説明

画像形成装置

【課題】 画像形成装置に少なくとも感光体と中間転写体を一体構成にしたプロセスカートリッジを備え、このプロセスカートリッジ内に温度センサとヒータを設けることにより、感光体と中間転写体の結露を防止する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 各種負荷33と補助CPU32を制御するメインCPU(主制御手段)31と、温度湿度センサ(温湿度検知手段)14からのデータに基づいて結露防止ヒータ13を制御する補助CPU(副制御手段)32と、PSU(電源)34とを備えて構成される。尚、PSU34は、補助CPU32、温度湿度センサ14、及び結露防止ヒータ13に電源を供給するサブPSU(副電源部)34bと、メインCPU31と各種負荷33に電源を供給するメインPSU(主電源部)34aにより構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの電子写真式画像形成装置に関し、さらに詳しくは、感光体及び転写体を有するプロセスカートリッジ内の結露防止技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置の設置条件は必ずしも一定ではない。即ち、設置場所や地域によりその条件はさまざまである。例えば、寒冷地などで早朝に電源を入れ立ち上げた際、機械内部に湿気がある場合、急激に内部を暖めることで感光体や各種ローラなどの金属部などに水滴が付着することがある。そのような状態(結露状態)でコピーを取ろうとすると、トナーが正常に紙に転写されず、異常画像が発生する場合がある。従来からこの問題を回避するために、図4のように、プラグインでヒータに電源から電力を供給して常時駆動させていた。そして、サーモスタットなどで所定以上の温度にならないようにしている。例えば、プラグインで電力1まで供給してヒータが時間t1で所定の温度に達するとOFFする。このように常にON/OFFを繰り返し、サーモスタット上における温度を一定にしていた。これは正確な機械内部の温度ではなく、外部環境によって左右されてしまう。そして時間t2で機械のメイン電源をONすると、そこでヒータをOFFとして機械が発生する温度により結露を防止していた。このように、電源投入前には常に機械内部を暖めておく対策が採られていた。そして電源投入後はすでに機械内部はある温湿度以上であるため異常画像の発生の可能性は少ないので、ヒータを切るようにしていた。
また結露を防止する従来技術として特開2003−18340公報には、ミラーやレンズ等の光学経路に発生する結露を防止する結露防止ヒータ制御において、メイン電源OFF状態で常にヒータをON状態にするのではなく、結露発生条件に達した場合のみヒータを動作させる構成をとることによって不必要な消費電力の削減を実現しつつ、結露の発生しない画像読取装置について開示されている。
また特開平10−149082号公報には、現像剤の特性の変化によるトナー飛散を抑制し、かつ、感光体等の結露を防止し、さらに消費電力を抑えることができる画像形成装置について開示されている。
【特許文献1】特開2003−18340公報
【特許文献2】特開平10−149082号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし従来の結露対策では、プラグを電源コンセントに常に入れてヒータを必ずONにしておかなければならなかった。しかも夏などの温度が高い時などもヒータをONすることとなり、消費電力の無駄が多くなるといった問題がある。また、プロセスカートリッジには通常、結露防止ヒータなどは搭載されておらず、機械下部等に設置されている本体側結露ヒータにて加熱されている。従って、現像や転写に関係する画像上の問題に対して適切な結露防止効果は望めなかった。
また特許文献1に開示されている従来技術は、画像読取装置内に設置した温度センサに基づいてヒータをON、OFFして温度制御する技術であり、温度センサやヒータは画像読取装置内に設置されているため、再利用が不可能であり、資源の再使用の点で問題がある。
また特許文献2に開示されている従来技術は、現像器の温度に基づいて感光体のヒータをON、OFFする技術であり、感光体を暖めるための特殊なヒータが必要となり装置のコストが高くなるといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、画像形成装置に少なくとも感光体と中間転写体を一体構成にしたプロセスカートリッジを備え、このプロセスカートリッジ内に温度センサとヒータを設けることにより、感光体と中間転写体の結露を防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
また他の目的は、主電源の投入とは関係なく、プロセスカートリッジの結露防止を行うことである。
