説明

画像形成装置

【課題】カラー画像形成ユニットの寿命を向上させること。
【解決手段】原稿WPの画像データに基づいてカラー画像形成を行う作像部25の感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kを含んだカラー画像形成ユニットと、原稿WPの画像データに基づいてモノクロ画像形成を行う作像部25の感光体ドラム5Kを含んだモノクロ画像形成ユニットと、原稿WPの画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、仕分けられたカラーページ画像データを作像部25の感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kを含んだカラー画像形成ユニットに画像形成させ、仕分けられたモノクロページ画像データを作像部25の感光体ドラム5Kを含んだモノクロ画像形成ユニットに画像形成させる制御部21と、を備える。
を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、モノクロ及びカラーの画像データを記録媒体に画像形成する画像形成装置が知られている。当該画像形成装置は、カラー画像データはカラー画像形成部(カラー画像形成ユニット)、モノクロ画像データはモノクロ画像形成部(モノクロ画像形成ユニット)により画像形成を行う。
【0003】
例えば、単一色プリントのプリント実績に基づいて、カラーモードから単一色モードに画像形成モードの切り替えを行う画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、単色画像形成からカラー画像形成時における画像形成部の切り替え動作が画像出力間隔時間内に収まるかどうかを判別し、単色出力とカラー出力とが混在して連続する印刷ジョブを生産性よく処理する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平11−167238号公報
【特許文献2】特開2004−157377号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の技術では、モノクロの画像データをカラーで記録媒体に画像形成する状態が存在する。この場合、モノクロの画像データであるにもかかわらず、カラー画像形成ユニットであるイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の全ての感光体ドラムが駆動される。すなわち、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各感光体ドラムは、現像すべき画像データがないにもかかわらず駆動されることとなる。そうすると、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各感光体ドラムには、トナーが付着していないためドラム周面に過度の摩擦抵抗が発生し、各感光体ドラムの磨耗等のダメージを与える。この場合、当該各感光体ドラムの寿命が短くなってしまうという問題があった。また、除電用ランプの寿命、資材(トナーやキャリア)の寿命も短くなってしまうという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、カラー画像形成ユニットの寿命を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
入力画像データに基づいてカラー画像形成を行うカラー画像形成部と、
入力画像データに基づいてモノクロ画像形成を行うモノクロ画像形成部と、
前記入力画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、仕分けられたカラーページ画像データを前記カラー画像形成部に画像形成させ、仕分けられたモノクロページ画像データを前記モノクロ画像形成部に画像形成させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記カラーページ画像データおよびモノクロページ画像データを記憶する第1の記憶部を備え、
前記制御部は、
前記第1の記憶部からカラーページ画像データ又はモノクロページ画像データを読み出して、当該読み出した画像データを用いて画像形成する順番を、前記カラーページ画像データ、前記モノクロページ画像データの順、又は前記モノクロページ画像データ、前記カラーページ画像データの順に決定し、当該決定した順番で前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部に画像形成させることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記入力画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、当該仕分けした順番で前記カラーページ画像データおよびモノクロページ画像データを記憶する第2の記憶部を備え、
前記制御部は、
前記第2の記憶部から前記カラーページ画像データ又はモノクロページ画像データを仕分けした順番で読み出し、当該読み出した順番で前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部に画像形成させることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
前記仕分けした画像データのページ情報を取得し、当該取得したページ情報に基づいて、前記仕分けした画像データの画像が形成された記録媒体の出力順番を調整することを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置において、
