説明

画像形成装置

【課題】 画像データを蓄積し、定期的に出力を行う以外は低電力処理を行い、且つ、定期出力を行わず低電力処理を継続する特定期間を設定可能な、消費電力を低減する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 通信部150は、定期出力の間隔及びスリープモード期間の設定データを受信する。CPU180はこれらの設定データをRAM133に格納する。通信部150は、画像データを含むジョブを受信する。CPU180はジョブデータをHD131に格納する。CPU180は時計部170から現在時刻を取得する。CPU180は現在時刻が出力タイミングか否か判定する。CPU180は現在時刻がスリープモード期間か否か判定する。CPU180は、現在時刻が出力タイミングであると判定し、且つ、スリープモード期間ではないと判定した時、低電力動作を終了させ、画像データを印刷処理部140に印刷させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、低電力処理機能を持つ画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、コピー機、FAX、複合機等の画像形成装置においては、消費電力を低減する目的で、低電力処理を行わせる技術が考案されている。特許文献1には、低電力動作中に受信した画像データをメモリに蓄積し、データ量が所定値に達した際に、低電力動作を解除して出力するファクシミリ装置が公開されている。しかしながら、この技術は、一定のデータ量をしきい値として画像データを出力するため、通信状態によっては長時間データが出力されない事態が起こるという問題がある。
また、受信した画像データを一括出力する時刻を設定し、設定された時刻までは低電力モードに移行し、当該時刻になったら低電力動作を解除して出力する画像形成装置が特許文献2及び3で公開されている。しかしながら、この方法は、設定された時間に合わせて受信データを出力するものであるため、例えばファクシミリにおいて、夜中に受信された場合、時間になると、出力の必要が無い夜中でも出力してしまう欠点があった。
また、特許文献4は、一定時間、無操作状態が続くと低電力モードに移行し、タイマー通信予約の設定時間、或いは低電力モードの終了を設定した時刻に、低電力動作を解除する技術である。ところが、この技術は、無操作状態の一定時間は、印刷時と同様の電力供給を行っており、節電効果が十分ではないという問題があった。
【特許文献1】特開平9−8968号公報
【特許文献2】特開2004−77547号公報
【特許文献3】特開平10−233907号公報
【特許文献4】特開2000−232540号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明は上記の点を鑑みてなされたもので、受信した画像データを蓄積し、定期的に出力を行う以外は低電力処理を行い、且つ、一定の期間は定期出力を行わず低電力処理を継続することで、消費電力を低減する画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、外部から入力される画像情報を含む出力要求を画像情報記憶手段に格納し、格納した画像情報を出力間隔情報に基づいて定期的に出力する画像形成装置において、外部から入力される、低電力優先期間の開始時刻、及び終了時刻を記憶する低電力優先期間記憶手段と、現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、現在時刻が前記出力間隔情報で設定された時刻であるかどうか判定する出力タイミング判定手段と、前記開始時刻および前記終了時刻と前記現在時刻を比較し、現在時刻が前記低電力優先期間かどうか判定する低電力優先期間判定手段と、前記出力タイミング判定手段の判定の結果、現在時刻が出力タイミングであると判定され、且つ、前記低電力優先期間判定手段の判定の結果、現在時刻が前記低電力優先期間ではないと判定された場合、低電力動作を終了させ、前記画像情報記憶手段に格納された前記画像情報を出力する定期出力時画像出力手段とを具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記定期出力時画像出力手段は、前記画像情報記憶手段に前記画像情報が格納されているか更に判定し、格納されていない場合、低電力動作を続行することを特徴とする。
【0006】
請求項3の発明は、外部から入力される画像情報を含む出力要求を画像情報記憶手段に格納し、格納した画像情報を出力間隔情報に基づいて定期的に出力する画像形成装置において、外部から入力される、低電力優先期間の開始時刻、及び終了時刻を記憶する低電力優先期間記憶手段と、現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、現在時刻が前記出力間隔情報で設定された時刻であるかどうか判定する出力タイミング判定手段と、前記開始時刻と前記現在時刻を比較し、現在時刻が前記開始時刻かどうか判定する低電力優先開始判定手段と、前記出力タイミング判定手段の判定の結果、現在時刻が出力タイミングであると判定され、且つ、前記低電力優先開始判定手段の判定の結果、現在時刻が前記開始時刻であると判定された場合、低電力動作を終了させ、前記画像情報記憶手段に格納された前記画像情報を出力する低電力優先開始時画像出力手段と、前記終了時刻と現在時刻を比較し、現在時刻が前記終了時刻かどうか判定する低電力優先終了判定手段とを具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0007】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記低電力優先開始時画像出力手段は、前記画像情報記憶手段に前記画像情報が格納されているか更に判定し、格納されていない場合、低電力動作を続行することを特徴とする。
