説明

画像形成装置

【課題】作像ユニットに対し装置コストが嵩まない状態で従来にも増して充分な冷却処理を施すことができるようにする。
【解決手段】 画像形成装置10に設けられた転写ベルト125に冷却処理を施す転写ベルト冷却機構20は、中間転写ユニット12bの近傍に配設され、転写ベルト125に向けて冷却用の気流を吹き付ける第1ファン装置40と、この第1ファン装置40から離間した位置に配設され、外気を右面外装板30の内側へ取り入れるための第2ファン装置50と、第1および第2ファン装置40,50間に形成される通風ダクト60とを備えている。通風ダクト60は、装置本体11と右面外装板30との間に形成される隙間を有している。そして、当該隙間において右面外装板30が通風ダクト60の壁面の一部を構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成処理によって昇温した装置本体内に冷却用の外気を取り入れるようにした画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているような、画像形成装置に適用される吸排気装置が知られている。この吸排気装置は、外装カバーの裏面側に一体的に取り付けられた断面視でコ字状を呈し排気用および吸気用のダクトとして利用される補強部材と、補強部材に設けられたファン装置とを備えて構成されている。
【0003】
前記ファン装置としては、帯電部の近傍に設けられて外気を吸引する帯電部吸気ファン、感光体の近傍に設けられてその周りの空気を排気する感光体周囲排気ファン、定着装置の近傍に設けられてその周りの空気を排気する定着ユニット周辺排気ファンおよび用紙へ転写する紙転写部の近傍に設けられてその周りのオゾン含有空気を排気するオゾン排気ファンの4台のファンが採用されている。そして、吸気ファンの駆動で吸引された外気は、ダクトを介して各所に配分され、画像形成装置内の全体的な冷却処理に供されている。
【特許文献1】特開平8−95474号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の吸排気装置にあっては、帯電部吸気ファンによって吸気された外気が、感光体周囲排気ファン、定着ユニット周辺排気ファンおよびオゾン排気ファンによる排気処理に誘引されて各所に分配されるようになされているため、総花的であり、一点集中的に冷却処理が施されるものではない。
【0005】
従って、特に感光体ドラムの周辺のいわゆる作像ユニットに注目した場合、帯電部の冷却処理に供された外気の排気が作像ユニットに供給されるため、作像ユニットの冷却処理用として充分な空気が供給されるわけではなく、作像ユニットを効果的に冷却処理することができないという問題点が存在する。
【0006】
本発明は、上記のような従来の問題点を解消するべくなされたものであり、特に作像ユニットを対象とし、装置コストが嵩まない状態で従来にも増して充分な冷却処理を施すことができるようにした画像形成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明(画像形成装置)は、画像情報に基づきトナー像を形成する作像ユニットと、前記作像ユニットから一次転写されたトナー像を周回しつつ用紙に二次転写する中間転写ベルトを備えた中間転写ユニットと、前記作像ユニットおよび前記中間転写ユニットを収容する筐体フレームと、前記筐体フレームを覆う外装部材と、前記中間転写ユニットの近傍に配設され、前記中間転写ベルトに向けて送風する第1ファン装置と、前記第1ファン装置から離間した位置に配設され、外気を前記外装部材の内側へ取り入れるための第2ファン装置と、前記第1および第2ファン装置間に形成される通風ダクトとが備えられ、前記通風ダクトは、前記筐体フレームと前記外装部材との間に形成される隙間を含み、当該隙間において前記外装部材が前記通風ダクトの壁面の一部を構成していることを特徴とするものである。
【0008】
かかる構成によれば、中間転写ユニットに設けられた中間転写ベルトには、第2ファン装置、通風ダクトおよび第1ファン装置を介して吸引された外気が送風されるため、周回している中間転写ベルトはこの送風に曝されることによって冷却される。このように、第2ファン装置によって外部から取り入れた外気を、通風ダクトを通して第1ファン装置に集中的に供給し、この第1ファン装置から中間転写ベルトに向けて送風するようになされているため、従来のように画像形成装置内の空気を第1ファン装置で集気して再度画像形成装置内へ送風するだけの場合に比較し、単に画像形成装置内の空気を循環させているだけであって冷却効果が低いという不都合が解消され、中間転写ベルトにはより効果的な冷却処理が施される。
【0009】
そして、中間転写ベルトが冷却されると、当該中間転写ベルトに一次転写のために接触している作像ユニット内の所定の部材が伝熱により冷却されるとともに、この所定の部材を通して作像ユニットのその他の各種の構成部材も冷却される。
【0010】
さらに、画像形成装置の筐体フレームと当該筐体フレームを覆う外装部材との間に形成される隙間が通風ダクトとして利用され、特に外装部材が通風ダクトの壁面の一部を構成しているため、ダクトとして専用の部材を採用する必要がなくなり、その分、部品点数の削減、ひいては製造コストの低減化に貢献する。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記通風ダクトは、前記筐体フレームがその底板として、前記筐体フレームに突設されたリブがその側壁として、前記外装部材が前記リブによって囲まれた空間の開口を塞ぐ天板として利用されていることを特徴とするものである。