前記第1の記憶部及び第2の記憶部から読み出した画像データは、両面カラーページ画像データ、両面モノクロページ画像データ、及び表面・裏面にカラーページ画像データとモノクロページ画像データとが混載しているカラーモノクロページ混載画像データであり、前記カラーモノクロページ混載画像データの画像が片面に形成された記録媒体を格納すると共に、当該記録媒体を再給紙する再給紙スタック部を備え、
前記制御部は、
前記再給紙可能スタック部を用いて、前記カラーモノクロページ混載画像データの画像を前記カラー画像形成部及びモノクロ画像形成部に画像形成させることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の画像形成装置において、
前記両面カラーページ画像データの画像が形成された記録媒体、両面モノクロページ画像データの画像が形成された記録媒体、及び前記カラーモノクロページ混載画像データの画像が形成された記録媒体のうちの2つの記録媒体を格納する第1のスタック部及び第2のスタック部を備え、
前記制御部は、
前記ページ情報に基づいて、前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部により画像形成された記録媒体、前記第1のスタック部に格納された記録媒体、及び前記第2のスタック部に格納された記録媒体の出力順番を調整することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、制御部は、入力画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、当該仕分けられたカラーページ画像データ又はモノクロページ画像データごとにカラー画像形成部又はモノクロ画像形成部を個別的に駆動させることができる。これにより、カラーページ画像データの画像はカラー、モノクロページ画像データの画像はモノクロで確実に記録媒体に画像形成することができ、カラー画像形成部の寿命を向上させることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、制御部は、第1の記憶部から読み出した画像データを用いて画像形成する順番を、カラーページ画像データ、モノクロページ画像データの順、又はモノクロページ画像データ、カラーページ画像データの順に決定することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、制御部は、前記第2の記憶部から、カラーページ画像データ又はモノクロページ画像データを仕分けした順番で読み出し、当該読み出した順番で前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部に画像形成させることができる。これにより、画像データを第2の記憶部から読み出した順番で画像形成を行うことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、制御部は、ページ情報に基づいて、記録媒体の出力順番を調整することができる。これにより、ユーザはページ情報の順番通りに画像形成された記録媒体を得ることができる。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、制御部は、再給紙可能スタック部を用いてカラーモノクロページ混載画像データの画像をカラー画像形成部及びモノクロ画像形成部に画像形成させることができる。これにより、画像データがカラーモノクロページ混載画像データであっても、記録媒体に画像形成を行うことができる。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、制御部は、ページ情報に基づいて、前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部により画像形成された記録媒体、第1のスタック部に格納された記録媒体、及び第2のスタック部に格納された記録媒体の出力順序を調整することができる。これにより、ユーザは、画像データが両面カラーページ画像データ、両面モノクロ画像データ、及びカラーモノクロページ混載画像データであっても、ページ情報の順番通りに画像形成された記録媒体を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して本発明に係る一実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
【0019】
図1に本実施の形態の画像形成装置1の構成例を示す。図2に画像形成装置1の内部構成例を示す。図3に片面画像データの仕分け方法を示す。図4に両面画像データの仕分け方法を示す。図5及び図6に画像データ仕分け処理の流れを示す。
【0020】
先ず、図1を参照して、画像形成装置1の構成を説明する。画像形成装置1は、例えばデジタル複合機である。当該画像形成装置1は、画像形成対象である読込原稿から画像データを読み取り、読み取った画像データを枚葉紙等の記録媒体P上に画像形成(以下、印字)するコピー機能や、パーソナルコンピュータから画像形成対象の画像データを受信し、受信した画像データに基づいて記録媒体P上に印字して出力するプリンタ機能等を備える。
画像形成装置1は、画像読取部2と、本体部3と、後処理部4と、を備えて構成される。
【0021】
画像読取部2は、入力画像データとしての原稿WPの画像データを読み取る。
