2次元画像とを組み合わせた表示については何も知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−283715号公報
【特許文献2】特開平5−284542号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、3次元画像と2次元画像とが適切に組み合わされて表示部に表示される画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0008】
(1)操作画面を構成する要素を3次元表示する前記操作画面を含む複数の操作画面を切り換えて表示可能な表示部と、ページ画像の画像データを記憶する記憶部と、前記表示部にページ画像を表示する旨の指示を受け付ける受付部と、前記受付部により前記指示が受け付けられた場合、前記複数の操作画面のうちページ画像を表示するための操作画面上に、前記記憶部に記憶される画像データに基づく画像を2次元表示させる制御を行なう表示制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【0009】
(2)前記記憶部には、複数ページの画像データが記憶されており、前記ページ画像を表示するための操作画面上には、前記複数ページの画像データに対応する複数のサムネイル画像が表示され、かつ、前記2次元表示されるページ画像は、前記複数のサムネイル画像の中から選択された一のサムネイル画像に対応するページ画像であり、前記表示制御部は、前記複数のサムネイル画像のうち、前記選択された一のサムネイル画像を2次元表示させ、残りのサムネイル画像を3次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
【0010】
(3)前記画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された記録媒体に対して後処理を施す後処理部と、をさらに有し、前記複数の操作画面には、前記後処理を設定するための操作画面が含まれており、前記表示制御部は、前記後処理の内容に応じて、前記後処理を設定するための操作画面上に、前記内容の後処理が施された記録媒体の形態を示す画像を3次元表示または2次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
【0011】
(4)前記複数の操作画面には、ユーザーに対するメッセージを表示するための操作画面が含まれており、前記表示制御部は、前記メッセージを表示するための操作画面上に、前記メッセージを3次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0012】
(5)前記複数の操作画面には、前記画像形成装置で発生したエラーを解除する方法をユーザーに指示するための指示画像を表示するための操作画面が含まれており、前記表示制御部は、前記指示画像を表示するための操作画面上に、前記指示画像を3次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0013】
(6)操作画面を構成する要素を3次元表示する前記操作画面を含む複数の操作画面を切り換えて表示可能な表示部と、ページ画像の画像データを記憶する記憶部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、前記表示部にページ画像を表示する旨の指示を受け付ける手順(a)と、前記手順(a)において前記指示が受け付けられた場合、前記複数の操作画面のうちページ画像を表示するための操作画面上に、前記記憶部に記憶される画像データに基づく画像を2次元表示させる制御を行う手順(b)と、を前記画像形成装置に実行させる画像形成装置の制御プログラム。
【0014】
(7)前記記憶部には、複数ページの画像データが記憶されており、前記ページ画像を表示するための操作画面上には、前記複数ページの画像データに対応する複数のサムネイル画像が表示され、かつ、前記2次元表示されるページ画像は、前記複数のサムネイル画像の中から選択された一のサムネイル画像に対応するページ画像であり、前記手順(b)において、前記複数のサムネイル画像のうち、前記選択された一のサムネイル画像を2次元表示させ、残りのサムネイル画像を3次元表示させる制御がさらに行われることを特徴とする上記(6)に記載の画像形成装置の制御プログラム。
【0015】
(8)前記画像形成装置は、前記画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成された記録媒体に対して後処理を施す後処理部と、をさらに有し、前記複数の操作画面には、前記後処理を設定するための操作画面が含まれており、前記画像形成装置の制御プログラムは、前記後処理の内容に応じて、前記後処理を設定するための操作画面上に、前記内容の後処理が施された記録媒体の形態を示す画像を3次元表示または2次元表示する制御を行なう手順(c)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(6)または(7)に記載の画像形成装置の制御プログラム。
【0016】
(9)前記複数の操作画面には、ユーザーに対するメッセージを表示するための操作画面が含まれており、前記画像形成装置の制御プログラムは、前記メッセージを表示するための操作画面上に、前記メッセージを3次元表示させる制御を行なう手順(d)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(6)〜(8)のいずれか1つに記載の画像形成装置の制御プログラム。
【0017】
(10)前記複数の操作画面には、前記画像形成装置で発生したエラーを解除する方法をユーザーに指示するための指示画像を表示するための操作画面が含まれており、前記画像形成装置の制御プログラムは、前記指示画像を表示するための操作画面上に、前記指示画像を3次元表示させる制御を行なう手順(e)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする上記(6)〜(9)のいずれか1つに記載の画像形成装置の制御プログラム。
【0018】
(11)上記(6)〜(10)のいずれか1つに記載の画像形成装置の制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、要素を3次元表示する操作画面を含む複数の操作画面を切り換えて表示可能な表示部を有する画像形成装置において、操作画面上にページ画像が2次元表示されるため、ユーザーは、ページ画像の内容を正確に認識することができる。つまり、3次元画像と2次元画像とが適切に組み合わされて表示部に表示される画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるMFPの構成を示す概略正面図である。
【図2】図1に示されるMFPの構成を示すブロック図である。
【図3】MFPの操作パネル部の一例を示す図である。
【図4】MFPの記憶部に記憶されている参照テーブルを示す図である。
【図5】MFPにより実行される表示制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】操作パネル部に表示される待機画面を示す図である。
【図7】操作パネル部に表示されるプレビュー画面を示す図である。
【図8】操作パネル部に表示される設定内容確認画面を示す図である。
【図9】操作パネル部に表示される使用状況確認画面を示す図である。
【図10】図5のステップS102およびステップS111に示される3D2D画面表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップS202に示される統一画面表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態における参照テーブルを示す図である。
【図13】図12に示される参照テーブルに基づき表示されるプレビュー画面を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施形態における参照テーブルを示す図である。
【図15】図14に示される参照テーブルに基づき表示されるプレビュー画面を示す図である。
【図16】本発明の第4の実施形態における参照テーブルを示す図である。