【0012】
かかる構成によれば、筐体フレームに互いに平行な一対のリブを設け、この状態の筐体フレームに外装部材を装着することで、筐体フレームが通風ダクトの底板として利用され、筐体フレームに突設されたリブが通風ダクトの側壁として利用され、外装部材がリブによって囲まれた空間の開口を塞ぐ通風ダクトの天板として利用され、結果として通風ダクトは周りの部材を有効に利用して形成されたものになる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記リブは、発泡体によって形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
かかる構成によれば、発泡体は容易に弾性変形するため、リブの高さ寸法を筐体フレームと外装部材との間の隙間寸法より若干高め設定しておくことにより、筐体フレームに外装部材を装着した状態で、リブが弾性変形で圧縮されて外装部材に密着するため、吸引された外気は、洩れない状態でダクト内を流通する。また、リブの寸法精度を高くする必要がないため、通風ダクトの施工コストの低減化に貢献する。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る画像形成装置によれば、第2ファン装置が取り入れた外気は、通風ダクトを介して集中的に第1ファン装置へ導かれ、当該外気は、この第1ファン装置によって中間転写ベルトへ吹き付けられるため、従来の画像形成装置内の空気を循環的に被冷却部材へ供給する場合に比較し、中間転写ベルトをより効果的に冷却処理することができる。
【0016】
そして、冷却された中間転写ベルトに接触している作像ユニット内の所定の部材を伝熱により直接的に冷却することができるとともに、この所定の部材を通して作像ユニットのその他の各種の構成部材をも冷却することができ、結果として作像ユニットに従来にも増したより効果的な冷却処理を施すことができる。
【0017】
さらに、画像形成装置の筐体フレームと当該筐体フレームを覆う外装部材との間に形成される隙間が通風ダクトとして利用され、特に外装部材が通風ダクトの壁面の一部を構成しているため、ダクトとして専用の部材を採用する必要がなくなり、その分、部品点数の削減、ひいては製造コストの低減化に貢献することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1および図2は、本発明に係る画像形成装置10の一実施形態を示す斜視図であり、図1は、装置本体11に外装部材としての右面外装板30が装着された状態、図2は、装置本体11から右面外装板30が外された状態をそれぞれ示している。また、図3は、画像形成装置10の内部構造の概略を説明するための正面断面視の説明図である。なお、図1〜図3においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
【0019】
まず、図1および図2に示す画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称される複写機であり、装置本体11に画像形成部12と、定着部13と、用紙貯留部14と、排紙部15と、画像読取部16と、操作部17とがそれぞれ形成されている。そして、画像読取部16の下部で装置本体11の一部が凹没されることによって前記排紙部15が形成されている。これが当該画像形成装置10を胴内排紙型と称する所以である。
【0020】
前記装置本体11は、外観視で直方体状を呈した下部本体(筐体フレーム)111と、この下部本体111の上方に対向配置された扁平な直方体状を呈する上部本体112と、この上部本体112と前記下部本体111との間に介設された連結体113とを備えている。前記連結体113は、下部本体111と上部本体112との間に排紙部15を形成させた状態で両者を互いに連結するための構造物であり、下部本体111の左部および後部から立設され、平面視でL字状を呈している。前記上部本体112は、その左部および後部がかかる連結体113の上端部に支持されている。
【0021】
そして、前記下部本体111には、画像形成部12、定着部13および用紙貯留部14が内装されているとともに、前記上部本体112には画像読取部16が装着されている。前記操作部17は、本実施形態においては、上部本体112の前縁部から前方に向かって突設されている。
【0022】
前記排紙部15は、下部本体111と上部本体112との間に形成されている。かかる排紙部15は、下部本体111の上面に形成された胴内排紙トレイ151を有し、画像形成部12からのトナー像が転写された用紙Pは、連結体113の下部からこの胴内排紙トレイ151へ向けて排出される。
【0023】
また、下部本体111の右面には、開閉可能な手差しトレイ145が設けられ、用紙Pを1枚ずつ画像形成装置10内へ給紙するとき、この手差しトレイ145が引き出され、用紙Pがこの手差しトレイ145上に載置される。
【0024】