本体部3は、ドラムユニット5と、中間転写ベルト6と、定着器7と、再生紙可能スタック部8と、トレイ部9と、ゲート10と、反転排紙部11と、を備えて構成される。ドラムユニット5は、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kを備えて構成される。感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の静電潜像を形成する。例えば、帯電装置(図示省略)により帯電された感光体ドラム5Yに、露光装置(図示省略)からイエロー(Y)の画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成する。そして、感光体ドラムユニット5Yの表面の静電潜像を含む領域に現像器(図示省略)によりトナーが付着される。
【0022】
中間転写ベルト6は、複数のローラに懸架され回転可能に支持された半導電性エンドレスベルトであり、ローラの回転に伴って回転駆動される。定着器7は、記録媒体P上のトナー像を加熱定着する。
【0023】
再給紙可能スタック部8は、カラーモノクロページ混載画像データの表面又は裏面が印字された記録媒体Pをスタック(格納)する領域である。カラーモノクロページ混載画像データとは、原稿WPの画像データの表面と裏面とでカラーページ画像データ、モノクロページ画像データの種類が異なる画像データのことをいう。すなわち、カラーモノクロページ混載画像データは、表面カラーページ・裏面モノクロページ、及び表面モノクロページ・裏面カラーページの画像データのことをいう。
【0024】
ここで、カラーモノクロ混載画像データの印字について説明する。本実施例では、後述する画像データ仕分け処理により、カラー画像データとモノクロ画像データとは別々のタイミングで印字が行われる。したがって、カラーモノクロページ混載画像データを記録媒体Pに印字する場合、当該記録媒体Pを一時的に格納する再給紙可能スタック部8が必要となる。例えば、カラーモノクロ混載画像データが表面カラーページ・裏面モノクロページの画像データであり、カラーページ面の印字のみが作像部25により行われたとする。この場合、再給紙可能スタック部8は、カラーページ面である表面のみが印字された記録媒体Pをスタックする。そして、当該記録媒体Pのモノクロページ面である裏面を印字する際、当該記録媒体Pが後述する作像部25へ再給紙され、モノクロページ面の印字が実行される。
【0025】
トレイ部9は、トレイ91、トレイ92、トレイ93を備える。トレイ91、トレイ92、トレイ93内は、トレイ毎にサイズや紙種毎に予め識別された規格サイズの記録媒体Pを収容する。
【0026】
ゲート10は、記録媒体Pの搬送経路の分岐点に備えられ、記録媒体Pの搬送経路を切り替える。反転排紙部11は、カラーモノクページ混載画像データの画像が片面に印字された記録媒体Pを反転する。
【0027】
後処理部4は、記録媒体Pに対してソーティング、ステープリング、パンチング等の後処理を行う。後処理部4は、ゲート10と、第1のスタック部、第2のスタック部としてのスタック部12と、スタック部13と、を備える。
【0028】
スタック部12は、両面カラーページ画像データ又は両面モノクロ画像データの画像が印字された記録媒体Pをスタックする領域である。ここで、両面カラーページ画像データとは、原稿WPの画像データの両面がカラーページである画像データのことをいう。両面モノクロページ画像データとは、原稿WPの画像データの両面がモノクロページである画像データのことをいう。スタック部13は、カラーモノクロページ混載画像データの画像が両面に印字された記録媒体Pをスタックする領域である。
【0029】
次に、図2を参照して、画像形成装置1の内部構成を説明する。画像形成装置1は、制御部21、操作表示部22と、画像読取部23と、画像処理部24と、カラー画像形成部、モノクロ画像形成部としての作像部25と、定着部26と、通信制御部27と、後処理部28と、を備えて構成される。
【0030】
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、記憶部としてのRAM(Random Access Memory)(以上、図示省略)により構成され、画像形成装置1を構成する各機能に対する指示や、当該機能部間のデータ通信等を制御する。具体的には、ROMに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとCPUとの協働で、各種処理を実行する。第1の記憶部、第2の記憶部としてのRAMは、カラーページ画像データ及びモノクロ画像ページデータを記憶する。またROMは、後述する画像データ仕分けプログラムを記憶する。
【0031】
制御部21は、画像データ仕分けプログラムにより、原稿WPの画像データの仕分けを行う。ここで、仕分けとは、作像部25のカラーモードとモノクロモードとの切り替えが最小となるように原稿WPの画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分けることをいう。そして、当該仕分けられたカラーページ画像データ又はモノクロページ画像データごとに作像部25のカラー画像形成部又はモノクロ画像形成部を個別的に駆動させる。
【0032】
操作表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御部21から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。また、LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルが構成されており、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部21に出力する。