【図17】図16に示される参照テーブルに基づき表示されるプレビュー画面を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施形態における参照テーブルを示す図である。
【図19】本発明の第5の実施形態における表示制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図20】図19に後続するフローチャートである。
【図21】本発明の第5の実施形態における待機画面を示す図である。
【図22】操作パネル部に表示される3D仕上げアイコン表示画面を示す図である。
【図23】操作パネル部に表示される2D仕上げアイコン表示画面を示す図である。
【図24】本発明の第5の実施形態におけるプレビュー画面を示す図である。
【図25】本発明の第5の実施形態における設定内容確認画面を示す図である。
【図26】本発明の第5の実施形態における使用状況確認画面を示す図である。
【図27】操作パネル部に表示されるヘルプポップアップ画面を示す図である。
【図28】操作パネル部に表示される画面ツリーポップアップ画面を示す図である。
【図29】操作パネル部に表示される操作エラー警告画面を示す図である。
【図30】操作パネル部に表示されるガイダンス画面を示す図である。
【図31】本発明の第6の実施形態における参照テーブルを示す図である。
【図32】図31に示される参照テーブルに基づき表示されるガイダンス画面を示す図である。
【図33】MFPにより実行される表示動作モード選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図34】本発明の第8の実施形態における表示動作モード選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図35】視覚モード用第1参照テーブルを示す図である。
【図36】図35に示される視覚モード用第1参照テーブルに基づき表示される待機画面を示す図である。
【図37】視覚モード用第2参照テーブルを示す図である。
【図38】図37に示される視覚モード用第2参照テーブルに基づき表示される待機画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0022】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態におけるMFPの構成を示す概略正面図であり、図2は、図1に示されるMFPの構成を示すブロック図である。
【0023】
図1および図2に示されるとおり、MFP100は、制御部101、記憶部102、操作パネル部103、ADF(Auto Documennt Feeder)104、画像読取部105、給紙部106、画像形成部107、通信インターフェース108、および後処理部109を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス110を介して相互に接続されている。
【0024】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。記憶部102は、予め各種プログラムや各種データを格納しておくROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、MFP100の基本動作を制御する各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等からなる。
【0025】
操作パネル部103は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
【0026】
ADF104は、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ画像読取部105の所定の読み取り位置まで順次搬送し、そして画像読み取り後の原稿を順次排出する。
【0027】
画像読取部105は、所定の読み取り位置にセットされた原稿またはADF104により所定の読み取り位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCDイメージセンサ等の撮像装置で光電変換して、その電気信号から画像データを生成する。
【0028】
給紙部106a〜106cは、印刷に使用される用紙等の記録媒体を収容する。給紙部106(106a〜106cの総称)は、収容された用紙を1枚ずつ画像形成部107に送り出す。
【0029】
画像形成部107は、帯電、露光、現像、転写、および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づく画像を用紙等の記録媒体上に印刷する。
【0030】
通信インターフェース108は、他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)等の規格が用いられる。
【0031】
後処理部109は、画像形成部107から搬送される印刷後の用紙に対して施されるフィニッシング処理を行う。フィニッシング処理としては、用紙の端部にファイリング用の穴をあけるパンチ処理および用紙を中央部から折り畳む折り処理が挙げられる。
【0032】
図3は、図1に示されるMFPの操作パネル部の一例を示す図である。操作パネル部103は、操作部103aと3D/2D表示部103bとを有する。
【0033】
操作部103aは、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種指示の入力に使用される。
【0034】
3D/2D表示部103bは、液晶タッチパネルで構成され、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。3D/2D表示部103bは、複数の操作画面を切り換えて表示するように構成されており、各操作画面上には、MFP100の装置情報や動作条件を設定するための操作ボタン等の要素(パーツ)が3次元または2次元表示される。3D/2D表示部103bは、1つの操作画面上に3次元画像と2次元画像とを同時に表示することができる。3D/2D表示部103bは、図3の左上を原点として、左から右にX軸かつ上から下にY軸をとる2次元配列構造を有している。
【0035】
図4は、MFPの記憶部に記憶されている参照テーブルを示す図である。参照テーブル200aは、操作パネル部103に表示される操作画面を構成する各要素の表示モード(3次元または2次元)を決定するために用いられる。
【0036】
参照テーブル200aは、画面ID情報210、背景情報220、パーツ情報230、表示位置情報240、表示可否情報250、および表示モード情報260を有する。
【0037】
画面ID情報210は、操作パネル部103に切り換えて表示される複数の操作画面を識別するための情報である。図4の画面ID1〜画面ID4は、それぞれ待機画面、プレビュー画面、設定内容確認画面、および使用状況確認画面に対応している。
【0038】
背景情報220は、各操作画面の背景画像の表示モード(3次元または2次元)を示す情報である。
【0039】
パーツ情報230は、各操作画面を構成する操作ボタンやメッセージ等の要素を示す情報であり、表示位置情報240は、操作画面上に表示される各要素の位置(座標)を特定するための情報である。
【0040】
表示可否情報250は、パーツ情報220に示される各要素が操作画面上に表示されるか否かを示す情報であり、表示モード情報260は、各要素の表示モード(3次元または2次元)を示す情報である。
【0041】
なお、MFP100は、上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
【0042】
以上のとおり構成されるMFP100では、操作パネル部103に表示される操作画面上に操作ボタンやメッセージ等の要素が3次元または2次元表示される。以下、図5〜図11を参照して、MFP100の動作について説明する。
【0043】
図5は、MFPにより実行される表示制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、MFP100の記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101によって実行される。
【0044】