以下、画像形成部12について図3を基に説明する。画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー像を形成させるものであり、図3に示すように、上流側(右側)から下流側へ向けて順次配設されたマゼンタ用画像形成部12M、シアン用画像形成部12C、イエロー用画像形成部12Yおよびブラック用画像形成部12Kとを備えている。
【0025】
各画像形成部12M,12C,12Y,12Kには、像担持体としての感光体ドラム121および感光体ドラム121へトナーを供給する現像装置122がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム121は、図3において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置122からトナーが供給される。装置本体11の前面(図3の紙面の表側)上部には、トナーカートリッジ129が着脱可能に装着され、これらのトナーカートリッジ129から対応した各現像装置122へトナーが補給される。
【0026】
各感光体ドラム121の直下位置には帯電装置123がそれぞれ設けられているとともに、各帯電装置123のさらに下方位置には露光装置124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、前記帯電装置123によって周面が一様に帯電され、画像読取部16で読み取られた画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射される。これにより各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。かかる静電潜像に現像装置122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
【0027】
前記感光体ドラム121の上方位置には、当該各感光体ドラム121に当接するように転写ベルト125が設けられている。この転写ベルト125は、図3の左方位置に設けられた駆動ローラ125aと、同右方位置に設けられた従動ローラ125bとの間に掛け回されている。
【0028】
かかる転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ125cによって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
【0029】
従って、転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用画像形成部12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の転写が行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にシアン用画像形成部12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にイエロー用画像形成部12Yの感光体ドラム121によるイエローのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後のブラック用画像形成部12Kの感光体ドラム121によるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。
【0030】
これらによって転写ベルト125の表面にカラー画像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラー画像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写されることになる。
【0031】
そして、各感光体ドラム121の図3における左方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するドラムクリーニング装置126がそれぞれ設けられている。ドラムクリーニング装置126によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かうことになる。
【0032】
前記ドラムクリーニング装置126で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収される。
【0033】
かかる画像形成部12の左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路127が設けられている。この用紙搬送路127には、適所に搬送ローラ対127aが設けられ、用紙貯留部14からの用紙Pがこの搬送ローラ対127aの駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125へ向けて搬送される。
【0034】
かかる用紙搬送路127には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した二次転写ローラ128が設けられている。そして、用紙搬送路127を通して搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125と二次転写ローラ128とに押圧挟持されることによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写される。