また他の目的は、ヒータを着脱可能な構成とすることにより、部品の再使用を可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段により現像された像を転写紙上に転写する中間転写体と、制御手段と、を備えた画像形成装置において、少なくとも前記潜像担持体及び中間転写体を一体構成にし、且つ前記画像形成装置と着脱可能な構成にしたプロセスカートリッジを備え、前記プロセスカートリッジは、当該プロセスカートリッジ内を所定の温度に保持する結露防止ヒータと、前記潜像担持体及び中間転写体の近傍の温度と湿度を検知する温湿度検知手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明は結露により感光体或いは中間転写体上に付着する水分により、画像の転写不良等を起こして異常画像が発生することを防止するために、これらの感光体と中間転写体を一体構成にしてプロセスカートリッジ内に収納し、そのプロセスカートリッジ内に、内部の温湿度を検出する温湿度検知手段と、内部を所定の温度に保持する結露防止ヒータを備えたものである。
請求項2は、前記制御手段は、当該画像形成装置全体を制御する主制御手段と、前記温湿度検知手段からのデータに基づいて前記結露防止ヒータを制御する副制御手段とを備え、前記副制御手段は、当該画像形成装置の電源投入前に前記温湿度検知手段からのデータに基づいて結露発生点に達していることを検知した場合、前記プロセスカートリッジ内の温度を所定の値に保持するように前記結露防止ヒータを制御することを特徴とする。
結露は空気中に存在する水蒸気が冷却することによって液化したものである。逆に結露は暖められることによって水蒸気になり空気中に発散する。この関係は、温度に対して空気中に存在できる水蒸気量の関係として指数関数的な関係が成り立っていることが知られている。即ち、温度上昇に対する水蒸気圧は指数関数的な変化を示しており、結露防止制御における最も有効な手段は温度を上げる方法であることが解る。そこで本発明では、副制御手段がプロセスカートリッジ内の温湿度を検出して、その温湿度データから予め実験的に求められた温度になるように結露防止ヒータを制御する。
【0005】
請求項3は、前記画像形成装置の電源は、前記副制御手段、温湿度検知手段、及び結露防止ヒータに電力を供給する副電源部と、当該画像形成装置の全てに電力を供給する主電源部とを備え、前記副電源部は、前記電源のプラグをコンセントに挿入することにより駆動を開始し、前記副制御手段により前記結露防止ヒータへの電源供給が制御され、前記主電源部は、当該画像形成装置に備えられた主電源スイッチをONにすることにより駆動を開始し、前記主制御手段により前記副制御手段が制御されて前記結露防止ヒータへの電源供給を停止することを特徴とする。
本発明の電源は、副電源部と主電源部により構成されている。副電源部はプラグをコンセントに挿入するだけで動作し、副制御手段、温湿度検知手段、及び結露防止ヒータに電源を供給する。また主電源部は主電源スイッチをONにすることにより動作し、主制御手段に電源を供給して主制御手段が副制御手段に対して結露防止ヒータへの電源供給を停止するように制御する。
請求項4は、前記副制御手段は、前記温湿度検知手段から取得した温度データと湿度データに基づいて、前記プロセスカートリッジ内に結露が発生しないように前記結露防止ヒータへの電力供給を制御することを特徴とする。
結露は空気中に存在する水蒸気が冷却することによって液化したものであることは前述したが、この現象は周囲の温湿度により変化する。即ち、湿度が低ければ温度が低くても必ずしも液化しない。逆に湿度が高ければ温度がある程度高くても液化する場合がある。そこで本発明では、温度データと湿度データの双方を参照して結露が発生しないように結露防止ヒータを制御するものである。
請求項5は、前記結露防止ヒータは前記プロセスカートリッジから着脱可能な構成であることを特徴とする。
プロセスカートリッジは感光体と中間転写体の寿命により新しい物に交換される。そのときプロセスカートリッジ内に備えた結露防止ヒータの寿命は、感光体と中間転写体の寿命より一般的に永いので再利用が可能である。そこで本発明では、結露防止ヒータを着脱可能な構成にして、再利用を図るものである。
【発明の効果】
【0006】
以上記載のごとく請求項1の発明によれば、感光体と中間転写体を一体構成にしてプロセスカートリッジ内に収容し、その中に温湿度検知手段と、内部を所定の温度に保持する結露防止ヒータを備えたので、プロセスカートリッジ内の正確な温湿度を検出することができると共に、少ない電力で正確に温度を制御することができる。
また請求項2では、副制御手段が画像形成装置の電源投入前に温湿度検知手段からのデータに基づいて結露発生点に達していることを検知した場合、プロセスカートリッジ内の温度が所定の値になるように結露防止ヒータを制御するので、結露防止ヒータへの不要な電力供給を極力防止して、効率のよい結露防止制御を行うことができる。
また請求項3では、副電源部がメインスイッチのON、OFFに関係なく動作することにより結露を監視し、主電源部が動作されるとその時点で副電源部の動作を停止するので、機器のプラグをコンセントに挿入するだけで結露防止制御を働かせることができる。
また請求項4では、副制御手段がプロセスカートリッジ内に結露を発生しないように結露防止ヒータを制御するので、効率の良い結露防止制御を行うことができる。
また請求項5では、結露防止ヒータをプロセスカートリッジから着脱可能なように構成するので、プロセスカートリッジを新規なものに交換するときに、結露防止ヒータを取り外して再利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係るフルカラー画像形成装置の概略構成図である。