【0033】
画像読取部23は、図1の画像読取部2に該当する。画像読取部23は、原稿WPを載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿WPの画像データを読み取る。スキャナは、光源、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿WPへ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿WPの画像を読み取り、読み取った画像をA/D変換器によりデジタル画像データに変換して画像処理部24に出力する。ここで、画像データは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
【0034】
画像処理部24は、処理部241及び画像記憶部242により構成される。画像処理部24は、処理部241において画像読取部23から入力された画像データに空間フィルタ処理、拡大/縮小処理、回転処理、階調補正処理等の画像処理を施す。また、通信制御部27から入力されたプリンタコードを画像データに変換する。画像記憶部242は、メモリコントローラ、ページメモリ、圧縮/伸張部(何れも図示せず)等により構成され、制御部21からの制御に基づいて、処理部241により処理された画像データを圧縮してページメモリに記憶する。また、制御部21からの画像データ出力指示に基づいて、ページメモリに記憶されている出力指示された画像データを伸張して作像部25に出力する
【0035】
作像部25は、図1のドラムユニット5、中間転写ベルト6を含み、印字モードにしたがって原稿WPの画像データを記録媒体Pに印字する。印字モードとは、原稿WPの画像データがカラーページ画像データの場合はカラーで記録媒体Pに印字し、原稿WPの画像データがモノクロページ画像データの場合はモノクロで記録媒体Pに印字するモードのことをいう。以下、カラーで印字するモードをカラーモード、モノクロで印字するモードをモノクロモードと呼ぶ。
【0036】
作像部25は、ドラムユニット5、中間転写ベルト6の他にも、パルス幅変調器、レーザ光源、帯電器、現像器、(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。具体的に作像部25は、画像処理部24から入力された画像データをパルス幅変調器によりパルス幅変調してレーザ光を発光させ、帯電器により帯電されたドラムユニット5の表面にレーザ光を照射することにより静電潜像を形成する。そして、操作表示部22から入力指示されたサイズ、向きの記録媒体Pをトレイ部9から搬送し、ドラムユニット5の表面の静電潜像を含む領域に現像器によりトナーを付着させ、搬送された記録媒体Pにトナーを転写して定着部26に出力する。
【0037】
例えば、印字モードがカラーモードの場合、カラー画像形成部(カラー画像形成ユニット)が駆動される。カラー画像形成ユニットとは、ドラムユニット5の感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの他、帯電器、現像器等を含んだユニットのことをいう。カラー画像形成ユニットが駆動される場合、ドラムユニット5の感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面にレーザ光を照射し、静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面の静電潜像を含む領域に現像器によりトナーを付着させ、搬送された記録媒体Pにトナーを転写する。また、印字モードがモノクロモードの場合、モノクロ画像形成部(モノクロ画像形成ユニット)が駆動される。モノクロ画像形成ユニットとは、ドラムユニット5の感光光ドラム5Kの他、帯電器、現像器等を含んだユニットのことをいう。モノクロ画像形成ユニットが駆動される場合、ドラムユニット5の感光体ドラム5Kの表面にレーザ光を照射し、静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム5Kの表面の静電潜像を含む領域に現像器によりトナーを付着させ、搬送された記録媒体Pにトナーを転写する。
【0038】
定着部(定着器)26は、定着器7に該当し、作像部25で作像された記録媒体P上のトナー像を加熱定着する。
【0039】
通信制御部27は、例えばLANカード等の通信制御カードにより構成され、LANケーブル等の通信回線を介して通信ネットワークに接続されたプリントコントローラ等の外部の装置との間で制御信号、プリンタコードを始めとする各種データの送受信を行う。また、後処理部28は、図1の後処理部4に該当する。
【0040】
次に、図3を参照して、原稿WPの片面の画像データ(片面画像データ)を印字する場合の仕分け方法について説明する。図3(A)に、片面画像データのページ番号及びカラー、モノクロの画像データの種類を示す。図3(B)に仕分けされた片面画像データを示す。図3(A)に示すように、1ページ目(ページ1)はカラーページ画像データ、2ページ目(ページ2)はモノクロページ画像データ、3ページ目(ページ3)はカラーページ画像データ、4ページ目(ページ4)はカラーページ画像データ、5ページ目(ページ5)はモノクロページ画像データ、6ページ目(ページ6)はモノクロページ画像データ、7ページ目(ページ7)はカラーページ画像データとする。この場合、例えば、図3(B)に示すように印字の順番を、カラーページ画像データを先、モノクロページ画像データを後とする仕分けが実行される。すなわち、ページ1、ページ3、ページ4、ページ7はカラーページ画像データ、ページ2、ページ5、ページ6はモノクロページ画像データとして仕分けされる。また、片面画像データから記録媒体Pへの印字は、ページ1、ページ3、ページ4、ページ7、ページ2、ページ5、ページ6の順番で行われる。このとき、作像部25の印字モードのモード切り替えは、ページ7とページ2の間で行われる。モード切り替えとは、印字モードをカラーモードからモノクロモード、又はモノクロモードからカラーモードへ切り替えることをいう。