【0035】
そして、転写ベルト125の右方には、当該転写ベルト125の表面に残留した残留トナーを除去するベルトクリーニング装置125dが設けられている。用紙Pへの転写処理が完了した転写ベルト125は、表面の残留トナーがこのベルトクリーニング装置125dによって取り除かれ清浄化された状態で次の転写処理へ向けて周回される。
【0036】
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙P上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部に加熱源であるハロゲンランプ等の通電発熱体を備えた定着ローラ131と、左方でこの定着ローラ131と対向配置された加圧ローラ132とを備えている。そして、二次転写ローラ128を介して画像形成部12から導出された転写処理済の用紙Pは、これら定着ローラ131および加圧ローラ132間に押圧挟持されつつ定着ローラ131による加熱処理でトナー像が定着され、用紙P上に安定した状態のカラー画像が形成される。
【0037】
定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路133を通り、排出ローラ対152を介して胴内排紙トレイ151へ向けて排出される。
【0038】
前記用紙貯留部14は、装置本体11における露光装置124の下方位置に挿脱自在に装着された給紙トレイ141と、装置本体11の右面下部に開閉可能に設けられた手差しトレイ145とを備えている。給紙トレイ141には用紙束が貯留される。そして、給紙トレイ141に貯留された用紙束からピックアップローラ142の駆動で用紙Pが1枚ずつ繰り出され、用紙搬送路127を通って画像形成部12へ導入される。
【0039】
これに対し、手差しトレイ145は、1枚ずつの用紙Pを手差しで画像形成部12へ給紙するためのものである。かかる手差しトレイ145の下部の回動支点の近傍には、手差しローラ対146が設けられている。また、この手差しローラ対146と前記搬送ローラ対127aの直下位置の用紙搬送路127との間に手差し搬送路147が設けられている。そして、手差しトレイ145から手差しされた用紙Pは、手差しローラ対146、手差し搬送路147および搬送ローラ対127aを通って用紙搬送路127へ導入され、画像形成部12での転写処理に供される。
【0040】
前記画像読取部16は、前記上部本体112の上面開口に装着された、原稿P1が原稿面を下にして載置されるコンタクトガラス161と、このコンタクトガラス161上に載置された原稿を押さえるための当該コンタクトガラス161に対し開閉自在とされた原稿押さえカバー162と、コンタクトガラス161上に載置された原稿P1の原稿画像を読み取るための上部本体112に内装された光学系ユニット163とを備えている。
【0041】
前記光学系ユニット163は、コンタクトガラス161上に載置された原稿が原稿押さえカバー162によって押さえられた状態で、下方からコンタクトガラス161を介して原稿画像を光源164の移動による走査で原稿面からの反射光によりCCD(charge coupled device)165により読み取るようになっている。CCD165により読み取られた原稿の画像情報は、ディジタル化処理が施された上で画像形成部12の露光装置124へ向けて出力される。
【0042】
前記操作部17は、画像形成処理に関する各種の項目(用紙サイズや処理部数等)を入力操作するためのものである。かかる操作部17には、図1に示すようにスタートキー171や数値情報を入力するためのテンキー172、さらには現に行われたテンキー172による入力情報やエラーメッセージ等を表示するLCD(Liquid crystal display)173等が設けられている。
【0043】
そして、このように構成された画像形成装置10には、図2に示すように、転写ベルト125に冷却処理を施す転写ベルト冷却機構20が設けられている。この転写ベルト冷却機構20は、下部本体(筐体フレーム)111の構成要素である後述の右面フレーム板111dに設けられている。
【0044】
以下、まず下部本体111について図2を基に説明する。下部本体111は、平面視で略正方形状を呈した底板111aと、この底板111aの四隅にそれぞれ立設された4本の支柱111bと、下部本体111における上下方向の略中間位置でこれら4本の支柱111bに支持された中間棚フレーム111cと、下部本体111の最上位置で4本の支柱111bに支持されたコンテナ支持プレート114とを備えている。
【0045】
前記底板111aと前記中間棚フレーム111cとの間に給紙トレイ141(図1)が挿脱可能に装着されている。
【0046】
中間棚フレーム111cには、作像ユニット12aが支持される。作像ユニット12aは、所定のケーシング120内に前記各画像形成部12M,12C,12Y,12Kのそれぞれの構成要素である感光体ドラム121、現像装置122、帯電装置123およびドラムクリーニング装置126等がそれぞれ装着されて構成されている。点検や修理などのメンテナンス作業時には作像ユニット12aが下部本体111から引き出され、これによって作像ユニット12a内の各種部材のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0047】