まず、画面ID1の表示情報が取得される(ステップS101)。本実施形態では、MFP100の起動に伴って、参照テーブル200aから、画面ID1に対応付けられている背景情報220、パーツ情報230、表示位置情報240、表示可否情報250、および表示モード情報260が、画面ID1の表示情報として取得される。
【0045】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS102)。本実施形態では、ステップS101に示す処理で取得された表示情報に基づいて、3D2D画面表示処理が実行される。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に待機画面310a(図6参照)が表示される。ステップS102に示される3D2D画面表示処理の詳細については後述する。
【0046】
図6は、操作パネル部に表示される待機画面を示す図である。待機画面310aは、主要操作ボタン表示部311、非主要操作ボタン表示部312、およびメッセージ表示部313を有する。主要操作ボタン表示部311には、カラー選択ボタン、用紙選択ボタン、倍率設定ボタン、および仕上げ設定ボタン等の主要操作ボタンが表示される。非主要操作ボタン表示部312には、設定内容確認ボタン314、プレビューボタン315、ヘルプボタン316、画面ツリーボタン317、使用状況確認ボタン318、原稿設定ボタン、画質設定ボタン、応用設定ボタン、および集約設定ボタン等の非主要操作ボタンが表示される。メッセージ表示部313には、「コピーできます」という操作指示メッセージおよびコピー部数等のメッセージが表示される。本実施形態の待機画面310aでは、参照テーブル200aの表示モード情報260にしたがって、主要操作ボタンの画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージが、すべて3次元表示されている。
【0047】
ステップS102に示す処理において待機画面310aが表示されれば、プレビュー表示操作があるか否かが判断される(ステップS103)。本実施形態では、ステップS102に示す処理で表示された待機画面310a上のプレビューボタン315が、ユーザーによりタッチされたか否かが判断される。
【0048】
プレビュー表示操作がないと判断される場合(ステップS103:NO)、ステップS107の処理に移行する。一方、プレビュー表示操作があると判断される場合(ステップS103:YES)、原稿の画像が読み取られる(ステップS104)。本実施形態では、たとえば、MFP100のADF104に予めセットされている原稿が画像読取部105に搬送され、画像読取部105により原稿の画像が読み取られる。
【0049】
続いて、読取画像が記憶される(ステップS105)。本実施形態では、ステップS104に示す処理において原稿の画像を読み取って得られた画像データが、記憶部102に記憶される。
【0050】
続いて、画面ID2の表示情報が取得される(ステップS106)。本実施形態では、参照テーブル200aから、画面ID2に対応付けられている背景情報220、パーツ情報230、表示位置情報240、表示可否情報250、および表示モード情報260が、画面ID2の表示情報として取得される。
【0051】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS111)。本実施形態では、ステップS106に示す処理で取得された表示情報に基づいて、3D2D画面表示処理が実行される。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103にプレビュー画面320a(図7参照)が表示される。
【0052】
図7は、操作パネル部に表示されるプレビュー画面を示す図である。プレビュー画面320aは、プレビュー画像表示部321、サムネイル画像表示部322、非主要操作ボタン表示部323、およびメッセージ表示部324を有する。
【0053】
プレビュー画像表示部321には、画像読取部105により原稿の画像を読み取って得られた画像データに基づく画像が、プレビュー画像として表示される。サムネイル画像表示部322には、複数のサムネイル画像が表示される。複数のサムネイル画像は、画像読取部105により複数ページの原稿の画像が読み取られる場合に表示され、複数のサムネイル画像の中から選択される一の画像が、プレビュー画像として拡大表示される。非主要操作ボタン表示部323には、設定内容確認ボタン、プレビューボタン、ヘルプボタン、画面ツリーボタン、および使用状況確認ボタン等の非主要操作ボタンが表示される。メッセージ表示部324には、「スタートキーで印刷できます」という操作指示メッセージおよびコピー部数等のメッセージが表示される。
【0054】
本実施形態のプレビュー画面320aでは、参照テーブル200aの表示モード情報260にしたがって、プレビュー画像、サムネイル画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージが、すべて2次元表示される。プレビュー画像が2次元表示されることにより、3次元表示よりも高い解像度が得られ、ユーザーは、プレビュー画像の内容を正確に認識することができる。
【0055】
一方、ステップS103に示す処理において、プレビュー表示操作がないと判断される場合(ステップS103:NO)、設定内容確認操作があるか否かが判断される(ステップS107)。本実施形態では、ステップS102に示す処理で表示された待機画面310a上の設定内容確認ボタン314が、ユーザーによりタッチされたか否かが判断される。
【0056】
設定内容確認操作がないと判断される場合(ステップS107:NO)、ステップS109の処理に移行する。一方、設定内容確認操作があると判断される場合(ステップS107:YES)、画面ID3の表示情報が取得される(ステップS108)。本実施形態では、参照テーブル200aから、画面ID3に対応付けられている背景情報220、パーツ情報230、表示位置情報240、表示可否情報250、および表示モード情報260が、画面ID3の表示情報として取得される。
【0057】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS111)。本実施形態では、ステップS108に示す処理で取得された表示情報に基づいて、3D2D画面表示処理が実行される。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に設定内容確認画面330a(図8参照)が表示される。
【0058】
図8は、操作パネル部に表示される設定内容確認画面を示す図である。設定内容確認画面330aは、主要設定表示部331、非主要設定表示部332、非主要操作ボタン表示部333、およびメッセージ表示部334を有する。
【0059】
主要設定表示部331には、カラー選択ボタン、用紙選択ボタン、倍率設定ボタン、および仕上げ設定ボタン等の主要設定ボタンが表示される。非主要設定表示部332には、原稿設定ボタン、画質設定ボタン、回転設定ボタン、および集約設定ボタン等の非主要設定ボタンが表示される。非主要操作ボタン表示部333には、設定内容確認ボタン、プレビューボタン、ヘルプボタン、画面ツリーボタン、使用状況確認ボタン等の非主要操作ボタンが表示される。メッセージ表示部334には、「コピーできます」という操作指示メッセージおよびコピー部数等のメッセージが表示される。
【0060】
本実施形態の設定内容確認画面330aでは、参照テーブル200aの表示モード情報260にしたがって、非主要設定ボタンの画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージが3次元表示される一方、主要設定ボタンの画像が2次元表示される。このような構成によれば、主要設定ボタンが他の要素と異なって表示されることにより強調され、ユーザーは、主要設定ボタンを容易に認識することができる。
【0061】
一方、ステップS107に示す処理において、設定内容確認操作がないと判断される場合(ステップS107:NO)、使用状況確認操作があるか否かが判断される(ステップS109)。本実施形態では、ステップS102に示す処理で表示された待機画面310a上の使用状況確認ボタン318が、ユーザーによりタッチされたか否かが判断される。
【0062】