【0041】
次に、図4を参照して、原稿WPの両面の画像データ(両面画像データ)を印字する場合の仕分け方法について説明する。図4(A)に、両面画像データのページ番号及びカラー、モノクロの画像データを示す。図4(B)に仕分けされた両面画像データを示す。図4(A)に示すように、ページ1は両面モノクロページ画像データ、ページ2は表面カラーページ・裏面モノクロページ画像データ、ページ3は表面モノクロページ・裏面カラーページ画像データ、ページ4は表面カラーページ・裏面カラーページ画像データ、ページ5は表面カラーページ・裏面モノクロページ画像データとする。この場合、例えば、図4(B)に示すようにカラーページ画像データとモノクロページ画像データの仕分けが実行される。すなわち、ページ4の表面、ページ4の裏面、ページ2の表面、ページ5の表面、ページ3の裏面はカラーページ画像データ、ページ2の裏面、ページ5の裏面、ページ3の表面、ページ1の表面、ページ1の裏面はモノクロページ画像データとして仕分けされる。また、両面画像データから記録媒体Pへの印字は、ページ4の表面、ページ4の裏面、ページ2の表面、ページ5の表面、ページ3の裏面、ページ2の裏面、ページ5の裏面、ページ3の表面、ページ1の表面、ページ1の裏面の順番で行われる。このとき、作像部25の印字モードのモード切り替えは、ページ3の裏面とページ2の表面の間で行われる。
【0042】
次に、図5及び図6を参照して、画像形成装置1で実行される画像データ仕分け処理について説明する。画像データ仕分け処理は、原稿WPの画像データを仕分けして、記録媒体Pへ印字する処理である。なお、本処理では、原稿WPが両面画像データの場合について説明する。
【0043】
例えば、画像形成装置1において、ユーザにより画像データ仕分け処理の実行指示が操作表示部22を介して入力されたこと等をトリガとして、ROMから読み出されて適宜RAMに展開された画像データ仕分けプログラムと、CPUとの協働により画像データ仕分け処理が実行される。
【0044】
先ず、画像読取部2により画像形成対象である原稿WPの読込みが実行される(ステップS101)。このとき、原稿WPの画像データがカラーページ画像データであるのかモノクロページ画像データであるのかについての判別が行われる。そして、原稿WPの画像データ及びページ情報がRAMに記憶され、原稿WPの画像データの仕分けが実行される(ステップS102)。ページ情報とは、原稿WPの画像データのページ番号のことをいう。仕分けは、RAMに記憶された原稿WPのカラーページ画像データ及びモノクロ画像データが読み出されることにより実行される。具体的には、図4で説明した仕分けが実行される。そして、原稿WPが最後であるか否かが判別される(ステップS103)。原稿WPが最後でないと判別された場合(ステップS103;NO)、ステップS101に移行される。原稿WPが最後であると判別された場合(ステップS103;YES)、原稿WPの画像データの仕分けが完了したか否かが判別される(ステップS104)。
【0045】
原稿WPの画像データの仕分けが完了していないと判別された場合(ステップS104;NO)、ステップS102に移行される。原稿WPの画像データの仕分けが完了したと判別された場合(ステップS104;YES)、両面カラーページ画像データを記録媒体Pへ印字する動作が開始される(ステップS105)。ステップS105は、図4のページ4を記録媒体Pへ印字する動作に該当する。そして、両面カラーページ画像データの印字動作終了後、スタック部12へ両面カラーページ画像データが印字された記録媒体Pがスタックされる(ステップS106)。
【0046】
ステップS106の実行後、カラーモノクロページ混載画像データのカラーページ面が記録媒体Pへ印字される(ステップS107)。ステップS107は、図4のページ2、ページ3、ページ5のカラーページ面を記録媒体Pへ印字する動作に該当する。そして、カラーモノクロページ混載画像データのカラーページ面が印字された記録媒体Pが、再給紙可能スタック部8へスタックされる(ステップS108)。
【0047】
ステップS108の実行後、カラーモードからモノクロモードへモード切り替えが実行される(ステップS109)。このステップは、図4のモード切り替え動作に該当する。そして、再給紙可能スタック部8にスタックされていた記録媒体Pのモノクロページ面が印字される(ステップS110)。このステップは、図4のページ2、ページ3、ページ5のモノクロページ面を記録媒体Pに印字する動作に該当する。そして、表面カラーページ・裏面モノクロページ画像データが印字された記録媒体Pであるか否かが判別される(ステップS111)。このステップは、記録媒体Pに印字する画像データが図4のページ2及びページ5であるか否かを判別するステップに該当する。
【0048】
表面カラーページ・裏面モノクロページ画像データが印字された記録媒体Pでないと判別された場合(ステップS111;NO)、ステップS113に移行される。表面カラーページ・裏面モノクロページ画像データが印字された記録媒体Pであると判別された場合(ステップS111;YES)、反転排紙部11により記録媒体Pの反転動作が実行される(ステップS112)。