【0008】
請求項5の発明は、外部から入力される画像情報を含む出力要求を画像情報記憶手段に格納し、格納した画像情報を出力間隔情報に基づいて定期的に出力する画像形成装置において、外部から入力される、低電力優先期間の開始時刻、及び終了時刻を記憶する低電力優先期間記憶手段と、現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、前記開始時刻と前記現在時刻を比較し、現在時刻が前記開始時刻かどうか判定する低電力優先開始判定手段と、前記終了時刻と現在時刻を比較し、現在時刻が前記終了時刻かどうか判定する低電力優先終了判定手段と、前記低電力優先終了判定手段の判定の結果、現在時刻が前記終了時刻であると判定された場合、低電力動作を終了させ、前記画像情報記憶手段に格納された前記画像情報を出力する低電力優先終了時画像出力手段とを具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記低電力優先終了時画像出力手段は、前記画像情報記憶手段に前記画像情報が格納されているか更に判定し、格納されていない場合、低電力動作を続行することを特徴とする。
【0010】
請求項7の発明は、請求項1〜6に記載の発明において、前記開始時刻及び前記終了時刻は、日付情報を更に含み、前記現在時刻取得手段は、現在の日付を更に取得することを特徴とする。
【0011】
請求項8の発明は、請求項1〜7に記載の発明において、前記開始時刻及び前記終了時刻は、曜日情報を更に含み、前記現在時刻取得手段は、現在の曜日を更に取得することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
また、請求項1に記載の発明によれば、低電力動作を優先させる期間を設定し、定期的な出力タイミングで且つ低電力優先期間以外の時を判定して、受信した画像情報を出力するため、従来のもの以上に消費電力を低減できる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、受信した画像情報が蓄積された状態で、出力タイミングにならないまま低電力優先期間の開始時刻になった場合に、一括して画像情報を出力するため、受信した画像情報が長期間に渡って出力されないことを回避しできる。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、低電力優先期間終了時に、受信した画像情報を一括出力するため、動作不要な期間を低電力優先期間に設定しておくことで、更なる消費電力の低減が可能となる。
【0015】
請求項2、4、6に記載の発明によれば、画像情報記憶領域に画像情報が無い場合は低電力処理を続行するため、更なる消費電力の低減が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の画像形成装置とは、消費電力を低減するための低電力処理の機能を持った装置であり、外部から入力された画像データを、指定されたタイミングで印刷する装置である。例えばプリンタ、コピー機、FAX、複合機などがある。
以下では本発明の画像形成装置をプリンタに適用した一実施形態について説明する。
【0017】
図1は本実施形態によるプリンタ100の構成図である。プリンタ100は、CPU(中央演算装置)180を持ち、HD(Hard Disk)131、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133を含む記憶部130を有する。なお、RAMは揮発性メモリ、及び不揮発性メモリの両方が含まれる。140は印刷用の画像データを受信し、印刷に関わる処理を統括して行い、用紙を給紙して画像データを印刷し、印刷済の用紙を排出する印刷処理部である。150は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNに接続し、印刷要求、画像データの受信を行う通信部である。160は、タッチパネル機能のついた表示部である。なお、タッチパネル表示部160は、テンキーやファンクションキー等からなる入力部と、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ等の表示部で構成されても良い。170は曜日・時刻を計測・管理する時計部である。
【0018】
このCPU180は、以下で述べる機能を実現するためのプログラム(図示せず)をRAM133にロードして実行することで実現する。
【0019】
なお、上記の各機能は、専用のハードウェアを用いて実現されても良い。
【0020】
まず、以下では、プリンタ100に低電力を動作させるための設定を行う時の説明をする。装置の電力が投入されると、CPU180は、画像データを定期的に一括出力(以下、定期出力という)し、それ以外は低電力動作を行うために、出力の間隔とその最初の処理をいつ始めるかを示す時間を入力することを、タッチパネル表示部160から要求する。ユーザーはこれに応じて、出力タイミングを設定するデータを入力する。例えば、現在時刻から10分後に最初の処理として、以降1時間おきに出力処理を行うことを要求するデータをタッチパネル表示部160から入力する。CPU180は、タッチパネル表示部160から出力タイミングの設定データを受信し、RAM133の不揮発性メモリ領域に格納する。
【0021】
次いで、CPU180は、低電力動作を優先させる期間(以下、スリープモード期間という)を設定するために、処理を行う曜日と処理の開始時刻及び終了時刻を入力することを要求する画面を、タッチパネル表示部160に表示させる。ユーザーはこれに応じて、スリープモード期間を設定する。例えば、毎週日曜の、夜の0時から朝の5時まで低電力処理を行うことを要求するデータを、タッチパネル表示部160から入力する。CPU180は、タッチパネル表示部160からスリープモード期間の設定データを受信し、RAM133の不揮発性メモリ領域に格納する。次いで、低電力動作を開始する。