前記中間転写ユニット12bは、平面視で矩形状を呈する所定の枠フレーム1250と、この枠フレーム1250に装着された前記駆動ローラ125aおよび従動ローラ125bと、これら両ローラ125a,125bに掛け回された前記転写ベルト125とを備えている。
【0048】
かかる中間転写ユニット12bは、下部本体111に対して挿脱可能に装着され、引き出された状態でメンテナンス作業を容易に行うことができるようになされているのは、先の作像ユニット12aの場合と同様である。
【0049】
前記コンテナ支持プレート114は、下部本体111における中間転写ユニット12bの直上位置において4本の支柱111bに支持されている。かかるコンテナ支持プレート114の上面側には、4つのトナーカートリッジ129を装着するための前後方向へ延びた装着凹部114aが設けられている。かかる装着凹部114aと前記胴内排紙トレイ151との間にカートリッジ装着空間が形成されている。そして、トナーカートリッジ129は、前面ドアー1110(図1)が開放された状態で、装着凹部114aに対し着脱される。
【0050】
前記コンテナ支持プレート114の右側部には、後述する第1ファン装置40を支持するためのファン支持板114bが設定されているとともに、ファン支持板114bの右縁部からは、下方に向かって垂下された、下部本体111の一部を構成する構成要素としての右面フレーム板111dが設けられている。この右面フレーム板111dは、右側の前後の支柱111b間に架設されている。
【0051】
また、下部本体111の背面(後面)には、後部の一対の支柱111b間に架設された背面板111eが設けられている。さらに、下部本体111の右面には、右面フレーム板111dより外面側で前後の支柱111b間に架設された右面外装板30が取り付けられている。
【0052】
以下、このような下部本体111に装着される転写ベルト冷却機構20について、図4〜図6を基に説明する。図4および図5は、転写ベルト冷却機構20の一実施形態を説明するための図2の部分拡大斜視図であり、図4は、一部切り欠き分解斜視図、図5は、その組み立て斜視図である。また、図6は、図5に示す転写ベルト冷却機構20の平面視の断面図である。なお、図4〜図6におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
【0053】
図4〜図6に示すように、転写ベルト冷却機構20は、下部本体111の構成要素である前記右面フレーム板(筐体フレーム)111dと、この右面フレーム板111dを覆う右面外装板(外装部材)30と、前記ファン支持板114bに取り付けられることで中間転写ユニット12bの右端の近傍に配設され、前記中間転写ベルトに向けて気流を吹き付ける第1ファン装置40と、前記第1ファン装置40から離間した位置(具体的には、前記背面板111eの内面側)に配設され、外気を前記右面外装板30の内側(右面外装板30と右面フレーム板111dとの間の隙間)へ取り入れるための第2ファン装置50と、前記第1および第2ファン装置40,50間に形成される通風ダクト60とを備えて構成されている。
【0054】
すなわち、本発明の外装部材に対応する前記右面外装板30が、前記隙間において前記通風ダクト60の壁面の一部を構成しているのである。
【0055】
前記第1ファン装置40は、ファン支持板114bの前後方向の中央部が切り欠かれることにより形成した装着溝114cにその上部が嵌め込まれている。かかる第1ファン装置40は、直方体状を呈する第1ケーシング41と、モータ軸421が左右方向へ延びるように前記第1ケーシング41に内装された第1ファンモータ42と、モータ軸421に周方向で等ピッチに固定された複数のプロペラファン43とを備えている。
【0056】
前記第1ケーシング41の上部には、前後の側面および左面に形成されたフランジ411を有している。そして、第1ケーシング41の当該フランジ411より下の部分が前記装着溝114cに嵌め込まれてネジ止め等が行われることにより、第1ファン装置40がファン支持板114bに取り付けられている。
【0057】
前記第1ファンモータ42は、通風ダクト60を通って第2ファンモータ52から送り込まれた気流を吸引して転写ベルト125の上面に吹き付け、これによって転写ベルト125に冷却処理を施すものである。かかる第1ファンモータ42は、その周面から上下および前後に突設された4本の支持ロッド422の各先端が第1ケーシング41の対応した各内壁面に固定されることによって当該第1ケーシング41に内装されている。
【0058】
前記第1ケーシング41の左面は全面が開放されている一方、同右面は右側板412によって閉止されている。この右側板412にはファン側ルーバー413が設けられ、プロペラファン43のモータ軸421回りの駆動回転によって形成された気流は、このファン側ルーバー413を通って第1ケーシング41内に吸引され、第1ケーシング41の左面開口から転写ベルト125の右端上面へ向けて吹き出される。
【0059】
前記第2ファン装置50は、本実施形態においては、軸心方向に外気を吸引して周方向へ吹き出させるように構成された、後述のシッコロファン53を備えたものが採用され、画像形成装置10の下部本体111内における右後方隅部の上方位置に装着されている。かかる第2ファン装置50は、筒心を前後方向に向けた状態で前記背面板111eに装着される円筒状の第2ケーシング51と、この第2ケーシング51の前面側に同心で装着された第2ファンモータ52と、この第2ファンモータ52の駆動軸521に同心で一体回転可能に取り付けられたシッコロファン53とを備えている。