【0049】
ステップS112の実行後、カラーモノクロページ混載画像データが印字された記録媒体Pがスタック部13にスタックされる(ステップS113)。そして、両面モノクロページ画像データを記録媒体Pへ印字する動作が開始される(ステップS114)。ステップS114は、図4のページ1を記録媒体Pへ印字する動作に該当する。
【0050】
ステップS114の実行後、RAMに記憶されたページ情報に基づいて、記録媒体Pの出力(排紙)動作が開始される(ステップS115)。そして、排紙はスタック部12から実行するか否かが判別される(ステップS116)。例えば、図4のページ4は、両面カラーページ画像データである。このページ4が印字された記録媒体Pは、スタック部12にスタックされる。したがって、ページ4が印字された記録媒体Pが排紙されるときは、ステップS116;YESとなる。また、図4のページ1〜3が印字された記録媒体Pが排紙されるときは、ステップS116;NOとなる。
【0051】
ステップS116において、排紙はスタック部12から実行すると判別された場合(ステップS116;YES)、スタック部12から記録媒体Pが排紙される(ステップS117)。すなわち、このステップは、図4のページ4が印字された記録媒体Pをスタック部11から排紙する動作に該当する。
【0052】
ステップS116において、排紙はスタック部12から実行されないと判別された場合(ステップS116;NO)、排紙はスタック部13から実行されるか否かが判別される(ステップS118)。例えば、図4のページ2、ページ3、ページ5は、カラーモノクロページ混載画像データである。このページ2、ページ3、ページ5の両面が印字された記録媒体Pは、スタック部13にスタックされる。したがって、ページ2、ページ3、ページ5の両面が印字された記録媒体Pを排紙するときは、ステップS118;YESとなる。また、図4のページ1、ページ4が印字された記録媒体Pが排紙されるときは、ステップS118;NOとなる。
【0053】
ステップS118において、排紙はスタック部13から実行されると判別された場合(ステップS118;YES)、スタック部13から記録媒体Pが排紙される(ステップS119)。すなわち、このステップは、図4のページ2、ページ3、ページ5の両面が印字された記録媒体Pをスタック部13から排出する動作に該当する。
【0054】
ステップS118において、排紙はスタック部13から実行されないと判別された場合(ステップS118;NO)、通常の通常排紙経路から記録媒体Pが排紙される(ステップS120)。通常排紙経路とは、スタック部12、スタック部13を介さずに、排紙される経路のことをいう。例えば、図4のページ1は両面モノクロ画像データである。このページ1が印字された記録媒体Pは、スタック部12、スタック部13にスタックされない。したがって、ページ1が印字された記録媒体Pが排紙されるときは、通常排紙経路により排紙される。上述したステップS116からステップS120までは、RAMに記憶されたページ情報の順番に基づいて実行される。すなわち、図4のページ1、ページ2、ページ3、ページ4、ページ5の順番でステップS116からS120の動作が実行される。
【0055】
ステップS117、S119、S120の実行後、排紙された記録媒体Pが最終排出紙であったか否かが判別される(ステップS121)。排紙された記録媒体Pが最終排出紙でないと判別された場合(ステップS121;NO)、ステップS116に移行される。排紙された記録媒体Pが最終排出紙であると判別された場合(ステップS121;YES)、画像データ仕分け処理は終了する。
【0056】
次に、画像データ仕分け処理を、図3に示す片面画像データにおいて実行する場合について説明する。先ず、図3に示す原稿WPの片面画像データの仕分けが実行される。すなわち、原稿WPの画像データがカラーページ画像データ、モノクロページ画像データに分けられる。そして、カラーページ画像データが記録媒体Pに印字される。すなわち、図3のページ1、ページ3、ページ4、ページ7の順番で画像データが記録媒体Pに印字される。カラーページ画像データが印字された記録媒体Pは、スタック部12にスタックされる。
【0057】
そして、作像部25の印字モードがカラーモードからモノクロモードに切り替えられる。印字モードがモノクロモードに切り替えられると、モノクロページ画像データが記録媒体Pに印字される。すなわち、図3のページ2、ページ5、ページ7の順番で画像データが記録媒体Pに印字される。このとき、モノクロページ画像データの印字動作は、記録媒体Pの排紙動作と同時に行われる。例えば、ページ1が印字された記録媒体Pがスタック部12から排紙された後に、ページ2の印字動作が実行され、当該ページ2が印字された記録媒体Pが排紙される。以下、原稿WPの画像データのページ番号の順番にしたがって、同様の動作が実行される。
【0058】
以上、本実施の形態によれば、制御部21は、原稿WPの画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、当該仕分けられたカラーページ画像データ又はモノクロページ画像データごとに作像部25の感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kを含んだカラー画像形成ユニット又は作像部25の感光体ドラム5K含んだモノクロ画像ユニットを個別的に駆動させることができる。これにより、カラーページ画像データの画像はカラー、モノクロページ画像データの画像はモノクロで確実に記録媒体に画像形成することができ、カラー画像形成ユニットとしての感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの寿命を向上させることができる。また、カラーモードとモノクロモードとの切り替えが最小となるように原稿WPの画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分けることができる。