このフルカラー画像形成装置100は、機械内部の換気を行うファンモータ1と、潜像を形成する感光体ベルト上に像を形成する複数の現像器(現像手段)4と、各現像器の現像ローラを感光体ベルトに当接する現像器駆動クラッチ5と、レーザ光により感光体ベルトに潜像を形成する書込みユニット6と、記録紙を保持して給紙する給紙トレイ7と、書込みユニット6により形成された潜像を担持する感光体ベルト(潜像担持体)15と、感光体ベルト15に形成されたトナー像を転写する中間転写ベルト(中間転写体)21と、感光体ベルト15に残存する残存トナーをクリーニングする感光体クリーニング部16と、感光体ベルト15を一様に帯電する帯電チャージ18と、残存トナーをクリーニングした後に感光体ベルト上に残存する静電気を除電する除電ランプ17と、中間転写ベルト21にトナー像を転写するための電圧を印加する一次転写ブラシ19と、中間転写ベルト21上に残存する残存トナーをクリーニングするクリーニングブラシローラ20と、記録紙12に中間転写ベルト21上のトナー像を転写する二次転写ローラ25と、記録紙12に転写されたトナー像を熱により固着するベルト定着ユニット22と、記録紙12の両面に転写するために記録紙を反転させる両面ユニット24と、を備えて構成される。
尚、現像器4はブラックトナーによる現像器4a、イエロートナーによる現像器4b、シアントナーによる現像器4c、マゼンタトナーによる現像器4dにより構成され、それぞれトナーを担持する現像ローラ2、現像ローラ2上のトナー量を規制する現像ブレード3を備えている。また書込みユニット6には図示しないレーザ光学系とユニット内部に塵埃の侵入を防ぐ防塵ガラス10を備えている。また、感光体ベルト15、中間転写ベルト21、及びクリーニング機構部はプロセスカートリッジ11として一体に構成され、且つフルカラー画像形成装置100本体と着脱可能な構成になっている。そしてプロセスカートリッジ11内部に内部の温湿度を検知する温湿度センサ(温湿度検知手段)14と、内部の温度を所定の温度に維持する結露防止ヒータ13とを備えている。
一般的にプロセスカートリッジ11は感光ベルト15と中間転写ベルト21の何れかが耐久寿命に達すると、新しいプロセスカートリッジに交換される。そのときプロセスカートリッジ内に備えた結露防止ヒータ13の寿命は、感光体ベルト15と中間転写ベルト21の寿命より一般的に永いので再利用が可能である。そこで本実施形態では、結露防止ヒータ13を着脱可能な構成にして、再利用を図るものである。
【0008】
次にこのフルカラー画像形成装置100の動作について説明する。尚、画像形成動作は公知であるので、ここでは概略の動作について説明する。感光体ベルト15は帯電チャージ18により表面を一様に帯電される。そして矢印の方向に回転しながら、書込みユニット6によりまずはじめにブラックに対応する画像データがレーザ光(露光)10として感光体にベルト15に照射される。このレーザ光10はポリゴンミラーにより主走査方向に偏向されて感光体にベルト15上に潜像を形成する。それと同時にブラック現像器4aに対応する現像器駆動クラッチ5が駆動して、ブラック現像器4aの現像ローラ2を感光体にベルト15に当接する。それにより、潜像にトナー像が形成される。そのトナー像は一次転写ブラシ19により中間転写ベルト21に転写される。この動作が1ページ分行われると、中間転写ベルト21にはブラックに対応した画像が形成される。次にイエローもブラックと同様な動作が行われ、中間転写ベルト21のブラック画像に重ねて転写される。同様な動作がシアン、マゼンタに対して行われ、全ての色情報の転写が終了すると中間転写ベルト21上にはフルカラーの画像が形成される。次に中間転写ベルト21のフルカラー画像を記録紙12に転写するために、二次転写ローラ25に転写電圧を印加して記録紙12にフルカラー画像を転写し、ベルト定着ユニット22により記録紙12上の画像を固着する。
図2は本発明の実施形態に係るフルカラー画像形成装置100の制御方法を説明するための概略ブロック図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。このブロック図は、各種負荷33と補助CPU32を制御するメインCPU(主制御手段)31と、温度湿度センサ(温湿度検知手段)14からのデータに基づいて結露防止ヒータ13を制御する補助CPU(副制御手段)32と、PSU(電源)34とを備えて構成される。尚、PSU34は、補助CPU32、温度湿度センサ14、及び結露防止ヒータ13に電源を供給するサブPSU(副電源部)34bと、メインCPU31と各種負荷33に電源を供給するメインPSU(主電源部)34aにより構成されている。
【0009】