【0060】
前記第2ケーシング51の後縁部の外周面には、周方向で等ピッチで突設された複数の装着片511が設けられ、これらの装着片511が背面板111eにボルト止めされることにより、第2ケーシング51が背面板111eに装着される。かかる第2ケーシング51は、その後面が開口されて外気取り入れ口とされている。また、背面板111eにおけるこの外気取り入れ口と対向した位置には外気吸引用ルーバー111fが形成されている。また、第2ケーシング51の周面の上方位置には、右方へ向かって接線方向に突設された断面視で扁平な矩形状を呈する気流吹き出し筒512が設けられている。
【0061】
前記シッコロファン53は、同心で第2ファンモータ52の駆動軸521と一体回転可能に当該駆動軸521に取り付けられた筒軸531と、この筒軸531に周方向で等ピッチに突設された複数の連結ロッド532と、これらの連結ロッド532に同心で支持されるシッコロファン本体533とを備えている。前記筒軸531は、その後面が開口されているとともに、当該筒軸531の中央部の周面には周方向に等ピッチで設けられた気流を通すための複数の流通孔が穿設されている。
【0062】
前記シッコロファン本体533は、前後方向一対の環状体533aと、これら一対の環状体533a間に周方向で等ピッチに架設された複数の羽根板533bとを備えている。各羽根板533bは、径方向に対して傾斜して設けられ、これによってシッコロファン本体533が所定方向に回転されることによって径方向に外方へ向かう気流が生成される。
【0063】
かかる構成の第2ファン装置50によれば、第2ファンモータ52の駆動でシッコロファン53を所定方向に回転させると、羽根板533bの作用でシッコロファン53内が負圧になるため、外気が背面板111eの外気吸引用ルーバー111fおよび筒軸531内を通ってシッコロファン本体533内に吸引され、羽根板533bを介して第2ケーシング51内へ供給され、気流吹き出し筒512から下部本体111内へ排出される。
【0064】
一方、前記右面フレーム板111dには、前記第1ファン装置40の右側板412のファン側ルーバー413に対向した位置に第1ルーバー44が設けられているとともに、前記第2ファン装置50の気流吹き出し筒512に対向した位置に第2ルーバー54が設けられている。これら第1および第2ルーバー44,54を囲むように通風ダクト60が設けられている。
【0065】
そして、本実施形態においては、前記通風ダクト60は、右面フレーム板111dと、この右面フレーム板111dの外面側に右面視で前後逆転したコ字状を呈する発泡体製のリブ61と、このリブ61の右縁面に当接するように下部本体111の右面を覆った前記右面外装板30とを備えて構成されている。前記リブ61は、本実施形態においては、右面外装板30の裏面側(左面側)に貼設されている。従って、右面外装板30が装置本体11に装着されることにより、右面フレーム板111dと右面外装板30との間に通風ダクト60が形成される。なお、リブ61を右面フレーム板111d側に貼設してもよい。
【0066】
前記リブ61は、右面外装板30における第1および第2ルーバー44,54の若干上方位置に対応した位置へ貼設された前後方向に延びる上部リブ611と、この上部リブ611の前端部であって、第1ルーバー44の若干前方位置を垂下する垂直リブ612と、この垂直リブ612の下端部であって、第1ルーバー44の若干下方位置から後方へ向かって延設された下部リブ613とで逆コ字状に形成されている。かかるリブ61の左右方向の厚み寸法は、右面外装板30が画像形成装置10の下部本体111の右面に装着された状態で、当該右面外装板30と右面フレーム板111dとの間の隙間寸法より若干厚めに設定されている。
【0067】
従って、右面外装板30が下部本体111の右面に装着された状態で、右面外装板30の裏面(左面)は、圧縮弾性変形したリブ61の右縁面と密着した状態になる。これら右面外装板30、右面フレーム板111dおよびリブ61によって囲繞された空間を有する通風ダクト60は、漏洩がない状態で第2ルーバー54から第1ルーバー44に向けて気流を流通させることができる。
【0068】
従って、かかる通風ダクト60にあっては、右面フレーム板111dにおけるリブ61に囲繞された部分が当該通風ダクト60の底板である。また、右面フレーム板111dから突設された上部リブ611、垂直リブ612および下部リブ613が通風ダクト60の側壁である。さらに、前記右面外装板30が前記リブ611,612,613間の開口を塞ぐ天板としての機能を果たしている。
【0069】
以上詳述したように、本実施形態に係る画像形成装置10は、画像情報に基づきトナー像を形成する作像ユニット12aと、この作像ユニット12aから一次転写されたトナー像を周回しつつ用紙に二次転写する、作像ユニット12aの直上位置に配設された転写ベルト125を有する中間転写ユニット12bと、作像ユニット12aおよび中間転写ユニット12bを収容する装置本体11と、装置本体11を覆う外装部材(特に下部本体111の右面を覆う右面外装板30)と、中間転写ユニット12bの転写ベルト125に対して冷却処理を施す転写ベルト冷却機構20とを備えてなるものである。