【0022】
次に、図2のフローチャートを参照して、プリンタ100の動作を説明する。前述したように低電力動作を開始した後、まず、CPU180は、時計部170に対し、現在の曜日と時刻のデータを要求し、取得する(ステップS1)。次いで、通信部150に、出力を要求するジョブが受信されたか問い合わせる(ステップS2)。この時、ユーザーが、LANにつながったPCからプリンタ100へ、ある画像データの印刷を要求するジョブを送信した場合、CPU180は通信部150からジョブデータを受信し、そのジョブデータをHD131に書き込む(ステップS3)。ここでいうジョブデータには、個々のジョブデータを識別するジョブIDと、画像データが含まれている。
【0023】
次に、CPU180は、前述した定期出力の出力タイミングの設定データと、取得した現在時刻とを比較する(ステップS4)。現在時刻が出力タイミングであると判定した場合は、更に、現在時刻とスリープモード期間の設定データを比較する(ステップS5)。この結果、現在時刻がスリープモードの期間中であると判別した場合は、前述のステップS1へ遷移し処理を繰り返す。スリープモード期間中でないと判別した場合は、HD131に格納されているジョブデータのジョブIDを全て読み出し、低電力動作を解除して印刷処理部140へジョブIDを含んだ印刷要求を送信する。これを受けて印刷処理部140は、受信したジョブIDに対応した画像データを用紙に印刷する(ステップS6)。次いで、前述のステップS1に遷移して処理を繰り返す。
【0024】
一方、前述のステップS4で記述した現在時刻と出力タイミングの比較の結果、現在時刻が出力タイミングでないと判別した場合は、スリープモードの開始時刻の設定データを読み出し、現在時刻がスリープモードを開始するタイミングか否かを判定する(ステップS7)。スリープモードの開始タイミングであると判別した場合は、前述のステップS6と同様に、HD131に格納されたジョブデータの画像データを全て、印刷処理部140から印刷させる。その後、前述のステップS1に遷移して処理を繰り返す。スリープモードの開始タイミングでないと判別した場合は、更に、現在時刻がスリープモードを終了するタイミングか否かを判定する(ステップS8)。
【0025】
スリープモードの終了タイミングであった場合は、前述のステップS6と同様に、HD131に格納されたジョブデータの画像データを全て印刷する。その後、前述のステップS1へ遷移して処理を繰り返す。スリープモードの終了タイミングでなかった場合は、処理を行わずに前述のステップS1へ遷移して処理を繰り返す。
【0026】
このように、予めユーザーが、非業務時間等の動作不要な期間を低電力優先期間を設定し、定期的な出力タイミングであっても低電力優先期間であれば記憶部の画像データを印刷しないため、動作不要な時間でジョブが実行されることを回避でき、消費電力を低減できる。
【0027】
また、業務時間中に受信したジョブは、スリープモード期間を開始する前に印刷されるため、業務時間中のジョブが長期間出力されないといった問題が回避できる。
【0028】
また、非業務時間中に受信したジョブは、スリープモード期間を終了した時に自動的に一括印刷されるため、スリープモード解除時に、ユーザーが手動でジョブを実行させ印刷させる作業を省くことができる。
【0029】
なお、上述の実施形態のステップS6おいて、HD131に格納されているジョブデータのジョブIDを全て読み出し、低電力動作を解除して印刷処理部140へジョブIDを含んだ印刷要求を送信するとしたが、HD131にジョブデータが格納されていなかった場合は、低電力動作を解除せず、ステップS1へ遷移して処理を繰り返しても良い。
【0030】
なお、上述において、CPU180が通信部150からジョブを受信し、HD131に格納する(ステップS2)際に、ジョブデータを格納するために必要な空き領域が無かった場合は、まず、一時的にRAM133にそのジョブデータを格納する。その後、そのジョブデータの画像データを印刷するようCPU180が印刷処理部140に要求し、印刷を行っても良い。また、画像形成装置をプリンタまたはコピー機に適用した場合においては、CPU180がHD131の空き領域が足りないと判断した時に、ジョブデータを格納する容量が不足しているため、すぐに印刷処理を行うか、またはジョブを取り消すかを選択する要求を、プリンタであればユーザーのPCのディスプレイ等、コピー機であればタッチパネル表示部160等の表示部に表示させ、次の処理をユーザーに選択させても良い。ここで、ユーザーがすぐに印刷することを要求した場合は、前述の方法と同様に、CPU180が受信したジョブデータを一時的にRAM133に格納し、そのジョブデータの画像データを印刷するよう印刷処理部140に要求して、印刷する。ユーザーが、そのジョブの実行をスリープモードの解除後で良いと判断し、ジョブの取り消し要求を入力した場合は、CPU180は受信したジョブデータをRAM133から消去し、前述のステップ1の処理に遷移する。
【0031】
なお、上述の実施形態においては、スリープモードを毎週日曜の0時〜5時のように一週間周期の設定としたが、時計部にカレンダー機能を持たせ、特定の日付で設定しても良い。
【0032】
なお、上述の実施形態において、ユーザーからのジョブは必ず出力タイミングでのみ印刷されるとしたが、画像形成装置をプリンタまたはコピー機に適用した場合において、プリンタの場合はユーザーのPCのディスプレイ等、コピー機であればタッチパネル表示部等の表示部に、すぐに印刷処理を行うかどうか問い合わせを表示させ、ユーザーがすぐに印刷することを要求した場合は、すぐに受信したジョブを印刷し、業務等に支障の無いようにしても良い。