【0059】
また、制御部21は、RAMから読み出した画像データを用いて画像形成(印字)する順番を、カラーページ画像データ、モノクロページ画像データの順に決定することができる。
【0060】
また、制御部21は、ページ情報に基づいて、記録媒体Pの出力(排紙)順番を調整することができる。これにより、ユーザは原稿WPの画像データのページ情報の順番通りに印字された記録媒体Pを得ることができる。
【0061】
また、制御部21は、再給紙可能スタック部8を用いてカラーモノクロページ混載画像データの画像を作像部25に印字させることができる。これにより、原稿WPの画像データがカラーモノクロページ混載画像データであっても、作像部25に印字させることができる。
【0062】
また、制御部21は、ページ情報に基づいて、作像部25の感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kを含んだカラー画像形成ユニット又は作像部25の感光体ドラム5Kを含んだモノクロ画像形成ユニットにより印字された記録媒体P、スタック部12に格納された記録媒体P、及びスタック部13に格納された記録媒体P出力順序を調整することができる。これにより、ユーザは、原稿WPの画像データが両面カラーページ画像データ、両面モノクロ画像データ、及びカラーモノクロページ混載画像データであっても、ページ情報の順番通りに印字された記録媒体Pを得ることができる。
【0063】
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置1の一例であり、これに限定されるものではない。
【0064】
例えば、上記実施の形態では、再給紙可能スタック部7は、本体部3に備える構成としたが、本体部3以外に備える構成としてもよい。
【0065】
また、スタック部12及びスタック部13は、後処理部4に備える構成としたが、本体部3に備える構成としてもよい。この場合、スタック12及びスタック部13は、反転排紙部11よりも後の搬送経路に構成する必要がある。
【0066】
また、ユーザの操作表示部22の操作により原稿仕分け処理が実行される構成としたが、ユーザが原稿仕分け処理の実行指示を行わなかった場合は、全ての原稿WPの画像データに対して、カラー又はモノクロで印字を実行することとしてもよい。
【0067】
また、原稿WPの画像データの印字する順番を、カラーページ画像データ、モノクロページ画像データの順番で行うこととしたが、モノクロページ画像データ、カラーページ画像データの順番で行うこととしてもよい。これにより、原稿WPの画像データを用いて画像形成(印字)する順番を、モノクロページ画像データ、カラーページ画像データの順とすることができる。
【0068】
また、原稿WPの両面画像データの印字を、両面カラーページ画像データ、カラーモノクロページ混載画像データのカラーページ面、カラーモノクロページ混載画像データのモノクロページ面、両面モノクロページ画像データの順番で実行することとしたが、(1)両面モノクロページ画像データ、カラーモノクロページ混載画像データのモノクロページ面、カラーモノクロページ混載画像データのカラーページ面、両面カラーページ画像データの順番、(2)カラーモノクロページ混載画像データのカラーページ面、両面カラーページ画像データ、両面モノクロページ画像データ、カラーモノクロページ混載画像データのモノクロページ面の順番、(3)カラーモノクロページ混載画像データのカラーページ面、両面カラーページ画像データ、カラーモノクロページ混載画像データのモノクロページ面、両面モノクロページ画像データの順番、(4)カラーモノクロページ混載画像データのモノクロページ面、両面モノクロページ画像データ、両面カラーページ画像データ、カラーモノクロページ混載画像データのカラーページ面の順番、(5)カラーモノクロページ混載原稿画像データのモノクロページ面、両面モノクロページ画像データ、カラーモノクロページ混載画像データのモノクロページ面、両面モノクロページ画像データの順番で実行することとしてもよい。
【0069】
また、両面カラーページ画像データの画像が印字された記録媒体Pをスタック部12、カラーモノクロページ混載画像データの画像が印字された記録媒体Pをスタック部13にスタックすることとしたが、両面カラーページ画像データの画像が印字された記録媒体P、両面モノクロページ画像データの画像が印字された記録媒体P、及びカラーモノクロページ混載画像データの画像が印字された記録媒体Pのうちの2つの記録媒体Pをスタック部12及びスタック部13にスタックすることとしてもよい。
【0070】
また、画像読取部2により読込んだ原稿WPの画像データを印字することとしたが、PCから受信した画像データを印字することとしてもよい。
【0071】
また、上記実施の形態では、原稿WPの画像データ及びページ情報がRAMに記憶され、RAMに記憶された原稿WPのカラーページ画像データ及びモノクロページ画像データを読み出して仕分けを行うこととしたが、原稿WPの画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、当該仕分けした順番で前記カラーページ画像データおよびモノクロページ画像データをRAMに記憶することとしてもよい。ここで、仕分けした順番とは、図3及び図4で説明した仕分けについての順番のことをいう。