【0070】
前記転写ベルト冷却機構20は、中間転写ユニット12bの近傍に配設され、転写ベルト125に向けて冷却用の気流を吹き付ける第1ファン装置40と、この第1ファン装置40から離間した位置に配設され、外気を右面外装板30の内側へ取り入れるための第2ファン装置50と、第1および第2ファン装置40,50間に形成される通風ダクト60とを備えている。
【0071】
そして、通風ダクト60は、装置本体11と右面外装板30との間に形成される隙間を有し、当該隙間において右面外装板30が通風ダクト60の壁面の一部を構成している。
【0072】
転写ベルト冷却機構20をこのように構成することにより、中間転写ユニット12bに設けられた転写ベルト125には、第2ファン装置50、通風ダクト60および第1ファン装置40を介して吸引された外気が吹き付けられるため、周回している転写ベルト125はこの吹き付けられた気流に曝されることによって冷却される。
【0073】
このように、第2ファン装置50によって外部から取り入れた外気を、通風ダクト60を通して第1ファン装置40に供給し、この第1ファン装置40によって集中的に転写ベルト125の上面に向けて吹き付けるようにしている。従って、従来のように画像形成装置10内の空気を第1ファン装置40のみで集気して再度画像形成装置10内へ循環送風するだけでは、外気の取り入れ量に限界があり、充分な冷却効果が得られないという不都合が存在したが、本実施形態に係る転写ベルト冷却機構20ではかかる不都合が解消され、転写ベルト125をより効果的に冷却処理することができる。
【0074】
第1ファン装置40からの冷却風は、転写ベルト125の上面を通って左側の用紙搬送路127(図3)に達した後、当該用紙搬送路127を上昇し、当該用紙搬送路127を幅方向(図3の紙面と直交する前後方向)へ移動し、装置本体11の背面板111eに設けられた排気口111g(図3に点線で表示)から外部へ排気される。
【0075】
そして、転写ベルト125が冷却されると、当該転写ベルト125に接触している作像ユニット12a内の感光体ドラム121に対し、伝熱によりより効果的な冷却処理を施すことができるとともに、転写ベルト125からの冷熱により作像ユニットのその他の各種の構成部材(現像装置122、帯電装置123、露光装置124およびドラムクリーニング装置126等)をも冷却することができ、結果として作像ユニット12aに従来にも増したより効果的な冷却処理を施すことができる。
【0076】
さらに、画像形成装置10の装置本体11と当該装置本体11を覆う外装部材との間に形成される隙間が通風ダクト60として利用され、特に外装部材が通風ダクト60の壁面の一部を構成しているため、ダクトとして専用の部材を採用する必要がなくなり、その分、部品点数の削減、ひいては製造コストの低減化に貢献することができる。
【0077】
そして、本実施形態においては、下部本体111の右面フレーム板111dが通風ダクト60の底板として利用され、右面フレーム板111dに突設されたリブ61が通風ダクト60の側壁として利用され、右面外装板30がリブ61間の開口を塞ぐ天板として利用されている。
【0078】
通風ダクト60をこのように構成することで、特にダクト用としてパイプ等の専用の筒状体を採用することなく、右面フレーム板111dと右面外装板30との間のリブ61により囲まれた空間で通風ダクト60を形成させることができ、ダクトの製造コストの低減化に貢献することができる。
【0079】
そして、本実施形態においては、リブ61が発泡体によって形成されているため、発泡体は容易に弾性変形することができる。従って、予めリブ61の高さ寸法を装置本体11と右面外装板30との間の隙間寸法より若干高めに設定しておくことにより、装置本体11に右面外装板30を装着した状態で、リブ61が弾性変形で圧縮されて右面外装板30に密着するため、吸引された外気を洩れない状態でダクト内で流通させることができる。また、リブ61の寸法精度を高くする必要がないため、通風ダクト60の施工コストの低減化に貢献することができる。
【0080】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0081】
(1)上記の実施形態においては、本発明に係る画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、複写機に代えてプリンタであってもよいし、ファクシミリ装置であってもよい。
【0082】
(2)上記の実施形態においては、リブ61として発泡体が採用されているが、特に発泡体に限定されるものではなく、ゴムや合成樹脂や金属などの他の材料でリブ61を形成させてもよい。
【0083】
(3)上記の実施形態においては、第1ファン装置40としてプロペラファンが、第2ファン装置50としてシッコロファンが採用されているが、これを逆にして第1ファン装置40としてシッコロファンを採用するとともに、第2ファン装置50としてプロペラファンを採用してもよいし、第1および第2ファン装置40,50の双方をプロペラファンにしてもよいし、第1および第2ファン装置40,50の双方をシッコロファンにしてもよい。いずれの組み合わせを採用するかについては、実際の画像形成装置の状況に応じて決めればよい。
【0084】