使用状況確認操作がないと判断される場合(ステップS109:NO)、ステップS112の処理に移行する。一方、使用状況確認操作があると判断される場合(ステップS109:YES)、画面ID4の表示情報が取得される(ステップS110)。本実施形態では、参照テーブル200aから、画面ID4に対応付けられている背景情報220、パーツ情報230、表示位置情報240、表示可否情報250、および表示モード情報260が、画面ID4の表示情報として取得される。
【0063】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS111)。本実施形態では、ステップS110に示す処理で取得された表示情報に基づいて、3D2D画面表示処理が実行される。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に使用状況確認画面340a(図9参照)が表示される。
【0064】
図9は、操作パネル部に表示される使用状況確認画面を示す図である。使用状況確認画面340aは、主要パラメータ表示部341、非主要パラメータ表示部342、および非主要操作ボタン表示部343を有する。
【0065】
主要パラメータ表示部341には、トータルカウンター情報等の主要パラメータが表示される。非主要パラメータ表示部342には、カラーカウンター情報、2色カウンター情報、およびブラックカウンター情報等の非主要パラメータが表示される。非主要操作ボタン表示部343には、設定内容確認ボタン、プレビューボタン、ヘルプボタン、画面ツリーボタン、および使用状況確認ボタン等の非主要操作ボタンが表示される。
【0066】
本実施形態の使用状況確認画面340aでは、参照テーブル200aの表示モード情報260にしたがって、非主要パラメータおよび非主要操作ボタンの画像が3次元表示される一方、主要パラメータが2次元表示される。このような構成によれば、主要パラメータが他の要素と異なって表示されることにより強調され、ユーザーは、主要パラメータを容易に認識することができる。
【0067】
一方、ステップS109に示す処理において、使用状況確認操作がないと判断される場合(ステップS109:NO)、スタートボタン操作があるか否かが判断される(ステップS112)。本実施形態では、操作パネル部103の操作部103aに設けられているスタートボタンが、ユーザーにより押下されたか否かが判断される。
【0068】
スタートボタン操作がないと判断される場合(ステップS112:NO)、ステップS103の処理に戻る。一方、スタートボタン操作があると判断される場合(ステップS112:YES)、ジョブが実行され(ステップS113)、処理が終了される。本実施形態では、たとえば、プレビュー画像として表示されている原稿の読み取り画像が、画像形成部107により印刷出力される。
【0069】
以上のとおり、図5に示されるフローチャートの処理によれば、ユーザー操作に基づいて、操作パネル部103に複数の操作画面310a,320a,330a,340aが切り換えて表示される。このとき、操作ボタンやメッセージ等の要素が3次元表示される一方で、プレビュー画像等の一部の要素が2次元表示される。
【0070】
このような構成によれば、プレビュー画像が3次元表示される場合と比較して、高い解像度の画像が得られ、ユーザーは、プレビュー画像の内容を正確に認識することができる。なお、プレビュー画像を2次元表示することは、とりわけ、プレビュー画像が多数の文字を含む文書の画像である場合に有効である。
【0071】
図10は、図5のステップS102およびステップS111に示される3D2D画面表示処理の手順を示すフローチャートである。上述したとおり、3D2D画面表示処理では、参照テーブル200aの表示情報に基づいて、操作パネル部103に操作画面が表示される。
【0072】
まず、3D2D合成表示であるか否かが判断される(ステップS201)。本実施形態では、参照テーブル200aの表示モード情報260に基づいて、操作画面が3次元画像もしくは2次元画像のみから構成されるか、または、2次元画像および3次元画像の両方から構成されるかが判断される。
【0073】
3D2D合成表示ではないと判断される場合(ステップS201:NO)、統一画面表示処理が実行される(ステップS202)。本実施形態では、統一画面表示処理が実行され、3次元画像もしくは2次元画像のみから構成される操作画面が操作パネル部103に表示される。ステップS202に示される統一画面表示処理の詳細については後述する。
【0074】
一方、ステップS202に示す処理において、3D2D合成表示であると判断される場合(ステップS202:YES)、背景が3次元表示であるか否かが判断される(ステップS203)。本実施形態では、参照テーブル200aの背景情報220に基づいて、背景が3次元表示であるか2次元表示であるかが判断される。
【0075】
背景が3次元表示ではないと判断される場合(ステップS203:NO)、ステップS211の処理に移行する。一方、背景が3次元表示であると判断される場合(ステップS203:YES)、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲の画像が、3次元表示用の画像として生成される(ステップS204)。本実施形態では、操作画面を構成するすべての画像が、3次元表示用の画像として生成される。
【0076】
続いて、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲が、3次元表示用の視差バリア領域に指定される(ステップS205)。本実施形態では、操作画面の全領域が、3次元表示を可能とする視差バリアが生成される領域として指定される。
【0077】
続いて、座標(Xa,Ya)−(Xb,Yb)の範囲の画像が、2次元表示用の画像として生成される(ステップS206)。本実施形態では、参照テーブル200aのパーツ情報230、表示可否情報250、および表示モード情報260により特定される、操作画面上に2次元表示される要素について、表示位置情報240により特定される領域の画像が、2次元表示用の画像として生成される。
【0078】
続いて、座標(Xa,Ya)−(Xb,Yb)の範囲が、2次元表示用の視差バリア領域に指定される(ステップS207)。本実施形態では、表示位置情報240により特定される領域が、2次元表示を可能とする視差バリアが生成される領域として指定される。
【0079】
続いて、3次元画像上に2次元画像が上書きされる(ステップS208)。本実施形態では、ステップS204に示す処理で生成された3次元画像上に、ステップS206に示す処理で生成された2次元画像が上書きされる。
【0080】
続いて、3次元表示用の視差バリア領域上に2次元表示用の視差バリア領域が上書きされる(ステップS209)。本実施形態では、ステップS205に示す処理で指定された3次元表示用の視差バリア領域上に、ステップS207に示す処理で指定された2次元表示用の視差バリア領域が上書きされる。
【0081】
そして、3D2D合成表示が行われる(ステップS210)。本実施形態では、ステップS208に示す処理で2次元画像が上書きされた3次元画像と、ステップS209に示す処理で2次元表示用の視差バリア領域が上書きされた3次元表示用の視差バリア領域とに基づいて、特定の要素が2次元表示され、残りの要素が3次元表示される操作画面が、操作パネル部103に表示される。
【0082】
以上のとおり、ステップS201〜ステップS210に示す処理によれば、3次元画像をベースとして2次元画像が上書きされた操作画面が表示される。なお、3次元表示用の視差バリアと2次元表示用の視差バリアとを組み合わせて同一画面上に3次元画像と2次元画像とを混合して表示する技術自体は、一般的な表示技術であるため、詳細な説明は省略する。
【0083】
一方、ステップS203に示す処理において、背景が3次元表示ではないと判断される場合(ステップS203:NO)、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲の画像が、2次元表示用の画像として生成され、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲が、2次元表示用の視差バリア領域に指定される(ステップS211,S212)。
【0084】
続いて、座標(Xa,Ya)−(Xb,Yb)の範囲の画像が、3次元表示用の画像として生成され、座標(Xa,Ya)−(Xb,Yb)の範囲が、3次元表示用の視差バリア領域に指定される(ステップS213,S214)。
【0085】