次に概略動作について説明する。メインCPU31と補助CPU32は信号線40により相互にデータを送受信することができ、補助CPU32はメインPSU34aをONしなくても、プラグ(コンセント)を交流電源に接続するだけでアクティブとなるように、サブPSU34bから電源35が供給されている。また温度湿度センサ14も同様にサブPSU34bから電源36が供給されていて、温度、湿度の検出をはじめる。また補助CPU32は温度湿度センサ14の温度湿度データを信号線41により取り込むことができ、そのデータをチェック、解析しサブPSU34bにヒータのON信号39を送り、結露防止ヒータ13にサブPSU34bからの電源37を供給して機械内部を暖める。またメインCPU31は各種負荷(クラッチ、モータ、ファン等)33と信号線38により接続されており、機械動作シーケンスの制御を行っている。従って、温度湿度センサ14はもっとも温度、湿度を把握すべきプロセスカートリッジ11内にある場合、良好なプロセス条件をもたらすことができる。
このように結露は空気中に存在する水蒸気が冷却することによって液化したものである。逆に結露は暖められることによって水蒸気になり空気中に発散する性質がある。この関係は、温度に対して空気中に存在できる水蒸気量の関係として指数関数的な関係が成り立っていることが知られている。即ち、温度上昇に対する水蒸気圧は指数関数的な変化を示しており、結露防止制御における最も有効な手段は温度を上げる方法であることが解る。そこで本実施形態では、補助CPU32がプロセスカートリッジ11内の温湿度を検出して、その温湿度データから予め実験的に求められた温度になるように結露防止ヒータ13を制御するものである。
図3は補助CPU32がサブPSU34bを制御するときの電力消費について説明する図である。PSU34のプラグが交流電源に接続されると、サブPSU34bが駆動し電力2から結露防止ヒータ13をONする。そして時間t2においてメインPSU34aがONすると、メインCPU31から補助CPU32に対してサブPSU34bの停止の指令が伝わり、結露防止ヒータ13をOFFする。尚、省電力モードを有する機器の場合は、省電力モードに移行した場合、補助CPU32による結露防止ヒータ13の制御を再開するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係るフルカラー画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るフルカラー画像形成装置100の制御方法を説明するための概略ブロック図である。
【図3】本発明の補助CPU32がサブPSU34bを制御するときの電力消費について説明する図である。
【図4】従来のヒータ制御方法を説明する図である。
【符号の説明】
【0011】
33 各種負荷、32 補助CPU、31 メインCPU、14 温度湿度センサ、13 結露防止ヒータ、34 PSU、34b サブPSU、34a メインPSU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段により現像された像を転写紙上に転写する中間転写体と、制御手段と、を備えた画像形成装置において、
少なくとも前記潜像担持体及び中間転写体を一体構成にし、且つ前記画像形成装置と着脱可能な構成にしたプロセスカートリッジを備え、
前記プロセスカートリッジは、当該プロセスカートリッジ内を所定の温度に保持する結露防止ヒータと、前記潜像担持体及び中間転写体の近傍の温度と湿度を検知する温湿度検知手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御手段は、当該画像形成装置全体を制御する主制御手段と、前記温湿度検知手段からのデータに基づいて前記結露防止ヒータを制御する副制御手段とを備え、
前記副制御手段は、当該画像形成装置の電源投入前に前記温湿度検知手段からのデータに基づいて結露発生点に達していることを検知した場合、前記プロセスカートリッジ内の温度を所定の値に保持するように前記結露防止ヒータを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成装置の電源は、前記副制御手段、温湿度検知手段、及び結露防止ヒータに電力を供給する副電源部と、当該画像形成装置の全てに電力を供給する主電源部とを備え、
前記副電源部は、前記電源のプラグをコンセントに挿入することにより駆動を開始し、前記副制御手段により前記結露防止ヒータへの電源供給が制御され、前記主電源部は、当該画像形成装置に備えられた主電源スイッチをONにすることにより駆動を開始し、前記主制御手段により前記副制御手段が制御されて前記結露防止ヒータへの電源供給を停止することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記副制御手段は、前記温湿度検知手段から取得した温度データと湿度データに基づいて、前記プロセスカートリッジ内に結露が発生しないように前記結露防止ヒータへの電力供給を制御することを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記結露防止ヒータは前記プロセスカートリッジから着脱可能な構成であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2006−11329(P2006−11329A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−192274(P2004−192274)
【出願日】平成16年6月29日(2004.6.29)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】