(4)上記の実施形態においては、感光体ドラム121、現像装置122、帯電装置123、露光装置124およびドラムクリーニング装置126等からなる画像形成用の各種部材が転写ベルト125の下方位置に配設された画像形成装置10を例に挙げて説明したが、本発明の画像形成装置は、画像形成用の各種部材が転写ベルト125の上方位置に配設された態様のものも含む。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す斜視図であり、装置本体に外装部材としての右面外装板が装着された状態を示している。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す斜視図であり、装置本体から外装部材が外された状態を示している。
【図3】画像形成装置の内部構造の概略を説明するための正面断面視の説明図である。
【図4】転写ベルト冷却機構の一実施形態を説明するための図2の一部切り欠き部分拡大斜視図である。
【図5】図4に示す転写ベルト冷却機構の組み立て斜視図である。
【図6】図5に示す転写ベルト冷却機構の平面視の断面図である。
【符号の説明】
【0086】
10 画像形成装置 11 装置本体
111 下部本体(筐体フレーム)
1110 前面ドアー 111a 底板
111b 支柱 111c 中間棚フレーム
111d 右面フレーム板(筐体フレーム)
111e 背面板 111f 外気吸引用ルーバー
111g 排気口 112 上部本体
113 連結体 114 コンテナ支持プレート
114a 装着凹部 114b ファン支持板
114c 装着溝 12 画像形成部
12M マゼンタ用画像形成部 12C シアン用画像形成部
12Y イエロー用画像形成部 12K ブラック用画像形成部
12a 作像ユニット 120 ケーシング
121 感光体ドラム 122 現像装置
123 帯電装置 124 露光装置
12b 中間転写ユニット
1250 枠フレーム 125 転写ベルト
125a 駆動ローラ 125b 従動ローラ
125c 転写ローラ 125d ベルトクリーニング装置
126 ドラムクリーニング装置
127 用紙搬送路 127a 搬送ローラ対
128 二次転写ローラ 129 トナーカートリッジ
13 定着部
131 定着ローラ 132 加圧ローラ
133 排紙搬送路 14 用紙貯留部
141 給紙トレイ 142 ピックアップローラ
145 手差しトレイ 146 手差しローラ対
147 手差し搬送路 15 排紙部
151 胴内排紙トレイ 152 排出ローラ対
16 画像読取部 161 コンタクトガラス
162 原稿押さえカバー 163 光学系ユニット
164 光源 17 操作部
171 スタートキー 172 テンキー
173 LCD(Liquid crystal display)
20 転写ベルト冷却機構 30 右面外装板(外装部材)
40 第1ファン装置 41 第1ケーシング
411 フランジ 412 右側板
413 ファン側ルーバー 421 モータ軸
422 支持ロッド 42 第1ファンモータ
43 プロペラファン 44 第1ルーバー
50 第2ファン装置 51 第2ケーシング
511 装着片 512 気流吹き出し筒
52 第2ファンモータ 521 駆動軸
53 シッコロファン 531 筒軸
532 連結ロッド 533 シッコロファン本体
533a 環状体 533b 羽根板
54 第2ルーバー 60 通風ダクト
61 リブ 611 上部リブ
612 垂直リブ 613 下部リブ
P 用紙 P1 原稿

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像情報に基づきトナー像を形成する作像ユニットと、
前記作像ユニットから一次転写されたトナー像を周回しつつ用紙に二次転写する中間転写ベルトを備えた中間転写ユニットと、
前記作像ユニットおよび前記中間転写ユニットを収容する筐体フレームと、
前記筐体フレームを覆う外装部材と、
前記中間転写ユニットの近傍に配設され、前記中間転写ベルトに向けて送風する第1ファン装置と、
前記第1ファン装置から離間した位置に配設され、外気を前記外装部材の内側へ取り入れるための第2ファン装置と、
前記第1および第2ファン装置間に形成される通風ダクトとが備えられ、
前記通風ダクトは、前記筐体フレームと前記外装部材との間に形成される隙間を含み、
当該隙間において前記外装部材が前記通風ダクトの壁面の一部を構成していることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記通風ダクトは、前記筐体フレームがその底板として、前記筐体フレームに突設されたリブがその側壁として、前記外装部材が前記リブによって囲まれた空間の開口を塞ぐ天板として利用されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記リブは、発泡体によって形成されていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−145733(P2010−145733A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−322673(P2008−322673)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】