続いて、2次元画像上に3次元画像が上書きされ、2次元表示用の視差バリア領域上に3次元表示用の視差バリア領域が上書きされる(ステップS215,S216)。
【0086】
そして、3D2D合成表示が行われる(ステップS210)。その結果、特定の要素が3次元表示され、残りの要素が2次元表示される操作画面が、操作パネル部103に表示される。
【0087】
以上のとおり、ステップS211〜ステップS216に示す処理によれば、2次元画像をベースとして3次元画像が上書きされた操作画面が表示される。
【0088】
図11は、図10のステップS202に示される統一画面表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0089】
まず、全画面3次元表示であるか否かが判断される(ステップS301)。本実施形態では、参照テーブル200aの背景情報220に基づいて、全画面3次元表示であるか全画面2次元表示であるかが判断される。
【0090】
全画面3次元表示であると判断される場合(ステップS301:YES)、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲の画像が、3次元表示用の画像として生成され、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲が、3次元表示用の視差バリア領域に指定される(ステップS302,S303)。
【0091】
そして、全画面が3次元表示される(ステップS304)。その結果、すべての要素が3次元表示される操作画面が、操作パネル部103に表示される。
【0092】
一方、ステップS301に示す処理において、全画面3次元表示でないと判断される場合(ステップS301:NO)、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲の画像が、2次元表示用の画像として生成され、座標(0,0)−(Xmax,Ymax)の範囲が、2次元表示用の視差バリア領域に指定される(ステップS305,S306)。
【0093】
そして、全画面が2次元表示される(ステップS307)。その結果、すべての要素が2次元表示される操作画面が、操作パネル部103に表示される。
【0094】
以上のとおり、図10および図11に示されるフローチャートの処理によれば、参照テーブル200aの表示情報に基づいて、操作ボタンやメッセージ等のすべての要素が3次元表示される操作画面、すべての要素が2次元表示される操作画面、または、3次元表示される要素と2次元表示される要素とが混在する操作画面が、操作パネル部103に表示される。
【0095】
以上のとおり、本実施形態によれば、3次元画像と2次元画像とが適切に組み合わされて操作パネル部103に表示されるMFP100が提供される。
【0096】
なお、上述した実施形態では、4つの操作画面を例に挙げて説明した。しかしながら、操作パネル部103には、5つ以上の操作画面が表示される。また、各操作画面は、上述した要素(パーツ)以外の要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
【0097】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、プレビュー画面320aを構成するすべての要素が2次元表示された。しかしながら、プレビュー画像以外の要素は、3次元表示されてもよい。
【0098】
図12は、本発明の第2の実施形態における参照テーブルを示す図であり、図13は、図12に示される参照テーブルに基づき表示されるプレビュー画面を示す図である。なお、プレビュー画面の構成が異なる点を除いては、本実施形態におけるMFP100の構成は、第1の実施形態における構成と同様であるため、説明は省略する。
【0099】
図12および図13に示されるとおり、本実施形態のプレビュー画面320aでは、プレビュー画像表示部321にプレビュー画像が2次元表示される一方、残りの要素は3次元表示される。また、本実施形態のプレビュー画面320aは、サムネイル画像表示部322(図7参照)を有さず、プレビュー画像がより大きく表示される。
【0100】
このような構成によれば、複数の操作画面を全体的に3次元表示しつつも、ユーザーは、プレビュー画像の内容を正確に認識することができる。
【0101】
(第3の実施形態)
本実施形態は、プレビュー画面にサムネイル画像が表示される実施形態である。
【0102】
図14は、本発明の第3の実施形態における参照テーブルを示す図であり、図15は、図14に示される参照テーブルに基づき表示されるプレビュー画面を示す図である。
【0103】
図14および図15に示されるとおり、本実施形態のプレビュー画面320aでは、プレビュー画像およびサムネイル画像が2次元表示される一方、残りの要素は3次元表示される。
【0104】
このような構成によれば、複数の操作画面を全体的に3次元表示しつつも、ユーザーは、プレビュー画像およびサムネイル画像の内容を正確に認識することができる。
【0105】
(第4の実施形態)
本実施形態は、サムネイル画像の一部が3次元表示される実施形態である。
【0106】
図16は、本発明の第4の実施形態における参照テーブルを示す図であり、図17は、図16に示される参照テーブルに基づき表示されるプレビュー画面を示す図である。
【0107】
図16および図17に示されるとおり、本実施形態のプレビュー画面320aでは、複数のサムネイル画像のうち、プレビュー画像として選択されている一のサムネイル画像が、プレビュー画像とともに2次元表示される。一方、残りのサムネイル画像は、3次元表示される。
【0108】
このような構成によれば、選択されたサムネイル画像が、他のサムネイル画像と異なって表示されることにより強調される。
【0109】
(第5の実施形態)
上述した第1〜第4の実施形態では、複数の操作画面が全体的に3次元表示された。しかしながら、複数の操作画面は、全体的に2次元表示されることもできる。
【0110】
図18は、本発明の第5の実施形態における参照テーブルを示す図である。
【0111】
図18に示されるとおり、本実施形態の参照テーブル200bには、画面ID情報210として、画面ID1〜画面ID10が含まれている。画面ID1〜画面ID10は、それぞれ待機画面、プレビュー画面、設定内容確認画面、使用状況確認画面、3D仕上げアイコン表示画面、2D仕上げアイコン表示画面、ヘルプポップアップ画面、画面ツリーポップアップ画面、操作エラー警告画面、およびガイダンス画面に対応している。
【0112】
図19および図20は、本実施形態における表示制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、図19および図20のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、MFP100の記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101によって実行される。
【0113】
図19のステップS401およびステップS402に示す処理は、図5のステップS101およびステップS102に示す処理と同様であるため、説明は省略する。
【0114】
図21は、本実施形態における待機画面を示す図である。待機画面310bは、主要操作ボタン表示部311、非主要操作ボタン表示部312、およびメッセージ表示部313を有する。本実施形態の待機画面310bでは、参照テーブル200bの表示モード情報260にしたがって、主要操作ボタンの画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージが、すべて2次元表示される。
【0115】
続いて、仕上げ操作があるか否かが判断される(ステップS403)。本実施形態では、ステップS402に示す処理で表示された待機画面310b上の仕上げ設定ボタン319が、ユーザーによりタッチされたか否かが判断される。
【0116】
仕上げ操作がないと判断される場合(ステップS403:NO)、ステップS407の処理に移行する。一方、仕上げ操作があると判断される場合(ステップS403:YES)、立体仕上げであるか否かが判断される(ステップS404)。本実施形態では、仕上げ設定ボタン319がユーザーによりタッチされ、後処理として、折り処理が設定されたか否かが判断される。
【0117】