この場合、RAMからカラーページ画像データ又はモノクロページ画像データが仕分けした順番で読み出され、当該読み出された順番でカラー画像形成部又はモノクロ画像形成部で画像形成される。これにより、画像データをRAMから読み出した順番で画像形成を行うことができる。
【0072】
その他、上記実施の形態における画像形成装置1の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明に係る画像形成装置1の機械構成図である。
【図2】画像形成装置1の内部構成図である。
【図3】片面画像データの仕分け方法を示す図である。
【図4】両面画像データの仕分け方法を示す図である。
【図5】画像データ仕分け処理の流れを示した図である。
【図6】画像データ仕分け処理の流れを示した図である。
【符号の説明】
【0074】
1 画像形成装置
2 画像読取部
3 本体部
4,28 後処理部
5 ドラムユニット
6 中間転写ベルト
7 定着器
8 再給紙可能スタック部
9 トレイ部
10 ゲート
11 反転排紙部
12,13 スタック部
21 制御部
22 操作表示部
23 画像読取部
24 画像処理部
25 作像部
26 定着部
27 通信制御部
28 後処理部
241 処理部
242 画像記憶部
P 記録媒体
WP 原稿

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力画像データに基づいてカラー画像形成を行うカラー画像形成部と、
入力画像データに基づいてモノクロ画像形成を行うモノクロ画像形成部と、
前記入力画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、仕分けられたカラーページ画像データを前記カラー画像形成部に画像形成させ、仕分けられたモノクロページ画像データを前記モノクロ画像形成部に画像形成させる制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記カラーページ画像データおよびモノクロページ画像データを記憶する第1の記憶部を備え、
前記制御部は、
前記第1の記憶部からカラーページ画像データ又はモノクロページ画像データを読み出して、当該読み出した画像データを用いて画像形成する順番を、前記カラーページ画像データ、前記モノクロページ画像データの順、又は前記モノクロページ画像データ、前記カラーページ画像データの順に決定し、当該決定した順番で前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部に画像形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記入力画像データをカラーページ画像データとモノクロページ画像データとに仕分け、当該仕分けした順番で前記カラーページ画像データおよびモノクロページ画像データを記憶する第2の記憶部を備え、
前記制御部は、
前記第2の記憶部から前記カラーページ画像データ又はモノクロページ画像データを仕分けした順番で読み出し、当該読み出した順番で前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部に画像形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記仕分けした画像データのページ情報を取得し、当該取得したページ情報に基づいて、前記仕分けした画像データの画像が形成された記録媒体の出力順番を調整することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の記憶部及び第2の記憶部から読み出した画像データは、両面カラーページ画像データ、両面モノクロページ画像データ、及び表面・裏面にカラーページ画像データとモノクロページ画像データとが混載しているカラーモノクロページ混載画像データであり、前記カラーモノクロページ混載画像データの画像が片面に形成された記録媒体を格納すると共に、当該記録媒体を再給紙する再給紙スタック部を備え、
前記制御部は、
前記再給紙可能スタック部を用いて、前記カラーモノクロページ混載画像データの画像を前記カラー画像形成部及びモノクロ画像形成部に画像形成させることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記両面カラーページ画像データの画像が形成された記録媒体、両面モノクロページ画像データの画像が形成された記録媒体、及び前記カラーモノクロページ混載画像データの画像が形成された記録媒体のうちの2つの記録媒体を格納する第1のスタック部及び第2のスタック部を備え、
前記制御部は、
前記ページ情報に基づいて、前記カラー画像形成部又はモノクロ画像形成部により画像形成された記録媒体、前記第1のスタック部に格納された記録媒体、及び前記第2のスタック部に格納された記録媒体の出力順番を調整することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−203602(P2008−203602A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−40478(P2007−40478)
【出願日】平成19年2月21日(2007.2.21)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】