【0033】
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態による、プリンタの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態における、プリンタの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0035】
100…プリンタ
130…記憶部
131…HD
132…ROM
133…RAM
140…印刷制御部
150…通信部
160…タッチパネル表示部
170…時計部
180…CPU
N…ネットワーク


【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から入力される画像情報を含む出力要求を画像情報記憶手段に格納し、格納した画像情報を出力間隔情報に基づいて定期的に出力する画像形成装置において、
外部から入力される、低電力優先期間の開始時刻、及び終了時刻を記憶する低電力優先期間記憶手段と、
現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、
現在時刻が前記出力間隔情報で設定された時刻であるかどうか判定する出力タイミング判定手段と、
前記開始時刻および前記終了時刻と前記現在時刻を比較し、現在時刻が前記低電力優先期間かどうか判定する低電力優先期間判定手段と、
前記出力タイミング判定手段の判定の結果、現在時刻が出力タイミングであると判定され、且つ、前記低電力優先期間判定手段の判定の結果、現在時刻が前記低電力優先期間ではないと判定された場合、低電力動作を終了させ、前記画像情報記憶手段に格納された前記画像情報を出力する定期出力時画像出力手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記定期出力時画像出力手段は、前記画像情報記憶手段に前記画像情報が格納されているか更に判定し、格納されていない場合、低電力動作を続行する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
外部から入力される画像情報を含む出力要求を画像情報記憶手段に格納し、格納した画像情報を出力間隔情報に基づいて定期的に出力する画像形成装置において、
外部から入力される、低電力優先期間の開始時刻、及び終了時刻を記憶する低電力優先期間記憶手段と、
現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、
現在時刻が前記出力間隔情報で設定された時刻であるかどうか判定する出力タイミング判定手段と、
前記開始時刻と前記現在時刻を比較し、現在時刻が前記開始時刻かどうか判定する低電力優先開始判定手段と、
前記出力タイミング判定手段の判定の結果、現在時刻が出力タイミングであると判定され、且つ、前記低電力優先開始判定手段の判定の結果、現在時刻が前記開始時刻であると判定された場合、低電力動作を終了させ、前記画像情報記憶手段に格納された前記画像情報を出力する低電力優先開始時画像出力手段と、
前記終了時刻と現在時刻を比較し、現在時刻が前記終了時刻かどうか判定する低電力優先終了判定手段と
を具備することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記低電力優先開始時画像出力手段は、前記画像情報記憶手段に前記画像情報が格納されているか更に判定し、格納されていない場合、低電力動作を続行する、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
外部から入力される画像情報を含む出力要求を画像情報記憶手段に格納し、格納した画像情報を出力間隔情報に基づいて定期的に出力する画像形成装置において、
外部から入力される、低電力優先期間の開始時刻、及び終了時刻を記憶する低電力優先期間記憶手段と、
現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、
前記開始時刻と前記現在時刻を比較し、現在時刻が前記開始時刻かどうか判定する低電力優先開始判定手段と、
前記終了時刻と現在時刻を比較し、現在時刻が前記終了時刻かどうか判定する低電力優先終了判定手段と、
前記低電力優先終了判定手段の判定の結果、現在時刻が前記終了時刻であると判定された場合、低電力動作を終了させ、前記画像情報記憶手段に格納された前記画像情報を出力する低電力優先終了時画像出力手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
前記低電力優先終了時画像出力手段は、前記画像情報記憶手段に前記画像情報が格納されているか更に判定し、格納されていない場合、低電力動作を続行する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記開始時刻及び前記終了時刻は、日付情報を更に含み、前記現在時刻取得手段は、現在の日付を更に取得することを特徴とする請求項1〜6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記開始時刻及び前記終了時刻は、曜日情報を更に含み、前記現在時刻取得手段は、現在の曜日を更に取得することを特徴とする請求項1〜7に記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−159514(P2006−159514A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−351592(P2004−351592)
【出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】