立体仕上げ操作であると判断される場合(ステップS404:YES)、画面ID5の表示情報が取得される(ステップS405)。本実施形態では、参照テーブル200bから、画面ID5の表示情報が取得される。
【0118】
そして、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS421)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に3D仕上げアイコン表示画面350(図22参照)が表示される。
【0119】
図22は、操作パネル部に表示される3D仕上げアイコン表示画面を示す図である。3D仕上げアイコン表示画面350は、主要操作ボタン表示部351、非主要操作ボタン表示部352、およびメッセージ表示部353を有する。また、3D仕上げアイコン表示画面350には、折り処理により中央部から折り畳まれた用紙の形態を示すアイコン354が表示される。
【0120】
本実施形態の3D仕上げアイコン表示画面350では、参照テーブル200bの表示モード情報260にしたがって、主要操作ボタンの画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージが2次元表示される一方、アイコン354が3次元表示される。このような構成によれば、折り処理により得られる立体的な用紙の形態を示す画像であるアイコン354が3次元表示されることにより、ユーザーは、折り処理の結果を認識し易くなる。
【0121】
一方、ステップS404に示す処理において、立体仕上げでないと判断される場合(ステップS404:NO)、画面ID6の表示情報が取得される(ステップS406)。本実施形態では、参照テーブル200bから、画面ID6の表示情報が取得される。
【0122】
そして、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS421)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に2D仕上げアイコン表示画面360(図23参照)が表示される。
【0123】
図23は、操作パネル部に表示される2D仕上げアイコン表示画面を示す図である。2D仕上げアイコン表示画面360は、主要操作ボタン表示部361、非主要操作ボタン表示部362、およびメッセージ表示部363を有する。また、3D仕上げアイコン表示画面360には、パンチ処理により穴があけられた用紙の形態を示すアイコン364が表示される。
【0124】
本実施形態の2D仕上げアイコン表示画面360では、参照テーブル200bの表示モード情報260にしたがって、主要操作ボタンの画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージ、およびアイコン364が、すべて2次元表示される。このような構成によれば、パンチ処理により得られる平面的な用紙の形態を示す画像であるアイコン364が2次元表示されることにより、ユーザーは、パンチ処理の結果を認識し易くなる。
【0125】
一方、ステップS403に示す処理において、仕上げ操作がないと判断される場合(ステップS403:NO)、ステップS407の処理が実行される。図19のステップS407〜ステップS414に示す処理は、図5のステップS103〜ステップS110に示す処理と同様であるため、説明は省略する。
【0126】
図24は、本実施形態におけるプレビュー画面を示す図である。本実施形態のプレビュー画面320bでは、参照テーブル200bの表示モード情報260にしたがって、プレビュー画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージが2次元表示される。また、複数のサムネイル画像のうち、プレビュー画像として選択されたサムネイル画像は2次元表示され、残りのサムネイル画像は3次元表示される。
【0127】
図25は、本実施形態における設定内容確認画面を示す図である。本実施形態の設定内容確認画面330bでは、参照テーブル200bの表示モード情報260にしたがって、非主要設定ボタンの画像、非主要操作ボタンの画像、およびメッセージが2次元表示される一方、主要設定ボタンの画像が3次元表示される。
【0128】
図26は、本実施形態における使用状況確認画面を示す図である。本実施形態の使用状況確認画面340bでは、参照テーブル200bの表示モード情報260にしたがって、非主要パラメータおよび非主要操作ボタンの画像が2次元表示される一方、主要パラメータが3次元表示される。
【0129】
一方、ステップS413に示す処理において、使用状況確認操作がないと判断される場合(ステップS413:NO)、ヘルプ操作があるか否かが判断される(ステップS415)。本実施形態では、ステップS402に示す処理で表示された待機画面310b上のヘルプボタン316が、ユーザーによりタッチされたか否かが判断される。
【0130】
ヘルプ操作がないと判断される場合(ステップS415:NO)、ステップS417の処理に移行する。一方、ヘルプ操作があると判断される場合(ステップS415:YES)、画面ID7の表示情報が取得される(ステップS416)。本実施形態では、参照テーブル200bから、画面ID7の表示情報が取得される。
【0131】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS421)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103にヘルプポップアップ画面370(図27参照)が表示される。
【0132】
図27は、操作パネル部に表示されるヘルプポップアップ画面を示す図である。ヘルプポップアップ画面370は、待機画面310b上に3次元表示される。ヘルプ画面370には、たとえば、ユーザーがMFP100の使い方等の情報を取得するためのヘルプメニューが表示される。
【0133】
一方、ステップS415に示す処理において、ヘルプ操作がないと判断される場合(ステップS415:NO)、画面ツリー操作があるか否かが判断される(ステップS417)。本実施形態では、ステップS402に示す処理で表示された待機画面310b上の画面ツリーボタン317が、ユーザーによりタッチされたか否かが判断される。
【0134】
画面ツリー操作がないと判断される場合(ステップS417:NO)、ステップS419の処理に移行する。一方、画面ツリー操作があると判断される場合(ステップS417:YES)、画面ID8の表示情報が取得される(ステップS418)。本実施形態では、参照テーブル200bから、画面ID8の表示情報が取得される。
【0135】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS421)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に画面ツリーポップアップ画面380(図28参照)が表示される。
【0136】
図28は、操作パネル部に表示される画面ツリーポップアップ画面を示す図である。画面ツリーポップアップ画面380は、待機画面310b上に3次元表示される。画面ツリーポップアップ画面380には、たとえば、操作画面の階層情報が表示される。
【0137】
一方、ステップS417に示す処理において、画面ツリー操作がないと判断される場合(ステップS417:NO)、操作エラーがあるか否かが判断される(ステップS419)。本実施形態では、たとえば、原稿と同一サイズの用紙が存在しない等の操作エラーがあるか否かが判断される。
【0138】
操作エラーがないと判断される場合(ステップS419:NO)、ステップS422の処理に移行する。一方、操作エラーがあると判断される場合(ステップS419:YES)、画面ID9の表示情報が取得される(ステップS420)。本実施形態では、参照テーブル200bから、画面ID9の表示情報が取得される。
【0139】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS421)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に操作エラー警告画面390(図29参照)が表示される。
【0140】
図29は、操作パネル部に表示される操作エラー警告画面を示す図である。操作エラー警告画面390は、主要操作ボタン表示部391、非主要操作ボタン表示部392、およびメッセージ表示部393を有する。メッセージ表示部393には、たとえば、最適な用紙が存在しない旨を示す操作エラー警告等のメッセージが表示される。本実施形態の操作エラー警告画面390では、参照テーブル200bの表示モード情報260にしたがって、主要操作ボタンの画像および非主要操作ボタンの画像が2次元表示される一方、メッセージが3次元表示される。
【0141】
一方、ステップS419に示す処理において、操作エラーがないと判断される場合(ステップS419:NO)、スタートボタン操作があるか否かが判断される(ステップS422)。
【0142】
スタートボタン操作がないと判断される場合(ステップS422:NO)、ステップS403の処理に戻る。一方、スタートボタン操作があると判断される場合(ステップS422:YES)、ジョブが実行される(ステップS423)。
【0143】
続いて、紙詰まりが発生したか否かが判断される(ステップS424)。紙詰まりが発生していないと判断される場合(ステップS424:NO)、処理が終了される。
【0144】
一方、紙詰まりが発生したと判断される場合(ステップS424:YES)、画面ID10の表示情報が取得される(ステップS425)。本実施形態では、参照テーブル200bから、画面ID10の表示情報が取得される。
【0145】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS426)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103にガイダンス画面400(図30参照)が表示される。
【0146】
図30は、操作パネル部に表示されるガイダンス画面を示す図である。ガイダンス画面400は、非主要操作ボタン表示部401およびガイダンス動画表示部402を有する。
【0147】
ガイダンス動画表示部402には、MFP100の不具合の状況を示す情報や、ユーザーによる不具合の解除を補助する解除手順を示す動画像(指示画像)が表示される。ガイダンス画面400では、非主要操作ボタンの画像が2次元表示される一方、動画像が3次元表示される。
【0148】
このような構成によれば、立体物であるMFP100に対する作業手順が3次元表示されるため、ユーザーは、作業箇所等を容易に理解することができる。
【0149】
(第6の実施形態)
第5の実施形態では、ガイダンス画面に動画像が表示された。しかしながら、ガイダンス画面には静止画像が表示されてもよい。
【0150】
図31は、本発明の第6の実施形態における参照テーブルを示す図であり、図32は、図31に示される参照テーブルに基づき表示されるガイダンス画面を示す図である。
【0151】
図31および図32に示されるとおり、本実施形態のガイダンス画面400は、非主要操作ボタン表示部401およびガイダンス画像表示部403を有する。ガイダンス画像表示部403には、MFP100の不具合の状況を示す情報や、ユーザーによる不具合の解除を補助する解除手順を示す静止画像(指示画像)が表示される。本実施形態のガイダンス画面400では、非主要操作ボタンの画像が2次元表示される一方、静止画像が3次元表示される。
【0152】
(第7の実施形態)
本実施形態は、MFP100の表示動作モードが選択される実施形態である。
【0153】
図33は、MFPにより実行される表示動作モード選択処理の手順を示すフローチャートである。なお、図33のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、MFP100の記憶部102にプログラムとして記憶されており、制御部101によって実行される。
【0154】
まず、表示動作モードが3次元モードであるか否かが判断される(ステップS501)。本実施形態では、管理者モードにより予め設定された設定情報に基づいて、MFP100の表示動作モードが3次元モードであるか2次元モードであるかが判断される。
【0155】
表示動作モードが3次元表示モードであると判断される場合(ステップS501:YES)、参照テーブル200aが選択される(ステップS502)。本実施形態では、図4に示される参照テーブル200aが選択され、画面ID1の表示情報が取得される。
【0156】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS503)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に、各要素を3次元表示する待機画面310a(図6参照)が表示される。
【0157】
一方、ステップS501に示す処理において、表示動作モードが3次元モードでないと判断される場合(ステップS501:NO)、参照テーブル200bが選択される(ステップS504)。本実施形態では、図18に示される参照テーブル200bが選択され、画面ID1の表示情報が取得される。
【0158】
続いて、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS505)。3D2D画面表示処理が実行されることにより、操作パネル部103に、各要素を2次元表示する待機画面310b(図21参照)が表示される。
【0159】
このような構成によれば、MFP100の表示動作モードをユーザーの希望に応じて切り替えることができる。
【0160】
(第8の実施形態)
次に、図34〜図38を参照して、本発明の第8の実施形態について説明する。本実施形態は、視覚効果のある操作画面を表示する実施形態である。
【0161】
図34は、本実施形態における表示動作モード選択処理の手順を示すフローチャートである。
【0162】
まず、表示動作モードが視覚モードであるか否かが判断される(ステップS601)。本実施形態では、管理者モードにより予め設定された設定情報に基づいて、MFP100の表示動作モードが視覚モードであるか否かが判断される。
【0163】
表示動作モードが視覚モードでないと判断される場合(ステップS601:NO)、ステップS602の処理が実行される。図34のステップS602〜ステップS606に示す処理は、図33のステップS501〜S505に示す処理と同様であるため、説明は省略する。
【0164】
一方、ステップS601に示す処理において、表示動作モードが視覚モードであると判断される場合(ステップS601:YES)、表示動作モードが3次元モードであるか否かが判断される(ステップS607)。
【0165】
表示動作モードが3次元モードであると判断される場合(ステップS607:YES)、視覚モード用第1参照テーブル200cが選択され、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS608,S609)。
【0166】
図35は、視覚モード用第1参照テーブルを示す図であり、図36は、図35に示される視覚モード用第1参照テーブルに基づき表示される待機画面を示す図である。
【0167】
図35および図36に示されるとおり、待機画面310cでは、視覚モード用第1参照テーブル200cの表示モード情報260にしたがって、非主要操作ボタンの画像およびメッセージが3次元表示される一方、主要操作ボタンの画像が2次元表示される。
【0168】
このような構成によれば、主要操作ボタンが強調される。また、主要操作ボタンが、解像度の高い2次元画像として明確に表示され、表示される主要操作ボタンの奥行き感がなくなる。その結果、表示範囲と検知範囲の誤差が少なく、ユーザーが待機画面310cにタッチする際の視覚と触覚のズレに起因する違和感が抑制される。
【0169】
一方、ステップS607に示す処理において、表示動作モードが3次元モードでないと判断される場合(ステップS607:NO)、視覚モード用第2参照テーブル200dが選択され、3D2D画面表示処理が実行される(ステップS610,S611)。
【0170】
図37は、視覚モード用第2参照テーブルを示す図であり、図38は、図37に示される視覚モード用第2参照テーブルに基づき表示される待機画面を示す図である。
【0171】
図37および図38に示されるとおり、待機画面310dでは、視覚モード用第2参照テーブル200dの表示モード情報260にしたがって、非主要操作ボタンの画像およびメッセージが2次元表示される一方、主要操作ボタンの画像が3次元表示される。このような構成によれば、画像である主要操作ボタンが、物理的なボタンと同じように認識される。
【0172】
以上のとおり、本発明の第1〜第8の実施形態によれば、3次元画像と2次元画像とが適切に組み合わされて操作パネル部103に表示されるMFP100が提供される。
【0173】
本発明は、上述した第1〜第8の実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
【0174】
たとえば、上述した第1〜第8の実施形態では、原稿の画像を読み取って得られる画像データに基づく画像がプレビュー画像としてプレビュー画面に表示された。しかしながら、プレビュー画像は、印刷ジョブに基づく画像データやファクシミリ受信された画像データに基づく画像であってもよい。
【0175】
また、上述した第1〜第8の実施形態では、視差バリアを利用して裸眼認識可能な3次元立体画像を表示する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、3次元立体画像を表示する方式としては、たとえば、専用の眼鏡を使用して表示する方式等、種々の方式が用いられ得る。
【0176】
また、上述した第7および第8の実施形態では、ユーザーの好みに応じて、待機画面等の操作画面の3次元表示と2次元表示とが切り替えられた。しかしながら、操作画面を構成する要素単位で3次元表示と2次元表示とが切り替えられてもよい。
【0177】
また、上述した第1〜第8の実施形態では、本発明をMFPに適用する場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は複写機やプリンタに適用されてもよい。
【0178】
本実施形態にかかる画像形成装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
【符号の説明】
【0179】
100 MFP、
101 制御部、
102 記憶部、
103 操作パネル部、
104 ADF、
105 画像読取部、
106 給紙部、
107 画像形成部、
108 通信インターフェース、
109 後処理部、
110 バス、
200a,200b,200c,200d 参照テーブル、
310a,310b,310c,310d 待機画面、
320a,320b プレビュー画面、
330a,330b 設定内容確認画面、
340a,340b 使用状況確認画面、
350 3D仕上げアイコン表示画面、
360 2D仕上げアイコン表示画面、
370 ヘルプポップアップ画面、
380 画面ツリーポップアップ画面、
390 操作エラー警告画面、
400 ガイダンス画面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作画面を構成する要素を3次元表示する前記操作画面を含む複数の操作画面を切り換えて表示可能な表示部と、
ページ画像の画像データを記憶する記憶部と、
前記表示部にページ画像を表示する旨の指示を受け付ける受付部と、
前記受付部により前記指示が受け付けられた場合、前記複数の操作画面のうちページ画像を表示するための操作画面上に、前記記憶部に記憶される画像データに基づく画像を2次元表示させる制御を行なう表示制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記記憶部には、複数ページの画像データが記憶されており、
前記ページ画像を表示するための操作画面上には、前記複数ページの画像データに対応する複数のサムネイル画像が表示され、かつ、前記2次元表示されるページ画像は、前記複数のサムネイル画像の中から選択された一のサムネイル画像に対応するページ画像であり、
前記表示制御部は、前記複数のサムネイル画像のうち、前記選択された一のサムネイル画像を2次元表示させ、残りのサムネイル画像を3次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された記録媒体に対して後処理を施す後処理部と、をさらに有し、
前記複数の操作画面には、前記後処理を設定するための操作画面が含まれており、
前記表示制御部は、前記後処理の内容に応じて、前記後処理を設定するための操作画面上に、前記内容の後処理が施された記録媒体の形態を示す画像を3次元表示または2次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記複数の操作画面には、ユーザーに対するメッセージを表示するための操作画面が含まれており、
前記表示制御部は、前記メッセージを表示するための操作画面上に、前記メッセージを3次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記複数の操作画面には、前記画像形成装置で発生したエラーを解除する方法をユーザーに指示するための指示画像を表示するための操作画面が含まれており、
前記表示制御部は、前記指示画像を表示するための操作画面上に、前記指示画像を3次元表示させる制御をさらに行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
操作画面を構成する要素を3次元表示する前記操作画面を含む複数の操作画面を切り換えて表示可能な表示部と、ページ画像の画像データを記憶する記憶部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、
前記表示部にページ画像を表示する旨の指示を受け付ける手順(a)と、
前記手順(a)において前記指示が受け付けられた場合、前記複数の操作画面のうちページ画像を表示するための操作画面上に、前記記憶部に記憶される画像データに基づく画像を2次元表示させる制御を行う手順(b)と、
を前記画像形成装置に実行させる画像形成装置の制御プログラム。
【請求項7】
前記記憶部には、複数ページの画像データが記憶されており、
前記ページ画像を表示するための操作画面上には、前記複数ページの画像データに対応する複数のサムネイル画像が表示され、かつ、前記2次元表示されるページ画像は、前記複数のサムネイル画像の中から選択された一のサムネイル画像に対応するページ画像であり、
前記手順(b)において、前記複数のサムネイル画像のうち、前記選択された一のサムネイル画像を2次元表示させ、残りのサムネイル画像を3次元表示させる制御がさらに行われることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御プログラム。
【請求項8】
前記画像形成装置は、
前記画像データに基づく画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された記録媒体に対して後処理を施す後処理部と、をさらに有し、
前記複数の操作画面には、前記後処理を設定するための操作画面が含まれており、
前記画像形成装置の制御プログラムは、
前記後処理の内容に応じて、前記後処理を設定するための操作画面上に、前記内容の後処理が施された記録媒体の形態を示す画像を3次元表示または2次元表示する制御を行なう手順(c)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置の制御プログラム。
【請求項9】
前記複数の操作画面には、ユーザーに対するメッセージを表示するための操作画面が含まれており、
前記画像形成装置の制御プログラムは、
前記メッセージを表示するための操作画面上に、前記メッセージを3次元表示させる制御を行なう手順(d)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御プログラム。
【請求項10】
前記複数の操作画面には、前記画像形成装置で発生したエラーを解除する方法をユーザーに指示するための指示画像を表示するための操作画面が含まれており、
前記画像形成装置の制御プログラムは、
前記指示画像を表示するための操作画面上に、前記指示画像を3次元表示させる制御を行なう手順(e)をさらに前記画像形成装置に実行させることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御プログラム。
【請求項11】
請求項6〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2013−54506(P2013−54506A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191710(P2011−191710)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】